JP2007334144A - 音声合成方法、音声合成装置及び音声合成プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】音声出力される状況に合わせて、適切に抑制を行うことのできる音声合成方法、音声合成装置及び音声合成プログラムを得る。
【解決手段】音声合成するテキストと音声出力の内容を表すカテゴリ情報を入力するステップと、各カテゴリに共通の抑制語句を保持する共通抑制語句リストを格納した第1の記憶手段から、当該共通抑制語句リストを読み込むステップと、カテゴリに固有の抑制語句を保持する固有抑制語句リストを格納した第2の記憶手段から、当該固有抑制語句リストを読み込むステップと、入力テキストのうち、前記共通抑制語句リスト及び前記固有抑制語句リストに含まれる語句に該当する部分を、所定の識別子に置き換える置換ステップと、置き換えたテキストを基に、音声合成を行って出力するステップと、を有することを特徴とする。
【選択図】図4
【解決手段】音声合成するテキストと音声出力の内容を表すカテゴリ情報を入力するステップと、各カテゴリに共通の抑制語句を保持する共通抑制語句リストを格納した第1の記憶手段から、当該共通抑制語句リストを読み込むステップと、カテゴリに固有の抑制語句を保持する固有抑制語句リストを格納した第2の記憶手段から、当該固有抑制語句リストを読み込むステップと、入力テキストのうち、前記共通抑制語句リスト及び前記固有抑制語句リストに含まれる語句に該当する部分を、所定の識別子に置き換える置換ステップと、置き換えたテキストを基に、音声合成を行って出力するステップと、を有することを特徴とする。
【選択図】図4
Description
本発明は、音声合成方法、音声合成装置及び音声合成プログラムに関するものである。
従来、『音声出力に際して、特定の単語乃至単語の組み合わせを出力しないようにする』技術として、『音声再生を禁止する語を登録語として登録した抑制語リスト107と、入力された文書ファイルから、抑制語リスト107の登録語を抽出する抽出手段と、前記文書ファイルにおいて、前記抽出手段で抽出された登録語を所定の文字列に置換する置換手段と、前記置換手段により置換された文書ファイルに基づいて音声出力する音声出力手段(104、105)とを備える。』というものが提案されている(特許文献1)。
特開2002−221981号公報(要約)
しかしながら、どのような語句の音声出力を抑制するかの判断は、音声素片自体に依存する場合もある一方で、音声出力するテキスト内容のカテゴリ、あるいは音声出力サービスの内容にも深い関係がある。例えば、同一のテキスト内容であっても、それが音声出力される場面によって、音声出力を抑制すべき場合とそうでない場合とがあり得る。
そのため、音声出力される状況に合わせて、適切に抑制を行うことのできる音声合成方法、音声合成装置及び音声合成プログラムが望まれていた。
そのため、音声出力される状況に合わせて、適切に抑制を行うことのできる音声合成方法、音声合成装置及び音声合成プログラムが望まれていた。
本発明に係る音声合成方法は、
入力したテキストを音声として合成して出力する際に、当該音声に音声出力を抑制すべき語句(以下、抑制語句と呼ぶ)が含まれている場合には、該抑制語句を置き換えて出力する方法であって、
音声合成するテキストと、音声出力の内容を表すカテゴリ情報を入力するステップと、
各カテゴリに共通の抑制語句を保持する共通抑制語句リストを格納した第1の記憶手段から、当該共通抑制語句リストを読み込むステップと、
カテゴリに固有の抑制語句を保持する固有抑制語句リストを格納した第2の記憶手段から、当該固有抑制語句リストを読み込むステップと、
入力テキストのうち、前記共通抑制語句リスト及び前記固有抑制語句リストに含まれる語句に該当する部分を、所定の識別子に置き換える置換ステップと、
置き換えたテキストを基に、音声合成を行って出力するステップと、
を有することを特徴とするものである。
入力したテキストを音声として合成して出力する際に、当該音声に音声出力を抑制すべき語句(以下、抑制語句と呼ぶ)が含まれている場合には、該抑制語句を置き換えて出力する方法であって、
音声合成するテキストと、音声出力の内容を表すカテゴリ情報を入力するステップと、
各カテゴリに共通の抑制語句を保持する共通抑制語句リストを格納した第1の記憶手段から、当該共通抑制語句リストを読み込むステップと、
カテゴリに固有の抑制語句を保持する固有抑制語句リストを格納した第2の記憶手段から、当該固有抑制語句リストを読み込むステップと、
入力テキストのうち、前記共通抑制語句リスト及び前記固有抑制語句リストに含まれる語句に該当する部分を、所定の識別子に置き換える置換ステップと、
置き換えたテキストを基に、音声合成を行って出力するステップと、
を有することを特徴とするものである。
また、本発明に係る音声合成装置は、
入力したテキストを音声として合成して出力する際に、当該音声に抑制語句が含まれている場合には、該抑制語句を置き換えて出力する装置であって、
音声合成するテキストと、音声出力の内容を表すカテゴリ情報を入力する入力手段と、
各カテゴリに共通の抑制語句を保持する共通抑制語句リストを格納した第1の記憶手段と、
カテゴリに固有の抑制語句を保持する固有抑制語句リストを格納した第2の記憶手段と、
前記カテゴリ情報を基に、前記共通抑制語句リスト及び前記固有抑制語句リストより、対応する抑制語句を選定する抑制語句選定手段と、
入力テキストのうち、前記共通抑制語句リスト及び前記固有抑制語句リストに含まれる語句に該当する部分を、所定の識別子に置き換えて出力する置換手段と、
前記置換手段の出力を基に、音声合成を行って出力する出力手段と、
を有することを特徴とするものである。
