JP2007326787A - 不飽和アルデヒド及び不飽和カルボン酸の製造方法 - Google Patents

不飽和アルデヒド及び不飽和カルボン酸の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】プロピレン、イソブチレン及びターシャリーブチルアルコールから選ばれる化合物を気相接触酸化し、不飽和アルデヒド及び不飽和カルボン酸を収率良く製造する。
【解決手段】所定の触媒を還元性物質の存在下に熱処理してなり、活性が異なる複数種の触媒が、又は所定の触媒を還元性物質の存在下に熱処理してなる触媒と、該熱処理をしていない触媒とが、反応管の原料ガス入口部から出口部に向け活性がより高くなるように充填されている反応管で上記酸化反応を行う。
【選択図】なし

Description

本発明は、プロピレン、イソブチレン及びターシャリーブチルアルコールから選ばれる化合物を分子状酸素により気相接触酸化し、対応する不飽和アルデヒド及び不飽和カルボン酸を製造する方法に関する。
いわゆるモリブデン−ビスマス−鉄系複合酸化物触媒を用いて気相接触酸化反応を行い、プロピレンや、イソブチレン、ターシャリーブチルアルコールから対応する不飽和アルデヒド及び不飽和カルボン酸を製造する技術は良く知られているところである。
該酸化反応は、通常、触媒が充填された反応管に原料ガスを供給することにより行われ、工業的には多管式の反応器を用いて行われることが多いが、大きな発熱を伴うため、原料ガス入口側にホットスポットと呼ばれる局所的な高温帯が生じ易い。このホットスポットでは、過度の酸化反応が起こるため、収率が低下してしまうことが多く、更に、過大な熱負荷が触媒にかかるため、触媒が劣化し、触媒寿命を減少させてしまうこともある。特に単位触媒あたりの生産性を高めるために、原料ガス中の原料化合物濃度を高めたり、原料ガスの空間速度を大きくすると、上記のような問題はより重大になる。
従って、かかるホットスポットでの過大な発熱を抑え、温度を下げることは、上記酸化反応により目的生成物を高収率で製造する上でも、また、触媒の劣化を抑え、工業的に長期間運転する上でも非常に重要である。
ホットスポットでの発熱を制御するために、過去にいくつかの提案がなされている。具体的には、特開昭47−10614号公報(特許文献1)には、ホットスポットが生じ易い部分の触媒を反応に不活性な物質で希釈する方法が、特開昭51−127013号公報(特許文献2)には、原料ガス入口部に所謂担持型触媒を充填し出口部に通常の成形触媒を充填する方法が、特開平6−192144号公報(特許文献3)には、担持触媒を原料ガス入口部から出口部に向かって触媒活性成分の担持量がより高くなるように充填する方法が提案されている。
また、特開平4−217932号公報(特許文献4)には、占有容積の異なる複数種の触媒を原料ガス入口部から出口部に向かって占有容積がより小さくなるように充填する方法が、更に、特開平3−294238号公報(特許文献5)には、複合酸化物触媒の構成成分であるアルカリ金属及びタリウムから選ばれる元素の種類及び/又は量を変更するとともに触媒調製時の焼成温度を変更することにより活性が制御された複数種の触媒を用意し、原料ガス入口部より出口部に向かって活性のより高い触媒を充填する方法が提案されている。
しかしながら、これらの方法では、ホットスポットでの発熱を必ずしも満足の行く程度まで抑制することができず、また、収率、触媒寿命及び操作面において、工業的に必ずしも十分とはいえなかった。
特開昭47−10614号公報 特開昭51−127013号公報 特開平6−192144号公報 特開平4−217932号公報 特開平3−294238号公報
