JP2007513132A - Cdk阻害剤、及びcs−682又はその代謝産物との組合せ - Google Patents

Cdk阻害剤、及びcs−682又はその代謝産物との組合せ Download PDF

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Abstract

本発明の第一の態様は、CDK阻害剤、及び1−(2−C−シアノ−2−ジオキシ−β−D−アラビノ−ペントフラノシル)−N4−パルミトイルシトシン又はその代謝産物とを含む組合せに関する。本発明の第二の態様は、治療において、同時に、順次に又は個別に使用する組合せ製剤としての、CDK阻害剤、及び1−(2−C−シアノ−2−ジオキシ−β―D−アラビノ−ペントフラノシル)−N4−パルミトイルシトシン又はその代謝産物とを含む薬剤製品に関する。本発明の第三の態様は、対象に、CDK阻害剤、及び1−(2−C−シアノ−2−ジオキシ−β−D−アラビノ−ペントフラノシル)−N4−パルミトイルシトシン又はその代謝産物を、同時に、順次に又は個別に投与することを含む、増殖性障害の治療方法に関する。

Description

本発明は、癌、及びその他の増殖性障害の治療に適した薬剤の組合せに関する。
哺乳類の細胞周期の開始、進行及び完結は、細胞の成長にとって重要な様々なサイクリン依存性キナーゼ(CDK)コンプレックスによって調節される。これらのコンプレックスは、少なくとも触媒的(CDKそれ自身)、及び調節(サイクリン)サブユニットを含む。細胞周期調節にとって更に重要なコンプレックスの幾つかは、サイクリンA(CDK1−cdc2としても知られている、及びCDK2)、サイクリンB1−B3(CDK1)、サイクリンC(CDK8)、サイクリンD1−D3(CDK2、CDK4、CDK5、CDK6)、サイクリンE(CDK2)、サイクリンK及びT(CDK9)並びにサイクリンH(CDK7)を含む。これらのコンプレックスのそれぞれは、細胞周期の特定の相において含まれる。
CDKの活性は、その他のタンパク質との一時的な会合によって、及びその細胞内局在性の変更によって翻訳後に調節される。腫瘍の進行は、遺伝的変更、並びにCDK及びその調節剤の脱調節とほぼ一致し、CDKの阻害剤が抗癌治療に有用であっても良いことを示している。実際に、最近の結果は、形質転換細胞及び正常細胞が、例えば、サイクリンA/CDK2に対するそれらの要件を異にすること、及び通常の細胞毒性及び細胞増殖抑制性薬剤で観察される一般的な宿主毒性が全くない新規な抗腫瘍性剤を開発することが可能であっても良いことを示している。
CDKの機能は、例えば、網膜芽腫タンパク質、ラミン、ヒストンH1、及び紡錘体の成分を含む或種のタンパク質をリン酸化して活性化又は不活性化することである。CDKにより仲介される触媒段階は、ATPから高分子酵素基質への燐移行反応を含む。幾つかの群の化合物は、CDK−特定ATP拮抗作用の効力により抗増殖性を有することが分かっている(例えば、N. Gray, L. Detivaud, C. Doerig, L. Meijer, Curr. Med. Chem. 1999, 6, 859を参照)。
ロスコビチンは、6−ベンジルアミノ−2−[(R)−1−エチル−2−ヒドロキシエチルアミノ]−9−イソプロピルプリン化合物である。ロスコビチンは、サイクリン依存性キナーゼ酵素、特にCDK2の強力な阻害剤であることが証明されている。この化合物は、現に抗癌剤として開発されている。CDK阻害剤は、細胞周期のG2/M相からの細胞の移行を阻止することが分かっている。
活性薬剤は、多くの場合、治療体制を最適化するために組合せて与えることができることが、当該技術分野において十分に立証されている。
N. Gray, L. Detivaud, C. Doerig, L. Meijer, Curr. Med. Chem. 1999, 6, 859
従って、本発明は、増殖性障害、特に癌の治療に特に適した、知られている薬剤の新しい組合せを提供しようとするものである。即ち、本発明は、組合せにおける或種の薬剤の使用と関連した驚くべき且つ予期せぬ作用効果に重点を置くものである。
第一の態様において、本発明は、CDK阻害剤、及び1−(2−C−シアノ−2−ジオキシ−β−D−アラビノ−ペントフラノシル)−N4−パルミトイルシトシン又はその代謝産物とを含む組合せを提供する。
第二の態様は、薬剤として許容される担体、希釈剤又は賦形剤と混合された、本発明による組合せを含む薬剤組成物を提供する。
第三の態様は、増殖性障害を治療するための薬剤の調製における、本発明による組合せの使用に関する。
第四の態様は、治療において、同時に、順次に又は個別に使用する、組合された製剤としての、CDK阻害剤、及び1−(2−C−シアノ−2−ジオキシ−β−D−アラビノ−ペントフラノシル)−N4−パルミトイルシトシン又はその代謝産物を含む薬剤製品に関する。
第五の態様は、CDK阻害剤、及び1−(2−C−シアノ−2−ジオキシ−β−D−アラビノ−ペントフラノシル)−N4−パルミトイルシトシン又はその代謝産物を、対象に、同時に、順次に又は個別に投与することを含む、増殖性障害の治療方法に関する。
第六の態様は、増殖性障害の治療のための薬剤の調製におけるCDK阻害剤の使用であって、前記治療が、CDK阻害剤、及び1−(2−C−シアノ−2−ジオキシ−β−D−アラビノ−ペントフラノシル)−N4−パルミトイルシトシン又はその代謝産物を、対象に、同時に、順次に又は個別に投与することを含む、前記使用に関する。
