JP2007328154A - 巻き取り型スクリーン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】巻き取り収納が可能であり、スクリーンに筋状の跡等の巻き段が付かず、使用時に平面性を保つことができる巻き取り型スクリーン装置を提供する。
【解決手段】巻き芯120の長手方向の両端付近であって、スクリーン110の先端部110a近傍のスクリーン110上の第1の取り付け面110bに第1の巻き段防止部材141を取り付け、先端部110a近傍の巻き芯120の外周面上の第2の取り付け面120aに第2の巻き段防止部材142を取り付けた。第1の巻き段防止部材141及び第2の巻き段防止部材142は、共に、弾性体を用いて形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、巻き取り可能であり、映像源から投影された映像光を観察可能に表示する巻き取り型スクリーン装置に関するものである。
近年、プロジェクターにより映像光を投射し、大画面のスクリーンで映像を楽しめるホームシアター等の低価格化が進み、一般家庭等にも普及し始めている。このようなスクリーン装置の中でも、反射スクリーン装置は、不使用時には巻き取って収納できるタイプのものが広く普及している。
そのような巻き取り可能な反射スクリーン装置では、スクリーンを巻き芯に巻き取って収納するために、スクリーンの一方の端部は、巻き芯の周面に軸方向(長手方向)に沿って接着材を用いて貼り付ける等して、取り付けられている。
そのため、巻き芯の周面と、巻き芯に取り付けられたスクリーンの厚みとによる段差が生じる。巻き芯に巻き取った収納状態で長期間放置すると、巻き取られたスクリーンの段差と重なる位置に、筋状の曲げグセが跡となって残る(以下、これを巻き段とする)。この巻き段が生じると、使用時に、スクリーンの平面性が不十分になり、映像が歪んで観察されてしまうという問題があった。
この問題を解決するために、特許文献1では、スクリーンの巻き取り軸(巻き芯)に対して直交する方向のスクリーン両端部に、巻上方向に沿って肉厚部を設ける手法が開示されている。また、特許文献2では、スクリーンの巻き取り軸の両端部の周面に、突出部を設ける手法が開示されている。
しかし、特許文献1に開示された手法では、巻き取ったスクリーンの径が大きくなり、収納時にかさ張るという問題があった。また、スクリーン両端部に、映像を映す領域とは別に肉厚部を設けるための領域を余分に設けなくてはならないという問題があった。さらに、肉厚部に巻き段がついてしまう形態であるため、この肉厚部についた巻き段によって、スクリーン中央の映像領域が歪むという問題があった。
特許文献2に開示された手法では、巻き芯の両端部に突出部を設けるための領域を余分に設けなくてはならないという問題があった。また、スクリーンは、突出部の切溝に通されて巻き取り軸に取り付けられる形態であるため、スクリーンの両端部には巻き段が生じてしまい、スクリーン中央の映像領域に歪みが生じるという問題があった。
また、特許文献1及び特許文献2に開示された手法は、ともに、スクリーンの両端を支持する形状であるので、長期の保管等によって、スクリーン中央部がたるむという問題があった。
一方、特許文献3、特許文献4の第4図及び第5図では、予め、巻き芯の外周の一部にその長手方向の全長にわたって、スクリーンの厚みと略同等となる段を形成し、段の谷部にスクリーンの先端部を当てて接着する手法が開示されている。しかし、この手法では、取り付けられるスクリーンの先端部の表面が、巻き芯の周面よりも僅かに高さがずれていたり、又は、スクリーンの厚みの経時変化によって同一面を確保することが難しく、巻き段が発生するという問題があった。
特許第2985634号公報 特許第2947045号公報 実開昭51−120134号公報 特許第3303511号公報(第5頁、図4及び図5)
本発明の課題は、巻き取り収納が可能であり、スクリーンに筋状の跡等の巻き段が付かず、使用時に平面性を保つことができる巻き取り型スクリーン装置を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施例に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1の発明は、映像源から投影された映像光を観察可能に表示する巻き取り型スクリーン装置であって、収納時に巻き取られるスクリーン(110)と、前記スクリーンを巻き取り可能であり、前記スクリーンの一方の先端部(110a)付近が接合された巻き芯(120,220)と、を備え、前記巻き芯の長手方向の両端付近には、前記先端部近傍の前記スクリーン上であり、前記スクリーンが巻き取られるときに前記巻き芯とは反対側となる第1の取り付け面(110b)に配置された第1の巻き段防止部材(141,241)と、前記巻き芯の外周面上であり、前記先端部近傍である第2の取り付け面(120a,220a)に配置された第2の巻き段防止部材(142,242)と、が取り付けられていること、を特徴とする巻き取