JP2007511754A - 位置特定構成、特に、バッチ処理用ボックスの位置特定システム、識別用ユニット、および位置判定方法 - Google Patents

位置特定構成、特に、バッチ処理用ボックスの位置特定システム、識別用ユニット、および位置判定方法 Download PDF

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Abstract

位置特定構成、特にバッチ処理用ボックスの位置特定システム、識別用ユニット、および位置決定方法を提供する。特に、直線区間(104)にそって配置された各超音波送信器(1a、1b、1c)を備える位置特定構成について説明する。高精度の空間位置判定と多数の識別用ユニットによって、区間(104)に沿った位置を判定する超音波送信器(1a、1b、1c)を使用することが可能となる。

Description

発明の詳細な説明
本発明は、少なくとも一つの識別用ユニットの位置を判定するのに使用できる位置特定構成に関する。識別用ユニットは、例えば半導体ウェハのように、同じ方法で加工される複数の部品を格納する、いわゆる製造バッチ処理用ボックスなどに取り付けられるものである。1バッチは、およそ50個あるいは25個の各半導体ウェハが2つの各ラックあるいは1つのラックに格納されたものである。
本発明は、極めて正確な位置特定を行うことのできる簡便な位置特定構成を提供することを目的としている。特に、少なくとも通信にも活用できるシステム資源を提供することを目的としている。さらに、位置特定の対象となる識別用ユニットおよび位置判定方法を提供することも本発明の目的である。
位置特定構成は、本願の特許請求の範囲の請求項1に特定される事項を含む構成によって達成される。より発展的な各形態は、各従属請求項にてそれぞれ特定されている。
電波等の電磁波や、光あるいは赤外線を用い、近距離の範囲内での位置特定は、技術的には確かに可能ではある。しかしながら、上記位置特定では、短い信号伝播時間により、上記信号を処理する回路は、極めて厳格な処理時間を要求されるので、上記回路が複雑な構成となってしまう。
したがって、上記位置特定には、室温で約340m/sの伝播速度の超音波を使用するのがより好ましい。近距離の範囲内での位置特定に用いられる信号としては、例えば50ミリ秒未満の伝播速度を有するものが挙げられる。このような伝播速度の信号検出は回路コストの面でも実現しやすいものである。
本発明に係る位置特定構成は、経路に沿って列状に並べられた複数の、例えば少なくとも3つ、6つ、あるいは9つの各超音波送信器を含む。直列に配置された、互いに隣り合う各超音波送信器の間の距離は1メートルを越える。かかる手段により、数百メートルにわたる経路に沿って上記各超音波送信器を設けても、上記各超音波送信器はコスト面でも実現しやすいものにできる。実際の測定に際しては、位置特定の対象物の周辺において、最も近距離の2個の各超音波送信器あるいは数個の各超音波送信器しか必要としない。
本発明の位置判定方法は、発展的な形態において、互いに隣り合う各超音波送信器間の距離がそれぞれ等しくなるように、直線区間にそって上記各超音波送信器がそれぞれ配置される場合、特に簡便なものとなる。演算方法は特に、配置に左右されることはない、つまり、異なる配置でも同様の演算方法を用いることができる。
発展的な形態において、上記距離は3メートル〜1メートルの範囲内、特に1.6メートルであるとする。これらの数値は、少ない各超音波送信器の数、高精度の空間的位置判定、および短い伝播時間決定の間のバランスを加味したものである。
さらに発展的な形態において、上記各超音波送信器は、特に工場施設内の経路の通路に沿ってそれぞれ配置される。集積電子回路用の半導体ウェハや他の基板は、工場施設内で加工されることが好ましい。
さらに他の発展的な形態において、位置特定構成は、送信休止期間と他の送信休止期間との間に超音波パルスが送信されるパルス動作モードに基づいて上記各超音波送信器を駆動する駆動ユニットを備える。超音波パルスは特に位置特定処理に適している。
さらに他の発展的な形態において、駆動ユニットは、各超音波送信器用に生成される、超音波パルスの送信を指示する駆動信号を周期(サイクル)的に生成する。1サイクルは少なくとも2つの各区間を備え、それぞれの区間において、上記各超音波送信器の異なる部分が駆動される。
この構成により、互いに異なる各超音波送信器の伝播速度は相互に干渉しあうことなく連続して判定することができる。1サイクルごとの各区間の数は、例えば必要な繰り返し率、位置特定の精度、通信に要求される時間、ハードウェアの各状態などといった複数の各パラメータによって決定される。また、上記各区間の数は、ハードウェアの各状態として、例えば、12個の各超音波送信器が1個の駆動ユニットに接続される場合、12の倍数が好適に選択される。好ましい各サイクルの数は、例えば36や48である。
次の発展的な形態において、駆動ユニットは、入力信号に基づいて複数の各超音波送信器用の各駆動信号をそれぞれ生成する、複数の各グループ駆動ユニットを含むことが好ましい。これによって、駆動が複雑化することを低減できる。
発展的な一形態においては、少なくともさらに3個の各超音波送信器が、別の直線状の経路に沿って配置され、上記別の経路と隣り合う経路における各超音波送信器とは特定の間隔にて配置されている。上記2つの各経路が互いに平行である場合、平行な各経路内での位置特定は簡便化できる。ただし、二次元での位置特定の検知も可能ではあり、一方の座標が経路(通路)に沿ったものであり、他方の座標が上記経路によって決定されると、上記位置特定が実効のあるものとなる。
発展的な一形態は、互いに異なる各経路上の少なくとも2つの各超音波送信器が同時に送信することにより、位置特定に及ぼされる悪影響を除外あるいは大幅に削減することができるという効果を奏する。互いに平行に配置されたな一方の経路と他方の経路との一方において、同時に送信する2つの各超音波送信器の間に、1つあるいは3つないしは6つより多くの、他の各超音波送信器が配置された場合に、上記効果を達成できる。
