JP2007507868A - 光起電力素子 - Google Patents

光起電力素子 Download PDF

Info

Publication number
JP2007507868A
JP2007507868A JP2006530047A JP2006530047A JP2007507868A JP 2007507868 A JP2007507868 A JP 2007507868A JP 2006530047 A JP2006530047 A JP 2006530047A JP 2006530047 A JP2006530047 A JP 2006530047A JP 2007507868 A JP2007507868 A JP 2007507868A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photovoltaic
conductor
photon absorber
photon
conductors
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP2006530047A
Other languages
English (en)
Inventor
ネーゲル・ブルフ
Original Assignee
ネーゲル・ブルフ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ネーゲル・ブルフ filed Critical ネーゲル・ブルフ
Publication of JP2007507868A publication Critical patent/JP2007507868A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L31/00Semiconductor devices sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof
    • H01L31/04Semiconductor devices sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof adapted as photovoltaic [PV] conversion devices
    • H01L31/06Semiconductor devices sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof adapted as photovoltaic [PV] conversion devices characterised by potential barriers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L31/00Semiconductor devices sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof
    • H01L31/02Details
    • H01L31/0224Electrodes
    • H01L31/022408Electrodes for devices characterised by at least one potential jump barrier or surface barrier
    • H01L31/022425Electrodes for devices characterised by at least one potential jump barrier or surface barrier for solar cells
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Sustainable Energy (AREA)
  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