り型スクリーン装置(10,20)である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の巻き取り型スクリーン装置において、前記第1の巻き段防止部材(141,241)と前記第2の巻き段防止部材(142,242)とは、前記巻き芯(120,220)の周方向に距離を離して設けられ、前記先端部(110a)は、前記巻き芯の周方向において、前記第1の巻き段防止部材と前記第2の巻き段防止部材との間に位置すること、を特徴とする巻き取り型スクリーン装置(10,20)である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の巻き取り型スクリーン装置において、前記第1の巻き段防止部材(141,241)及び前記第2の巻き段防止部材(142,242)は、弾性体によって形成されていること、を特徴とする巻き取り型スクリーン装置(10,20)である。
請求項4の発明は、請求項3に記載の巻き取り型スクリーン装置において、前記第1の巻き段防止部材(141,241)及び前記第2の巻き段防止部材(142,242)は、ポリエチレン、変性ポリエチレン、ウレタン、アクリルの少なくとも1つを用いて形成されていること、を特徴とする巻き取り型スクリーン装置(10,20)である。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の巻き取り型スクリーン装置において、前記第1の巻き段防止部材(141,241)の厚みを圧縮前の40%となるように圧縮したときの前記第1の取り付け面(110b)からの高さ、及び、前記第2の巻き段防止部材(142,242)の厚みを圧縮前の40%となるように圧縮したときの前記第2の取り付け面(120a,220a)からの高さは、いずれも、前記第1の取り付け面と前記第2の取り付け面との前記巻き芯(120,220)の径方向の高さの差(t1,t2)の10〜300%であること、を特徴とする巻き取り型スクリーン装置(10,20)である。
請求項6の発明は、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の巻き取り型スクリーン装置において、前記第1の巻き段防止部材(141,241)及び前記第2の巻き段防止部材(142,242)は、その厚みが0.1〜5mmであること、を特徴とする巻き取り型スクリーン装置(10,20)である。
請求項7の発明は、請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の巻き取り型スクリーン装置において、前記巻き芯(120)は、径方向の高低差が形成された段差部(121)を有し、前記先端部(110a)は、前記段差部の径方向の高さが低い部分に接合され、前記第2の巻き段防止部材(142)は、前記段差部の径方向の高さが高い部分の前記段差部の近傍に取り付けられていること、を特徴とする巻き取り型スクリーン装置(10)である。
請求項8の発明は、請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の巻き取り型スクリーン装置において、前記巻き芯(120,220)と前記スクリーン(110)とを接合する接合層(130)を有し、前記先端部(110a)は、前記接合層によって接合されていないこと、を特徴とする巻き取り型スクリーン装置(10,20)である。
請求項9の発明は、請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の巻き取り型スクリーン装置において、前記巻き芯(120)の表面及び前記先端部(110a)を覆うように設けられた保護部材(150)を有すること、を特徴とする巻き取り型スクリーン装置(10)である。
本発明によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)巻き取り型スクリーン装置は、巻き芯の長手方向の両端付近のスクリーンの先端部近傍のスクリーン上であり、スクリーンが巻き取られるときに巻き芯とは反対側となる第1の取り付け面に配置された第1の巻き段防止部材と、巻き芯の長手方向の両端付近の巻き芯の外周面上であり、先端部近傍である第2の取り付け面に配置された第2の巻き段防止部材とが取り付けられているので、巻き取られて巻き芯を周回してきたスクリーンが、第1の巻き段防止部材及び第2の巻き段防止部材によって、スクリーンの厚みに起因する段差等に接触しない形態で巻き取ることができる。従って、スクリーンの厚みによる段差に起因して生じる巻き段を防止でき、巻き取ったまま長期間保管した場合等にも、使用時には良好な平面性を保つことができる。
(2)第1の巻き段防止部材と第2の巻き段防止部材とは、巻き芯の周方向に距離を離して設けられ、先端部は、巻き芯の周方向において、第1の巻き段防止部材と第2の巻き段防止部材との間に位置するので、巻き取られて巻き芯を周回してきたスクリーンが、スクリーンの先端部の角に接触することなく、スクリーンを巻き取ることができる。従って、スクリーンの厚みによる段差に起因して生じる巻き段を防止できる。