第七の態様は、増殖性障害の治療のための薬剤の調製における、CDK阻害剤、及び1−(2−C−シアノ−2−ジオキシ−β−D−アラビノ−ペントフラノシル)−N4−パルミトイルシトシン又はその代謝産物の使用に関する。
第八の態様は、増殖性障害の治療のための薬剤の調製におけるCDK阻害剤の使用であって、前記薬剤が、1−(2−C−シアノ−2−ジオキシ−β−D−アラビノ−ペントフラノシル)−N4−パルミトイルシトシン又はその代謝産物を伴う組合せ治療において用いられる、前記使用に関する。
第九の態様は、増殖性障害の治療のための薬剤の調製における1−(2−C−シアノ−2−ジオキシ−β−D−アラビノ−ペントフラノシル)−N4−パルミトイルシトシン又はその代謝産物の使用であって、前記薬剤が、CDK阻害剤を伴う組合せ治療において用いられる、前記使用に関する。
薬剤組合せの効果は、本質的に予測不可能であり、多くの場合、一つの薬剤が他の薬剤の効果を部分的に又は完全に阻害する傾向がある。本発明は、1−(2−C−シアノ−2−ジオキシ−β−D−アラビノ−ペントフラノシル)−N4−パルミトイルシトシン、及びロスコビチンを組合せて、同時に、個別に又は順次に投与しても、2つの薬の間で全く有害な相互作用を引き起すことがないという驚くべき知見に基づくものである。その様な拮抗的相互作用が、予想に反して少しも存在しないことは、臨床応用にとって重要である。
好ましい実施形態においては、1−(2−C−シアノ−2−ジオキシ−β−D−アラビノ−ペントフラノシル)−N4−パルミトイルシトシン、及びロスコビチンの組合せは、単独で投与されたいずれかの薬剤と比較しても強化された効果を生み出す。この観察の驚くべき性質は、従来技術を基礎として期待されるものとは著しく異なるものである。
以下に示される好ましい実施形態は、本発明の全ての上述の態様に適用できるものである。
1−(2−C−シアノ−2−ジオキシ−β−D−アラビノ−ペントフラノシル)−N−パルミトイルシトシン(I)(又は、2′−シアノ−2−デオキシ−N−パルミトイル−1−β−D−アラビノフラノシルシトシンとして知られている)(Hanaoka, K., et al, Int. J. Cancer, 1999:82:226-236; Donehower R, et al, Proc Am Soc Clin Oncol, 2000: abstract 764; Burch, PA, et al, Proc Am Soc Clin Oncol, 2001: abstract 364)は、ヌクレオシドCNDAC、即ち、1−(2−C−シアノ−2−デオキシ−β−D−アラビノ−ペンタフラノシル)−シトシンの、経口的に投与される新規な2′−デオキシシチジン代謝拮抗物質プロドラッグである。
Figure 2007513132
1−(2−C−シアノ−2−ジオキシ−β−D−アラビノ−ペントフラノシル)−N−パルミトイルシトシン(I)は、種々の細胞系、異種移植片及び転移性癌モデルにおいて強力な抗腫瘍活性をもたらす、自発的DNAストランド破壊作用を有するゲムシタビン等のその他のヌクレオシド代謝産物を越える独特な形式の作用を有する。
1−(2−C−シアノ−2−ジオキシ−β−D−アラビノ−ペントフラノシル)−N−パルミトイルシトシン(I)は、充実性腫瘍における臨床前データに基づく、ゲムシタビン(主要な市販ヌクレオチド類似体)及び5−FU(広範囲に使用されている抗代謝産物薬剤)を越えるその経口的生物学的利用能及びその改善された活性の観点において多数の研究の中心であった。近年、研究者は、(I)が、結腸癌のモデルにおいて強力な抗癌活性を示したことを報告している。同じモデルにおいて、(I)は、生存の増加及び肝臓への結腸癌転移の広がりの阻止に関して、ゲムシタビン、又は5−FUのいずれよりも優れていることが分かった(Wu M, et al, Cancer Research, 2003:63:2477-2482)。現在まで、種々の癌を伴う患者からのフェーズIデータは、(I)が、投与量制限毒性の様な骨髄抑制を伴い、ヒトにおいて十分に許容されることを示している。
好ましくは、CDK阻害剤は、CDK2及び/又はCDK4の阻害剤である。更に好ましくは、CDK阻害剤は、ロスコビチン、プルバラノールA、プルバラノールB、オロムシン、及び国際公開第97/20842号、国際公開第98/05335号(CV治療)、国際公開第99/07705号(カリフォルニア大学の試薬)において記載されているその他の2,6,9−三置換プリンから選択される。なお更に好ましくは、CDK阻害剤は、ロスコビチン、及びプルバラノールAから選択される。なお更に好ましくは、CDK阻害剤は、ロスコビチンである。
「増殖性障害」と言う用語は、細胞周期の調節を必要とするあらゆる障害、例えば、再狭窄及び心筋症等の心血管障害、糸球体腎炎及びリウマチ様関節炎等の自己免疫障害、乾癬等の皮膚障害、マラリア、気腫及び脱毛等の抗炎症性、抗菌性、抗寄生虫性障害を含む広い意味において本明細書において使用される。これらの障害において、本発明の化合物は、必要とされる所望の細胞内においてアポトーシスを含んでも良く又は血行停止を維持しても良い。好ましくは、増殖性障害は、癌又は白血病であり、最も好ましくは、肺、前立腺、膀胱、頭頸部、結腸、肉腫、又はリンパ腫の癌である。
