JP2007333518A - 差分吸収ライダ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】移動しながらの計測によりドップラー周波数シフトが生じる時でも受信光を検出できる差分吸収ライダ装置を得る。
【解決手段】第1及び第2のCW送信光信号、CWローカル光信号を発生する光信号発生手段1〜3と、第2のCW送信光信号に第1の周波数シフト、第1のCW送信光信号に第2の周波数シフトを与える周波数シフト手段4a、4b、5aと、2波長の光信号を空間中に放射する放射手段6〜9と、ターゲットからの散乱光を受信光として受信する光受信手段9、10と、送信ビームのターゲット上の照射スポットが受信視野内に入るように光受信手段を逐次制御するビーム照射スポットトレーサー11と、第1、第2のCWローカル光信号と受信光とをヘテロダイン検波して電気信号に変換し、第2、第1の周波数シフト成分を抽出してそれらの強度の差異からターゲットの濃度を検出する濃度検出手段5b、5c、12、13とを設けた。
【選択図】図1

Description

この発明は、2つ以上の波長のレーザ光を空間中に送信して反射体からの散乱光を受信し、各波長に関する受信光強度の差分から、空間中における計測対象となる気体、例えば炭酸ガス、オゾン、水蒸気といったものの濃度を計測する差分吸収ライダ装置(differential absorption lidar)に関するものである。
従来の差分吸収ライダ装置では、2波長のレーザ光を空間中に送信し、ターゲットとなる地面やエアロゾルからの散乱光を受信して、受信光とローカル光をヘテロダイン検波する(例えば、非特許文献1及び2参照)。ヘテロダイン検波して得られた信号の周波数スペクトルを求め、この周波数スペクトルから、上記2波長の各々について上記受信光の検出を行っている。このとき、上記2波長の内、一つの波長を、計測対象となる気体に関する吸収係数が大きい波長に設定し、他の一つの波長を、上記吸収係数が小さい波長に設定している。このように設定しておくことで、受信光量において、装置−ターゲット間の上記計測対象となる気体濃度に応じた差分が生じることとなり、この差分から、上記気体濃度、具体的には炭酸ガス濃度を計測している。
非特許文献1及び2に記載されたタイプのライダ装置は、いわゆるコヒーレントライダと呼ばれるものの1種である。この種のライダでは、理想的な光受信状態であるショット雑音限界を実現しやすいヘテロダイン検波方式を用いており、受信の観点から見ると高いS/N比が得やすいというメリットがある。
G. J. Koch他著、「Coherent differential absorption lidar measurements of CO2」Applied Optics, Vol. 43, No. 26, pp. 5092-5099, 2004 M. W. Phillips他著、「Coherent Laser Radar Transceiver for the NASA CO2 Laser Absorption Spectrometer Instrument」Proceedings of 13th Coherent Laser Radar Conference, pp. 118-121, 2005
しかしながら、コヒーレントライダを例えば航空機のような移動体に搭載して計測を行うと、移動体自身の移動速度により、光周波数にドップラー周波数シフトが生じる。このドップラー周波数シフトは、例えば光波長1.5μmの場合において、移動速度1m/sに対して1.3MHz生じる。つまり、例えば航空機の移動速度を200m/sとして考えると、最大で260MHz程度のドップラー周波数シフトが生じることが考えられる。また、装置を地上に固定設置して計測を行う場合においても、ターゲットが空間中のエアロゾルの場合、このエアロゾルが風に乗って移動し、この移動速度によりドップラー周波数シフトが生じる。これらの移動速度によるドップラー周波数シフトを逐次把握することは難しい。したがって、ヘテロダイン検波して得られた信号から、未知の周波数シフトを受けた成分を、広範囲の周波数範囲中から検出する必要があり、信号の検出が難しかった。
