JP2007323350A - データ処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】様々なセンサノードから送られた異種混合のデータに対し、各アプリケーションそれぞれに、必要なデータのみを送信するデータ処理装置を提供すること。
【解決手段】本発明のデータ処理装置では、記憶装置12に、各アプリケーションA〜Cが要求するデータの内容、データを取得するセンサノードT1〜T3の配置条件、データの取得条件が登録されている。また記憶装置13に、各センサノード毎に、センサノードの配置条件、データの取得条件、及び取得条件に従って取得されるデータの内容が登録されている。そして、ストリーム情報分析部41が、センサノードから出力されたデータを取得し、出力元のセンサノードと、記憶装置12,13に登録された登録情報とに基づいて、各アプリケーションのうちの何れかによって要求されるデータを抽出し、抽出したデータに対して、当該データを要求するアプリケーションを配信先として割り当てる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、一般に、データ処理装置に関し、例えば、センサから送られたセンシングデータや、ウェブカメラから送られた動画データのような複数の異種データを取得し、取得した各異種データを適切なアプリケーションに配信するためのデータ処理装置に関する。
従来、例えば、センサ(以下、「センサノード」とも称する)から送られるセンシングデータや、ウェブカメラからストリームされる動画データのように、異種混合のデータを取得し、取得したデータを、アプリケーション側に配信するデータ処理装置が知られている。
この種のデータ処理装置では、例えば、海岸や河川に設置された水位レベルセンサ、流量センサ、海岸や河川際や道路に設置されたウェブカメラ、道路脇に設置された騒音センサ等といった様々なソースから異種混合のストリームデータを取得する。
そして、これら異種混合のストリームデータを取得すると、取得したストリームデータを、一つ又は複数のアプリケーションに配信している。アプリケーションは、これら配信されたストリームデータを用いて、所定の解析や分析等を行っている。例えば、交通情報を分析するアプリケーションであれば、配信されたストリームデータのうち、道路に設置されたウェブカメラからの動画データを用いて、道路の渋滞状況を分析する。水位を分析するアプリケーションであれば、配信されたストリームデータのうち、水位レベルセンサからのセンシングデータを用いて、海岸や河川の水位レベルを把握する。
特開2001−92758号公報 特開2002−99471号公報 渡辺陽介、北川博之、内山大悟、「問合わせ最適化機構を備えたデータストリーム統合システムの開発」、電子情報通信学会データ工学研究専門委員会 第15回データ工学ワークショップ論文(2004年6月18日発行)
しかしながら、このような従来のデータ処理装置では、以下のような問題がある。
すなわち、データ処理装置は、上述したように、様々なソースからストリームされたデータを取得すると、取得した全てのデータを、全てのアプリケーションに対して送信してしまう。このため、アプリケーション側には、自己で行う解析や分析等には利用しない、必要のないデータまで送信されてしまう。
つまり、従来のデータ処理装置は、必要のないデータまで送信するという無駄な動作をしており、最適化されておらず、アプリケーションへのデータ送信に係る余分な負荷や、アプリケーション自体に対しても余分な負荷をもたらす恐れがあるという問題がある。
また、必要のないデータを送信すること自体が、悪影響を及ぼす可能性もある。例えば、各種センサ群からのストリームデータをアプリケーションへ送信する場合、データ処理装置からアプリケーションへのネットワークの負荷がリアルタイムに変化する場合や、アプリケーション側のシステム処理能力が変化して低くなる等の制約がある場合には、ネットワークや、アプリケーション側のシステム処理能力の限界を超えてしまい、リアルタイム性を必要とするデータの処理等において、不都合が生じる恐れがあるという問題がある。
このような問題に関連する技術として、例えば、特許文献1では、デバイス情報をディレクトリサーバに登録することでアプリケーションからデバイス情報を利用可能にするが、登録の際にデバイス情報の更新頻度も合わせてディレクトリサーバに登録し、その更新頻度に応じて登録処理を分散的に行う技術が開示されている。しかしながら、特許文献1では、アプリケーションの要求に対応するデータ処理の最適化に関する技術は開示されていない。
また、非特許文献1には、ストリームデータに対する問合せの一手法が提示されているが、センサ群、ストリームデータ群、アプリケーション群を踏まえた最適化処理に係る技術は開示されていない。
また、特許文献2では、マルチメディアサービスを提供するコンポーネントをディレクトリサーバに登録しておき、アプリケーション実行時に登録されたコンポーネント間をQoS(Quality of Service)交渉を行って結合する技術が開示されている。しかしながら、独立した各アプリケーションの要求と、センサ群に対応するストリームデータ処理に関する技術は開示されていない。
以上説明したように、従来のデータ処理装置は、最適化されておらず、アプリケーションへのデータ送信に係る余分な負荷や、アプリケーション自体に対しても余分な負荷をもたらしているという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、様々なセンサ群から送られた異種混合のデータに対し、各アプリケーションそれぞれに、必要なデータのみを送信し、もって、アプリケーションへのデータ送信に係る負荷や、アプリケーション自体に対する処理負荷の低減を図ることが可能なデータ処理装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明では、以下のような手段を講じる。
すなわち、請求項1の発明は、複数のデータ取得手段から出力される各出力データを受信し、受信した各出力データを、複数のアプリケーションのうちの何れかのアプリケーションに配信するデータ処理装置であって、第一及び第二の登録情報と、データ抽出手段と、データ送信手段とを備えてなる。
第一の登録情報には、各アプリケーション毎に、各アプリケーションが要求する出力データの内容、出力データを取得するデータ取得手段の配置条件、データ取得手段によって取得される出力データの取得条件が登録されている。
また、第二の登録情報には、各データ取得手段毎に、データ取得手段の配置条件、このデータ取得手段が取得する出力データの取得条件、及び取得条件に従って取得される出力データの内容が登録されている。
データ抽出手段は、複数のデータ取得手段から出力された各出力データを取得し、取得した各出力データのうち、出力元のデータ取得手段と、第一及び第二の登録情報とに基づいて、各アプリケーションのうちの何れかによって要求される出力データを抽出し、抽出した出力データに対して、当該出力データを要求するアプリケーションを配信先として割り当てる。
データ送信手段は、データ抽出手段によって配信先を割り当てられた出力データを、配信先であるアプリケーションへ送信するが、同一の配信先に割り当てられた複数の出力データについては、この複数の出力データを結合し、しかる後に、この結合した出力データを、同一の配信先であるアプリケーションへ送信する。
