JP2007509160A - 歯のホワイトニングを促進する方法、組成物、及びキット - Google Patents

歯のホワイトニングを促進する方法、組成物、及びキット Download PDF

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Abstract

本発明は、歯をホワイトニングする、および歯のホワイトニングを促進する、改良された方法および種々の組成物に関する。本発明は、ホワイトニングする歯の表面上で反応する次亜塩素酸塩の下塗剤と過酸化物の歯のホワイトニング剤とを組み合わせて利用する。下塗剤は任意選択的に香料添加剤を含む。本発明の構成成分からなる様々なキットが開示される。

Description

(関連発明)
本願は、2003年10月24日に出願された米国特許出願第10/693,088号の継続出願であり、その内容を本明細書の一部を構成するものとして援用する。
本発明は歯のホワイトニングを促進する改良された方法と組成物に関する。本発明は、さらに歯のホワイトニング治療の継続、歯のホワイトニング治療に対する反応を目的とした診断への前記方法の使用方法、及び診療所用または自宅用の歯のホワイトニングを目的とした構成成分からなるキットも含む。
笑顔は、複雑な社会的、神経的、心理的行為の最終結果である。笑顔は普遍的に理解されるものであるため、歯の着色がある程度原因で魅力のない笑顔は、負の心理的および社会的意味合いを持つ可能性がある。もし歯の着色が治療されないままであったとすれば、人の笑顔及び自己認識の様子に影響を及ぼし、それによって一時的のみならず永久的な社会的及び心理的な後遺症をもたらす可能性がある。
歯は歯冠と1つまたは複数の歯根から成る。歯冠は口腔内に露出されている歯の部位であり、歯根は歯を上顎又は下顎の骨にしっかりと固定するものである。歯冠の横断面には、下層の象牙質によって支えられた白色のエナメル質の外層がある。歯根の横断面には、象牙質の下部によって支えられたセメント質の外層がある。髄室は歯根と歯冠の芯を形成し、該髄質には歯に知覚及び代謝の栄養分を供給する神経、動脈及び静脈がある。
エナメル質は白色から灰色がかった白色をしており、歯冠の表面を覆うものである。エナメル質は、主に、無機質のヒドロキシルアパタイトの結晶質マトリックスとコラーゲンで構成された約5%の有機物質からなる硬質の生物複合材料である。歯の構造内の象牙質は黄色がかっており、エナメル質よりも軟らかい。象牙質は、コラーゲンを含む約20%のタンパク質で構成される生物材料の複合体でもあり、残部はヒドロキシアパタイトから成る無機材料で構成される。口腔内で、臨床歯冠は獲得被膜と呼ばれるタンパク性の層で覆われ、獲得被膜は、唾液、糖タンパク質、細菌、無機物、並びにその他の化合物および成分から成る粘性の複合生物構造体である。
歯の着色は、獲得被膜、エナメル質、象牙質の色を変え得る多様な局所的な及び全身性の作用によって引き起こされる。着色の分布パターンは、一部に局限されたもの(1または2本)から、歯の局所に又は全体に間与するものまで様々である。歯の着色に性又は人種の偏った傾向は存在しない。歯は一般的に年齢を増すにつれてより黄色及び灰色になる。病因学によると、異なった年齢の人々は様々なタイプの内部及び外部から誘導される歯の変色を受けやすい。歯の着色は外因性及び/または内因性の要因によって引き起こされる着色として一般的に分類することができる。
外因性の歯の着色は、歯に蓄積する歯垢及び歯石、食生活と食物及び飲み物の摂取、タバコ及びアルコールの使用を含む社会習慣、色素産生菌、金属化合物、並びに局所用の口腔の洗浄剤及び薬剤などの要因によって引き起こされる。外因性の着色によって、茶色、黒色、灰色、緑色、橙色、及び/または黄色の特徴を有する歯の色が生じる。場合によっては、スクラッチテストを外因性の歯の着色の診断に通常使用する。1本の歯が外因によって着色されることはごく稀であるが、一般的に歯ブラシの届きにくい歯の表面上で発見される。例えば、外因性の歯の着色は、歯と歯肉の境界面(頚部)及び歯と歯の間(隣接歯間部)で頻繁に起こる。一般的に、外因性の歯の着色は、獲得被膜内に捕捉され、かつ獲得被膜の有機成分に密接に結合することとなる、食生活、社会習慣及び局所薬剤から生じたタンニン、ポリフェノール化合物及び他の着色化合物より、獲得被膜において始まる
内因性の歯の着色は多くの異なる要因によって引き起こされ、要因として、歯の修復に使用される歯科材料、歯周病及び虫歯などの歯の状態、歯の外傷及び歯痛、歯周組織、下顎及び上顎の感染症、テトラサイクリンなどの全身性薬剤、栄養障害、妊娠の合併症などの疾患、貧血及び出血性疾患、胆管の問題、並びに遺伝的欠陥及び遺伝病、例えばエナメル及び象牙質の発達又は成熟に影響を与えるものが挙げられるが、これらに限られない。内因性の要因による歯の着色は、茶色、黒色、灰色、緑色、橙色、及び/または黄色の外観を有する歯の変色を引き起こす。外因性の着色とは異なって、内因性により変色した歯は赤またはピンクになる可能性がある。外因性による着色か内因性による着色かを区別するために使用される診断テストは紫外線を使用する歯の照射で、該照射によって、テトラサイクリンによる着色は黄色の蛍光を発し、先天性ポルフィリン症は赤の蛍光を発する。内因性の変色はスクラッチテストで取り除くことができない。内因性の着色の歯での分布は、歯全体に及ぶか、ある特定の歯または歯の表面に集中する。1本の歯が変色した場合は、通常、内因性の病因が存在する。複数の歯が関与する場合は、バンディングのパターンが内因性の着色を示す。
歯の着色に対する歯科治療には、病因の特定と治療の実施が含まれる。症例によっては、歯の着色の病因次第で、薬物療法が支持される可能性がある。一般に、歯に対する過酸化物のジェル及び溶液の局所塗布によって、歯をホワイトニングする。過酸化物は酸化剤であり、安全で効果的であることが従来認められている。しかしながら、歯のホワイトニングのために過酸化物を使用する患者の約50%が1日から4日で完全に改善可能な短期間の副作用を引き起こす可能性がある。
一般的に歯のホワイトニングに使用される過酸化物には、過酸化水素(H、HP)、過酸化カルバミド(CP)、過ホウ酸ナトリウム(NaBO)、過炭酸ナトリウム(NAHCO)が挙げられる。HPとCPは最も広く使用されている過酸化物のうちの2つである。通常、HPの歯のホワイトニングジェルは約3%から35%の範囲の濃度で入手可能であり、後者の濃度は医院での歯のパワーホワイトニングまたはパワーブリーチングを目的とした専門的な使用に限られる。CPは約10%から30%の範囲の濃度で市販されている。歯に接触したとき、過酸化物は、獲得被膜、エナメル質、象牙質における有機的な着色を酸化し、それによって、歯はより白く見えるようになる。しかしながら、無機化合物によって着色した歯は従来の過酸化物の歯のホワイトニングジェルに反応しない傾向がある。過酸化物への歯のホワイトニングの用量反応は幅広く、可変である。一般的に、過酸化物を、十分な期間、臨床上許容される過酸化物の濃度内で歯に使用した場合、患者の大多数ではある程度歯が白くなる。