また、従来の差分吸収ライダ装置では、2つの波長のレーザ光を、非特許文献1のように時間的に分離して送受するか、非特許文献2のように異なる光アンテナにより送受する構成であった。このような構成では、航空機等の移動体に搭載して移動しながらの計測を行う場合や、レーザ光を送受する方向を走査しながら計測を行う場合において、次のような問題があった。
移動しながら、もしくは走査しながらの計測の場合、非特許文献1や非特許文献2に示された構成では、2波長成分間においてターゲットに関する照射位置に差異が生じることとなる。通常、ターゲットの反射率は、位置毎に異なっていると考えられる。差分吸収ライダ装置では、2波長間の受信光量の差分から気体濃度計測を行うが、高い精度で計測を行うには、上記差分が2波長間の空間中における吸収量の差のみに依存するということが前提条件として必要である。各波長での受信光量計測において、上記反射率の差異が生じると、上記前提条件が成立しなくなり、計測精度が劣化することが考えられる。
また、移動しながら、もしくは走査しながらの計測の場合、非特許文献1や非特許文献2に示された構成では、別の問題もあった。このような計測の場合、送信ビーム方向と、受信視野方向とには角度のずれが生じる。これにともなって、ターゲット上における送信ビーム照射スポットが受信視野からはずれ、受信効率が低下することが考えられる。特に衛星に搭載して地表からの散乱光を計測するような場合、衛星の移動速度が高速で、かつ衛星の高度が100km以上の高高度であり光信号の往復時間が長くるため、上記角度のずれ量が大きくなり、この影響による受信効率の低下が無視できない。
以上のような理由から、従来では、移動しながらの計測で光周波数にドップラー周波数シフトが生じる場合における受信光の検出が難しく、かつ2波長間で同じ位置にレーザ光を照射することができなかったため、高い精度で気体濃度を計測することができなかった。また、移動しながらの計測で送受の角度ずれが生じる場合において受信効率の低下を回避できなかった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、移動しながらの計測によりドップラー周波数シフトが生じる場合においても容易に受信光を検出でき、かつ2波長間で同じ位置にレーザ光を照射して高い精度で気体濃度を計測することができ、かつ送受の角度ずれによる受信効率の低下も回避できる差分吸収ライダ装置を得るものである。
この発明に係る差分吸収ライダ装置は、ターゲットに関する吸収係数が大きい第1の波長、及び前記第1の波長に対応する第1の周波数を持つ第1のCW送信光信号及び第1のCWローカル光信号を発生するとともに、前記ターゲットに関する吸収係数が小さい第2の波長、及び前記第2の波長に対応する第2の周波数を持つ第2のCW送信光信号及び第2のCWローカル光信号を発生する光信号発生手段と、前記第2のCW送信光信号に第1の周波数シフトを与えるとともに、前記第1のCW送信光信号及び前記第1の周波数シフトを与えた第2のCW送信光信号に第2の周波数シフトを与える周波数シフト手段と、前記周波数シフト手段から出力された2波長の光信号を所定のビーム形状に成形して空間中に放射する放射手段と、前記空間中に存在する前記ターゲットからの散乱光を受信光として受信する光受信手段と、送信ビームのターゲット上の照射スポットが受信視野内に入るように前記光受信手段を逐次制御するビーム照射スポットトレーサーと、前記光信号発生手段から出力された前記第1及び第2のCWローカル光信号と前記光受信手段から出力された前記受信光とをヘテロダイン検波して電気信号に変換し、前記電気信号から前記第1及び第2の周波数に対応する前記第2及び第1の周波数シフト成分を抽出し、前記第2及び第1の周波数シフト成分の強度の差異から前記ターゲットの濃度を検出する濃度検出手段とを設けたものである。
この発明に係る差分吸収ライダ装置は、移動しながらの計測によりドップラー周波数シフトが生じる場合においても容易に受信光を検出でき、かつ2波長間で同じ位置にレーザ光を照射して高い精度で気体濃度を計測することができ、かつ送受の角度ずれによる受信効率の低下も回避できるという効果を奏する。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係る差分吸収ライダ装置について図1から図3までを参照しながら説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係る差分吸収ライダ装置の構成を示す図である。また、図3は、この発明の実施の形態1に係る差分吸収ライダ装置の別の構成を示す図である。なお、以降では、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