次の発展的な形態においては、各超音波送信機の超音波信号を通さない、あるいは極めて減衰させる領域が、上記2つの各経路の間に設けられる。上記領域とは、例えば位置特定を実効化する上記2つの経路の間に存在する、さらに他の経路のことをいう。したがって、半導体製造施設では、メンテナンス経路は、各クリーンルーム経路の間に設けられる。該メンテナンス経路内に各ウェハが配置されることはない。
発展的な一形態では、さらに少なくとも3つの超音波送信器が、互いに隣り合う各超音波送信器間が互いに等しい距離となる直線状のメイン区間(メイン経路)に沿ってそれぞれ配置され、上記メイン区間に対し、少なくとも2つの第二区間(二次経路)が横切るように、特に好ましくは90度の角度をなして設けられている。この結果、上記構成は、メイン経路に対し横切る形にて結合された各経路を有する上記メイン経路での位置特定の実施が可能となる。
発展的な一形態においては、上記位置特定構成は、少なくとも3つの放射線受信器、特に高周波(RF)、無線受信器、あるいは赤外線受信器のような電磁放射線用受信器を備え、上記受信器は、互いに隣り合う各放射線受信器の間の距離が互いに等しくなるように、直線区間に沿ってそれぞれ列状に配置されている。隣り合う各受信器間の距離は、互いに隣り合う各超音波送信器間の距離の少なくとも二倍である。
さらなる改良例として、各受信器は、位置特定の対象と通信可能な構成とする。上記通信は可能な限り高速にて達成される必要が有り、超音波では遅すぎてしまう。さらなる改良例として、受信器は、大まかな位置特定にも利用され、その受信レベルは伝播時間の代わりとして評価される。その結果、大まかな位置特定においても回路コストは低く抑えられる。
さらなる改良例として、各受信器間の距離は3メートルから7メートルまでの範囲内である。その結果、位置特定されるユニットに対する受信信号の強度が、他の受信器よりもはるかに大きい受信器を常に決定することができるので、大まかな位置特定を簡便かつ確実に行うことができる。
さらなる改良例として、各超音波送信器と同じ区間に各受信器が配置される場合、組み立てコストは低く抑えられる。各超音波送信器と同じ区間に各受信器が配置される場合のそれぞれにおいて、1つの受信器が、上記2つの各超音波送信器の間に配置、好ましくは2つの各超音波送信器から等しい距離になるように、上記2つの各超音波送信器の間に配置されると、何らかのものの影となることに起因する悪影響を低減できる。
発展的な一形態においては、使用される複数の各アンテナモジュールのそれぞれに接続ユニットが複数設けられている。各アンテナモジュールは、好ましくは1つの受信アンテナと複数の(例えば3つの)各超音波送信器を含む。さらなる改良例として、上記各接続ユニットは、エーサネットなどのローカルデータ送信ネットワークを介して互いに接続されている。上記モジュール構造により、異なる空間状態にも容易に対応できる。
さらに発展的な一形態において、各超音波送信器と各RFアンテナは、天井あるいは天井を横断する支えに固定される。
発展的な一形態において、位置特定構成は、互いに異なる識別子をそれぞれ有する、少なくとも1000個あるいは少なくとも1500個の同一な各識別用ユニットを備え、上記各識別用ユニットは、各超音波送信器の音響放射範囲内に配置されている。例えば、工場施設において、上記の数の各収納コンテナが集積回路用の複数の基板用に設けられ、上記各収納コンテナの位置特定が行われる。
さらに本発明は、メモリユニットを含む識別用ユニットに関する。上記メモリユニットには、上記識別用ユニットを、同様に製造された他の識別用ユニットと区別する識別子が格納されている。
上記識別用ユニットは、さらに、超音波受信器、放射線送信器、放射線受信器、および制御ユニットを含む。制御ユニットは、放射線受信器によって受信された同期信号により超音波伝播時間の計測を行い、その計測結果を放射線送信器を利用して外部に向けて送信する。
さらなる改良例として、識別用ユニットには、動作電圧がオフに切り替えられた後でも表示内容を表示する省電力双安定文字表示ユニットが設けられている。上記構成の代わりとして、あるいは上記構成に加えて、識別用ユニットには、例えば発光ダイオードのように放射線受信器を介して駆動される、少なくとも1つの発光ユニットが設けられている。
上記発光ユニットは、例えば優先的あるいは早急に加工の必要な製造ユニットを識別する。探索される識別用ユニットは、発光ユニットによって、特に点滅する発光ユニットによって、数メートル離れたところからでも他の識別用ユニットと区別することもできる。
これにより、配置状態がおおまかにしか把握されていない場合においても探索が極めて容易に行うことができる。例えば、探索中の識別用ユニットは、半径50センチ以内の3つの各識別用ユニットから容易に識別することができる。探索の要求は、例えば駆動ユニットを介して入力される。
さらに本発明は、少なくとも1つの経路に沿って複数の各超音波送信器が設けられている位置特定構成を構築するステップと、それぞれの超音波送信器によって音が放射される少なくとも1つの領域毎からの放射を受信する、少なくとも2つの放射線受信器あるいは放射線送信器をそれぞれ構築するステップと、少なくとも2つの各超音波送信器によって音が放射される領域に、少なくとも1つの識別用ユニットを導入するステップと、少なくとも2つの各超音波送信器から識別用ユニットまでの超音波伝播時間測定を行い、少なくとも1つの伝播時間データを判定するステップと、上記伝播時間データにより識別用ユニットの正確な位置を判定するステップと、少なくとも2つの各放射線送信器あるいは各放射線受信器を使って識別用ユニットの大まかな位置を判定するステップと、正確な位置と大まかな位置とを組み合わせて位置特定データを形成するステップからなる位置判定方法に関する。
上記強力な位置判定方法は、特に半導体製作施設における位置特定の用途に適したものである。
上記方法の発展的な一形態においては、各超音波送信器が列状にそれぞれ配置され、識別用ユニットを含んだ区間を有する平面上で三角法に基づく演算によって、上記識別用ユニットの上記正確な位置を判定するステップと、1つの空間座標のみによって正確な位置を判定するステップとが実行される。
三次元あるいは二次元での位置特定処理は、常に必要とされる処理ではないが、これらに比べて、上記のように行われる一次元での位置特定処理は、極めて正確かつ低コストにて実行することができる。
