JP2007325336A - 電動機のエアギャップ偏心計測装置及びエアギャップ偏心計測方法 - Google Patents

電動機のエアギャップ偏心計測装置及びエアギャップ偏心計測方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電動機のエアギャップ偏心状態(偏心量及び偏心方向)を高精度な振動波形計測システムを必要とせず、精度よく計測することができるエアギャップ偏心計測装置及びエアギャップ偏心計測方法を提供する。
【解決手段】筒状の筐体102内に保持されたステータ105内にエアギャップ100を介してロータ103が配置された電動機に電圧を印加し、前記ロータを回転させる回転手段127と、前記筐体外周部を前記筐体102の半径方向に局所的に弾性変形させ、前記ロータ103と前記ステータ105の位置関係を変化させる変形手段129と、前記筐体102の外周側面に配置され、前記変形手段129によって前記筐体外周部が弾性変形される前後の前記ロータ103の振動の大きさを計測する計測手段118と、この計測手段で計測された前記ロータ103の振動の大きさにもとづき、前記エアギャップの偏心量及び偏心方向を計算する計算手段とを備えた。
【選択図】図3

Description

本発明は、圧縮機等に用いられる電動機のエアギャップ偏心計測装置及びエアギャップ偏心計測方法に関するものである。
従来のこの種のエアギャップ偏心計測装置及びエアギャップ偏心計測方法においては、電動機の回転開始前の振動波形を検出し,エアギャップ偏心方向を決定していたが,振動波形を正確に計測するには、高精度な振動計測システムが必要であった。
たとえば特許文献1に示されるエアギャップ偏心計測方法においては、電動機の主巻線による最大吸引方向と、この最大吸引方向に対して90度の位相角方向にそれぞれ振動検出用センサを装着し、振動検出用センサによって得られる電動機起動時における回転開始前のロック状態時に発生する振動の強さと方向によって、電動機のロータ部エアギャップ偏りの量と方向を判定することが行なわれている。この方法によれば、電動機の起動時における回転開始前に発生する振動の方向にロータ部の最小エアギャップがあることから、第1のセンサによって検出された信号波形、または第2のセンサによって検出された信号波形それぞれの振動信号の立ち上がりを観察することによって、ロータの倒れ方向、つまり、エアギャップ偏心方向を測定することができる。
特開平6−284655号公報
しかしながら、上記のような従来技術においては、エアギャップ偏心方向を測定する場合、加速度センサにより検出された振動波形の立ち上がりを観察することで計算しているが、実際の波形は、外乱により波形が乱れた場合、振動方向の判定が難しい。そのため、外乱の影響を除去するための高精度な振動波形計測システムが必要となり、装置が高価となる。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、エアギャップ偏心状態(偏心量及び偏心方向)を高精度な振動波形計測システムを必要とせず、精度よく計測することができる電動機のエアギャップ偏心計測装置及びエアギャップ偏心計測方法を提供することを目的とする。
本発明による電動機のエアギャップ偏心計測装置においては、筒状の筐体内に保持されたステータ内にエアギャップを介してロータが配置された電動機に電圧を印加し、前記ロータを回転させる回転手段と、前記筐体外周部を前記筐体の半径方向に局所的に弾性変形させ、前記ロータと前記ステータの位置関係を変化させる変形手段と、前記筐体の外周側面に配置され、前記変形手段によって前記筐体外周部が弾性変形される前後の前記ロータの振動の大きさを計測する計測手段と、この計測手段で計測された前記ロータの振動の大きさにもとづき、前記エアギャップの偏心量及び偏心方向を計算する計算手段とを備えたものである。
本発明による電動機のエアギャップ偏心計測方法においては、筒状の筐体内に保持されたステータ内にエアギャップを介してロータが配置された電動機に電圧を印加し、前記ロータを回転させる第1の工程と、前記筐体の外周側面より振動を計測する計測手段により、振動の大きさを計測する第2の工程と、前記筐体外周部を前記筐体の半径方向に弾性変形させる変形手段により、前記ロータと前記ステータの位置関係を変化させる第3の工程と、
前記第3の工程の後に前記筐体の外周側面より前記計測手段により、再度振動の大きさを計測する第4の工程と、前記第2及び第4の工程によって計測された振動の大きさにもとづき、前記エアギャップの偏心量及び偏心方向を計算する第5の工程とを含むものである。
本発明によれば、ロータとステータの位置関係が直接目視することができない電動機の完成状態であっても、既知の方向に筐体を弾性変形させてエアギャップ偏心量を変化させ、その変形前後の振動の大きさを測定することにより、変形させた方向のエアギャップ偏心状態を容易に計算することができ、高精度な振動計測システムを必要とせず、電動機のエアギャップ偏心量及び偏心方向を正確に計測することができる。
実施の形態1.
