本出願は、参照のため本出願に取り込まれる”ホームリベートクレジットカード”と題する2003年11月13日出願の合衆国仮特許出願番号60/519、278の利益を主張する。
本発明の特徴ならびに効果は、住宅ローンの借り手、住宅ローンを借り手になる可能性のある、あるいは、現在、住宅ローンの予備承認を得ようとしている顧客用にデザインされた取引カード口座を提供することである。
本発明の別の特徴ならびに効果は、顧客が取引カードを使用するだけで自身の住宅ローンを支払うのを補助する取引カード口座を提供することである。
本発明のまた別の特徴ならびに効果は、各カレンダー年に得られたリベートの額をカート所有者に提供する代わりに、カード所有者の住宅ローンの貸し手の記録に、彼/又は彼女の住宅ローンの元本残高に対する繰り上げ返済として提供される、例えば、1%のパーセンテージによるリベートをオファーする取引カード口座を提供することである。
本発明のさらに別の特徴ならびに効果は、 住宅ローンの元本に対する貸方勘定(credit)の形で消費者にリベートをオファーする住宅ローンリベート取引カードを提供するとともに、前払いする住宅ローン申し込み手数料に関し、販売時点に、消費者がリベートを得ることができるようにすることである。
上述のおよび他の特徴、効果ならびに目的を達成するため、本発明の実施形態は、コンピュータハードウエア、オペレーテイングシステム、プログラム言語、ソフトウエアアプリケーションならびに他の技術等を用い、これらは、クレジットカードを用いた取引が行われた場合に、カード所有者に見返りを与えるクレジットカード等の取引を提供するためのものである。かかる見返りは、住宅ローンの元本残高又は将来の住宅ローンに適用されるキャッシュリベートとして認識される。得られるであろうリベートの額にはキャップがなく、リベートは累積されて、周期的に、例えば、年に1回、住宅ローンの元本に充当される。
本発明の実施形態において、個人が住宅ローンを申し込むと、申込者がクレジットカードを所有するのに適切か否かに関する決済がなされる。適格な申込者にクレジットカードがオファーされる。クレジットカードのオファーを受け入れると、申し込みに関するコストが臨時アカウントに適用される。さらに、クレジットならびにフロードチェックが行われる。申込者が最終的に承認されると、クレジットが発行され、申し込みに関するコストが、クレジットカードの最初の請求書上に現れる。申込者が最終的に承認されないと、申し込みに関するコストについて別の支払い請求が発せられる。なお、これに制限されないが、消費者は、別の住宅ローン会社を含む従来の手段によって住宅ローンのリベートカードを得る場合がある。
特に、本発明の実施形態は、そこで取引カード発行者がカード所有者に対して口座を提供し、カード所有者は費用が口座に課せられることを許容する、住宅ローンリベート取引カード口座を管理方法およびシステムを提供する。その後、取引カード発行者は、前記口座に対して課された費用の額に基づいて住宅ローンリベートの額を計算し、カード所有者の住宅ローン残高に対する住宅ローンリベート額の適用を周期的に調整する。
本発明の特徴は、カード所有者の以前から存在する住宅ローン、あるいは、カード所有者の将来の住宅ローンに関連して、取引カードの発行者によって、住宅ローンリベート取引カード口座を提供することを含んでいる。後者の場合、住宅ローンリベート取引カード口座は、カード所有者による住宅ローンの申し込みの承認と関連して提供され、カード所有者の口座に対して、住宅ローン申し込み費用を請求することが可能となる。
本発明の実施形態は、住宅ローンリベート取引カード口座について、取引カードの発行者と提携し又は取引カードと関連する住宅ローンの貸し手、あるいは、取引カードの発行者と提携せず又は取引カードと関連していない住宅ローンの貸し手のいずれの住宅ローンと関連とするかについて、カード所有者に選択の余地を与えることを提案する。これにより、取引カードの発行者は、取引カード発行者と住宅ローンの貸し手間の提携あるいは関連の存否に関係なく、どの住宅ローンの貸し手に関連してカード所有者用の口座を提供することができる。
本発明の実施形態において、住宅ローンリベートのリベート額は、最大限度を設定することなく計算される。また、取引カードの提供者は、例えば、住宅ローンリベート取引カード口座の契約応当日に基づき、カード所有者の住宅ローン残高の毎年の貸方勘定の形式で、住宅ローンの残高に対する前記リベート額を直接適用し、住宅ローンリベート額は、電子送金又は小切手を介し、取引カードの提供者によって、住宅ローンの貸し手に対して直接支払うことができる。しかし、特定の状況下において、住宅ローンリベート額は、口座クレジット又は小切手を介して、取引カード所有者に対する支払うことが可能である。いかなる場合も、取引カード所有者の計算されたリベートの額は、カード所有者の住宅ローン残高に適用された額と同じ額によって、同様に減少する。