従って、請求項1の発明のデータ処理装置においては、以上のような手段を講じることにより、様々なデータ取得手段から送られた異種混合の出力データに対し、各アプリケーションそれぞれに、必要な出力データのみを送信することができる。その結果、アプリケーションへの出力データの送信に係る負荷や、アプリケーション自体に対する処理負荷の低減を図ることが可能となる。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明のデータ処理装置において、データ送信手段による送信に係る送信負荷を計測する送信負荷計測手段と、送信負荷を、その大きさに応じて段階的にレベル分けした複数の負荷レベルを予め定義した送信負荷基準に基づいて、送信負荷計測手段によって計測された送信負荷が、どの負荷レベルに属するのかを判定し、判定した負荷レベルを、データ抽出部に出力する負荷レベル判定手段とを更に備えている。
ここで、第一の登録情報は、各アプリケーション毎に、各アプリケーションが要求する出力データの内容、出力データを取得するデータ取得手段の配置条件、データ取得手段によって取得される出力データの取得条件に加えて、負荷レベルが登録されている。
そして、データ抽出手段は、複数のデータ取得手段から出力された各出力データに加えて、負荷レベル判定手段から出力された負荷レベルを取得し、第一の登録情報において、負荷レベルに等しい負荷レベルが登録されているアプリケーションのみを対象として、出力元のデータ取得手段と、第一及び第二の登録情報とに基づいて、対象とされたアプリケーションのうちの何れかによって要求される出力データを抽出し、抽出した出力データに対して、当該出力データを要求するアプリケーションを配信先として割り当てる。
従って、請求項2の発明のデータ処理装置においては、以上のような手段を講じることにより、様々なデータ取得手段から送られた異種混合の出力データに対し、各アプリケーションそれぞれに、刻々と変化する送信負荷状況に応じて必要な出力データのみを送信することができる。その結果、アプリケーションへの出力データの送信に係る負荷や、アプリケーション自体に対する処理負荷の低減を図ることが可能となる。
更に、請求項3の発明は、請求項1又は請求項2の発明のデータ処理装置において、データ抽出手段は、第一又は第二の登録情報の内容が更新された場合には、更新内容が書き込まれた更新情報を作成し、作成した更新情報を出力する。そして、このデータ処理装置は、データ送信手段と各アプリケーションとの間に介挿して設けられ、データ抽出手段から更新情報が出力されると、データ送信手段から送信された出力データを、更新情報の内容に従ったアプリケーションへ配信する配信手段を更に備えている。
従って、請求項3の発明のデータ処理装置においては、以上のような手段を講じることにより、請求項1及び請求項2の発明で奏された作用効果に加えて、アプリケーションからの要求内容や、配信先や、負荷レベル等に変化があった場合であっても、直ちにその変化に応じて出力データを適切なアプリケーションへ配信することが可能となる。
更に、請求項4の発明は、請求項1乃至3のうち何れか1項の発明のデータ処理装置において、外部通信ネットワークを介して他のデータ処理装置とデータや情報を送受信するとともに、受信したデータや情報を、自身が備えられたデータ処理装置内の適切な部位に転送する送受信手段を更に備えている。この送受信手段は、他のデータ処理装置に対して、データや情報を要求する場合には、要求先である他のデータ処理装置に対して、要求先であるデータ処理装置のデータ抽出手段が取得した出力データ、要求先であるデータ処理装置が備えている第一の登録情報、及び第二の登録情報のうちの少なくとも何れかを要求する要求情報を送信する。また、他のデータ処理装置から要求情報が送信されることによって情報を要求された場合には、この要求情報を受信し、この要求情報がデータを要求しているのであれば、自身が備えられたデータ処理装置に備えられたデータ抽出手段が取得したデータを取得し、要求情報が第一の登録情報を要求しているのであれば、自身が備えられたデータ処理装置に備えられた第一の登録情報を取得し、要求情報が第二の登録情報を要求しているのであれば、自身が備えられたデータ処理装置に備えられた第二の登録情報を取得する。また、出力データ、第一の登録情報、及び第二の登録情報のうち、取得したものを返信情報として、要求元であるデータ処理装置に返信する。また、送信した要求情報に応じて、要求先であるデータ処理装置から返信情報が返信されてきた場合には、返信情報を受信し、返信情報に出力データが含まれていれば、出力データを、自身が備えられたデータ処理装置に備えられたデータ抽出手段に転送し、返信情報に第一の登録情報が含まれていれば、自身が備えられたデータ処理装置に備えられた第一の登録情報の内容を、返信情報に含まれている第一の登録情報の内容で上書きし、返信情報に第二の登録情報が含まれていれば、自身が備えられたデータ処理装置に備えられた第二の登録情報の内容を、返信情報に含まれている第二の登録情報の内容で上書きする。
そして、データ抽出手段は、送受信手段から出力データが転送された場合には、転送された各出力データのうち、出力元のデータ取得手段と、第一及び第二の登録情報とに基づいて、各アプリケーションのうちの何れかによって要求される出力データを抽出し、抽出した出力データに対して、当該出力データを要求するアプリケーションを配信先として割り当てる。
従って、請求項4の発明のデータ処理装置においては、以上のような手段を講じることにより、他のデータ処理装置からの第一の登録情報、第二の登録情報、出力データを用いて、請求項1、請求項2、及び請求項3のそれぞれで得られた作用効果と同様の作用効果を奏することが可能となる。
本発明によれば、様々なセンサ群から送られた異種混合のデータに対し、各アプリケーションそれぞれに、必要なデータのみを送信することができる。以上により、アプリケーションへのデータ送信に係る負荷や、アプリケーション自体に対する処理負荷の低減を図ることが可能なデータ処理装置を実現することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係るデータ処理装置の構成例を示す機能ブロック図である。
すなわち、本実施の形態に係るデータ処理装置10は、データ処理部11と、アプリケーション情報記憶装置12と、センサ情報記憶装置13と、経路フィルタ14とを備えており、各センサノードT1〜T3(以下、「センサノードT」と総称する場合もある)からのストリームデータが、データ処理部11とセンサ情報記憶装置13に出力されるようにしている。また、経路フィルタ14には、アプリケーションA〜Cが接続されている。なお、図1では、代表的に、三つのセンサノードT1〜T3と、三つのアプリケーションA〜Cのみを例示しているが、それぞれ三つに限定される訳ではない。また、例えば、センサノードT1は、同一場所に設置された複数のセンサノード(例えば、図3中に示すようなセンサノードT1−1〜T1−3)をまとめて称していても良い。
センサノードT1〜T3は、水位計、流量計、流速計、CCDカメラ、あるいはWebカメラ等のように、センシングデータや画像データを取得するセンサ類である。これらセンサノードT1〜T3は、取得したデータをストリームデータとしてデータ処理部11に出力する。
アプリケーション情報記憶装置12は、ハードディスク等のハードウェアからなり、データ処理部11及び経路フィルタ14とデータ授受可能なように接続されている。そして、図2に示すような、アプリケーション要求情報テーブル12aを格納している。アプリケーション要求情報テーブル12aは、整理番号であるアプリケーション要求情報番号12bと、アプリケーション名12cと、各アプリケーションA〜Cが取り扱うストリームデータ種類12dと、各ストリームデータが取得された場所12e及び位置間隔12fと、ストリームデータを要求する要求間隔12gと、センサノードがカメラである場合、カメラの向けられた方向12hとの各データ項目からなるデータレコードを多数格納している。このようなアプリケーション要求情報テーブル12aへのデータレコードの登録は、各アプリケーションA〜Cが、経路フィルタ14を経由してデータ処理部11(後述するアプリケーション要求情報登録部43)にアクセスし、必要な情報を送信し、これに応じて、データ処理部11(後述するアプリケーション要求情報登録部43)が、アプリケーション情報記憶装置12にアクセスし、各アプリケーションA〜Cから送信された情報を、アプリケーション要求情報テーブル12aに書き込むことによって行う。
