JP2007503632A - 回路モジュールをメインバスに結合するまたは回路モジュールとメインバスとの結合を解除する回路システムおよびその方法 - Google Patents

回路モジュールをメインバスに結合するまたは回路モジュールとメインバスとの結合を解除する回路システムおよびその方法 Download PDF

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Abstract

【課題】回路モジュールをメインバスに結合するまたは回路モジュールとメインバスとの結合を解除する回路システムおよびその方法を提供する。
【解決手段】回路システムは、メインバス(101)と、サブバス(107)に接続された回路モジュール(105)と、サブバス(107)とメインバス(101)との間に接続され、かつ、第1飽和状態では第1インダクタンスを有し、第2飽和状態では第2インダクタンスを有し、第1インダクタンスは第2インダクタンスより小さい可飽和磁気スイッチ(109)と、磁気スイッチ(109)をメインバス(101)にサブバス(107)を結合する第1飽和状態にする、または、磁気スイッチ(109)をメインバス(101)とサブバス(107)との結合を解除する第2飽和状態に決定する手段(111)と、を有する。
【選択図】図1

Description

発明の詳細な説明
本発明は、回路モジュールを有し、回路モジュールをメインバスに結合しまたは回路モジュールとメインバスとの結合を解除する回路システムに関する。この回路システムは特にメモリシステムであり、この回路モジュールは特にメモリモジュールであり、メインバスは特にメモリバスである。
回路モジュールからデータを読むために、または、メモリモジュールにデータを書き込むために、メモリモジュールにアクセスするメインバスが設けられている。通常、回路モジュールは、サブバスを介して、メインバスに接続されている。通常、メモリバスとサブバスとは、複数の伝送線により形成されている。従来のメモリシステムまたはメモリサブシステムの構造は、複数のメモリモジュールを用い、各々のメモリモジュールが、各メインバスによってメモリバスに接続されている。このような複数のメモリモジュールを有するメモリシステムでは、1時点で、1つのメモリモジュールまたは1つのランクのみが能動状態となる。
(例えばコンピュータメモリのデータバス用の)マルチドロップバスでは、データ速度は、例えばバスに接続されている受信部入力容量または送信部入力容量などの負荷の数が多くなると、しばしば制限を受ける。したがって、非能動状態のモジュールの寄生パラメータにより、信号が歪み、バスの全帯域幅および/または接続可能なメモリモジュールの数が制限される。この寄生パラメータには、非能動状態のモジュールの入力容量と、非能動状態のモジュールであるがゆえに終端のない伝送線スタブによって生じる反射とが含まれる。これらのスタブによりインピーダンス障害が生じ、この結果、信号形状を歪ませる反射が生じる。したがって、複数の回路モジュールを含むこのようなメモリシステムのデータバスにおけるデータ速度は、非能動状態のモジュールの寄生パラメータにより影響を受け、制限される。
従来、非能動状態の素子とデータバスとの接続を切断し、バスに接続されている素子の数を減らす様々な技術が用いられている。第1の方法は、2〜4個の独立したデータバス、すなわちドライバを用い、ドライバ毎の負荷の数を受容可能な範囲内に抑えるという方法である。しかし、この方法では、非常にコストがかかる。これゆえに、現在の設計では、例えばMOSFETトランジスタまたはダイオードなどのスイッチを用いて、バスと非能動状態の素子との接続を切断することにより、上述の問題を解決している。しかし、この方法では、スイッチの特性により生じる寄生の影響を受けてしまう。これに加えて、スイッチの切替により生じる過渡インパルスが生じて、メモリバスへ結合してしまい、さらなる信号妨害が生じる可能性がある。この問題を解決するため、過渡現象を避ける複雑な回路を設けることができる。しかし、この場合、システムが複雑になり、コストが上昇してしまう。
本発明の目的は、回路モジュールをメインバスに結合する、または、回路モジュールとメインバスとの結合を解除する効率的な着想を提供することである。
