JP2007501991A - 光ディスクに情報を記憶する/光ディスクから情報を取り出す方法 - Google Patents

光ディスクに情報を記憶する/光ディスクから情報を取り出す方法 Download PDF

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Abstract

カットオフ周波数νcut-offであって、前記カットオフ周波数より上の周波数は検出され得ないカットオフ周波数を備える光学系によって光ディスクに情報を記憶する/光ディスクから情報を取り出す方法が開示されている。本発明は、ランレングス・リミテッド符号化情報に関する。本発明によれば、前記符号化情報の幾つかの周波数は、式4*(d+1)*Lcb*NA/λlaser < 1が満たされるよう、前記光学系のカットオフ周波数より高くなることができ、ここで、d+1は前記符号化の最小ランレングスであり、Lcbはチャネルビットの長さであり、NAは開口数であり、λlaserは前記光学系の波長である。これにより、普及している符号化技術が用いられながら、前記光ディスクの容量が増大される。更に、本発明は、データの記憶のためのディスク、データを記憶することが可能なドライブ、及び光ディスクを製造するための装置に関する。

Description

本発明は、光ディスクにデータを記憶する方法、及び光ディスクからデータを取り出す方法に関する。更に、本発明は、データの記憶のためのディスク、光ディスクを読み出すことが可能なドライブ、光ディスクにデータを記憶することが可能なドライブ、及び光ディスクを製造するための装置に関する。
光ディスクは、デジタル形式で情報を保持し、レーザによって書き込まれ、読み出される電子データ記憶媒体である。これらのディスクは、全ての、様々なCD、DVD及びブルーレイディスクのバリエーションを含む。データは、明るい領域及び暗い領域として、ROMの場合は所謂ピット及びランドとして、又はR若しくはRWの場合は所謂スペース及びマークとして記憶され、これらは、光学系においてレーザによって読み出され、データは電気信号に変換される。
ほとんどの現在の光記録システムは、所謂ビット変調符号化(bit modulation encoding)を用いて、記憶されるべきデータを該データが光記録チャネルに適合するように変調する。普及しているビット変調符号化は、ランレングス・リミテッド符号化(run length limited encoding)(RLL符号化)である。
ランレングス・リミテッドシーケンスは、各々、シーケンス内に現れ得る最小ランレングス及び最大ランレングスを規定する2つのパラメータd及びkによって特徴付けられる。通常、チャネルビットで表される、連続する遷移の間の時間の長さが、ランレングスとして知られている。ランレングス制約は、符号間干渉及び不正確なクロッキングの問題を軽減するのに役立つ。d制約は、符号間干渉を低減させるのに役立ち、k制約は、不正確なクロッキングの発生を防止するのに役立つ。
光ディスクにおける記憶密度の増大は、非常に重要且つ関心のある事柄である。現在、光チャネルの特性を与えられる、様々な物理的原理(例えば超解像技術)、様々な変調方式(例えば多値技術)又はより高度な信号処理を用いることによってより高い記憶密度に達しようと試みることが知られている。上記のものの例は、MAMMOS(磁気増幅光磁気システム(Magnetic Amplifying Magneto-Optical System))などの磁気超解像技術、super-RENS(超解像近接場構造(Super-Resolution Near-Field Structure))などの光超解像技術及び多値記録を含む。MAMMOSは、読み出し中にビットを拡大するために特別な磁気光学材料を用いる。このオプションは、従来の光記録システムと異なるタイプの読み出し/書き込みヘッド及び異なるタイプのディスクを必要とする。MAMMOSは、かなり小さい磁気モーメントの正確な再生を確実なものにする二層記録膜を用いる。二層は、底部磁気「記録」層及び頂部「磁気増幅」層から成る。再生中、記録層の小さな磁区(記録マーク)はレーザビームを用いて加熱され、これは、同じ帯磁方向を備える新しい磁区を磁気増幅層上に形成させる。帯磁方向と同じ方向に外部磁界を加えることによって、増幅層の磁区は成長し、再生中の正確な信号認識を確実なものにする。MAMMOS技術の不利な点は、読み出し中の正確な電力制御及び記録スタックを必要とすることである。super-RENSは、より小さいスポットを作成するために読み出し層において非線形光学効果を用いる。このオプションも、従来の光記録システムと異なるタイプのディスクを必要とする。多値記録は、RLL符号化と異なる変調方式、即ち多値符号化を用いる。この方法の利点は、従来のディスクタイプ、記録層及び読み出し/書き込みヘッドを用いることである。不利な点は、従来のRLL符号化と比べてクロス消去(cross-erase)及び書込みパワー変動に対する敏感さが高められることである。クロス消去は、トラック内に書き込まれたデータが、隣接トラックにおける繰返し書き込みによって不所望に消去され得る現象を指す。
コンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD)及びブルーレイディスク(BD)のような従来の光記録システムにおける光チャネルの場合は、光スポットを用いて検出され得る最も高い空間周波数(カットオフ周波数、νcut-off)は、(略々)2*NA/λと等しく、ここで、λはレーザの波長であり、NAは対物レンズの開口数である(G. Bouwhuis et al., Principles of Optical Disc
Systems, Adam Hilger Ltd., 1985も参照)。ブルーレイディスクの場合は、例えばλ= 405nm且つNA = 0.85であり、故に、νcut-off = 1/(238nm)である。
光チャネルによって伝送されるべき光ディスク上のデータの空間周波数νは、結果として生じるアイパターンを開けておくためにカットオフ周波数より小さくすべきである。アイパターンはオシロスコープ表示であり、前記オシロスコープ表示においては、受信機からの擬似乱数デジタルデータ信号が、繰返しサンプリングされ、オシロスコープの垂直入力に加えられる一方で、データレートが、該オスロスコープの水平掃引をトリガするのに用いられる。開いたアイパターンは最小信号歪みに対応する。例えば符号間干渉及び雑音のための信号波形の歪みは、前記アイパターンの閉じとして現れる。
光ディスク上のデータの符号化のためにd制約を備えるRLL符号を使用する場合、最小作用(smallest effect)は、(d+1)*Lcbという長さを持ち、ここで、Lcbはチャネルビットの長さである。RLL符号における最大周波数νmaxの良好な推定は、最小作用のキャリア(carrier)であり、即ち、νmax = 1/(2*(d+1)*Lcb)である。
チャネルビットは、光ディスクにおいて用いられる最も小さい長さの単位量である。23.3GBの容量を備えるBDにおいては、チャネルビット長、Lcbは80.0nmと等しく、25GBの容量を備えるBDにおいては、チャネルビット長、Lcbは74.5nmと等しく、27GBの容量を備えるBDにおいては、チャネルビット長、Lcbは69.0nmと等しい。4.7GBの容量を持つDVDにおいては、チャネルビット長、Lcbは133.3nmと等しく、0.7GBの容量を持つCDにおいては、チャネルビット長、Lcbは277.7nmと等しい。
例えばブルーレイディスクにおいては、d = 1である(故に、最小作用はチャネルビット長の2倍長い)RLL符号が用いられ、これは、アイパターンを開けておくためにはLcbは59.5nmより大きくなければならないことを意味する。
開いたアイパターンの考慮、即ちRLL符号内の全周波数がちゃんと光チャネルによって伝送されるかという考慮は、光記録において重要な考慮である(例えば、前記"Principles of Optical Disc Systems"における図7.10参照)。これはまた、既存の光ディスクシステムのパラメータを見れば明らかであり、RLL符号における光カットオフ周波数νcut-offと最大周波数νmaxとの間の比は必ず1より大きい(表1参照)。
この比は、式νcut-off / νmax = 2*(d+1)*Lcb*2*NA/λによって与えられる。
Figure 2007501991
表1から分かるように、DVDディスクを読み出すのに用いられる光学系におけるレーザビームの波長は、標準的なCDのために用いられるものより短く、BDにおいて用いられる波長は、DVDのために用いられるものより短い。また、DVDディスクを読み出すのに用いられる光学系における対物レンズのNAは、標準的なCDのために用いられるものより大きく、BDにおいて用いられるNAは、DVDのために用いられるものより大きい。更に、従来技術の全ての場合においてνcut-offとνmaxとの間の比が1より大きいことが表1において見られ得る。これは、上記のように、全ての場合において、光ディスク上のデータの空間周波数が、検出系のカットオフ周波数より小さいことを意味する。これは、光ディスク上に記憶されるデータの空間周波数は、それが検出系によって検出され得るように大きさを決められるべきであるという一般的な論理に従っている。更に、光検出系のカットオフ周波数は、光学系のレーザの波長及び光学系の開口数の関数として、光ディスクの容量の限度を設定する。
