JP2007332848A - 電動送風機 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、上記の課題に対処し、冷却が良く行なわれ、騒音の低減も良く行なわれる電動送風機を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、電動機部と送風機部とを備え、前記電動機部は、ステータとロータを有し、前記送風機部は、ファンと、前記ファンが吐出した空気の流を外周方向に導くようにファンの周囲を囲うように配置された複数のディフューザが形成される通風案内部材と、前記ファンおよび前記通風案内部材を覆うファンケーシングカバーを有するところの電動送風機において、前記ステータは、内側にステータコアを支持する内側ケーシングと、前記内側ケーシングを内置し、内側ケーシング外周との間に前記通風案内部材を通過した空気を流すケーシング通風路を形成する外側ケーシングと、前記ケーシング通風路を流れて内側ケーシング内に流入した空気を前記外側ケーシングの外に排出するケーシング排出通路を有することを特徴とする。
【選択図】図3
【解決手段】本発明は、電動機部と送風機部とを備え、前記電動機部は、ステータとロータを有し、前記送風機部は、ファンと、前記ファンが吐出した空気の流を外周方向に導くようにファンの周囲を囲うように配置された複数のディフューザが形成される通風案内部材と、前記ファンおよび前記通風案内部材を覆うファンケーシングカバーを有するところの電動送風機において、前記ステータは、内側にステータコアを支持する内側ケーシングと、前記内側ケーシングを内置し、内側ケーシング外周との間に前記通風案内部材を通過した空気を流すケーシング通風路を形成する外側ケーシングと、前記ケーシング通風路を流れて内側ケーシング内に流入した空気を前記外側ケーシングの外に排出するケーシング排出通路を有することを特徴とする。
【選択図】図3
Description
本発明は、電気掃除機に使用される電動送風機に係わり、特にファンの排気を利用して冷却が良く行なわれる電動送風機に関するものである。
電動送風機は、特許文献1(特開2005−65913号公報)等記載されている。
電動送風機は、電気掃除機の吸塵に使用されるもので、強い吸込みが要求される。電動機部と送風機部を有する電動送風機は、送風機部より排出された排気で電動機部を強制的に冷却し、電動機部の小型化、高出力化を実現している。
電動送風機は、送風機部の排気を電動機部のケーシング内に流通させて冷却をしているのが一般的である。
先に挙げた特許文献1に示す電動送風機は、電動送風機全体を覆うケースを有する。そして、ケースと電動送風機の間に排気流が流れる迂回路を設け、電動機部のケーシングの内外に分流させた排気を迂回路に流通させてから外部に排出している。
この特許文献1の電動送風機は騒音の低減を図るものであるが、必ずしも十分でない。また、電動機部の冷却に関する記載はないが、構造面から見て冷却も不十分である。
本発明は、上記の課題に対処し、冷却が良く行なわれ、騒音の低減も良く行なわれる電動送風機を提供することを目的とする。
本発明は、電動機部と送風機部とを備え、前記電動機部は、ステータとロータを有し、前記送風機部は、ファンと、前記ファンが吐出した空気の流を外周方向に導くようにファンの周囲を囲うように配置された複数のディフューザが形成される通風案内部材と、前記ファンおよび前記通風案内部材を覆うファンケーシングカバーを有するところの電動送風機において、前記ステータは、内側にステータコアを支持する内側ケーシングと、前記内側ケーシングを内置し、内側ケーシング外周との間に前記通風案内部材を通過した空気を流すケーシング通風路を形成する外側ケーシングと、前記ケーシング通風路を流れて内側ケーシング内に流入した空気を前記外側ケーシングの外に排出するケーシング排出通路を有することを特徴とする。
本発明によれば、騒音が低減され、電動機部の冷却が良く行なわれる電動送風機を提供できる。
本発明の実施例を説明する前に、本発明の実施例に係わる電動送風機を内置できる電気掃除機の概要、および従来の電動送風機の概要を図1、図22を引用して説明する。
図1に示すように、電気掃除機本体は、ホース継手1001、集塵室1002、集塵室1002内に置かれる紙パック(集塵袋)1003、集塵フィルタ1004、電動機室1005、電動機室1005内に置かれる電動送風機1006、電動送風機1006を防振支持する防振ゴム1007、電動送風機1006に隣接して置かれるコードリール1008を有する。
図22に示すように電動送風機1006は、電動機部2100と、送風機部2200を有する。