この目的は、請求項1に記載の回路システムにより、または、請求項13に記載の回路モジュールをメインバスに結合するまたは回路モジュールとメインバスとの結合を解除するための方法により達成される。
本発明は、メインバスと、サブバスに接続された回路モジュールと、サブバスとメインバスとの間に接続された可飽和磁気スイッチであり、かつ、第1飽和状態では第1インダクタンスを有し、第2飽和状態では第2インダクタンスを有し、第1インダクタンスは第2インダクタンスより小さい可飽和磁気スイッチと、磁気スイッチを、メインバスにサブバスを結合するための第1飽和状態に、または、磁気スイッチを、メインバスとサブバスとの結合を解除するための第2飽和状態に決定する手段と、を有する回路システムを提供する。
本発明は、さらに、回路モジュールをメインバスに結合し、または、回路モジュールとメインバスとの結合を解除する方法であって、サブバスに結合された回路モジュールを設ける工程であって、前記サブバスが、磁気スイッチによりメインバスに結合されており、かつ、磁気スイッチが、第1飽和状態では第1インダクタンスを有し、第2飽和状態では第2インダクタンスを有し、第1インダクタンスは第2インダクタンスより小さい、工程と、前記磁気スイッチを第1飽和状態に決定して、メインバスにサブバスを結合する、または、前記磁気スイッチを第2飽和状態に決定して、サブバスとメインバスとの結合を解除する工程とを含む方法を提供する。
本発明は、回路モジュールを、磁気スイッチを用いて、メインバスに結合することができる、または、メインバスとの結合を解除することができるという知見に基づいている。特に、強磁性体を有する磁気スイッチを流れる電流に対するインダクタンスの非線形依存性が、結合および結合の解除に利用できることが見出された。
本発明の利点は、スイッチングを行うために1つの部材のみ、例えば磁気スイッチとしてのスロットルのみを追加すればよいので、コスト面で効率的にメモリモジュールをメインバスに結合することができる、または、メモリモジュールとメインバスとの結合を解除することができることである。本発明の別の利点は、本発明の着想に基づけば、磁気スイッチを流れる電流に対するコンダクタンスの依存性を示す曲線は、常に区別可能であるので、コストを追加することなく、スイッチングの間に過渡インパルスを生じさせないという点である。
本発明のさらに別の利点は、結合および結合の解除は、実質的にスイッチを通る電流により制御されるので、追加的な回路はあまり複雑にならないという点である。
本発明のさらに別の利点は、ダイオードスイッチの場合に生じるスイッチ間でのDCの電圧降下または電圧シフトが生じないという点である。さらに、MOSFETスイッチを用いた場合に生じるような、著しい容量の追加はない。また、スイッチ状態は自己制御可能であるので、対応する素子の状態が非導通(Z)状態に変わる時に、スイッチは信号の接続を切断する。本発明のスイッチは、コネクターまたは基板に組み込むことができる。
本発明の実施形態を、以下に添付の図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る回路システムの概略図である。
図2aは、磁界強度に応じた誘導曲線を示す図である。
図2bは、磁気スイッチを流れる電流に応じた誘導曲線を示す図である。
図3aは、本発明の磁気スイッチの第1実施形態を示す図である。
図3bは、本発明の磁気スイッチの別の実施形態を示す図である。
図3cは、本発明の磁気スイッチの別の実施形態を示す図である。
図4は、本発明の回路システムの別の実施形態を示す図である。
図5は、本発明の回路システムの別の実施形態を示す図である。
図1に示す回路システムは、メインバス101を有し、このメインバスは、メインバス101とグランドとの間に接続された抵抗器103で終端されている。図1に示す回路システムは、さらに、伝送線であるサブバス107に接続された回路モジュール105を有する。サブバス107は、可飽和磁気スイッチ109により、メインバス101に結合されている。さらに、可飽和磁気スイッチを第1飽和状態または第2飽和状態に決定する手段111が、可飽和磁気スイッチ109に結合されている。
以下に図1に示す回路システムの機能を説明する。