RLL符号化は、ビット変調技術の「ファミリ」であり、前記RLL符号化においては、RLLがどのように作用するかを2つのパラメータが規定し、それ故、幾つかの異なるバリエーションがある。RLL符号化は、周波数変調(FM)符号化及び修正周波数変調(MFM)符号化の更なる発展形である。FM符号化においては、符号化されるべきビットと、フラックス反転パターン(flux reversal pattern)との間に単純な1対1の対応関係があり、故に、現在のビットの値しか必要ない。修正周波数変調(MFM)は、データストリーム内にクロック遷移が付加されるより知的な制御によってFMと比べて符号化効率を改善している。これは、現在のビットだけでなく現在のビットの前のビットを考慮に入れることによって可能にされる。これは、別の0が前につく0、及び1が前につく0に対して、異なるフラックス反転パターンを生じさせる。この「振返り(looking backwards)」は、いつクロック遷移を付加すべきかの決定においてより多くのデータを考慮に入れることによって効率の改善を可能にする。「クロック遷移」という用語は、符号化シーケンスに付加され、特定ビットの光ディスクにおける位置を決定するのに用いられるクロック同期のための手段をカバーするよう意図されており、「フラックス反転」という用語は、ランドとピットとの間のディスクにおける遷移を意味する。幾つかのフラックス反転は、クロック同期を供給するのに用いられ、これらは、データのためには利用可能ではないこと、及び光ディスク上のトラックにおけるスペースの各リニアインチ(linear
inch)は、限られた量のフラックス反転しか記憶することが出来ないことから、これらは、記録密度における制約のうちの2つである。クロッキングのために用いられるフラックス反転の数をリアルデータのために用いられる数に対して減らすために、RLL符号化などの高度化された符号化方法が用いられているが、依然として、記憶容量を更に高める必要性がある。
それ故、本発明の目的は、光ディスクの容量を増大させる方法を提供することにある。特に、光学系のレーザの所与の波長及び該光学系の所与の開口数に対して光ディスクの記憶容量を増大させることが目的である。本発明の他の目的は、光ディスクであって、前記光ディスク上のデータがRLL符号化で符号化される光ディスクの容量を増大させることにある。本発明は、光ディスクにデータを記憶する方法、及び光ディスクからデータを取り出す方法を提案する。
本発明による光ディスクにデータを記憶する方法は、ランレングス・リミテッド(RLL)符号化であって、前記RLL符号化がパラメータdを持ち、(d+1)が最小ランレングスであり、前記パラメータdが、チャネルビットの長さLcbと一緒に、前記RLL符号化の最大周波数νmaxを決定するRLL符号化で前記データを符号化するステップと、光学系であって、前記光学系が、開口数NAを持ち、前記データの記憶において用いられる波長λlaserを備えるレーザを有し、前記波長λlaserが、前記光学系のカットオフ周波数νcut-offと関連する光学系によって前記データを記憶するステップとを有し、式4*(d+1)*Lcb*NA/λlaser < 1が満たされることを特徴とする。
開口数NA及びレーザの波長λlaserを備える所与の光学系の場合は、限界周波数であって、前記限界周波数より上の周波数は前記光学系によって識別され得ない限界周波数である前記カットオフ周波数νcut-offの良好な大きさは、式νcut-off = 2*NA/λlaserによって与えられる。ランレングス・リミテッド符号化の場合は、最大周波数νmaxの良好な推定は、νmax = 1/(2*(d+1)*Lcb)によって与えられる。従って、式「4*(d+1)*Lcb*NA/λlaser < 1」は、所与の光学系及び所与のRLL符号化に対してνmaxがνcut-offより大きいことの表れに相当する。前記光学系の前記カットオフ周波数より上の周波数を検出することが可能である場合は、ビット変調符号化で符号化されるデータの空間周波数は、従来技術において知られているものより上に増大されることができ、それにより、前記光ディスクの容量は増大される。
好ましい実施例によれば、dは式d≧1を満たす。d≧1である場合は、CD、DVD及びBDの場合がカバーされ、故に、光ディスクにデータを記憶する前記方法が、現在用いられているディスクに対して使用され得る。
本発明の好ましい実施例においては、λlaser = 405nm+/-40nmである。これらの波長は、ブルーレイディスク又は青色DVDに書き込む/から読み出す光学系に対応する。このような光学系の開口数は、好ましくは、NA = 0.85又は0.65であり得る。更に好ましい実施例においては、λlaser = 650nm+/-65nmである。これらの波長は、DVDディスクに書き込む/から読み出す光学系に対応する。このような光学系の開口数は、好ましくは、NA = 0.60又はNA = 0.65であり得る。
