JP2007505528A - 移動通信端末及びその無線通信モジュール - Google Patents

Abstract

本発明は、無線通信モジュールとホストを含み、前記無線通信モジュールは第一インターフェイス連接器と一つのモジュール外殻をさらに含み、前記ホストは無線通信モジュールを挿し込む位置を予め保留し、この位置には無線通信モジュールの第一インターフェイス連接器に対応する第二インターフェイス連接器をさらに含み、前記無線通信モジュールは第一インターフェイス連接器と第二インターフェイス連接器とを通じてホストと連接することを特徴とする移動通信端末を提供する。また、本発明は、SIMカードユニットを集積した無線通信モジュールを提供する。本発明によると、開発と応用に消費するコストを減少することができるとともに、移動通信端末の開発周期を短縮することができ、無線通信モジュールのインターフェイスを簡単化して、使用者が便利に使用することができる。

Description

本発明は移動通信端末及びその無線通信モジュールに関する。

現在、移動通信技術の快速な発展につれて、移動通信端末の発展にも大きな発展領域が見られる。移動通信端末の実現方案は目下おもに以下の二つの方式がある。

初めの方式はベースバンド(base band)と無線周波(radio frequency) 回路のチップセット(chipset)を統一する方式であるが、この方式によると標準的な単一又は二重回路板構造を、キーボード、LCD、SIMカードなどを含む外部回路と統一する。携帯電話が一般的にこのような方式を採用するが、この方式は以下のような欠点がある。即ち、無線周波とべースバンド回路の設計が複雑で、全面的で緻密な移動通信機能テストが要求されず、研究開発と生産コストも多く増加し、研究開発周期も長くなって、製品の迅速な市場進出に不利であった。

第二番目の方式は無線通信回路をモジュール化して無線通信モジュールを設計し、前記モジュールをホスト(HOST)に溶接し、安定で成熟した無線通信モジュールを利用して無線周波の発送と受信、べースバンドのコーディングとデコーディング、及びプロトコールスタックの運行を行っており、キーボード、LCD、SIMカードなどを含んでいる外部回路はホストを通じて制御機能を実現する。現在、このような方式を携帯電話に応用する場合が比較的少ないが、一般的にはPDA、ノートブックコンピュータなど個人情報製品に応用されて無線通信機能を実現する。例えばPDAに対しては、無線通信モジュールは一般的にホストのメインボードに連接される。また無線通信モジュールとホストを単一プリント板に直接に設計することもできるが、このような場合、無線通信モジュールとホストはインターフェイス回路を通じて連接し、このような無線通信モジュールは全部ホスト内部に設置され、プラグ&プレー方式の挿し込み抜き出し方式をサポートせず、それぞれの製造者のインターフェイスは標準化していない。そのハードウェア構造は図１にて表示したようであるが、図１は従来技術によるPDAの無線通信機能を実現するハードウェア構造図である。図の中で、無線通信モジュール100は無線通信モジュール100と無線周波処理ユニット103とべースバンド処理及び電源管理ユニット104と記憶装置105 などを含み、べースバンド処理及び電源管理ユニット104は無線周波処理ユニット103と記憶装置105と連接し、無線周波の発送と受信、べースバンドのコーディングとデコーディング、及びプロトコールスタックの運行をしており、無線周波処理ユニット103とべースバンド処理及び電源管理ユニット104は自体のインターフェイス回路101を通じてホスト110のインターフェイス回路111に連接される。ホスト110はおもに無線通信モジュール100とホスト110 ほかの部分に電気を提供する電池及び電源管理ユニット112、インターフェイス通信を制御してLCD表示とキーボード制御と電気蓄積及び放出などの基本的な機能を実現するマイクロ制御器(MCU)113、マンマシンインターフェイスを表示するとともに使用者とPDA間の情報交流と制御活動を実現する液晶表示画面(LCD)114、オーディオを出入力するスピーカとマイクロ
ホン(SPK&MIC)115、キーボード116、SIMカード117、ホストのプログラムとベル音とメッセージ及び電話番号簿などを記憶する記憶装置118、無線周波アンテナ120を連接する無線周波アンテナプラグ121 などの部分を含む。その中で、インターフェイス回路101、111間にて伝送される信号は電源信号、制御信号、SIMカード信号、データ及び命令信号と可聴周波信号とを含み、データ及び命令信号は標準的なシリアル通信インターフェイスを通じて実現することができる。

