JP2007514816A - マゼンタ染料及びインクジェット印刷におけるそれらの使用 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、染料として使用するのに適切な化合物、インク、印刷法、印刷基材及びインクジェットプリンタ用カートリッジに関する。
インクジェット印刷はノンインパクト方式の印刷技術で、インク滴が微細ノズルを通じて基材上に吐出される。その際ノズルが基材に接触することはない。この技術で使用されるインクセットは、典型的にはイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックインクを含む。任意の所与のインクセットにおけるインクの色は、組み合わせて印刷された場合に全領域の色を再現できるように正確に合わせてある。
インクジェット印刷はノンインパクト方式の印刷技術で、インク滴が微細ノズルを通じて基材上に吐出される。その際ノズルが基材に接触することはない。この技術で使用されるインクセットは、典型的にはイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックインクを含む。任意の所与のインクセットにおけるインクの色は、組み合わせて印刷された場合に全領域の色を再現できるように正確に合わせてある。
インクジェットプリンタは、他の形態の印刷及び作像方式に比べて多数の利点を有するが、それでも取り組むべき技術的課題は残されている。例えば、提供されるインク着色剤は、通常水性のインク媒体に可溶性でありながら、紙に印刷した場合に過剰に滲んだり染みたりしないという相反する要件が求められる。インクは印刷後用紙が互いに付着しないように迅速に乾燥しなければならないが、プリンタに使用される微細ノズルを覆うようなクラストを形成してはならない。貯蔵安定性も、プリンタに使用される微細ノズルを詰まらせかねない粒子の形成を避けるために重要である。さらに、得られた画像は、光やオゾンようなありふれた酸化ガスに暴露されても迅速に退色しないのが望ましい。
高解像度デジタルカメラの出現と共に、インクジェットプリンタを使用して写真を印刷することがますます日常的なことになりつつある。こうすることによって従来の銀塩写真にかかる費用が不要になり、写真プリントもすぐに提供できる。しかしながら、消費者は、このようにして製造された写真プリントが時の経過と共に退色したり変色しないことを期待している。また、現在インクジェット印刷に使用されている着色剤は、銀塩写真と同等の性能を提供しているとは言い難い。
本発明は、式(1):
[式中、
Qは置換されていてもよいアリール環であり;
Yは、CO2H、SO3H又はPO3H2であり;
R及びXは置換基であり;
mは0〜3であり;
nは0〜6であり;そして
qは0〜6である]の化合物及びその塩を提供する。
Qは置換されていてもよいアリール環であり;
Yは、CO2H、SO3H又はPO3H2であり;
R及びXは置換基であり;
mは0〜3であり;
nは0〜6であり;そして
qは0〜6である]の化合物及びその塩を提供する。
好ましくは、Qは置換されていてもよいナフチル又は置換されていてもよいフェニルであり、さらに好ましくはQは置換されていてもよいフェニルである。
R、X及びQ上の任意の置換基は、好ましくは、置換されていてもよいアルキル(好ましくはC1−4アルキル)、置換されていてもよいアルケニル(好ましくはC1−4アルケニル)、置換されていてもよいアルキニル(好ましくはC1−4アルキニル)、置換されていてもよいアルコキシ(好ましくはC1−4アルコキシ)、置換されていてもよいアリール(好ましくはフェニル)、置換されていてもよいアリールオキシ(好ましくはフェノキシ)、置換されていてもよいヘテロサイクリル(好ましくはトリアジニル)、ポリアルキレンオキシド(好ましくはポリエチレンオキシド又はポリプロピレンオキシド)、CO2H、SO3H、PO3H2、ニトロ、シアノ、ハロ(好ましくはCl及びBr)、ウレイド、−SO2F、ヒドロキシ、エステル、−NRaRb、−CORa、−CONRaRb、−NHCORa、カルボキシエステル、スルホン、及び−SO2NRaRb{式中、Ra及びRbはそれぞれ独立してH又は置換されていてもよいアルキル(特にC1−4アルキル)である}から独立して選ばれる。上記置換基のいずれかの任意の置換基も同じ置換基のリストから選ぶことができる。
R、X及びQ上の任意の置換基は、好ましくは、置換されていてもよいアルキル(好ましくはC1−4アルキル)、置換されていてもよいアルケニル(好ましくはC1−4アルケニル)、置換されていてもよいアルキニル(好ましくはC1−4アルキニル)、置換されていてもよいアルコキシ(好ましくはC1−4アルコキシ)、置換されていてもよいアリール(好ましくはフェニル)、置換されていてもよいアリールオキシ(好ましくはフェノキシ)、置換されていてもよいヘテロサイクリル(好ましくはトリアジニル)、ポリアルキレンオキシド(好ましくはポリエチレンオキシド又はポリプロピレンオキシド)、CO2H、SO3H、PO3H2、ニトロ、シアノ、ハロ(好ましくはCl及びBr)、ウレイド、−SO2F、ヒドロキシ、エステル、−NRaRb、−CORa、−CONRaRb、−NHCORa、カルボキシエステル、スルホン、及び−SO2NRaRb{式中、Ra及びRbはそれぞれ独立してH又は置換されていてもよいアルキル(特にC1−4アルキル)である}から独立して選ばれる。上記置換基のいずれかの任意の置換基も同じ置換基のリストから選ぶことができる。
Qは、少なくとも1個のCO2H、SO3H又はPO3H2置換基及び所望によりその他の置換基を持つフェニルであるのが特に好適である。
Qは、CO2H、SO3H又はPO3H2からなる群から独立して選ばれる1又は2個の置換基を持つフェニルであるのが特に好適である。
Qは、CO2H、SO3H又はPO3H2からなる群から独立して選ばれる1又は2個の置換基を持つフェニルであるのが特に好適である。
好ましくはmは0である。
好ましくはnは0〜3であり、さらに好ましくはnは1〜3である。
好ましくはqは0、1又は2である。
好ましくはnは0〜3であり、さらに好ましくはnは1〜3である。
好ましくはqは0、1又は2である。
第一の好適な態様において、nは1、2又は3、さらに好ましくは2又は3であり、mは0であり、そしてqは0、1又は2である。
第一の好適な態様における式(1)の好適な化合物は、式(2):
第一の好適な態様における式(1)の好適な化合物は、式(2):
[式中、
Y及びR1は独立してCO2H、SO3H又はPO3H2であり;
pは1又は2であり;そして
nは1〜3である]の化合物及びその塩である。
Y及びR1は独立してCO2H、SO3H又はPO3H2であり;
pは1又は2であり;そして
nは1〜3である]の化合物及びその塩である。
第一の好適な態様における式(2)の特に好適な化合物は、式(3)及び式(4):
[式中、
Y及びR1は独立してCO2H、SO3H又はPO3H2であり;そして
pは1又は2である]の化合物及びその塩である。
Y及びR1は独立してCO2H、SO3H又はPO3H2であり;そして
pは1又は2である]の化合物及びその塩である。
式(3)及び(4)の化合物において、Y及びR1は好ましくは独立してCO2H又はSO3Hである。
第二の好適な態様において、nは1、2又は3、さらに好ましくは2であり、mは0であり、qは1〜3であり、そしてXはCl、Br、Fl又はCNである。
第二の好適な態様において、nは1、2又は3、さらに好ましくは2であり、mは0であり、qは1〜3であり、そしてXはCl、Br、Fl又はCNである。
第二の好適な態様における式(1)の好適な化合物は、式(5):
[式中、
Y及びR1は独立してCO2H、SO3H又はPO3H2であり;
XはCl、Br、Fl又はCNであり;
pは1又は2であり;そして
nは1〜3である]の化合物及びその塩である。
Y及びR1は独立してCO2H、SO3H又はPO3H2であり;
XはCl、Br、Fl又はCNであり;
pは1又は2であり;そして
nは1〜3である]の化合物及びその塩である。
第二の好適な態様における式(1)の特に好適な化合物は、式(6)及び式(7):
[式中、
Y及びR1は独立してCO2H、SO3H又はPO3H2であり;
XはCl、Br又はCNであり;
pは1又は2である]の化合物及びその塩である。
Y及びR1は独立してCO2H、SO3H又はPO3H2であり;
XはCl、Br又はCNであり;
pは1又は2である]の化合物及びその塩である。
第三の好適な態様において、nは0であり、mは0であり、qは1又は2であり、Xは置換されていてもよいヘテロサイクリル、好ましくは置換されていてもよいトリアジルである。
Xがヘテロサイクリック環の場合のX上の任意の置換基は、上に示した好適な任意の置換基のリストから選ばれうる。好ましくはいずれの任意の置換基もヒドロキシルである。
第三の好適な態様における式(1)の好適な化合物は、式(8):
第三の好適な態様における式(1)の好適な化合物は、式(8):
[式中、
Y及びR1は独立してCO2H、SO3H又はPO3H2であり;
Xは置換されていてもよいヘテロサイクリルであり;そして
pは1又は2である]の化合物及びその塩である。
Y及びR1は独立してCO2H、SO3H又はPO3H2であり;
Xは置換されていてもよいヘテロサイクリルであり;そして
pは1又は2である]の化合物及びその塩である。
