JP2007333738A - 原子炉内における貴金属の堆積を監視する方法およびそのための堆積監視装置 - Google Patents

原子炉内における貴金属の堆積を監視する方法およびそのための堆積監視装置 Download PDF

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Abstract

【課題】炉心シュラウド壁内の粒界応力腐食割れへの貴金属の堆積を監視する装置を提供する。
【解決手段】炉心シュラウド20壁内の粒間応力腐食割れ(IGSCC)内への貴金属の堆積を監視する装置において、金属試料200は、原子炉金属シュラウド壁の内部表面付近に配置する。試料は、原子炉内の水位より下に設置され、少なくとも1つの熱疲労割れを含む。試料は、所与の持続時間にわたり前記位置に維持され、試料が前記位置に維持されている間に、所与の量の貴金属が、原子炉水中に加えられる。次いで、試料が取り出される。割れ目堆積監視装置は頂部案内クランプと係留クランプとの間に配置された流れ調節器および頂部案内クランプと流れ調節器との間に連結された試料ホルダ100を備える。
【選択図】図3

Description

本発明の(1つまたは複数の)例示的な実施形態は、一般に、原子炉の原子炉金属シュラウド壁内の粒界応力腐食割れ(IGSCC)内の貴金属の堆積を監視するための方法、および原子炉のための表面割れ目堆積監視装置に関する。
通常、原子炉の原子炉金属シュラウド壁の内部表面には、原子炉の動作中に形成される1つまたは複数のIGSCCが形成および/または伝播しやすい。
米国特許第5,600,961号 米国特許第5,608,766号 米国特許第5,602,888号 米国特許第5,818,893号 米国特許第5,805,653号 米国特許第5,130,080号 米国特許第5,130,081号 米国特許第5,135,709号 米国特許第5,164,152号
本発明の例示的な一実施形態は、原子炉の原子炉シュラウド壁内の粒間応力腐食割れ(IGSCC)内への貴金属の堆積を監視する方法を対象とする。この方法において、金属試料を、原子炉金属シュラウド壁の内部表面付近内の位置に配置することができる。試料は、原子炉内の水位より低く沈めることができ、少なくとも1つの熱疲労割れを含む。試料は、所与の持続時間にわたりその位置に維持され、試料がその位置に維持されている間に、所与の量の貴金属が原子炉水中に加えられる。次いで、試料が取り出される。本発明の別の例示的な実施形態は、原子炉のための表面割れ目堆積監視装置を対象とする。監視装置は、頂部案内クランプと係留クランプとの間に配置された流れ調節器、および頂部案内クランプと流れ調節器との間に連結された少なくとも1つの試料ホルダを備える。
本発明の例示的な実施形態は、詳細な説明を添付の図面/図と併せて読むことによってより明確に理解されるであろう。本明細書で提供される図面/図は、例示のみを目的とする。それらは、本発明の様々な実施形態の様々な非限定的な態様を例示する。その他の変形形態が可能となることがある。また、図/図面は、例示目的で提供され、それらは縮尺どおりに描かれないことがある。さらに、様々な図面/図は、本発明を実施するために定義上必要とされない、任意の機器を示すことがある。
本発明の以下の説明は、その様々な(1つまたは複数の)非限定的な例示的実施形態に関して行われる。以下の説明は、本発明を過度に限定または制限するものではない。本明細書で説明する(1つまたは複数の)例示的実施形態の変形は、本発明の範囲に包含される。
以上を鑑みて、原子炉金属シュラウド壁内でIGSCCが形成され、かつ/または伝播する程度を、安全上の問題(たとえば、割れが深くなりすぎた場合、原子炉金属シュラウドの構造的完全性が、機能性または安全性限界未満に低下することがある)のために監視する方法を、以下でより詳細に説明する。また、原子炉金属シュラウド壁内でのIGSCCあるいはその形成および/または伝播を減速し、停止し、かつ/または部分的もしくは実質的に修復する方法を説明する。
本発明の例示的な一実施形態では、試料(たとえば金属試料または別の適当な材料製の試料)が、原子炉金属シュラウド内に収容される冷却材(たとえば水)の表面水準より下に沈められる。試料は、少なくとも1つのIGSCCを含むように設計される。そのような(試料内の)IGSCCを、本明細書では熱疲労割れ(TFC)と呼ぶ。というのも、TFCは、原子炉金属シュラウド壁内に形成されかつ/または伝播することがある、IGSCCを模倣するように製作されるからである。したがって、TFCは、本発明の例示的な一実施形態に従って、試料内に意図的に形成されている。