PDAにて無線通信機能を実現するソフトウェアの構造に関しては図２を参考することができる。図２は従来技術によるPDAで無線通信機能を実現するソフトウェア構造の説明図である。無線通信モジュール200はインターフェイスドライバプログラム201、CSDプロトコール202、AT命令解釈器203、PPPプロトコール204、IP リレー205、GSM/GPRSプロトコールスタック206、物理層207 などのソフトウェアモジュールで構成される。このようなソフトウェアは、無線通信モジュール200中の記憶装置105に記憶され、無線通信モジュール200 中のべースバンド処理及び電源管理ユニット104を通じて処理を行う。

ホスト210は、無線通信モジュールとお互いに対応して、AT命令/データ処理プログラム211、IP応用プログラム212、TCP/IPプロトコール213、PPPプロトコール214、インターフェイスドライバプログラム215などのソフトウェアモジュールで構成される。このようなソフトウェアはホスト210中の記憶装置118に記憶され、ホスト210中のMCU・113を通じて処理を行う。

その中で、無線通信モジュール200中のインターフェイスドライバプログラム201とホスト210 中のインターフェイスドライバプログラム215は同じ種類のPDAにてお互いに対応する。異なる種類のPDAは異なるインターフェイスを使用することができるから異なる種類のPDAのインターフェイスドライバプログラムも異なることができ、一般的にはシリアル通信インターフェイスを使用する。

前記ソフトウェア構造に基づいた基本的な動作ステップは以下のようである。命令を伝送する場合、ホスト側にて応用プログラムがネットワークとの対話を要求されると、まずAT命令処理プログラムを通じて、対応するメッセージをAT命令でパッケージし、そのあとインターフェイスドライバプログラムを通じて発送を行う。無線通信モジュール側においては、モジュールがインターフェイスドライバを通じてAT命令を受け取ったあとAT命令解釈層を通じて実際的なプロトコールメッセージに転換してプロトコールスタックに発送する。

データを伝送する場合、データの流れはAT解釈層の処理を経由しなくて、インターフェイスドライバを通じてホスト側と無線通信モジュール側との間で直接に透過的な伝送を行う。使用者はCSD又はGPRSを選択してデータ伝送を行う。

(1)もしCSDを選択して外部でデータ伝送を行うと、ホスト側のAT命令/データ処理プログラムはシリアルポート(serial port)を通じて、通信リンクを確立することを要求するAT命令を発送する。無線モジュール側のAT命令解釈器はシリアルポートからAT命令を受信したあと、対応する処理を行い、またCSDプロトコールとGSM/GPRSプロトコールを制御してデータ通信リンクの連接を行う。連接が確立されると、無線モジュール側のAT命令解釈器はまたネットワーク情報をホスト側のAT命令/データ処理プログラムに反送して、AT命令/データ処理プログラムがデータ伝送を行うことができる。

(2)もしGPRSを選択して外部にデータ伝送を行うと、同じように、ホスト側のAT命令/データ処理プログラム、無線モジュール側のAT命令解釈器、GSM/GPRSプロトコールがリンクの連接の責任を負う。連接が成功したあと、データ伝送を行うことができる。データの伝送をホストのIP応用プログラム、TCP/IPプロトコール、無線モジュールのPPPプロトコール、IPリレーを通じて完遂することができる。

このような設計方法の最大の長所は、ただホスト部分の設計を変更することで移動通信端末の中の無線周波(RF)と主要なべースバンド回路の重複設計を避けることができるので、研究開発周期を短縮し、製造者が快速に新たな製品を市場に進出させることができる。しかし、現在、異なる製造者の無線通信モジュールのインターフェイスは標準化が足りなくてソフトウェアとハードウェアを設計するときいろいろな方面から制約を受ける。

携帯電話を例にあげると、携帯電話の機能はますます多くなり、性能も高めている。たとえば、ますます真実に近づく音楽、カラースクリーン、いっそうきれいな設計、マルチメディアの応用などがある。これらは、携帯電話使用者が携帯電話を取り替える最大の動力になる。しかし、前記二つの方式による携帯電話は一つの同一の欠点が現れた。即ち、無線通信回路又は無線通信モジュールが全部プリント板に溶接固定されるから、使用者が外形又は付加機能のために新たな携帯電話を取り替える場合、必ず携帯電話全体を捨てなければならないので、携帯電話内の重複使用が可能である無線通信モジュールも捨てるようになり、多くの浪費を引き起こす。
ほかの移動端末に関しも、無線通信モジュールのインターフェイスは標準化が足りなくて、それぞれの移動端末は全部無線通信モジュールを設置しなげればならないから、多くの浪費を引き起こす場面は以上と同様である。