メインバス101は、コンピュータメモリのデータバスまたはその他のバスであり、複数の周辺機器を互いに接続するために動作している。回路モジュール105をメインバス101に結合するために、可飽和磁気スイッチ109が、実質的に回路モジュール105とメインバス101との間に結合されている。より具体的に言えば、可飽和磁気スイッチ109は、サブバスとメインバス101との間に接続されている。サブバスの別の部分を、可飽和磁気スイッチ109とメインバス101との間に設けてもよい。
可飽和磁気スイッチ109は、第1飽和状態では第1インダクタンスを有し、第2飽和状態では第2インダクタンスを有する。第1インダクタンスは第2インダクタンスより小さい。可飽和磁気スイッチ109のインダクタンスが、実質的にAC(交流電流)インピーダンスを決めるので、可飽和磁気スイッチ109のインダクタンス(およびそのインピーダンス)が0に近づく時に、回路モジュール105はメインバス101に結合される。したがって、可飽和磁気スイッチ109のインダクタンスが無限に近づく時、回路モジュール105とメインバス101との結合は解除される。
しかし、実際のシステムでは、可飽和磁気スイッチ109のインダクタンスは、0に近づくこともないし、無限に近づくこともない。そこで、第1インダクタンスが第2インダクタンスより十分に小さい(例えば、10の因数で小さい)場合に、回路モジュール105はメインバス101に結合されたものと考える。逆に、可飽和磁気スイッチ109が第2インダクタンスを有するときに、回路モジュール105とメインバス101との結合が解除されたものと考える。
磁気スイッチ109を、メインバス101にサブバス107(したがって回路モジュール105)を結合する第1飽和状態にするために、または、磁気スイッチ109を、サブバス107(したがって回路モジュール105)とメインバス101との結合を解除する第2飽和状態にするために、可飽和磁気スイッチを第1飽和状態または第2飽和状態に決定する手段111を用いる。
可飽和磁気スイッチ109は、導体と、DC電流により可飽和である強磁性体とを有することが好ましい。この場合に、磁気スイッチ109を、第1飽和状態(回路モジュール105をメインバス101に結合するための低いインピーダンスが特徴的である飽和状態)にするために、決定する手段111を作動させ、DC電流(例えば、第1DC電流)を発生させ、導体に通して、強磁性体を飽和させる。
回路モジュール105とメインバス101との接続を解除するために、決定する手段111は、導体を通る第2DC電流を発生させる。第2DC電流は第1DC電流より小さく、磁性材料の飽和の程度を低くし、その結果、磁気スイッチ109は、より大きなインダクタンスを特徴とする第2飽和状態になる。第2DC電流の値は0であることが好ましい。しかし、第2DC電流は0以外の値(例えば、1μA)であってもよく、これにより、可飽和磁気スイッチ109が有する強磁性体は、常にある程度飽和している。こうして用いられるDC電流は、可飽和磁気スイッチ109から、終端抵抗器103を介して、グランドまで流れる。
磁気スイッチングの物理学的な効果を説明するために、図2aおよび図2bを参照して説明を行う。
図2aは、強磁性体の誘導Tと磁界強度との関係を示したグラフである。本発明の可飽和磁気スイッチ109が有する強磁性体を磁化させるための磁界強度が強くなる時と弱くなる時とで、誘導が同じ曲線をたどらない、すなわちヒステリシスを示すことがわかる。
図2bは、磁性材料を有する本発明の磁気スイッチにおける、磁気スイッチすなわち導体を流れる電流に対するインダクタンスの非線形依存性を示す図であり、図中基本的な依存性が示されている。例えば、図2b中、第1電流が導体に流された場合は、磁気スイッチのインダクタンスは、第2電流が導体に流された場合の磁気スイッチの第2インダクタンスよりも小さい。なお、第2電流の値は、第1電流の値よりも小さい。第2電流の値が0である場合は、第2インダクタンスは、最大値に近づき、これにより(高周波)インピーダンスが高くなる。
本発明の磁気スイッチは、磁化があるレベル(このレベルは、用いる強磁性体に応じて異なる)を越えると、磁気伝導度が小さくなるという強磁性体の特性に基づいている。上述のように、強磁性曲線を有するスロットルである磁気スイッチの、インダクタンス、したがって高周波インピーダンスは、スイッチを流れる電流に非線形依存している。飽和磁気スイッチのインダクタンス(したがって、ACインピーダンス)は、非飽和磁気スイッチのインダクタンスのM倍も小さい。なお、Mは、強磁性曲線材料の磁気伝導度である。現在の高周波強磁性体では、Mの値は、100以下である。
