JP2007321195A - 軸の製造方法、ピニオンシャフト、プラネタリギア装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】キャリアにかしめ固定されるピニオンシャフトにおいて、必要な転がり疲れ寿命及びかしめ加工性が得られるようにする。
【解決手段】ピニオンシャフト4を、C含有率が0.30質量%以上0.65質量%以下で、初析フェライト及びパーライト組織からなる鋼を素材として用いて、かしめ加工が施される部分4Aを含む周面全体に浸窒処理を施し、その後、転がり面として機能する外周面4aに高周波焼入れ及び焼戻しを施して作製する。そして、かしめ加工が施される部分4Aをなす表層部のN含有率を0.25質量%以上0.60質量%以下とし、転がり面として機能する外周面4aをなす表層部の残留オーステナイト量を15体積%以上30体積%以下とする。
【選択図】図1
【解決手段】ピニオンシャフト4を、C含有率が0.30質量%以上0.65質量%以下で、初析フェライト及びパーライト組織からなる鋼を素材として用いて、かしめ加工が施される部分4Aを含む周面全体に浸窒処理を施し、その後、転がり面として機能する外周面4aに高周波焼入れ及び焼戻しを施して作製する。そして、かしめ加工が施される部分4Aをなす表層部のN含有率を0.25質量%以上0.60質量%以下とし、転がり面として機能する外周面4aをなす表層部の残留オーステナイト量を15体積%以上30体積%以下とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、軸の製造方法、ピニオンシャフト、及びプラネタリギア装置に関する。
自動車等の自動変速機に用いられるプラネタリギア装置は、外周面に歯部を有するサンギアと内周面に歯部を有するリングギアとが同心に配置され、このサンギア及びリングギアの各歯部は、外周面に歯部を有するピニオンギアが噛み合うように構成されている。
このピニオンギアの内部には、一端部にかしめ加工が施されることで、キャリアにかしめ固定されたピニオンシャフトが配置されている。また、ピニオンシャフトの外周面とピニオンギアの内周面との間には、複数のころが転動自在に配置されている。よって、ピニオンギアの内周面及びピニオンシャフトの外周面は、ころが転がり接触する転がり面として機能している。
このピニオンギアの内部には、一端部にかしめ加工が施されることで、キャリアにかしめ固定されたピニオンシャフトが配置されている。また、ピニオンシャフトの外周面とピニオンギアの内周面との間には、複数のころが転動自在に配置されている。よって、ピニオンギアの内周面及びピニオンシャフトの外周面は、ころが転がり接触する転がり面として機能している。
このため、ピニオンシャフトの転がり面として機能する外周面には、必要な転がり疲れ寿命が得られる硬さを備え、ピニオンシャフトのかしめ加工が施される部分にはかしめ固定可能な硬さを備える必要がある。
特許文献1には、ピニオンシャフトを、C含有率が0.5質量%以上1.2質量%以下の鋼からなる素材を所定形状に加工した後、全体に焼入れ及び焼戻し処理、或いは、浸炭窒化焼入れ及び焼戻しを施し、その後、転がり面となる外周面のみに高周波焼入れ及び焼戻し処理を施すことで作製することが提案されている。
特許文献1には、ピニオンシャフトを、C含有率が0.5質量%以上1.2質量%以下の鋼からなる素材を所定形状に加工した後、全体に焼入れ及び焼戻し処理、或いは、浸炭窒化焼入れ及び焼戻しを施し、その後、転がり面となる外周面のみに高周波焼入れ及び焼戻し処理を施すことで作製することが提案されている。
特許文献2には、ピニオンシャフトを、C含有率が1.2質量%以下の鋼からなる素材を所定形状に加工した後、全体に浸炭、浸炭浸窒 (浸炭窒化)、及び浸窒のうちいずれか一つを含む熱処理を施した後に焼鈍処理を施し、その後、転がり面となる外周面に高周波焼入れ及び焼戻しを施すことで作製することが提案されている。
