JP2007333945A - 液晶素子、光源装置および光ヘッド装置 - Google Patents

液晶素子、光源装置および光ヘッド装置 Download PDF

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Abstract

【課題】出射光の偏光方向が変動する半導体レーザ光源を用いた場合でも、一定の偏光方向の直線偏光を出射する小型軽量で可動部のない液晶素子、その液晶素子を搭載した光源装置および光ヘッド装置を提供すること。
【解決手段】光源から出射する波長λの任意の偏光方向の直線偏光の入射光に対するリタデーション値が実質的にλ/4となる位相差を発生し、その光学軸が板面内の特定方向(X軸方向)を指向する位相板120と、透明電極3、4が形成された1対の対向する透光性基板5、6と、透光性基板5、6間に挟持され、透明電極3、4への交流電源9からの印加電圧に応じてリタデーション値が変化する液晶層1とを含み、位相板120に対して入射光を放射する光源の反対側に液晶層1の光学軸を特定方向(X軸方向)に対して略45度に設置した液晶セル110とを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶素子、光源装置および光ヘッド装置に係り、特に、半導体レーザ光源の直線偏光を特定の偏光方向の直線偏光に変換する液晶素子、液晶素子を搭載し特定の偏光方向の直線偏光を出射する光源装置、および光ヘッド装置に関する。
一般に、半導体レーザ光源から出射する直線偏光の偏光方向は、半導体レーザ光源毎に異なるだけでなく、活性層の温度変化に伴って変動する。そのため、半導体レーザ光源の出射側に偏光依存性のある光学部品が配置されると、光学部品からの出射光の光学特性が変動し所望の光学性能を発揮することができない。
例えば、光学部品が、特定の偏光方向の直線偏光を透過し、それと直交する直線偏光を反射する偏光ビームスプリッタである場合は、透過光と反射光の比率が所望の値から変動してしまう。また、光学部品が1/4波長板である場合は、1/4波長板透過後の直線偏光が楕円偏光になってしまうという課題があった。
一方、半導体レーザ光源からの出射光を特定の偏光方向の直線偏光に変換する従来技術として、例えば、光出射側に偏光子や1/2波長板を配置する方法がある。
しかしながら、偏光子を配置した場合は出射光量低下を招き、1/2波長板を配置した場合は、半導体レーザ光源の出射光の偏光方向が変動したとき、1/2波長板の光学軸を回転する機構が必要となり、装置が大形化するとともに可動部の信頼性確保が必要となるという課題があった。
そこで、液晶素子を用いて半導体レーザ光源の出射光の偏光方向を液晶素子の印加電圧に応じて可変とする方法がある(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。
特許文献1に記載された偏光制御装置は、1/2波長板相当の液晶からなる位相板の光学軸を印加電圧に応じて回転できるため、液晶素子へ入射する直線偏光が変動した場合でも出射光の偏光方向を一定に制御できる。
特許文献2に記載された液晶素子は、液晶セルのリタデーション値を印加電圧に応じて変更することが可能であり、特定の偏光方向の直線偏光を任意の偏光方向の直線偏光に変換することができる。
特開2001−264821号公報([0010]−[0013]、図2) 特開2003−107475号公報([0007]−[0008]、図1)
しかしながら、特許文献1に記載された従来の偏光制御装置は、低電圧駆動とするために電極間隔を0.1mm程度以下にする必要があり、入射光が透過する有効径が極めて狭い。その結果、有効径内に集光する光学素子が必要となり装置の大型化を招くとともに、応用分野が限定されるという課題があった。
また、特許文献2に記載された従来の液晶素子には、液晶素子に入射する直線偏光の偏光方向が変動した場合、出射光が楕円偏光になるという課題があった。