【課題】製造しやすく、効率を改善した光起電力素子を提供する。
【解決手段】光起電力ユニットの太陽電池として使用するための光起電力素子が、光子吸収体(10)を具備する。導電性の作用素子(12)は少なくとも一部が前記光子吸収体(10)に埋め込まれる。前記作用素子(12)は界面によって前記光子吸収体(10)から分離する。前記作用素子(12)はさらに前記光子吸収体(10)よりも高い電子移動度を具備する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、太陽光を吸収することによって電気エネルギーを発生させるための太陽電池として特に太陽光発電設備で使用する光起電力素子に関する。
高効率の太陽電池は、例えば下記特許文献1又は2で周知である。それによると、高効率の光起電力素子は、単結晶のゾーン溶融およびpドープした(約1.5×1016cm−3)シリコン製の「pベース」と呼ばれる光子吸収体を具備する。光子吸収体の導電率は約1Ω−1cm−1で、厚さは約200μmである。光子吸収体の前面は、溝付きの逆ピラミッドで表面処理する。高い反射防止効果を得るために、光子吸収体の前面を、厚さ約100nmの熱成長させた二酸化珪素(SiO)層で被覆する。SiO層の下に、約1×1019cm−3から1×1020cm−3存在し、侵入度が約0.5から3μmのエミッター層を設ける。光量子の吸収により励起される電子を供給又は散逸するために、光を受ける光子吸収体の前面にTi−Pd−Ag製の金属導体を備える。光子吸収体の下面には裏接触面としてアルミニウムを蒸着させる。蒸着したアルミニウムは点接点により裏面電界(BSF)に接続する。この点接点とBSFで、蒸着したアルミニウムと光子吸収体との電気接触を確保する。
「Sonnenenergie:Photovoltaik」B.G.Teubner Veriag, Stuttgart, 1997) Forschungsverbund Sonnenenergie Themen 95/96、 Photovoltaik 3
光起電力素子を使って、21.3%のピーク効率が達成できる。しかしこの効率でもまだ低すぎる。特に光起電力の力で、特に化石燃料から再生可能エネルギー資源に大規模に切り換えるためには、現在達成できる光起電力素子の効率では不十分である。
ドイツ公開特許19837365号公報から、太陽光を受ける太陽電池の受光エリアに、金、銀、又はヒ化ガリウムのクラスタを設けることが知られている。クラスタのサイズは3000から10000原子の間で、10μmよりも小さい。共鳴効果により、クラスタは追加電流を提供する追加の対の電荷キャリアを生み、それによって効率が改善する。このような太陽電池の欠点は、クラスタに用いる材料がかなり高価であることである。さらに、クラスタが太陽電池に比べ非常に小さいため、クラスタを光子吸収体に用いる材料に導入することは複雑で困難である。
本発明の課題は、製造しやすく、効率を改善した光起電力素子又は光起電力装置を提供することである。
前記課題を解決するため、請求項1に記載の特徴を備える光起電力素子および請求項16に記載の特徴を備える光起電力装置により解決する。
驚くことに、導電性の作用素子を少なくとも一部光子吸収体に埋め込む本発明の光起電力素子でより高い効率が得られることが分かった。光子吸収体は例えば従来の太陽電池の吸収体層でもよいが、これを特にpドープしてから、「pベース」として設計する。ここで作用素子を界面によって光子吸収体から分離する。すなわち作用素子は光子吸収体のドーピングや光子吸収体の合金ではなく、光子吸収体とは異なる物理特性をもつ素子である。さらに、作用素子は光子吸収体より電子移動度が高い。特に、作用素子の導電率は光子吸収体のものよりも高い。好ましくは、作用素子の導電率は1.4Ω−1cm−1より高く、より好ましくは1.6Ω−1cm−1よりも高く、特に好ましくは2.0Ω−1cm−1、さらに好ましくは8.0Ω−1cm−1より高い。本発明に従い、作用素子は表面の大きな素子として作り、体積に比べて大きな表面をもつ。このために、作用素子は特に細長く、例えば細長い円筒形又は平行六面体とする。表面積対体積の比は特に2.5より大きくし、好ましくは4.0より大きく、さらに好ましくは6.5より大きくする。
光子吸収体と導体の体積比は、好ましくは2〜7の範囲とする。特に好ましくは約4の体積比である。
作用素子は、例えば、従来の光起電力素子と比べ、導体が光子吸収体の外側ではなく内側に配置されるような導体にする。驚くことに、作用素子の好適な実施例は、電気的に絶縁される、すなわち作用素子は正極にも負極にも接続されず、少なくとも一部が光子吸収体内に配置されることが分かった。このように、作用素子は正極にも負極にも接続されず、電圧源に接触しないで光子吸収体に埋め込まれる導体とすることができる。