特に好ましい実施形態においては、本発明は、CDK依存性、又は感応性障害の治療における前述の組合せの使用に関する。CDK依存性障害は、1つ又は複数のCDK酵素の、正常水準を超える活性と一致する。その様な障害は、好ましくは、CDK2及び/又はCDK4の異常水準の活性と一致する。CDK感応性障害は、CDK水準における異常が根本原因ではなく、主たる代謝異常の下流である障害である。その様なシナリオにおいては、CDK2及び/又はCDK4は、感応性代謝経路の一部であると言うことができ、従って、CDK阻害剤は、その様な障害の治療において活性であっても良い。その様な障害は、好ましくは、癌、又はリウマチ様障害である。
本明細書において使用される「薬剤の調製」と言う用語は、その様な薬剤の調製の任意の段階におけるそれらの使用に加えて、薬剤として直接に、本発明の成分の使用を含む。
本発明の好ましい一実施形態においては、CDK阻害剤は、1−(2−C−シアノ−2−ジオキシ−β−D−アラビノ−ペントフラノシル)−N4−パルミトイルシトシンの前に、順次に又は個別に投与される。好ましくは、CDK阻害剤は、1−(2−C−シアノ−2−ジオキシ−β−D−アラビノ−ペントフラノシル)−N4−パルミトイルシトシンの少なくとも4時間前、更に好ましくは、1−(2−C−シアノ−2−ジオキシ−β−D−アラビノ−ペントフラノシル)−N4−パルミトイルシトシンの少なくとも72時間前に投与される。
特に好ましい実施形態においては、1−(2−C−シアノ−2−ジオキシ−β−D−アラビノ−ペントフラノシル)−N4−パルミトイルシトシンは、CDK阻害剤の前に、順次に又は個別に投与される。好ましくは、1−(2−C−シアノ−2−ジオキシ−β−D−アラビノ−ペントフラノシル)−N4−パルミトイルシトシンは、CDK阻害剤の少なくとも1時間前、更に好ましくは、CDK阻害剤の少なくとも24時間前に投与される。
好ましい一実施形態においては、CDK阻害剤、及び1−(2−C−シアノ−2−ジオキシ−β−D−アラビノ−ペントフラノシル)−N4−パルミトイルシトシンは、個々の成分に関して治療的に有効な量をそれぞれ投与する。換言すれば、CDK阻害剤、及び1−(2−C−シアノ−2−ジオキシ−β−D−アラビノ−ペントフラノシル)−N4−パルミトイルシトシンは、成分が組合せ以外で投与されても治療的に有効である量で投与される。
その他の好ましい実施形態においては、CDK阻害剤及び1−(2−C−シアノ−2−ジオキシ−β−D−アラビノ−ペントフラノシル)−N4−パルミトイルシトシンは、個々の成分に関して治療量以下の量をそれぞれ投与する。換言すれば、CDK阻害剤、及び1−(2−C−シアノ−2−ジオキシ−β−D−アラビノ−ペントフラノシル)−N4−パルミトイルシトシンは、成分が組合せ以外で投与されても治療的に有効ではない量で投与される。
好ましくは、1−(2−C−シアノ−2−ジオキシ−β−D−アラビノ−ペントフラノシル)−N4−パルミトイルシトシン、及びCDK阻害剤は、相乗作用的方法において相互に作用する。本明細書において使用される「相乗作用的」と言う用語は、1−(2−C−シアノ−2−ジオキシ−β−D−アラビノ−ペントフラノシル)−N4−パルミトイルシトシン、及びCDK阻害剤が、組合せにおいて使用されると、2つの成分の個々の効果を加えることから期待されるよりも大きな効果を生成することを意味する。都合よいことに、相乗作用的相互作用は、患者に投与される各成分の投与量を少なくすることを可能にし、それによって、化学療法の毒性を減少しながら同じ治療効果を生成及び維持する。従って、特に好ましい実施形態においては、各成分は、治療量以下の量において投与することができる。
代謝産物
本明細書において使用される「代謝産物」と言う用語は、1−(2−C−シアノ−2−ジオキシ−β−D−アラビノ−ペントフラノシル)−N4−パルミトイルシトシンの物質代謝により生成される、化学的に変性された存在物を包含する。
本発明の特に好ましい一実施形態においては、1−(2−C−シアノ−2−ジオキシ−β−D−アラビノ−ペントフラノシル)−N4−パルミトイルシトシンの代謝産物は、2′−C′−シアノ−2′−ジオキシ−1−β−D−アラビノ−ペントフラノシルシトシン(CNDAC)である。
本発明のその他の特に好ましい実施形態においては、1−(2−C−シアノ−2−ジオキシ−β−D−アラビノ−ペントフラノシル)−N4−パルミトイルシトシンは、活性代謝産物CNDAC−トリホスフェート(CNDACTP)に細胞内代謝され、過程は、パルミトイル部の開裂及びヌクレオシドキナーゼの作用によるCNDACTPへの活性化を含む。
塩/エステル
本発明の作用薬剤は、塩又はエステルとして、特に、薬剤として許容される塩又はエステルとして存在することができる。
本発明の作用薬剤の、薬剤として許容される塩としては、適当な酸付加物又はその塩基性塩が挙げられる。適当な薬剤としての塩については、Berge et al, J Pharm Sci, 66, 1-19(1977)において見出すことができる。塩は、例えば、強無機酸、例えば、硫酸、リン酸又はハロゲン化水素酸;非置換又は置換(例えば、ハロゲンによる)された、1〜4個の炭素原子のアルカンカルボン酸等の強有機カルボン酸、例えば酢酸;飽和又は不飽和ジカルボン酸、例えば、シュウ酸、マロン酸、琥珀酸、マレイン酸、フマール酸、フタール酸又はテトラフタール酸;ヒドロキシカルボン酸、例えば、アスコルビン酸、グリコール酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸又はクエン酸;アミノ酸、例えば、アスパラギン酸又はグルタミン酸;安息香酸;又は有機スルホン酸、例えば、非置換又は置換(例えば、ハロゲンによる)された、(C〜C)−アルキル−又はアリール−スルホン酸、例えば、メタン−、又はp−トルエンスルホン酸で形成される。
