JP2007506657A - 殺真菌性トリアゾロピリミジン類 - Google Patents

殺真菌性トリアゾロピリミジン類 Download PDF

Info

Publication number
JP2007506657A
JP2007506657A JP2006515917A JP2006515917A JP2007506657A JP 2007506657 A JP2007506657 A JP 2007506657A JP 2006515917 A JP2006515917 A JP 2006515917A JP 2006515917 A JP2006515917 A JP 2006515917A JP 2007506657 A JP2007506657 A JP 2007506657A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
carbon atoms
halogen
substituted
optionally substituted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006515917A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007506657A5 (ja
Inventor
ゲバウアー,オーラフ
ハイネマン,ウルリヒ
グロイル,イエルク・ニコ
ヘルマン,シユテフアン
ガス,オリバー
エルベ,ハンス−ルートビヒ
ガイヤー,ヘルベルト
ヒルブラント,シユテフアン
バツヘンドルフ−ノイマン,ウルリーケ
クツク,カール−ハインツ
ダーメン,ペーター
Original Assignee
バイエル・クロツプサイエンス・アクチエンゲゼルシヤフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by バイエル・クロツプサイエンス・アクチエンゲゼルシヤフト filed Critical バイエル・クロツプサイエンス・アクチエンゲゼルシヤフト
Publication of JP2007506657A publication Critical patent/JP2007506657A/ja
Publication of JP2007506657A5 publication Critical patent/JP2007506657A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D239/00Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings
    • C07D239/02Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings not condensed with other rings
    • C07D239/24Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings not condensed with other rings having three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D239/28Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings not condensed with other rings having three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, directly attached to ring carbon atoms
    • C07D239/30Halogen atoms or nitro radicals
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N43/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
    • A01N43/90Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having two or more relevant hetero rings, condensed among themselves or with a common carbocyclic ring system
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D213/00Heterocyclic compounds containing six-membered rings, not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom and three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D213/02Heterocyclic compounds containing six-membered rings, not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom and three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D213/04Heterocyclic compounds containing six-membered rings, not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom and three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having no bond between the ring nitrogen atom and a non-ring member or having only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom
    • C07D213/24Heterocyclic compounds containing six-membered rings, not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom and three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having no bond between the ring nitrogen atom and a non-ring member or having only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom with substituted hydrocarbon radicals attached to ring carbon atoms
    • C07D213/54Radicals substituted by carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals
    • C07D213/55Acids; Esters
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D487/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00
    • C07D487/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D487/04Ortho-condensed systems

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Agronomy & Crop Science (AREA)
  • Pest Control & Pesticides (AREA)
  • Plant Pathology (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Pyridine Compounds (AREA)

Abstract

本発明は、R、R、R、GおよびXが、本明細書に言及されているとおり定義される式(I)の新規なトリアゾロピリミジン類、前記物質を製造する方法、望ましくない微生物を駆除するためのそれらの使用に関する。本発明はまた、前記物質を製造する方法に加えて、式(II)、(VI)、(VII−a)および(VII−b)の新規な中間体生成物に関する。

Description

本発明は、新規なトリアゾロピリミジン類、それらの調製法、望ましくない微生物と戦うためのそれらの使用に関する。本発明はまた、新規な中間生成物およびそれらの調製法に関する。
ある種のトリアゾロピリミジン類は、殺真菌性を有することが既に知られている(FR−A 2 784 380および米国特許第6 277 857号を参照)。これらの物質の有効性は良好ではあるが、ある場合には、低量が用いられるとき改良が望まれる。
Figure 2007506657
(Rは、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアルケニル、置換されていてもよいアルキニル、置換されていてもよいシクロアルキル、または置換されていてもよいヘテロシクリルを表し、
は、水素、ハロゲン、置換されていてもよいアルキルまたは置換されていてもよいシクロアルキルを表し、
は、置換されていてもよいヘテロシクリルを表し、
Gは、酸素またはnが0、1または2であるSOを表し、
Xは、ハロゲン、シアノ、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアルコキシ、置換されていてもよいアルキルチオ、置換されていてもよいアルキルスルフィニルまたは置換されていてもよいアルキルスルホニルを表す。)
の新規なトリアゾロピリミジン類が見出された。
式(I)のトリアゾロピリミジン類は、
(a)式
Figure 2007506657
(RおよびRは、上記に記載されている意味を有し、
は、ハロゲンを表し、
は、ハロゲンを表す。)
のジハロゲントリアゾロピリミジン類を、