上記の問題に着目した本発明の主要な目的は、開発と応用にて浪費を減少し、移動通信端末の開発周期を短縮することができる移動通信端末を提供することである。
本発明のもう一つの目的は、無線通信モジュールのインターフェイスを簡単化及び標準化して、使用者が便利に使えるようにした無線通信モジュールを提供することである。

前記目的の第一方面を実現するため、本発明にては、無線通信モジュールとホストを含み、その中で、前記無線通信モジュールは少なくとも無線周波処理ユニットとべースバンド処理及び電源管理ユニットと記憶装置とを含み、前記ホストは少なくともマイクロ制御器ユニットと電池及び電源管理ユニットと可聴周波出入力ユニットとLCD表示ユニットとキーボードとを含む移動通信端末において、前記無線通信モジュールは第一インターフェイス連接器とモジュール外殻とをさらに含み、前記無線通信モジュールはモジュール外殻内にパッケージされ、第一インターフェイス連接器の外部との連接部分はモジュール外殻から露出され、前記第一インターフェイス連接器は無線通信モジュール内部の無線周波処理ユニットとべースバンド処理及び電源管理ユニットとに連接されており、前記ホストは無線通信モジュールを挿し込む位置を予め保留し、この位置には無線通信モジュールの第一インターフェイス連接器に対応する第二インターフェイス連接器をさらに含み、第二インターフェイス連接器の外部との連接部分は携帯電話ホストから露出され、前記第二インターフェイス連接器はホスト内部のマイクロ制御器ユニットと可聴周波出入力ユニットと電池及び電源管理ユニットとにそれぞれ連接しており、前記無線通信モジュールは第一インターフェイス連接器と第二インターフェイス連接器を通じてホストと連接することを特徴とする移動通信端末を提供するを提供する。

その中で、前記第一インターフェイス連接器は、命令とデータ、制御信号、可聴周波信号及び電源信号を伝送する第一電源及び信号連接器と、無線周波信号を伝送する第一無線周波連接器を含んでおり、それらはそれぞれ無線通信モジュールの両端に位置しており、前記第二インターフェイス連接器は、第一電源及び信号連接器と第一無線周波連接器インターフェイスとにそれぞれ対応する第二電源及び信号連接器と第二無線周波連接器とを含んでおり、それらはそれぞれ前記ホストに予め保留した位置中の第一電源及び信号連接器と第一無線周波連接器とに対応する両端に位置することを特徴とする移動通信端末を提供することができることができる。
前記第一電源及び信号連接器と第二電源及び信号連接器はそれぞれ板対板(board-to-board)連接器プラグと板対板連接器ソケットであることを特徴とする移動通信端末を提供することができる。
前記板対板連接器プラグと板対板連接器ソケットはそれぞれゴールドピン(gold-pin)プラグとゴールドピンソケットであり、無線通信モジュールをホストに挿し込みする場合、圧接方式を通じて連接することを特徴とする移動通信端末を提供することができる。
前記第二電源及び信号連接器は、無線通信モジュールをホストに挿し込みするとき無線通信モジュールをロッキングするスナップクローズ(snap close)をさらに含んでいることを特徴とする移動通信端末を提供することができる。
前記第一無線周波連接器は無線周波ソケットであり、第二無線周波連接器は無線周波プラグであり、前記無線周波プラグは直接に前記無線周波ソケットに挿し込み接続するか又は圧接方式で無線周波ソケットに連接するか又は無線周波ケーブルを通じて無線周波ソケットに連接することを特徴とする移動通信端末を提供することができる。
前記無線周波ソケットと無線通信モジュール中の無線周波処理ユニットが連接し、前記無線周波プラグとホスト中にもとに設置されていた無線周波アンテナが連接することを特徴とする移動通信端末を提供することができる。
前記の無線通信モジュールは外部設置無線周波アンテナをさらに含み、前記外部設置無線周波アンテナは一つの無線周波プラグと連接しており、前記無線周波ソケットと無線通信モジュール中の無線周波処理ユニットが連接し、前記外部設置無線周波アンテナはそれに連接された無線周波プラグを通じて前記無線周波ソケットと連接することを特徴とする移動通信端末を提供することができる。
前記第一電源及び信号連接器と第二電源及び信号連接器とは、命令とデータの伝送に使用される標準RS232シリアル通信インターフェイスを含んでいることを特徴とする移動通信端末を提供することができる。
前記無線通信モジュールは、べースバンド処理及び電源管理ユニットに連接されるSIMカードユニットをさらに含んでいることを特徴とする移動通信端末を提供することができる。
前記モジュール外殻はシールド外殻であることを特徴とする移動通信端末を提供することができる。