次いで、形成された試料は、原子炉金属シュラウド壁の内部表面からたとえば約6インチ以下の距離に配置される。試料は、その他の適当な距離に(たとえば原子炉金属シュラウド壁の内部表面から6インチより大きく離れて)配置することもできる。一実施例では、試料を保持するために、試料を保持する試料ホルダを、最も近い燃料バンドルの約4インチ以内で(および/またはいずれかの燃料バンドルから約4〜10インチの範囲内で)、シュラウド壁の内部表面に隣接して配置することができる。別の例では、試料ホルダは、たとえば、プローブおよび/またはその他の指示器あるいはサンプリング装置を保持するために使用することができる。
原子炉金属シュラウド壁の内部表面の挙動/性能は、IGSCCの形成および/または伝播に関係するので、時間がたつにつれ、試料(たとえば、炭素鋼、ステンレス鋼、304Lステンレス鋼などの低炭素ステンレス鋼などの金属)が、原子炉金属シュラウド壁の内部表面の挙動/性能を実質的に模倣するはずであることが予想される。したがって、たとえば、試料がTFCの過剰な形成および/または伝播を示す場合、その過剰な形成または伝播は、原子炉金属シュラウド壁自体の内部で形成および/または伝播されるIGSCCの程度を反映しているはずであると考えられる。
すなわち、試料内のTFC形成および/または伝播の度合は、原子炉金属シュラウド壁内でのIGSCC形成および/または伝播の度合を反映しているはずである。したがって、少なくとも部分的に原子炉の動作中に原子炉金属シュラウド内に配置され維持された試料を、綿密に検査することによって、原子炉金属シュラウドの構造完全性をある時間にわたって監視することが可能である。検査は、試料が適当/簡便な時間間隔で原子炉金属シュラウドから取り出された後に実施される場合、より容易となる。取り出された試料は、TFCの形成および/または伝播が試験および分析される。
本発明の別の例示的な実施形態によれば、たとえば、通常原子炉が保守目的で運転停止される(停止として知られる)ときに、(複数の試料が使用される場合)少なくとも1つの試料が取り出され、酸ストリッピング分析または走査型電子顕微鏡(SEM)下の検査、あるいはその他の方法を含むがそれらに限定されない、様々な方法で試験される。試料の割れ(TFC)の、貴金属がその中に堆積される程度/度合の試験に基づいて、原子炉金属シュラウド壁自体の内部のIGSCCの形成および/または伝播を相殺するために、原子炉冷却材中に注入される貴金属の量を調整することができる(たとえば増加させる、減少させる、または別の方法で変えるなど)。原子炉冷却材は、原子炉金属シュラウドの内部表面と直接接触するので、これは可能である。
貴金属は、試料TFC内の割れだけでなく、原子炉金属シュラウド壁自体の内部に存在する(形成および/または伝播された)割れ(IGSCC)内にも拡散すると考えられている。貴金属は究極的には、IGSCCおよびTFC内への道を見出し、それぞれの中に堆積することができる。貴金属は、溶解酸素がIGSCC自体の内部へと侵入することができるところを大幅に超えて、IGSCC内に深く拡散することができる。したがって、貴金属は、原子炉冷却材中に存在する溶解酸素によって加速および/または悪化されると考えられているIGSCCの形成および/または伝播を、防止し、軽減し、または減速することができることがあると考えられる。
通常、酸ストリッピング分析、SEM検査、または別の方法のいずれかによる試験において、割れの内部に堆積されるはずである貴金属の量を決定することができる。原子炉金属シュラウド壁内のIGSCCの形成および/または伝播を軽減し、低減し、なくし、または別の方法で低減させるために、原子炉冷却材中に注入される貴金属の量を、割れ(TFC)の深さ、および/または割れ(TFC)の内部に堆積された貴金属の量に基づいて、必要に応じて増加させ、減少させる(または別の方法で調整する)ことができる。貴金属は、IGSCC内へと、溶解酸素よりもかなり深く侵入することができると考えられている。
図では、番号は、(1つまたは複数の)同一の構成要素またはその部分を示すために一貫して用いられる。IGSCC30は、以下で詳細に説明するために、図4、図5a、および図6aから6cに関する熱疲労割れ(TFC)によってモデル化され、また、割れ30aおよび30bして表示される。
