JP2007336524A - 画像処理装置、画像処理プログラム、および撮像装置 - Google Patents

画像処理装置、画像処理プログラム、および撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】被写体の持つ周波数特性の影響を受けにくく、また、画像の劣化を適正に補正して画像を復元することができる画像処理装置、画像処理プログラム、および撮像装置を提供する。
【解決手段】入力画像の周波数特性の特徴を抽出する特徴抽出部4と、特徴抽出部4で抽出した特徴から周波数特性の補正量を算出する補正量算出部2と、補正量算出部2で算出した補正量に応じて入力画像を補正する画像補正部5とを備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、デジタルカメラ等に搭載される画像処理装置、画像処理プログラム、および撮像装置に関する。特に、手ぶれ等によってぼけた画像を復元する技術に関する。
近年、デジタルカメラは、小型化やズームの高倍率化が進み、手ぶれ補正が必要となるシーンが増えている。
手ぶれ補正方式には、光学式手ぶれ補正方式と電子式手ぶれ補正方式とがある。光学式手ぶれ補正方式は、手ぶれ量に応じて光学系を制御することにより、撮像素子上の結像位置を一定に保つ方式である。また、電子式手ぶれ補正方式は、手ぶれによってカメラがぶれた状態で撮像素子上に結像した画像を信号処理する際に、手ぶれ量に応じて被写体が同じ位置に表示されるように画像の一部を切り出す方式である。
ただし、画像を連続的に撮影する動画撮影の場合には、電子式手ぶれ補正方式が有効であるが、静止画撮影の場合には、光学式手ぶれ補正方式を使用する必要がある。
しかしながら、光学式手ぶれ補正方式は光学系を制御するため、光学式手ぶれ補正を行う手段を備えていないデジタルカメラに比べて、デジタルカメラの筐体が大きくなる。また、光学式手ぶれ補正を用いても、機械的な制約で実際の手ぶれに追従し切れない場合があり、必ずしも手ぶれを完全に補正することができず、手ぶれ成分が残留してしまう場合がある。
これに対し、入力される画像に残留する手ぶれ成分を検出し、信号処理により手ぶれを補正する画像処理装置が提案されている。例えば、特許文献1(特開平11−284944号公報)には、信号処理により画像を補正する構成が開示されている。
以下、従来の画像処理装置(例えば、特許文献1)について、図19と図20とを参照して説明する。
図19は、従来の画像処理装置の構成を示すブロック図である。図19において、入力部101は、カメラ等で記録され、デジタル化された画像信号が入力される。入力部101に入力される画像信号は、デジタルカメラで撮影された画像の画像信号でも良いし、銀塩カメラで撮影された写真をスキャナで読み取って、デジタルデータ化した画像信号でも良い。CPU102は、画像処理装置の動作を制御する。画像メモリ103は、入力部101に入力される画像信号を一旦蓄積し、CPU102の制御に応じて画像信号をCPU102に与え、CPU102における処理後の画像信号を再び蓄積する。
図19の構成要素は、汎用コンピュータと同様であり、従来の画像処理装置は汎用コンピュータでも実現することが可能である。
図20は、従来の画像処理装置における手ぶれ補正方法を説明するためのフローチャートである。
従来の画像処理装置では、初めに、CPU102は、画像メモリ103に蓄積されている画像信号(手ぶれによってぼけている画像の画像信号)を読み出し、読み出した画像信号に基づく画像を小領域のブロックに分割する(S1)。例えば、画像メモリ103から読み出した画像信号に基づく画像を、3×3や5×5の小領域のブロックに分割する。
次に、CPU102は、ブロック化した画像の小領域ごとにエッジ検出を行い、エッジ量が最も大きい小領域を「特徴領域」に決定する(S2)。ここで、「エッジ量」とは、エッジ検出により得られたエッジ信号を、小領域に渡って積分したものである。エッジ量は、画像中に細かなエッジがあるほど大きくなり、エッジが少なく平坦な画像では小さくなる。
次に、CPU102は、特徴領域の画像の画像信号に対し、2次元のフィルタ処理を行うことにより、手ぶれ方向の検出を行う(S3)。
次に、CPU102は、特徴領域の画像の画像信号に対し、想定する手ぶれ量を変化させながら画像演算処理を行うことにより、手ぶれ量の検出を行う(S4)。
次に、CPU102は、検出した手ぶれ方向と手ぶれ量とから、劣化関数を決定する(S5)。
次に、CPU102は、入力部101に入力される画像信号に基づく画像を、小領域のブロックに分割する(S6)。
次に、CPU102は、S5で求めた劣化関数に基づいて、画素信号を復元する(S7)。
次に、CPU102は、画素信号が復元された小領域の画像信号を結合して、全体の画像信号を復元する(S8)。CPU102で復元された画像信号は、出力部104から出力される。
特開平11−284944号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている特徴領域を抽出する処理(S2)は、エッジ検出を行うことによりエッジ量の大きい小領域を特徴領域として抽出する処理であるが、画像の周波数特性は必ずしも手ぶれの方向に依存しない。例えば、縦縞のエッジ量が大きい小領域が特徴領域として抽出された場合と、横縞のエッジ量が大きい小領域が特徴領域として抽出された場合とでは、手ぶれ方向の検出結果が異なる場合がある。縦縞のエッジ量が大きい小領域が特徴領域として抽出された場合には、横方向の手ぶれに関しては手ぶれ量を検出できるが、縦方向の手ぶれに関しては、画像の相関性が高いため手ぶれ量を検出することができない。
このように特許文献1の画像処理装置では、手ぶれ量の検出ができない場合があり、入力部101に入力される画像信号を正しく復元することができないという課題がある。
本発明の目的は、上記従来の課題を解決するもので、被写体の持つ周波数特性の影響を受けにくく、また、画像の劣化を適正に補正して画像を復元することができる画像処理装置、画像処理プログラム、および撮像装置を提供することである。
本発明の画像処理装置は、入力画像の周波数特性の特徴を抽出する特徴抽出部と、前記特徴抽出部で抽出した特徴から周波数特性の補正量を算出する補正量算出部と、前記補正量算出部で算出した補正量に応じて入力画像を補正する画像補正部と、を有している。
また、本発明の画像処理プログラムは、コンピュータを、入力画像の周波数特性の特徴を抽出する特徴抽出部と、前記特徴抽出部で抽出した特徴から周波数特性の補正量を算出する補正量算出部と、前記補正量算出部で算出した補正量に応じて入力画像を補正する画像補正部と、して機能させるものである。
また、本発明の撮像装置は、低解像度の画像と高解像度の画像とを選択的に生成可能な撮像手段と、前記撮像手段で生成された画像の画像信号を記憶する画像記憶部と、前記画像記憶部に記憶された画像信号の周波数特性の特徴を抽出する特徴抽出部と、前記特徴抽出部で抽出された前記低解像度の画像の画像信号の周波数特性の特徴に対応する基準の周波数特性を出力する対応出力部と、前記特徴抽出部から出力される周波数特性と、前記対応出力部から出力される基準の周波数特性とに基づいて補正量を算出する補正量算出部と、前記補正量算出部で算出された補正量に応じて前記高解像度の画像の画像信号を補正する画像補正部とを備え、前記補正量算出部は、前記特徴抽出部で抽出された前記低解像度の画像の画像信号の周波数特性の特徴に対応する基準の周波数特性を前記対応出力部から読み出し、前記特徴抽出部で抽出された前記高解像度の画像の画像信号の周波数特性の特徴と前記対応出力部から読み出された基準の周波数特性とを比較して、前記特徴抽出部で抽出された前記高解像度の画像の画像信号の周波数特性の特徴を前記対応出力部から読み出された基準の周波数特性に近づけるような補正量を算出するものである。
本発明によれば、被写体の持つ周波数特性の影響をあまり受けずに、画像の劣化を適正に補正して、手ぶれにより劣化している画像を復元できるという優れた効果が得られる。
〔手ぶれ補正の考え方〕
初めに、本発明の手ぶれ補正の考え方について説明する。
図1A及び図1Bは、本発明の画像処理装置による手ぶれ補正の考え方を説明するために、点光源の被写体を撮影した時の画像の信号波形を示す。横軸は画素の位置を示す。縦軸は信号レベルを示す。また、図2A及び図2Bは、図1A及び図1Bの信号波形に対応した周波数特性を示す。横軸は周波数を示す。縦軸は信号レベルを示す。ここでは説明を簡単にするために、1次元で表される画像を用いて説明する。実際の画像は2次元で表されるが、画像を処理する原理は1次元の画像と2次元の画像とで同じであり、1次元の画像の処理に関する説明を2次元の画像の処理に関する説明に拡張することができる。
