JP2007336368A - 撮像素子、表示素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置の大型化を回避又は抑制しつつ、適切な遮光動作を行うことのできる撮像素子及び表示素子を提供する。
【解決手段】電界が付与されると変形する電気駆動型ポリマー材料で構成された遮光部材34と、その上下面に取付けられた上部電極35及び下部電極36とを備えて構成した複数の遮光体32を、絶縁層31上においてフォトダイオード16の受光領域を避けた位置にした。各画素への光の入射を遮断する必要が生じると、遮光制御部29は、前記電極35,36のうち一方の電極が他方の電極より高電位となるように、前記電極35,36に電圧を印加する。これにより、遮光部材34は厚み方向に収縮し、厚み方向と略直交する方向に膨張するように遮光部材34が変形して、隣り合う遮光部材34の各左右端部が当接し、各画素への光の入射が遮断される遮光状態となる。
【選択図】図4

Description

本発明は、光を受光し、その受光量に応じた電気信号を出力する画素や、光を出力する画素を備えて構成された撮像素子及び表示素子に関する。
近年、普及が目覚しいデジタルスチルカメラやカメラ付き携帯電話機等の撮影機能を有するデジタル機器の携帯性を向上するべく、該機器を小型化するための技術が種々提案されており、その小型化の一手段として、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)を用いた撮像素子(以下、CMOSイメージセンサという)を、該デジタル機器に搭載する撮像素子として利用する技術がある。このCMOSイメージセンサは、CCD(Charge Coupled Device)を用いた撮像素子に比して画素信号の読出し動作の高速化、高集積化そして省電力化が可能であり、機器のサイズや性能等の点での要求に合致することから、前記デジタル機器に搭載する撮像素子として注目されている。
しかしながら、CMOSイメージセンサを利用する場合、感度の低下等の各種問題の発生を回避するために、現状では、撮像素子の各画素に導く光の光量を調節するメカニカルシャッターを、撮像素子とレンズとの間に設置することが必須のものとなっており、前記デジタル機器を、撮像素子、レンズ及びメカニカルシャッターの各厚みの和より更に薄型化することは困難であった。
この種の技術分野における技術として、メカニカルシャッターの光量調節機能を、画素上に設置した、前記メカニカルシャッターとは別の部材で実現しようとする技術が特許文献1に開示されている。この特許文献1には、光透過率が変化されるフォトクロミックガラスをCCD撮像素子の撮像面の前面に設置し、フォトクロミックガラスの光透過率をCCD撮像素子の撮像面に照射される映像光のレベルに応じて制御する技術が記載されている。
また、下記特許文献2には、映像の解像度を向上することを目的として、映像素子の開口部分に設置され、該開口部分を部分的に遮光するためのマスクと、前記マスクの駆動を制御するマイクロアクチュエータとを備え、前記マスクの位置を移動させて、マイクロアクチュエータにて映像素子の開口部分を切り換える映像装置が開示されている。
特開平6−70225号公報 特開平8−163449号公報
しかしながら、特許文献1の技術にあっては、常時フォトクロミックガラスがCCD撮像素子の撮像面の前面に位置するため、遮光動作を行っていない状態であっても、前記撮像面への光の透過率が100%より大幅に低くなったり、逆に完全に遮光しようとしても、前記透過率を0%に近づけることが困難であったりすることにより、得られる画像のコントラストに限界がある。また、フォトクロミックガラスは低温時と高温時とで特性が変化するため、フォトクロミックガラスを略一定の特性で利用するためには、利用できるフォトクロミックガラスの温度範囲が制限されたり、フォトクロミックガラスの光透過率の変化スピードに制限が生じたりするという課題がある。
また、特許文献2にあっては、映像素子に対する相対的な遮光位置が変化する技術であって、遮光量を変化させる技術ではない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、装置の大型化を回避又は抑制しつつ、適切な遮光動作を行うことのできる撮像素子及び表示素子を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、光を受光し、その受光量に応じた電気信号を出力する光電変換動作を行う画素を有する撮像部と、画素ごとに、又は前記撮像部の各画素を複数の受光領域でグループ分けしたときそのグループごとに対応して設けられた有機材料から成る複数の遮光部材と、前記遮光部材の形状を前記画素への光の入射を遮断する第1の形状と前記遮断を解除する第2の形状との間で可逆的に変化させる駆動部とを備えることを特徴とする撮像素子である。