図1は、溶解酸素分子を模倣する分子および貴金属が原子炉金属シュラウド内のIGSCC内へと侵入する試料を示す、原子炉内の原子炉金属シュラウドの内部壁/表面の断面図であり、試料は、その中に形成された少なくとも1つまたは複数のTFCを有する。
図1を参照すると、原子炉金属シュラウド20の一部の内部表面10が、IGSCC30の説明図と共に示されている。図1は、原子炉金属シュラウド20の壁厚内のIGSCC30を通過して流れる、原子炉冷却材(たとえば水)の流れ方向40を示す、原子炉金属シュラウドの内壁の断面図である。冷却材の流れ方向は、左から右に流れて示されるが、反対方向(または別方向)であってもよい。
原子炉金属シュラウド20内を流れる原子炉冷却材は、溶解酸素分子33を含有する。通常、こうした溶解酸素分子33は、IGSCC30を、原子炉金属シュラウド壁の断面内へと深く形成および/または伝播させる可能性がある。矢印31および32は、IGSCC30内への酸素の移動を示すことができる。時間と共に、割れ30は通常、たとえばほぼ矢印31および32の方向で、原子炉金属シュラウド20内へと深く侵入し続ける。IGSCC30は通常、表面から原子炉金属シュラウド壁内にも広がる可能性がある(図示せず)。
図1はまた、IGSCC30内へと侵入する酸素および貴金属を示す。原子炉金属シュラウド20は、内部表面10を有し、原子炉冷却材が、方向40(例示的な流れとして左から右にのみ示す)で溶解酸素分子33および貴金属分子35と共に流れる。IGSCC30内へと侵入する、酸素分子33および貴金属分子35を示す。(1つまたは複数の)貴金属分子35は、(1つまたは複数の)溶解酸素分子33よりも深く、IGSCC内へと侵入すると考えられている。そうすることによって、(1つまたは複数の)貴金属分子(および/またはその粒子)は、潜在的にIGSCC30を原子炉金属シュラウド20の内部へと深くまたはさらに奥まで形成および/または伝播させるなどの、溶解酸素分子33の作用を妨げ、かつ/またはそうでなければ軽減すると考えられる。そのように説明される貴金属の作用は、図1の36で「X」によって示すことができる。図2は、本発明の例示的な実施形態による、3つの試料を収容する例示的な試料ホルダアセンブリである。図2に、金属またはその他の適当な材料で製作することができる、試料200を示す。試料200は、原子炉金属シュラウド20を形成するために使用されるものと同一の材料で製作することができる。図2に示す試料200は、ここでは熱疲労割れ(TFC)と呼ばれる、少なくとも1つの形成されたIGSCCを含む。
試料内のTFCは、原子炉金属シュラウド内のIGSCCを模倣することが意図される。試料200は、本明細書で説明するように、原子炉金属シュラウド20内に配置することが意図される。別の実施例では、試料は、原子炉金属シュラウド壁の内部表面から約6インチ以下の距離で、通常、原子炉金属シュラウド20に流入する原子炉冷却材の面より下(たとえば、シュラウド内の水位面より下である限り変えることができるある深さなど)に、配置することができる。
図2の試料200は、2つのTFC30aおよび30bを含む。ただし、1つ、2つ、3つ、またはその他多数のTFCを、試料200内に設けることができる。また、試料200は、矩形形状を有するものとして示すが、試料200の表面10aは、比較的平坦にすることができ、かつ/または原子炉金属シュラウド20の内部表面10の曲率を模倣することができる。試料200は、その形状によって、試料200が原子炉金属シュラウド壁内のIGSCCの形成および/または伝播特徴を模倣することが可能になる限り、矩形でも別の形状でも、どのような形状とすることもできる。したがって、それを可能にするいかなる形状または構造を用いることもできる。
本発明の例示的な一実施形態によれば、試料200は、たとえば、炭素鋼またはステンレス鋼、その他いくつかの鉄鋼ベースの合金、またはそれらのいくつかの組合せなど、金属で製作することができる。さらに、試料200の金属は、原子炉金属シュラウド壁自体を形成するために使用されるものと同一の金属とすることができる。原子炉金属シュラウド壁を、炭素鋼で製作し、金属試料200を、ステンレス鋼(たとえば、304Lステンレス鋼または低炭素鋼)で製作すること、またはその逆が可能である。