図1Aは、点光源を撮影した時に、手ぶれによる画像の劣化が発生していない場合の画像信号の波形である。図1Aに示す画像信号は、手ぶれによる画像の劣化が発生していないため、画像中の1点に信号レベルが高い部分が存在する。図2Aは、図1Aに示す点光源の画像信号に対応する周波数特性である。図2Aに示す周波数特性は、手ぶれによる画像の劣化がないため、低周波数から高周波数まで均一に広がっている。
図1Bは、点光源を撮影した時に、撮像装置において3画素分の手ぶれが発生した場合の画像信号の波形である。図1Bに示す画像信号は、手ぶれにより波形がなまっているため、この画像信号に基づく画像はぼけている。図2Bは、図1Bに示す点光源の画像信号に対応する周波数特性である。図2Bに示す周波数特性は、手ぶれにより画像がぼけているため、低周波数から高周波数まで均一になっておらず、劣化している。
このように手ぶれによる画像の劣化は、画像信号の周波数特性の劣化と考えることができる。このため、本発明は、画像信号の周波数特性の劣化を補正することによって、手ぶれにより劣化している画像を、劣化していない画像に復元することができる。
ただし、周波数特性の劣化は、手ぶれの方向と手ぶれの大きさとの影響を受ける。すなわち、手ぶれによって劣化している画像は、手ぶれの方向における周波数特性は劣化しているが、手ぶれの方向に対して直交する方向における周波数特性は劣化していない。また、手ぶれの大きさが大きければ、画像が大きくぼける。これは、手ぶれの大きさが大きい場合は、周波数特性の劣化が大きいことを意味している。そのため、手ぶれの方向と手ぶれの大きさとの影響を検出して、その検出結果に合わせて適正に画像の補正を行う必要がある。
(実施の形態1)
〔1.画像処理装置の動作〕
図3は、実施の形態1に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。図3において、入力部1は、デジタルカメラ等で撮影され、デジタル化された画像信号が入力される。入力部1に入力される画像信号は、デジタルカメラで撮影され記録媒体に記録された画像信号でも良いし、銀塩カメラで撮影された写真をスキャナで読み取り、デジタルデータ化した画像信号であっても良い。
特徴抽出部4は、入力部1に入力された画像信号の周波数特性の特徴を抽出する。具体的な抽出方法は後述する。補正量算出部2は、特徴抽出部4で抽出された周波数特性の特徴に基づいて、周波数特性の補正量を算出する。画像メモリ3は、入力部1に入力された画像信号を、一旦蓄積する。画像補正部5は、補正量算出部2で算出された補正量に基づいて、画像メモリ3に蓄積された画像信号を順次読み出して、読み出した画像信号を補正する。
実施の形態1に係る画像処理装置の動作を、図3から図7を参照して説明する。図4は、実施の形態1に係る画像処理装置の特徴抽出部4の動作を示すフローチャートである。
まず、図3及び図4に示すように、特徴抽出部4では、入力部1に入力される画像信号に基づく画像を小領域(例えば8×8程度)に分割する(S101)。小領域の大きさは、補正が必要な手ぶれの量に依存する。なお、大きな手ぶれが発生して画像が大きく劣化している場合には、小領域の大きさを大きくする必要がある。
次に、特徴抽出部4は、分割された画像の画像信号に対して、2次元の周波数分析を行う(S102)。2次元の周波数分析の手法としては、フーリエ変換、ディスクリートコサイン変換(DCT)、ウェーブレット変換等の方法がある。上記周波数分析処理を行うことによって、8×8の小領域に分割された画像の画像信号は、8×8の各小領域に対応した周波数特性に変換される。
次に、特徴抽出部4は、小領域ごとに求められた周波数特性に対して、画像全体にわたり平均化を行う(S103)。平均化された周波数特性は、特徴抽出部4から出力され、補正量算出部2に入力される。
次に、補正量算出部2の動作について、図5を参照して説明する。図5は、実施の形態1に係る画像処理装置の補正量算出部2の動作を示すフローチャートである。
図3及び図5に示すように、補正量算出部2には、特徴抽出部4で抽出された8×8の各小領域に対応した周波数特性の特徴と、基準の周波数特性の特徴とが入力される。補正量算出部2は、特徴抽出部4から出力される周波数特性の特徴と基準の周波数特性の特徴とを比較する(S201)。ここで、「基準の周波数特性の特徴」とは、撮像装置において手ぶれが発生していない状態において撮影された画像の周波数特性の特徴を示す。このような基準の周波数特性の特徴は、撮像装置を三脚などに固定した状態で、解像度チャートや周波数特性を測定するためのチャートを撮影することにより得ることができる。
ただし、この基準の周波数特性の特徴は、必ずしも撮像装置において手ぶれが発生していない状態において撮影された画像の周波数特性の特徴でなくても良い。また、基準の周波数特性の特徴を変更することによって、手ぶれ補正に加えて、撮影条件に応じた画質の調整等も行うことができる。
次に、補正量算出部2は、特徴抽出部4から出力される周波数特性の特徴と基準の周波数特性の特徴との差分を算出する。次に、補正量算出部2は、算出した差分を周波数逆変換処理して、8×8のフィルタ特性としての補正特性を算出する(S202)。補正量算出部2で算出された補正特性は、画像補正部5に入力される。
画像補正部5では、補正量算出部2で算出された補正特性に基づいて、画像メモリ3から読み出した原信号に対してフィルタ処理を行って、原信号の周波数特性を補正する。
〔2.具体的な周波数特性の補正動作〕
図6A〜図6Eは、実施の形態1に係る画像処理装置によって点光源の被写体を撮影した時の、画像信号の波形を示す。また、図7A〜図7Eは、図6A〜図6Eに示す画像信号の周波数特性を示す。ここでは、説明を簡単にするために、画像は1次元であるものとして説明する。実際の画像は2次元で表されるが、1次元の場合と原理は同じであり、1次元の説明を2次元に拡張すれば良い。
図6Aは、手ぶれが発生していない撮像装置で点光源を撮影した時に得られる画像信号の波形である。手ぶれによる画像の劣化が発生していないため、点光源の画像信号は1点に発生する。図7Aに示すように、手ぶれによる画像の劣化が発生していないため、周波数特性は低周波数から高周波数まで均一に広がっている。なお、図7Aは、点光源を撮影した時に得られる画像信号の理想的な周波数特性であるが、撮影した撮像装置の周波数特性によっては、図7Aに示すような均一な周波数特性が得られるとは限らない。ここでは、図7Aに示す周波数特性を、本発明の基準の周波数特性の特徴とする。
図6Bは、3画素分の手ぶれが発生している撮像装置で点光源を撮影した時に得られる、画像信号の波形である。撮像装置において手ぶれが発生しているため、画像信号の波形がなまっており、この画像信号に基づく画像はぼけている。図7Bに示すように、撮像装置において手ぶれが発生していることにより、高域の周波数特性が劣化している。
図7Cは、図7Aに示す周波数特性と図7Bに示す周波数特性との差分を表す。図7Cに示す差分が、画像の高周波成分の劣化分に相当する。図6Cは、図7Cに示す周波数特性の劣化分を周波数領域から空間領域に周波数逆変換した信号波形である。
周波数逆変換処理で得られる空間領域のパルス列は、手ぶれによる劣化分を与えるインパルス応答に相当する。このインパルス応答(図6C参照)を原信号(図6B参照)に畳み込むことによって、劣化した信号成分に近い信号を得ることができる。図6Dは、畳み込み処理により得られる信号波形を示す。図7Dは、畳み込み処理により得られる信号の周波数特性を示す。
図6Dに示す劣化した信号成分を原信号(図6B参照)に加えることにより、手ぶれにより劣化する前の元画像(図6A参照)に近い画像を復元することができる。図6Eは、復元処理により得られる画像信号の波形である。図7Eは、図6Eに示す画像信号の周波数特性を示す。
なお、実施の形態1では、手ぶれにより劣化している画像の復元処理について、1次元の信号を用いて説明したが、2次元の周波数変換処理を行えば、上記と同様の処理により画像を復元することができる。
〔3.実施の形態の効果、他〕
以上のように実施の形態1によれば、入力される画像信号の周波数特性の特徴を抽出する特徴抽出部4と、特徴抽出部4で抽出された特徴から周波数特性の補正量を算出する補正量算出部2と、補正量算出部2で算出された補正量に応じて画像信号の周波数特性を補正する画像補正部5とを備えているため、手ぶれによる画像信号の周波数特性の劣化量を抽出し、その周波数特性の劣化量に応じて周波数特性を改善することができる。よって、適正な補正処理により画像を復元することができる。
(実施の形態2)
〔1.画像処理装置の動作〕