入力したテキストを音声として合成して出力する際に、当該音声に抑制語句が含まれている場合には、該抑制語句を置き換えて出力する装置であって、
音声合成するテキストと、音声出力の内容を表すカテゴリ情報を入力する入力手段と、
各カテゴリに共通の抑制語句を保持する共通抑制語句リストを格納した第1の記憶手段と、
カテゴリに固有の抑制語句を保持する固有抑制語句リストを格納した第2の記憶手段と、
前記カテゴリ情報を基に、前記共通抑制語句リスト及び前記固有抑制語句リストより、対応する抑制語句を選定する抑制語句選定手段と、
入力テキストのうち、前記共通抑制語句リスト及び前記固有抑制語句リストに含まれる語句に該当する部分を、所定の識別子に置き換えて出力する置換手段と、
前記置換手段の出力を基に、音声合成を行って出力する出力手段と、
を有することを特徴とするものである。
本発明に係る音声合成方法によれば、音声出力するテキスト内容のカテゴリ、あるいは音声出力サービスの内容に応じて、適切に抑制を行うことができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る音声合成装置の機能ブロック図を示すものである。
図1に示す音声合成装置100は、読み上げ対象テキスト110を入力し、そのテキスト内容を音声合成して、音声111を出力するものである。音声111の出力に際しては、音声出力を抑制すべき語句がビープ音などの別の音声に置き換えられて出力される。
図1は、本発明の実施の形態1に係る音声合成装置の機能ブロック図を示すものである。
図1に示す音声合成装置100は、読み上げ対象テキスト110を入力し、そのテキスト内容を音声合成して、音声111を出力するものである。音声111の出力に際しては、音声出力を抑制すべき語句がビープ音などの別の音声に置き換えられて出力される。
図1の音声合成装置100は、入力手段101、適用抑制語リスト選定手段102、基本抑制語リスト記憶手段103、サービス依存型抑制語リスト記憶手段104、置換手段105、音声合成出力手段106を有する。
入力手段101は、読み上げ対象テキスト110とともに、そのテキスト内容のカテゴリ情報を入力として受け取り、適用抑制語リスト選定手段102に出力する。
適用抑制語リスト選定手段102は、読み上げ対象テキスト110の内容及びカテゴリ情報を基に、基本抑制語リスト記憶手段103及びサービス依存型抑制語リスト記憶手段104より、適切な1ないし複数の抑制語を選択する。選択した抑制語と読み上げ対象テキスト110の内容は、置換手段105に出力される。
基本抑制語リスト記憶手段103は、後述の図2に示す基本抑制語リストを格納している。
サービス依存型抑制語リスト記憶手段104は、後述の図3に示すサービス依存型抑制語リストを格納している。
置換手段105は、適用抑制語リスト選定手段102が出力した抑制語を基に、読み上げ対象テキスト110の内容を置き換え、音声合成出力手段106に出力する。
音声合成出力手段106は、置換手段105が置換処理した読み上げ対象テキスト110の内容を基に、音声を合成して出力する。出力方法は、音声データファイルとして記憶手段に書き出す方法でもよいし、スピーカー等の装置を用いて、音声そのものを出力する方法でもよい。
入力手段101は、読み上げ対象テキスト110とともに、そのテキスト内容のカテゴリ情報を入力として受け取り、適用抑制語リスト選定手段102に出力する。
適用抑制語リスト選定手段102は、読み上げ対象テキスト110の内容及びカテゴリ情報を基に、基本抑制語リスト記憶手段103及びサービス依存型抑制語リスト記憶手段104より、適切な1ないし複数の抑制語を選択する。選択した抑制語と読み上げ対象テキスト110の内容は、置換手段105に出力される。
基本抑制語リスト記憶手段103は、後述の図2に示す基本抑制語リストを格納している。
サービス依存型抑制語リスト記憶手段104は、後述の図3に示すサービス依存型抑制語リストを格納している。
置換手段105は、適用抑制語リスト選定手段102が出力した抑制語を基に、読み上げ対象テキスト110の内容を置き換え、音声合成出力手段106に出力する。
音声合成出力手段106は、置換手段105が置換処理した読み上げ対象テキスト110の内容を基に、音声を合成して出力する。出力方法は、音声データファイルとして記憶手段に書き出す方法でもよいし、スピーカー等の装置を用いて、音声そのものを出力する方法でもよい。
本実施の形態1における「共通抑制語句リスト」は、後述の図2に示す基本抑制語リストが相当する。また、「固有抑制語句リスト」は、後述の図3に示すサービス依存型抑制語リストが相当する。
なお、基本抑制語リスト記憶手段103と、サービス依存型抑制語リスト記憶手段104とは、図1においては異なる記憶手段としたが、これらを単一の記憶媒体として構成してもよい。
なお、基本抑制語リスト記憶手段103と、サービス依存型抑制語リスト記憶手段104とは、図1においては異なる記憶手段としたが、これらを単一の記憶媒体として構成してもよい。
図2は、基本抑制語リスト記憶手段103が格納する基本抑制語リストの構成例を示すものである。
基本抑制語リストは、読み上げ対象テキスト110の内容に関わらず共通的に音声出力を抑制すべき語句のリストを保持するものであり、例えばCSV(Comma Separeted Values)等のテキストファイル形式、もしくはリレーショナルデータベースのテーブル形式で、基本抑制語リスト記憶手段103に格納するように構成することができる。
基本抑制語リストは、読み上げ対象テキスト110の内容に関わらず共通的に音声出力を抑制すべき語句のリストを保持するものであり、例えばCSV(Comma Separeted Values)等のテキストファイル形式、もしくはリレーショナルデータベースのテーブル形式で、基本抑制語リスト記憶手段103に格納するように構成することができる。