過酸化物ジェルを歯に送達する3つの一般的な方法があり、すなわち、1)ペイントオン(paint-on)法、2)トレイアンドジェル(tray-and-gel)法、3)ストリップ(strips)法がある。専門家によるペイントオン法には、25%以上の過酸化水素ジェルを刷毛で歯の顔面側の表面に専門家により塗布するオフィスチェアーサイドパワーブリーチング(in-office chair side power bleaching)がある。これらの専門家によるペイントオンシステムのいくつかは、光または熱エネルギーと組み合わせて行われる。コルゲートシンプリーホワイト(商標)(コルゲート パルモリーブ(株)(ニューヨーク州ニューヨーク)の商標)などの市販の(OTC)ペイントオンシステムは、18%の過酸化カルバミド溶液で構成されており、消費者によって歯の顔面側の表面に塗布される。
専門家によるカスタムのトレイアンドジェル法は、再使用可能なデンタルトレイが患者の歯列弓に特別に合わせて加工されているカスタム加工されたデンタルトレイで構成される。歯科の専門家は、約6%から9%の過酸化水素ジェルまたは約10%から30%の過酸化カルバミドジェルが入った3mlの注射器を数本調合する。患者は毎日注射器から歯のホワイトニングジェルをカスタムのデンタルトレイに分注し、その後、1時間から2時間、もしくはそれ以上の間、デンタルトレイを歯列弓上に取り付ける。毎日の治療後、次回の使用のために、トレイをはずし、洗浄し、保管する(たとえば、米国特許第5,098,303号;第5,234,342号;第5,409,631号;第5,725,843号;第6,183,251号参照)。
市販の(OTC)再使用可能トレイアンドジェル法は、ジェネリックの、普遍的な再利用可能なデンタルトレイと、約5%の過酸化水素または約10%から15%の過酸化カルバミドを約3ml入れた4本から6本の注射器から構成される。消費者はジェルを注射器から再使用可能デンタルトレイに分注し、該デンタルトレイを毎日30分から1時間歯列弓上に取り付ける。毎日の治療後、次回の使用のために、歯列弓から再使用可能デンタルトレイを取り外し、洗浄し、保管する(米国特許第5,165,424号参照)。専門家による及びOTCの使い捨てのトレイアンドジェル法は、過酸化物が予め注入された使い捨てのデンタルトレイから構成される。患者または消費者は、トレイに予め注入された歯のホワイトニングジェル入りの使い捨てトレイを毎日30分以上歯列弓上に取り付ける。治療後、トレイを取り外し、廃棄する(たとえば、米国特許第5,575,654号;第5,980,249号;第5,863,202号;第5,980,691号参照。オーラプロ有限会社(カリフォルニア州パロアルト)に帰属)。
ストリップ法は、片側に過酸化物の歯のホワイトニングジェルの薄い層を積層した、薄いポリマーストリップを使用する。ストリップ法は、クレストホワイトストリップ(商標)(プロクター&ギャンブル(株)(オハイオ州シンシナッティ)の商標)によって提供されており、OTCのまたは専門家によるシステムとして利用可能である。ホワイトストリップは、片側に歯のホワイトニングジェルの被覆がある薄く柔軟性のあるポリエチレンストリップである。ストリップの過酸化物ジェル側を、前歯の顔面側の表面に対して取り付ける(例えば、米国特許第5,891,453号;第5,879,691号;第6,277,458号参照)。
市販の(OTC)過酸化物の歯のホワイトニングの全般的な効能を表1に示す。コルゲートシンプリーホワイト(商標)はペイントオン法を使用し、18%の過酸化カルバミド(CP)溶液を含む過酸化物の歯のホワイトニング製品の一例である。コルゲートシンプリーホワイト(商標)を使用する平均のシェードの改善度は、2週間の期間で7時間治療した後で約2シェードである。
クレストホワイトストリップ(商標)は、歯の顔面側の表面に過酸化物の歯のホワイトニングジェルを送達するためにストリップ法を使用する過酸化物の歯のホワイトニング製品である。OTC業界では、クレストホワイトストリップ(商標)は、5.5%の過酸化水素(HP)入りで提供されている。専門の歯科業界では、クレストホワイトストリップ(商標)は、最大14%までの過酸化水素(HP)のパーセント濃度で提供されている。OTC業界用のクレストホワイトストリップ(商標)(過酸化水素(HP)濃度5.5%)は2週間の期間で14時間処理した後で約4シェード歯を白くすることができると報告されている。
Figure 2007509160
OTCのトレイアンドジェル法は、過酸化物の歯のホワイトニングジェルが予め注入されている注射器又は使い捨てのデンタルトレイで供給されている再使用可能な歯科の及び過酸化物の歯のホワイトニングジェルを用いて行われる。前者の場合には、OTCの再使用可能なトレイアンドジェル法は、例えば、デンマット株式会社(サンタマリア、カリフォルニア)によって、レンブラント(商標)という商標名の下で提供されている。過酸化物の歯のホワイトニングジェルの濃度は過酸化カルバミド(CP)で約10%である。OTCの再使用可能なトレイアンドジェル法を報告されているように使用することによって、2週間の期間で14時間の治療後、約6シェード歯を白くすることができる。
OTCの使い捨てトレイアンドジェル法では、6%過酸化水素(HP)が予め注入された単用の使い捨てデンタルトレイを使用する。OTCの使い捨て単用トレイアンドジェル法を報告されているように使用することによって、2週間の期間で14時間の治療後、約6シェード歯を白くすることができる。
歯のホワイトニングの進度の差は、歯に送達される過酸化物の歯のホワイトニングジェルの濃度及び量に関係している用量反応、治療の頻度及び継続期間、過酸化物の酸化に対する歯の着色の感受性、並びに歯の着色を酸化する化学力学に特有のものである。一般的に、ペイントオン法では歯のホワイトニング効果が最も少なく、ストリップ法は中程度の効果を有し、トレイアンドジェル法は最も大きな効果を有する。これらの方法の効果は、2週間の期間での14時間の治療で2シェード〜6シェードの間である。
最も効果的な歯のホワイトニング方法は、歯科専門家によって患者に対して行われるものである。カスタム加工されたトレイアンドジェル法によって、2週間の期間での約14時間の治療で、約6シェード以上がもたらされる。歯科医は、患者に、様々な濃度及びタイプの過酸化物の歯のホワイトニングジェルを施与することができる。歯をホワイトニングする最も効果的な方法は、一般にパワーブリーチングと呼ばれているペイントオンの過酸化物の歯のホワイトニングジェルの専門家による塗布である。これらの専門家によるペイントオン法では最大で35%の濃度の過酸化水素(HP)ジェルを使用する。一般的に、35%の過酸化水素(HP)を用いるペイントオン法を使用するオフィスパワーブリーチングを1時間行った後のシェード改善値は、症例によっては約6から8、又はそれ以上である。しかしながら、オフィスパワーブリーチング治療を受けた患者の大部分が、高濃度の過酸化水素(HP)の歯のホワイトニングジェルによって生じる冷たい物に対する歯の過敏と、軟組織の炎症を有する。
