JP2007327561A

JP2007327561A - 配管カバー

Info

Publication number: JP2007327561A
Application number: JP2006159319A
Authority: JP
Inventors: Kazumi Toyama; 和美外山
Original assignee: Mitsubishi Plastics Inc
Current assignee: Mitsubishi Plastics Inc
Priority date: 2006-06-08
Filing date: 2006-06-08
Publication date: 2007-12-20

Abstract

【課題】廻り縁の下方に配設される配管と、廻り縁とを配管カバーで一体的に覆い、外観性及び美観の向上を図る。
【解決手段】壁２０と天井３０とのコーナー部に取り付けられる廻り縁４０に沿って配設された配管５０を覆うための配管カバー１０において、配管５０を壁２０に支持する配管支持部材１１と、該配管支持部材１１に係合し、配管５０及び配管支持部材１１を覆うカバー体１２とを備え、該カバー体１２に前記廻り縁４０を覆う化粧板１２ｂを一体に設ける。
【選択図】図１

Description

本発明は、建物の壁面に配設される水道管やガス管などの配管を覆う配管カバーに関する。

従来、水道管やガス管などの配管を壁面に配設する際には、外観性及び美観の点から配管カバーで覆うようにしている。この配管カバーは、配管を壁面に支持する配管支持部材と、該配管支持部材に支持された配管を覆うカバー体とを備えている（例えば、特許文献１参照。）。
特開平１１−１６６２５０号公報

しかし、壁と天井とのコーナー部に取り付けられる廻り縁の下方に配設された配管を、上述のような配管カバーで覆う際には、配管支持部材に支持された配管のみをカバー体が覆い、廻り縁は露出した状態であることから、カバー体と廻り縁との材質に違いがある場合など、外観性に優れないことがあった。

そこで本発明は、廻り縁に沿って配設される配管と廻り縁とを一体的に覆い、外観性及び美観の向上を図ることのできる配管カバーを提供することを目的としている。

上記目的を達成するため、本発明の配管カバーは、壁と天井とのコーナー部に取り付けられる廻り縁に沿って配設される配管を覆うための配管カバーにおいて、前記配管を壁面に支持する配管支持部材と、該配管支持部材に係合し、配管及び配管支持部材を覆うカバー体とを備え、該カバー体に、前記廻り縁を覆う化粧板を一体に設けたことを特徴としている。

本発明の配管カバーによれば、簡単な構造で、配管と廻り縁とを一体的に覆うことができるので、外観性及び美観の向上を図ることができる。

図１及び図２は本発明の配管カバーの一形態例を示すもので、図１は施工状態を示す断面図、図２は分解斜視図である。

配管カバー１０は、壁２０と天井３０とのコーナー部に取り付けられる廻り縁４０の下方に沿って配設された配管５０を支持するとともに覆うためのもので、塩化ビニルやＡＢＳ樹脂等の合成樹脂を射出成形して形成されている。この配管カバー１０は、配管５０を壁２０に支持する配管支持部材１１と、該配管支持部材１１に係合し、配管５０及び配管支持部材１１を覆うカバー体１２とを備えている。

前記配管支持部材１１は、廻り縁４０の下端部に沿って壁２０に取り付けられる長尺の取付板１１ａと、該取付板１１ａに突設される環状係合部１１ｂとを備えている。取付板１１ａは、上縁部及び下縁部に、カバー体１２を係合させる係合凸部１１ｃ，１１ｃが形成されるとともに、上下方向中央部に複数の挿通孔１１ｄを備え、該挿通孔１１ｄに挿通するねじ部材１３によって壁２０に取り付けられる。環状係合部１１ｂは、前面側にスリット１１ｅを備えた断面Ｃ字状に形成され、取付板１１ａの所定の位置に突設され、前記配管５０は環状係合部１１ｂの開口を押し広げて圧入されることによって支持される。

前記カバー体１２は、前記配管支持部材１１に装着されて前記配管支持部材１１及び前記配管５０を覆う本体部１２ａと、該本体部１２ａに一体形成されて前記廻り縁４０を覆う化粧板１２ｂとを有している。本体部１２ａは、配管５０及び配管支持部材１１を覆う大きさで、前面板１２ｃから配管支持部材１１に向かって一対の係合片１２ｄ，１２ｄを突出させた断面略コ字状に形成され、各係合片１２ｄ，１２ｄの突出端部内面には、配管支持部材１１の前記係合凸部１１ｃ，１１ｃに係合する係合凹部１２ｅ，１２ｅがそれぞれ設けられている。化粧板１２ｂは、その外面が前面板１２ｃの外面と面一な状態でカバー体１２の一側方に突出しており、廻り縁４０の前面を覆える大きさに形成されている。また、カバー体１２は、所定の長さに形成されたものを繋げて用いられ、両端部には印籠継ぎのための凸部１２ｆと凹部１２ｇとがそれぞれ設けられている。

このように形成された配管カバー１０は、配管支持部材１１の各挿通孔１１ｄにねじ部材１３を挿通し、該ねじ部材１３を壁２０にねじ込むことによって、配管支持部材１１を壁２０の規定された位置に取り付ける。壁２０に取り付けられた配管支持部材１１の環状係合部１１ｂに配管５０を圧入して支持させる。化粧板１２ｂを廻り縁４０側、すなわち上方に向けた状態で、カバー体１２の凸部１２ｆを、連結するカバー体１２の凹部１２ｇに挿入して複数のカバー体１２を印籠継ぎしながら、各カバー体１２の係合凹部１２ｅ，１２ｅを、配管支持部材１１の係合凸部１１ｃ，１１ｃに係合させることにより、複数のカバー体１２で配管５０及び配管支持部材１１を覆うとともに、カバー体１２の化粧板１２ｂで廻り縁４０の前面を覆う。

このように、配管カバー１０によって、配管５０と廻り縁４０とを一体的に覆うことができるので、外観性及び美観の向上を図ることができる。また、配管カバー１０は、壁や天井の色に応じて、適宜着色したり地模様を付けたりすることができ、外観や美観を更に向上させることができる。

なお、配管カバーにおける配管支持部材及びカバー体は、配管の径や廻り縁の大きさなど応じて任意の形状で形成することが可能であり、化粧板は前面板と面一であることがデザイン上は好ましいが、面一でなくてもよい。また、配管を天井に配設した場合でも、カバー体によって配管及び廻り縁を覆うことができる。さらに、入隅の見切り縁や巾木に沿って配管を配設する場合にも適用可能である。

本発明の一形態例を示す配管カバーの施工状態を示す断面図である。同じく分解斜視図である。

符号の説明

１０…配管カバー、１１…配管支持部材、１１ａ…取付板、１１ｂ…環状係合部、１１ｃ…係合凸部、１１ｄ…挿通孔、１１ｅ…スリット、１２…カバー体、１２ａ…本体部、１２ｂ…化粧板、１２ｃ…前面板、１２ｄ…係合片、１２ｅ…係合凹部、１２ｆ…凸部、１２ｇ…凹部、１３…ねじ部材、２０…壁、３０…天井、４０…廻り縁、５０…配管

Claims

壁と天井とのコーナー部に取り付けられる廻り縁に沿って配設される配管を覆うための配管カバーにおいて、前記配管を壁面に支持する配管支持部材と、該配管支持部材に係合し、配管及び配管支持部材を覆うカバー体とを備え、該カバー体に、前記廻り縁を覆う化粧板を一体に設けたことを特徴とする配管カバー。