−G−H (III)
(RおよびGは、上記に明記されている意味を有する。)
の化合物と、場合によっては希釈剤の存在下、場合によっては酸受容体の存在下、および場合によっては触媒の存在下で反応させ、場合によっては式
Figure 2007506657
(R、R、R、GおよびXが、上記に明記されている意味を有する。)
のこのように得られたトリアゾロピリミジン類を、場合によっては希釈剤の存在下で、
α)式
−Me (IV)
(Rは、置換されていてもよいアルコキシ、置換されていてもよいアルキルチオ、置換されていてもよいアルキルスルフィニルまたは置換されていてもよいアルキルスルホニルまたはシアノを表し、
Meは、ナトリウムまたはカリウムを表す。)
の化合物と、または希釈剤の存在下で、または
β)式
−MgHal (V)
(Rは、置換されていてもよいアルキルを表し、
Halは、塩素または臭素を表す。)
のグリニャール化合物と、反応させることにより調製できることが、さらに見出された。
最後に、式(I)のトリアゾロピリミジン類は、望ましくない微生物と戦うために極めて十分に好適であることが判明した。これらは、主として強力な殺真菌有効性を示し、植物保護およびまた材料保護の双方に使用できる。
驚くべきことに、式(I)のトリアゾロピリミジン類は、同じ作用方向および最も類似した構成を有する以前から知られている物質よりもかなりの良好な殺微生物有効性を有している。
本発明による式(I)の化合物は、種々の可能性のある異性体、特にE、Z、トレオおよびエリトロ異性体、ならびにR異性体およびS異性体またはアトロプ異性体などの光学異性体、また場合によっては互変異性体の混合物として存在できる。
たとえ一般に式(I)の化合物のみが本明細書に述べられていても、これらの異性体の純粋な立体異性体、また任意の混合物の双方は、本発明の目的物である。
上記に定義された置換基のタイプによって、式(I)の化合物は、酸性または塩基性を有しており、塩類を形成できる。式(I)の化合物が、ヒドロキシ、カルボキシ、または酸性を誘導する他の基を有する場合、これらの化合物は、塩基類と反応して塩類を形成できる。好適な塩基類は、例えば、アルカリ金属およびアルカリ土類金属の水酸化物類、炭酸塩類、炭酸水素塩類、特にナトリウム、カリウム、マグネシウム、およびカルシウムのもの、さらにアンモニア、(C〜C)アルキル残基を有する第一級、第二級、および第三級アミン類のもの、ならびに(C〜C)アルカノール類のモノ−、ジ−、およびトリアルカノールアミン類のものである。式(I)の化合物が、アミノ、アルキルアミノ、または塩基性を誘導する他の基を有する場合、これらの化合物は、酸類と反応させて塩類を形成することができる。好適な酸類は、例えば、塩酸、硫酸およびリン酸などの鉱酸、酢酸または蓚酸などの有機酸、およびNaHSOおよびKHSOなどの酸塩類である。このように得られた塩類は同様に、殺真菌性および殺微生物性を示す。
本発明の目的物はまた、塩基性化合物または酸性化合物との反応により式(I)の化合物から形成される塩様誘導体ならびに従来の酸素化法により調製できるNオキシドを含む。
本件においては、ヘテロシクリルは、3つから8つの環員を有する飽和または不飽和芳香族または非芳香族環式化合物を表し、少なくとも1つの環員は、1つのヘテロ原子、すなわち、炭素以外の1つの原子である。当該環が、複数のヘテロ原子を含有する場合、これらは、同じであっても、または異なっていてもよい。ヘテロ原子は、酸素、窒素、または硫黄であることが好ましい。当該環が、幾つかの酸素原子を含有する場合、これらは、直接的に隣接してはいない。環式化合物は、さらに炭素環式またはヘテロ環式、縮合または架橋環による多環式環系を場合によっては形成している。好ましくは単環系または二環系が好ましく、特に単環式または二環式芳香族環系が好ましい。
本発明によるトリアゾロピリミジン類は、式(I)により一般に定義される。式(I)のこれらの物質は、
が、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、1個から4個の炭素原子を有するアルコキシおよび/または3個から6個の炭素原子を有するシクロアルキルにより、同一か、または異なって1回から5回置換されていてもよい1個から6個の炭素原子を有するアルキルを表すか、あるいは
が、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、1個から4個の炭素原子を有するアルコキシおよび/または3個から6個の炭素原子を有するシクロアルキルにより、同一か、または異なって1回から3回置換されていてもよい2個から6個の炭素原子を有するアルケニルを表すか、あるいは
が、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、1個から4個の炭素原子を有するアルコキシおよび/または3個から6個の炭素原子を有するシクロアルキルにより、同一か、または異なって1回から3回置換されていてもよい3個から6個の炭素原子を有するアルキニルを表すか、あるいは
が、ハロゲンおよび/または1個から4個の炭素原子を有するアルキルにより、同一か、または異なって1回から3回置換されていてもよい1個から6個の炭素原子を有するシクロアルキルを表すか、あるいは
が、5つまたは6つの環員および窒素、酸素、および/または硫黄などの1個から3個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和ヘテロシクリルを表し、該ヘテロシクリルが、ハロゲン、1個から4個の炭素原子を有するアルキル、シアノおよび/または3個から6個の炭素原子を有するシクロアルキルにより、1回または2回置換されていることができ、
が、水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、1個から4個の炭素原子を有するアルキル、1個から4個の炭素原子および1個から9個のハロゲン原子を有するハロアルキルまたは3個から6個の炭素原子を有するシクロアルキルを表し、
が、5つまたは6つの環員の、ならびに窒素、酸素および/または硫黄などの1個から4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和ヘテロシクリルを表し、前記ヘテロシクリルは、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、アルキル、アルコキシ、各アルキル部分にそれぞれ1個から3個の炭素原子を有するヒドロキシイミノアルキルまたはアルコキシイミノアルキル、それぞれ1個から33個の炭素原子および1個から7個のハロゲン原子を有するハロアルキルまたはハロアルコキシにより同じか、または異なって1回から4回置換されていることができ、
Gが、酸素またはnが0、1または2であるSOを表し、
Xが、フッ素、塩素、臭素、シアノ、1個から4個の炭素原子を有するアルキル、1個から4個の炭素原子を有するアルコキシ、1個から4個の炭素原子を有するアルキルスルフィニルまたは1個から4個の炭素原子を有するアルキルスルホニルを表すことが好ましい。
式(I)のこれらのトリアゾロピリミジン類は、
が、式
Figure 2007506657
の残基を表し、
ここで#は結合点を示し、
が、水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、メチル、エチル、イソプロピル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、トリフルオロメチル、1−トリフルオロメチル−2,2,2−トリフルオロエチルまたはヘプタフルオロイソプロピルを表し、
が、2位または4位に結合し、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、メチル、エチル、メトキシ、メチルチオ、ヒドロキシイミノメチル、ヒドロキシイミノエチル、メトキシイミノメチル、メトキシイミノエチルおよび/またはトリフルオロメチルにより同じか、または異なって1回から4回置換されていてもよいピリジルを表すか、あるいは
が、2位または4位に結合し、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、メチル、エチル、メトキシ、メチルチオ、ヒドロキシイミノメチル、ヒドロキシイミノエチル、メトキシイミノメチル、メトキシイミノエチル、および/またはトリフルオロメチルにより同じか、または異なって1回から3回置換されていてもよいピリミジルを表すか、あるいは
は、2位または3位に結合し、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、メチル、エチル、メトキシ、メチルチオ、ヒドロキシイミノメチル、ヒドロキシイミノエチル、メトキシイミノメチル、メトキシイミノエチル、および/またはトリフルオロメチルにより同じか、または異なって1回から3回置換されていてもよいチエニルを表すか、あるいは
が、2位、4位または5位に結合し、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、メチル、エチル、メトキシ、メチルチオ、ヒドロキシイミノメチル、ヒドロキシイミノエチル、メトキシイミノメチル、メトキシイミノエチル、および/またはトリフルオロメチルにより同じか、または異なって1回または2回置換されていてもよいチアゾリルを表し、
Gが、酸素または硫黄を表し、
Xが、フッ素、塩素、臭素、シアノ、メチル、メトキシまたはメチルチオを表す、ことが特に好ましい。
前述の残基の定義は、互いに任意に組み合わせることができる。さらに、個々の定義を省くことができる。
5,7−ジクロロ−6−(5−クロロ−ピリミジン−4−イル)[1,2,4]−トリアゾロ[1,5−a]ピリミジンおよび1,2−ジメチル−プロパンチオールを、出発物質として用いる場合、本発明による方法(a)の第1段階の過程は、次式のスキームにより説明できる。
Figure 2007506657
本発明による方法(a)の第1段階により調製された前述の化合物を出発物質として用い、ナトリウムメチレートを反応成分として用いる場合、変型αによる本発明の方法(a)の第2段階の過程は、次式のスキームにより説明できる。
Figure 2007506657
本発明による方法(a)の第1段階により調製された前述の化合物を出発物質として用い、臭化メチルマグネシウムを反応成分として用いる場合、変型βによる本発明の方法(a)の第2段階の過程は、次式のスキームにより説明できる。
Figure 2007506657
本発明による方法(a)を実施する際の出発物質として必要なジハロゲン−トリアゾロ−ピリミジン類は、式(II)により一般に定義される。この式(II)において、RおよびRは、好ましくは、本発明による式(I)の物質の記載に関連して、これらの残基に好ましいものとして先に明記されたものと同じ意味を有する。Xは、好ましくは、フッ素、塩素または臭素を表す。Yは、好ましくは、フッ素、塩素または臭素、特に好ましくは、フッ素または塩素を表す。
式(II)のジハロゲン−トリアゾロ−ピリミジン類は、新規である。これらの物質はまた、望ましくない微生物と戦うために好適である。
これらのジハロゲン−トリアゾロ−ピリミジン類は、
(b)式
Figure 2007506657
(RおよびRは、上記に明記された意味を有する。)
のジヒドロキシ−トリアゾロ−ピリミジン類を、
場合によっては希釈剤の存在下でハロゲン化剤と反応させることにより調製できる。
6−(5−クロロピリミジン−4−イル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]−ピリミジン−5,7−ジオールを出発物質として用い、五塩化リンと混合したオキシ塩化リンをハロゲン化剤として用いる場合、本発明による方法(b)の過程は、次式のスキームにより説明できる。
Figure 2007506657
本発明による方法(b)を実施する際の出発物質として必要なジヒドロキシ−トリアゾロピリミジン類は、式(VI)により一般に定義される。この式(II)において、RおよびRは、好ましくは、本発明による式(I)の物質の記載に関連して、これらの残基に好ましいものとして先に明記されたものと同じ意味を有する。
式(VI)のジヒドロキシ−トリアゾロピリミジン類もまた、以前に知られていない。それらは、
(c)式
Figure 2007506657
(Rは、上記に明記された意味を有し、
は、1個から4個の炭素原子を有するアルキルを表す。)
のヘテロシクリルマロン酸エステル類を、
Figure 2007506657
(Rは、上記に明記された意味を有する。)
のアミノトリアゾール類と、場合によっては希釈剤の存在下、場合によっては酸結合剤の存在下で反応させることにより調製できる。
2−(5−クロロピリミジン−4−イル)−マロン酸ジメチルエステルおよび3−アミノトリアゾールを、出発物質として用いる場合、本発明による方法(c)の過程は、次式のスキームにより説明できる。
Figure 2007506657
本発明による方法(c)を実施する際の出発物質として必要なヘテロシクリルマロン酸エステル類は、式(VII)により一般に定義される。この式において、Rは、好ましくは、本発明による式(I)の物質の記載に関連してこれらの残基に好ましいものとして先に明記されたものと同じ意味を有する。Rは、メチルまたはエチルを表す。
式(VII)のヘテロシクリルマロン酸エステル類は、部分的に知られている(DE 38 20 538−A、WO 01−11 965およびWO 99−32 464を参照)。
Figure 2007506657
(Rは、上記に明記された意味を有し、
は、ハロゲンまたはハロアルキルを表す。)
のピリジルマロン酸エステル類は、新規である。
Figure 2007506657
(Rは、上記に明記された意味を有し、
は、ハロゲンまたはハロアルキルを表し、
およびR10は、互いに独立して、水素、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチルまたはメトキシを表す。)
のピリジルマロン酸エステル類もまた、新規である。
式(VII−a)のピリジルマロン酸エステル類は、
(d)式
Figure 2007506657
(Rは、上記に明記された意味を有し、
は、ハロゲンを表す。)
のハロゲン化ピリジン類を、
Figure 2007506657
(Rは、上記に明記された意味を有する。)
のマロン酸エステル類と、場合によっては希釈剤の存在下、場合によっては銅塩の存在下、場合によっては酸受容体の存在下で反応させることにより調製することができる。
2−クロロ−3−トリフルオロメチルピリミジンおよびマロン酸ジメチルエステルを、出発物質として用いる場合、本発明による方法(d)の過程は、次式のスキームにより説明できる。
Figure 2007506657
本発明による方法(d)を実施するための出発物質として必要なハロゲン化ピリジン類は、式(IX)により一般に定義される。この式において、Rは、好ましくは、フッ素、塩素またはトリフルオロメチルを表す。Yは、好ましくは、塩素または臭素を表す。
式(IX)のハロゲン化ピリジン類は、知られた合成試薬である。
本発明による方法(d)を実施するための出発物質として必要な式(X)のマロン酸エステル類もまた知られた合成試薬である。
式(VII−b)のピリミジルマロン酸エステル類は、
(e)式
Figure 2007506657
(R、RおよびR10は、上記に明記された意味を有し、
は、ハロゲンを表す。)
のハロゲン化ピリミジン類を、
Figure 2007506657
(Rは、上記に明記された意味を有する。)
のマロン酸エステル類と、場合によっては希釈剤の存在下、場合によっては銅塩の存在下、場合によっては酸受容体の存在下で反応させることにより調製できる。
4,5−ジクロロピリミジンおよびマロン酸ジメチルエステルを、出発物質として用いる場合、本発明による方法(e)の過程は、次式のスキームにより説明できる。
Figure 2007506657
本発明による方法(e)を実施するための出発物質として必要なハロゲン化ピリジン類は、式(XI)により一般に定義される。この式において、Rは、好ましくは、フッ素、塩素またはトリフルオロメチルを表す。RおよびR10はまた、互いに独立して、好ましくは、水素、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチルまたはメトキシを表す。Yは、好ましくは、塩素または臭素を表す。
式(XI)のハロゲン化ピリミジン類は、知られているか、または知られた方法により製造できる(J.Chem.Soc.1955年、3478、3481ページを参照)。
本発明による方法(c)を実施するための反応成分として必要なアミノトリアゾール類は、式(VIII)により一般に定義される。この式において、Rは、好ましくは、本発明による式(I)の物質の記載に関連してこの残基に好ましいものとして先に明記されたものと同じ意味を有する。
式(VIII)のアミノトリアゾール類は、知られているか、または知られた方法(DE−A 101 21 162を参照)により製造できる。
ヒドロキシ基をハロゲンで置き換えるための通常の全ての成分は、本発明による方法(b)を実施するためのハロゲン化剤として考慮され得る。トリ塩化リン、トリ臭化リン、五塩化リン、オキシ塩化リン、塩化チオニル、臭化チオニルまたはこれらの混合物は、好ましく使用される。式(II)の対応するフッ素化合物は、フッ化カリウムとの反応により塩素または臭素化合物から調製できる。
前記ハロゲン化剤は知られている。
本発明による方法(a)を実施する際の反応成分として必要な化合物はまた、式(III)により一般に定義される。この式において、RおよびGは、好ましくは、本発明による式(I)の物質の記載に関連してこれらの残基に好ましいものとして先に明記されたものと同じ意味を有する。
式(III)の化合物は、知られているか、または知られた方法により調製できる。
本発明による方法(a)の第2段階を実施する際の出発物質として必要なトリアゾロピリミジン類は、式(Ia)により一般に定義される。この式において、R、R、RおよびGは、好ましくは、本発明による式(I)の物質の記載に関連してこれらの残基に好ましいものとして先に明記されたものと同じ意味を有する。Xは、好ましくは、フッ素、塩素または臭素を表す。
本発明による方法の第2段階(a、変型α)を実施する際の反応成分として必要な化合物は、式(IV)により一般に定義される。この式において、Rは、シアノ、1個から4個の炭素原子を有するアルコキシ、1個から4個の炭素原子を有するアルキルチオ、1個から4個の炭素原子を有するアルキルスルフィニルまたは1個から4個の炭素原子を有するアルキルスルホニルを表す。Meは、好ましくはナトリウムまたはカリウムを表す。
式(IV)において、Rは、好ましくはシアノ、メトキシまたはメチルチオを表す。Meは、特に好ましくはナトリウムまたはカリウムを表す。
式(IV)の化合物は知られている。
本発明による方法の第2段階(a、変型β)を実施する際の反応成分として必要なグリニャール化合物は、式(V)により一般に定義される。この式において、Rは、好ましくは、1個から4個の炭素原子を有するアルキル、特に好ましくはメチルを表す。Halは、好ましくは、また特に好ましくは塩素または臭素を表す。
式(V)のグリニャール化合物は、知られているか、またはより適切には、さらなる合成の使用直前に知られた方法により調製できる。
通常の全ての有機溶媒は、本発明による方法(a)の第1段階を実施するための希釈剤として考慮されて得る。例えば、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ジクロロメタン、クロロホルム、テトラクロロメタン、ジクロロエタンまたはトリクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、メチル−t−ジブチルエーテル、メチル−t−アミルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタンまたはアニソールなどのエーテル類;アセトニトリル、プロピオニトリル、n−またはi−ブチロニトリルまたはベンゾニトリルなどのニトリル類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルホルムアニリド、N−メチルピロリドンまたはヘキサメチルリン酸トリアミドなどのアミド類;酢酸メチルまたは酢酸エチルなどのエステル類;ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類;スルホランなどのスルホン類などが、好ましく使用できる。