さらに本発明は、位置特定構成が設けられ、製作用の複数の各設備間における複数のバッチ処理用ボックスの各搬送経路を広範囲に検知し、2メールあるいは1メートル未満の正確さでバッチ処理用ボックスを検知する、バッチ処理用ボックスの位置特定システムに関する。特に、本発明に係る、前述の位置特定構成やその発展的な各形態はバッチ処理用ボックスの位置特定システムにおいて使用される。
発展的な一形態において、バッチ処理用ボックスの位置特定システムには、バッチ処理用ボックスに固定された出力ユニット(識別用ユニット)に製造データおよび/または搬送データを出力する通信システムが設けられている。
その結果、例えば棚の状況などといった、バッチ処理用ボックス中の保管状況における位置特定情報および出力情報を収集するだけでなく、動的に搬送処理全体をサポートすることができる。
本構成の重要な原理は、アンテナと超音波送信器との直線配置、特に経路(通路)あるいはいわゆる指状部経路の長手方向に沿った中心線に沿った上記直線配置という技術的思想である。
この原理により、広範囲の位置特定ならびに位置関係に左右されない通信において求められる性能が達成できる程度まで、アンテナの配置密度を減少することができる。アンテナの配置密度が低いと、各RFアンテナ(高周波)、各超音波送信器、各識別用ユニット間で使用され、一サイクルが一定時間の各時間セグメントに分割される同期通信プロトコルにおいて、超音波による正確な位置特定に要する時間の70パーセント以上を削減できる。その結果、残りの70パーセントの時間は無線通信処理にあてることができる。
本発明では、バッチ処理用ボックスを、わずか数センチの精度で、指状部経路の長手方向に沿って位置特定(追跡)することができる。一方、本発明は、経路あるいは指状部経路の高さや幅の位置関係の判断、つまり三次元位置表示には適用できない。
しかし、識別用ユニットにおいて、例えばフリップドット、点滅(フラッシング)、継続発光LED,あるいはランプの形態で光信号を発するという構成で、バッチ処理用ボックスの正確な追跡は可能となるので、三次元位置表示は、バッチ処理用ボックスの搬送の際の方向案内機能には必ずしも必要ではない。
その結果、幾何学的な線に沿って設けられた各アンテナモジュールによって、上記システム全体の性能を大幅に向上させることができる。上記のように設けられた各アンテナモジュールは、取り付けも容易で、棚の再配置に左右されることもなく、製造設備の変更も比較的少なくてすむ。
このように本発明は、フレキシブル製造、特にウェハ製造における搬送処理の計画、制御、最適化、および監視に付随する技術的問題を解決するものである。
従来、ウェハ・ボックスは、例えばコンベアーベルトよって自動的に、あるいは搬送カートによって手動で、搬送される。個別にカスタマイズされた製造プログラムの場合、完全自動で固定化された搬送システムは、搬送処理の柔軟性が不足していたり高額な設備投資のために、低コストで実現することは不可能なことがあるという制限を有している。
しかし、本発明では、搬送処理において、広範囲での位置特定(追跡)が可能であったり、個々のバッチ処理用ボックスに対しての搬送の方向付け、および製造情報の適切な出力がどの位置においてもタイミングよく行うことができるので、上記の制限を克服することができる。
その結果、いつでも操作者による制御介入が可能となる。このような構成を、ペーパーレス製造設備とも称する。したがって、例えば製造工程が複雑化することなく、上記製造工程中に緊急のバッチを投入・搬送することができる。
本発明は、特に、製造施設全体における無線および超音波技術によって行われるバッチ処理用ボックスの正確な追跡に基づく、手動搬送のための経路の規定と、次の製造工程への効率的配送あるいは効率的搬送を行うための情報および経路指定出力を統合した、統合型搬送方向付けおよび製造情報システムを特定するものである。操作者との通信は、例えばバッチ処理用ボックスに固定された双安定ディスプレイを利用して、無線中継器を介して行われる。
以下にさらに詳しく説明するように、上記システムは、例えば、正確な追跡を行う統合型超音波受信器とデータを表示する双安定ディスプレイとを備えるアクティブ無線中継器としての識別用ユニットあるいはDisTag (distance transponder, distance tag)と、広範囲のモジュラーであり、RFアンテナ、超音波送信器、および統合型制御装置を備えるアンテナモジュールと、広範囲な追跡および搬送方向付けおよび製造情報の情報出力を行うDisTagとの動的通信(搬送経路を含む)とを制御するデータ処理システムあるいはボックス追跡サーバとを含む。
ウェハボックスの空間的位置を広範囲かつ正確に検知できること、および製造施設内の中継原理によってタイミングよくどの位置においても通信が可能であることによって、本構成は以下のメリットを有する。
(1)わずか数センチという精度で広範囲かつ正確な位置特定が可能である。
(2)製造および搬送の方向付け情報が、位置特定の必要な際に、例えばバッチ処理用ボックスの位置特定が必要な際に、いつでも分散的に出力できる(ペーパーレスファブリケーション)。
(3)バッチ処理用ボックスに直接情報を表示することにより搬送処理をサポートする動的状態情報、例えば保存、バッチメッセージ、あるいは緊急バッチ情報を出力することができる(ペーパーレスファブリケーション)。
(4)バッチ処理用ボックスの探知、搬送、格納動作の最小化を行うことと、設置される製造機械の容量を最適化することによって、製造の回転時間を短縮することができる。
(5)RFと超音波技術とにより、極めて低コストで広範囲な位置特定機能を実現することができる。
本発明の説明は、半導体製造におけるバッチ追跡システムに基づいて行われるが、本発明は、例えば機械工学あるいは図書館といった他の分野にも活用することができる。以下では、直線状の各経路をとりあげて説明しているが、本発明は、部分的に直線である各経路区間を有する場合についても活用できる。
無線と超音波技術を組み合わせると、効率的な通信と正確な位置特定という相反する概念を結びつけることができる。つまり、通信性能と位置特定性能の双方を高めることが可能になる。