更に他の実施例においては、前記RLL符号化が非対称性のものである。これは、前記光ディスクにおける前記RLL符号化においてマーク(d1)及びスペース(d2)に対してd制約が異なることを意味する。この場合には、パラメータdは、d = (d1+d2)/2と解釈され、これは、式νmax = 1/((d1+1+d2+1)*Lcb)により最大周波数を与え、好ましい実施例においては、関係2*(d1+d2+2)*Lcb*NA/λlaser < 1が満たされる。
更に、本発明は、光ディスクからデータを取り出す方法に関し、ここで、前記光ディスク上の前記データはランレングス・リミテッド(RLL)符号化で符号化され、ここで、前記RLL符号化はパラメータdを持ち、(d+1)が最小ランレングスであり、前記パラメータdは、チャネルビットの長さLcbと一緒に、前記RLL符号化の最大周波数νmaxを決定し、前記方法は、光学系であって、前記光学系が、開口数NAを持ち、前記データの記憶において用いられる波長λlaserを備えるレーザを有し、前記波長λlaserが、前記光学系のカットオフ周波数νcut-offと関連する光学系によって前記データを読み出すステップと、前記データを復号するステップとを有し、前記方法は、式4*(d+1)*Lcb*NA/λlaser < 1が満たされることを特徴とする。これは、光ディスクにデータを記憶する前記方法と関連して上記で言及されているのと同じ利点を供給する。
更に、光ディスクからデータを取り出す前記方法の好ましい実施例は、光ディスクにデータを記憶する前記方法の好ましい実施例によって得られる利点に対応する利点を与える。
最後に、本発明は、光ディスクにデータを記憶する又は光ディスクからデータを取り出す前記方法に従ってデータを記憶するためのディスク、光ディスクにデータを記憶する前記方法に従って記憶されたデータを持つディスクを読み出すことが可能なドライブ、光ディスクにデータを記憶する前記方法に従って光ディスクにデータを記憶することが可能なドライブ、及び光ディスクを製造するための装置を供給する。
光ディスクにデータを記憶する又は光ディスクからデータを取り出すのに用いられる光学系は、カットオフ周波数νcut-offを持ち、前記カットオフ周波数より上の周波数は光学系によって識別され得ない。一般に、このカットオフ周波数は、光学系の開口数NAと、光学系において用いられる光学手段、一般的にはレーザの波長とによって決定される。
本発明は、光ディスクにデータを記憶する及び/又は光ディスクからデータを取り出す光学系において、データの符号化の最大空間周波数νmaxは、光学系のカットオフ周波数νcut-offより大きくすることが可能であるという基本的な考えに基づく。
本発明の或る好ましい実施例は、パラメータdを備えるRLL符号化を使用し、ここで、(d+1)は最小ランレングスである。チャネルビットの長さLcbは、パラメータdと共に、データのRLL符号化の最大周波数νmaxを決定する。上記のように、本発明は、νcut-off < νmax、即ち、νcut-off / νmax < 1という特別な条件を備えるRLL符号化を使用する。これは、式4*(d+1)*Lcb*NA/λlaser < 1によって表わされる。これは、本発明の方法において、(空間周波数νmaxを備える)最短ランレングスのキャリアが伝送されない場合に実現され得る。このような最短ランレングスのキャリアを読み出す場合、キャリアは、伝送される代わりに、光チャネルによって平均(average out)され、チャネルの出力はゼロになるであろう。最短ランレングスのキャリアと、2番目に短いランレングスのキャリアとを区別することが出来るよう、2番目に短いランレングスのキャリアは、光チャネルを介して伝送されるべきである。これは、比νcut-off / νmaxにおける下限を設定する。最短ランレングスが長さ「d+1」を持つことを意味する制約「d」を備えるRLL符号化が用いられる場合には、ランレングス「d+2」のキャリアが、最大でνcut-offの周波数を持つであろう。
ランレングス「d+2」のキャリアの周波数は1/(2*(d+2)*Lcb)と等しく、故に、RLL符号で達成され得るνcut-off / νmaxの最小比は(d+1)/(d+2)である。d = 0の場合は、この比は1/2と等しく、d
= 1の場合は、この比は2/3と等しい。
