JP2007508239A - 早漏の治療 - Google Patents

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Abstract

本発明は、粘膜投与(好ましくは鼻腔、口腔又は直腸)、肺への投与(好ましくは吸入による)、男性性器の少なくとも一部への局所投与(例えばゲルの形態で陰茎に塗布する)及びこれらの組合せからなる群から選択される経路を経由して男性に抗うつ薬を投与することを含む、男性の早漏の治療又は性交を長引かせるための方法及び組成物に関する。

Description

本発明は、男性の性機能障害の治療のための方法及び組成物に関し、特に早漏の治療に関する。
これまで早漏を防ぐ試みとしては、機械装置が用いられてきた。かかる装置を作動させて陰茎の刺激を減ずるのだが、しばしば扱い難く、不快であり、陰茎の最も敏感な部分である亀頭を鈍感にするのにとりわけ有効でもない。
抗うつ薬を錠剤の形態で経口的に投与して早漏を治療してきたが、このアプローチでは深刻な副作用が存在する。特に、抗うつ薬は吐き気、嘔吐、目眩を引き起こし得る。その上、これらの作用は、摂取する食物とアルコールの量及びタイミング並びに患者の脂肪の量に極めて敏感なので、該作用を予測することができない。
従来、陰茎の皮膚にリドカインのような局所麻酔薬を含む組成物を局所塗布して感受性を減ずることで早漏を治療してきた。
かかる治療方法の一つの制限は、相手の女性に麻酔薬が移転するのを避けるために性交前に皮膚から上記組成物を実質的に除去しなければならないことであり、それによって膣の感受性の低下を緩和する。
局所麻酔組成物の過剰な塗布も可能であるが、男性による性交の楽しみが実質的に減退する。
本明細書の全体に亘って従来技術のあらゆる考察を、かかる従来技術が当分野において幅広く知られ、又は共通一般知識の一部を形成するとの容認と決してみなすべきでない。
本発明の目的は、上述した従来の麻酔薬を用いることの不利益の少なくとも一つを克服又は改善することである。
第1の観点によれば、本発明は、i)粘膜投与と、ii)肺への投与と、iii)男性性器への局所投与と、iv)粘膜投与、肺への投与及び男性性器への局所投与の二種以上の組合せとからなる群から選択される経路を経由して、抗うつ薬を男性に投与することを含む男性の早漏の治療方法を提供する。
口腔投与又は直腸投与等の他の粘膜経路を経由することもできるが、粘膜投与は鼻腔投与であることが好ましい。
肺への投与は、吸入を手段とするのが好ましい。
局所投与は、陰茎に直接であるのが好ましい。
特に、抗うつ薬又は抗うつ薬の組合せが、上述した経路の一種単独、或いは粘膜(好ましくは鼻腔)と局所(好ましくは陰茎に)の組合せ、粘膜(好ましくは鼻腔)と肺(好ましくは吸入による)の組合せ、局所(好ましくは陰茎に)と肺(好ましくは吸入による)の組合せ、更に三つ全ての組合せ、即ち局所(好ましくは陰茎に)と、粘膜(好ましくは鼻腔)と、肺(好ましくは吸入による)との投与の組合せによって投与される。
最も好適な投与の単一形態は、鼻腔、肺、口腔である。最も好適な投与の組合せ形態は、鼻腔と陰茎の組合せ、肺と陰茎の組合せ、口腔と陰茎の組合せである。
例えば、本発明の治療は、鼻腔噴霧、吸入器又はトローチのいずれか単独又は陰茎に塗布するのに適切な処方と組み合わせて投与して行うことができる。組合せの治療法においては、同一又は異なる抗うつ薬を異なる経路を経由して投与することができる。
理論に縛られたくないが、本発明の経路よって、薬は肝臓の初回代謝を迂回し、血液/脳関門を通過して脳で早急に作用する。この作用様式は、成功を達成するために用いた少量の投与量、急速な作用発現時間及び投与量/反応パターンの一貫性を説明するのに役立ち得る。
局所(陰茎に)と上記粘膜経路の組合せが、早漏を防ぐ際に相乗的な効果の増強をもたらすと思われる。