超音波(US)を使用すると、超音波信号の処理にさほどの処理速度が要求されない限りあらゆる試みが可能である。電波ビームが伝播する光速に対して、音速は約340m/sである。超音波によってアナログ位置特定情報を判断するのに、DisTagの超音波受信器が、発信元が区別できない2つの各超音波信号を同時に受信することのないようにする必要がある。これにより、同時受信の防止条件に基づいて、各超音波送信器は、同時に送信することが許されないようになっている。
つまり、各超音波送信器を、(1) 超音波送信器の送信方向範囲と、超音波受信器の受信感度の指向性角度を超える範囲とによって厳密に判断される、特定の範囲の近傍内にそれぞれ配置し、(2) 超音波信号の到着までの所定最大時間によって決まる特定時間内に送信を行うことである。
したがって、このような時間制限以内に2つの各超音波信号が受信され、上記信号が特定の超音波送信器に割り当てることが不可能という状況を回避するためが必要である。
例えば、「全ての各バッチ処理用ボックスのそれぞれの空間的位置を30秒毎に更新する」というような性能が要求される場合、各信号同士の衝突(同時受信)を回避しつつ同時に複数の各超音波送信器を駆動しなければならない。
これは、1つの共通クラスタに割り当てられた全ての各超音波送信器を同時に駆動することによって達成される。この方法は、1つのクラスタにおける、同時送信を行う各超音波送信器間の最小幾何学距離を設定することに基づくものである。この条件を、以下の説明ではクラスタ条件と称する。
上記クラスタ条件の最適な設計、つまり、1つのクラスタにおける2つの超音波送信器間で設定される距離は、衝突防止条件と無線による大まかな位置特定の質とによって決定される。これは、DisTagや超音波受信器は、1つのクラスタの全てのアンテナに対して、受信した伝播時間を全体的にしか割り当てることができないからである。
大まかな位置特定において行われる、ある領域に対する送信機の割り当ては、どこに無線アンテナがあるかによって左右され、例えば、位置特定の対象であるDisTagからの信号のうち最も強い受信レベルによって把握される無線アンテナの位置が、上記割り当てを左右するものである。
さらに、30秒で連続的に送信する各超音波送信器の数が多ければ、例えば、DisTagによる伝播時間と識別数のフィードバック用のプロトコルや、接続ユニット(後に詳述)とDisTagとの間の通信用プロトコルなどのような、同期通信プロトコルでは無線時間が足りないということを考慮に入れなければならない。
本実施形態において、順次生じる伝播時間測定を含む超音波信号を送信する時間は、1サイクルの1/4に達する。
これらの限定の結果、必ずしも全ての各超音波送信器が、通信プロトコルにおいて超音波を発している間の一時的な位置に基づいて区別されるわけではない。したがって、超音波伝播時間のみに基づく絶対的な位置特定は可能ではない。それゆえ、大まかな位置特定は、電波強度測定、つまり、絶対座標によって行われる。そして、より正確な位置特定は超音波による伝播時間測定、つまり、相対座標の判定によって行われる。
図1は、クラスタ条件を考慮した直線配置という技術的思想(直線概念)に基づく工場施設100における施設領域の区域を示している。工場施設100は、直線概念に基づいて、メイン経路102、横断経路(二次経路)104、108、さらなる横断経路(二次経路)110(点で示す)に分けられる。
位置特定における最大許容時間(本実施形態では30秒)があり、冗長性のための理由により全超音波送信器が1サイクルに3回切り替える必要があるという条件もあるため、最大クラスタ数は36となる。
図2に基づいて後により詳細に説明するように、個々の場合で見てみると、3つの各超音波送信器a、b、cは、無線アンテナ120〜162毎のそれぞれに接続され、互いに隣り合う各超音波送信器1a〜7bのそれぞれの間には、1.6メートルの距離が存在する。
このような前提条件で、3つの超音波送信器毎に、1サイクルにつき最大12本の各無線アンテナが、経路において3回切り替わる。しかし、各クラスタ1〜24を使用することにより、同一クラスタの各超音波送信器は同時に切り替わる。以下、無線アンテナ120〜162および3つの超音波アンテナあるいは超音波送信器1a〜7bを単に装置と称する。
メイン経路102は、指状部「18」とし、横断経路104は、指状部「01」とし、横断経路104は、指状部「02」、などとする。その結果、超音波アンテナの示す識別子を形成することができる、例えば、横断経路104の第三装置における第一超音波送信器を示す013aのような識別子を形成することができる。
本実施形態において、メイン経路102および各横断経路104、106、110は、全て、例えば2.80メートルの幅を有し、メイン経路102は38メートルの長さを有する。横断経路104は19.2メートルの長さを有し、横断経路108は33メートルの長さを有する。
各無線アンテナ120〜126を備える装置とさらなる装置170(図示せず)は、メイン経路102に配置される。各超音波送信器は、列172に1a、1b、1c、2a、2bなどというような順に示される。列174は、メイン経路102における超音波送信器のグループ間の関連性を特定する数を表している。
したがって、超音波送信器1aは、クラスタ15と関連し、超音波送信器1bは、クラスタ16と関連しているというような状態である。せいぜい、想定できる36のクラスタのうち、24のクラスタしか使用できないので、メイン経路102において、超音波送信器4bはクラスタ1と関連し、超音波送信器4cはクラスタ2と関連している。
メイン経路102の超音波送信器1aにおいて、横断経路106はメイン経路102から枝分かれしている。横断経路104における第一超音波送信器1aは、グループ1に割り当てられる。その結果、超音波パルスの送信中のオフセットにより、異なる経路の超音波信号に及ぼされる影響は少ない。
同様に、横断経路108における第一超音波送信器1aは、異なるクラスタ、すなわちクラスタ15に割り当てられ、上記超音波送信器1aに最も近い、メイン経路102の超音波送信器2c、3a、3bは、それぞれクラスタ20、21、22に割り当てられている。各クラスタ1〜24の各超音波送信器は、クラスタ番号の小さい方から大きい方へ昇順にて順次駆動される。