センサ情報記憶装置13は、ハードディスク等のハードウェアからなり、データ処理部11及び各センサノードTとデータ授受可能なように接続されている。そして、図3に示すようなセンサ情報テーブル13aを格納している。センサ情報テーブル13aは、整理番号であるセンサ情報番号13bと、各センサノードTにそれぞれ付されたセンサ名13cと、各センサノードTが取り扱うストリームデータ種類13dと、各センサノードTが設置された場所13e及び位置13fと、ストリームデータが取得される時間間隔13gと、センサノードTがカメラである場合、カメラの向けられた方向13hとの各データ項目からなるデータレコードを多数格納している。このようなセンサ情報テーブル13aへのデータレコードの登録は、例えばZigBeeのような既存技術を用いて、各センサノードT1〜T3が、データ処理部11(後述するセンサ情報登録部44)にアクセスし、必要な情報を送信し、これに応じて、データ処理部11(後述するセンサ情報登録部44)が、センサ情報記憶装置13にアクセスし、各センサノードT1〜T3から送信された情報を、センサ情報テーブル13aに書き込むことによって行う。
データ処理部11は、センサノードTからストリームデータが出力されると、アプリケーション情報記憶装置12に格納されたアプリケーション要求情報テーブル12a、及びセンサ情報記憶装置13に格納されたセンサ情報テーブル13aの情報を用いて、各アプリケーションA〜Cへ送信を要する情報のみを含むストリームデータをフィルタリングし、このフィルタリングしたストリームデータを、対応するアプリケーションA〜Cにそれぞれ送信する。つまり、それぞれのアプリケーションA〜Cに対して、必要な情報のみを送信するためのデータ処理を司っている。このようなデータ処理部11の詳細構成を示す機能ブロック図を図4に示す。
すなわち、データ処理部11は、ストリーム情報分析部41と、データ加工部42と、アプリケーション要求情報登録部43と、センサ情報登録部44とを備えている。
アプリケーション要求情報登録部43は、各アプリケーションA〜Cからの要求に応じて、アプリケーション要求情報テーブル12aへデータレコードを登録する。すなわち、各アプリケーションA〜Cが、経路フィルタ14を経由してアプリケーション要求情報登録部43にアクセスし、必要な情報を送信すると、アプリケーション要求情報登録部43は、アプリケーション情報記憶装置12にアクセスし、各アプリケーションA〜Cから送信された情報を、アプリケーション要求情報テーブル12aに書き込むことによってデータレコードを登録する。
センサ情報登録部44は、各センサノードT1〜T3からの要求に応じて、センサ情報テーブル13aへデータレコードを登録する。すなわち、各センサノードT1〜T3が、センサ情報登録部44にアクセスし、必要な情報を送信すると、センサ情報登録部44は、センサ情報記憶装置13にアクセスし、各センサノードT1〜T3から送信された情報を、センサ情報テーブル13aに書き込むことによってデータレコードを登録する。
ストリーム情報分析部41は、先ず、アプリケーション情報記憶装置12に格納されたアプリケーション要求情報テーブル12aに登録されたデータレコードを取得し、センサ情報記憶装置13に格納されたセンサ情報テーブル13aから、対応するデータレコードのセンサ情報番号13bを取得する。
また、ストリーム情報分析部41には、各センサノードTからストリームデータST(ST1,ST2,・・・)が出力されて来る。ストリームデータSTは、出力元のセンサノードTを識別するヘッダhと、実体データdとから構成されている。そして、このようなストリームデータST(ST1,ST2,・・・)が出力されて来ると、ヘッダhから出力元のセンサノードTを把握し、前記該当するセンサ情報番号13bのデータレコードのセンサ名13cに一致するセンサノードTからのストリームデータSTを取得することによって、ストリームデータSTのフィルタリングを行う。そして、フィルタリングして得たストリームデータSTをデータ加工部42に出力する。
そして、アプリケーション要求情報テーブル12aとセンサ情報テーブル13aとに基づいて、このフィルタリングして得たストリームデータSTを要求しているアプリケーション(アプリケーション要求情報テーブル12aにおけるアプリケーション名12c)を把握し、このアプリケーションを宛先として含んだヘッダ情報H(例えば、アプリケーションAを宛先とするヘッダ情報Hを「appA」とする)を作成し、作成したヘッダ情報Hも、データ加工部42に出力する。なお、宛先は、一つのアプリケーションのみに限られず、複数のアプリケーションである場合もありうる。そのような場合、全ての宛先を含んだヘッダ情報Hを作成する。例えば、アプリケーションA,Bが宛先である場合、ヘッダ情報Hを「appA,appB」とする。
データ加工部42は、ストリーム情報分析部41から出力されたストリームデータSTに、同じくストリーム情報分析部41から出力されたヘッダ情報Hを付加して加工ストリームデータKSを作成する。そして、この作成した加工ストリームデータKSを、経路フィルタ14へ出力する。
また、データ加工部42は、作成した複数の加工ストリームデータKSのヘッダ情報Hをそれぞれ照合し、同一のヘッダ情報Hを持つ(すなわち、宛先のアプリケーションが同じである)加工ストリームデータKSが存在している場合には、共通のヘッダ情報Hを持つ加工ストリームデータKSに結合する。そして、結合した加工ストリームデータKSを、経路フィルタ14へ出力する。図4において、データ加工部42から出力されている加工ストリームデータKSは、ストリーム情報分析部41からデータ加工部42へ出力されたストリームデータST1とストリームデータST2との宛先がともにアプリケーションA,B,Cであるので、共通のヘッダ情報H「appA,appB,appC」の次に、ストリームデータST1の実体データd1と、ストリームデータST2の実体データd2とを結合している。
経路フィルタ14は、このようにしてデータ加工部42から加工ストリームデータKSが出力されると、加工ストリームデータKSのヘッダ情報Hに基づいて宛先のアプリケーションを把握し、把握したアプリケーションに加工ストリームデータKSを送信する。
これによって、各アプリケーションA〜Cに、アプリケーション要求情報テーブル12aで予め登録しておいた必要なデータのみを提供する。
次に、以上のように構成した本実施の形態に係るデータ処理装置の動作を図5に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、図2に示すようなアプリケーション要求情報テーブル12aに情報が登録され、アプリケーション情報記憶装置12に格納される(S51)。アプリケーション要求情報テーブル12aは、整理番号であるアプリケーション要求情報番号12bと、アプリケーション名12cと、各アプリケーションA〜Cが取り扱うストリームデータ種類12dと、各ストリームデータが取得された場所12e及び位置間隔12fと、ストリームデータを要求する要求間隔12gと、センサノードがカメラである場合、カメラの向けられた方向12hとの各データ項目から構成されたデータレコードを多数格納している。このようなアプリケーション要求情報テーブル12aへのデータレコードの登録は、各アプリケーションA〜Cが、経路フィルタ14を経由してアプリケーション要求情報登録部43にアクセスし、必要な情報を送信し、これに応じて、アプリケーション要求情報登録部43が、アプリケーション情報記憶装置12にアクセスし、各アプリケーションA〜Cから送信された情報を、アプリケーション要求情報テーブル12aに書き込むことによって行われる。