この発明によれば、有機材料から成る遮光部材を用いて、前記画素への光の入射を遮断したり該遮断を解除したりするようにしたので、当該撮像素子を電子機器に搭載することを想定したとき、該電子機器に従来のようなメカニカルシャッターを搭載する必要がなくなり、その分、電子機器を小型化することができる。また、前記各遮光部材は、画素と同等のサイズ又は前記撮像部の各画素を複数の受光領域でグループ分けしたとき1つのグループに属する複数の画素分のサイズに近似する大きさであって極めて小さいものであるから、該遮光部材の設置による大型化を防止又は抑制することができる。
さらに、画素への光の入射の遮断及びその解除を全ての画素について同時に行うことが可能になるため、全ての画素が同時に露光動作を開始したり該露光動作を終了したりすることができる。また、前記有機材料の光透過率が略0%またはそれに近い値のものである場合には、画素への光の入射を遮断する場合に、確実な(完全な)遮断を実現することができるから、遮光状態においても一部の光が受光面に漏洩することで撮像素子の感度に悪影響を与えるということもない。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の撮像素子において、前記遮光部材は、電界が付与されると変形する有機材料から成り、前記遮光部材に電界を付与するための動作を行う電界付与部を備え、前記駆動部は、前記遮光部材の形状を前記第1の形状と前記第2の形状との間で可逆的に変化させるように前記遮光部材への電界付与動作を前記電界付与部に行わせることを特徴とするものである。
この発明によれば、前記遮光部材として、電界が付与されると変形する有機材料から成る有機材料を用いることで、無機材料で構成する場合に比して大きな変形量が得られる。すなわち、比較的小型の遮光部材であっても十分な変形量が得られ、確実に各画素への光の入射を遮断することができる。また、無機材料で構成する場合に比して、遮光部材の量産化が可能となる。
また、画素のサイズと同等の変形量で画素への光の入射を遮断できるように前記遮光部材を構成した場合には、前記撮像部への光の入射の遮断及びその解除を高速(短時間で)で行うことができる。これにより、前記画素による受光時間を正確に設定することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の撮像素子において、前記撮像部は、外部から入射される光を受光する受光領域とそれ以外の非受光領域とをそれぞれ有する複数の前記画素が規則的に配置されて成り、前記撮像部の受光面上に設けられた絶縁層と、前記絶縁層上のうち前記画素の非受光領域と対向する領域に設置され、前記絶縁層により前記撮像部と電気的に絶縁された第1の電極と、前記第1の電極上に設置された前記遮光部材と、前記遮光部材上に設置された第2の電極とを備え、前記駆動部は、前記第1、第2の電極を介して前記遮光部材に付与する電界を制御することにより、前記第1の形状と前記第2の形状との間で前記遮光部材の形状を可逆的に変化させることを特徴とするものである。
この発明によれば、撮像部の受光面上に設けられた絶縁層と、前記絶縁層上のうち前記画素の非受光領域と対向する領域に設置され、前記絶縁層により前記撮像部と電気的に絶縁された第1の電極と、前記第1の電極上に設置された前記遮光部材と、前記遮光部材上に設置された第2の電極とを備え、前記第1、第2の電極を介して前記遮光部材に電界を付与するようにしたので、前記遮光部材に電界を付与することで、第1、第2の電極及び遮光部材の積層方向と略直交する方向に拡がるように前記遮光部材を変形させることができる。ここで、前記遮光部材を大きな変形率を有する有機材料で構成したときには、前記遮光部材を小型化することができるから、非遮光時では前記画素への光の入射をできるだけ阻害しない態様で、前記遮光部材を構成することができる。
また、絶縁層の存在により、第1、第2の電極を介して前記遮光部材に電界を付与したときに、前記電界によって撮像部の撮像動作(各画素の光電変換動作)に悪影響が及ぼされるのを防止することができる。
前記遮光部材の形態の一例として、請求項4に記載の発明のように、前記遮光部材を、隣接する2つの画素列に跨るように設置し、前記第2の形状は、2つの遮光部材で1つの画素列に属する画素を覆うような形状とする形態が想定される。
請求項5に記載の発明は、光を出力する画素を有する表示部と、画素ごとに、又は前記表示部の各画素を複数の発光領域でグループ分けしたときそのグループごとに対応して設けられた有機材料から成る複数の遮光部材と、前記遮光部材の形状を前記画素から外部に出射される光を遮断する第1の形状と前記遮断を解除する第2の形状との間で可逆的に変化させる駆動部とを備えることを特徴とする表示素子である。
この発明によれば、電界が付与されると変形する有機材料から成る遮光部材を用いて、前記画素から外部に出射される光を遮断したり該遮断を解除したりするようにしたので、当該表示素子を電子機器に搭載することを想定したとき、該電子機器は遮光部材の変形を利用した画像の表示動作を行うことができる。