第二の好適な態様における式(1)の特に好適な化合物は、式(9):
[式中、
Y及びR1は独立してCO2H、SO3H又はPO3H2であり;
Xは置換されていてもよいトリアジニルであり;そして
pは1又は2である]の化合物及びその塩である。
Y及びR1は独立してCO2H、SO3H又はPO3H2であり;
Xは置換されていてもよいトリアジニルであり;そして
pは1又は2である]の化合物及びその塩である。
第三の好適な態様の化合物において、Xは式:
[式中、R2及びR3は置換基である]の基であるのが特に好適である。R2及びR3は、R、X及びQ上の任意の置換基に関して上に示した好適な置換基のリストから独立して選ぶことができる。好ましくは、R2及びR3は同一であり、さらに好ましくはR2及びR3はいずれも−OHである。
式(1)の化合物はまた、繊維反応性基を持たないのが好ましい。繊維反応性基という用語は当該技術分野では周知であり、例えばEP0356014 A1に記載されている。繊維反応性基は、適切な条件下で、セルロース繊維中に存在するヒドロキシル基と、又は天然繊維中に存在するアミノ基と反応して、繊維と染料との間に共有結合を形成することができる。式(1)の化合物から排除される繊維反応性基の例として、硫黄原子のベータ位に硫酸エステル基を含有する脂肪族スルホニル基、例えばベータ−スルファト−エチルスルホニル基、脂肪族カルボン酸のアルファ、ベータ−不飽和アシルラジカル、例えばアクリル酸、アルファ−クロロ−アクリル酸、アルファ−ブロモアクリル酸、プロピオール酸、マレイン酸並びにモノ−及びジクロロマレイン酸;アルカリの存在下でセルロースと反応する置換基を含有する酸のアシルラジカル、例えばクロロ酢酸、ベータ−クロロ及びベータ−ブロモプロピオン酸並びにアルファ、ベータ−ジクロロ及びジブロモプロピオン酸のようなハロゲン化脂肪酸のラジカル、又はビニルスルホニル−もしくはベータ−クロロエチルスルホニル−もしくはベータ−スルファトエチル−スルホニル−エンド−メチレンシクロヘキサンカルボン酸のラジカルが挙げられる。その他のセルロース反応性基の例は、テトラフルオロシクロブチルカルボニル、トリフルオロ−シクロブテニルカルボニル、テトラフルオロシクロブチルエテニルカルボニル、トリフルオロ−シクロブテニルエテニルカルボニル;活性化ハロゲン化1,3−ジシアノベンゼンラジカル;及びヘテロサイクリック環に1、2又は3個の窒素原子と環の炭素原子上に少なくとも1個のセルロース反応性置換基を含有するヘテロサイクリックラジカルである。
前述の化合物の多くは塩の形態で存在しうる。これらの塩も本発明の範囲内に包含される。
前述の化合物は公知技術を用いて塩の形態に変換できる。
前述の化合物は公知技術を用いて塩の形態に変換できる。
好適な塩は、アルカリ金属塩、特にリチウム、ナトリウム及びカリウム、アンモニウムもしくは置換アンモニウム塩{((CH3)4N+)のような第四級アンモニウム塩も含む}又はそれらの混合物である。特に好適なのは、ナトリウム、リチウム、アンモニア及び揮発性アミンとの塩、さらに特にナトリウム塩である。
本明細書中に記載の化合物は、本明細書中に示したもの以外に互変異性体でも存在しうる。これらの互変異性体も本発明の範囲に包含される。
本明細書中に記載の化合物は金属錯体を形成することもでき、これらの錯体も本発明の範囲に包含される。
本明細書中に記載の化合物は金属錯体を形成することもでき、これらの錯体も本発明の範囲に包含される。
金属錯体中の金属は好ましくは遷移金属、さらに好ましくは、ニッケル、コバルト、銅、亜鉛及びクロムから選ばれ、特にNi2+である。
本発明に記載されている化合物の金属錯体は、化合物対金属が好ましくは1:1、2:2又は2:1である。錯体が本発明による化合物を二つ以上含む場合、該化合物は同じでも異なっていてもよい。
本発明に記載されている化合物の金属錯体は、化合物対金属が好ましくは1:1、2:2又は2:1である。錯体が本発明による化合物を二つ以上含む場合、該化合物は同じでも異なっていてもよい。
金属錯体は1個以上の追加のリガンドを含んでいてもよい。これらのリガンドは有色でも無色でもよく、2個以上の追加のリガンドがある場合、それらは同じでも異なっていてもよい。
本発明の化合物は、アゾ染料を製造するための従来技術を用いて製造できる。これらの方法は、“Organic Chemistry in Colour(色の有機化学)”;Gordon,P.F.及びGregory,P;Springer−Verlag;pp 57−63にまとめられている。前記文献は引用によって本明細書に援用する。
例えば、式(1)の化合物は、式(10):
[式中、
Qは置換されていてもよいアリール環であり;
Yは、CO2H、SO3H又はPO3H2であり;
Rは置換基であり;そして
mは0〜3である]のアミンをジアゾ化し、得られたジアゾニウム塩を置換されていてもよいナフト−1−オールとカップリングすることによって製造できる。
Qは置換されていてもよいアリール環であり;
Yは、CO2H、SO3H又はPO3H2であり;
Rは置換基であり;そして
mは0〜3である]のアミンをジアゾ化し、得られたジアゾニウム塩を置換されていてもよいナフト−1−オールとカップリングすることによって製造できる。
式(10)の一部のモノアゾ化合物は市販染料、例えばC.I.アシッドイエロー9である。その他は、式(11):
のアミンをジアゾ化し、得られたジアゾニウム塩を式(12):
[式中、Yは、CO2H、SO3H又はPO3H2であり;そして
Zは、保護基、好ましくはメチレンスルホン酸である]の化合物とカップリングすることによって製造できる。
Zは、保護基、好ましくはメチレンスルホン酸である]の化合物とカップリングすることによって製造できる。
ジアゾ化は好ましくは6℃未満の温度、さらに好ましくは−10℃〜5℃の範囲の温度で実施する。好ましくはジアゾ化は水中で好ましくは7未満のpHで実施する。希鉱酸、例えばHCl又はH2SO4を用いれば所望の酸性条件が達成できる。次のカップリングは、好ましくは、モノアゾ中間体の場合7未満のpHで、式(1)の化合物を形成するには7を超えるpHで実施する。
式(1)の化合物、並びにその塩及び金属錯体は、魅力的な濃い赤、スカーレット(緋色)、マゼンタ(赤紫色)及びバイオレット(菫色)の色調を有し、インクジェット印刷用インク、特にマゼンタ色のインクジェット印刷用インクの製造に使用するのに有益な染料である。これらのインクは、良好なバランスの溶解性、貯蔵安定性並びに耐水性及び耐光性から得られる恩恵にあずかる。特にそれらは優れた耐光性及び耐オゾン性を示す。
本発明の第二の側面に従って、本発明の第一の側面による化合物と液状媒体とを含む組成物を提供する。
好適な組成物は、
(a)本発明の第一の側面による化合物0.01〜30部;及び
(b)液状媒体70〜99.99部
を含んでなる。すべての部は重量部である。
好適な組成物は、
(a)本発明の第一の側面による化合物0.01〜30部;及び
(b)液状媒体70〜99.99部
を含んでなる。すべての部は重量部である。
好ましくは、部数(a)+(b)=100である。
成分(a)の部数は、好ましくは0.1〜20、さらに好ましくは0.5〜15、特に1〜5部である。成分(b)の部数は、好ましくは99.9〜80、さらに好ましくは99.5〜85、特に99〜95部である。
成分(a)の部数は、好ましくは0.1〜20、さらに好ましくは0.5〜15、特に1〜5部である。成分(b)の部数は、好ましくは99.9〜80、さらに好ましくは99.5〜85、特に99〜95部である。
好ましくは成分(a)は成分(b)中に完全に溶解する。好ましくは、成分(a)は20℃で成分(b)における溶解度が少なくとも10%である。これにより、より希薄なインクの製造に使用できる液体染料濃縮物の製造が可能になり、貯蔵中に液状媒体の蒸発が発生しても染料析出の機会が削減される。
好適な液状媒体は、水、水と有機溶媒の混合物及び水を含まない有機溶媒などである。
媒体が水と有機溶媒の混合物を含む場合、水対有機溶媒の重量比は、好ましくは99:1〜1:99、さらに好ましくは99:1〜50:50、特に95:5〜80:20である。
媒体が水と有機溶媒の混合物を含む場合、水対有機溶媒の重量比は、好ましくは99:1〜1:99、さらに好ましくは99:1〜50:50、特に95:5〜80:20である。