故に、光ディスクからデータを取り出す場合、最短ランレングスのキャリアは光チャネルによって平均され、故に、光チャネルの出力は零になるであろうが、2番目に短いランレングスのキャリアは平均されず、最短ランレングスに対してしか光チャネルの零出力は生じない。チャネルの出力がしばらく(連続する多数のチャネルビット)の間零である場合、最短ランレングスのキャリアはこのようにしてフィルイン(fill in)され得る。この方法においては、前記キャリアは、検出され得るが、チャネルを介して伝送されない。
ディスク上のデータの復号の一部は、ディスク上のランド及びピットの検出である。この検出のために、所謂最尤系列検出器(MLSD)が用いられ得る。このような検出器は、欠損周波数によって阻害されない。前記検出器は、光チャネルのモデルを使用し、ディスクから読み出される波形を見て、この波形に対応するようディスクにおける最尤パターンを決定する。MLSDの実際的な実施例は、(例えば、書籍"Digital Baseband Transmission and Recording", Jan W.M. Bergmans, Kluer Academic Publishers, Dordrecht, the Netherlands, 1996の第7章に記載されている)所謂ビタビ(Viterbi)検出器である。
上記のものは、RLL符号化が用いられる如何なる種類の光ディスクにも適用される。このようなディスクの例は、コンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD)及びブルーレイディスク(BD)である。
本発明の好ましい実施例においては、d≧1である。d = 1の場合は、νcut-off / νmax = (d+1)/(d+2) = 2/3である。制約d =
1という値は、ブルーレイディスクにおけるRLL符号化において一般に用いられる値である。d = 2の場合は、νcut-off / νmax = (d+1)/(d+2) = 3/4である。制約d = 2という値は、コンパクトディスク及びデジタル多用途ディスクにおけるRLL符号化において一般に用いられる値である。しかしながら、上記で言及されているように、d = 0という値も考えられる。
好ましい実施例においては、405nmの青紫色半導体レーザ、0.85NAの視野レンズ及び0.1mmの光透過保護ディスク層構造を備える光学系が用いられる。これはブルーレイディスクに対応する。d
= 1である場合は、これもBD符号化に対応する。本発明は、ブルーレイディスクから既知のデータの1層当たり27GBを上回るディスク容量の増大に役立つ。λlaser = 405nmである場合、NA = 0.65も考えられる。
全てのCD及びDVDの基本構造は、ポリカーボネート基板と、薄い反射金属層と、外側保護層とを有する。好ましい実施例においては、650nmの赤色レーザ、0.60NA又は0.65NAの視野レンズ及び0.6mmの基板を備える光学系が用いられる。これはDVD技術に対応する。d
= 2も、一般的なDVD符号化に対応する。従って、本発明は、今日DVDから既知の1層当たり約4.7GBを上回るディスク容量の増大に役立つ。
本発明の方法はCDにも適用され得る。この例においては、λlaser = 780nm、NA = 0.45且つd = 2である。従って、本発明は、一般的なCDの記憶容量を今日知られている0.7GB以上に増大させるのに用いられ得る。
好ましい実施例においては、RLL符号化は、非対称性RLL符号、即ち、ピット及びランドに対してd制約が異なるRLL符号を含み得る。非対称性RLL符号化は、M/N(d,
k)という形態のRLL符号化制約を用いる符号化データビットを有し、ここで、Mは、入力データビット数であり、Nは、それと関連する出力ビット数であり、dは、出力データ列内の隣接するデータビット1の間の0の最小個数であり、kは、隣接するデータビット1の間の0の最大個数である。d及びkの値は、検出されるデータビット1の偶数性又は奇数性(even or oddness)に基づいて符号化プロセスの間に調節される。即ち、1つおきの1データビットが、d及びkの2つの値の間で交互にすることによって、隣接するものの間の分離のために、符号化制約を変更し、異なる(dx,
ky)タイプの制約を設定する。これは、前記符号が、最初に値(d1, k1)を取り、次いで値(d2,
k2)を取ることを意味する。次いで、残りの入力データ列は、(d1, k1)制約と、(d2,