第2の観点によれば、本発明は、男性に抗うつ薬を投与する段階を含み、ここで前記抗うつ薬がi)鼻腔投与と、ii)肺への投与と、iii)口腔投与と、iv)陰茎への投与と、v)鼻腔投与、肺への投与、口腔投与及び陰茎への投与の二種以上の組合せとからなる群から選択される経路を経由して投与される、男性の早漏の治療方法を提供する。
驚いたことに、本発明者は、かかる経路によって投与された抗うつ薬が、陰茎に十分な程度の麻酔をもたらし、早漏を克服することを見出した。
本発明で用いる用語の抗うつ薬は、臨床的うつ病の治療に用いられるあらゆる物質を指す。全ての抗うつ薬が本発明の使用に適していると考える。
好適な実施形態において、抗うつ薬は選択的セロトニン再摂取抑制剤(SSRIとして既知)である。
別の好適な実施形態において、抗うつ薬は二環系、三環系又は四環系抗うつ薬である。
他の好適な実施形態において、抗うつ薬はモノアミン酸化酵素抑制剤である。
更に好適な実施形態において、抗うつ薬はセロトニンノルエピネフリン再摂取抑制剤、ノルエピネフリンドーパミン再摂取抑制剤、セロトニン拮抗及び再摂取抑制剤、ノルエピネフリン拮抗薬/セロトニン拮抗薬、モノアミン酸化酵素(MAO)抑制剤、合成的に誘導されたフェニルピペラジン抗うつ薬、中枢L2-α2自己及びヘテロアドレナリン受容体の拮抗薬の一種から選択することができる。
上述のとおり、本発明者は、抗うつ薬、即ち臨床的うつ病の治療のために通常用いる薬剤が、鼻腔/肺/口腔又はこれらの組合せ、或いは陰茎への投与と組み合わせて投与されるとき、嘔吐、吐き気、目眩のような抗うつ薬の典型的な副作用を最小限に抑えながら、射精を遅らせることができることを見出した。
更に、該薬剤は、うつ病を治療するために通常用いるよりもわずかな投与量で、急速な作用発現時間と高度の予測性をもって投与することができる。
重要なことに早漏の治療について、本発明者は、男性性器の皮膚の少なくとも一部分に局所塗布する際、例えば陰茎に塗布する際に抗うつ薬が十分な程度の麻酔を引き起こし、早漏の症状に改善を提供することを見出した。
更に驚いたことに、粘膜経路、好ましくは鼻腔経路で、又は肺への投与によって抗うつ薬を投与することが性交時の射精を遅らせることを見出した。
粘膜、好ましくは鼻腔と局所投与との組合せが、早漏を防ぎ、性交を長引かせる際に極めて有用であることを見出した。
或いは、肺への投与と局所投与との組合せが、早漏を防ぎ、性交を長引かせる際に極めて有用であることを見出した。
投与の経路の更なる組合せ、即ち粘膜、好ましくは鼻腔と肺への投与との組合せもまた、早漏を防ぎ、性交を長引かせる際に有用であることを見出した。
一種以上の抗うつ薬を一緒に用いることができ、これらは単独で用いてもよく、抗うつ薬の皮膚又は粘膜への適用を容易にするために一種以上の担体と一緒に用いてもよい。
粘膜投与、肺への投与及び局所投与から選択される二種以上の経路の組合せを用いた場合、同一の抗うつ薬又は抗うつ薬の組合せを二種以上の異なる経路で投与すことができ、或いは異なる抗うつ薬又は抗うつ薬の組合せを二種以上の異なる経路で投与することができる。
第3の観点によれば、本発明は、粘膜投与のために処方された抗うつ薬を含む早漏の治療用組成物を提供する。抗うつ薬は鼻腔投与用に処方されるのがより好ましい。
第4の観点によれば、本発明は、肺への投与のために処方された抗うつ薬を含む早漏の治療用組成物を提供する。肺への投与は吸入によるのが最も好ましい。
第5の観点によれば、本発明は、男性性器への局所投与用に処方された抗うつ薬を含む組成物を提供する。
第6の観点によれば、本発明は、鼻腔投与用に処方された抗うつ薬と局所塗布用に処方された抗うつ薬とを含むキットを提供する。鼻腔及び局所投与の組合せであるとき、相乗的な相互作用が生じるように抗うつ薬を選択するのが好ましい。
第7の観点によれば、本発明は、肺への投与用に処方された抗うつ薬と局所塗布用に処方された抗うつ薬とを含むキットを提供する。肺及び局所投与の組合せであるとき、相乗的な相互作用が生じるように抗うつ薬を選択するのが好ましい。