図2では、テーブル形式で格納している場合の構成とデータ例を示している。以下、各列について説明する。
「インデックス」列は、抑制語の先頭文字をインデックスとして保持する列であり、検索等の便宜上設けられているものである。本実施の形態1においては、日本語で表現される抑制語を想定しているため、本列の値は50音のあ〜んを格納しているが、英語の抑制語を保持する場合にはアルファベットのインデックスとするなど、整理・検索の便に資するデータとすればよい。
「抑制語」列は、音声出力を抑制すべき語句を保持する列である。本列の値は、「インデックス」列により集約整理されている。
「インデックス」列は、抑制語の先頭文字をインデックスとして保持する列であり、検索等の便宜上設けられているものである。本実施の形態1においては、日本語で表現される抑制語を想定しているため、本列の値は50音のあ〜んを格納しているが、英語の抑制語を保持する場合にはアルファベットのインデックスとするなど、整理・検索の便に資するデータとすればよい。
「抑制語」列は、音声出力を抑制すべき語句を保持する列である。本列の値は、「インデックス」列により集約整理されている。
図3は、サービス依存型抑制語リスト記憶手段104が格納するサービス依存型抑制語リストの構成例を示すものである。
サービス依存型抑制語リストは、読み上げ対象テキスト110の内容のカテゴリに固有の抑制語リストを保持するものである。基本抑制語リストと同様に、CSV等のテキストファイル形式、もしくはリレーショナルデータベースのテーブル形式で、サービス依存型抑制語リスト記憶手段104に格納するように構成することができる。
サービス依存型抑制語リストは、読み上げ対象テキスト110の内容のカテゴリに固有の抑制語リストを保持するものである。基本抑制語リストと同様に、CSV等のテキストファイル形式、もしくはリレーショナルデータベースのテーブル形式で、サービス依存型抑制語リスト記憶手段104に格納するように構成することができる。
図3では、テーブル形式で格納している場合の構成とデータ例を示している。以下、各列について説明する。
「カテゴリ番号」は、読み上げ対象テキスト110の内容のカテゴリを表す番号で、当該レコードが保持する抑制語が、いずれのカテゴリにおいて音声出力を抑制されるべきかを示すものである。なお、本列の値が表すカテゴリの具体的な内容(例えばカテゴリ名など)は、別テーブルに保持することとしてもよいし、あらかじめ規則を設けて、固定的に特定のカテゴリを割り当ててもよい。
「インデックス」列と「抑制語」列は、図2に示す基本抑制語リストと同様であるため説明を省略する。なお、この両列の値は、「カテゴリ番号」列により集約整理されている。
「カテゴリ番号」は、読み上げ対象テキスト110の内容のカテゴリを表す番号で、当該レコードが保持する抑制語が、いずれのカテゴリにおいて音声出力を抑制されるべきかを示すものである。なお、本列の値が表すカテゴリの具体的な内容(例えばカテゴリ名など)は、別テーブルに保持することとしてもよいし、あらかじめ規則を設けて、固定的に特定のカテゴリを割り当ててもよい。
「インデックス」列と「抑制語」列は、図2に示す基本抑制語リストと同様であるため説明を省略する。なお、この両列の値は、「カテゴリ番号」列により集約整理されている。
カテゴリを分類する際には、上述のように読み上げ対象テキスト110の内容を基に分類してもよいし、あるいは同一のテキスト内容であっても、音声出力の対象視聴者によって異なる分類を割り当てるように構成してもよい。さらには、図1の音声合成装置100が用いられるアプリケーション毎に、異なる分類を割り当ててもよい。
このように、カテゴリの分類は種々の切り口により行うことが可能である。
このように、カテゴリの分類は種々の切り口により行うことが可能である。
音声装置100の利用者は、音声出力させたいテキスト内容を入力手段101に入力する際に、テキスト内容のカテゴリを指定する。カテゴリ指定の際には、図3の「カテゴリ番号」の値を用いる。以下の表1に、カテゴリ番号とその内容との対応関係を示す。
カテゴリ指定の際には、複数のカテゴリ番号を指定することもできる。例えば、カテゴリ番号として0、1、2を指定した場合には、基本抑制語リストの全抑制語、及び、サービス依存型抑制語リストのカテゴリ番号1又は2に該当する全抑制語を、音声出力抑制語句として用いる。
図4は、音声合成装置100の全体動作フローを説明するものである。以下、各ステップについて説明する。
(S401)
入力手段101は、読み上げ対象テキスト110を入力として受け取る。
(S402)
利用者が、図示しない操作手段などでカテゴリを指定すると、入力手段101はそのカテゴリ情報(カテゴリ番号)を受け取る。
(S403)
適用抑制語リスト選定手段102は、ステップS402で入力手段101が受け取ったカテゴリ番号を基に、基本抑制語リスト記憶手段103及びサービス依存型抑制語リスト記憶手段104より、該当する抑制語を選択して読み込む。
カテゴリ番号の指定がない場合には、表1に示すように音声出力の抑制は行わないため、抑制語の選定は行わない。
適用抑制語リスト選定手段102は、選定が完了すると、抑制語と読み上げ対象テキスト110の内容を、置換手段105に出力する。
抑制語を選択する際には、基本抑制語リスト記憶手段103及びサービス依存型抑制語リスト記憶手段104より、該当する抑制語を全て選択してもよいし、語数の上限を定めて選択する、リストの一部のみを選択するなど、任意の選択方法を用いることができる。
(S404)
置換手段105は、適用抑制語リスト選定手段102の出力に基づき、読み上げ対象テキスト110の内容のうち、抑制語に該当する部分を、適当な文言もしくは記号などの識別子に置き換える。