各無線アンテナ130〜136が設けられた各装置は、横断経路104内にそれぞれ配置される。各超音波送信器は、1a、1b、1c、2a、2b、・・・ 4cというように、列182にて示される。列184は、メイン経路102における各超音波送信器に関連するクラスタを特定する各番号を示すために付記されている。したがって、超音波送信器1aは、クラスタに関連し、超音波送信器1bはクラスタ2に関連する、などというような状態をそれぞれ示す。
各無線アンテナ150〜162が設けられた各装置は、横断経路108内にそれぞれ配置される。各超音波送信器は、1a、1b、1c、2a、2b、・・・ 7bというように、列192にて示される。列194は、メイン経路102内の各超音波送信器に関連するクラスタを特定する番号を示すために付記されている。
したがって、超音波送信器1aは、クラスタ15に関連し、超音波送信器1bはクラスタ16に関連する、などというような状態をそれぞれ示す。せいぜい、想定できる36のクラスタのうち、24のクラスタしか使用できないので、横断経路108において、超音波送信器4bはクラスタ1と関連し、超音波送信器4cはクラスタ2と関連している。
横断経路104と横断経路108との間においても、上記構成は超音波測定の障害となることを避けるためにクラスタオフセットを伴って機能する。上記オフセットは、10クラスタに及び、1つの経路において、1つの経路から他の経路に並行置き換えできる、1つのクラスタに所属する、それぞれ同時に送信を行う各超音波送信器の間には、9つの各超音波送信器が常に存在するものとなる。
図2は、無線アンテナ130を設けた装置を形成する位置特定構成198を、同様に構成される各装置120〜162、170、180、190を代表して示す。1つの経路における各装置は、直線上に沿って順次にてそれぞれ配置される。本実施形態において、各装置は、上記経路の天井や壁に搭載される。
超音波送信器1aと超音波送信器1bとの間には、1.6メートルの距離A3が設けられている。同様に、超音波送信器1bと超音波送信器1cとの間には、1.6メートルの距離A4が設けられている。無線アンテナ130は、超音波送信器1cから0.8メートルの距離A6を隔てて配置され、超音波送信器1bと超音波送信器1cとのちょうど中間点に位置するように配置されている。隣り合う装置の無線アンテナ132は、無線アンテナ130から4.8メートルの距離を隔てて配置されることになる。
図3は、例えばウィンドウズ2000(登録商標)のようなオペレーティングシステムに基づくデータ処理システム(図示せず)以外に、以下の各構成部材を含む駆動・評価ユニット220における部品を示す。
上記各構成部材としては、スイッチ222、複数の各接続ユニット、複数の各装置すなわちアンテナモジュール、パワーサプライユニット250が挙げられる。
上記スイッチ222は、データ処理システムが同様に動作するデータ送信ネットワークにおける、いわゆるスイッチである。上記複数の各接続ユニットは、図3に示す、スイッチ222に接続される4つの各接続ユニット230〜236と、スイッチ222に接続される接続ユニット238(点で示す)とを含む。上記複数の各装置すなわちアンテナモジュールは、それぞれ、接続ユニット230〜238の何れか(本実施形態では接続ユニット230)に接続され、3つの各超音波送信器(US)と、各駆動ユニット(US−TX)240〜246と、無線アンテナ(RF−アンテナ)130〜136とをそれぞれ有している。
各駆動ユニット240〜246は、それぞれの各装置における3つの超音波送信器を駆動する、例えば無線アンテナ130が設けられた装置における駆動ユニット240が各超音波送信器1a、1b、1cを駆動するものである。上記パワーサプライユニット250は、各接続ユニット230〜238と各駆動ユニット240〜246とそれぞれに電力を供給するものである。
図4は、英数字テキストの5つの各ライン308〜316を表すディスプレイ304が取り付けられたハウジング302を備える、識別用ユニット300あるいはDisTagを示す。識別用ユニット300は、例えば各メニュー選択キーとして、4つの各操作キー320〜326をさらに備える。
その上、識別用ユニット300は、実行される伝播時間測定をサポートをする超音波受信器330を備えている。2つの各発光ダイオード332、334は、探索中のバッチ処理用ボックスの識別や緊急バッチの識別を行う。識別用ユニット300は、無線アンテナ120〜162との通信を行う送受信アンテナ340をさらに備える。送受信アンテナ340は、図示しないが、放射線送信器、および放射線受信器を示している。識別用ユニット300は、内部バッテリ、蓄電池、あるいは可能な太陽電池により電力が供給される。
識別用ユニット300内に配置されるのは、識別用ユニット300の機能を提供する回路であり、その機能とは特に、(1) 同期信号を含む電波時間測定と、(2) 伝播時間測定結果の送信と、(3) ディスプレイ304に表示されるメッセージを受信することである。
図4において、識別用ユニット300の識別表示がディスプレイ304の上部左隅あるいはライン308に表示される。本実施形態において、識別表示「123」が表示されるが、これは例えばバッチ番号に対応するものである。
ディスプレイ304中のライン310において、位置を示す「ポジション」という文字が現在のメニュー選択に表示される。ライン312は、「指状部02」という文字、すなわち、現在識別用ユニット300が存在する指状部や横断経路108を特定する文字を表示する。
4番目のライン314は、識別用ユニット300と横断経路108の始端の間に34.50メートルの距離が判定されているので、「x=34.50m」という文字を表示する。5番目のライン316は、識別用ユニット300を操作するための各制御シンボル350〜354を表示する。
図5は、直線上の位置を決定する三角法の基本原理を示す。最大限の性能を達成するために、すなわち、最大通信速度と正確な位置特定を同時に達成するために、本バッチ追跡システムにおいて、超音波送信器の配置密度、すなわち、単位領域毎の各超音波送信器の数はできる限り少なくする必要がある。このため、各指状部・経路104、106、108の長手方向における位置のみが、正確かつ明確に特定された場合に、各指状部・経路104、106、108の長手方向における各超音波送信器の共通の直線上での配置は達成される。
