JP2007335270A - 反射鏡付きランプ - Google Patents

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Abstract

【課題】凹面反射鏡と一体的に取り付けた高圧放電ランプの発光管に、その発光部から放射される光を発光部側へ戻すように反射させる副反射鏡を装着させることによって、副反射鏡と対向する発光部の外表面が局部的に過熱され、その発光部に膨れ、破裂が生ずることを防止する。
【解決手段】副反射鏡11が、筒型のボトム部16を発光管5の一方の封止部7Rに外嵌して装着されると共に、そのボトム部16側に、副反射鏡11の正面側から背面側へ通ずる空隙18dが形成されることにより、副反射鏡11と発光管5の発光部6との間の隙間に、その隙間から高温の熱気を逃散させる気流が流通せられるようになっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、高圧放電ランプが凹面反射鏡と一体的に取り付けられた反射鏡付きランプに係り、特に、高圧放電ランプの発光管に、その発光部から凹面反射鏡の開口部側へ放射される光を発光部側へ反射させてランプの光利用効率を高める副反射鏡が装着された反射鏡付きランプに関する。
液晶プロジェクター用光源やプロジェクションTV用光源として使用される反射鏡付きランプは、図8の如く、電極軸3の先端側にコイル4を巻装した一対のタングステン電極2R、2Lが石英ガラス管で成る発光管5の発光部6内に互いに対向して配置され、その発光部6の両側に各電極2R、2Lの電極軸3を固着する一対の封止部7R、7Lが形成された高圧放電ランプ1が、一方の封止部7Rを凹面反射鏡8の開口部9側に配し、他方の封止部7Lを凹面反射鏡8のボトム部10側に配して、凹面反射鏡8と一体的に取り付けられている。そして、この種の反射鏡付きランプには、高圧放電ランプ1の光利用効率を高めるために、該ランプ1の発光管5に、その発光部6から凹面反射鏡8の開口部9側へ放射される光を発光部6側へ反射させる副反射鏡11が装着されたものや、発光部の外表面に反射膜が設けられたものがある(特許文献1、2、3及び4参照)。
特開2005−309372号公報 特許第3184404号公報 特許第3204733号公報 特表2005−505909号公報
また、高圧放電ランプ1としては、発光管5の発光部6内に、一対のタングステン電極2R、2Lが互いに対向して配置される共に、水銀と、臭素や沃素などのハロゲンと、アルゴンガスなどの始動用希ガスとが封入されて、ランプ点灯時に電極2R、2Lから蒸発して発光部6の内面に付着したタングステンを再蒸発させて電極2R、2Lへ戻すタングステン−ハロゲンサイクル作用により、ランプ寿命を損なう発光部6の早期黒化を防止すると共に、電極2R、2L間の距離を狭くしてアーク長を短くし、且つ発光部6の単位容積当りの水銀封入量を多くしてランプ点灯時における発光部6内の水銀蒸気圧を高めることにより、小型で点光源に近い高輝度発光が得られるようにしたショートアークタイプの高圧水銀蒸気放電ランプが一般的に用いられている(特許文献5参照)。
特開2005−56646号公報
なお、高圧放電ランプ1の電極2R、2Lは、電極軸3の先端とその先端側にタングステンワイヤを上下2層に密巻きして巻装されたコイル4の一部とを溶融一体化させることによって、球状もしくは凸曲面形状の電極先端部13が形成されると共に、電極軸3の後端が、各々封止部7R、7Lに封着されたモリブデン箔14の片端に溶接され、該モリブデン箔14の他端に溶接されたリード棒15に結線する電力供給用リード線(図示せず)を介してランプ電力が供給されるようになっている。
高圧放電ランプ1の発光管5に設ける副反射鏡11は、発光管5の発光部6から凹面反射鏡8の開口部9側へ放射される光を発光部6側へ反射させて、主反射鏡である凹面反射鏡8の反射面へと導き、該反射面で被照射物の方向へ反射させてランプの光利用効率を高めるもので、本願出願人の製品に係る反射鏡付きランプの副反射鏡11は、図8の如く筒型に形成されたボトム部16を発光管5の封止部7Rに外嵌して、その封止部7R側から発光部6と一定の間隔を保って対向するように装着され、封止部7Rに外嵌したボトム部16がその内周面と封止部7Rの外周面との間に充填した無機質セメント等の固着材12によって封止部7Rに固着されている。