図1において、この実施の形態1に係る差分吸収ライダ装置は、2つの光源(第1及び第2の光源)1a、1bと、波長ロック回路2と、2つの光分配器(第1及び第2の光分配器)3a、3bと、2つの周波数シフタ(第1及び第2の周波数シフタ)4a、4bと、3つの光合波器(第1、第2及び第3の光合波器)5a、5b、5cと、光アンプ6と、送信光学系7と、送受分離部8と、ビームエクスパンダー9と、受信光学系10と、ビーム照射スポットトレーサー11と、光受信機12と、信号処理器13とが設けられている。
なお、光源1aと、光源1bと、波長ロック回路2と、光分配器3aと、光分配器3bとから光信号発生手段が構成されている。また、光アンプ6と、送信光学系7と、送受分離部8と、ビームエクスパンダー9とから放射手段が構成されている。また、ビームエクスパンダー9と、送受分離部8と、受信光学系10とから光受信手段が構成されている。
また、周波数シフタ4aと、光合波器5aと、周波数シフタ4bとから周波数シフト手段が構成されている。さらに、光合波器5bと、光合波器5cと、光受信機12と、信号処理器13とから濃度検出手段が構成されている。
また、図1において、光源1aと光分配器3aとの間、光源1bと光分配器3bとの間、光分配器3aと波長ロック回路2、光合波器5a、および光合波器5bとの間、光分配器3bと波長ロック回路2、周波数シフタ4a、および光合波器5bとの間、光合波器5aと周波数シフタ4bとの間、周波数シフタ4aと光合波器5aとの間、周波数シフタ4bと光アンプ6との間、光アンプ6と送信光学系7との間、受信光学系10と光合波器5cとの間、光合波器5bと光合波器5cとの間、光合波器5cと光受信機12との間は、それぞれ光ファイバにより接続されている。
また、図1において、波長ロック回路2と光源1aおよび1bとの間、光受信機12と信号処理器13との間は、全て電線ケーブルにより接続されている。
光源1aと1bはCW(Continuous Wave)レーザ光信号を送信する機能を有している。このとき、送信する光波長は光源1aと1bとで異なっている。ここでは、光源1aの送信波長をλON、光源1bの送信波長をλOFFとする。このとき、送信波長λONは、計測対象となる気体に関する吸収係数が大きい波長に設定する。また、送信波長λOFFは、上記吸収係数が小さい波長に設定する。以下では、波長λONおよびλOFFに対応する光周波数をfONおよびfOFFとして説明する。
また、光分配器3aと3bとは、光源1aおよび1bからの光信号を各々3つに分配して、一つを波長モニタ用として波長ロック回路2に、一つをローカル光として光合波器5bに、残りの一つを、光分配器3aについては送信光として光合波器5aに、光分配器3bについては送信光として周波数シフタ4aに、各々送る機能を有している。
波長ロック回路2は、光分配器3aおよび3bからの光信号の波長をモニタし、光源1aおよび1bの送信光波長が所望の値、つまりλONおよびλOFFに保持されるように、光源1aおよび1bに対して制御をかける機能を有している。
光合波器5aは、光分配器3aおよび周波数シフタ4aからの光信号を合波して周波数シフタ4bに送る機能を有している。また、光合波器5bは、光分配器3aおよび3bからの光信号を合波して、光合波器5cに送る機能を有している。光合波器5cは、光合波器5bおよび受信光学系10からの光信号を合波して、光受信機12に送る機能を有している。
周波数シフタ4aは、光分配器3bからの光信号に対して、ある所定の周波数シフトを与え、光合波器5aに送る機能を有している。また、周波数シフタ4bは、光合波器5aからの光信号にある所定の周波数シフトを与え、光アンプ6に送る機能を有している。光アンプ6は、周波数シフタ4bからの光信号を増幅して、送信光学系7に送る機能を有している。送信光学系7は、光アンプ6からの光信号を増幅して、送受分離部8を介してビームエクスパンダー9に送る機能を有している。