本発明の別の目的、効果ならびに新たな特徴については、以下の詳細な説明の一部において述べられ、以下を参照すると当業者にとってより明らかであり、本発明を実施することにより習得される。
発明の詳細な説明
要求されるように、本発明の詳細な特徴ならびに実施形態をここに開示する。しかし、開示された特徴ならびに実施形態は、単に、発明の一例であり、多くの、代替的な形式で実施可能であることが理解されるべきである。図面は、縮尺が異なってもよく、特定のコンポーネントの詳細を現すために、いくつかの特徴を強調しても、最小限にするようにしてもよい。したがって、ここで開示された特定の構造的および機能的な詳細、ならびに、かかる詳細についてのいかなる組み合わせも制限的なものとして解釈してはならず、単に、特許請求の範囲の基礎であり、当業者に、本発明を様々に用いることが可能であることを教示するにすぎない。
ここで、本発明の実施形態の詳細を参照すると、図面にいくつかの例が示されているが、各例は、発明の説明の目的で示されており、発明を限定するためのものではない。当業者にとって、発明の範囲あるいは精神を逸脱することなく、様々な修正および変更が可能であることは明らかである。例えば、ある実施形態の一部として表され記載されている特徴を、他の実施形態を得るために他の実施形態に用いることもできる。このように、本発明が、本発明の範囲内にある、かかる修正および変更をカバーすることを意図している。
本発明の実施形態は、住宅ローンの借り手、住宅ローンの申請者あるいは将来住宅ローンを利用する者でもある顧客用にデザインされた、クレジットカードを提供する。かかるクレジットカードは、消費者が、クレジットカードを用いて自身の住宅ローン残高について返済することを可能にする。消費者が、ガソリン、食料品、衣服、あるいは、ペイント、壁紙、カーペット又は窓掃除等の家の修繕のいずれに拘わらず、支払いにクレジットカードを使った場合、クレジットカードのリベートは、住宅ローンの残高に適用される。
本発明の実施形態の例において、住宅ローンの借り手/消費者用のクレジットカードは、最大限度、すなわちキャップがない1%のリベートを有している。消費者は、クレジットカードを用いて、彼又は彼女の住宅ローンの期間を短縮させ、あるいは、住宅ローンの残高をより早く支払うことができる。例えば、消費者が、年利6.25%で(APR)で200、000ドルの住宅ローン残高を有していると仮定する。住宅ローンの期間が15年間で、年のリベートが200ドルだったとすると、消費者は、元本と利息を4、927.60ドル節約し、住宅ローンの期間が約2月間短縮される。また、住宅ローンの期間が15年間で、年のリベートが300ドルだったとすると、消費者は、元本と利息を7、364.13ドル節約し、住宅ローンの期間が約4月間短縮される。さらに、住宅ローンの期間が30年間で、年のリベートが200ドルだったとすると、消費者は、元本と利息を16、990.40ドル節約し、住宅ローンの期間が約13月間短縮される。また、住宅ローンの期間が30年間で、年のリベートが300ドルだったとすると、消費者は、元本と利息を25、071.06ドル節約し、住宅ローンの期間が約19月間短縮される。
他の例では、消費者が、年利6.37%、住宅ローンの期間が27年残った、残高192、347ドルの住宅ローンを有していると仮定する。年のリベートが300ドルだったとすると、消費者は、元本と利息を20、443ドル節約し、住宅ローンの期間が22月間短縮される。また、年のリベートが200ドルだったとすると、消費者は、元本と利息を13、946ドル節約し、住宅ローンの期間が10月間短縮される。さらに、年のリベートが100ドルだったとすると、消費者は、元本と利息を6、127ドル節約し、住宅ローンの期間が5月間短縮される。