このような反応に通常の全ての無機塩基類または有機塩基類は、本発明による方法(a)の第1段階を実施するための酸受容体として考慮され得る。例えば、水素化ナトリウム、ナトリウムアミド、リチウムジイソプロピルアミド、ナトリウムメチレート、ナトリウムエチレート、カリウムt−ブチレート、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、酢酸カルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウムおよび炭酸水素ナトリウムなどのアルカリ土類金属またはアルカリ金属水素化物、水酸化物、アミド類、アルコレート類、アセテート類、炭酸塩類または炭酸水素塩類、さらに水酸化アンモニウム、酢酸アンモニウムおよび炭酸アンモニウムなどのアンモニウム化合物、ならびにトリメチルアミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジメチル−ベンジルアミン、ピリジン、N−メチルピペリジン、N−メチルモルホリン、N,N−ジメチルアミノピリジン、ジアザビシクロオクタン(DABCO)、ジアザビシクロノネン(DBN)またはジアザビシクロウンデカン(DBU)などの第三級アミンが、好ましく使用される。
このような反応のために通常の全ての反応促進剤は、本発明による方法(a)の第1段階を実施する際の触媒として考慮され得る。フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、またはフッ化アンモニウムなどのフッ化物が、好ましく使用される。
本発明による方法(a)の第1段階を実施するための反応温度は、かなり広範囲に変化し得る。一般に、0℃と150℃との間の温度で、好ましくは0℃と80℃との間の温度が使用される。
本発明による方法(a)の第1段階を実施するために、一般に式(III)の化合物の1モルから10モル、好ましくは1モルから3モルが、式(II)のジハロゲン−トリアゾロ−ピリミジンの1モル当たり使用される。調製は通常の方法により実施される。
本発明による方法の第2段階(a、変型α)を実施するために、通常の全ての不活性有機溶媒は、希釈剤として再度考慮され得る。本発明による方法(a)の第1段階の記載に関連して溶媒として既に明記されたこれらの溶媒が好ましく用いられる。
本発明による方法の第2段階(a、変型α)を実施するための反応温度も、かなり広範囲に亘って変化し得る。一般に、0℃と150℃との間の温度で、好ましくは20℃と100℃との間の温度が使用される。
本発明による方法の第2段階(a、変型α)を実施するために、式(Ia)のトリアゾロピリミジンは、当量または過剰の式(IV)の化合物と反応させる。調製は、通常の方法により実施される。
本発明による方法の第2段階(a、変型β)を実施するために、グリニャール反応のための通常の溶媒は全て希釈剤として考慮し得る。ジエチルエーテルなどのエーテル類が好ましく使用される。
本発明による方法の第2段階(a、変型β)を実施するための反応温度は、特定の範囲に変化し得る。一般に、−20℃と80℃との間の温度で、好ましくは0℃と60℃との間の温度が使用される。
本発明による方法の第2段階(a、変型β)を実施するために、式(Ia)のトリアゾロピリミジンは、当量または過剰の式(V)のグリニャール化合物と反応させる。調製は、通常の方法により実施される。
このようなハロゲン化のために通常の全ての溶媒は、本発明による方法(b)を実施するための希釈剤として考慮され得る。クロロベンゼンなどのハロゲン化脂肪族または芳香族炭化水素が、好ましく使用できる。しかしながら、ハロゲン化剤自体、例えば、オキシ塩化リン、またはハロゲン化剤の混合物も、希釈剤として機能できる。
本発明による方法(b)を実施するための、反応温度も、かなり広範囲に亘って変化し得る。一般に、0℃と150℃との間の温度で、好ましくは10℃と120℃との間の温度が用いられる。
本発明による方法(b)を実施するために、式(IV)のジヒドロキシ−トリアゾロピリミジンは、一般に過剰のハロゲン化剤と反応させる。調製は、通常の方法により実施される。
これらの反応のために通常の全ての不活性有機溶媒は、本発明による方法(c)を実施するための希釈剤として考慮され得る。メタノール、エタノール、n−プロパノール、i−プロパノール、n−ブタノールおよびt−ブタノールなどのアルコール類が、好ましく使用される。
これらの反応のために通常の全ての無機塩基および有機塩基は、本発明による方法(c)を実施するための酸結合剤として考慮され得る。トリブチルアミンまたはピリジンなどの第三級アミン類が、好ましく使用される。過剰に用いられるアミンもまた、希釈剤として機能できる。
本発明による方法(c)を実施するための温度は、かなり広範囲に変化し得る。一般に、20℃と200℃との間、好ましくは50℃と180℃との間の温度が用いられる。
本発明による方法(c)を実施するために、式(VII)のヘテロシクリルマロン酸エステル類および式(VIII)のアミノトリアゾールは、一般に当量で反応させる。しかしながら、1つ成分または他の成分を過剰で使用することも可能である。調製は、通常の方法により実施される。
通常の全ての不活性な有機溶媒は、本発明による方法(d)および(e)を実施する際に希釈剤として考慮され得る。例えば、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ジクロロメタン、クロロホルム、テトラクロロメタン、ジクロロエタンまたはトリクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、メチル−t−ジブチルエーテル、メチル−t−アミルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタンまたはアニソールなどのエーテル類;アセトニトリル、プロピオニトリル、n−またはi−ブチロニトリルまたはベンゾニトリルなどのニトリル類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルホルムアニリド、N−メチルピロリドンまたはヘキサメチルリン酸トリアミドなどのアミド類;ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類;スルホランなどのスルホン類;メタノール、エタノール、n−またはi−プロパノール、n−、i−、s−またはt−ブタノール、エタンジオール、プロパン−1,2−ジオール、エトキシエタノール、メトキシエタノール、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテルなどのアルコール類、水またはさらに純水とそれらの混液が、好ましく使用される。
通常の銅塩類は、本発明による方法(d)および(e)を実施する際の各々の場合に銅塩類として考慮され得る。塩化銅(I)または臭化銅(I)が、好ましく使用される。
通常の無機塩基類または有機塩基類は、本発明による方法(d)および(e)を実施する際の酸受容体として各々の場合に考慮され得る。例えば、水素化ナトリウム、ナトリウムアミド、リチウムジイソプロピルアミド、ナトリウムメチレート、ナトリウムエチレート、カリウムt−ブチレート、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、酢酸カルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウムおよび炭酸水素ナトリウムなどのアルカリ土類金属またはアルカリ金属水素化物、水酸化物、アミド類、アルコレート類、アセテート類、炭酸塩類または炭酸水素塩類、さらに水酸化アンモニウム、酢酸アンモニウムおよび炭酸アンモニウムなどのアンモニウム化合物、ならびにトリメチルアミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジメチルベンジルアミン、ピリジン、N−メチルピペリジン、N−メチルモルホリン、N,N−ジメチルアミノピリジン、ジアザビシクロオクタン(DABCO)、ジアザビシクロノネン(DBN)またはジアザビシクロウンデカン(DBU)などの第三級アミンが、好ましく使用される。
本発明による方法(d)および(e)を実施する際、反応温度は、かなり広範囲に変化し得る。一般に、0℃と150℃との間の温度で、好ましくは0℃と80℃との間の温度が用いられる。
本発明による方法(d)を実施するために、1モルの式(IX)のハロゲン化ピリジン当たり、一般に1モルから15モル、好ましくは1.3モルから8モルの式(X)のマロン酸エステルが使用される。調製は、通常の方法により実施される。
本発明による方法(e)を実施するための、1モルの式(XI)のハロゲン化ピリミジンに対して、一般に1モルから15モル、好ましくは1.3モルから8モルの式(X)のマロン酸エステルが使用される。調製は、通常の方法により実施される。
本発明による方法は、一般に常圧で実施される。しかしながら、高圧で作業することも可能である。
本発明による物質は、強力な殺微生物作用を有し、真菌および細菌などの望ましくない微生物と戦うために、作物の保護および材料の保護に用いることができる。
殺真菌剤は、ネコブカビ、卵菌、ツボカビ、接合菌、子嚢菌、担子菌、および不完全菌と戦うために、植物保護に用いることができる。
殺菌剤は、シュードモナス科(Pseudomonadaceae)、リゾビウム科(Rhizobiaceae)、エンテロバクター科(Enterobacteriaceae)、コリネバクテリア科(Corynebacteriaceae)およびストレプトミセス科(Streptomycetaceae)と戦うための植物保護に用いることができる。
真菌性および細菌性病害を生じる上記の属名に入る幾つかの病原体を、例として挙げることができるが、限定するものではない:
例えば、Xanthomonas campestris pv.oryzaeなどのキサントモナス(Xanthomonas)種;
例えば、Pseudomonas syringae pv.lachrymansなどのシュードモナス(Pseudomonas)種;
例えば、Erwinia amylovoraなどのエルビニア(Erwinia)種;
例えば、Pythium ultimumなどのピチウム(Pythium)種;
例えば、Phytophthora infestansなどのフイトフトラ(Phytophthora)種;
例えば、Pseudoperonospora humuliまたはPseudoperonospora cubensisなどのシュードペロノスポラ(Pseudoperonospora)種;
例えば、Plasmopara viticolaなどのプラスモパラ(Plasmopara)種;
例えば、Bremia lactucaeなどのブレミア(Bremia)種;
例えば、Peronospora pisiまたはP.brassicaeなどのペロノスポラ(Peronospora)種;
例えば、Erysiphe graminisなどのエリシフェ(Erysiphe)種;
例えば、Sphaerotheca fuligineaなどのスファエロテカ(Sphaerotheca)種;
例えば、Podosphaera leucotrichaなどのポドスフェラ(Podosphaera)種;
例えば、Venturia inaequalisなどのベンチュリア(Venturia)種;
例えば、Pyrenophora teresまたはP.gramineaなどのピレノホラ(Pyrenophora)種;
(分生子形態:Drechslera,Syn:Helminthosporium);
例えば、Cochliobolus sativusなどのコクリオボルス(Cochliobolus)種;
(分生子形態:Drechslera,Syn:Helminthosporium);
例えば、Uromyces appendiculatusなどのウロミセス(Uromyces)種;
例えば、Puccinia reconditaなどのPuccinia種;
例えば、Sclerotinia sclerotiorumなどのスクレロチニア(Sclerotinia)種;
例えば、Tilletia cariesなどのチレチア(Tilletia)種;
例えば、Ustilago nudaまたはUstilago avenaeなどのウスチラゴ(Ustilago)種;
例えば、Pellicularia sasakiiなどのペリクラリア(Pellicularia)種;
例えば、Pyricularia oryzaeなどのピリクラリア(Pyricularia)種;
例えば、Fusarium culmorumなどのフザリウム(Fusarium)種;
例えば、Botrytis cinereaなどのボトリチス(Botrytis)種;
例えば、Septoria nodorumなどのセプトリア(Septoria)種;
例えば、Leptosphaeria nodorumなどのレプトスフェリア(Leptosphaeria)種;
例えば、Cercospora canescensなどのセルコスポラ(Cercospora)種;
例えば、Alternaria brassicaeなどのアルテルナリア(Alternaria)種;
例えば、Pseudocercosporella herpotrichoidesなどのシュードヒルコスポレス(Pseudocercosporella)種。
本発明による活性物質は、植物において、極めて良好な補強作用を有する。したがって、望ましくない微生物による感染に対して植物自体の防御力を動員するために、それらは好適である。
植物補強(耐性誘導)物質とは、望ましくない微生物を接種された時、処理植物が、これらの微生物に対して広範囲の抵抗性を示すように、植物の防御系を刺激できる物質としてこの関連において理解すべきである。
この場合、望ましくない微生物とは、植物病原性の真菌、細菌およびウィルスとして理解すべきである。したがって、本発明による物質を、処理後、一定の期間、前記病原体による攻撃から植物を保護するために用いることができる。保護が、提供される期間は、該活性物質による植物の処理後、一般には1日から10日、好ましくは1日から7日に亘って継続する。
植物病害と戦うために必要とされる濃度において該活性物質の良好な植物耐性とは、植物の地上部分、植物および種子ならびに土壌が処理できることを意味する。
この場合、本発明による活性物質は、エリシフェ(Erysiphe)種などの穀物病害、ボトリチス(Botrytis)種、ベンチュリア(Venturia)種、スファエロデカ(Sphaerotheca)種およびポドスフェラ(Podosphaera)種などのワイン、果実および野菜農業における病害と戦うために特に首尾よく用いることができる。
本発明による活性物質は、穀物収穫量を増加させるにも好適である。それらはまた、低毒性および良好な植物耐性を有している。
本発明による活性物質は、除草剤として一定の濃度および量において場合によっては使用でき、植物の成長に影響を与え、また有害生物と戦うためにも使用できる。それらはまた、さらなる活性物質を合成するための中間体および初発生成物として場合によっては用いることができる。
全ての植物および植物部分を本発明により処理できる。本文脈において、植物は、所望のおよび望ましくない野生植物または栽培植物(天然栽培植物を含む)など、全ての植物および植物集団として理解される。栽培植物は、従来の栽培および最適方法により、または形質転換植物を含み、また種保護権により保護されているか、または保護されていなくてもよい植物種を含む、バイオテクノロジー法および遺伝子工学法またはこれらの方法の組合せにより得ることができる植物であり得る。植物の部分は、葉、針葉、支柱、茎、花、子実体、果実、および種子、ならびに例として言及されている根、球根、および根茎を有する接ぎ穂、葉、花、および根などの地上部分および地下部分ならびに器官として理解すべきである。植物部分はまた、収穫物ならびに栄養・繁殖複製物、例えば、挿木、球根、根茎、接ぎ穂、および種子を含んでいる。
活性物質を用いる植物および植物部分の本発明による処理は、直接的か、または従来の処理法を用いて、例えば、浸漬、吹付け、気化、噴霧、拡散、散水によりそれらの環境、生息地または貯蔵領域に作用させることにより、また、複製物の場合、特に種子において、さらに単層または多層被覆により実施される。
材料の保護に関して、本発明による物質は、望ましくない微生物による攻撃および破壊に対して、工業材料を保護するために用いることができる。
工業材料とは、工業技術における使用を目的として作製された非生物材料を意味するものとして理解すべきである。例えば、本発明による活性物質により、微生物的改変または破壊から保護され得る工業材料としては、接着剤、糊、紙および厚紙、布、革、木材、塗料およびプラスチック製品、冷却潤滑剤および微生物により攻撃または破壊され得る他の材料である。微生物の増殖によって悪影響を受け得る生産設備の部分、例えば、冷却水回路もまた、保護すべき材料の範囲内に挙げることができる。本発明の範囲内の工業材料は、接着剤、糊、紙および厚紙、革、木材、塗料、冷却潤滑剤および熱媒液が好ましく、木材が特に好ましい。
工業材料を分解または改変させることのできる微生物として、例えば、細菌、真菌、酵母、藻類および粘液生物である。本発明による活性物質は、真菌に対して、特に糸状菌、木材変色性および木材破壊性真菌(担子菌)、および粘液生物および藻類に対して好ましく作用する。
以下の属の微生物は、例として述べることができる:
Alternaria tenuisなどのアルテルナリア(Alternaria)、
Asperugillus nigerなどのアスペルギルス(Asperugillus)、
Chaetomium globosumなどのケトミウム(Chaetomium)、
Coniophora puetanaなどのコニオホラ(Coniophora)、
Lentinus tigrinusなどのレンチナス(Lentinus)、
Penicillium glaucumなどのペニシリウム(Penicillium)、
Polyporus versicolorなどのポリポラス(Polyporus)、
Aureobasidium pullulansなどのオーレオバシジウム(Aureobasidium)、
Sclerophoma pityophilaなどのスクレロホマ(Sclerophoma)、
Trichoderma virideなどのトリコデルマ(Trichoderma)、
Escherichia coliなどのエシュリヒア(Escherichia)、
Pseudomonas aeruginosaなどのシュードモナス(Pseudomonas)、および
Staphylococcus aureusなどのスタフィロコッカス(Staphylococcus)。
それぞれ物理的および/または化学的性質に依って、該活性物質は、液剤、乳剤、懸濁剤、散剤、発泡剤、糊状剤、顆粒剤、エアロゾル剤、高分子物質中および種子用コーティング組成物中の微小カプセル剤ならびにULV冷および温煙霧剤などの通常の製剤へと変換できる。
これらの製剤は、知られた方法、例えば、場合によっては、界面活性剤、すなわち、乳化剤および/または分散剤および/または発泡剤を用いて、該活性物質を、増量剤、すなわち液体溶媒、加圧下液化ガスおよび/または固体担体と混合することによって製造される。水が増量剤として用いられる場合、補助溶媒として、例えば、有機溶媒を用いることも可能である。可能な液体溶媒は、実質的に:キシレン、トルエンまたはアルキルナフタレンなどの芳香族炭化水素、クロロベンゼン、クロロエチレンまたは塩化メチレンなどの塩素化芳香族炭化水素、または塩素化脂肪族炭化水素、シクロヘキサンなどの脂肪族炭化水素、またはパラフィン類、例えば石油留分、ブタノールまたはグリコールなどのアルコール類ならびにそれらのエーテル類およびエステル類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンまたはシクロヘキサノンなどのケトン類、ジメチルホルムアミドおよびジメチルスルホキシドなどの強極性溶媒ならびに水である。液化ガスの増量剤または担体とは、例えば、ハロゲン化炭化水素ならびにブタン、プロパン、窒素および二酸化炭素などのエアロゾル用噴射剤ガスの常温および常圧下で気体である、これらの液体を意味する。可能な固体担体は:例えば、カオリン、粘土、タルク、チョーク、石英、アタパルジャイト、モンモリロナイト、または珪藻土などの天然岩粉、ならびに高分散ケイ酸、酸化アルミニウムおよびケイ酸塩などの合成岩粉である。可能な顆粒剤用の固体担体は:例えば、カルサイト、軽石、海泡石、苦灰石などの粉砕および破片化天然岩石、ならびに無機および有機荒粉の合成顆粒ならびに鋸屑、ココナツ殻、トウモロコシ穂軸およびタバコ茎などの有機材料の顆粒である。可能な乳化剤および/または発泡剤は:例えば、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレン脂肪族アルコールエーテル類、例えば、アルキルアリールポリグリコールエーテル、アルキルスルホン酸塩類、アルキル硫酸塩類、アリールスルホン酸塩類および蛋白質加水分解物などの非イオン性およびアニオン性乳化剤である。可能な分散剤は、例えば、リグニン亜硫酸塩廃液およびメチルセルロースである。
カルボキシメチルセルロース、アラビアゴム、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセテートなどの天然および合成粉末、顆粒またはラテックス形成ポリマー類などの粘着剤ならびにケファリン類およびレシチン類などの天然リン脂質および合成リン脂質は、製剤に用いることができる。さらに添加物としては、鉱油および植物油があり得る。