受信光学系10は、ビームエクスパンダー9からの光信号を、送受分離部8を介して受信し、光合波器5cに送る機能を有している。このビームエクスパンダー9は、送受分離部8からの光信号を空間中に放射し、空間中のターゲットからの散乱光を受信して、受信した受信光を送受分離部8に送る機能を有している。光受信機12は、光合波器5cからの光信号、つまり光分配器3aおよび3bからのローカル光と、受信光学系10からの受信光とを、ヘテロダイン検波し、電気信号に変換する機能を有している。信号処理器13は、光受信機12からの信号を信号処理することにより、大気中に存在する計測対象となる気体濃度を求める機能を有している。
ここで、ビーム照射スポットトレーサー11の機能について説明する。例えば、本発明に係る差分吸収ライダ装置を人工衛星に搭載し、地表を散乱ターゲットとした計測を行う場合、レーザ光を送信してから受信するまでの時間における人工衛星の移動により、送信ビームのターゲット上の照射スポットが、受信視野からはずれ、受信S/N比が劣化することが考えられる。このビーム照射スポットトレーサー11は、受信光学系10における受信視野を、送信ビームのターゲット上の照射スポットにトレースさせ、照射スポットが常に受信視野内に入るように受信光学系10を制御する機能を有している。図1では、受信光学系10全体をビーム照射スポットトレーサー11により受信視野制御する構成となっているが、ポリゴンミラー方式やチップチルト方式により受信視野を制御する方式を採用してもよい。また、制御においては、人工衛星の飛行姿勢や飛行速度が既知である場合には、これらの情報を先見情報として利用した制御を行うことができる。これらの先見情報がない場合は、別途モニタ用カメラを用意し、このカメラ画像をもとに制御を行っても良い。
つぎに、この実施の形態1に係る差分吸収ライダ装置の動作について図面を参照しながら説明する。図2は、この発明の実施の形態1に係る差分吸収ライダ装置の信号処理器において得られる周波数スペクトルを示す図である。
まず、光源1aと1bとから、CW光信号を送信する。このとき、上述したように、送信する光周波数は、光源1aについてはfON、光源1bについてはfOFFであり、各々異なっている。
次に、光分配器3aと3bとにより、光源1aおよび1bからの光信号を各々3つに分配して、一つを波長モニタ用として波長ロック回路2に、一つをローカル光として光合波器5bに、残りの一つを、光分配器3aについては光合波器5aに、光分配器3bについては周波数シフタ4aに各々送る。このとき、波長ロック回路2は、光分配器3aおよび3bからの光信号の波長をモニタし、光源1aおよび1bの送信光波長が所望の値、つまりλONおよびλOFFに保持されるように、つまり光周波数がfONおよびfOFFに保持されるように、光源1aおよび1bに対して制御をかける。
次に、光合波器5bにより、光分配器3aおよび3bからのローカル光信号を合波して、光合波器5cに送る。これにより、光合波器5cに入力されるローカル光信号には、光周波数fONおよびfOFFの2成分が含まれることとなる。
次に、周波数シフタ4aにより、光分配器3bからの光信号に対し、ある所定の周波数シフトf1を与えて周波数をfOFF+f1とした後、光合波器5aにこの光信号を送る。
次に、光合波器5aにより、光分配器3aからの光信号と周波数シフタ4aからの光信号を合波し、周波数シフタ4bに送る。周波数シフタ4bにより、光合波器5aからの光信号に対し、ある所定の周波数シフトf2を与える。これにより周波数シフタ4bからの出力には、周波数fON+f2、およびfOFF+f1+f2の、2つの光周波数の光信号が含まれている。
次に、周波数シフトを与えた後の光信号を、光アンプ6に送る。光アンプ6により、入力された光信号を増幅し、送信光学系7に送る。この送信光学系7は、送受分離部8を介してビームエクスパンダー9に光信号を送る。次に、ビームエクスパンダー9により、送受分離部8からの光信号を所定のビーム形状に成形して空間中に放射する。
以上の動作により、空間中には、光周波数fON+f2、およびfOFF+f1+f2の2つの光周波数の光信号を放射することとなる。なお、空間中に放射する2波長の光信号の送信パワーは、必ずしも同一である必要はないが、以下説明を簡単にするため、同一の送信パワーで放射するものとして説明を行う。