水と有機溶媒の混合物中に存在する有機溶媒は、水混和性有機溶媒又はそのような溶媒の混合物であるのが好ましい。好適な水混和性有機溶媒は、C1−6アルカノール、好ましくは、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、sec−ブタノール、tert−ブタノール、n−ペンタノール、シクロペンタノール及びシクロヘキサノール;直鎖アミド、好ましくは、ジメチルホルムアミド又はジメチルアセトアミド;ケトン及びケトン−アルコール、好ましくは、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン及びジアセトンアルコール;水混和性エーテル、好ましくは、テトラヒドロフラン及びジオキサン;ジオール、好ましくは2〜12個の炭素原子を有するジオール、例えばペンタン−1,5−ジオール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ペンチレングリコール、へキシレングリコール及びチオジグリコール並びにオリゴ−及びポリ−アルキレングリコール、好ましくはジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール及びポリプロピレングリコール;トリオール、好ましくは、グリセロール及び1,2,6−ヘキサントリオール;ジオールのモノ−C1−4アルキルエーテル、好ましくは2〜12個の炭素原子を有するジオールのモノ−C1−4アルキルエーテル、特に2−メトキシエタノール、2−(2−メトキシエトキシ)エタノール、2−(2−エトキシエトキシ)−エタノール、2−[2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ]エタノール、2−[2−(2−エトキシエトキシ)エトキシ]−エタノール及びエチレングリコールモノアルキルエーテル;環状アミド、好ましくは2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、N−エチル−2−ピロリドン、カプロラクタム及び1,3−ジメチルイミダゾリドン;環状エステル、好ましくはカプロラクトン;スルホキシド、好ましくはジメチルスルホキシド及びスルホランなどである。好ましくは液状媒体は、水と2種類以上、特に2〜8種類の水混和性有機溶媒とを含む。
特に好適な水混和性有機溶媒は、環状アミド、特に2−ピロリドン、N−メチル−ピロリドン及びN−エチル−ピロリドン;ジオール、特に1,5−ペンタンジオール、エチレングリコール、チオジグリコール、ジエチレングリコール及びトリエチレングリコール;並びにジオールのモノ−C1−4アルキル及びC1−4アルキルエーテル、さらに好ましくは2〜12個の炭素原子を有するジオールのモノ−C1−4アルキルエーテル、特に2−メトキシ−2−エトキシ−2−エトキシエタノールである。
水と1種類以上の有機溶媒の混合物を含む更なる適切な液状媒体の例は、米国特許第4,963,189号、米国特許第4,703,113号、米国特許第4,626,284号及びEP 4,251,50Aに記載されている。
液状媒体が水を含まない(すなわち水が1重量%未満)有機溶媒を含む場合、該溶媒は好ましくは30℃〜200℃、さらに好ましくは40℃〜150℃、特に50〜125℃の沸点を有する。有機溶媒は水非混和性、水混和性又はそのような溶媒の混合物であってよい。好適な水混和性有機溶媒は、本明細書で前述したいずれかの水混和性有機溶媒及びそれらの混合物である。好適な水非混和性溶媒は、例えば、脂肪族炭化水素;エステル、好ましくは酢酸エチル;塩素化炭化水素、好ましくはCH2Cl2;及びエーテル、好ましくはジエチルエーテル;並びにそれらの混合物などである。
液状媒体が水非混和性有機溶媒を含む場合、極性溶媒を入れると化合物の液状媒体における溶解度を増大するので好ましい。極性溶媒の例はC1−4アルコールなどである。
前述の選好(preference)に鑑み、液状媒体が水を含まない有機溶媒の場合、該媒体は、ケトン(特にメチルエチルケトン)及び/又はアルコール(特にC1−4アルカノール、さらに特にエタノール又はプロパノール)を含むのが特に好適である。
前述の選好(preference)に鑑み、液状媒体が水を含まない有機溶媒の場合、該媒体は、ケトン(特にメチルエチルケトン)及び/又はアルコール(特にC1−4アルカノール、さらに特にエタノール又はプロパノール)を含むのが特に好適である。
水を含まない有機溶媒は、単一の有機溶媒であっても2種類以上の有機溶媒の混合物であってもよい。媒体が水を含まない有機溶媒の場合、該媒体は2〜5種類の異なる有機溶媒の混合物であるのが好適である。これにより、インクの乾燥特性及び貯蔵安定性をうまくコントロールできる媒体の選択が可能になる。
水を含まない有機溶媒を含んでなる液状媒体は、速い乾燥時間が必要とされる場合、特に疎水性及び非吸収性基材、例えばプラスチック、金属及びガラスに印刷する場合に特に有用である。
液状媒体は、インクジェット印刷用インクに従来使用されている追加の成分、例えば、粘度及び表面張力調節剤、腐食防止剤、殺生物剤、コゲ削減用添加剤、並びにイオン性又は非イオン性でありうる界面活性剤を含有することもできる。
通常必要というわけではないが、更なる着色剤を組成物に添加して色調及び性能特性を変更することもできる。そのような着色剤の例は、C.I.アシッドレッド52及び289;C.I.ダイレクトイエロー86、132、142及び173;C.I.ダイレクトブルー199、及び307;C.I.フードブラック2;C.I.ダイレクトブラック168及び195;並びにC.I.アシッドイエロー23などである。そのような更なる色素の添加は、総体的に溶解度を増大するので得られたインクのコゲ(ノズルの詰まり)を削減できる。
好ましくは、本発明の第二の側面による組成物は、インクジェット印刷用インク又は液体染料濃縮物である。
濃縮物は着色剤の輸送手段として有用である。それによって染料の乾燥又は過剰な液体の輸送に伴う費用が最小限化される。
濃縮物は着色剤の輸送手段として有用である。それによって染料の乾燥又は過剰な液体の輸送に伴う費用が最小限化される。
本発明による組成物はインクジェットプリンタでの使用に適したインクであるのが好ましい。インクジェットプリンタでの使用に適したインクとは、インクジェット印刷用ヘッドから微細ノズルを詰まらせることなく繰り返し発射できるインクである。
本発明の第二の側面によるインクジェットプリンタでの使用に適切なインクは、好ましくは高純度の成分を用いて製造される及び/又は製造後組成物を精製することによって製造される。適切な精製技術は周知である。例えば、限外ろ過、逆浸透、イオン交換及びそれらの組合せである(成分が本発明による組成物に配合される前又は後のいずれかに行われる)。この精製によって、インクの合成に由来する実質的に全ての無機塩及び副産物が除去される。そうした精製は、インクジェットプリンタでの使用に適切な低粘度水溶液の製造に役立つ。
インクは、高濃度マゼンタインク、低濃度マゼンタインク又は高濃度及び低濃度インクの両方としてインクジェットプリンタに取り込むことができる。後者の場合、これは印刷画像の解像度及び品質の改良につながりうる。そこで、本発明は、成分(a)が2.5〜7部、さらに好ましくは2.5〜5部(高濃度インク)又は成分(a)が0.5〜2.4部、さらに好ましくは0.5〜1.5部(低濃度インク)の量で存在する組成物(好ましくはインクジェットプリンタでの使用に適切なインク)も提供する。
インクジェットプリンタでの使用に適切なインクは、好ましくは25℃で20cP未満、さらに好ましくは10cP未満、特に5cP未満の粘度を有する。
インクジェットプリンタでの使用に適切なインクは、好ましくは25℃で20〜65ダイン/cmの範囲、さらに好ましくは30〜60ダイン/cmの範囲の表面張力を有する。
インクジェットプリンタでの使用に適切なインクは、好ましくは25℃で20〜65ダイン/cmの範囲、さらに好ましくは30〜60ダイン/cmの範囲の表面張力を有する。
インクジェットプリンタでの使用に適切なインクは、好ましくは全部で500ppm未満、さらに好ましくは250ppm未満、特に100ppm未満、さらに特に10ppm未満の二価及び三価金属イオンしか含有しない(式(1)の着色剤又はインクの任意のその他の成分に結合している何らかの二価及び三価金属イオン以外)。
好ましくは、インクジェットプリンタでの使用に適切なインクは、平均孔径10μm未満、さらに好ましくは3μm未満、特に2μm未満、さらに特に1μm未満のフィルタを通してろ過されている。このろ過によって、ろ過しなければ多くのインクジェットプリンタに見られる微細ノズルを詰まらせかねない粒状物質が除去される。
好ましくは、インクジェットプリンタでの使用に適切なインクは、全部で500ppm未満、さらに好ましくは250ppm未満、特に100ppm未満、さらに特に10ppm未満のハロゲン化物イオンしか含有しない。
本発明の第三の側面において、画像を基材に形成する方法を提供する。該方法は、本発明の第二の側面による組成物をインクジェットプリンタによって基材に適用することを含む。
インクジェットプリンタは、好ましくは組成物を基材に、小オリフィスを通して基材上に吐出される液滴の形態で適用する。好適なインクジェットプリンタは、ピエゾエレクトリックインクジェットプリンタ及びサーマルインクジェットプリンタである。サーマルインクジェットプリンタでは、プログラムされた熱のパルスをオリフィスに隣接する抵抗器(レジスタ)によってインク貯め(リザーバ)のインクに印加することによって、インクをオリフィスから小液滴の形態で基材に向かって吐出させる。この間、基材とオリフィスとは相対的運動を行う。ピエゾエレクトリックインクジェットプリンタでは、小型水晶の発振によってオリフィスからインクの吐出を起こす。あるいは、例えば国際特許出願WO00/48938及び国際特許出願WO00/55089に記載のように、可動式パドル又はプランジャーに接続された電気機械式アクチュエータによってインクを吐出させることもできる。
基材は、好ましくは、紙、プラスチック、テキスタイル、金属又はガラス、さらに好ましくは、紙、オーバーヘッドプロジェクタ用スライド又はテキスタイル材料、特に紙である。
好適な紙は、酸性、アルカリ性又は中性の性質を有しうる普通紙、処理紙又はコート紙である。
紙は写真画質のインクジェット紙が特に好適である。
紙は写真画質のインクジェット紙が特に好適である。
