JP2007331432A - 燃料タンクへの部材取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐燃料透過性を向上させることが可能な燃料タンクへの部材取付構造を得る。
【解決手段】燃料タンク12の上面12Uの取付孔26において、テーパー面28からは、バリア層24Aが取付孔26の中心に向かって延出され、バリア層延出部30とされている。フロートバルブ16のバリア材36は、その先端面が、取付孔26のテーパー面28と平行となるように斜め形状とされた密着面40とされている。バリア層延出部30とバリア材36の接触面積が拡大するので、耐燃料透過性が向上する。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車等の車両に備えられる燃料タンクに、被取付部材を取り付けるための部材取付構造に関する。
自動車等の車両に備えられる燃料タンクとして、たとえば特許文献1には、燃料タンクの部品取付穴に露出している燃料透過防止層に、付属部品のボス部の外表面の燃料透過防止層を密着させて、タンク本体と付属部品との溶着部からの燃料の透過を防止できるようにした構造が記載されている。
しかし、この構造では、部品取付穴に露出する燃料透過防止層と、付属部品の燃料透過防止層との極わずかな接触であるため、接触面積が少なく接触状態が安定しないことがあり、燃料の耐透過性をさらに向上させることが望まれる。
特開2001−113963号公報
本発明は上記事実を考慮し、耐燃料透過性を向上させることが可能な燃料タンクへの部材取付構造を得ることを課題とする。
請求項1に記載の発明では、タンク本体材と、このタンク本体材の厚み方向の一部で耐燃料透過性を有するバリア層が重層されたタンク構成体で構成され、燃料が収容される燃料タンクと、前記バリア層を前記タンク本体材から延出させて形成されたバリア層延出部と、前記タンク本体に取り付けられる被取付部材を構成する被取付部材本体と、前記被取付部材本体に設けられ、タンク本体への取付状態で前記バリア層延出部に接触する接触部と、を有することを特徴とする。
すなわち、タンク本体を構成しているタンク構成体のバリア層は、一部がタンク本体材から延出されてバリア層延出部となっている。被取付部材のタンク本体への取付状態では、このバリア層延出部に接触部が接触しており、接触面積の拡大化により接触状態が安定する。このため、接触部分での燃料の透過を防止でき、耐燃料透過性が向上する。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、接触部が、耐燃料透過性を有するバリア材、であることを特徴とする。
すなわち、燃料タンクのバリア層に対し、被取付部材のバリア材が接触する。耐燃料透過性を有する部材どうしが接触するので、接触部分での耐燃料透過性がさらに向上する。
請求項3に記載の発明では、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記バリア層が、前記タンク本体材よりも溶融温度の高い材料で形成されていることを特徴とする。
したがって、タンク本体材のみを溶融させ、バリア層は溶融しないようにして、バリア層がタンク本体材から延出されたバリア層延出部を容易に形成できる。
本発明は上記構成としたので、耐燃料透過性を向上させることが可能な燃料タンクへの部材取付構造が得られる。
図1には、本発明の第1実施形態の燃料タンクへの部材取付構造(以下単に「部材取付構造」と略す)14が適用された燃料タンク12が示されている。また、図2には、部材取付構造14が拡大して示されている。本実施形態の部材取付構造14は、燃料タンク12の上面12Uに、被取付部材の一例であるフロートバルブ16を取り付ける場合に適用されるものである。
燃料タンク12は、2つの樹脂層22A、22Cと、これら樹脂層22A、22Cの間のバリア層24Aとが重層されたタンク構成体20で構成されており、たとえばブロー成形等によって、内部に燃料を収容可能な形状に形成されている。バリア層24Aは、たとえばEVOH(エチレンビニルアルコール)等、樹脂層22A、22Cよりも燃料透過性の低い(燃料が透過しづらい)材料で構成されており、このバリア層24Aが燃料タンク12の周囲に連続して配置されることで、燃料タンク12から外部への燃料の透過が防止されている。これに対し、樹脂層22A、22Cは、たとえば高密度ポリエチレン(HDPE)等、バリア層24Aよりも溶融温度の低い樹脂材料で構成されている。
