JP2007322973A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トナー濃度補正時間とトナー消費量を抑制しながら、入力階調に対するトナー濃度の階調特性全体を精度のムラ無く、高精度に検出することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】濃度センサ21の出力と基準電圧出力手段41の出力を差動増幅手段42に入力し、差動増幅手段42により得られるそれらの差分を増幅した出力をAD変換器45に入力し、AD変換器45により得られた値をプロセッサ46で演算することで得られるトナー濃度値に基づき、制御部43がトナー濃度補正を行う構成とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置に関し、特にレーザプリンタや複写機等のトナー階調補正機構に関し、特に像担持体上に形成されたトナー階調パターンの濃度を高精度に検出するトナー濃度検出技術に関するものである。
従来、レーザプリンタや複写機等の電子写真方式の画像形成装置では、像担持体表面を帯電器により均一に帯電した後、この帯電された像担持体表面に、画像情報に応じて変調されたレーザ光を照射することで、静電潜像を形成している。そしてこの静電潜像へ現像機により現像剤を供給し、トナーを静電潜像に付着させることで、トナー像を形成し、最後に、このトナー像を記録媒体上に転写することで、記録媒体上に画像形成を行っている。一方、近年、レーザプリンタや複写機等の電子写真方式の画像形成装置では、高画質化が求められている。中でもトナー濃度の階調特性は高画質化の重要な要素であり、特にカラーレーザプリンタやカラー複写機では、色合いに大きな影響を与える。
しかし、電子写真方式の画像形成装置においては、常に同じ画像信号で画像を形成しても、温度や湿度等の環境変化や、画像を形成するための帯電器、像担持体等の劣化により、実際に形成される画像の濃度や色合いが変わってしまうことがある。このため、像担持体上に形成されるトナー像の入力階調に対するトナー濃度を一定に保つように、帯電電圧、現像バイアス、レーザパワー、レーザ駆動信号のPWM(Pulse Width Modulation)等の補正を行う必要がある。
そこで、以上のような補正を行うためには、先ず補正前の入力階調に対するトナー濃度の階調特性を知る必要がある。この階調特性を得るために、一般的には、像担持体上に複数段階のトナー階調パターンを形成し、光学式の濃度センサで順次読み取り、電気信号に変換し制御部に送信している。しかし、例えばブラックトナーの濃度を正反射方式の濃度センサで検出した場合、一般的な一成分現像におけるトナー濃度と入力階調の特性は図29のようになる。低濃度域と高濃度域での入力階調に対するトナー濃度の変化量が小さく、入力階調に対するトナー濃度の階調特性全体を精度良く検出することが難しい。高濃度域を精度良く検出するために、濃度センサからの電気信号を増幅したり、濃度センサの照射光の光量を上げたりすると、低濃度域での濃度センサの出力が飽和してしまう。また低濃度域を精度良く検出するために、濃度センサの照射光の光量を下げると、高濃度域でのS/N比がとれなくなってしまう。このため、入力階調に対するトナー濃度の階調特性全体を精度良く検出するには、各濃度域に応じて濃度センサの出力を増幅する増幅率の切り替えや、濃度センサの照射光量を切り替える必要がある。しかし、増幅率や照射光量を変えることで、各入力階調に対する濃度センサ出力の連続性が無くなってしまう。
そこで濃度センサ出力の連続性を持ちながら、濃度センサ出力の増幅率や照射光量の切り替えを行う方法が、特許文献1で提案されている。特許文献1の発明について図30を用いて説明する。〔1〕〜〔6〕はトナー階調パターンで〔3〕と〔4〕は同じ濃度であり、右に行くほど濃度が高く、〔1〕から順に濃度センサにより濃度の検出を行う。トナー階調パターン〔1〕では濃度が低いため、正反射方式の濃度センサで検出した場合、出力が高く9Vとなっている。トナー階調パターン〔2〕では〔1〕と比較し濃度が高いので、反射率が低下し濃度センサの出力も低くなっている。トナー階調パターン〔3〕では更に濃度センサの出力が低くなり1Vとなっている。濃度センサの出力が低くなると、増幅回路の増幅率、もしくは濃度センサの照射光量を上げ、トナー階調パターン〔3〕と同じ濃度のトナー階調パターン〔4〕で再度濃度検出を行い、濃度センサの出力8Vを得る。この結果、増幅率は8となり、トナー階調パターン〔5〕で濃度センサの出力が5Vと得られるが、増幅率は8であるため、演算後の電圧は5/8Vとなる。
以上のことにより、濃度センサ出力の連続性を持ちながら、濃度センサ出力の増幅率や照射光量の切り替えを行い、入力階調に対するトナー濃度の階調特性全体を検出している。
特開平7−160070号公報
しかしながら、前記従来例の画像形成装置では、次のような課題がある。
前記従来例では、濃度センサ出力の連続性を持ちながら、濃度センサ出力の増幅率や照射光量の切り替えを行う。そして、入力階調に対するトナー濃度の階調特性全体を精度良く検出するために、センサ出力の増幅率や照射光量の切り替えを行う毎に、同じ濃度のトナー階調パターンを二度形成する必要がある。このため、多くの時間を要するほか、印刷以外により多くのトナーを消費してしまい、ページコストが増加するという問題があった。
また、濃度センサ出力の低下を検出し、センサ出力の増幅率や照射光量の切り替える方式であるため、増幅率を切り替える前後で精度が異なってしまう。つまり、濃度センサ出力は連続するものの、トナー濃度と入力階調の特性全体を同一の精度で検出できていないという問題があった。
本発明は、以上の点に着目して成されたもので、トナー濃度補正時間とトナー消費量を抑制しながら、入力階調に対するトナー濃度の階調特性全体を精度のムラ無く、高精度に検出することができる画像形成装置の提供を目的とする。これは、同じ濃度のトナー階調パターンを複数回形成しないことによる。
前記目的を達成するために、本発明は以下の特徴を備える。
(1)像担持体上に複数段階の濃度のトナー階調パターンを形成するトナー階調パターン形成手段と、前記トナー階調パターン形成手段により形成された前記トナー階調パターンの濃度を光学的に検出し電圧として出力する濃度検出手段とを備える画像形成装置であって、基準となる電圧を出力する基準電圧出力手段と、前記基準電圧出力手段に前記基準となる電圧を設定する制御手段と、前記濃度検出手段により検出された前記トナー階調パターンの濃度出力と、前記基準電圧出力手段による出力との差分を増幅し出力する差動増幅手段と、前記差動増幅手段の出力からトナー濃度値を演算する演算手段とを備え、前記制御手段は、前記複数段階の濃度のトナー階調パターンに対する各トナー濃度値に基づき、トナー濃度補正を行うことを特徴とする画像形成装置。
(2)前記濃度検出手段により検出された前記トナー階調パターンの濃度出力と、前記基準電圧出力手段による出力とを比較する比較手段を備え、前記制御手段は、前記比較手段による比較結果に基づき、前記差動増幅手段による正常な差分の増幅が行われているかを判断することを特徴とする前記(1)記載の画像形成装置。