(3)第1の巻き段防止部材及び第2の巻き段防止部材は、弾性体によって形成されているので、適度に変形可能であり、第1の巻き段防止部材及び第2の巻き段防止部材自身の厚みによる新たな巻き段が発生することなく、スクリーンと巻き芯との接合部分の段差を緩やかにして、段差に起因する巻き段を防止できる。
(4)第1の巻き段防止部材及び第2の巻き段防止部材は、ポリエチレン、変性ポリエチレン、ウレタン、アクリルの少なくとも1つを用いて形成されているので、軟質であり、かつ、適度に変形可能であり、また、入手が容易である。さらに、これらの材料は、発泡形成させることができ、その場合さらに柔軟性を高めることができる。
(5)第1の巻き段防止部材の厚みを圧縮前の40%となるように圧縮したときの第1の巻き段防止部材取り付け面からの高さ、及び、第2の巻き段防止部材の厚みを圧縮前の40%となるように圧縮したときの第2の巻き段防止部材取り付け面からの高さは、いずれも、第1の取り付け面と前記第2の取り付け面との高さの差の10〜300%の範囲内である。
ここで、第1の巻き段防止部材の厚みを圧縮前の40%となるように圧縮したときの第1の巻き段防止部材の第1の取り付け面からの高さ、及び、第2の巻き段防止部材の厚みを圧縮前の40%となるように圧縮したときの第2の巻き段防止部材の第2の取り付け面からの高さが、第1の取り付け面と前記第2の取り付け面との高さの差の10〜300%の範囲内より小さい場合には、周回してきたスクリーンが巻き芯とスクリーンとの接合部分の段差に接触して巻き段が発生する。また、第1の巻き段防止部材の厚みを圧縮前の40%となるように圧縮したときの第1の巻き段防止部材の第1の取り付け面からの高さ、及び、第2の巻き段防止部材の厚みを圧縮前の40%となるように圧縮したときの第2の巻き段防止部材の第2の取り付け面からの高さが、第1の取り付け面と前記第2の取り付け面との高さの差の10〜300%の範囲内より大きい場合には、第1の巻き段防止部材及び第2の巻き段防止部材の厚みによって、スクリーンを巻き取る際にカール(スクリーンに生じる巻き段よりも緩やかな巻きグセ)が発生する。
しかし、本発明では、第1の巻き段防止部材の厚みを圧縮前の40%となるように圧縮したときの第1の巻き段防止部材の第1の取り付け面からの高さ、及び、第2の巻き段防止部材の厚みを圧縮前の40%となるように圧縮したときの第2の巻き段防止部材の第2の取り付け面からの高さが、第1の取り付け面と前記第2の取り付け面との高さの差の10〜300%の範囲内にあるので、巻き段やカールの発生を防止できる。
(6)第1の巻き段防止部材及び第2の巻き段防止部材は、その厚みが0.1〜5mmであるので、巻き芯にスクリーンを巻き取った収納時の径が大きくならず、収納時にかさ張ることなく巻き段の発生を防止できる。
(7)巻き芯は、径方向の高低差が形成された段差部を有し、先端部は、段差部の径方向の高さが低い部分に接合されているので、段差部によって、スクリーンの厚みによる段差を緩やかにすることができる。また、第2の巻き段防止部材は、段差部の径方向の高さが高い部分の段差部の近傍に取り付けられているので、周回してきたスクリーンを段差部の高低差の高い部分の角に接触させずに巻き取ることができ、段差部の角によってスクリーンに傷が付いたり、巻き段が生じたりすることを防止できる。
(8)巻き芯とスクリーンとを接合する接合層を有し、先端部は、接合層によって接合されていないので、スクリーンが巻き芯に巻き取られた際に、先端部は、巻き芯の径方向の内側に落ち込むことが可能な形態である。従って、スクリーンの厚みによる段差に起因する巻き段を防止する効果を高めることができる。
(9)巻き芯の外周面及び先端部を覆うように設けられた保護部材を有するので、スクリーンの厚みによる段差を緩やかにし、巻き段を防止する効果を高めることができる。また、保護部材を設けることにより、スクリーンと巻き芯との接合強度をさらに高めることができる。
本発明は、巻き取り収納が可能であり、スクリーンに筋状の跡等の巻き段が付かず、使用時に平面性を保つことができる巻き取り型スクリーン装置を提供するという目的を、巻き芯の長手方向の両端付近に、スクリーンの先端部近傍のスクリーン上に設けられた第1の取り付け面に第1の巻き段防止部材を取り付け、先端部近傍の巻き芯の外周面上に設けられた第2の取り付け面に第2の巻き段防止部材を取り付けることにより実現した。
図1は、本発明による実施例1の巻き取り型スクリーン装置10を示す図である。
なお、図1を含め、以下に示す各図は、説明のため各部寸法,形状等を適宜誇張して示している。また、各図中における垂直方向、水平方向とは、スクリーンの使用状態における垂直方向、水平方向である。
巻き取り型スクリーン装置10は、スクリーン110,収納部12,錘部13等を備えている。この巻き取り型スクリーン装置10は、天井等に取り付けられ、スクリーン使用時には、後述の収納部12からスクリーン110を引き出し、映像光を投影して映像を表示し、不使用時には、スクリーン110を収納部12内に巻き取ることが可能である。