超音波送信器7aと識別用ユニット300との間および超音波送信器7bと識別用ユニット300との間における超音波伝播時間から演算した半径を有する2つの各球領域400、402の交差部は、指状部あるいは経路の長手方向に対して垂直なリング404となる。それぞれの超音波送信器からの距離は、以下の式により、各伝播時間に基づいて決定される。
伝播時間*超音波速度=距離 (摂氏21度で、超音波速度は343.96m/s(メートル毎秒)である。)
上記超音波送信器は、互いに隣り合う各超音波送信器、あるいは横断経路108、すなわち指状部「02」における超音波送信器7aのような1つの超音波送信器のみによって離間される超音波送信器である。本実施形態において、識別用ユニットが各超音波送信器7a、7bのちょうど中間に位置していると、各球領域400、402は、それぞれ同じ半径r1と半径r2とを有する。
識別用ユニットが上記中間以外の他の位置においては、各球領域400、402は、互いに異なる半径をそれぞれ有することとなる。しかしながら、各球領域半径r1、r2について、以下の幾何学的考察が成り立つ。したがって、「直線概念」においては、原則として2つの各超音波伝播時間の測定にて、充分、識別用ユニット300の正確な位置特定の演算を行うことができる。
各超音波送信器は、経路方向に平行な、横断経路108の中心線において、それぞれ1.6メートルの一定距離Lの間隔にてそれぞれ配置される。定義された距離LMを有する2つの各超音波送信器の2つの各伝播時間測定が、DisTag300に提供されるのであれば、LM=L*n(nは自然数)が成り立つ。
各区間410、412(送信器7aからの超音波パルスの伝播時間から判定されるDisTag300と送信器7aの距離)および区間414からなる直角三角形と、各区間410、416(送信器7bからの超音波パルスの伝播時間から判定されるDisTag300と送信器7bの距離)および区間418からなる直角三角形とについてピタゴラスの定理を当てはめることによって、横断経路108におけるDisTag300の位置を演算することができる。区間414は、超音波送信器7aからの距離Xを示す。区間418は、超音波送信器7bからの距離Xを示す。
各区間414、418は、距離LMと位置Xを通じて互いに影響される。このとき、図5において区間414の長さと位置Xとは等しいという、以下の関係が成り立つ。区間414の長さ=LM−X。区間414の長さは決まっている必要はない。位置Xは、特定された関係に基づいて演算することができる。この演算は、横断経路108における識別用ユニット300の位置y(長手方向に対して水平に横断する方向)や位置z(高さ)とは独立して行われる。
1サイクル毎の識別用ユニットの位置を繰り返し演算すると、位置決定における誤差の発生を回避することができる。有効数値は、識別用ユニットから判定される位置特定に対応することによってのみ定義される。例えば、30秒の主要サイクルを、それぞれが10秒の3つのサブサイクルに再分割する。この処理によって、動作中の識別用ユニット300は、動作の終了まで位置特定されることのないようにできる。さらに、障害となる反射や他の各超音波発生源が及ぼす影響も抑えられる。
図6は、識別用ユニットの位置を演算する各方法ステップを示す。各方法ステップ500、502において、伝播時間は識別用ユニットによって判定され、無線アンテナ120〜162を介して中央データ処理システムに通知される。方法ステップ500において、受信した超音波信号の伝播時間はDisTagによって判定される。
例えば、ID(識別子)123を有するDisTag300は、タイムスロット13における12msという伝播時間と、タイムスロット18における14msという伝播時間を判定する。タイムスロット13は、例えば超音波送信器7aに関連し、タイムスロット18は、例えば横断経路108における超音波送信器7bに関連する。方法ステップ502において、判定された伝播時間は無線を通じて、テレグラムの形態でデータ処理システムに送信される。
次の方法ステップ504において、電波強度は各接続ユニット230〜238によって判定される。例えば、無線アンテナ162あるいは上記タームによるアンテナRF0207は、DisTag300からの電波を、例えば45dBレベルの受信信号にて受信する。本実施形態において、第二最高受信レベルのアンテナは、アンテナ160、すなわちアンテナRF0206であり、受信レベルが、例えば30dBである。
その後、方法ステップ506〜510において、BTSサーバ(ボックス追跡サーバ)とも称するデータ処理システムによって大まかな位置特定が行われる。方法ステップ506において、第一最大受信レベルの電波強度が第二最大受信レベルの電波強度よりも、例えば10dBを超えて高いかどうかを確認するためのチェックが行われる。10dBを超えて高い場合は、方法ステップ506は、DisTagのテレグラムを工場施設のレイアウト内におけるRFアンテナに割り当てる方法ステップ508に直接移行する。本実施形態においては、DisTag300のテレグラムは、指状部あるいは横断経路108におけるRFアンテナ162の範囲内にある超音波送信器7aに割り当てられる。
一方、方法ステップ506においてレベル条件が満たされていないことが確認された場合、異なる位置特定方法が使用されるか、DisTagからの次のテレグラム受信を待つこととなる。
次の各方法ステップ512、514において、より精密な位置特定がBTSサーバによって行われる。方法ステップ512において、図1に示すように、工場施設100の位置特定データに基づいてRFアンテナ162を判定する。次の方法ステップ514で、BTSサーバは、図5に基づいて説明した演算を行う。演算中は、三辺測量の代わりに、2つの各伝播時間のみ使用するという、より簡便な方法が採用される。位置特定の文字列「指状部02;x=34.5m」がBTSサーバによって生成される。
各方法ステップ516〜520がそれぞれ実行されて、BTSサーバによる表示が決定される。方法ステップ516において、直前のサイクルからDisTagの位置が変更されたかを確認するチェックが行われる。変更されている場合は、方法ステップ518において、位置の更新がデータベースにて行われ、更新された位置特定の文字列(情報)がDisTag300に送信される。一方、位置に変更がない場合、方法ステップ516は、データベースの更新や位置特定の文字列の表示が行われない方法ステップ520に直接移行する。