(3)前記濃度検出手段により検出された前記トナー階調パターンの濃度出力と、前記基準電圧出力手段による出力との前記差動増幅手段への差動入力極性を切り替える切り替え手段を備え、前記切り替え手段または前記制御手段は、前記比較手段による比較結果に基づき、前記差動入力極性を切り替えることを特徴とする前記(2)記載の画像形成装置。
(4)前記制御手段は、前記複数段階の濃度のトナー階調パターンに対する理想的な各トナー濃度値を、前記基準電圧出力手段の出力として設定することを特徴とする前記(1)記載の画像形成装置。
(5)前記制御手段は、前記トナー濃度補正を1回以上行ったことがあるとき、前回の該トナー濃度補正により得られた各トナー濃度値を、前記基準電圧出力手段の出力として設定することを特徴とする前記(1)記載の画像形成装置。
(6)前記制御手段は、前記差動増幅手段による差分の結果が0以上の値となるように、複数段階の濃度のトナー階調パターンに対する理想的な各トナー濃度値、もしくは前記トナー濃度補正を1回以上行ったことがあるときの前回の該トナー濃度補正により得られた各トナー濃度値のいずれかに対し、調整値により加減した値を前記基準電圧出力手段の出力として設定することを特徴とする前記(1)記載の画像形成装置。
(7)前記制御手段は、前記比較手段による比較結果に基づき、前記差動増幅手段による正常な差分の増幅が行われていないと判断したとき、トナー濃度補正の異常をユーザに報知することを特徴とする前記(2)記載の画像形成装置。
(8)前記制御手段は、前記比較手段による比較結果に基づき、前記差動増幅手段による正常な差分の増幅が行われていないと判断したとき、トナー濃度補正を再度行うことを特徴とする前記(2)記載の画像形成装置。
(9)前記濃度検出手段により検出された前記トナー階調パターンの濃度出力と、前記基準電圧出力手段による出力とを比較する比較手段を備え、前記制御手段は、前記比較手段による比較結果に基づき、前記差動増幅手段による正常な差分の増幅が行われていないと判断したとき、前記基準電圧出力手段への前記基準となる電圧を変更し、トナー濃度補正を再度行うことを特徴とする前記(1)記載の画像形成装置。
(10)前記差動増幅手段の増幅率が可変であるとき、前記制御手段は、前記トナー濃度値が判定値よりも小さいときに、前記増幅率を変更し、トナー濃度補正を再度行うことを特徴とする前記(1)記載の画像形成装置。
(11)前記制御手段は、前記トナー濃度値が状態判定値より大きいとき、前記トナー濃度補正が異常終了したことをユーザに報知することを特徴とする前記(1)記載の画像形成装置。
(12)前記制御手段は、前記トナー濃度値が状態判定値より大きいとき、前記トナー濃度補正を再度行うことを特徴とする前記(1)記載の画像形成装置。
(13)前記制御手段は、前記トナー濃度値が状態判定値より大きいとき、前記基準電圧出力手段への前記基準となる電圧を変更し、前記トナー濃度補正を再度行うことを特徴とする前記(1)記載の画像形成装置。
(14)前記差動増幅手段の増幅率が可変であるとき、前記制御手段は、前記トナー濃度値が状態判定値より大きいときに、前記増幅率を変更し、前記トナー濃度補正を再度行うことを特徴とする前記(1)記載の画像形成装置。
(15)前記制御手段は、前記トナー濃度補正を再度行う回数が設定回数を越えたとき、該トナー濃度補正が異常終了したことをユーザに報知することを特徴とする前記(9)、(10)、(12)、(13)、(14)のいずれか記載の画像形成装置。
本発明によれば、入力階調に対するトナー濃度の階調特性全体を精度のムラ無く、高精度に検出することができる。
また、トナー濃度補正の異常をユーザに知らせることができる。
また、一時的なトナー濃度補正の異常が発生しても、所定回数、トナー濃度補正を繰り返すことで、正常にトナー濃度補正を行うことができる。
以下本発明を実施するための最良の形態を、実施例により詳しく説明する。
図1は本発明の実施例1に係るタンデム方式のカラー画像形成装置の全体構成断面図である。先ず同図を用い、画像形成装置の構成について説明する。タンデム方式のカラー画像形成装置はイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のトナーを重ねあわせることでフルカラー画像を出力できるように構成されている。そして各色の画像形成のために、レーザスキャナ(11Y、11M、11C、11K)とカートリッジ(12Y、12M、12C、12K)が備えられている。カートリッジ(12Y、12M、12C、12K)は、まず図中矢印の方向に回転する感光体(13Y、13M、13C、13K)から構成される。また、感光体(13Y、13M、13C、13K)に接するように設けられた帯電ローラ(14Y、14M、14C、14K)、及び現像機(15Y、15M、15C、15K)から構成されている。また転写材16を格納するカセット17、転写材16を搬送する搬送ベルト20(像担持体に相当)、転写材16にトナーを定着させる定着器18が図の如く配置される。そして、感光体(13Y、13M、13C、13K)と搬送ベルト20を挟み、対向するように転写ローラ(19Y、19M、19C、19K)が設置されている。更には搬送ベルト20上に形成される各色のトナー階調パターンを読み取るための濃度センサ21(濃度検出手段に相当)が搬送ベルト20と近接するように設けられている。
次に電子写真プロセスについて説明する。カートリッジ(12Y、12M、12C、12K)内の暗所にて、感光体(13Y、13M、13C、13K)表面を帯電ローラ(14Y、14M、14C、14K)で均一に帯電させる。次にレーザスキャナ(11Y、11M、11C、11K)により画像データに応じて変調したレーザ光を感光体(13Y、13M、13C、13K)表面に照射する。レーザ光が照射された部分の帯電電荷が除去されることで、感光体(13Y、13M、13C、13K)表面に静電潜像を形成する。現像機(15Y、15M、15C、15K)(トナー階調パターン形成手段に相当)では帯電したトナーを静電潜像に付着させることで、各色のトナー画像を感光体(13Y、13M、13C、13K)表面に形成する。一方カセット17より転写材16が搬送用のローラ及び搬送ベルト20により搬送されてくる。そしてそれぞれ感光体(13Y、13M、13C、13K)表面上に形成されたトナー画像を転写ローラ(19Y、19M、19C、19K)により搬送ベルト20上の転写材16に順次重ね合わせるように転写することで、フルカラーのトナー画像が形成される。形成された転写材16上のフルカラーのトナー画像は定着器18により定着され、画像形成装置外に排出される。
図2は本発明の実施例1に係るトナー階調パターンを説明する斜視図である。図1、図2を用いてトナー濃度補正を説明する。トナー濃度補正を行うタイミングになると、前記転写材16へのトナー画像形成と同じプロセスで複数段階の濃度のトナー階調パターンが感光体(13Y、13M、13C、13K)表面上に形成される。そして、転写ローラ(19Y、19M、19C、19K)により搬送ベルト20上に転写される。このとき各色のトナー階調パターンが重ならないようなタイミングで各色のトナー階調パターンは形成される。搬送ベルト20上のトナー階調パターンは順次濃度センサ21の検出面を通過し、その際に濃度センサ21によりトナー階調パターンの濃度が検出される。そして、結果に応じて帯電電圧、現像バイアス、レーザパワー、レーザ駆動信号のPWM(Pulse Width Modulation)等の画像形成条件を最適化する。