置き換えた後の内容は、音声合成出力手段106に出力される。
(S405)
音声合成出力手段106は、置換手段105の出力を基に音声合成処理を行う。ステップS404で置き換えられた部分については、置き換え後のテキスト内容、もしくはビープ音などの適当な代替音声を用いて合成を行う。
(S406)
音声合成出力手段106は、ステップS405で合成した音声を出力する。
(S401)
入力手段101は、読み上げ対象テキスト110を入力として受け取る。
(S402)
利用者が、図示しない操作手段などでカテゴリを指定すると、入力手段101はそのカテゴリ情報(カテゴリ番号)を受け取る。
(S403)
適用抑制語リスト選定手段102は、ステップS402で入力手段101が受け取ったカテゴリ番号を基に、基本抑制語リスト記憶手段103及びサービス依存型抑制語リスト記憶手段104より、該当する抑制語を選択して読み込む。
カテゴリ番号の指定がない場合には、表1に示すように音声出力の抑制は行わないため、抑制語の選定は行わない。
適用抑制語リスト選定手段102は、選定が完了すると、抑制語と読み上げ対象テキスト110の内容を、置換手段105に出力する。
抑制語を選択する際には、基本抑制語リスト記憶手段103及びサービス依存型抑制語リスト記憶手段104より、該当する抑制語を全て選択してもよいし、語数の上限を定めて選択する、リストの一部のみを選択するなど、任意の選択方法を用いることができる。
(S404)
置換手段105は、適用抑制語リスト選定手段102の出力に基づき、読み上げ対象テキスト110の内容のうち、抑制語に該当する部分を、適当な文言もしくは記号などの識別子に置き換える。
置き換えた後の内容は、音声合成出力手段106に出力される。
(S405)
音声合成出力手段106は、置換手段105の出力を基に音声合成処理を行う。ステップS404で置き換えられた部分については、置き換え後のテキスト内容、もしくはビープ音などの適当な代替音声を用いて合成を行う。
(S406)
音声合成出力手段106は、ステップS405で合成した音声を出力する。
なお、音声合成処理を行うに際しては、例えば従来技術のように、あらかじめ設けた解析処理用の辞書を用いて、読み上げ対象テキスト110の内容の形態素解析・係り受け解析を行った後、音声素片データベースを用いて、解析したテキスト内容を音声化するなどの方法を用いることができる。
また、置換手段105が抑制語に該当する部分を置き換える際には、テキストの内容そのものを逐次置き換えることも可能であるし、あるいは逐次置き換えるのではなく該当部分をメモリ中に一旦保存しておき、音声合成出力手段106に出力する際に、抑制語部分を一括で置き換えて出力するようにしてもよい。
置き換え後のテキスト内容は、適当な文言もしくは記号などの、置き換え前語句とは直接的な関連性のないものとしてもよいし、あるいはより適切な言い回しを同義語辞書などにあらかじめ格納しておき、その内容で以って置き換えることとしてもよい。
置き換え後のテキスト内容は、適当な文言もしくは記号などの、置き換え前語句とは直接的な関連性のないものとしてもよいし、あるいはより適切な言い回しを同義語辞書などにあらかじめ格納しておき、その内容で以って置き換えることとしてもよい。
図3においては、1のカテゴリ番号について複数の抑制語が対応する1対多の構成としたが、これに限られるものではなく、1の抑制語について複数のカテゴリ番号がさらに対応する、多対多の構成としてもよい。
この場合は、カテゴリ番号と抑制語との対応関係を表すテーブルを別途設けることで、このような多対多の関係を表すことができる。
この場合は、カテゴリ番号と抑制語との対応関係を表すテーブルを別途設けることで、このような多対多の関係を表すことができる。
以上のように、本実施の形態1によれば、
入力したテキストを音声として合成して出力する際に、当該音声に抑制語句が含まれている場合には、該抑制語句を置き換えて出力する装置であって、
音声合成するテキストと、音声出力の内容を表すカテゴリ情報を入力する入力手段と、
各カテゴリに共通の抑制語句を保持する共通抑制語句リストを格納した第1の記憶手段と、
カテゴリに固有の抑制語句を保持する固有抑制語句リストを格納した第2の記憶手段と、
前記カテゴリ情報を基に、前記共通抑制語句リスト及び前記固有抑制語句リストより、対応する抑制語句を選定する抑制語句選定手段と、
入力テキストのうち、前記共通抑制語句リスト及び前記固有抑制語句リストに含まれる語句に該当する部分を、所定の識別子に置き換えて出力する置換手段と、
前記置換手段の出力を基に、音声合成を行って出力する出力手段と、
を有するので、
音声出力するテキスト内容のカテゴリ、あるいは音声出力サービスの内容に応じて、適切に音声出力の抑制を行うことができる。
また、話者毎に個別に抑制語句を設定する必要がなく、アプリケーション構築の手間を削減できるとともに、サービス依存型抑制語句リストにより抑制語句の自由なカスタマイズが可能となり、柔軟なアプリケーション構築が可能となる。
入力したテキストを音声として合成して出力する際に、当該音声に抑制語句が含まれている場合には、該抑制語句を置き換えて出力する装置であって、
音声合成するテキストと、音声出力の内容を表すカテゴリ情報を入力する入力手段と、
各カテゴリに共通の抑制語句を保持する共通抑制語句リストを格納した第1の記憶手段と、
カテゴリに固有の抑制語句を保持する固有抑制語句リストを格納した第2の記憶手段と、
前記カテゴリ情報を基に、前記共通抑制語句リスト及び前記固有抑制語句リストより、対応する抑制語句を選定する抑制語句選定手段と、