作用素子の埋め込まれる部分は一定の増幅特性をもつように思われる。光量子で励起される電子はその電気インパルスを簡単に作用素子内部の電子に移すようだ。この電気インパルスは作用素子内では、よりオーム抵抗の高い媒体、すなわち特に光子吸収体又は周囲との界面で、高エネルギーの電気インパルスが作用素子から光子吸収体を通って電気導体まで伝達できるだけの十分なエネルギーが作用素子に蓄積されるまで反射される。導体は本光起電力素子の一部である必要はないが、例えば光起電力素子を受ける光起電力装置の外側当接面となることもできる。この効果は増幅効果を生じさせる共鳴現象によるものであると想定される。このように、作用素子は増幅素子又は電気共鳴体である。このように作用素子は周波数帯域幅が約75Hz〜85Hzの波動特性をもつ電気共鳴を生じる。作用素子は特に電子を蓄積して、それを例えば温度によって光子吸収体に放出し、それによって追加の電子/正孔発生が誘発されて、増幅が増すことになり、それによって効率が改善する。
光子吸収体における光子の吸収は、光子吸収体から電界に沿って電流として放出できる電子/正孔対を生む。この利点は、例えば、光子吸収体の向かい合う面にそれぞれ正極又は負極に接続するコンデンサプレートを備えられることである。好適な実施例では、少なくとも一部が光子吸収体に埋め込まれる少なくとも1つの導体を提供することによって電界を作る。こうして、コンデンサプレートを光子吸収体の外側に配置するのを避ける。作用素子と同様に、導体も光子吸収体に埋め込んでもよく、それによって異なる製造プロセスを避けて、製造コストを削減する。さらに、異なる材料組成を提供するのを避けるように、導体は作用素子と同じ組成にしてもよい。このように、複数の作用素子を埋め込む表面の大きな光子吸収体をまず製造することが可能である。その後、表面の大きな光子吸収体を複数の小さな光子吸収体に分割できる。電界を作るために、個々の作用素子を導体として設計できる。例えば、正極又は負極に接続するケーブルを作用素子の1つにハンダ付けできる。好ましくは、個々の作用素子を直列に接続する。このため、十分に機能する太陽電池が、大量生産に適した単純な構造の手段で製造できる。
好適な実施例では、少なくとも2つの導体を光子吸収体に配置して、導体の一方を正極に接続する正極導体とし、他方の導体を負極に接続する負極導体とする。特に好適な実施例では、正極導体は、光子吸収体の第1前端面で終端し、又は第1前端面よりも突き出し、負極導体は対応する設計で、光子吸収体の第2前面で終端するように、又は第2前面よりも突き出すように配置する。このように非常に単純な方法で、複数の特にすべての正極導体を第1前面のバス導体を介して相互接続し、複数の特にすべての負極導体を第2前面の第2バス導体を介して相互接続できる。
光起電力素子は多層構造であることが好ましい。この実施例では、光起電力素子は、当接面を介して接触する少なくとも2つの光子吸収体を具備する。光子吸収体の向きは平行で逆向きであることが好ましい。特に好適な実施例では、正極導体と負極導体を、正極導体と負極導体が当接面で隔てられるように配置する。それによって、正極導体と負極導体との間により大きな空間的な分離が得られる。また、例えば作用素子と導体の両方が配置される2つの光子吸収体は同一の構造にして、一方の光子吸収体の導体を正極に接続し、他方の光子吸収体の導体を負極に接続することができる。それによって、本光起電力素子は特に大量生産に適する。好ましくは、光起電力素子は、例えば、4層から構成され、例えば第3層と第4層をそれぞれ第1層および第2層と平行で逆向きにしてもよい。こうすることによって、吸収度を高めることができる。吸収度をさらに高めるために、4層より多くの層を設けてもよい。
好ましくは光子吸収体を実質的にシリコン、特に単結晶シリコン製にし、場合によってはそれを「pベース」を作るようにドープする。
作用素子は好ましくは大部分、特にすべてを金属製とし、場合によってはドープ又は合金化する。原材料コストが高いために、Pt、Ag、およびAuといった金属は避けるのが好ましい。特に、金属は元素の周期表の第3〜6族の典型元素又は第1〜8族の遷移元素から選ぶ。金属は、電子の構成が外周のd殻に少なくとも10電子を有する金属であることが好ましい。