図3は本発明の実施例1に係る濃度センサ21の構成を説明する断面図である。濃度センサ21は発光部31、正反射光受光部32と拡散反射光受光部33から構成される。一般的には発光部31にはLEDが用いられ、正反射光受光部32と拡散反射光受光部33はフォトダイオードが用いられている。搬送ベルト20の表面は鏡面状態であるため正反射率が高く、ブラックトナーは反射率が低い。一方イエロー、マゼンダ、シアン等のカラートナーは反射率の高い微粒子であるため拡散反射率が高い。これらの特性を利用してトナー階調パターンの濃度検出を行っている。
図4は本発明の実施例1に係るトナー濃度検出部の構成ブロック図である。濃度センサ21と基準電圧出力手段41は差動増幅手段42と接続されている。差動増幅手段42の出力は制御部43のAD変換器45と接続されており、制御部43はAD変換器45の他にI/O 44、プロセッサ46(演算手段に相当)、メモリ47等を有している。またI/O 44は基準電圧出力手段41と接続されており、I/O 44から出力される信号で動作する。
図5は本発明の実施例1に係るトナー濃度検出部の、差動増幅手段42に差動増幅回路を用いた場合の構成である。全体の構成については、先述しているので、差動増幅手段42としての差動増幅回路の構成について説明する。なお、基準電圧出力手段41には一般的なDA変換器を用いるため、説明は省略する。濃度センサ21の出力は抵抗R2を介してオペアンプ(OPAMP1)の+側、基準電圧出力手段41の出力は抵抗R2を介して、オペアンプ(OPAMP1)の−側と接続されている。そして、濃度センサ21の出力から基準電圧出力手段41の出力を引いた値がR1/R2の増幅率で増幅され、AD変換器45に入力される。
次に図5、図6、図7を用いて本発明の実施例1に係る画像形成装置のトナー濃度検出方法の動作について説明する。図6はトナー階調パターンと各濃度における各部位での電圧値及びAD変換値を10進数(以下、Decとする)で示したものである。入力階調0%のトナー階調パターンが濃度センサ21に到達する前に、制御部43はI/O 44から信号を出力し、基準電圧出力手段41より入力階調0%用の基準電圧を設定する。ここで基準電圧出力手段41が3.3Vを基準電圧とした8bitのDA変換器であるとすると、DA値5(Dec)を入力することで0.0647Vを出力する。
入力階調0%のトナー階調パターンが濃度センサ21に到達すると、濃度センサ21の出力は0.5000Vとなり、基準電圧出力手段41の出力0.0647Vと共に、差動増幅手段42であるオペアンプ(OPAMP1)に入力される。ここで差動増幅手段42の増幅率R1/R2を5倍とすると、2.1765Vが差動増幅手段42であるオペアンプ(OPAMP1)より出力され、制御部43のAD変換器45に入力される。ここで3.3Vを基準電圧とした8bitのAD変換器45とすると、AD値168(Dec)を得る。そしてプロセッサ46とメモリ47により、基準電圧出力手段41に設定したDA値5(Dec)に増幅率5倍(R1/R2)を乗じた値25(Dec)に、差動増幅手段42から得られたAD値168(Dec)を加える。そして、入力階調0%における演算後のトナー濃度の値として193(Dec)を得る。
以後上記動作を各入力階調のトナー階調パターンで繰り返すことで、図7に示すように、入力階調に対するトナー濃度階調特性全体が8bitのR1/R2倍である5倍の精度で検出することができる。ここで図7は、入力階調に対する濃度センサ出力の値と演算後の値を10進数で示すグラフである。
なお、図5における差動増幅手段42では濃度センサ21の出力から基準電圧出力手段41の出力を減算し増幅する構成となっており、正しく動作させるためには、濃度センサ21の出力≧基準電圧出力手段42の出力の関係である必要がある。つまり図8に示すように濃度センサ21の出力を越えないように、予測されるトナー濃度階調カーブから、所定値α(調整値に相当)を減算し、基準電圧出力手段41から出力させる。なお、トナー濃度階調カーブとは、図8のように入力階調(%)に対するトナー濃度値(DecまたはV)を表わす曲線のことを示す。ここで、予測されるトナー濃度階調カーブの代わりに理想的なトナー濃度階調カーブや前回のトナー濃度検出によるトナー濃度階調カーブを用いることもできる。
また、図9における差動増幅手段42では、基準電圧出力手段41の出力から濃度センサ21の出力を減算し増幅する構成となっており、正しく動作させるためには、基準電圧出力手段42の出力≧濃度センサ21の出力の関係である必要がある。つまり濃度センサ21の出力を越えないように、予測されるトナー濃度階調カーブに、所定値αを加算し、基準電圧出力手段41から出力させる。ここでも、予測されるトナー濃度階調カーブの代わりに理想的なトナー濃度階調カーブや前回のトナー濃度検出によるトナー濃度階調カーブを用いることもできる。
更に、図8における上記所定値αはトナー濃度階調カーブに対して一つの値としているものの、各入力階調に対して固有の値をとることもできる。
また、上記では転写材16を搬送する搬送ベルト20を用いたタンデム方式の画像形成装置について説明した。しかし、ベルト上に各色トナーを一次転写することで各色のトナーを重ね合せ、その重ね合わせたトナー画像を転写材16に二次転写する、中間転写体を用いたタンデム方式の画像形成装置についても同様である。さらに、感光体上にトナー階調パターンを形成し、トナー濃度補正を行う画像形成装置についても同様である。
実施例2では、図10、図11、図12、図13を用いて、濃度センサ21の出力よりも、基準電圧出力手段41の出力の方が大きくなってしまったことを検出する構成と方法について説明する。ここでは、差動増幅手段42における演算が、濃度センサ21の出力から基準電圧出力手段41の出力を引いた値を増幅している場合を考えている。また、基準電圧出力手段41からの出力が、全ての各トナー階調パターンで、濃度センサ21の出力を越えないように、基準電圧出力手段41の出力を設定しているにもかかわらず、濃度センサ21の出力より大きくなってしまった場合である。
図10は本発明の実施例2に係るトナー濃度検出部の構成ブロック図である。濃度センサ21と基準電圧出力手段41は差動増幅手段42、及び比較手段48とそれぞれ接続されている。差動増幅手段42の出力は制御部43のAD変換器45と接続されており、比較手段48は制御部43のI/O 44と接続されている。制御部43はAD変換器45、I/O 44の他にプロセッサ46、メモリ47等を有している。またI/O 44は基準電圧出力手段41と接続されており、I/O 44から出力される信号で動作する。
図11は本発明の実施例2に係るトナー濃度検出部の、差動増幅手段42に差動増幅回路を、比較手段48にコンパレータ(COMP1)を用いた場合の構成ブロック図である。全体の構成については、実施例1にて先述しているので、比較手段48としてのコンパレータの構成についてのみ説明する。濃度センサ21の出力はコンパレータ(COMP1)の+側、基準電圧出力手段41の出力はコンパレータ(COMP1)の−側と接続されている。+側の電圧が−側の電圧を上回った状態、つまり濃度センサ21の出力が基準電圧出力手段41の出力を上回った状態の時、コンパレータ(COMP1)はHを出力する。