別の実施例では、試料200の金属は、長さ、幅、および深さにおいて様々な寸法を有する、1つまたは複数のTFC30a、30bを含むことができる。たとえば、熱疲労割れは、少なくとも約0.5インチの長さ、少なくとも約0.5ミル(0.0005インチ)の幅、および少なくとも約100ミル(0.1インチ)の深さを有することができる。一実施例では、TFC30a、30bのその他の寸法は、少なくとも約0.75インチの長さ、少なくとも約0.001インチの幅、および少なくとも約0.5インチの深さを含む。TFC30a、30bの別の寸法は、少なくとも約1インチの長さ、少なくとも約0.0015インチの幅、および少なくとも約0.75インチの深さとすることができる。L×W×Dとして提供されるTFC寸法の例は、1/2インチ×0.005インチ×0.1インチ、3/4インチ×0.001インチ×0.5インチ、1インチ×0.0015インチ×0.75インチ、1/2インチ×W×0.1インチ、3/4インチ×W×0.5インチ、1インチ×W×0.75インチであり、ここでW=0.002インチ、0.0025インチ、0.003インチ、0.0035インチ、0.004インチ、0.0045インチ、または0.005インチである。試料内のTFCの、その他の寸法を用いることができる。
本発明の別の例示的な実施形態によれば、試料200は、1つまたは複数の試料をその中に保持するように構成される、ホルダ内に設けることができる。たとえば、試料ホルダは、1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、またはそれ以上の試料をその中に保持するように構成することができる。一代替実施形態では、試料ホルダは、たとえば、プローブおよび/またはその他の指示器、あるいはサンプリング装置を保持するために使用することができる。
本発明の別の例示的な実施形態によれば、少なくとも1つのTFC30a、30bを含む金属試料200を、試料ホルダ内に配置することができ、次いでそれ自体は、金属試料200自体が原子炉冷却材の面より下方に保持されるように、原子炉金属シュラウド20の内部表面に隣接して、ある位置に配置される。原子炉冷却材は、原子炉内の様々な燃料バンドルを取り囲み、原子炉金属シュラウド20の内部表面10、および試料200の表面10aに接触する。沸騰水型原子炉などの原子炉内では、少なくとも5つの標準的な深さレベルが、深さレベルH1、H2、H3、H4、またはH5として認識される。これらのレベルはそれぞれ、原子炉冷却材の表面または水位より低い深さを表し、水位の下での炉心板(燃料の底部)と炉心の底部との間のどこかの範囲に及ぶ。H1〜H5レベルは、金属原子炉内の原子炉冷却材水位の下方の、連続的なより深い深さの帯または領域を表すことができる。
一実施例では、H1レベルは、原子炉金属シュラウド内に収容された原子炉冷却材の表面から、約0インチから約9インチの、どこかの帯状領域とすることができる。H2レベルは、表面から約9インチから約40インチ(たとえば>9〜40インチ)のどこでもよい。H3レベルは、表面から約40インチから約54インチ(たとえば>40〜54インチ)のどこでもよく、H4レベルは、表面から約54インチから約105インチ(たとえば>54〜105インチ)のどこでもよく、H5レベルは、表面から約105インチから約194インチ(たとえば>105〜194インチ)のどこでもよい。試料200が別の方法で、原子炉金属シュラウド20内の原子炉冷却材の水位よりも低い所望の深さに維持される限り、試料ホルダの使用は任意である。
一実施例によれば、試料200は、原子炉冷却材中に沈められ、その中に少なくとも2週間またはそれ以上維持される。さらに、1つまたは複数(たとえば2つ、3つ、4つ、5つまたはそれ以上)のTFC30a、30bを有する、1つまたは複数の(たとえば2つ、3つ、4つ、5つまたはそれ以上)試料200を、上記のように原子炉金属シュラウド20内に配置することができる。複数の試料20が使用される場合、1つまたは複数の試料200内の1つまたは複数のTFC30a、30bの検査に反映されるとき、原子炉金属シュラウド20壁部内のIGSCC30の形成および/または伝播の時間差写真を得るために、それぞれの試料を異なる時間間隔で取り出すことができる。
原子炉金属シュラウド20内の試料200を、原子炉冷却材中に少なくとも2週間維持すること1つの目的は、試料200を、原子炉金属シュラウド自体の内部に存在するのと同じ状態に暴露することである。したがって、試料200は、試験のために原子炉金属シュラウド20から取り出され、試料200は、試料200が検査から取り出された時間に存在した原子炉金属シュラウド20の壁部の状態の、スナップショットを提供することができる。