本発明の実施の形態1による電動機のエアギャップ偏心計測方法及びエアギャップ偏心計測装置について図を参照して詳細に説明する。
図1に本発明を適用する電動機の製品例として単相誘導電動機を内在する冷凍・空調機用の圧縮機の縦方向断面図を示す。図2は図1の矢印Aから見た断面図である。
103、105は単相誘導機の主要部品であり、それぞれロータ、ステータと呼ばれる。
ロータ103とステータ105の間の円筒状の空間は、エアギャップ100と呼ばれる。ステータ105は円筒状の筐体(圧力容器)であるシェル102に焼嵌め固定されている。ロータ103は主軸104と焼嵌めにより一体に固定されている。主軸104はフレーム106、シリンダヘッド109内に内在するすべり軸受(図示されていない)において支持されている。フレーム106、シリンダヘッド109はシリンダ107にボルト(図示されていない)にて固定されており、シリンダ107はシェル102に3点ある溶接点108(図1にて1点のみ図示している)にて溶接固定されている。110はステータ105に設けられた主巻線114および補助巻線113への電流を供給する端子である。端子110はシェル102に対して溶接固定されている。シェル102には圧縮前の気体の吸入口であるマフラ112及び圧縮した気体を外部へ排出する吐出パイプ111がロウ付けにより固定されており、圧縮前の気体はマフラ112より吸入されたあとシリンダ107内にて圧縮されフレーム106からシェル102内に吐出された後、吐出パイプ111を通ってシェル102の外に吐出される。99はシェル102に溶接固定された足部であり、基準穴が設けられている。
図3は単相誘導電動機を内在する冷凍空調機用圧縮機を被計測体とした、実施の形態1によるエアギャップ偏心計測装置の概略構成図である。図4、図5はそれぞれ図3の矢印B及び矢印Cから見た横方向断面図である。
117は、端子110を介して圧縮機内の単相誘導電動機に通電するための接続端子である。118は、通電した際に生じる振動を計測する加速度ピックアップであり、図4に示すようにシェル102の外周側面においてそれぞれ主巻線113、補助巻線114の巻線方向と直交するように90度角度が異なる2方向に配置されている。加速度ピックアップ118は、加速度ピックアップ前進シリンダ120により、シェル102の半径方向に移動可能であり、振動計測時にはピックアップ除振材119を介してシェル102に押し付けられ、通電した際に生じる振動を測定する。
129は、シェル102を変形し、エアギャップを変化させるために用いる押圧部、130は、押圧力を発生する押圧シリンダであり、図5に示すようにシェル102の外周側面において加速度ピックアップ118と対向する位置の下方に配置されている。131は押圧力を面あるいは点にて支える押圧支、132は押圧支131をシェルの半径方向に移動するための押圧支シリンダであり、図5に示すようにシェル102の外周側面において押圧部129、押圧シリンダ130と対向する位置に配置されている。
押圧部129、押圧支131は、シェル102との接触位置及びシェル102を変形させエアギャップ偏心状態を変化させる位置の2段階に位置を変更することができる。
122は圧縮機が加速度ピックアップ前進シリンダ120の半径方向の力により計測ユニットベース板125に対して横転することを防止するためのクランプ爪であり、クランプ除振材121を介してクランプシリンダ123の推力により、シェル102を横方向から把持することができる。シェル102の下にはワーク除振材124が配置されている。計測ユニットベース板125の下には防振材126が配置されており、計測部に外部からの振動が伝播することを防止している。
128は、通電した際に生じた振動の大きさを記録するとともに、振動の大きさからエアギャップ偏心量及び偏心方向を計算するコンピュータ、116は振動計測結果を表示するコンピュータの表示器である。
127は主巻線114及び補助巻線113に電圧を印加し、ロータを駆動させるための駆動回路であり、133は電気機器類を固定するための架台である。
図6は実施の形態1によるエアギャップ偏心計測方法を示すフローチャート図である。
以下、本フローチャートに従って実施の形態1による単相誘導電動機のエアギャップ偏心計測方法の詳細について説明する。
ST(ステップ)1:ワーク(単相誘導電動機を内在する冷凍・空調機用の圧縮機)をワーク除振材124の上に載置する。
ST2:クランプシリンダ123を用いて図左右のクランプ爪122を前進させ、シェル102を横方向からクランプし、ワークを把持する。
ST3:加速度ピックアップシリンダ120を用いて加速度ピックアップ118を前進させ、90度角度の異なる2方向より加速度ピックアップ118をシェル102に対して押付ける。そして2つの押圧部129、押圧支131を押圧部シリンダ130と押圧支シリンダ132により、それぞれ前進させ、シェル102に対して接触させる。
ST4:接続端子117と端子110を接続し、駆動回路127により、電圧を印加し、ロータ103を回転させる。