従来、次亜塩素酸塩溶液がいくつかの限定された歯科治療において使用されている。例えば、次亜塩素酸塩を、詰め物または人口歯冠の交換に先立って、歯牙構造から、削り取られた部分における有機物質を除去するために(米国特許第4,850,872号;第6,582,681号)、歯科用器具の消毒のために(米国特許第6,207,201号)使用する。最近の公報には、化学的に硬化する固形のデンタルブリーチング材料が記載されている(米国特許庁特許公開公報第20020197214号)。歯科用途の次亜塩素酸塩溶液は、使用が難しく、定量化も難しいことがある。次亜塩素酸塩溶液は、通常ほとんどの歯科患者を不快にさせ苛立たせる味と臭気を有する。
本明細書において重要な更なる参考文献には、
米国特許第3,339,547号;第3,527,219号;第4,060,600号;第4,138,814号;第4,226,851号;第4,661,070号;第4,687,663号;第4,788,052号;第4,952,143号;第4,968,251号;第4,983,380号;第4,983,831号;第4,990,089号;第5,009,885号;第5,032,178号;第5,199,567号;第5,240,415号;第5,326,685号;第5,346,061号;第5,356,291号;第5,376,006号;第5,339,547号;第5,571,519号;第6,077,502号;第6,350,438号;第6,610,276号
があるが、これらに限定されない。
本願明細書で引用される総ての特許、特許出願、論文、参考文献、規格、市販されている材料等を本明細書の一部を構成するものとして援用する。本発明は、本明細書において引用される技術によって教示乃至示唆されるものではない。
前記の論議から、歯のホワイトニングを促進する改良された方法、組成物、及び様々な成分からなるキットが必要とされていることは明らかである。本発明によって、多くの進展がなされる。
本発明は、歯のホワイトニングを促進させる組成物および方法に向けられたものであり、本発明の歯の表面への下塗剤を歯の表面に塗布し、その後、過酸化物の歯のホワイトニング組成物を歯に送達し、塗布する。下塗剤は、獲得被膜に浸透し、該獲得被膜を破壊し、エナメル質の表面に浸透し、歯のエナメル質の表面下に浸透し、酸化によって有機的な着色を酸化させて、その結果、歯をより白くし始める高pHの次亜塩素酸ナトリウム組成物(例えばナトリウム又はカルシウム)である。過酸化物の歯のホワイトニングジェルが歯に送達された時、本発明の下塗剤と過酸化物の歯のホワイトニングジェルの間で即座にpHの勾配が構築される。過酸化物の歯のホワイトニングジェルと本発明の下塗剤との混合が、物理的、機械的及び化学的な因子のために歯の表面で生じ、該因子としては、過酸化物の歯のホワイトニングジェルの歯列弓への送達、過酸化物の歯のホワイトニングジェルの本発明の下塗剤に対する全体及び微小の動き、並びに下塗剤と過酸化物の歯のホワイトニングジェルとの間のpH勾配及び膨張圧並びにそれらの組み合わせ(反応性を含む)が原因で生じる混合が挙げられるがこれらに限定されない。pHの差によって、本発明の次亜塩素酸ナトリウムの下塗剤と過酸化物の歯のホワイトニングジェルの強力な共役酸化作用が生じる。酸化作用は、全体的に歯の主要な着色区域である、歯のエナメル質の表面及び表面下並びに象牙質で起こる。迅速な酸化作用が歯の表面に次亜塩素酸塩の下塗剤のみを塗布することにより起こり、より一層の酸化が獲得被膜、エナメル質の表面および歯牙構造の表面下である歯の着色区域において本発明の下塗剤と過酸化物の歯のホワイトニングジェルの間で起こる。歯の表面への本発明の下塗剤と過酸化物の歯のホワイトニングジェルの投与に続いて起こる急速かつより一層の酸化の結果、歯のホワイトニングが促進される。
本発明は、次亜塩素酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、及びそれらの組み合わせから製剤されるアルカリ性の組成物を有する下塗剤に関するものである。下塗剤は、様々な送達方法を用いて過酸化物の歯のホワイトニングジェルの塗布の前に歯の表面に塗布される。これら送達方法には、噴霧、はけ塗り、ストリップ、トラップ等があり、それらの組み合わせもある。下塗剤は、水溶液でもジェルでもよい。
本発明は、さらに、下塗剤を歯の表面に塗布して、被膜を破壊し、歯の表面と表面下のpHを上昇させ、一実施態様においては歯の着色の塩素酸化による歯のホワイトニングを開始させ、その後、着色の治療のために過酸化物の歯のホワイトニング組成物を送達する任意の多くの方法を使う方法に関するものであり、該方法は、
(a)約8.5以上約13以下のpHを有する次亜塩素酸ナトリウムから安定した高いpHの下塗剤溶液を得る工程と、
(b)前記下塗剤溶液を歯に塗布する工程と、
(c)過酸化物を含む歯のホワイトニング組成物を歯に送達する(歯列弓へのこの適用はペイントオン法、ストリップ法、及びトレイアンドジェル法、及びこれらの方法を組み合わせたものによって行ってもよい)工程と、
(d)成分を取り除く工程とを含む。
本発明の他の実施態様において、下塗剤は、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カリウム、次亜塩素酸カルシウム、次亜塩素酸バリウム、及びそれらの組み合わせからなる群より選択される。
本発明の他の実施態様において、ヒドロペルオキシドは、過酸化水素、過酸化ナトリウム、過酸化カリウム、過酸化カルバミド、過ホウ酸ナトリウム、過炭酸ナトリウム、及びそれらの組み合わせからなる群より選択される。
他の実施態様において、本発明は、ケアする人又は患者のための塗布の説明書を含む成分及び塗布手段から成るキットを含む。
他の実施態様において、本発明は、歯のホワイトニング治療の反応の観察と、歯の着色診断に役立つ方法を含み、該方法は、その後のホワイトニング治療の決定を補佐するものである。
他の実施態様において、本発明は、次亜塩素酸ナトリウムを含む下塗剤と、過酸化水素を含む過酸化物を有する方法に関するものである。
他の実施態様において、本発明は、次亜塩素酸ナトリウムを含む下塗剤と、過酸化水素を含む過酸化物と、任意選択的に水溶液、ジェルもしくはフォームのフッ化物トリートメントとを含む組成物に関する。
他の実施態様において、本発明は、次亜塩素酸塩を含む下塗剤、下塗剤のアプリケーター、および説明書を含むキットに関し、該キットは後に過酸化物を含む歯のホワイトニング組成物を使用する前の前処理として有用である。これらの実施態様において、以下の物、すなわち歯のホワイトニング組成物、歯のホワイトニングアプリケーター、減感歯磨き粉、歯ブラシ等は、任意選択的に、個別に又は互いに組み合わせたものとして存在する。
本発明の利点は、以下の発明の詳細な説明を以下の図面と合わせて読むことによって明らかになるだろう。
(定義)
本明細書にて使用され、任意選択的に本願の他の場所に記載されているものについて、
「エナメル質」は、歯の表面の後の白色の硬質の生物複合材料を指す。エナメル質は主にハイドロキシルアパタイトから成る。
「香味料」もしくは「香料添加剤」は、ミント、ウィンターグリーン油、ペパーミント油、スペアミント油、クローブバッド油、メンソール、アネトール、メチルサリチル酸塩、ユーカリプトール、カッシア、1-メチル酢酸塩、セージ、ユージノール、パセリ油、オキサノン、α-イリソン、マジョラム、レモン、オレンジ、プロペニルグアエトール、シナモン、バニリン、チモール、リナロール、CGAとして知られるシンナムアルデヒド・グリセロール・アセタール、及びそれらの混合物を指すが、これらに限定されない。香料添加剤は、一般的に組成物の約0.001〜約5重量パーセントのレベルで組成物に使用される。