入力テキストのうち、前記共通抑制語句リスト及び前記固有抑制語句リストに含まれる語句に該当する部分を、所定の識別子に置き換えて出力する置換手段と、
前記置換手段の出力を基に、音声合成を行って出力する出力手段と、
を有するので、
音声出力するテキスト内容のカテゴリ、あるいは音声出力サービスの内容に応じて、適切に音声出力の抑制を行うことができる。
また、話者毎に個別に抑制語句を設定する必要がなく、アプリケーション構築の手間を削減できるとともに、サービス依存型抑制語句リストにより抑制語句の自由なカスタマイズが可能となり、柔軟なアプリケーション構築が可能となる。
また、前記第2の記憶手段は、
前記カテゴリ情報と、当該カテゴリに固有の抑制語句との関連を表すテーブルを、前記固有抑制語句リストとして格納しており、
前記抑制語句選定手段は、当該テーブルを、前記カテゴリ情報をキーにして検索し、該当する抑制語句を読み出すので、
カテゴリに固有の抑制語句を素早く検索することができ、複数のカテゴリ情報を指定した際にも、効率よく抑制語句リストから該当する語句を選び出すことができる。
前記カテゴリ情報と、当該カテゴリに固有の抑制語句との関連を表すテーブルを、前記固有抑制語句リストとして格納しており、
前記抑制語句選定手段は、当該テーブルを、前記カテゴリ情報をキーにして検索し、該当する抑制語句を読み出すので、
カテゴリに固有の抑制語句を素早く検索することができ、複数のカテゴリ情報を指定した際にも、効率よく抑制語句リストから該当する語句を選び出すことができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、入力手段101が受け取った読み上げ対象テキスト110の内容をそのまま用いているため、例えば文字の全角と半角、平仮名と片仮名などが混在していると、実質的には同じ意味の語句であっても異なる語句として認識される場合がある。
本発明の実施の形態2に係る音声合成装置では、このように実質的に同じ意味の語句を適切に扱うため、正規化処理を行う。
なお、音声合成装置の構成は、置換手段105に上記正規化処理機能を持たせたことを除き、実施の形態1における図1と同様であるため、説明を省略する。
実施の形態1では、入力手段101が受け取った読み上げ対象テキスト110の内容をそのまま用いているため、例えば文字の全角と半角、平仮名と片仮名などが混在していると、実質的には同じ意味の語句であっても異なる語句として認識される場合がある。
本発明の実施の形態2に係る音声合成装置では、このように実質的に同じ意味の語句を適切に扱うため、正規化処理を行う。
なお、音声合成装置の構成は、置換手段105に上記正規化処理機能を持たせたことを除き、実施の形態1における図1と同様であるため、説明を省略する。
図5は、本実施の形態2に係る音声合成装置100の全体動作フローを説明するものである。以下、各ステップについて説明する。
(S501)〜(S503)
図4のステップS401〜S403と同様であるため、説明を省略する。
(S504)
置換手段105は、読み上げ対象テキスト110の内容に正規化処理を施す。
(S505)
置換手段105は、適用抑制語リスト選定手段102の出力、及びステップS504の正規化処理後の内容に基づき、読み上げ対象テキスト110の内容のうち、抑制語に該当する部分を、適当な文言もしくは記号などに置き換える。
置き換えた後の内容は、音声合成出力手段106に出力される。
(S506)
音声合成出力手段106は、置換手段105の出力を基に音声合成処理を行う。ステップS505で置き換えられた部分については、ビープ音などの適当な代替音声を用いる。
(S507)
音声合成出力手段106は、ステップS506で合成した音声を出力する。
(S501)〜(S503)
図4のステップS401〜S403と同様であるため、説明を省略する。
(S504)
置換手段105は、読み上げ対象テキスト110の内容に正規化処理を施す。
(S505)
置換手段105は、適用抑制語リスト選定手段102の出力、及びステップS504の正規化処理後の内容に基づき、読み上げ対象テキスト110の内容のうち、抑制語に該当する部分を、適当な文言もしくは記号などに置き換える。
置き換えた後の内容は、音声合成出力手段106に出力される。
(S506)
音声合成出力手段106は、置換手段105の出力を基に音声合成処理を行う。ステップS505で置き換えられた部分については、ビープ音などの適当な代替音声を用いる。
(S507)
音声合成出力手段106は、ステップS506で合成した音声を出力する。
なお、正規化処理の対象は、全角と半角、平仮名と片仮名が混在している場合に限られるものではなく、漢字と送り仮名の混在や、アルファベットとその片仮名表記など、音声化した際に実質的に同義語とみなすことのできる種々のテキスト内容を対象とすることができる。
また、図5のステップS504における正規化処理の対象は、読み上げ対象テキスト110の内容に限られるものではなく、基本抑制語リストやサービス依存型抑制語リストの内容に正規化処理を施し、その後に置換を行うように構成してもよい。
以上のように、本実施の形態2によれば、
前記置換手段は、
入力テキストを正規化処理し、
正規化処理後のテキストを、前記共通抑制語句リスト及び前記固有抑制語句リストを基に置き換えるので、
テキスト表記上は異なる表記であっても実質的には同義語とみなすことのできるテキスト内容について、適切な音声出力抑制処理を施すことができる。
前記置換手段は、
入力テキストを正規化処理し、
正規化処理後のテキストを、前記共通抑制語句リスト及び前記固有抑制語句リストを基に置き換えるので、
テキスト表記上は異なる表記であっても実質的には同義語とみなすことのできるテキスト内容について、適切な音声出力抑制処理を施すことができる。
実施の形態3.