次に、図3に示すようなセンサ情報テーブル13aに、センサ情報が登録され、センサ情報記憶装置13に格納される(S52)。センサ情報テーブル13aは、整理番号であるセンサ情報番号13bと、各センサノードTにそれぞれ付されたセンサ名13cと、各センサノードTが取り扱うストリームデータ種類13dと、各センサノードTが設置された場所13e及び位置13fと、ストリームデータが取得される時間間隔13gと、センサノードTがカメラである場合、カメラの向けられた方向13hとの各データ項目から構成されるデータレコードを多数格納している。このようなセンサ情報テーブル13aへのデータレコードの登録は、例えばZigBeeのような既存技術を用いて、各センサノードT1〜T3が、センサ情報登録部44にアクセスし、必要な情報を送信し、これに応じて、センサ情報登録部44が、センサ情報記憶装置13にアクセスし、各センサノードT1〜T3から送信された情報を、センサ情報テーブル13aに書き込むことによって行われる。
そして、ステップS51においてアプリケーション要求情報テーブル12aに登録された各データレコードが、データ処理部11のストリーム情報分析部41によって取得される(S53)。また、ステップS52においてセンサ情報テーブル13aに登録された各データレコードも同様に、データ処理部11のストリーム情報分析部41によって取得される(S54)。
次に、ストリーム情報分析部41において、アプリケーション要求情報テーブル12aに登録された情報に基づいて、センサ情報テーブル13aから、該当するデータレコードのセンサ情報番号13bが取得される(S55)。
また、ストリーム情報分析部41には、各センサノードTからストリームデータST(ST1,ST2,・・・)が出力されて来る。ストリームデータSTは、出力元のセンサノードTを識別するヘッダhと、実体データdとから構成されている。そして、このようにストリーム情報分析部41に出力されたストリームデータST(ST1,ST2,・・・)は、そのヘッダhから、出力元のセンサノードTが把握され、前記該当するセンサ情報番号13bに対応するセンサ名13cに一致するセンサノードTからのストリームデータSTを取得することによって、ストリームデータSTのフィルタリングが行われる(S56)。
このフィルタリングにより、ストリームデータSTが得られた場合には(S57:Yes)、得られたストリームデータSTがデータ加工部42に出力され、ステップS58の処理に進む。一方、フィルタリングにより除外されたストリームデータSTについては(S57:No)、不要なストリームデータSTとして、これ以上の処理はなされない(S61)。
ステップS58では、ストリーム情報分析部41において、アプリケーション要求情報テーブル12aとセンサ情報テーブル13aとに基づいて、このフィルタリングして得たストリームデータSTを要求しているアプリケーション(アプリケーション要求情報テーブル12aにおけるアプリケーション名12c)が把握され、このアプリケーションを宛先として含んだヘッダ情報H(例えば、アプリケーションAを宛先とするヘッダ情報Hを「appA」とする)が作成され、作成したヘッダ情報Hも、データ加工部42に出力される。なお、宛先は、一つのアプリケーションのみに限られず、複数のアプリケーションである場合もありうる。そのような場合、全ての宛先を含んだヘッダ情報Hが作成される。例えば、アプリケーションA,Bが宛先である場合、ヘッダ情報が「appA,appB」とされる(S58)。
次に、データ加工部42において、ストリーム情報分析部41から出力されたストリームデータSTに、同じくストリーム情報分析部41から出力されたヘッダ情報Hが付加されて加工ストリームデータKSが作成される。この作成された加工ストリームデータKSは、経路フィルタ14へ出力される。
また、データ加工部42では、作成した複数の加工ストリームデータKSのヘッダ情報Hがそれぞれ照合され、同一のヘッダ情報Hを持つ(すなわち、宛先のアプリケーションが同じである)加工ストリームデータKSが存在している場合には、同一のヘッダ情報Hを持つ加工ストリームデータKSに結合される。そして、結合された加工ストリームデータKSが、経路フィルタ14へ出力される(S59)。
経路フィルタ14では、このようにしてデータ加工部42から加工ストリームデータKSが出力されると、加工ストリームデータKSのヘッダ情報Hに基づいて宛先のアプリケーションが把握され、把握されたアプリケーションへ加工ストリームデータKSが送信される(S60)。これによって、アプリケーションA〜Cには、必要な加工ストリームデータKSのみがまとめて送られるようになるので、アプリケーションA〜CへのストリームデータSTの送信に係る負荷や、アプリケーションA〜C自体に対する処理負荷が低減される。
上述したように、本実施の形態に係るデータ処理装置においては、上記のような作用により、様々なセンサノードから送られた異種混合のストリームデータに対し、各アプリケーションそれぞれに、必要なストリームデータのみを送信することができる。その結果、アプリケーションへのストリームデータの送信に係る負荷や、アプリケーション自体に対する処理負荷の低減を図ることが可能となる。
(第2の実施の形態)
図6は、第2の実施の形態に係るデータ処理装置60の構成例を示す機能ブロック図である。
図7は、本実施の形態に係るデータ処理装置60におけるデータ処理部71の詳細構成を示す機能ブロック図である。
本実施の形態に係るデータ処理装置60は、第1の実施の形態に係るデータ処理装置10の変形例であるので、同一箇所については同一符号を付して重複説明を避け、第1の実施の形態と異なる点について説明する。
すなわち、本実施の形態に係るデータ処理装置60は、第1の実施の形態に係るデータ処理装置10に、ネットワークアナライザ61と、負荷情報管理部63とを更に付加した構成としている。更に、アプリケーション情報記憶装置12が、図2に示すようなアプリケーション要求情報テーブル12aではなく、図8に示すようなアプリケーション要求情報テーブル62aを格納している。
図8に示すアプリケーション要求情報テーブル62aは、図2に示すアプリケーション要求情報テーブル12aに、負荷レベル62iの項目を付加している。負荷レベルとは、データ処理装置60からアプリケーションA〜Cへの加工ストリームデータKSの送信に係る負荷の程度のことであり、例えば、データ処理装置60からアプリケーションA〜Cへの加工ストリームデータKSの送信負荷が100〜120%の場合を負荷レベル1、80〜100%の場合を負荷レベル2のように、任意に設定するようにしてよい。このようなアプリケーション要求情報テーブル62aのデータレコードもまた、第1の実施の形態で説明したようにして、各アプリケーションA〜Cが登録する。
ネットワークアナライザ61は、データ処理部11と経路フィルタ14との間に介挿して設けられており、データ処理部71のデータ加工部42から経路フィルタ14に向けて出力された加工ストリームデータKSによる送信負荷を計測し、計測結果(例えば、送信負荷80%等)を負荷情報管理部63へ出力する。
負荷情報管理部63は、予め設定した基準に基づいて、ネットワークアナライザ61から出力された計測結果(例えば、送信負荷80%等)が、どの負荷レベルに属するのかを判定する。例えば、送信負荷が100〜120%の場合を負荷レベル1、80〜100%の場合を負荷レベル2とするように基準を設定しているのであれば、計測結果として送信負荷80%がネットワークアナライザ61から出力されたのであれば、この計測結果から、負荷レベル2であると判定する。そして、このように判定した負荷レベルを、データ処理部11のストリーム情報分析部41に出力する。