実施の形態1における特徴抽出部4は、画像の小領域ごとに周波数特性を分析し、小領域ごとの周波数特性を全画面に渡り平均化する処理を行うことができる。これに対して、実施の形態2における特徴抽出部4は、画像の小領域ごとに周波数特性を分析し、小領域ごとの周波数特性に基づいて全画面での最大値を抽出する処理を行うことができる。実施の形態2に係る画像処理を行うことによって、画像処理装置に入力される画像信号における、手ぶれによる周波数特性の劣化量を正確に抽出することができる。
実施の形態2に係る画像処理装置の構成は、実施の形態1と同様であるので、詳しい説明は省略する。以下、実施の形態2に係る画像処理装置の動作を、図3、図8〜図12を参照して説明する。
図8は、実施の形態2に係る画像処理装置の特徴抽出部4の動作を示すフローチャートである。図8において、実施の形態1と同様の動作を行うステップに対しては、同一の番号を付与し説明を省略する。
特徴抽出部4は、入力部1に入力される画像信号に基づく画像を、小領域(例えば8×8程度)に分割する(S101)。次に、特徴抽出部4は、分割された小領域の画像信号に対して、2次元の周波数分析処理を行う(S102)。
次に、特徴抽出部4は、8×8の小領域ごとに求められた周波数特性に対して、画像全体に渡りその最大値を抽出する処理を行う(S113)。「最大値」とは、8×8(=64)の周波数特性それぞれの周波数ごとに、最大となる小領域の周波数特性を集めたものである。
図9A及び図9Bは、最大値を説明するための図である。図9Aに示すように、画像は、8×8の小領域A〜Zに分割される。各小領域の信号は、例えばディスクリートコサイン変換(DCT)されて、8×8のDCT係数aij〜zij(i=0〜7、j=0〜7)が得られる。最大値は小領域を示す添字i、jごとに、
Maxij=Max(aij,bij,・・・,zij)
として求められる。ここで、Max( )は、( )内の引数の最大値を示す。図9Bは、小領域ごとに求められた最大値を示す。このようにして求められた周波数ごとの最大値が特徴抽出部4より出力され、補正量算出部2に入力される。
次に、補正量算出部2の動作について、図10を参照して説明する。図10は、実施の形態2に係る画像処理装置の補正量算出部2の動作を示すフローチャートである。図10において、実施の形態1と同様の動作を行うステップについては、同一の番号を付与し説明を省略する。
まず、補正量算出部2は、特徴抽出部4で抽出された8×8の周波数特性の特徴と、基準の周波数特性の特徴とを比較する(S201)。
次に、補正量算出部2は、8×8の周波数特性の特徴と基準の周波数特性の特徴との差分を算出する。次に、補正量算出部2は、算出した差分を周波数逆変換して、補正特性を算出する。算出された補正特性は、8×8のフィルタ特性である(S202)。
次に、補正量算出部2は、算出した補正特性を、特定の条件で制限する(S203)。補正特性を制限するための特定の条件は、例えば、算出された補正特性により画像補正部5で補正された原信号の振幅が、補正前の原信号の振幅を超えない程度に設定される。
このようにして補正量算出部2で算出された補正特性は、補正量算出部2から出力され、画像補正部5に入力される。
画像補正部5では、補正量算出部2で算出された補正特性に基づいて、画像メモリ3から読み出された原信号に対してフィルタ処理を行って、原信号の周波数特性を補正する。
〔2.具体的な周波数特性の補正動作〕
図11は、実施の形態2に係る画像処理装置によって点光源の被写体を撮影した時の、画像信号の波形を示す。また、図12は、図11に示す画像信号の周波数特性を示す。なお、実施の形態2において、実施の形態1と同様の内容については説明を省略する。
図11Aは、手ぶれが発生していない撮像装置で点光源を撮影した時の、画像信号の波形である。図12Aは、図11Aに示す画像信号の周波数特性である。図11Bは、3画素分の手ぶれが発生している撮像装置で点光源を撮影した時の、画像信号の波形である。図12Bは、図11Bに示す画像信号の周波数特性である。
図12Cは、図12Aに示す周波数特性と図12Bに示す周波数特性との差分を示す。図11Cは、図12Cに示す周波数特性の差分を、周波数領域から空間領域に周波数逆変換して得られた信号(補正特性)の波形である。
図11Dは、図11Cに示す補正特性に対して大きさが制限された補正特性の波形である。図12Dは、図11Dに示す補正特性の周波数特性を示す。ここでは、図11Dに示す周波数特性は、図11Cに示す補正特性の大きさが1/2に抑圧された特性である。
図11Dに示す補正特性(空間領域のパルス列)は、手ぶれによる劣化分を与えるインパルス応答に相当する。このインパルス応答(図11D参照)を原信号(図11B参照)に畳み込むことによって、劣化した信号成分に近い信号を得ることができる。図11Eは、畳み込み処理により得られる画像信号の波形である。図12Eは、図11Eに示す画像信号の周波数特性である。
図11Eに示す信号成分を原信号(図11B参照)に加えることにより、手ぶれによって劣化する前の元画像(図11A参照)に近い画像を復元することができる。図11Fは、復元処理によって得られる画像信号の波形を示す。図12Fは、図11Fに示す画像信号の周波数特性である。
なお、実施の形態2では、手ぶれにより劣化している画像の復元処理について、1次元の信号を用いて説明したが、2次元の周波数変換を行えば上記と同様の処理により画像を復元することができる。
ここで、実施の形態2に係る画像処理装置について、2次元画像での周波数特性の考え方を説明する。
図13及び図14は、実施の形態2に係る画像処理装置の画像と周波数特性の関係を表す模式図である。図13は、手ぶれが発生していない撮像装置で、円形の被写体を撮影した時に得られる画像を示す。図14は、垂直方向に手ぶれが発生している撮像装置で、円形の被写体を撮影した時に得られる画像を示す。
図14に示すように、撮像装置が垂直方向にぶれていると、撮影された画像30における水平方向の線がぼけることになる。図13及び図14において、領域31は、円形の被写体の横線部分を指している。領域32は、円形の被写体の斜め線部分を指している。領域33は、円形の被写体の縦線部分を指している。また、特性A1及びA2は、画像30中の領域31における垂直方向の周波数特性(符号V)と水平方向の周波数特性(符号H)を示す。特性B1及びB2は、領域32における周波数特性を示す。特性C1及びC2は、領域33における周波数特性を示す。符号V及び符号Hに示す周波数特性において、横軸は周波数で、縦軸は信号レベルである。なお、本実施の形態では、被写体が円形であるため、領域31〜33で指示している部分の画像は曲線であるが、説明の便宜上、領域31〜33で示す部分の画像はそれぞれ直線であると仮定して説明する。
図13の領域31で示す部分の画像は、横線であるため、特性A1に示すように垂直方向の周波数特性が高く、水平方向の周波数特性が低くなっている。図13の領域32で示す部分の画像は、斜め線であるため、特性B1に示すように垂直方向も水平方向もやや低い周波数特性となっている。図13の領域33で示す部分の画像は、縦線であるため、特性C1に示すように水平方向の周波数特性が高く、垂直方向の周波数特性が低くなっている。
これに対し、図14に示すように、手ぶれによって画像30が垂直方向にぶれている場合は、特性B2及びC2に示すように、領域32及び領域33で示す部分の画像の周波数特性は、図13の特性B1及びC1に示す周波数特性と同様である。しかし、領域31で示す部分の画像の周波数特性は、特性A2に示すように垂直方向の周波数特性が特性A1よりも低くなっている。
ここで、垂直方向、水平方向の周波数特性の最大値を比較すると、手ぶれによる劣化がない図13に示す画像では、垂直方向の周波数特性が最大となる位置は領域31(特性A1)で、水平方向の周波数特性が最大となる位置は領域33(特性C1)となっている。また、手ぶれによる劣化が発生している図14に示す画像では、垂直方向の周波数特性が最大となる位置は領域31(特性A2)で、水平方向の周波数特性が最大となる位置は領域33(特性C2)となっている。しかし、特性A1及びA2に示すように、垂直方向の周波数特性の最大値に手ぶれによる差が発生している。画像補正部5は、特性A2に示すような周波数特性の劣化を補正することができ、手ぶれによる劣化を抑えた画像を復元することができる。
〔3.実施の形態の効果、他〕
以上のように実施の形態2によれば、特徴抽出部4が、画像の小領域ごとに周波数特性を分析し、小領域ごとの周波数特性の全画面での最大値を抽出する構成を有しているため、手ぶれによる周波数特性の劣化量を正確に検出することができる。したがって、特徴抽出部4で検出された周波数特性の劣化量に応じて周波数特性を改善することにより、適正な補正を行うことができ、手ぶれによる劣化を抑えた画像を復元することができる。