前記目的の第二方面を実現するため、本発明にては、少なくとも無線周波処理ユニットとべースバンド処理及び電源管理ユニットと記憶装置とを含む無線通信モジュールにおいて、前記無線通信モジュールはSIMカードユニットと第一インターフェイス連接器とをさらに含み、前記SIMカードユニットはべースバンド処理及び電源管理ユニットに連接しており、前記第一インターフェイス連接器は無線通信モジュール内部の無線周波処理ユニットとべースバンド処理及び電源管理ユニットとに連接することを特徴とする無線通信モジュールを提供する。

その中で、前記第一インターフェイス連接器は、第一電源及び信号連接器と無線周波信号とを伝送する第一無線周波連接器を含んでおり、それらはそれぞれ無線通信モジュールの両端に位置することを特徴とする無線通信モジュールを提供することができる。
前記第一電源及び信号連接器は少なくとも電源インターフェイスとシステム制御インターフェイスとシリアル通信インターフェイスと可聴周波インターフェイスを含んでいることを特徴とする無線通信モジュールを提供することができる。
前記第一無線周波連接器は無線周波ソケットであることを特徴とする無線通信モジュールを提供することができる。
前記無線通信モジュールは外部設置無線周波アンテナをさらに含み、前記外部設置無線周波アンテナは一つの無線周波プラグに連接しており、前記無線周波ソケットと無線通信モジュール中の無線周波処理ユニットとが連接し、前記外部設置無線周波アンテナはそれに連接された無線周波プラグを通じて前記無線周波ソケットと連接することを特徴とする無線通信モジュールを提供することができる。
前記無線周波プラグは直接に前記無線周波ソケットに挿し込み接続するか又は圧接方式で無線周波ソケットに連接するか又は無線周波ケーブルを通じて無線周波ソケットに連接することを特徴とする無線通信モジュールを提供することができる。
前記無線通信モジュールは一つのモジュール外殻をさらに含み、前記無線通信モジュールはモジュール外殻内にパッケージされ、第一インターフェイス連接器の外部との連接部分はモジュール外殻から露出されることを特徴とする無線通信モジュールを提供することができる。
前記モジュール外殻はシールド外殻であることを特徴とする無線通信モジュールを提供することができる。

上記の本発明の技術方案から分かるように、本発明のこのような移動通信端末は無線通信モジュールを独立させたので、移動通信端末の無線通信機能を選択することができ、開発と応用において浪費を減少し、移動通信端末の開発周期を短縮した。無線通信モジュールは、SIMカードユニットを無線通信モジュールに集積したので、ホスト側にてSIMカードユニットを考える必要がなくなるとともに、無線通信モジュールとホストの間で単独的にSIMカード信号を伝送する必要がなくなり、無線通信モジュールインターフェイスを簡単化して、使用者が便利に使用することができる。

本発明の目的、技術方案及び効果をもっと明らかにするため、以下にて実施形態と図面とに基づいて本発明を詳しく説明する。
本発明の移動通信端末は図２にて表示したソフトウェア構造を応用した。その中で、無線通信モジュールはインターフェイス連接器を含み、無線通信モジュールは一つのモジュール外殻内にパッケージされ、移動通信端末のホスト中には無線通信モジュールを挿し込む位置を予め保留し、この位置には、無線通信モジュールが含んだインターフェイス連接器に対応するインターフェイス連接器をさらに含み、無線通信モジュールを独立させ、移動通信端末の無線通信機能を選択することができる。
本発明の無線通信モジュールはSIMカードユニットを含み、無線通信モジュールのインターフェイスを簡単化して、使用者の使用が簡単になる。

図３は本発明の移動端末の第一の好ましい実施形態によるハードウェア構造の説明図である。本実施形態の移動端末は携帯電話であるが、その中の無線通信モジュールは本発明の無線通信モジュールを使用しており、ホストと無線通信モジュールとは図２のソフトウェア構造を応用した。

