JP2007516929A - 光ファイバ・プリフォームの製造方法 - Google Patents

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Abstract

アルカリ金属酸化物がドープされたガラス製光ファイバ・プリフォームおよびファイバの製造方法が開示されている。この方法によれば、好ましくはOVD法により、第1のガラス棒を形成し、このとき、屈折率デルタが0.2%と3%の間であることが好ましい。好ましくはMCVD法またはPVCD法により、ガラス・スリーブ管を形成する。第1のガラス棒をスリーブ管中に挿入し、棒と管のアセンブリを加熱し、スリーブ管と第1のガラス棒の間にアルカリ金属蒸気を流す。必要に応じて、第1のガラス棒を挿入し、アルカリ金属蒸気を流す前に、追加のガラスをスリーブ管の内面に形成してもよい。追加のガラスは、アップ・ドープされていても、ダウン・ドープされていても、その両方であってもよい。次いで、スリーブ管を第1のガラス棒上にコラプスして、アルカリ金属酸化物がドープされた第2のガラス棒を形成してもよい。第2のガラス棒を線引きして、第3のガラス棒を形成する。次いで、第3のガラス棒上に追加のガラスを形成して、そこから光ファイバが線引きされる光ファイバ・プリフォームを形成してもよい。あるいは、アルカリ金属蒸気を流した後であって、コラプス工程の前に、スリーブ管から第1のガラス棒を取り出し、その後、追加のガラスを第1のガラス棒上に形成して、光ファイバプリフォームを形成してもよい。

Description

本発明は、光ファイバ・プリフォームおよびファイバの製造方法に関する。この方法は、より詳しくは、アルカリ金属酸化物がドープされた光ファイバ・プリフォームおよびファイバを効率的に製造することに関する。
減衰は光ファイバの主要な制限特性である。例えば、光ファイバ損失は、光ファイバ増幅器の間の制限距離を設定する上で重要な役割を果たす。このことは、例えば、そのような増幅器がかなりのシステム費用を占め、システムの信頼性の重要な要因である海底用途などの、長距離および超長距離のネットワークにおいて特に重要である。したがって、減衰をできるだけ最低のレベルまで減少させることに商業的に大きな関心が寄せられている。
アルカリ金属酸化物がドープされたシリカガラスは、光ファイバにおける減衰を減少させられることが示されてきた。それにもかかわらず、光ファイバを製造する従来技術の方法は、アルカリ金属酸化物がドープされた光ファイバをそこから線引きできる光ファイバ・プリフォームの製造にとって現実的ではない。何故ならば、アルカリ金属前駆体化合物は、プリフォームを形成するためのアルカリ金属酸化物がドープされたスートの直接堆積には非現実的であるからである。
光ファイバ・プリフォーム、すなわち、光ファイバがそこから線引きされる物品の製造は、典型的に、外付け法(OVD)、軸付け法(VAD)、改良型化学的気相成長法(MCVD)およびプラズマ化学的気相成長法(PCVD)などの方法により行われる。ある方法によれば、光ファイバ・プリフォームはOVD法により形成される。このOVD法において、図2の矢印AおよびA’により示されているように、回転し横移動するマンドレル22上にシリカ含有スート20を堆積させて、多孔質コア・スート・プリフォーム24を形成する。スート20を形成するために、ガラス前駆体26を、好ましくは気体形態で、バーナ30の火炎28に供給する。火炎28は、酸素34などの支燃性ガスを供給しながら、メタンなどの燃料32を燃焼させることにより形成される。コア・スート・プリフォーム24は、例えば、屈折率を上昇させるために、酸化ゲルマニウムなどのドーパントをアップ・ドープしてもよい。これは、例えば、SiCl4などのガラス前駆体26を、GeCl4などの気体ドーパント化合物と共に、気体形態でバーナ30に供給することによって、行ってもよい。次いで、ドープされたシリカ含有スート・プリフォーム24は、従来技術の図3および4に示されたような固結炉32内で乾燥され、固結されて、固結済みコア・ブランクを形成する。約950℃から1250℃の温度でガラスにガラス化する前に、固結炉内で、例えば、ヘリウムおよび塩素ガスの雰囲気を用いて、プリフォームを乾燥させ、水分を除去する。一般に、純粋なヘリウムが固結中に供給され、温度は先の温度より高く、例えば、約1390℃から1535℃の間である。
