JP2007331084A - スピンドル主軸装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】エアが外部に漏れるのを防止することができるスピンドル主軸装置の提供。
【解決手段】スピンドル主軸4には、軸受6に対応して内側エア通路板20が嵌挿され、内側エア通路板20はスピンドル主軸4に螺合されたロックナット9で軸受6の内輪に押し付けられ、本体3の端部には、外側エア通路板30が固定され、内側エア通路板20には、スピンドル主軸4に形成されたエア通路12に連通するエア通路24が形成され、外側エア通路板30には、外部より供給された加圧エアをエア通路24に供給するようにエア通路35、36、39が形成され、エア通路35、39と35の連通部分には、加圧エアによって開閉すると共に、軸受6及びロックナット9との隙間を閉鎖するゴム等の弾性部材よりなるシート40が取付けられている。
【選択図】図2
【解決手段】スピンドル主軸4には、軸受6に対応して内側エア通路板20が嵌挿され、内側エア通路板20はスピンドル主軸4に螺合されたロックナット9で軸受6の内輪に押し付けられ、本体3の端部には、外側エア通路板30が固定され、内側エア通路板20には、スピンドル主軸4に形成されたエア通路12に連通するエア通路24が形成され、外側エア通路板30には、外部より供給された加圧エアをエア通路24に供給するようにエア通路35、36、39が形成され、エア通路35、39と35の連通部分には、加圧エアによって開閉すると共に、軸受6及びロックナット9との隙間を閉鎖するゴム等の弾性部材よりなるシート40が取付けられている。
【選択図】図2
Description
本発明は、スピンドル主軸装置に係り、特にワークをチャックして回転するスピンドル主軸への加圧エア供給機構に関する。
スピンドル主軸装置は、図5に示すように、スピンドル装置1とチャック装置2とからなっている。ここで、チャック装置2は、本発明の要旨とは関係ないので、その構造については図示省略した。スピンドル装置1は、本体3にスピンドル主軸4が軸受5、6を介して回転自在に支承されており、スピンドル主軸4は図示しないモータによって駆動される。スピンドル主軸4の前端部には、チャック装置2を取付けるチャック取付板7が固定されている。スピンドル主軸4の軸受6の部分にはスペーサ8を介してロックナット9が螺合されている。本体3の前後端には、それぞれ前板10及び後板11が固定されている。
スピンドル主軸4及びチャック取付板7には、チャック装置2に加圧エアを供給するエア通路12、13が形成されている。本体3にはパイプ継手16が設けられており、このパイプ継手16とエア通路12とが連通するように、本体3及びスピンドル主軸4にはそれぞれエア通路14、15が形成されている。
そこで、パイプ継手16より加圧エアを供給すると、エア通路14、15、12、13を経てチャック装置2に加圧エアが供給され、図示しないワークはチャック装置2にチャックされる。このようなスピンドル主軸装置には、前記したようにチャック装置2に加圧エアを供給してワークをチャックするものと、チャック装置2に吸引エアを供給してワークをチャックするものがある。この後者の場合には、パイプ継手16より真空吸引することなる。なお、この種のスピンドル主軸装置として、例えば特許文献1が挙げられる。本発明は加圧エアを供給してワークをチャックするタイプを対象とする。
特開平11−73688号公報
パイプ継手16よりエア通路14に供給された加圧エアは、本体3とスピンドル主軸4との隙間17より軸受5、6を通って外部に漏れ、加圧力が低下するという問題があった。
本発明の課題は、エアが外部に漏れるのを防止することができるスピンドル主軸装置を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明の請求項1は、本体にスピンドル主軸が軸受を介して回転自在に支承されたスピンドル装置と、前記スピンドル主軸に取付けられたチャック装置とを備えたスピンドル主軸装置において、前記スピンドル主軸には、前記軸受に対応して内側エア通路板が嵌挿され、該内側エア通路板はスピンドル主軸に螺合されたロックナットで前記軸受の内輪に押し付けられ、前記本体の端部には、前記内側エア通路板に対応して外側エア通路板が固定され、前記内側エア通路板には、前記スピンドル主軸に形成されたエア通路に連通するエア通路が形成され、前記外側エア通路板には、外部より供給された加圧エアが前記内側エア通路板のエア通路に供給されるようにエア通路が形成され、前記内側エア通路板のエア通路と前記外側エア通路板のエア通路との連通部分には、両エア通路の連通部分を加圧エアによって開閉すると共に、前記軸受及び前記ロックナットとの隙間を閉鎖するゴム等の弾性部材よりなるシートが取付けられていることを特徴とする。