特許文献3には、ピニオンシャフトを、鋼からなる素材を所定形状に加工した後、全体に窒化処理を施し、その後、転がり面となる外周面に高周波焼入れ及び焼戻しを施すことで作製することが提案されている。
特許文献3には、ピニオンシャフトを、鋼からなる素材を所定形状に加工した後、全体に窒化処理を施し、その後、転がり面となる外周面に高周波焼入れ及び焼戻しを施すことで作製することが提案されている。
特許文献4には、ピニオンシャフトを、C含有率が0.3質量%以上1.1質量%以下で、Cr含有率が3.0質量%以上7.5質量%以下の鋼からなる素材を所定形状に加工した後、全体に窒化処理を施し、その後、転がり面となる外周面に高周波焼入れ及び焼戻しを施すことで作製することが提案されている。
特開2002−4003号公報
特開2004−340221号公報
特開2003−301933号公報
特開2004−99954号公報
しかしながら、近年、自動変速機の多段化による空間容積の減少に伴って、ピニオンシャフトのさらなる細径化が進んでおり、ピニオンシャフトに潤滑油供給孔を設けることを考慮すると、ピニオンシャフトの有効肉厚はますます薄くなってきている。
ここで、浸炭、浸炭窒化、焼入れ等の硬化処理が施される特許文献1及び特許文献2に記載の方法において、ピニオンシャフトのかしめ加工性を考慮して、硬化処理後に炭化物を球状化させる焼鈍処理が施されると、焼鈍処理により形成された球状化炭化物を溶解可能な十分な熱量を得るために高周波焼入れ処理時間を長くする必要があることから、高周波焼入れ処理による硬化層が内部まで入りこみ、かしめ加工性が劣化するという問題がある。よって、特許文献1及び特許文献2に記載の方法で有効肉厚の薄いピニオンシャフトを製造する場合には、転がり面となる表層部のみに硬化層が得られるように高周波焼入れ処理条件を調整することが難しい。
ここで、浸炭、浸炭窒化、焼入れ等の硬化処理が施される特許文献1及び特許文献2に記載の方法において、ピニオンシャフトのかしめ加工性を考慮して、硬化処理後に炭化物を球状化させる焼鈍処理が施されると、焼鈍処理により形成された球状化炭化物を溶解可能な十分な熱量を得るために高周波焼入れ処理時間を長くする必要があることから、高周波焼入れ処理による硬化層が内部まで入りこみ、かしめ加工性が劣化するという問題がある。よって、特許文献1及び特許文献2に記載の方法で有効肉厚の薄いピニオンシャフトを製造する場合には、転がり面となる表層部のみに硬化層が得られるように高周波焼入れ処理条件を調整することが難しい。
また、ピニオンシャフトのかしめ加工が施される部分において、端面と外周面との角部には、外周面と比べて、浸炭又は浸炭窒化処理時に表面から侵入する炭素が集まり易く、初析炭化物が形成され易い。この初析炭化物が形成されると、延性が低下したり、不均一な変形が起こったりする等の問題がある。
さらに、浸炭又は浸炭窒化が施された表層部では、粒界酸化層が発達しているため、この粒界酸化層がかしめ加工時に応力集中源となって、かしめ加工性が劣化するという問題がある。
さらに、浸炭又は浸炭窒化が施された表層部では、粒界酸化層が発達しているため、この粒界酸化層がかしめ加工時に応力集中源となって、かしめ加工性が劣化するという問題がある。
一方、上述した特許文献3及び特許文献4に記載の方法では、全体に窒化処理が施されているが、この窒化処理はフェライト域で行われる低温熱処理であることから、窒素の侵入深さが浅いため、窒化に適する素材を選択する必要があるとともに、研磨後の品質を安定に保つことが難しいという問題がある。また、特許文献3及び特許文献4に記載の方法では、窒化処理によってかしめ加工が施される部分も硬くなり易いため、かしめ加工性の点で更なる改善の余地がある。
そこで、本発明は、キャリアにかしめ固定されるピニオンシャフトにおいて、その有効肉厚が薄く形成される場合であっても、必要な転がり疲れ寿命及びかしめ加工性が得られるようにすることを課題としている。