電動機部2100は、ステータ2110と、ロータ2120を有する。
ステータ2110は、ケーシング2111と、ケーシング2111の内側に固定支持されるステータコア2112と、エンドブラケット2113と、ブラシ2114とを有する。
ロータ2120は、ロータコイルを巻装するロータコア2121と、回転軸2122と、コンミテータ2123を有する。
送風機部2200は、回転軸2122に固定支持されるファン2201と、通風案内部材2202と、ファンケーシング2203を有する。ファンケーシング2203は、中央に吸込口2204を有する。
通風案内部材2202は、ファン2201の外周を囲うディフューザ2205と、ディフューザの反対側に設けたリターンガイド2206を有する。
ファン2201より吐出された空気は、通風案内部材2202のディフューザ2205、リターンガイド2206を流れてケーシング2111内に流入し、ステータ2110、およびロータ2120を冷却してケーシング2111の後部より排出される。
次に本発明の実施例について説明する。
まず、図2〜図18に示す実施例について説明する。
図2〜図4に示すように、電動送風機400は、電動機部100と、送風機部250を有する。
電動機部100は、ステータ101と、ロータ200を有する。
ステータ101は、内側ケーシング102と、内側ケーシング102を内置する外側ケーシング103と、内側ケーシング102の内側に固定支持されるステータコア104と、ブラシ105を有する。ステータコア104には、ステータコイル106が巻装される。
外側ケーシング103、および内側ケーシング102は、一方が開口し、他方が閉じた円筒形のカップ形状を有している。外側ケーシング103と内側ケーシング102は鋼板で形成される。外側ケーシング103は、プラスチックでも形成できる。
ステータ101は、鋼板で形成された外側ケーシング103、および内側ケーシング102の二重ケーシングになっているので、丈夫である。
ステータ101は、鋼板で形成された外側ケーシング103、および内側ケーシング102の二重ケーシングになっているので、丈夫である。
閉じられたカップの底になる底部は、外側ケーシング103と内側ケーシング102が接合されている。この接合部に施す点溶接やカシメ等により、外側ケーシング103と内側ケーシング102は結合されて一体化になっている。
ケーシング通風路107は、内側ケーシング102の外周と外側ケーシング103の外周との間に形成される。このケーシング通風路107は、ロータ200の回転軸心線方向に沿うように延在する。このケーシング通風路107を流れる空気により、ステータ101の外周側は冷やされる。内側ケーシング102に入った空気の流れるによっても冷却される。
図14〜図16に示すように、内側ケーシング102は開口側をベルマウス状に拡大したつば部108を有する。つば部108の外周と外側ケーシング103との間に、ケーシング通風路107に空気が流入する流入口109が設けられる。
連結リブ110は、つば部108の外周側と外側ケーシング103を結合する。つば部108から延びる連結リブ110を外側ケーシング103に溶接またはカシメ等により結合する。
多数の連結リブ110は等間隔に配置されるので、ケーシング通風路107に流れ込む空気は均等になり、冷却に偏りが生じない。連結リブ110は幅が狭いので、空気流入の抵抗が少ない。
内側ケーシング102と外側ケーシング103は、底部側、および開口側が溶接またはカシメ等により結合されるので、丈夫な二重構造のケーシングになる。また、二重構造のケーシング内を送風機部250から吐出した空気が流れるので、冷却が良く行われ、かつ騒音の低減も良く行なわれる。
図3、図4、図12、図13、図16に示すように、内側ケーシング102は、底部中央に外向きに押し出した軸受支持部160を有する。
内側ケーシング102は、開口側にエンドブラケット111を有する。
このエンドブラケット111は細長の鋼板で形成され、両端が内側ケーシング102のつば部107にネジ等で固定される。エンドブラケット111の中央には、外向きに押し出した軸受支持部112を有する。
ロータ200は、図3〜図5、図12、図13に示すように、ロータコイル201を巻装するロータコア202と、回転軸203と、コンミテータ204を有する。
回転軸203の軸受113、114は、軸受支持部160、軸受支持部112に嵌め込み支持される。
ロータ200は、軸受113、114によりステータ101に回転自在に支持される。コンミテータ204の外周には、ブラシ105が摺接する。ブラシ105、コンミテータ204を通じてロータコイル201に電気が供給され、ロータ200は回転する。