第8の観点によれば、本発明は、鼻腔投与用に処方された抗うつ薬と肺への投与用に処方された抗うつ薬とを含むキットを提供する。鼻腔及び肺への投与の組合せであるとき、相乗的な相互作用が生じるように抗うつ薬を選択するのが好ましい。
第9の観点によれば、本発明は、鼻腔投与用に処方された抗うつ薬と、肺への投与用に処方された抗うつ薬と、局所投与用に処方された抗うつ薬とを含むキットを提供する。相乗的な相互作用が生じるように抗うつ薬を選択するのが好ましい。
第10の観点によれば、本発明は、男性に関連して性交を長引かせる方法を提供し、該方法は性交前に射精を遅らせるのに効果的な量の抗うつ薬を男性に投与する段階を含み、該抗うつ薬は、粘膜投与と、肺への投与と、男性性器への局所投与と、粘膜投与、肺への投与又は男性性器への局所投与の二種以上の組合せとからなる群から選択される経路を経由して投与される。
第11の観点によれば、本発明は、男性と女性に関連して性交を長引かせる方法を提供し、該方法は性交前に女性性器を麻酔することなく射精を遅らせるのに効果的な量の抗うつ薬を男性に投与する段階を含み、該抗うつ薬は、粘膜投与と、肺への投与と、男性性器への局所投与と、粘膜投与、肺への投与又は男性性器への局所投与の二種以上の組合せとからなる群から選択される経路を経由して投与される。
<抗うつ薬>
上述のとおり、あらゆる抗うつ薬が本発明における使用に適している。該抗うつ薬を、
・選択的セロトニン再摂取抑制剤(SSRI)
・セロトニンノルエピネフリン再摂取抑制剤(二環系、三環系及び四環系抗うつ薬を含む)
・ノルエピネフリンドーパミン再摂取抑制剤
・セロトニン拮抗及び再摂取抑制剤
・ノルエピネフリン拮抗薬/セロトニン拮抗薬
・モノアミン酸化酵素(MAO)抑制剤
・合成的に誘導されたフェニルピペラジン抗うつ薬
・中枢L2-α2自己及びヘテロアドレナリン受容体の拮抗薬
から選択することができる。
抗うつ薬の限定されない具体的な例の一部には、パロキセチンに限定されることなく、フルオキセチン及びセルトラリンが含まれる。パロキセチンは塩酸塩(アロパックス等)として、又は他の塩の形態で、或いはメシル酸塩等の他の塩基と組み合わせて処方することができる。本発明で用いる他の適切な抗うつ薬としては、臭化水素酸シタロプラム(シプラミル)、フルオキセチン(プロザック)、フルボキサミン(ルボックス)、セルトラリン(ゾロフト)、塩酸ノルトリプチリン(アレグロン)、塩酸クロミプラミン(アナフラニール)、塩酸ドスレピン(プロチアデン)、塩酸イミプラミン(トフラニール)、塩酸ミアンセリン[トルボン(Tolvon)]、塩酸アミトリプチリン(トリプタノール)、硫酸フェネルジン(ナーディル)、硫酸トラニルシプロミン(パルネート等)、イソカルボキサジド(マープラン)、モクロベミド(オーロリックス)、並びにベンラファキシン(エフェキソール)、塩酸ネファゾドン(セルゾン)、トラゾドン(デジレル)、ブプロピオン(ザイバン)、ミルタザピン(レメロン)、塩酸ドキセピン(サイネクアン)、トリミプラミン(スルモンチール)等のセロトニン及び/又はアドレナリンの最新の抑制剤が挙げられる。
抗うつ薬は、用いる有効成分の性質や患者の問題の重症度、並びに患者の大きさ等の他の要因によって一投与量当り0.1mgと1000mgの間の量で投与するのが好ましい。上記投与量は、抗うつ薬1〜100mgの間であるのがより好ましく、抗うつ薬5〜25mgの間であるのが更に好ましい。正確な投与量は訓練を受けた臨床医によって容易に定量される。
<局所処方>
局所投与される抗うつ薬については、皮膚への抗うつ薬の塗布を容易にするために担体を含むこともできる組成物として男性性器の部分の皮膚のいずれかに塗布する手段によって投与するのが典型的である。
組成物をゲルの形態で男性性器に塗布することができるが、ローション又は粉末として処方することもできる。組成物と男性性器の部分の皮膚との接触によって、抗うつ薬がかかる部分に麻酔を生じさせるのであれば、組成物の特定の形態は重要ではないと、当業者によって理解される。