本発明は、上述の実情に鑑み、出射光の偏光方向が変動する半導体レーザ光源を用いた場合でも、一定の偏光方向の直線偏光を出射することが可能な小型軽量で可動部のない液晶素子、その液晶素子を搭載した光源装置および光ヘッド装置を提供することを目的とする。
以上の点を考慮して、請求項1に係る発明は、入射光に対して1/4波長の位相差を与え、その光学軸が板面内の特定方向を指向する位相板と、透明電極が形成された1対の対向する透光性基板と、該透光性基板間に挟持され該透明電極への印加電圧に応じてリタデーション値が変化する液晶層とを含み、前記位相板に対して前記入射光を放射する光源の反対側に、該液晶層の光学軸を前記特定方向に対して略45度に設置した液晶セルとを含む構成を有している。
この構成により、任意の偏光方向の直線偏光を特定方向の偏光方向の直線偏光に変換して出射することが可能な可動部のない液晶素子を実現できる。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の液晶素子において、前記入射光が、平均波長がλとなる波長の異なる複数の直線偏光を含み、前記位相板が、前記入射光の前記平均波長λに対して、リタデーション値Rが実質的にλ/4である第1の高分子液晶層、および、リタデーション値Rが実質的にλ/2である第2の高分子液晶層を含む構成を有している。
この構成により、請求項1の効果に加え、半導体レーザ光源の出射光が複数の波長あるいは広い波長帯域の場合でも、安定した光学特性を維持できる液晶素子を実現できる。
また、請求項3に係る発明は、請求項2に記載の液晶素子において、前記第1の高分子液晶層のリタデーション値Rと前記第2の高分子液晶層のリタデーション値Rの比R/Rの値が0.45から0.55の範囲であり、前記第1の高分子液晶層の遅相軸または進相軸と前記第2の高分子液晶層の遅相軸または進相軸が成す角度が略60度である構成を有していてもよい。
また、請求項4に係る発明は、請求項3に記載の液晶素子において、前記光源側から、前記第1の高分子液晶層および前記第2の高分子液晶層、前記液晶セルがこの順に配置されており、前記特定方向に対して、前記第1の高分子液晶層の進相軸方向が成す角度が略60度および前記第2の高分子液晶層の進相軸方向が成す角度が略120度であるか、または、前記第1の高分子液晶層の遅相軸方向が成す角度が略60度および前記第2の高分子液晶層の遅相軸方向が成す角度が略120度であり、前記特定方向と前記液晶層の遅相軸または進相軸が成す角度が略45度である構成を有していてもよい。
この構成により、請求項3の効果に加え、出射光が特定方向の偏光方向の直線偏光となる液晶素子を実現できる。また、リタデーション値が小さい低次数の1/4波長板、1/2波長板等の位相板が安定して得られ、リタデーション値の角度依存性および波長依存性を低減できる。
また、請求項5に係る発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の液晶素子において、前記液晶層が、前記印加電圧が零であるときに液晶分子の配向方向が前記透光性基板間で一定方向に揃うネマティック液晶からなる構成を有している。
この構成により、請求項1から請求項4のいずれか一項の効果に加え、液晶分子の遅相軸が平行に揃った液晶層を有する液晶素子を実現できる。
また、請求項6に係る発明は、請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の液晶素子と、直線偏光を出射する半導体レーザ光源と、前記液晶素子を出射した出射光の偏光状態の変動に応じて、前記印加電圧を制御するフィードバック手段とを含む構成を有している。
この構成により、半導体レーザ光源から出射した直線偏光の偏光方向が変動した場合でも、特定方向の直線偏光を出射する光源装置を実現できる。
また、請求項7に係る発明は、請求項6に記載の光源装置において、前記フィードバック手段は、前記液晶素子から出射する出射光のうち前記特定方向と直交する偏光面を有する直線偏光を反射する偏光ビームスプリッタと、前記偏光ビームスプリッタによって反射された直線偏光の光量を検出する光量モニタ用光検出器とを含み、前記光量が略零となる前記印加電圧をフィードバック制御する構成を有している。