かかる事情下に鑑み、本発明者等は、上記酸化反応におけるホットスポットでの発熱を十分に抑制し、収率の向上及び触媒への熱負荷の軽減を図り、操作も簡便で、工業的にもより有利な方法を提供することを目的として鋭意検討した。その結果、所定の触媒を還元性物質の存在下に熱処理してなり、活性が異なる複数種の触媒が、又は、所定の触媒を還元性物質の存在下に熱処理してなる触媒と、該熱処理をしていない触媒とが、反応管の原料ガス入口部から出口部に向け活性がより高くなるように充填されている反応管で上記酸化反応を行うことにより、上記目的を達成し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、触媒が充填された反応管に、プロピレン、イソブチレン及びターシャリーブチルアルコールから選ばれる化合物と分子状酸素とからなる原料ガスを供給することによりに気相接触酸化反応を行い、対応する不飽和アルデヒド及び不飽和カルボン酸を製造する方法であって、上記反応管は、モリブデン、ビスマス及び鉄を含有する複合酸化物からなる触媒を還元性物質の存在下に熱処理してなり、活性が異なる複数種の触媒が、反応管の原料ガス入口部から出口部に向け活性がより高くなるように充填されていることを特徴とする不飽和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸の製造方法を提供するものである。
また、本発明は、触媒が充填された反応管に、プロピレン、イソブチレン及びターシャリーブチルアルコールから選ばれる化合物と分子状酸素とからなる原料ガスを供給することによりに気相接触酸化反応を行い、対応する不飽和アルデヒド及び不飽和カルボン酸を製造する方法であって、上記反応管は、モリブデン、ビスマス及び鉄を含有する複合酸化物からなる触媒を還元性物質の存在下に熱処理してなる触媒と、上記複合酸化物からなり、上記熱処理をしていない触媒とが、反応管の原料ガス入口部から出口部に向け活性がより高くなるように充填されていることを特徴とする不飽和アルデヒド及び不飽和カルボン酸の製造方法を提供するものである。
本発明によれば、上記不飽和アルデヒド及び不飽和カルボン酸の製造方法において、ホットスポットでの発熱が十分に抑制され、該ホットスポットの温度も良好に下げることができ、且つ高収率で目的生成物を得ることができる。また、ホットスポットでの触媒への熱負荷も軽減することができる。
以下、本発明を詳細に説明する。本発明で用いる不飽和アルデヒド及び不飽和カルボン酸製造用触媒は、モリブデン、ビスマス及び鉄を必須とする複合酸化物からなるものである。この複合酸化物には、モリブデン、ビスマス及び鉄以外の元素が含まれていてもよく、例えば、ニッケル及び/又はコバルトや、カリウム、ルビジウム、セシウム及びタリウムから選ばれる元素が含まれるのが望ましい。
かかる複合酸化物の好ましい例は、下記一般式(1)で示すことができる。
MoaBibFecdefgx (1)
(式中、Mo、Bi及びFeはそれぞれモリブデン、ビスマス及び鉄を表し、Aはニッケル及び/又はコバルトを表し、Bはマンガン、亜鉛、カルシウム、マグネシウム、スズ及び鉛から選ばれる元素を表し、Cはリン、ホウ素、ヒ素、テルル、タングステン、アンチモン、ケイ素、アルミニウム、チタン、ジルコニウム及びセリウムから選ばれる元素を表し、Dはカリウム、ルビジウム、セシウム及びタリウムから選ばれる元素を表し、a=12としたとき、0<b≦10、0<c≦10、1≦d≦10、0≦e≦10、0≦f≦10、0<g≦2であり、xは各元素の酸化状態により定まる値である。)
中でも、下記の組成(酸素原子を除く)を有するものが好ましく用いられる。
Mo12Bi0.1-5Fe0.5-5Co5-10Cs0.01-1
Mo12Bi0.1-5Fe0.5-5Co5-10Sb0.1-50.01-1
Mo12Bi0.1-5Fe0.5-5Ni5-10Sb0.1-5Si0.1-5Tl0.01-1
