JP2007516708A5

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Publication number: JP2007516708A5
Application number: JP2006544010A
Authority: JP
Filing date: 2004-12-10
Publication date: 2008-01-31
Anticipated expiration: 2024-12-10

Claims

RBP4またはTTRまたはRBP4/TTR複合体を試験化合物と接触させること、および試験化合物の存在下のRBP4活性のレベルを、試験化合物の非存在下のRBP4活性のレベルと比較し、RBP4活性の調節を測定することを含み、ここで、RBP4活性の変化はRBP4活性を調節する化合物を示唆する、RBP4活性を調節する化合物の同定方法。
RBP4活性がRBP4 mRNAの発現である、請求項１記載の方法。
試験化合物の存在下のRBP4活性のレベルが、試験化合物の非存在下のRBP4活性のレベルと比べて低減される、請求項１記載の方法。
RBP4活性がRBP4の細胞への結合である、請求項１記載の方法。
細胞が、脂肪細胞、肝臓細胞および筋肉細胞からなる群より選択される、請求項４記載の方法。
RBP4活性が、RBP4のトランスチレチンに対する結合である、請求項１記載の方法。
トランスチレチンに対するRBP4結合が阻害または低減される、請求項６記載の方法。
a) 試験化合物を哺乳動物に投与する工程；
b) 哺乳動物から尿試料を採取する工程；および
c) 試験化合物の投与後の尿試料中のRBP4レベルを、試験化合物の投与前の対照尿試料中のRBP4のレベルと比較する工程、ここで、対照試料と比較して試験化合物投与後の尿試料中のRBP4の増加は、RBP4の循環レベルの低下を示唆する、
を含む、哺乳動物中のRBP4の循環レベルを低下させる化合物の同定方法。
哺乳動物におけるインスリン抵抗性の低減のための医薬の製造における、RBP4活性を低下させる化合物の使用。
RBP4の活性がRBP4 mRNAの発現である、請求項９記載の使用。
RBP4の活性がRBP4の細胞への結合である、請求項９記載の使用。
細胞が、脂肪細胞、肝臓細胞および筋肉細胞からなる群より選択される、請求項１１記載の使用。
RBP4活性が、RBP4のトランスチレチンに対する結合である、請求項９記載の使用。
トランスチレチンに対する結合が阻害または低減される、請求項１３記載の使用。
哺乳動物から採取した生物学的試料中のRPB4活性を測定することを含み、ここで、RBP4活性の増加がインスリン抵抗性または関連する状態を示唆する、哺乳動物におけるインスリン抵抗性または関連する状態を検出する方法。
RBP4蛋白質、またはその断片の量を測定する、請求項１５記載の方法。
RBP4蛋白質、またはその断片の量を、イムノアッセイによって測定する、請求項１６記載の方法。
化合物が、抗体、レチンアミド、レチニルエステル、レチンアミド擬似体およびレチニルエステル擬似体からなる群より選択される、請求項９記載の使用。
RBP4活性が、
a) RBP4 mRNAまたは蛋白質の発現；
b) RBP4の細胞への結合、ここで該細胞は脂肪細胞、肝臓細胞または筋肉細胞である；
c) RBP4のトランスチレチンへの結合；
d) RBP4のレチノールへの結合；
e) RBP4の細胞表面受容体への結合；ならびに
f) インスリンシグナル伝達経路およびレチノール依存性シグナル伝達経路からなる群より選択されるシグナル伝達経路の活性化
からなる群より選択される、請求項９記載の使用。
レチノール結合蛋白質4（RBP4）またはトランスチレチン（TTR）またはRBP4/TTR複合体を試験化合物と接触させること、および試験化合物の存在下のRBP4活性のレベルを、試験化合物の非存在下のRBP4活性のレベルと比較することを含み、ここで、RBP4活性が、
a) RBP4 mRNAまたは蛋白質の発現；
b) RBP4の細胞への結合、ここで該細胞は脂肪細胞、肝臓細胞または筋肉細胞である；
c) RBP4のトランスチレチンへの結合；
d) RBP4のレチノールへの結合；
e) RBP4の細胞表面受容体への結合；ならびに
f) インスリンシグナル伝達経路およびレチノール依存性シグナル伝達経路からなる群より選択されるシグナル伝達経路の活性化
からなる群より選択され、ここでRBP4活性の変化は、哺乳動物におけるインスリン抵抗性のレベルを低下させる化合物を示唆する、
哺乳動物におけるインスリン抵抗性のレベルを低下させる化合物の同定方法。
試験化合物の存在下のRBP4活性のレベルが、試験化合物の非存在下のRBP4活性のレベルと比べて低減される、請求項２０記載の方法。
哺乳動物から採取した生物学的試料中のレチノール結合蛋白質4（RBP4）蛋白質、またはその断片の量を測定することを含み、ここで、試料中のRBP4蛋白質またはその断片の量の増加がインスリン抵抗性または関連する状態を示唆する、インスリン抵抗性に関連する状態がない、またはその状態が生じる前での哺乳動物におけるインスリン抵抗性または関連する状態を検出する方法。
生物学的試料が、組織、全血、血清、血漿および尿からなる群より選択される、請求項１５または２２記載の方法。
生物学的試料を固相支持体上に固定化する、請求項２３記載の方法。
固相支持体が濾紙である、請求項２４記載の方法。
RBP4蛋白質、またはその断片の量を、イムノアッセイによって測定する、請求項２２記載の方法。
イムノアッセイがELISA、RIA、ネフロメトリーアッセイまたはウェスタンブロットである、請求項２６記載の方法。
関連する状態が代謝症候群および２型糖尿病からなる群より選択される、請求項２２記載の方法。
哺乳動物が肥満である、請求項２２記載の方法。
哺乳動物が代謝症候群、異常脂質血症、妊娠糖尿病の病歴、絶食時グルコース障害、グルコース耐性障害または２型糖尿病を有する、請求項２２記載の方法。