無機色素などの着色剤、例えば、酸化鉄、酸化チタン、およびフェロシアンブルーおよびアリザリン色素、アゾ色素、および金属フタロシアニン色素などの有機色素、および鉄、マンガン、ホウ素、銅、コバルト、モリブデンおよび亜鉛の塩類などの微量栄養素を用いることができる。
該製剤は、一般に0.1重量%と95重量%との間、好ましくは0.5重量%と90重量%との間の活性物質を含有する。
本発明による活性物質は、それ自体として、またはそれらの製剤において、例えば、作用スペクトルを広げるため、またはこの方法における耐性発現を防ぐために、知られた殺真菌剤、殺菌剤、殺ダニ剤、殺線虫剤または殺虫剤と混合した製剤においても用いることができる。多くの場合、相乗作用がこの状態において達成され、すなわち、該混合物の有効性は、個々の成分の有効性よりも高い。
以下の化合物は、混合パートナーとして考慮され得る、例えば:
殺真菌剤:
2−フェニルフェノール;硫酸8−ヒドロキシキノリン;
アシベンゾラー−S−メチル;アリジモルフ;アミド−フルメット;アンプロピルホス;アンプロピルホスカリウム;アンドプリム;アニラジン;アザコナゾール;アゾキシストロビン;
ベナラキシル;ベノダニル;ベノミル;ベンチアバリカルブ−イソプロピル;ベンザマクリル;ベンザマクリル−イソブチル;ビラナホス;ビナパクリル;ビフェニル;ビタータノール;ブラスチシジン−S;ブロムコナゾール;ブピリメート;ブチオベート;ブチルアミン;
カルシウム−ポリスルフィド;カプシマイシン;カプタホル;カプタン;カルベンダジム;カルボキシン;カプロパミド;カルボン;キノメチオネート;クロベンチアゾン;クロルフェナゾール;クロロネブ;クロロタロニル;クロゾリネート;クロジラコン;シアゾファミド;シフルフェナミド;シモキサニル;シプロコナゾール;シプロジニル;シプロフラム;
ダガーG;デバカルブ;ジクロフルアニド;ジクローン;ジクロロフェン;ジクロシメット;ジクロメジン;ジクロラン;ジエトフェンカルブ;ジフェノコナゾール;ジフルメトリム;ジメチリモール;ジメトモルフ;ジモキシストロビン;ジニコナゾール;ジニコナゾール−M;ジノカプ;ジフェニルアミン;ジピリチオン;ジタリムホス;ジチアノン;ドジン;ドラゾキソロン;
エジフェンホス;エポキシコナゾール;エタボキサム;エチリモール;エトリジアゾール;ファモキサドン;フェナミドン;フェナパニル;フェナリモール;フェンブコナゾール;フェンフラム;フェンヘキサミド;フェニトロパン;フェノキサニル;フェンピクロニル;フェンプロピジン;フェンプロピモルフ;フェルバム;フルアジナム;フルベンジミン;フルジオキソニル;フルメトベル(flumetover);フルモルフ;フルオロミド;フルオキサストロビン;フルキンコナゾール;フルルプリミドール;フルシラゾール;フルスルファミド;フルトラニル;フルトリアフォル;フォルペット;フォセチル−Al;フォセチル−ナトリウム;フベリダゾール;フララキシル;フラメトピル;フルカルバニル;フルメシクロックス;
グアザチン;
ヘキサクロロベンゼン;ヘキサコナゾール;ヒメキサゾール;
イマザリル;イミベンコナゾール;イミノオクタジントリアセテート;イミノオクタジントリス(アルベシル);ヨウドカルブ;イプコナゾール;イプロベンフォス;イプロジオン;イプロバリカルブ;イルママイシン;イソプロチオラン;イソバレヂオン;
カスガマイシン;クレソキシム−メチル;
マンコゼブ;マネブ;メフェリムゾーン;メパニピリム;メプロニル;メタラキシル;メタラキシル−M;メトコナゾール;メタスルホカルブ;メトフロキサム;メチラム;メトミノストロビン;メトスルホバックス;ミルジオマイシン;ミクロブタニル;ミクロゾリン;
ナタマイシン;ニコビフェン;ニトロタル−イソプロピル;ノビフルムロン;ヌアリモール;
オフラセ;オリサストロビン;オキサジキシル;オキソリン酸;オクスポコナゾール;オキシカルボキシン;オキシフェンチイン;
パクロブトラゾール;ペフラゾエート;ペンコナゾール;ペンシクロン;ホスジフェン;フタリド;ピコキシストロビン;ピペラリン;ポリオキシン類;ポリオキソリム;プロベナゾール;プロクロラズ;プロシミドン;プロパモカルブ;プロパノシン−ナトリウム;プロピコナゾール;プロピネブ;プロキナジド;プロチオコナゾール;ピラクロストロビン;ピラゾホス;ピリフェノックス;ピリメタニル;ピロキロン;ピロキシフル;ピロールニトリン;
キノコナゾール;キノキシフェン;キントゼン;
シメコナゾール;スピロキサミン;硫黄;
テブコナゾール;テクロフタラム;テクナゼン;テトシクラシス;テトラコナゾール;チアベンダゾール;チシオフェン;チフルザミド;チファネート−メチル;チラム;チオキシミド;トルクロフォス−メチル;トリルフルアニド;トリアジメフォン;トリアジメノール;トリアズブチル;トリアゾキシド;トリシクラミド;トリシクラゾール;トリデモルフ;トリフロキシストロビン;トリフルミゾール;トリホリン;トリチコナゾール;
ユニコナゾール;
バリダマイシンA;ビンクロゾリン;
ジネブ;ジラム;ゾキサミド;
(2S)−N−[2−[4−[[3−(4−クロロフェニル)−2−プロピニル]オキシ]−3−メトキシフェニル]エチル]−3−メチル−2−[(メチルスルホニル)アミノ]−ブタナミド;
1−(1−ナフタレニル)−1H−ピロール−2,5−ジオン;
2,3,5,6−テトラクロロ−4−(メチルスルホニル)−ピリジン;
2−アミノ−4−メチル−N−フェニル−5−チアゾールカルボキサミド;
2−クロロ−N−(2,3−ジヒドロ−1,1,3−トリメチル−1H−インデン−4−イル)−3−ピリジンカルボキサミド;
3,4,5−トリクロロ−2,6−ピリジンジカルボニトリル;
アクチノベート;
シス−1−(4−クロロフェニル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−シクロヘプタノール;
メチル1−(2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチル−1H−インデン−1−イル)−1H−イミダゾール−5−カルボキシレート;
炭酸モノカリウム;
N−(6−メトキシ−3−ピリジニル)−シクロプロパンカルボキサミド;
テトラチオ炭酸ナトリウム;
ならびにボルドー混合液などの銅塩および製剤;水酸化銅;ナフテン酸銅塩;オキシ塩化銅;硫酸銅;クフラネブ;酸化銅;マンコッパー;オキシン銅。
殺菌剤:
ブロノポール、ジクロロフェン、ニトラピリン、ニッケルジメチルジチオカルバメート、カスガマイシン、オチリノン、フランカルボン酸、オキシテトラサイクリン、プロベナゾール、ストレプトマイシン、テクロフタラム、硫酸銅および他の銅製剤。
殺虫剤/殺ダニ剤/殺線虫剤:
アバメクチン、ABG−9008、アセフェート、アセキノシル、アセタミプリド、アセトプロール、アクリナトリン、AKD−1022、AKD−3059、AKD−3088、アラニカルブ、アルジカルブ、アルドキシカルブ、アレトリン、アレトリン1R−異性体、アルファ−シペルメトリン(アルファメトリン)、アミドフルメット、アミノカルブ、アミトラズ、アベルメクチン、AZ−60541、アザジラクチン、アザメチホス、アジンホス−メチル、アジンホス−エチル、アゾシクロチン、
バチルス・ポピリアエ(Bacillus popilliae)、バチルス・スフェリクス(Bacillus sphaericus)、バチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)、バチルス・チューリンゲンシス、バチルス・チューリンゲンシス株EG−2348、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thurigiensis)株GC−91、バチルス・チューリンゲンシス株NCTC−11821、バキュロウィルス、ビューベアリア・バッシアナ(Beauveria bassiana)、ビューベリア・テネラ(Beauveria tenella)、ベンジオカルブ、ベンフラカルブ、ベンスルタップ、ベンゾキシメート、ベータ−シフルトリン、ベータ−シペルメトリン、ビフェナゼート、ビフェントリン、ビナパクリル、ビオアレトリン、ビオアレトリン−S−シクロペンチル異性体、ビオエタノメトリン、ビオペルメトリン、ビオレスメトリン、ビストリフルロン、BPMC、ブロフェンプロックス、ブロモホス−エチル、ブロモプロピレート、ブロムフェンビンフォス(−メチル)、BTG−504、BTG−505、ブフェンカルブ、ブプロフェジン、ブタチオフォス、ブトカルボキシム、ブトキシカルボキシム、ブチルピリダベン、
カズサフォス、カンフェクロール、カルバリル、カルボフラン、カルボフェノチオン、カルボスルファン、カルタップ、CGA−50439、キノメチオネート、クロルダン、クロルジメホルム、クロエトカルブ、クロルエトキシフォス、クロルフェナピル、クロルフェンビンホス、クロルフルアズロン、クロルメホス、クロロベンジレート、クロロピクリン、クロルプロキシフェン、クロルピリフォス−メチル、クロルピリフォス(−エチル)、クロバポルトリン、クロマフェノジド、シス−シペルメトリン、シス−レスメトリン、シス−ペルメトリン、クロシトリン、クロエトカルブ、クロフェンテジン、クロチアニジン、クロチアゾベン、コドレモン、クマホス、シアノフェンホス、シアノホス、シクロプレン、シクロプロトリン、シジア・ポモネラ(Cydia pomonella)、シフルトリン、シハロトリン、シヘキサチン、シペルメトリン、シフェノトリン(1R−トランス異性体)、シロマジン、
DDT、デルタメトリン、デメトン−S−メチル、デメトン−S−メチルスルホン、ジアフェンチューロン、ジアリフォス、ジアジノン、ジクロフェンチオン、ジクロルボス、ジコフォル、ジクロトフォス、ジシクラニル、ジフルベンズロン、ジメトエート、ジメチルビンホス、ジノブトン、ジノキャップ、ジノテフラン、ジオフェノラン、ジスルフォトン、ドクセート−ナトリウム、ドフェナピン、DOWCO−439、
エフルシラネート、エマメクチン、エマメクチンベンゾエート、エンペントリン(1R異性体)、エンドスルファン、エントモフトラ(Entomophthora)種、EPN、エスフェンバレレート、エチオフェンカルブ、エチプロール、エチオン、エトプロホス、エトフェンプロックス、エトキサゾール、エトリンフォス、
ファンフル、フェナミホス、フェナザキン、酸化フェンブタチン、フェンフルトリン、フェニトロチオン、フェノブカルブ、フェノチオカルブ、フェノキサクリム、フェノキシカルブ、フェンプロパトリン、フェンピラド、フェンピリトリン、フェンピロキシメート、フェンスルホチオン、フェンチオン、フェントリファニル、フェンバレレート、フィプロニル、フロニカミド、フルアクリピリム、フルアズロン、フルベンジミン、フルブロシトリネート、フルシクロクスロン、フルシトリネート、フルフェネリム、フルフェノクスロン、フルフェンプロックス、フルメトリン、フルピラゾフォス、フルテンジン(フルフェンジン)、フルバリネート、ホノフォス、ホルメタネート、ホルモチオン、フォスメチラン、フォスチアゼート、ファブフェンプロックス(フルプロキシフェン)、フラチオカルブ、
ガンマ−HCH、ゴッシイプルレ、グランドルレ、粒状ウィルス、
ハルフェンプロックス、ハロフェノジド、HCH、HCN−801、ヘプテノホス、ヘキサフルムロン、ヘキシチアゾックス、ヒドラメチルノン、ヒドロプレン、
IKA−2002、イミダクロプリド、イミプロトリン、インドキサカルブ、ヨードフェンホス、イプロベンフォス、イサゾフォス、イソフェンホス、イソプロカルブ、イソキサチオン、イベルメクチン、
ジャポニルレ、
カデトリン、核ポリヘドロシスウィルス、キノプレン、
ラムダ−シハロトリン、リンダン、ルフェヌロン、
メラチオン、メカルバム、メスルフェンフォス、メタルデヒド、メタム−ナトリウム、メタクリフォス、メタミドホス、メタリジウム・アニソプリアエ(Metarhizium anisopliae)、メタリジウム・フラボビリデ(Metarhizium flavoviride)、メチダチオン、メチオカルブ、メトミル、メトプレン、メトキシクロル、メトキシフェノジド、メトルカルブ、メトキサジアゾン、メビンホス、ミルベメクチン、ミルベマイシン、MKI−245、MON−45700、モノクロトホス、モキシデクチン、MTI−800、
ナレド、NC−104、NC−170、NC−184、NC−194、NC−196、ニクロサミド、ニコチン、ニテンピラム、ニチアジン、NNI−0001、NNI−0101、NNI−0250、NNI−9768、ノバルロン、ノビフルムロン、
OK−5101、OK−5201、OK−9601、OK−9602、OK−9701、OK−9802、オメトエート、オキサミル、オキシデメトン−メチル、
パエシロミセス・フモソロセウス(Paecilomyces fumosoroseus)、パラチオン−メチル、パラチオン(−エチル)、ペルメトリン(シス−、トランス−)、石油、PH−6045、フェノトリン(1R−トランス異性体)、フェントエート、ホレート、ホサロン、ホスメット、ホスファミドン、ホスホカルブ、ホキシム、ピペロニルブトキシド、ピリミカルブ、ピリミホス−メチル、ピリミホス−エチル、プラレトリン、プロフェノフォス、プロフルトリン、プロメカルブ、プロパホス、プロパルジト、プロペタンホス、プロポクスル、プロチオフォス、プロトエート、プロトリフェンブテ、ピメトロジン、ピラクロフォス、ピレスメトリン、ピレトラム、ピリダベン、ピリダリル、ピリダフェンチオン、ピリダチオン、ピリミジフェン、ピリプロキシフェン、
キナルホス、
レスメトリン、RH−5849、リバビリン、RU−12457、RU−15525、
S−421、S−1833、サリチオン、セブフォス、SI−0009、シラフルオフェン、スピノサド、スピロジクロフェン、スピロメシフェン、スルフルラミド、スルホテップ、スルプロフォス、SZI−121、
タウ−フルバリネート、テブフェノジド、テブフェンピラド、テブピリムフォス、テフルベンズロン、テフルトリン、テメホス、テミビンホス、テルバム、テルブフォス、テトラクロルビンホス、テトラジフォン、テトラメトリン、テトラメトリン(1R異性体)、テトラスル、シータ−シペルメトリン、チアクロプリド、チアメトキサム、チアプロニル、チアトリホス、蓚酸チオシクラム水素、チオジカルブ、チオファノックス、チオメトン、チオスルタップ−ナトリウム、ツリンギエンシン、トルフェンピラド、トラロシトリン、トラロメトリン、トランスフルトリン、トリアラテン、トリアザメート、トリアゾホス、トリアズロン、トリクロフェニジン、トリクロルフォン、トリフルムロン、トリメタカルブ、
バミドチオン、バニリプロール、ベルブチン、バーティシリウム・レカニ(Verticillium lecanii)、
WL−108477、WL−40027、
YI−5201、YI−5301、YI−5302、
XMC、キシリルカルブ、
ZA−3274、ゼータ−シペルメトリン、ゾラプロフォス、ZXI−8901、
化合物、3−メチルフェニルプロピルカルバメート(ツマシドZ)、
化合物、3−(5−クロロ−3−ピリジニル)−8−(2,2,2−トリフルオロエチル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニトリル(CAS登録番号185982−80−3)および対応する3−エンド異性体(CAS登録番号185984−60−5)(WO 96/37494、WO 98/25923を参照)、
ならびに殺虫剤、線虫、真菌またはウィルス効果を有する植物抽出物を含有する製剤。
除草剤などの他の知られた活性物質または肥料および成長調節剤、防護剤または信号物質との混合物もまた可能である。
本発明による式(I)の化合物はまた、極めて良好な抗真菌性効果を有する。それらは、特に皮膚糸状菌および酵母菌、糸状菌および二相性真菌に対して(例えばカンジダ種(カンジダ・アルビカンス(Candida albicans)、カンジダ・グラブラタ(Candida glabrata)など)に対して)、ならびにエピデルモフィトン・フロッコスム(Epidermophyton floccosum)、アスペルギルス種(例えばアスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)およびアスペルギルス・フミガツス(Aspergillus fumigatus))、トリコフィトン種(例えばトリコフィトン メンタグロフィテス(Tricophyton mentagrophytes))、ミクロスポロン種(例えばミクロスポロン・カニス(Microsporon canis)およびミクロスポロン・オードウイニイ(M.audouinii)に対して、極めて広い抗真菌作用スペクトルを有する。これらの真菌リストは、含まれ得る真菌スペクトルを決して限定して表すものではなく、単に例示のみの内容である。
さらに、本発明による式(I)の化合物はまた、ヒトおよび哺乳動物の癌細胞の増殖を抑制するのに好適である。これは、本発明による化合物と、チューブリンおよび微小管との相互作用に基づいており、微小管重合化を促進することによるものである。
この目的のために、1種以上の式(I)の化合物または薬剤として耐容できるそれらの塩類の有効量を投与できる。
該活性物質は、それらの製剤形態で、または、直ぐに使用できる液剤、懸濁剤、スプレー散剤、糊状剤、可溶性散剤、粉剤および顆粒剤などの前記製剤から誘導された適用形態において用いることができる。適用は、通常の様式で、例えば、流し込み、スプラッシング、吹付け、散布、散粉、発泡、はけ塗りなどにより実施される。さらに、極低量法による活性物質の適用または、土壌中への活性物質製剤または活性物質それ自体の注入が可能である。植物の種子もまた処理することができる。
本発明による活性物質を殺真菌剤として使用する場合、その使用量は、適用のタイプによりかなり広範囲に亘って変化し得る。植物部分を処理する場合、該活性物質の使用量は、一般に、0.1g/haと10,000g/haとの間、好ましくは、10g/haと1000g/haとの間である。種子を処理する場合、該活性物質の使用量は、一般に、種子1キログラム当たり0.001gと50gとの間、好ましくは種子1キログラム当たり0.01gと10gとの間である。土壌を処理する場合、該活性物質の使用量は、一般に、0.1g/haと10,000g/haとの間、好ましくは、10g/haと5000g/haとの間である。
既に上記したように、全ての植物およびその部分を、本発明により処理することができる。好ましい一実施形態において、野生に発生するか、または交差融合またはプロトプラスト融合などの従来の生物学的栽培法により得られる植物種および植物変種ならびにそれらの部分が処理される。さらなる好ましい一実施形態において、遺伝子工学法によって、場合によっては従来の方法と連結して得られた遺伝子組換え植物種ならびに植物変種およびそれらの部分(遺伝子改変生物)が処理される。用語の「部分」または「植物の部分」または「植物部分」は、上記で説明した。
それぞれ市販されている植物変種または通常に使用される植物が、本発明により処理されることが特に好ましい。植物変種は、従来の栽培により、突然変異により、または組換えDNA法により栽培された新たな性質(「特性」)を有する植物として理解される。これらは、変種、株、生物型、遺伝型であり得る。
植物種または植物変種、それらの場所および成長条件(土壌、気候、生長期間、栄養)によれば、超加成性(「相乗的」)効果は、本発明による処理の結果として生じることができる。したがって、例えば、実際に予想されていた効果を超える使用量の減少および/または活性スペクトルの広域化、および/または本発明によって使用される物質および手段の作用増大、より良好な植物成長、高温または低温に対する耐性の増加、乾燥に対する、または水および土壌塩の含量に対する耐性の増大、開花能力の増大、より簡便な収穫、成熟促進、高収穫量、高品質および/または収穫産物のより高い栄養価、より高い貯蔵能力および/または収穫産物の加工性を達成することが可能である。