固結後に、図5に示すように、固結済みコア・ブランク34をケイン線引き炉36内に配置し、ある長さのコア・ケイン38に延伸する。このケインから、多数のコア・ケイン・セグメントが得られる。これと同時に、中心孔は、例えば、真空の施用により閉じられる。線引き張力およびプリフォーム下方供給速度(矢印Bにより示される)は、好ましくは実質的に一定の、所定の直径d0の長さのコア・ケイン38を提供するために、適切な制御装置42により制御される。直径d0は、適切な非接触センサ44から制御装置42に測定した直径信号をフィードバックすることにより制御される。これに応答して、制御装置42は、引張装置46で加えられる張力を調節してもよい。この装置によれば、張力を低下させると直径d0が増加し、張力を上昇させると直径d0が減少する。ケインを所定の長さで、例えば、ガス・カッター48により、切断して、所定の長さのコア・ケイン・セグメント40(図6)を形成する。このコア・ケイン・セグメント40は、図1に示すような、最終的なプリフォームの第1セグメントを表す。
最終工程において、コア・ケイン・セグメントにシリカ含有スートをオーバークラッドする。今回はマンドレルが先に製造したコア・ケイン40であることを除いて、この工程は、図2と同じに見える。堆積したスートは、SiCl4などのガラス前駆体26を火炎28に供給し、この前駆体を酸化してSiO2を形成することによって形成されたシリカ・スートであることが好ましい。次に、スートが堆積されたコア・ケイン50を、バーキー(Berkey)の特許文献1に記載されたような炉52内に配置し、図7に示すように固結する。オーバークラッドがSiO2から実質的になることが好ましい。スート・プリフォームをこれまでに記載したように乾燥させ、固結して、最終的な固結済み光ファイバ・プリフォーム54を形成する。次いで、得られた最終的な固結済みプリフォーム54を、図8に示したような線引き炉56内に配置し、従来の方法および装置によって、ヘリウムガス雰囲気中で加熱し、光ファイバ58に線引きする。次いで、ファイバ58を、冷却室60内で冷却し、非接触センサ62によって最終直径について測定する。これもまた従来のように、被覆装置64により、1つ以上のコーティングを施し、硬化させる。線引き中、ファイバ58は、引張アセンブリ66を通過し、それによって、プリフォーム54からファイバ58を線引きするために、張力が加えられる。張力は、ファイバの直径を所定の設定点に維持するために、制御装置68により制御される。最後に、被覆ファイバ70は、ファイバ巻取スプール74上にフィードヘッド72により巻き取られる。
米国特許第4629485号明細書
本発明のある広い態様は、光ファイバ・プリフォームを製造する方法であって、第1のガラス棒を第1のガラス管中に挿入し、第1のガラス棒と第1のガラス管を加熱し、第1のガラス棒と第1のガラス管の間に酸素を含む搬送ガスおよびアルカリ金属蒸気を流す各工程を有してなり、アルカリ金属蒸気が、K,Na,Li,Cs,Rbおよびそれらの組合せからなる群より選択されるアルカリ金属を含むものである方法を包含する。第1のガラス棒の含水量は、好ましくは約100ppb未満、より好ましくは約20ppb未満である。第1のガラス棒は、好ましくは約0.05質量%未満、より好ましくは約0.02質量%未満、最も好ましくは約0.01質量%未満の塩素を含む。
本発明の第1の実施の形態による製造方法は、中にゲルマニア・ドーパントを含有することが好ましい第1のガラス棒、またはコア・ケイン・セグメントを形成し、約0.2%〜3%の間のデルタを提供し、セグメントを、MCVDやPCVDなどの内付け法により形成されることが好ましい第1のガラス管(スリーブ)中に挿入し、棒と管のアセンブリにアルカリ金属酸化物をドープし、次いで、管を棒上にコラプス(collapsing)して第2のガラス棒を形成する各工程を含む。第2のガラス棒は、好ましくは少なくとも約0.01質量%の、より好ましくは少なくとも約0.1質量%の、最も好ましくは約0.1質量%と約5質量%の間のピーク濃度でアルカリ金属酸化物を含む。次いで、第2のガラス棒を線引きして、第3のガラス棒を形成してもよい。第3のガラス棒上に追加のガラスを形成して、光ファイバ・プリフォームを形成してもよい。光ファイバ・プリフォームは、従来の線引き方法によって、光ファイバに線引きしてよい。
第1のガラス棒は、本発明によれば、OVD法により形成されることが好ましい。この方法では、コア・スート領域を、回転している堆積表面の外側にシリカ含有スートを堆積させることによって形成し、次いで、コア・スート領域を固結炉内で乾燥させ、固結して、固結済みコア・ブランクを形成し、その後、固結済みコア・ブランクから、外形d0を有するコア・ケイン・セグメントを線引きする。