この構成により、半導体レーザ光源から出射した直線偏光の偏光方向が変動した場合でも、偏光ビームスプリッタを光損失なく透過する直線偏光を出射することが可能な光源装置を実現できる。
また、請求項8に係る発明は、請求項7に記載の光源装置と、前記光源装置から出射した直線偏光を円偏光に変換する1/4波長板と、前記1/4波長板から出射した円偏光を光記録媒体の情報記録面に集光する対物レンズと、前記情報記録面で反射した戻り光を検出する光検出器とを含む構成を有している。
この構成により、半導体レーザ光源の出射光を効率よく光ディスクの情報記録面に集光することが可能な光ヘッド装置を実現できる。
本発明は、出射光の偏光方向が変動する半導体レーザ光源を用いた場合でも、一定の偏光方向の直線偏光を出射することが可能な小型軽量で可動部のない液晶素子、その液晶素子を搭載した光源装置および光ヘッド装置を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(第1の実施形態)
本発明に係る液晶素子の第1の実施形態の断面図を図1に示す。即ち、液晶素子100は、光源から出射する波長λの任意の偏光方向の直線偏光の入射光に対するリタデーション値が実質的にλ/4となる位相差を発生し、その光学軸が板面内の特定方向(X軸方向)を指向する位相板120と、透明電極3、4が形成された1対の対向する透光性基板5、6と、透光性基板5、6間に挟持され、透明電極3、4への交流電源9からの印加電圧に応じてリタデーション値が変化する液晶層1とを含み、位相板120に対して入射光を放射する光源の反対側に液晶層1の光学軸を特定方向(X軸方向)に対して略45°に設置した液晶セル110とを含む。
なお、本明細書において「リタデーション値がλ/4である」とは、リタデーション値がλ/4×(2m+1)(ただし、mは零を含む自然数)であることをも意味するものとする。
また、本明細書において「リタデーション値がλ/2である」とは、リタデーション値がλ/2×(2n+1)(ただし、nは零を含む自然数)であることをも意味するものとする。
また、本明細書において「リタデーション値が実質的にλ/4である」とは、λ/4×(2m+1)(ただし、mは零を含む自然数)であるリタデーション値が±λ/4の10%の誤差を含んでいてもよいことを意味するものとする。
さらに、本明細書において「リタデーション値が実質的にλ/2である」とは、λ/2×(2n+1)(ただし、nは零を含む自然数)であるリタデーション値が±λ/2の10%の誤差を含んでいてもよいことを意味するものとする。
また、位相板120は、1対の対向する透光性基板6、7間に挟持された高分子液晶層2を備える。
また、液晶セル110の液晶層1はネマティック液晶からなり、印加電圧が零のときに液晶層1の液晶分子の配向方向が透光性基板5、6間で一定方向に揃っている。液晶層1の外周は、液晶が漏れ出ないようにシール材8で封じられている。
そして、X軸方向と位相板120の遅相軸または進相軸の方向が略一致しており、位相板120の遅相軸または進相軸と液晶セル110の遅相軸または進相軸とは略45°の角度を成す。
なお、液晶素子100は、光源側から位相板120、液晶セル110がこの順に一体化されて形成されている。
図2は、液晶素子100の入射光と出射光の偏光状態、液晶セル110中の液晶層1の遅相軸および進相軸、位相板120中の高分子液晶層2の遅相軸および進相軸の配置関係を示す模式図である。
液晶素子100の入射光は、偏光方向がXY面内でX軸に対して偏光角度θ傾斜した直線偏光で、位相板120側から入射し液晶セル110側から出射する。
高分子液晶層2としては、液晶モノマーを特定方向に配向させた後に重合固化により高分子化した高分子液晶などを用いる。高分子液晶を用いるとリタデーション値がλ/4となる0次の波長板を容易に作製することができ、リタデーション値の入射角依存性および波長依存性が少なくなるため好ましい。