本発明により処理される好ましい遺伝子組換え(遺伝子工学により得られる)植物または植物変種は、特に有利な価値のある性質(「特性」)のこれらの植物に与える遺伝子材料の遺伝子工学修飾により得られた全ての植物を含む。そのような性質の例としては、より良好な植物成長、高温または低温に対する耐性の増加、乾燥に対する、または水および土壌塩含量に対する耐性の増大、開花能力の増大、より簡便な収穫、成熟促進、高収穫量、高品質および/または収穫産物のより高い栄養価、より高い貯蔵能力および/または収穫産物の加工性がある。そのような性質のさらなる例、特に強調される例としては、有害動物および有害微生物、および昆虫、ダニ、植物病原性真菌、細菌および/またはウィルスに対する植物の防衛性の向上であり、また特定の除草活性物質に対する植物の耐性の増大である。遺伝子組換え植物の例としては、穀物(コムギ、コメ)、トウモロコシ、大豆、ジャガイモ、綿、タバコ、ナタネおよび果実植物(リンゴ、ナシ、柑橘果実およびブドウを含む)などの重要な栽培植物が言及され、特にトウモロコシ、大豆、ジャガイモ、綿、タバコ、およびナタネが強調される。特に強調される性質(「特性」)としては、植物内に生じる毒素、特にバチルス−チューリンゲンシスの遺伝子材料(例えば、CryIA(a)、CryIA(b)、CryIA(c)、CryIIA、CryIIIA、CryIIIB2、Cry9c、Cry2Ab、Cry3BbおよびCryIFならびにそれらの組合せの遺伝子により)により植物(以後「Bt植物」と称す)内に生成される毒素の結果、昆虫、くも類、線虫およびカタツムリに対する植物の防御性の増大が挙げられる。特に強調される性質(「特性」)としては、全体的に獲得された耐性(SAR)、システミン、フィトアレキシン、誘導因子ならびに耐性遺伝子および好適に発現された蛋白質および毒素による、真菌、細菌およびウィルスに対する植物の防御性の増大が挙げられる。特に強調される性質(「特性」)としては、一定の除草活性物質、例えば、イミダゾリノン類、スルホニル尿素類、グリフォセートまたはホスフィノトリシン(例えば、「PAT」遺伝子)に対する植物の耐性増大が挙げられる。各場合において所望の性質(「特定」)を付与する遺伝子は、互いに組合わされた遺伝子組換え植物においても生じ得る。「Bt植物」の例としては、YIELD GARD(登録商標)(例えば、トウモロコシ、綿、大豆)、KnockOut(登録商標)(例えば、トウモロコシ)、StarLink(登録商標)(例えば、トウモロコシ)、Bollgard(登録商標)(綿)、Nucotn(登録商標)(綿)およびNewLeaf(登録商標)(ジャガイモ)の商標名で販売されているトウモロコシ変種、綿変種、大豆変種およびジャガイモ変種が記載できる。除草剤に対する耐性植物の例としては、Roundup Ready(登録商標)(グリフォセート類に対する耐性、例えば、トウモロコシ、綿、大豆)、Liberty Link(登録商標)(ホスフィノトリシンに対する耐性、例えば、ナタネ)、IMI(登録商標)(イミダゾリノン類に対する耐性)およびSTS(登録商標)(スルホニル尿素類に対する耐性、例えばトウモロコシ)の商標名で販売されているトウモロコシ変種、綿変種および大豆変種が記載できる。除草剤耐性植物(除草剤耐性を目的として従来から栽培されている)として、Clearfield(登録商標)の商標で販売されている変種(例えば、トウモロコシ)もまた記載できる。当然これらの記載は、将来開発される植物変種、またはこれらの遺伝性質(「特定」)または将来開発されるものを有して、将来市販されるものにも当てはまる。
リストされた植物は、一般式(I)の化合物または本発明による活性物質の混合物を用いて、特に有利に処理することができる。該活性物質または混合物に関して上記の好ましい範囲は、これらの植物の処理にも当てはまる。本文において、特に記載された化合物または混合物による植物の処理が特に強調される。
本発明による活性物質の調製および使用は、以下の実施例から推測される。
(製造例)
(実施例1)
Figure 2007506657
方法(a)
0.1gのフッ化カリウムを、0.3g(0.995mmol)の5,7−ジクロロ−6−(5−クロロ−ピリジン−4−イル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジンの10mlアセトニトリル溶液に加え、80℃で2時間撹拌してから室温に冷却する。0.22g(1.9mmol)の2,2,2−トリフルオロ−イソプロパノールおよび0.3g(2.2mmol)の炭酸カリウムをこの溶液に加え、80℃で4時間撹拌する。次に反応混合物を減圧濃縮する。残渣を30mlの水と30mlのジクロロメタンとに混合する。有機相を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥してから減圧濃縮する。残渣を、シリカゲルを用いるショートカラム上でシクロヘキサン/酢酸エチル(5:1から1:1)によりろ過する。0.05g(理論収量の11.9%)の5−クロロ−6−(5−クロロ−ピリミジン−4−イル)−7−(2,2,2−トリフルオロ−イソプロポキシ)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジンを得る。
HPLC:logP=2.43
(実施例2)
Figure 2007506657
方法(a)
0.12gのフッ化カリウムを、0.3g(0.995mmol)の5,7−ジクロロ−6−(5−クロロ−4−ピリミジニル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジンの10mlアセトニトリル溶液に加え、80℃で2時間撹拌してから室温に冷却する。0.114g(1.09mmol)の3−メチル−2−ブタンチオールおよび0.2gの炭酸カリウムをこの溶液に加え、室温で3時間撹拌する。次に反応混合物を減圧濃縮する。残渣を30mlの水と30mlのジクロロエタンとに混合する。有機相を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥してから減圧濃縮する。0.17g(理論収量の42%)の5−クロロ−6−(5−クロロ−ピリミジニル)−7−[(1,2−ジメチルプロピル)スルファニル][1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジンを得る。
HPLC:logP=3.07
以下の表1に挙げられた式(I)の化合物はまた、先に明記された方法により得られる。
Figure 2007506657
Figure 2007506657
(式(II)の初発生成物の調製)
(実施例5)
Figure 2007506657
方法(b)
8g(16mmol)の6−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−5,7−ジオールを、12mlのオキシ塩化リンと混合する。これに、2.7gの五塩化リンを少量ずつ加える。この混合物を2時間加熱還流する。室温に冷却後、反応混合物を減圧濃縮する。残渣を100mlの水と混合し、各回100mlのジクロロメタンを用いて3回抽出する。有機相を合わせて、50mlの水を用いて2回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮する。残渣を、ジクロロメタン/メチル−t−ブチルエーテル(95:5)を用いるシリカゲルクロマトグラフィにかける。1.4g(理論収量の25.7%)の5,7−ジクロロ−6−(3−トリフルオロメチル−ピリミジン−2−イル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジンを得る。
HPLC:logP=1.97
(実施例6)
Figure 2007506657
方法(b)
8g(16mmol)の6−(5−クロロ−4−ピリミジニル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−5,7−ジオールを、25mlのオキシ塩化リンと混合する。3.1gの五塩化リンを少量ずつ加える。この混合物を110℃で3時間撹拌する。室温に冷却後、反応混合物を、300mlの水と混合し、各回100mlのジクロロメタンを用いて3回抽出する。有機相を合わせて、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮する。残渣を、ヘキサン/酢酸エチル(9:1〜5:1)を用いるシリカゲルクロマトグラフィにかける。1.4g(理論収量の25.7%)の5,7−ジクロロ−6−(5−クロロ−ピリミジニル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジンを得る。
HPLC:logP=1.43
(実施例7)
Figure 2007506657
2.0g(10.74mmol)の2−チエニルマロン酸と1.33g(10.74mmol)の3−アミノ−5−シクロプロピル−1,2,4−トリアゾールの混合物を、室温で撹拌しながら2分間で、41.13g(286mmol)のオキシ塩化リンと混合する。次いで混合物を、90℃で18時間加熱してから室温に冷却する。この反応混合物を250mlの氷水に加え、得られた懸濁液を1時間撹拌する。次いで抽出を実施し、50mlの水で洗浄する。さらに精製するため、生成物を50mlのシクロヘキサン/酢酸エチル=1:1に懸濁させ、少しの間沸騰させてから冷却し、シリカゲルショートカラムで抽出し、各回50mlのシクロヘキサン/酢酸エチル=1:1を用いて8回洗浄する。ろ液を硫酸ナトリウムで乾燥してから再びろ過する。フィルタ残渣を少量のシクロヘキサン/酢酸エチル=1:1を用いて再度洗浄する。ろ液を全て減圧濃縮する。1.73g(理論収量の50.7%)の5,7−ジクロロ−2−シクロプロピル−6−(チエン−3−イル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジンをベージュ色の固体形態で得る。
(実施例8)
Figure 2007506657
80mlの酢酸中、6.0g(19.28mmol)の5,7−ジクロロ−2−シクロプロピル−6−(チエン−3−イル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン溶液内へ、室温で2時間塩素ガス流を導入する。次いでこの反応混合液を減圧濃縮する。残渣を、シクロヘキサン/酢酸エチル=2:1を用いるシリカゲルクロマトグラフィにかける。溶出液を濃縮後に得られた残渣をシクロヘキサン/酢酸エチル=1:1と共に混合してから抽出し乾燥する。減圧濃縮後、先に得られた母液を、シクロヘキサン/酢酸エチル=1:1を用いるシリカゲルクロマトグラフィに再度かける。この方法で2.7g(理論収量の50.5%)の5,7−ジクロロ−2−シクロプロピル−6−(2,5−ジクロロ−チエン−3−イル)[1,3,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジンを得る。
(実施例9)
Figure 2007506657
17.0g(54.89mmol)の2−シクロプロピル−6−(4−クロロ−チアゾール−5−イル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−5,7−ジオールの51.2mlのオキシ塩化リン溶液を、室温で撹拌しながら5.72g(27.44mmol)の五塩化リンと少量ずつ混合する。添加が完了後、この反応混合物を110℃で3時間撹拌してから室温に冷却し、氷水に加える。次いでジクロロメタンを用いて、抽出を数回実施し、有機相を、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮する。残渣を、シクロヘキサン/酢酸エチル=3:1を用いるシリカゲルクロマトグラフィにかける。この方法で0.35g(理論収量の1.66%)の5,7−ジクロロ−2−シクロプロピル−6−(4−クロロ−チアゾール−5−イル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジンを得る。
HPLC:logP=2.46
(式(IV)の初発生成物の調製)
(実施例10)
Figure 2007506657
方法(c)
5.5g(19.84mmol)の2−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−マロン酸ジメチルエステルおよび1.67g(19.84mmol)の3−アミノ−1,2,4−トリアゾールを、5.2mlのトリブチルアミン中、180℃で2時間撹拌する。反応時に生じるメタノールを連続的に留去する。冷却後、所望の生成物をトリブチルアミンから分離する。トリブチルアミンをデカントで除き、生成物6−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−5,7−ジオール(収量:約8g、60%純度)は、さらに精製せずに次の反応ステップに用いる。
HPLC:logP=−0.23
(実施例11)
Figure 2007506657
方法(c)
10g(40.9mmol)の2−(5−クロロ−ピリミジン−4−イル)マロン酸ジメチルエステルおよび3.44g(40.9mmol)の3−アミノ−1,2,4−トリアゾールを、10.7mlのトリブチルアミン中、185℃で2時間撹拌する。反応時に生じるメタノールを連続的に留去する。冷却後、所望の生成物をトリブチルアミンから分離する。トリブチルアミンをデカントで除き、生成物6−(5−クロロ−4−ピリミジニル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−5,7−ジオール(収量:約15g、11%純度、理論収率の約15%)は、さらに精製せずに次の反応ステップに用いる。
HPLC:logP=−0.23
(実施例12)
Figure 2007506657
8.5g(34.05mmol)の2−(4−クロロ−チアゾール−5−イル)−マロン酸ジメチルエステル、4.23g(34.05mmol)の3−アミノ−5−シクロプロピル−1,2,4−トリアゾールおよび8.92mlのトリ−n−ブチルアミンの混合物を、185℃で2時間撹拌する。反応時に生じたメタノールを連続留去する。冷却後、分離したトリ−n−ブチルアミンをデカントで除く。この方法で18gの生成物は、HPLCにより64%の2−シクロプロピル−6−(4−クロロ−チアゾール−5−イル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−5,7−ジオールを含んで得る。
HPLC:logP=0.10
(式(VII−a)の初発生成物の調製)
(実施例13)
Figure 2007506657
方法(d)
9g(207mmol)の60%水素化ナトリウム懸濁液を、300mlのジオキサンに懸濁させる。これに、27.29g(206.6mmol)のマロン酸ジメチルエステルを、55℃〜60℃で、滴下により加え、同じ温度でさらに30分間撹拌する。8.18g(82.63mmol)の塩化銅(I)を添加後、混合物を80℃に加熱してから、15g(82.63mmol)の2−クロロ−3−トリフルオロメチルピリジンを滴下により加える。ここでこの反応混合物を、100℃でさらに14時間撹拌する。引き続き15℃〜20℃に冷却後、混合液が酸性反応を示すまで濃塩酸を徐々に滴下により加える。次いで、600mlの水および300mlのジクロロメタンを加えて不溶性成分をろ過して除く。ろ液から有機相を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮する。残渣を、ヘキサン/酢酸エチル(4:1)を用いるシリカゲルクロマトグラフィにかける。10.1g(理論収量の40%)の2−[(3−トリフルオロメチル)−ピリジン−2−イル)]−マロン酸ジメチルエステルを得る。
HPLC:logP=2.05
(式(VII−b)の初発生成物の調製)
(実施例14)
Figure 2007506657
方法(e)
2.6g(65.4mmol)の60%水素化ナトリウム懸濁液を、100mlのテトラヒドロフランに懸濁させる。これに、6.9g(52.4mmol)のマロン酸ジメチルエステルを0℃で加え、同じ温度で0.5時間撹拌する。次いで50mlのテトラヒドロフラン中、6.5g(43.63mmol)の4,5−ジクロロピリミジン溶液を滴下により加え、室温でさらに3時間撹拌する。次いで、150mlの1N塩酸を滴下により加えてから、100mlのジクロロメタンを用いて抽出する。有機相を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮する。残渣を、メチル−t−ブチルエーテル/石油エーテル(1:9)を用いるシリカゲルクロマトグラフィにかける。7g(理論収量の65.6%)の2−(5−クロロ−ピリミジン−4−イル)マロン酸ジメチルエステルを得る。
HPLC:logP=1.33
(4,5−ジクロロピリミジンの調製)
(実施例15)
Figure 2007506657
112.5g(673.7mmol)の5−クロロ−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリミジン−1−イウムクロリドの630mlのオキシ塩化リン溶液に、1.6mlのジメチルアミンを加え、3時間加熱還流する。次いで、過剰のオキシ塩化リンを減圧留去する。冷却後、残渣を1.5lの氷水に注ぎ、500mlのジクロロメタンを用いて抽出し、有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮する。72.3g(理論収量の66.3%)の4,5−ジクロロピリミジンを得る。
HPLC:logP=1.35
(5−クロロ−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリミジン−1−イウムクロリドの調製)
(実施例16)
Figure 2007506657
77g(0.8mol)の4(3H)−ピリミジノンの770ml氷酢酸溶液に、6.5g(40mmol)の塩化鉄(III)を加え、40℃〜45℃で113.6g(1.6mol)の塩素を導入する。この反応混合液を15℃に冷却し、得られた固体生成物をエーテルで抽出し、洗浄する。112.5g(理論収量の84%)の5−クロロ−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリミジン−1−イウムクロリドを得る。
(4(3H)−ピリミジノンの調製)
(実施例17)
Figure 2007506657
1.2lのエタノール中、103g(0.804mol)の6−メルカプト−4(1H)−ピリミジノン(JP 50053381、Chem.Abstr.CAN 84:17404)および141.5g(1.2mol)のラニーニッケルを8時間加熱還流する。この溶液を熱時ろ過し、残渣をエタノールで洗浄し、ろ液を減圧濃縮する。67.2g(理論収量の87%)の4(3H)−ピリミジノンを得る。
(使用実施例)
(実施例A)
ポドスフェラ(Podosphaera)試験(リンゴ)/保護剤
溶媒: アセトン24.5重量部
ジメチルアセトアミド24.5重量部
乳化剤:アルキル−アリール−ポリグリコールエーテル1重量部
好適な活性物質製剤を調製するために、1重量部の活性物質を、指定量の溶媒および乳化剤と混合し、その濃縮物を、水を用いて所望の濃度に希釈する。
保護有効性を試験するために、幼植物に、指定量の活性物質製剤により吹き付ける。吹付けコーティングを乾燥後、この植物に、リンゴ粉状カビ病原体ポドスフェラ・ロイコトリカ(Podosphaera leucotricha)の水性胞子懸濁液を接種する。次いでこの植物を、約23℃で相対湿度が、約70%の温室に入れる。
接種10日後に評価を実施する。この場合、0%は対照の活性に相当する有効性を意味し、一方、100%の有効性とは、攻撃が見られないことを意味する。
この試験において、実施例1、2、3および4に挙げられた本発明による物質は、90%超の量で用いられた場合、極めて高い有効性を示す。
(実施例B)
ベンチュリア(Venturia)試験(リンゴ)/保護剤
溶媒: アセトン24.5重量部
ジメチルアセトアミド24.5重量部
乳化剤:アルキル−アリール−ポリグリコールエーテル1重量部
好適な活性物質製剤を調製するために、1重量部の活性物質を、指定量の溶媒および乳化剤と混合し、その濃縮物を、水を用いて所望の濃度に希釈する。
保護有効性を試験するために、幼植物に指定された適用量で、有効成分製剤を吹き付ける。吹付けコーティングを乾燥後、この植物に、リンゴそうか病病原体ベンチユリア・イナエクアリス(Venturia inaequalis)の水性胞子懸濁液を接種し、約20℃で相対湿度が約100%のインキュベーションキャビネット内に1日置く。
次いでこの植物を、約21℃で相対湿度が、約90%の温室に入れる。
接種10日後に評価を実施する。この場合、0%は対照の活性に相当する有効性を意味し、一方、100%の有効性とは、攻撃が見られないことを意味する。
この試験において、実施例2に挙げられた本発明による物質は、90%超の量で用いられた場合、極めて高い有効性を示す。
(実施例C)
微生物に関するED50を決定するためのインビトロ試験
溶媒:メタノール
乳化剤:アルキルアリール−ポリグリコールエーテル
2mgの活性物質を、100μlのメタノールと混合し、次いでこのようにして生成した濃度を、1000mlのメタノールおよび6gの前述の乳化剤の混合物により、それぞれ所望の濃度に希釈する。
各場合において10μlの製剤を、マイクロタイタープレートの空洞にピペットにより入れる。溶媒を蒸発させたら、試験される微生物のそれぞれ所望の濃度の胞子またはミセリアにより予め混合された後、200μlのジャガイモデキストロース培地を各空洞に加える。空洞中の活性物質の生じた濃度は、
0.1 ppm
1 ppm
10 ppm
および100 ppm
である。
生じた乳化剤の濃度は、各場合において300ppmである。
次にインキュベーションするために、マイクロタイタープレートは、それぞれの微生物の十分な増殖が、未処理対照において検出できるまで、22℃で3日から5日間シェーカ上で動かす。
評価は、620nmの波長で光度測定法により実施する。種々の濃度に関する測定データを用いて、未処理対照と比較して真菌増殖の50%阻害(ED50)を得る活性物質用量を算出する。
この試験において、ボトリチス・シネレア(Botrytis cinerea)に関して実施例1および2に記載された本発明による化合物のED50値は、10ppmよりも低い活性物質の用量が得られる。