次に図11、図12、図13を用いて本発明の実施例2に係る画像形成装置のトナー濃度検出方法の動作について説明する。図12はトナー階調パターンと各濃度における各部位での電圧値及びAD変換値を10進数(Dec)で示したものである。図13は実施例2における濃度センサ21の出力と基準電圧出力手段41の出力の関係を示すグラフである。入力階調0%のトナー階調パターンが濃度センサ21に到達する前に、制御部43はI/O 44から信号を出力し、基準電圧出力手段41より入力階調0%用の基準電圧を設定する。
ここで基準電圧出力手段41が3.3Vを基準電圧とした8bitのDA変換器であるとすると、DA値5(Dec)を入力することで0.0647Vを出力する。入力階調0%のトナー階調パターンが濃度センサ21に到達すると、濃度センサ21の出力は0.3000Vとなり、基準電圧出力手段41の出力0.0647Vと共に、差動増幅手段42であるオペアンプ(OPAMP1)に入力される。ここで差動増幅手段42の増幅率R1/R2を5倍とすると、1.1765Vが差動増幅手段42であるオペアンプ(OPAMP1)より出力され、制御部43のAD変換器45に入力される。ここで3.3Vを基準電圧とした8bitのAD変換器45とすると、AD値91(Dec)を得る。そしてプロセッサ46とメモリ47により、基準電圧出力手段41に設定したDA値5(Dec)に増幅率5倍(R1/R2)を乗じた値25(Dec)に、差動増幅手段から得られたAD値91(Dec)を加える。そして、入力階調0%における演算後のトナー濃度の値として116(Dec)を得る。
またこの時、コンパレータ(COMP1)の+側に入力される濃度センサ21の出力が、−側に入力される基準電圧出力手段41の出力よりも大きい。このため、比較手段48の出力はHとなり、制御部43は正しく基準電圧出力手段41の出力と濃度センサ21の出力が差動増幅されたことを検出できる。以後入力階調10%のトナー階調パターン、20%のトナー階調パターンと順に同様の動作を繰り返す。
しかしながら入力階調60%のトナー階調パターンの時、基準電圧出力手段41による出力が1.9671Vであるのに対し、濃度センサ21の出力は1.9363Vであり、基準電圧出力手段41の出力を下回ってしまっている。この時の差動増幅手段42が片電源であるとすると、出力は0Vとなり、正しい値が得られなくなってしまう。また差動増幅手段42が両電源であるとしても、正確に差動増幅されるものの、AD変換器45に入力される電圧は負の値となる。このため、通常のAD変換器45では正しくAD変換することはできず、これらの結果を用いて演算を行うと誤ったトナー濃度検出をしてしまうことになる。しかしながら、この時、コンパレータ(COMP1)の+側に入力される濃度センサ21の出力が、−側に入力される基準電圧出力手段41の出力よりも小さい。このため、比較手段48の出力はLとなることで、制御部43は正しく基準電圧出力手段41の出力と濃度センサ21の出力が差動増幅されなかったことを検出できる。入力階調70%以降のトナー階調パターンについても同様である。
また、上記では差動増幅手段42における演算が、濃度センサ21の出力から基準電圧出力手段41の出力を引いた値を増幅しており、かつコンパレータ(COMP1)の+側に濃度センサ21、−側に基準電圧出力手段41が接続された場合について説明した。しかし、基準電圧出力手段41の出力から濃度センサ21の出力を引いた値を増幅している場合も容易に、濃度センサ21と基準電圧出力手段41の出力が正しく差動増幅されたかを検出することができる。さらに、コンパレータ(COMP1)への濃度センサ21と基準電圧出力手段41の入力極性を入れ替える等、組み合わせを変更した場合も容易に、濃度センサ21と基準電圧出力手段41の出力が正しく差動増幅されたかを検出することができる。
実施例3では、図13、図14、図15、図16を用いて、入力階調に対するトナー濃度を検出する構成と方法について説明する。すなわち、濃度センサ21の出力と基準電圧出力手段41の出力を比較手段48にて比較する。そして、その比較結果に応じ、切り替え手段49にて、差動増幅手段42への濃度センサ21の出力と基準電圧出力手段41の出力の差動入力極性を切り替える。そして、比較手段48の比較結果と差動増幅手段41の出力を演算し、入力階調に対するトナー濃度を検出する構成と方法である。
図14は本発明の実施例3に係るトナー濃度検出部の構成ブロック図である。濃度センサ21と基準電圧出力手段41は切り替え手段49、及び比較手段48とそれぞれ接続されている。また比較手段48は切り替え手段49と制御部43のI/O 44にも接続されている。切り替え手段49は差動増幅手段42と接続され、また差動増幅手段42の出力は制御部43のAD変換器45と接続されている。制御部43はAD変換器45、I/O 44の他にプロセッサ46、メモリ47等を有している。またI/O 44は基準電圧出力手段41と接続されており、I/O 44から出力される信号で動作する。
図15は本発明の実施例3に係るトナー濃度検出部の切り替え手段49にインバータとアナログスイッチを用いた具体的回路を示す構成ブロック図である。差動増幅手段42に差動増幅回路、比較手段48にコンパレータ(COMP1)を用いる。また、切り替え手段49にインバータ(INV1)と4個のアナログスイッチ(ASW1、ASW2、ASW3、ASW4)を用いた場合である。全体の構成については、実施例1及び実施例2にて先述しているので、インバータ(INV1)と4個のアナログスイッチ(ASW1、ASW2、ASW3、ASW4)を用いた切り替え手段49の構成を中心的に説明する。
コンパレータ(COMP1)の出力はI/O 44、2つのアナログスイッチ(ASW1、ASW2)、及びインバータ(INV1)を介して他方2つのアナログスイッチ(ASW3、ASW4)と接続されている。また濃度センサ21の出力はアナログスイッチ(ASW1、ASW3)と抵抗(R2)を介して、オペアンプ(OPAMP1)のそれぞれ+側及び−側に接続されている。そして基準電圧出力手段41の出力はアナログスイッチ(ASW2、ASW4)と抵抗(R2)を介して、オペアンプ(OPAMP1)のそれぞれ+側及び−側に接続されている。
濃度センサ21の出力が基準電圧出力手段41の出力よりも大きい時は、コンパレータ(COMP1)はHを出力するので、アナログスイッチ(ASW1、ASW2)がONされる。これにより、濃度センサ21の出力がオペアンプ(OPAMP1)の+側、基準電圧出力手段41の出力はオペアンプ(OPAMP1)の−側に入力され、R1/R2の増幅率で差動増幅される。一方、濃度センサ21の出力が基準電圧出力手段41の出力よりも小さい時は、コンパレータ(COMP1)はLを出力するので、アナログスイッチ(ASW3、ASW4)がONされる。これにより、濃度センサ21の出力がオペアンプ(OPAMP1)の−側、基準電圧出力手段41の出力はオペアンプ(OPAMP1)の+側に入力され、R1/R2の増幅率で差動増幅される。
次に図13、図15、図16を用いて本発明の実施例3に係る画像形成装置のトナー濃度検出方法の動作について説明する。図13は実施例3における濃度センサ21の出力と基準電圧出力手段41の出力の関係を示した図である。図16はトナー階調パターンと各濃度における各部位での電圧値及びAD変換値を10進数(Dec)で示したものである。