なお、位相板120として、水晶やルチルのような複屈折結晶やフィルムの延伸により1軸方向に複屈折を生じるポリカーボネートフィルム等の複屈折材料を用いることも可能である。
ここで、液晶層1の複屈折の大きさを△n(異常光屈折率nと常光屈折率nの差)および層厚をdとし、△n・dをリタデーション値Rとして定義する。
誘電率異方性△εが正の液晶を用いる場合、透明電極3、4の表面に水平配向膜(図示せず)を形成し、印加電圧が0の状態でXY面内でX軸と45°の角度を成す方向に液晶分子の配向方向が揃い、印加電圧の増加とともに液晶層1内の液晶分子の配向方向が透光性基板5、6の基板面に対して平行な方向から垂直な方向へと変化する。このとき、液晶層1のリタデーション値Rは印加電圧に応じてλから0へと変化する。
液晶層1のリタデーション値Rを0とする際に要する電圧を低下させるために、液晶層1の進相軸と90°の角度を成す進相軸を有する補正用位相板(図示せず)を液晶セル110に一体化することが有効である。例えば、印加電圧5Vのときの液晶層1のリタデーション値Rと同じリタデーション値Rを有する補正用位相板を積層すると、液晶層1と補正用位相板の合成のリタデーション値は0となる。ここで、印加電圧が0Vのときの液晶層1のリタデーション値がλ+Rとなるように層厚dを調整する。その結果、印加電圧が0Vから5Vで、λから0までのリタデーション値変化が得られる。
一方、誘電率異方性△εが負の液晶を用いる場合、透明電極3、4の表面にX軸と45°の角度を成す方向にプレチルト角を有する垂直水平配向膜(図示せず)を形成し、印加電圧が0Vの状態で透光性基板5、6の基板面に対して略垂直方向に液晶分子の配向方向が揃い、印加電圧の増加とともに液晶層1内の液晶分子の配向方向が基板面に対して水平方向に変化する。このとき、液晶層1のリタデーション値Rは印加電圧に応じて0からλへと変化する。
次に、液晶素子100の機能について、図2と図3に示す偏光状態を示すポアンカレ球を用いて説明する。
半導体レーザ光源などから出射する偏光方向がX軸に対して偏光角度θ傾斜した直線偏光は、ストークスパラメータS、S、Sで表記されるポアンカレ球表面においてS−S面内のA点に相当する。そして、液晶素子100を透過後の直線偏光は、偏光方向がX軸方向(偏光角度θ=0°)に相当するC点となるものとする。
位相板120はX軸方向に遅相軸を有し、リタデーション値が入射光の波長λに対して略λ/4であるため、A点の直線偏光は位相板120を透過することにより、ポアンカレ球上でS軸を中心に90°回転してS−S面内のB点に移動して長軸方向がX軸またはY軸の楕円偏光となる(図3中のω)。
さらに、液晶セル110はX軸に対して45°方向の遅相軸を有し、リタデーション値Rが印加電圧によって変化する位相板として機能するため、B点の楕円偏光は液晶セル110を透過することにより、ポアンカレ球上でS軸を中心に角度φ回転してS−S面内の偏光状態に変化する(図3中のω)。ここで、液晶セル110の印加電圧を調整することにより、液晶層1のリタデーション値Rに相当する回転角度φを変化させ、B点の楕円偏光をC点の直線偏光とすることができる。回転角度φはリタデーション値Rに比例し、R=λ/2がφ=180°に相当する。
即ち、液晶素子100に入射する直線偏光の偏光角度θが0°から180°の範囲の任意の直線偏光に対して、液晶セル110の印加電圧を調整することにより、一定の偏光角度の直線偏光の出射光に変換することができる。
以上説明したように、本発明の第1の実施形態の液晶素子は、液晶セルの印加電圧を調整することにより、液晶素子100に入射する任意の偏光角度θの直線偏光を一定の偏光角度の直線偏光に変換することができる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態の液晶素子200は、入射光が、平均波長がλ=(λ+λ)/2となる波長の異なる2つの直線偏光(λ<λ)を含むとき、図4の断面図に示すように、位相板130が、入射光の平均波長λに対して、リタデーション値Rが実質的にλ/4である第1の高分子液晶層(高分子液晶層2A)、および、リタデーション値Rが実質的にλ/2である第2の高分子液晶層(高分子液晶層2B)を含む構成を有している。