貴金属は、原子炉金属シュラウド20壁部内のIGSCCの形成を停止し、かつ/またはその伝播を防止もしくは減速させるためなど多くの理由のために、原子炉冷却材中に注入することができる。この目的のために、様々な貴金属を使用することができる。たとえば、本発明の様々な例示的な実施形態と共に使用することができる1つの例示的な貴金属は、Pt、Rh、Pd、Ag、Au、Ir、あるいはそれらの1つまたは複数の組合せを含むが、それらに限定されない。1つの具体的な実施例では、Pt、Rhまたはそれらの組合せを使用することができる。別の実施例では、Pt/Rh混合物を使用することができ、2:1のPt対Rh比など、プラントごとに比率を変えることができる。いくつかプラントでは、Ptのみを貴金属添加物として使用することができる。
本発明の様々な例示的な実施形態に関して本明細書において以上で説明したように、原子炉冷却材中に注入される貴金属は、原子炉冷却材によって、原子炉金属シュラウド20壁部内のIGSCC30内、および原子炉冷却材中に沈めて保持される試料200内のTFC30a、30b内へと運ばれると考えられる。貴金属は、原子炉金属シュラウド20壁部および試料200それぞれの内部におけるIGSCC30および/またはTFC30a、30bの形成を停止し、かつ/または、その伝播を低減し、最小化し、または減速するために、IGSCC30および/またはTFC30a、30b内へと侵入すると考えられる。
本発明の例示的な一実施形態によれば、貴金属は、原子炉が動作(たとえば発電)している間に、原子炉の流体内に導入される。(1つまたは複数の)貴金属は、少なくとも約100ppt(一兆分率)のレベルを、原子炉の流体(たとえば水)中で約2週間の持続時間にわたり維持するのに十分な速度で、注入することができる。通常これは、たとえば、原子炉流体(たとえば給水)中への、毎時間約0.3gの貴金属注入速度を必要とする。その他の適当な注入速度、貴金属量、および原子炉流体中に貴金属を導入する方法を、使用することができる。貴金属の注入は、同一出願人によるたとえば米国特許第5,600,961号、同第5,608,766号、同第5,602,888号、同第5,818,893号、同第5,805,653号、同第5,130,080号、同第5,130,081号、同第5,135,709号、および同第5,164,152号に従って実行することができる。
図1に示すように、貴金属は、原子炉冷却材中の溶解酸素により生じると考えられる、有害なIGSCC30の形成および/または伝播を相殺することができる。これはたとえば、要素36に相当する「X」によって示される。
本発明の別の例示的な実施形態によれば、原子炉冷却材中に沈められた試料200は、所与の時間間隔で取り出される。次いで、原子炉金属シュラウド20の内に形成されたIGSCC30の状態を評価するために、試料を分析することができる。これは、試料200内のTFC30a、30bを試験することによって達成することができる。
図3は、試料ホルダを備える原子炉金属シュラウドの一部を示す切開図であり、図4は、シュラウドなしで試料ホルダのみを示す切断図である。図3および図4を参照すると、1つまたは複数の試料200を保持するためのホルダ100が示されている。ホルダ100は、頂部案内クランプ50、係止クランプ60、ホルダ100内に(1つまたは複数の)試料200を保持するための機構、および、(1つまたは複数の)試料200を試料ホルダ100内に保持することができる位置の下方に配置される流れ調節器70を備えることができる。
流れ調節器70は、長さLおよび奥行Dを有することができる。寸法Dは、たとえば図4に示すように、頂部案内クランプ50から係留クランプ60への方向で、より小さい値へと先細にすることができる。L/Dの比に関する流れ調節器70の寸法によって、試料200の表面10aを横断する原子炉冷却材のより滑らかな流れ(矢印40で示すような)をもたらすことができる。図3および図4の特定の試料ホルダ100を示すが、その他いかなる同等の試料ホルダを使用することもできる。ただし、必要監視機能を適切に実行するために必要とされまたは所望される定位置に試料200を保持することができる場合、試料ホルダは任意となる。