入力階調0%のトナー階調パターンが濃度センサ21に到達する前に、制御部43はI/O 44から信号を出力し、基準電圧出力手段41より入力階調0%用の基準電圧を設定する。ここで基準電圧出力手段41が3.3Vを基準電圧とした8bitのDA変換器であるとすると、DA値5(Dec)を入力することで0.0647Vを出力する。入力階調0%のトナー階調パターンが濃度センサ21に到達すると、濃度センサ21の出力は0.3000Vとなる。コンパレータ(COMP1)は基準電圧出力手段41の出力0.0647Vと濃度センサ21の出力0.3000Vを比較し、濃度センサ21の出力の方が大きいのでHを出力する。コンパレータ(COMP1)の比較結果Hは、アナログスイッチ(ASW1、ASW2)、インバータ(INV1)を介したアナログスイッチ(ASW3、ASW4)、及び制御部43のI/O 44に出力される。コンパレータ(COMP1)のH出力を受けて、アナログスイッチ(ASW1、ASW2)がONされる。これにより、濃度センサ21の出力がオペアンプ(OPAMP1)の+側、基準電圧出力手段41の出力はオペアンプ(OPAMP1)の−側に入力され、R1/R2の増幅率で差動増幅される。
ここで差動増幅手段42の増幅率R1/R2を5倍とすると、1.1765Vが差動増幅手段42であるオペアンプ(OPAMP1)より出力され、制御部43のAD変換器45に入力される。ここで3.3Vを基準電圧とした8bitのAD変換器45とすると、AD値91(Dec)を得る。そして制御部43はコンパレータ(COMP1)の出力がHであることをI/O 44で受け、濃度センサ21の出力が基準電圧出力手段41の出力よりも大きいことを認識する。このため、プロセッサ46とメモリ47により、基準電圧出力手段41に設定したDA値5(Dec)に増幅率5倍(R1/R2)を乗じた値25(Dec)に、差動増幅手段から得られたAD値91(Dec)を加える。そして、入力階調0%における演算後のトナー濃度の値として116(Dec)を得る。以後入力階調10%のトナー階調パターン、20%のトナー階調パターンと順に同様の動作を繰り返す。
次に、基準電圧出力手段41の出力が濃度センサ21の出力よりも大きくなる入力階調60%のトナー階調パターンにおける動作について説明する。入力階調60%のトナー階調パターンが濃度センサ21に到達する前に、制御部43はI/O 44から信号を出力し、基準電圧出力手段41より入力階調60%用の基準電圧を設定する。ここで基準電圧出力手段41が3.3Vを基準電圧とした8bitのDA変換器であるとすると、DA値152(Dec)を入力することで1.9671Vを出力する。入力階調60%のトナー階調パターンが濃度センサ21に到達すると、濃度センサ21の出力は1.9363Vとなる。コンパレータ(COMP1)は基準電圧出力手段41の出力1.9671Vと濃度センサ21の出力1.9363Vを比較し、基準電圧出力手段41の出力の方が大きいのでLを出力する。コンパレータ(COMP1)の比較結果Lは、アナログスイッチ(ASW1、ASW2)、インバータ(INV1)を介したアナログスイッチ(ASW3、ASW4)、及び制御部43のI/O 44に出力される。コンパレータ(COMP1)のL出力を受けて、インバータ(INV1)を介して接続されたアナログスイッチ(ASW3、ASW4)がONされる。そして、基準電圧出力手段41の出力がオペアンプ(OPAMP1)の+側、濃度センサ21の出力はオペアンプ(OPAMP1)の−側に入力され、R1/R2の増幅率で差動増幅される。
ここで差動増幅手段42の増幅率R1/R2を5倍とすると、0.1539Vが差動増幅手段42であるオペアンプ(OPAMP1)より出力され、制御部43のAD変換器45に入力される。ここで3.3Vを基準電圧とした8bitのAD変換器45とすると、AD値12(Dec)を得る。そして制御部43はコンパレータ(COMP1)の出力がLであることをI/O 44で受け、基準電圧出力手段41の出力が濃度センサ21の出力よりも大きいことを認識する。このため、プロセッサ46とメモリ47により、基準電圧出力手段41に設定したDA値152(Dec)に増幅率5倍(R1/R2)を乗じた値760(Dec)から、差動増幅手段から得られたAD値12(Dec)を引く。そして、入力階調60%における演算後のトナー濃度の値として748(Dec)を得る。以後入力階調100%のトナー階調パターンまで同様の動作を繰り返すことで、図17に示すように、入力階調に対するトナー濃度階調特性全体が8bitのR1/R2倍である5倍の精度で検出することができる。ここで図17は、入力階調に対する濃度センサ出力の値と演算後の値を10進数で示すグラフである。
ここではコンパレータ(COMP1)の出力をアナログスイッチ(ASW1、ASW2)、インバータ(INV1)を介したアナログスイッチ(ASW3、ASW4)に直接接続し、動作をする方式を説明した。一方では図18のような構成とすることもできる。すなわち、コンパレータ(COMP1)の出力を制御部43のI/O 44のみが受け、その結果を元に制御部43のI/O 44からアナログスイッチ(ASW1、ASW2、ASW3、ASW4)をコントロールする方式でも同様の効果が得られる。
実施例4では、図19、図20、図21、図22を用いて更に高精度でトナー濃度を検出する方法について説明する。すなわち、増幅率が可変である差動増幅手段51の構成と、差動増幅手段51の出力が所定値A(判定値に相当)よりも小さかった場合に、差動増幅手段51の増幅率を上げることで、更に高精度でトナー濃度を検出する方法について説明する。
図19は実施例4に係るトナー濃度検出部の構成ブロック図である。差動増幅器51は制御部43のI/O 44と接続されており、I/O 44からの信号で増幅率を変更することができる。
具体的には図20、図21に示すような構成である。図20は基本的な差動増幅回路51であり、制御部43のI/O 44からの信号で、アナログスイッチ(ASW5、ASW6、ASW7、ASW8)が動作し、抵抗R4、及び抵抗R5が切り換わることで増幅率の変更を可能としている。アナログスイッチ(ASW5、ASW6)は同時に同極性で動作し、またアナログスイッチ(ASW7、ASW8)も同様に同時に同極性で動作する。アナログスイッチ(ASW5、ASW7)がON、アナログスイッチ(ASW6、ASW8)がOFFの場合はRn1=R4となる。アナログスイッチ(ASW5、ASW7)がOFF、アナログスイッチ(ASW6、ASW8)がONの場合はRn1=R5となる。アナログスイッチ(ASW5、ASW7)がON、アナログスイッチ(ASW6、ASW8)もONの場合、Rn1はR4とR5の並列合成抵抗値となる。そして増幅率はR3/Rn1で示され、Rn1を変更することで、増幅率の変更が可能となる。
図21においては、計装増幅回路52であり、制御部43のI/O 44からの信号で、アナログスイッチ(ASW9、ASW10)が動作し、抵抗R7、及び抵抗R8が切り換わることで増幅率の変更を可能としている。アナログスイッチ(ASW9)がON、アナログスイッチ(ASW10)がOFFの場合はRn2=R7となる。アナログスイッチ(ASW9)がOFF、アナログスイッチ(ASW10)がONの場合はRn2=R8となる。アナログスイッチ(ASW9)がON、アナログスイッチ(ASW10)もONの場合、Rn2はR7とR8の並列合成抵抗となる。そして増幅率は(1+2R6/Rn2)で示され、Rn2を変更することで、増幅率の変更が可能となる。