空間中に放射された2波長の光信号間には、計測対象となる気体に関する吸収係数が異なるため、空間中を伝搬する過程における減衰量に差が生じる。したがって、上記2波長、つまり2周波数の光信号間では、当該装置からターゲットまでの伝搬過程、ターゲットで散乱された後、当該装置で受信されるまでの伝搬過程の各々において上記減衰量の差が生じる。つまり、同じ送信パワーで2波長、つまり2周波数成分を送信した場合でも、受信光量においても、2成分間で差が生じる。
さらに、当該装置が人工衛星等の移動体に搭載されていて当該装置が移動する場合や、ターゲットが風に乗って移動するような場合においては、移動に伴って光周波数にドップラー周波数シフトが生じる。このドップラー周波数シフトは、同じ移動速度においても、光周波数に依存して異なる値となる。しかし、fONおよびfOFFの値を非常に近い値に選択しておくことで、各波長に関するドップラー周波数シフトはほぼ同じ値となる。ここではこのように、fONおよびfOFFの値を非常に近い値に選択するものとし、ある移動速度に対し同じドップラー周波数シフトfdが生じるものとする。
ビームエクスパンダー9により、ターゲットからの散乱光を受信して、送受分離部8および受信光学系10を介して光ファイバに結合させ、受信光を光合波器5cに送る。このとき、ビーム照射スポットトレーサー11により受信光学系10を逐次制御して、送信ビームの照射スポットが受信視野内に入るようにし、受信効率を高い値に保持しておく。
次に、光合波器5cにより、光合波器5bからのローカル光と上記受信光とを合波した後、光受信機12に送る。
次に、光受信機12により、光合波器5cからの光信号、つまり、ローカル光と受信光とを、ヘテロダイン検波する。このとき、ローカル光には、光周波数fONおよびfOFFの成分が含まれており、受信光には、光周波数fON+f2+fdおよびfOFF+f1+f2+fdの成分が含まれている。ヘテロダイン検波して得られた電気信号には、受信光の周波数とローカル光の周波数の差周波成分が含まれることとなる。つまり、ヘテロダイン検波して得られた電気信号には、周波数f2+fd、f1+f2+fd、fOFF−fON+f1+f2+fd、およびfON−fOFF+f2+fdの4成分が含まれることとなる。
このとき、fON−fOFFの絶対値に対し、f1、f2、fd、およびf1+f2+fdの値が十分小さい場合においては、上記4成分中、前半の2成分と後半の2成分の値は大きく異なる。光受信機12の受信周波数帯域を、想定される最大のドップラー周波数シフトをfd’とし、f1+f2+fd’以下に制限することで、光受信機12から出力される電気信号には、周波数f2+fdおよびf1+f2+fdの2つの周波数成分のみが含まれることとなる。この内、周波数f2+fdの成分は、光周波数fONの成分についてヘテロダイン検波して得られた信号であり、周波数f1+f2+fdの成分は、光周波数fOFFの成分についてヘテロダイン検波して得られた信号である。
なお、通常、光周波数fONおよびfOFFは光キャリア周波数のオーダーで、百テラヘルツのオーダーであり、差分吸収ライダ装置で使用する2周波数の周波数差は、小さくともGHz以上である。それに対し周波数シフタ4a、4bのシフト周波数f1およびf2は10〜100MHz程度、ドップラー周波数シフトは1m/sあたり数MHz程度であるので、fON−fOFFの絶対値に対し、f1、f2、fd、およびf1+f2+fdの値は、十分に小さいと考えて差し支えない。したがって、光受信機12の受信周波数帯域に上記制限を与えることで、周波数fOFF−fON+f1+f2+fd、およびfON−fOFF+f2+fdの成分を除去することが可能となる。
そして、信号処理器13により、光受信機12からのヘテロダイン検波後の電気信号を信号処理する。具体的には、まず、上記電気信号をA/D変換し、FFTをはじめとしたスペクトル解析手段により周波数スペクトルを求める。このときに得られる周波数スペクトルについて、図2を用いて説明する。
図2から分かるように、この周波数スペクトルには、光周波数fONに関する成分である周波数f2+fd、および光周波数fOFFに関する成分であるf1+f2+fdの2成分が含まれる。