2000個にのぼるDisTagの伝播時間の通信は、例えば公知のスロットALOHA法に基づいて行われる。例えば、1サイクル毎の100タイムスロットは、それぞれ20のサブタイムスロットに再分割される。それぞれのDisTagは、ランダムに決められたタイムスロットで送信を行う。その結果、均一に分配されることとなり、同様に形成され、同様に動作するDisTagであっても、それらのDisTagはおおむね、判定された伝播時間を送信することができる。不在メッセージの送信も、先に述べた冗長性を備えた方法により回避することができる。その代わりに、それぞれのDisTagを専用のサブタイムスロットに割り当てる方法も採用される。
クラスタ条件を考慮した直線概念に基づく施設領域の区分を示す要部平面図である。 機器を形成する位置特定構成を示す要部正面図である。 上記装置の駆動・評価ユニットの要部ブロック図である。 位置特定の判定の対象となる識別用ユニットを示す正面図である。 直線上の位置を決める三角法の基本原理を示す要部正面図である。 識別用ユニットの位置を演算する方法ステップを示すフローチャートである。

Claims (23)

  1. 経路(104)と、
    上記経路(104)に沿って列状に配置された複数の各超音波送信器(1a〜4c)と、を含み、
    上記各超音波送信器(1a〜4c)は、互いに隣り合う各超音波送信器(1a、1b)が1メートル以上離間する距離(A3)を有するように配置されている位置特定構成(198)。
  2. 上記各超音波送信器(1a〜4c)は、互いに隣り合う各超音波送信器(1a、1b)の間が互いに等しい距離(A3,A4)となるように列状に配置され、上記距離が、好ましくは1メートルから3メートルの範囲、好ましくは1.5メートルから2メートルの範囲、特に1.6メートルであり、および/または上記各超音波送信器(1a〜4c)は直線区間(104)に沿ってそれぞれ配置されることを特徴とする、請求項1に記載の位置特定構成(198)。
  3. 上記各超音波送信器(1a〜4c)は、経路(104)の通路に沿って、特に工場施設(100)における経路(104)の通路に沿って配置され、好ましくは集積電子回路用の半導体ウェハや他の基板が上記工場施設にて加工されることを特徴とする、請求項1または2に記載の位置特定構成(198)。
  4. 送信休止期間と他の送信休止期間の間に超音波パルスを送信するパルス操作モードによって上記各超音波送信器(1a〜4c)を駆動する駆動ユニット(220)を含むことを特徴とする、請求項1ないし3の何れか1項に記載の位置特定構成(198)。
  5. 周期的に動作し、超音波パルスの送信を指示する、上記各超音波送信器(1a〜4c)用の駆動信号を生成する駆動ユニット(220)を備え、
    上記各超音波送信器(1a〜4c)の異なる部分がそれぞれ駆動される、少なくとも2つの区間を含むサイクルがあり、
    上記駆動ユニット(220)は、好ましくは、入力信号に基づいて複数の各超音波送信器(1a〜4c)の駆動信号を生成する、複数の各グループ駆動ユニット(230〜238)を有することを特徴とする、請求項1ないし4の何れか1項に記載の位置特定構成(198)。
  6. 少なくとも3つの超音波送信器(1a〜7c)が別の経路に沿って、好ましくは別の直線区間に沿って、好ましくは互いに隣り合う各超音波送信器(1a、1b)の間が互いに等しい距離(A3,A4)になるように配置され、
    上記二つの経路(104、108)が互いに平行あるいは横断するように配置されていることを特徴とする、請求項5に記載の位置特定構成(198)。
  7. 上記二つの経路(104、108)が互いに平行になるように配置され、
    平行配置に際して、1つの経路(108)が、他の経路(104)に対して、完全に対面、あるいは少なくとも長さの50パーセントが対面するようにオーバーラップしていることを特徴とする、請求項6に記載の位置特定構成(198)。
  8. 上気平行配置の異なる各経路(104、108)における少なくとも2つの各超音波送信器(1a、4b)が同時に送信するようになっており、
    上記2つの各超音波送信器(1a、4b)の間に、好ましくは、1つの超音波送信器、あるいは3つより多くの各超音波送信器、あるいは6つより多くの各超音波送信器が配置されていることを特徴とする、請求項7に記載の位置特定構成(198)。
  9. 上記各超音波送信器(1a〜4c)の超音波信号を通さない、あるいは大幅に減衰させて通す領域(106)が、上記2つの各超音波送信器(1a、4b)の間に設けられていることを特徴とする、請求項7または8に記載の位置特定構成(198)。
  10. さらに、少なくとも3つの上記各超音波送信器(1a〜5a)が、好ましくは互いに隣り合う各超音波送信器(1a、1b)の間が互いに等しい距離(A3,A4)となるようにメイン経路(102)に配置され、
    少なくとも2つの二次経路(104、108)が、上記メイン経路(102)に対して、特に90度の角度をなすように横断して配置されていることを特徴とする、請求項5ないし9の何れか1項に記載の位置特定構成(198)。
  11. 特に電磁放射用の、少なくとも3つの各放射線受信器(130〜136)が、直線状の経路(104)に沿って列状に、好ましくは互いに隣り合う各放射線受信器(130、132)の間が互いに等しい距離となるように配置され、
    隣り合う上記各放射線受信器(130、132)の間の距離は、好ましくは隣り合う上記各超音波送信器(1a、1b)の間の距離の少なくとも2倍であり、
    隣り合う上記各放射線受信器(130、132)の間の距離は、好ましくは隣り合う上記各超音波送信器(1a、1b)の間の距離の5倍未満であることを特徴とする、上記請求項1ないし10の何れか1項に記載の位置特定構成(198)。
  12. (1)互いに隣り合う上記各放射線受信器(130、132)の間の距離は、3メートルより長く7メートルより短い、