上記触媒の原料としては、通常、上記触媒に含まれる各元素の化合物、例えば、酸化物、硝酸塩、硫酸塩、炭酸塩、水酸化物、オキソ酸やそのアンモニウム塩、ハロゲン化物等が、所望の原子比を満たすような割合で用いられる。例えば、モリブデン化合物としては、三酸化モリブデン、モリブデン酸、パラモリブデン酸アンモニウム等が、ビスマス化合物としては、酸化ビスマス、硝酸ビスマス、硫酸ビスマス等が、鉄化合物としては、硝酸鉄(III)、硫酸鉄(III)、塩化鉄(III)等が、それぞれ使用できる。
上記複合酸化物からなる触媒は、通常、上記の触媒原料を水中にて混合して水溶液又は水性スラリーを調製し、その後、乾燥し、次いで該乾燥物を分子状酸素含有ガスの雰囲気下に焼成することにより得られる(例えば、特開昭59−46132号公報、特開昭60−163830号、特開2000−288396号公報参照)。ここで、上記乾燥は、例えば、ニーダー、箱型乾燥機、ドラム型通気乾燥装置、スプレードライヤー、気流乾燥機等を用いて行うことができる。また、上記焼成で使用される分子状酸素含有ガス中の分子状酸素濃度は、通常1〜30容量%、好ましくは10〜25容量%である。分子状酸素源としては、通常、空気や純酸素が使用され、これが必要に応じて窒素、二酸化炭素、水、ヘリウム、アルゴン等で希釈されて、分子状酸素含有ガスとして使用される。焼成温度は、通常300〜600℃、好ましくは400〜550℃である。また、焼成時間は、通常5分〜40時間、好ましくは1時間〜20時間である。
触媒は通常、所望の形状に成型され用いられる。この成型は打錠成型や押出成型等によってリング状、ペレット、球状等にするのがよい。なお、この成型は、分子状酸素含有ガス雰囲気下で焼成する前の段階で行ってもよいし、該焼成後に行ってもよいし、後述の還元処理後に行ってもよい。また、この成型の際、触媒の機械的強度を向上させるために、例えば特開平9−52053号公報に記載される如く、対象とする酸化反応に対し実質的に不活性な無機ファイバー等を添加してもよい。
上記のようにして得られた触媒を更に還元性物質の存在下に熱処理(以下、この還元性物質の存在下での熱処理を単に還元処理ということがある。)することで活性が制御される。
還元性物質としては、例えば、水素、アンモニア、一酸化炭素、炭化水素、アルコール、アルデヒド、アミン等が挙げられ、必要に応じてそれらの2種以上を用いることができる。ここで、炭化水素、アルコール、アルデヒド及びアミンは、それぞれ、その炭素数が1〜6程度であるのがよく、かかる炭化水素の例としては、メタン、エタン、プロパン、n−ブタン、イソブタンの如き飽和脂肪族炭化水素、エチレン、プロピレン、α−ブチレン、β−ブチレン、イソブチレンの如き不飽和脂肪族炭化水素、ベンゼン等が挙げられ、アルコールの例としては、メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、イソブチルアルコール、セカンダリーブチルアルコール、ターシャリーブチルアルコールの如き飽和脂肪族アルコール、アリルアルコール、クロチルアルコール、メタリルアルコールの如き不飽和脂肪族アルコール、フェノール等が挙げられる。また、アルデヒドの例としては、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、n−ブチルアルデヒド、イソブチルアルデヒドの如き飽和脂肪族アルデヒド、アクロレイン、クロトンアルデヒド、メタクロレインの如き不飽和脂肪族アルデヒド等が挙げられ、アミンの例としては、メチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミンの如き飽和脂肪族アミン、アリルアミン、ジアリルアミンの如き不飽和脂肪族アミン、アニリン等が挙げられる。
還元処理は、通常、上記還元性物質を含むガスの雰囲気下に触媒を熱処理することにより行われる。このガス中の還元性物質の濃度は、通常0.1〜50容量%、好ましくは1〜30容量%であり、このような濃度になるように、還元性物質を窒素、二酸化炭素、水、ヘリウム、アルゴン等で希釈すればよい。なお、分子状酸素は、還元処理の効果を損なわない範囲で存在させてもよいが、通常は存在させないのがよい。