当該装置−ターゲット間の空間に、計測対象となる気体ほとんど存在しない場合、2波長が空間中の伝搬過程において受ける吸収の影響はいずれも殆どないので、上記周波数スペクトルにおいて、上記2成分の強度はほぼ同じとなる。それに対し、当該装置−ターゲット間の空間に、計測対象となる気体が高濃度で存在する場合、2波長が空間中の伝搬過程において受ける吸収の影響は大きく、これに伴い、上記スペクトルにおける2成分の強度にも大きな差が生じる。具体的には、波長λON、つまり光周波数fONに対応する周波数f2+fdの成分の強度が、波長λOFF、つまり光周波数fOFFに対応する周波数f1+f2+fdの成分の強度と比較して、顕著に小さくなる。この強度の差異は、2波長の受信光量の差異と対応づけることができ、この受信光量の差異は2波長の空間中における計測対象となる気体に関する吸収量の差異に対応づけることができ、さらに、この吸収量の差異は空間中における気体濃度と対応づけることができる。したがって、上記強度の差異から、空間中における計測対象となる気体の濃度を検出することが可能となる。
以上に説明したこの実施の形態1に係る差分吸収ライダ装置では、2つの波長λONおよびλOFF、つまり光周波数fONおよびfOFFの光信号を同時に送受する。したがって、例えばこの差分吸収ライダ装置が航空機等の移動体に搭載されており、放射された光信号のターゲット上での照射スポットが逐次変化し、ターゲットの反射率が逐次変化してしまう場合においても、常に2波長成分が同じスポット、つまり同じ反射率の位置に照射されるので、移動体に搭載された場合においても高い精度で計測対象となる気体濃度を検出できる。
さらに、この実施の形態1に係る差分吸収ライダ装置では、信号処理器13において求めた周波数スペクトルにおいて、波長λONおよびλOFFに関する2成分の周波数差が、ドップラー周波数シフトfdの値に関係なく、常にf2であり、常に波長λOFFに関する成分の方が大きい値となる。したがって、このような関係を先見情報として用いることにより、特に未知のドップラー周波数シフトが発生する場合において周波数スペクトルにおける各成分の検出のしやすさが向上し、より正確な濃度検出が可能となる。例えば、上記周波数スペクトルにおいて雑音レベルが高く、上記2波長の成分を検出しにくいような場合においても、上記周波数スペクトルにおける上記2波長成分の差周波が既知であれば、この情報を利用することで周波数スペクトルにおける各成分の検出のしやすさが向上する。
なお、上述した実施の形態1に係る差分吸収ライダ装置では、周波数シフタ4aおよび4bが、送信光側に配置されているが、これらが送信光側ではなく、図3に示すように、ローカル光側に配置されていても、同じ動作原理により、同様の効果を有することとなる。
また、この実施の形態1に係る差分吸収ライダ装置では、CWのレーザ光信号を送受しているため、ターゲットの距離を特定する機能を有していないが、周波数シフタ4aおよび4bを図1に示すように送信光側に配置しておき、図示しないパルス駆動回路(パルス駆動手段)により周波数シフタ4bを駆動する際にパルス的な駆動を行い、パルス光信号を送受するようにすれば、距離特定機能を兼ね備えることも可能となる。
さらに、この実施の形態1に係る差分吸収ライダ装置では、ビーム照射スポットトレーサー11を有しているので、例えば人工衛星に当該装置を搭載して高速に移動しながらの計測となる場合においても、送受信間に送信ビームの照射スポットが受信視野内に保持され、受信効率が低下することがない。
この発明の実施の形態1に係る差分吸収ライダ装置の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る差分吸収ライダ装置の信号処理器において得られる周波数スペクトルを示す図である。 この発明の実施の形態1に係る差分吸収ライダ装置の別の構成を示す図である。
符号の説明
1a、1b 光源、2 波長ロック回路、3a、3b 光分配器、4a、4b 周波数シフタ、5a、5b、5c 光合波器、6 光アンプ、7 送信光学系、8 送受分離部、9 ビームエクスパンダー、10 受信光学系、11 ビーム照射スポットトレーサー、12 光受信機、13 信号処理器。

Claims (7)

  1. ターゲットに関する吸収係数が大きい第1の波長、及び前記第1の波長に対応する第1の周波数を持つ第1のCW送信光信号及び第1のCWローカル光信号を発生するとともに、前記ターゲットに関する吸収係数が小さい第2の波長、及び前記第2の波長に対応する第2の周波数を持つ第2のCW送信光信号及び第2のCWローカル光信号を発生する光信号発生手段と、