ストリーム情報分析部41は、このようにして負荷情報管理部63から負荷レベルが出力されると、アプリケーション情報記憶装置12に格納されたアプリケーション要求情報テーブル62aに登録されたデータレコードの中から、負荷情報管理部63から出力された負荷レベルに等しい負荷レベル62iを持つデータレコードのみを抽出する。例えば、負荷情報管理部63から出力された負荷レベルが負荷レベル2であれば、アプリケーション要求情報番号12bがRN002,RN004,RN006,RN008であるデータレコードを抽出し、これら抽出したデータレコードのみを、以降のデータ処理の対象とする。
次に、ストリーム情報分析部41は、第1の実施の形態で説明したような処理を続ける。ただし、ストリーム情報分析部41は、上記抽出したデータレコードを対象に、センサ情報記憶装置13に格納されたセンサ情報テーブル13aから、対応するデータレコードのセンサ情報番号13bを取得する。そして、ストリームデータST(ST1,ST2,・・・)が出力されて来ると、ヘッダhから出力元のセンサノードTを把握し、前記該当するセンサ情報番号13bのデータレコードのセンサ名13cに一致するセンサノードTからのストリームデータSTを取得することによって、ストリームデータSTのフィルタリングを行う。そして、フィルタリングして得たストリームデータSTをデータ加工部42に出力する。
そして、アプリケーション要求情報テーブル62aのうち、上記抽出したデータレコードと、センサ情報テーブル13aとに基づいて、このフィルタリングして得たストリームデータSTを要求しているアプリケーション(上記抽出したデータレコードにおけるアプリケーション名12c)を把握し、このアプリケーションを宛先として含んだヘッダ情報H(例えば、アプリケーションAを宛先とするヘッダ情報Hを「appA」とする)を作成し、作成したヘッダ情報Hも、データ加工部42に出力する。
データ加工部42及び経路フィルタ14の構成は、第1の実施の形態で説明した通りである。
これによって、本実施の形態では、刻々と変化する送信負荷状況に応じて加工ストリームデータKSを送信しながら、各アプリケーションA〜Cに、必要なデータのみを提供することができる。
次に、以上のように構成した本実施の形態に係るデータ処理装置60の動作を図5及び図9に示すフローチャートを用いて説明する。
本実施の形態に係るデータ処理装置60では、図8に示すようなアプリケーション要求情報テーブル62aに要求情報が登録され、アプリケーション情報記憶装置12に格納されている。そして、図5に示すステップS60において、データ加工部42から加工ストリームデータKSが送信されると、ネットワークアナライザ61によって、データ加工部42からの加工ストリームデータKSによる送信負荷が計測され、計測結果(例えば、送信負荷80%等)が負荷情報管理部63へ出力される(S80)。
負荷情報管理部63では、予め設定した基準に基づいて、ネットワークアナライザ61から出力された計測結果(例えば、送信負荷80%等)が、どの負荷レベルに属するのかが判定される(S81)。例えば、送信負荷が100〜120%の場合を負荷レベル1、80〜100%の場合を負荷レベル2とするように基準を設定しており、計測結果として送信負荷80%がネットワークアナライザ61から出力されたのであれば、この計測結果から、負荷レベル2と判定される。そして、このように判定された負荷レベルは、データ処理部11のストリーム情報分析部41へ出力される。
ストリーム情報分析部41では、このようにして負荷情報管理部63から負荷レベルが出力されると、アプリケーション情報記憶装置12に格納されたアプリケーション要求情報テーブル62aに登録されたデータレコードの中から、負荷情報管理部63から出力された負荷レベルに等しい負荷レベル62iを持つデータレコードが抽出される(S82)。例えば、負荷情報管理部63から出力された負荷レベルが負荷レベル2であれば、アプリケーション要求情報番号12bがRN002,RN004,RN006,RN008であるデータレコード、すなわち要求時間12gの間隔が長く、負荷レベルの低いデータレコードが抽出され、これら抽出されたデータレコードのみが、以降のデータ処理の対象とされ、図5のフローチャートにおけるステップS53及びS54の処理に続く。
上述したように、本実施の形態に係るデータ処理装置においては、上記のような作用により、様々なセンサノードから送られた異種混合のストリームデータに対し、各アプリケーションそれぞれに、刻々と変化する送信負荷状況に応じて必要なストリームデータのみを送信することができる。その結果、アプリケーションへのストリームデータの送信に係る負荷や、アプリケーション自体に対する処理負荷の低減を図ることが可能となる。
(第3の実施の形態)
図10は、第3の実施の形態に係るデータ処理装置におけるデータ処理部100の詳細構成を示す機能ブロック図である。
本実施の形態に係るデータ処理装置の図10に示す機能ブロック図は、第2の実施の形態の図7からの変形例として示しているが、本実施の形態に係るデータ処理装置は、第2の実施の形態のみならず第1の実施の形態に係るデータ処理装置10の変形例でもありうる。以下では、第2の実施の形態に係るデータ処理装置60の変形例として、第2の実施の形態と同一箇所については同一符号を付して重複説明を避け、第2の実施の形態と異なる点について説明する。
すなわち、本実施の形態に係るデータ処理装置のデータ処理部100は、第2の実施の形態に係るデータ処理装置60のデータ処理部71に、ヘッダ統合情報記憶装置101を更に付加した構成としている。
ヘッダ統合情報記憶装置101は、データ加工部42からの送信負荷が変化した場合や、アプリケーションA〜Cからの要求情報や、センサノードTからの出力情報が変化した場合に、データ加工部42から送信された加工ストリームデータKSのヘッダHの情報の最新の更新情報等を、ストリーム情報分析部41が書き込むためのヘッダ統合情報テーブルを格納する記憶装置であって、ハードディスク等のハードウェアからなる。
図11は、ヘッダ統合情報テーブル110の一例を示すデータ構成図である。ヘッダ統合情報テーブル110は、項目として、ヘッダ番号110a、現状ヘッダ情報110b、アプリケーション要求情報番号110c、センサ情報番号110d、ネットワーク負荷レベル110e、更新ヘッダ情報110f、更新アプリケーション要求情報番号110g、更新センサ情報番号110h、更新ネットワーク負荷レベル110iを含んでなる。
アプリケーション情報記憶装置12は、アプリケーション要求情報テーブル12aに登録された情報の過去分を蓄積し、センサ情報記憶装置13は、センサ情報テーブル13aに登録された情報の過去分を蓄積して行く。
一方、ストリーム情報分析部41がヘッダHを発行し、データ加工部42から加工ストリームデータKSが送信され始めた後も含めて、ストリーム情報分析部41は、アプリケーションA〜Cのうちの何れかによってアプリケーション要求情報テーブル12aの内容が変更されると、変更されたアプリケーション要求情報テーブル12aを考慮する。また、ストリーム情報分析部41は、センサノードT1〜T3のうちの何れかによってセンサ情報テーブル13aの内容が変更されると、変更されたセンサ情報テーブル13aを考慮する。更に、ストリーム情報分析部41は、負荷情報管理部63から出力される負荷レベルを考慮する。
ストリーム情報分析部41は、データ加工部42からの送信負荷が変化した場合や、アプリケーションA〜Cからの要求情報や、センサノードTからの出力情報等が更新された場合に、更新ヘッダ情報110f、更新アプリケーション要求情報番号110g、更新センサ情報番号110h、及び更新ネットワーク負荷レベル110iのうちの該当する更新情報を、ヘッダ統合情報記憶装置101内のヘッダ統合情報テーブル110に書き込む。