図2bに示すように、磁気スイッチのインダクタンスは、スイッチを流れる電流が大きくなるにしたがって、小さくなる。インダクタンスが小さくなると、磁気スイッチのインピーダンスが低くなるので、回路モジュール(能動状態の素子)がメインバスに結合される。この場合、回路モジュールが能動状態の素子であると考えられるので、図2bで示す能動状態の素子の信号を、回路モジュールに伝える、または、回路モジュールから伝えることができる。したがって、スイッチを流れる電流が少なくなるにしたがい、スイッチのインダクタンスが大きくなる。例えば、スイッチを流れる第2電流の値が0の場合、スイッチインダクタンス、したがってスイッチのインピーダンスが、最大値に近づく。これゆえに、図2bで示した非能動状態の素子の信号は、能動状態の場合に比較してより高い高周波インピーダンスになるので、回路モジュールは、メインバスとの接続が解除されたと考えられる(非能動状態の素子)。
図3a、図3bおよび図3cは、本発明の磁気スイッチの好適な実施形態を示す。
図3aは、強磁性体として機能する強磁性のトロイダル(環状面の)コア301を示す。図3aの磁気スイッチは、さらに、この強磁性コア301の周りに複数回巻かれた導体303を備えている。
さらに、第2巻線を用いて、磁気スイッチの状態を変化させるための磁界を発生させることができる。
図3aに示す磁気スイッチは、非飽和状態で大きなインダクタンスを示し、飽和状態で小さなインダクタンスを示すという特徴があり、その結果、このような強磁性スイッチは、飽和状態と非飽和状態とで、互いに著しく異なる特性を示す。
図3bに示す磁気スイッチは、強磁性体307に取り囲まれた導体305を有する。強磁性体がスイッチングを行うのに必要な飽和状態を得るために、強磁性体307は、一般に導体305の少なくとも1部分を取り囲めば十分である。
図3bの磁気スイッチの利点は、強磁性体がワイヤ上に設けられ(パイプオンワイヤ)ていて、回路モジュールをメインバスに接続するコネクターに組み込むことができるという点である。図3bの構成のさらなる特徴は、図3aに示した磁気スイッチと比較して、寄生が小さく、交差容量が小さいことである。さらに、図3bに示した磁気スイッチは、図3aで示したトロイダル磁気スイッチよりも、低コストで製造することができる。
図3cで示す磁気スイッチは、基板309を有し、この基板の上にストリップ線としての導体311が形成されている。導体311の一部分は、シェル形をした強磁性体313により取り囲まれている。しかし、スイッチングの目的のみのためには、強磁性体は、導体311のより小さい部分を取り囲めば十分である。強磁性体311は、プリント基板(PCB)トレース用のシェルとして形成してもよい。図3cの構成の利点は、トレースインピーダンスが制御されること、および低寄生であることである。
本発明の磁気スイッチの材料としては、例えば、コバルトを強磁性体として用いることができる。
本発明により達成される、図3cのプレーナ技術で実装した磁気スイッチの利点、特にコスト面での効率は、数ギガビット/秒のデータ速度の場合にのみ得られる。これ以外の場合では、磁気スイッチの寸法、したがってコストは、非常に高くなってしまう。
図4に、本発明の回路システムの別の実施形態を示す。
図4に示す回路システムは、長さ5,000milの第1トレース403と、長さ500milの第2トレース405と、長さ500milの第3トレース407とで特徴付けられるメインバス401を有している。なお、1mil=0.0254ミリメートルである。第1トレース403と、第2トレース405と、第3トレース407とは直列に接続されている。なお、各トレースの長さは、一例として選択したにすぎない。
メインバス401は、第3トレース407とグランドとの間に接続された終端抵抗器409で終端されている。メインバス401は、他端では、(制御可能な)スイッチ411を介して、グランドに結合されている。スイッチ411は、例えば、トランジスタとすることができる。
スイッチ411は、スイッチ411の制御入力とグランドとの間に接続されている制御器413により制御されている。