実施例1のスクリーン110は、収納時等に巻き取り可能であり、プロジェクター光学エンジン部(映像源)Lから投影された映像光を観察者O側へ反射させて観察可能とする巻き取り型反射スクリーンである。
スクリーン110は、シート状又はフィルム状の部材であり、本実施例では、スクリーン110は、ガラスファイバーが混練された塩化ビニル(PVC)によって形成された厚さ0.4mmの白色のシート状の部材が用いられている。
なお、スクリーン110の厚みは、0.05〜1mmであることが、巻き取り易さ等の点から好ましい。また、本実施例のスクリーン110では、映像光を反射して観察可能とする画面サイズ(映像表示領域)は、80インチである。
収納部12は、不使用時に巻き取ったスクリーン110をその内部に収納する部分である。収納部12は、金属又はプラスチック製等の中空の部材であり、スクリーン110を引き出し可能なスリット等がその軸方向に形成されている。収納部12の内部には、スクリーン110を巻き取る後述の巻き芯120が備えられており、本実施例では、スクリーン110の一方の先端部110a(図2参照)付近が、この巻き芯120に接合されている。また、本実施例では、収納時には、スクリーン110は、観察面側が巻き芯120側(内側)となるように巻き取られる形態となっている。
錘部13は、スクリーン110の先端部110aとは反対側の端部に設けられた部分である。この錘部13は、その錘部13によってスクリーン110に加わる荷重により、スクリーン110の使用状態での平面性を高めるために十分な重さを有している。本実施例では、錘部13は、金属製の丸棒状の部材であり、スクリーン110の先端部110aとは反対側の一端が巻き付けられ、接着されている。
本実施例に示す巻き取り型スクリーン装置10は、スクリーン110の巻き取りを、スプリングの付勢力によって行うスプリング巻き上げ方式の反射スクリーンである。しかし、これに限らず、例えば、スクリーンの巻き取りを電動で行う電動式の巻き取り方式や、パンタグラフを複数組み合わせた伸縮機構による下からの持ち上げによってスクリーンを使用状態となるように引き出し、これと逆の動作によってスクリーンを巻き取る方式のものでもよい。
図2は、実施例1の巻き取り型スクリーン装置10の収納部12内の巻き芯120とスクリーン110との関係を説明する斜視図である。
図3は、実施例1の巻き取り型スクリーン装置10において、巻き芯120にスクリーン110が巻き取られた状態を示す断面図である。
図4は、実施例1の巻き取り型スクリーン装置10において、巻き芯120とスクリーン110とが接合された部分の拡大図である。
収納部12内には、巻き芯120が回転可能に備えられ、スクリーン本体110の先端部110a付近が巻き芯120に接合されている。また、収納部12,巻き芯120の両端部には、不図示のスプリング等が設けられており、巻き芯120は、巻き取り方向に付勢されている。
巻き芯120は、段差部121を有し、スクリーン本体110を巻き取り可能な金属又はプラスチック製等の略円筒形状の部材である。段差部121は、巻き芯120の外周部に設けられ、径方向の高低差が形成された部分である。本実施例では、巻き芯120は、アルミニウム製であり、段差部121の高さが低い方の外周部での外径が50mmであり、中空に形成されている。また、段差部121は、巻き芯120の長手方向に延在し、その高低差は、0.7mmである。
なお、本実施例では、段差部121の高低差を0.7mmとしたが、これに限らず、スクリーン110の厚み等によって、好ましいものを適宜選択して用いてよい。
接合層130は、スクリーン110と巻き芯120とを接合する層であり、巻き芯120の長手方向全体に形成されている。本実施例では、接合層130は、厚さ0.1mmであり、巻き芯120の周方向での幅が25mmである両面テープを用いている。
接合層130は、段差部121の径方向の高さの低い部分に段差部121と距離を離して設けられている。スクリーン110の先端部110aは、接合層130によって接合されておらず、巻き芯120aの径方向の内側に落ち込むことが可能な形態となっている。従って、スクリーン110が巻き芯120に巻き取られたとき、先端部110aは、段差部121と接合層130との間に形成された溝形状の空間に落ち込む形態となり、スクリーン110の厚みによる段差を緩やかにし、巻き段を防止する効果を有する。
巻き芯120の長手方向の両端付近には、第1の巻き段防止部材141,第2の巻き段防止部材142が、それぞれ2つずつ取り付けられている。
第1の巻き段防止部材141は、先端部110a近傍のスクリーン110上であり、スクリーン110が巻き取られるときに巻き芯120とは反対側(本実施例では、スクリーン110の裏面側)となる第1の取り付け面110bに、第1の巻き段防止部材接合層161を介して取り付けられた略直方体形状の部材である。
第2の巻き段防止部材142は、巻き芯120の段差部121の径方向の高さが高い部分であって、段差部121の近傍である第2の取り付け面120aに、第2の巻き段防止部材接合層162を介して取り付けられた略直方体形状の部材である。