更にストリーム情報分析部41は、ヘッダ統合情報テーブル110から、書き込み済みのヘッダHのデータレコードを取得し、そのヘッダHの内容と、アプリケーション要求情報テーブル12aの内容、センサ情報テーブル13aの内容、及び負荷情報管理部63からの負荷レベル情報とを比べて、ヘッダHの内容に変更が生じている場合は、変更内容をヘッダ統合情報テーブル110に反映する。例えば、現状ヘッダ情報110bに変更が生じている場合には、変更内容を、更新ヘッダ情報110fに書き込む。アプリケーション要求情報番号110cに変更が生じている場合には、変更内容を、更新アプリケーション要求情報番号110gに書き込む。センサ情報番号110dに変更が生じている場合には、変更内容を、更新センサ情報番号110hに書き込む。ネットワーク負荷レベル110eに変更が生じている場合には、変更内容を、更新ネットワーク負荷レベル110iに書き込む。
そして、ストリーム情報分析部41は、このようにしてヘッダ統合情報テーブル110に変更内容を書き込むと、このヘッダ統合情報テーブル110に書き込まれた情報を、経路フィルタ14に出力する。
経路フィルタ14は、このようにしてヘッダ統合情報テーブル110の情報を渡されると、データ加工部42から出力された加工ストリームデータKSについて、そのヘッダ番号110aに基づいて、ヘッダ情報が更新されているかを判定し、更新されている場合には、更新された内容に従ってこの加工ストリームデータKSをアプリケーションに配信する。一方、更新されていない場合には、従来のヘッダ情報に従ってこの加工ストリームデータKSをアプリケーションに配信する。
これによって、本実施の形態に係るデータ処理装置は、ヘッダ統合情報テーブル110を用いることによって、アプリケーションからの要求内容や、宛先や、負荷レベル等に変化があった場合であっても、直ちにその変化に応じて加工ストリームデータKSを正しいアプリケーションへ配信できるようにしている。
次に、以上のように構成した本実施の形態に係るデータ処理装置の動作について図12に示すフローチャートを用いて説明する。
本実施の形態に係るデータ処理装置では、第2の実施の形態に係るデータ処理装置60のデータ処理部11に、ヘッダ統合情報記憶装置101が更に付加されている。
ハードディスク等のハードウェアからなるヘッダ統合情報記憶装置101には、データ加工部42からの送信負荷が変化した場合や、アプリケーションA〜Cからの要求情報や、センサノードTからの出力情報が変化した場合に、データ加工部42から送信された加工ストリームデータKSのヘッダHの情報の最新の更新情報等が、ストリーム情報分析部41によって書き込まれる図11に示すようなヘッダ統合情報テーブル110が格納されている。
そして、アプリケーション情報記憶装置12には、アプリケーション要求情報テーブル12aに登録された情報の過去分が蓄積され、センサ情報記憶装置13には、センサ情報テーブル13aに登録された情報の過去分が蓄積されて行く。
まず、ストリーム情報分析部41によって、ヘッダ統合情報記憶装置101に格納されたヘッダ統合情報テーブル110から、書き込み済みのヘッダHが取得される(S121)。また、ストリーム情報分析部41がヘッダHを発行し、データ加工部42から加工ストリームデータKSが送信され始めた後も含めて、アプリケーションA〜Cのうちの何れかによってアプリケーション要求情報テーブル12aの内容が変更されると、ストリーム情報分析部41がアプリケーション要求情報テーブル12aを取得することによって、ストリーム情報分析部41によってその変更内容が考慮される(S122)。また、センサノードT1〜T3のうちの何れかによってセンサ情報テーブル13aの内容が変更されると、ストリーム情報分析部41がセンサ情報テーブル13aを取得することによって、ストリーム情報分析部41によってその変更内容が考慮される(S123)。また、ストリーム情報分析部41が、負荷情報管理部63から出力される負荷レベルを取得することによって、ストリーム情報分析部41によってその負荷レベルが考慮される(S124)。なお、これらステップS121乃至124の処理は、どの順序で行っても構わない。
そして、ストリーム情報分析部41では、ステップS121で取得したヘッダHの内容と、ステップS122で取得したアプリケーション要求情報テーブル12aの内容、ステップS123で取得したセンサ情報テーブル13aの内容、及びステップS124で取得した負荷情報管理部63からの負荷レベル情報とを比べて、ヘッダHの内容に変更が生じているか否かが判定される(S125)。
そして、変更が生じていると判定された場合(S125:Yes)であって、更に、データ加工部42から送信済みの加工ストリームデータKSが更新可能である場合(S126:Yes)には、ストリーム情報分析部41によって、ヘッダ統合情報記憶装置101内のヘッダ統合情報テーブル110の当該ヘッダ情報が更新される(S127)。
一方、ステップS125において、変更が生じていないと判定された場合(S125:No)、及びステップS126において、更新可能ではない場合(S126:No)には、ヘッダ統合情報テーブル110の当該ヘッダ情報は更新されない(S128)。
ステップS127及びS128の後は、ヘッダ統合情報テーブル110に書き込まれた情報が、経路フィルタ14に出力される。そして、経路フィルタ14では、ヘッダ統合情報テーブル110の情報が渡されると、データ加工部42から出力された加工ストリームデータKSについて、そのヘッダ番号110aに基づいて、ヘッダ情報が更新されているかが判定される(S129)。そして、更新されていると判定された場合(S129:更新)には、更新された内容に従ってこの加工ストリームデータKSがアプリケーションに配信される(S130)。一方、更新されていないと判定された場合(S129:未更新)には、この加工ストリームデータKSは、従来のヘッダ情報に従ってアプリケーションに配信される(S131)。
上述したように、本実施の形態に係るデータ処理装置においては、上記のような作用により、ヘッダ統合情報テーブル110を用いることによって、第1及び第2の実施の形態で奏された作用効果に加えて、アプリケーションからの要求内容や、宛先や、負荷レベル等に変化があった場合であっても、直ちにその変化に応じて加工ストリームデータKSを正しいアプリケーションへ配信することが可能となる。
(第4の実施の形態)
図13は、第4の実施の形態に係るデータ処理装置130の構成例を示す機能ブロック図である。ただし、アプリケーション要求情報登録部43と、センサ情報登録部44との記載は省略している。
また、図14は、このような第4の実施の形態に係る複数のデータ処理装置130が通信ネットワーク134によって互いに接続されたネットワーク構成例を示す概念図である。この通信ネットワーク134は、イーサネット(登録商標)等のLAN、あるいは公衆回線や専用回線を介して複数のLANが接続されるWAN等からなる。LANの場合には、必要に応じてルータを介した多数のサブネットから構成される。また、WANの場合には、公衆回線に接続するためのファイアウォール等を適宜備えているが、ここではその図示及び詳細説明を省略する。
図13及び図14に示す本実施の形態に係るデータ処理装置130は、第1の実施の形態の変形例として示しているが、本実施の形態に係るデータ処理装置130は、第1の実施の形態のみならず第2及び第3の実施の形態に係るデータ処理装置の変形例でもありうる。以下では、代表的に、第1の実施の形態に係るデータ処理装置10の変形例として、第1の実施の形態と同一箇所については同一符号を付して重複説明を避け、第1の実施の形態と異なる点について説明する。
すなわち、本実施の形態に係るデータ処理装置130は、第1の実施の形態に係るデータ処理装置10に、送受信部131を更に付加した構成としている。この送受信部131は、データ処理部11のストリーム情報分析部41、アプリケーション情報記憶装置12、及びセンサ情報記憶装置13を通信ネットワーク134に接続している。
