JP2007327872A - ドライバ性格判定装置及び車両用ナビゲーション装置 - Google Patents

ドライバ性格判定装置及び車両用ナビゲーション装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ドライバの性格を自動的に判定することが可能なドライバ性格判定装置、及びその装置を利用して構成される車両用ナビゲーション装置を提供する。
【解決手段】ドライバ性格判定装置12は、車両の走行時及びメンテナンス時においてドライバが当該車両に対して行う挙動の情報を取得し、性格判定処理部5は、その情報に基づいてドライバの性格を判定する。具体的には、給油タイミングの相対頻度に応じて「せっかち度」を判定し、今回走行する出発点−目的地間についての走行履歴の経路と今回車両が走行した経路とが一致している度合いにより「規則忠実度」を評価する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ドライバの性格を、ドライバが車両に対して行う挙動の情報に基づいて判定する装置、及びその装置を利用して構成される車両用ナビゲーション装置に関する。
現在車両に搭載されている様々な装置には、利便性を向上させる目的でセンサの検出結果などに基づき自動的に制御を行うものが増えつつある。斯様な装置における制御タイミングなどにドライバの性格傾向を反映させることができれば、その制御結果がドライバにとってより快適となることが期待される。
例えば、特許文献1には、車室内に配置されるディスプレイに擬人化されたエージェントを表示して、ドライバとのコミュニケーションを行わせる装置が開示されているが、この装置では、ドライバの性格に応じてエージェントに異なる反応をさせるため、ドライバが自身の性格傾向を入力装置を介して直接入力するように構成されている。
また、特許文献2には、車両が物体にある程度近付くとドライバに警報を与える装置が開示されているが、この装置でも、警報の出力タイミングを決定するために、ドライバが自身の性格傾向をダイヤル操作によって直接入力するように構成されている。
特開平11−259446号公報 特開2002−220035号公報
即ち、上記の特許文献に開示されている技術は、何れもドライバが自身の性格傾向を直接入力するようになっているため、その入力操作が煩わしい。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ドライバの性格を自動的に判定することが可能なドライバ性格判定装置、及びその装置を利用して構成される車両用ナビゲーション装置を提供することにある。
請求項1記載のドライバ性格判定装置によれば、情報取得手段は、車両の走行時及び/又はメンテナンス時において、ドライバが当該車両に対して行う挙動の情報を取得し、性格判定手段は、その情報に基づいてドライバの性格を判定する。即ち、ドライバの性格は、運転操作や車両のメンテナンスの仕方などに少なからず反映されるので、それらに関する情報を解析すればドライバの性格傾向を妥当に判定することができる。そして、判定されたドライバの性格情報は車両の制御等に適用することが可能であるから、ドライバが車両の運転をより快適に行うための制御に利用できる。
請求項2記載のドライバ性格判定装置によれば、性格判定手段は、給油センサ及び残量センサより得られる情報に基づき判定される給油タイミングの相対頻度に応じて、車両のドライバの「せっかち度」を判定する。即ち、一般に「せっかち」なドライバは、車両の燃料がそれ程減少していないにもかかわらず、こまめに給油を行う傾向が強いと言える。従って、給油タイミングの相対頻度を参照すれば、ドライバの「せっかち度」を妥当に判定することができる。
請求項3記載のドライバ性格判定装置によれば、性格判定手段は、給油が、燃料の残量が1/2以上の場合に行われると「せっかち度」を高く評価し、燃料の残量が1/2未満の場合に行われると「せっかち度」を低く評価する。即ち、給油が行われる毎に、上記の基準により評価を行えば、その評価結果がある程度累積した段階で、ドライバの「せっかち度」が高低のどちらに振れているかが明確になる。