ST5:加速度ピックアップ118−1、118−2にて2方向より振動の大きさを計測し、コンピュータ128に記録する。
ST6:押圧部129−1をさらに前進させ、シェル102を変形させる。
ST7:加速度ピックアップ118−1にて押圧部129−1の方向より振動の大きさを計測し、コンピュータ128に記録する。
ST8:押圧部129−1をST3における位置まで後退し、次に押圧部129−2をさらに前進させ、シェル102を変形させる。
ST9:加速度ピックアップ118−2にて押圧部129−2の方向より振動の大きさを計測し、コンピュータ128に記録する。
ST10:ST5、ST7、ST9における振動の大きさにもとづき、エアギャップ偏心量及びエアギャップ偏心方向を計算する。
ST11:通電を終了する。
ST12:加速度ピックアップ前進シリンダ120を用いて2つの加速度ピックアップ118を後退させる。押圧部シリンダ130と押圧支シリンダ132を用いて、2つの押圧機構押圧部129、押圧支131をそれぞれ後退させる。
ST13:クランプシリンダ123を用いてクランプ爪122を後退させる。
ST14:ワークを装置より取り除く。
ここで、ST6、ST8における押圧力および押圧位置はシェル102に残留歪を持たせない程度、いわゆる弾性変形をさせる程度の力で押付けることが望ましい。
一般に磁束と直交する方向のギャップに不平衡がある場合、ギャップの狭い方向にロータ103が移動する。
図7は主巻線114によりエアギャップに誘起される磁束が補助巻線113によりエアギャップに誘起される磁束に比べて大きい場合の磁界の様子を表した模式図であり、図7では主巻線114の巻線方向と直交するギャップA〜ギャップB方向にて不平衡が生じているため、ギャップの狭いギャップA方向に不平衡磁気吸引力が作用し、ギャップA方向にロータ103が移動する。逆にギャップBがギャップAに比べて狭い場合は、ギャップB方向に不平衡磁気吸引力が作用し、ギャップB方向にロータ103が移動する(図示されていない)。
図8は、押圧によるシェル102の変形前後のエアギャップ偏心状態を表した加速度ピックアップ118の配置位置における縦断面図である。シリンダ107はシェル102に3点ある溶接点108(図1にて1点のみ図示している)にて溶接固定されているため、図8のようにシェル102の外周からステータ105とシリンダ107の間を押圧し、シェル102の半径方向にシェルを変形させた場合、図8右図のようにステータ105とロータ103の位置が変化するため、エアギャップ100の狭かった位置は押圧方向にて広くなる。
図8のように、ST5において計測された振動の大きさよりST7あるいはST9において計測された振動の大きさが小さくなる場合は、押圧前のエアギャップ偏心状態は押圧方向が狭いと判断できる。
逆に図9のように、ST5において計測された振動の大きさよりST7あるいはST9において計測された振動の大きさが大きくなる場合は、押圧前のエアギャップ偏心状態は押圧方向と逆方向が狭いと判断できる。
上記のようにして、押圧前後の振動の大きさより、エアギャップ偏心方向を判定できる。
エアギャップ偏心量は、前もってそれぞれの加速度ピックアップ118の方向のエアギャップ偏心量と振動の大きさの絶対値の関係を調査しておき、ST5にて計測された各方向の振動の大きさにもとづきエアギャップ偏心量を計算することができる。
図10は振動の大きさと磁束と直行する方向のエアギャップ偏心量の関係を示した模式図である。
すなわち、ST5の加速度ピックアップ118−1の振動の大きさをF1、ST5の加速度ピックアップ118−2の振動の大きさをF2とし、加速度ピックアップ118−1の方向の振動の大きさにより求められるエアギャップ偏心量をY(F1)、加速度ピックアップ118−2の方向の振動の大きさにより求められるエアギャップ偏心量をX(F2)とすると、ST10にて求めるエアギャップの偏心状態を表すベクトルが以下の(1)式のように計算される。
(Sign(F2)×X(F2),Sign(F1)×Y(F1))・・・・・(1)
ここで、Sign(F1)及びSign(F2)は、図8あるいは図9のようにST5、ST7及びST9の値を比較して求められるエアギャップ偏心方向を示す符号(+または−)である。
以上のように、本実施の形態1の電動機のエアギャップ偏心計測装置によれば、筒状の筐体内に保持されたステータ内にエアギャップを介してロータが配置された電動機に電圧を印加し、前記ロータを回転させる回転手段と、前記筐体外周部を前記筐体の半径方向に局所的に弾性変形させ、前記ロータと前記ステータの位置関係を変化させる変形手段と、前記筐体の外周側面に配置され、前記変形手段によって前記筐体外周部が弾性変形される前後の前記ロータの振動の大きさを計測する計測手段と、この計測手段で計測された前記ロータの振動の大きさにもとづき、前記エアギャップの偏心量及び偏心方向を計算する計算手段とを備えたことにより、高精度な振動計測システムを必要とせず、電動機のエアギャップ偏心量及び偏心方向を容易かつ正確に計測することができる。
実施の形態2.