なお、実施の形態1及び実施の形態2では、特徴抽出部4が、画像の小領域ごとに周波数特性を分析し、小領域ごとの周波数特性の全画面での平均値または最大値を用いたが、図15に示すように平均値と最大値の両方を用いても良い。図15は、図10に示すフローチャートにおけるS201の前段に、重み付け平均処理を行うステップ(S200)を追加したフローチャートである。この場合には、例えば、平均値と最大値の重み付け平均が、本発明の平均値と最大値の演算処理により得られる新たな周波数特性の特徴となる。
この構成によって、画像全体の周波数特性の特徴を捉えることができ、被写体の一部分の周波数特性の影響を受けにくい手ぶれ補正を実現することができる。また、手ぶれによる周波数特性の劣化量を正確に抽出することができる。
また、実施の形態1及び実施の形態2において、小領域の大きさを8×8としているが、図16に示すように、条件によって小領域の大きさを変更しても良い。図16は、図8に示すフローチャートに、最大値と基準値とを比較するステップ(S114)と、最大値が基準値よりも低い場合に小領域の分割幅を設定するステップ(S115)とを追加したフローチャートである。特徴抽出部4で設定している小領域の大きさによって、抽出できる手ぶれ量が決まる。例えば、8×8の小領域で手ぶれによる周波数特性の劣化が激しい場合には、手ぶれ量が8×8の小領域を超える場合がある。そのような場合には、例えば、S113で求めた最大値と、第2の基準の周波数特性の特徴となる所定の値とを比較し、最大値が所定の値より小さい場合には、小領域の大きさを例えば16×16に変更する。ただし、通常は、より小さい小領域で手ぶれ量を抽出したほうが、演算量は少なくなる。
図16に示すように処理することによって、撮像装置の手ぶれ量が大きい場合でも、適正に手ぶれによる画像の劣化(周波数特性の劣化)を補正することができる。
また、実施の形態1及び実施の形態2において、基準の周波数特性の特徴は、手ぶれが発生していない撮像装置の周波数特性の特徴としたが、基準の周波数特性の特徴を撮像装置の周波数特性以上にすることもできる。このように構成することで、入力部1に入力される画像信号の周波数特性を基準の周波数特性に近づけるように補正するため、画像の画質を改善することができる。すなわち、本発明では、検出した周波数特性の特徴を設定した基準の周波数特性の特徴に近づけるように補正する。従って、基準の周波数特性の特徴を撮像装置の持つ周波数特性の特徴に対して、特定の周波数のみ強調したり、特定の周波数のみ減衰させたりすることによって、所望の画質に近づけることができる。
また、実施の形態1及び実施の形態2において、補正量算出部2で補正を施した信号は、主に高周波成分からなり、ノイズ成分を多く含むことになる。そのため補正された原信号の小振幅成分を抑圧することにより、ノイズ成分を抑圧し、ノイズの少ない復元画像を得ることが出来る。
(実施の形態3)
〔1.画像処理装置の構成〕
図17は、実施の形態3における画像処理装置の一例である撮像装置の構成を示す。図17において、実施の形態1または実施の形態2における構成と同様の構成については、同一番号を付与して説明を省略する。実施の形態3に示す画像処理装置は、デジタルカメラなどの撮像装置に搭載される。
CCDイメージセンサ12は、マトリクス状に多数の光電変換素子(画素)を備え、レンズ11を介して入射する光学的画像を電気的画像に変換して出力する。また、CCDイメージセンサ12は、画素混合駆動モード(第1の駆動モード)または全画素読み出しモード(第2の駆動モード)で動作することができる。画素混合駆動モードは、水平方向及び垂直方向に配列された複数画素の値を加算して出力するモードであり、実質的に画素を間引いて解像度を低下させて出力するモードである。また、全画素読み出しモードは、光電変換素子から出力される画素信号を間引かずに、全ての光電変換素子から画素信号を出力するモードである。したがって、CCDイメージセンサ12を全画素読み出しモードで動作させた際に得られる画像は、画素混合読み出しモードで動作させた際に得られる画像に比べて解像度が高い。
CCD駆動部13は、マイコン14から出力される制御信号によって、CCDイメージセンサ12を駆動することができる。具体的には、CCDイメージセンサ12に対して、画素混合駆動モードまたは全画素読み出しモードで動作するよう制御したり、露光動作を制御したりする。なお、CCD駆動部13は、実施の形態3における撮像装置がモニタモードの時はCCDイメージセンサ12を画素混合駆動モードで動作させ、レリーズ時はCCDイメージセンサ12を全画素読み出しモードで動作させている。「モニタモード」とは、所定の周期でCCDイメージセンサ12から画像信号を出力し続け、撮像装置に搭載されているモニタ20に動画(いわゆる「スルー画像」)を表示させているモードのことである。
マイコン14(制御部)は、CCD駆動部13に対して、画素混合駆動モードと全画素読み出しモードとの切り替えを指示する。画素混合駆動モード時は、所定の組み合せで画素信号を混合した後に読み出されるため、全画素読み出しモードと比較して、水平及び垂直方向の画素数が間引かれた画像信号が読み出される。また、マイコン14は、レリーズスイッチ15から出力される制御信号によって、CCD駆動部13の動作を制御することができる。
アナログデジタル変換部(以下、A/D変換部と称する)16は、CCDイメージセンサ12から出力されるアナログの画像信号をデジタルの画像信号に変換する。A/D変換部16から出力されるデジタル化された画像信号は、信号処理部17に入力される。
信号処理部17は、A/D変換部16から出力される画像信号に対して、ノイズ除去などの各種画像処理を施す。撮像装置がモニタモードの時は、信号処理部17から出力される画像信号は、フレームメモリ18に出力される。また、ユーザによってレリーズスイッチ15が操作された時は、信号処理部17から出力される画像信号は、フレームメモリ18と画像補正部5とに出力される。
なお、撮像手段は、CCDイメージセンサ12、CCD駆動部13、A/D変換部16、および信号処理部17で構成されている。
フレームメモリ18(画像記憶部)は、信号処理部17から出力される画像信号を一時的に蓄積する。フレームメモリ18は、撮像装置がモニタモードの時は蓄積した画像信号を、所定周期で表示制御部19に出力している。また、レリーズスイッチ15が操作された時、CCDイメージセンサ12が全画素読み出しモードで動作して得られた画像信号がフレームメモリ18に書き込まれる直前の画像信号(CCDイメージセンサ12が画素混合駆動モードで動作して得られた画像信号)は、特徴抽出部4に出力される。なお、画像記憶部は、フレームメモリ18に限らず、少なくとも画像信号を記憶することができる手段であればよい。
表示制御部19は、フレームメモリ18から出力される画像信号を、モニタ20へ表示可能な画像信号に変換して、モニタ20へ出力する。モニタ20は、例えば液晶モニタで構成されている。
テーブル記憶部22(対応出力部)は、CCDイメージセンサ12が画素混合駆動モードで動作している時に得られる画像信号の周波数特性に対応した周波数特性のテーブルが、予め格納されている。すなわち、テーブル記憶部22には、特徴抽出部4から出力される周波数特性の特徴(モニタモードにおける画像信号の周波数特性の特徴)と、その周波数特性の特徴に対応した画像補正用の周波数特性の特徴(理想値)とがテーブル化されて格納されている。以下、テーブル記憶部22に格納されている画像補正用の周波数特性の特徴を「基準の周波数特性の特徴」と称する。なお、画像の周波数特性は、画像の劣化の度合いに応じて変動するため、特徴抽出部4から出力される周波数特性の特徴も変動する。したがって、テーブル記憶部22には、特徴抽出部4から出力される変動する周波数特性の特徴に応じた、複数の基準の周波数特性の特徴が格納されている。なお、対応出力部はテーブル記憶部22に限らず、演算回路などテーブル以外の手段で構成されていてもよい。
補正量算出部21は、特徴抽出部4から出力されるモニタ画像の8×8の周波数特性の特徴に基づいて、テーブル記憶部22から基準の周波数特性の特徴を取得する。また、補正量算出部21は、テーブル記憶部22から取得した基準の周波数特性の特徴と、特徴抽出部4から出力される撮影画像の周波数特性の特徴との差分を算出する。また、補正量算出部21は、算出した差分を周波数逆変換処理して8×8の補正特性を算出する。ここで、「モニタ画像」とは、撮像装置がモニタモードの時にCCDイメージセンサ12で取り込まれる画像のことである。また、「撮影画像」とは、レリーズスイッチ15が操作された時にCCDイメージセンサ12で取り込まれる画像のことである。