次に図22を用いて、差動増幅手段51の出力が所定値Aよりも小さかった場合に、差動増幅手段51の増幅率を上げることで、更に高精度でトナー濃度を検出する方法について説明する。先ずトナー階調パターンの数が設定される(ステップS101)。ここではトナー階調パターン数nに11を設定する。次に設定した数のトナー階調パターンの形成が行われる(ステップS102)。基準電圧出力手段41に入力階調0%の基準電圧を設定した後(ステップS103)、トナー濃度検出、基準電圧出力手段41の出力との差動増幅、及びAD変換が行われ(ステップS104)、AD値を得る。次にAD値と所定値Aの比較を行い(ステップS105)、AD値が所定値Aよりも小さい場合、トナー濃度検出を中止し(ステップS106)、差動増幅手段51の増幅率を上げる(ステップS107)。そして、再度トナー階調パターン数nの設定から(ステップS101)、実施することで更に精度を向上させることができる。
またAD値が所定値Aよりも大きい場合は、トナー階調パターン数nをディクリメントする(ステップS108)。次にトナー濃度検出が終了しているかの判定を行う(ステップS109)。トナー階調パターン数nが0の場合、つまりトナー濃度検出が終了している場合は、トナー濃度の検出結果を演算し、トナー濃度が最適化されるよう、各種パラメータの設定変更を行い(ステップS110)、トナー濃度補正を終了する。トナー階調パターン数nが0でない場合、つまりトナー濃度検出が終了していない場合は、ステップS103からトナー濃度検出が終了するまで繰り返す。
なお、差動増幅手段51の出力のAD値が所定値A以下である判別を、全てのトナー階調パターンの検出を行った後に実施し、所定値A以下であった場合、再度トナー階調パターン数nの設定から行っても同様の効果を得ることができる。
実施例5では実施例2で説明した構成におけるコンパレータ(COMP1)出力がLとなった場合のユーザ通知、リトライ動作について図23、図24、図25を用いて説明する。
先ず図23を用いてコンパレータ(COMP1)出力がLとなった場合のユーザへのエラー通知について説明する。先ずトナー階調パターンの数が設定される(ステップS201)。ここではトナー階調パターン数nに11を設定する。次に設定した数のトナー階調パターンの形成が行われる(ステップS202)。基準電圧出力手段41に入力階調0%の基準電圧を設定した後(ステップS203)、トナー濃度検出とコンパレータ(COMP1)の出力がHであるかの判別を同時に行う(ステップS204)。コンパレータ(COMP1)の出力がHで無い場合、制御部43はError Flagを1にして(ステップS205)、トナー濃度の検出を終了する。なお、これは、コンパレータ(COMP1)の+側に入力される濃度センサ21の出力が、−側に入力される基準電圧出力手段41の出力よりも小さく、正しく基準電圧出力手段41の出力と濃度センサ21の出力が差動増幅されない場合である。そして図示しないエラー処理制御シーケンス内で前記Error Flagが1であることを検出し、エラー表示を行い、ユーザに知らせる。
コンパレータ(COMP1)の出力がHの場合、トナー階調パターン数nをディクリメントする(ステップS206)。次にトナー濃度検出が終了しているかの判定を行う(ステップS207)。トナー階調パターン数nが0の場合、つまりトナー濃度検出が終了している場合は、トナー濃度の検出結果を演算し、トナー濃度が最適化されるよう、各種パラメータの設定変更を行い(ステップS208)、トナー濃度補正を終了する。トナー階調パターン数nが0でない場合、つまりトナー濃度検出が終了していない場合は、ステップS203からトナー濃度検出が終了するまで繰り返す。
次に図24を用いてコンパレータ(COMP1)出力がLとなった場合のリトライ動作について説明する。なお基本動作は先述しているため(ステップS301〜S303)、リトライ動作についてのみ説明する。ステップS304にて、コンパレータ(COMP1)の出力がHで無い場合、制御部43はトナー濃度検出を中止し(ステップS305)、ステップS303にて設定する基準電圧のデータを変更する(ステップS306)。その後、再度トナー階調パターン数nの設定から実施する(ステップS301)。なお、これは、コンパレータ(COMP1)の+側に入力される濃度センサ21の出力が、−側に入力される基準電圧出力手段41の出力よりも小さく、正しく基準電圧出力手段41の出力と濃度センサ21の出力が差動増幅されない場合である。ノイズ等によるコンパレータ出力の誤動作が疑われる場合は、基準電圧のデータの変更は実施せずに、トナー階調パターン数nの設定へ移行しても良い(ステップS301)。
図25を用いてコンパレータ(COMP1)出力がLとなった場合にリトライ動作を行い、そのリトライ回数が所定値B(設定回数に相当)に達した場合のユーザへのエラー通知について説明する。なお基本動作は先述しているため(ステップS401〜S403)、リトライ回数が所定値Bに達した場合のユーザへのエラー通知についてのみ説明を行う。ステップS404にて、コンパレータ(COMP1)の出力がHで無い場合、制御部43はトナー濃度検出を中止し(ステップS405)、ステップS403にて設定する基準電圧のデータを変更する(ステップS406)。その後、リトライカウンタmをインクリメントする(ステップS407)。なお、これは、コンパレータ(COMP1)の+側に入力される濃度センサ21の出力が、−側に入力される基準電圧出力手段41の出力よりも小さく、正しく基準電圧出力手段41の出力と濃度センサ21の出力が差動増幅されない場合である。
ステップS408ではリトライカウンタmの値が所定値Bに達しているか判別する。リトライカウンタmの値が所定値Bに達していない場合は、再度トナー階調パターン数nの設定から実施する(ステップS401)。リトライカウンタmの値が所定値Bに達している場合はError Flagを1にして(ステップS409)、トナー濃度の検出を終了する。そして図示しないエラー処理制御シーケンス内で前記Error Flagが1であることを検出し、エラー表示を行い、ユーザに知らせる。
以上のことにより、差動増幅手段42における演算が、濃度センサ21の出力よりも、基準電圧出力手段41の出力の方が大きくなってしまった場合でも、リトライを行うことで正常にトナー濃度補正を実行できる。もしくはユーザにトナー濃度補正の異常を知らせることができる。なお、これは濃度センサ21の出力から基準電圧出力手段41の出力を引いた値を増幅している構成においてである。また差動増幅手段42における演算が、基準電圧出力手段41の出力から濃度センサ21の出力を引いた値を増幅している構成にて、基準電圧出力手段41の出力よりも、濃度センサ21の出力の方が大きくなってしまった場合でも、同様である。
実施例6では実施例1から実施例5で説明した構成における差動増幅手段42、51、52の出力が所定値C(状態判定値に相当)を越えた場合を説明する。つまり差動増幅手段42、51、52の出力飽和を検出した場合のユーザ通知、リトライ動作について図26、図27、図28を用いて説明する。なお出力飽和の原因には、不適切な基準電圧設定、不適切な増幅率設定、トナー階調パターンの形成不良、濃度センサ21の不良などが考えられる。