図4の流れ調節器70を参照すると、その寸法LおよびDは、比較的滑らかで、遮断されず、かつ/または妨害されないやり方で、(1つまたは複数の)試料200の(1つまたは複数の)表面10aを通過する原子炉冷却材の流れが可能になるように、調整することができる。流れ調節器70は、流れ調節器70の頂部(頂部案内クランプ50により近い)の奥行Dが、その底端部(係留クランプ60により近い)よりも0に近づく(またはより小さくなる)その楔形により、(たとえば比較的遮断されず、妨害されず、かつ/または滑らかなやり方で)所望の流れをもたらすことができる。一実施例では、L/D比は、約1:1から約20:1まで変えることができる。また、本発明の実施形態と共に、その他の介在L/D比を流れ調節器70で用いることができる。したがって、たとえば、本発明の例示的な実施形態と共に用いるのに適する流れ調節器70のその他のL/D比は、約5:1から15:1の範囲、およびたとえば約12:1の具体的な比を含むことができる。
図3を参照すると、試料200を、シュラウド壁20の内部表面10に隣接して、または原子炉金属シュラウド20壁部の内部表面10から約2〜3インチ以下の距離に、配置することができる。一実施例では、表面10と表面10aの間の距離は、6インチ以下とすることができる。別の実施例では、試料ホルダ100は、試料を保持するために、最も近い燃料バンドルの約4インチ以内(かつ/またはいかなる燃料バンドルからも約4〜10インチの範囲内)となるように、原子炉金属シュラウド20壁部の内部表面10に隣接して位置決めすることができる。その(1つまたは複数の)試料200が定位置にある、試料ホルダ100を固定するために、固定機構80を設けることができ、係留クランプ60を原子炉金属シュラウド20に固定するために、プラグ95を設けることができる。
図5aは、試料を試料ホルダのキャビティ内にどのように保持することができるかを示す、試料ホルダの一部の拡大図であり、図5bは、図5aの試料ホルダのサブホルダ部分を示す。図5aは、定位置に保持された試料200を備える試料ホルダ100の一部の拡大図であり、ここで試料は、図示のように2つのTFC30a、30bを含む。試料ホルダ100は、ロッド110、および試料200を定位置に固定および維持するための、固定機構120を備えることができる。その他の固定機構を使用することができる。
図5bは、サブホルダ100aを用いて、試料200をキャビティ100b内にどのように嵌めることができるかを示す。図5bで、キャビティ100bは、試料200を受ける。その中で試料200は、基部(図示せず)を通してサブホルダ100aのいずれかの側部上で受けられる、固定機構120によって固定される。
図6a〜図6cは、1つまたは複数の割れが裂開し、そのため試料がその内部表面を露出して2つの部分に割れる、原子炉金属シュラウドから取り出された試料を示す。図6a〜図6cを参照すると、原子炉の動作中のある時間にわたり原子炉金属シュラウド20内の状態に暴露された後、試料200が取り出され、次いで試料200内の割れ(30aまたは30b)が分離して、試料が部分200aと200bとに割れ、内部割れ面(30'aおよび30'b)を露出する。
図7は、割れの表面上の貴金属の堆積を明らかにするために走査型顕微鏡(SEM)を用いる、1つの例示的なプロセスを示す。その後、TFC30a、30b(原子炉金属シュラウド20内のIGSCC30の特徴を模倣することが予想される)の内部表面(30'aおよび/または30'b)が、様々な方法によって分析され、そのうちの1つは、視野300を示し、貴金属分子35が表面30'aおよび/または30'b上のTFC30a、30b内のどこに堆積された可能性があるかを明らかにする、顕微鏡下の分析とすることができる。SEM検査の代わりに、ストリッピング分析を用いることができる。
酸ストリッピング分析とは、堆積された貴金属を試料の表面から除去するために、化学実験室内で実施される溶解プロセスを示す。たとえば、貴金属が供給された試料が、塩化水素(HCl―たとえば、水中で少なくとも約15〜25重量%、22重量%など)と、硝酸(HNO―たとえば、水中で少なくとも約15〜25%、20重量%など)との混合物を含むビーカー内に配置され、約2分間にわたり沸騰される。一実施形態によれば、使用される酸性混合物は、たとえば、HClの予製液(たとえば35〜40重量%のHCl)を、HNOの予製液(たとえば80重量%のHNO)と混合することによって調製することができ、混合物は、HCl:HNOの体積比が3:1である。その他の適当な酸性混合物を使用することができる。