この第1の巻き段防止部材141,第2の巻き段防止部材142は、巻き芯120の長手方向の両端付近であり、スクリーン110が映像を表示する領域の外側である位置に取り付けられている。従って、巻き取られて巻き芯120を周回してきたスクリーン110が第1の巻き段防止部材141,第2の巻き段防止部材142に接触するスクリーン110の領域は、スクリーン110の使用状態での水平方向の両端付近であり、映像を表示する領域の外側である。
また、第1の巻き段防止部材141,第2の巻き段防止部材142は、スクリーン110の先端部110aが、巻き芯120の周方向において、この第1の巻き段防止部材141と第2の巻き段防止部材142との間に位置するように配置されている。
第1の巻き段防止部材接合層161,第2の巻き段防止部材接合層162は、それぞれ、厚さ125μmの両面テープを用いて形成されている。第1の巻き段防止部材接合層161は、第1の巻き段防止部材141が第1の取り付け面110bと接する面の全面に設けられている。第2の巻き段防止部材接合層162は、第2の巻き段防止部材142が第2の取り付け面120aと接する面の全面に設けれられている。
なお、本実施例では、第1の巻き段防止部材接合層161及び第2の巻き段防止部材接合層162は、共に両面テープである例を示したが、これに限らず、例えば、どちらか一方又は双方を接着材又は粘着材によって形成してもよい。
本実施例では、第1の巻き段防止部材141及び第2の巻き段防止部材142は、共に、弾性体として潰れやすく、かつ、復元力のある発泡体であるポリエチレン系の材料(以下、発泡ポリエチレン系の材料とする)を用いて形成されており、圧縮されない状態での厚みは、ともに1mmである。なお、第1の巻き段防止部材141及び第2の巻き段防止部材142は、これに限らず、変性ポリエチレン、アクリル、ウレタン等の少なくとも1つを用いた樹脂を用いることが、柔軟であり低コストであるという理由から好ましい。また、これに限らず、ゴム等を用いてもよい。さらに、第1の巻き段防止部材141及び第2の巻き段防止部材142は、これらの材料を用いて発泡体に形成した部材を用いることにより、より柔軟性を向上させることができ、巻き段の防止に効果的である。
また、第1の巻き段防止部材141及び第2の巻き段防止部材142は、その厚みを圧縮前の40%となるように圧縮したとき、第1の巻き段防止部材141の第1の取り付け面110bからの高さ(525μm)、及び、第2の巻き段防止部材142の第2の取り付け面120aからの高さ(525μm)は、いずれも、第1の取り付け面110bと第2の取り付け面120aとの径方向の高さの差t1(300μm)の約175%である。
ここで、本実施例では、第1の巻き段防止部材141の厚みを圧縮前の40%となるように圧縮したときの第1の取り付け面110bからの高さ、及び、第2の巻き段防止部材142の厚みを圧縮前の40%となるように圧縮したときの第2の取り付け面120aからの高さは、いずれも、第1の取り付け面110bと第2の取り付け面120aとの径方向の高さの差t1の10〜300%であることが好ましい。これは、上記範囲の下限値よりも小さい場合には、周回してきたスクリーン110が巻き芯120の段差部121の角(高低差の高い部分の角)や、スクリーン110の厚みによる段差等に接触して巻き段が発生するからである。また、上記範囲の上限値よりも大きい場合には、第1の巻き段防止部材141及び第2の巻き段防止部材142の厚みによって、スクリーン110を巻き取る際に、スクリーン110にカール(スクリーンに生じる巻き段よりも緩やかな巻きグセ)が生じるからである。
保護部材150は、巻き芯120の外周面(第2の取り付け面120a)とスクリーン110の先端部110aとを覆うように設けられたシート状又はフィルム状の部材である。本実施例では、巻き芯120の周方向の幅が20mm、厚さが50μmのPET製の粘着テープを用いている。
なお、保護部材150としては、その厚みが100μm(0.1mm)以下であることが、巻き段の発生を防止する上で望ましい。
(比較例との対比)
ここで、本実施例の巻き取り型スクリーン装置10の効果を検証するために、以下に示す比較例1の巻き取り型スクリーン装置30,比較例2の巻き取り型スクリーン装置40を作製して巻き段の発生を調べた。
比較例1の巻き取り型スクリーン装置30,比較例2の巻き取り型スクリーン装置40は、実施例1の巻き取り型スクリーン装置10と略同様の形態であるが、巻き段防止部材の取り付けられている位置が異なる。従って、以下の説明では、前述した実施例1と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
図5は、比較例1の巻き取り型スクリーン装置30の収納部12内の巻き芯120とスクリーン110との関係を示す斜視図である。