エステルは、エステル化される官能基によって、有機酸又はアルコール/水酸化物のいずれかを使用して形成される。有機酸としては、非置換又は置換(例えば、ハロゲンによる)された、1〜12個の炭素原子のアルカンカルボン酸等のカルボン酸、例えば、酢酸;飽和又は不飽和ジカルボン酸、例えば、シュウ酸、マロン酸、琥珀酸、マレイン酸、フマール酸、フタール酸又はテトラフタール酸;ヒドロキシカルボン酸、例えば、アスコルビン酸、グリコール酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸又はクエン酸;アミノ酸、例えば、アスパラギン酸又はグルタミン酸;安息香酸;又は有機スルホン酸、例えば、非置換又は置換(例えば、ハロゲンによる)された、(C〜C)−アルキル−又はアリール−スルホン酸、例えば、メタン−又はp−トルエンスルホン酸等が挙げられる。適当な水酸化物としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化アルミニウム等の無機水酸化物が挙げられる。アルコールとしては、非置換又は置換(例えば、ハロゲンによる)されていてもよい、1〜12個の炭素原子のアルカンアルコールが挙げられる。
光学異性体/互変異性体
本発明は、又、適切な場合には、作用薬剤の全ての光学異性体及び互変異性体を含む。当業者は、光学的性質(1つ又は複数のキラル炭素原子)又は互変異性特徴を有する化合物を認識する。相当する光学異性体及び/又は互変異性体は、当該技術分野において知られている方法により単離/調製されても良い。
立体及び幾何異性体
本発明の作用薬剤の幾つかは、立体異性体及び/又は幾何異性体として存在しても良く、例えば、それらは、不斉中心又は幾何中心を有しても良く、従って、2つ以上の立体異性体及び/又は幾何異性体形態において存在しても良い。本発明は、それらの阻害剤作用薬剤の個々の立体異性体、及び幾何異性体、並びにその混合物の全ての使用を考慮している。特許請求の範囲において使用される用語は、これらの形態が、適当な官能活性(必ずしも同程度のものではないが)を保持することを条件に、これらの形態を包含する。
本発明は、又、作用薬剤又は薬剤として許容されるその塩の全ての適当な同位体変体を含む。本発明の作用薬剤又は薬剤として許容されるその塩の同位体変体は、少なくとも1つの原子が、同じ原子番号を有するが、自然状態において通常見出される原子量とは異なる原子量を有する原子によって置換えられるものと定義される。作用薬剤又は薬剤として許容されるその塩の中に組み入れることのできる同位体の例としては、H、H、13C、14C、15N、17O、18O、31P、32P、35S、18F及び36Cl等の、水素、炭素、窒素、酸素、燐、硫黄、フッ素及び塩素がそれぞれに挙げられる。作用薬剤又は薬剤として許容されるその塩の或種の同位体変体、例えば、H又は14C等の放射性同位体が組み込まれるものは、薬剤及び/又は基質組織分布研究において有用である。トリチウム化、即ち、H及び炭素−14、即ち、14C同位体は、それらの容易な調製及び検出性の故に特に好ましい。更に、重水素、即ち、H等の同位体での置換は、大きな代謝安定性、例えば、in vivoでの半減期の増加又は投与必要量の減少をもたらし、従って、幾つかの環境においては好ましいものとすることのできる、或種の治療的利点を与えることができる。本発明の作用薬剤、及び本発明の薬剤として許容されるその塩の同位体変体は、一般に、適当な試薬の適当な同位体変体を使用して、通常の手順により調製することができる。
溶媒和物
本発明は、又、本発明の作用薬剤の溶媒和物形態を含む。特許請求の範囲において使用される用語は、これらの形態を包含する。
多形体
本発明は、更に、それらの種々の結晶形態、多形体形態及び(無)水和形態における本発明の作用薬剤に関する。化学的化合物は、その様な化合物の合成方法において使用された溶媒から、精製及び/又は単離方法を僅かに変更することにより、その様な形態のいずれをも単離できることが薬剤工業内では十分に確立されている。
プロドラッグ
本発明は、更に、プロドラッグ形態において本発明の作用薬剤を含む。その様なプロドラッグは、一般に、1つ又は複数の適当な基が、ヒト又は哺乳類の対象への投与により変性が逆転されても良い様に変性されている化合物である。その様な逆転は、in vivoでの逆転を行うために、その様なプロドラッグと一緒に投与される第二の作用薬剤でも可能であるが、その様な対象において生来存在する酵素によって通常行われる。その様な変性の例としては、エステル(例えば、上述の全てのもの)が挙げられ、逆転は、エステラーゼ等で行われても良い。その他のその様なシステムは、当業者に良く知られている。
投与
本発明の薬剤組成物は、投与の、経口、直腸、膣、腸管外、筋肉内、腹腔内、動脈内、くも膜下、気管支内、皮下、皮内、静脈内、鼻腔、口腔又は舌下経路のために適合されても良い。
経口投与のためには、特別の使用が、圧縮錠剤、ピル、錠剤、ゲルーレ(gellule)、ドロップ及びカプセルで行われる。好ましくは、これらの組成物は、投与量当り1〜2000mg、更に好ましくは、50〜1000mgの活性成分を含む。
その他の投与形態は、静脈内に、動脈内に、くも膜下に、皮下に、皮内に、腹腔内に又は筋肉内に注射することのできる溶液又はエマルションを含み、これらは、滅菌又は滅菌可能な溶液から調製される。本発明の薬剤組成物は、又、座薬、ペッサリー、懸濁液、エマルション、ローション、軟膏、クリーム、ゲル、スプレー、溶液又は粉剤の形態であっても良い。
