JP2007502657A - 多層からなる医療器具 - Google Patents

多層からなる医療器具 Download PDF

Info

Publication number
JP2007502657A
JP2007502657A JP2006523899A JP2006523899A JP2007502657A JP 2007502657 A JP2007502657 A JP 2007502657A JP 2006523899 A JP2006523899 A JP 2006523899A JP 2006523899 A JP2006523899 A JP 2006523899A JP 2007502657 A JP2007502657 A JP 2007502657A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
layers
instrument
thickness
pebax
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006523899A
Other languages
English (en)
Inventor
エイ.ジュニア ディヴェンス、ダグラス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Boston Scientific Limited
Original Assignee
Boston Scientific Limited
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Boston Scientific Limited filed Critical Boston Scientific Limited
Publication of JP2007502657A publication Critical patent/JP2007502657A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/0009Making of catheters or other medical or surgical tubes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/0043Catheters; Hollow probes characterised by structural features
    • A61M25/0045Catheters; Hollow probes characterised by structural features multi-layered, e.g. coated

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Materials For Medical Uses (AREA)
  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)

Abstract

医療器具は、第1の材料、および第1の材料とは異なる剛性を有する第2の材料を含む少なくとも4つの層を含み、これらの層の少なくとも1層の厚さは器具の軸線方向に沿って可変である。