本発明の別の実施の形態によれば、アルカリ金属酸化物のドーピング工程が完了したら、第1のガラス棒を第1のガラス管から取り出し、その後、追加のガラスを第1のガラス棒上に形成してもよい。第1のガラス棒は、好ましくは少なくとも約0.01質量%の、より好ましくは少なくとも約0.1質量%の、最も好ましくは約0.1質量%と約5質量%の間のピーク濃度でアルカリ金属酸化物を含む。追加のガラスが、スートを堆積させることによって形成されることが好ましい。次いで、ガラススートを乾燥させ、固結させて、光ファイバ・プリフォームを形成してもよい。光ファイバ・プリフォームを、アルカリ金属酸化物がドープされた光ファイバに線引きしてよい。あるいは、光ファイバ・プリフォームを形成するために、追加のガラスを、第1のガラス棒を第2のガラス管中に挿入し、ガラス管をガラス棒上にコラプスすることによって形成してもよい。次いで、光ファイバ・プリフォームを、アルカリ金属酸化物がドープされた光ファイバに線引きしてもよい。
本発明の別の実施の形態によれば、アルカリ金属酸化物がドープされたマルチセグメント型光ファイバを製造する方法であって、回転している堆積表面の外側にシリカ含有スートを堆積させてスート・プリフォームを形成し、固結炉内でスート・プリフォームを固結させ、それによって、固結済みブランクを形成し、固結済みブランクを線引きして、外径d0を有する少なくとも1つのガラス棒(コア・ケイン・セグメント)を形成することによって、第1のガラス棒を形成し;好ましくはシリカと比較して、1つ以上のダウンドープされた半径部分および1つ以上のアップドープされた半径部分を含む第1のガラス管(スリーブ)の内側に追加のガラス層を形成し、第1のガラス棒を第1のガラス管中に挿入し、ガラス棒とガラス管の間にアルカリ金属蒸気を流し、第1のガラス棒の周りにガラス管をコラプスして、第2のガラス棒を形成する各工程を有してなる方法が提供される。第2のガラス棒は、好ましくは少なくとも約0.01質量%の、より好ましくは少なくとも約0.1質量%の、最も好ましくは約0.1質量%と約5質量%の間のピーク濃度でアルカリ金属酸化物を含む。次いで、第2のガラス棒を線引きして、多数のコア・セグメントを含む第3のガラス棒を形成し、第3のガラス棒の外側にクラッド・ガラスを形成して光ファイバ・プリフォームを形成し、光ファイバ・プリフォームから光ファイバを線引きしてもよい。1つ以上のダウンドープされた半径部分は、例えば、堀部および溝部を含んでもよいことが認識されるであろう。さらに、1つ以上のアップドープされた半径部分は間隔の置かれた多数の環状部分を含んでもよい。
本発明の他の特徴および詳細は、添付の明細書、特許請求の範囲および図面から明らかになるであろう。
ここで、添付の図面を参照して、本発明の現在好ましい実施の形態を詳細に説明する。できる限り、同じまたは同様の参照番号は、同じまたは同様の部品を称するように全体に亘り用いるものとする。
本発明の第1の実施の形態によれば、アルカリ金属酸化物がドープされた光ファイバ・プリフォームを製造する方法が提供される。光ファイバ・プリフォームを製造する方法は、外径d0を有する少なくとも1つのコア・ケイン・セグメントを形成する第1の工程を含むのが図2〜5にもっともうまく示されている。コア・ケインは、ここに記載された従来技術のOVD法により形成されることが好ましい。特に、コア・スート領域23は、相対的に回転し横移動している堆積表面25の外側に、ドープされたシリカ含有スート20を堆積させることによって形成される。表面は、最初はテーパー状のマンドレルであり、その後、既に堆積されたスートの表面となる。スート20は、気体形態でガラス前駆体26をバーナ30の火炎28に供給して、それを酸化することによって形成される。メタン(CH4)などの燃料32、および酸素などの支燃性ガス34がバーナ30に供給され、着火されて、火炎28を形成する。Vが付された質量流量制御装置が、好ましくは全てが気体形態にある、適切なドーパント化合物33、ガラス前駆体26、燃料32および支燃性ガス34の適切な量を計量して、バーナ30に送る。ガラス形成体である化合物26、33は、火炎38内で酸化されて、略円柱形のスート領域23を形成する。特に、ドーパント化合物33が、ゲルマニウム化合物などの屈折率上昇ドーパントを含むことが望ましい。
次に、スート領域23を含むスート・プリフォーム24を固結炉32内で固結し、それによって、図3および4に示されているように、固結済みコア・ブランク34を形成する。スート・プリフォーム24を、保持機構21により炉32の純粋な石英のマッフル管27内に吊り下げ、約0.5と4.0時間の間に亘り、約950℃と1250℃の間の温度で、約98%から99%のヘリウムおよび1%から2%の塩素ガスの乾燥雰囲気に曝す。次いで、炉の温度を上昇させ、プリフォーム24を、好ましくは、約1390℃と1535℃の間の温度で純粋なヘリウムの雰囲気中で固結して、固結済みコア・ブランク34を形成する。勾配焼結を用い、それによって、スート・プリフォーム24を、約2〜20mm/分の速度で炉32の高温区域に降下させる。