経皮投与の代替手段は、皮膚貼布の使用によるものである。例えば、活性成分は、ポリエチレングリコール、又は液体パラフィンの水性エマルションから成るクリーム中に導入することができる。活性成分は、又、安定剤、及び必要とすることがある防腐剤と一緒に、白蝋又は白色軟質パラフィンベースから成る軟膏の中に、1〜10重量%の濃度で導入することができる。
注射可能な形態は、投与量当り10〜1000mg、好ましくは、10〜500mgの活性成分を含んでも良い。
組成物は、単位剤形、即ち、単位投与量若しくは単位投与量の複数又はサブユニットを含む個々の部分の形態において組成されても良い。
特に好ましい実施形態においては、本発明の組合せ又は薬剤組成物は、静脈内に投与される。
投薬量
当業者は、必要以上の経験なしに、対象に投与するための該当組成物の1つの適当な投与量を容易に決定することができる。一般に、医者は、個々の患者にとって最も適当である実際の投薬量であって、使用される特定化合物の活性、代謝安定性及びその化合物の作用の長さ、年齢、体重、身体全体の健康、性別、ダイエット、投与の形式及び時間、排出速度、薬剤組合せ、特定状態の重篤度、及び個人的に受けている治療を含めた様々なファクターによる投薬量を決定する。本明細書において開示される投薬量は、平均の場合の典型である。勿論、多い又は少ない投薬量範囲が利点とされる個々の場合があり得るので、その様な場合は、本発明の範囲内である。
必要性によって、作用薬剤は、0.1〜30mg/kg体重、例えば、2〜20mg/kg、更に好ましくは、0.1〜1mg/kg体重の投与量で投与されても良い。
指針として、1−(2−C−シアノ−2−ジオキシ−β−D−アラビノ−ペントフラノシル)−N4−パルミトイルシトシンは、一般に、1〜120mg/m体表面の投与量で、医者の指示によって経口的に投与される。投与量は、4週間で1週当り5日、又は4週間で1週当り3日与えることができる。投薬量及び適用の頻度は、一般に、患者の身体全体の病状及び、特に、造血、肝臓及び腎臓系に起因する悪影響の重篤度に適合される。
ロスコビチンは、一般に、約0.05〜約5g/日、好ましくは、約0.4〜約3g/日で投与される。ロスコビチンは、好ましくは、錠剤又はカプセルにおいて経口的に投与される。ロスコビチンの、1日の合計投与量は、単一投与量で投与することもできれば、1日当たり2回、3回又は4回と決められた分割投薬量に分けて投与することもできる。
好ましくは、ロスコビチンは、0.4〜3g/日の投薬量で、経口的に又は静脈内に投与される。1−(2−C−シアノ−2−ジオキシ−β−D−アラビノ−ペントフラノシル)−N4−パルミトイルシトシンは、次いで、上記で検討された適当な投薬量で、最も適当と思われる方法において投与される。好ましくは、1−(2−C−シアノ−2−ジオキシ−β−D−アラビノ−ペントフラノシル)−N4−パルミトイルシトシンは、ロスコビチンの投与後、少なくとも24時間で投与される。
本発明は、実施例によって更に記載される。
ロスコビチンの成長阻害活性は、単層試験及び腫瘍幹細胞試験を使用して、様々な細胞系に対して、単独及び1−(2−C−シアノ−2−ジオキシ−β−D−アラビノ−ペントフラノシル)−N4−パルミトイルシトシンとの組合せにおいて測定された。
方法及び材料
化合物
CDK阻害剤(例えば、ロスコビチン)の貯蔵溶液を、DMSOにおいて調製し、アリコートを−20℃で貯蔵した。使用直前に、最終希釈液を、培地(Iscove’s Modified Dulbecco’s Medium; Life Technologies社製, Karlsruhe)で調製した。
クローン化試験
ヒト腫瘍異種移植片から単一細胞懸濁液の調製
胸腺再生不良性ヌードマウスにおける連続継代において皮下的に成長させた充実性ヒト腫瘍異種移植片(NMRI, Naval Medical Research Institute, USA, nu/nu 株、我々自身の繁殖工場から得た)を、滅菌条件下で除去し、機械的に分割し、次いで、コラゲナーゼ(41 U/ml、 Sigma社製)、DNAse I(125 U/ml、 Roche社製)、ヒアルロニダーゼ(100 U/ml、 Sigma社製)及びディスパーゼII(1.0 U/ml、 Roche社製)から成る酵素カクテルで、RPMI 1640−媒体(Life Technologies社製)において、37℃で30分間培養した。細胞を、200μm及び50μmメッシュサイズの篩に通し、滅菌PBS−緩衝液(Life Technologies社製)で二度洗浄した。生存細胞の割合を、トリパンブルー除外を使用して、ノイバウアー(Neubauer)-血球計算板において決定した。
培養方法
クローン化試験を、Hamburger & Salmon[Alley, M.C., Uhi, C.B. & M.M. Lieber, 1982。代謝テトラゾリウム塩の使用による軟質寒天コロニー形成試験における薬剤の細胞毒性の改善された検出。Life Sci. 31: 3071-3078]により導入された変性二層軟質寒天試験により、24−ウエルフォーマットにおいて行った。底部層は、0.2ml/ウエルのIscove’s Modified Dulbecco’s Medium(20%(v/v)ウシ胎仔血清及び0.01%(v/v)ゲンタマイシンで補給された)及び0.75%(w/v)寒天から構成された。4・10〜8・10の細胞が、0.2mlの、0.4%(w/v)寒天で補給された同じ培地に添加され、底部層上の24−複数ウエル皿においてプレート化された。抗悪性腫瘍薬を、0.2ml培地において、連続暴露(薬剤重複)によって適用した。全ての皿は、6つの濃度で3通りの、ビヒクル及び薬剤処理グループを含む6つの対照ウエルを含んでいた。培養液を、湿潤雰囲気において、37℃で、7.5%COで、8〜20日間培養し、倒立顕微鏡を使用して、コロニー成長を詳しく観察した。この期間内で、in vitroの腫瘍成長は、直径>50μmのコロニーの形成をもたらした。最大コロニー形成の時点で、カウントを、自動画像分析系(OMNICON FAS IV, Biosys GmbH社製)で行った。評価の24時間前に、活気のあるコロニーを、2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−フェニルテトラゾリウムクロライドの滅菌水溶液(1mg/ml、100μl/ウエル)[i]で染色した。