記録制御部23は、画像補正部5から出力される画像信号を、メモリカード24へ記録するよう制御する。また、記録制御部23は、画像信号をメモリカード24へ記録する際に、所定の画像圧縮形式で圧縮処理を行うこともできる。なお、メモリカード24は情報媒体の一例であって、画像信号が記録可能な媒体であればメモリカードに限らない。
画像処理部25は、特徴抽出部4、画像補正部5、補正量算出部21、およびテーブル記憶部22で構成されている。
次に、撮像装置の動作について説明する。
まず、撮像装置がモニタモードの時は、マイコン14はCCD駆動部13を制御して、CCDイメージセンサ12を画素混合駆動モードで動作させる。CCDイメージセンサ12から出力される画像信号(アナログ信号)は、A/D変換部16でデジタルの画像信号に変換される。A/D変換部16から出力されるデジタル化された画像信号は、信号処理部17に入力される。信号処理部17は、A/D変換部16から出力される画像信号に対して、ノイズ除去などの各種信号処理を行う。信号処理部17から出力される画像信号は、フレームメモリ18に書き込まれ、所定の周期でフレームメモリ18から読み出される。フレームメモリ18から読み出された画像信号は、表示制御部19に入力され、モニタ20に表示可能な画像信号に変換するよう処理される。これにより、モニタ20には、モニタ画像で構成される動画(いわゆるスルー画像)が表示される。
撮像装置がモニタモードの時にレリーズスイッチ15が操作されると、マイコン14はCCD駆動部13を制御して、CCDイメージセンサ12を全画素読み出しモードで動作させる。CCDイメージセンサ12から出力される画像信号(アナログ信号)は、A/D変換部16でデジタルの画像信号に変換される。A/D変換部16から出力されるデジタル化された画像信号は、信号処理部17に入力される。信号処理部17は、A/D変換部16から出力される画像信号に対して、ノイズ除去などの各種信号処理を行う。信号処理部17から出力される画像信号は、フレームメモリ18に書き込まれるとともに、画像補正部5に出力される。フレームメモリ18から読み出された画像信号は、表示制御部19に入力され、モニタ20に表示可能な画像信号に変換するよう処理される。これにより、モニタ20には、撮影画像(静止画)が表示される。
一方、画像補正部5は、信号処理部17から出力される画像信号の周波数特性を補正する。補正後の画像信号は、記録制御部23に出力される。記録制御部23は、画像補正部5から出力される画像信号を、メモリカード24に記録可能な形式に変換処理し、メモリカード24に書き込む。
〔2.画像処理部25の動作〕
まず、撮像装置がモニタモードの時は、CCDイメージセンサ12は画素混合駆動モードで動作しているため、フレームメモリ18には、水平及び垂直方向に画素が間引かれた画像信号が順次書き込まれる。
次に、撮像装置がモニタモードの時にレリーズスイッチ15が操作されると、マイコン14は、CCD駆動部13を制御して、CCDイメージセンサ12で露光動作を実行させる。所定の露光時間終了後、マイコン14は、CCD駆動部13に対してCCDイメージセンサ12の露光動作を停止させるよう制御する。
次に、マイコン14は、CCD駆動部13を制御してCCDイメージセンサ12を全画素読み出しモードで動作させる。CCD駆動部13は、CCDイメージセンサ12を1フレーム期間、全画素読み出しモードで動作させる。
CCDイメージセンサ12から読み出される画像信号は、A/D変換部16でデジタル化されて信号処理部17に入力される。信号処理部17は、A/D変換部16から出力される画像信号に所定の信号処理を行い、フレームメモリ18に出力する。ここで、フレームメモリ18は、レリーズスイッチ15が操作された時、モニタ画像における最終画像(撮影画像の画像信号をフレームメモリ18に書き込む直前の、モニタ画像の画像信号)の画像信号を、特徴抽出部4に出力する。
特徴抽出部4は、フレームメモリ18から出力される最終画像の画像信号を、実施の形態1等と同様に小領域(例えば8×8程度)に分割する(図4のS101)。小領域の大きさは、補正が必要な手ぶれの量に依存する。なお、大きな手ぶれが発生して画像が大きく劣化している場合には、小領域の大きさを大きくする必要がある。
次に、特徴抽出部4は、2次元の周波数分析を行う(図4のS102)。2次元の周波数分析の手法としては、フーリエ変換、ディスクリートコサイン変換(DCT)、ウェーブレット変換等の方法がある。上記周波数分析処理を行うことによって、8×8の小領域に分割された画像の画像信号は、8×8の各小領域に対応した周波数特性に変換される。
次に、特徴抽出部4は、小領域ごとに求められた周波数特性を、画像全体にわたり平均化する(図4のS103)。特徴抽出部4で平均化された周波数特性の特徴は、補正量算出部21に入力される。
図18は、実施の形態3における補正量算出部21の動作を示す。まず、補正量算出部21には、特徴抽出部4から出力される周波数特性の特徴が入力される(S301)。補正量算出部21は、特徴抽出部4から出力される周波数特性の特徴に対応した基準の周波数特性の特徴を、テーブル記憶部22から取得する(S302)。
ここで、テーブル記憶部22には、特徴抽出部4から出力される様々な周波数特性の特徴と、撮影画像を補正するための周波数特性の特徴との対応を表すテーブルが格納されている。すなわち、特徴抽出部4に入力される最終画像の画像信号は、CCDイメージセンサ12が画素混合駆動モードの時に得られた画像であるため、撮影画像に比べて解像度が低い。したがって、特徴抽出部4から出力される周波数特性の特徴をそのまま画像補正部5に入力して撮影画像の補正を行うと、最終画像と撮影画像との解像度の違いが原因で、画質が低下してしまう。そこで本実施の形態のテーブル記憶部22には、最終画像の解像度を撮影画像の解像度まで高くした場合における理想的な周波数特性の特徴を、基準の周波数特性の特徴としてテーブル化して格納している。
また、テーブル記憶部22は、モニタ画像の周波数特性の特徴と、その周波数特性の特徴のそれぞれに応じた基準の周波数特性の特徴が格納されている。したがって、補正量算出部21は、特徴抽出部4から出力される最終画像(モニタ画像)の周波数特性の特徴が変動すれば、テーブル記憶部22から取得する基準の周波数特性の特徴を変更する。なお、テーブル記憶部22に格納されている基準の周波数特性の特徴は、理論的に算出した特性であってもよいし、実測して得た特性であってもよい。
また、撮像装置がモニタモードの時は、CCDイメージセンサ12における電子シャッターのシャッター速度が速い(一般的に1/30秒以下)ため、手ぶれによる画像の劣化があまり発生していない。したがって、モニタモードにおける最終画像の周波数特性の特徴から、基準の周波数特性の特徴を抽出する構成としたことで、適正に画像補正を行うことができる。
次に、特徴抽出部4は、フレームメモリ18から出力される撮影画像の画像信号を、上記同様に小領域(例えば8×8程度)に分割し(図4のS101)、2次元の周波数分析を行う(図4のS102)。次に、特徴抽出部4は、小領域ごとに求められた周波数特性を、画像全体にわたり平均化し(図4のS103)、周波数特性の特徴を補正量算出部21に出力する。
次に、補正量算出部21には、特徴抽出部4から出力される撮影画像の周波数特性の特徴が入力される(S303)。
次に、補正量算出部21は、特徴抽出部4から出力される撮影画像の周波数特性の特徴と、テーブル記憶部22から取得した基準の周波数特性の特徴との差分を算出する(S304)。
次に、補正量算出部21は、算出した差分を周波数逆変換処理して、8×8のフィルタ特性としての補正特性を算出する(S305)。補正量算出部21で算出された補正特性は、画像補正部5に入力される。
画像補正部5では、補正量算出部21で算出された補正特性に基づいて、信号処理部17から出力される撮影画像の画像信号の周波数特性を補正する。なお、具体的な補正処理の説明については、実施の形態1等において説明したので省略する。
上記動作は、レリーズスイッチ15が操作される度に行われる。すなわち、補正量算出部21は、レリーズスイッチ15が操作される度に、最終のモニタ画像の周波数特性に応じた基準の周波数特性の特徴をテーブル記憶部22から取得し、取得した基準の周波数特性の特徴と撮影画像の周波数特性の特徴とにより補正特性を算出する。したがって、レリーズスイッチ15が操作された時における最終画像の周波数特性の特徴によって、画像補正部5における撮影画像の補正量が異なる。
〔3.実施の形態の効果、他〕
以上のように実施の形態3によれば、特徴抽出部4が、画像の小領域ごとに周波数特性を分析し、小領域ごとの周波数特性の全画面での平均値を抽出する構成を有しているため、手ぶれによる周波数特性の劣化量を正確に検出することができる。したがって、特徴抽出部4で検出された周波数特性の劣化量に応じて、補正量算出部21で補正量を算出することにより、画像補正部5において適正な画像補正を行うことができ、手ぶれによる劣化を抑えた画像を復元することができる。