還元処理の温度は、通常200〜600℃、好ましくは250〜550℃である。また、還元処理の時間は、通常5分〜20時間、好ましくは30分〜10時間である。還元処理は、触媒を管型や箱型等の容器に入れ、ここに還元性物質を含むガスを流通させながら行うのが好ましく、その際、容器から排出されたガスは必要により循環再使用してもよい。
通常、還元処理前後で、触媒の質量減少が見られる。かかる還元処理前後の質量減少率は、次式により表される。
質量減少率(%)=(還元処理前の触媒の質量−還元処理後の触媒の質量)/還元処理前の触媒の質量×100
還元処理による質量減少は、触媒中の格子酸素が失われるため起こると考えられ、かかる格子酸素の喪失により触媒活性も変化すると考えられる。還元の程度は、還元処理時間、還元処理温度により調整することができ、還元が進むにつれ、上記質量減少率も高くなる傾向にある。一方、触媒活性は、還元が進むにつれ、しばらく増加するが、その後、極大となり、次いで徐々に減少していく傾向にある。従って、質量減少率が高くなるほど、必ず触媒活性が高くなるというわけではないが、通常、質量減少率が0.01〜6%である触媒は、還元処理を行わない触媒よりも活性が高くなるため、反応管に充填する触媒のうち少なくとも1種は、該触媒を用いることが好ましい。質量減少率が6%を超えた触媒については、該触媒をそのまま用いることも可能であるが、再度、分子状酸素含有ガスの雰囲気下に焼成し、その後、還元処理を行って活性を制御するのが好ましい。
還元処理の際、用いる還元性物質の種類や熱処理条件等によっては、還元性物質自身や還元性物質由来の分解生成物等が還元処理後の触媒に残存することがある。このような場合は、別途、触媒中の該残存物質量を測定し、これを該残存物込みの触媒質量から差し引いて、還元処理後の質量を算出すればよい。該残存物は、典型的には炭素であるので、例えば、全炭素(TC:total carbon)測定等により、その質量を求めればよい。
本発明の製造方法においては、上記還元処理により得られる活性が異なる複数種の触媒を、反応管の原料ガス入口部から出口部に向け活性がより高くなるように充填して上記気相接触酸化反応を行う。又は、上記還元処理を行った触媒と、上記還元処理を行っていない触媒とを、反応管の原料ガス入口部から出口部に向け活性がより高くなるように充填して該酸化反応を行う。かかる活性の制御された触媒を所定の序列で反応管に充填し、該反応管を上記気相接触酸化反応に用いることで、ホットスポットでの発熱を十分に抑制し、高収率で目的生成物を得ることができる。尚、触媒の充填は、入口部から行ってもよいし、反対に出口部から行ってもよい。
本発明においては、触媒種の数を多くするほど、反応管内の温度分布をより効果的に制御することができる。しかしながら、触媒の製造及び充填操作が煩雑となるため、かかる点から、反応管に充填される触媒は2種であるのが好ましい。
なお、上記反応管に充填される触媒の形状は同一であってもよいし、異なっていてもよい。また、ホットスポットでの発熱を抑える従来公知の方法と本発明とを併用してもよい。
本発明の気相接触酸化反応は、上記反応管に、プロピレン、イソブチレン及びターシャリーブチルアルコールから選ばれる原料化合物と分子状酸素とからなる原料ガスを供給することにより行われる。工業的には、上記反応管を含む固定床多管式反応器が使用される。また、分子状酸素源としては、通常、空気が用いられ、原料ガス中には、原料化合物及び分子状酸素以外の成分として、窒素、二酸化炭素、一酸化炭素、水蒸気等が含まれうる。
反応温度は通常250〜400℃、反応圧力は減圧でも可能であるが、通常、常圧〜500kPaである。原料化合物に対する分子状酸素の量は通常1〜3モル倍である。また、原料ガスの空間速度SVは、STP(Standard temperature and pressure)基準で
、通常500〜5000h-1である。