請求項4記載のドライバ性格判定装置によれば、性格判定手段は、給油が、車両のインストルメントパネルに配置されている給油インジケータを点灯させる残量レベルとなった以降に行われると、「せっかち度」を低く評価する。即ち、燃料の残りが給油インジケータを点灯させるレベルになるまで給油を行わないドライバは「せっかち度」がかなり低く、逆に「おおらか」な性格であると評価できる。従って、「せっかち度(又はその逆のおおらか度)」をより確実に評価できる。
請求項5記載のドライバ性格判定装置によれば、経路一致度評価手段は、記録手段に今回走行しようとしている出発点−目的地間についての走行履歴が存在する場合、その走行履歴の経路と今回車両が走行した経路とが一致している度合いを評価する。そして、性格判定手段は、経路一致度が相対的に高い場合は「規則忠実度」を高く評価し、前記経路一致度が相対的に低い場合は「規則忠実度」を低く評価する。即ち、一般に、同じ出発点から目的地までの経路を、過去に走行した経路と同じように反復して運転を行うドライバは、予め決められた規則に忠実に従う度合いが高いと言える。従って、経路一致度に基づいてドライバの「規則忠実度」を妥当に評価することができる。
請求項6記載のドライバ性格判定装置によれば、経路一致度評価手段は、ナビゲーション装置で検索された目的までの案内経路に対し実際に車両が走行した経路が一致している度合いを評価し、性格判定手段は、経路一致度の高低に応じて「規則忠実度」を評価する。即ち、請求項5と同様に、ナビゲーション装置により提示された案内経路に極力沿うようにして運転を行うドライバは、予め決められた規則に忠実に従う度合いが高いと言える。従ってこの場合も、経路一致度に基づいてドライバの「規則忠実度」を妥当に評価することができる。
請求項7記載の車両用ナビゲーション装置によれば、ドライバにより目的地が設定されると、請求項3又は4記載のドライバ性格判定装置より得られる「せっかち度」の高さに応じて走行時間が短くなるように経路検索を行う。即ち、ドライバの性格傾向が「せっかち」であると判定される場合は、目的地までできるだけ短時間に到達することを優先すると考えられる。従って、ドライバのニーズに一致する案内経路を提示することができる。
請求項8記載の車両用ナビゲーション装置によれば、ドライバにより目的地が設定されると、請求項5又は6記載のドライバ性格判定装置より得られる「規則忠実度」の高さに応じて、走行頻度が比較的高い経路をより多く含むように経路検索を行う。即ち、ドライバの性格傾向が規則に忠実であると判定される場合は、比較的通り慣れている経路を同じようなパターンで走行することを好むと考えられる。従って、その傾向を経路検索に適用することで、ドライバの性格に応じた案内経路を提示することができる。
以下、本発明を車両用ナビゲーション装置に適用した場合の一実施例について図面を参照して説明する。図1は、車両用ナビゲーション装置を中心とする概略的な構成を示す機能ブロック図である。ナビゲーション装置1は、現在位置・リンクID算出部(情報取得手段,経路一致度評価手段)2,走行経路記憶部(情報取得手段,記録手段)3,経路計算部4,性格判定処理部(性格判定手段)5,メモリ6などを備えている。現在位置・リンクID算出部2は、GPS(Global Positioning System)受信機やジャイロセンサ,車速センサなどから信号を得て車両の現在位置を算出すると共に、DVD−ROMやハードディスクなどに記憶されている地図データベースにアクセスして走行経路のリンクIDを取得するようになっている。
走行経路記憶部3は、車両が走行した経路を履歴として記憶するもので、経路計算部4は、ドライバにより目的地が設定されると、地図データを参照して現在位置からその目的地までの経路計算を行う。そして、本発明では、車両が走行する際には、その走行状態に応じて性格判定処理部5がドライバの性格を判定し、その判定結果が経路計算部4における経路計算に反映されるように構成されている。
また、性格判定処理部5は、ドライバの性格を判定する場合、車両側に配置されている燃料情報処理部7より得られる情報も参照するようになっている。燃料情報処理部7では燃料残量検出部(残量センサ,情報取得手段)8が、図示しない燃料タンクに配置されているヒューエルセンダケージ(給油センサ,情報取得手段)9の計測結果に基づいて燃料の残量を検出し、その残量が僅かになるとインジケータ点灯部10に点灯指令を出力する。すると、インジケータ点灯部10は車両のインストルメントパネルに配置されている給油インジケータ11を点灯させて、ドライバに給油を促すための警告を行う。