図2に詳細に示すように、燃料タンク12の上面12Uには、本発明の被取付部材の一例であるフロートバルブ16を取り付けるための取付孔26が形成されている。取付孔26はフロートバルブ16に対応した形状(たとえば円形)で、タンク構成体20、すなわち樹脂層22A、22C及びバリア層24Aを貫通するように形成されており、その内周面は、燃料タンク12の外側から内側に向かって開口部分の直径D1(図3(B)参照)が漸減された(いわゆるすり鉢状)テーパー面28となっている。テーパー面28の略中央からは、バリア層24Aが析出しており、さらにバリア層24Aの一部は取付孔26の中心に向かって延出されたバリア層延出部30とされている。
取付孔26の周囲には、樹脂層22Aの厚みを局所的(本実施形態では取付孔26を取り囲む形状)に厚くした溶着部32が形成されている。溶着部32の上面32Uは溶着面とされ、燃料タンク12の上面12Uと平行になっている。
これに対し、本発明の被取付部材の一例であるフロートバルブ16は、燃料タンク12への取付用のカバー34と、このカバー34の内側に設けられたバリア材36と、で構成されている。
カバー34は、燃料タンク12の樹脂層22Aと溶着可能な材料(たとえば樹脂層22Aと同じHDPE(高密度ポリエチレン)等)で構成されている。そして、燃料タンク12への取付方向(矢印C1方向)の先端部には、部分的に拡径されてカバー34の最外周をなす溶着部38が形成されている。この溶着部38が、燃料タンク12の溶着部32に溶着されて、フロートバルブ16が燃料タンク12に、高い取付強度を維持して強固に取り付けられる。
バリア材36は、耐燃料透過性の高い材料(燃料タンク12のバリア層24Aと同材料でもよいが異なる材料でもよい)によって、カバー34(溶着部38)の内側に形成されている。バリア材36の矢印C1方向の先端面は、取付孔26のテーパー面28と平行となるように斜め形状とされた密着面40とされている。
この密着面40は、上記のように溶着部32、38が溶着された状態で、テーパー面28と密着するに十分な長さを有しており、本実施形態では特に、図2の断面で見たとき、密着面40の長さL1は、テーパー面28の長さL2と略等しくされている。そして、溶着部32、38が溶着することによって、溶着部分の矢印C1方向の長さ(ストローク)が短くなる。密着面40がテーパー面28を押すので、テーパー面28の近傍のタンク構成体20が矢印C1方向へわずかに撓み、バリア層延出部30とバリア材36との密着性が安定的に確保されるようになっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態の部材取付構造14では、上記したように、溶着部32、38を溶着させて、フロートバルブ16を燃料タンク12に強固に取り付けることができる。溶着は、タンク12の上面12Uと平行な面で行われているので、溶着代の設定や管理も容易となり、溶着強度を維持しやすい。
このとき、燃料タンク12のテーパー面28にはバリア層延出部30が形成されており、取付状態では、フロートバルブ16の密着面40がこのバリア層延出部30に広い面で接触しつつ、燃料タンク12のテーパー面28に向かって押されることになる。これにより、フロートバルブ16が燃料タンク12に取り付けられた状態で、バリア層延出部30とバリア材36とが安定的に、すなわち隙間なく密着し、耐燃料透過性が向上する。
特に、本実施形態では、燃料タンク12に、フロートバルブ16の取付方向(矢印C1方向)と対向する成分を有するテーパー面28を形成している。このようなテーパー面28がない構成(取付孔26の内面が矢印C1方向に沿っている)であっても、バリア層延出部30にバリア材36を接触させることは可能である。しかし、この構成では、溶着部32、38の溶着によるストロークの短縮化で、密着面40をテーパー面28に押し付けることは難しい。これに対し、本実施形態のようにテーパー面28が形成されていると、バリア層延出部30にバリア材36を押し付けてこれらの密着性を安定的に確保でき、好ましい。
