JP2007336708A - 永久磁石型回転機の永久磁石の温度検出装置 - Google Patents

永久磁石型回転機の永久磁石の温度検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】電機子反作用の影響を除いて、永久磁石の温度の推定精度を向上させる。
【解決手段】回転子に永久磁石を用いた永久磁石型回転機の固定子に磁気センサ1を設けて、回転子と固定子との間の空隙磁束密度を計測する。処理装置2は、電機子反作用に起因する磁束密度を検出し、磁気センサ1によって測定される空隙磁束密度から、電機子反作用に起因する磁束密度を除外して、永久磁石の磁束密度を抽出し、抽出した永久磁石の磁束密度に基づいて、永久磁石の温度を推定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、永久磁石型回転機に用いられている永久磁石の温度検出装置に関する。
従来、電動機の回転子に温度検出用の永久磁石を取り付けて、永久磁石と磁性体との間の空隙内の磁束量を検出することにより、回転子の永久磁石を取り付けた部位の温度を検出する装置が知られている(特許文献1参照)。
特開昭62−104453号公報
しかしながら、従来の温度検出装置では、電動機の回転子に温度検出用の永久磁石を別途設けて、永久磁石を取り付けた部位の温度を検出する構成となっているため、永久磁石型回転機の回転子に用いられている永久磁石の温度を精度良く検出することができないという問題がある。
本発明による永久磁石型回転機の永久磁石の温度検出装置は、回転子に永久磁石を用いた永久磁石型回転機の固定子に磁束密度計測手段を設けて、回転子と固定子との間の空隙磁束密度を計測し、計測した空隙磁束密度から、電機子反作用に起因する磁束密度を除外して、永久磁石の磁束密度を抽出し、抽出した永久磁石磁束密度に基づいて、永久磁石の温度を推定することを特徴とする。
本発明による永久磁石型回転機の永久磁石の温度検出装置によれば、回転子と固定子との間の空隙磁束密度を計測し、計測した空隙磁束密度から、電機子反作用に起因する磁束密度を除外して、永久磁石の磁束密度を抽出してから、永久磁石の温度を推定するので、永久磁石の温度を精度良く推定することができる。
−第1の実施の形態−
図1は、第1の実施の形態における永久磁石型回転機の永久磁石の温度検出装置の全体構成を示す図である。第1の実施の形態における永久磁石型回転機の永久磁石の温度検出装置は、磁気センサ1と、処理装置2と、電流センサ3とを備える。ここでは、磁気センサ1として、ホール素子を用いる。処理装置2は、CPU2aおよびメモリ2bを少なくとも備えており、後述するように、永久磁石型回転機のロータに用いられている永久磁石の温度を推定する処理を行う。電流センサ3は、永久磁石型回転機に流れる電流を検出する。
以下では、永久磁石型回転機の一例として、IPMモータを取り上げて説明する。図2は、IPMモータ10の構成を示す図である。このIPMモータ10は、内部に永久磁石11a〜11hを埋め込んだロータ(回転子)11と、分布巻構造のステータ(固定子)12とを備える。
永久磁石11a〜11hは標準的なネオジ磁石であり、残留磁束密度の温度係数は、−0.1%/Kとする。永久磁石は、温度が高くなると、残留磁束密度が低くなるという温度特性を有するので、ここでは、永久磁石の残留磁束密度に基づいて、永久磁石の温度を検出する。
第1の実施の形態における永久磁石型回転機の永久磁石の温度検出装置では、ステータ12のティース先端にホール素子を設けて、ロータ11とステータ12との間の空隙磁束密度を測定して、永久磁石の温度を検出する。図3は、ステータ12の1つのティース12aの先端に設けられたホール素子20を示す図である。
図4(a)は、通電角0degで、永久磁石の温度が20℃、80℃、140℃の時にホール素子20を用いて検出される空隙磁束密度値をグラフ化した図である。各温度におけるグラフは、左から順に、無負荷、1/2負荷相当の電流を流した場合、全負荷相当の電流を流した場合の結果を表している。ただし、空隙磁束密度値は、永久磁石の温度が20℃で、無負荷時の値を基準とした相対値(%)で表示している。