先ず図26を用いて差動増幅手段42、51、52の出力が所定値Cを越えた場合のユーザへのエラー通知について説明する。先ずトナー階調パターンの数が設定される(ステップS501)。ここではトナー階調パターン数nに11を設定する。次に設定した数のトナー階調パターンの形成が行われる(ステップS502)。基準電圧出力手段41に入力階調0%の基準電圧を設定した後(ステップS503)、トナー濃度検出、基準電圧出力手段41の出力との差動増幅、及びAD変換が行われ(ステップS504)、AD値を得る。次にAD値と所定値Cの比較を行う(ステップS505)。AD値が所定値Cよりも大きい場合、つまり出力飽和の場合、差動増幅手段42、51、52の基準電圧、増幅率、濃度センサ21、等の異常が考えられるため、Error Flagを1にして(ステップS506)、トナー濃度の検出を終了する。そして図示しないエラー処理制御シーケンス内で前記Error Flagが1であることを検出し、エラー表示を行い、ユーザに知らせる。
AD値が所定値Cよりも小さい場合、トナー階調パターン数nをディクリメントする(ステップS507)。次にトナー濃度検出が終了しているかの判定を行う(ステップS508)。トナー階調パターン数nが0の場合、つまりトナー濃度検出が終了している場合は、トナー濃度の検出結果を演算し、トナー濃度が最適化されるよう、各種パラメータの設定変更を行い(ステップS509)、トナー濃度補正を終了する。トナー階調パターン数nが0でない場合、つまりトナー濃度検出が終了していない場合は、ステップS503からトナー濃度検出が終了するまで繰り返す。
次に図27を用いて差動増幅手段42、51、52の出力が所定値Cを越えた場合のリトライ動作について説明する。なお基本動作は先述しているため(ステップS601〜S604)、リトライ動作についてのみ説明する。ステップS605にて、AD値が所定値Cよりも大きい場合、つまり出力飽和の場合、差動増幅手段42、51、52の基準電圧、増幅率、濃度センサ21等の異常が考えられるため、トナー濃度検出を中止する(ステップS606)。そして、ステップS603にて設定する基準電圧のデータを変更した後(ステップS607)、再度トナー階調パターン数nの設定から実施する(ステップS601)。トナー階調パターンの形成不良が疑われる場合は、基準電圧のデータの変更は実施せずに、トナー階調パターン数nの設定へ移行しても良い(ステップS601)。
ステップS605にて、AD値が所定値Cよりも小さい場合は、図26のステップS507〜S509と同様である(ステップS608〜S610)。
図28を用いて差動増幅手段42、51、52の出力が所定値Cを越えた場合にリトライ動作を行い、そのリトライ回数が所定値D(設定回数に相当)に達した場合のユーザへのエラー通知について説明する。なお基本動作は先述しているため(ステップS701〜S704)、リトライ回数が所定値Dに達した場合のユーザへのエラー通知についてのみ説明を行う。ステップS705にて、AD値が所定値Cよりも大きい場合、つまり出力飽和の場合、差動増幅手段42、51、52の基準電圧、増幅率、濃度センサ21等の異常が考えられる。このため、トナー濃度検出を中止し(ステップS706)、ステップS703にて設定する基準電圧のデータを変更した後(ステップS707)、リトライカウンタlをインクリメントする(ステップS708)。次にステップS709ではリトライカウンタlの値が所定値Dに達しているか判別する。リトライカウンタlの値が所定値Dに達していない場合は、再度トナー階調パターン数nの設定から実施する(ステップS701)。リトライカウンタlの値が所定値D達している場合はError Flagを1にして(ステップS710)、トナー濃度の検出を終了する。そして図示しないエラー処理制御シーケンス内で前記Error Flagが1であることを検出し、エラー表示を行い、ユーザに知らせる。
以上のことにより、不適切な基準電圧設定、不適切な増幅率設定、トナー階調パターンの形成不良、濃度センサ21の不良などにより、差動増幅手段42、51、52の出力が所定値Cを越えた場合でも、リトライを行うことで正常にトナー濃度補正を実行できる。
つまり差動増幅手段42、51、52の出力飽和を検出した場合でも、リトライを行うことで正常にトナー濃度補正を実行できる。もしくはユーザにトナー濃度補正の異常を知らせることができる。
また差動増幅手段51、52の増幅率が可変である構成においては、基準電圧設定データの変更の代わりに、増幅率を変更することでも、同様の効果を得ることができる。
本発明の実施例に係るタンデム方式のカラー画像形成装置の全体構成断面図である。 本発明の実施例に係るトナー階調パターンを説明する斜視図である。 本発明の実施例に係る濃度センサの構成を説明する断面図である。 本発明の実施例1に係るトナー濃度検出部の構成ブロック図である。 本発明の実施例1に係る差動増幅手段の具体的回路を示す構成ブロック図である。 本発明の実施例1に係るトナー階調パターンと各濃度における各部位での電圧値及びAD変換値を10進数で示した図である。 本発明の実施例1に係る入力階調に対する濃度センサ出力の値と演算後の値を10進数で示すグラフである。 本発明の実施例1に係る入力階調に対する濃度センサの出力および基準電圧出力手段の出力と予測されるトナー濃度階調カーブを示すグラフである。 本発明の実施例1に係る差動増幅手段への入力極性を入れ替えた場合の構成ブロック図である。 本発明の実施例2に係るトナー濃度検出部の構成ブロック図である。 本発明の実施例2に係る差動増幅手段と比較手段の具体的回路を示す構成ブロック図である。 本発明の実施例2に係るトナー階調パターンと各濃度における各部位での電圧値及びAD変換値を10進数で示した図である。 本発明の実施例2に係る濃度センサと基準電圧出力手段の出力の関係を示すグラフである。 本発明の実施例3に係るトナー濃度検出部の構成ブロック図である。 本発明の実施例3に係るトナー濃度検出部の切り替え手段にインバータとアナログスイッチを用いた具体的回路を示す構成ブロック図である。 本発明の実施例3に係るトナー階調パターンと各濃度における各部位での電圧値及びAD変換値を10進数で示した図である。 本発明の実施例3に係る入力階調に対する濃度センサ出力の値と演算後の値を10進数で示すグラフである。 本発明の実施例3に係るトナー濃度検出部の切り替え手段にアナログスイッチのみを用いた具体的回路を示す構成ブロック図である。 本発明の実施例4に係るトナー濃度検出部の構成ブロック図である。 本発明の実施例4に係る差動増幅回路を用いたトナー濃度検出部の構成ブロック図である。 本発明の実施例4に係る計装増幅回路を用いたトナー濃度検出部の構成ブロック図である。 本発明の実施例4に係る差動増幅手段の出力が所定値よりも小さかった場合に、高精度でトナー濃度を検出する方法について説明するフローチャートである。 本発明の実施例5に係る実施例2のトナー濃度検出部が差動入力異常を検知した場合の、ユーザへの異常報知の動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施例5に係る実施例2のトナー濃度検出部が差動入力異常を検知した場合の、リトライ動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施例5に係る実施例2のトナー濃度検出部が差動入力異常を検知した場合の、リトライ動作とユーザへの異常報知の動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施例6に係る差動増幅手段の出力が飽和した場合の、ユーザへの異常報知の動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施例6に係る差動増幅手段の出力が飽和した場合の、リトライ動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施例6に係る差動増幅手段の出力が飽和した場合の、リトライ動作とユーザへの異常報知の動作を説明するフローチャートである。 一般的な一成分現像における入力階調に対するトナー濃度の階調特性を示すグラフである。 従来例に係る入力階調に対するセンサ出力電圧と演算後の電圧を示す図である。