k2)制約とを交互にすることによって符号化される。符号化制約は、d1、d2、k1及びk2に対するフラクショナル値(fractional values)のみならずk1 = k2又はk1≠k2も利用することが出来る。この方法においては、1の間に記録される0のために割り当てられる空間の量は、ランド内で符号化が1つの符号化値を持ち、隣接するランドの間で符号化値の0の最小個数がより少ないように変更される。それによって、新しい制約は、非ランド領域がランド領域より少ない領域しか費やさないようにし、このようにして、従来のRLL符号化と比べて、光学的に記憶されるデータの線形記録密度が増大され、それによって、光学的に記憶されるデータの容量も増大される。従って、本発明は、この既に増大されている容量を更に増大させる。
上記において、記述は、光ディスクへのデータの記憶と、光ディスクからのデータの取り出しとの両方をカバーするよう意図されていることから、光ディスクにおけるデータの記憶と、光ディスクからのデータの取り出しとの間の区別はなされていない。

Claims (14)

  1. 光ディスクにデータを記憶する方法であり、
    −ランレングス・リミテッド(RLL)符号化であって、前記RLL符号化がパラメータdを持ち、(d+1)が最小ランレングスであり、前記パラメータdが、チャネルビットの長さLcbと一緒に、前記RLL符号化の最大周波数νmaxを決定するRLL符号化で前記データを符号化するステップと、
    −光学系であって、前記光学系が、開口数NAを持ち、前記データの記憶において用いられる波長λlaserを備えるレーザを有し、前記波長λlaserが、前記光学系のカットオフ周波数νcut-offと関連する光学系によって前記データを記憶するステップとを有する方法であって、式4*(d+1)*Lcb*NA/λlaser < 1が満たされることを特徴とする方法。
  2. d≧1であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. λlaser = 405nm+/-40nmであることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  4. λlaser = 650nm+/-65nmであることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  5. 前記RLL符号化が、2つのパラメータd1及びd2を備える非対称性のものであり、前記パラメータdがd = (d1+d2)/2とみなされ、故に、式2*(d1+d2+2)*Lcb*NA/λlaser < 1が満たされることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 光ディスクからデータを取り出す方法であり、ランレングス・リミテッド(RLL)符号化であって、前記RLL符号化がパラメータdを持ち、(d+1)が最小ランレングスであり、前記パラメータdが、チャネルビットの長さLcbと一緒に、前記RLL符号化の最大周波数νmaxを決定するRLL符号化で、前記光ディスク上の前記データが符号化される方法であり、
    −光学系であって、前記光学系が、開口数NAを持ち、前記データの記憶において用いられる波長λlaserを備えるレーザを有し、前記波長λlaserが、前記光学系のカットオフ周波数νcut-offと関連する光学系によって前記データを読み出すステップと、
    −前記データを復号するステップとを有する方法であって、式4*(d+1)*Lcb*NA/λlaser < 1が満たされることを特徴とする方法。
  7. d≧1であることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. λlaser = 405nm+/-40nmであることを特徴とする請求項6又は7に記載の方法。
  9. λlaser = 650nm+/-65nmであることを特徴とする請求項6又は7に記載の方法。
  10. RLL符号化が、2つのパラメータd1及びd2を備える非対称性のものであり、前記パラメータdがd = (d1+d2)/2とみなされ、故に、式2*(d1+d2+2)*Lcb*NA/λlaser < 1が満たされることを特徴とする請求項6乃至9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 請求項1乃至10のいずれか一項に記載の方法に従ってデータを記憶するためのディスク。
  12. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の方法に従って光ディスクにデータを記憶することが可能なドライブ。
  13. 請求項6乃至10のいずれか一項に記載の方法に従って光ディスクからデータを取り出すことが可能なドライブ。
  14. 請求項1乃至10のいずれか一項に記載の方法に従って光ディスクを製造するための装置。
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