そして、高分子液晶層2Aのリタデーション値Rと高分子液晶層2Bのリタデーション値Rの比R/Rの値が0.45から0.55の範囲であり、高分子液晶層2Aの遅相軸または進相軸と高分子液晶層2Bの遅相軸または進相軸が成す角度が略60°である。
なお、「リタデーション値Rとリタデーション値Rの比R/Rの値が0.45から0.55の範囲である」とは、リタデーション値Rが実質的にλ/4、リタデーション値Rが実質的にλ/2であるときの比R/Rの値が0.45から0.55の範囲であることを意味する。
さらに、光源側から、高分子液晶層2Aおよび高分子液晶層2B、液晶セル110がこの順に配置されている。このとき、高分子液晶層2Aの進相軸方向が成す角度および高分子液晶層2Bの進相軸方向が成す角度がX軸方向に対してそれぞれ略60°および略120°であって、高分子液晶層2Aの進相軸方向と高分子液晶層2Bの進相軸方向とが成す角度が略60°であるか、または、高分子液晶層2Aの遅相軸方向および高分子液晶層2Bの遅相軸方向が成す角度がX軸方向に対してそれぞれ略60°および略120°であって、高分子液晶層2Aの遅相軸方向と高分子液晶層2Bの遅相軸方向とが成す角度が略60°である。また、X軸方向と液晶層1の遅相軸または進相軸が成す角度は略45°である。
図5は、液晶素子200の入射光と出射光の偏光状態、液晶セル110中の液晶層1の遅相軸および進相軸、位相板130中の高分子液晶層2Aおよび高分子液晶層2Bの遅相軸および進相軸の配置関係を示す模式図である。
ここでは、液晶セル110内の液晶層1の遅相軸に対する高分子液晶層2A、2Bの遅相軸の角度を略15°および略75°とした例を示しており、図4および図5に示す順番に高分子液晶層2A、2Bおよび液晶セル110を積層することが好ましい。
液晶セル110内の液晶層1の遅相軸はX軸に対して略45°の角度を成すため、図5に示す角度θおよびθは、略60°および略120°に相当する。ここで、略60°および略120°とは、60°±5°および120°±5°の範囲の値を示す。
位相板130を上記の構成とすることにより、異なる波長λとλの光が入射する場合でも、各波長に対して液晶セル110の印加電圧を調整することにより出射光の直線偏光の偏光角度θを常に一定の値、即ちX軸方向に制御できる。
例えば、波長λをDVD用の波長帯域660nm、波長λをCD用の波長帯域780nmとすると、液晶素子200は、波長λおよびλのみならず、λからλまでの広い波長帯域内の特定波長の入射光に対して、液晶素子200の入射光の直線偏光の偏光角度θがばらつく場合でも出射光の直線偏光の偏光角度θを常に一定の値、即ちX軸方向に制御できる。
以上説明したように、本発明の第2の実施形態の液晶素子は、リタデーション値の異なる複数の高分子液晶層を積層した位相板を設けることにより、複数の波長あるいは広い波長帯域の直線偏光に対しても有効に作用することができる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態の光源装置300は、図6の模式図に示すように、液晶素子100と、直線偏光を出射する半導体レーザ光源21と、半導体レーザ光源21から出射する直線偏光の発散光を平行光に変換するコリメートレンズ22とを含む。
一般に、半導体レーザ光源から出射する直線偏光の偏光角度は、素子ごとの個体ばらつきや温度変化により一定値とならない。このため、例えば、図6の液晶素子100の出射面側に偏光方向がX軸方向の直線偏光を透過し、それと直交する直線偏光を反射する偏光ビームスプリッタ(図示せず)を配置し、偏光ビームスプリッタによって反射された直線偏光の光量を光量モニタ用光検出器(図示せず)を用いて検出するとともに、反射光の光量が常に略零となるように液晶セル110の印加電圧をフィードバック制御するフィードバック手段を設けるとよい。