発明はさらに、溝を有する受光素子を具備する光起電力装置に関係する。この溝は前述の光起電力素子を収容する。光起電力装置は、正極又は負極に接続される第1および第2接続導体を具備する。接続導体は光起電力素子との電気接続を確保する。この利点は、接続導体が特に正極導体又は負極導体に接続され、および/又は対応するバス導体に接続されることである。それにより、コストを節約したモジュラー構造で、場合によってはそれ自体をモジュラー式に組み立てる複数の光起電力素子を接続することが可能である。このために、溝に複数の光起電力素子を備えて、溝を光起電力素子の少なくとも1つの光子吸収体と接触させて、特に導体からは絶縁する。好適な実施例では、光起電力装置は少なくとも溝の領域を導電性にし、AIP(アルミニウムイソプロポキシド)など、場合によってはドープされる好ましくはアルミニウム含有金属から構成する。受光素子は、次のように説明できる増幅機能を実質的に有する。少なくとも0.8eVのエネルギーをもつ光子吸収体から出るすべての電子は、光誘起によるpベースから生じるか、又は追加的に共鳴誘起による作用素子から生じるが、これが所定の幾何学条件下で受光素子に届き、そこで流出した電子が約3倍の数になって光子吸収体に戻るような増幅効果を生じる電気移動を誘発する。受光素子から光子吸収体に戻るこの電子の部分は、受光素子に衝突するほどの量の残留光が光誘導された電子によって増える。この点に関し、特に光起電力素子は受光素子の溝に嵌め込む構成にして、受光素子と光起電力素子との直接的な接触が得られるようにするのが好ましい。
好ましくは、複数の第1接続導体を1つだけの第1電流導体に接続し、複数の第2接続導体を1つだけの第2電流導体に接続する。こうして、光起電力装置によって提供される全体の電圧を1対の導体を使って分岐できる。第2電流導体は「裏面電界」の機能を果たし、「裏面電界」は「裏面ライン」の形にする。こうして、このように形成された「裏面ライン」を空間的に分離して、短絡を避ける、又は干渉電界を減少させることが可能である。それによって裏接触面を形成するための材料の使用量が減少する。
周知のシステムと対照的に、本発明は、電荷を分離するのに必要な電界を広い空間に広げて、特に光起電力素子の以下の要素を満たす。
―帯状/ワイヤ状の導体が機能的にnエミッターに対応する。
―負極板がシリコン基板に埋め込まれる。
―シリコン層が、それぞれ平行で逆向きの対として設計される。
―正極板がシリコン基板に埋め込まれる。
特に好適な実施例では、光起電力装置は、並んで配置される少なくとも2つの光起電力装置に機械的および電気的に接続される接続手段を具備する。機械的又は電気的接続は、別々の接続手段で行っても共通の接続手段で行ってもよい。このように、複数の光起電力装置とモジュラー式に接続し、場合によってはそれを直列に接続することが可能で、例えばそれによって特に大型の光起電力設備を組み立てることができる。
独立発明は、単結晶異方性シリコンを製造する方法を提供する。まず、ドープした単結晶シリコンの平行六面体を、光起電力素子の光子吸収体の意図する層厚に対応する薄片に切断する。この薄片をゆっくり、例えば90分以内に、その溶融点まで加熱し、特にこの温度水準で約30分間維持する。その後シリコン薄片を約300℃まで、特に間隔をあけて、例えば8時間かけて慎重に冷却する。約300℃からは冷却は管理せずに行える。この手順の後、層の厚さが均一な単結晶異方性シリコンの好ましくは円形薄片が得られる。好ましくは、このシリコン薄片から3つの光子吸収体が切断されて、互いに決まった角度で、特に半径方向に対称的に配置される。この方法で、結晶構造が非常に均一な配向性を有する光子吸収体が製造できる。このように、2つの光子吸収体を互いに平行で逆向きに配置することが可能であり、それによって光量子を吸収する能力が向上する。こうして、異方性光子吸収体は結晶構造が互いに平行で反対方向の向きになる(α=180°)。
以下は、添付図面を参照した本発明の好適な実施例の詳細な説明である。
図1に図示する光子吸収体10に、導電性の作用素子12が電気絶縁されて埋め込まれている。また、作用素子は正極導体14および負極導体16として設計される。ハンダ付けしやすくするために、正極導体14の一部は光子吸収体10の第1前面18から突き出している。同様に、負極導体16の一部は光子吸収体10の第2前面20から突き出している。
光子吸収体10は特に95nmから1220nmの範囲の電磁波を吸収できる。光子吸収体10の吸収極大は特に130nm±15nmおよび720nm±15nmである。このため、約42%の電磁波の吸収度が得られる。
作用素子12、正極導体14、および負極導体16は全体が光子吸収体10に埋め込まれる。それらの光子吸収体10の外方側表面は、光子吸収体10の表面と同一平面上にある(図2)。
本光起電力素子の別の実施例では、複数の作用素子12、正極導体14、および負極導体16が光子吸収体10に配置される(図3)。作用素子12、正極導体14、および負極導体16の間の相互距離は、効率が特に高くなる位置にする。場合によっては、この距離は使用する材料によって実験で求めることができる。作用素子12の電気絶縁のために、光子吸収体10の前面18、20と作用素子12の前面の間にシリコンパッド22が配置される。作用素子12、正極導体14、および負極導体16は細長く、実質的に互いに平行に配置される。作用素子12、正極導体14、および負極導体16は実質的に並んで配置され、実質的に平行六面体の形状を有する細片として設計される。