そして、通信ネットワーク134に、このような送受信部131を備えた複数のデータ処理装置130が接続することにより、各データ処理装置130は、この送受信部131から、他のデータ処理装置130(例えば、データ処理装置130(#X))に対して、他のデータ処理装置130(例えば、データ処理装置130(#X))が取得する各センサノードT1(#X)〜T3(#X)からのストリームデータST(#X)、アプリケーション情報記憶装置12(#X)に格納されたアプリケーション要求情報テーブル12a(#X)の情報、及びセンサ情報記憶装置13(#X)に格納されたセンサ情報テーブル13a(#X)の情報等を要求する要求情報を送信する。この要求情報は、要求元のデータ処理装置130のアドレス情報と、要求先のデータ処理装置130(#X)のアドレス情報と、要求する情報やデータを指定した指定情報種類(ノードセンサT1(#X)〜T3(#X)からのストリームデータST、又はアプリケーション要求情報テーブル12a(#X)の情報、又はセンサ情報テーブル13a(#X)の情報等)とを含んでいる。
なお、図14では、データ処理装置130、データ処理装置130(#X)、及びデータ処理装置130(#Y)の3つのデータ処理装置が通信ネットワーク134を介して接続された構成を示しているが、これは一例であり、それより多い、又はそれより少ないデータ処理装置130が接続された構成であっても良い。
このようにして送信された要求情報は、要求先のアドレス情報に従って、データ処理装置130(#X)に到達し、データ処理装置130(#X)の送受信部131(#X)が受信する。送受信部131(#X)は、この要求情報に含まれる指定情報種類を参照する。そして、指定情報種類によって、アプリケーション要求情報テーブル12a(#X)が指定されていれば、アプリケーション情報記憶装置12(#X)に格納されたアプリケーション要求情報テーブル12a(#X)の情報を取得し、この取得した情報を要求情報に添付する。そして、要求情報に含まれる要求元のアドレス情報に従って、通信ネットワーク134を介して返信する。一方、指定情報種類によって、センサ情報テーブル13a(#X)が指定されていれば、センサ情報記憶装置13(#X)に格納されたセンサ情報テーブル13a(#X)の情報を取得し、この取得した情報を要求情報に添付する。そして、要求情報に含まれる要求元のアドレス情報に従って、通信ネットワーク134を介して返信する。一方、指定情報種類によって、ノードセンサT1(#X)からのストリームデータST(#X)が指定されていれば、ノードセンサT1(#X)からストリーム情報分析部41(#X)へ送られたストリームデータST(#X)を、ストリーム情報分析部41(#X)から取得し、この取得したストリームデータST(#X)を要求情報に添付する。そして、要求情報に含まれる要求元のアドレス情報に従って、通信ネットワーク134を介して返信する。
このようにして要求情報に添付されて返信されたアプリケーション要求情報テーブル12a(#X)の情報、又はセンサ情報テーブル13a(#X)の情報、又はストリームデータST(#X)は、通信ネットワーク134を介して要求元のデータ処理装置130に到達し、データ処理装置130の送受信部131が受信する。送受信部131は、返信された要求情報を参照することにより、データ処理装置130(#X)から、どのような情報が添付されて送信されて来たかを判定する。
アプリケーション要求情報テーブル12a(#X)の情報が送信されて来た場合には、送受信部131は、この情報を、アプリケーション情報記憶装置12に格納されているアプリケーション要求情報テーブル12aに上書きする。そして、データ処理装置130のストリーム情報分析部41は、上書きされたアプリケーション要求情報テーブル12aと、元々備えてるセンサ情報テーブル13aとを用いてストリームデータSTのフィルタリングや加工を行う。
センサ情報テーブル13a(#X)の情報が送信されて来た場合には、送受信部131は、この情報を、センサ情報記憶装置13に格納されているセンサ情報テーブル13aに上書きする。そして、データ処理装置130のストリーム情報分析部41は、元々備えているアプリケーション要求情報テーブル12aと、上書きされたセンサ情報テーブル13aとを用いてストリームデータSTのフィルタリングや加工を行う。
ストリームデータST(#X)が送信されて来た場合には、送受信部131は、このストリームデータST(#X)をストリーム情報分析部41に転送する。すると、ストリーム情報分析部41は、このストリームデータST(#X)についても、自己に直接センサノードT1〜T3から送られてくるストリームデータSTと同様に処理する。
以上説明したように、本実施の形態に係るデータ処理装置130は送受信部131を備えているので、通信ネットワーク134を介して、他のデータ処理装置130(#X)が持っているアプリケーション要求情報テーブル12a(#X)やセンサ情報テーブル13a(#X)の情報を取得し、ストリームデータST(#X)のフィルタリングや加工のために用いることができる。また、他のデータ処理装置130(#X)に送信されたセンサノードT1(#X)〜T3(#X)からのストリームデータST(#X)を取得し、取得したストリームデータST(#X)に対してフィルタリングや加工を行うことができる。
更に、このような送受信部131を、第2の実施の形態に係るデータ処理装置60に適用する場合には、負荷情報管理部63に接続し、アプリケーション情報記憶装置12にアプリケーション要求情報テーブル62aを格納すれば、ストリーム情報分析部41は、他のデータ処理装置130(#X)の負荷レベルを用いてストリームデータST(#X)のフィルタリングや加工を行うことができることも理解できるであろう。
以上説明したように、本実施の形態に係るデータ処理装置130は、送受信部131を備え、通信ネットワーク134を介して複数のデータ処理装置130(#X)と接続することにより、他のデータ処理装置130(#X)からのアプリケーション要求情報テーブル12a(#X)、センサ情報テーブル13a(#X)、ストリームデータST(#X)、更に負荷レベルを用いて、第1、第2、及び第3のそれぞれの実施の形態で得られた作用効果と同様の作用効果を奏することが可能となる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら説明したが、本発明はかかる構成に限定されない。特許請求の範囲の発明された技術的思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
第1の実施の形態に係るデータ処理装置の構成例を示す機能ブロック図。 第1の実施の形態に係るデータ処理装置におけるアプリケーション要求情報テーブルの一例を示すデータ構成図。 第1の実施の形態に係るデータ処理装置におけるセンサ情報テーブルの一例を示すデータ構成図。 第1の実施の形態に係るデータ処理装置におけるデータ処理部の詳細構成を示す機能ブロック図。 第1の実施の形態に係るデータ処理装置の動作を示すフローチャート。 第2の実施の形態に係るデータ処理装置の構成例を示す機能ブロック図。 第2の実施の形態に係るデータ処理装置におけるデータ処理部の詳細構成を示す機能ブロック図。 第2の実施の形態に係るデータ処理装置におけるアプリケーション要求情報テーブル。 第2の実施の形態に係るデータ処理装置の動作を示すフローチャート。 第3の実施の形態に係るデータ処理装置におけるデータ処理部の詳細構成を示す機能ブロック図。 第3の実施の形態に係るデータ処理装置におけるヘッダ統合情報テーブルの一例を示すデータ構成図。 第3の実施の形態に係るデータ処理装置の動作を示すフローチャート。 第4の実施の形態に係るデータ処理装置の構成例を示す機能ブロック図。 第4の実施の形態に係る複数のデータ処理装置が通信ネットワークによって互いに接続されたネットワーク構成例を示す概念図。
符号の説明