本発明の第四の側面において、本発明の第二の側面による組成物、本発明の第一の側面による化合物、又は本発明の第三の側面による手段によって印刷される基材、好ましくは紙、プラスチック、テキスタイル、金属又はガラス、さらに好ましくは紙、オーバーヘッドプロジェクタ用スライド又はテキスタイル材料、特に紙、さらに特に普通紙、コート紙又は処理紙、特に写真画質紙を提供する。
印刷された基材は写真のプリントであるのが特に好適である。
本発明の第五の側面において、チャンバとインクとを含むインクジェットプリンタ用カートリッジを提供する。インクはチャンバ内にあり、該インクは本発明の第二の側面で定義の通りである。
本発明の第五の側面において、チャンバとインクとを含むインクジェットプリンタ用カートリッジを提供する。インクはチャンバ内にあり、該インクは本発明の第二の側面で定義の通りである。
本発明を以下の実施例によってさらに説明する。実施例中、すべての部及びパーセンテージは特に断りのない限り重量による。
実施例1
実施例1
の製造
ステージ1
2−((スルホメチル)アミノ)安息香酸の製造
ホルムアルデヒド溶液(37%、31.6g、0.4mol)及び亜硫酸水素ナトリウム(38g、0.37mol)を水(200ml)に溶解し、撹拌混合物を60℃に温めた。アントラニル酸(50g、0.37mol)をpH7の水(200ml)に溶解し、この溶液を亜硫酸水素付加物溶液に加え、温度を60〜70℃に2時間維持した。該反応混合物をゆっくり冷却させ、その後塩酸を加えて生成物を白色固体として析出させた。生成物をろ過により回収し、飽和塩化ナトリウム溶液、次いでアセトンで洗浄した。乾燥生成物(34g)は22.5%の塩を含有していた。
ステージ2
2−アミノ−5−((4−スルホフェニル)ジアゼニル)安息香酸の製造
スルファニル酸(8.65g、0.05mol)と亜硝酸ナトリウム(3.8g)を水(pH8、100ml)に溶解した。この溶液を、氷(30g)と濃塩酸(15ml)入りのビーカーに加えた。15分間の撹拌後、スルファミン酸(0.5g)を加えた。このジアゾニウム塩溶液を、ステージ1で製造した2−((スルホメチル)アミノ)安息香酸の水(150ml)中溶液(0〜5℃)に加えた。該反応混合物を0〜5℃で1.5時間撹拌した。この間、反応媒体のpHは希水酸化ナトリウム溶液の添加によってpH4〜4.5に維持した。ジアゾニウム塩が消費された後、2M塩酸の添加によって生成物が沈殿した。沈殿物をろ過により回収し、次いで、水酸化リチウムでpH12に調整した水(200ml)に溶解した。得られた溶液を、2M水酸化リチウム溶液の定期的な添加によってpHを維持しながら70℃で2時間撹拌した。冷却後、反応混合物を2M塩酸でpH6に調整した。沈殿した染料をろ過により褐色固体(18g)として回収した。
ステージ3
標記生成物の製造
ステージ2のモノアゾ染料(5.2g、塩含量について補正後0.01molに相当)と亜硝酸ナトリウム(0.76g、0.011mol)を水(100ml、pH8)に溶解し、氷(30g)と濃塩酸(8ml)入りのビーカーに注いだ。15分後、スルファミン酸(0.5g)を撹拌溶液に加えた。次に、該ジアゾニウム懸濁液を、100mlの水と8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸(7.5g、塩含量を考慮して0.01mol)入りのビーカーに加えた。添加の間中、pHをpH9〜10に維持した。全てのジアゾニウム塩が消費されたら、濃塩酸の添加によってpHをpH4に調整した。次に20%w/vの塩を加えて沈殿を開始させた。そのようにして形成された黒色固体をろ過により回収し、食塩水、次いでアセトンで洗浄した。乾燥生成物(5g)を水(100ml)中に再構成し、透析して低導電率にした。
実施例2
ステージ1
2−((スルホメチル)アミノ)安息香酸の製造
ホルムアルデヒド溶液(37%、31.6g、0.4mol)及び亜硫酸水素ナトリウム(38g、0.37mol)を水(200ml)に溶解し、撹拌混合物を60℃に温めた。アントラニル酸(50g、0.37mol)をpH7の水(200ml)に溶解し、この溶液を亜硫酸水素付加物溶液に加え、温度を60〜70℃に2時間維持した。該反応混合物をゆっくり冷却させ、その後塩酸を加えて生成物を白色固体として析出させた。生成物をろ過により回収し、飽和塩化ナトリウム溶液、次いでアセトンで洗浄した。乾燥生成物(34g)は22.5%の塩を含有していた。
ステージ2
2−アミノ−5−((4−スルホフェニル)ジアゼニル)安息香酸の製造
スルファニル酸(8.65g、0.05mol)と亜硝酸ナトリウム(3.8g)を水(pH8、100ml)に溶解した。この溶液を、氷(30g)と濃塩酸(15ml)入りのビーカーに加えた。15分間の撹拌後、スルファミン酸(0.5g)を加えた。このジアゾニウム塩溶液を、ステージ1で製造した2−((スルホメチル)アミノ)安息香酸の水(150ml)中溶液(0〜5℃)に加えた。該反応混合物を0〜5℃で1.5時間撹拌した。この間、反応媒体のpHは希水酸化ナトリウム溶液の添加によってpH4〜4.5に維持した。ジアゾニウム塩が消費された後、2M塩酸の添加によって生成物が沈殿した。沈殿物をろ過により回収し、次いで、水酸化リチウムでpH12に調整した水(200ml)に溶解した。得られた溶液を、2M水酸化リチウム溶液の定期的な添加によってpHを維持しながら70℃で2時間撹拌した。冷却後、反応混合物を2M塩酸でpH6に調整した。沈殿した染料をろ過により褐色固体(18g)として回収した。
ステージ3
標記生成物の製造
ステージ2のモノアゾ染料(5.2g、塩含量について補正後0.01molに相当)と亜硝酸ナトリウム(0.76g、0.011mol)を水(100ml、pH8)に溶解し、氷(30g)と濃塩酸(8ml)入りのビーカーに注いだ。15分後、スルファミン酸(0.5g)を撹拌溶液に加えた。次に、該ジアゾニウム懸濁液を、100mlの水と8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸(7.5g、塩含量を考慮して0.01mol)入りのビーカーに加えた。添加の間中、pHをpH9〜10に維持した。全てのジアゾニウム塩が消費されたら、濃塩酸の添加によってpHをpH4に調整した。次に20%w/vの塩を加えて沈殿を開始させた。そのようにして形成された黒色固体をろ過により回収し、食塩水、次いでアセトンで洗浄した。乾燥生成物(5g)を水(100ml)中に再構成し、透析して低導電率にした。
実施例2
の製造
実施例2の化合物は、実施例1に記載のようにして製造した。ただし、ステージ3で8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに1−ヒドロキシナフタレン−4−スルホン酸を使用した。
実施例3
実施例2の化合物は、実施例1に記載のようにして製造した。ただし、ステージ3で8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに1−ヒドロキシナフタレン−4−スルホン酸を使用した。
実施例3
の製造
実施例3の化合物は、実施例1に記載のようにして製造した。ただし、ステージ3で8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに1−ヒドロキシナフタレン−3,8−ジスルホン酸を使用した。
実施例4
実施例3の化合物は、実施例1に記載のようにして製造した。ただし、ステージ3で8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに1−ヒドロキシナフタレン−3,8−ジスルホン酸を使用した。
実施例4
の製造
実施例4の化合物は、実施例1に記載のようにして製造した。ただし、ステージ3で8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに1−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸を使用した。
実施例5
実施例4の化合物は、実施例1に記載のようにして製造した。ただし、ステージ3で8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに1−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸を使用した。
実施例5
の製造
実施例5の化合物は、実施例1に記載のようにして製造した。ただし、ステージ3で8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに1−ヒドロキシナフタレン−4,8−ジスルホン酸を使用した。
実施例6
実施例5の化合物は、実施例1に記載のようにして製造した。ただし、ステージ3で8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに1−ヒドロキシナフタレン−4,8−ジスルホン酸を使用した。
実施例6
の製造
実施例6の化合物は、実施例1のステージ3に記載のようにして製造した。ただし、実施例1のステージ2の生成物の代わりに4−アミノ−1,1’−アゾベンゼン−3,4’−ジスルホン酸(Aldrich Chemicals社より市販されている化合物)を用い、8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに1−ヒドロキシナフタレン−4,8−ジスルホン酸を使用した。
実施例7