また、テーブル記憶部22は、最終画像(低解像度)に対応した周波数特性の特徴と、その周波数特性の特徴に対応した撮影画像(高解像度)を補正するための周波数特性の特徴とから構成されるテーブルが格納されている。これにより、補正量算出部21において、特徴抽出部4から出力される周波数特性の特徴に応じた基準の周波数特性の特徴を抽出し、抽出した周波数特性の特徴に基づいて補正特性を算出することで、撮影画像に最適な手ぶれ補正を行うことができる。
なお、実施の形態3の特徴抽出部4は、平均値を算出する構成としたが、実施の形態2において説明したように最大値を算出する構成(図8参照)であってもよい。このような構成の場合、テーブル記憶部22に、特徴抽出部4で算出される最大値に基づく周波数特性の特徴と、基準の周波数特性の特徴とのテーブルを格納しておくことにより、上記と同様に動作させることができる。よって、画像補正部5において適正な画像補正を行うことができ、手ぶれによる劣化を抑えた画像を復元することができる。
また、実施の形態3のCCDイメージセンサ12は、画素混合駆動モードまたは全画素読み出しモードに切り換えて動作する構成としたが、いずれか一方のみの駆動モードで動作する構成としてもよい。その場合は、例えば信号処理部17が画素混合を行う処理または画素を間引く処理を行う構成にすればよい。すなわち、低解像度の画像と高解像度の画像とを選択的に生成可能な構成であれば、その構成は問わない。
〔付記1〕
本発明の画像処理装置は、入力画像の周波数特性の特徴を抽出する特徴抽出部と、前記特徴抽出部で抽出した特徴から周波数特性の補正量を算出する補正量算出部と、前記補正量算出部で算出した補正量に応じて入力画像を補正する画像補正部とを備えている。
この構成により、被写体の持つ周波数特性の影響をあまり受けずに、画像の劣化を適正に補正して、手ぶれにより劣化している画像を復元できるという優れた効果が得られる。
〔付記2〕
本発明の画像処理装置において、前記特徴抽出部は、前記入力画像を複数の小領域に分割し、前記複数の小領域の周波数特性の特徴について、前記入力画像の全画面での平均値を抽出する構成とすることができる。
この構成により、画像全体の周波数特性の特徴を捉えることができ、被写体の一部分の周波数特性の影響を受けにくい手ぶれ補正を実現することができる。
〔付記3〕
本発明の画像処理装置において、前記特徴抽出部は、前記入力画像を複数の小領域に分割し、前記複数の小領域の周波数特性の特徴について、前記入力画像の全画面での最大値を抽出する構成とすることができる。
この構成により、手ぶれによる周波数特性の劣化量を正確に抽出することができる。
〔付記4〕
本発明の画像処理装置において、前記補正量算出部は、前記特徴抽出部で抽出した周波数特性の特徴と基準の周波数特性の特徴を比較し、前記抽出された周波数特性の特徴を前記基準の周波数特性の特徴に近づけるような補正量を算出する構成とすることができる。
この構成により、手ぶれによる周波数特性の劣化を適正に補正することができる。
〔付記5〕
本発明の画像処理装置において、前記特徴抽出部は、前記入力画像を複数の小領域に分割し、前記複数の小領域の周波数特性の特徴について、前記入力画像の全画面での平均値と最大値を抽出し、前記補正量算出部は、前記特徴抽出部で抽出した周波数特性の特徴の平均値と最大値の演算処理により得られる新たな周波数特性の特徴と基準の周波数特性の特徴を比較し、前記新たな周波数特性の特徴を前記基準の周波数特性の特徴に近づけるような補正量を算出する構成とすることができる。
この構成によって、画像全体の周波数特性の特徴を捉えることができ、被写体の一部分の周波数特性の影響を受けにくい手ぶれ補正を実現することができるとともに、手ぶれによる周波数特性の劣化量を正確に抽出することができる。
〔付記6〕
本発明の画像処理装置において、前記補正量算出部は、基準の周波数特性の特徴を変更可能な構成とすることができる。
この構成によって、手ぶれ補正に加えて、撮影条件に応じた画質の調整等も行うことができる。
〔付記7〕
本発明の画像処理装置において、前記特徴抽出部は、前記入力画像を複数の小領域に分割し、前記複数の小領域の周波数特性の特徴と第2の基準の周波数特性の特徴を比較し、前記複数の小領域の大きさを変更する構成とすることができる。
この構成によって、手ぶれ量が大きい場合でも適正に手ぶれを補正することができる。
〔付記8〕
本発明の画像処理装置において、前記補正量算出部は、補正量が所定の大きさ以上にならないように制限する構成とすることができる。
この構成によって、周波数特性の過補正による画像の劣化を抑制することができる。
〔付記9〕
本発明の画像処理装置において、前記画像補正部は、前記補正量算出部で算出された補正量による補正を施した入力画像に対し、振幅が小さい信号の信号レベルを抑圧する構成とすることができる。
この構成によって、手ぶれの補正処理に伴うノイズの影響を抑制することができる。
〔付記10〕
本発明の画像処理プログラムは、コンピュータを、入力画像の周波数特性の特徴を抽出する特徴抽出部と、前記特徴抽出部で抽出した特徴から周波数特性の補正量を算出する補正量算出部と、前記補正量算出部で算出した補正量に応じて入力画像を補正する画像補正部と、して機能させるものである。
この構成により、被写体の持つ周波数特性の影響をあまり受けずに、画像の劣化を適正に補正して、手ぶれにより劣化している画像を復元できるという優れた効果が得られる。
〔付記11〕
本発明の画像処理プログラムにおいて、前記特徴抽出部は、前記入力画像を複数の小領域に分割し、前記複数の小領域の周波数特性の特徴について、前記入力画像の全画面での平均値を抽出するよう処理することができる。
この構成により、画像全体の周波数特性の特徴を捉えることができ、被写体の一部分の周波数特性の影響を受けにくい手ぶれ補正を実現することができる。
〔付記12〕
本発明の画像処理プログラムにおいて、前記特徴抽出部は、前記入力画像を複数の小領域に分割し、前記複数の小領域の周波数特性の特徴について、前記入力画像の全画面での最大値を抽出するよう処理することができる。
この構成により、手ぶれによる周波数特性の劣化量を正確に抽出することができる。
〔付記13〕
本発明の画像処理プログラムにおいて、前記補正量算出部は、前記特徴抽出部で抽出した周波数特性の特徴と基準の周波数特性の特徴を比較し、前記抽出された周波数特性の特徴を前記基準の周波数特性の特徴に近づけるような補正量を算出するよう処理することができる。
この構成により、手ぶれによる周波数特性の劣化を適正に補正することができる。
〔付記14〕
本発明の画像処理プログラムにおいて、前記特徴抽出部は、前記入力画像を複数の小領域に分割し、前記複数の小領域の周波数特性の特徴について、前記入力画像の全画面での平均値と最大値を抽出し、前記補正量算出部は、前記特徴抽出部で抽出した周波数特性の特徴の平均値と最大値の演算処理により得られる新たな周波数特性の特徴と基準の周波数特性の特徴を比較し、前記新たな周波数特性の特徴を前記基準の周波数特性の特徴に近づけるような補正量を算出するよう処理することができる。
この構成によって、画像全体の周波数特性の特徴を捉えることができ、被写体の一部分の周波数特性の影響を受けにくい手ぶれ補正を実現することができるとともに、手ぶれによる周波数特性の劣化量を正確に抽出することができる。
〔付記15〕
本発明の画像処理プログラムにおいて、前記補正量算出部は、基準の周波数特性の特徴を変更するよう処理することができる。
この構成によって、手ぶれ補正に加えて、撮影条件に応じた画質の調整等も行うことができる。
〔付記16〕
本発明の画像処理プログラムにおいて、前記特徴抽出部は、前記入力画像を複数の小領域に分割し、前記複数の小領域の周波数特性の特徴と第2の基準の周波数特性の特徴を比較し、前記複数の小領域の大きさを変更するよう処理することができる。
この構成によって、手ぶれ量が大きい場合でも適正に手ぶれを補正することができる。
〔付記17〕
本発明の画像処理プログラムにおいて、前記補正量算出部は、補正量が所定の大きさ以上にならないように制限するよう処理することができる。
この構成によって、周波数特性の過補正による画像の劣化を抑制することができる。
〔付記18〕
本発明の画像処理プログラムにおいて、前記画像補正部は、前記補正量算出部で算出された補正量による補正を施した入力画像に対し、振幅が小さい信号の信号レベルを抑圧するよう処理することができる。
この構成によって、手ぶれの補正処理に伴うノイズの影響を抑制することができる。