符号の説明
11Y、11M、11C、11K レーザスキャナ
12Y、12M、12C、12K カートリッジ
13Y、13M、13C、13K 感光体
14Y、14M、14C、14K 帯電ローラ
15Y、15M、15C、15K 現像機(トナー階調パターン形成手段に相当)
16 転写材
17 カセット
18 定着器
19Y、19M、19C、19K 転写ローラ
20 搬送ベルト(像担持体に相当)
21 濃度センサ(濃度検出手段に相当)
31 発光部
32 正反射光受光部
33 拡散反射光受光部
41 基準電圧出力手段
42、50、51 差動増幅手段
43 制御部(制御手段に相当)
44 I/O
45 AD変換器
46 プロセッサ(演算手段に相当)
47 メモリ
48 比較手段
49 切り替え手段

Claims (15)

  1. 像担持体上に複数段階の濃度のトナー階調パターンを形成するトナー階調パターン形成手段と、前記トナー階調パターン形成手段により形成された前記トナー階調パターンの濃度を光学的に検出し電圧として出力する濃度検出手段とを備える画像形成装置であって、
    基準となる電圧を出力する基準電圧出力手段と、
    前記基準電圧出力手段に前記基準となる電圧を設定する制御手段と、
    前記濃度検出手段により検出された前記トナー階調パターンの濃度出力と、前記基準電圧出力手段による出力との差分を増幅し出力する差動増幅手段と、
    前記差動増幅手段の出力からトナー濃度値を演算する演算手段とを備え、
    前記制御手段は、前記複数段階の濃度のトナー階調パターンに対する各トナー濃度値に基づき、トナー濃度補正を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記濃度検出手段により検出された前記トナー階調パターンの濃度出力と、前記基準電圧出力手段による出力とを比較する比較手段を備え、前記制御手段は、前記比較手段による比較結果に基づき、前記差動増幅手段による正常な差分の増幅が行われているかを判断することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記濃度検出手段により検出された前記トナー階調パターンの濃度出力と、前記基準電圧出力手段による出力との前記差動増幅手段への差動入力極性を切り替える切り替え手段を備え、前記切り替え手段または前記制御手段は、前記比較手段による比較結果に基づき、前記差動入力極性を切り替えることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記複数段階の濃度のトナー階調パターンに対する理想的な各トナー濃度値を、前記基準電圧出力手段の出力として設定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記トナー濃度補正を1回以上行ったことがあるとき、前回の該トナー濃度補正により得られた各トナー濃度値を、前記基準電圧出力手段の出力として設定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、前記差動増幅手段による差分の結果が0以上の値となるように、複数段階の濃度のトナー階調パターンに対する理想的な各トナー濃度値、もしくは前記トナー濃度補正を1回以上行ったことがあるときの前回の該トナー濃度補正により得られた各トナー濃度値のいずれかに対し、調整値により加減した値を前記基準電圧出力手段の出力として設定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  7. 前記制御手段は、前記比較手段による比較結果に基づき、前記差動増幅手段による正常な差分の増幅が行われていないと判断したとき、トナー濃度補正の異常をユーザに報知することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、前記比較手段による比較結果に基づき、前記差動増幅手段による正常な差分の増幅が行われていないと判断したとき、トナー濃度補正を再度行うことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  9. 前記濃度検出手段により検出された前記トナー階調パターンの濃度出力と、前記基準電圧出力手段による出力とを比較する比較手段を備え、前記制御手段は、前記比較手段による比較結果に基づき、前記差動増幅手段による正常な差分の増幅が行われていないと判断したとき、前記基準電圧出力手段への前記基準となる電圧を変更し、トナー濃度補正を再度行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  10. 前記差動増幅手段の増幅率が可変であるとき、前記制御手段は、前記トナー濃度値が判定値よりも小さいときに、前記増幅率を変更し、トナー濃度補正を再度行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  11. 前記制御手段は、前記トナー濃度値が状態判定値より大きいとき、前記トナー濃度補正が異常終了したことをユーザに報知することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  12. 前記制御手段は、前記トナー濃度値が状態判定値より大きいとき、前記トナー濃度補正を再度行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  13. 前記制御手段は、前記トナー濃度値が状態判定値より大きいとき、前記基準電圧出力手段への前記基準となる電圧を変更し、前記トナー濃度補正を再度行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  14. 前記差動増幅手段の増幅率が可変であるとき、前記制御手段は、前記トナー濃度値が状態判定値より大きいときに、前記増幅率を変更し、前記トナー濃度補正を再度行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  15. 前記制御手段は、前記トナー濃度補正を再度行う回数が設定回数を越えたとき、該トナー濃度補正が異常終了したことをユーザに報知することを特徴とする請求項9、10、12、13、14のいずれかに記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010049233A (ja) * 2008-07-22 2010-03-04 Canon Inc 測定装置および画像形成装置

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