他のフィードバック手段として、図6の液晶素子100の出射面側に偏光方向がX軸方向の直線偏光を透過し、それと直交する直線偏光を吸収する偏光膜(図示せず)と光検出器を有効径外の光路中に配置し、液晶素子100の出射光の一部を光検出器を用いて検知するとともに、偏光膜の透過光が常に略零となるように液晶セル110の印加電圧をフィードバック制御する手段を設けてもよい。
また、図6には液晶素子100の入射光をコリメートレンズ22により平行光とした例を示したが、液晶素子100を半導体レーザ光源21とコリメートレンズ22の間に配置し、入射光を発散光としてもよい。この場合、液晶素子100の液晶層1の液晶分子の配向方向が透光性基板5、6の基板面に対して傾斜する電圧印加状態において、液晶層1のリタデーション値Rの入射角度依存性が生じる。この対策としては、液晶分子の配向方向の基板面に対する傾斜角度が電圧印加状態において逆向きとなる2種の液晶セルを直列に一体化形成したものを液晶セル110として用いればよい。
なお、液晶素子100の代わりに液晶素子200を用いてもよいことは言うまでもない。
以上説明したように、本発明の第3の実施形態の光源装置は、半導体レーザ光源から出射する直線偏光の偏光角度の変動に応じて、液晶セルの印加電圧を制御するフィードバック手段を設けることにより、出射光を常に一定の偏光角度の直線偏光とすることができる。
また、本発明の第3の実施形態の光源装置は、半導体レーザ光源の出射光の放射角度分布および偏光角度に係わらず、出射光の偏光角度を安定して一定に制御できるため、光学機器の光学特性を安定化することができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の液晶素子100を搭載した光ヘッド装置400の実施形態の構成例を図7に示す。
光ヘッド装置400は、DVD用の波長帯域660nmの光を出射する半導体レーザ光源21と、半導体レーザ光源21の出射側に配置される液晶素子100と、X軸方向の偏光方向の直線偏光を透過し、Y軸方向の偏光方向の直線偏光を反射する偏光ビームスプリッタ23と、偏光ビームスプリッタ23により反射されたY軸方向の偏光方向の直線偏光を検出する光量モニタ用光検出器28と、直線偏光を円偏光に変換する1/4波長板24と、円偏光を平行光とするコリメートレンズ22と、アクチュエータ27に搭載され、コリメートレンズ22から出射した平行光をDVD用の光ディスクDの情報記録面に集光する対物レンズ25と、情報記録面で反射した戻り光を検出する光検出器26とを含む。
即ち、半導体レーザ光源21を出射した波長帯域660nmの光は、液晶素子100に入射し、X軸方向の偏光方向の直線偏光は偏光ビームスプリッタ23を透過し、Y軸方向の偏光方向の直線偏光は偏光ビームスプリッタ23で反射する。偏光ビームスプリッタ23の反射光は、光量モニタ用光検出器28で検出されるが、この反射光が常に最小値となるように液晶素子100の印加電圧がフィードバック制御される。
偏光ビームスプリッタ23の透過光は1/4波長板24により円偏光に変換され、コリメートレンズ22により平行光となって、アクチュエータ27に搭載された対物レンズ25によりDVD用の光ディスクDの情報記録面へ集光される。情報記録面で反射した光は、対物レンズ25およびコリメートレンズ22および1/4波長板24を透過してY軸方向の偏光方向の直線偏光となって、偏光ビームスプリッタ23を反射し、光検出器26の受光面に集光される。
ここで、半導体レーザ光源21の出射光の偏光方向がX軸方向に揃っていない場合でも、液晶素子100により偏光ビームスプリッタ23を光損失なく透過するX軸方向の偏光方向の直線偏光に変換できるため、半導体レーザ光源21の出射光を効率よく光ディスクDの情報記録面へ集光することができる。
以上説明したように、本発明の第4の実施形態の光ヘッド装置は、半導体レーザ光源から出射する直線偏光の偏光角度の変動に応じて、液晶素子の印加電圧を制御するフィードバック手段を設けることにより、半導体レーザ光源の出射光を効率よく光ディスクDの情報記録面へ集光することができる。