図11は本発明の実施の形態2のエアギャップ偏心計測装置を示す概略構成図である。図12は図11の矢印Dから見た横方向断面図である。図11の矢印Bから見た横方向断面図は図4と同じである。
本実施の形態2ではシェル102を変形させる手段として、実施の形態1の押圧機構(押圧部129、押圧シリンダ130、押圧支131、押圧支シリンダ132)のかわりに、シェル102を加熱変形することができる加熱トーチ134が存在する。加熱トーチ134は、ガスバーナの一種であり、シェル102の外周部と離間して配置されシェル102と接触せず加熱することが可能である。
図13は、本実施の形態2によるエアギャップ偏心計測方法を示すフローチャート図である。
以下、本フローチャートに従ってエアギャップ偏心計測方法の詳細について説明する。
ST1−1:ワーク(単相誘導電動機を内在する冷凍・空調機用の圧縮機)をワーク除振材124の上に載置する。
ST2−2:クランプシリンダ123を用いて図左右のクランプ爪122を前進させ、シェル102を横方向からクランプし、ワークを把持する。
ST3−2:加速度ピックアップシリンダ120を用いて加速度ピックアップ118を前進させ、90度角度の異なる2方向より加速度ピックアップ118をシェル102に対して押付ける。
ST4−2:接続端子117と端子110を接続し、駆動回路127により通電し、ロータを回転させる。
ST5−2:加速度ピックアップ118−1、加速度ピックアップ118−2にて2方向のより振動の大きさを計測し、コンピュータ128に記録する。
ST6−2:加熱トーチ134−1にて加速度ピックアップ118−1方向にシェル102を加熱・変形させ、加熱中の加速度ピックアップ118−1方向における振動の大きさを計測し、コンピュータ128に記録する。
ST7−2:加熱トーチ134−1の加熱を中止し、冷却する。
ST8−2:加熱トーチ134−2にて加速度ピックアップ118−2方向にシェル102を加熱・変形させ、加熱中の加速度ピックアップ118−2方向における振動の大きさを計測し、コンピュータ128に記録する。
ST9−2:加熱トーチ134−2の加熱を中止し、ST5−2、ST6−2、ST8−2における振動の大きさにもとづき、エアギャップ偏心量及びエアギャップ偏心方向を計算する。
ST10−2:加速度ピックアップシリンダ120を用いて2つの加速度ピックアップ118を後退させる。
ST11−2:クランプシリンダ123を用いてクランプ爪122を後退させる
ST12−2:ワークを装置より取り除く。
ここで、ST5−2にて加熱トーチ134はシェル102に直接接触しないため、振動を減衰させることがなく、精度よく振動の大きさを測定することができる。
ST6−2あるいはST8−2においては、熱による塑性歪を生じない程度の熱量、いわゆる熱弾性変形をさせる程度の熱量であることが望ましい。
図14は、加熱によるシェル102の変形前後のエアギャップ偏心状態を表した加速度ピックアップ118の配置位置における縦断面図である。シリンダ107はシェル102に3点ある溶接点108(図1にて1点のみ図示している)にて溶接固定されているため、図14のようにステータ105とシリンダ107の間にシェル102の外周から半径方向にシェルを加熱・変形させた場合、局所的にシェル102は膨張し、図14右図のようにステータ105とロータ103の位置が変化し、エアギャップ100の広かった位置は加熱方向(加熱トーチ134の方向)にて狭くなる。
図14のように、ST5−2により計測された振動の大きさよりST6−2あるいはST8−2において計測された振動の大きさが小さくなる場合は、加熱前のエアギャップ偏心状態は加熱方向が広いと判断できる。
逆に図15のように、ST5−2により計測された振動の大きさよりST6−2あるいはST8−2において計測された振動の大きさが大きくなる場合は、加熱前のエアギャップ偏心状態は加熱方向と逆方向が広いと判断できる。
ここで、ST5−2の加速度ピックアップ118−1の振動の大きさをF1、ST5−2の加速度ピックアップ118−2の振動の大きさをF2とし、加速度ピックアップ118−1の方向の振動の大きさにより求められるエアギャップ偏心量をY(F1),加速度ピックアップ118−2の方向の振動の大きさにより求められるエアギャップ偏心量をX(F2)とすると、ST9−2にて求めるエアギャップの偏心状態を表すベクトルが以下の(2)式のように計算される。
(Sign(F2)×X(F2),Sign(F1)×Y(F1))・・・・・(2)
ここで、Sign(F1)及びSign(F2)は、図14あるいは図15のようにST5−2、ST6−2及びST8−2の値を比較して求められるエアギャップ偏心方向を示す符号(+または−)である。
以上のようにして、本実施の形態2によれば、シェル102を弾性変形させる手段として加熱トーチ134を用い、非接触でシェル102を変形できるため、精度よくエアギャップ偏心状態を計算できる。
実施の形態3.