また、かかる観点からは、図4に示す第2実施形態のように、燃料タンク12には、テーパー面28に代えてフロートバルブ16の取付方向と直交する直交面42を設定し、フロートバルブ16にも、直交面42と平行となる密着面44を設定してもよい。なお、図4の第2実施形態の構成において、図2と同一の構成要素、部材等については同一符号を付して、その詳細な説明を省略する。
本発明において、燃料タンク12に取付孔26を形成する方法(取付孔形成方向)も特に限定されないが、たとえば図2に示す形状の取付孔26では、図3に(A)から(B)へと順に示す方法を採用することができる。
この取付孔形成方法では、まず、図3(A)に示すように、取付孔26の内径が最も小さい部分(得られるテーパー面28の先端部分での直径D2を参照)に等しい内径を有する孔部62を形成する。孔部62の形成は、たとえば、穿孔具64を用いた機械加工等で行うことができる。
ついで、図3(B)に示すように、テーパー面28の形状に対応した先端形状を有する溶融ヘッド66を用いて、テーパー面28を形成する。このときの溶融ヘッド66の温度は、樹脂層22A、22Cの溶融温度よりも高く、バリア層24Aの溶融温度よりも低く設定されている。したがって、樹脂層22A、22Cのみが溶融し、バリア層24Aは溶融せずに析出するので、バリア層延出部30が得られる。このように、樹脂層22A、22Cとバリア層24Aの溶融温度の違いを利用することで、テーパー面28を有する取付孔26を容易に且つ確実に形成できる。また、バリア層24Aの析出代、すなわちバリア層延出部30の延出長の調整も容易にできる。
本発明の第1実施形態に係る燃料タンクへの部材取付構造が適用された燃料タンクの全体構成を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る燃料タンクへの部材取付構造を拡大して示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る燃料タンクへの部材取付構造において取付孔の形成方法を(A)〜(B)へと順に示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係る燃料タンクへの部材取付構造を拡大して示す断面図である。
符号の説明
12 燃料タンク
12U 上面
14 部材取付構造
16 フロートバルブ(被取付部材)
20 タンク構成体
22A、22C 樹脂層(タンク本体材)
24A バリア層
26 取付孔
28 テーパー面
30 バリア層延出部
32 溶着部
32U 上面
34 カバー(被取付部材本体)
36 バリア材(接触部)
38 溶着部
40 密着面
42 直交面
44 密着面
62 孔部
64 穿孔具
66 溶融ヘッド

Claims (3)

  1. タンク本体材と、このタンク本体材の厚み方向の一部で耐燃料透過性を有するバリア層が重層されたタンク構成体で構成され、燃料が収容される燃料タンクと、
    前記バリア層を前記タンク本体材から延出させて形成されたバリア層延出部と、
    前記タンク本体に取り付けられる被取付部材を構成する被取付部材本体と、
    前記被取付部材本体に設けられ、タンク本体への取付状態で前記バリア層延出部に接触する接触部と、
    を有することを特徴とする燃料タンクへの部材取付構造。
  2. 接触部が、耐燃料透過性を有するバリア材、であることを特徴とする請求項1に記載の燃料タンクへの部材取付構造。
  3. 前記バリア層が、前記タンク本体材よりも溶融温度の高い材料で形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の燃料タンクへの部材取付構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009287478A (ja) * 2008-05-29 2009-12-10 Aisan Ind Co Ltd 燃料供給装置
JP2011231913A (ja) * 2010-04-30 2011-11-17 Suiko Kk 多層回転成形品の配管用継手及びその製造方法並びに配管用継手と多層回転成形品の溶着方法
WO2019188211A1 (ja) * 2018-03-30 2019-10-03 本田技研工業株式会社 バリア層を有する樹脂製タンクおよびバリア層を有する樹脂製タンクの製造方法

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