正極導体14と負極導体16の突端部は、それぞれ第1バス導体24と第2バス導体26に、特にはんだ付けで接続される(図4)。バス導体24、26は、それぞれ第1前面18と第2前面20に設けられる。
本光起電力素子は1層でも、2層でも、又は多層でもよい(図5)。光子吸収体10は例えば4つの層28、30、32、34を具備することができ、各々が当接面36を介して接触する。高い反射防止効果を生み、光吸収又は放射線吸収を高めるために、光子吸収体10はその上面と下面に「光トラップ」として作用する表面処理したポリカーボネート層38を設けるのが好ましい。両側で、ポリカーボネート層38自体の外部に本光起電力素子を損傷から保護するガラス層40を設ける。最大限の光吸収を得るために、第1層28と第3層32は互いに平行で逆向きの異方性結晶構造とする。同様に、第2層30と第4層34も互いに平行で向きの異方性結晶構造とする。多層構造の光起電力素子44は受光素子54によって保持される。このため、開口角、もしくは光子吸収体10もしくは層28、30、32、34が吸収できる電磁波の入射角は、130°よりも大きく、かつ約153°以下である。
好ましくは窒素などの酸素含有量が低い気体を充填する。こうすることで、収率を10%高めることができる。好ましくは、場合によっては温暖化効果の削減に加えて、特に0.3〜0.5バールの真空度も設定される。
本光起電力素子の多層構造の実施例において、バス導体24、26も複数の層に渡すのが好ましい(図6、図7)。そのため、バス導体24、26は例えば縦方向に配置する。正極導体144と負極導体16は向かい合う前面18および20から突き出しているため、短絡の危険を回避できる。ただし、バス導体24、26を反対の電荷を帯びる導体の端部に渡さないようにして、この領域の強力な電界による干渉と短絡の可能性をそれぞれ回避するのが好ましい。
本光起電力装置42は、複数の光起電力素子44を具備する(図8)。電池内で、光起電力素子44の第1バス導体26が各々接続導体46に接続される。同様に、バス導体27は接続導体48に接続される。後者が「裏面ライン」として構成される裏接触面を形成する一方、バス導体26は機能上従来の光起電力システムのnエミッターに対応する。個々の光起電力素子の接続導体46および48はさらに端極を介して電気接続される。また、光起電力装置42は、隣接する光起電力装置42を機械的に接続する接続手段(図示せず)を具備する。さらに、隣接する光起電力装置42の導体50、52が電気的に相互接続される。図6および7は、考えられるその後の導体の配置の構造を示す。これらは直列に接続される。
複数の光起電力素子44を受けるために、光起電力装置42は溝56を備える受光素子54を有する(図9)。光起電力素子44は受光素子54の溝56に入れる。こうして、受光素子54は少なくとも一部を導電性にし、第3層32および第4層と接触させることによって増幅器として機能することができる。反対の極性をもつ導体との接触は避けるのが好ましい。好適な構造では、受光素子44は最下層34の下に開口57を有し、それによって材料を節約する。できれば、開口57は、例えばAIPで全体を閉じることができる。層28、30、32、34は特に、合計の厚さが約3mmから18mmの厚い層のシステムとして設計して、光起電力素子44が破損する危険を減らすようにする。
光子吸収体10を製造するためには、まず単結晶異方性シリコンのシリコン薄片58を作り(図10)、そこから光子吸収体10を切断する。好ましくは、切断される光子吸収体10は、シリコン薄片58の縁の部分の原子格子に構造的な欠陥ができる可能性を回避するために、シリコン薄片58の縁60から離した位置にする。光子吸収体10を切断した後に残るシリコン薄片58の残りは、後で溶融して再利用できるので、シリコン薄片の材料は十分にリサイクルできる。
光起電力素子の概略斜視図である。 図1の線II−IIに沿って切断した光起電力素子の概略切断図である。 光起電力素子の第2の実施例の概略上平面図である。 図3の線IV−IVに沿って切断した光起電力素子の概略断面側面図である。 多層構造の光起電力素子の概略側面図である。 図5の矢印IVの方向から見た光起電力素子の概略断面側面図である。 図5の矢印VIIの方向から見た光起電力素子の概略断面側面図である。 光起電力装置の概略上平面図である。 図8の線IX−IXに沿って切断した光起電力装置の概略断面側面図である。 光子吸収体を作成するためのシリコン薄片の概略上平面図である。