図1aから図1cは、本発明の実施形態において、消費者が住宅ローンリベートクレジットカードを入手する場合のフローチャートを示している。図1aから図1cを参照すると、住宅ローンリベートクレジットカードは、住宅ローン会社およびクレジットカード部門を有する会社によってオファーされる。”住宅ローン会社”および”クレジットカード部門”という文言は、会社の一部門に限定されず、会社、ユニットあるいは他の同様のエンテイテイーを包含してもよい。住宅ローン会社およびクレジットカード部門は、同じ会社としてのエンテイテイー、あるいは、別の会社としてのエンテイテイーである。したがって、住宅ローン会社は、住宅ローン・アカウンティング部門を有し、クレジットカード部門は、クレジットカード・アカウンティング部門を有している。消費者は、勧誘又は消費者自身による調査等を通じて、住宅ローンリベートクレジットカードを知るようになる。ある特定の実施形態においては、S1で、消費者は、ローンの申し込み又は借り換えの申し込みを要求するため、住宅ローン会社に電話をする。S2においては、消費者自身により、あるいは、住宅ローン会社の担当者の助けを借りて申し込みを完了する。
さらに図1aから図1cを参照すると、住宅ローン会社は、S3において、住宅ローンおよびクレジットカーその申し込みを判定するため、クレジット分析ソフトウエアを起動する。S4において、住宅ローン会社は、住宅ローンの申し込みを承認する。住宅ローンの申し込みが承認されない場合、S5において、消費者に住宅ローンリベートクレジットカードのオファーはされない。さらに、ローン会社は、S6で、消費者にクレジットカードをオファーするか否かについて判断する。消費者にクレジットカードが認証されなかった場合、S7において、消費者にクレジットカードのオファーがされない。なお、最初にクレジットカードの承認が判断され、消費者が認証を得られなかった場合、消費者に住宅ローンリベートクレジットカードのオファーがなされることはない。しかし、消費者にクレジットカードが認証されない場合であっても、住宅ローンの申し込みについてはまだ検討がなされる。ところで、消費者に住宅ローンならびにクレジットカードが承認された場合、S8において、消費者に住宅ローンリベートクレジットカードのオファーがなされる。次に、担当者は、S9において、クレジットカード関して、用意された公開情報(scripted disclosure)を顧客に読み聞かせる。
消費者は、S10において、住宅ローンリベートクレジットカードについてのオファーを受け入れるかについての選択を有している。S11において、消費者が、住宅ローンリベートクレジットカードについてのオファーを受け入れない場合、従来通り住宅ローンプロセスが続行される。住宅ローンリベートクレジットカードについてのオファーを受け入れると、S12において、住宅ローン会社はクレジットカードプログラムを起動させ、消費者のための包括的なカード番号を用いる。住宅ローン・アカウンティング部門は、S21において、包括的な口座番号を用いて申請費用を処理する。
前記住宅ローン・アカウンティング部門は、S22において、クレジットカード部門に対し、包括的なカード番号を伴った日報を送付する。クレジットカード部門は、S23において、消費者にクレジットカードが承認されたかを判断するため、申請費用の日報を調整する。S24において生じうる結果は、”承認”(カード口座を開設する)、”保留”(取り扱われる、判断に必要な質問を約6日以内に送る)、”書面を伴う保留”(約3週間以内に解決される)、あるいは”却下”を含んでいる。カードが承認された場合、S26において、担当者が申し込み費用を移動させる取引に用いられる口座番号が与えられる。結果が保留あるいは却下であった場合、担当者は、消費者に連絡を取り、S30で別の方法での支払いを依頼する。結果が、単なる保留である場合、消費者の記録は、所定時間、例えば、6日間、ファイルから除外され、それでも保留である場合、記録は、保留案件として住宅ローン会社に送られ、S30で別の支払い方法が要求される。
図1aから図1cをさらに参照すると、S13において、住宅ローン部門は、クレジットカードプログラムに関するダミー書類を含む”ウエルカム”パッケージを印刷し、イベントを作成する。イベントをキッカケにして、S14において、ナイトリーデータフィード(nightly data feed)は、受け入れられたプログラムから、その日の全てのデータを送る。S15においては、受け入れられたアプリケーションについてクレジットおよびフロードの分析が実行される。クレジットカード部門のクレジット分析ソフトウエアを介して承認が処理される。アプリケーションによるフロードの分析処理中、これらには限定されないが、社会保障番号の確認と照合、住所の確認、ならびに、潜在的なフロードに対する警告を含むポリシールールが実行される。アプリケーションの処理後、前日の記録リストを有するファイルが作成される。
消費者にクレジットカードが承認された場合、クレジットカード・アカウンティング部門は、新たな口座番号を生成し、S25で、消費者に対してクレジットカードを送る。S26において、クレジットカード・アカウンティング部門は、一般的な口座から消費者の新しい口座へと資金を移動させる。