「フッ化物」は、従来のフッ化物の歯科トリートメントを指す。
「キット」は、医院または自宅での歯のホワイトニングに使用される本発明の成分を指す。
「OTC」は、該当する場合、米国食品医薬品局の規制の下で市販されている医薬品及び装置を指す。
「被膜」は唾液と、糖タンパク質と、細菌と、無機物と、その他の化合物と、歯科の技術分野で知られている構成成分を含む粘性の複合生物構造体を指す。
「過酸化物」は、過酸化水素、過酸化ナトリウム、過酸化カリウム、過酸化カルバミド、過ホウ酸ナトリウム、過炭酸ナトリウム、及びそれらを組み合わせたものを指す。下塗剤のpHは約8.5〜13であり、好ましくは約8.5〜12であり、より好ましくは約8.5から11及びちょうど約10に至るまでである。
「下塗剤」は、本明細書に記載されているような次亜塩素酸塩溶液を指す。次亜塩素酸ナトリウムが好ましい。
「実質的には」は、完全な相関が認められないが、80〜90%類似している状況を指す。
「相乗作用の」は、上記の各成分が特定の効能を有し、組み合わせると、2つの効能が個々の成分の効能よりも少なくとも10%以上向上する状況を指す。
図1に示す下塗剤溶液は、アプリケーターの刷毛を使って歯の顔面側の表面に塗布される。本発明の下塗剤は、次亜塩素酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウムまたは同様のpH調整剤(表2)のアルカリ性の溶液またはジェルと、粘性のジェルを形成するカルボポル(登録商標)またはメトセル(登録商標)などの粘性の増粘剤と、水と、アルコールと、グリセリンから構成される。増粘剤は、比較的不活性であって、下塗剤の粘性、及び下塗剤を歯の顔面側の表面に塗布した際に流れを生じさせるのに必要とされる剪断力を増大させるものであるべきである。
Figure 2007509160
非常に多くの市販の過酸化物の歯のホワイトニングジェルは、pH3からおよそ7の範囲で安定する。HPなどの過酸化物の歯のホワイトニングジェルを、本発明の下塗剤などの高pHの溶液もしくはジェルと接触させたとき、HPジェルの不安定化が結果として起こり、ヒドロキシル及びペルヒドロキシルのフリーラジカルが酸素ガスとともに放出される。このようにして、下塗剤はHPの反応を促進するように作用する。特に、本発明の次亜塩素酸ナトリウムの下塗剤を使用し、過酸化物の歯のホワイトニングジェルと接触させた場合、次亜塩素酸ナトリウム(SH)などの次亜塩素酸塩と過酸化物のホワイトニングジェルとの間で二重の歯を白くする酸化作用が結果として起こる。
本発明の(SH)下塗剤は、pH約12のSHを有する風味を加えた溶液(例えば、ミント、シナモン等)であってもよい。SHは、従来、口臭における細菌の制御、根管の洗浄、局所的な歯の漂白を含めた多くの臨床歯科用途に使用されている。臨床上、SHは、本質的に高いpH(ヒドロキシルイオンの作用)に関連している抗菌効果を示す。歯内洗浄剤としては、次亜塩素酸ナトリウムは、脂肪酸を脂肪酸塩(石鹸)とグリセロール(アルコール)に分解することで有機溶剤として作用し、それによって残存溶液の表面張力が減少する(けん化反応)。5%SHの局所溶液を使用して、1〜2回の適用(それぞれ10〜15分)によって、低石灰化した黄色から茶色の着色を白くするのに成功している(2003年米国小児歯科協会作)。
下塗剤は、歯の表面へ過酸化物ベースの歯のホワイトニングジェルを塗布するいずれの方法とも組み合わせて使用される。例えば、コルゲートシンプリーホワイト(商標)は、18%のCPの歯のホワイトニング溶液から構成され、キャップに連結したアプリケーターの刷毛で歯の顔面側の表面に塗布される。コルゲートシンプリーホワイト(商標)のペイントオン製品を使用する歯のホワイトニングを促進するために、本発明のSH下塗剤は、最初に、刷毛などのアプリケーターを使用して歯の顔面側の表面に塗布される(図1,2参照)。SH下塗剤は高pHである。次に、コルゲートシンプリーホワイト(商標)溶液は、下塗剤の層の上に、かつ歯の顔面側の表面に製造者の説明書に従って塗布される(図3)。歯の顔面側の表面に下塗剤を塗布することで、獲得被膜を破壊し、歯の顔面側の表面および表面下の環境のpHを上昇させることによって、歯のホワイトニングを促進させる。SH下塗剤が歯の顔面側の表面に最初に塗布されると、SHは即座に歯の着色を酸化させ、すぐに歯を白くし始める。主要な歯の着色域は、歯の顔面側の表面上の獲得被膜と、歯の顔面側のエナメル質の表面および歯の顔面側のエナメル質の表面下と、象牙質の顔面側の表面内に位置する。CPベースのコルゲートシンプリーホワイト(商標)の歯のホワイトニング溶液を塗布した後、過酸化物ジェルの不安定化が結果として起こり、ヒドロキシル及びペルヒドロキシルのフリーラジカルが酸素ガスとともに放出される。歯の表面上に置かれた際に、下塗剤は、過酸化物の歯のホワイトニングジェルの反応を増強し、促進して、着色を急速に酸化させ、歯のホワイトニング作用を促進するように作用する。
歯科医院の専門的な歯科の環境では、HPが20〜35%の範囲内の高濃度の過酸化物ジェルを使用するオフィスパワーブリーチング法と併せてSH下塗剤を使用する。例えば、歯根(16A)を有する歯(16)の硬組織の顔面側の表面(11)を隣接した軟組織から分離するように、口腔の軟組織(18)を、ラバーダムを使用して分離する。最初に、本発明の下塗剤(例えばSH)(12)を、図1,2に示す単用の使い捨てのアプリケーターの刷毛(14)を使用して、歯(16)の顔面側の表面(11)に塗布する。製造者の説明書に従って、次にオフィスパワーブリーチングジェル(22)を、下塗剤(12)上に、かつ歯(16)の顔面側の表面(11)上に塗布する(図3)。SH下塗剤は、高pHである。SH下塗剤は、獲得被膜を破壊し、本発明の下塗剤が塗布された歯の顔面側の表面と表面下におけるpHの環境を構築することによって歯のホワイトニングを促進する。主要な歯の着色域は、歯の顔面側の表面上の獲得被膜と、歯の顔面側のエナメル質の表面および歯の顔面側のエナメル質の表面下と、象牙質の顔面側の表面内に位置する。下塗剤(12)上にオフィスパワーブリーチングジェルを塗布した後、過酸化物ジェルの不安定化が結果として起こり、ヒドロキシル及びペルヒドロキシルのフリーラジカルが酸素ガスとともに放出される。歯の表面上に置かれた際に、下塗剤(12)は、過酸化物の歯のホワイトニングジェル(22)の反応を増強し、促進して、着色を急速に酸化させ、歯のホワイトニング作用を促進するように作用する。さらに、SH下塗剤は、歯に塗布した後に即座に歯の着色を酸化させ、歯を白くし始める。
ストリップは、片側に過酸化物の歯のホワイトニングジェルの層が積層された薄いポリマーの膜から成る。ストリップの使用は、歯の顔面側の表面に過酸化物の歯のホワイトニングジェルを送達する有名な方法となっている。プロクター&ギャンブル(株)によって製造されたクレストホワイトストリップ(商標)は、歯の顔面側の表面に過酸化物の歯のホワイトニングジェルを送達して歯を白くするためにストリップ法を使用する。クレストホワイトストリップ(商標)は、市販の製品での約5%から専門家により施与される歯のホワイトニング製品での約14%までの範囲のいくつかの異なる濃度の過酸化水素ジェルを提供する。