    前記第2のCW送信光信号に第1の周波数シフトを与えるとともに、前記第1のCW送信光信号及び前記第1の周波数シフトを与えた第2のCW送信光信号に第2の周波数シフトを与える周波数シフト手段と、
    前記周波数シフト手段から出力された2波長の光信号を所定のビーム形状に成形して空間中に放射する放射手段と、
    前記空間中に存在する前記ターゲットからの散乱光を受信光として受信する光受信手段と、
    送信ビームのターゲット上の照射スポットが受信視野内に入るように前記光受信手段を逐次制御するビーム照射スポットトレーサーと、
    前記光信号発生手段から出力された前記第1及び第2のCWローカル光信号と前記光受信手段から出力された前記受信光とをヘテロダイン検波して電気信号に変換し、前記電気信号から前記第1及び第2の周波数に対応する前記第2及び第1の周波数シフト成分を抽出し、前記第2及び第1の周波数シフト成分の強度の差異から前記ターゲットの濃度を検出する濃度検出手段と
    を備えたことを特徴とする差分吸収ライダ装置。
  2. 前記光信号発生手段は、
    ターゲットに関する吸収係数が大きい第1の波長を持つ第1のCW光信号を発生する第1の光源と、
    前記ターゲットに関する吸収係数が小さい第2の波長を持つ第2のCW光信号を発生する第2の光源と、
    前記第1の光源から出力される前記第1のCW光信号を波長モニタ用第1のCW光信号、第1のCW送信光信号及び第1のCWローカル光信号に分配する第1の光分配器と、
    前記第2の光源から出力される前記第2のCW光信号を波長モニタ用第2のCW光信号、第2のCW送信光信号及び第2のCWローカル光信号に分配する第2の光分配器と、
    前記第1及び第2の光分配器から出力される前記波長モニタ用第1及び第2のCW光信号の波長を監視し、前記第1及び第2の波長に保持されるように、前記第1及び第2の光源を制御する波長ロック回路とを含み、
    前記放射手段は、
    前記周波数シフト手段から出力された2波長の光信号を増幅する光アンプと、
    前記光アンプから出力された2波長の光信号を送受分離部へ送る送信光学系と、
    前記送受分離部から出力された2波長の光信号を所定のビーム形状に成形して空間中に放射するビームエクスパンダーとを含み、
    前記光受信手段は、
    前記空間中に存在する前記ターゲットからの散乱光を受信光として受信して前記送受分離部へ送る前記ビームエクスパンダーと、
    前記送受分離部から出力された前記受信光を前記濃度検出手段へ送る受信光学系とを含み、
    前記濃度検出手段は、
    前記光信号発生手段から出力された前記第1及び第2のCWローカル光信号を合波する第2の光合波器と、
    前記第2の光合波器から出力され合波された第1及び第2のCWローカル光信号と前記光受信手段から出力された前記受信光とを合波する第3の光合波器と、
    前記第3の光合波器から出力された前記第1及び第2のCWローカル光信号と前記受信光とをヘテロダイン検波して電気信号に変換する光受信機と、
    前記電気信号から前記第1及び第2の周波数に対応する前記第2及び第1の周波数シフト成分を抽出し、前記第2及び第1の周波数シフト成分の強度の差異から前記ターゲットの濃度を検出する信号処理器とを含む
    ことを特徴とする請求項1記載の差分吸収ライダ装置。
  3. 前記周波数シフト手段は、
    前記光信号発生手段から出力された前記第2のCW送信光信号に第1の周波数シフトを与える第1の周波数シフタと、
    前記光信号発生手段から出力された前記第1のCW送信光信号と前記第1の周波数シフタから出力され前記第1の周波数シフトを与えた第2のCW送信光信号とを合波する第1の光合波器と、
    前記第1の光合波器から出力され合波された光信号に第2の周波数シフトを与える第2の周波数シフタとを含む
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の差分吸収ライダ装置。
  4. 前記周波数シフト手段は、
    前記第2の周波数シフタをパルス駆動するパルス駆動手段をさらに含む
    ことを特徴とする請求項3記載の差分吸収ライダ装置。