組成物を陰茎といった男性性器のあらゆる部分に、或いは陰嚢、又は会陰等の周辺部分にも塗布することができる。抗うつ薬を含む局所組成物を陰茎に直接塗布するのが最も通例である。
局所組成物を約1分間、好ましくは性交の約30〜60分前に皮膚にマッサージすることによって塗布するのが典型的である。
組成物中の抗うつ薬の濃度は、局所組成物の約1〜10重量%であるのが好ましく、約3〜6重量%であるのがより好ましい。
局所処方における抗うつ薬は、使用する有効成分に応じて一投与量当り0.1〜1000mgの間の量にあるのが好ましい。上記投与量は、抗うつ薬1〜100mgの間であるのがより好ましく、抗うつ薬5〜25mgの間であるのが更に好ましい。
組成物が、該組成物を塗布する男性性器の部分のいずれかに、又は粘膜投与によって適切な部分に対して麻酔を導入することが可能であるならば、上述の薬剤の二種以上を本発明の組成物に用いることができるということが、当業者によって理解される。
組成物をゲル又はローションの形態で提供することができ、或いはまた、使用の際に水和して男性性器の部分に塗布するのに適したゲル又はローションを形成し得る粉末として提供することができる。
組成物をゲルとして男性性器の皮膚に塗布するのが最も典型的である。抗うつ薬の塗布を容易にする一般的なゲルは、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(メトセルEM4)のようなヒドロゲル又はカルボポール943Pのようなアクリル酸重合体である。組成物中の重合体は約0.1〜約5重量%の範囲で存在する。担体は、一般に水溶性かつ非刺激性であり、皮膚を感作しない。担体が組成物に半ソフトクリームのような稠度を与える状況だと望ましい。
更に、局所組成物は、皮膚を通して抗うつ薬の吸収を増強するために賦活薬を含むことができる。賦活薬の例としては、α-,β-,γ-シクロデキストリンや2-メチルシクロデキストリン等のシクロデキストリンが挙げられる。ヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリン、HPBCDを含む組成物が糖尿病患者の使用に適しているので、HPBCDが特に有益である。HPBCDは、内部空洞を備えた環形分子構造を有する環状重合体である。抗うつ薬をより容易に皮膚に吸収させるHPBCDによって包接化合物を形成することが理解される。組成物中のHPBCDの重量%は、約1〜10%の範囲であるのが好ましい。
HPBCDは、約15まで又はそれ以上の置換度を有するヒドロキシプロピル誘導体を得るためにβ-シクロデキストリンと酸化プロピレンとの縮合により誘導された市販の化合物である。本発明の組成物については、約5〜約7の置換度が好ましい。
抗うつ薬とHPBCDは、典型的に約1:0.8〜1:1.4のモル比で組成物中に存在する。抗うつ薬とHPBCDは約1:1の比であるのが好ましい。
本発明における組成物のpHは約2〜約8の範囲が好ましく、約7.4がより好ましい。pHは水酸化アンモニウム又は水酸化ナトリウム等のあらゆる生体適合性薬剤によって調整することができる。
組成物の他の成分は、水、及びエタノール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール等の一価アルコールと多価アルコール並びにDMSOを含むことができる。該組成物中の水の含量は典型的に約20〜約60%の範囲であり、アルコールの含量は典型的に約80〜約40%の範囲である。エタノールとプロピレングリコールは約3:1〜約0:1の相対重量比で存在するのが好ましい。
特に、組成物を塗布後に除去する必要はない。
<粘膜処方>
粘膜投与される抗うつ薬については、粘膜への抗うつ薬の塗布を容易にするために担体を含むことができる組成物として、男性の粘膜への塗布により投与する。
同様に、粘膜投与用の組成物は種々の形態であると理解される。本発明は鼻腔投与用にスプレーとして処方されるのが最も典型的であるが、口腔投与用にトローチの形態、又は直腸投与用に坐薬の形態で処方されてもよい。男性性器にある程度の麻酔をもたらし、早漏を防ぐために存在する十分な量の抗うつ薬を提供するのに重要な考慮は、抗うつ薬、投与量及び剤形を組み合わせて選択することであることを当業者は理解することになる。