同様に、図4(b)は、通電角が30degの時の結果を表しており、図4(c)は、通電角が60degの時の結果を表している。図4(a)〜図4(c)に示すように、永久磁石の温度が上昇するに従って、ホール素子20を用いて検出される空隙磁束密度は小さくなっている。しかし、IPMモータ10に流れる電機子電流の大きさによって、磁束密度の値が異なっている。これは、電機子反作用の影響、すなわち、電機子電流を流した際に発生する磁束によって、永久磁石から発せられる磁束が影響を受けるためである。従って、ホール素子20を用いて検出される空隙磁束密度から、電機子反作用に起因する磁束成分(以下、電機子反作用成分と呼ぶ)を除外して、永久磁石から発せられる磁束成分(以下、永久磁石成分)のみを取り出す必要がある。
空隙磁束密度Bgapは、永久磁石成分Bmagと電機子反作用成分Baとに基づいて、次式(1)にて表される。
BgapBmagBa (1)
ただし、式(1)において、下線が付されているBgapBmagBaは、それぞれベクトルを表している。
磁気回路の飽和による非線形性が強くない場合、電機子反作用成分Baは、d軸を実部とすると、次式(2)で表される。ただし、IPMモータ10に流れる電流のうち、励磁電流成分に対応する軸をd軸、トルク電流成分に対応する軸をq軸とする。
Ba=K×(Lad×Id+jLaq×Iq) (2)
ただし、式(2)において、jは虚数であり、Kは機械ごとに定まる定数である。また、Ladは、d軸の電機子反作用インダクタンスであり、Laqはq軸の電機子反作用インダクタンスである。
式(2)より、Lad、Laq、Kの値を、IPMモータ10の構造に応じた適切な値に設定することにより、電機子反作用に起因する磁束密度成分Baを求めることができる。処理装置2のCPU2aは、上式(2)より、電機子反作用成分Baを算出するとともに、算出した電機子反作用成分Ba、および、ホール素子20を用いて検出した空隙磁束密度Bgapに基づいて、式(1)に示すベクトル関係より、永久磁石成分Bmagを求める。
図5(a)は、通電角0degで、永久磁石の温度が20℃、80℃、140℃の時に、上述した方法により求めた永久磁石成分Bmagをグラフ化した図である。図4と同様に、各温度におけるグラフは、左から順に、無負荷、1/2負荷相当の電流を流した場合、全負荷相当の電流を流した場合の結果を表している。また、図5(b)および図5(c)はそれぞれ、通電角30degおよび60degの時の結果を表している。図5(a)〜図5(c)に示すように、IPMモータ10に流れる電流の大きさが異なる場合でも、永久磁石の温度が同一であれば、永久磁石成分Bmagはほぼ一定であることが分かる。
処理装置2のメモリ2bには、永久磁石の磁束密度と温度とを対応付けたデータが記憶されている。CPU2aは、ホール素子20を用いて検出した空隙磁束密度Bgapから、電機子反作用成分Baを除外した永久磁石成分Bmagに基づいて、メモリ2bに記憶されているデータを参照することにより、ロータ11に埋め込まれている永久磁石の温度を検出する。永久磁石の温度を検出することにより、ロータ11の温度を把握することができる。
第1の実施の形態における永久磁石型回転機の永久磁石の温度検出装置によれば、以下の手順により、永久磁石の温度を検出する。まず、回転子11に永久磁石を用いた永久磁石型回転機の固定子12にホール素子20を設けて、回転子11と固定子12との間の空隙磁束密度Bgapを計測するとともに、電機子反作用に起因する磁束密度Baを検出する。そして、ホール素子20を用いて計測した空隙磁束密度Bgapから、電機子反作用に起因する磁束密度Baを除外して、永久磁石の磁束密度Bmagを抽出し、抽出した永久磁石磁束密度Bmagに基づいて、永久磁石の温度を推定する。これにより、電機子反作用の影響を受けずに、精度良く、永久磁石の温度を推定することができる。
特に、ホール素子20を、固定子12の1つのティースの先端に設けるので、回転子11の加工を必要とせず、容易に永久磁石の温度推定を行うことができる。また、回転子11の回転数の制約を受けることもない。
−第2の実施の形態−
第1の実施の形態における永久磁石型回転機の永久磁石の温度検出装置では、ステータ12のティース先端にホール素子を設けて、ロータ11とステータ12との間の空隙磁束密度を測定した。第2の実施の形態における永久磁石型回転機の永久磁石の温度検出装置では、ステータ12のティース1本にサーチコイルを巻いて、空隙磁束密度を測定する。図6は、ステータ12の1つのティース12aに巻かれたサーチコイル30を示す図である。