電動送風機400の電動機部100は、いわゆる整流子電動機で、10000RPM程度の高速で回転する。電動機部100の発熱、送風機部250の騒音を抑える対策が必要である。二重構造のケーシングとし、二重構造の間に設けたケーシング通風路107に送風機部250から吐き出された空気を流通させることで、冷却効果と騒音阻止が向上する。
送風機部250は、図6〜図18に示すように、ファン251と、通風案内部材252と、ファンケーシングカバー253を有する。ファン251は、回転軸203に固定支持される。
ファン251は、遠心ファンで多数のファンブレード(図示せず)を有する。ファンブレードは、湾曲した形状を有し、外周側がファン251の回転方向P(図6.図7)の後方に向かうように設けられている。
ファン251は中央に吸込口254を有する。この吸込口254より吸い込まれて空気は、ファンブレードの働きにより遠心力を受けて外周方向に吐出される。
通風案内部材252は、図6、図7、図10、図11に示すように、一方に多数のディフューザ255が、他方に多数のリターンガイド256が形成される。
ディフューザ255は、ファン251の外周を囲うように配置される。ディフューザ255は湾曲した形状を有し、外周側がファン251の回転方向に向って行くように形成される。
ディフューザ255の外周側に変更流路257が存在する。変更流路257は、ディフューザ255の外周から流出した空気の流れ方向を折り曲げ、ケーシング通風路107の方向に空気の流れを向かわせる。
通風案内部材252は、隣接するディフューザ255の間に跨るところの外径が小さくなっている。このため、ディフューザ255の外周側には、隣り合うディフューザ255の間に跨るところに変更流路257が形成される。
リターンガイド256は、ディフューザ255の反対側に存在する。リターンガイド256は、本来はディフューザ255を流出した空気の流れ込みが行なわれる。本実施例では、リターンガイド256の外周を閉鎖する環状の閉鎖部258を設けた。
この閉鎖部258の外径は、通風案内部材252の小外径のところと同径になっている。
この閉鎖部258により、リターンガイド256の本来の機能はなくなった。閉鎖部258で閉鎖されたリターンガイド256の外周には流路259ができる。この流路259を経て、変更流路257からケーシング通風路107に向かう空気は流れる。
本実施例で、機能が不要なリターンガイド256を有する通風案内部材252を用いるのは、従来の電動送風機に使われている部品や、成型用金型を利用できるようにしてコストを抑えることにある。
ファンケーシングカバー253は、図3、図4、図6〜図8に示すように、円筒部260と、側面部261とを有する。側面部261に中央には、ファンケーシング吸込口262が設けられる。ファン251の吸引作用によって、空気はファンケーシング吸込口262より吸い込まれる。
側面部261が電動機部100の外側ケーシング103の外周に嵌合してファンケーシングカバー253は電動機部100に取り付けられる。
電動送風機400の組み立ては、次のようにして行なわれる。
電動機部100の組み立て後に、図12、図13に示すように、通風案内部材252が電動機部100に取り付けられる。この後、ファン251を回転軸203に固定支持し、ファンケーシングカバー253を通風案内部材252、ファン251にかぶせて電動機部100に取り付けることにより、組み立てが完了する。
ファンケーシングカバー253の内側角には、ディフューザ255の一部外周端が嵌合する。この嵌合により、通風案内部材252はセンタリングが良く行なわれた状態で固定され、ファン251の外周とディフューザ255の内周とのギャップが偏りなく揃い、送風機部250の性能が向上する。
また、通風案内部材252は、通風案内部材252の中央部を軸受支持部112に嵌合させてセンタリングするようにすることもできる。
先に述べた変更流路257は、ディフューザ255の外周側と円筒部260とで構成される。また、流路259は閉鎖部258とファンケーシングカバー253とで構成される。
ファンケーシングカバー253の円筒部260が外側ケーシング103の外周に嵌合するので、変更流路257および流路259とケーシング通風路107の流入口109との間では外周側の段差は殆どない。このため、変更流路257および流路259を流れる空気は、ケーシング通風路107に円滑に流れる。
ケーシング通風路107は、図3、図4、図6、図14、図16に示すように、流入口109に比べ、径方向の幅が数倍大きい。つまり、空気の通路面積は、ケーシング通風路107が流入口109に比べ、格段に大きい。