鼻腔処方としては、ゲル、懸濁液、リポソーム分散液、乳濁液又はマイクロエマルジョンが挙げられ、水性及び非水成分のあらゆる組合せでもよい。或いは、鼻腔処方は微小球、リポソーム、被覆微小球(例えば、セルロース又は多糖の被膜を有するもの等)のような粉末形態でもよい。
本発明の鼻腔処方は、緩衝液、増粘剤、無痛化剤、甘味料、膜調整剤又は膜透過剤、酸化防止剤、防腐剤、浸透剤及び当業者によって知られている他の担体のような通常の添加剤及び賦形剤を含むことができる。定量噴霧器によって投与するのが好ましい。定量様式の投与量の投与は、含まれる有効成分の所定量の使用を可能にする。
鼻腔処方は、一般に水、ポリエチレングリコール(種々の薬剤的に容認できるPEG)、グリセリン、DMSO、アスコルビン酸もしくはアスコルビン酸塩、又は亜硫酸水素塩を含むことができる。
鼻腔処方中の抗うつ薬は、用いる有効成分に応じて一投与量当り0.1〜1000mgの間の量で存在するのが好ましい。投与量は抗うつ薬1〜100mgの間であるのがより好ましく、抗うつ薬5〜25mgの間であるのが更に好ましい。
投与は性交直前に鼻腔摂取するのが好ましく、性交の10〜30分前、最も好ましくは性交の約20分前である。鼻腔組成物を性交の少し前に一つ又は二つの定量吸入器によって、或いは前もってわずかに投与されるトローチ又は坐薬を手段として投与することができる。
本発明の典型的な鼻腔噴霧剤は、単回投与で典型的に2〜50mgの抗うつ薬(名称)を施与するように該抗うつ薬(名称)を含む。定量投与の一作動の体積は、一般に20〜500μLである。
抗うつ薬(名称) 100mg
酸化防止剤 1%
防腐剤 0.5%
ジメチルスルホキシド 0.02%
精製水 100%まで
<肺への投与用の処方>
肺への投与については、あらゆる通常の処方を用いることができる。吸入によるのが好ましい。かかる処方において、好ましくは噴射剤を含む。
薬剤を、例えば乾燥粉末、液化噴射剤中に懸濁した超微粉薬、或いは液化噴射剤中に単独で、又は補助溶剤を経由して溶解した薬の形態で施与することができる。
乾燥物の粒径が10ミクロン未満であるのが好ましく、約5ミクロン未満であるのがより好ましい。
エアゾール噴射剤には、有効成分と親和性がある医学的用途に適したあらゆる薬剤が含まれる。かかる薬剤は、例えばCFC(クロロフルオロカーボン)又はHFA(ヒドロフルオロアルカン)噴射剤とすることができる。
圧力、粉末、定量粉末又は超音波といったあらゆる種類の噴霧器を用いることができる。
活性抗うつ薬を溶解する場合、補助溶剤を添加することができる。適当な補助溶剤は例えばエタノールである。
処方剤に他の成分を添加することができる。他の成分には、例えば表面活性剤(界面活性剤)が含まれる。あらゆる適切な表面活性剤を用いることができる。かかる表面活性剤としては、例えばオレイン酸、トリオレイン酸ソルビタン及びレシチンが挙げられる。
抗うつ薬を定量投与当り0.1〜1000mgの間の量で投与するのが好ましい。投与量が抗うつ薬1〜100mgの間であるのがより好ましく、抗うつ薬5〜25mgの間であるのが更に好ましい。
上述のとおり本発明に従って、種々の市販の抗うつ薬を用意し、投与した。
投与の三つ全ての経路、即ち口腔、鼻腔、局所と鼻腔の組合せで、全体としては早漏の症状の緩和をもたらすことが分かった。鼻腔処方と局所投与処方の両方によって抗うつ薬を摂取した被験者が、特に良好な結果を示した。
両方の経路で抗うつ薬を摂取した患者については、抗うつ薬を異なる群から選択する場合、例えば一方はSSRIで、また一方はMAO抑制剤といった場合に有益となり得る。
本発明の方法に従い多数の被験者に抗うつ薬を投与した。研究では、各治療グループに200人を超える患者が関わった。全ての被験者が、研究を開始する前に早漏を経験していることを報告した。全ての薬剤を自己投与した。局所投与を亀頭の皮膚に行った。パロキセチン、フルオキセチン及びセルトラリンは、経路の混合によって無作為に投与された。