図7(a)は、通電角0degで、永久磁石の温度が20℃、80℃、140℃の時にサーチコイル30を用いて検出される空隙磁束密度値をグラフ化した図である。各温度におけるグラフは、左から順に、無負荷、1/2負荷相当の電流を流した場合、全負荷相当の電流を流した場合の結果を表している。ただし、空隙磁束密度値は、永久磁石の温度が20℃で、無負荷相当の時の値を基準とした相対値(%)で表示している。同様に、図7(b)は通電角が30degの時の結果を表しており、図7(c)は通電角が60degの時の結果を表している。
ホール素子20を用いて空隙磁束密度を検出した時と同様に、永久磁石の温度が上昇するに従って、ホール素子20によって検出される空隙磁束密度は小さくなっているが、電機子反作用の影響により、IPMモータ10に流れる電機子電流の大きさによって、磁束密度の値が異なっている。
図8(a)は、通電角0degで、永久磁石の温度が20℃、80℃、140℃の時に、第1の実施の形態において説明した方法により求めた永久磁石成分Bmagをグラフ化した図である。図7と同様に、各温度におけるグラフは、左から順に、無負荷、1/2負荷相当の電流を流した場合、全負荷相当の電流を流した場合の結果を表している。また、図8(b)および図8(c)はそれぞれ、通電角30degおよび60degの時の結果を表している。
図8(b)〜図8(c)に示すように、IPMモータ10に流れる電流の大きさが異なる場合でも、永久磁石の温度が同一であれば、永久磁石成分Bmagはほぼ一定であることが分かる。すなわち、第1の実施の形態における永久磁石型回転機の永久磁石の温度検出装置と同様に、サーチコイル30を用いて検出した空隙磁束密度Bgapから、電機子反作用成分Baを除外した永久磁石成分Bmagに基づいて、永久磁石の温度を検出することができる。
第2の実施の形態における永久磁石型回転機の永久磁石の温度検出装置によれば、サーチコイル30を用いて計測した空隙磁束密度Bgapから、電機子反作用に起因する磁束密度Baを除外して、永久磁石の磁束密度Bmagを抽出し、抽出した永久磁石磁束密度Bmagに基づいて、永久磁石の温度を推定するので、電機子反作用の影響を受けずに、精度良く、永久磁石の温度を推定することができる。磁気センサ1として、サーチコイルを用いることにより、ホール素子を用いる場合に比べて、コストを低減することができる。また、サーチコイルを固定子12のティース1本に巻くだけなので、どのような寸法や形状の固定子鉄心にも対応することができる。
−第3の実施の形態−
第1および第2の実施の形態における永久磁石型回転機の永久磁石の温度検出装置では、式(2)から、電機子反作用に起因する磁束密度Baを求めた。しかし、磁気飽和が大きく、電機子電流に対して非線形性が強い場合には、式(2)で算出される磁束密度Baの値は、実際の値に対して誤差が生じる。第3の実施の形態における永久磁石型回転機の永久磁石の温度検出装置では、IPMモータ10に流れる電流および通電角に応じた電機子反作用成分Baのマップを予め用意しておき、このマップに基づいて、電機子反作用成分Baを求めて、永久磁石成分Bmagを求める。
図9(a)および図9(b)はそれぞれ、IPMモータ10に流れる電流|I|および通電角∠Iに対するBaqおよびBadのマップの一例を示しており、磁気センサ1としてティース12aの先端に設けられたホール素子20を用いている。ただし、|I|は、IPMモータ10の定格電流に対する比率(%)を表している。また、BaqおよびBadは、電機子反作用成分Baのq軸成分およびd軸成分をそれぞれ表しており、永久磁石が80℃の時における永久磁石の磁束密度Bmagに対する割合(%)を表している。例えば、|I|=50%、∠I=30degで通電した場合、図9(a)に示すマップより、Baq=18.5%、図9(b)に示すマップより、Bad=−1.6%となる。
図10(a)および図10(b)はそれぞれ、IPMモータ10に流れる電流|I|および通電角∠Iに対するBaqおよびBadのマップの一例を示しており、磁気センサ1として1本のティース12aに巻き付けられたサーチコイル30を用いている。BaqおよびBadは、永久磁石が80℃の時に、を用いて検出される永久磁石成分Bmagに対する割合(%)を表している。
ロータ11とステータ12との間の空隙磁束密度Bgapは、永久磁石成分Bmagおよび電機子反作用成分Baのq軸成分Baqおよびd軸成分Badを用いて、次式(3)により表される。
Bgap=√{(Bmag+Bad)2+Baq2} (3)