また、前記各遮光部材は、画素と同等のサイズ又は前記表示部の各画素を複数の発光領域でグループ分けしたとき1つのグループに属する複数の画素分のサイズに近似する大きさであって極めて小さいものであるから、該遮光部材の設置による大型化を防止又は抑制することができる。
さらに、前記有機材料の光透過率が略0%またはそれに近い値のものである場合には、画素からの光の出射を遮断する場合に、確実な(完全な)遮断を実現することができ、黒色の表示を行うことができる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の表示素子において、前記遮光部材は、電界が付与されると変形する有機材料から成り、前記遮光部材に電界を付与するための動作を行う電界付与部を備え、前記駆動部は、前記遮光部材の形状を前記第1の形状と前記第2の形状との間で可逆的に変化させるように前記遮光部材への電界付与動作を前記電界付与部に行わせることを特徴とするものである。
この発明によれば、前記遮光部材として、電界が付与されると変形する有機材料から成る有機材料を用いることで、無機材料で構成する場合に比して大きな変形量が得られる。すなわち、比較的小型の遮光部材であっても十分な変形量が得られ、確実に各画素から出射される光を遮断することができる。また、無機材料で構成する場合に比して、遮光部材の量産化が可能となる。
また、画素のサイズと同等の変形量で画素への光の入射を遮断できるように前記遮光部材を構成した場合には、前記画素による光の出射の遮断及びその解除を高速(短時間で)で行うことができる。これにより、前記画素による発光時間を正確に設定することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の表示素子において、前記表示部は、外部に光を出力する発光領域とそれ以外の非発光領域とをそれぞれ有する複数の前記画素が規則的に配置されて成り、前記表示部の表示面上に設けられた絶縁層と、前記絶縁層上のうち前記画素の非発光領域と対向する領域に設置され、前記絶縁層により前記表示部と電気的に絶縁された第1の電極と、前記第1の電極上に設置された前記遮光部材と、前記遮光部材上に設置された第2の電極とを備え、前記駆動部は、前記第1、第2の電極を介して前記遮光部材に付与する電界を制御することにより、前記第1の形状と前記第2の形状との間で前記遮光部材の形状を可逆的に変化させることを特徴とするものである。
この発明によれば、表示部の表示面上に設けられた絶縁層と、前記絶縁層上のうち前記画素の非発光領域と対向する領域に設置され、前記絶縁層により前記表示部と電気的に絶縁された第1の電極と、前記第1の電極上に設置された前記遮光部材と、前記遮光部材上に設置された第2の電極とを備え、前記第1、第2の電極を介して前記遮光部材に電界を付与するようにしたので、前記遮光部材に電界を付与することで、第1、第2の電極及び遮光部材の積層方向と略直交する方向に拡がるように前記遮光部材を変形させることができる。ここで、前記遮光部材を大きな変形率を有する有機材料で構成したときには、前記遮光部材を小型化することができるから、非遮光時では前記画素から出射される光をできるだけ阻害しない態様で、前記遮光部材を構成することができる。
また、絶縁層の存在により、第1、第2の電極を介して前記遮光部材に電界を付与したときに、前記電界によって画素の発光動作に悪影響が及ぼされるのを防止することができる。
前記遮光部材の形態の一例として、請求項8に記載の発明のように、前記遮光部材を、隣接する2つの画素列に跨るように設置し、前記第2の形状は、2つの遮光部材で1つの画素列に属する画素を覆うような形状とする形態が想定される。
請求項1〜4に記載の発明によれば、装置の小型化を図りつつ、綺麗な撮影画像が得られる撮像素子を提供することができる。
請求項5〜8に記載の発明によれば、装置の大型化を抑制しつつ、綺麗な画像(特に動画像)が表示される表示素子を提供することができる。
本発明の実施形態について説明する。本発明の一実施形態である撮像装置を本発明の第1の実施形態として説明する。図1は、撮像装置の電気的な構成を示すブロック図である。
図1に示すように、撮像装置1は、撮影光学系2、撮像素子3、A/D変換部4、タイミング制御回路5、画像メモリ6、画像処理部7、画像記憶部8、入力操作部9、VRAM10、表示部11及び制御部12を備えて構成されている。
撮影光学系2は、撮影倍率(焦点距離)を変更するためのズームレンズ13と、焦点位置を調節するためのフォーカスレンズ14と、撮像素子3へ入射される光量を調節するための図略の絞りとを備え、被写体の光像を取り込んで該光像を撮像素子3に結像するものである。