次に、図5および6に示したように、固結済みコア・ブランク34をコア・ケイン線引き炉36内に配置し、外径d0を有する少なくとも1つの棒形コア・ケイン・セグメント40(図6)をそこから線引きする。コア・ブランク34を、溶融塊(gob)が垂れるまで、約1700℃と2000℃の間の温度まで加熱する。一旦、適量の捨て(trash)ガラスを取り去ったら、次いで、制御装置42が、ここでは2つのトラクタ車輪として示されている引張装置46への適切な制御信号によって、ケインに加えられる張力を制御して、ケイン38を適切な速度で下方に線引きする。このようにして、約1mmと10mmの間の外径を持つある長さのコア・ケイン38を引き出すことができる。
コア・ケイン38の直径は非接触センサ44によりモニタされ、その信号が制御装置42に送られる。制御装置42は、センサ44からの検出した直径信号を、メモリ内に貯蔵された所定の設定直径と比較し、その後、もしあれば、張力に適切な調節の命令を出して、設定直径d0を維持する。制御装置42もブランク34の下方供給速度を制御する。その速度は一定に維持されることが好ましい。矢印Bは、ブランク34の下方供給を示す。制御装置により決定されるように、所定の長さのコア・ケイン38が引張装置46を通過したときに、ガス・カッターなどのカッター48が作動される。このカッターはケイン38を所定の長さのコア・ケイン・セグメント40(図6)に切断する。製造されたコア・ケイン・セグメント40は、プリフォームとファイバの最も内側のコアに相当し、ゲルマニア・ドーパントを含むことが好ましい。好ましい実施の形態において、コア・ケイン・セグメント40は、シリカ・クラッドと比較して、0.2%と3%の間のΔ1を有し、ここで、Δc=0およびΔ1=(n1−nc)/nc、n1は第1のセグメント10のピーク屈折率であり、ncはクラッド12の屈折率である。第1のセグメント10は、放物線プロファイル(11a)、またはステップ型プロファイル(11b)を有していてもよい。コア・ケイン・セグメント40は、好ましくは約100質量ppb未満、より好ましくは約20質量ppb未満の水を含む。水により、ヒドロキシル基OHを意味する。OHは、1383nmの、またはその辺りの吸収ピークの原因であり、その吸収ピークは、光ファイバの1つ以上の動作波長領域中に延在するかもしれない。この吸収ピークには、最終的にコア・ケイン・セグメント40から形成される光ファイバの光学損失、または減衰に有害な影響がある。コア・ケイン・セグメント40は、好ましくは約0.05質量%未満、より好ましくは約0.02質量%未満、最も好ましくは約0.01質量%未満のClを含む。
本発明の方法の次の工程によれば、約1mmと10mmの間、好ましくは約5mmと10mmの間、より好ましくは約8mmと10mmの間の寸法d0を有する、図6のコア・ケイン・セグメント40を、図9に示すように、ガラス・スリーブ管76中に挿入する。スリーブ管76は、約17mmと26mmの間の内径diを有する。コア・ケイン・セグメント40は、スリーブ管76内に同心に配置されている。ある場合には、コア・ケイン・セグメント40をスリーブ管76中に挿入する前に、スリーブ管76の直径、したがって、diを減少させることが望ましいかもしれない。スリーブ管76の内面とコア・ケイン・セグメント40の外面との間の距離は、好ましくは約8mm未満、より好ましくは約5mm未満、最も好ましくは約3mm未満である。これは、例えば、従来のガラス作業旋盤上でスリーブ管76を加熱することにより、または適切な炉内でスリーブ管76を加熱することにより、行ってよい。スリーブ管76は、実質的に純粋なシリカであっても、一種類以上のドーパントを含んでもよい。例えば、スリーブ管76は、FまたはGeを含んでもよい。スリーブ管76は、好ましくは約0.05質量%未満、より好ましくは約0.02質量%未満、最も好ましくは約0.01質量%未満のClを含む。スリーブ管76は、好ましくは約100質量ppb未満、より好ましくは約20質量ppb未満の水を含む。
本発明の方法の次の工程において、図10にもっとも明白に示されているように、アセンブリ78を形成する、入れ子になったスリーブ管76とコア・ケイン・セグメント40を線引き炉56中に挿入し、矢印82により示されるように、コア・ケイン・セグメント40とスリーブ管76との間に形成された空間80を通して搬送ガスとアルカリ金属蒸気82との混合物を流しながら、アセンブリ78を加熱する。アルカリ金属蒸気は、酸素を含む搬送ガスにより空間80を通して搬送される。搬送ガスは、アルゴンやヘリウムなどの不活性ガスを含んでもよい。搬送ガスは、好ましくは少なくとも約15%の酸素を、より好ましくは少なくとも約20%の酸素を含む。しかしながら、100%までの酸素濃度を用いてよい。搬送ガスは、好ましくは約0.5標準リットル毎分(SLPM)より多い量で、より好ましくは約0.5と1.0SLPMの間の量で流される。