Description

本発明は、たとえば医療用チューブ、ガイドワイヤ、およびカテーテルなどの多層からなる医療器具に関する。
医師は、ガイドワイヤ、カテーテル、および医療用チューブなどの血管内医療器具によって、血管形成術または人工器官の搬送などの医療処置を行うことができる。場合によっては、器具を適切な部位で患者の血管系に挿入し、次いで押圧して血管系を経て標的部位に搬送する。器具が血管系を通って標的部位に至るまでに通る経路は比較的蛇行しており、器具の方向を頻繁に変える必要がある。
状況によっては、器具は、蛇行経路に沿って進むことができるように比較的優れた追従性を有することが望ましい。同時に、器具は、その基端側で加えられた力を先端側へ伝達して器具を搬送することができるように、優れた押圧性を有することが望ましい。
本発明は上記した懸案を鑑みてなされたものである。
本発明は、医療用チューブ、ガイドワイヤ、およびカテーテルなどの多層からなる医療用器具に関する。
一態様においては、本発明は、たとえば軸線方向の長さなど、器具の長さに沿って可変的剛性、すなわち異なる剛性を有する医療器具を特徴とする。たとえば医療器具は、第1の部分(たとえば、基端部)を備えることができ、この部分は、第2の部分(たとえば、第1の部分の先端側の部分)よりも比較的剛性が高い。それによって、いくつかの実施形態では、器具は、比較的可撓性の高い先端部において優れた追従性を有することができ、および/または、比較的剛性の高い基端部において優れた押圧性を有することができる。
別の態様では、本発明は、第1の材料、および第1の材料とは異なる剛性を有する第2の材料を含む、少なくとも4層を含む医療器具を特徴とし、これらの層のうち少なくとも1層の厚さは器具に沿って軸線方向に可変である。
実施形態は以下の特徴の1つまたは複数を含むことができる。器具は、先端部より基端部においてより高い剛性を有する。器具は、少なくとも5層を含んでおり、たとえば少なくとも7層、または少なくとも13層を含む。器具は、ほぼ全長にわたって同じ数の層を有する。
複数の層からなる様々な実施形態が可能である。そのような層は器具のほぼ長さにわたって延びていてもよい。これらの層の少なくとも1層の厚さを、器具のほぼ全長にわたって可変とすることができる。また、少なくとも1層の厚さを、器具の選択された部分において可変とすることができる。さらに、少なくとも1層の厚さを、器具の複数の選択された部分において可変とすることができる。異なる材料からなる複数の層の厚さを、器具の選択された異なる部分において、および/または器具の選択された同一の部分において可変とすることができる。
様々な材料の実施形態が可能である。第1および第2の材料を交互に配置することができる。第1および第2の材料は、アミドセグメントおよびテトラメチレングリコールセグメントなど共通のブロック部分を含む、ブロックコポリマーを含むことができる。第1および/または第2の材料は、熱可塑性ポリアミド、熱可塑性ポリエステル、および熱可塑性エラストマーからなる群から選択することができる。第1および/または第2の材料はポリマーのブレンドであってもよい。
器具は押出成形されたものであってもよい。器具は、管材、カテーテルシャフト、またはガイドワイヤの形態を取ってもよい。
別の態様では、本発明は、第1の材料から形成された第1の層、第1の材料とは異なる剛性を有する第2の材料から形成された第2の層、および第1の層と第2の層との間において接着材料からなる第3の層を備え、第1の層の厚さが器具の軸線方向に沿って可変である、医療器具を特徴とする。
別の態様では、本発明は医療器具の製造方法を特徴とする。この方法は、第1の材料、および第1の材料とは異なる剛性を有する第2の材料から形成された少なくとも3層を含む管材を形成する工程と、少なくとも1層の厚さを器具に沿って軸線方向に変更する工程とを含む。方法は、層を共押出成形する工程を含むことができる。方法は、管材をガイドワイヤに形成する工程を含むこともできる。
実施形態は以下の1つまたは複数の効果を有することが可能である。医療器具は、異なる剛性、材料、および/または硬度を有する複数の部分の間に、1つまたは複数の比較的緩やかな移行部分を有することができる。それにより、器具は、たとえば剛性、材料、および/または硬度などが急激に可変である器具に起こり得る、ねじれや座屈を受けにくくすることができる。たとえば剛性など、器具の物理特性はカスタマイズすることができる。医療器具は損傷に対する耐性をより高めることができる。
本発明の他の態様、特徴、および効果は、好ましい実施形態の説明および特許請求の範囲から明らかになるであろう。
図1および2を参照すると、その長さ(長手方向、すなわち軸方向の軸線A)に沿って可変的剛性、すなわち異なる剛性を有する管材10が示されている。管材10は、本実施の形態においては、符号14、16、18、20、22、24、26、28、30で示される9つの薄層をなす、複数の層から形成される一定の厚さを有する壁部12を備える。層14、18、22、26、30は、第1の材料から形成され、たとえば組成、強度、硬度、および/または剛性が異なるなど、第1の材料とは異なる第2の材料から形成される層16、20、24、28と交互に配置される。図に示すように、層14、16、18、20、22、24、26、28、30は、管材10の軸線Aに沿って厚さが可変である。層16、20、24、28は、管材10の基端部32においては厚さTを有し、管材の選択された移行部34においては先端方向へ向かって厚さが減少し、先端部36においてはTよりも少ない厚さTを有する。反対に、層14、18、22、26、30は、基端部32よりも先端部36において厚く、移行部34において厚さが可変である。管材10の1つまたは複数の層の厚さを調節することにより、軸線Aに沿った管材の剛性を制御することができる。
たとえば、層14、18、22、26、および30をPEBAX(登録商標)7033(69ショアD、米国ペンシルバニア州フィラデルフィアに所在するアトフィナ社(Atofina)から販売されている)などの第1の材料から形成し、層16、20、24、28をPEBAX(登録商標)7233(72ショアD)など、(第1の材料と比べて)剛性の高い第2の材料から形成することができる。層16、20、24、28の厚さを先端方向へ向かって減少させることによって、先端部36における剛性の高い材料の量を基端側34における剛性の高い材料の量と比べて減少させることもできる。その結果、先端部36はより剛性の低い材料、すなわちより可撓性を有する材料となるので、先端部は基端部32に比べてより高い可撓性を有する。したがって、管材10をたとえばガイドワイヤやカテーテル(たとえば、バルーンカテーテルなど)に形成するときに、比較的高い剛性を有する基端部32により優れた押圧性が付与され、比較的高い可撓性を有する先端部36により蛇行経路内を進行するための優れた追従性が付与される。
理論にとらわれることなく、複数の層をなすことによって、管材10は異なる材料からなる部分すなわち層間で比較的緩やかな移行部を備えることができ、たとえば剛性などの異なる物理特性を有することができると考えられる。急激な移行部では、管材が予期しないねじれや座屈を受けやすくなると考えられており、これは使用中に発生したりするので望ましくない。複数の層を使用することによって、材料は均一に配分されて、固容体中などでほぼ均一に混和、即ち混合され、管材10に不均衡をもたらすような材料の局部的な集中が低減される。
管材10の一部の剛性は、とりわけ、層で使用される材料およびその量(たとえば濃度)、管材の径方向における材料の位置、および/または、材料の位置に関連するが、管材に含まれる層の数などの設計パラメータを調節することによって制御することができる。一般的には、より剛性の高い材料が、より剛性の高い管材や管状部を提供する傾向がある。ほぼ同様の管材では、高剛性を有する材料の量が多い、すなわち濃度がより高い管材が、高剛性の材料の量が少ない、すなわち濃度が低い管材よりも、より剛性が高くなる傾向がある。たとえば、PEBAX(登録商標)7033(69ショアD)に対するPEBAX(登録商標)7233(72ショアD)の比率が3:1である管材の第1の部分は、通常、PEBAX(登録商標)7233:PEBAX(登録商標)7033の比率が2:1である管材の第2の部分よりも、より高い剛性を有する。これは、第1の部分が第2の部分よりも、高剛性の材料PEBAX(登録商標)7233をより多く有するためである。
また、管材の径方向における材料の位置も、管材や管状部の剛性に影響を与える。いくつかの実施形態では、高剛性の材料からなる1つまたは複数の層を軸線Aから径方向に遠く、すなわち離間して形成することによって、管材の剛性が増加する。たとえば、(軸線Aにより近接した)内層として可撓性材料、および外層として剛性材料を有する2層からなる管材は、外層が可撓性材料から形成され、内層が剛性材料により形成された2層の管材より、より剛性が高くなる傾向がある。層が軸線Aから離れるほど、管材の慣性モーメントにおいて層が受ける影響は大きくなると考えられる。たとえば、軸線Aから径方向に離間している高剛性の層は、その層が軸線Aに対して径方向に近接しているときよりも、管材の剛性を高めることができる。
管材に含まれる層の数は材料の位置に関連する。たとえば、管材の壁厚が一定であると仮定して、内層に可撓性材料、および外層に剛性材料を有する2層からなる管材部分は、可撓性材料と剛性材料からなる層を交互に有し、最内層が可撓性材料で形成された4層の管材部分よりも、より剛性が高くなる傾向がある。2層部分ではすべての軟質材料が1つの層に存在し、軸線Aに近接している。それに比べて4層部分では、いくつかの剛性材料が軸線Aに対して径方向に近接して形成されている。上述のように、剛性材料を軸線Aから径方向に離間して形成することによって、管材の剛性は増加する。したがって、本実施の形態においては、層の数を増やし、より高い剛性の材料を軸線Aに対してより近接させて形成する(またはより可撓性の高い材料を軸線Aから離間して形成する)ことによって、管材の剛性が低下する。ここでは可撓性材料に対する剛性材料の比率は一定であると仮定するが、一般的には、管材の一部の剛性は複数(たとえばすべて)の設計パラメータによって決定される。材料の濃度、層の数、およびその径方向位置が管材の剛性に与える影響は、以下に述べる実施例1に示される。
層の数は通常2つ以上である。たとえば、層の数は、少なくとも2つ、少なくとも3つ、少なくとも4つ、少なくとも5つ、少なくとも6つ、少なくとも7つ、少なくとも8つ、少なくとも9つ、少なくとも10、少なくとも11、少なくとも12、少なくとも13、少なくとも14、少なくとも15、少なくとも16、少なくとも17、少なくとも18、少なくとも19、少なくとも20、またはそれ以上とすることができる。特定の実施形態では、層の数は、100未満(たとえば、90未満、80未満、70未満、60未満、50未満、40未満、35未満、30未満、25未満、20未満、15未満、または10未満など)とすることができる。たとえば、層の数は、7、13、20、またはそれ以上とすることができる。
1つまたは複数の層の厚さを、管材10の長さ方向において可変とすることができる。図2に示すように、層16、20、24、28などの層は、たとえば基端部32において第1の一定厚さを有することができ、たとえば先端部36において、第1の厚さよりも少ない、第1の厚さとは異なる第2の一定厚さを有することができる。図に示すように、基端部32と先端部36との間の移行部34において各層の厚さは可変である。同様に、層14、18、22、26、30は、通常、基端部34よりも先端部36でより厚く、移行部34において厚さが可変である。1つまたは複数の層は、異なる厚さを有する、2つよりも多い異なる部分を有することができる。
他の実施形態では、管材は、たとえば2つ、3つ、4つ、5つ、6つ以上、11以上などの複数の移行部34を含む。図3を参照すると、管状壁40は2つの異なる材料から形成された層42、44、46、48、50、52、54の7層を含む。層44、48、52の厚さは、基端部32における第1の厚さTから第1の移行部56を経て第2の厚さTを有する中間部57へ移行し、第2の移行部58を経て先端部36における第3の厚さTになる。図に示すように、厚さは、T>T>Tである。いくつかの実施形態では、層44、48、52が、層42、46、55、54の材料よりも、より高い剛性材料で形成されている場合、中間部57が最も剛性の高い部分であり、次いで中間部の基端側部分、次いで中間部の先端側部分となる。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の層42〜54は、異なる材料で形成することができる。移行部56、58は、後述のように軸線方向において異なる位置に配置することができる(図8)。層内では組成を変えることができ、たとえば層44は軟質材料から剛性材料に変更して、材料を軟質に変化させることができる。
特定の実施形態では、層の厚さは管材の全長に沿って可変である。図4を参照すると、管壁60は2つの異なる材料から形成された層62、64、66、68、70の5層を含む。層64、68の厚さは、基端部32から先端部36に向かって減少する。層64、68が、層62、66、70の材料よりも、より高い剛性材料で形成されている場合、先端部36は基端部32よりも剛性が低くなる傾向がある。層64、68が、層62、66、70の材料よりも、より高い可撓性材料で形成されている場合、先端部36は基端部32より剛性が高くなる傾向がある。他の実施形態では、層の厚さは、管材10の全長よりも少ない部分、たとえば管材のどちらかの端部から測定して90パーセント、80パーセント、70パーセント、60パーセント、50パーセント、40パーセント、30パーセント、または20パーセント未満の部分に沿って可変である。
層は管材の径方向において非対称に分布させることができる。たとえば、図5を参照すると、管状壁80は、2つの材料から形成された層82、84、86、88、90の5層を含む。層84、88は、管状壁80の内面より外面に対してより近接して配置されている。他の実施形態では、(たとえば図2に示すように)層は管材の径方向に沿って均一に配分することもできる。
管材10は、3つ、4つ、5つ、10、またはそれ以上などの、2つ以上の異なる材料から形成することができる。図6は、3つの材料から形成された層94、96、98、100、102、104、106、108、110、112、114の11層を有する管状壁92を示す。層94、98、102、106、110、114は第1の材料から形成され、層96、104、112は第2の材料から形成され、層100、108は第3の材料から形成されている、図に示すように、すべての層は、図2に示す実施形態と同様に厚さが可変であり、たとえば、軸線方向においてほぼ同一の位置に移行部34を有する。他の実施形態では、管材は、異なる軸線方向位置において複数の移行部を備えることができる。図8を参照すると、管材140は、3つの材料から形成された層142、144、146、148、150、152、154、156、158、160、162の11層を含む。層148、156は、層144、152、160の移行部166よりも基端側にある、移行部164を有する。いくつかの実施形態では、層148、156は、層144、152、160と同一の材料から形成することができる。この構成により、移行状態を向上させて比較的滑らかな移行部分を提供することができる。
これに代えて、またはこれに加えて、1つまたは複数の層は管状壁内で終端してもよい。図7を参照すると、3つの異なる材料から形成された管状壁116は、管状壁の長さに沿って終端する2つの層124、130を含む。これにより、管状壁16は、基端部32において層118、120、122、124、126、128、130、132、134から形成される11層を含み、先端部36において層118、120、122、126、128、132、134から形成される7層を含む。