撮像素子3は、例えばフォトダイオードで構成される複数の画素(図2参照)がマトリックス状に2次元配列され、各画素の受光面に、それぞれ分光特性の異なる例えばR(赤),G(緑),B(青)のカラーフィルタが1:2:1の比率で配設されてなるベイヤー配列のCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)カラーエリアセンサである。撮像素子3は、撮影光学系2により結像された被写体の光像をR(赤),G(緑),B(青)各色成分のアナログの電気信号(画像信号)に変換し、R,G,B各色の画像信号として出力する。図2は、撮像素子3の概略構成を示す図である。
図2に示すように、撮像素子3は、マトリックス状に配列された複数の画素15を有してなり、各画素15は、光電変換動作を行う光電変換素子としてのフォトダイオード16と、画素信号を出力させる画素15を選択するための垂直選択スイッチ17と、リセットスイッチ(Rst)18と、増幅素子19とを備えて構成されている。
また、撮像素子3は、画素15のマトリックスにおける各行において、垂直選択スイッチ17の制御電極が共通に接続された垂直走査線20に垂直走査パルスφVnを出力する垂直走査回路21と、列ごとに垂直選択スイッチ17の主電極が共通に接続された水平走査線22と、各画素15のリセットスイッチ18が共通に接続されたリセット線23と、各水平走査線22に接続されたサンプリング回路24と、サンプリング回路24と水平走査回路25とに接続された水平スイッチ26と、水平スイッチ26の制御電極に接続された水平走査回路25と、水平信号線27に接続されたアンプ28と、水平スイッチ26の出力端子とアンプ28の出力端子とに接続された水平信号線27とを備える。増幅素子19及びリセットスイッチ18は、電源Vpに接続されている。
サンプリング回路24は、各画素15から出力されるアナログの画素信号をサンプリングし、この画素信号に対し、画素信号のノイズの低減を行うものである。アンプ28は、サンプリング回路24の出力信号を電圧に変換するものである。
このような構成を有する撮像素子3においては、画素に蓄積された電荷に応じた電圧信号の出力動作を1画素ずつ行わせるとともに、垂直走査回路21及びサンプリング回路24の動作を制御することで、画素を指定してその画素に電圧信号を出力させることができる。
すなわち、垂直走査回路21により、或る画素のフォトダイオード16で光電変換された電荷の量に相当する電圧信号を、増幅素子19及び垂直選択スイッチ17を介して水平走査線22に出力させ、または、リセットスイッチ18を介してリセット電位に固定し、その後、サンプリング回路24により、その水平走査線22に出力された電圧信号が示す電圧とリセット電位との差が、アナログの画素信号としてサンプリングされる。この動作を各画素について行うことで、画素を指定しつつ全ての画素に順番に電圧信号を出力させることができる。なお、サンプリング回路24の出力信号は、水平スイッチ26を介してアンプ28に出力され、該アンプ28で増幅された後、後述のA/D変換部4に出力される。撮像素子3は、後述のタイミング制御回路5により、撮像素子3の露出動作の開始及び終了や、撮像素子3における各画素の画素信号の読出し等の撮像動作が制御される。
図1に戻り、A/D変換部4は、撮像素子3により出力されたアナログのR,G,Bの画素信号を、複数のビット(例えば10ビット)からなるデジタルの画素信号(以下、画素データという)にそれぞれ変換するものである。タイミング制御回路5は、制御部12から出力される基準クロックCLK0に基づいてクロックCLK1,CLK2を生成し、クロックCLK1を撮像素子3に、クロックCLK2をA/D変換部4にそれぞれ出力することにより、撮像素子3及びA/D変換部4の動作を制御する。
画像メモリ6は、撮像素子3により被写体の光像を撮像する撮影モード時には、A/D変換部4から出力される画像データを一時的に記憶するとともに、この画像データに対し制御部12により後述の処理を行うための作業領域として用いられるメモリである。また、画像記憶部8に記憶された画像を表示部11に再生する再生モード時には、後述の画像記憶部8から読み出した画像データを一時的に記憶するメモリである。
画像処理部7は、画像メモリ6に記憶された画像データの黒レベルを基準の黒レベルに補正する黒レベル補正部、R(赤),G(緑),B(青)の各色成分の画素データのレベル変換を行うホワイトバランス補正部及び画素データのγ特性を補正するγ補正部等を備えるものである。
画像記憶部8は、メモリカードやハードディスクなどからなり、制御部12で生成された画像を保存するものである。入力操作部9は、主電源のオン/オフを切り替えるための電源ボタン、撮像素子3による撮像動作のタイミングを指示するためのシャッターボタン、各種機能を設定するための設定スイッチ等を含み、操作情報を制御部12に入力するためのものである。VRAM10は、表示部11の画素数に対応した画像信号の記録容量を有し、表示部11に再生表示される画像を構成する画素データのバッファメモリである。
表示部11は、カラー液晶パネルを備えてなり、撮像素子3により撮像された画像の表示や記録済みの画像の再生表示等を行うとともに、撮像装置1に搭載される機能やモードの設定画面を表示するものである。