しかし、副反射鏡11が高圧放電ランプ1の発光部6と対向して封止部7Rに装着されていると、反射鏡付きランプに装備された冷却ファン等の空冷手段によって発光部6の封止部7R側の部位を十分に冷却することができず、発光部6と副反射鏡11との間の隙間に高温の熱気が滞留して、発光部6の封止部7R側の部位が過熱され、その部位が膨れを生じたり、発光部6の破裂を惹き起こすおそれがあった。殊に、主反射鏡となる凹面反射鏡8の開口部9に前面ガラスが装着された反射鏡付きランプは、副反射鏡11と対向する発光部6の外表面温度が著しく上昇するため、発光部6が破裂する危険性が高かった。
なお、発光部6の局部的な過熱を防止するために、発光部6の封止部7R側の部位の管壁負荷を小さくしてその部分の管壁温度を下げようとする試みもなされているが、発光部6に封入した水銀の蒸発が阻害されず、また、光学特性が損なわれないように、発光部6の管壁負荷を局部的に小さく設計・加工することは非常に困難であった。
本発明は、高圧放電ランプの発光管の封止部に装着された副反射鏡と発光管の発光部との間の隙間に高温の熱気を滞留させないようにして、発光部の過熱による膨れや破裂が生ずることを防止することを技術的課題としている。
上記課題を解決するために、本発明は、発光管の発光部内に一対の電極が対向して配置され、その発光部の両側に各電極の電極軸を固着する一対の封止部が形成された高圧放電ランプが、一方の封止部を凹面反射鏡の開口部側に配し、他方の封止部を凹面反射鏡のボトム部側に配するようにして該反射鏡と一体的に取り付けられると共に、前記一方の封止部に、前記発光部から前記凹面反射鏡の開口部側へ放射される光を発光部側へ反射させる副反射鏡が装着された反射鏡付きランプにおいて、前記副反射鏡が、そのボトム部を前記一方の封止部に外嵌して該封止部に装着され、そのボトム部側に、副反射鏡の正面側から背面側へ通ずる空隙が形成されていることを特徴とする。
本発明に係る反射鏡付きランプは、高圧放電ランプの発光管の封止部に装着された副反射鏡のボトム部側に、その副反射鏡の正面側から背面側へ通ずる空隙が形成されているので、ランプの点灯時に空気が熱せられて生ずる対流や冷却ファンで送給される冷却エアの気流の一部が、副反射鏡と発光管の発光部との間の隙間に流通せられて、その隙間に高温の熱気が滞留することが防止され、発光部の過熱による膨れや破裂が防止される。
本発明に係る反射鏡付きランプの最良の実施形態は、石英ガラス管で成る発光管の発光部内に、タングステン棒で成る電極軸の先端側に高純度タングステンワイヤを上下2層に密巻きして成るコイルを巻装した一対のタングステン電極が約1mm前後の狭い電極間距離を保って互いに対向して配置されると共に、水銀と、臭素や沃素などのハロゲンと、アルゴンガスなどの始動用希ガスとが封入され、その発光部の両側に各電極の電極軸を固着する一対の封止部が形成されたショートアークタイプの高圧水銀蒸気放電ランプが、一方の封止部を凹面反射鏡の開口部側に配し、他方の封止部を凹面反射鏡のボトム部側に配するようにして該反射鏡と一体的に取り付けられている。
また、高圧水銀蒸気放電ランプの発光管には、その発光部から凹面反射鏡の開口部側へ放射される光を発光部側へ反射させる副反射鏡が、ボトム部を凹面反射鏡の開口部側に配された発光管の封止部に外嵌して該封止部に装着されると共に、そのボトム部側に、副反射鏡の正面側から背面側へ通ずる空隙が形成されている。
副反射鏡のボトム部は、筒型に形成されて、その筒型ボトム部の内周面に副反射鏡の正面側から背面側へ延びる複数条のリブが互いに間隔をあけて形成され、それら各リブが発光管の封止部の外周面に当接することによって、副反射鏡がその封止部に対して同軸的に装着されると共に、その封止部の外周面と筒型ボトム部の内周面との間に、副反射鏡の正面側から背面側へ通ずる複数の空隙が形成され、その一部空隙に、筒型ボトム部を封止部に固着させる無機質セメント等の固着材が充填されることにより、副反射鏡が発光管の発光部と適正な距離を保って対向する位置に固定されている。