Claims (16)

  1. 光起電力素子が、光子吸収体(10)と、少なくとも一部が前記光子吸収体(10)に埋め込まれる導電性の表面の大きな作用素子(12)とを具備し、
    前記作用素子(12)が界面によって前記光子吸収体(10)とは分離し、前記作用素子(12)が前記光子吸収体(10)よりも電子移動度が大きいことを特徴とする光起電力素子。
  2. 前記作用素子(12)が実質的に電気絶縁されていることを特徴とする請求項1に記載の光起電力素子。
  3. 少なくとも1つの導体(14、16)が少なくとも一部前記光子吸収体(10)に埋め込まれ、その導体が特に前記作用素子(12)と同じ組成を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の光起電力素子。
  4. 前記作用素子(12)と前記導体(14、16)が細長く、実質的に互いに平行であることを特徴とする請求項3に記載の光起電力素子。
  5. 導体が正極導体(14)と負極導体(16)として構成され、前記正極導体(14)が前記光子吸収体(10)の第1前面(18)で終端するか、もしくは前記第1前面(18)よりも突き出し、前記負極導体(16)が前記光子吸収体(10)の第2前面(20)で終端するか、もしくは第2前面(20)よりも突き出すことを特徴とする請求項3又は4に記載の光起電力素子。
  6. 当接面(36)を介して接触する少なくとも2つの光子吸収体(28、30、32、34)が設けられる多層構造において、前記正極導体(14)と前記負極導体(16)が、前記正極導体(14)と前記負極導体(16)が前記当接面(36)によって互いに分離するように配置されることを特徴とする請求項5に記載の光起電力素子。
  7. 複数の正極導体(14)が第1バス導体(27)を介して互いに接続され、複数の負極導体(16)が第2バス導体(26)を介して互いに接続されることを特徴とする請求項5又は6に記載の光起電力素子。
  8. 前記光子吸収体(10)が実質的にシリコン、特に異方性の単結晶シリコンから作られることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の光起電力素子。
  9. 各2つの光子吸収体(28、32;30、34)が互いに平行で逆向きの結晶構造を有することを特徴とする請求項8に記載の光起電力素子。
  10. 前記作用素子(12)の大部分、特に全体が金属製であることを特徴とする請求項1から9いずれかに記載の光起電力素子。
  11. 前記作用素子(12)の金属を第3から6族の典型元素から選択し、又は第1から8族から選ぶ遷移金属であり、好ましくはその電子構成がd殻に少なくとも10電子を有することを特徴とする請求項10に記載の光起電力素子。
  12. 前記作用素子(12)の導電率が1.4Ω−1cm−1より高く、好ましくは1.6Ω−1cm−1より高く、さらに好ましくは2.0Ω−1cm−1より高いことを特徴とする請求項1から11いずれかに記載の光起電力素子。
  13. 請求項1から12いずれかに記載の光起電力素子(44)が少なくとも1つ配置される溝(56)を備える受光素子(54)を具備する光起電力装置であって、前記光起電力素子(44)に存在する導体(14、16)が各々バス導体(26、27)に接続されることを特徴とする光起電力装置。
  14. 少なくとも1つの溝(56)に複数の光起電力素子(44)が配置され、前記溝(56)が前記光起電力素子(44)の少なくとも1つの光子吸収体(10)と接触することを特徴とする請求項13に記載の光起電力装置。
  15. 複数の第1接続導体(46)と複数の第2接続導体(48)が各々、第1電流導体(50)と第2電流導体(52)にそれぞれ接続されることを特徴とする請求項13又は14に記載の光起電力装置。
  16. 並べて配置される少なくとも2つの光起電力装置(42)を機械的および電気的に接続するための接続手段を備えることを特徴とする請求項13から15のいずれかに記載の光起電力装置。