実施の形態2では、読み上げ対象テキスト110の内容に正規化処理を施し、音声出力を抑制すべき語句を適切に認識できるようにした。
本発明の実施の形態3に係る音声合成装置は、抑制語自体を正規表現で表して保持しておき、抑制語に類似する語句も、音声出力を抑制すべき語句として認識できるようにしたものである。
音声合成装置の構成は、基本抑制語リスト記憶手段103及びサービス依存型抑制語リスト記憶手段104が格納する各抑制語リストの内容を除き、実施の形態2と同様であるため、説明を省略する。
実施の形態2では、読み上げ対象テキスト110の内容に正規化処理を施し、音声出力を抑制すべき語句を適切に認識できるようにした。
本発明の実施の形態3に係る音声合成装置は、抑制語自体を正規表現で表して保持しておき、抑制語に類似する語句も、音声出力を抑制すべき語句として認識できるようにしたものである。
音声合成装置の構成は、基本抑制語リスト記憶手段103及びサービス依存型抑制語リスト記憶手段104が格納する各抑制語リストの内容を除き、実施の形態2と同様であるため、説明を省略する。
なお、本実施の形態3における正規表現とは、文字列のパターンを表現するためにコンピュータの分野でしばしば用いられる表記法であって、文字列の検索・置換を行なうときに利用されるもののことをいう。
図6は、本実施の形態3における基本抑制語リストの構成例を示すものである。
実施の形態1、2における基本抑制語リスト(図2参照)は、抑制語そのものをリスト中に保持していたが、図6に示す基本抑制語リストは、抑制語を正規表現で表している。
例えば、図6の2番目のデータの「抑制語」列の値は、抑制語を前半部と後半部とに分け、正規表現「...」により、その間に任意の3文字が含まれる全ての語句が抑制語に該当する旨を示している。
同様に、図6の4番目のデータの「抑制語」列の値は、正規表現「^」により、先頭が同列の値で示す文字列で始まる全ての語句が抑制語に該当する旨を示している。
実施の形態1、2における基本抑制語リスト(図2参照)は、抑制語そのものをリスト中に保持していたが、図6に示す基本抑制語リストは、抑制語を正規表現で表している。
例えば、図6の2番目のデータの「抑制語」列の値は、抑制語を前半部と後半部とに分け、正規表現「...」により、その間に任意の3文字が含まれる全ての語句が抑制語に該当する旨を示している。
同様に、図6の4番目のデータの「抑制語」列の値は、正規表現「^」により、先頭が同列の値で示す文字列で始まる全ての語句が抑制語に該当する旨を示している。
なお、サービス依存型抑制語リストについても、同様に正規表現で表すことも可能である。
図7は、本実施の形態3に係る音声合成装置100の全体動作フローを説明するものである。以下、各ステップについて説明する。
(S701)〜(S704)
図5のステップS501〜S504と同様であるため、説明を省略する。
(S705)
置換手段105は、適用抑制語リスト選定手段102の出力、及びステップS504の正規化処理後の内容に基づき、読み上げ対象テキスト110の内容のうち、抑制語に該当する部分を、適当な文言もしくは記号などに置き換える。
置き換えた後の内容は、音声合成出力手段106に出力される。
なお、置き換えの際のマッチング処理は、図6で説明したように、正規表現で表された各抑制語リストの内容に基づき行われる。
(S706)
音声合成出力手段106は、置換手段105の出力を基に音声合成処理を行う。ステップS505で置き換えられた部分については、ビープ音などの適当な代替音声を用いる。
(S707)
音声合成出力手段106は、ステップS706で合成した音声を出力する。
(S701)〜(S704)
図5のステップS501〜S504と同様であるため、説明を省略する。
(S705)
置換手段105は、適用抑制語リスト選定手段102の出力、及びステップS504の正規化処理後の内容に基づき、読み上げ対象テキスト110の内容のうち、抑制語に該当する部分を、適当な文言もしくは記号などに置き換える。
置き換えた後の内容は、音声合成出力手段106に出力される。
なお、置き換えの際のマッチング処理は、図6で説明したように、正規表現で表された各抑制語リストの内容に基づき行われる。
(S706)
音声合成出力手段106は、置換手段105の出力を基に音声合成処理を行う。ステップS505で置き換えられた部分については、ビープ音などの適当な代替音声を用いる。
(S707)
音声合成出力手段106は、ステップS706で合成した音声を出力する。
用いることのできる正規表現は、図6に示した2種類に限られるものではなく、任意の正規表現を用いることができる。
以上のように、本実施の形態3によれば、
前記第1の記憶手段及び第2の記憶手段は、
正規表現で表された前記共通抑制語句リスト及び前記固有抑制語句リストをそれぞれ格納し、
前記置換手段は、
入力テキストのうち、当該正規表現に対応する部分を置き換えるので、
抑制語に類似する語句も、音声出力を抑制すべき語句として認識でき、より適切な音声出力抑制処理が可能となる。
前記第1の記憶手段及び第2の記憶手段は、
正規表現で表された前記共通抑制語句リスト及び前記固有抑制語句リストをそれぞれ格納し、
前記置換手段は、
入力テキストのうち、当該正規表現に対応する部分を置き換えるので、
抑制語に類似する語句も、音声出力を抑制すべき語句として認識でき、より適切な音声出力抑制処理が可能となる。
実施の形態4.