このため、流入口109からケーシング通風路107に流入した空気の流れは、拡散して消音が図られる。これとともに減速して流通損失が低減される。
また、ケーシング通風路107内を流れる空気は、内側ケーシング102と外側ケーシング103に接触するので、電動機部100の発熱を吸熱して良く冷却する。
内側ケーシング流入口115は、図3、図4、図14〜図17に示すように、内側ケーシング102に設けられる。この内側ケーシング流入口115は、ファン251から離れた端部側(底部側)寄りに位置する。
ケーシング通風路107内を流れる空気は、内側ケーシング流入口115より内側ケーシング102に流入する。
ケーシング排出通路116は、図3〜図5、図12〜図18に示すように、ケーシング通風路107を貫き、内側ケーシング102と外側ケーシング103に渡されるように設けられる。
ステータコア104の外周に位置するよう設けられる4つのケーシング排出通路116は、内側ケーシング流入口115よりもファン251に近いところに位置するようになる。
内側ケーシング流入口115内を流れた空気は、ケーシング排出通路116を通過して電動送風機400の外部に排出される。
空気の流れは、内側ケーシング流入口115を通過する際に絞られた後、内側ケーシング102に流れ込んで拡散する。さらにケーシング排出通路116で絞られて空気が電動送風機400の外部に流出する過程における収縮、拡散の繰り替えしにより、消音がさらに図られる。このため、電動送風機400の騒音が大幅に低減される。
また、空気の流れは、ケーシング通風路107を通過後に内側ケーシング102、ケーシング排出通路116を通過する際に、ステータコア104、ステータコイル106、ロータに触れて更に吸熱が行なわれる。このため、電動機部100を更に良く冷却でき、電動送風機400の温度上昇を抑えることができる。
更に、前述したように、内側ケーシング流入口115がファン251から離れた内側ケーシング102の端部側に、ケーシング排出通路116が内側ケーシング流入口115よりもファン251に近いところに位置するので、電動機部100の内部を流れる空気の移動範囲が長くなる。
このため、電動送風機400の騒音がより多く低減され、冷却も多く行なわれるのである。
ステータコア104は、図4に示すように、外回りが四角形状(多角形状)をしている。ステータコア104の角部を除く平坦部は、内側ケーシング102の内周に接しない。ケーシング排出通路116の流入側がステータコア104の平坦部に位置するようにした。これにより、ケーシング排出通路116に流入する空気の流れは阻害されることなく円滑に行なわれ、通気風量が低下しないので電動送風機400の冷却が良く行なわれる。
ケーシング排出通路116は、図14〜図18に示すように、鋼材管で形成される。鋼材管で形成されるケーシング排出通路116の外郭は、空気の流れの上流側(流入口109側)に向く上流側端部が先細で下流側に向かって膨らみを増し、下流側端部が円弧で終わる形状をしている。ケーシング排出通路116は鋼管以外でも形成できる。
空気の流れに向く上流側端部が先細になっているので、丸いままのパイプと違い、ケーシング通風路107を流れる空気の流通抵抗が少なく、通気風量の低下を抑えることができる。
また、ケーシング排出通路116は、前述したディフューザ255とはロータ200の回転軸心線方向でずれたところに位置している。そのずれた位置で、ケーシング排出通路116の外郭は、先細の上流側端部が湾曲しているディフューザ255の外周側端部と向き合うように設けられている。
ディフューザ255から吐出された空気の流れは、ディフューザ255の湾曲形状に沿って旋回しながらケーシング排出通路116に流入する。ケーシング排出通路116の上流側端部がディフューザ255の外周側端部と向き合っているので、旋回しながら流れて来る空気の流れを、背けることなく円滑に導き入れることができる。
このため、空気の流れが円滑に行なわれ、通気風量の低下を抑えることができる。
さらに、ケーシング排出通路116の外郭は、下流側に向かって膨らみを増す形状をしているが、それに加え、回転軸心線方向に沿うように下流側端部が向き変えされている。
このため、ケーシング排出通路116の外郭により、旋回を解かれて整流された空気の流れは、回転軸心線方向に沿う方向の円滑な流れになる。
また、ケーシング排出通路116は、ケーシング通風路107との気密が保たれているので、ケーシング通風路107を流れる空気がリークする短絡の流れが生じなく、冷却が良く行なわれる。