そして、燃料情報処理部7の燃料残量検出部8と、ナビゲーション装置1側の性格判定処理部5とは、例えば車内LANなどを介して通信が可能であり、性格判定処理部5は、給油タンクの残量を監視可能となっている。尚、以上の構成において、現在位置・リンクID算出部2,走行経路記憶部3,性格判定処理部5,燃料残量検出部8,ヒューエルセンダケージ9は、ドライバ性格判定装置12を構成している。
次に、本実施例の作用について図2乃至図6も参照して説明する。図2は、車両のメンテナンスとして給油が行われる場合において、主に性格判定処理部5により行われる処理を示すフローチャートである。性格判定処理部5は、例えばドライバの操作により給油タンクの開口部が開かれたことをスイッチなどで検知したり、或いは燃料残量検出部8により残量の上昇が検出されると図2の処理を開始するが、この処理は、ドライバの性格について「せっかち度」を評価するために実行される。
性格判定処理部5は、給油が行われたタイミングが、燃料の残量がMid(1/2)以上ある時点で行われたか(ステップS1)、又は給油インジケータ11が点灯された以降に行われたか(ステップS2)を判断する。そして、ステップS1,S2において夫々「YES」と判断した場合はステップS3,S5に移行し、その時点で指標とする変数「せっかち度」が夫々「+5」,「−5」に達していなければ(「NO」)、「せっかち度」をインクリメント(ステップS4),デクリメント(ステップS6)する。尚、変数「せっかち度」は、初期状態ではゼロクリアされている。
即ち、ステップS1で「YES」と判断するケースでは、燃料の残量が未だ半分以上残っているにもかかわらずドライバが給油を行ったケースであるから、ドライバの性格における「せっかち度」が高い、と評価することができる。一方、ステップS2で「YES」と判断するケースでは、給油インジケータ11が既に点灯しており、燃料の残量が残り僅かになった段階でドライバが給油を行ったケースであるから、ドライバの性格における「せっかち度」が低い、と評価することができる。
また、ステップS3,S5によって変数「せっかち度」は「±5」の範囲を超えないように制限される。これは、ドライバが給油を行うタイミング(パターン)が殆ど決まっているために、変数の絶対値が限りなく増大することを防止するためである。そして、変数「せっかち度」は、性格判定処理部5によりメモリ6に書き込まれて記憶される。尚、ステップS1,S2で何れも「NO」と判断された場合はそのまま処理を終了する。
図3は、ドライバがナビゲーション装置1を利用して車両を走行させる場合に、性格判定処理部5により行われる処理を示すフローチャートである。この処理は、ドライバの性格について「規則忠実度」を評価するために実行される。
先ず、ドライバがナビゲーション装置1に目的地を設定すると(ステップS11)、性格判定処理部5は、走行経路記憶部3を参照して、過去のデータにその時点の車両の現在位置から設定された目的地までの走行履歴が存在するか否かを判断する(ステップS12)。同一地点間の走行履歴が存在しなければ(「NO」)、車両が目的地に到達するまで(ステップS26,「YES」)の間、ステップS25において走行に伴う履歴、即ち、地図データ上のリンクIDを走行経路記憶部3に随時記録させる。尚、この場合、ナビゲーション装置1は、目的地までの経路検索を新たに行っても良い。
一方、ステップS12において同一地点間の走行履歴が存在する場合(「YES」)、性格判定処理部5は、その走行履歴を参照し、過去に車両が走行した経路のリンク総数ALを取得すると(ステップS13)、そのリンク総数ALを経路一致度を評価する変数NRにセットする(ステップS14)。それから、車両が走行を開始すると、その時ドライバが選択した経路について、各リンク毎に、当該リンクが過去の走行履歴におけるリンクと同一か否かを判断する(ステップS15)。同一のリンクであれば(「YES」)ステップS17に移行してステップS25と同様に走行履歴を記録させ、同一のリンクでなければ(「NO」)変数NRをデクリメントさせてから(ステップS16)ステップS17に移行する。