酸性混合物は、試料表面から貴金属を溶解させる。次いで、表面からの貴金属の除去をさらに促進するために、試料を含む酸性のビーカーを、適宜、超音波浴内に配置することができる。次いで試料は、ビーカーから取り出され、酸性溶液は、たとえば50mlに希釈される。次いでその溶液は、TFC30a、30b内および/またはその周りに堆積された貴金属の量を決定するために、誘導結合プラズマ分光分析法(ICPMS)または適当な分解能を有するその他の質量分析法を用いて分析される。TFC30a、30b内またはその周りに堆積された貴金属の量を決定または測定するのに適した、その他の方法を用いることができる。
たとえば、SEM検査を行うことができる。SEM検査とは、表面30'aおよび/または30'bにて、(1つまたは複数の)貴金属がそのような表面上にどの程度堆積された可能性があるかに関する十分な詳細を提供または解明するために、30'aおよび/または30'bなど表面を、走査型電子顕微鏡下で適当な倍率および/または適当な波長にて検査することを指す。30'aおよび/または30'bなど表面上に堆積される貴金属の量が不十分である場合、表面30'aおよび/または30'b上への所望量の(1つまたは複数の)貴金属の堆積を実現するために、原子炉内に導入または注入することができる(1つまたは複数の)貴金属の量を、増加させ、減少させ、または別の方法で調整することができる。原子炉流体中に注入される貴金属の量をそのように調整することによって、TFC30a、30b、およびIGSCC30内への貴金属の堆積が改善されることが予想される。
一実施形態によれば、IGSCC内に堆積された貴金属の量が、約0.1μg/cm以下であることが予想されると考えられる場合、貴金属が原子炉流体中に注入される。通常、原子炉流体中に導入および/または注入することができる貴金属の最大量は、約30g/年未満とするべきであり、これは、原子炉内で燃料棒クラッディング上に堆積する約30μg/cm以下の貴金属に相当する。
貴金属はまた、標準水素電極(SHE)での電気化学的腐食電位(ECP)が、約−230mVより低いことが予想されると考えられる場合、原子炉流体中に導入/注入することができる。したがって、たとえばSHEでのECPが約−250mVであると予想される場合、原子炉流体中に貴金属が導入または注入されるべきである。
一実施形態によれば、貴金属は、必要に応じて、約0.1g/時、約0.2g/時、約0.3g/時、約0.4g/時、約0.5g/時、またはそれ以上の速度で注入することができる。30g/年の設定最高値(一実施形態による)が既に満たされている場合、SHEでのECPを、約−230mVより高くなるように調整するために、H2を原子炉流体に加えることができる。
図8は、割れ/割れ目が、39ppb(10億分率)のPtを含有する水に暴露された場合の、人工的に生み出された割れ/割れ目(ステンレス鋼のワッシャをシムとして用いて形成された)の内部表面における、ステンレス鋼テスト試料を示す。巨れき様構造900は、割れ/割れ目の内部表面上に形成された酸化物(たとえばイオン酸化物)を表す。粒状粒子35は、堆積されたPt粒子である。本発明の様々な実施形態を説明してきたが、本発明の様々な非限定的な態様を説明するために、以下で実施例を提供する。
以下の手順によって、ステンレス鋼(またはその他の金属)試料内に、TFCを形成することができる。
(1)金属試料を保持し、試料の2つの端部を、試料に引張り応力を加えるのに十分な負荷を用いて引っ張る。
(2)試料に、高温および低温材料を、引張り応力下で、試料内のTFCを誘導および/または伝播するのに十分な、交互の(またはその他の適当な)やり方で塗布する。この高温および低温材料の塗布は、極めて高温の水の噴流に続いて、極めて低温の水の噴流を用いることを含むことができる。
(3)その長さ、幅、および深さに関して所望の寸法を有するTFCを生じるために、段階(1)および/または(2)を必要に応じて繰り返す。
様々な実施形態を説明してきたが、特許請求の範囲を添付する。このように説明された本発明は、多くの方法で変えることができることが明らかであろう。そのような変形は、本発明の精神および範囲からの逸脱とはみなされず、そのような修正はすべて、当業者には明らかとなるように、添付の特許請求の範囲の範囲内に包含されることが意図される。