そこで、本発明は、キャリアにかしめ固定されるピニオンシャフトにおいて、その有効肉厚が薄く形成される場合であっても、必要な転がり疲れ寿命及びかしめ加工性が得られるようにすることを課題としている。
このような課題を解決するために、本発明は、かしめ加工が施される部分と、転がり面として機能する部分と、を備えた軸の製造方法において、C含有率が0.30質量%以上0.65質量%以下で、初析フェライト及びパーライト組織からなる鋼を素材として用いて、かしめ加工が施される部分を含む全体に、その表層部のN含有率が0.25質量%以上0.60質量%以下となるように浸窒処理を施し、その後、転がり面として機能する部分に、その表層部の残留オーステナイト量が15体積%以上30体積%以下となるように高周波焼入れ及び焼戻しを施すことを特徴とする軸の製造方法を提供している。
以下、本発明に係る軸の製造方法について説明する。
<素材について>
C含有率が0.30質量%以上0.65質量%以下で、初析フェライト及びパーライト組織からなる鋼を素材として用いる。ここで、必要な転がり疲れ寿命及びかしめ加工性をよく得るためには、初析フェライトの面積率を10%以上40%以下とすることが好ましい。
鋼中に存在するCは、芯部の硬さを向上させて、軸に必要な耐久性(曲げ強度や耐変形性)を付与する作用を有する。素材をなす鋼のC含有率が0.30質量%未満であると、曲げ強度が不足するとともに、転がり面をなす表層部に残留オーステナイトを安定して得られなくなる。また、鋼をなす初析フェライトの面積率が40%よりも大きくなり易くなるため、転がり面をなす表層部に必要な焼入れ硬化層が得られなくなる場合がある。
<素材について>
C含有率が0.30質量%以上0.65質量%以下で、初析フェライト及びパーライト組織からなる鋼を素材として用いる。ここで、必要な転がり疲れ寿命及びかしめ加工性をよく得るためには、初析フェライトの面積率を10%以上40%以下とすることが好ましい。
鋼中に存在するCは、芯部の硬さを向上させて、軸に必要な耐久性(曲げ強度や耐変形性)を付与する作用を有する。素材をなす鋼のC含有率が0.30質量%未満であると、曲げ強度が不足するとともに、転がり面をなす表層部に残留オーステナイトを安定して得られなくなる。また、鋼をなす初析フェライトの面積率が40%よりも大きくなり易くなるため、転がり面をなす表層部に必要な焼入れ硬化層が得られなくなる場合がある。
一方、鋼のC含有率が0.65質量%よりも大きくなると、鋼をなす初析フェライトの面積率が10%未満となり易くなるため、かしめ加工が施される部分がかしめ固定できない程硬くなり、必要なかしめ加工性が得られなくなる場合がある。
本発明で用いる鋼としては、例えば、炭素鋼や合金炭素鋼などが挙げられる。また、鋼の組織を調節する方法としては、例えば、オーステナイトから臨界冷却速度以下で冷却速度を変化させて放冷する方法(焼きならし処理)が挙げられる。
本発明で用いる鋼としては、例えば、炭素鋼や合金炭素鋼などが挙げられる。また、鋼の組織を調節する方法としては、例えば、オーステナイトから臨界冷却速度以下で冷却速度を変化させて放冷する方法(焼きならし処理)が挙げられる。
<浸窒処理について>
浸窒処理は、アンモニアガスを導入した炉内で、鋼をオーステナイト域 (例えば、700〜800℃)に加熱することにより、表面から内部に窒素を侵入させる熱処理である。
この浸窒処理では、浸炭性のガスや酸化性のガスを含まないため、これらのガスを含む浸炭又は浸炭窒化処理と比べて、初析炭化物の析出が抑制され、粒界酸化層が形成され難くなる。また、この浸窒処理では球状化炭化物が形成され難いため、焼鈍処理が省略できるため、高周波焼入れ処理条件の調節が容易になる。
浸窒処理は、アンモニアガスを導入した炉内で、鋼をオーステナイト域 (例えば、700〜800℃)に加熱することにより、表面から内部に窒素を侵入させる熱処理である。
この浸窒処理では、浸炭性のガスや酸化性のガスを含まないため、これらのガスを含む浸炭又は浸炭窒化処理と比べて、初析炭化物の析出が抑制され、粒界酸化層が形成され難くなる。また、この浸窒処理では球状化炭化物が形成され難いため、焼鈍処理が省略できるため、高周波焼入れ処理条件の調節が容易になる。