実施例6の化合物は、実施例1のステージ3に記載のようにして製造した。ただし、実施例1のステージ2の生成物の代わりに4−アミノ−1,1’−アゾベンゼン−3,4’−ジスルホン酸(Aldrich Chemicals社より市販されている化合物)を用い、8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに1−ヒドロキシナフタレン−4,8−ジスルホン酸を使用した。
実施例7
の製造
実施例7の化合物は、実施例1のステージ3に記載のようにして製造した。ただし、実施例1のステージ2の生成物の代わりに4−アミノ−1,1’−アゾベンゼン−3,4’−ジスルホン酸(Aldrich Chemical社より市販されている化合物)を用い、8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに1−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸を使用した。
実施例8
実施例7の化合物は、実施例1のステージ3に記載のようにして製造した。ただし、実施例1のステージ2の生成物の代わりに4−アミノ−1,1’−アゾベンゼン−3,4’−ジスルホン酸(Aldrich Chemical社より市販されている化合物)を用い、8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに1−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸を使用した。
実施例8
の製造
実施例8の化合物は、実施例1のステージ3に記載のようにして製造した。ただし、実施例1のステージ2の生成物の代わりに4−アミノ−1,1’−アゾベンゼン−3,4’−ジスルホン酸(Aldrich Chemical社より市販されている化合物)を用い、8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに1−ヒドロキシナフタレン−3,8−ジスルホン酸を使用した。
実施例9
実施例8の化合物は、実施例1のステージ3に記載のようにして製造した。ただし、実施例1のステージ2の生成物の代わりに4−アミノ−1,1’−アゾベンゼン−3,4’−ジスルホン酸(Aldrich Chemical社より市販されている化合物)を用い、8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに1−ヒドロキシナフタレン−3,8−ジスルホン酸を使用した。
実施例9
の製造
実施例9の化合物は、実施例1のステージ3に記載のようにして製造した。ただし、実施例1のステージ2の生成物の代わりに4−アミノ−1,1’−アゾベンゼン−3,4’−ジスルホン酸(Aldrich Chemical社より市販されている化合物)を用い、8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに1−ヒドロキシナフタレン−4−スルホン酸を使用した。
実施例10
実施例9の化合物は、実施例1のステージ3に記載のようにして製造した。ただし、実施例1のステージ2の生成物の代わりに4−アミノ−1,1’−アゾベンゼン−3,4’−ジスルホン酸(Aldrich Chemical社より市販されている化合物)を用い、8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに1−ヒドロキシナフタレン−4−スルホン酸を使用した。
実施例10
の製造
実施例10の化合物は、実施例1のステージ3に記載のようにして製造した。ただし、実施例1のステージ2の生成物の代わりに4−アミノ−1,1’−アゾベンゼン−3,4’−ジスルホン酸(Aldrich Chemical社より市販されている化合物)を使用した。
実施例11
実施例10の化合物は、実施例1のステージ3に記載のようにして製造した。ただし、実施例1のステージ2の生成物の代わりに4−アミノ−1,1’−アゾベンゼン−3,4’−ジスルホン酸(Aldrich Chemical社より市販されている化合物)を使用した。
実施例11
の製造
実施例11の化合物は、実施例1に記載のようにして製造した。ただし、ステージ2でスルファニル酸の代わりに5−アミノベンゼン−1,3−ジカルボン酸を使用した。
実施例12
実施例11の化合物は、実施例1に記載のようにして製造した。ただし、ステージ2でスルファニル酸の代わりに5−アミノベンゼン−1,3−ジカルボン酸を使用した。
実施例12
の製造
実施例12の化合物は、実施例1に記載のようにして製造した。ただし、ステージ2でスルファニル酸の代わりに5−アミノベンゼン−1,3−ジカルボン酸を使用し、ステージ3で8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに1−ヒドロキシナフタレン−3,8−ジスルホン酸を使用した。
実施例13
実施例12の化合物は、実施例1に記載のようにして製造した。ただし、ステージ2でスルファニル酸の代わりに5−アミノベンゼン−1,3−ジカルボン酸を使用し、ステージ3で8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに1−ヒドロキシナフタレン−3,8−ジスルホン酸を使用した。
実施例13
の製造
実施例13の化合物は、実施例1に記載のようにして製造した。ただし、ステージ2でスルファニル酸の代わりに5−アミノベンゼン−1,3−ジカルボン酸を使用し、ステージ3で8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに1−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸を使用した。
実施例14
実施例13の化合物は、実施例1に記載のようにして製造した。ただし、ステージ2でスルファニル酸の代わりに5−アミノベンゼン−1,3−ジカルボン酸を使用し、ステージ3で8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに1−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸を使用した。
実施例14
の製造
実施例14の化合物は、実施例1に記載のようにして製造した。ただし、ステージ2でスルファニル酸の代わりに1−アミノベンゼン−2,5−ジスルホン酸を使用し、ステージ3で8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに1−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸を使用した。
実施例15
実施例14の化合物は、実施例1に記載のようにして製造した。ただし、ステージ2でスルファニル酸の代わりに1−アミノベンゼン−2,5−ジスルホン酸を使用し、ステージ3で8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに1−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸を使用した。
実施例15
の製造
実施例15の化合物は、実施例1に記載のようにして製造した。ただし、ステージ2でスルファニル酸の代わりに1−アミノベンゼン−2,5−ジスルホン酸を使用し、ステージ3で8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに1−ヒドロキシナフタレン−4−スルホン酸を使用した。
実施例16
実施例15の化合物は、実施例1に記載のようにして製造した。ただし、ステージ2でスルファニル酸の代わりに1−アミノベンゼン−2,5−ジスルホン酸を使用し、ステージ3で8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに1−ヒドロキシナフタレン−4−スルホン酸を使用した。
実施例16
の製造
実施例16の化合物は、実施例1に記載のようにして製造した。ただし、ステージ2でスルファニル酸の代わりに1−アミノベンゼン−3−ホスホン酸を使用し、ステージ1でアントラニル酸の代わりに2−アミノ−4−メチル−ベンゼンスルホン酸を使用した。
実施例17
実施例16の化合物は、実施例1に記載のようにして製造した。ただし、ステージ2でスルファニル酸の代わりに1−アミノベンゼン−3−ホスホン酸を使用し、ステージ1でアントラニル酸の代わりに2−アミノ−4−メチル−ベンゼンスルホン酸を使用した。
実施例17
の製造
実施例17の化合物は、実施例1のステージ3に記載のようにして製造した。ただし、実施例1のステージ2の生成物の代わりに4−アミノ−1,1’−アゾベンゼン−3,4’−ジスルホン酸(Aldrich Chemical社より市販されている化合物)を用い、8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに8−クロロ−1−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸(実施例31のステージ1と同様にして製造)を使用した。該染料の水中溶液は534nmのλmaxを有していた。
実施例18