原子炉内の原子炉金属シュラウドの内部壁/表面の断面図であり、溶解酸素分子を模倣する分子および貴金属が原子炉金属シュラウド内のIGSCC内へと浸有する、試料を示し、試料は、その中に形成された少なくとも1つまたは複数のTFCを有する。 本発明の例示的な実施形態による、3つの試料を収容する例示的な試料ホルダアセンブリを示す図である。 試料ホルダを備える、原子炉金属シュラウドの一部の切開図である。 試料ホルダのみをシュラウドなしで示す切断図である。 試料を、試料ホルダのキャビティ内にどのように保持することができるかを示す、試料ホルダの一部の拡大図である。 図5Aの試料ホルダのサブホルダ部分を示す図である。 1つまたは複数の割れが裂開し、そのため試料がその内部表面を露出して2つの部分に割れる、原子炉金属シュラウドから取り出された試料を示す図である。 1つまたは複数の割れが裂開し、そのため試料がその内部表面を露出して2つの部分に割れる、原子炉金属シュラウドから取り出された試料を示す図である。 1つまたは複数の割れが裂開し、そのため試料がその内部表面を露出して2つの部分に割れる、原子炉金属シュラウドから取り出された試料を示す図である。 割れの表面上の貴金属の堆積を明らかにするために走査型電子顕微鏡(SEM)を使用する、例示的なプロセスを示す図である。 ステンレス鋼テスト試料のSEM写真(100000倍)を示す図である。
符号の説明
10 内部表面
10a 表面
20 原子炉金属シュラウド
30 粒間応力腐食割れ
30a 熱疲労割れ
30b 熱疲労割れ
30'a 内部割れ表面
30'b 内部割れ表面
31 矢印
32 矢印
33 酸素分子
35 貴金属分子
36 X
40 方向
50 頂部案内クランプ
60 係止クランプ
70 流れ調節器
100 試料ホルダ
100a サブホルダ
100b キャビティ
110 ロッド
120 固定機構
200 試料
200a 試料部分
200b 試料部分
300 視野
900 巨れき様構造

Claims (10)

  1. 原子炉の原子炉金属シュラウド(20)壁内の粒間応力腐食割れ(IGSCC)(30)内の貴金属の堆積を監視する方法であって、
    前記原子炉内の水位より下に沈められ、少なくとも1つの熱疲労割れ(30a、30b)を含む金属試料(200)を、前記原子炉金属シュラウド壁の内部表面の約6インチ以内の位置に配置するステップと、
    前記試料を所与の持続時間にわたり前記位置に維持するステップと、
    前記試料が前記位置に維持されている間に、所与の量の前記貴金属(35)を原子炉水中に導入するステップと、
    前記試料を前記位置から取り出すステップと
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記試料が、前記位置に少なくとも2週間にわたり維持され、前記熱疲労割れが、約0.0005インチから0.005インチの範囲内の開口部を有することを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 前記貴金属の堆積を、酸ストリッピング分析によって、またはSEM検査によって分析するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  4. 前記貴金属を導入するステップが、導入される前記貴金属の量を、前記酸ストリッピング分析の結果または前記SEM検査の結果のいずれかに基づいて調整するステップを含むことを特徴とする請求項3記載の方法。
  5. 前記貴金属が、Pt、Rhのうちの一方、またはその組合せであることを特徴とする請求項1記載の方法。
  6. 原子炉用の表面割れ目堆積監視装置であって、
    頂部案内クランプ(50)と係留クランプ(60)の間に配置された流れ調節器(70)、および
    前記頂部案内クランプと流れ調節器との間に連結された少なくとも1つの試料ホルダ(100)を備える監視装置。
  7. 前記流れ調節器が、最高約20:1の長さ対奥行(L/D)比を有する先細の楔として実施されることを特徴とする請求項6記載の監視装置。
  8. 前記L/D比が、約5:1から約15:1の範囲内であることを特徴とする請求項7記載の監視装置。
  9. L/D比が12:1であることを特徴とする請求項8記載の監視装置。
  10. 前記試料ホルダが、1つまたは複数のプローブ、指示器、金属試料、またはその他のサンプリング装置のいずれかを保持するようになされることを特徴とする請求項6記載の監視装置。
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