管材は2つ以上の材料で形成される上述の層のいずれの組合せを有することもできる。たとえば、管材は、均等に離間してまたは非対称に配置された(たとえば図5参照)、層16、層44、および/または層64の1つまたは複数の層を有することができる。層16、層44、および/または層64の1つまたは複数の層は、1つまたは複数の移行部を有することができる(たとえば図6および8参照)。層の数は、管材の軸線方向に沿って変更することができる。
特定の実施形態では、1つまたは複数の層は、その軸線方向の長さに沿って少なくとも約0.02マイクロメートル(たとえば、少なくとも約0.05マイクロメートル、少なくとも約0.1マイクロメートル、少なくとも約0.25マイクロメートル、少なくとも約0.5マイクロメートル、少なくとも約0.75マイクロメートル、少なくとも約1マイクロメートル、少なくとも約1.5マイクロメートル、少なくとも約2マイクロメートル、少なくとも約2.5マイクロメートル、少なくとも約3マイクロメートル、少なくとも約3.5マイクロメートルなど)の最小厚を有することができ、および/または最大約20マイクロメートル(たとえば、最大約15マイクロメートル、最大約10マイクロメートル、最大約9マイクロメートル、最大約8マイクロメートル、最大約7マイクロメートル、最大約6マイクロメートル、最大約5マイクロメートル、最大約4マイクロメートル、最大約3マイクロメートル、最大約2マイクロメートル、最大約1マイクロメートル、最大約0.5マイクロメートル、最大約0.25マイクロメートルなど)の最大厚を有することができる。各層の厚さは、たとえば形成される器具の厚さ、層の数、層の材料、および/または層の構成によって決定される。
管材の一部に沿って、可撓性を有する層および剛性を有する層の厚さは異なっていてもまたは同一であってもよい。いくつかの比較的剛性を有する部分では、可撓性を有する層が、管材の全壁厚の約1パーセント〜約45パーセント(たとえば、約5パーセント〜約45パーセント、約5パーセント〜約40パーセント、約30パーセント未満、約20パーセント〜約30パーセント)を構成し、剛性を有するポリマーが残りの部分を構成する。特定の比較的可撓性を有する部分では、剛性を有する層が管材の全壁厚の約1パーセント〜約45パーセント(たとえば、約5パーセント〜約45パーセント、約5パーセント〜約40パーセント、約30パーセント未満、約20パーセント〜約30パーセント)を構成し、可撓性を有するポリマーが残りの部分を構成する。それによって、可撓性を有する層および剛性を有する層の数が同等の器具では、可撓性を有するポリマー層を、剛性を有するポリマー層よりもより薄くまたはより厚くしてもよい。層の厚さは径方向に徐々に変化させてもよい。たとえば、層を最外層から最内層へより厚くしていく、またはその逆も可能である。他方のタイプの層を一定にしたまま、一方のタイプ(可撓性または剛性)の層の厚さを可変とすることもできる。
いくつかの実施形態では、層は、硬度が約60ショアDを超える、好ましくは65ショアD以上の高剛性すなわち硬質のポリマー、および硬度が約60ショアD以下のより軟質のポリマーから形成することができる。いくつかの実施形態では、可撓性すなわち軟質のポリマーは、約60ショアDよりも高い硬度を有することができるが、硬質ポリマーよりも軟質である。隣接する接合層の硬度の差は、約40ショアD以下、好ましくは20ショアD以下とすることができ、それにより層間の適合性を向上させ、境界面での層間剥離を抑制し、および/または共押出成形を容易にすることが可能である。硬度はASTM D2240に従って測定することができる。層は硬質ポリマーと軟質ポリマーとの間で交互に配置することができる。層は徐々に硬度を増加することができる。たとえば、層を最外層から最内層へ徐々により硬度を高めていくことができる。たとえば、ステントの搬送に使用する支持体として、最外層を軟質層にしてステントによる応力や磨耗を吸収かつ分散することができる。
層はほぼ単独(pure)のポリマーからなってもよく、または異なるポリマーのブレンドからなってもよい。軟質(または硬質)層のすべてを同一の軟質(または硬質)ポリマーから形成することも可能であり、または異なる軟質(または硬質)層を異なるポリマーから形成することも可能である。軟質および硬質ポリマーは、適合性を向上させながら障害の発生も阻止できる共通のブロック部分を含む、ブロックコポリマーから形成することもできる。たとえば、ブロック部分は、アミドセグメントおよびテトラメチレングリコールセグメントであってもよい。
一例として、単独またはブレンドとして使用できるPEBAX(登録商標)のポリマー群がある(米国ペンシルバニア州フィラデルフィアに所在するアトフィナ社(Atofina)から販売されている)。たとえば、PEBAX(登録商標)5533(55ショアD)をPEBAX(登録商標)2533(ショアD25)と約4対1の重量比で混合し、約50ショアDの軟質ポリマーを形成することができる。硬質ポリマーと軟質ポリマーの別の組合せには、CELANEX(登録商標)(80ショアDを越える硬度、米国ニュージャージー州サミットに所在するティコナ社(Ticona)製)などのポリブチレンテレフタレート(PBT)、およびARNITEL(登録商標)(55ショアD、米国インディアナ州エリオンスピラに所在するディエスエム社(DSM)製)として販売されるポリエステル/エーテルブロックコポリマーがある。硬質ポリマーと軟質ポリマーの組合せには、PBT、およびたとえばRITEFLEX(登録商標)(55ショアD、ティコナ社(Ticona)製)、およびHYTREL(登録商標)(55ショアD、米国デラウェア州ウィルミントンに所在するイー.アイ.デュポン・ド・ヌムール社(E.I.Dupont de Nemours)製)など1つまたは複数のPBT熱可塑性エラストマーがある。硬質ポリマーと軟質ポリマーのさらに別の組合せには、ポリエチレンテレフタレート(PET)、およびPBT熱可塑性エラストマー(たとえば、ARNITEL(登録商標)、HYTREL(登録商標)、またはRITEFLEX(登録商標))などの熱可塑性エラストマーがある。
特定の実施形態では、1つまたは複数の層は、1つまたは複数のナイロンを含むことができる。たとえば、1つまたは複数の硬質ポリマー層は、1つまたは複数のナイロンを含むことができる。たとえば、硬質ポリマーと軟質ポリマーの組合せには、ナイロン、およびPEBAX(登録商標)、GRILON(登録商標)、GRILAMID(登録商標)(イーエムエス社(EMS))、および/またはVESTAMID(登録商標)(クレアノヴァ社(Creanova))などの、PEBAX(登録商標)系の材料がある。ナイロンの例としては、Nylon 11(エルフ アトケム社(Elf Atochem))、Nylon 6(アライド シグナル社(Allied Signal))、Nylon 6/10(ビーエーエスエフ社(BASF))、Nylon 6/12(アシュレイ ポリマー社(Ashley Polymers))、およびNylon 12などの脂肪族ナイロンがある。ナイロンの別の例には、GRIVORY(登録商標)(イーエムエス社(EMS))およびNylon MXD−6などの芳香族ナイロンがある。他のナイロンおよび/またはナイロンの組合せを使用することもできる。
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の層は液晶ポリマー(LCP)(たとえば、LCPを組み込んだ複合材料)を含むことができる。LCPの例には、VECTRA(登録商標)A(ティコナ社(Ticona))、VECTRA(登録商標)B(ティコナ社(Ticona))、およびVECTRA(登録商標)LKX(ティコナ社(Ticona))(たとえば、VECTRA(登録商標)LKX1111(ティコナ社(Ticona))などの、ポリエステル、ポリアミド、および/またはそれらのコポリマーがある。他のLCPおよび/またはLCPの組合せも使用することができる。
LCPを、PEBAX(登録商標)系の材料、ナイロン、熱可塑性ポリエステル、および/またはそれらの熱可塑性エラストマーバージョンなどの、1つまたは複数のポリマーに組み込むことができる。特定の実施形態では、液晶ポリマーを1つまたは複数のポリマー層に組み込み、硬質材料からなる層(たとえば、約65ショアDを超える硬度といったように、約60ショアDを超える硬度を有する材料からなる層)を形成することができる。好ましい実施形態では、LCPは、PEBAX(登録商標)、GRILON(登録商標)、GRILAMID(登録商標)、および/またはVESTAMID(登録商標)などの、1つまたは複数のPEBAX(登録商標)系の材料を含む層に組み込まれる。特定の実施形態では、LCPを含む組成物は、メルトフロー方向において比較的剛性を高くすることができる。理論にとらわれることなく、これは、ポリマー組成物が液体状態から固体状態に冷却されるときにLCP結晶(たとえばファイバー)をメルトフロー方向に形成すなわち整列させることから生じると考えられる。
管材に含まれるLCPの量は、使用目的に応じて変更することができる。いくつかの実施形態では、複合材料中のLCPの割合が減少すると、たとえば管材におけるLCPを含む複合材料の1つまたは複数の層の個々の層厚および全体厚を増加することができる。
管材のLCP含有量は、約0.1重量パーセント〜約20重量パーセント(たとえば、約0.5重量パーセント〜約10重量パーセント、約1重量パーセント〜約5重量パーセント)など、少なくとも約0.1重量パーセントとすることができる。所定の層内におけるLCP含有量は、少なくとも約0.1重量パーセント(たとえば、約1重量パーセント〜約50重量パーセント、約5重量パーセント〜約20重量パーセント、約5重量パーセント〜約15重量パーセント)とすることができる。
層の総数に対するLCPを含む層の割合は、約1パーセント〜約80パーセント(たとえば、少なくとも約5パーセント、少なくとも約10パーセント、少なくとも約15パーセント、少なくとも約20パーセント、少なくとも約25パーセント、少なくとも約30パーセント、少なくとも約35パーセント、少なくとも約40パーセント、最大で約80パーセント、最大で約75パーセント、最大で約70パーセント、最大で約65パーセント、最大で約60パーセント、最大で約55パーセント、最大で約50パーセント、最大で約45パーセント)とすることができる。
特定の実施形態では、接着強化材料を1つまたは複数の材料層に組み込むことができる。接着強化材料は、たとえば隣接する層間の接着を強化するために使用することができる。接着強化材料の例には、LOTADER(登録商標)(エルフ アトケム社(Elf Atochem))、およびKODAR(登録商標)PETG(イーストマン コダック社(Eastman Kodak))などの、エポキシまたはアンヒドリド変性ポリオレフィンが含まれる。接着強化材料は、押出成形前に材料(たとえば、1つまたは複数のポリマーを含む組成物)に添加することができる(以下に述べる)。たとえば、交互に配置される層がPETおよびPBTから形成される実施形態においては、押出成形前にPETGをPETに添加することができる。
接着強化材料の量は、目的とする用途に応じて変更することができる。いくつかの実施形態では、接着強化材料が、層を形成する生成された混合物の少なくとも約0.5パーセント(たとえば、少なくとも約1パーセント、少なくとも約5パーセント、少なくとも約10パーセント)を占めるように、および/または層を形成する生成された混合物の最大約20パーセント(たとえば、最大で約15パーセント、最大で約12パーセント、最大で約10パーセント)を占めるように、接着強化材料の十分な量が材料に含まれている。
特定の実施形態では、層の厚さの変化に比例して、1つまたは複数の隣接する層の間の接着性を変更することができる。通常、実施形態では、医療器具(たとえば、管材)において、1つまたは複数の(たとえば、すべての)層間を接着することができる。たとえば、医療器具(たとえば、管材)において、1つまたは複数の(たとえば、すべての)層は湾曲、収縮、および/または膨張時に優れた接着性を示すことができる。いくつかの実施形態では、(たとえば、1つまたは複数の層が比較的薄い場合)医療器具(たとえば、管材)は優れた可撓性および/または接着性を示すことができる。
いくつかの実施形態では、適合材料を1つまたは複数の材料層に組み込むことができる。適合材料は、たとえばLCPと1つまたは複数の他のポリマー(たとえば、熱可塑性ポリマー)の1つまたは複数の相境界を変更し、および/またはLCPと1つまたは複数の他のポリマーとの間の接着を強化するように設計されている。適合材料は、少なくとも2つの異なる化学構造部分を含み、それぞれがLCPと1つまたは複数の他のポリマーに混合物中で適合性を付与する、ブロックコポリマーなどのコポリマーであってもよい。適合材料は、混合物中でLCPおよび/または1つまたは複数の他のポリマーと反応する、反応性ポリマーであってもよい。適合材料は、混合物中でLCPと1つまたは複数の他のポリマーとの間の反応を促進する触媒であってもよい。他の適合材料を使用することもできる。適合材料の組合せを使用することもできる。
適合材料の例には、コポリマーエラストマー、エチレン無水マレイン酸コポリマーなどのエチレン不飽和エステルコポリマー、エチレン−メチルアクリレートコポリマーなどのエチレンおよびカルボキシル酸または酸誘導体のコポリマー、機能性モノマーをグラフトしたポリオレフィンまたはエチレン−メチルアクリレートコポリマーなどのエチレン不飽和エステルコポリマー、エチレン−メチルアクリレート無水マレイン酸ターポリマーなどのエチレンおよびカルボキシル酸または酸誘導体のコポリマー、エチレンのターポリマー、エチレン−メチルアクリレート−メタクリル酸ターポリマーなどの不飽和エステルおよびカルボキシル酸または酸誘導体、マレイン酸グラフトスチレン−エチレン−ブタジエン−スチレンブロックコポリマー、およびアクリルゴムなどのアクリル酸エラストマーがある。たとえば、グリシジルメチルアクリレートから派生するなどのエポキシ官能基を含む同様のポリマー(たとえば、アルキル(メタ)アクリレート−エチレン−グリシジル(メタ)アクリレートポリマー)を使用することができる。イオノマーコポリマーを使用することもできる。PETGを使用することもできる。適合材料の例には、HYTREL(登録商標)HTR−6108、POLYBOND(登録商標)3009(BPケミカル社(BP Chemicals))、SP 2205(シェブロン社(Chevron))、DS 1328/60(シェブロン社(Chevron))、LOTADER(登録商標)2400、ESCOR(登録商標)ATX−320、ESCOR(登録商標)ATX−325、VAMAC(登録商標)GIおよびLOTADER(登録商標)AX8660がある。特定の実施形態では、適合材料(たとえば、PETG)を押出成形前に1つまたは複数のポリマー(たとえば、LCP含有材料)とブレンドすることができる。
多くの方法によりLCPを熱可塑性物質にブレンドすることができる。LCPのブレンドは、LCP、熱可塑性材料、および適合材料の三成分系とすることができる。様々なLCP、様々な熱可塑性材料、および様々な適合材料からなる多数の組合せによる系が意図されている。
適合化されたブレンドは、ポリアゾメチンLCP、ポリアミドなどの熱可塑性ポリマー、および、LCPおよび/または熱可塑性ポリマーに適合性および/または反応性を示すことのできる少なくとも1つの官能基を有する、カプロラクタムなどの適合材料のブレンドであってもよい。このようなブレンドは、たとえば米国特許第5,565,530号に記載されており、同特許文献に開示された内容は本願においても開示されたものとする。