A〜C…アプリケーション,T1〜T3…センサノード,ST…ストリームデータ,h…ヘッダ,d…実体データ,H…ヘッダ情報,KS…加工ストリームデータ,10…データ処理装置,11…データ処理部,12…アプリケーション情報記憶装置,12a…アプリケーション要求情報テーブル,13…センサ情報記憶装置,13a…センサ情報テーブル,14…経路フィルタ,41…ストリーム情報分析部,42…データ加工部,43…アプリケーション要求情報登録部,44…センサ情報登録部,60…データ処理装置,61…ネットワークアナライザ,62a…アプリケーション要求情報テーブル,63…負荷情報管理部,70…データ処理部、100…データ処理部,101…ヘッダ統合情報記憶装置,110…ヘッダ統合情報テーブル、131…送受信部、134…通信ネットワーク

Claims (4)

  1. 複数のデータ取得手段から出力される各出力データを受信し、前記受信した各出力データを、複数のアプリケーションのうちの何れかのアプリケーションに配信するデータ処理装置であって、
    前記各アプリケーション毎に、前記各アプリケーションが要求する出力データの内容、前記出力データを取得するデータ取得手段の配置条件、前記データ取得手段によって取得される前記出力データの取得条件が登録された第一の登録情報と、
    前記各データ取得手段毎に、データ取得手段の配置条件、このデータ取得手段が取得する出力データの取得条件、及び前記取得条件に従って取得される出力データの内容が登録された第二の登録情報と、
    前記複数のデータ取得手段から出力された各出力データを取得し、前記取得した各出力データのうち、出力元のデータ取得手段と、前記第一及び第二の登録情報とに基づいて、前記各アプリケーションのうちの何れかによって要求される出力データを抽出し、前記抽出した出力データに対して、当該出力データを要求するアプリケーションを配信先として割り当てるデータ抽出手段と、
    前記データ抽出手段によって配信先を割り当てられた出力データを、前記配信先であるアプリケーションへ送信するが、同一の配信先に割り当てられた複数の出力データについては、この複数の出力データを結合し、しかる後に、この結合した出力データを、前記同一の配信先であるアプリケーションへ送信するデータ送信手段と
    を備えたデータ処理装置。
  2. 請求項1に記載のデータ処理装置において、
    前記データ送信手段による送信に係る送信負荷を計測する送信負荷計測手段と、
    送信負荷を、その大きさに応じて段階的にレベル分けした複数の負荷レベルを予め定義した送信負荷基準に基づいて、前記送信負荷計測手段によって計測された送信負荷が、どの負荷レベルに属するのかを判定し、判定した負荷レベルを、前記データ抽出部に出力する負荷レベル判定手段とを更に備え、
    前記第一の登録情報は、前記各アプリケーション毎に、前記各アプリケーションが要求する出力データの内容、前記出力データを取得するデータ取得手段の配置条件、前記データ取得手段によって取得される前記出力データの取得条件に加えて、前記負荷レベルが登録され、
    前記データ抽出手段は、前記複数のデータ取得手段から出力された各出力データに加えて、前記負荷レベル判定手段から出力された負荷レベルを取得し、前記第一の登録情報において、前記負荷レベルに等しい負荷レベルが登録されているアプリケーションのみを対象として、出力元のデータ取得手段と、前記第一及び第二の登録情報とに基づいて、前記対象とされたアプリケーションのうちの何れかによって要求される出力データを抽出し、前記抽出した出力データに対して、当該出力データを要求するアプリケーションを配信先として割り当てる
    データ処理装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のデータ処理装置において、
    前記データ抽出手段は、前記第一又は第二の登録情報の内容が更新された場合には、更新内容が書き込まれた更新情報を作成し、前記作成した更新情報を出力し、
    前記データ送信手段と前記各アプリケーションとの間に介挿して設けられ、前記データ抽出手段から前記更新情報が出力されると、前記データ送信手段から送信された出力データを、前記更新情報の内容に従った前記アプリケーションへ配信する配信手段を更に備えたデータ処理装置。
  4. 請求項1乃至3のうち何れか1項に記載のデータ処理装置において、
    外部通信ネットワークを介して他のデータ処理装置とデータや情報を送受信するとともに、受信したデータや情報を、自身が備えられたデータ処理装置内の部位に転送する送受信手段を更に備え、
    前記送受信手段は、
    前記他のデータ処理装置に対して、データや情報を要求する場合には、要求先である前記他のデータ処理装置に対して、前記要求先であるデータ処理装置のデータ抽出手段が取得した出力データ、前記要求先であるデータ処理装置が備えている第一の登録情報、及び第二の登録情報のうちの少なくとも何れかを要求する要求情報を送信し、
    他のデータ処理装置から前記要求情報が送信されることによって情報を要求された場合には、この要求情報を受信し、この要求情報が前記出力データを要求しているのであれば、自身が備えられたデータ処理装置に備えられたデータ抽出手段が取得した出力データを取得し、前記要求情報が前記第一の登録情報を要求しているのであれば、前記自身が備えられたデータ処理装置に備えられた第一の登録情報を取得し、前記要求情報が前記第二の登録情報を要求しているのであれば、前記自身が備えられたデータ処理装置に備えられた第二の登録情報を取得し、
    前記出力データ、第一の登録情報、及び第二の登録情報のうち、取得したものを返信情報として、前記要求元であるデータ処理装置に返信し、
    前記送信した要求情報に応じて、前記要求先であるデータ処理装置から前記返信情報が返信されてきた場合には、前記返信情報を受信し、前記返信情報に前記出力データが含まれていれば、前記出力データを、前記自身が備えられたデータ処理装置に備えられたデータ抽出手段に転送し、前記返信情報に前記第一の登録情報が含まれていれば、自身が備えられたデータ処理装置に備えられた第一の登録情報の内容を、前記返信情報に含まれている第一の登録情報の内容で上書きし、前記返信情報に前記第二の登録情報が含まれていれば、前記自身が備えられたデータ処理装置に備えられた第二の登録情報の内容を、前記返信情報に含まれている第二の登録情報の内容で上書きするように動作し、
    前記データ抽出手段は、前記送受信手段から出力データが転送された場合には、前記転送された各出力データのうち、出力元のデータ取得手段と、前記第一及び第二の登録情報とに基づいて、前記各アプリケーションのうちの何れかによって要求される出力データを抽出し、前記抽出した出力データに対して、当該出力データを要求するアプリケーションを配信先として割り当てるようにしたデータ処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100919935B1 (ko) * 2008-03-12 2009-10-07 아주대학교산학협력단 유비쿼터스 스마트 스페이스의 상황인지 시스템
JP2013239000A (ja) * 2012-05-15 2013-11-28 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> データ流通管理装置、システム、方法、およびプログラム
KR101403949B1 (ko) 2013-02-26 2014-06-09 한국과학기술원 모바일 상황 모니터링을 위한 효율적 데이터 처리를 수행하는 모바일 장치, 이를 이용하는 데이터 처리 방법, 이를 이용하는 상황 모니터링 방법 및 이를 포함하는 상황 모니터링 시스템

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