ケーシング通風ガイド117は、図15、図17、図18に示すように、ケーシング排出通路116の間に複数個設けられている。
このケーシング通風ガイド117は、厚みの薄い湾曲した形状をしている。ケーシング通風ガイド117の上流側端部は、ディフューザ255の外周側端部と向き合うように設けられている。
ディフューザ255から吐出された空気の流れは、ディフューザ255の湾曲形状に沿って旋回しながらケーシング排出通路116に流入する。ケーシング通風ガイド117の上流側端部がディフューザ255の外周側端部と向き合っているので、旋回しながら流れて来る空気の流れを、背けることなく円滑に導き入れることができる。
このため、空気の流れが円滑に行なわれ、通気風量の低下を抑えることができる。
また、ケーシング通風ガイド117は、回転軸心線方向に沿うように下流側端部が向き変えされている。つまり、ケーシング通風ガイド117は、ディフューザ255の湾曲とは逆の湾曲になっている。
このため、ケーシング通風ガイド117により、旋回を解かれて整流された空気の流れは、回転軸心線方向に沿う方向の円滑な流れになる。
ケーシング排出通路116、ケーシング通風ガイド117により、空気の流れは回転軸心線方向に沿う方向の円滑な流れになるので、通気風量の低下を抑えることができる。
ケーシング排気口118は、図2、図3に示すように、外側ケーシング103の底部側端部に設けられる。ケーシング通風路107内を流れる空気は、一部がこのケーシング排気口118から電動送風機400の外部に排出される。
ケーシング排気口118の大きさを変えることで、内側ケーシング流入口115から内側ケーシング102内に流入する空気の量が変えられる。ケーシング排気口118を閉じ、ケーシング通風路107を流れる全部の空気が内側ケーシング102内に流れ込むようにすることも必要に応じ可能である。
上記では、内側ケーシング102、外側ケーシング103ともに鋼板材で作ることを述べたが、外側ケーシング103、ケーシング排出通路116、ケーシング通風ガイド117を合成樹脂で一体に形成することにより、製作製を向上させることができる。合成樹脂を用いて部体で形成し、超音波溶接することも可能である。
また、この実施例で述べた電動送風機400は、電動機部100と送風機部250が同じ外径をもつ形状を有する。送風機部が電動機部よりも径大になっている従来の電動送風機に比べ、外形が単純で取り扱い易いメリットがある。
次に、他の実施例について、図19〜図21を引用して述べる。
この実施例の特徴は、通風案内部材252が先に述べた実施例と違ってリターンガイドがなく、ディフューザ255だけを有するところにある。他は先に述べた実施例と共通で変わるところはない。
通風案内部材252にリターンガイドがないので、リターンガイドの回転軸心線方向の長さ分だけ、電動送風機400の大きさを縮小で小型化の良さがある。
リターンガイドの長さ分だけ、空気の流れる範囲が短くなる。しかし、通風案内部材252は、全体が合成樹脂で作られているので、冷却効果に影響を来たすことはない。
100…電動機部、250…送風機部、101…ステータ、200…ロータ、251…ファン、255…ディフューザ、252…通風案内部材、253…ファンケーシングカバー、400…電動送風機、102…内側ケーシング、107…ケーシング通風路、103…外側ケーシング、116…ケーシング排出通路。
Claims (13)
- 電動機部と送風機部とを備え、
前記電動機部は、ステータとロータを有し、
前記送風機部は、ファンと、前記ファンが吐出した空気の流を外周方向に導くようにファンの周囲を囲うように配置された複数のディフューザが形成される通風案内部材と、前記ファンおよび前記通風案内部材を覆うファンケーシングカバーを有するところの電動送風機において、
前記ステータは、内側にステータコアを支持する内側ケーシングと、前記内側ケーシングを内置し、内側ケーシング外周との間に前記通風案内部材を通過した空気を流すケーシング通風路を形成する外側ケーシングと、前記ケーシング通風路を流れて内側ケーシング内に流入した空気を前記外側ケーシングの外に排出するケーシング排出通路を有することを特徴とする電動送風機。 - 電動機部と送風機部とを備え、
前記電動機部は、ステータとロータを有し、
前記送風機部は、ファンと、前記ファンが吐出した空気の流を外周方向に導くようにファンの周囲を囲うように配置された複数のディフューザが形成される通風案内部材と、前記ファンおよび前記通風案内部材を覆うファンケーシングカバーとを有するところの電動送風機において、
前記ステータは、内側にステータコアを支持する内側ケーシングと、前記内側ケーシングを内置する外側ケーシングとを有し、