実施の形態1〜3では、音声合成装置の構成について説明したが、同様の機能を、ソフトウェアにより実現することも可能である。
本発明の実施の形態4に係る音声合成プログラムは、マイコン、PLD(Programmable Logic Device)などの演算手段上に実装され、これを搭載した機器に、実施の形態1〜3の音声合成装置と同様の機能を提供するものである。
実施の形態1〜3では、音声合成装置の構成について説明したが、同様の機能を、ソフトウェアにより実現することも可能である。
本発明の実施の形態4に係る音声合成プログラムは、マイコン、PLD(Programmable Logic Device)などの演算手段上に実装され、これを搭載した機器に、実施の形態1〜3の音声合成装置と同様の機能を提供するものである。
図8は、本実施の形態4に係る音声合成プログラムを実装した演算手段を組み込んだ携帯情報端末の構成例を示すものである。
携帯情報端末800は、音声ブラウザを組み込んだ、携帯電話やPDAなどに代表される端末であり、入力手段801、基本抑制語リスト記憶手段803、サービス依存型抑制語リスト記憶手段804、音声合成出力手段806、演算手段807を有する。
入力手段801、基本抑制語リスト記憶手段803、サービス依存型抑制語リスト記憶手段804の機能は、実施の形態1〜3と同様の機能を提供するものであるため、説明を省略する。
音声合成出力手段806は、合成した音声を、スピーカー等の手段により携帯情報端末800の利用者に音声そのものとして提供する。
演算手段807は、マイコン、PLDなどにより実現され、本実施の形態4に係る音声合成プログラムが実装されている。音声合成プログラムは、図4、図5又は図7のいずれかに示すフローチャートの処理を実行するものとして構成することができる。
携帯情報端末800は、音声ブラウザを組み込んだ、携帯電話やPDAなどに代表される端末であり、入力手段801、基本抑制語リスト記憶手段803、サービス依存型抑制語リスト記憶手段804、音声合成出力手段806、演算手段807を有する。
入力手段801、基本抑制語リスト記憶手段803、サービス依存型抑制語リスト記憶手段804の機能は、実施の形態1〜3と同様の機能を提供するものであるため、説明を省略する。
音声合成出力手段806は、合成した音声を、スピーカー等の手段により携帯情報端末800の利用者に音声そのものとして提供する。
演算手段807は、マイコン、PLDなどにより実現され、本実施の形態4に係る音声合成プログラムが実装されている。音声合成プログラムは、図4、図5又は図7のいずれかに示すフローチャートの処理を実行するものとして構成することができる。
音声ブラウザとは、Webサイトに表示される内容を音声により読み上げるソフトのことであり、通常はテキストデータをそのまま音声出力する。
しかし、Webサイトの内容によっては、音声出力を抑制すべき語句が含まれていることも考えられる。このような場合に、本実施の形態4の音声合成プログラムをあらかじめ携演算手段807に実装しておき、音声ブラウザの音声出力時に同プログラムの処理を加えることで、実施の形態1〜3の音声合成装置と同様の効果を、ソフトウェアにより実現することが可能となる。
即ち、Webサイトの読み上げテキストに発音にふさわしくない語句が含まれている場合に、利用者端末のソフトウェアにより、適切な抑制処理を行うことができる。
しかし、Webサイトの内容によっては、音声出力を抑制すべき語句が含まれていることも考えられる。このような場合に、本実施の形態4の音声合成プログラムをあらかじめ携演算手段807に実装しておき、音声ブラウザの音声出力時に同プログラムの処理を加えることで、実施の形態1〜3の音声合成装置と同様の効果を、ソフトウェアにより実現することが可能となる。
即ち、Webサイトの読み上げテキストに発音にふさわしくない語句が含まれている場合に、利用者端末のソフトウェアにより、適切な抑制処理を行うことができる。
図8においては、基本抑制語リストとサービス依存型抑制語リストを、ともに携帯情報端末800内の記憶手段に格納しているものとしたが、これに限られるものではなく、ネットワークを介して抑制語リストをダウンロードし、常時最新の抑制語リストを保持するような構成とすることもできる。
本実施の形態4に係る音声合成プログラムの実装方法は、図8に示すような演算手段に組み込むものに限られるものではなく、コンピュータの記憶手段に音声合成プログラムを格納し、コンピュータがその音声合成プログラムの指示に従って動作するような構成とすることもできる。
この場合は、音声合成プログラムは音声ファイルを出力し、図8の音声合成出力手段806に相当するスピーカーより、当該音声ファイルのデータが表す音声を出力するような構成とすることで、図8の構成と同様な効果を奏する。
この場合は、音声合成プログラムは音声ファイルを出力し、図8の音声合成出力手段806に相当するスピーカーより、当該音声ファイルのデータが表す音声を出力するような構成とすることで、図8の構成と同様な効果を奏する。
以上のように、本実施の形態4に係る音声合成プログラムによれば、
図4、図5又は図7のいずれかに示すフローチャートの処理を実行するプログラムを演算手段に実行させることとしたので、
実施の形態1〜3の音声合成装置と同様の効果を、ソフトウェアにより実現することが可能となる。
図4、図5又は図7のいずれかに示すフローチャートの処理を実行するプログラムを演算手段に実行させることとしたので、
実施の形態1〜3の音声合成装置と同様の効果を、ソフトウェアにより実現することが可能となる。