アルカリ金属蒸気は、適切なアルカリ金属供給源化合物を加熱することにより形成してもよい。アルカリ金属供給源化合物は、K、Na、Li、Cs、Rb、およびそれらの組合せからなる群より選択されるアルカリ金属を含むことが好ましい。アルカリ金属供給源化合物がアルカリ金属のヨウ化物または臭化物であることが好ましい。例えば、アルカリ金属供給源化合物はKBrまたはKIであってよい。図11に示した実施の形態において、アルカリ金属供給源化合物を加熱するためのチャンバ84がアセンブリ78の一端に連結されている。チャンバ84は、所定の量のアルカリ金属供給源化合物86を収容しており、熱源88により加熱される。例えば、チャンバ84内で、少なくとも約25gの、より好ましくは少なくとも約35gの、最も好ましくは少なくとも約50gのアルカリ金属供給源化合物を用いてよい。熱源88は、例えば、燃焼バーナまたは抵抗加熱器であってよい。酸素含有搬送ガス85がチャンバ84中に流入し、そこで、搬送ガスがアルカリ金属蒸気と混ざり、それを空間80を通して搬送する。搬送ガス中に含まれる酸素が、加熱されたアルカリ金属蒸気と接触したときに、アルカリ金属酸化物が形成される。アルカリ金属酸化物は、スリーブ管76の内面およびコア・ケイン・セグメント40の外面と接触し、その中に拡散し、それによって、アルカリ金属酸化物がドープされたガラスが形成される。
図10の矢印Cにより示されるように、アセンブリ78と炉56との間で相対運動が行われることが好ましい。例えば、相対運動は、アセンブリ78を炉56に通過させることにより実施してもよい。あるいは、アセンブリ78が静止しており、炉56がアセンブリ78の縦軸に平行に動いてもよい。アセンブリ78と炉56の両方が動いて、相対運動を行ってもよい。好ましい実施の形態において、搬送ガスとアルカリ金属蒸気の混合物が空間80を通って流動している間に、少なくとも一回、好ましくは少なくとも約2回、より好ましくは少なくとも3回、最も好ましくは少なくとも4回、アセンブリ78が炉56を通過する。炉56の温度は、好ましくは少なくとも約2000℃、より好ましくは少なくとも約2040℃、最も好ましくは少なくとも約2100℃である。アセンブリ78と炉56との間の相対運動は、好ましくは少なくとも約1cm/s、より好ましくは少なくとも約2cm/s、最も好ましくは少なくとも約3cm/sである。
本発明の方法の次の工程において、図12にもっとも明白に示されるように、アセンブリ78が線引き炉56中に挿入され、スリーブ管76が加熱され、コア・ケイン・セグメント40の周りにコラプスされる。これにより、光ファイバ前駆体90が形成される。炉56内の温度は、約1700℃と2100℃の間に設定されることが好ましい。コラプス工程は、例えば、アセンブリ78を炉56に通して動かすことにより行ってよい。あるいは、光ファイバ前駆体90を形成するためのコラプス工程は、入れ子になったセグメントとスリーブ管を同時に回転させながら、それらに沿って適切な熱源を通過させることによって、旋盤(図示せず)内で行ってもよい。前駆体90は、好ましくは少なくとも約0.01質量%、より好ましくは少なくとも約0.1質量%、最も好ましくは約0.1質量%と5質量%の間のピーク濃度でアルカリ金属酸化物ドーパントを含む。
次に、図13に最も明白に示されるように、コラプス工程後、光ファイバ前駆体90は、例えば、線引き炉56内で延伸されて、ある長さのケイン92を形成する。ある長さのケイン92は、図13に示されるように、d0’の直径に線引きされる。ある長さのケイン92から多数のコア・ケイン・セグメント94が剪断される。これらのセグメント94には、シリカ含有クラッドが施されて、その外側にクラッドが形成される。
好ましい実施の形態において、図14に示したように、従来のOVD法において、シリカ含有クラッド・スート122がコア・ケイン・セグメント94の外側に施される。OVD法において、SiCl4またはオクタメチルシクロテトラシロキサンなどのガラス前駆体143が気体形態でバーナ126に供給される。バーナの火炎130が前駆体143を酸化させ、シリカ含有スート122を形成する。スート122は、横移動するバーナ(矢印Eにより示されるように)により、適切な所定の厚さまで、回転しているある長さのセグメント94の外側に堆積されて、オーバークラッド・スート・プリフォーム120が形成される。
図16に最も明白に示されるように、スートが堆積されたプリフォーム120を固結炉129内に挿入し、約2〜20mm/分、最も好ましくは約5mm/分の降下速度で、約950℃と1535℃の間の温度を持つ高温区域内で勾配焼成する。その結果が、図17に最も明白に示されるた固結済みプリフォーム150である。