試験は、次の品質管理基準が満たされれば、完全に評価可能と判断された:
24−複数ウエル板の対照グループウエルにおけるコロニーの平均数が、>50μmのコロニー直径を持つコロニーで≧20、
正の参照化合物の5−フルオロウラシル(5−FU)(1000μg/mlの毒性投与量で)は、対照の<20%のコロニー生存を達成しなければならない、
0日又は2日での初期プレートカウントが、最終対照グループカウントの<20%、
対照グループにおける変動係数が≦50%。
データ評価
薬剤効果は、処理されたプレートにおけるコロニーの平均数と未処理の対照の平均コロニーカウントとを比較して得られる生存割合(テスト対対照グループ値、T/C値[%]、で表示される相対コロニーカウント)に関して表示された:
T/C=コロニーカウント処理グループ/コロニーカウント対照グループ・100[%]
50%(T/C=50%)及び70%(T/C=30%)それぞれでコロニー形成を阻害するのに必要な薬剤濃度であるIC50値及びIC70値は、化合物濃度対相対コロニーカウントをプロットして決定された。平均IC50値及びIC70値は、式、
Figure 2007513132
により計算された(式中、xは、特定の腫瘍モデルであり、nは、検討された腫瘍モデルの合計数である)。IC50値又はIC70値が、試験投与量範囲内で決定できないときは、検討された最小及び最大濃度が計算のために使用された。
平均グラフ分析(IC−プロット)において、個々の腫瘍タイプにおけるテスト化合物に対して得られたIC70−値の分布は、テストされた全ての腫瘍に対して得られた平均IC70−値に関連して与えられる。個々のIC70−値は、対数目盛軸における縦線で表示される。左の縦線は、平均値より低いIC70−値を示し(より感応性の腫瘍モデルを示す)、右の縦線は高い値(かなり抵抗性の腫瘍モデルを示す)を示す。従って、IC−プロットは、化合物の抗増殖性側面の指紋を表す。
テスト手順:ロスコビチンと標準作用薬剤との組合せ
細胞系
6つのヒト腫瘍細胞系の特徴は、表1において示される。
Figure 2007513132
肺癌細胞系LXFA 629Lは、ロス等(Roth et al. 1999)により記載されている通り、ヒト腫瘍異種移植片から確立された[Roth T, Burger AM, Dengler W, Willmann H, Fiebig HH. Human tumor cell lines demonstrating the characteristics of patient tumors as useful models for anticancer drug screening(抗癌剤スクリーニングのための有用なモデルとしての患者腫瘍の特徴を示すヒト腫瘍細胞系). In: Fiebig HH, Burger AM(eds). Relevance of Tumor Models for Anticancer Drug Development(抗癌剤開発における腫瘍モデルの関連性). Contrib. Oncol. 1999, 54: 145-156]。ドナー異種移植片の由来は、フィービッヒ等(Fiebig et al., 1992)により記載されている[Fiebig HH, Dengler WA, Roth T. Humann tumor xenografts: Predictivity, characterization, and discovery of new anticancer agents(ヒト腫瘍異種移植片:新抗癌剤の予測、特徴及び発見). In: Fiebig HH, Burger AM(eds). Relevance of Tumor Models for Anticancer Drug Development(抗癌剤開発における腫瘍モデルの関連性). Contrib. Oncol. 1999, 54: 29-50]。
細胞系DLD1及びHT29(結腸)並びに前立腺癌DU145及びPC3Mは、US−NCI(National Cancer Institute, USA)から得た。
前立腺癌22RV1は、アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション(ATCC)から購入した。
細胞は、週に一度又は二度、定期的に通過させた。細胞は、培養液において20回を超えない通過で維持された。全ての細胞は、10%ウシ胎仔血清(Sigma社製, Deisenhofen, Germany)及び0.1%ゲンタマイシン(Invitrogen社製)で補給されたRPMI 1640媒体(Invitrogen社製, Karlsruhe, Germany)において、湿潤雰囲気(空気95%、CO5%)において、37℃で成長させた。
細胞増殖試験