即ち、ドライバが過去に走行した経路と同じ経路を選択すれば、変数NRはリンク総数ALと同じ値を維持するが、ドライバが異なる経路を選択するほど変数NRは減少して行く。以上のステップS15〜S17の処理を、目的地に到着するまで(ステップS18,「YES」)繰り返し実行する。
ここで、図4には、上記の処理が行われる走行経路の具体的なイメージを示す。車両が出発点Sから目的地Dまで走行する場合に、過去にルートR1に沿って走行した履歴が存在するものとする。この時、次回に走行した経路がルートR2であった場合は、ルートR1に対して2つの異なるリンクを選択したことになり、変数NRは2ポイント減点される。また、次回に走行した経路がルートR3であった場合は、ルートR1に対して3つの異なるリンクを選択したことになり、変数NRは3ポイント減点される。
再び図3を参照する。車両が目的地に到着すると(ステップS18,「YES」)、性格判定処理部5は、経路一致度FI(=NR/AL)を算出する(ステップS19)。そして、経路一致度FIが、予め定めたしきい値よりも大であるか否かを判断する(ステップS20)。例えば、図4に示すケースでは、過去の走行ルートR1のリンク総数ALが「6」であるのに対してルートR2の変数NRは「4」であるから、この場合の経路一致度FIは、4/6=66.7(%)と算出されることになる。また、ルートR3の変数NRは「3」であるから、この場合の経路一致度FIは、3/6=50(%)と算出される。
従って、ステップS20におけるしきい値を例えば60%に設定した場合、ルートR1,R2を選択すると「YES」、ルートR3を選択すると「NO」と判断されることになる。尚、図4に示すケースは図示の都合上リンク総数ALが小さい値であるため、ルートR2,R3による経路一致度FIの変動は大きくなっている。実際のケースでは、リンク総数ALはより大きな値となるため、その場合のしきい値設定は、もう少し高めに設定するのが妥当であると考える。
ステップS20において「YES」又は「NO」と判断すると、評価用変数「規則忠実度」が「±5」に達していなければ(ステップS21又はS23,「NO」)当該変数を夫々インクリメント又はデクリメントして(ステップS22,S24)処理を終了する。そして、更新された変数はメモリ6に記憶される。尚、「規則忠実度」を「±5」の範囲に制限するのは、「せっかち度」の場合と同様の理由による。以上の処理が、ドライバにより目的地が設定されて車両の走行が行われる毎に実行される。
図5は、ドライバがナビゲーション装置1に経路検索を行わせる場合に、性格判定処理部5が、図2並びに図3の処理結果により得られたドライバの性格指標に基づいて行う処理を示すフローチャートである。ドライバにより目的地が設定されて経路検索が開始されると、性格判定処理部5は、先ずその時点でメモリ6に記憶されている変数「せっかち度」が「≧0」,「<0」の何れの値を示しているかを判断する(ステップS31)。そして、「≧0」,「<0」夫々のケースに応じて、ステップS32,S33において変数「規則忠実度」が「≧0」,「<0」の何れの値を示しているかを判断する。
すると、ステップS32,S33の判断結果に応じて以下の4つのステップS34〜S37に分岐し、夫々異なるパターンで経路検索を行う。
「せっかち度」 「規則忠実度」 検索パターン
≧0 ≧0 A(ステップS35)
≧0 <0 D(ステップS34)
<0 ≧0 B(ステップS36)
<0 <0 C(ステップS37)
図6には、各パターンA〜Dに対応した経路検索の一例を示す。この図6では、現在地から目的地に至る途中に(a)〜(e)の5つの経路(リンク)がある。そして、これらの内、経路(d)→(c)はドライバが過去に走行している頻度が高いルートであるものとする。
パターンAの場合、ドライバの性格は、せっかちで且つ規則に忠実な傾向があると判定されるが、前者を優先して走行時間が最短となるように経路(a)→(c)を選択する。また、パターンBの場合、ドライバの性格は、せっかちである傾向は低いが規則に忠実な傾向があると判定される。規則に忠実な傾向があるドライバは、比較的通り慣れている経路を同じようなパターンで走行することを好むと考えられるため、走行頻度が高い経路を含むように経路(b)→(d)→(c)を選択する。