別の方法において、図15および18〜19に最も明白に示されるように、ある長さのコア・ケイン・セグメント94をシリカ含有ガラス・クラッド管96中に挿入する(図15)。次いで、クラッド管96をコア・ケイン・セグメント94上にコラプスして、プリフォーム150を形成する。これは、適切な旋盤装置(明快にするために図示していない)内で行うことが好ましい。クラッド管96およびコア・ケイン・セグメント94は、同時に回転させ、矢印Fにより示されるように長手方向に沿って移動する火炎または他の熱源からの十分な熱にさらされる。コラプス工程の前に、塩素ガス98をセグメント94と管96との間の間隙に供給してもよい。その結果が、コア・ケイン・セグメント94とシリカ含有クラッド管96から構成された光ファイバ・プリフォーム150である。このプリフォームは、今では、そこから光ファイバを線引きするための線引き炉に移送される準備ができている。光ファイバは、図8を参照して先に説明したように、従来の様式でプリフォーム150から線引きされる。
それゆえ、本発明のこの実施の形態による方法は、コア・ケインを形成し、スリーブ管を形成し、コア・ケインをスリーブ管中に挿入し、コア・ケインとスリーブ管の間に酸素とアルカリ金属蒸気の混合物を流し、コア・ケインの周りにスリーブ管をコラプスして、光ファイバ前駆体を形成することによって、アルカリ金属酸化物がドープされた光ファイバ・プリフォームを製造することが認識されよう。次に、光ファイバ前駆体を第2のコア・ケインに延伸する。次いで、第2のコア・ケインの周りにクラッド部分を形成して、オーバークラッド・アセンブリを形成し、このオーバークラッド・アセンブリを固結して、アルカリ金属酸化物がドープされた光ファイバ・プリフォームを形成する。次いで、図8に示したような従来の方法にしたがって、このプリフォームを光ファイバに線引きする。
これらの実施の形態に加え、当業者には、上述した発明の意図した範囲から逸脱せずに、その発明に様々な改変および変更を行ってもよいことが分かるであろう。例えば、別の実施の形態において、コア・ケイン・セグメント40を、スリーブ管76のコラプス工程の前に、スリーブ管76から取り外してもよい。次いで、追加のガラスを、例えば、図2に示した方法で、コア・ケイン・セグメント40上に形成してもよい。追加のガラスは、コア・ケイン・セグメント40上にスートを堆積させることによって形成することが好ましい。ガラススートが実質的に純粋なシリカであることが好ましい。得られたコア・ケイン・セグメント−スート体を固結して光ファイバ・プリフォームを形成する。このプリフォームは、図8に示した方法にしたがって光ファイバに線引きしてもよい。
さらに別の実施の形態において、図21〜24に最も明白に示されるように、コア・ケイン・セグメント40をスリーブ管76中に挿入する前に、ガラス管63の内側に1つ以上の追加のガラス層を形成して、スリーブ管76を形成してもよい。このガラス・スリーブ管76は、スリーブ管76の内側部として形成された、シリカと比較してダウンドープされた内側半径部分67、およびスリーブ管76の外側部として形成された、シリカと比較してアップドープされた外側半径部分61を含むことが好ましい。図21の実施の形態において、ガラス・スリーブ管76は、ガラス管63の端部と内部の空洞59中にSiCl4などの気体状ガラス前駆体および好ましくはドーパント化合物を導入することにより形成される。ガラスをドープするために、ガラス前駆体43およびドーパント化合物47を気体形態で供給して、その半径寸法の関数としてスリーブ管76に所望の屈折率プロファイルを達成する。
特に、アップドープされた半径部分61は、ガラス前駆体43と共に、ガラス管63の空洞中に気体形態でゲルマニウム含有ドーパント化合物などの屈折率上昇ドーパント化合物47を供給することによって形成することが好ましい。好ましい化合物の1つはGeCl4である。他の化合物としては、Cl2、POCl5、TiCl4、AlCl3、または任意の他の適切な屈折率上昇ドーパントが挙げられる。
次に、管63の内部の空洞中に気体形態で、F2、CF4、C24、SF6、SiF4、C26または任意の他の適切なフッ素含有化合物などの屈折率低下ドーパント化合物47を導入することによって、ダウンドープされた半径部分67を形成する。ガラス前駆体43(例えば、SiCl4)およびドーパント化合物47をガラス管63中に導入するときに、管を約20と60rpmの間の回転速度でモータ49によって回転させる。スートが管内に形成され、管63の長手方向に沿って移動する(矢印Dにより示されるように)バーナ73bの軸方向に移動する火炎73aを用いて、このスートは、加熱されると実質的に同時に、管63の内側に固結ガラスに転化される。バーナ73bは、CH4などの任意の適切な燃料32およびO2などの適切な支燃性ガス34で作動する。C22、H2、および/またはN2などの他の気体が含まれていてもよい。