使用可能なポリマーブレンド製品には、PET、全芳香族LCPコポリエステル、およびたとえばESCOR(登録商標)ATX320、ESCOR(登録商標)ATX325、またはESCOR(登録商標)XV−11.04などのエチレンメチルアクリレート−アクリル酸ターポリマー適合材料がある。他のポリマーブレンド製品には、PET、全芳香族LCPコポリエステル、およびPOLYBOND(登録商標)3009などのエチレン−無水マレイン酸コポリマー適合材料がある。別のポリマーブレンド製品には、PET、全芳香族LCPコポリエステル、およびDS1328/60など無水マレイン酸適合材料をグラフトしたエチレン−メチルアクリレートコポリマー、またはHYTREL(登録商標)HTR6108などのコポリエステルエラストマーがある。
PET、LCP、および少なくとも2つの適合材料を含むポリマーブレンド製品を使用することができる。たとえば、DS1328/60およびPOLYBOND(登録商標)3009をLCP VECTRA(登録商標)とともに使用することができる。別の例として、LCPがVECTRA(登録商標)である場合、適合材料は、POLYBOND(登録商標)3009、およびESCOR(登録商標)ATX−320、ESCOR(登録商標)ATX−325、DS1328160、ESCOR(登録商標)XV−11.04およびHYTREL(登録商標)HTR−6108から選択される、少なくとも1つの別の適合材料とすることができる。
特定の実施形態では、適合材料を選択する場合に、LCPおよび他のポリマー(たとえば、PET)の特性、ならびに最終的なブレンドの所望の特性を考慮している。
LCP、熱可塑性ポリマー、および適合材料を含むいくつかの実施形態では、ブレンド製品は、約0.1重量パーセント〜約10重量パーセント(たとえば、約0.5重量パーセント〜約2重量パーセント)のLCP、約40重量パーセント〜約99重量パーセント(たとえば、約85重量パーセント〜約99重量パーセント)の熱可塑性ポリマー、および約0.1重量パーセント〜約30重量パーセント(たとえば、約1重量パーセント〜約10重量パーセント)の適合材料を含む。
特定のポリマーおよびポリマーの組合せについてすでに述べたが、他のポリマーおよびポリマーの組合せも使用することができる。他のポリマーには、たとえば、熱可塑性エラストマーなどのエラストマー、およびポリブチレンテレフタレート−ポリエチレングリコールブロックコポリマーなどの、たとえばHYTREL(登録商標)として入手可能なエンジニアリング熱可塑性エラストマーがある。これらはハミルトン(Hamilton)に付与された米国特許第5,797,877号に記載されており、同特許文献に開示された内容は本願においても開示されたものとする。他のポリマーにはポリウレタンがある。他のポリマーには、ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)、ABS/ナイロン、ABS/−ポリビニルクロライド(PVC)、ABS/ポリカーボネート、アクリロニトリルコポリマー、ポリアクリルアミド、ポリアクリレート、およびポリアクリルスルホンなどのコポリマー;ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、液晶ポリマー(LCP)、ポリエステル/ポリカプロラクトン、およびポリエステル/ポリアジペート(polyadipate)などのポリエステル;ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリエーテルスルホン(PES)、ポリエーテルイミド(PEI)、およびポリエーテルケトン(PEK)を含む高温溶融ポリマー;ポリメチルペンテン、ポリフェニレンエーテル、ポリフェニレンサルファイド、およびスチレンアクリロニトリル(SAN);ナイロン6、ナイロン6/6、ナイロン6/66、ナイロン6/9、ナイロン6/10、ナイロン6/12、ナイロン11、ナイロン12などのポリアミド;エチレン、プロピレンエチレンビニルアセテート、およびエチレンビニルアルコール(EVA);様々なイオノマー;ポリエチレンタイプI−IV;ポリオレフィン;ポリウレタン;ポリビニルクロライド;ポリシロキサン(シリコーン)がある。低温から中温溶融ポリマーには、ポリクロロトリエチレン(CTFE)、ポリ(エチレン−コ−クロロトリフルオロエチレン)(ECTFE)、エチレンテトラフルオロエチレン(ETFE)コポリマー、テトラフルオロエチレンおよびヘキサフルオロプロピレン(FEP)のコポリマー、パーフルオロアルカン(PFA)、およびポリ(ビニリデンフルオライド)(PVDF)などのフルオロカーボンが含まれる。
管材は押出成形法によって製造できる。この方法には、通常、一連のディスクを有する押出成形装置(たとえば、コンパクトクロスヘッドなどのクロスヘッド)を使用する。たとえば、装置は、材料層ごとに1つのディスクを有することが可能である。各ディスクは、1つまたは複数のチャネル(たとえば、1つのチャネル、2つのチャネル、3つのチャネル、4つのチャネル、5つのチャネル、6つのチャネル、7つのチャネル、8つのチャネル、10のチャネル、12のチャネル、14のチャネル、16のチャネルなど)を有することができる。いくつかの実施形態では、層の真円度を高めるために少なくとも1つのディスクに(たとえば、1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、7つ、8つのディスクなどに)比較的多くの数のチャネル(たとえば、5つ、6つ、7つ、8つなどのチャネル)を有することが望ましい。いくつかの実施形態では、各ディスクは比較的多くの数のチャネルを有する。チャネルの数は、たとえば体積出力、温度、粘性、圧力降下、ディスクの外径、使用される材料(たとえば、ポリマー)、および/またはチャネル寸法に基づいて、選択することができる。
特定の実施形態では、1つまたは複数のディスクの厚さ(たとえば、少なくとも2つのディスク、少なくとも3つのディスク、少なくとも4つのディスク、少なくとも5つのディスク、少なくとも6つのディスク、少なくとも7つのディスク、少なくとも8つのディスク、少なくとも9つのディスク、少なくとも10のディスク、少なくとも11のディスク、少なくとも12のディスク、少なくとも13ディスク、少なくとも20ディスクなどの各ディスク)は、装置を通過する材料(ポリマー)のフローに対して平行方向に(たとえば、図9に示す方向Lに)、約2.54センチメートル(1インチ)未満(たとえば約1.91センチメートル(0.75インチ)未満、約1.27センチメートル(0.5インチ)未満、約1.02センチメートル(0.4インチ)未満、約0.76センチメートル(0.3インチ)未満、約0.5センチメートル(0.2インチ)未満、約0.38センチメートル(0.15インチ)未満、約0.25センチメートル(0.1インチ)未満、約0.12センチメートル(0.05インチ)未満)とすることができる。
いくつかの実施形態では、装置は、装置を通過する材料(ポリマー)のフローに対して平行方向に(たとえば、図9に示す方向Lに)、約33センチメートル(13インチ)未満の全厚(たとえば約30.5センチメートル(12インチ)未満、約27.9センチメートル(11インチ)未満、約25.4センチメートル(10インチ)未満、約22.9センチメートル(9インチ)未満、約20.3センチメートル(8インチ)未満、約17.8センチメートル(7インチ)未満、約15.2センチメートル(6インチ)未満、約14センチメートル(5.5インチ)未満、約12.7センチメートル(5インチ)未満、約11.4センチメートル(4.5インチ)未満、約10.2センチメートル(4インチ)未満、約8.9センチメートル(3.5インチ)未満、約7.6センチメートル(3インチ)未満、約6.4センチメートル(2.5インチ)未満、約5.1センチメートル(2インチ)未満、約4.8センチメートル(1.9インチ)未満、約4.6センチメートル(1.8インチ)未満)を有する13個のディスクスタックを含む。
特定の実施形態では、装置は、装置を通過する材料(ポリマー)のフローに対して平行方向に(たとえば、図9に示す方向Lに)、約50.8センチメートル(20インチ)未満(たとえば、約48.3センチメートル(19インチ)未満、約45.7センチメートル(18インチ)未満、約43.2センチメートル(17インチ)未満、約40.6センチメートル(16インチ)未満、約38.1センチメートル(15インチ)未満、約35.6センチメートル(14インチ)未満、約33センチメートル(13インチ)未満、約30.5センチメートル(12インチ)未満、約25.4センチメートル(10インチ)未満、約24.1センチメートル(9.5インチ)未満、約22.9センチメートル(9インチ)未満、約21.6センチメートル(8.5インチ)未満、約20.3センチメートル(8インチ)未満、約19.1センチメートル(7.5インチ)未満、約17.8センチメートル(7インチ)未満、約16.5センチメートル(6.5インチ)未満、約16.3センチメートル(6.4インチ)未満、約16センチメートル(6.3インチ)未満、約15.7センチメートル(6.2インチ)未満、約15.5センチメートル(6.1インチ)未満、約15.2センチメートル(6インチ)未満)の全厚を有する20個のディスクスタックを有する。
図9は、13層からなる管材の製造に使用可能な押出成形装置(コンパクトクロスヘッド)220の一実施形態を示す断面図である。管材は、所望の層の配列を有する多層管を共押出成形することによって形成することができる。コンパクトクロスヘッド220は、給気管234を包囲するスペーシングマンドレル232が配置されている共通の穴部を有する、一連のアセンブリセクション222、224、226、228、230を備える。アセンブリセクション222、224、226は、異なるポリマー(本実施の形態では、ポリマーAおよびポリマーB)をヘッドへ送る別の押出成形機(図示せず)からの入口236、238を画成し、ポリマーをアセンブリセクション228に誘導する通路240、242を備える。
アセンブリセクション228は、本実施の形態では13個の一連の押出成形ディスク244を収容する。各ディスクは、一方のポリマーのみの押出入口および出口を除いて、両方のポリマー用の通路を備える。(一方のポリマーのみの通路を備える最後のディスクは例外である。)このように、ポリマーフローはアセンブリに沿って連続しているが、各ポリマーは所望の順序で押出成形の流れに添加される。本実施の形態では、1つおきにディスクが第1のポリマー用の入口および出口を有し、1つおきに介在するディスクが第2のポリマー用の入口および出口を有する。
図9a〜9eは、クロスヘッド220において同時に使用できる5つの異なる4チャネルディスク設計を示す。ディスクの入口および出口は、ディスクの面に機械加工されたチャネルとして形成される。ポリマーAは通路250を通って流れ、ポリマーBは通路251を通って流れる。(ディスクを位置合わせするためにアラインメントピン用の開口255が設けられている。)隣接するディスク間の空隙に通じるチャネル256によって、出口が形成される。たとえば、第1のディスク246は、第1のポリマーのための入口252および出口247、および第2のポリマーのための通路251を有するが、第2のポリマーのための入口および出口はない。第2のディスク248は、第2のポリマーのための入口254および出口249、および第1のポリマーのための通路259を有するが、第1のポリマーのための入口および出口はない。その結果、第1のポリマーが最内層として、第2のポリマーが次に隣接する層として、第1のポリマーが第3の層として等、溶着される。第13のディスクの端部において、異なるポリマーからなる層を交互に配置した13層の押出成形が完了する。第13のディスク(図9e)は通路51なしで形成される。押出成形においては、アセンブリセクション230のノズル250において、所望の径に寸法が設定される。クロスヘッドは、所望の層の配列を得るためにディスクまたはディスクの出口形状を変えることによって、コンパクトな設計にかなりの可撓性を付与する。組立図において示すように、流れに沿ってポリマーの供給を容易に行うために、ディスクの中央開口の径を変更することができる。加えて、チャネルは、連続するディスク内で異なる径方向の流れにポリマーを誘導するように配置することができる
層の数は、ディスクの数を調節することによって、単層、2層、3層、またはそれ以上の層に変更することができる。また、図10においては、20枚のディスク配置が示されるが、システムは、セクション224、226を他の押出機の入口を備えるセクションと取り替えることにより、かつ、ディスクを他のポリマーのフローに対応するチャネルを含むように構成することにより、より多数のポリマーを共押出成形できる。図9の実施形態では、アセンブリセクションおよびディスクはステンレス鋼から形成され、システムは約8.9センチメートル(3.5インチ)の全径D、および約16.5センチメートル(6.5インチ)の全長Lを有する。押出成形機は、1−インチ・ブラベンダー(Brabrender)押出成形機(NJ)であってもよい。ゾーン加熱温度、ポリマー濃度、送り速度、およびライン速度などのいくつかの例示的な操作条件が、2001年3月2日付けで出願された米国特許出願番号第09/798,749号(発明の名称:多層からなる医療器具(Multilayer Medical Device))に記載されており、同特許文献に開示された内容は本願においても開示されたものとする。
図11a〜11eは、図9a〜9eで示した4チャネルディスクに関して述べた同様の方法で、クロスヘッド220において併せて使用できる5つの異なる8チャネルディスクの設計を示す。ただし、図11a〜11eに示すように、これらのディスクはそれぞれ8つのチャネル256を含む。これにより、出口247におけるポリマーフローの速度は出口247周辺でより一定になるので、管材における個々の層の真円度が向上し、および/または、管材における層間の境界面の真円度が増加する。8チャネルパターンは4および8チャネルディスクを同一の押出成形機で使用できるように、4チャネルパターンと同一寸法のディスクに機械加工してもよい。特定の実施形態では、チャネル間のディスク材料の幅は、概してそのサイズとディスク上の位置を制限する。たとえば、いくつかの実施形態においては、440Cステンレス鋼で機械加工されたディスクは、押出されるポリマーの圧力による損傷なしに約0.089センチメートル(0.035インチ)のチャネル間の最小幅を維持できる。
個々の層の厚さは、送り速度、すなわちポリマーのフローを制御することによって調節できる。たとえば層の厚さを増加するには、その層への材料のフローを増加させる。層の厚さを減少するには、その層への材料のフローを減少させる。移行部の長さは、材料のフローにおける変更速度を制御することによって調節できる。急激なフローの変更は比較的短い移行部を形成し、比較的緩やかなフロー変更は比較的長い移行部を形成する傾向がある。材料のフローを停止することによって、たとえば層124などの層を管材内で終端させることができる(図7)。メルトポンプ、ポンプを制御するシステムおよびその方法を含む、送り速度またはポリマーのフローを制御するための好ましいシステムが、国際公開第WO01/32398号(発明の名称:カテーテル用管材を押出成形するための方法および装置(Method and Apparatus for Extruding Catheter Tubing))に記載されており、同特許文献に開示された内容は本願においても開示されたものとする。他の方法には、ビュルリら(Burlis et al.)に付与された米国特許第3,752,617号に記載されているような、サーボ制御バルブの使用が含まれ、同特許文献に開示された内容は本願においても開示されたものとする。