〔付記19〕
本発明の撮像装置は、低解像度の画像と高解像度の画像とを選択的に生成可能な撮像手段と、前記撮像手段で生成された画像の画像信号を記憶する画像記憶部と、前記画像記憶部に記憶された画像信号の周波数特性の特徴を抽出する特徴抽出部と、前記特徴抽出部で抽出された前記低解像度の画像の画像信号の周波数特性の特徴に対応する基準の周波数特性を出力する対応出力部と、前記特徴抽出部で抽出された周波数特性の特徴と前記対応出力部から出力される基準の周波数特性の特徴とに基づいて補正量を算出する補正量算出部と、前記補正量算出部で算出された補正量に応じて前記高解像度の画像の画像信号を補正する画像補正部とを備え、前記補正量算出部は、前記特徴抽出部で抽出された前記低解像度の画像の画像信号の周波数特性の特徴に対応する基準の周波数特性を前記対応出力部から読み出し、前記特徴抽出部で抽出された前記高解像度の画像の画像信号の周波数特性の特徴と前記対応出力部から読み出された基準の周波数特性とを比較して、前記特徴抽出部で抽出された前記高解像度の画像の画像信号の周波数特性の特徴を前記対応出力部から読み出された基準の周波数特性に近づけるような補正量を算出するものである。
この構成により、被写体の持つ周波数特性の影響をあまり受けずに、撮影画像に最適な手ぶれ補正を行うことができるという優れた効果が得られる。
〔付記20〕
本発明の撮像装置において、前記特徴抽出部は、前記画像記憶部に格納されている画像信号に基づく画像を複数の小領域に分割し、前記複数の小領域の周波数特性の特徴について、前記画像記憶部に格納されている画像信号に基づく画像の全画面での平均値を抽出する構成とすることができる。
この構成により、画像全体の周波数特性の特徴を捉えることができ、被写体の一部分の周波数特性の影響を受けにくい手ぶれ補正を実現することができる。
〔付記21〕
本発明の撮像装置において、前記特徴抽出部は、前記画像記憶部に格納されている画像信号に基づく画像を複数の小領域に分割し、前記複数の小領域の周波数特性の特徴について、前記画像記憶部に格納されている画像信号に基づく画像の全画面での最大値を抽出する構成とすることができる。
この構成により、手ぶれによる周波数特性の劣化量を正確に抽出することができる。
〔付記22〕
本発明の撮像装置において、前記特徴抽出部は、前記画像記憶部に格納されている画像信号に基づく画像を複数の小領域に分割し、前記複数の小領域の周波数特性の特徴について、前記画像記憶部に格納されている画像信号に基づく画像の全画面での平均値と最大値を抽出し、前記補正量算出部は、前記特徴抽出部で抽出した周波数特性の特徴の平均値と最大値の演算処理により得られる新たな周波数特性の特徴と基準の周波数特性の特徴を比較し、前記新たな周波数特性の特徴を前記基準の周波数特性の特徴に近づけるような補正量を算出する構成とすることができる。
この構成によって、画像全体の周波数特性の特徴を捉えることができ、被写体の一部分の周波数特性の影響を受けにくい手ぶれ補正を実現することができるとともに、手ぶれによる周波数特性の劣化量を正確に抽出することができる。
〔付記23〕
本発明の撮像装置において、前記補正量算出部は、基準の周波数特性の特徴を変更することができる構成とすることができる。
この構成によって、手ぶれ補正に加えて、撮影条件に応じた画質の調整等も行うことができる。
〔付記24〕
本発明の撮像装置において、前記特徴抽出部は、前記画像記憶部に格納されている画像信号に基づく画像を複数の小領域に分割し、前記複数の小領域の周波数特性の特徴と第2の基準の周波数特性の特徴を比較し、前記複数の小領域の大きさを変更する構成とすることができる。
この構成によって、手ぶれ量が大きい場合でも適正に手ぶれを補正することができる。
〔付記25〕
本発明の撮像装置において、前記補正量算出部は、補正量が所定の大きさ以上にならないように制限する構成とすることができる。
この構成によって、周波数特性の過補正による画像の劣化を抑制することができる。
〔付記26〕
本発明の撮像装置において、前記画像補正部は、前記補正量算出部で算出された補正量による補正を施した入力画像に対し、振幅が小さい信号の信号レベルを抑圧する構成とすることができる。
この構成によって、手ぶれの補正処理に伴うノイズの影響を抑制することができる。
〔付記27〕
本発明の撮像装置において、前記低解像度の画像は、前記高解像度の画像の直前に撮影された画像である。
この構成により、被写体の持つ周波数特性の影響をあまり受けずに、撮影画像に最適な手ぶれ補正を行うことができるという優れた効果が得られる。
〔付記28〕
本発明の撮像装置において、前記対応出力部は、前記特徴抽出部で抽出された前記低解像度の画像の画像信号の周波数特性の特徴に対応する基準の周波数特性を示すテーブルを記憶する構成とすることができる。
この構成により、被写体の持つ周波数特性の影響をあまり受けずに、撮影画像に最適な手ぶれ補正を行うことができるという優れた効果が得られる。
本発明の画像処理装置は、被写体の持つ周波数特性の影響を受けにくく、また、画像の劣化を適正に補正して手ぶれ画像を復元できるという優れた効果が得られるので、デジタルカメラや静止画撮影機能付きビデオカメラ、静止画撮影機能付き携帯電話等の静止画撮影機能を有する機器に有用である。また、本発明の画像処理プログラムは、パーソナルコンピュータなどで実行される画像処理プログラムとして有用である。
点光源の被写体を撮影した際の信号波形を示す図 点光源の被写体を撮影した際の信号波形を示す図 図1Aの信号波形に対応した周波数特性を示す図 図1Bの信号波形に対応した周波数特性を示す図 実施の形態1に係る画像処理装置の構成を示すブロック図 実施の形態1に係る画像処理装置の特徴抽出部の動作を示すフローチャート 実施の形態1に係る画像処理装置の補正量算出部の動作を示すフローチャート 実施の形態1に係る画像処理装置によって点光源の被写体を撮影した画像の信号波形を示す図 実施の形態1に係る画像処理装置によって点光源の被写体を撮影した画像の信号波形を示す図 実施の形態1に係る画像処理装置によって点光源の被写体を撮影した画像の信号波形を示す図 実施の形態1に係る画像処理装置によって点光源の被写体を撮影した画像の信号波形を示す図 実施の形態1に係る画像処理装置によって点光源の被写体を撮影した画像の信号波形を示す図 図6Aの信号波形に対応した周波数特性を示す図 図6Bの信号波形に対応した周波数特性を示す図 図6Cの信号波形に対応した周波数特性を示す図 図6Dの信号波形に対応した周波数特性を示す図 図6Eの信号波形に対応した周波数特性を示す図 実施の形態2に係る画像処理装置の特徴抽出部の動作を示すフローチャート 実施の形態2における最大値を説明するための図 実施の形態2における最大値を説明するための図 実施の携帯2に係る画像処理装置の補正量算出部の動作を示すフローチャート 実施の形態2に係る画像処理装置によって点光源の被写体を撮影した画像の信号波形を示す図 実施の形態2に係る画像処理装置によって点光源の被写体を撮影した画像の信号波形を示す図 実施の形態2に係る画像処理装置によって点光源の被写体を撮影した画像の信号波形を示す図 実施の形態2に係る画像処理装置によって点光源の被写体を撮影した画像の信号波形を示す図 実施の形態2に係る画像処理装置によって点光源の被写体を撮影した画像の信号波形を示す図 実施の形態2に係る画像処理装置によって点光源の被写体を撮影した画像の信号波形を示す図 図11Aの信号波形に対応した周波数特性を示す図 図11Bの信号波形に対応した周波数特性を示す図 図11Cの信号波形に対応した周波数特性を示す図 図11Dの信号波形に対応した周波数特性を示す図 図11Eの信号波形に対応した周波数特性を示す図 図11Fの信号波形に対応した周波数特性を示す図 手ぶれが存在しない場合の実施の形態2に係る画像処理装置の画像と周波数特性の関係を表す模式図 垂直方向に手ぶれが発生した場合の実施の形態2に係る画像処理装置の画像と周波数特性の関係を表す模式図 その他の実施の形態に係る画像処理装置の特徴抽出部の動作を示すフローチャート その他の実施の形態に係る画像処理装置の補正量算出部の別の動作を示すフローチャート 実施の形態3における画像処理装置の構成を示すブロック図 実施の形態3の画像処理装置における補正量算出部の動作を示すフローチャート 従来の画像処理装置の構成を示すブロック図 従来の画像処理装置の手ぶれ補正方法を説明するためのフローチャート
符号の説明
2、21 補正量算出部
3 画像メモリ
4 特徴抽出部
5 画像補正部
22 テーブル記憶部

Claims (28)

  1. 入力画像の周波数特性の特徴を抽出する特徴抽出部と、
    前記特徴抽出部で抽出した特徴から周波数特性の補正量を算出する補正量算出部と、