また、副反射鏡のボトム部は、副反射鏡の背面側に向かって流れる空気流を集めてそのボトム部側に形成された空隙内に導入させるためと、空隙内に導入される空気流の流速を速めて該空気流によるボトム部や発光管封止部の冷却効果を高めるために、そのボトム部の端縁に沿って該ボトム部の径方向に突出する環状突片が形成されるか、もしくはそのボトム部が副反射鏡の正面側から背面側にかけて拡径したラッパ形状乃至漏斗形状に成形されている。
図1は本発明に係る反射鏡付きランプの第一実施例を示す要部の縦断面図、図2(a)及び(b)は副反射鏡の正面図及び背面図である。また、図3(a)及び(b)は高圧放電ランプの発光管に装着した副反射鏡の背面図であって、同図(a)は副反射鏡のボトム部を発光管の封止部に外嵌した状態を示す図、同図(b)はそのボトム部を固着材によって発光管の封止部に固着させた状態を示す図である。なお、図8に示す従来の反射鏡付きランプと共通する部分については、同図を参酌して説明する。
本例の反射鏡付きランプに用いる高圧放電ランプ1は、例えば定格ランプ電力150Wの高圧水銀蒸気放電ランプであって、0.3mm径の高純度タンクステン棒で成る電極軸3の先端側に約0.22mm径の高純度タングステンワイヤWを上下2層に密巻きして成るコイル4を巻装した一対のタングステン電極2R、2Lが、石英ガラス管で成る発光管5の発光部6内に、約1.1mmの電極間距離を保って互いに対向するように配置され、各々の電極軸3が、発光部6の両側に形成された一対の封止部7R、7Lに固着されている。また、発光部6は、最大外径約10mm、平均肉厚2.3mm、内容積約85mmの回転楕円体に成形されて、その内部には、水銀が約0.24mg/mm、臭素が約1.9×10−4μmol/mm、アルゴンガスが約2×10Pa封入されている。
また、高圧放電ランプ1は、図8の如く、一方の封止部7Rを凹面反射鏡8の開口部9側に配し、他方の封止部7Lを凹面反射鏡8のボトム部10側に配するようにして該反射鏡8と一体的に取り付けられている。そして、凹面反射鏡8の開口部9側に配した封止部7Rには、図2に示す副反射鏡11が円筒形に成形された筒型ボトム部16を図1及び図3の如く発光管5の封止部7Rに外嵌して装着されている。
副反射鏡11は、鋳込み成形した反射鏡基体の正面側に反射面を成す誘電体スパッタ膜が形成された反射有効径14mmの石英製反射鏡で成り、発光管5の封止部7Rに外嵌するボトム部16の内周面には、副反射鏡の正面側から背面側へ延びるリブ17a、17b、17c及び17dが90°間隔で等角的に形成され、それら各リブ17a〜17dが封止部7Rの外周面に当接することによって、副反射鏡11が封止部7Rに対して同軸的に装着されると同時に、封止部7Rの外周面とボトム部16の内周面との間の隙間がリブ17a〜17dで四分割するように仕切られて、図3(a)の如く副反射鏡11の正面側から背面側へ通ずる空隙18a、18b、18c及び18dが形成されるようになっている。
すなわち、副反射鏡11のボトム部16の内周面に形成されたリブ17a〜17dは、
そのボトム部16側に、副反射鏡11の正面側から背面側へ通ずる複数の空隙18a〜18dを形成すると同時に、副反射鏡11と発光管5の光軸を一致させる位置決め用のスペーサとしての機能を有している。また、発光管5の発光部6と副反射鏡11との間に生ずる熱気の温度を低下させるために、副反射鏡11の背面側に、その前端からボトム部16の後端にまで達する複数の放熱フィン20、20…が例えば45°間隔で等角的に形成されている。
そして、図3(a)の如く発光管5の封止部7Rにボトム部16を外嵌させた副反射鏡11は、発光管5の発光部6から放射される光を発光部6の中心に向かって反射させ得るようにその発光部6との間の間隔を適正に調整してから、ボトム部16側に形成された一部空隙18a及び18c内に、図3(b)の如く無機質セメント等の固着材12を充填して、そのボトム部16が封止部7Rの外周面に固着されている。