本発明の下塗剤の使用は、任意のクレストホワイトストリップ(商標)の製剤と併せて使用してもよい。本発明と組み合わせたクレストホワイトストリップ(商標)によって提供されるようなストリップ法を使用して歯のホワイトニングを促進するためには、最初に、本発明のSH下塗剤を、刷毛などのアプリケーターを使って歯の顔面側の表面に塗布する(図1,2)。次に、クレストホワイトストリップ(商標)を、下塗剤の層上に、かつ歯の顔面側の表面上に、製造者の説明書に従って塗布する(図4)。歯の顔面側の表面上にクレストホワイトストリップ(商標)を塗布した後、過酸化水素ジェルの不安定化が結果として起こり、ヒドロキシル及びペルヒドロキシルのフリーラジカルが酸素ガスとともに放出される。歯の表面上に置かれた際に、下塗剤は、過酸化物の歯のホワイトニングジェルの反応を増強し、促進して、着色を急速に酸化させ、歯のホワイトニング作用を促進するように作用する。SH下塗剤は、歯に塗布した後に即座に歯の着色を酸化させ、歯を白くし始める。
歯のホワイトニングジェルを、また、デンタルトレイを使用して歯列弓に送達してもよい。これらの方法は、トレイアンドジェル法と呼ばれている。トレイアンドジェル法を使用した一つのアプローチでは、歯科医は、歯列弓の型穴をとり、歯科用石膏を使用して型穴から歯列弓の複製物を作製することによって、患者用のカスタムデンタルトレイを加工することができる。真空熱法を使って、薄いポリマーのデンタルトレイは、患者の歯列弓の石膏型へ加工される。ポリマーのトレイを切り取り、歯に適合するようにする。歯科医は、過酸化物の歯のホワイトニングジェルを数本の注射器(例えば3ml)に分注する。患者は、過酸化物の歯のホワイトニングジェルをトレイの溝に注入し、毎日、30分から一晩の治療の間、歯列弓上にカスタムデンタルトレイを取り付けるように指導される。治療後は、次回の使用のために、カスタムデンタルトレイを取り外し、洗浄し、保管する。その工程を、数週間の間に毎日繰り返す。本発明の下塗剤を、歯のホワイトニング作用を促進するために、カスタムデンタルトレイアンドジェル法と併せて使用してもよい。最初に、本発明のSH下塗剤を、刷毛などのアプリケーターを使って歯の顔面側の表面に塗布する(図1,2)。SH下塗剤を塗布した後、患者は歯科医の指導に従って過酸化物の歯のホワイトニングジェルを注入したカスタムデンタルトレイを歯列弓上に取り付ける。下塗剤は、獲得被膜を破壊し、本発明の下塗剤が塗布された歯の顔面側の表面と表面下でのpH環境を構築することで、歯のホワイトニングを促進する。歯列弓に過酸化物の歯のホワイトニングジェル入りのカスタムデンタルトレイを取り付けた後、過酸化水素ジェルの不安定化が結果として起こり、ヒドロキシル及びペルヒドロキシルのフリーラジカルが酸素ガスとともに放出される。歯の表面上に置かれた際に、下塗剤は、過酸化物の歯のホワイトニングジェルの反応を増強し、促進して、着色を急速に酸化させ、歯のホワイトニング作用を促進するように作用する。SH下塗剤は、歯に塗布した後に即座に歯の着色を酸化させ、歯を白くし始める。
市販の業界で利用可能な他のトレイアンドジェル法では、再使用可能デンタルトレイが、カリフォルニア州サンタマリアのデンマット株式会社によって提供されるレンブラント(登録商標)製品などの過酸化物の歯のホワイトニングジェルの数本の注射器と併せて使用することができる。消費者は、ポリマーの再使用可能なデンタルトレイを温水中に浸し、歯列弓上にデンタルトレイを設置することで、再使用可能デンタルトレイを特別に適合させる。トレイを取り外し、歯列弓の型穴を再使用可能デンタルトレイにおいて作製する。歯のホワイトニング作用を開始させるために、消費者はジェルをトレイの中に注入し、歯列弓上にトレイを取り付ける。標準的な推奨される毎日の治療時間は、30分から2時間の範囲内である。毎日の治療が終了した後、次回の使用のために、トレイを取り外し、洗浄し、保管する。
本発明の下塗剤は、歯のホワイトニング作用を促進するために任意のデンタルトレイ(16)アンドジェル法と併せて使用することができる。最初に、本発明のSH下塗剤を、刷毛(14)またはプラスティックのストリップ(24)などのアプリケーターを使用して、歯の顔面側の表面に塗布する(図1〜5)。SH下塗剤(12)を塗布した後、患者は過酸化物の歯のホワイトニングジェルが注入されたデンタルトレイ(26)を歯列弓上に取り付ける(図4,5,5A参照)。下塗剤(12)は、獲得被膜を破壊し、本発明の下塗剤が塗布された歯の顔面側の表面と表面下におけるpH環境を構築することによって歯のホワイトニングを促進する。過酸化物の歯のホワイトニングジェル(22)が注入されたデンタルトレイ(26または26a)を歯列弓に取り付けた後、過酸化水素ジェルの不安定化が結果として起こり、ヒドロキシル及びペルヒドロキシルのフリーラジカルが酸素ガスとともに放出される。歯の表面上に置かれた際に、下塗剤は、過酸化物の歯のホワイトニングジェルの反応を増強し、促進して、着色を急速に酸化させ、歯のホワイトニング作用を促進するように作用する。SH下塗剤は、歯に塗布した後に即座に歯の着色を酸化させ、歯を白くし始める。
本明細書に記載されているすべての次亜塩素酸塩組成物(0.1〜約5.0重量パーセントの次亜塩素酸塩濃度)は、本明細書及び米国特許第6,077,502号に記載されているような香料添加剤を、約0.001重量%〜約5重量%の記載されている量でさらに含んでもよい。下塗剤への他の添加物には、米国特許第6,077,502号にも記載されている甘味剤、冷却剤、麻酔薬等が挙げられるが、これらに限定されない。
以下の実施例は、説明及び例示のために示されるものであって、本発明を制限するものではない。
本明細書の記載から分かるように、本発明の組成物および方法は、歯のホワイトニング作用を促進する。歯への接触時間は、歯を白くするために使用された方法と比べて、10%、20%、もしくはそれ以上削減された。歯のホワイトニングの許容されるレベルも、歯のホワイトニングの頻度が10%、20%、30%、50%もしくはそれ以上付随して短縮されるように達成される。過酸化物の歯のホワイトニングジェルにさらされる時間が短縮されるので、歯の過敏及び軟組織の炎症が減少する。
(総則)
他に特に規定がない限り、本明細書に記載されている材料は、米国や世界中の民間の供給元から入手可能である。歯科用途に使用される組成物と器具は、民間の歯科用品会社から入手可能である。
本明細書にて使用され、記載されているすべての成分は、歯科、美容、及び/又は医薬の品質、純度、並びにグレードのものであることは、当業者に明らかである。
(下塗剤と予め注入されたデンタルトレイ)