図16は、実施の形態3によるエアギャップ偏心計測装置の概略構成図である。図17、図18はそれぞれ図16の矢印E及び矢印Fから見た横方向断面図である。
図16において、135はワークを回転するワーク回転テーブルであり、特定の角度の方向にモータ(図示されていない)にてワークを回転することができる。136は回転軸であり、回転テーブル135の回転中心に位置している。
図19は、本実施の形態3によるエアギャップ偏心計測方法を示すフローチャート図である。
以下、本フローチャートに従ってエアギャップ偏心計測方法の詳細について説明する。
ST1−3:ワーク(単相誘導電動機を内在する冷凍・空調機用の圧縮機)をワーク除振材124の上に載置する。ワークの位置は回転テーブル135の回転中心に位置決めする。
ST2−3:クランプシリンダ123を用いて図左右のクランプ爪122を前進させ、シェル102を横方向からクランプし、ワークを把持する。
ST3−3:加速度ピックアップシリンダ120を用いて加速度ピックアップ118を前進させ、90度角度の異なる2方向より加速度ピックアップ118をシェル102に対して押付ける。そして押圧部129、押圧支131を押圧部シリンダ130と押圧支シリンダ132により前進させ、シェル102に対して接触させる。
ST4−3:接続端子117と端子110を接続し、駆動回路127により通電し、ロータを回転させる。
ST5−3:加速度ピックアップ118にて振動の大きさを計測し、コンピュータ128に記録する。
ST6−3:押圧部129をさらに前進させ、シェル102を変形させる。
ST7−3:加速度ピックアップ118にて押圧部129の方向のより振動の大きさを計測し、コンピュータ128に記録する。
ST8−3:加速度ピックアップシリンダ120を用いて加速度ピックアップ118を後退させる。押圧部シリンダ130と押圧支シリンダ132を用いて、押圧部129、押圧支131を後退させる。
ST9−3:クランプシリンダ123を用いてクランプ爪122を後退させる
ST10−3:ワークを特定の方向に回転する。上記ST2−3〜ST9−3を複数回(全計測回数をN(2以上の整数)回とする)
ST11−3:通電を終了し、ST5−3(複数回存在する)、ST7−3(複数回存在する)の振動の大きさより、エアギャップ偏心量及びエアギャップ偏心方向を計算する。
ST12−3:ワークを装置より取り除く。
ここで、ST6−3の押圧の力、および押圧位置はシェル102に残留歪を持たせない程度、いわゆる弾性変形をさせる程度の力で押付けることが望ましい。
ST10−3においてワークは回転テーブル135上にてモータ(図示されていない)にて回転するが、回転角度が既知であればモータでなく人がおこなってもよい。
ST10−3において、ST2−3〜ST9−3を複数回行うことは、以下のような効果がある。
ST10−3によって回転した回転角度(θnとする。nはn番目の計測回数であることを表し、θnはn番目の測定の回転角度である)にて得られたST5−3の測定結果をF(θ(n))、加速度ピックアップ118の各方向の振動の大きさにより求められるエアギャップ偏心量をXn(F(θn))、Sign(F(θn))を、図のように各回転角度毎にST5−3、ST7−3の値を比較して求められる方向を示す符号(+または−)とすると、各ST5−3、ST7−3により計算された回転角度毎のエアギャプ偏心量および偏心方向を表すベクトルは、以下の(3)式で表される。
(Sign(F(θn))×Xn (F(θn)) ×cos(θn),Sign(F(θn))
×Xn (F (θn))×sin(θn))・・・・・(3)
ここで、ST11−3にて求めるエアギャップの偏心状態を表すベクトルを以下の(4)式のように計算する。
Figure 2007325336
ここで、Xn は、あらかじめ各回転角度毎にてエアギャップ偏心量と振動の大きさとの関係から求めることができる計算式である。
また、エアギャップの偏心状態を表すベクトル成分の分母は、Sign(F(θn))×Xn(F(θn))×cos(θn)またはSign(F(θn))×Xn(F(θn))×sin(θn)の値についてnを1からN(Nは全計測回数)に変えたときの総和を示す。
以上のように本実施の形態3によれば、複数の回転角度毎にエアギャップ偏心量及び偏心方向を計算し、その平均を求めることができ、精度よくエアギャップ偏心方向及びエアギャップ偏心量を計算できる。
実施の形態4.