以上の如く構成された反射鏡付きランプは、ランプ点灯時に空気が熱せられて生ずる対流や冷却ファンで送給される冷却エアの気流の一部が、副反射鏡11のボトム部16側に形成された空隙18b及び18dを通じて、副反射鏡11と発光管5の発光部6との間の隙間に流通する。これにより、その隙間に生じた高温の熱気が気流に運ばれて隙間外へ逃散することとなるので、その隙間に高温の熱気が滞留して副反射鏡11と対向する発光部6の外表面が過熱されることが防止され、発光部の過熱による膨れや破裂を生ずるおそれが解消される。
図4は本発明に係る反射鏡付きランプの第二実施例を示す要部の縦断面図、図5(a)は高圧放電ランプの発光管の封止部にボトム部を外嵌した副反射鏡の背面図、図5(b)はそのボトム部側に形成された一部空隙に固着材を充填して該ボトム部を発光管の封止部に固定した副反射鏡の背面図であって、本例の反射鏡付きランプは、副反射鏡11のボトム部16の端縁に沿って、副反射鏡11の背面側に向かって流れる空気流を集めてボトム部16側に形成された空隙18b及び18d内に導入させるための環状突片19がボトム部16の径方向に突出して形成されている点に特徴があり、その他の構成は、第一実施例の反射鏡付きランプと共通している。
本例の反射鏡付きランプは、副反射鏡11の正面側に向かって流れる空気流Fが、副反射鏡11で集められて、該反射鏡のボトム部16側に形成された空隙18b、18d内に導入され、また、副反射鏡11の背面側に向かって流れる空気流Fが、ボトム部16の端縁に形成された環状突片19で集められて、空隙18b、18d内に導入されるので、該ランプに装備する冷却手段(図示せず)が、冷却エアを副反射鏡11の正面側又は背面側の何れの側から送給するものであっても、該冷却エアの一部を副反射鏡11と発光管5の発光部6との間の隙間に流通させて、その隙間に高温の熱気が滞留することを確実に防止することができると同時に、冷却エアによって副反射鏡11と対峙した発光部6の表面を冷却することができる。また、ボトム部16に形成された環状突片19は、副反射鏡11の温度を低下させる放熱フィンとしても機能する。
更に、副反射鏡11や環状突片19で集められた空気流F、Fが、副反射鏡11や環状突片19より小径の狭い空隙18b、18d内に導入されると、その空隙18b、18d内を通る空気流の流速が速まって、副反射鏡11のボトム部16や発光管5の封止部7Rが効果的に冷却される。また、副反射鏡11で集められた空気流Fが、狭い空隙18b、18d内に導入されると、その空気流の周りに陰圧が生じて周囲の空気を引き込むベンチュリー効果によって、副反射鏡11と発光管5の発光部6との間の隙間に存在する高温の熱気が空隙18b、18dの内部に吸い込まれ、その内部を通って副反射鏡11の背面側に速やかに排出されるので、発光部6の過熱による膨れや破裂が確実に防止される。
なお、副反射鏡11のボトム部16に形成する環状突片19は、主反射鏡である凹面反射鏡8の反射面で反射されて副反射鏡11の外側を通過して被照射物に照射される光を遮らないようにするため、主反射鏡の凹面反射鏡8が楕円面型反射鏡であるときは、副反射鏡11の最大径部と凹面反射鏡8の二次焦点とを結ぶ線から突出しない程度の外径に形成され、また、凹面反射鏡8が放物面型反射鏡であるときは、副反射鏡11の最大径部と同等以下の外径に形成される。
図6は本発明に係る反射鏡付きランプの第三実施例を示す要部の縦断面図、図7(a)は高圧放電ランプの発光管の封止部にボトム部を外嵌した副反射鏡の背面図、図7(b)はそのボトム部側に形成された一部空隙に固着材を充填して該ボトム部を発光管の封止部に固定した副反射鏡の背面図であって、本例の反射鏡付きランプは、副反射鏡11のボトム部16が、副反射鏡11の正面側から背面側にかけて拡径したラッパ形状乃至漏斗形状に成形されている点に特徴がある。なお、該ボトム部16の最大径は、副反射鏡11の外側を通過して被照射物に照射される光を遮らない程度の大きさに選定されている。