パターンCの場合、ドライバの性格は、せっかちである傾向並びに規則に忠実な傾向は何れも低いと判定される。このケースでは、走行時間や走行頻度を優先する必要は低いと捉えて経路(b)→(e)を選択する。また、パターンDの場合、ドライバの性格は、せっかちな傾向はあるが規則に忠実な傾向は低いと判定されるが、せっかちな傾向を優先してパターンAと同様に経路(a)→(c)を選択する。
以上のように本実施例によれば、ドライバ性格判定装置12は、車両の走行時及びメンテナンス時においてドライバが当該車両に対して行う挙動の情報を取得し、性格判定処理部5は、その情報に基づいてドライバの性格を判定する。即ち、ドライバの性格は、運転操作や車両のメンテナンスの仕方などにある程度反映されているため、それらに関する情報を解析すればドライバの性格を妥当に判定することができる。そして、判定されたドライバの性格情報は車両の制御等に適用することが可能であるから、ドライバが車両の運転をより快適に行えるように利用できる。
具体的には、性格判定処理部5は、ヒューエルセンダゲージ9及び燃料残量検出部8より得られる情報に基づき判定される給油タイミングの相対頻度に応じて、車両のドライバの「せっかち度」を判定する。この場合、燃料の残量が1/2以上の場合に給油が行われると「せっかち度」を高く評価し、給油インジケータ11を点灯させる残量レベル以降に給油が行われると「せっかち度」を低く評価するので、「せっかち度」をより確実に評価できる。
また、性格判定処理部5は、走行経路記憶部3に今回走行しようとしている出発点−目的地間についての走行履歴が存在する場合、その走行履歴の経路と今回車両が走行した経路とが一致している度合いを評価し、経路一致度が相対的に高い場合は「規則忠実度」を高く評価し、前記経路一致度が相対的に低い場合は「規則忠実度」を低く評価するので、「規則忠実度」を妥当に評価することができる。
そして、ナビゲーション装置1は、ドライバにより目的地が設定されて経路検索を行う場合、ドライバの「せっかち度」の高さに応じて走行時間が短くなるように経路検索を行い、「規則忠実度」の高さに応じて走行頻度が比較的高い経路をより多く含むように経路検索を行うので、ドライバの性格に応じた案内経路を提示することができる。
本発明は上記し又は図面に記載した実施例にのみ限定されるものではなく、以下のような変形が可能である。
給油タイミングに基づいて「せっかち度」を評価する場合、単に燃料の残量しきい値1/2以上で給油したか、1/2未満で給油したかによって高低を評価しても良い。また、残量しきい値は1/2に限ることなく、適宜変更して良い。
図3においては、ドライバが過去に走行した経路との一致度を評価したが、目的地が設定された時点でナビゲーション装置1により検索された案内経路と、実際にドライバが走行した経路との一致度を評価しても良い。即ち、ナビゲーション装置1により提示された案内経路に極力沿うようにして運転を行うドライバは、予め決められた規則に忠実に従う度合いが高いと言えるので、この場合もドライバの「規則忠実度」を妥当に評価することができる。
「せっかち度」と「規則忠実度」との何れか一方のみを評価して利用しても良い。
その他、ドライバの性格を判定する手段としては、例えば、ワイパーの払拭速度で「HI」の設定を使う傾向が高い場合,ウインカーを出すタイミングが早い場合などは「せっかち度」を高く評価したり、タイヤの空気圧のチェックを頻繁に行う場合などは「こまめ度」を高く評価することも可能である。
また、ドライバの性格判定結果は、ナビゲーション装置1による経路検索に適用するものに限らず、例えば、オートワイパーの払拭速度やコンライトの点灯タイミングなどを制御しても良い。即ち、ドライバの「せっかち度」が高い場合は払拭速度が速めとなるようにしたり、点灯タイミングをより早くするなど調整する。また、ドライバの「規則忠実度」が高い場合は、雨天時の雨量や周囲の光量に係らず、双方とも極力一定となるように調整しても良い。更に、オートエアコンの動作を開始させるタイミングや送風量などを調整しても良い。