図20は実施の形態4によるエアギャップ偏心計測装置の概略構成図である。図21は図20の矢印Gから見た横方向断面図である。図20の矢印Eから見た横方向断面図は図17と同じである。
図20において、135はワークを回転するワーク回転テーブルであり、特定の角度の方向にモータ(図示されていない)にてワークを回転することができる。136は回転軸であり、回転テーブル135の回転中心に位置している。
図22は、本実施の形態4によるエアギャップ偏心計測方法を示すフローチャート図である。
以下、本フローチャートに従ってエアギャップ偏心計測方法の詳細について説明する。
ST1−4:ワーク(単相誘導電動機を内在する冷凍・空調機用の圧縮機)をワーク除振材124の上に載置する。ワークの位置は回転テーブル135の回転中心に位置決めする。
ST2−4:クランプシリンダ123を用いて図左右のクランプ爪122を前進させ、シェル102を横方向からクランプし、ワークを把持する。
ST3−4:加速度ピックアップシリンダ120を用いて加速度ピックアップ118を前進させ、90度角度の異なる2方向より加速度ピックアップ118をシェル102に対して押付ける。
ST4−4:接続端子117と端子110を接続し、駆動回路127により通電し、ロータを回転させる。
ST5−4:加速度ピックアップ118にて振動の大きさを計測し、コンピュータ128に記録する。
ST6−4:加熱トーチ134にて加速度ピックアップ118方向にシェル102を加熱・変形させ、加熱中の加速度ピックアップ118方向における振動の大きさを計測し、コンピュータ128に記録する。
ST7−4:加熱トーチ134の加熱を中止し、冷却する。
ST8−4:加速度ピックアップシリンダ120を用いて加速度ピックアップ118を後退させる。
ST9−4:クランプシリンダ123を用いてクランプ爪122を後退させる
ST10−4:ワークを特定の方向に回転する。上記ST2−4〜ST9−4を複数回(全計測回数をN(2以上の整数)回とする)繰り返す。
ST11−4:通電を終了し、ST5−4(複数回存在する)、ST6−4(複数回存在する)の振動の大きさより、エアギャップ偏心量及びエアギャップ偏心方向を計算する。
ST12−4:ワークを装置より取り除く。
ここで、ST5-4にて加熱トーチ134はシェル102に直接接触しないため、振動を減衰させることがなく、精度よく振動の大きさを測定することができる。
ここで、ST6−4は熱による塑性歪を生じない程度の熱量、いわゆる熱弾性変形をさせる程度の熱量であることが望ましい。
ST10−4においてワークは回転テーブル135上にてモータ(図示されていない)にて回転するが、回転角度が既知であればモータでなく人がおこなってもよい。
ST10−4においてST2−4〜ST9−4を複数回行うことは、以下のような効果がある。
ST10−4によって回転したある回転角度(θnとする。nはn番目の計測回数であることを表し、θnはn番目の測定の回転角度である)にて得られたST5−4の測定結果をF2(θn)、加速度ピックアップ118の各方向の振動の大きさにより求められるエアギャップ偏心量をXn(F2(θn))、Sign(F2(θn))を、図のように各回転角度毎にST5−4、ST6−4の値を比較して求められる方向を示す符号(+または−)とすると、各ST5−4、ST6−4により計算された回転角度毎のエアギャプ偏心量および偏心方向を表すベクトルは、以下の(5)式で表される。
(Sign(F(θn))×Xn (F2(θn)) ×cos(θn),Sign(F2(θn))
×Xn (F2(θn)) ×sin(θn))・・・・・(5)
ここで、ST11−4にて求めるエアギャップの偏心状態を表すベクトルを以下の(6)式のように計算する。
Figure 2007325336
ここで、Xn は、あらかじめ各回転角度毎にてエアギャップ偏心量と振動の大きさとの関係から求めることができる計算式である。
ここでエアギャップの偏心状態を表すベクトル成分の分母は、Sign(F2(θn))×Xn(F2(θn))×cos(θn)またはSign(F2(θn))×Xn(F2(θn)) ×sin(θn)の値についてnを1からN(Nは全計測回数)に変えたときの総和を示す。
以上のよう本実施の形態4によれば、各測定値より平均値を計算するので、加熱前加熱中の振動の大きさより、精度よくエアギャップ偏心方向及びエアギャップ偏心量を計算できる。