上記課題を解決するための本発明の請求項2は、本体にスピンドル主軸が軸受を介して回転自在に支承されたスピンドル装置と、前記スピンドル主軸に取付けられたチャック装置とを備えたスピンドル主軸装置において、前記スピンドル主軸には、前記軸受に対応して内側エア通路板が嵌挿され、該内側エア通路板はスピンドル主軸に螺合されたロックナットで前記軸受の内輪に押し付けられ、前記本体の端部には、前記内側エア通路板に対応して外側エア通路板が固定され、前記内側エア通路板には、内周部に前記スピンドル主軸に形成されたエア通路に連通するリング状の溝と、この溝より外周部に連通するエア通路と、少なくとも内側エア通路板の前記エア通路の前記軸受側で外側に突出したシートストッパ部とが形成され、前記外側エア通路板には、内周部の外径が前記内側エア通路板の外周部の外径より大きく形成された小径内周部と、この小径内周部の両側面に形成されたリング状の溝と、前記小径内周部の外側で内側エア通路板のシートストッパ部及びロックナットの外径より若干大きき形成された大径内周部と、外周より中心軸に垂直に前記溝に対応した部分まで延びて形成されたエア通路と、このエア通路と前記大径内周部に連通するように貫通して形成されたエア通路36とが形成され、前記小径内周部の両側にはゴム等の弾性部材よりなるシートが取付けられていることを特徴とする。
本発明によれば、外側エア通路板のエア通路に外部より加圧エアが供給されると、シートが開いて内側エア通路板のエア通路を経てスピンドル主軸のエア通路に供給される。また軸受及び前記ロックナットとの隙間をシートが閉鎖し、加圧エアが軸受側及びロックナット側に漏れるのが防止される。
本発明のスピンドル主軸装置の一実施の形態を図1乃至図4により説明する。なお、図5と同じ又は相当部材には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。スピンドル主軸4の軸受6の後端部には、内側エア通路板20が嵌挿され、この内側エア通路板20はスピンドル主軸4に螺合されたロックナット9で軸受6の内輪に押し付けられている。内側エア通路板20に対応して本体3の後端には外側エア通路板30が固定されている。
内側エア通路板20は、図3に示すような形状に形成されている。スピンドル主軸4に嵌挿された内周部21には、リング状の溝22が形成されており、溝22の部分には外周部23に貫通したエア通路24が形成されている。外周部23の軸受6側には、外側に突出したシートストッパ部25が形成されている。なお、ロックナット9の外径は内側エア通路板20のシートストッパ部25の外径とほぼ同じ外径に形成されている。スピンドル主軸4のエア通路12は溝22に対応した部分まで延びて形成されている。
外側エア通路板30は、図4に示すような形状に形成されている。内周部の内側には内側エア通路板20の外周部23と隙間が形成されるように該外周部23よりも大きな小径内周部31が形成されており、この小径内周部31の両側面にはリング状の溝32が形成されている。小径内周部31の外側には内側エア通路板20のシートストッパ部25及びロックナット9の外径より若干大きな大径内周部33が形成されている。小径内周部31の両側には、ゴム等の弾性部材よりなるシート40を取付けるシート取付け溝34が形成されている。
外周より中心軸に垂直に溝32に対応した部分まで延びてエア通路35が形成され、このエア通路35は大径内周部33に連通するように貫通したエア通路36が形成されている。本体3にはパイプ継手16が設けられており、パイプ継手16とエア通路35とが連通するように、本体3及び外側エア通路板30にはエア通路37、38が形成されている。エア通路35の外周部には止め栓41が圧入されている。そこで、図1及び図2(a)に示すように、外側エア通路板30のシート取付け溝34にシート40を取付け、外側エア通路板30を本体3に固定する。前記したように、外側エア通路板30の小径内周部31と内側エア通路板20の外周部23とは隙間を有するので、図2のように内側エア通路板20及び外側エア通路板30を組立た場合、前記隙間はエア通路39となる。
次に作用について説明する。パイプ継手16に加圧エアが供給されていない図2(a)の状態では、シート40によってエア通路36とエア通路39は遮断された状態にある。またシート40によりエア通路36と軸受6との隙間及びロックナット9との隙間も遮断された状態にある。
そこで、図2(a)の状態でパイプ継手16より加圧エアを供給すると、エア通路37、38、35を通ってエア通路36に供給される。これにより、シート40は内側の自由端が外側に押され、図2(b)に示すように貫通したエア通路36とエア通路39は連通する。そこで、加圧エアはエア通路39よりエア通路24、15、12、13を経てチャック装置2に供給され、図示しないワークはチャック装置2にチャックされる。この場合、シート40の内側の自由端はシートストッパ部25及びロックナット9に当接するので、加圧エアが軸受6側及びロックナット9側に漏れるのが防止される。