制御部12は、例えば制御プログラムを記憶するROMや一時的にデータを記憶するフラッシュメモリ等の記憶部が内蔵されたマイクロコンピュータからなり、撮像装置1内の各部材の駆動を関連付けて制御するものである。また、制御部12は、撮像素子3の各画素への光の入射の遮断及びその解除を後述の遮光構造に行わせる遮光制御部29を機能的に有する。
図3(a)は、本実施形態の特徴である遮光構造30の平面図、図3(b)は、図3(a)のB−B線からみた遮光構造の矢視断面図である。図3(a),(b)において、点線Xで囲まれる領域は、1つの画素15の領域であり、矢印Aで示す部位は、光を受光し、その受光量に応じた電気信号を出力する前記フォトダイオード16の受光領域(光電変換領域)である。
図3(a),(b)に示すように、遮光構造30は、撮像素子3の撮像面上に被覆された後述の絶縁層31と、図3(a)において上下方向に並ぶ画素の列を垂直画素列というものとすると、左右に隣接する2つの垂直画素列に跨る態様で前記絶縁層31上に設置された長尺形状を有する複数の遮光体32と、該遮光体32に電界を付与(電圧を印加)するための電界付与部33とを有して成る。
遮光体32は、隣り合う遮光体32間に間隙が生じて各画素に光が導かれるように、フォトダイオード16の受光領域Aを避けた位置(2つの受光領域A間に存在する非受光領域)に設置されており、電界が付与されると変形する電気駆動型ポリマー材料(有機材料)で構成された例えば直方形状を有する遮光部材34の上下面に、平板状の上部電極35及び下部電極36が取り付けられた積層構造を有する。
電気駆動型ポリマー(ElectroActive Polymer:EAP)材料には、電気性ポリマー(電歪性、静電性、圧電性、強誘電性)とイオン性(ゲル、ポリマー・金属混合物、導電性ポリマー)があり、例えばシリコンエラストマやポリウレタン等の誘電性EAP材料で平行平板コンデンサを構成した場合、その誘電性EAP材料の変形量は、誘電定数及び電場の2乗に比例する関係を有するとともに、弾性率に反比例する関係を有し、10%〜300%の歪を有する性質を備えている。誘電性EAP材料には、前例のものの他にも、例えば誘電エラストマポリマ、シリコンラバー、アクリルエラストマ等がある。
また、図3(b)に示すように、各遮光体32は、上部電極35及び下部電極36を介して並列に電界付与部33に接続されている。電界付与部33は、各遮光部材34への電界の付与(電圧の印加)動作を行うものであり、その電界付与動作は遮光制御部29により制御される。
絶縁層31は、電界付与部33により各遮光部材34に電界が付与されたときに、その電界により撮像素子3の撮像動作に悪影響を及ぼすのを防止するべく、下部電極36と撮像素子3とを電気的に絶縁するためのものである。絶縁層31は、例えばシリコン酸化膜、シリコン窒化膜、感光性アクリル樹脂あるいはポリミド等の透明の樹脂材料で構成されており、絶縁層31の光の透過率は、略100%とみなすことができる値である。
図1に示す遮光制御部29は、前述したように電界付与部33の電界付与動作を制御するものである。具体的には、遮光制御部29は、各画素に光を受光させるときには、上部電極35及び下部電極36を同電位(例えば0V)に設定する。これにより、遮光構造30は、隣り合う遮光体32間に間隙が存在する状態となり、各画素の受光領域Aに光が導かれる非遮光状態となる。
一方、前記遮光制御部29は、各画素への光の入射を遮断する必要が生じたとき、上部電極35及び下部電極36のうち一方の電極が他方の電極より高電位(上部電極35に+V、下部電極36に0(V)の電圧)となるように、上部電極35及び下部電極36に電圧を前記電界付与部33に印加させる。これにより、図4(a),(b)に示すように、遮光部材34は、厚み方向(図4(b)の上下方向)に収縮する一方、図4(b)の左右方向(厚み方向と略直交する方向)に膨張するように遮光部材34が変形して、隣り合う遮光部材34の各左右端部が当接し、各画素の受光領域Aへの光の入射が遮断される遮光状態となる。図4(a)は、遮光状態における遮光構造30の平面図、図4(b)は、遮光状態における遮光構造30の断面図である。なお、図4(a),(b)に示す遮光状態から図3(a),(b)に示す非遮光状態に戻すときには、遮光制御部29は、上部電極35及び下部電極36を同電位(例えば0V)に設定する。
以上のように、前記電気駆動型ポリマー材料で構成した遮光部材34を前記撮像素子3の撮像面上に設置し、電界付与による前記遮光部材34の変形を利用して、各画素に光が導かれる非遮光状態と各画素への光が遮断される遮光状態とを生成するようにしたので、従来のようにメカニカルシャッターを設ける必要がなくなる。また、前記各遮光体32は、所定数の画素分のサイズに近似する大きさであり極めて小さいものであるから、該遮光構造30の設置による大型化を防止又は抑制することができる。さらに、前記電気駆動型ポリマー材料は、その大きさに対して比較的大きな変形量で変形するため、前記遮光動作を行うのに必要な変形量が得られる遮光部材として非常に小さいもので済み、本実施形態の遮光構造30は小型のものとなる。これらの結果、撮像装置1の小型化(薄型化)を実現することができる。