図4の回路システムは、さらに、回路モジュール415を有する。回路モジュール415は、終端抵抗器417が、接続ピン419とスイッチ421との間に直列に接続されていることに特徴がある。スイッチ421は、終端抵抗器417と、グランドに終端されている容量423との間に結合されている。容量423は、回路モジュール415の入力容量を表している。
回路モジュール415は、スイッチ421を介してサブバス425に接続されている。サブバス425は、磁気スイッチ427により、メインバス401に結合され、これにより、終端抵抗器417と、サブバス425と、磁気スイッチ427とが直列に接続されている。このようにして構成されたメモリスロット(スロット1)は、第1トレース403と第2トレース405との間で、メインバス401に結合されている。サブバス425の長さは、例えば500milである。
図4で示す回路システムには、第2メモリスロット(スロット2)も示されているが、このスロットは、第2トレース405と第3トレースとの間のある点において、メインバス401に結合されている。第2メモリスロットの構造は、上述の第1メモリスロットの構造と同じである。より具体的には、第2メモリスロットは回路モジュール429を有しており、回路モジュール429は容量431によって特徴付けられる。容量431は、スイッチ433およびスイッチ433に直列に接続された終端抵抗器435に結合されているとともに、グランドに結合されている。終端抵抗器435は、スイッチと接続ピン437との間に結合されている。
回路モジュール429は、サブバス439と、サブバス439に直列に接続されている磁気スイッチ441とによって、メインバス401に結合されている。サブバス439の長さは、例えば500milである。
以下に、図4に示す回路システムの機能を説明する。
図4は、書き込み動作の実施形態を示しており、能動状態の素子となるメモリ415が、書き込みのためにアクセスされる。このために、スイッチ421が閉じられ、DC電圧(例えば、vdd)が接続ピン419に印加される。これにより生じたDC電流は、回路モジュールを通り、磁気スイッチ421を超えて、サブバス425(スタブ)を通り、終端抵抗器409を介してグランドに流れる。磁気スイッチ427は、例えば、強磁性体を有するスロットルである。DC電流は強磁性体を飽和させ、これにより磁気スイッチを飽和させ、この結果磁気スイッチ427のインダクタンスが小さくなる。抵抗器417・419を流れるDC電流が、スロットル427の強磁性コアを飽和させるので、スロットル427のインダクタンスは、無視可能なほどに小さくなると考えられ、その結果、回路モジュール415にアクセスすることができる。
回路モジュール415にデータ(情報)を書き込むために、制御器413は、メモリに書き込まれる情報に応じて、スイッチ411の位置を制御し、メインバス401を駆動する。
能動状態ではないスロット2のスイッチ433は開いている。このように、サブバス439と、入力容量とは、終端のないスタブ線となっている。このような、スタブ線の妨害効果に対処するために、本発明では、磁気スイッチ441が設けられている。より具体的には、スロットル441のインダクターを電流が通らないので、サブバス439および容量431は、マザーボードのメインバス(データバス)401から分離されている。スロットル441の強磁性体は飽和していないので、スロットル441のインダクタンスは大きく、したがってACインピーダンスも高い。
図4に示したメモリ制御器413は、各磁気スイッチ427および/または磁気スイッチ441が、低いACインピーダンスを特徴とする第1飽和状態にある時に、回路モジュール415および/または回路モジュール429に情報を記憶するために、メインバスに情報信号を供給する。
図4で示した実施形態では、磁気スイッチを第1飽和状態または第2飽和状態に決定する手段は、スイッチ421・433と接続ピンとの間に結合された(ダイ上の)抵抗器417・435を有するDC電流源により形成されている。したがって、上記決定する手段は、各回路モジュール415・429中に組み込まれ、各スイッチ412・422は、各サブバス425・439により、各スロットル427・441の導体に結合されている。
あるいは、上記決定する手段を各回路モジュール415・429の外側に配してもよい。この場合には、上記決定する手段は、メモリモジュールの外側に、DC電流源と、該DC電流源を各磁気スイッチと接続するまたは各磁気スイッチから分離するためのスイッチとを有する。