比較例1の巻き取り型スクリーン装置30に取り付けられた巻き段防止部材341,342は、実施例1と同様に、巻き芯120の長手方向の両端付近に設けられているが、図5に示すように、スクリーン110上の先端部110a近傍(実施例1において、第1の取り付け面110aに相当する位置)から、巻き芯120の段差部121近傍であり、径方向の高い部分(実施例1において、第2の取り付け面120aに相当する位置)までを覆うように、巻き芯120の周方向に連続して設けられている。
図6は、比較例2の巻き取り型スクリーン装置40の収納部12内の巻き芯120とスクリーン110との関係を説明する斜視図である。
比較例2の巻き取り型スクリーン装置40は、実施例1と同様に、先端部110aの近傍であるスクリーン110の上と、巻き芯120の段差部の121の近傍であり、径方向の高さの高い部分とに、それぞれ、巻き段防止部材441,442設けられている。しかし、図6に示すように、巻き段防止部材441,442は、巻き芯120の長手方向全体にわたって連続して設けられている。
実施例1の巻き取り型スクリーン装置10、比較例1,比較例2の巻き取り型スクリーン装置30,40の巻き段の発生状況を調べたところ、実施例1の巻き取り型スクリーンでは巻き段が発生せず、スクリーン110は、良好な平面性を保つことができた。しかし、比較例1,比較例2の巻き取り型スクリーン装置30,40では巻き段が発生した。この理由を以下に説明する。
図7は、比較例1の巻き取り型スクリーン装置30において、スクリーン110を巻き芯120に巻き取った状態を示す断面図である。
比較例1の巻き取り型スクリーン装置30では、図7に示すように、巻き段防止部材341,342が巻き芯120の段差部121に沿って変形している。そのため、巻き取られて巻き芯120を周回してきたスクリーン110が、段差部121の形に沿って変形した巻き段防止部材341,342に沿って巻き取られ、スクリーン110に巻き段が生じた。
比較例2の巻き取り型スクリーン装置40では、巻き取られて巻き芯120を周回してきたスクリーン110は、巻き段防止部材441,442によって、段差部121の角に接触しない形態で巻き取られることが可能である。しかし、スクリーン110中央の映像を表示する領域に相当する部分に、巻き段防止部材441,442が接触するため、巻き段防止部材441,442の厚みに起因して、スクリーン110に巻き段が生じた。
しかし、本実施例によれば、図3に示すように、第1の巻き段防止部材141,第2の巻き段防止部材142によって、巻き取られて巻き芯120を周回してきたスクリーン110が、スクリーン110の厚みによる段差や、巻き芯120の段差部121の角に接触することなく巻き取られる。従って、巻き段を防止し、スクリーン使用時のスクリーン110の平面性を良好に保つことができ、巻き芯120の段差部121の角によってスクリーン110に傷が付くこと等も防止できる。
また、第1の巻き段防止部材141,第2の巻き段防止部材142は、巻き芯120の長手方向の両端付近であり、スクリーン110が映像を表示する領域の外側に配置されているので、スクリーン110の映像表示領域に影響を与えることがない。
さらに、第1の巻き段防止部材141,第2の巻き段防止部材142をスクリーン110の先端部110a近傍に接合するだけでよいので、容易に、かつ、低コストで実現できる。
さらにまた、スクリーン110は、先端部110aが段差部121と接合層130との間に形成された溝形状の空間に落ち込むことが可能な形態で接合されているので、巻き段防止効果をさらに高めることができる。
その上、保護部材150によって、巻き芯120の段差部121の角とスクリーン110の先端部110aとが覆われているので、巻き芯120を周回してきたスクリーン110が、段差部121と接合層130との間の空間に落ち込むことを防止し、かつ、段差部121の角やスクリーン110の厚みに起因する巻き段の防止効果をさらに高めることができる。また、保護部材150は、スクリーン110と巻き芯120との接合強度を高める効果も有する。
図8は、本発明による実施例2の巻き取り型スクリーン装置20において、巻き芯220にスクリーン110を巻き取った状態を示す断面図である。
図9は、実施例2の巻き取り型スクリーン装置20において、巻き芯220とスクリーン110とが接合された部分の拡大図である。
実施例2の巻き取り型スクリーン装置20は、実施例1に示す巻き取り型スクリーン装置10と略同様であるが、巻き芯220が段差部を持たない略円筒形状であり、保護部材が設けられていない点が異なる。よって、前述した実施例1と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
巻き芯220は、スクリーン110を巻き取り可能な金属製又はプラスチック製の略円筒形状の部材である。本実施例の巻き芯220は、実施例1に示した巻き芯120と同様に、その外径が50mmであるアルミニウム製の中空の部材であるが、実施例1に示した巻き芯120とは異なり、その外周は円筒面であり、段差部を有していない。
スクリーン110は、実施例1と同様に、先端部110a付近が、接合層130によって巻き芯220の外周面に接合されている。