その中で、無線通信モジュール300は無線周波連接ソケット302、無線周波処理ユニット303、べースバンド処理及び電源管理ユニット304、記憶装置306、SIMカード及びSIMカードソケットを含んだSIMカードユニット305、電源及び信号連接器301を含む。無線周波連接ソケット302と無線周波処理ユニット303とが連接し、電源及び信号連接器301と無線周波処理ユニット303とが連接して携帯電話ホスト板310が提供する電源を受け取る。電源及び信号連接器301は同時にべースバンド処理及び電源管理ユニット304に連接し、携帯電話ホスト板310が発送する電気連接及び遮断信号、無線通信モジュール300をリセット(reset)するリセット信号、無線通信モジュール300と携帯電話ホスト板310の間にてお互いに伝送する覚醒(wake-up) 信号、命令とデータ信号、可聴周波信号を受け取る。SIMカードユニット305とべースバンド処理及び電源管理ユニット304がお互いに連接される。

携帯電話ホストはマイクロ制御器ユニット313と電池及び電源管理ユニット312と可聴周波出入力ユニット316とLCD表示ユニット315とキーボード314と電源及び信号連接器311と無線周波連接プラグ317及びアンテナ318とを含む。無線周波連接プラグ317 とアンテナ318は直接に連接し、電源及び信号連接器311は携帯電話ホスト内部のマイクロ制御器ユニット313と可聴周波出入力ユニット316と電池及び電源管理ユニット312にそれぞれ連接される。
前記無線通信モジュール300は電源及び信号連接器301と電源及び信号連接器311、無線周波連接ソケット302と無線周波連接プラグ317を通じて携帯電話ホスト板310に連接されるが、電源及び信号連接器301、311はそれぞれ板対板(board-to-board)のインターフェイス連接器ソケットと板対板のインターフェイス連接器プラグである。
その中で、電源及び信号連接器301と電源及び信号連接器311、無線周波連接ソケット302と無線周波連接プラグ317は、それぞれ一対をなすインターフェイス連接器であり、この二対の連接器は一対のインターフェイス連接器で合併することもできるが、無線周波がオーディオに影響を与えるおそれがあるから、本発明にてはそれらを分離した。

図４は図３にて表示した実施形態の無線通信モジュールとホスト間の連接を表示した構造説明図である。図４にて、1は携帯電話ホストプリント回路板(PCB)を表示し、2は無線周波連接器を表示しており、3は電源及び信号連接器を表示し、4は無線通信モジュールPCB板を表示する。図４にて示したように、本実施形態にて無線通信モジュールPCB板4は電源及び信号連接器3.1と無線周波連接器2.1を含んでおり、それらはそれぞれ無線通信モジュールPCB板4の両端に位置する。もちろんそれらの左右又は上下の両端に設置することもできるが、一定な距離を保証して無線周波回路が可聴周波信号に対する影響を避けることができればよい。
携帯電話ホストPCB板1は電源及び信号連接器3.2と無線周波連接器2.2を含んでおり、それぞれは携帯電話ホストにて予め保留した位置中の電源及び信号連接器3.1と無線周波連接器2.1に対応する両端に設置され、外部で連接する部分は携帯電話ホストから外部に露出される。
図４にて示したように、電源及び信号連接器3.2には一つのロッキング部品3.3を含み、無線通信モジュールをロッキングすることができるから、これと電源及び信号連接器3.1が連接する場合、外力がなくても圧接連接を実現することができる。
本実施形態にて、無線通信モジュール300は一つのシールドケースモジュール外殻を含んでおり、この無線通信モジュールはモジュール外殻内にパッケージし、電源及び信号連接器3.1と無線周波連接器2.1との外部と連接する部分はモジュール外殻から露出する。
前記電源及び信号連接器3.1と電源及び信号連接器3.2はそれぞれゴールドピン(gold-pin)プラグとゴールドピンソケットであり、無線通信モジュールを携帯電話ホストに挿し込みするとき圧接方式で連接される。