なお、上記実施の形態2、4では加熱手段の例としてガスバーナの加熱トーチ134を示したが、熱による塑性歪を生じない程度の熱量、いわゆる熱弾性変形をさせる程度の熱量が与えられればよく、例えば、高周波加熱器やアーク溶接機を用いてもよい。
また上記実施の形態1〜実施の形態4では、押圧部129あるいは加熱トーチ134の逆方向より、振動を測定していたが、図23あるいは図24のように押圧部129あるいは加熱トーチ134と同方向より測定してもよい。
また、上記実施の形態1〜4の各模式図では、押圧部129あるいは加熱トーチ134は、ステータ105とシリンダ107の間にあるシェル102の外周の一部を局所的に変形させているが、エアギャップ偏心状態を既知の方向に変化させることができれば、それ以外の場所でもよいことは明白である。
更に、上記実施の形態1〜4では、振動の大きさを計測する場合に加速度ピックアップを用いたが、速度あるいは変位を検出できるものでもよい。
被計測体である単相誘導電動機を内在する圧縮機の縦方向断面図である。 図1の矢印A方向から見た断面図である。 本発明の実施の形態1に係るエアギャップ計測装置の概略構成図である。 実施の形態1に係る図3の矢印B方向から見た断面図である。 実施の形態1に係る図3の矢印C方向から見た断面図である。 実施の形態1に係るエアギャップ計測方法を示したフローチャート図である。 振動の強さと磁束と直交する方向のエアギャップ偏心量の関係を示した模式図である。 実施の形態1あるいは3において押圧後に振動が小さくなる場合のエアギャップ変化の様子を示した模式図である。 実施の形態1あるいは3において押圧後に振動が大きくなる場合のエアギャップ変化の様子を示した模式図である。 振動の大きさと磁束と直交する方向のエアギャップ偏心量の関係を示した説明図である。 本発明の実施の形態2に係るエアギャップ計測装置の概略構成図である。 図11の矢印D方向から見た断面図である。 実施の形態2に係るエアギャップ計測方法を示したフローチャート図である。 実施の形態2あるいは4において加熱中に振動が小さくなる場合のエアギャップ変化の様子を示した模式図である。 実施の形態2あるいは4において加熱中に振動が大きくなる場合のエアギャップ変化の様子を示した模式図である。 本発明の実施の形態3に係るエアギャップ計測装置の概略構成図である。 図16の矢印E方向から見た断面図である。 図16の矢印F方向から見た断面図である。 実施の形態3に係るエアギャップ計測方法を示したフローチャート図である。 本発明の実施の形態4に係るエアギャップ計測装置の概略構成図である。 図20の矢印G方向から見た断面図である。 実施の形態4に係るエアギャップ計測方法を示したフローチャート図である。 実施の形態1あるいは3において振動計測方向と押圧方向が同じの場合を示した模式図である。 実施の形態2あるいは4において振動計測方向と加熱方向が同じの場合を示した模式図である。
符号の説明
99 足部、100 エアギャップ、102 シェル、103 ロータ、
104 主軸、105 ステータ、106 フレーム、107 シリンダ、
108 溶接点、109 シリンダヘッド、110 端子、111 吐出パイプ、
112 マフラ、113 補助巻線、114 主巻線、116 表示器、
117 接続端子、118 加速度ピックアップ、119 ピックアップ除振材、
120 加速度ピックアップ前進シリンダ、121 クランプ除振材、
122 クランプ爪、123 クランプシリンダ、124 ワーク除振材、
125 計測ユニットベース板、126 防振材、127 駆動回路、
128 コンピュータ、129 押圧部、130 押圧部シリンダ、131 押圧支、132 押圧支シリンダ、133 架台、134 加熱トーチ、135 回転テーブル、136 回転軸

Claims (12)

  1. 筒状の筐体内に保持されたステータ内にエアギャップを介してロータが配置された電動機に電圧を印加し、前記ロータを回転させる回転手段と、
    前記筐体外周部を前記筐体の半径方向に局所的に弾性変形させ、前記ロータと前記ステータの位置関係を変化させる変形手段と、
    前記筐体の外周側面に配置され、前記変形手段によって前記筐体外周部が弾性変形される前後の前記ロータの振動の大きさを計測する計測手段と、
    この計測手段で計測された前記ロータの振動の大きさにもとづき、前記エアギャップの偏心量及び偏心方向を計算する計算手段とを