Claims (16)


  1. Figure 2007506657
    のトリアゾロピリミジン類。
    (式中、
    は、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアルケニル、置換されていてもよいアルキニル、置換されていてもよいシクロアルキル、または置換されていてもよいヘテロシクリルを表し、
    は、水素、ハロゲン、置換されていてもよいアルキルまたは置換されていてもよいシクロアルキルを表し、
    は、置換されていてもよいヘテロシクリルを表し、
    Gは、酸素またはnが0、1または2であるSOを表し、
    Xは、ハロゲン、シアノ、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアルコキシ、置換されていてもよいアルキルチオ、置換されていてもよいアルキルスルフィニルまたは置換されていてもよいアルキルスルホニルを表す。)
  2. が、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、1個から4個の炭素原子を有するアルコキシおよび/または3個から6個の炭素原子を有するシクロアルキルにより、同じか、または異なって1回から5回置換されていてもよい1個から6個の炭素原子を有するアルキルを表すか、あるいは
    が、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、1個から4個の炭素原子を有するアルコキシおよび/または3個から6個の炭素原子を有するシクロアルキルにより、同じか、または異なって1回から3回置換されていてもよい2個から6個の炭素原子を有するアルケニルを表すか、あるいは
    が、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、1個から4個の炭素原子を有するアルコキシおよび/または3個から6個の炭素原子を有するシクロアルキルにより、同じか、または異なって1回から3回置換されていてもよい3個から6個の炭素原子を有するアルキニルを表すか、あるいは
    が、ハロゲンおよび/または1個から4個の炭素原子を有するアルキルにより、同じか、または異なって1回から3回置換されていてもよい1個から6個の炭素原子を有するシクロアルキルを表すか、あるいは
    が、5つまたは6つの環員および窒素、酸素、および/または硫黄などの1個から3個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和ヘテロシクリルを表し、前記ヘテロシクリルは、ハロゲン、1個から4個の炭素原子を有するアルキル、シアノおよび/または3個から6個の炭素原子を有するシクロアルキルにより1回または2回置換されていることができ、
    が、水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、1個から4個の炭素原子を有するアルキル、1個から4個の炭素原子および1個から9個のハロゲン原子を有するハロアルキルまたは3個から6個の炭素原子を有するシクロアルキルを表し、
    が、5つまたは6つの環員の、ならびに窒素、酸素および/または硫黄などの1個から4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和ヘテロシクリルを表し、前記ヘテロシクリルは、
    フッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、アルキル、アルコキシ、各アルキル部分にそれぞれ1個から3個の炭素原子を有するヒドロキシイミノアルキルまたはアルコキシイミノアルキル、
    それぞれ1個から33個の炭素原子および1個から7個のハロゲン原子を有するハロアルキルまたはハロアルコキシ
    により同じか、または異なって1回から4回置換されていることができ、
    Gが、酸素またはnが0、1または2であるSOを表し、
    Xが、フッ素、塩素、臭素、シアノ、1個から4個の炭素原子を有するアルキル、1個から4個の炭素原子を有するアルコキシ、1個から4個の炭素原子を有するアルキルスルフィニルまたは1個から4個の炭素原子を有するアルキルスルホニルを表す、
    請求項1に記載の式(I)のトリアゾロピリミジン類。
  3. が、式
    Figure 2007506657
    の残基を表し、
    ここで#は結合点を示し、
    が、水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、メチル、エチル、イソプロピル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、トリフルオロメチル、1−トリフルオロメチル−2,2,2−トリフルオロエチルまたはヘプタフルオロイソプロピルを表し、
    が、2位または4位に結合し、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、メチル、エチル、メトキシ、メチルチオ、ヒドロキシイミノメチル、ヒドロキシイミノエチル、メトキシイミノメチル、メトキシイミノエチルおよび/またはトリフルオロメチルにより同じか、または異なって1回から4回置換されていてもよいピリジルを表すか、あるいは
    が、2位または4位に結合し、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、メチル、エチル、メトキシ、メチルチオ、ヒドロキシイミノメチル、ヒドロキシイミノエチル、メトキシイミノメチル、メトキシイミノエチルおよび/またはトリフルオロメチルにより同じか、または異なって1回から3回置換されていてもよいピリミジルを表すか、あるいは
    が、2位または3位に結合し、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、メチル、エチル、メトキシ、メチルチオ、ヒドロキシイミノメチル、ヒドロキシイミノエチル、メトキシイミノメチル、メトキシイミノエチルおよび/またはトリフルオロメチルにより同じか、または異なって1回から3回置換されていてもよいチエニルを表すか、あるいは
    が、2位、4位または5位に結合し、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、メチル、エチル、メトキシ、メチルチオ、ヒドロキシイミノメチル、ヒドロキシイミノエチル、メトキシイミノメチル、メトキシイミノエチルおよび/またはトリフルオロメチルにより同じか、または異なって1回または2回置換されていてもよいチアゾリルを表し、
    Gが、酸素または硫黄を表し、
    Xが、フッ素、塩素、臭素、シアノ、メチル、メトキシまたはメチルチオを表す、
    請求項1または請求項2に記載の式(I)のトリアゾロピリミジン類。
  4. (a)式
    Figure 2007506657
    (RおよびRは、請求項1に記載されている意味を有し、
    は、ハロゲンを表し、
    は、ハロゲンを表す。)
    のジハロゲントリアゾロピリミジン類を、