前記の無線周波連接器2.1は無線周波ソケットであり、無線周波連接器2.2は無線周波プラグであり、無線周波連接器2.2は直接に無線周波ソケット2.1に挿し込んで接続するか又は圧接方式で無線周波ソケット2.1に連接するか又は無線周波ケーブルを通じて無線周波ソケット2.1に連接される。
無線周波ソケット2.1は無線通信モジュール中の無線周波処理ユニットに連接し、無線通信モジュールを携帯電話ホストに挿し込みするとき無線周波プラグ2.2を通じて携帯電話ホストのアンテナに連接される。
本実施形態にて電源及び信号連接器3.1と電源及び信号連接器3.2は電源インターフェイス、システム制御インターフェイス、シリアル通信インターフェイス及び可聴周波インターフェイスを含んでおり、具体的には以下の［表１］を参考とすることができる。

その中で、携帯電話ホスト中の電池電源管理ユニットは電源インターフェイスを通じて無線通信モジュールに電気を供給する。システム制御インターフェイスは携帯電話ホストの電気連接又は遮断信号、無線通信モジュールをリセットするリセット信号、無線通信モジュールと携帯電話ホスト間のお互いの覚醒信号などの制御信号を受信する。シリアル通信インターフェイスは標準RS232シリアル通信インターフェイスであることができて、無線通信モジュールと携帯電話ホスト間にてAT Command命令とデータ信号を送受信し、システム設置と可聴周波連接などの機能を完成する。可聴周波インターフェイスは、携帯電話ホスト中の可聴周波出入力ユニットと無線通信モジュール中のべースバンド処理及び電源管理ユニットとの間で、可聴周波信号伝送を行う。

図５は本発明の移動端末の第二の好ましい実施形態によるハードウェア構造の説明図である。本実施形態の移動端末はPDA又はスマートホン(Smartphone)であることもあるが、本実施形態のホストと無線通信モジュールは図２に示したようなソフトウェア構造を応用し、無線通信モジュールは図３の実施形態の無線通信モジュールと同じである。

図６は本発明の移動端末の第三の好ましい実施形態によるハードウェア構造の説明図である。本実施形態の移動端末はノートブックコンピュータ/PCであることができる。本実施形態のホストと無線通信モジュールは図２のようなソフトウェア構造を応用するが、このようなソフトウェア構造に基づいて無線通信ソフトウェア機能モジュールをノートブックコンピュータ/PCのオペレーティングシステム(OS)に設置して、OSがモジュールに対する識別、ドライブ及び制御などの機能を実現する。
ノートブックコンピュータ/PCには一般的に標準的なインターフェイスだけしかないから、ほかの標準的でないハードウェア機能モジュールを増加するとき、まず非標準的インターフェイスを標準インターフェイスに転換したあとで、接続を実現することができる。それで本実施形態には、専用的なインターフェイス転換器又はインターフェイス転換線を使用した。無線通信モジュールはインターフェイス転換器を通じてノートブックコンピュータ/PCのPCMCIAカードに連接し、インターフェイス転換器が信号レベルと動作電圧などを転換する。
図６で示したように、本実施形態にては無線周波アンテナを無線モジュールに設置した。ノートブックコンピュータ/PCには一般的に無線周波アンテナが設置されていないので、アンテナを無線周波アンテナプラグ/ソケットを通じてモジュールに設置するべきである。そして無線周波アンテナプラグとソケットの間に無線周波ケーブルを設置するかどうかは、アンテナとアンテナソケットとの間の距離に基づいて決めることができる。

図７は本発明の移動端末の第四の好ましい実施形態によるハードウェア構造の説明図である。本実施形態の移動端末は図６のノートブックコンピュータ/PCをはじめとして、ノートブックコンピュータ/PCに板対板の連接プラグを増加して、専用的な無線通信インターフェイスとして使用する。無線通信モジュールと無線周波アンテナなどは一つの外殻内に集積されて、外部にインターフェイス転換がなくても、一つの標準的なハードウェア機能モジュールで直接にノートブックコンピュータ/PCに挿し込んで連接することができる。