Figure 2007508239
結果に満足しているかどうかを患者に尋ねて評価を行った。大概の被験者は射精までの時間が改善したことを報告した。多数の被験者に対して最良の結果を与えるには、鼻腔と局所の組合せが最も良好であるように思われた。
具体的な実施態様に関して本発明を説明してきたが、本願に開示された発明概念から逸脱することなく変形及び変更を行うことができることが当業者によって理解される。

Claims (61)

  1. 男性の早漏を治療するに当り、
    i)粘膜投与と、
    ii)肺への投与と、
    iii)男性性器の少なくとも一部への局所投与と、
    iv)粘膜投与、肺への投与及び男性性器の少なくとも一部への局所投与の二種以上の組合せとからなる群から選択される経路を経由して、男性に抗うつ薬を投与することを含む早漏の治療方法。
  2. 抗うつ薬を性的行為の前に投与する請求項1に記載の方法。
  3. 抗うつ薬を性的行為中に投与する請求項1又は請求項2に記載の方法。
  4. 粘膜投与が鼻腔投与、口腔投与、直腸投与又はこれらの組合せである請求項1に記載の方法。
  5. 肺への投与が吸入による請求項1に記載の方法。
  6. 局所投与が陰茎に直接である請求項1に記載の方法。
  7. 抗うつ薬を粘膜投与と局所投与との組合せによって投与する請求項1ないし3のいずれかに記載の方法。
  8. 抗うつ薬を粘膜投与と肺への投与との組合せによって投与する請求項1ないし3のいずれかに記載の方法。
  9. 抗うつ薬を局所投与と肺への投与との組合せによって投与する請求項1ないし3のいずれかに記載の方法。
  10. 局所投与が陰茎への局所投与であり、肺への投与が鼻腔投与である請求項9に記載の方法。
  11. 抗うつ薬を粘膜投与と、局所投与と、肺への投与との組合せによって投与する前記請求項のいずれかに記載の方法。
  12. 抗うつ薬を一投与量当り0.1mgと1000mgとの間の量で投与する前記請求項のいずれかに記載の方法。
  13. 抗うつ薬を一投与量当り1mgと100mgとの間の量で投与する前記請求項のいずれかに記載の方法。
  14. 抗うつ薬を一投与量当り5mgと25mgとの間の量で投与する前記請求項のいずれかに記載の方法。
  15. 単一の抗うつ薬又は単一の抗うつ薬の組合せを粘膜投与、肺への投与及び男性性器の少なくとも一部への局所投与から選択される二種以上の経路によって投与する請求項1に記載の方法。
  16. 二種以上の異なる抗うつ薬又は二種以上の異なる抗うつ薬の組合せを粘膜投与、肺への投与及び男性性器の少なくとも一部への局所投与から選択される二種以上の経路によって投与する請求項1に記載の方法。
  17. 抗うつ薬の組合せが、セロトニン再摂取抑制剤(SSRIs)とモノアミン酸化酵素抑制剤である請求項16に記載の方法。
  18. 抗うつ薬を性交前に約1分間、男性性器の皮膚にマッサージする請求項1に記載の方法。
  19. 抗うつ薬を性交の約30〜60分前に男性性器の皮膚にマッサージする請求項18に記載の方法。
  20. 抗うつ薬を性交前30分以内に鼻腔摂取する請求項1に記載の方法。
  21. 抗うつ薬を性交直前に鼻腔摂取する請求項20に記載の方法。
  22. 性交の少し前に、一つ又は二つの定量投薬によって鼻腔に投与させる請求項20又は21に記載の方法。
  23. 抗うつ薬を性交前にトローチ又は坐薬を手段として投与する請求項1に記載の方法。
  24. 抗うつ薬を男性に投与する段階を含む男性の早漏の治療方法であって、該抗うつ薬をi)鼻腔投与と、ii)肺への投与と、iii)口腔投与と、iv)陰茎への投与と、v)鼻腔投与、肺への投与、口腔投与及び陰茎への局所投与の二種以上の組合せとからなる群から選択される経路を経由して投与することで、陰茎に十分な程度の麻酔を提供して早漏を克服する早漏の治療方法。