このように副反射鏡11のボトム部16が副反射鏡11の正面側から背面側にかけて拡径した形状に成形されていれば、副反射鏡11の背面側に向かって流れる空気流Fをボトム部16側に形成された空隙18b、18d内により多く導入することができ、また、空隙18b、18d内の圧損が小さくなって副反射鏡11の正面側及び背面側の何れの側からも空気が流入出しやすくなるので、第二実施例よりも空隙18b、18dを通る空気流の流速が速まると同時に、ベンチュリー効果も高まって、副反射鏡11と発光管5の発光部6との間の隙間に高温の熱気が淀んで滞留することをより確実に防止することができ、発光部6の外表面を冷却してその表面温度を低下させる効果も高まる。
なお、副反射鏡11は、石英製の反射鏡に限るものではなく、石英よりも放熱性に優れた金属製の反射鏡であっても良い。また、副反射鏡11のボトム部16を発光管5の封止部7Rに固着する固着材12として、熱伝導性に優れた窒化アルミニウムを含む無機質セメントを用いれば、発光部6の過熱をより確実に防止することができる。また、実施例では、副反射鏡11のボトム部16の内周面に四つのリブ17a〜17dが90°間隔で形成されているが、例えばリブを120°間隔で形成して、該リブによって形成される各空隙のサイズを大きくすると、その通気性が向上する。また、第二及び第三実施例に係る副反射鏡11にも第一実施例に示すような放熱フィン20を形成することができる。
本発明は、液晶プロジェクターやプロジェクションTV等の光源として使用される反射鏡付きランプの品質向上と信頼性向上に資するものである。
本発明に係る反射鏡付きランプの第一実施例を示す要部の縦断面図 図1のランプに用いる副反射鏡の正面図及び背面図 図1のランプに用いる副反射鏡の装着状態を示す背面図 本発明に係る反射鏡付きランプの第二実施例を示す要部の縦断面図 図4のランプに用いる副反射鏡の装着状態を示す背面図 本発明に係る反射鏡付きランプの第三実施例を示す要部の縦断面図 図6のランプに用いる副反射鏡の装着状態を示す背面図 従来の反射鏡付きランプを示す縦断面図
符号の説明
1・・・・・・・高圧放電ランプ
2R・・・・・・電極
2L・・・・・・電極
3・・・・・・・電極軸
5・・・・・・・発光管
6・・・・・・・発光部
7R・・・・・・封止部
7L・・・・・・封止部
8・・・・・・・凹面反射鏡(主反射鏡)
9・・・・・・・凹面反射鏡の開口部
10・・・・・・・凹面反射鏡のボトム部
11・・・・・・・副反射鏡
12・・・・・・・固着材
16・・・・・・・副反射鏡のボトム部
17a〜17d・・リブ
18a〜18d・・空隙
19・・・・・・・環状突片
20・・・・・・・放熱フィン

Claims (4)

  1. 発光管の発光部内に一対の電極が対向して配置され、その発光部の両側に各電極の電極軸を固着する一対の封止部が形成された高圧放電ランプが、一方の封止部を凹面反射鏡の開口部側に配し、他方の封止部を凹面反射鏡のボトム部側に配するようにして該反射鏡と一体的に取り付けられると共に、前記一方の封止部に、前記発光部から前記凹面反射鏡の開口部側へ放射される光を発光部側へ反射させる副反射鏡が装着された反射鏡付きランプにおいて、前記副反射鏡が、そのボトム部を前記一方の封止部に外嵌して該封止部に装着され、そのボトム部側に、副反射鏡の正面側から背面側へ通ずる空隙が形成されていることを特徴とする反射鏡付きランプ。
  2. 前記副反射鏡のボトム部が筒型に形成されると共に、その筒型ボトム部の内周面に副反射鏡の正面側から背面側へ延びる複数条のリブが互いに間隔をあけて形成され、それら各リブが前記一方の封止部の外周面に当接して、副反射鏡がその封止部に対して同軸的に装着されると共に、その封止部の外周面と筒型ボトム部の内周面との間に、副反射鏡の正面側から背面側へ通ずる複数の空隙が形成され、その一部空隙に、筒型ボトム部を封止部に固着させる固着材が充填されている請求項1記載の反射鏡付きランプ。
  3. 前記筒型ボトム部の端縁に沿って該ボトム部の径方向に突出する環状突片が形成されている請求項2記載の反射鏡付きランプ。
  4. 前記筒型ボトム部が、副反射鏡の正面側から背面側にかけて拡径した形状に成形されている請求項2記載の反射鏡付きランプ。
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