上記の実施形態からわかるように、移動通信端末は無線通信モジュールを独立させて、移動通信端末の無線通信機能を選択することができ、開発と応用中の浪費を減少しており、移動通信端末の開発周期を短縮した。無線通信モジュールはSIMカードユニットを無線通信モジュールに集積して、無線通信モジュールとホストの間でSIMカード信号を伝送する必要がなくなり、無線通信モジュールインターフェイスを簡単化して使用者が便利に使用するようにする。
携帯電話使用者からみると、ただ外形のために携帯電話を取り替える場合はコンピュータ外殻のみ取り替えればいいし、もし機能と外形を取り替えようとすると、MCUが付加して応用されるホストを選択すればよい。移動通信部分のソフトウェアとハードウェアは取り替える必要がなく、無線モジュールはプラグ&プレーを実現することができる。また個人的な選択のコストも減少する。
携帯電話の開発では携帯電話の以前の設計難点−−高周波設計問題を考える必要がなくなり、携帯電話のPCBと構造設計の自由度が増加し、携帯電話の形式には大きな変化が発生することもできて、携帯電話設計の個性化に有利であり、生産と維持コストを減少する。
応用される無線通信モジュールは完全な意味でのプラグ&プレーを実現することができるので、携帯電話、PDA/Smatrphone、ノートブックコンピュータ/PC などの無線通信機能を要求するいずれかの情報装置に使用することができ、応用コストも減少する。

従来技術によるPDAの無線通信機能を実現するハードウェア構造の説明図である。 従来技術によるPDAで無線通信機能を実現するソフトウェア構造の説明図である。 本発明の移動端末の第一の好ましい実施形態によるハードウェア構造の説明図である。 図３にて表示した実施形態の無線通信モジュールとホスト間の連接を表示した構造説明図である。 本発明の移動端末の第二の好ましい実施形態によるハードウェア構造の説明図である。 本発明の移動端末の第三の好ましい実施形態によるハードウェア構造の説明図である。 本発明の移動端末の第四の好ましい実施形態によるハードウェア構造の説明図である。

符号の説明

３００ 無線通信モジュール
３０１、３１１ 電源及び信号連接器
３０２ 無線周波連接ソケット
３０３ 無線周波処理ユニット
３０４ べースバンド処理及び電源管理ユニット
３０５ SIMカードユニット
３０６ 記憶装置
３１０ 携帯電話ホスト板
３１２ 電池及び電源管理ユニット
３１３ マイクロ制御器ユニット
３１４ キーボード
３１５ LCD表示ユニット
３１６ 可聴周波出入力ユニット
３１７ 無線周波連接プラグ
３１８ アンテナ

Claims (19)