他のトレイアンドジェル法は、過酸化物の歯のホワイトニングジェルが予め注入された使い捨てのデンタルトレイを使用する。予め注入された使い捨てのデンタルトレイは、店頭で購入できるか、又は歯科の専門家によって患者に施与することができる。12人の患者の臨床研究において、本発明の下塗剤を、10%過酸化水素ジェルが予め注入された使い捨てのデンタルトレイと併せて使用した。それぞれの予め注入された使い捨てデンタルトレイを、個別に包装した。専門の歯科の環境において、SH下塗剤を、歯科予防(歯垢取り)の後に、歯の表面に塗布した。評価され、方向付けられたビータ・シェードガイドを用いて、SH下塗剤と予め注入されたデンタルトレイを歯の顔面側の表面に塗布する前に、上顎の右中央の門歯のシェードを記録した。10%過酸化水素の歯のホワイトニングジェルが予め注入されたデンタルトレイを取り付ける前に、中性のpHのフッ化物溶液をデンタルトレイに吹き付けた。予め注入されたデンタルトレイを各歯列弓上に取り付け、時間を計測し、記録した。約10分後、トレイを取り外し、歯から余分なジェルをすすぎ落とした。従来の評価され、方向付けられたビータ・シェードガイドを使用して、上顎の右中央の門歯(歯番号8)の歯の色を記録した。
12人の任意の患者、すなわち7人の女性(58%)と5人の男性(42%)の歯を、中性のpHのフッ化物スプレーを使用した使い捨てトレイアンドジェルシステムと併せて本発明のSH下塗剤を使用して白くした。評価され、方向付けられたビータ・シェードガイドを使用した場合、歯番号8の平均シェードは、本発明の下塗剤を使用する促進された歯のホワイトニングの前では8.9(+/−4.4)であった。フッ化物スプレー及び使い捨ての予め注入されたデンタルトレイと組み合わせて本発明の下塗剤を使用した歯のホワイトニングの後では、歯番号8の平均シェードは5.3(+/−3.7)であった。歯番号8の平均シェード改善度は、3.7(+/−3.4)であった。平均治療時間(分)は11.2(+/−3.6)であった。10%過酸化水素を予め注入した使い捨てデンタルトレイと本発明の下塗剤を使用することによって、1分間当たりのホワイトニングまたはシェードの平均改善度は0.58(+/−0.46)であった。全体として、シェード改善の平均パーセントは43%(+/−37%)であることが分かった。研究の間、10%過酸化水素が予め注入されたデンタルトレイ及び中性のpHのフッ化物スプレーと併せてSH下塗剤を専門家により投与している最中又は投与した後に、過敏症は全く報告されなかった(図7参照)。
SH下塗剤を塗布した後、歯科専門家が10%過酸化水素を予め注入したデンタルトレイを約10分間歯列弓上に取り付けた。下塗剤は、獲得被膜を破壊し、本発明の下塗剤を塗布した歯の顔面側の表面と表面下におけるpH環境を構築することによって歯のホワイトニングを促進する。歯の主要な着色域は、歯の顔面側の表面上の獲得被膜と、歯のエナメル質の顔面側の表面およびエナメル質の顔面側の表面下と、象牙質の顔面側の表面内に位置する。過酸化物の歯のホワイトニンングジェルが予め注入されたデンタルトレイを歯列弓に取り付けた後、過酸化水素ジェルの不安定化が結果として起こり、ヒドロキシル及びペルヒドロキシルのフリーラジカルが酸素ガスと同時に放出される。歯の表面上に置かれた際に、下塗剤は、過酸化物の歯のホワイトニングジェルの反応を増強し、促進して、着色を急速に酸化させ、歯のホワイトニング作用を促進するように作用する。SH下塗剤は、歯に塗布した後に即座に歯の着色を酸化させ、歯を白くし始める。
専門的な環境の際に、歯の着色の経過を診断すること、かつ/または指示された歯のホワイトニング治療計画によりもたらされる治療成果を予測することは難しい。10%過酸化水素を入れた使い捨ての予め注入されたデンタルトレイと併せて本発明の下塗剤を使用することによって、患者を、下塗剤を使用した歯のホワイトニング治療に対する反応に分類することができることを見出した。下塗剤と予め注入されたデンタルトレイの専門家による投与後の歯のホワイトニングの速度が、遅い、中程度、又は速いと認められたことが結果によって明らかになった。従って、患者は約10分間における反応と総合的なシェード改善度に従って以下のカテゴリーに分けられる(表3)。
Figure 2007509160
患者のシェードは、0から10シェードの範囲で改善された。使い捨てトレイアンドジェル法及びフッ化物スプレーと組み合わせて本発明の下塗剤を使用した歯のホワイトニングに対して、遅い反応(0〜2シェード改善)を示した患者は5人(42%)で、中程度の反応(3〜5シェード)を示した患者は3人(25%)で、速い反応(6シェード以上)を示した患者は4人(25%)であった。
同様に、歯のホワイトニングの割合も、また、0%から100%の範囲のシェードの改善パーセントに従って以下のカテゴリーに分類することができる(表4)。
Figure 2007509160
シェード改善パーセント(表4)によれば、使い捨てトレイアンドジェル法及びフッ化物スプレーと組み合わせて本発明の下塗剤を使用した歯のホワイトニングに対して、遅い反応(0%〜33%シェード改善)を示した患者は5人(42%)で、中程度の反応(34%〜66%シェード改善)を示した患者は4人(33%)で、速い反応(67%〜100%シェード改善)を示した患者は3人(25%)であった。
10%過酸化水素が予め注入された使い捨てデンタルトレイと併せて本発明の下塗剤を使用することによって、歯科専門家は、歯のホワイトニングを受ける患者に治療優先順位をつけることができる。歯科専門家は、10%過酸化水素が注入された使い捨ての予め注入されたデンタルトレイと併用した本発明の下塗剤に対する患者の反応に従って、最も効果的な成果を出す可能性がある専門家により監督された歯のホワイトニング治療を患者に対して指示することができる。患者が、本発明の下塗剤を10%HPが予め注入された使い捨てデンタルトレイと併用することによって治療優先順位がつけられた専門家により監督された歯のホワイトニングの継続を決定した場合、歯科専門家は一般的に3つの専門的な選択肢を有する(表5)。
Figure 2007509160
表3及び4より、10%HPが予め注入された使い捨てデンタルトレイと併せて本発明の下塗剤を使用することによって治療した後の患者の治療成果は、遅い、中程度、速いに分類することができる。表6は、10%HPが予め注入された使い捨てデンタルトレイと併せて本発明の下塗剤を使用することによって治療成果が出た後に歯のホワイトニング処置の継続を望んだ患者のフローチャートを示す。
表3及び4より、10%HPが予め注入された使い捨てデンタルトレイと併せて本発明の下塗剤を使用することによって治療した患者の約3分の1が、歯のホワイトニングに対して遅い反応を有し、0から2シェードの改善、または0%から33%のシェードの改善を示した。多くの要因としては、これらの患者は過酸化物ベースの歯のホワイトニングに対して遅い反応を示す歯の着色を有しているように思われる。患者がホワイトニング処置の継続を望んだ場合、20%から35%の過酸化水素ジェルを使用したオフィスチェアーサイドパワーブリーチングを受けることが推奨される。図9は、患者に利用可能な診断および選択肢を示す。
表3及び4より、10%HPが予め注入された使い捨てデンタルトレイと併せて本発明の下塗剤を使用することによって治療した患者の約3分の1が、歯のホワイトニングに対して中程度の反応を有し、3から5シェードの改善、または34%から66%のシェードの改善を示した。臨床上、中程度の反応を示す患者はホワイトニング処置を継続するための3つの選択肢を有し、すなわち、1時間のチェアーサイドパワーブリーチングと、カスタムトレイアンドジェルによる歯のホワイトニングと、使い捨てのトレイアンドジェル法またはストリップ法を用いた専門家により監督された自宅用システムという選択肢を有する。