変性プロピジウムアイオダイド試験を、ヒト腫瘍細胞系の成長におけるロスコビチンの効果を評価するために使用した[Dengler WA, Schulte J, Berger DP et al. (1995). Development of a propidium iodide fluorescence assy for proliferation and cytotoxicity assay(増殖及び細胞毒性のためのプロピジウムアイオダイド蛍光試験の開発). Anti-Cancer Drugs 1995, 6:522-532]。手短に言えば、細胞は、トリプシン化により対数期培養液から収穫され、カウントされ、96ウエル平底マイクロタイタープレートにおいて、細胞系による細胞濃度でプレート化された(5〜12.000生存細胞/ウエル)。24時間回収後、細胞に対数増殖を再開させるために、20μlの培地(プレート当り3つの対照ウエル)又はテスト品1番(標準作用薬剤)の種々の濃度を含む培地をウエルに添加した。各濃度は、三通りでプレート化された。各プレートについて、テスト品1番は、マイクロタイタープレートの4つの地域において、5つの濃度で4回適用される。地域1は、テスト品1番単独のためであり、2〜4の地域において、テスト品2番(ロスコビチン)が、3つの異なる時点で、それぞれに適用された。連続テスト品暴露の4日後に、作用薬剤を伴う又は伴わない細胞培地を、200μlのプロピジウムアイオダイド(PI)水溶液(7μg/ml)で置き換えた。PIだけが、漏れやすい、即ち、溶解細胞膜を通過するので、死亡細胞のDNAは、染色され、測定することができたが、生きた細胞は染色されなかった。生きた細胞の割合を測定するために、細胞を、プレートを凍結することによって浸透させ、全ての細胞を死なせた。プレートの解凍後、蛍光を、全細胞数に対して直接の関係を与えるサイトフロアー4000(Cytofluor 4000)マイクロプレートリーダー(530nm励起、620nm発光)を使用して測定した。成長阻害は、処理/対照x100(%T/C)として表示され、各組合せに対するIC50、IC70及びIC90値は、化合物濃度対細胞生存率をプロットすることにより決定された。
MTT試験
MTT試験を伴う、1−(2−C−シアノ−2−ジオキシ−β−D−アラビノ−ペントフラノシル)−N4−パルミトイルシトシンを伴う及び伴わないロスコビチンの評価のために利用されたシステム。MTT試験は、MTTをホルマザンに転換するための生存細胞の能力をベースとした分光学的試験である。細胞濃度は、570nmのテスト波長及び630nmの参照波長における吸光度を測定することにより推定した。自動化手順は、これらの検討において使用された全ての作用薬剤のIC50値(対照の50%で細胞成長を阻害する作用薬剤の濃度)を決定するために利用した。細胞系は、将来の臨床試験設計を考慮して、特定の可能性を持って選択された。
初めに、ロスコビチン及び1−(2−C−シアノ−2−ジオキシ−β−D−アラビノ−ペントフラノシル)−N4−パルミトイルシトシンを、或る範囲の濃度にわたって別々にテストした。次いで、初期IC50分析が完了した後に、組合せをテストした。組合せを検討するために、相互作用のタイプを特徴付けるために使用された濃度スキーム(個々の作用薬剤のIC50の割合として表示される)は、以下に示される。
Figure 2007513132
組合せ検討の統計的分析
組合せ曲線を解釈するために、統計的比較を、各テスト組合せ(75:25 ロスコビチン/1−(2−C−シアノ−2−ジオキシ−β−D−アラビノ−ペントフラノシル)−N4−パルミトイルシトシン)及び端点(100:0−ロスコビチン及び0:100−1−(2−C−シアノ−2−ジオキシ−β−D−アラビノ−ペントフラノシル)−N4−パルミトイルシトシン)で行った。統計的に顕著な観察は、差が、組合せ(ロスコビチン及び1−(2−C−シアノ−2−ジオキシ−β−D−アラビノ−ペントフラノシル)−N4−パルミトイルシトシン)吸光度値及び両方の端点の値(ロスコビチン及び1−(2−C−シアノ−2−ジオキシ−β−D−アラビノ−ペントフラノシル)−N4−パルミトイルシトシン単独)との間において存在することを必要とする[Greco et al, The search for synergy; A critical review from a response surface perspective(相乗作用の調査;応答表面の観点からの批判的な批評). Pharmacol; Review 47:331-385, 1995; Laska et al, Simple designs and model-free tests for synergy(相乗作用に対する簡単な設計及び自由モデルテスト); Biometrics 50:834-841, 1994]。値の過半数(5の≧3)が、統計的に線(端点)より上又は下であれば、拮抗作用又は相乗作用がそれぞれに説明される。それ以外は、パターンは、付加的相互作用とより一致する。
本発明の様々な変更及び変化は、本発明の範囲及び精神から逸脱することなく当業者には明白である。本発明は、特定の好ましい実施形態に関連して記載されたが、特許請求の範囲に記載されている本発明は、その様な特定の実施形態に不当に制限されるべきものではない。実際は、関連分野における当業者に自明な、本発明を行うために記載された形式の様々な変更は、本発明により保護されるべきものである。

Claims (31)

  1. CDK阻害剤、及び1−(2−C−シアノ−2−ジオキシ−β−D−アラビノ−ペントフラノシル)−N4−パルミトイルシトシン又はその代謝産物を含む組合せ。