    (2)互いに隣り合う上記各放射線受信器(130、132)の間の距離は、4メートルより長く5.5メートルより短い、
    (3)互いに隣り合う上記各放射線受信器(130、132)の間の距離は4.8メートルである、
    (4)上記各放射線受信器(130〜136)は、上記各超音波送信器(1a〜4c)と同じ区間に配置され、
    (5)上記放射線受信機(130)はそれぞれ2つの上記各超音波送信器(1a、1b)の間に、好ましくは上記2つの各超音波送信器(1a、1b)からの距離(A6)が同じになるように配置される、という上記(1)ないし(5)のうち少なくとも1つを有することを特徴とする、請求項11に記載の位置特定構成(198)。
  13. 評価ユニット(220)が、上記各放射線受信器(130〜136)における受信信号に基づいて大まかに位置を判定(506〜510)するように設けられ、
    好ましくは、電子メモリユニットに識別子を格納する識別用ユニットにおいて、上記評価ユニット(220)は、少なくとも2つの各超音波送信器(1a、1b)を使用して判定された伝播時間測定に基づき、上記大まかな判定に関連して、より精度の高い空間位置判定を行う(512,514)ものであり、
    上記各放射線受信器(130〜136)は、好ましくは位置特定の対象物からのデータを受信する機能も有することを特徴とする、請求項11または12に記載の位置特定構成(198)。
  14. 作動される複数の各アンテナモジュールのそれぞれに複数設けられた各接続ユニット(230〜238)を含み、
    上記各アンテナモジュールは、好ましくは受信アンテナ(130)と複数の各超音波送信器(1a〜1c)を有し、
    上記各接続ユニット(230〜236)は、好ましくはローカルデータ送信ネットワーク(222)を介して接続されていることを特徴とする、上記請求項1ないし13の何れか1項に記載の位置特定構成(198)。
  15. 互いに異なる識別子を有し、上記各超音波送信器(1a〜4c)の音響放射範囲に配置される、少なくとも500個あるいは少なくとも1000個の各識別用ユニット(300)が備えられ、
    上記各識別用ユニット(300)は、好ましくは、集積回路用の複数の各基板を収納する収納コンテナにそれぞれ固定されていることを特徴とする、上記請求項1ないし14の何れか1項に記載の位置特定構成(198)。
  16. 位置特定に用いられる識別用ユニット(300)であって、
    識別用ユニット(300)、および同様に形成された他の識別用ユニット(300)を区別する識別子を格納するメモリと、
    超音波受信器(330)と、
    放射線送信器(340)と、
    放射線受信器(340)と、
    放射線受信器(340)から受信した同期信号に基づいて、超音波の伝播時間測定を行い、測定結果を放射線送信器(340)を使用して送信する制御ユニットとを含む識別用ユニット(300)。
  17. 動作電圧がオフに切り替えられた後でも表示内容を表示する双安定文字表示ユニット(304)と、
    放射線受信器(340)を介して駆動可能な、少なくとも1つの発光ユニット(332、334)、という特徴のうち、少なくとも1つを有することを特徴とする、請求項16に記載の識別用ユニット(300)。
  18. 複数の各超音波送信器(1a〜4c)が少なくとも1つの経路(102〜108)に沿って配置される位置特定構成(198)を構築するステップと、
    上記各超音波送信器(1a〜4c)によって音声が放射される少なくとも1つの領域からの放射をそれぞれ受信する少なくとも2つの放射線受信器(130〜136)あるいは放射線送信器を構築するステップと、
    少なくとも1つの識別用ユニット(300)を少なくとも2つの上記各超音波送信器(1a〜4c)によって音が放射される領域に導入するステップと、
    少なくとも2つの上記各超音波送信器(1a〜4c)から識別用ユニット(300)までの超音波伝播時間測定をそれぞれ行い、少なくとも1つの伝播時間データを判定するステップと、
    上記伝播時間データに基づいて、識別用ユニットの正確な位置を判定するステップと、
    少なくとも2つの放射線送信器(130〜136)あるいは放射線受信器(130〜136)を使用して識別用ユニット(300)の大まかな位置を判定するステップと、
    上記正確な位置および上記大まかな位置を組み合わせて位置特定データを生成するステップと、を有する位置判定方法。
  19. 上記識別用ユニット(300)において伝播時間測定を行うステップと、
    上記識別用ユニット(300)から位置特定データを判定する評価ユニットへ、放射線受信器(130〜136)を介して伝播時間データを通信するステップと、
    好ましくは、少なくとも2つの放射線受信器(130〜136)において伝播時間データを受信すると、受信強度に基づいて大まかな位置を判定するステップを含むことを特徴とする、請求項18に記載の位置判定方法。
  20. 請求項1ないし15の何れか1項に記載の位置特定構成および/または請求項16または17に記載の識別用ユニット(300)を使用することを特徴とする、請求項18または19に記載の位置判定方法。
  21. 上記各超音波送信器(1a〜4c)が列状に配置され、識別用ユニット(300)を有する区間を含む平面において、三角法に基づく演算によって上記正確な位置を判定するステップと、
    1つの空間座標のみによって正確な位置を判定するステップのうち、少なくとも1つを含むことを特徴とする、請求項18ないし20の何れか1項に記載の位置判定方法。
  22. 複数の各製造設備の間における複数の各バッチ処理用ボックスのための各搬送路を広範囲に検知し、2メートル未満あるいは1メートル未満の精度で上記各バッチ処理用ボックスの位置を特定する位置特定構成(198)を備えるバッチ処理用ボックスの位置特定システム。
  23. 製造データおよび/または搬送データを、上記各バッチ処理用ボックスに固定した出力ユニット(300)に出力する通信システムを備えることを特徴とする、請求項22に記載のバッチ処理用ボックスの位置特定システム。
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