本発明を車両用ナビゲーション装置に適用した場合の一実施例であり、構成を概略的に示す機能ブロック図 給油が行われる場合に、性格判定処理部により行われる処理を示すフローチャート ドライバがナビゲーション装置を利用して車両を走行させる場合における図2相当図 図3に示す処理を説明する走行経路の具体的なイメージを示す図 ナビゲーション装置に経路検索を行わせる場合に、性格判定処理部がドライバの性格指標に基づいて行う処理を示すフローチャート 図5のステップS34〜S37に対応した経路検索の一例を示す図
符号の説明
図面中、1は車両用ナビゲーション装置、2は現在位置・リンクID算出部(情報取得手段,経路一致度評価手段)、3は走行経路記憶部(情報取得手段,記録手段)、5は性格判定処理部(性格判定手段)、8は燃料残量検出部(残量センサ,情報取得手段)、9はヒューエルセンダケージ(給油センサ,情報取得手段)、11は給油インジケータ、12はドライバ性格判定装置を示す。

Claims (8)

  1. 車両の走行時及び/又はメンテナンス時において、ドライバが当該車両に対して行う挙動の情報を取得するための情報取得手段と、
    この情報取得手段より得られる情報に基づいて、前記ドライバの性格を判定する性格判定手段とを備えることを特徴とするドライバ性格判定装置。
  2. 前記情報取得手段として、
    車両の燃料タンク内における燃料の残量を検出する残量センサと、
    前記車両に対して給油が行われることを検出する給油センサとを備え、
    前記性格判定手段は、前記給油センサ及び残量センサより得られる情報に基づき判定される給油タイミングの相対頻度に応じて、前記車両のドライバの「せっかち度」を判定することを特徴とする請求項1記載のドライバ性格判定装置。
  3. 前記性格判定手段は、給油が、前記燃料の残量が1/2以上の場合に行われると「せっかち度」を高く評価し、前記燃料の残量が1/2未満の場合に行われると「せっかち度」を低く評価することを特徴とする請求項2記載のドライバ性格判定装置。
  4. 前記性格判定手段は、給油が、車両のインストルメントパネルに配置されている給油インジケータを点灯させる残量レベルとなった以降に行われると、「せっかち度」を低く評価することを特徴とする請求項3記載のドライバ性格判定装置。
  5. 前記情報取得手段として、車両の走行履歴を記録する記録手段と、この記録手段に今回走行しようとしている出発点−目的地間についての走行履歴が存在する場合、前記走行履歴の経路と今回車両が走行した経路とが一致している度合いを評価する経路一致度評価手段とを備え、
    前記性格判定手段は、前記経路一致度評価手段より得られる経路一致度が相対的に高い場合は「規則忠実度」を高く評価し、前記経路一致度が相対的に低い場合は「規則忠実度」を低く評価することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のドライバ性格判定装置。
  6. 前記情報取得手段として、ナビゲーション装置により検索された目的までの案内経路に対して、実際に車両が走行した経路が一致している度合いを評価する経路一致度評価手段を備え、
    前記性格判定手段は、前記経路一致度評価手段より得られる経路一致度が相対的に高い場合は「規則忠実度」を高く評価し、前記経路一致度が相対的に低い場合は「規則忠実度」を低く評価することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のドライバ性格判定装置。
  7. 請求項3又は4記載のドライバ性格判定装置を備え、
    目的地が設定されると、前記ドライバ性格判定装置より得られる「せっかち度」の高さに応じて、走行時間が短くなるように経路検索を行うことを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
  8. 請求項5又は6記載のドライバ性格判定装置を備え、
    目的地が設定されると、前記ドライバ性格判定装置より得られる「規則忠実度」の高さに応じて、走行頻度が比較的高い経路をより多く含むように経路検索を行うことを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
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