上記の本発明の実施の形態に基づく具体的な実施例を以下に説明する。
本発明の液晶素子100の実施例について、図1および図2を用いて説明する。常光屈折率n=1.50および異常光屈折率n=1.66で、誘電率異方性△εが負のネマティック液晶を用い、液晶層1の厚さdを5μmとする。透光性基板5、6には、液晶素子100を構成する液晶セル110の遅相軸方向が、電圧印加時に図2に示すX軸に対して45°となるように配向処理を施して垂直配向膜を形成する。液晶セル110の液晶層1に電圧を印加するとリタデーション値Rが略0nmから800nmまで変化する。DVD用の波長660nmに対する位相差変化は、0°から436°に相当する。
さらに、位相板120として、常光屈折率n=1.55および異常光屈折率n=1.60の高分子液晶を、層厚が3.3μmで、遅相軸がY軸となるように作製し、DVD用の波長660nmに対して1/4波長板となるようにする。
このようにして得られる液晶素子100に、直線偏光の偏光方向がX軸に対して偏光角度θを成す半導体レーザ光源の出射光が入射するとき、偏光角度θが0°から180°まで変化する場合でも、フィードバック手段が液晶セル110の印加電圧を調整してリタデーション値Rを0nmから660nmまで変化させることにより、液晶素子100の出射光は常にX軸方向の直線偏光とすることができる。
この液晶素子を図6に示す光源装置として用いることにより、半導体レーザ光源21の出射光の偏光角度に係わらず、常に一定の偏光状態の直線偏光を出射光とする光源装置を提供できる。
次に、位相板120の代わりに、高分子液晶層2A、2Bからなる位相板130を用いた液晶素子200の実施例について図4を用いて以下に説明する。
高分子液晶層2A、2Bとして、常光屈折率n=1.55および異常光屈折率n=1.65で、各高分子液晶層の厚さをそれぞれ1.8μmおよび3.6μmとし、DVD用の波長660nmとCD用の波長780nmの平均波長720nmに対するリタデーション値がそれぞれλ/4およびλ/2となるようにする。ここで、高分子液晶層2Aと2Bの遅相軸がX軸に対して成す角度θとθを60°および120°、即ち互いに60°の角度を成すように接合する。
さらに、液晶層1の厚さdを5μmとし、液晶セル110の液晶層1に電圧を印加するとリタデーション値Rが略0nmから800nmまで変化する。波長λ=660nmに対する位相差変化は0°から436°、波長λ=780nmに対する位相差変化は0°から369°に相当する。
このようにして得られる液晶素子200に、波長660nmおよび波長780nmあるいはその平均波長で直線偏光の偏光方向がX軸に対して偏光角度θを成す半導体レーザ光源の出射光が入射するとき、偏光角度θが0°から180°まで変化する場合でも、フィードバック手段が液晶セル110の印加電圧を調整して入射光の波長に対する位相差を0°から360°まで変化させて調整することにより、液晶素子200の出射光を常にX軸方向の直線偏光とすることができる。
また、液晶素子200を図7に示す光ヘッド装置に搭載する。ここでは、半導体レーザ光源21として、DVD用の波長660nmとCD用の波長780nmの光を切り替えて出射する2波長レーザ光源を用いる。2波長レーザ光源の出射光の偏光角度がレーザ光源毎に異なる場合や、温度変化に応じて偏光角度が変動する場合でも、フィードバック手段が液晶素子200の印加電圧を調整することにより常に一定の偏光角度の直線偏光が得られるため、光ディスクDの光量が安定化して信頼性の高い記録再生が実現できる。
なお、本実施例では660nmと780nmの2つの波長について説明したが、本発明は、高密度光ディスクで用いられる405nm波長帯域の半導体レーザ光源の場合についても有効である。
本発明に係る液晶素子、光源装置および光ヘッド装置は、出射光の偏光方向が変動する半導体レーザ光源を用いた場合でも、一定の偏光方向の直線偏光を出射することができるという効果を有し、光通信等の用途にも適用できる。