  25. 男性に関連して性交を長引かせる方法であって、該方法は性交前に射精を遅らせるに効果的な量の抗うつ薬を男性に投与する段階を含み、ここで、抗うつ薬を粘膜投与と、肺への投与と、男性性器への局所投与と、粘膜投与、肺への投与又は男性性器への局所投与の二種以上の組合せとからなる群から選択される経路を経由して投与する性交を長引かせる方法。
  26. 男性及び女性に関連して性交を長引かせる方法であって、該方法は性交前に女性性器を麻酔することなく射精を遅らせるのに効果的な量の抗うつ薬を男性に投与する段階を含み、ここで、抗うつ薬を粘膜投与と、肺への投与と、男性性器への局所投与と、粘膜投与、肺への投与又は男性性器への局所投与の二種以上の組合せとからなる群から選択される経路を経由して投与する性交を長引かせる方法。
  27. 粘膜投与、肺への投与及び/又は男性性器の少なくとも一部への局所投与用に処方された抗うつ薬を含む早漏治療用組成物。
  28. 前記抗うつ薬が、セロトニン再摂取抑制剤、セロトニンノルエピネフリン再摂取抑制剤、モノアミン酸化酵素抑制剤、ノルエピネフリンドーパミン再摂取抑制剤、セロトニン拮抗及び再摂取抑制剤、ノルエピネフリン拮抗薬/セロトニン拮抗薬、合成的に誘導されたフェニルピペラジン抗うつ薬、中枢L2-α2自己及びヘテロアドレナリン受容体の拮抗薬、並びにこれらの混合物から選択される請求項27に記載の組成物。
  29. 前記抗うつ薬が、セロトニン再摂取抑制剤とモノアミン酸化酵素抑制剤との混合物である請求項28に記載の組成物。
  30. 前記セロトニンノルエピネフリン再摂取抑制剤が、二環系、三環系又は四環系抗うつ薬である請求項29に記載の組成物。
  31. 前記抗うつ薬が、パロキセチン、フルオキセチン、セルトラリン、臭化水素酸シタロプラム、フルボキサミン、セルトラリン、塩酸ノルトリプチリン、塩酸クロミプラミン、塩酸ドスレピン、塩酸イミプラミン、塩酸ミアンセリン、塩酸アミトリプチリン、硫酸フェネルジン、硫酸トラニルシプロミン、イソカルボキサジド、モクロベミド、並びにベンラファキシン、塩酸ネファゾドン、トラゾドン、ブプロピオン、ミルタザピン、塩酸ドキセピン、トリミプラミンのようなセロトニン及び/又はアドレナリンの最新の抑制剤又はこれらの混合物から選択される請求項27ないし30のいずれかに記載の組成物。
  32. 前記抗うつ薬が、パロキセチン、フルオキセチン、セルトラリン又はこれらの混合物から選択される請求項31に記載の組成物。
  33. 前記パロキセチンが、塩酸塩又はメシル酸塩として処方される請求項32に記載の組成物。
  34. 抗うつ薬の投与を容易にする担体を含む請求項27ないし33のいずれかに記載の組成物。
  35. pHが約7.4である前記請求項のいずれかに記載の組成物。
  36. 陰茎への直接の局所投与用に処方される請求項27ないし35のいずれかに記載の組成物。
  37. ゲル、ローション又は粉末の形態で陰茎への局所投与用の請求項27ないし36のいずれかに記載の組成物。
  38. 前記粉末を水和してゲル又はローションを形成することができる請求項37に記載の組成物。
  39. 前記ゲルがヒドロゲル又はアクリル酸重合体である請求項38に記載の組成物。
  40. 皮膚を通して抗うつ薬の吸収を増強するための賦活剤を更に含む請求項36ないし39のいずれかに記載の組成物。
  41. 賦活剤がシクロデキストリン、水、一価アルコール又は多価アルコールである請求項40に記載の組成物。
  42. 賦活剤がエタノール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール又はこれらの混合物である請求項41に記載の組成物。
  43. 約20〜約60%の水と、約80%〜約40%のアルコールと、1〜10%のヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリン(HPBCD)とを含み、ここで抗うつ薬とHPBCDが典型的に約1:0.8から1:1.4のモル比で組成物中に存在する請求項42に記載の組成物。