従って、IPMモータ10に流れる電流|I|および通電角∠Iに基づいて、図9(a),図9(b)、または、図10(a),図10(b)に示すマップを参照して、BaqおよびBadを求めることにより、ホール素子20やサーチコイル30を用いて測定した空隙磁束密度Bgapと、求めたBaqおよびBadとに基づいて、上式(3)より、永久磁石成分Bmagを算出することができる。なお、永久磁石成分Bmagの算出処理は、処理装置2のCPU2aによって行われる。
演算の一例について説明する。演算を容易にするために、基準となる永久磁石が80℃の時の磁束密度Bmagを1T(テスラ)とし、測定した空隙磁束密度Bgapを0.9521Tとする。この場合、|I|=50%、∠I=30degで通電すると、上述したように、Baq=18.5%、Bad=−1.6%となるから、式(3)より、Bmag≒0.95Tとなる。
図11(a)は、磁気センサ1としてホール素子20を用いて、通電角0degで、永久磁石の温度が20℃、80℃、140℃の時に、上述したBaqおよびBadのマップを利用して求めた永久磁石成分Bmagをグラフ化した図である。また、図11(b)および図11(c)はそれぞれ、通電角30degおよび60degの時の結果を表している。図11(a)〜図11(c)から明らかなように、電機子反作用の影響はほぼ除外されており、純粋な永久磁石の磁束密度を取得できている。
図12(a)は、磁気センサ1としてサーチコイル30を用いて、通電角0degで、永久磁石の温度が20℃、80℃、140℃の時に、上述したBaqおよびBadのマップを利用して求めた永久磁石成分Bmagをグラフ化した図である。また、図12(b)および図12(c)はそれぞれ、通電角30degおよび60degの時の結果を表している。磁気センサ1としてサーチコイル30を用いた場合も、図12(a)〜図12(c)から明らかなように、電機子反作用の影響はほぼ除外されており、純粋な永久磁石の磁束密度を取得できている。
第3の実施の形態における永久磁石型回転機の永久磁石の温度検出装置によれば、永久磁石型回転機に流れる電流および通電角に応じた電機子反作用成分Baのマップを予め用意しておき、このマップに基づいて、電機子反作用成分Baを求めてから、永久磁石成分Bmagを求めるので、磁気飽和の影響を除いた精度の高い永久磁石成分Bmagを求めることができる。これにより、永久磁石の温度推定精度を向上させることができる。
本発明は、上述した第1〜第3の実施の形態に限定されることはない。例えば、第1の実施の形態では、ホール素子20をステータ12の1つのティース12aの先端に設けたが、ティース12aの先端に凹みを設けて、その凹みにホール素子20を埋め込むようにしてもよい。図13は、ティース12aの先端に設けられた凹み130にホール素子20を埋め込んだ様子を示す図である。同様に、凹みにサーチコイルを埋め込むこともできる。このような構成にすることにより、空隙長が短い場合でも、ホール素子やサーチコイルを設けることができる。また、ティースにサーチコイルを巻き付ける場合に比べて、空隙磁束密度の測定精度を向上させることができる。
また、集中巻モータでは、コギングトルク対策として、ステータのティース先端に凹みが設けられている場合がある。この場合には、予め設けられている凹みにホール素子やサーチコイルを埋め込むことができる。図14は、コギングトルク対策用に設けられている凹み140にホール素子20を埋め込んだ様子を示す図である。ホール素子等を埋め込むために、ティース先端に凹みを設けた場合、等価的な空隙長が若干大きくなるので、特性が悪化する可能性があるが、予め設けられている凹みを利用すれば、上述した特性悪化の問題が生じることはない。
第3の実施の形態では、IPMモータ10に流れる電流|I|および通電角∠Iに対応するBaqおよびBadのマップを予め用意するものとして説明したが、IPMモータ10に流れる電流のd軸成分Idおよびq軸成分Iqに対応するBaqおよびBadのマップを予め用意しておいてもよいし、他のパラメータに対応するマップを用意しておいてもよい。