実施例17の化合物は、実施例1のステージ3に記載のようにして製造した。ただし、実施例1のステージ2の生成物の代わりに4−アミノ−1,1’−アゾベンゼン−3,4’−ジスルホン酸(Aldrich Chemical社より市販されている化合物)を用い、8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに8−クロロ−1−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸(実施例31のステージ1と同様にして製造)を使用した。該染料の水中溶液は534nmのλmaxを有していた。
実施例18
の製造
実施例18の化合物は、実施例1に記載のようにして製造した。ただし、ステージ3で8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに8−クロロ−1−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸(実施例31のステージ1と同様にして製造)を使用した。該染料の水中溶液は528及び546nmにλmaxを有していた。
実施例19
実施例18の化合物は、実施例1に記載のようにして製造した。ただし、ステージ3で8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに8−クロロ−1−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸(実施例31のステージ1と同様にして製造)を使用した。該染料の水中溶液は528及び546nmにλmaxを有していた。
実施例19
の製造
実施例19の化合物は、実施例1のステージ3に記載のようにして製造した。ただし、実施例1のステージ2の生成物の代わりに4−アミノ−1,1’−アゾベンゼン−3,4’−ジスルホン酸(Aldrich Chemical社より市販されている化合物)を用い、8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに7−クロロ−1−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸(実施例31のステージ1と同様にして製造)を使用した。該染料の水中溶液は520nmのλmaxを有していた。
実施例20
実施例19の化合物は、実施例1のステージ3に記載のようにして製造した。ただし、実施例1のステージ2の生成物の代わりに4−アミノ−1,1’−アゾベンゼン−3,4’−ジスルホン酸(Aldrich Chemical社より市販されている化合物)を用い、8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに7−クロロ−1−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸(実施例31のステージ1と同様にして製造)を使用した。該染料の水中溶液は520nmのλmaxを有していた。
実施例20
の製造
実施例20の化合物は、実施例1に記載のようにして製造した。ただし、ステージ3で8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに7−クロロ−1−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸(実施例31のステージ1と同様にして製造)を使用した。該染料の水中溶液は528及び546nmのλmaxを有していた。
実施例21
実施例20の化合物は、実施例1に記載のようにして製造した。ただし、ステージ3で8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに7−クロロ−1−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸(実施例31のステージ1と同様にして製造)を使用した。該染料の水中溶液は528及び546nmのλmaxを有していた。
実施例21
の製造
実施例21の化合物は、実施例1のステージ3に記載のようにして製造した。ただし、実施例1のステージ2の生成物の代わりに4−アミノ−1,1’−アゾベンゼン−3,4’−ジスルホン酸(Aldrich Chemical社より市販されている化合物)を用い、8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに1−ヒドロキシナフタレン−5−スルホン酸を使用した。該染料の水中溶液は522nmのλmaxを有していた。
実施例22
実施例21の化合物は、実施例1のステージ3に記載のようにして製造した。ただし、実施例1のステージ2の生成物の代わりに4−アミノ−1,1’−アゾベンゼン−3,4’−ジスルホン酸(Aldrich Chemical社より市販されている化合物)を用い、8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに1−ヒドロキシナフタレン−5−スルホン酸を使用した。該染料の水中溶液は522nmのλmaxを有していた。
実施例22
の製造
実施例22の化合物は、実施例1のステージ3に記載のようにして製造した。ただし、実施例1のステージ2の生成物の代わりに4−アミノ−1,1’−アゾベンゼン−3,4’−ジスルホン酸(Aldrich Chemical社より市販されている化合物)を用い、8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに1−ヒドロキシナフタレン−3−スルホン酸を使用した。該染料の水中溶液は512nmのλmaxを有していた。
実施例23
実施例22の化合物は、実施例1のステージ3に記載のようにして製造した。ただし、実施例1のステージ2の生成物の代わりに4−アミノ−1,1’−アゾベンゼン−3,4’−ジスルホン酸(Aldrich Chemical社より市販されている化合物)を用い、8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに1−ヒドロキシナフタレン−3−スルホン酸を使用した。該染料の水中溶液は512nmのλmaxを有していた。
実施例23
の製造
実施例23の化合物は、実施例1に記載のようにして製造した。ただし、ステージ3で8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに1−ヒドロキシナフタレン−5−スルホン酸を使用した。該染料の水中溶液は528nmのλmaxを有していた。
実施例24
実施例23の化合物は、実施例1に記載のようにして製造した。ただし、ステージ3で8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに1−ヒドロキシナフタレン−5−スルホン酸を使用した。該染料の水中溶液は528nmのλmaxを有していた。
実施例24
の製造
ステージ1
6−(4−ヒドロキシ−1−ナフチル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジオールの製造
ステージ1
6−(4−ヒドロキシ−1−ナフチル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジオールの製造
シアヌル酸クロリド(64g、0.3468mol)を乾燥トルエン(400ml)に溶解した後、1−ナフトール(50g、0.347mol)をゆっくり加え、次いで粉末塩化アルミニウム(47.63g、0.352mol)を注意深く加えたところ、軽度の発熱後、褐色−オレンジ色の濃厚沈殿物が形成された。該反応混合物を室温で1.5時間撹拌し、次いで沈殿物をろ過により回収して、水/氷(1000ml)と濃塩酸(100ml)の混合物中で撹拌し、その後再ろ過した。得られた中間体を水(500ml)と濃水酸化ナトリウム(50ml)の混合物中に溶解し、撹拌混合物を70℃に2時間温めた。該反応混合物を徐々に放冷した後、塩酸を加えて生成物をオレンジ色固体として沈殿させた。該生成物をろ過により回収した。乾燥生成物(88g)は16%の塩を含有していた。
ステージ2
標記化合物の製造
実施例24の化合物は、実施例1のステージ3に記載のようにして製造した。ただし、実施例1のステージ2の生成物の代わりに4−アミノ−1,1’−アゾベンゼン−3,4’−ジスルホン酸(Aldrich Chemical社より市販されている化合物)を用い、8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに本実施例のステージ1の生成物を使用した。該染料の水中溶液は526nmのλmaxを有していた。
実施例25
ステージ2
標記化合物の製造
実施例24の化合物は、実施例1のステージ3に記載のようにして製造した。ただし、実施例1のステージ2の生成物の代わりに4−アミノ−1,1’−アゾベンゼン−3,4’−ジスルホン酸(Aldrich Chemical社より市販されている化合物)を用い、8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに本実施例のステージ1の生成物を使用した。該染料の水中溶液は526nmのλmaxを有していた。
実施例25
の製造
実施例25の化合物は、実施例1のステージ3に記載のようにして製造した。ただし、8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに実施例24のステージ1の生成物を使用した。該染料の水中溶液は528nmのλmaxを有していた。
実施例26