(他の実施形態)
他の実施形態においては、管状壁は、他の材料からなる層の間に接着層を備えることも可能である。図12を参照すると、管状壁300は、層302、304、306、308、310、312、314、316、318の9層を含む。層302、310、318は、第1の材料から形成され、層306、314は第2の材料から形成され、層304、308、312、316は接着剤から形成される。接着剤は、たとえば、第1の材料と第2の材料が不混和性である場合に使用できる。図に示すように、層304、308、312、316は、層306、314にほぼ一致するが、他の実施形態では、層304、308、312、316は上述のいずれの形状においても形成することが可能である。
層304、308、312、316は、医療器具での使用に適した任意の接着材料から形成されてもよい。接着剤はポリマー(たとえば、ほぼ単独のポリマー、またはポリマーのブレンド)であってもよい。一例として、特定の実施形態においては、接着剤はエチレンビニルアセテートポリマーを含む材料から形成されている。他の例として、いくつかの実施形態では、接着剤はアンヒドリド変性ポリオレフィンから形成される。接着剤は、たとえば、米国デラウェア州ウィルミントンに所在するE.I.デュポン・ド・ヌムール社(E.I.Dupont de Nemours)から販売されているBYNEL(登録商標)のポリマー群(たとえば、BYNEL(登録商標)CXAシリーズ、BYNEL(登録商標)1000シリーズ、BYNEL(登録商標)1123、BYNEL(登録商標)1124、BYNEL(登録商標)11E554、BYNEL(登録商標)11E573、BYNEL(登録商標)CXA E−418)、米国ニュージャージー州ニューアークに所在するエクイスター ケミカル社(Equistar Chemicals)から販売されているPLEXAR(登録商標)のポリマー群(たとえば、PX360、PX360E、PX380、PX3227、PX3236、PX3277、PX5125、PX5327、PX206、PX209、PX2049、PX165、PX175、PX180、PX909、PX101、PX107A、PX108、PX114、PX1164)、および/または、米国ミシガン州ミッドランドに所在するダウ ケミカル社(Dow Chemical Company)から販売されているBLOX(登録商標)のポリマー群(たとえばBLOX(登録商標)200シリーズ)から選択することができる。
一例として、層302、310、318は、医療器具での使用に適したポリエステル含有材料(たとえば、ほぼ単独のポリマー、少なくとも1つのポリエステルを含むブレンド)から形成することができる。そのようなポリマーには、たとえば、ポリエステルホモポリマー、および/またはポリエステルのコポリマー(たとえば、ブロックコポリマー)がある。ポリエステルの例には、PETポリマー、PBTポリマー、ならびにこれらのブレンドおよび組合せ、たとえばSELAR(登録商標)PTのポリマー群(たとえば、デュポン社(DuPont)より販売されるSELAR(登録商標)PT 8307、SELAR(登録商標)PT4274、SELAR(登録商標)PTX280)、CLEARTUF(登録商標)のポリマー群(たとえば、米国ウェストバージニア州アップルグローヴに所在するM&Gポリマー社(M&G Polymers)より販売されるCLEARTUF(登録商標)8006)、TRAYTUF(登録商標)のポリマー群(たとえば、米国テキサス州ヒューストンに所在するシェル ケミカル社(Shell Chemical)より販売されるTRAYTUF(登録商標)1006、デュポン社(Dupont)より販売されるMELINAR(登録商標)のポリマー群、米国ニュージャージー州サミットに所在するティコナ社(Ticona)より販売されるCELANEX(登録商標)のポリマー群、ティコナ社より販売されるRITEFLEX(登録商標)のポリマー群、デュポン社より販売されるHYTREL(登録商標)のポリマー群(たとえば、HYTREL(登録商標)5556、HYTREL(登録商標)7246、HYTREL(登録商標)4056)、および米国インディアナ州エリオンスピラに所在するDSM社より販売されるARNITEL(登録商標)のポリマー群(たとえば、ARNITEL(登録商標)EM630)などがある。
層306、314は、医療器具での使用に適したポリアミド含有材料(たとえば、ほぼ単独のポリマー、少なくとも1つのポリアミドを含むブレンド)から形成することができる。そのようなポリマーには、ポリアミドホモポリマー、および/または、ポリアミドのコポリマー(たとえば、ブロックコポリマー)などがある。ポリアミドの1つのタイプには、たとえば、Nylon 11(アトフィナ社(Atofina)より販売)、Nylon 6(米国ニュージャージー州モリスタウンに所在するハネウェル社より販売)、Nylon 6/10(米国ニュージャージー州マウントオリーブに所在するBASF社(BASFより販売)、Nylon 6/12(米国ニュージャージー州クランフォードに所在するアシュレイ ポリマー社(Ashley Polymers)より販売)、Nylon 12、Nylon NXD−6、GRIVORY(登録商標)のポリマー群(米国サウスカロライナ州サムターに所在するEMS社(EMS)より販売)、GRILAMID(登録商標)のポリマー群(EMS社より販売)、VESTAMID(登録商標)のポリマー群(ダイセル−デグサ社(Daicel−Degussa Ltd)より販売)、およびPEBAX(登録商標)のポリマー群(たとえば、アトフィナ社より販売されるPEBAX(登録商標)5533、PEBAX(登録商標)2533、PEBAX(登録商標)7033)などの脂肪族ナイロンや芳香族ナイロンなどを含むナイロン系のポリマー群がある。
上述した管材は、ガイドワイヤ(たとえば、ポリマー製のガイドワイヤ)に形成することができる。優れたトルク伝達性を備えるガイドワイヤを形成する方法は、米国特許第5,951,494号に記載されており、同特許文献に開示された内容は本願においても開示されたものとする。
(例1)
以下の例は、層の数およびその径方向位置が管材の剛性に及ぼす影響を調べたシミュレーションの結果を示す。以下に述べる試料の層は交互に配置されている。壁厚はすべての試料において一定である。計算は、等しい厚さからなる均一に配分された層をもとに行っている。
Figure 2007502657
試料Aは、単独のPEBAX(登録商標)7033から形成した管材である。試料Jは、単独のPEBAX(登録商標)7233から形成した管材であり、より高い剛性(0.867対0.545g−mm/deg)によって示されるように、PEBAX(登録商標)7033よりも高い剛性を有する。
試料Bは、2層管であり、外層がPEBAX(登録商標)7033、内層がPEBAX(登録商標)7233からなる。PEBAX(登録商標)7033対PEBAX(登録商標)7233の比率は50:50である。試料Bの剛性が試料Aの剛性よりも高い。これは、試料Aと比べてより多くの剛性材料、すなわちPEBAX(登録商標)7233(剛性材料)がPEBAX(登録商標)7033(より可撓性を有する材料)の代わりに使用されているためである。試料Jに比べて試料Bは剛性が低い。これは、剛性の高いPEBAX(登録商標)7233の代わりに、可撓性のより高いPEBAX(登録商標)7033がより多く使用されているためである。
試料Cは2層管であり、外層がPEBAX(登録商標)7033、内層がPEBAX(登録商標)7233からなる。PEBAX(登録商標)7033対PEBAX(登録商標)7233の比率は35:65である。試料Bと比べて、試料Cはより多くの剛性の高い材料を有する(65重量パーセント(PEBAX(登録商標)7233)対50重量パーセント(PEBAX(登録商標)7233))ため、試料Cよりも高い剛性を有する。
試料Dは7層管であり、外層がPEBAX(登録商標)7033からなり、PEBAX(登録商標)7033対PEBAX(登録商標)7233の比率は35:65である。試料Cと比べて、より多くのPEBAX(登録商標)7233が管材の外面に分布されているので、試料Dはより高い剛性を有する。すなわち、試料CではすべてのPEBAX(登録商標)7233が管材の内面に隣接していたが、試料DではPEBAX(登録商標)7233の一部が径方向外側に移動しており、それにより管材の慣性モーメントがより影響を受けた。
試料Eは13層管であり、外層がPEBAX(登録商標)7033からなり、PEBAX(登録商標)7033対PEBAX(登録商標)7233の比率は35:65である。試料Dと比べて、より多くのPEBAX(登録商標)7233が管材の外面に分布されているので、試料Eはより高い剛性を有する。
試料Fは13層管であり、外層がPEBAX(登録商標)7233からなり、PEBAX(登録商標)7233対PEBAX(登録商標)7033の比率は65:35である。試料Eと比べて、剛性材料(PEBAX(登録商標)7233)が管材の外面に形成されているので、試料Fはより高い剛性を有する。層の数がより多いために、試料CとIにおいて剛性材料と可撓性材料の位置を変えたときよりも、差はわずかである。
試料Gは2層管であり、外層がPEBAX(登録商標)7233からなり、PEBAX(登録商標)7233対PEBAX(登録商標)7033の比率は50:50である。試料Bと比べて、より剛性の高いPEBAX(登録商標)7233が管材の外面に形成されているので、試料Gはより高い剛性を有する。
試料Hは7層管であり、外層がPEBAX(登録商標)7233からなり、PEBAX(登録商標)7233対PEBAX(登録商標)7033の比率は65:35である。試料Fと比べて、より多くのPEBAX(登録商標)7233が管材の外面に分布されているので、試料Hはより高い剛性を有する。試料Dと比べて、より剛性の高いPEBAX(登録商標)7233が管材の外面に形成されているので、試料Hはより高い剛性を有する。
試料Iは2層管であり、外層がPEBAX(登録商標)7233からなり、PEBAX(登録商標)7233対PEBAX(登録商標)7033の比率は65:35である。試料Cと比べて、より剛性の高いPEBAX(登録商標)7233が管材の外面に形成されているので、試料Iはより高い剛性を有する。試料FおよびHと比べて、より多くのPEBAX(登録商標)7233が管材の外面に分布、たとえば集中しているので、試料Iはより高い剛性を有する。ただし、試料Jと比べて、PEBAX(登録商標)7233の一部により可撓性を有するPEBAX(登録商標)7033が使用されているため、試料Iは剛性が低くなる。
(例2)
PEBAX 7233およびPEBAX 5533が交互に配置された層(すなわち、PEBAX 5533が「A」層でありPEBAX 7233が「B」層である場合、ABABABABAの構造)からなる、9層管(外径約0.0558センチメートル(0.022インチ)x内径約0.0431センチメートル(0.017インチ))を以下の手順に従って形成した。
それぞれが約1.905センチメートル(3/4インチ)径のバレル(05−09−N55)を備えた2つの押出成形機(Brabender Prepcenters(Type D−51))を使用した。一方の押出成形機はPEBAX 7233を供給し、他方はPEBAX 5533を押出成形した。両方の押出成形機の温度(華氏)を80−345−365−385とした。PEBAX 7233に対しては、クランプ前方の温度は395−395−395であり、PEBAX 5533に対しては、クランプ前方の温度は385−385−395であった。
2つのポンプ(ゼニス社(Zenith)、0.16cc/rev)を使用した。PEBAX 7233に対するポンプでは、効率は83.6パーセント、PEBAX 5533では、効率は88.3パーセントであった。効率は、材料の所定の量を得るためのポンプの設定に影響する。各ポンプの入口圧力は約10.34MPa(約1500psi)であった。
押出ヘッドは、米国特許出願第09/798,749号に記載されているものと同じであり、8チャネルディスクを備える。LaserMike192を使用して外径を測定し、ニコン社(Nikon)のQuadrachek200を備えたツールスコープを使用して管材を視認により検査した。プーラー(RDNマニュファクチャリング社(米国イリノイ州ブルーミングデイルに所在するRDN Manufacturing Co.,Inc.,)より販売される、OLCサーボ制御エア・ボックスを有する、Model Tapertube 0.5)を使用し、水槽を21.1°C(70°F)に設定した。
押出成形は部品までの距離に基づいて行われた。すなわち、ギアポンプの変更は、たとえば時間によるのではなく、管材の移動に基づいて行われた。たとえば、管材が5.1センチメートル(2インチ)押出されると、第1のメルト/ギアポンプは停止状態から7.84rpmになる。1280センチメートル(504インチ)が押出された後は、このポンプは0rpmに戻る。このサイクルは繰り返される。
Figure 2007502657
連続するポイント間では線形補間法を使用した。管材の長さは約25.3メートル(83フィート)であった。1.27メートル(50インチ)の長さで、主に内層の約8パーセントのPEBAX 7233から、主に外層の約55パーセントのPEBAX 7233へと移行が行われた。系が平衡になるまでに約2時間を要し、それにより各材料の相対量が片の長さに沿ってほぼ一定になった。
本明細書に開示されたすべての特徴は、任意の組合せにおいて組み合わせることも可能である。開示された各特徴は、同一、同等、または同様の目的にかなう代替的な特徴に置き換えることができる。したがって他に明示されない限り、開示された各特徴は、包括的な一連の同等または同様の特徴の例に過ぎない。
本出願において参照したすべての刊行物、出願書類、および特許を、個々の刊行物または特許について具体的かつ個別に援用の表示を行ったのと同一程度に本明細書に援用する。
他の実施形態は特許請求の範囲に含まれる。
多層管を示す図。 線2−2に沿った図1の管材の壁を示す断面図。 医療器具の壁の実施形態を示す断面図。 医療器具の壁の他の実施形態を示す断面図。 医療器具の壁の別の実施形態を示す断面図。 医療器具の壁の別の実施形態を示す断面図。 医療器具の壁の別の実施形態を示す断面図。 医療器具の壁の別の実施形態を示す断面図。 押出クロスヘッドを示す組立図。 本発明の一実施形態による図9の第1のクロスヘッドディスクを示す断面図。 一実施形態による図9の第2のクロスヘッドディスクを示す断面図。 一1実施形態による図3の第3、第5、第7、第9、および第11のクロスヘッドディスクを示す断面図。 一実施形態による図3の第4、第6、第8、第10、および第12のクロスヘッドディスクを示す断面図。 一実施形態による図9の第13のクロスヘッドディスクを示す断面図。 一実施形態によるアセンブリセクション226および228を示す断面図。 一実施形態によるアセンブリセクション224を示す断面図。 一実施形態によるアセンブリセクション222を示す断面図。 一実施形態によるマンドレルを示す断面図。 一実施形態によるアセンブリセクション230を示す断面図。 一実施形態によるノズルを示す断面図。 一実施形態によるクロスヘッドの配置を示す組立図。 一実施形態による図9の第1のクロスヘッドディスクを示す断面図。 一実施形態による図9の第2のクロスヘッドディスクを示す断面図。 一実施形態による図3の第3、第5、第7、第9、および第11のクロスヘッドディスクを示す断面図。 一実施形態による図3の第4、第6、第8、第10、および第12のクロスヘッドディスクを示す断面図。 一実施形態による図9の第13のクロスヘッドディスクを示す断面図。 医療器具の壁の実施形態を示す断面図。