表3及び4より、10%HPが予め注入された使い捨てデンタルトレイと併せて本発明の下塗剤を使用することによって治療した患者の約3分の1が、歯のホワイトニングに対して速い反応を有し、少なくとも6シェード以上の改善、または67%から100%のシェードの改善を示した。速い反応を示す患者には、使い捨てトレイアンドジェル法またはストリップ法を用いた専門家により監督された自家用のシステムを施与することが推奨される。
(下塗剤と過酸化物)
ある患者を、下塗剤(SH)3.2%組成物を使用して1分以内で治療した後、10分間、10%HPジェルの過酸化物で治療した。治療し、下塗剤と過酸化物を洗浄した後、歯と歯間は明らかにより白くなっていた。図6Aは、ホワイトニング前の写真(処置が行われる直前に撮影したもの)を示し、ホワイトニング完了後に撮影した写真である図6Bと比較した。この患者では、歯の表面上において2シェード改善された。患者は遅い反応を示したが、前歯の隣接歯間領域で著しいシェードの改善を示した。
(医院用キット)
図7Aは、専門家によって使用されるホワイトニングキットの概略図である。歯科用キットには、下塗剤(12)と、下塗剤塗布用刷毛(14)と、使い捨てのキャップ(図示せず)と、任意のフッ化物溶液(23)と、本来包装されており、HPジェルが予め注入された使い捨てのデンタルトレイ(25)が含まれる。説明書は図示していない。図7Bは、図7Aのキットの平面図であり、上述したものを示し、使い捨てキャップ(27)と、下塗剤(12)と、刷毛(14)と、使い捨てデンタルトレイ及びジェル(25a)と、任意のフッ化物(23)等を示している。図7Cは、下塗剤の個々の容器(70)の外部の一部を切り取った概略図である。
(消費者用キット)
図8は、この消費者用ホワイトニングキットの概略図である。該キットは、患者または消費者によって使用されるものである。その内容物は、ホワイトニングキット(例えば任意のOTCホワイトニング剤)と、下塗剤(12)と、塗布用刷毛(任意に)(図7C参照)と、個々に包装され、HPジェルが予め注入された使い捨てデンタルトレイ(25A)と、包装のセパレーターであるセパレーター(20)と、減感歯磨き粉(フッ化物を含むものまたは含まないもの)(32)と、歯ブラシ(33)と、外部容器(29)である。説明書は図示しておらず、フッ化物溶液は任意である。
(下塗剤/ホワイトニング剤キット)
(a) 図7Cにおいて、いくつかの状況において次亜塩素酸塩を含む上記下塗剤(12)はアプリケーター(例えば刷毛)(14)と説明書を有する独立型のキットとして販売される。この下塗剤は、獲得被膜を破壊し、それとともに、同時にかつ単独で歯のホワイトニングを引き起こす下塗剤として二重の機能を有する。ある場合には、消費者は、歯科用フッ化物溶液もしくは歯磨剤で歯を前処理するか(下塗剤に先立って)、または下塗剤の塗布後に歯科用フッ化物溶液もしくは歯磨剤で歯を処理する。その後、これらの処理成分は、ホワイトニングが完了した後に取り除かれる。
(b) 実施例5(a)のキットは、さらに歯科用フッ化物治療組成物とアプリケーターを含む。
(c) 実施例5(a)または5(b)のキットは、さらに、歯列弓に過酸化物の歯のホワイトニング組成物を塗布する方法を用いるか、又は該方法を用いない、過酸化物を含む歯のホワイトニング組成物を含む。
(d) 実施例5(a)、5(b)または5(c)のキットは、さらに減感歯磨き粉と、任意選択的に歯ブラシとを含む。
(下塗剤/香料添加剤組成物)
(a) 次亜塩素酸ナトリウム水溶液の独立型の2重量パーセント溶液としての下塗剤は、また、市販の1%のペパーミント・フレーバーの油を含む。この組成物は、少なくとも90日以上の間の保存において安定しており、15〜30分の治療の間、患者がより容易に耐えられるものである。観察された歯のホワイトニングの改善度は、本明細書に記載されているように2シェード以上である(図7C参照)。
(b) ペパーミント油を化学量論的に等量のスペアミント油に替えた以外は実施例6(a)と同様にした。実験結果と歯のホワイトニングの結果は同様であった。
本明細書に本発明のいくつかの実施態様を示したが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、歯のホワイトニング方法、組成物、診断方法、種々のキットなどに対し種々の修正及び変更を行うことができることは当業者に明らかである。そのような修正及び変更のすべては添付した特許請求の範囲内に含まれる。
図1は、本発明の下塗剤の歯の顔面側の表面への塗布を示す、歯列弓の横断面の概略図である。 図2は、歯の顔面側の表面上の下塗剤を示す、歯列弓の横断面の概略図である。 図3は、下塗剤の層上に塗布された過酸化物のホワイトニング溶液の層を示す、歯列弓の横断面の概略図である。最初に下塗剤を塗布した後、ペイントオン法で過酸化物の歯のホワイトニング溶液を塗布した。 図4は、下塗剤の層と接触した過酸化物の歯のホワイトニングジェルの層を有するストリップを示す、歯列弓の横断面の概略図である。ストリップは、ストリップの歯側に過酸化物の歯のホワイトニングジェルが積層された薄いポリマーフィルムから成る。本発明の下塗剤を、示された方法でストリップを歯の顔面側の表面上に取り付ける前に塗布した。 図5Aは、歯の顔面側の表面上の下塗剤の層と接する過酸化物の歯のホワイトニングジェルによって歯列弓上に取り付けられた、該ジェルが注入されたトレイを示す、カスタムの歯列弓の横断面の概略図である。最初に下塗剤を塗布し、続いて歯列弓の歯上へトレイとジェルを取り付けた。図5Bは、再使用可能または使い捨てのトレイとジェルの横断面の概略図である。 図6Aと6Bは、本発明によってホワイトニングされた歯の写真である。図6Aはホワイトニング前のものであり、図6Bは実施例2に記載されている次亜塩素酸ナトリウムと過酸化水素を使用してホワイトニングを行った後のものである。 図7Aは、本発明の専門家による医院用キットとその構成成分の概略図であり、図7Bは、該キットの平面図である。図7Cは、個々の下塗剤の容器の外部の一部を切り取った概略図である。 図8は、本発明の市販の(自宅用)キットとその構成成分の概略図である。 図9は、治療選択のフローチャートの概略図である。治療において、患者には、10%の過酸化水素が注入された使い捨てデンタルトレイと併せて下塗剤(SH)を使用することによって治療の優先順位が付けられる(治療の選択肢が与えられる)。

Claims (22)

  1. 歯の表面をホワイトニングする改良された組成物であって、該組成物は、
    (a)約8.5以上約13以下のpHを有する次亜塩素酸塩を含む安定した高pHの下塗剤溶液と、
    (b)過酸化物を含む歯のホワイトニング組成物とを含み、
    前記歯の表面上において、成分(a)と成分(b)が互いに接触し、活性組成物を有することを特徴とする歯の表面のホワイトニングの改良された組成物。