販売時点において、顧客が、通常$300から$800の範囲である住宅ローン申請費用の支払いに用いるため、状況に応じて信用枠の一部を利用することができる。クレジットカード・アカウンティング部門は、S27において、消費者に対する最初の請求書あるいはクレジットカード利用請求書に住宅ローン申請費用を含める。次に、消費者は、申請コスト又は費用に用いるため、彼又は彼女の信用枠にすぐにアクセスを行う。消費者は、この取引についてのリベートを受け取る。しかし、消費者は、申請費用を他のクレジットカード又は口座によって支払うよう要求してもよい。
S16で、クレジットカードが承認されなかった場合、消費者は、S17において通知される。さらに、S28において、クレジットカード・アカウンティング部門は、却下通知とともに住宅ローン会社に連絡を取る。S29において、住宅ローン・アカウンティング部門は、カードに対するいかなる請求も無効にし、却下に関係する担当者に連絡する。S30において、前記担当者は、住宅ローン・アカウンティング部門から通知を受け取る。次に、担当者は、住宅ローン申請費用を適用する別の手段を要求するため、消費者に連絡する。住宅ローンの申請手続きは、従来通り続けられる。S18において、会社は、一般的な口座にかかる申請費用を無効にし、包括的な口座を有効としない。S31において処理が完了する。これに代え、消費者は、これには限られないが、別の住宅ローン会社およびクレジットカード会社を含む従来の手段を介し、住宅ローンリベートクレジットカードを得るようにしてもよい。
本発明の実施形態の他の側面において、消費者は、住宅リベートウエッブアプリケーションを介して、住宅ローン取引カード口座について申請することが可能である。この側面において、口座の取引条件が顧客に表示され、顧客は、プロンプトに応じて、個人情報、雇用および金融情報、住宅ローンの貸し手情報、ならびにカードオプションの好みを入力し、申請することが可能である。本発明の他の側面において、消費者は、住宅リベートプロダクトウエッブページを介して、住宅リベート住宅ローン貯蓄カリキュレーターにアクセスすることができる。かかる側面においては、住宅ローンリベート取引カード口座の利点に関する情報がユーザーに表示され、消費者は、消費者の現在の住宅ローンについての情報、ならびに、プロンプトに応じて現在の取引カードの使用法を入力することができる。その後、住宅ローンリベート取引カード口座による予想される節約額が計算され、顧客に対して表示される。
本発明の他の側面において、住宅ローンリベート取引カード口座を持つ消費者は、それに変更があった場合又は以前に供給していなかった場合、彼らの住宅ローン貸し手情報を更新するため、住宅ローン貸し手変更ウエッブページにアクセスすることができる。このように、消費者は、彼または彼女が与えられる毎年のリベートが適切な住宅ローンの貸し手に対して支払われることを保証される。本発明の更に他の側面において、住宅ローンリベート取引カード口座を持つ消費者は、以前、消費者のために蓄積されたリベートの額とともに、最後の支払い請求周期内に消費者によって得られたリベートの額を記載する現在のリワード/リベート活動ウエッブサイトにアクセスすることもできる。
図3は、本発明の実施形態における住宅ローンリベートクレジットカード口座を管理する処理の例を示すフローチャートである。図3を参照すると、S40において、消費者は、(a)取引カードの提供者と提携し又は関連する住宅ローンの提供者によって保有される住宅ローンの関係で、クレジットカード発行者から住宅ローンリベートクレジットカードを得る、あるいは、(b)取引カードの提供者と提携も関連もしていない住宅ローンの提供者によって保有される住宅ローンの関係で、クレジットカード発行者から住宅ローンリベートクレジットカードを得る、選択を与えられる。
さらに、図3を参照すると、S41において、消費者が、取引カードの提供者と提携し又は取引カードと関連する住宅ローンの提供者によって保有される住宅ローンの関係で住宅ローンリベートクレジットカードを得ることを選択したか、あるいは、取引カードの提供者と提携も関連もしていない住宅ローンの提供者によって保有される住宅ローンの関係で住宅ローンリベートクレジットカードを得ることを選択したかに関係なく、住宅ローンリベートクレジットカード口座が消費者に与えられる。