また、本実施形態では、電界付与部33により各遮光部材34に同時に電界を付与することで、画素への光の入射の遮断及びその解除を全ての画素について同時に行うことができるため、全ての画素が同時に露光動作を開始したり該露光動作を終了したりすることができる。その結果、従来のようにメカニカルシャッターを用いることで生じる各画素の露光タイミングの時間ずれを解消または大幅に抑制することができ、撮影指示タイミングでの被写体像により忠実な画像を得ることができる。
また、本実施形態の遮光構造30においては、絶縁層31が撮像面への光の透過率を100%より大幅に低くさせたり、前記遮光部材34が遮光状態においても一部の光を撮像面に漏洩させたりするという問題はほとんど発生しないため、被写体により忠実な画像を得ることが出来る。また、前記遮光部材34は、温度に応じて特性が変化するということがほとんどないため、利用可能な前記遮光部材34の温度(状態)が制限されることもない。
さらに、遮光部材34の変形について、画素のサイズと同等またはそれより小さい変形量で各画素の遮光状態を実現することができるから、高速(短時間)で遮光状態と非遮光状態との切替えを行うことができる。その結果、各画素に露光させる時間を正確なものとする(各画素に露光させる時間を目標値に限りなく近似させる)ことができ、適切な撮像動作を行うことができる。
また、前記特許文献2の技術にあっては、開口部分を完全に遮光させるためには該開口部分に相当する大きさのマスクが必要となるから、前記開口部分が画素の大きさの50%を超える領域を占める場合には、この開口部分に相当する大きさのマスクを設置したときに、遮光を行わないときでも該マスクが開口部分の一部を遮光することとなる。これに対して、本実施形態では、遮光体32を、フォトダイオード16の受光領域Aを避けた位置(非受光領域)に設置したので、撮像素子3の開口率の低下を回避しながら遮光動作を行う構成を実現することができる。なお、前記開口率とは、1画素の大きさ(広さ)に対して該画素に光が入射する範囲(広さ)が占める割合をいう。
前記有機材料をその光透過率が略0%またはそれに近い値のもので構成した場合には、遮光状態で、略完全に画素への光の入射を遮光することができるため、従来のように、遮光状態においても一部の光が撮像面に漏洩することで撮像素子3の感度に悪影響を与えるということもない。
また、前記電気駆動型ポリマー材料を用いて遮光構造30を構成したので、各画素への光の入射を遮断する構成を比較的簡単に形成することができる。すなわち、仮に、前記遮光構造30が、撮像素子3の製造プロセスにおけるプロセス温度より高い温度で形成する必要があるものである場合には、撮像素子3の性能に悪影響を及ぼす虞があるが、前記電気駆動型ポリマー材料を用いた遮光構造30は、撮像素子3の製造プロセスにおけるプロセス温度より低い温度で形成することができるため、前述のような悪影響を解消又は抑制することができる。また、無機材料で構成する場合に比して、遮光体32の量産化が可能となる。
本件は、前記実施形態に加えて、あるいは前記実施形態に代えて次の変形形態も含むものである。
(1)CMOSを利用した撮像素子3においては、CCD(Charge Coupled Device)のように、画素(光電変換部)で生成した電荷を一時的に蓄積するシフトレジスタを有しておらず、また、該シフトレジスタを設置した場合には、開口率や感度の低下、熱雑音の増加、撮像素子の駆動電圧の増大等の課題が生じることから、従来では、メカニカルシャッターが必須ものとなっており、撮像装置の小型化が困難となっていたという背景のもと、この撮像素子3に本件を適用することの意義が大きいことから、前記第1の実施形態では、CMOSを利用した撮像素子3に前記遮光構造を適用したが、遮光構造を適用する対象は、CMOSを利用した撮像素子3に限られず、他の撮像素子にも適用可能である。
(2)前記第1の実施形態は、撮像素子3に本発明を適用したものであるが、これに限らず、本件は、例えば液晶ディスプレイ等の表示装置にも適用可能である。図5(a)は、本発明に係る遮光構造を設置した非遮光状態での表示装置の構成を示す断面図、図5(b)は、遮光状態の構成を示す断面図、図6(a)は、本発明に係る遮光構造を設置していない状態における画素の構成を示す平面図、図6(b)は、図6(a)の構造に本発明に係る遮光構造を設置した非遮光状態における画素の構成を示す平面図、図6(c)は、遮光状態の構成を示す平面図である。なお、図5、図6の矢印Bで示す領域が1画素に相当する。