    −G−H (III)
    (RおよびGは、請求項1に明記されている意味を有する。
    の化合物と、場合によっては希釈剤の存在下、場合によっては酸受容体の存在下、および場合によっては触媒の存在下で反応させ、
    場合によっては式
    Figure 2007506657
    (R、R、R、GおよびXが、上記に明記されている意味を有する。)
    のこのように得られたトリアゾロピリミジン類を、場合によっては触媒の存在下で、
    α)式
    −Me (IV)
    (Rは、置換されていてもよいアルコキシ、置換されていてもよいアルキルチオ、置換されていてもよいアルキルスルフィニルまたは置換されていてもよいアルキルスルホニルまたはシアノを表し、
    Meは、ナトリウムまたはカリウムを表す。)
    の化合物と、または希釈剤の存在下で、または
    β)式
    −MgHal (V)
    (Rは、置換されていてもよいアルキルを表し、
    Halは、塩素または臭素を表す。)
    のグリニャール化合物と、反応させること
    を特徴とする請求項1から3の一項または複数項に記載の式(I)のトリアゾロピリミジン類を製造する方法。
  5. 増量剤および/または界面活性剤に加えて請求項1から3の一項または複数項に記載の式(I)の少なくとも1種のトリアゾロピリミジンを含有することを特徴とする、望ましくない微生物と戦うための手段。
  6. 望ましくない微生物と戦うための請求項1から3の一項または複数項に記載の式(I)のトリアゾロピリミジン類の使用。
  7. 請求項1から3の一項または複数項に記載の式(I)のトリアゾロピリミジン類を、望ましくない微生物および/またはそれらの生息地に適用することを特徴とする、望ましくない微生物と戦う方法。
  8. 請求項1から3の一項または複数項に記載の式(I)のトリアゾロピリミジン類を、増量剤および/または界面活性剤と混合することを特徴とする、望ましくない微生物と戦うための手段を製造する方法。