図3を再び参照すると、その後、S42において、消費者は、自身に対して周期的に請求が行われる住宅ローンリベートクレジットカード口座に対して費用を課すことを許容する。また、S43において、消費者のリワードの額は、住宅ローンクレジットカード口座に対して請求された費用に基づいて上限なしで計算される。S44において、消費者の住宅ローンに対するリワード額の適用に関する調整は、住宅ローンクレジットカード口座の契約応当日に基づいて、消費者の住宅ローンの元本に対する年毎の貸方勘定の形で周期的に行われる。
ここで、さらに図3を参照すると、S45において、消費者の過去1年のリワード獲得額に沿って、クレジットカード発行者から、すべての適格な消費者への住宅ローン提供者へ移動させることにより消費者の住宅ローン残高に対してリワード額が適用され、電子送金又は小切手によってリワード額が住宅ローン提供者へ直接支払われ、あるいは、S46においては、住宅ローン提供者に関する識別情報が欠落している場合、アカウントの貸方勘定又は小切手を介して、消費者にリワード額が支払われる。S47においては、いずれの場合においても、その後、消費者の計算されたリワード額は、非請求日に、消費者の住宅ローンの元本に適用される額と同じ額だけ減らされる。
消費者が、上述のプロセスを通じ、あるいは、別の手段を通じて、住宅ローンリベートクレジットカードを入手したかに拘わらず、消費者は、自身のリワードを返済に充てるため何もする必要がない。返済は、クレジットカードについての消費者との契約応当日に基づいた、消費者の住宅ローンの元本に対する、毎年の貸方勘定の形式をとる。これは、クレジットカード部門から住宅ローン会社へファイルを移動することによって達成される。かかるクレジットカード部門は、彼らの過去1年のリワード獲得額に沿ってすべての適格な消費者のファイルを作成し、かかるファイルを住宅ローン会社に送る。次に、クレジットカード部門は、特定の消費者に関する毎年の貸方勘定を、その消費者に与えられる額と同じ額だけ減少させ、このことは、特定の消費者の毎年の貸方勘定が、返済に充てられたことを表している。これは、非請求日に行われる。
クレジットカードを使用することによるリベートは、クレジットカード発行者から住宅ローン会社へ直接支払われる。クレジットカード発行者は、例えば、電子送金又は小切手により住宅ローン会社に支払うようにしてもよい。これに代えて、クレジットカード発行者は、住宅ローン会社への支払いをするための小切手を消費者に与えるようにしてもよい。クレジットカード発行者に対する住宅ローンについての情報が充分でない場合、リベートは、口座の貸方勘定又は小切手を介して消費者に直接支払われる。したがって、消費者は、住宅ローンリベートクレジットカードを用い、自身の住宅ローンを早期に支払う。
いくつかの例において、消費者は、借り換えを介して、自身の住宅ローン提供者を変更してもよく、住宅ローン提供者は、住宅ローンを他の会社に売却してもよい。しかし、これらの消費者については、消費者によって得られたリベート額が記載されたファイルが与えられる。統合されたリベートは、住宅ローン会社に電子的に送られ、貸方勘定が各消費者の元本残高に充当される。
本発明のある実施形態において、住宅ローン部門は、これらの消費者を識別し、彼らが、住宅ローン会社にオープンで使用中の住宅ローン口座を有するか、あるいは、住宅ローン会社によってサービスが提供される口座を有するか否かを確認するプロセスを設定する。口座が確認されるとクレジットが申請される。確認できないが、閉鎖されたことが判っており、あるいは、他の銀行又は貸し手に譲渡されたことが判明した住宅ローン口座については、クレジットカード部門に返送される確認ファイルにより現状が確認される.。
返済時に、消費者がオープンで識別可能な住宅ローン口座を維持していない場合、クレジットカード部門は、貸方勘定の形式で消費者にリワードを与え、次に、アワードの残高を減少させる。リベートを住宅ローン残高に適用するため、消費者は、クレジットカード部門に対し最新の住宅ローン口座情報を与える必要がある。クレジットカード部門が、返済時に住宅ローン口座のデータを有していない場合、代わりに貸方勘定が適用される。
本発明の他の実施形態においては、特定のクレジットカード取引についてリベートが適用されない。例えば、返品が行われた購買、コンビニエンス・チェック(convenience check)、キャッシング・サービス、残高繰越し、金融諸費用、他の口座費用、ならびに、前の請求書からの繰越クレジットおよびバランス等についてはリベートが蓄積されない。
ここでは、本発明のさまざまな実施形態について、非限定的な方法で説明を行っている。これらの例は、単に、以下の特許請求の範囲によって定義される、本発明を表現しているに過ぎないことが理解される。当業者にとって、発明の範囲あるいは精神を逸脱することなく、様々な修正、適応ならびに変更が可能であることは明らかである。