図5に示す実施形態は、回路モジュール415からの読み取り動作を示す。読み取り動作では、メインバス401は、制御器(図5では不図示)との接続を切断している。さらに、メインバス401は、抵抗器409で終端する端部に対向する端部において、終端抵抗器501により接地されて終端されている。
回路モジュール415の終端抵抗器417と並列に、スイッチ503が接続されている。スイッチ503は、制御器505により制御される。
以下に、図5に示す回路システムの機能に関して説明する。
スイッチ421が閉じられているので、DC電流はスロットル427の強磁性体を飽和させる。したがって、回路モジュール415は、メインバスに結合される。
制御器505は、抵抗器417を橋絡するためにスイッチ503を閉じ、または抵抗器417を橋絡しないようにスイッチ503を開く。これにより、磁気スイッチ427を通る電流は、回路モジュール415中に保存された情報に応じて変調される。スロットル427の強磁性体が飽和するので、DC電流は、変調されて、飽和したスロットル427を越える。モジュール415に保存されたデータは、矢印506で示されるように、終端抵抗器501において読み取り可能である。
なお、終端抵抗器501は、任意選択的に設けられた抵抗器にすぎない。さらに、回路モジュール415・429は、シリコンチップ中に組み込むことができる。さらに、磁気スイッチ以外の全てのスイッチは、トランジスタ、好ましくは電界効果トランジスタとして形成することができる。
一般に、メインバス上の能動状態の素子は、対応するスイッチを流れる飽和レベルのDC電流を生成し、電流レベルを、飽和レベルを上回るように変えることによりデータを駆動する。非能動状態の素子では、非能動状態の素子の入力容量と、各サブバスにより形成されるスタブ線(スタブトレース)とが、DC電流が流れない磁気スイッチの高いインピーダンスにより、バスから分離される。
バスは複数の線から構成することができる。各磁気スイッチを各線用に設けてもよいし、各磁気スイッチを複数の線用に設けてもよい。
本発明の第1実施形態に係る回路システムの概略図である。 磁界強度に応じた誘導曲線を示す図である。 磁気スイッチを流れる電流に応じた誘導曲線を示す図である。 本発明の磁気スイッチの第1実施形態を示す図である。 本発明の磁気スイッチの別の実施形態を示す図である。 本発明の磁気スイッチの別の実施形態を示す図である。 本発明の回路システムの別の実施形態を示す図である。 本発明の回路システムの別の実施形態を示す図である。
符号の説明
101,401 メインバス
103,409,501,417,435 終端抵抗器
105,415,429 回路モジュール
107,425,439 サブバス
109,427,441 可飽和磁気スイッチ
111 可飽和磁気スイッチを第1飽和状態または第2飽和状態に決定する手段
301 強磁性のトロイダルコア
303,305,311 導体
307,313 強磁性体
403 第1トレース
405 第2トレース
407 第3トレース
411,421,433,503 スイッチ
403,505 制御器
423,433 容量
506 矢印

Claims (13)

  1. メインバス(101;401)と、
    サブバス(107;425、439)に接続された回路モジュール(105;415、429)と、
    前記サブバス(107;425、439)と前記メインバス(101;401)との間に接続され、かつ、第1飽和状態では第1インダクタンスを有し、第2飽和状態では第2インダクタンスを有し、前記第1インダクタンスは前記第2インダクタンスより小さい、可飽和磁気スイッチ(109;427、441)と、
    前記可飽和磁気スイッチ(109;427、441)を、前記メインバス(101;409)に前記サブバス(107;425、439)を結合するための前記第1飽和状態と、前記メインバス(101;409)と前記サブバス(107;425、439)との結合を解除するための前記第2飽和状態とのいずれか1つの状態に決定する手段(111)と、
    を有する回路システム。
  2. 前記メインバス(101;401)はメモリバスであり、前記回路モジュールはメモリモジュールである請求項1に記載の回路システム。