Claims (25)

  1. 医療器具であって、
    第1の材料と、該第1の材料とは異なる剛性を有する第2の材料とからなる少なくとも4つの層を備え、
    該層の少なくとも1つの層の厚さが該器具の軸線方向において可変である医療器具。
  2. 先端部より基端部においてより高い剛性を有する請求項1に記載の器具。
  3. 前記第1および第2の材料が交互に配置される請求項1に記載の器具。
  4. 前記層が前記器具のほぼ長さにわたって延びる請求項1に記載の器具。
  5. 少なくとも5つの層からなる請求項1に記載の器具。
  6. 少なくとも7つの層からなる請求項1に記載の器具。
  7. 少なくとも13の層からなる請求項1に記載の器具。
  8. 前記器具のほぼ全長にわたって同数の層を有する請求項1に記載の器具。
  9. 前記層の少なくとも1つの層の厚さが前記器具のほぼ全長にわたって可変である請求項1に記載の器具。
  10. 前記層の少なくとも1つの層の厚さが前記器具の選択された一部分において可変である請求項1に記載の器具。
  11. 前記層の少なくとも1つの層の厚さが前記器具の選択された複数の部分において可変である請求項1に記載の器具。
  12. 複数の異なる材料からなる複数の層の厚さが、前記器具の選択された異なる部分において可変である請求項1に記載の器具。
  13. 複数の異なる材料からなる複数の層の厚さが、前記器具の選択されたほぼ同一の部分において可変である請求項1に記載の器具。
  14. 前記第1および第2の材料が共通のブロック部分を含むブロックコポリマーからなる請求項1に記載の器具。
  15. 前記ブロック部分がアミドセグメントおよびテトラメチレングリコールセグメントからなる請求項14に記載の器具。
  16. 前記第1および第2の材料のうちの少なくともいずれか一方が、熱可塑性ポリアミド、熱可塑性ポリエステル、および熱可塑性エラストマーからなる群から選択される請求項1に記載の器具。
  17. 前記第1および第2の材料のうちの少なくともいずれか一方が、ポリマーのブレンドからなる請求項1に記載の器具。
  18. 管状をなす請求項1に記載の器具。
  19. カテーテルシャフトの形態を取る請求項1に記載の器具。
  20. ガイドワイヤの形態を取る請求項1に記載の器具。
  21. 押出成形された器具である請求項1に記載の器具。
  22. 医療器具であって、
    第1の材料から形成された第1の層と、
    該第1の材料とは異なる剛性を有する第2の材料から形成された第2の層と、
    該第1の層と第2の層との間において接着材料からなる第3の層とを備え、
    該第1の層の厚さが該器具の軸線方向に沿って可変である医療器具。
  23. 医療器具を製造する方法であって、
    第1の材料と、該第1の材料とは異なる剛性を有する第2の材料とから形成される少なくとも3つの層からなる管材を形成する工程と、
    該層の少なくとも1つの層の厚さを該器具に沿って軸線方向に変化させる工程とを含む方法。
  24. 前記層を共押出成形する工程を含む請求項23に記載の方法。
  25. 前記管材をガイドワイヤに形成する工程をさらに含む請求項23に記載の方法。
JP2006523899A 2003-08-21 2004-08-09 多層からなる医療器具 Pending JP2007502657A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/645,014 US7166099B2 (en) 2003-08-21 2003-08-21 Multilayer medical devices
PCT/US2004/025632 WO2005021079A1 (en) 2003-08-21 2004-08-09 Multilayer medical devices