    前記補正量算出部で算出した補正量に応じて入力画像を補正する画像補正部と、を有する画像処理装置。
  2. 前記特徴抽出部は、
    前記入力画像を複数の小領域に分割し、
    前記複数の小領域の周波数特性の特徴について、前記入力画像の全画面での平均値を抽出する、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記特徴抽出部は、
    前記入力画像を複数の小領域に分割し、
    前記複数の小領域の周波数特性の特徴について、前記入力画像の全画面での最大値を抽出する、請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記補正量算出部は、
    前記特徴抽出部で抽出した周波数特性の特徴と基準の周波数特性の特徴を比較し、
    前記抽出された周波数特性の特徴を前記基準の周波数特性の特徴に近づけるような補正量を算出する、請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記特徴抽出部は、
    前記入力画像を複数の小領域に分割し、
    前記複数の小領域の周波数特性の特徴について、前記入力画像の全画面での平均値と最大値を抽出し、
    前記補正量算出部は、
    前記特徴抽出部で抽出した周波数特性の特徴の平均値と最大値の演算処理により得られる新たな周波数特性の特徴と基準の周波数特性の特徴を比較し、
    前記新たな周波数特性の特徴を前記基準の周波数特性の特徴に近づけるような補正量を算出する、請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 前記補正量算出部は、
    基準の周波数特性の特徴を変更することができる、請求項4に記載の画像処理装置。
  7. 前記特徴抽出部は、
    前記入力画像を複数の小領域に分割し、
    前記複数の小領域の周波数特性の特徴と第2の基準の周波数特性の特徴を比較し、
    前記複数の小領域の大きさを変更する、請求項1に記載の画像処理装置。
  8. 前記補正量算出部は、
    補正量が所定の大きさ以上にならないように制限する、請求項1に記載の画像処理装置。
  9. 前記画像補正部は、
    前記補正量算出部で算出された補正量による補正を施した入力画像に対し、振幅が小さい信号の信号レベルを抑圧する、請求項1に記載の画像処理装置。
  10. コンピュータを、
    入力画像の周波数特性の特徴を抽出する特徴抽出部と、
    前記特徴抽出部で抽出した特徴から周波数特性の補正量を算出する補正量算出部と、
    前記補正量算出部で算出した補正量に応じて入力画像を補正する画像補正部と、して機能させる画像処理プログラム。
  11. 前記特徴抽出部は、
    前記入力画像を複数の小領域に分割し、
    前記複数の小領域の周波数特性の特徴について、前記入力画像の全画面での平均値を抽出する、請求項10に記載の画像処理プログラム。
  12. 前記特徴抽出部は、
    前記入力画像を複数の小領域に分割し、
    前記複数の小領域の周波数特性の特徴について、前記入力画像の全画面での最大値を抽出する、請求項10に記載の画像処理プログラム。
  13. 前記補正量算出部は、
    前記特徴抽出部で抽出した周波数特性の特徴と基準の周波数特性の特徴を比較し、
    前記抽出された周波数特性の特徴を前記基準の周波数特性の特徴に近づけるような補正量を算出する、請求項10に記載の画像処理プログラム。
  14. 前記特徴抽出部は、
    前記入力画像を複数の小領域に分割し、
    前記複数の小領域の周波数特性の特徴について、前記入力画像の全画面での平均値と最大値を抽出し、
    前記補正量算出部は、
    前記特徴抽出部で抽出した周波数特性の特徴の平均値と最大値の演算処理により得られる新たな周波数特性の特徴と基準の周波数特性の特徴を比較し、
    前記新たな周波数特性の特徴を前記基準の周波数特性の特徴に近づけるような補正量を算出する、請求項10に記載の画像処理プログラム。
  15. 前記補正量算出部は、
    基準の周波数特性の特徴を変更することができる、請求項13に記載の画像処理プログラム。
  16. 前記特徴抽出部は、
    前記入力画像を複数の小領域に分割し、
    前記複数の小領域の周波数特性の特徴と第2の基準の周波数特性の特徴を比較し、
    前記複数の小領域の大きさを変更する、
    請求項10に記載の画像処理プログラム。
  17. 前記補正量算出部は、
    補正量が所定の大きさ以上にならないように制限する、請求項10に記載の画像処理プログラム。
  18. 前記画像補正部は、
    前記補正量算出部で算出された補正量による補正を施した入力画像に対し、振幅が小さい信号の信号レベルを抑圧する、請求項10に記載の画像処理プログラム。
  19. 低解像度の画像と高解像度の画像とを選択的に生成可能な撮像手段と、
    前記撮像手段で生成された画像の画像信号を記憶する画像記憶部と、
    前記画像記憶部に記憶された画像信号の周波数特性の特徴を抽出する特徴抽出部と、
    前記特徴抽出部で抽出された前記低解像度の画像の画像信号の周波数特性の特徴に対応する基準の周波数特性を出力する対応出力部と、
    前記特徴抽出部で抽出された周波数特性の特徴と、前記対応出力部から出力される基準の周波数特性の特徴とに基づいて補正量を算出する補正量算出部と、
    前記補正量算出部で算出された補正量に応じて前記高解像度の画像の画像信号を補正する画像補正部とを備え、
    前記補正量算出部は、
    前記特徴抽出部で抽出された前記低解像度の画像の画像信号の周波数特性の特徴に対応する基準の周波数特性を前記対応出力部から読み出し、
    前記特徴抽出部で抽出された前記高解像度の画像の画像信号の周波数特性の特徴と前記対応出力部から読み出された基準の周波数特性とを比較して、
    前記特徴抽出部で抽出された前記高解像度の画像の画像信号の周波数特性の特徴を前記対応出力部から読み出された基準の周波数特性に近づけるような補正量を算出する、撮像装置。
  20. 前記特徴抽出部は、
    前記画像記憶部に格納されている画像信号に基づく画像を複数の小領域に分割し、
    前記複数の小領域の周波数特性の特徴について、前記画像記憶部に格納されている画像信号に基づく画像の全画面での平均値を抽出する、請求項19に記載の撮像装置。
  21. 前記特徴抽出部は、
    前記画像記憶部に格納されている画像信号に基づく画像を複数の小領域に分割し、
    前記複数の小領域の周波数特性の特徴について、前記画像記憶部に格納されている画像信号に基づく画像の全画面での最大値を抽出する、請求項19に記載の撮像装置。
  22. 前記特徴抽出部は、
    前記画像記憶部に格納されている画像信号に基づく画像を複数の小領域に分割し、
    前記複数の小領域の周波数特性の特徴について、前記画像記憶部に格納されている画像信号に基づく画像の全画面での平均値と最大値を抽出し、
    前記補正量算出部は、
    前記特徴抽出部で抽出した周波数特性の特徴の平均値と最大値の演算処理により得られる新たな周波数特性の特徴と基準の周波数特性の特徴を比較し、
    前記新たな周波数特性の特徴を前記基準の周波数特性の特徴に近づけるような補正量を算出する、請求項19に記載の撮像装置。
  23. 前記補正量算出部は、
    基準の周波数特性の特徴を変更することができる、請求項19に記載の撮像装置。
  24. 前記特徴抽出部は、
    前記画像記憶部に格納されている画像信号に基づく画像を複数の小領域に分割し、
    前記複数の小領域の周波数特性の特徴と第2の基準の周波数特性の特徴を比較し、
    前記複数の小領域の大きさを変更する、請求項19に記載の撮像装置。
  25. 前記補正量算出部は、
    補正量が所定の大きさ以上にならないように制限する、請求項19に記載の撮像装置。
  26. 前記画像補正部は、
    前記補正量算出部で算出された補正量による補正を施した入力画像に対し、振幅が小さい信号の信号レベルを抑圧する、請求項19に記載の撮像装置。
  27. 前記低解像度の画像は、
    前記高解像度の画像の直前に撮影された画像である、請求項19に記載の撮像装置。
  28. 前記対応出力部は、
    前記特徴抽出部で抽出された前記低解像度の画像の画像信号の周波数特性の特徴に対応する基準の周波数特性を示すテーブルを記憶する、請求項19または27に記載の撮像装置。
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