  9. Figure 2007506657
    (式中、
    は、水素、ハロゲン、置換されていてもよいアルキルまたは置換されていてもよいシクロアルキルを表し、
    は、置換されていてもよいヘテロシクリルを表し、
    は、ハロゲンを表し、
    は、ハロゲンを表す。)
    のジハロゲントリアゾロピリミジン類。
  10. (b)式
    Figure 2007506657
    (RおよびRは、請求項9に記載されている意味を有する。)
    のジヒドロキシトリアゾロピリミジン類を、
    場合によっては希釈剤の存在下でハロゲン化剤と反応させることを特徴とする請求項9に記載の式(II)のジハロゲントリアゾロピリミド類を製造する方法。

  11. Figure 2007506657
    (式中、
    は、水素、ハロゲン、置換されていてもよいアルキルまたは置換されていてもよいシクロアルキルを表し、
    は、置換されていてもよいヘテロシクリルを表す。)
    のジヒドロキシトリアゾロピリミジン類。
  12. (c)式
    Figure 2007506657
    (Rは、請求項11に明記されている意味を有し、
    は、1個から4個の炭素原子を有するアルキルを表す。)
    のヘテロシクリルマロン酸エステル類を、

    Figure 2007506657
    (Rは、請求項11に記載されている意味を有する。)
    のアミノトリアゾール類と、場合によっては希釈剤の存在下、場合によっては酸結合剤の存在下で反応させること
    を特徴とする請求項11に記載の式(VI)のジヒドロキシ−トリアゾロ−ピリミジン類を調製する方法。

  13. Figure 2007506657
    (式中、
    は、1個から4個の炭素原子を有するアルキルを表し、
    は、ハロゲンまたはハロゲンアルキルを表す。)
    のピリジルマロン酸エステル類
  14. (d)式
    Figure 2007506657
    (Rは、請求項13に明記されている意味を有し、
    は、ハロゲンを表す。)
    のハロゲン化ピリジン類を、

    Figure 2007506657
    (Rは、請求項13に明記されている意味を有する。)
    のマロン酸エステル類と、場合によっては希釈剤の存在下、場合によっては銅塩の存在下、場合によっては酸受容体の存在下で反応させる
    ことを特徴とする請求項13に記載の式(VII−a)のピリジルマロン酸エステル類を調製する方法。

  15. Figure 2007506657
    (式中、
    は、1個から4個の炭素原子を有するアルキルを表し、
    は、ハロゲンまたはハロアルキルを表し、
    およびR10は互いに独立して、水素、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチルまたはメトキシを表す。)
    のピリジルマロン酸エステル類。
  16. (e)式
    Figure 2007506657
    (R、RおよびR10は、請求項15に明記されている意味を有し、
    は、ハロゲンを表す。)
    のハロゲン化ピリミジン類を、

    Figure 2007506657
    (Rは、請求項15に明記されている意味を有する。)
    のマロン酸エステル類と、場合によっては希釈剤の存在下、場合によっては銅塩の存在下、場合によっては酸受容体の存在下で反応させる
    ことを特徴とする、請求項15に記載の式(VII−b)のピリミジルマロン酸エステル類を調製する方法。
JP2006515917A 2003-06-24 2004-06-14 殺真菌性トリアゾロピリミジン類 Pending JP2007506657A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE10328173A DE10328173A1 (de) 2003-06-24 2003-06-24 Triazolopyrimidine
PCT/EP2004/006369 WO2004113341A2 (de) 2003-06-24 2004-06-14 Fungizide triazolopyrimidine

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007506657A true JP2007506657A (ja) 2007-03-22
JP2007506657A5 JP2007506657A5 (ja) 2007-08-02

Family

ID=33520827

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006515917A Pending JP2007506657A (ja) 2003-06-24 2004-06-14 殺真菌性トリアゾロピリミジン類

Country Status (10)

Country Link
US (1) US20060281767A1 (ja)
EP (1) EP1638974A2 (ja)
JP (1) JP2007506657A (ja)
KR (1) KR20060024432A (ja)
CN (1) CN1809571A (ja)
BR (1) BRPI0411972A (ja)
CO (1) CO5650198A2 (ja)
DE (1) DE10328173A1 (ja)
MX (1) MXPA05013743A (ja)
WO (1) WO2004113341A2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008092836A2 (en) * 2007-01-30 2008-08-07 Basf Se Method for improving plant health
CN115605482B (zh) * 2020-06-01 2024-01-05 优迈特株式会社 含氟稠环嘧啶化合物及其制造方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH072861A (ja) * 1993-03-04 1995-01-06 Shell Internatl Res Maatschappij Bv トリアゾロピリミジン誘導体
WO2002002563A2 (en) * 2000-06-30 2002-01-10 Wyeth Substituted-triazolopyrimidines as anticancer agents
WO2002050077A2 (de) * 2000-12-18 2002-06-27 Bayer Cropscience Ag Triazolopyrimidine
WO2003039259A1 (en) * 2001-11-08 2003-05-15 Syngenta Limited Fungicides
WO2004011467A1 (ja) * 2002-07-29 2004-02-05 Hokko Chemical Industry Co., Ltd. トリアゾロピリミジン誘導体および農園芸用殺菌剤

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IL108747A (en) * 1993-03-04 1999-03-12 Shell Int Research Mushroom-killing preparations containing a history of 6 metamorphoses of 5 - 7 Dihalo - 1, 2 - 4 Triazlo [A-1,5] Pyrimidine Certain such new compounds and their preparation
US6277857B1 (en) * 1998-09-25 2001-08-21 American Cyanamid Company Fungicidal 7-oxy-and 7-thio-substituted-triazolopyrimidines
US6737085B2 (en) * 2000-11-01 2004-05-18 Tokiwa Phytochemical Co., Ltd. Apocynum venetum extract for use as antidepressant
DE10121162A1 (de) * 2001-04-30 2002-10-31 Bayer Ag Triazolopyrimidine
US6576411B1 (en) * 2001-11-21 2003-06-10 Eastman Kodak Company Method of passivating a silver donor with a dye and photothermographic systems made thereby

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH072861A (ja) * 1993-03-04 1995-01-06 Shell Internatl Res Maatschappij Bv トリアゾロピリミジン誘導体
WO2002002563A2 (en) * 2000-06-30 2002-01-10 Wyeth Substituted-triazolopyrimidines as anticancer agents
WO2002050077A2 (de) * 2000-12-18 2002-06-27 Bayer Cropscience Ag Triazolopyrimidine
WO2003039259A1 (en) * 2001-11-08 2003-05-15 Syngenta Limited Fungicides
WO2004011467A1 (ja) * 2002-07-29 2004-02-05 Hokko Chemical Industry Co., Ltd. トリアゾロピリミジン誘導体および農園芸用殺菌剤

Also Published As

Publication number Publication date
WO2004113341A2 (de) 2004-12-29
KR20060024432A (ko) 2006-03-16
US20060281767A1 (en) 2006-12-14
EP1638974A2 (de) 2006-03-29
WO2004113341A3 (de) 2005-05-12
BRPI0411972A (pt) 2006-08-29
DE10328173A1 (de) 2005-01-13
CN1809571A (zh) 2006-07-26
CO5650198A2 (es) 2006-06-30
MXPA05013743A (es) 2006-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4611636B2 (ja) ジ置換ピラゾリルカルボキサニリド
ZA200503278B (en) Thiazol-(bi)cycloalkyl-carboxanilides
JP2011144176A (ja) シリル化カルボキサミド
US20070275985A1 (en) Triazolopyrimidines
JP2011006432A (ja) メチルチオフェンカルボキサニリド
JP2007506665A (ja) ピラゾロピリミジン
JP4426308B2 (ja) ビフェニルベンズアミド誘導体に基づく殺菌剤
JP2007506659A (ja) トリアゾロピリミジン類
JP4778903B2 (ja) N−置換ピラゾリルカルボキシアニリド
JP4722829B2 (ja) オキサチンカルボキサミド
US20060178513A1 (en) Pyridinylanilides
DE10357567A1 (de) Pyrazolopyrimidine
DE10357568A1 (de) Pyrazolopyrimidine
JP2007506657A (ja) 殺真菌性トリアゾロピリミジン類
JP2007506656A (ja) トリアゾロピリミジン類
DE102004007076A1 (de) Imidazolopyrimidine
DE10360370A1 (de) Triazolopyrimidine
DE10357565A1 (de) Pyrazolopyrimidine
DE10357566A1 (de) Pyrazolopyrimidine

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070613

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070613

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100928

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110405