IPMモータのように、回転子のブリッジ部分を磁気飽和させる回転機においては、永久磁石の温度が変化して、永久磁石の発する磁束量が変化すると、ブリッジ部分の飽和度合が異なる。従って、電機子反作用に起因する磁束密度がブリッジの飽和度合の影響を受けるため、第3の実施の形態で説明した方法のように、電機子電流|I|および通電角∠Iに対するBaqおよびBadのマップを用意しておいても、マップから求められる磁束密度Ba(Baq,Bad)には、誤差が含まれる。従って、電機子電流のd軸成分Id、q軸成分Iq、および、空隙磁束密度|Bgap|に対応する磁石温度を予め実験等によって求めてマップ化しておき、求めたId,Iqおよび|Bgap|と、予め用意したマップとに基づいて、永久磁石の温度を求めるようにしてもよい。この場合には、より精度の高い温度推定を行うことができる。
永久磁石の温度を推定する処理は、処理装置2が行うものとして説明したが、温度を推定するための処理装置2を設けずに、一般的なモータ制御装置に温度を推定する処理を行わせるようにしてもよい。
上述した各実施の形態では、永久磁石型回転機の一例として、分布巻IPMモータを取り上げて説明したが、永久磁石型回転機は、図15に示す分布巻SPMモータや、図16に示す集中巻IPMモータ、図17に示す集中巻SPMモータなど、他の種類のモータであってもよい。なお、これらのモータは、電気自動車、ハイブリッド自動車、燃料電池車などの車両や、車両以外のシステムに用いることができる。
特許請求の範囲の構成要素と第1〜第3の実施の形態の構成要素との対応関係は次の通りである。すなわち、磁気センサ1が磁束密度計測手段を、処理装置2が電機子反作用磁束密度検出手段、永久磁石磁束密度抽出手段、温度推定手段、d軸電流検出手段、および、q軸電流検出手段を、電流センサ3が電機子電流検出手段を、メモリ2bがデータ記憶手段をそれぞれ構成する。なお、以上の説明はあくまで一例であり、発明を解釈する上で、上記の実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係に何ら限定されるものではない。
第1の実施の形態における永久磁石型回転機の永久磁石の温度検出装置の全体構成を示す図 IPMモータの構成を示す図 ステータの1つのティースの先端に設けられたホール素子を示す図 図4(a),図4(b),図4(c)は、永久磁石の温度が20℃、80℃、140℃の時にホール素子によって検出される空隙磁束密度値をグラフ化した図であり、それぞれ通電角0deg,30dge,60degとした時の結果を表している。 図5(a),図5(b),図5(c)は、永久磁石の温度が20℃、80℃、140℃の時の永久磁石成分Bmagをグラフ化した図であり、それぞれ通電角0deg,30dge,60degとした時の結果を表している。 ステータの1つのティースに巻かれたサーチコイルを示す図 図7(a),図7(b),図7(c)は、永久磁石の温度が20℃、80℃、140℃の時にサーチコイルを用いて検出される空隙磁束密度値をグラフ化した図であり、それぞれ通電角0deg,30dge,60degとした時の結果を表している。 図8(a),図8(b),図8(c)は、永久磁石の温度が20℃、80℃、140℃の時に求めた永久磁石成分Bmagをグラフ化した図であり、それぞれ通電角0deg,30dge,60degとした時の結果を表している。 図9(a)および図9(b)はそれぞれ、磁気センサとしてホール素子を用いた場合に、IPMモータに流れる電流および通電角に対するBaqおよびBadのマップの一例を示す図 図10(a)および図10(b)はそれぞれ、磁気センサとしてサーチコイルを用いた場合に、IPMモータに流れる電流および通電角に対するBaqおよびBadのマップの一例を示す図 図11(a),図11(b),図11(c)は、磁気センサとしてホール素子を用いて、永久磁石の温度が20℃、80℃、140℃の時に、BaqおよびBadのマップを利用して求めた永久磁石成分Bmagをグラフ化した図であり、それぞれ通電角0deg,30dge,60degとした時の結果を表している。 図12(a),図12(b),図12(c)は、磁気センサとしてサーチコイルを用いて、永久磁石の温度が20℃、80℃、140℃の時に、BaqおよびBadのマップを利用して求めた永久磁石成分Bmagをグラフ化した図であり、それぞれ通電角0deg,30dge,60degとした時の結果を表している。 ティースの先端に設けられた凹みにホール素子を埋め込んだ様子を示す図 コギングトルク対策用に設けられている凹みにホール素子を埋め込んだ様子を示す図 分布巻SPMモータの構造を示す図 集中巻IPMモータの構造を示す図 集中巻SPMモータの構造を示す図
符号の説明