図5(a)に示すように、表示装置100は、LCD(Liquid Crystal Display)であり、白色照明光(バックライト)を出力する蛍光管を有するとともに、下から順に、導光板102、第1偏光板103、第1ガラス基板104、第1電極105、第1配向膜106a、液晶層107、第2配向膜106b、第2電極108、カラーフィルタ層109、第2ガラス基板110、第2偏光板111が積層されて成る。カラーフィルタ層109においては、遮光層(ブラックマトリックス)BMで区画した所定のパターンで3色のカラーフィルタR,G,Bが配列されている。
第1偏光板103及び第2偏光板111は、一定の振動方向の光波だけを透過させる部材である。第1ガラス基板104及び第2ガラス基板110は、第1電極105及び第2電極108から外部への漏電を防止するためのものである。第1電極105及び第2電極108は、透明度の高い材料で構成されており、液晶層107に電界を付与するため電極である。第1配向膜106a,第2配向膜106bは、例えばポリイミド膜からなり、液晶層107における液晶の分子を一定方向に並べるための膜である。第1電極105及び第1配向膜106aは画素ごとに設けられている。
また、図6(a)にも示すように、前記第1電極105に電圧信号を付与するスイッチング素子としての薄膜トランジスタ112が画素ごとに備えられている。この薄膜トランジスタ112を信号線113及びゲート線114を用いて駆動することにより、前記第1電極105から該第1電極105に対応するカラーフィルタの色の光が出力される。
さらに、本実施形態では、図5(a)、図6(b)に示すように、カラーフィルタ層109の上面に、前記第1の実施形態と同様の絶縁層116が形成されているとともに、この絶縁層116の上面に前記第1の実施形態と同様の遮光体117が構成されている。すなわち、下から順に、下部電極118、遮光部材119及び上部電極120が積層されて成る遮光体117が、絶縁層116上の例えば前記ブラックマトリックスと対向する位置に設置されている。また、図示は省略しているが、前記第1の実施形態と同様の機能を有する電界付与部33及び遮光制御部29が備えられている。
そして、前記電界付与部33により前記遮光体117に電界が付与されていないときには、各画素の第1電極105から光が外部に出射される非遮光状態となる。一方、前記電界付与部33により前記遮光体117に電界が付与されると、図5(b),図6(c)に示すように、遮光部材119は、厚み方向(図6の紙面に直交する方向)に収縮するとともに表示面に沿って膨張するように変形して、隣り合う遮光部材119の各左右端部が当接し、各画素から外部に出射される光が遮断される遮光状態となる。なお、上部電極120及び下部電極118が同電位(例えば0V)に設定されると、図5(b),図6(c)に示す遮光状態から図5(a),図6(b)に示す非遮光状態に戻る。これにより、各第1電極105から光が外部に出射される非遮光状態と、各第1電極105からの光の出射が遮光体117により遮断される遮光状態とが生成される。
本実施形態においても、前記各遮光体117は、所定数の画素分のサイズに近似する大きさであり極めて小さいものであるから、該遮光構造30の設置による大型化を防止又は抑制することができる。また、前記電気駆動型ポリマー材料は、その大きさに対して比較的大きな変形量で変形するため、前記遮光動作を行うのに必要な変形量が得られる遮光部材として非常に小さいもので済み、本実施形態の遮光構造は小型のものとなる。これにより、該遮光構造を設けたことによる表示装置100の大型化を回避又は抑制することができる。
また、遮光部材119の変形について、画素のサイズと同等またはそれより小さい変形量で各画素についての遮光を実現することができるから、高速で遮光状態と非遮光状態との切替えを行うことができる。すなわち、各画素に光を出力させる時間を正確に決定する(各画素に光を出力させる時間を目標値に限りなく近似させる)ことができる。また、前記有機材料をその光透過率が略0%またはそれに近い値のもので構成した場合には、遮光状態では、バックライトからの光を略完全に遮光することができるため、黒色を表示することが出来ると共に、従来のように遮光状態であっても一部の光が外部に漏洩する場合に比して画像のコントラストを向上することができる。以上のことから、綺麗な動画像を表示することができる。
また、遮光体117を、絶縁層116上の例えば前記ブラックマトリックスと対向する位置に設置したので、画素の開口率の低下を防止又は抑制することができる。特に前記遮光体117を変形率の大きな有機材料で構成した場合には、前記開口率を比較的大きな値、例えば70%に設定することができる。なお、本実施形態における開口率とは、1画素の大きさ(広さ)に対して該画素から光が出射する範囲(広さ)が占める割合をいう。
なお、本実施形態では、カラーフィルタ層109の上面に各画素への光の入射を遮断するための遮光構造を設けたが、この遮断構造の設置場所は前述の場所に限られず、例えば画素ごとに設ける態様も採用可能である。また、本件の適用対象である表示装置は、前述のものに限られず、他の構成を有する表示装置であってもよい。