100 音声合成装置、101 入力手段、102 適用抑制語リスト選定手段、103 基本抑制語リスト記憶手段、104 サービス依存型抑制語リスト記憶手段、105 置換手段、106 音声合成出力手段、110 読み上げ対象テキスト、111 音声、800 携帯情報端末、801 入力手段、803 基本抑制語リスト記憶手段、804 サービス依存型抑制語リスト記憶手段、806 音声合成出力手段、807 演算手段。
Claims (9)
- 入力したテキストを音声として合成して出力する際に、当該音声に音声出力を抑制すべき語句(以下、抑制語句と呼ぶ)が含まれている場合には、該抑制語句を置き換えて出力する方法であって、
音声合成するテキストと、音声出力の内容を表すカテゴリ情報を入力するステップと、
各カテゴリに共通の抑制語句を保持する共通抑制語句リストを格納した第1の記憶手段から、当該共通抑制語句リストを読み込むステップと、
カテゴリに固有の抑制語句を保持する固有抑制語句リストを格納した第2の記憶手段から、当該固有抑制語句リストを読み込むステップと、
入力テキストのうち、前記共通抑制語句リスト及び前記固有抑制語句リストに含まれる語句に該当する部分を、所定の識別子に置き換える置換ステップと、
置き換えたテキストを基に、音声合成を行って出力するステップと、
を有することを特徴とする音声合成方法。 - 前記第2の記憶手段は、
前記カテゴリ情報と、当該カテゴリに固有の抑制語句との関連を表すテーブルを、前記固有抑制語句リストとして格納しており、
前記固有抑制語句リストを読み込む際には、当該テーブルを、前記カテゴリ情報をキーにして検索し、該当する抑制語句を読み出すことを特徴とする請求項1に記載の音声合成方法。 - 入力テキストを正規化処理するステップを有し、
前記置換ステップにおいては、
正規化処理後のテキストを、前記共通抑制語句リスト及び前記固有抑制語句リストを基に置き換えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の音声合成方法。 - 前記第1の記憶手段及び第2の記憶手段は、
正規表現で表された前記共通抑制語句リスト及び前記固有抑制語句リストをそれぞれ格納し、
前記置換ステップにおいては、
入力テキストのうち、当該正規表現に対応する部分を置き換えることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の音声合成方法。 - 入力したテキストを音声として合成して出力する際に、当該音声に抑制語句が含まれている場合には、該抑制語句を置き換えて出力する装置であって、
音声合成するテキストと、音声出力の内容を表すカテゴリ情報を入力する入力手段と、
各カテゴリに共通の抑制語句を保持する共通抑制語句リストを格納した第1の記憶手段と、
カテゴリに固有の抑制語句を保持する固有抑制語句リストを格納した第2の記憶手段と、
前記カテゴリ情報を基に、前記共通抑制語句リスト及び前記固有抑制語句リストより、対応する抑制語句を選定する抑制語句選定手段と、
入力テキストのうち、前記共通抑制語句リスト及び前記固有抑制語句リストに含まれる語句に該当する部分を、所定の識別子に置き換えて出力する置換手段と、
前記置換手段の出力を基に、音声合成を行って出力する出力手段と、
を有することを特徴とする音声合成装置。 - 前記第2の記憶手段は、
前記カテゴリ情報と、当該カテゴリに固有の抑制語句との関連を表すテーブルを、前記固有抑制語句リストとして格納しており、
前記抑制語句選定手段は、当該テーブルを、前記カテゴリ情報をキーにして検索し、該当する抑制語句を読み出すことを特徴とする請求項5に記載の音声合成装置。 - 前記置換手段は、
入力テキストを正規化処理し、
正規化処理後のテキストを、前記共通抑制語句リスト及び前記固有抑制語句リストを基に置き換えることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の音声合成装置。 - 前記第1の記憶手段及び第2の記憶手段は、
正規表現で表された前記共通抑制語句リスト及び前記固有抑制語句リストをそれぞれ格納し、
前記置換手段は、
入力テキストのうち、当該正規表現に対応する部分を置き換えることを特徴とする請求項5ないし請求項7のいずれかに記載の音声合成装置。 - 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の音声合成方法を演算手段に実行させることを特徴とする音声合成プログラム。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9570067B2 (en) | 2014-03-19 | 2017-02-14 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Text-to-speech system, text-to-speech method, and computer program product for synthesis modification based upon peculiar expressions |
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- 2006-06-16 JP JP2006167756A patent/JP2007334144A/ja active Pending
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