第1の巻き段防止部材241,第2の巻き段防止部材242は、巻き芯220の長手方向の両端付近に、それぞれ2つずつ設けられている。
第1の巻き段防止部材241は、実施例1に示した第1の巻き段防止部材141と同様の部材である。この第1の巻き段防止部材241は、スクリーン110上の先端部110a近傍であり、スクリーン110を巻き取る際にスクリーン110の巻き芯220とは反対側(本実施例では、スクリーン110の裏面側)となる第1の取り付け面110bに、接着材を用いて接合されている。
第2の巻き段防止部材242は、実施例1に示した第2の巻き段防止部材142と同様の部材である。この第1の巻き段防止部材242は、巻き芯220の外周面上であり、先端部110aの近傍の第2の取り付け面220aに、接着材を用いて接合されている。
この第1の巻き段防止部材241,第2の巻き段防止部材242は、共に、スクリーン110が映像を表示する領域の外側に取り付けられている。
また、第1の巻き段防止部材241,第2の巻き段防止部材242は、スクリーン110の先端部110aが、巻き芯220の周方向において、この第1の巻き段防止部材241と第2の巻き段防止部材242との間に位置するように配置されている。
なお、本実施例では、第1の巻き段防止部材241,第2の巻き段防止部材242は、接着材を用いて接合される例を示したが、これに限らず、例えば、粘着材を用いてもよいし、実施例1に示したように両面テープを用いてもよい。
第1の巻き段防止部材241及び第2の巻き段防止部材242は、その厚みを圧縮前の40%となるように圧縮したとき、第1の巻き段防止部材241の第1の取り付け面110bからの高さ(400μm)、及び、第2の巻き段防止部材242の第2の取り付け面220aからの高さ(400μm)は、いずれも、第1の取り付け面110bと第2の取り付け面220aとの径方向の高さの差t2(300μm)の約133%であり、巻き段の防止に効果的な範囲内である。
本実施例によれば、実施例1に示した形態よりも、より簡単に、かつ、少ない部品点数で、スクリーン110に生じる巻き段を防止できる。
(変形例)
以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
(1)各実施例において、スクリーン110は、観察面側が巻き芯120,220側(内側)となるように巻き取られる形態である例を示したが、これに限らず、巻き芯120,220側が裏面側となるように巻き取る形態としてもよい。その際、第1の巻き段防止部材141,241は、スクリーン110の観察面側に配置される形態となるが、スクリーン110の映像を表示する領域外であり、かつ、収納部12内であるため、スクリーン110の表示される映像の画質を損なうことはない。
(2)各実施例において、スクリーン110は、その全面が映像を表示可能な例を示したが、これに限らず、リード部又はスカートフィルム等と呼ばれる映像を表示しない領域(以下、リード部と呼ぶ)を有するスクリーンを用いてもよい。このリード部は、スクリーンと巻き芯との間、スクリーンと錘部との間の一方又は双方に設けられ、収納部12から引き出された長さによって、スクリーンの高さを調整する機能を有する領域である。リード部は、黒色等のシート状又はフィルム状の部材をスクリーンの端部に接合して設けてもよいし、スクリーンの裏面側にスクリーンよりも大きなサイズのリード部を貼付する形態で設けてもよい。
(3)各実施例において、接合層130は、両面テープを用いる例を示したが、これに限らず、例えば、粘着材又は接着材を用いて形成してもよい。また、接合層130は、巻き芯120の長手方向の全体にわたって形成せず、所定の距離を離して複数個所に設けてもよい。
(4)各実施例において、スクリーン110は、映像光を反射して観察可能に表示する反射スクリーンである例を示したが、これに限らず、例えば、背面投射型の表示装置に使用されるスクリーンでもよい。
(5)実施例1において、保護部材150が設けられる例を示したが、これに限らず、保護部材150を設けなくともよい。
また、実施例2において、保護部材を設けない例を示したが、これに限らず、巻き芯220の外周面とスクリーン110の先端部110aとを覆うように、実施例1に示したような保護部材を設けて、巻き芯220とスクリーン110の接合強度を向上させ、かつ、スクリーン110の厚みによる段差を緩やかにしてもよい。
(6)各実施例において、スクリーン110の先端部110aは、接合層130によって巻き芯120,220に接合されていない例を示したが、これに限らず、先端部110aを接合層130によって接合してもよい。