JP2006530047A 2003-10-01 2004-09-30 光起電力素子 Ceased JP2007507868A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE10345736A DE10345736A1 (de) 2003-10-01 2003-10-01 Photovoltaikelement
PCT/EP2004/010916 WO2005034171A2 (de) 2003-10-01 2004-09-30 Photovoltaikelement

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007507868A true JP2007507868A (ja) 2007-03-29

Family

ID=34399164

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006530047A Ceased JP2007507868A (ja) 2003-10-01 2004-09-30 光起電力素子

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20070039645A1 (ja)
EP (1) EP1676293A2 (ja)
JP (1) JP2007507868A (ja)
CN (1) CN100517768C (ja)
DE (1) DE10345736A1 (ja)
WO (1) WO2005034171A2 (ja)
ZA (1) ZA200602141B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101212198B1 (ko) * 2006-04-06 2012-12-13 삼성에스디아이 주식회사 태양 전지

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6276166A (ja) * 1985-09-27 1987-04-08 Hiroshi Tsubomura 半導体光エネルギ−変換装置

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4018266Y1 (ja) * 1962-08-31 1965-06-28
US3664874A (en) * 1969-12-31 1972-05-23 Nasa Tungsten contacts on silicon substrates
US3994012A (en) * 1975-05-07 1976-11-23 The Regents Of The University Of Minnesota Photovoltaic semi-conductor devices
US4174978A (en) * 1978-05-11 1979-11-20 Chubrikov Boris A Semiconductor photovoltaic generator and method of fabricating thereof
US4234351A (en) * 1978-07-14 1980-11-18 The Boeing Company Process for fabricating glass-encapsulated solar cell arrays and the product produced thereby
US4341918A (en) * 1980-12-24 1982-07-27 The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Administration High voltage planar multijunction solar cell
AU570309B2 (en) * 1984-03-26 1988-03-10 Unisearch Limited Buried contact solar cell
US4594264A (en) * 1984-11-20 1986-06-10 Hughes Aircraft Company Method for forming gallium arsenide from thin solid films of gallium-arsenic complexes
US4694115A (en) * 1986-11-04 1987-09-15 Spectrolab, Inc. Solar cell having improved front surface metallization
JP3416707B2 (ja) * 1991-12-09 2003-06-16 パシフィック ソーラー ピー ティ ワイ リミテッド 光電池を有する半導体基板材料
US5828088A (en) * 1996-09-05 1998-10-27 Astropower, Inc. Semiconductor device structures incorporating "buried" mirrors and/or "buried" metal electrodes
US6081017A (en) * 1998-05-28 2000-06-27 Samsung Electronics Co., Ltd. Self-biased solar cell and module adopting the same
DE19837365A1 (de) * 1998-08-18 2000-03-02 Forschungszentrum Juelich Gmbh Solarzelle mit Clustern im aktiven Bereich
ES2149137B1 (es) * 1999-06-09 2001-11-16 Univ Madrid Politecnica Celula solar fotovoltaica de semiconductor de banda intermedia.
US6657378B2 (en) * 2001-09-06 2003-12-02 The Trustees Of Princeton University Organic photovoltaic devices
JP2003158282A (ja) * 2001-08-30 2003-05-30 Canon Inc 太陽光発電システム

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6276166A (ja) * 1985-09-27 1987-04-08 Hiroshi Tsubomura 半導体光エネルギ−変換装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2005034171A3 (de) 2005-12-08
US20070039645A1 (en) 2007-02-22
CN100517768C (zh) 2009-07-22
ZA200602141B (en) 2007-06-27
WO2005034171A2 (de) 2005-04-14
EP1676293A2 (de) 2006-07-05
DE10345736A1 (de) 2005-05-04
AU2004278833A1 (en) 2005-04-14
CN1864273A (zh) 2006-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4429306B2 (ja) 太陽電池セル及び太陽電池モジュール
US9082910B2 (en) Solar cell and manufacturing method thereof
KR20170124639A (ko) 태양 전지의 제조를 위한 공정 및 구조물
JP5646586B2 (ja) 太陽電池
JP5596114B2 (ja) 太陽電池
WO2012057243A1 (ja) 太陽電池及び太陽電池モジュール
JP5596113B2 (ja) 太陽電池
TW201431104A (zh) 太陽能電池
KR20200133000A (ko) 광기전 디바이스
TW201145540A (en) Solar cell
TWI478361B (zh) 太陽能電池模組
TWI467785B (zh) 太陽能電池基座
JP2007507868A (ja) 光起電力素子
JP2005353836A (ja) 太陽電池素子及びこれを用いた太陽電池モジュール
TW201626586A (zh) 光伏元件、太陽電池模組、太陽光發電系統、光伏元件之製造方法
EP2610917A2 (en) Solar cell having buried electrode
JP2014168025A (ja) 太陽電池セル
US20160300964A1 (en) Solar battery using surface-plasmon resonance effect and method of making same
EP2610921B1 (en) Solar cell and solar cell module including same
JP2012532445A (ja) 太陽光発電装置
TWI469369B (zh) 太陽能電池組
US20120222733A1 (en) Organic photovoltaic cell structure
CN201252503Y (zh) 太阳能发电装置
CA1153453A (en) Electromagnetic radiation transducer module
KR101111199B1 (ko) 금속가스 이온화를 이용한 태양전지모듈의 집전장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070806

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100723

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101026

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110121

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110128

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111004

A045 Written measure of dismissal of application [lapsed due to lack of payment]

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20120228