  44. 前記HPBCDが5〜7の置換度を有する請求項43に記載の組成物。
  45. 抗うつ薬の濃度が、前記組成物の約1〜10重量%の間である請求項27ないし44のいずれかに記載の組成物。
  46. 前記濃度が組成物の約3〜6重量%である請求項45に記載の組成物。
  47. 粘膜投与用であって、鼻腔噴霧剤として、口腔投与用のトローチとして、又は直腸投与用の坐薬の形態で処方される請求項27に記載の組成物。
  48. 前記鼻腔噴霧剤が、水性又は非水ゲル、懸濁液、リポソーム分散液、乳濁液又はマイクロエマルジョンの形態、或いは粉末の状態で、微小球、被覆微小球又はリポソーム形状である請求項47に記載の組成物。
  49. 吸入による肺への投与用に処方され、乾燥粉末、液化噴射剤中に懸濁した超微粉薬、或いは液化噴射剤中に単独で、又は補助溶剤を用いて溶解した薬の形態である請求項48に記載の組成物。
  50. 乾燥粉末の粒径が10ミクロン未満である請求項49に記載の組成物。
  51. エアゾールの形態で、前記噴射剤がCFC(クロロフルオロカーボン)又はHFA(ヒドロフルオロアルカン)噴射剤である請求項49に記載の組成物。
  52. オレイン酸、トリオレイン酸ソルビタン、レシチン及びこれらの混合物から選択される表面活性剤を含む請求項49に記載の組成物。
  53. 鼻腔投与用に処方された抗うつ薬と、男性性器の少なくとも一部への局所投与用に処方された抗うつ薬とを備えるキット。
  54. 肺への投与用に処方された抗うつ薬と、男性性器の少なくとも一部への局所投与用に処方された抗うつ薬とを備えるキット。
  55. 鼻腔投与用に処方された抗うつ薬と、肺への投与用に処方された抗うつ薬とを備えるキット。
  56. 鼻腔投与用に処方された抗うつ薬、肺への投与用に処方された抗うつ薬及び男性性器の少なくとも一部への局所投与用に処方された抗うつ薬を備えるキット。
  57. 前記抗うつ薬には、それらが投与に対して相乗的に作用するものを選択する請求項29ないし32のいずれかに記載のキット。
  58. 男性の早漏を治療するための薬剤製造における抗うつ薬の使用法であって、前記抗うつ薬をi)粘膜投与と、ii)肺への投与と、iii)男性性器の少なくとも一部への局所投与と、iv)粘膜投与、肺への投与及び男性性器の少なくとも一部への局所投与の二種以上の組合せとからなる群から選択される経路を経由して投与する抗うつ薬の使用法。
  59. 男性に抗うつ薬を投与する段階を含む男性の早漏を治療するための薬剤製造における抗うつ薬の使用法であって、前記抗うつ薬をi)鼻腔投与と、ii)肺への投与と、iii)口腔投与と、iv)陰茎への局所投与と、v)鼻腔投与、肺への投与、口腔投与及び陰茎への局所投与の二種以上の組合せとからなる群から選択される経路を経由して投与し、陰茎に十分な程度の麻酔を提供して早漏を克服する抗うつ薬の使用法。
  60. 男性に関連して性交を長引かせるための薬剤製造における抗うつ薬の使用法であって、前記方法が性交前に射精を遅らせるのに効果的な量の抗うつ薬を男性に投与する段階を含み、前記抗うつ薬を粘膜投与と、肺への投与と、男性性器への局所投与と、粘膜投与、肺への投与又は男性性器への局所投与の二種以上の組合せとからなる群から選択される経路を経由して投与する抗うつ薬の使用法。
  61. 男性及び女性に関連して性交を長引かせるための薬剤製造における抗うつ薬の使用法であって、前記方法が性交前に女性性器を麻酔することなく射精を遅らせるに効果的な量の抗うつ薬を男性に投与する段階を含み、前記抗うつ薬を粘膜投与と、肺への投与と、男性性器への局所投与と、粘膜投与、肺への投与又は男性性器への局所投与の二種以上の組合せとからなる群から選択される経路を経由して投与する抗うつ薬の使用法。
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