本発明による実施例1の巻き取り型スクリーン装置10を示す図である。 実施例1の巻き取り型スクリーン装置10の収納部12内の巻き芯120とスクリーン110との関係を説明する斜視図である。 実施例1の巻き取り型スクリーン装置10において、巻き芯120にスクリーン110が巻き取られた状態を示す断面図である。 実施例1の巻き取り型スクリーン装置10において、巻き芯120とスクリーン110とが接合された部分の拡大図である。 比較例1の巻き取り型スクリーン装置30の収納部12内の巻き芯120とスクリーン110との関係を示す斜視図である。 比較例2の巻き取り型スクリーン装置40の収納部12内の巻き芯120とスクリーン110との関係を説明する斜視図である。 比較例1の巻き取り型スクリーン装置30において、スクリーン110を巻き芯120に巻き取った状態を示す断面図である。 本発明による実施例2の巻き取り型スクリーン装置20において、巻き芯220にスクリーン110を巻き取った状態を示す断面図である。 実施例2の巻き取り型スクリーン装置20において、巻き芯220とスクリーン110とが接合された部分の拡大図である。
符号の説明
10,20 巻き取り型スクリーン装置
110 スクリーン
110a 先端部
120,220 巻き芯
130 接合層
141,241 第1の巻き段防止部材
142,242 第2の巻き段防止部材
150 保護部材

Claims (9)

  1. 映像源から投影された映像光を観察可能に表示する巻き取り型スクリーン装置であって、
    収納時に巻き取られるスクリーンと、
    前記スクリーンを巻き取り可能であり、前記スクリーンの一方の先端部付近が接合された巻き芯と、
    を備え、
    前記巻き芯の長手方向の両端付近には、
    前記先端部近傍の前記スクリーン上であり、前記スクリーンが巻き取られるときに前記巻き芯とは反対側となる第1の取り付け面に配置された第1の巻き段防止部材と、
    前記巻き芯の外周面上であり、前記先端部近傍である第2の取り付け面に配置された第2の巻き段防止部材と、
    が取り付けられていること、
    を特徴とする巻き取り型スクリーン装置。
  2. 請求項1に記載の巻き取り型スクリーン装置において、
    前記第1の巻き段防止部材と前記第2の巻き段防止部材とは、前記巻き芯の周方向に距離を離して設けられ、
    前記先端部は、前記巻き芯の周方向において、前記第1の巻き段防止部材と前記第2の巻き段防止部材との間に位置すること、
    を特徴とする巻き取り型スクリーン装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の巻き取り型スクリーン装置において、
    前記第1の巻き段防止部材及び前記第2の巻き段防止部材は、弾性体によって形成されていること、
    を特徴とする巻き取り型スクリーン装置。
  4. 請求項3に記載の巻き取り型スクリーン装置において、
    前記第1の巻き段防止部材及び前記第2の巻き段防止部材は、ポリエチレン、変性ポリエチレン、ウレタン、アクリルの少なくとも1つを用いて形成されていること、
    を特徴とする巻き取り型スクリーン装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の巻き取り型スクリーン装置において、
    前記第1の巻き段防止部材の厚みを圧縮前の40%となるように圧縮したときの前記第1の取り付け面からの高さ、及び、前記第2の巻き段防止部材の厚みを圧縮前の40%となるように圧縮したときの前記第2の取り付け面からの高さは、いずれも、前記第1の取り付け面と前記第2の取り付け面との前記巻き芯の径方向の高さの差の10〜300%であること、
    を特徴とする巻き取り型スクリーン装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の巻き取り型スクリーン装置において、
    前記第1の巻き段防止部材及び前記第2の巻き段防止部材は、その厚みが0.1〜5mmであること、
    を特徴とする巻き取り型スクリーン装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の巻き取り型スクリーン装置において、
    前記巻き芯は、径方向の高低差が形成された段差部を有し、
    前記先端部は、前記段差部の径方向の高さが低い部分に接合され
    前記第2の巻き段防止部材は、前記段差部の径方向の高さが高い部分の前記段差部の近傍に取り付けられていること、
    を特徴とする巻き取り型スクリーン装置。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の巻き取り型スクリーン装置において、
    前記巻き芯と前記スクリーンとを接合する接合層を有し、
    前記先端部は、前記接合層によって接合されていないこと、
    を特徴とする巻き取り型スクリーン装置。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の巻き取り型スクリーン装置において、
    前記巻き芯の外周面及び前記先端部を覆うように設けられた保護部材を有すること、
    を特徴とする巻き取り型スクリーン装置。

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