スリーブ管76は、図24に示された屈折率プロファイルを有し、それによって、図示したように、少なくとも1つのアップドープされたセグメント146および少なくとも1つのダウンドープされたセグメント145を提供する。図24はまた、コア・ケイン・セグメント40から形成された中央コア・セグメント144、および先に説明したように、光ファイバ前駆体がその最中に形成された線引き工程の完了時に加えられるであろう、クラッド148を示している。スリーブ管76のダウンドープされたセグメントは、フッ素ドーパントを含むことにより達成されることが好ましい。特に、ダウンドープされた堀セグメントは、約−0.1%と−1.2%の間のΔ2を含むことが望ましい。スリーブ管76が図22に示されている。半径部分67および61が管63の内側に一旦形成されたら、ガラス管63はスリーブ管76の一部として残る。次いで、コア・ケイン・セグメント40を前述したようにスリーブ管76内に挿入してよい。
あるいは、スリーブ管76は、図23に示すように、プラズマ化学気相成長(PCVD)法により製造してもよい。このPCVD法において、ガラス前駆体43およびドーパント化合物47を、図21の先に述べたMCVD法のように、気体形態でシリカ・ガラス管63の空洞59中に供給する。しかしながら、この場合には、ガラス管63の空洞は低圧(一般に、10〜20トール)に維持し、エネルギーをマイクロ波共振器69(一般に、2〜6kWで作動されている)により供給する。このマイクロ波共振器69は、管63を取り囲み、マイクロ波を管63の壁に通して、管63内にプラズマ71を発生させる。マイクロ波は、管63の内部とガスを約1200℃〜1400℃まで加熱し、それゆえ、化学反応を促進し、管63の内部に固結ガラスを形成させる。PCVD装置は、例えば、米国特許第4877938号および同第4714589号の各明細書に教示されている。導入されるドーパントは、図24に示すように、少なくとも1つのアップドープされたセグメントおよび少なくとも1つのダウンドープされたセグメントを提供するような量で供給される。MCVD法と同様に、任意の適切なモータ49が管63を回転させ、任意の適切な移動装置(図示せず)が共振器69を管63の長手方向に沿って前後に移動させる(矢印Dにより示したように)。
GeO2がドープされたシリカガラス製コア・ケインをゼネラル・エレクトリックGE−098ガラス管内に配置して、アセンブリを形成した。コア・ケインは9.8mmの外径を有した。ガラス管は、25mmの外径と21mmの内径を有した。アルカリ金属化合物チャンバを、アセンブリを構成するガラス管の第1の端部に形成した。このチャンバに約50gのKBrを充填した。アセンブリは、移動可能に、垂直に、従来の線引き炉内に支持した。別の炉を用いて、KBrチャンバを取り囲み、それを加熱した。KBrチャンバの炉を用いて、KBrを約600℃の温度まで加熱した。線引き炉は約2100℃の温度まで加熱した。チャンバの下流のアセンブリは、約7cm/分の降下速度で線引き炉を通過させて、アセンブリをファイヤーポリッシュし、それによって、ガラス表面に付着していたかもしれない汚染物を除去し、ガラス表面を滑らかにした。別記しない限り、プロセスを通じての各戻り通過(最初の出発位置に戻る)は、約25cm/分の速度で炉からアセンブリを引き出すことにより行った。
ファイヤーポリッシュ工程が一旦完了したら、KBrを約1000℃の温度まで加熱した。線引き炉は、約2040℃の温度まで加熱した。KBrチャンバの下流のアセンブリは、約2.5cm/分の降下速度で線引き炉を通過させた。KBrチャンバおよびコア・ケインとガラス管との間のアセンブリの隙間領域を通る搬送ガス流は約1SLPMであった。搬送ガスは100%酸素であった。二回目の通過は、線引き炉の温度を約2060℃にして行った。二回目の通過の降下速度は約2.5cm/分であった。搬送ガスの流量は1SLPMであった。三回目の通過は、線引き炉の温度を約2080℃にして行った。搬送ガスの流量は1SLPMであり、降下速度は約2.5cm/分であった。三回目の通過が完了したら、KBrチャンバの炉の温度を600℃まで低下させた。線引き炉の温度を2100℃まで上昇させ、KBrチャンバの下流のアセンブリを2.5cm/分の降下速度で線引き炉に通過させて、アセンブリをコラプスし、コア・ケインとガラス管との間の空間を閉じた。搬送ガスの流量は1SLPMに維持した。最初のコラプス中の降下速度は2.5cm/分であった。二回目のコラプス通過は、線引き炉の温度を2100℃に維持して行った。アセンブリの降下速度は約2cm/分であり、搬送ガスの流量は1SLPMであった。三回目のコラプス通過は、線引き炉の温度を2100℃に維持して行った。降下速度を2cm/分に減少させ、搬送ガスの流量は1SLPMに維持した。封止通過は、線引き炉の温度を2100℃にして行って、アセンブリを確実に適切に封止した。アセンブリの降下速度を約1.5cm/分に減少させた。搬送ガスの流量は1SLPMであった。このように形成されたK2Oがドープされた棒を、電子顕微鏡を用いて、K2OおよびGeO2の濃度について、棒の直径に亘り測定した。棒の直径に亘る位置の関数としての棒に含まれたK2O(98)およびGeO2(100)の濃度のプロットが図20に示されている。図20は、約5質量%のピーク量でGeO2がドープされたコア領域を示している。この棒は、コア領域を取り囲む環としてK2Oも含有している。K2Oは、約0.33質量%のピークである。