なお、上記実施の形態においては、内側エア通路板20には軸受6側のみにシートストッパ部25を形成したが、ロックナット9側にもシートストッパ部25を形成してもよい。また本実施の形態は、内側エア通路板20及び外側エア通路板30を本体3の後端側に設けたが、本体3の前端側に設けてもよい。またパイプ継手16は本体3に取付けてエア通路37、38を形成したが、止め栓41の部分にパイプ継手16を取付けエア通路37、38は形成しなくてもよい。
1 スピンドル装置
2 チャック装置
3 本体
4 スピンドル主軸
5、6 軸受
9 ロックナット
12〜16 エア通路
20 内側エア通路板
21 内周部
22 溝
23 外周部
24 エア通路
25 シートストッパ部
30 外側エア通路板
31 小径内周部
32 溝
33 大径内周部
35〜39 エア通路
40 シート
2 チャック装置
3 本体
4 スピンドル主軸
5、6 軸受
9 ロックナット
12〜16 エア通路
20 内側エア通路板
21 内周部
22 溝
23 外周部
24 エア通路
25 シートストッパ部
30 外側エア通路板
31 小径内周部
32 溝
33 大径内周部
35〜39 エア通路
40 シート
Claims (2)
- 本体にスピンドル主軸が軸受を介して回転自在に支承されたスピンドル装置と、前記スピンドル主軸に取付けられたチャック装置とを備えたスピンドル主軸装置において、前記スピンドル主軸には、前記軸受に対応して内側エア通路板が嵌挿され、該内側エア通路板はスピンドル主軸に螺合されたロックナットで前記軸受の内輪に押し付けられ、前記本体の端部には、前記内側エア通路板に対応して外側エア通路板が固定され、前記内側エア通路板には、前記スピンドル主軸に形成されたエア通路に連通するエア通路が形成され、前記外側エア通路板には、外部より供給された加圧エアが前記内側エア通路板のエア通路に供給されるようにエア通路が形成され、前記内側エア通路板のエア通路と前記外側エア通路板のエア通路との連通部分には、両エア通路の連通部分を加圧エアによって開閉すると共に、前記軸受及び前記ロックナットとの隙間を閉鎖するゴム等の弾性部材よりなるシートが取付けられていることを特徴とするスピンドル主軸装置。
- 本体にスピンドル主軸が軸受を介して回転自在に支承されたスピンドル装置と、前記スピンドル主軸に取付けられたチャック装置とを備えたスピンドル主軸装置において、前記スピンドル主軸には、前記軸受に対応して内側エア通路板が嵌挿され、該内側エア通路板はスピンドル主軸に螺合されたロックナットで前記軸受の内輪に押し付けられ、前記本体の端部には、前記内側エア通路板に対応して外側エア通路板が固定され、前記内側エア通路板には、内周部に前記スピンドル主軸に形成されたエア通路に連通するリング状の溝と、この溝より外周部に連通するエア通路と、少なくとも内側エア通路板の前記エア通路の前記軸受側で外側に突出したシートストッパ部とが形成され、前記外側エア通路板には、内周部の外径が前記内側エア通路板の外周部の外径より大きく形成された小径内周部と、この小径内周部の両側面に形成されたリング状の溝と、前記小径内周部の外側で内側エア通路板のシートストッパ部及びロックナットの外径より若干大きき形成された大径内周部と、外周より中心軸に垂直に前記溝に対応した部分まで延びて形成されたエア通路と、このエア通路と前記大径内周部に連通するように貫通して形成されたエア通路36とが形成され、前記小径内周部の両側にはゴム等の弾性部材よりなるシートが取付けられていることを特徴とするスピンドル主軸装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006168679A JP2007331084A (ja) | 2006-06-19 | 2006-06-19 | スピンドル主軸装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006168679A JP2007331084A (ja) | 2006-06-19 | 2006-06-19 | スピンドル主軸装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007331084A true JP2007331084A (ja) | 2007-12-27 |
Family
ID=38931050
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006168679A Pending JP2007331084A (ja) | 2006-06-19 | 2006-06-19 | スピンドル主軸装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007331084A (ja) |
-
2006
- 2006-06-19 JP JP2006168679A patent/JP2007331084A/ja active Pending
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