電子機器の一実施形態である撮像装置の電気的な構成を示すブロック図である。 撮像素子の概略構成を示す図である。 (a)は、本実施形態の特徴である遮光構造の平面図、(b)は、(a)のB−B線からみた遮光構造の矢視断面図である。 (a)は、遮光状態における遮光構造の平面図、(b)は、遮光状態における遮光構造の断面図である。 (a)は、本発明に係る遮光構造を設置した非遮光状態での表示装置の構成を示す断面図、(b)は、遮光状態の構成を示す断面図である。 (a)は、本発明に係る遮光構造を設置していない状態における画素の構成を示す平面図、(b)は、(a)の構造に本発明に係る遮光構造を設置した非遮光状態における画素の構成を示す平面図、(c)は、遮光状態の構成を示す平面図である。
符号の説明
1 撮像装置
15 画素
29 遮光制御部
30 遮光構造
31,116 絶縁層
32,117 遮光体
33 電界付与部
34,119 遮光部材
35,120 上部電極
36,118 下部電極
100 表示装置
105 第1電極

Claims (8)

  1. 光を受光し、その受光量に応じた電気信号を出力する光電変換動作を行う画素を有する撮像部と、
    画素ごとに、又は前記撮像部の各画素を複数の受光領域でグループ分けしたときそのグループごとに対応して設けられた有機材料から成る複数の遮光部材と、
    前記遮光部材の形状を前記画素への光の入射を遮断する第1の形状と前記遮断を解除する第2の形状との間で可逆的に変化させる駆動部と
    を備えることを特徴とする撮像素子。
  2. 前記遮光部材は、電界が付与されると変形する有機材料から成り、
    前記遮光部材に電界を付与するための動作を行う電界付与部を備え、
    前記駆動部は、前記遮光部材の形状を前記第1の形状と前記第2の形状との間で可逆的に変化させるように前記遮光部材への電界付与動作を前記電界付与部に行わせることを特徴とする請求項1に記載の撮像素子。
  3. 前記撮像部は、外部から入射される光を受光する受光領域とそれ以外の非受光領域とをそれぞれ有する複数の前記画素が規則的に配置されて成り、
    前記撮像部の受光面上に設けられた絶縁層と、
    前記絶縁層上のうち前記画素の非受光領域と対向する領域に設置され、前記絶縁層により前記撮像部と電気的に絶縁された第1の電極と、
    前記第1の電極上に設置された前記遮光部材と、
    前記遮光部材上に設置された第2の電極とを備え、
    前記駆動部は、前記第1、第2の電極を介して前記遮光部材に付与する電界を制御することにより、前記第1の形状と前記第2の形状との間で前記遮光部材の形状を可逆的に変化させることを特徴とする請求項2に記載の撮像素子。
  4. 前記遮光部材は、隣接する2つの画素列に跨るように設置されており、
    前記第2の形状は、2つの遮光部材で1つの画素列に属する画素を覆うような形状であることを特徴とする請求項3に記載の撮像素子。
  5. 光を出力する画素を有する表示部と、
    画素ごとに、又は前記表示部の各画素を複数の発光領域でグループ分けしたときそのグループごとに対応して設けられた有機材料から成る複数の遮光部材と、
    前記遮光部材の形状を前記画素から外部に出射される光を遮断する第1の形状と前記遮断を解除する第2の形状との間で可逆的に変化させる駆動部と
    を備えることを特徴とする表示素子。
  6. 前記遮光部材は、電界が付与されると変形する有機材料から成り、
    前記遮光部材に電界を付与するための動作を行う電界付与部を備え、
    前記駆動部は、前記遮光部材の形状を前記第1の形状と前記第2の形状との間で可逆的に変化させるように前記遮光部材への電界付与動作を前記電界付与部に行わせることを特徴とする請求項5に記載の表示素子。
  7. 前記表示部は、外部に光を出力する発光領域とそれ以外の非発光領域とをそれぞれ有する複数の前記画素が規則的に配置されて成り、
    前記表示部の表示面上に設けられた絶縁層と、
    前記絶縁層上のうち前記画素の非発光領域と対向する領域に設置され、前記絶縁層により前記表示部と電気的に絶縁された第1の電極と、
    前記第1の電極上に設置された前記遮光部材と、
    前記遮光部材上に設置された第2の電極とを備え、
    前記駆動部は、前記第1、第2の電極を介して前記遮光部材に付与する電界を制御することにより、前記第1の形状と前記第2の形状との間で前記遮光部材の形状を可逆的に変化させることを特徴とする請求項6に記載の表示素子。
  8. 前記遮光部材は、隣接する2つの画素列に跨るように設置されており、
    前記第2の形状は、2つの遮光部材で1つの画素列に属する画素を覆うような形状であることを特徴とする請求項7に記載の表示素子。
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