  5. ターゲットに関する吸収係数が大きい第1の波長、及び前記第1の波長に対応する第1の周波数を持つ第1のCW送信光信号及び第1のCWローカル光信号を発生するとともに、前記ターゲットに関する吸収係数が小さい第2の波長、及び前記第2の波長に対応する第2の周波数を持つ第2のCW送信光信号及び第2のCWローカル光信号を発生する光信号発生手段と、
    前記光信号発生手段から出力された2波長の光信号を所定のビーム形状に成形して空間中に放射する放射手段と、
    前記空間中に存在する前記ターゲットからの散乱光を受信光として受信する光受信手段と、
    送信ビームのターゲット上の照射スポットが受信視野内に入るように前記光受信手段を逐次制御するビーム照射スポットトレーサーと、
    前記第2のCWローカル光信号に第1の周波数シフトを与えるとともに、前記第1のCWローカル光信号及び前記第1の周波数シフトを与えた第2のCWローカル光信号に第2の周波数シフトを与える周波数シフト手段と、
    前記周波数シフト手段から出力された前記第1及び第2のCWローカル光信号と前記光受信手段から出力された前記受信光とをヘテロダイン検波して電気信号に変換し、前記電気信号から前記第1及び第2の周波数に対応する前記第2及び第1の周波数シフト成分を抽出し、前記第2及び第1の周波数シフト成分の強度の差異から前記ターゲットの濃度を検出する濃度検出手段と
    を備えたことを特徴とする差分吸収ライダ装置。
  6. 前記光信号発生手段は、
    ターゲットに関する吸収係数が大きい第1の波長を持つ第1のCW光信号を発生する第1の光源と、
    前記ターゲットに関する吸収係数が小さい第2の波長を持つ第2のCW光信号を発生する第2の光源と、
    前記第1の光源から出力される前記第1のCW光信号を波長モニタ用第1のCW光信号、第1のCW送信光信号及び第1のCWローカル光信号に分配する第1の光分配器と、
    前記第2の光源から出力される前記第2のCW光信号を波長モニタ用第2のCW光信号、第2のCW送信光信号及び第2のCWローカル光信号に分配する第2の光分配器と、
    前記第1及び第2の光分配器から出力される前記波長モニタ用第1及び第2のCW光信号の波長を監視し、前記第1及び第2の波長に保持されるように、前記第1及び第2の光源を制御する波長ロック回路とを含み、
    前記放射手段は、
    前記光信号発生手段から出力された前記第1のCW送信光信号と前記第2のCW送信光信号とを合波する第1の光合波器と、
    前記第1の光合波器から出力された2波長の光信号を増幅する光アンプと、
    前記光アンプから出力された2波長の光信号を送受分離部へ送る送信光学系と、
    前記送受分離部から出力された2波長の光信号を所定のビーム形状に成形して空間中に放射するビームエクスパンダーとを含み、
    前記光受信手段は、
    前記空間中に存在する前記ターゲットからの散乱光を受信光として受信して前記送受分離部へ送る前記ビームエクスパンダーと、
    前記送受分離部から出力された前記受信光を前記濃度検出手段へ送る受信光学系とを含み、
    前記濃度検出手段は、
    前記周波数シフト手段から出力された第1及び第2のCWローカル光信号と前記光受信手段から出力された前記受信光とを合波する第3の光合波器と、
    前記第3の光合波器から出力された前記第1及び第2のCWローカル光信号と前記受信光とをヘテロダイン検波して電気信号に変換する光受信機と、
    前記電気信号から前記第1及び第2の周波数に対応する前記第2及び第1の周波数シフト成分を抽出し、前記第2及び第1の周波数シフト成分の強度の差異から前記ターゲットの濃度を検出する信号処理器とを含む
    ことを特徴とする請求項5記載の差分吸収ライダ装置。
  7. 前記周波数シフト手段は、
    前記光信号発生手段から出力された前記第2のCWローカル光信号に第1の周波数シフトを与える第1の周波数シフタと、
    前記光信号発生手段から出力された前記第1のCWローカル光信号と前記第1の周波数シフタから出力され前記第1の周波数シフトを与えた第2のCWローカル光信号とを合波する第2の光合波器と、
    前記第2の光合波器から出力され合波された光信号に第2の周波数シフトを与える第2の周波数シフタとを含む
    ことを特徴とする請求項5又は6記載の差分吸収ライダ装置。
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