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007502657A true JP2007502657A (ja) 2007-02-15

Family

ID=34194209

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006523899A Pending JP2007502657A (ja) 2003-08-21 2004-08-09 多層からなる医療器具

Country Status (8)

Country Link
US (3) US7166099B2 (ja)
EP (1) EP1656174B1 (ja)
JP (1) JP2007502657A (ja)
AT (1) ATE415997T1 (ja)
CA (1) CA2535949A1 (ja)
DE (1) DE602004018154D1 (ja)
ES (1) ES2318336T3 (ja)
WO (1) WO2005021079A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010530278A (ja) * 2007-06-19 2010-09-09 タイコ・エレクトロニクス・コーポレイション 補強された医療機器を形成する、複数壁の寸法回復可能なチューブ
WO2014034367A1 (ja) * 2012-08-31 2014-03-06 株式会社カネカ 涙道チューブ
JP2015521124A (ja) * 2012-05-14 2015-07-27 バイエル・マテリアルサイエンス・アクチェンゲゼルシャフトBayer MaterialScience AG 改善されたモジュラス特性を有する多層膜

Families Citing this family (86)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8177743B2 (en) 1998-05-18 2012-05-15 Boston Scientific Scimed, Inc. Localized delivery of drug agents
US6488689B1 (en) 1999-05-20 2002-12-03 Aaron V. Kaplan Methods and apparatus for transpericardial left atrial appendage closure
US7166099B2 (en) * 2003-08-21 2007-01-23 Boston Scientific Scimed, Inc. Multilayer medical devices
US20050124976A1 (en) * 2003-12-04 2005-06-09 Devens Douglas A.Jr. Medical devices
US7758572B2 (en) 2004-05-20 2010-07-20 Boston Scientific Scimed, Inc. Medical devices and methods including cooling balloons having nanotubes
US8500797B2 (en) * 2004-09-08 2013-08-06 Boston Scientific Scimed, Inc. Medical devices
US7722578B2 (en) * 2004-09-08 2010-05-25 Boston Scientific Scimed, Inc. Medical devices
WO2006069396A1 (en) * 2004-12-21 2006-06-29 Onset Medical Corporation Non-expandable transluminal access sheath
US20060182873A1 (en) * 2005-02-17 2006-08-17 Klisch Leo M Medical devices
US8048028B2 (en) 2005-02-17 2011-11-01 Boston Scientific Scimed, Inc. Reinforced medical balloon
US9480589B2 (en) * 2005-05-13 2016-11-01 Boston Scientific Scimed, Inc. Endoprosthesis delivery system
US7691082B2 (en) * 2005-07-01 2010-04-06 Boston Scientific Scimed, Inc. Medical devices
US7544201B2 (en) * 2005-07-05 2009-06-09 Futurematrix Interventional, Inc. Rapid exchange balloon dilation catheter having reinforced multi-lumen distal portion
US7778684B2 (en) * 2005-08-08 2010-08-17 Boston Scientific Scimed, Inc. MRI resonator system with stent implant
US7637902B2 (en) * 2005-11-23 2009-12-29 Medtronic, Inc. Slittable and peelable sheaths and methods for making and using them
US7828766B2 (en) 2005-12-20 2010-11-09 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Non-compliant multilayered balloon for a catheter
US20070156230A1 (en) 2006-01-04 2007-07-05 Dugan Stephen R Stents with radiopaque markers
US20070239256A1 (en) * 2006-03-22 2007-10-11 Jan Weber Medical devices having electrical circuits with multilayer regions
US8752267B2 (en) 2006-05-26 2014-06-17 Abbott Cardiovascular Systems Inc. Method of making stents with radiopaque markers
US7951194B2 (en) 2006-05-26 2011-05-31 Abbott Cardiovascular Sysetms Inc. Bioabsorbable stent with radiopaque coating
US8034287B2 (en) 2006-06-01 2011-10-11 Abbott Cardiovascular Systems Inc. Radiation sterilization of medical devices
US8535372B1 (en) 2006-06-16 2013-09-17 Abbott Cardiovascular Systems Inc. Bioabsorbable stent with prohealing layer
US8128688B2 (en) * 2006-06-27 2012-03-06 Abbott Cardiovascular Systems Inc. Carbon coating on an implantable device
US7823263B2 (en) 2006-07-11 2010-11-02 Abbott Cardiovascular Systems Inc. Method of removing stent islands from a stent
DE102006062187A1 (de) * 2006-12-22 2008-06-26 Biotronik Vi Patent Ag Katheterrohrelement
US20080172120A1 (en) * 2007-01-12 2008-07-17 Calvin Fenn Endoprosthesis delivery systems and related methods
US7829008B2 (en) * 2007-05-30 2010-11-09 Abbott Cardiovascular Systems Inc. Fabricating a stent from a blow molded tube
US7959857B2 (en) * 2007-06-01 2011-06-14 Abbott Cardiovascular Systems Inc. Radiation sterilization of medical devices
US20080306582A1 (en) * 2007-06-05 2008-12-11 Yunbing Wang Implantable medical devices with elastomeric copolymer coatings
US8202528B2 (en) * 2007-06-05 2012-06-19 Abbott Cardiovascular Systems Inc. Implantable medical devices with elastomeric block copolymer coatings
US8293260B2 (en) * 2007-06-05 2012-10-23 Abbott Cardiovascular Systems Inc. Elastomeric copolymer coatings containing poly (tetramethyl carbonate) for implantable medical devices
US8425591B1 (en) 2007-06-11 2013-04-23 Abbott Cardiovascular Systems Inc. Methods of forming polymer-bioceramic composite medical devices with bioceramic particles
US7901452B2 (en) * 2007-06-27 2011-03-08 Abbott Cardiovascular Systems Inc. Method to fabricate a stent having selected morphology to reduce restenosis
US7955381B1 (en) 2007-06-29 2011-06-07 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Polymer-bioceramic composite implantable medical device with different types of bioceramic particles
DE102007043127A1 (de) * 2007-09-10 2009-03-12 Biotronik Crm Patent Ag Elektrodenvorrichtung zum physiologischen Einsatz insbesondere in der Kardiologie
US8936583B2 (en) 2007-09-28 2015-01-20 Hollister Incorporated Multi-layer catheter tubes with odor barrier
ES2739030T3 (es) 2007-09-28 2020-01-28 Hollister Inc Tubo de barrera antiolor multicapa, y combinación de tubo de barrera antiolor y bolsa recolectora de barrera antiolor
US20100324689A1 (en) * 2007-10-30 2010-12-23 Darren Donald Obrigkeit Implant comprising thermoplastic elastomer
WO2009063025A2 (en) * 2007-11-13 2009-05-22 Dsm Ip Assets Bv Implant comprising thermoplastic elastomer
US7566342B2 (en) * 2007-12-27 2009-07-28 Cook Incorporated Delivery system for medical device
US20090226502A1 (en) 2008-03-06 2009-09-10 Boston Scientific Scimed, Inc. Balloon catheter devices with solvent-swellable polymer
JP2011515635A (ja) 2008-03-18 2011-05-19 サン−ゴバン パフォーマンス プラスティックス コーポレイション 流体移送アセンブリおよび関連方法
JP2010000299A (ja) * 2008-06-23 2010-01-07 Fujinon Corp 内視鏡用可撓管及び内視鏡
US8535243B2 (en) * 2008-09-10 2013-09-17 Boston Scientific Scimed, Inc. Medical devices and tapered tubular members for use in medical devices
US8876512B2 (en) * 2008-09-23 2014-11-04 Cryovac, Inc. Die for coextruding a plurality of fluid layers
US20100072655A1 (en) * 2008-09-23 2010-03-25 Cryovac, Inc. Die, system, and method for coextruding a plurality of fluid layers
WO2010132560A1 (en) * 2009-05-14 2010-11-18 Vance Products Incorporated, D/B/A/ Cook Urological Incorporated Access sheath with active deflection
JP5767226B2 (ja) 2009-08-27 2015-08-19 ボストン サイエンティフィック サイムド,インコーポレイテッドBoston Scientific Scimed,Inc. 医療用デバイス
US8808353B2 (en) 2010-01-30 2014-08-19 Abbott Cardiovascular Systems Inc. Crush recoverable polymer scaffolds having a low crossing profile
US8568471B2 (en) 2010-01-30 2013-10-29 Abbott Cardiovascular Systems Inc. Crush recoverable polymer scaffolds
US20110238041A1 (en) * 2010-03-24 2011-09-29 Chestnut Medical Technologies, Inc. Variable flexibility catheter
US20120150299A1 (en) * 2010-06-10 2012-06-14 Ergun Asli Integrated multi-zonal cage/core implants as bone graft substitutes and apparatus and method for their fabrication
US8703260B2 (en) 2010-09-14 2014-04-22 Abbott Cardiovascular Systems Inc. Catheter balloon and method for forming same
AU2012276660B2 (en) * 2011-06-29 2016-08-11 Terumo Kabushiki Kaisha Sheath for introducer
WO2013016052A2 (en) * 2011-07-25 2013-01-31 Acclarent, Inc. Devices and methods for transnasal irrigation or suctioning of the sinuses
US8726483B2 (en) 2011-07-29 2014-05-20 Abbott Cardiovascular Systems Inc. Methods for uniform crimping and deployment of a polymer scaffold
US9504552B2 (en) 2011-11-30 2016-11-29 Cook Medical Technologies Llc Hemodialysis graft
US9072624B2 (en) 2012-02-23 2015-07-07 Covidien Lp Luminal stenting
AU2013341731B2 (en) 2012-11-12 2017-06-22 Hollister Incorporated Intermittent catheter assembly and kit
HUE041859T2 (hu) 2012-11-14 2019-06-28 Hollister Inc Eldobható katéter szelektíven lebomló belsõ maggal
US9132259B2 (en) 2012-11-19 2015-09-15 Abbott Cardiovascular Systems Inc. Multilayer balloon for a catheter
US10045867B2 (en) 2013-08-27 2018-08-14 Covidien Lp Delivery of medical devices
US9782186B2 (en) 2013-08-27 2017-10-10 Covidien Lp Vascular intervention system
ES2869024T3 (es) 2013-11-08 2021-10-22 Hollister Inc Catéteres oleófilos lubricados
CN103566412A (zh) * 2013-11-15 2014-02-12 北京伏尔特技术有限公司 一种安全型复合避光医用管材及其制造方法
AU2014363933B2 (en) 2013-12-12 2019-10-10 Hollister Incorporated Flushable disintegration catheter
CA2923676C (en) 2013-12-12 2020-10-13 Hollister Incorporated Flushable catheters
CA2933518C (en) 2013-12-12 2020-12-08 Hollister Incorporated Flushable catheters
DK3079750T3 (da) 2013-12-12 2020-07-13 Hollister Inc Udskyllelige katetre
US10080865B2 (en) 2014-01-14 2018-09-25 Cook Medical Technologies Llc Multi-lumen catheters for small body vessel applications
WO2016054193A1 (en) 2014-09-30 2016-04-07 Boston Scientific Scimed, Inc. Dual-layer balloon design and method of making the same
US9999527B2 (en) 2015-02-11 2018-06-19 Abbott Cardiovascular Systems Inc. Scaffolds having radiopaque markers
US9700443B2 (en) 2015-06-12 2017-07-11 Abbott Cardiovascular Systems Inc. Methods for attaching a radiopaque marker to a scaffold
EP3310404B1 (en) 2015-06-17 2024-03-13 Hollister Incorporated Selectively water disintegrable materials and catheters made of such materials
KR20190010583A (ko) * 2016-05-23 2019-01-30 생-고뱅 퍼포먼스 플라스틱스 코포레이션 튜블러, 이를 형성하는 장비 및 방법
US10376396B2 (en) 2017-01-19 2019-08-13 Covidien Lp Coupling units for medical device delivery systems
WO2019133656A1 (en) * 2017-12-27 2019-07-04 Saint-Gobain Performance Plastics Corporation Tubular, equipment and method of forming the same
US11123209B2 (en) 2018-04-12 2021-09-21 Covidien Lp Medical device delivery
US10786377B2 (en) 2018-04-12 2020-09-29 Covidien Lp Medical device delivery
US11071637B2 (en) 2018-04-12 2021-07-27 Covidien Lp Medical device delivery
US11413176B2 (en) 2018-04-12 2022-08-16 Covidien Lp Medical device delivery
US20190360616A1 (en) * 2018-05-24 2019-11-28 GM Global Technology Operations LLC High temperature resistant multilayer tubing
AU2019426678B2 (en) * 2019-01-29 2023-01-19 ResMed Pty Ltd Headgear tubing for a patient interface
US11992635B2 (en) * 2019-02-25 2024-05-28 Medtronic Vascular, Inc. Medical balloon assembly
US11413174B2 (en) 2019-06-26 2022-08-16 Covidien Lp Core assembly for medical device delivery systems
US11944558B2 (en) 2021-08-05 2024-04-02 Covidien Lp Medical device delivery devices, systems, and methods