  3. 前記可飽和磁気スイッチ(109;427、441)は、導体(303;305,311)と、前記導体(303,305,311)を流れるDC電流により可飽和である強磁性体(301,307,313)とを有する請求項1または2に記載の回路システム。
  4. 前記強磁性体(301,307,311)は、強磁性のトロイダルコア(301)であり、前記導体(303)は、前記強磁性のトロイダルコア(301)の周りに複数回巻かれている請求項3に記載の回路システム。
  5. 前記強磁性体(307,313)は、前記導体(305,311)の少なくとも1部分を取り囲んでいる請求項3に記載の回路システム。
  6. 前記導体(311)は、基板(309)上に形成されたストリップ線であり、前記強磁性体(313)は、前記ストリップ線(311)の少なくとも1部分を取り囲んでいる請求項3に記載の回路システム。
  7. 前記可飽和磁気スイッチ(109;427、441)は、導体(303;307,311)と、前記導体(303,305,311)を流れるDC電流により可飽和である強磁性体(301,307,313)とを有し、前記決定する手段(111)が作動して、前記導体(303,305,311)を流れる第1DC電流を発生させ、前記強磁性体(301,307,313)を飽和させ、前記磁気スイッチ(109;427、441)を前記第1飽和状態にする請求項1〜6のいずれか1項に記載の回路システム。
  8. 前記決定する手段(111)は、第1スイッチ状態と第2スイッチ状態とを取り得るスイッチ(421,433)により前記導体(303,305,311)に接続されたDC電流源を有し、前記決定する手段(111)は前記スイッチ(421,433)を、前記第1スイッチ状態では第1DC電流を発生させるために前記導体(303,305,311)を前記DC電流源に接続させるようにし、前記第2スイッチ状態では前記接続器(303,305,311)を前記DC電流源から切断させるようにする請求項7に記載の回路システム。
  9. 前記決定する手段(111)は、前記回路モジュール(415、429)中に組み込まれ、前記スイッチ(421,433)は、前記サブバス(425,439)により前記導体(303,305,311)に結合されている請求項8に記載の回路システム。
  10. 前記DC電流源は、スイッチ(412,433)と接続ピン(419,437)との間に結合されている終端抵抗器(417,435)を有し、前記接続ピン(419,437)には、DC電流を発生させるために、DC電圧が印加されている請求項9に記載の回路システム。
  11. 前記回路システムは、さらに、前記可飽和磁気スイッチ(109;427、441)が前記第1飽和状態の時に、前記回路モジュール(105;415,429)に情報を記憶させるために、前記メインバス(101;401)に情報信号を供給するメモリ制御器(413)を有する請求項1〜10のいずれか1項に記載の回路システム。
  12. 前記回路モジュール(105;415、429)は、前記抵抗器(417)と並列的に結合された別のスイッチ(503)を有し、前記スイッチ(503)は、前記回路モジュール(415)中に保存された情報に応じて前記メインバス(401)への電流を変調するために、前記抵抗器(417)を橋絡するまたは橋絡しない請求項10または11に記載の回路システム。
  13. 回路モジュールをメインバス(101;401)に結合する、または、回路モジュールとメインバス(101;401)との結合を解除する方法であって、
    サブバス(107)に結合された回路素子(105)を設ける工程であって、前記サブバス(107)が可飽和磁気スイッチ(109)により前記メインバスに結合されており、かつ、前記可飽和磁気スイッチが、第1飽和状態では第1インダクタンスを有し、第2飽和状態では第2インダクタンスを有し、第1インダクタンスは第2インダクタンスより小さい、工程と、
    前記磁気スイッチ(109)を前記第1飽和状態に決定して、前記メインバス(101)に前記サブバス(107)を結合する、あるいは、前記磁気スイッチ(109)を前記第2飽和状態に決定して、前記サブバス(107)と前記メインバス(109)との結合を解除する工程と、
    を含む方法。
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