かくして、ホットスポットでの過大な発熱を十分に抑制し、該ホットスポットの温度を良好に下げ、プロピレンからはアクロレイン及びアクリル酸を、イソブチレンやターシャリーブチルアルコールからはメタクロレイン及びメタクリル酸を収率良く製造することができる。
以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。特にことわりのない限り、ガスの体積及び空間速度はSTP基準での値である。尚、本発明の実施例において反応率(%)及び合計収率(%)は次の如く定義した。
反応率(%)=[(供給イソブチレンのモル数)−(未反応イソブチレンのモル数)]÷(供給イソブチレンのモル数)×100
合計収率(%)=(メタクロレイン及びメタクリル酸のモル数)÷(供給イソブチレンのモル数)×100
比較例1
(a)触媒の製造
モリブデン酸アンモニウム[(NH4)6Mo724・4H2O]13241gを温水15000gに溶解し、これをA液とした。一方、硝酸鉄(III)[Fe(NO3)3・9H2O]6060g、硝酸コバルト[Co(NO3)2・6H2O]13096g及び硝酸セシウム[CsNO3]585gを温水6000gに溶解し、次いで硝酸ビスマス[Bi(NO3)3・5H2O]2910gを溶解し、これをB液とした。A液を攪拌し、この中にB液を添加してスラリーを得、次いでこのスラリーを気流乾燥機にて乾燥し、乾燥物を得た。この乾燥物100質量部に対し6質量部のシリカアルミナファイバー(サンゴバン・ティーエム製、RFC400−SL)を添加して、外径6.3mm、内径2.5mm、長さ6mmのリング状に成型し、次いで、空気気流下に516℃で6時間焼成して、触媒Aを得た。この触媒は、モリブデン12原子に対しビスマス0.96原子、鉄2.4原子、コバルト7.2原子、セシウム0.48原子を含んでいる。
(b)酸化反応
内径18mmのガラス製反応管に、上記(a)で得られた触媒Aを13ml充填し、ここに、イソブチレン/酸素/窒素/スチーム=1/2.2/6.7/2.1(モル比)の混合ガスを750h-1の空間速度で供給し、反応温度(反応管を加熱するための熱源の温度)360℃にて酸化反応を行った。イソブチレンの反応率とメタクロレイン及びメタクリル酸の合計収率を表1に示す。
比較例2
比較例1(a)で得られた触媒Aをガラス管に50g充填し、ここに水素/窒素=20/80(容積比)の混合ガスを200ml/minの流量で供給し、400℃にて3時間還元処理を行った。次いで水素の供給を停止し、窒素気流下に室温まで冷却し、還元処理触媒Bを得た。還元処理による触媒の質量減少率は3.52%であった。
この触媒Bを用いて、反応温度を320℃に変更した以外は、比較例1(b)と同様に酸化反応を行った。その結果を表1に示す。
比較例3
還元処理に使用するガスを水素/窒素=10/90(容積比)の混合ガスに変更し、還元処理温度を250℃に変更し、かつ、還元処理時間を1時間に変更した以外は、比較例1と同様の操作を行い、還元処理触媒Cを得た。還元処理による触媒の質量減少率は0.04%であった。
この触媒Cを用いて、比較例1(b)と同様に酸化反応を行った。その結果を表1に示す。
実施例1
内径18mmのガラス製反応管の原料ガス入口部に、比較例1(a)で得られた触媒Aを6.5ml(50容量%)充填し、一方原料ガス出口部に比較例2で得られた触媒B6.5ml(50容量%)を充填した。ここに、イソブチレン/酸素/窒素/スチーム=1/2.2/6.7/2.1(モル比)の混合ガスを750h-1の空間速度で供給し、反応温度330℃にて酸化反応を行った。イソブチレンの反応率とメタクロレイン及びメタクリル酸の合計収率を表1に示す。
実施例2
実施例1において、原料ガス入口部に触媒Aではなく比較例3で得られた触媒Cを6.5ml(50容量%)充填した以外は、実施例1と同様に酸化反応を行った。その結果を表1に示す。
Figure 2007326787