実施例25の化合物は、実施例1のステージ3に記載のようにして製造した。ただし、8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに実施例24のステージ1の生成物を使用した。該染料の水中溶液は528nmのλmaxを有していた。
実施例26
の製造
実施例26の化合物は、実施例1に記載のようにして製造した。ただし、ステージ2でスルファニル酸の代わりに2−アミノ−4−スルホ安息香酸を使用し、ステージ3で8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに1−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸を使用した。該染料の水中溶液は536nmのλmaxを有していた。
実施例27
実施例26の化合物は、実施例1に記載のようにして製造した。ただし、ステージ2でスルファニル酸の代わりに2−アミノ−4−スルホ安息香酸を使用し、ステージ3で8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに1−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸を使用した。該染料の水中溶液は536nmのλmaxを有していた。
実施例27
の製造
実施例27の化合物は、実施例1に記載のようにして製造した。ただし、ステージ3で8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに8−ブロモ−1−ヒドロキシナフタレン−3,5−ジスルホン酸(実施例31のステージ1と同様にして製造)を使用した。該染料の水中溶液は542nmのλmaxを有していた。
実施例28
実施例27の化合物は、実施例1に記載のようにして製造した。ただし、ステージ3で8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに8−ブロモ−1−ヒドロキシナフタレン−3,5−ジスルホン酸(実施例31のステージ1と同様にして製造)を使用した。該染料の水中溶液は542nmのλmaxを有していた。
実施例28
の製造
実施例28の化合物は、実施例1に記載のようにして製造した。ただし、ステージ3で8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに8−シアノ−1−ヒドロキシナフタレン−3,5−ジスルホン酸(実施例32のステージ1と同様にして製造)を使用した。該染料の水中溶液は546nmのλmaxを有していた。
実施例29
実施例28の化合物は、実施例1に記載のようにして製造した。ただし、ステージ3で8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに8−シアノ−1−ヒドロキシナフタレン−3,5−ジスルホン酸(実施例32のステージ1と同様にして製造)を使用した。該染料の水中溶液は546nmのλmaxを有していた。
実施例29
の製造
実施例29の化合物は、実施例1に記載のようにして製造した。ただし、ステージ3で8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに7−ブロモ−1−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸(実施例31のステージ1と同様にして製造)を使用した。該染料の水中溶液は548nmのλmaxを有していた。
実施例30
実施例29の化合物は、実施例1に記載のようにして製造した。ただし、ステージ3で8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに7−ブロモ−1−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸(実施例31のステージ1と同様にして製造)を使用した。該染料の水中溶液は548nmのλmaxを有していた。
実施例30
の製造
実施例30の化合物は、実施例1に記載のようにして製造した。ただし、ステージ3で8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに7−シアノ−1−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸(実施例32のステージ1と同様にして製造)を使用した。該染料の水中溶液は546nmのλmaxを有していた。
実施例31
実施例30の化合物は、実施例1に記載のようにして製造した。ただし、ステージ3で8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに7−シアノ−1−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸(実施例32のステージ1と同様にして製造)を使用した。該染料の水中溶液は546nmのλmaxを有していた。
実施例31
の製造
ステージ1:1−ブロモ−8−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸の製造
1−アミノ−8−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸(72%力価、44.4g、0.1mol)を、水(340ml)と48%臭化水素酸(20ml)の混合物中で撹拌した。該懸濁液を0〜5℃に冷却し、亜硝酸ナトリウム(7.6g、0.11mol)を少しずつ加えた。混合物を0〜5℃で2時間撹拌し、次いで過剰の亜硝酸をスルファミン酸溶液の添加によって分解した。さらに48%臭化水素酸(70ml)を添加し、混合物を5℃に冷却した。次に臭化銅(I)(14.4g、0.1mol)の48%臭化水素酸(30ml)と水(20ml)中溶液を0〜5℃で滴加した。該混合物を5℃で10分間撹拌した後、温度を徐々に上昇させ、90℃で1時間維持した。該反応混合物を室温に冷却し、塩化ナトリウムを加えた(30%w/v)。生成物をろ過によって回収し、20%塩化ナトリウム溶液で洗浄した。乾燥生成物(56g)は49%の塩化ナトリウムを含有していた。収率74%。
ステージ2:標記化合物の製造
実施例31の化合物は、実施例1に記載のようにして製造した。ただし、ステージ3で8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに8−ブロモ−1−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸(実施例31、ステージ1より)を使用した。
実施例32
ステージ1:1−ブロモ−8−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸の製造
1−アミノ−8−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸(72%力価、44.4g、0.1mol)を、水(340ml)と48%臭化水素酸(20ml)の混合物中で撹拌した。該懸濁液を0〜5℃に冷却し、亜硝酸ナトリウム(7.6g、0.11mol)を少しずつ加えた。混合物を0〜5℃で2時間撹拌し、次いで過剰の亜硝酸をスルファミン酸溶液の添加によって分解した。さらに48%臭化水素酸(70ml)を添加し、混合物を5℃に冷却した。次に臭化銅(I)(14.4g、0.1mol)の48%臭化水素酸(30ml)と水(20ml)中溶液を0〜5℃で滴加した。該混合物を5℃で10分間撹拌した後、温度を徐々に上昇させ、90℃で1時間維持した。該反応混合物を室温に冷却し、塩化ナトリウムを加えた(30%w/v)。生成物をろ過によって回収し、20%塩化ナトリウム溶液で洗浄した。乾燥生成物(56g)は49%の塩化ナトリウムを含有していた。収率74%。
ステージ2:標記化合物の製造
実施例31の化合物は、実施例1に記載のようにして製造した。ただし、ステージ3で8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに8−ブロモ−1−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸(実施例31、ステージ1より)を使用した。
実施例32
の製造
ステージ1:1−シアノ−8−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸の製造
1−ブロモ−8−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸(51%力価、15.0g、0.02mol、実施例31のステージ1のようにして製造)をN,N−ジメチルホルムアミド(100ml)中で撹拌した。シアン化銅(I)(2.0g、0.022mol)を加え、混合物を還流下でHPLC分析で反応の完了が示されるまで沸騰させた。本実施例では5時間を要した。必要であれば更なるシアン化銅を反応中に加えることもできる。反応混合物を冷却し、少量の不溶性物質をろ過により除去した。ろ液から溶媒を真空下で除去したところ、褐色のタールが残った。これを水中でスラリー化し、少量の固体をろ過により除去した。ろ液を100mlに濃縮し、固体塩化ナトリウムの添加によって生成物を析出させた。生成物をろ過により回収し、食塩水で洗浄して乾燥させた。乾燥生成物(8.9g)は50%の塩化ナトリウムを含有していた。収率67%。