さらに前記ステータは、前記通風案内部材の外周側と前記ファンケーシングカバーの内周との間に存在し、前記ディフューザを流出した空気の流れを前記ファンの回転軸心線方向に変える変更流路と、前記内側ケーシングの外周と前記外側ケーシングの内周との間に形成されたケーシング通風路とを有し、
前記変更流路の流出側と前記ケーシング通風路の流入側が前記回転軸心線方向に沿って対向し、連通していることを特徴とする電動送風機。 - 請求項2記載の電動送風機において、
前記ケーシング通風路を流れて前記内側ケーシング内に流入した空気を前記外側ケーシングの外に排出するケーシング排出通路を有することを特徴とする電動送風機。 - 請求項1または3記載の電動送風機において、
前記内側ケーシングは、前記ケーシング通風路に流れた空気を内側ケーシング内に導く内側ケーシング流入口を有することを特徴とする電動送風機。 - 請求項4記載の電動送風機において、
前記内側ケーシング流入口は、前記ファンから離れた前記内側ケーシングの端側に位置することを特徴とする電動送風機。 - 請求項1または3記載の電動送風機において、
前記ケーシング排出通路は、前記ケーシング通風路を貫くように設けられ、ケーシング通風路との気密が保たれていることを特徴とする電動送風機。 - 請求項5記載の電動送風機において、
前記内側ケーシングは、前記ケーシング通風路に流れた空気を内側ケーシング内に導く内側ケーシング流入口を有し、
前記内側ケーシング流入口は前記ファンから離れた位置に、前記ケーシング排出通路は前記ファンに近い位置に配置されていることを特徴とする電動送風機。 - 請求項6記載の電動送風機において、
前記ディフューザは、外周側が前記ファンの回転方向に向かって延びる湾曲した形状を有し、
前記ケーシング排出通路を形成する外殻は、前記ケーシング通風路を流れる空気の上流側に向く上流側端部が先細で下流側に向かって膨らみを増し、下流側端が円弧で終わる形状を有することを特徴とする電動送風機。 - 請求項6記載の電動送風機において、
前記ディフューザは、外周側が前記ファンの回転方向に向かって延びる湾曲した形状を有し、
前記ケーシング排出通路を形成する外殻は、前記ケーシング通風路を流れる空気の上流側に向く上流側端部が前記回転軸心線方向に離間して前記ディフューザの外周側端部と向き合うように設けられていることを特徴とする電動送風機。 - 請求項6記載の電動送風機において、
前記ケーシング排出通路間に設けられたケーシング通風ガイドは、前記ケーシング通風路を流れる空気の上流側に向く上流側端部が前記回転軸心線方向に離間して前記ディフューザの外周側端部と向き合うように設けられていることを特徴とする電動送風機。 - 請求項10記載の電動送風機において、
前記ケーシング通風ガイドは、前記ケーシング通風路を流れる空気の下流側に向く下流側端部が前記回転軸心線方向に沿うように前記ディフューザの湾曲とは逆向きの湾曲を有することを特徴とする電動送風機。 - 請求項6記載の電動送風機において、
前記ステータコアは、前記内側ケーシングの内周に接しないところがある外回りが多角形状を有し、
前記内側ケーシングの内周に接しないところに前記ケーシング排出通路の流入側が位置することを特徴とする電動送風機。 - 請求項1または3記載の電動送風機において、
前記通風案内部材は、ディフューザが設けられている反対側に複数のリターンガイドを有し、
前記リターンガイドの外周を閉鎖する環状の閉鎖部を前記通風案内部材に設けたことを特徴とする電動送風機。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2006164604A JP2007332848A (ja) | 2006-06-14 | 2006-06-14 | 電動送風機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006164604A JP2007332848A (ja) | 2006-06-14 | 2006-06-14 | 電動送風機 |
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JP (1) | JP2007332848A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2006
- 2006-06-14 JP JP2006164604A patent/JP2007332848A/ja not_active Withdrawn
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