比較例1〜3及び実施例1〜2では、イソブチレンの反応率が99%程度になるように、反応温度(反応管を加熱するための熱源の温度)を調整して評価した。また、表中ΔTは、ホットスポット部温度と反応温度との温度差(前者−後者)を表す。
触媒A及び触媒Cをそれぞれ単独で用いた比較例1及び比較例3では、イソブチレンの反応率を99%程度とするためには高い反応温度が必要となり、合計収率も低いものとなった。また、ΔTも大きく、触媒に高い熱負荷がかかった。一方、触媒Bを単独で用いた比較例2では、反応温度及びΔTを抑えることはできたが、合計収率はやや低めであった。
一方、実施例が示す通り、反応管の原料ガス入口部から出口部に向け活性がより高くなるように、触媒A及び触媒B、又は触媒C及び触媒Bが充填された反応管を用いた場合においては、それぞれの触媒を単独で用いた場合よりΔTが小さくなっており、ホットスポットでの発熱を良好に抑え、合計収率もより高い値となった。

Claims (6)

  1. 触媒が充填された反応管に、プロピレン、イソブチレン及びターシャリーブチルアルコールから選ばれる化合物と分子状酸素とからなる原料ガスを供給することによりに気相接触酸化反応を行い、対応する不飽和アルデヒド及び不飽和カルボン酸を製造する方法であって、
    上記反応管は、モリブデン、ビスマス及び鉄を含有する複合酸化物からなる触媒を還元性物質の存在下に熱処理してなり、活性が異なる複数種の触媒が、反応管の原料ガス入口部から出口部に向け活性がより高くなるように充填されていることを特徴とする不飽和アルデヒド及び不飽和カルボン酸の製造方法。
  2. 触媒が充填された反応管に、プロピレン、イソブチレン及びターシャリーブチルアルコールから選ばれる化合物と分子状酸素とからなる原料ガスを供給することによりに気相接触酸化反応を行い、対応する不飽和アルデヒド及び不飽和カルボン酸を製造する方法であって、
    上記反応管は、モリブデン、ビスマス及び鉄を含有する複合酸化物からなる触媒を還元性物質の存在下に熱処理してなる触媒と、上記複合酸化物からなり、上記熱処理をしていない触媒とが、反応管の原料ガス入口部から出口部に向け活性がより高くなるように充填されていることを特徴とする不飽和アルデヒド及び不飽和カルボン酸の製造方法。
  3. 還元性物質が水素、アンモニア、一酸化炭素、炭素数1〜6の炭化水素、炭素数1〜6のアルコール、炭素数1〜6のアルデヒド及び炭素数1〜6のアミンから選ばれる化合物である請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記熱処理による触媒の質量減少率が0.01〜6質量%である請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  5. 前記反応管に充填される触媒が2種である請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
  6. 前記複合酸化物が、下記一般式(1)
    MoaBibFecdefgx (1)
    (式中、Mo、Bi及びFeはそれぞれモリブデン、ビスマス及び鉄を表し、Aはニッケル及び/又はコバルトを表し、Bはマンガン、亜鉛、カルシウム、マグネシウム、スズ及び鉛から選ばれる元素を表し、Cはリン、ホウ素、ヒ素、テルル、タングステン、アンチモン、ケイ素、アルミニウム、チタン、ジルコニウム及びセリウムから選ばれる元素を表し、Dはカリウム、ルビジウム、セシウム及びタリウムから選ばれる元素を表し、a=12としたとき、0<b≦10、0<c≦10、1≦d≦10、0≦e≦10、0≦f≦10、0<g≦2であり、xは各元素の酸化状態により定まる値である。)
    で示されるものである請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
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