従来技術による単一セグメント・プロファイルを示すグラフ スート・プリフォームを形成する従来技術のOVD法を説明する概略図 従来技術によるスート・プリフォームおよび固結済みコア・ブランクの部分断面側面図 従来技術によるスート・プリフォームおよび固結済みコア・ブランクの部分断面側面図 従来技術によるコア・ケイン線引き炉の部分断面側面図 従来技術によるコア・ケイン・セグメントの断面側面図 従来技術による固結炉内のプリフォームの部分断面側面図 従来技術による光ファイバ線引き装置の部分断面側面図 本発明による、コア・ケインのスリーブ中への組立てプロセスを示す斜視図 本発明のある実施の形態による、コア・ケイン・セグメントとスリーブのアセンブリのアルカリ金属蒸気への露出を示す断面側面図 本発明によるアルカリ金属蒸気を供給するための装置の断面図 本発明のある実施の形態により、クラッド管をマルチセグメント型コア・ケイン・プリフォーム上にコラプスする工程を示す部分断面図 本発明による、コア・ケインを製造するためのコア・ケイン線引きアセンブリの部分断面側面図 本発明のある実施の形態による、コア・ケインにシリカ・クラッドを形成するためのアセンブリの部分断面図 本発明のある実施の形態による、ある長さのコア・ケインのシリカ・クラッド中への組立てを示す斜視図 本発明のある実施の形態による固結されているスート・プリフォームの断面図 本発明のある実施の形態による固結済みプリフォームの断面側面図 本発明のある実施の形態による、クラッド管をマルチセグメント型コア・ケイン・プリフォーム上にコラプスする工程を示す部分断面図 本発明のある実施の形態による固結済みプリフォームの実施の形態の斜視図 図19の固結済みプリフォームの相対屈折率プロファイルのグラフ ガラス管内に追加のガラス層を形成してスリーブ管を形成するMCVD法を説明する概略図 管の内面に堆積されたアップドープされたおよび/またはダウンドープされたガラスの多層を有するスリーブ管の斜視図 ガラス管内に追加のガラス層を形成してスリーブ管を形成するPCVD法を説明する概略図 多数のコア・セグメントを有する光ファイバの相対屈折率プロファイルのグラフ
符号の説明
20 シリカ含有スート
22 マンドレル
24 スート・プリフォーム
26 ガラス前駆体
28 火炎
30 バーナ
32 固結炉
34 固結済みコア・ブランク
38 コア・ケイン
40 コア・ケイン・セグメント
42,68 制御装置
44 非接触センサ
56 線引き炉
58 光ファイバ
76 ガラス・スリーブ管

Claims (6)

  1. 光ファイバ・プリフォームを製造する方法であって、
    光ファイバ・プリフォームの一部を構成する第1のガラス管中に第1のガラス棒を挿入する工程、
    前記第1のガラス棒および前記第1のガラス管を加熱する工程、および
    前記第1のガラス棒と前記第1のガラス管との間に、酸素を含む搬送ガスおよびアルカリ金属蒸気を流す工程であって、前記アルカリ金属蒸気が、K、Na、Li、Cs、Rb、およびそれらの組合せからなる群より選択されるアルカリ金属を含む工程、
    を有してなることを特徴とする方法。
  2. 前記第1のガラス棒上に前記第1のガラス管をコラプスして、第2のガラス棒を形成する工程をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 前記第2のガラス棒が、約0.01質量%より大きいピークアルカリ金属酸化物濃度を含むことを特徴とする請求項2記載の方法。
  4. 前記第2のガラス棒上に追加のガラスを形成して、光ファイバ・プリフォームを形成する工程をさらに含むことを特徴とする請求項2記載の方法。
  5. 前記光ファイバ・プリフォームを光ファイバに線引きする工程をさらに含むことを特徴とする請求項4記載の方法。
  6. 前記挿入工程の前に、前記第1のガラス管の内面に追加のガラスを形成する工程をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
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