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0938209A (ja) * 1995-07-25 1997-02-10 Nippon Zeon Co Ltd カテーテルチューブ及びバルーンカテーテル
WO2002056930A2 (en) * 2000-03-02 2002-07-25 Scimed Life Systems, Inc. Multilayer medical device
JP2005530551A (ja) * 2002-06-21 2005-10-13 アドヴァンスド カーディオヴァスキュラー システムズ, インコーポレイテッド 持続的な薬物放出速度を有するステント被覆

Family Cites Families (137)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3962519A (en) 1968-04-26 1976-06-08 Messrs. Willy Rusch, K.G. Rubber article or instrument and method of producing the same
DE2049545A1 (de) * 1969-10-13 1971-04-22 Sherwood Medical Ind Inc Strangpresse
US3861972A (en) 1970-08-24 1975-01-21 Johnson & Johnson Intravenous catheter
US3733309A (en) 1970-11-30 1973-05-15 Du Pont Biaxially oriented poly(ethylene terephthalate)bottle
US3769984A (en) 1971-03-11 1973-11-06 Sherwood Medical Ind Inc Pacing catheter with frictional fit lead attachment
US3745150A (en) 1971-03-26 1973-07-10 Du Pont Amorphous polyethylene terephthalate container and process for making it
US3771527A (en) 1971-08-16 1973-11-13 J Ruisi Surgical drainage tube
US3807408A (en) 1972-01-17 1974-04-30 D Summers Retention catheter
US3837347A (en) 1972-04-20 1974-09-24 Electro Catheter Corp Inflatable balloon-type pacing probe
US4035534A (en) 1972-09-01 1977-07-12 Raychem Corporation Heat-shrinkable laminate
US3799172A (en) 1972-09-25 1974-03-26 R Szpur Retention catheter
US3814137A (en) 1973-01-26 1974-06-04 Baxter Laboratories Inc Injection site for flow conduits containing biological fluids
US3959426A (en) 1973-06-29 1976-05-25 Phillips Petroleum Company Method of transferring and aligning parisons using clamping jaws with offset tines
US3833004A (en) 1973-10-26 1974-09-03 American Hospital Supply Corp Balloon catheter having single ferrule support for balloon bindings
US3889685A (en) 1973-11-02 1975-06-17 Cutter Lab Tubular unit with vessel engaging cuff structure
US3924634A (en) 1974-09-11 1975-12-09 Kendall & Co Safety catheter and method
JPS5529809B2 (ja) 1974-10-08 1980-08-06
US4079850A (en) 1975-02-21 1978-03-21 Toyo Seikan Kaisha Limited Multi-layer blow molded container and process for preparation thereof
US3996938A (en) 1975-07-10 1976-12-14 Clark Iii William T Expanding mesh catheter
US4047868A (en) 1975-08-12 1977-09-13 Toppan Printing Co., Ltd. Multilayer parison extrusion molding machine for blow molding
DE2611744C2 (de) * 1976-03-19 1982-01-28 Werner Dipl.-Ing. 8000 Muenchen Kraus Einrichtung zur Vitalerhaltung von Knochengewebe für Endoprothesen
US4085757A (en) 1976-04-29 1978-04-25 P Pevsner Miniature balloon catheter method and apparatus
US4213461A (en) 1977-09-15 1980-07-22 Pevsner Paul H Miniature balloon catheter
US4105022A (en) 1976-05-24 1978-08-08 Becton, Dickinson And Company Method of determining cardiac output by thermodilution principles and utilization of a catheter assembly
US4140126A (en) 1977-02-18 1979-02-20 Choudhury M Hasan Method for performing aneurysm repair
US4141364A (en) 1977-03-18 1979-02-27 Jorge Schultze Expandable endotracheal or urethral tube
CH616337A5 (ja) 1977-10-21 1980-03-31 Schneider Medintag Ag
US4222384A (en) 1977-11-09 1980-09-16 Biomedical Engineering Associates, Inc. Catheter
US4198981A (en) 1978-03-27 1980-04-22 Manfred Sinnreich Intrauterine surgical device
US4233022A (en) * 1978-07-10 1980-11-11 Owens-Illinois, Inc. Apparatus for forming heat treated blown thermoplastic articles
US4283447A (en) * 1979-05-18 1981-08-11 Flynn Vincent J Radiopaque polyurethane resin compositions
US4250072A (en) * 1979-05-18 1981-02-10 Flynn Vincent J Radiopaque polyurethane resin compositions
US4627436A (en) 1984-03-01 1986-12-09 Innoventions Biomedical Inc. Angioplasty catheter and method for use thereof
US4636346A (en) * 1984-03-08 1987-01-13 Cordis Corporation Preparing guiding catheter
US4597755A (en) * 1984-05-30 1986-07-01 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Large bore catheter having flexible tip construction
US4581390A (en) * 1984-06-29 1986-04-08 Flynn Vincent J Catheters comprising radiopaque polyurethane-silicone network resin compositions
US4637396A (en) * 1984-10-26 1987-01-20 Cook, Incorporated Balloon catheter
US4643926A (en) * 1985-04-29 1987-02-17 W. R. Grace & Co., Cryovac Div. Flexible medical solution pouches
US4627844A (en) 1985-10-30 1986-12-09 High Voltage Engineering Corporation Tri-layer tubing
US4782834A (en) 1987-01-06 1988-11-08 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Dual lumen dilatation catheter and method of manufacturing the same
US5358486A (en) * 1987-01-09 1994-10-25 C. R. Bard, Inc. Multiple layer high strength balloon for dilatation catheter
US4790831A (en) * 1987-03-30 1988-12-13 Baxter Travenol Laboratories, Inc. Torque-control catheter
US5499980A (en) * 1988-08-08 1996-03-19 Scimed Life Systems, Inc. Polyimide balloon catheter and method of making same
US5108415A (en) * 1988-10-04 1992-04-28 Cordis Corporation Balloons for medical devices and fabrication thereof
US5304197A (en) * 1988-10-04 1994-04-19 Cordis Corporation Balloons for medical devices and fabrication thereof
US5223205A (en) * 1988-10-04 1993-06-29 Cordis Corporation Method for manufacturing balloons for medical devices
US5195972A (en) * 1988-10-28 1993-03-23 Kanji Inoue Balloon catheter assembly
MY104678A (en) * 1988-11-10 1994-05-31 Bard Inc C R Balloon dilatation catheter with integral guidewire.
JPH0820704B2 (ja) * 1988-11-17 1996-03-04 富士写真フイルム株式会社 積層フィルム
US5156857A (en) * 1988-11-23 1992-10-20 American National Can Company Extrusion die for extrusion blow molding equipment
US5160321A (en) 1988-11-23 1992-11-03 Harvinder Sahota Balloon catheters
CA1329091C (en) * 1989-01-31 1994-05-03 Geoffrey S. Martin Catheter with balloon retainer
DE69021607T2 (de) * 1989-03-10 1996-01-18 Idemitsu Petrochemical Co Verfahren zum Herstellen von biaxial orientierten Nylon-Folien.
US5137512A (en) * 1989-03-17 1992-08-11 Scimed Life Systems, Inc. Multisegment balloon protector for dilatation catheter
US5176697A (en) * 1989-04-06 1993-01-05 Hasson Harrith M Laparoscopic cannula
US5047045A (en) * 1989-04-13 1991-09-10 Scimed Life Systems, Inc. Multi-section coaxial angioplasty catheter
US5100381A (en) * 1989-11-13 1992-03-31 Scimed Life Systems, Inc. Angioplasty catheter
US5147302A (en) * 1989-04-21 1992-09-15 Scimed Life Systems, Inc. Method of shaping a balloon of a balloon catheter
IL90193A (en) * 1989-05-04 1993-02-21 Biomedical Polymers Int Polurethane-based polymeric materials and biomedical articles and pharmaceutical compositions utilizing the same
JP2545981B2 (ja) * 1989-05-09 1996-10-23 東レ株式会社 バルーン付カテーテル
US5114423A (en) * 1989-05-15 1992-05-19 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Dilatation catheter assembly with heated balloon
US5312356A (en) * 1989-05-22 1994-05-17 Target Therapeutics Catheter with low-friction distal segment
US5006119A (en) 1989-05-25 1991-04-09 Engineering & Research Associates, Inc. Hollow core coaxial catheter
US5116318A (en) 1989-06-06 1992-05-26 Cordis Corporation Dilatation balloon within an elastic sleeve
US5272012A (en) 1989-06-23 1993-12-21 C. R. Bard, Inc. Medical apparatus having protective, lubricious coating
US5759191A (en) * 1989-06-27 1998-06-02 C. R. Bard, Inc. Coaxial PTCA catheter with anchor joint
US6179856B1 (en) * 1989-07-05 2001-01-30 Medtronic Ave, Inc. Coaxial PTCA catheter with anchor joint
US5248305A (en) * 1989-08-04 1993-09-28 Cordis Corporation Extruded tubing and catheters having helical liquid crystal fibrils
US5318587A (en) * 1989-08-25 1994-06-07 C. R. Bard, Inc. Pleated balloon dilatation catheter and method of use
US5364357A (en) 1989-09-25 1994-11-15 Schneider (Usa) Inc. Small diameter dilatation catheter having wire reinforced coaxial tubular body
ES2043289T3 (es) 1989-09-25 1993-12-16 Schneider Usa Inc La extrusion de capas multiples como procedimiento para hacer balones de angioplastia.
US5209728B1 (en) * 1989-11-02 1998-04-14 Danforth Biomedical Inc Low profile high performance interventional catheters
US5102416A (en) * 1989-11-21 1992-04-07 Rock John M Vessel vector invasive catheter
US5290306A (en) * 1989-11-29 1994-03-01 Cordis Corporation Puncture resistant balloon catheter
US5163949A (en) 1990-03-02 1992-11-17 Bonutti Peter M Fluid operated retractors
US5179174A (en) * 1990-04-23 1993-01-12 C. R. Bard, Inc. Flexible lubricious organic coatings
US5125913A (en) * 1990-05-11 1992-06-30 Fbk International Corporation Soft-tipped catheters
US6004289A (en) 1990-05-15 1999-12-21 Medtronic Ave, Inc. Multiple layer high strength balloon for dilatation catheter
US5279594A (en) * 1990-05-23 1994-01-18 Jackson Richard R Intubation devices with local anesthetic effect for medical use
US5183613A (en) * 1990-08-22 1993-02-02 Gencorp Inc. Process for the preparation of solventless, low friction, abrasion-resistant coatings for elastomeric substrates
EP0476807A1 (en) * 1990-09-17 1992-03-25 C.R. Bard, Inc. Core wire steerable catheters
US5304171A (en) * 1990-10-18 1994-04-19 Gregory Kenton W Catheter devices and methods for delivering
EP0974370B1 (en) * 1990-11-09 2006-04-19 Boston Scientific Corporation Balloon for medical catheter
JP2555298B2 (ja) * 1990-11-10 1996-11-20 テルモ株式会社 カテーテル用バルーン、カテーテル用バルーンの製造方法およびバルーンカテーテル
US5263962A (en) 1990-11-21 1993-11-23 Johnson Medical Development Corp. Balloon catheter and method of using the same
US5085649A (en) * 1990-11-21 1992-02-04 Flynn Vincent J Torque controlled tubing
US5254091A (en) * 1991-01-08 1993-10-19 Applied Medical Resources Corporation Low profile balloon catheter and method for making same
US5254090A (en) * 1991-01-14 1993-10-19 Kontron Instruments, Inc. Balloon catheter having a dual layer inner member
US5108420A (en) * 1991-02-01 1992-04-28 Temple University Aperture occlusion device
US5171221A (en) 1991-02-05 1992-12-15 Target Therapeutics Single lumen low profile valved balloon catheter
US5195969A (en) * 1991-04-26 1993-03-23 Boston Scientific Corporation Co-extruded medical balloons and catheter using such balloons
US5195970A (en) * 1991-04-26 1993-03-23 Gahara William J Collapsible balloon catheters
US5330428A (en) * 1991-05-14 1994-07-19 Scimed Life Systems, Inc. Dilatation catheter having a random copolymer balloon
EP0549100A1 (en) * 1991-12-20 1993-06-30 Interventional Technologies Inc Catheter balloon formed from a polymeric composite
WO1993018816A1 (en) * 1992-03-17 1993-09-30 Scimed Life Systems, Inc. Balloon dilatation catheter having a free core wire
US5358493A (en) * 1993-02-18 1994-10-25 Scimed Life Systems, Inc. Vascular access catheter and methods for manufacture thereof
US5413559A (en) * 1993-07-08 1995-05-09 Sirhan; Motasim M. Rapid exchange type over-the-wire catheter
WO1995004652A1 (en) * 1993-08-06 1995-02-16 Minnesota Mining And Manufacturing Company Multilayered tubing
NL9301642A (nl) * 1993-09-22 1995-04-18 Cordis Europ Microcatheter.
EP0738168B1 (en) * 1993-10-01 2004-01-21 Boston Scientific Corporation Medical device balloons containing thermoplastic elastomers
ATE184799T1 (de) 1993-10-27 1999-10-15 Schneider Europ Gmbh Eingriffskatheter
US5961765A (en) * 1994-09-20 1999-10-05 Schneider (Europe) A. G. Method of making a catheter
US6659977B2 (en) * 1993-10-27 2003-12-09 Schneider (Europe) A.G. Multilayer interventional catheter
ES2194896T3 (es) * 1993-11-12 2003-12-01 Micro Interventional Syst Cateter de pequeño diametro con par elevado.
US5538510A (en) * 1994-01-31 1996-07-23 Cordis Corporation Catheter having coextruded tubing
US6406457B1 (en) * 1994-03-02 2002-06-18 Scimed Life Systems, Inc. Block copolymer elastomer catheter balloons
US5533985A (en) * 1994-04-20 1996-07-09 Wang; James C. Tubing
CA2347024C (en) 1994-04-20 2004-11-30 James C. Wang Method for making tubing
US5480383A (en) * 1994-05-27 1996-01-02 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Dilation catheter with a smooth transition between a stiff proximal portion and a flexible distal portion
US5499973A (en) * 1994-09-08 1996-03-19 Saab; Mark A. Variable stiffness balloon dilatation catheters
US5509899A (en) * 1994-09-22 1996-04-23 Boston Scientific Corp. Medical device with lubricious coating
CA2205666A1 (en) * 1994-11-23 1996-05-30 Micro Interventional Systems, Inc. High torque balloon catheter
JP4408958B2 (ja) * 1995-02-28 2010-02-03 ボストン サイエンティフィック コーポレーション 医療器具
EP0729766A1 (en) * 1995-03-03 1996-09-04 Cordis Europa N.V. Microcatheter
US5658263A (en) * 1995-05-18 1997-08-19 Cordis Corporation Multisegmented guiding catheter for use in medical catheter systems
JP3594971B2 (ja) * 1995-05-24 2004-12-02 シュナイダー・(ユーエスエー)・インク ポリエステルエーテルアミドコポリマーを含有する膨脹バルーン
JPH11506369A (ja) * 1995-06-01 1999-06-08 サイムド ライフ システム インコーポレイテッド 液流推進式カテーテル
US5868704A (en) * 1995-09-18 1999-02-09 W. L. Gore & Associates, Inc. Balloon catheter device
WO1997027894A1 (en) * 1996-01-31 1997-08-07 E.I. Du Pont De Nemours And Company Dilatation catheter balloons with improved puncture resistance
US6124007A (en) * 1996-03-06 2000-09-26 Scimed Life Systems Inc Laminate catheter balloons with additive burst strength and methods for preparation of same
DE69625329T3 (de) 1996-04-26 2012-05-10 Schneider (Europe) Gmbh Eingriffkatheter
US6165166A (en) 1997-04-25 2000-12-26 Schneider (Usa) Inc. Trilayer, extruded medical tubing and medical devices incorporating such tubing
US6030369A (en) * 1997-07-03 2000-02-29 Target Therapeutics Inc. Micro catheter shaft
US6010521A (en) * 1997-11-25 2000-01-04 Advanced Cardiovasular Systems, Inc. Catheter member with bondable layer
WO1999044649A1 (en) * 1998-03-04 1999-09-10 Scimed Life Systems, Inc. Composition and process for manufacturing pbt catheter balloons
US6299596B1 (en) * 1998-03-20 2001-10-09 Schneider (Usa) Inc. Method of bonding polymers and medical devices comprising materials bonded by said method
US6045547A (en) * 1998-06-15 2000-04-04 Scimed Life Systems, Inc. Semi-continuous co-extruded catheter shaft
US6195969B1 (en) * 1999-04-03 2001-03-06 YILMAZ GüRSEL GEORGE Apparatus for multifunctional lawn mower and multidirectional shell
US6488655B1 (en) 1999-06-30 2002-12-03 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Polymer jacket with adhesive inner layer
JP2003512946A (ja) 1999-10-29 2003-04-08 ボストン サイエンティフィック リミテッド カテーテルのチューブ材を押し出すための方法および装置
US7947059B2 (en) 2000-03-02 2011-05-24 Boston Scientific Scimed, Inc. Multilayer medical device
US6589226B1 (en) * 2000-10-20 2003-07-08 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Catheter shaft and method of making a catheter shaft
US6776945B2 (en) * 2001-07-03 2004-08-17 Scimed Life Systems, Inc. Medical device with extruded member having helical orientation
US6761703B2 (en) * 2001-07-03 2004-07-13 Scimed Life Systems, Inc. Catheter incorporating a high column high column strength distal tip region
US6960188B2 (en) * 2001-11-30 2005-11-01 Abbott Laboratories Vascular Entities Limited Catheter having enhanced distal pushability
US7112357B2 (en) * 2002-01-23 2006-09-26 Boston Scientific Scimed, Inc. Medical devices comprising a multilayer construction
US7166099B2 (en) * 2003-08-21 2007-01-23 Boston Scientific Scimed, Inc. Multilayer medical devices

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0938209A (ja) * 1995-07-25 1997-02-10 Nippon Zeon Co Ltd カテーテルチューブ及びバルーンカテーテル
WO2002056930A2 (en) * 2000-03-02 2002-07-25 Scimed Life Systems, Inc. Multilayer medical device
JP2005530551A (ja) * 2002-06-21 2005-10-13 アドヴァンスド カーディオヴァスキュラー システムズ, インコーポレイテッド 持続的な薬物放出速度を有するステント被覆

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010530278A (ja) * 2007-06-19 2010-09-09 タイコ・エレクトロニクス・コーポレイション 補強された医療機器を形成する、複数壁の寸法回復可能なチューブ
JP2015521124A (ja) * 2012-05-14 2015-07-27 バイエル・マテリアルサイエンス・アクチェンゲゼルシャフトBayer MaterialScience AG 改善されたモジュラス特性を有する多層膜
WO2014034367A1 (ja) * 2012-08-31 2014-03-06 株式会社カネカ 涙道チューブ
US9913753B2 (en) 2012-08-31 2018-03-13 Kaneka Corporation Lacrimal duct tube

Also Published As

Publication number Publication date
EP1656174B1 (en) 2008-12-03
US7815628B2 (en) 2010-10-19
WO2005021079A1 (en) 2005-03-10
US7481804B2 (en) 2009-01-27
US20080011379A1 (en) 2008-01-17
US20090125000A1 (en) 2009-05-14
US7166099B2 (en) 2007-01-23
DE602004018154D1 (de) 2009-01-15
ATE415997T1 (de) 2008-12-15
EP1656174A1 (en) 2006-05-17
US20050043712A1 (en) 2005-02-24
ES2318336T3 (es) 2009-05-01
CA2535949A1 (en) 2005-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7815628B2 (en) Multilayer medical devices
US20050043679A1 (en) Medical balloons
US7947059B2 (en) Multilayer medical device
US8048352B2 (en) Medical devices
JP4383890B2 (ja) 医療用具
US6217565B1 (en) Reinforced variable stiffness tubing
CN103813813B (zh) 导管的医疗管材
JP4889912B2 (ja) 多層医療バルーン
US6443925B1 (en) Balloon catheter shaft formed of liquid crystal polymeric material blend
US20220296864A1 (en) Catheters and methods of manufacture and use
EP1706165B1 (en) Medical Devices with Nano-materials

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101207

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110304

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110311

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110407

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110705