1…磁気センサ、2…処理装置、2a…CPU、2b…メモリ、3…電流センサ、10…IPMモータ、11…ロータ、11a〜11h…永久磁石、12…ステータ、20…ホール素子、30…サーチコイル

Claims (8)

  1. 回転子に永久磁石を用いた永久磁石型回転機の固定子に設けられ、回転子と固定子との間の空隙磁束密度を計測する磁束密度計測手段と、
    電機子反作用に起因する磁束密度(以下、電機子反作用磁束密度)を検出する電機子反作用磁束密度検出手段と、
    前記磁束密度計測手段によって計測された空隙磁束密度から、前記電機子反作用磁束密度検出手段によって検出される電機子反作用磁束密度を除外して、前記永久磁石の磁束密度(以下、永久磁石磁束密度)を抽出する永久磁石磁束密度抽出手段と、
    前記永久磁石磁束密度抽出手段によって抽出された永久磁石磁束密度に基づいて、前記永久磁石の温度を推定する温度推定手段とを備えることを特徴とする永久磁石型回転機の永久磁石の温度検出装置。
  2. 請求項1に記載の永久磁石型回転機の永久磁石の温度検出装置において、
    前記永久磁石型回転機に流れる電機子電流を検出する電機子電流検出手段をさらに備え、
    前記電機子反作用磁束密度検出手段は、前記電機子電流検出手段によって検出される電機子電流に基づいて、前記電機子反作用磁束密度を算出することを特徴とする永久磁石型回転機の永久磁石の温度検出装置。
  3. 請求項1に記載の永久磁石型回転機の永久磁石の温度検出装置において、
    前記永久磁石型回転機に流れる電機子電流を検出する電機子電流検出手段と、
    前記電機子電流に対応する電機子反作用磁束密度のデータを記憶するデータ記憶手段とを備え、
    前記電機子反作用磁束密度検出手段は、前記電機子電流検出手段によって検出される電機子電流、および、前記データ記憶手段に記憶されているデータに基づいて、前記電機子反作用磁束密度を求めることを特徴とする永久磁石型回転機の永久磁石の温度検出装置。
  4. 回転子に永久磁石を用いた永久磁石型回転機の固定子に設けられ、回転子と固定子との間の空隙磁束密度を計測する磁束密度計測手段と、
    電機子電流のd軸成分(以下、d軸電流)を検出するd軸電流検出手段と、
    電機子電流のq軸成分(以下、q軸電流)を検出するq軸電流検出手段と、
    回転子と固定子との間の空隙磁束密度、d軸電流、および、q軸電流に応じた永久磁石の温度のデータを記憶するデータ記憶手段と、
    前記磁束密度計測手段によって検出される空隙磁束密度、前記d軸電流検出手段によって検出されるd軸電流、前記q軸電流検出手段によって検出されるq軸電流、および、前記データ記憶手段に記憶されているデータに基づいて、前記永久磁石の温度を推定する温度推定手段とを備えることを特徴とする永久磁石型回転機の永久磁石の温度検出装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の永久磁石型回転機の永久磁石の温度検出装置において、
    前記磁束密度計測手段を前記永久磁石型回転機の固定子のティースの先端に設けることを特徴とする永久磁石型回転機の永久磁石の温度検出装置。
  6. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の永久磁石型回転機の永久磁石の温度検出装置において、
    前記磁束密度計測手段は、前記永久磁石型回転機の固定子の1つのティースに巻き付けられたサーチコイルを利用して、前記空隙磁束密度を計測することを特徴とする永久磁石型回転機の永久磁石の温度検出装置。
  7. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の永久磁石型回転機の永久磁石の温度検出装置において、
    前記永久磁石型回転機の固定子のティースの先端に凹みを設け、前記磁束密度計測手段を前記凹みに埋め込むことを特徴とする永久磁石型回転機の永久磁石の温度検出装置。
  8. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の永久磁石型回転機の永久磁石の温度検出装置において、
    前記永久磁石型回転機の固定子のティースの先端に予め設けられている凹みに、前記磁束密度計測手段を埋め込むことを特徴とする永久磁石型回転機の永久磁石の温度検出装置。
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