    備えたことを特徴とする電動機のエアギャップ偏心計測装置。
  2. 前記計測手段は、前記筐体の外周側面において90度角度が異なる2方向に配置されていることを特徴とする請求項1記載の電動機のエアギャップ偏心計測装置。
  3. 前記電動機は主巻線、補助巻線を有する単相誘導電動機であって、前記計測手段はそれぞれ前記主巻線、補助巻線の巻線方向と直交する方向に配置されていることを特徴とする請求項2記載の電動機のエアギャップ偏心計測装置。
  4. 前記変形手段は、前記筐体外周部を機械的に押圧する押圧機構であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載の電動機のエアギャップ偏心計測装置。
  5. 前記変形手段は、前記筐体外周部と離間して配置された加熱手段であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載の電動機のエアギャップ偏心計測装置。
  6. 前記変形手段及び計測手段に対して前記ステータの回転角度を相対的に変化させる手段を備え、前記計測手段は異なる前記ステータの回転角度において前記筐体外周部が弾性変形される前後の前記ロータの振動の大きさを複数回計測することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一つに記載の電動機のエアギャップ偏心計測装置。
  7. 筒状の筐体内に保持されたステータ内にエアギャップを介してロータが配置された電動機に電圧を印加し、前記ロータを回転させる第1の工程と、
    前記筐体の外周側面より振動を計測する計測手段により、振動の大きさを計測する第2の工程と、
    前記筐体外周部を前記筐体の半径方向に弾性変形させる変形手段により、前記ロータと前記ステータの位置関係を変化させる第3の工程と、
    前記第3の工程の後に前記筐体の外周側面より前記計測手段により、再度振動の大きさを計測する第4の工程と、
    前記第2及び第4の工程によって計測された振動の大きさにもとづき、前記エアギャップの偏心量及び偏心方向を計算する第5の工程とを
    含むことを特徴とする電動機のエアギャップ偏心計測方法。
  8. 筒状の筐体内に保持されたステータ内にエアギャップを介してロータを配置された電動機に電圧を印加し、前記ロータを回転させる第1の工程と、
    前記筐体の外周側面より振動を計測する計測手段により、振動の大きさを計測する第2の工程と、
    前記筐体外周部を前記筐体の半径方向に弾性変形させる変形手段により、前記ロータと前記ステータの位置関係を変化させる第3の工程と、
    前記第3の工程の後に前記筐体の外周側面より前記計測手段により、再度振動の大きさを計測する第4の工程と、
    前記変形手段及び計測手段に対して前記ステータの回転角度を相対的に変化させる第5の工程と、
    前記第2〜第5の工程までを複数回行い、これらの工程によって計測された振動の大きさにもとづき、それぞれの前記ステータの回転角度での前記エアギャップの偏心量および偏心方向を計算する第6の工程と、
    前記ステータの各角度位置での前記エアギャップの偏心量及び偏心方向の計算結果から、2次元的なエアギャップの偏心量及び偏心方向を計算する第7の工程とを
    含むことを特徴とする電動機のエアギャップ偏心計測方法。
  9. 前記計測手段は、前記筐体の外周側面において90度角度が異なる2方向に配置されていることを特徴とする請求項7または8記載の電動機のエアギャップ偏心計測方法。
  10. 前記電動機は主巻線、補助巻線を有する単相誘導電動機であって、前記計測手段はそれぞれ前記主巻線、補助巻線巻線方向と直交する方向に配置されていることを特徴とする請求項9記載の電動機のエアギャップ偏心計測方法。
  11. 前記変形手段は、前記筐体外周部を機械的に押圧する押圧機構であることを特徴とする請求項7乃至11のいずれか一つに記載の電動機のエアギャップ偏心計測方法。
  12. 前記変形手段は、前記筐体外周部と離間して配置された加熱手段であることを特徴とする請求項7乃至11のいずれか一つに記載の電動機のエアギャップ偏心計測方法。
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