1. 無線通信モジュールとホストを含み、その中で、前記無線通信モジュールは少なくとも無線周波処理ユニットとべースバンド処理及び電源管理ユニットと記憶装置とを含み、前記ホストは少なくともマイクロ制御器ユニットと電池及び電源管理ユニットと可聴周波出入力ユニットとLCD表示ユニットとキーボードとを含む移動通信端末において、
   前記無線通信モジュールは第一インターフェイス連接器とモジュール外殻とをさらに含み、前記無線通信モジュールはモジュール外殻内にパッケージされ、第一インターフェイス連接器の外部との連接部分はモジュール外殻から露出され、前記第一インターフェイス連接器は無線通信モジュール内部の無線周波処理ユニットとべースバンド処理及び電源管理ユニットとに連接されており、
   前記ホストは無線通信モジュールを挿し込む位置を予め保留し、この位置には無線通信モジュールの第一インターフェイス連接器に対応する第二インターフェイス連接器をさらに含み、第二インターフェイス連接器の外部との連接部分は携帯電話ホストから露出され、前記第二インターフェイス連接器はホスト内部のマイクロ制御器ユニットと可聴周波出入力ユニットと電池及び電源管理ユニットとにそれぞれ連接しており、
   前記無線通信モジュールは第一インターフェイス連接器と第二インターフェイス連接器を通じてホストと連接することを特徴とする移動通信端末。
2. 請求項１において、
   前記第一インターフェイス連接器は、命令とデータ、制御信号、可聴周波信号及び電源信号を伝送する第一電源及び信号連接器と、無線周波信号を伝送する第一無線周波連接器を含んでおり、それらはそれぞれ無線通信モジュールの両端に位置しており、
   前記第二インターフェイス連接器は、第一電源及び信号連接器と第一無線周波連接器インターフェイスとにそれぞれ対応する第二電源及び信号連接器と第二無線周波連接器とを含んでおり、それらはそれぞれ前記ホストに予め保留した位置中の第一電源及び信号連接器と第一無線周波連接器とに対応する両端に位置することを特徴とする移動通信端末。
3. 請求項２において、
   前記第一電源及び信号連接器と第二電源及び信号連接器はそれぞれ板対板(board-to-board)連接器プラグと板対板連接器ソケットであることを特徴とする移動通信端末。
4. 請求項３において、
   前記板対板連接器プラグと板対板連接器ソケットはそれぞれゴールドピン(gold-pin)プラグとゴールドピンソケットであり、無線通信モジュールをホストに挿し込みする場合、圧接方式を通じて連接することを特徴とする移動通信端末。
5. 請求項２において、
   前記第二電源及び信号連接器は、無線通信モジュールをホストに挿し込みするとき無線通信モジュールをロッキングするスナップクローズ(snap close)をさらに含んでいることを特徴とする移動通信端末。
6. 請求項２において、
   前記第一無線周波連接器は無線周波ソケットであり、第二無線周波連接器は無線周波プラグであり、前記無線周波プラグは直接に前記無線周波ソケットに挿し込み接続するか又は圧接方式で無線周波ソケットに連接するか又は無線周波ケーブルを通じて無線周波ソケットに連接することを特徴とする移動通信端末。
7. 請求項６において、
   前記無線周波ソケットと無線通信モジュール中の無線周波処理ユニットが連接し、前記無線周波プラグとホスト中にもとに設置されていた無線周波アンテナが連接することを特徴とする移動通信端末。
8. 請求項６において、
   前記の無線通信モジュールは外部設置無線周波アンテナをさらに含み、前記外部設置無線周波アンテナは一つの無線周波プラグと連接しており、前記無線周波ソケットと無線通信モジュール中の無線周波処理ユニットが連接し、前記外部設置無線周波アンテナはそれに連接された無線周波プラグを通じて前記無線周波ソケットと連接することを特徴とする移動通信端末。
9. 請求項２において、
   前記第一電源及び信号連接器と第二電源及び信号連接器とは、命令とデータの伝送に使用される標準RS232シリアル通信インターフェイスを含んでいることを特徴とする移動通信端末。
10. 請求項１において、
    前記無線通信モジュールは、べースバンド処理及び電源管理ユニットに連接されるSIMカードユニットをさらに含んでいることを特徴とする移動通信端末。
11. 請求項１において、
    前記モジュール外殻はシールド外殻であることを特徴とする移動通信端末。
12. 少なくとも無線周波処理ユニットとべースバンド処理及び電源管理ユニットと記憶装置とを含む無線通信モジュールにおいて、
    前記無線通信モジュールはSIMカードユニットと第一インターフェイス連接器とをさらに含み、前記SIMカードユニットはべースバンド処理及び電源管理ユニットに連接しており、前記第一インターフェイス連接器は無線通信モジュール内部の無線周波処理ユニットとべースバンド処理及び電源管理ユニットとに連接することを特徴とする無線通信モジュール。
13. 請求項１２において、
    前記第一インターフェイス連接器は、第一電源及び信号連接器と無線周波信号とを伝送する第一無線周波連接器を含んでおり、それらはそれぞれ無線通信モジュールの両端に位置することを特徴とする無線通信モジュール。
14. 請求項１３において、
    前記第一電源及び信号連接器は少なくとも電源インターフェイスとシステム制御インターフェイスとシリアル通信インターフェイスと可聴周波インターフェイスを含んでいることを特徴とする無線通信モジュール。
15. 請求項１３において、
    前記第一無線周波連接器は無線周波ソケットであることを特徴とする無線通信モジュール。
16. 請求項１５において、
    前記無線通信モジュールは外部設置無線周波アンテナをさらに含み、前記外部設置無線周波アンテナは一つの無線周波プラグに連接しており、前記無線周波ソケットと無線通信モジュール中の無線周波処理ユニットとが連接し、前記外部設置無線周波アンテナはそれに連接された無線周波プラグを通じて前記無線周波ソケットと連接することを特徴とする無線通信モジュール。
17. 請求項１６において、
    前記無線周波プラグは直接に前記無線周波ソケットに挿し込み接続するか又は圧接方式で無線周波ソケットに連接するか又は無線周波ケーブルを通じて無線周波ソケットに連接することを特徴とする無線通信モジュール。
18. 請求項１２において、
    前記無線通信モジュールは一つのモジュール外殻をさらに含み、前記無線通信モジュールはモジュール外殻内にパッケージされ、第一インターフェイス連接器の外部との連接部分はモジュール外殻から露出されることを特徴とする無線通信モジュール。
19. 請求項１８において、
    前記モジュール外殻はシールド外殻であることを特徴とする無線通信モジュール。

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