  2. CDK阻害剤が、CDK2又はCDK4の阻害剤である、請求項1に記載の組合せ。
  3. CDK阻害剤が、ロソビチン、プルバラノールA、プルバラノールB、及びオロムシンから選択される、請求項1又は2に記載の組合せ。
  4. CDK阻害剤が、ロスコビチンである、請求項1〜3のいずれかに記載の組合せ。
  5. 代謝産物が、1−(2−C−シアノ−2−デオキシ−β−D−アラビノ−ペンタフラノシル)−シトシンである、請求項1〜4のいずれかに記載の組合せ。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の組合せ及び薬剤として許容される担体、希釈剤又は賦形剤を含む薬剤組成物。
  7. 増殖性障害の治療のための薬剤の調製における、請求項1〜5のいずれかに記載の組合せの使用。
  8. 治療において、同時に、順次に又は個別に使用する、組合せ製剤としての、CDK阻害剤、及び1−(2−C−シアノ−2−ジオキシ−β−D−アラビノ−ペントフラノシル)−N4−パルミトイルシトシン又はその代謝産物を含む薬剤製品。
  9. CDK阻害剤が、CDK2又はCDK4の阻害剤である、請求項8に記載の薬剤製品。
  10. CDK阻害剤が、ロソビチン、プルバラノールA、プルバラノールB、及びオロムシンから選択される、請求項8又は9に記載の薬剤製品。
  11. CDK阻害剤が、ロスコビチンである、請求項8〜10のいずれかに記載の薬剤製品。
  12. 薬剤として許容される担体、希釈剤又は賦形剤を含む薬剤組成物の形態である、請求項8〜11のいずれかに記載の薬剤製品。
  13. 増殖性障害の治療における使用のための、請求項8〜11のいずれかに記載の薬剤製品。
  14. 増殖性障害が、癌である、請求項13に記載の薬剤製品。
  15. 増殖性障害が、肺癌、前立腺癌、膀胱癌、頭頸部癌、結腸癌、肉腫、及びリンパ腫から選択される、請求項14に記載の薬剤製品。
  16. 代謝産物が、1−(2−C−シアノ−2−デオキシ−β−D−アラビノ−ペンタフラノシル)−シトシンである、請求項8〜15のいずれかに記載の薬剤製品。
  17. 1−(2−C−シアノ−2−ジオキシ−β−D−アラビノ−ペントフラノシル)−N4−パルミトイルシトシン又はその代謝産物、及びCDK阻害剤を、同時に、順次に又は個別に対象に投与することを含む、増殖性障害の治療方法。
  18. 対象に、1−(2−C−シアノ−2−ジオキシ−β−D−アラビノ−ペントフラノシル)−N4−パルミトイルシトシン又はその代謝産物を、順次に又は個別に投与する前に、前記CDK阻害剤を、前記対象に投与することを含む、請求項17に記載の方法。
  19. 対象に、CDK阻害剤を、順次に又は個別に投与する前に、1−(2−C−シアノ−2−ジオキシ−β−D−アラビノ−ペントフラノシル)−N4−パルミトイルシトシン又はその代謝産物を、前記対象に投与することを含む、請求項17に記載の方法。
  20. CDK阻害剤が、CDK2又はCDK4の阻害剤である、請求項17〜20のいずれかに記載の方法。
  21. CDK阻害剤が、ロソビチン、プルバラノールA、プルバラノールB、及びオロムシンから選択される、請求項20に記載の方法。
  22. CDK阻害剤が、ロスコビチンである、請求項21に記載の方法。
  23. CDK阻害剤、及び1−(2−C−シアノ−2−ジオキシ−β−D−アラビノ−ペントフラノシル)−N4−パルミトイルシトシン又はその代謝産物が、個々の成分に関する治療的に有効な量をそれぞれ投与する、請求項17〜22のいずれかに記載の方法。
  24. CDK阻害剤、及び1−(2−C−シアノ−2−ジオキシ−β−D−アラビノ−ペントフラノシル)−N4−パルミトイルシトシン又はその代謝産物が、個々の成分に関して治療量以下の量をそれぞれ投与する、請求項17〜22のいずれかに記載の方法。
  25. 増殖性障害が、癌である、請求項17〜24のいずれかに記載の方法。
  26. 増殖性障害が、肺癌、前立腺癌、膀胱癌、頭頸部癌、結腸癌、肉腫、及びリンパ腫から選択される、請求項25に記載の方法。
  27. 代謝産物が、1−(2−C−シアノ−2−デオキシ−β−D−アラビノ−ペンタフラノシル)−シトシンである、請求項17〜26のいずれか一項に記載の方法。
  28. 増殖性障害の治療のための薬剤の調製におけるCDK阻害剤の使用であって、前記治療が、1−(2−C−シアノ−2−ジオキシ−β−D−アラビノ−ペントフラノシル)−N4−パルミトイルシトシン又はその代謝産物、及びCDK阻害剤を、同時に、順次に又は個別に対象に投与することを含む、前記使用。
  29. 増殖性障害を治療するための薬剤の調製における、CDK阻害剤、及び1−(2−C−シアノ−2−ジオキシ−β−D−アラビノ−ペントフラノシル)−N4−パルミトイルシトシン又はその代謝産物の使用。
  30. 増殖性障害の治療のための薬剤の調製におけるCDK阻害剤の使用であって、前記薬剤が、1−(2−C−シアノ−2−ジオキシ−β−D−アラビノ−ペントフラノシル)−N4−パルミトイルシトシン又はその代謝産物との組合せ治療において用いられる、前記使用。
  31. 増殖性障害の治療のための薬剤の調製における1−(2−C−シアノ−2−ジオキシ−β−D−アラビノ−ペントフラノシル)−N4−パルミトイルシトシン又はその代謝産物の使用であって、前記薬剤が、CDK阻害剤との組合せ治療において用いられる、前記使用。
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