本発明に係る液晶素子の第1の実施形態の断面図 第1の実施形態の液晶素子の入射光と出射光の偏光状態、液晶層および高分子液晶層の光学軸の配置関係を示す模式図 第1の実施形態の液晶素子の偏光状態を説明するポアンカレ球を示す図 本発明に係る液晶素子の第2の実施形態の断面図 第2の実施形態の液晶素子の入射光と出射光の偏光状態、液晶層および高分子液晶層の光学軸の配置関係を示す模式図 本発明に係る液晶素子の第3の実施形態の断面図 本発明に係る液晶素子を搭載した光ヘッド装置の構成例を示す図
符号の説明
1 液晶層
2、2A、2B 高分子液晶層
3、4 透明電極
5、6、7 透光性基板
21 半導体レーザ光源
22 コリメートレンズ
23 偏光ビームスプリッタ
24 1/4波長板
25 対物レンズ
26 光検出器
27 アクチュエータ
28 光量モニタ用光検出器
100、200 液晶素子
110 液晶セル
120、130 位相板
300 光源装置
400 光ヘッド装置

Claims (8)

  1. 入射光に対して1/4波長の位相差を与え、その光学軸が板面内の特定方向を指向する位相板と、
    透明電極が形成された1対の対向する透光性基板と、該透光性基板間に挟持され該透明電極への印加電圧に応じてリタデーション値が変化する液晶層とを含み、前記位相板に対して前記入射光を放射する光源の反対側に、該液晶層の光学軸を前記特定方向に対して略45度に設置した液晶セルとを含む液晶素子。
  2. 前記入射光が、平均波長がλとなる波長の異なる複数の直線偏光を含み、
    前記位相板が、前記入射光の前記平均波長λに対して、リタデーション値Rが実質的にλ/4である第1の高分子液晶層、および、リタデーション値Rが実質的にλ/2である第2の高分子液晶層を含む請求項1に記載の液晶素子。
  3. 前記第1の高分子液晶層のリタデーション値Rと前記第2の高分子液晶層のリタデーション値Rの比R/Rの値が0.45から0.55の範囲であり、前記第1の高分子液晶層の遅相軸または進相軸と前記第2の高分子液晶層の遅相軸または進相軸が成す角度が略60度である請求項2に記載の液晶素子。
  4. 前記光源側から、前記第1の高分子液晶層および前記第2の高分子液晶層、前記液晶セルがこの順に配置されており、前記特定方向に対して、前記第1の高分子液晶層の進相軸方向が成す角度が略60度および前記第2の高分子液晶層の進相軸方向が成す角度が略120度であるか、または、前記第1の高分子液晶層の遅相軸方向が成す角度が略60度および前記第2の高分子液晶層の遅相軸方向が成す角度が略120度であり、
    前記特定方向と前記液晶層の遅相軸または進相軸が成す角度が略45度である請求項3に記載の液晶素子。
  5. 前記液晶層が、前記印加電圧が零であるときに液晶分子の配向方向が前記透光性基板間で一定方向に揃うネマティック液晶からなる請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の液晶素子。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の液晶素子と、
    直線偏光を出射する半導体レーザ光源と、
    前記液晶素子を出射した出射光の偏光状態の変動に応じて、前記印加電圧を制御するフィードバック手段とを含む光源装置。
  7. 前記フィードバック手段は、前記液晶素子から出射する出射光のうち前記特定方向と直交する偏光面を有する直線偏光を反射する偏光ビームスプリッタと、
    前記偏光ビームスプリッタによって反射された直線偏光の光量を検出する光量モニタ用光検出器とを含み、
    前記光量が略零となる前記印加電圧をフィードバック制御する請求項6に記載の光源装置。
  8. 請求項7に記載の光源装置と、
    前記光源装置から出射した直線偏光を円偏光に変換する1/4波長板と、
    前記1/4波長板から出射した円偏光を光記録媒体の情報記録面に集光する対物レンズと、
    前記情報記録面で反射した戻り光を検出する光検出器とを含む光ヘッド装置。
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