ステージ2:標記化合物の製造
実施例32の化合物は、実施例1のステージ3に記載のようにして製造した。ただし、実施例1のステージ2の生成物の代わりに4−アミノ−1,1’−アゾベンゼン−3,4’−ジスルホン酸(Aldrich Chemical社より市販されている化合物)を使用し、8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに実施例32のステージ1の8−シアノ−1−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸を使用した。
実施例33
ステージ1:1−シアノ−8−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸の製造
1−ブロモ−8−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸(51%力価、15.0g、0.02mol、実施例31のステージ1のようにして製造)をN,N−ジメチルホルムアミド(100ml)中で撹拌した。シアン化銅(I)(2.0g、0.022mol)を加え、混合物を還流下でHPLC分析で反応の完了が示されるまで沸騰させた。本実施例では5時間を要した。必要であれば更なるシアン化銅を反応中に加えることもできる。反応混合物を冷却し、少量の不溶性物質をろ過により除去した。ろ液から溶媒を真空下で除去したところ、褐色のタールが残った。これを水中でスラリー化し、少量の固体をろ過により除去した。ろ液を100mlに濃縮し、固体塩化ナトリウムの添加によって生成物を析出させた。生成物をろ過により回収し、食塩水で洗浄して乾燥させた。乾燥生成物(8.9g)は50%の塩化ナトリウムを含有していた。収率67%。
ステージ2:標記化合物の製造
実施例32の化合物は、実施例1のステージ3に記載のようにして製造した。ただし、実施例1のステージ2の生成物の代わりに4−アミノ−1,1’−アゾベンゼン−3,4’−ジスルホン酸(Aldrich Chemical社より市販されている化合物)を使用し、8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに実施例32のステージ1の8−シアノ−1−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸を使用した。
実施例33
の製造
実施例33の化合物は、実施例1に記載のようにして製造した。ただし、ステージ3で8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに実施例32のステージ1のようにして製造した8−シアノ−1−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸を使用した。該染料の水中溶液は548nmのλmaxを有していた。
比較例
比較例C1は、US5599386の実施例1に記載の通りに製造した。
実施例33の化合物は、実施例1に記載のようにして製造した。ただし、ステージ3で8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の代わりに実施例32のステージ1のようにして製造した8−シアノ−1−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸を使用した。該染料の水中溶液は548nmのλmaxを有していた。
比較例
比較例C1は、US5599386の実施例1に記載の通りに製造した。
比較例C2は、US5824785の染料101についての記載通りに製造した。
実施例34〜47インク及びインクジェット印刷
インクの製造
インクは、表1に示されているように、比較例の染料及び実施例の染料から、3gの染料を97mlの液状媒体に溶解して製造した。液状媒体は、5部の2−ピロリドン;5部のチオジエチレングリコール;1部のSurfynol(登録商標)465及び89部の水からなり、水酸化ナトリウムでpHをpH8〜9に調整した。Surfynol(登録商標)465は、Air Products社の界面活性剤である。このようなインクは、25℃で20cP未満の粘度;25℃で20〜65ダイン/cmの範囲の表面張力;全部で500ppm未満の二価及び三価金属イオン(式(1)の着色剤又はインクの任意のその他の成分に結合している何らかの二価及び三価金属イオン以外);並びに全部で500ppm未満のハロゲン化物イオンを有する。
インクの製造
インクは、表1に示されているように、比較例の染料及び実施例の染料から、3gの染料を97mlの液状媒体に溶解して製造した。液状媒体は、5部の2−ピロリドン;5部のチオジエチレングリコール;1部のSurfynol(登録商標)465及び89部の水からなり、水酸化ナトリウムでpHをpH8〜9に調整した。Surfynol(登録商標)465は、Air Products社の界面活性剤である。このようなインクは、25℃で20cP未満の粘度;25℃で20〜65ダイン/cmの範囲の表面張力;全部で500ppm未満の二価及び三価金属イオン(式(1)の着色剤又はインクの任意のその他の成分に結合している何らかの二価及び三価金属イオン以外);並びに全部で500ppm未満のハロゲン化物イオンを有する。
インクジェット印刷
前述のようにして製造したインクを0.45ミクロンのナイロンフィルタを通してろ過した後、シリンジを用いて空の印刷用カートリッジに入れた。
前述のようにして製造したインクを0.45ミクロンのナイロンフィルタを通してろ過した後、シリンジを用いて空の印刷用カートリッジに入れた。
次に、これらのインクをEpson(登録商標)プレミアム光沢フォトペーパー(Premium Glossy Photo Paper)(SEC PM)とCanon(登録商標)プレミアムPR101フォトペーパー(Premium PR101 Photo Paper)(PR101)にインクジェットプリンタを用いて印刷した。
このようにして形成された印刷物を、Hampden 903 オゾンキャビネット内で、40℃、相対湿度50%で1ppmのオゾンに24時間暴露して耐オゾン性を試験した。印刷されたインクのオゾンに対する堅牢度はオゾンへの暴露前後の光学濃度の差によって判定する。
光学濃度の測定は、下記のパラメータにセットしたGretag(登録商標)スペクトロリノ分光光度計を用いて実施した。
測定幾何学: 0°/45°
スペクトル範囲: 370−720nm
スペクトル間隔: 10nm
光源: D65
観測視野: 2°(CIE 1931)
濃度: Ansi A
外部フィラー: なし
耐オゾン性は、印刷物の光学濃度(OD)の変化パーセントによって評価した。小さい数字ほど高い堅牢度を示す。結果を表2に示す。
測定幾何学: 0°/45°
スペクトル範囲: 370−720nm
スペクトル間隔: 10nm
光源: D65
観測視野: 2°(CIE 1931)
濃度: Ansi A
外部フィラー: なし
耐オゾン性は、印刷物の光学濃度(OD)の変化パーセントによって評価した。小さい数字ほど高い堅牢度を示す。結果を表2に示す。
表2から本発明のインクは比較染料より高い耐オゾン性を有していることが分かる。
更なるインク
表A及びBに記載のインクも製造した。表中、第1カラムに記載されている染料は、同一番号の上記実施例で製造された化合物である。第2カラム以降に引用されている数字は関係成分の部数で、いずれも重量部である。該インクはインクジェット印刷によって紙に適用できる。
更なるインク
表A及びBに記載のインクも製造した。表中、第1カラムに記載されている染料は、同一番号の上記実施例で製造された化合物である。第2カラム以降に引用されている数字は関係成分の部数で、いずれも重量部である。該インクはインクジェット印刷によって紙に適用できる。
Claims (21)
- Qが置換されていてもよいフェニルである、請求項1に記載の化合物。
- Qが、少なくとも1個のCO2H、SO3H又はPO3H2置換基と所望によりその他の置換基を持つフェニルである、請求項1又は請求項2のいずれかに記載の化合物。
- Qが、CO2H、SO3H又はPO3H2からなる群から独立して選ばれる1又は2個の置換基を持つフェニルである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物。
- nが0〜3である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
- qが、0、1又は2である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物。
- R2及びR3がいずれも−OHである、請求項14に記載の化合物。
- 繊維反応性基を持たない、請求項1〜16のいずれか1項に記載の化合物。
- 請求項1〜17のいずれか1項に記載の化合物と液状媒体とを含む組成物。
- 画像を基材上に形成する方法であって、請求項18に記載の組成物をインクジェットプリンタによって適用することを含む方法。
- 請求項18に記載の組成物で印刷される基材。
- チャンバとインクとを含むインクジェットプリンタ用カートリッジであって、インクはチャンバの中にあり、該インクは請求項18に記載の組成物である、インクジェットプリンタ用カートリッジ。
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