  2. (a)工程において、前記下塗剤が約8.5〜12のpHを有することを特徴とする請求項1記載の改良された組成物。
  3. 前記次亜塩素酸塩が、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カリウム、次亜塩素酸カルシウム、次亜塩素酸バリウム及びそれらの組み合わせからなる群より選択されることを特徴とする請求項1記載の改良された組成物。
  4. 前記過酸化物が、過酸化水素、過酸化ナトリウム、過酸化カリウム、過酸化カルバミド、過ホウ酸ナトリウム、過炭酸ナトリウム及びそれらの組み合わせからなる群より選択されることを特徴とする請求項1記載の改良された組成物。
  5. 前記過酸化物が過酸化水素であることを特徴とする請求項1記載の改良された組成物。
  6. 前記次亜塩素酸塩が次亜塩素酸ナトリウムであることを特徴とする請求項1記載の改良された組成物。
  7. 歯の表面をホワイトニングする改良された方法であって、該方法は、
    (a)歯の表面を、約8.5以上約13以下のpHを有する次亜塩素酸塩を含む安定した高pHの下塗剤と接触させることと、
    (b)歯の表面上の前記pH下塗剤溶液を過酸化物を含む歯のホワイトニング組成物と接触させることと、
    (c)前記pH下塗剤溶液と、前記歯のホワイトニング組成物を、適切な接触及び反応時間経過後に取り除くこととを有することを特徴とする歯の表面のホワイトニングの改良された方法。
  8. (a)工程において、前記次亜塩素酸塩が、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カリウム、次亜塩素酸カルシウム、次亜塩素酸バリウム及びそれらの組み合わせからなる群より選択されることを特徴とする請求項7記載の改良された方法。
  9. (b)工程において、前記過酸化物が、過酸化水素、過酸化ナトリウム、過酸化カリウム、過酸化カルバミド、過ホウ酸ナトリウム、過炭酸ナトリウム及びそれらの組み合わせからなる群より選択されることを特徴とする請求項7記載の改良された方法。
  10. 前記過酸化物が過酸化水素を含むことを特徴とする請求項7記載の改良された方法。
  11. 前記次亜塩素酸塩が次亜塩素酸ナトリウムを含むことを特徴とする請求項7記載の改良された方法。
  12. 前記方法が、さらに
    (a1)
    (i)(a)工程の前に、または
    (ii)(a)工程と(b)工程の間に、
    歯の表面と塗布されたpH下塗剤溶液を水溶液、フォーム又はジェルのフッ化物歯科用治療組成物と接触させることと、
    (b1)
    (b)工程の後に、(c)工程とは別に又は(c)工程において同時に前記フッ化物歯科用治療組成物を取り除くこととを有することを特徴とする請求項7記載の改良された方法。
  13. (a)工程において、前記次亜塩素酸塩が、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カリウム、次亜塩素酸カルシウム、次亜塩素酸バリウム及びそれらの組み合わせからなる群より選択され、
    (a1)工程において、(a)工程と(b)工程の間に前記フッ化物組成物を塗布し、
    (b)工程において、前記過酸化物が、過酸化水素、過酸化ナトリウム、過酸化カリウム、過酸化カルバミド及びそれらの組み合わせからなる群より選択されることを特徴とする請求項12記載の方法。
  14. 改良された歯のホワイトニングのキットであって、該キットは、
    (a)約8.5以上約13以下のpHを有する次亜塩素酸塩を含む安定した高pHの下塗剤‐ホワイトニング剤溶液の組成物と、
    (b)前記下塗剤‐ホワイトニング剤溶液を前記歯の表面に塗布する手段と、
    (c)前記の改良された歯のホワイトニングの処置について説明する説明書とを含むことを特徴とする改良された歯のホワイトニングキット。
  15. さらに、
    (a)過酸化物を含む第2の歯のホワイトニング組成物と、
    (b)前記歯に前記第2の歯のホワイトニング組成物を塗布する手段とを含むことを特徴とする請求項14記載のキット。
  16. 改良された歯のホワイトニングのキットであって、該キットは、
    (a)約8.5以上約13以下のpHを有する次亜塩素酸塩を含む安定した高pHの下塗剤溶液の組成物と、
    (b)前記歯の表面に前記pH下塗剤溶液を塗布する手段と、
    (c)過酸化物を含む歯のホワイトニング組成物と、
    (d)前記歯に前記歯のホワイトニング組成物を塗布する手段と、
    (e)任意選択的に歯科用フッ化物治療組成物と、
    (f)任意選択的に前記歯の表面に前記任意の歯科用フッ化物治療組成物を塗布する手段と、
    (g)前記の改良された歯のホワイトニングの処置について説明する説明書とを含むことを特徴とする改良された歯のホワイトニングキット。
  17. 構成成分(e)と(f)が含まれていないことを特徴とする請求項16記載のキット。
  18. 構成成分(e)と(f)が含まれていることを特徴とする請求項16記載のキット。
  19. 歯のホワイトニングの選択肢を診断し、決定する改良された方法であって、
    (a)請求項67記載の歯のホワイトニングを実施することと、
    (b)(a)工程の結果を評価することと、
    (c)特有の歯のホワイトニング治療の選択肢を患者に提供することとを有する歯のホワイトニングの選択肢を診断し、決定する改良された方法。
  20. (c)工程において、前記治療の選択肢が、歯のホワイトニング治療を終了すること、歯のチェアーサイドパワーホワイトニング(chair side power tooth whitening)、カスタム加工のトレイアンドジェル(custom fabricate a tray-and-gel)、トレイアンドジェルストリップ(tray and gel strip)、監督された自家用方法、並びに市販のキットを含むことを特徴とする請求項19記載の改良された方法。
  21. 歯の表面をホワイトニングする改良された組成物であって、該組成物は、
    (a)全組成物の約0.1〜5重量%の濃度で含まれる約8.5以上約13以下のpHを有する次亜塩素酸塩を含む安定した高pHの下塗剤溶液と、
    (b)全組成物の約0.001〜5重量%の量の香料添加剤とを含み、前記の歯の表面上において、(a)成分及び(b)成分が互いに混合され、活性成分を含むことを特徴とする歯の表面のホワイトニングの改良された組成物。
  22. 香料添加剤が、ミント、ウィンターグリーン油、ペパーミント油、スペアミント油、クローブバッド油、メンソール、アネトール、メチルサリチル酸塩、ユーカリプトール、カッシア、1-メチル酢酸塩、セージ、ユージノール、パセリ油、オキサノン、α-イリソン、マジョラム、レモン、オレンジ、プロペニルグアエトール、シナモン、バニリン、チモール、リナロール、シンナムアルデヒド・グリセロール・アセタール、及びそれらの混合物から成る群より選択されることを特徴とする請求項21記載の改良された組成物。
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