さらに、浸窒処理では、オーステナイト域で熱処理が施されるため、フェライト域(例えば、400〜600℃)で熱処理が施されるガス軟窒化処理と比べて、拡散が起こり易くなり、窒化処理よりも窒素の侵入深さを深くできる。
この浸窒処理は、かしめ加工が施される部分を含む全体に、その表層部(表面から所定深さ、例えば、100μmまでの部分)に存在するN(窒素)を0.25質量%以上0.60質量%以下にできるような条件で行う。具体的には、浸窒処理を700〜800℃の間の温度で行うことが好ましく、浸窒処理後に、浸窒処理温度よりも高温で拡散処理を施すことがより好ましい。
この浸窒処理は、かしめ加工が施される部分を含む全体に、その表層部(表面から所定深さ、例えば、100μmまでの部分)に存在するN(窒素)を0.25質量%以上0.60質量%以下にできるような条件で行う。具体的には、浸窒処理を700〜800℃の間の温度で行うことが好ましく、浸窒処理後に、浸窒処理温度よりも高温で拡散処理を施すことがより好ましい。
表層部に存在するNは、Ms(マルテンサイト変態)点を低下させ、転がり面をなす表層部に必要な残留オーステナイト量を安定して保持する作用を有する。この作用を得るために、表層部のN含有率は0.25質量%以上とする。一方、表層部のN含有率が多すぎると、かしめ加工が施される部分の硬さが高くなり、かしめ加工性が劣化する。よって、表層部のN含有率は、0.25質量%以上0.65質量%以下とする。
また、必要なかしめ加工性を得るためには、かしめ加工が施される部分の表層部(表面から所定深さ、例えば、100μmまでの部分)の硬さをHv300以下とすることが好ましい。また、かしめ加工が施される部分となる表層部の硬さを小さくする程、冷間加工性等のかしめ加工性が良好になるが、Hv200よりも小さくするには高温及び長時間の焼戻しが必要となるため、生産性が劣化する。ここで、C含有率が0.30質量%以上0.65質量%以下で、初析フェライト及びパーライト組織からなる鋼を素材として用いることにより、かしめ加工が施される部分の表層部の硬さがHv200以上300以下となり易くなる。
<高周波焼入れ及び焼戻しについて>
高周波焼入れ及び焼戻し処理は、転がり面として機能する部分の表層部(表面から所定深さ、例えば、200μmまでの部分)の残留オーステナイト量を15体積%以上30積%以下にできるような条件で行う。また、この高周波焼入れ及び焼戻し処理は、転がり面をなす表層部に必要な転がり疲れ寿命が得られる硬さ(例えば、HV650以上)を付与できるような条件で行う。
高周波焼入れ及び焼戻し処理は、転がり面として機能する部分の表層部(表面から所定深さ、例えば、200μmまでの部分)の残留オーステナイト量を15体積%以上30積%以下にできるような条件で行う。また、この高周波焼入れ及び焼戻し処理は、転がり面をなす表層部に必要な転がり疲れ寿命が得られる硬さ(例えば、HV650以上)を付与できるような条件で行う。
転がり面として機能する部分の表層部に存在する残留オーステナイトが増加すると、生地のマルテンサイトよりも軟質となるため、表面損傷を与える負荷条件下で使用された場合に、変形エネルギーを効率よく吸収し、転がり面へのダメージを抑制して、結果的に転がり面として機能する部分に必要な転がり疲れ寿命が得られる。よって、転がり面として機能する部分の表層部の残留オーステナイト量は15体積%以上とする。一方、転がり面として機能する部分の表層部の残留オーステナイト量が30体積%よりも大きくなると、上述した効果が飽和するとともに、高温での寸法安定性が劣化する。よって、転がり面として機能する部分の表層部の残留オーステナイト量は、15体積%以上30体積%以下とする。
さらに、かしめ加工が施される部分でかしめ割れを生じ難くするために、浸窒処理後の冷却条件や高周波焼入れ及び焼戻し処理後の研削量を調節することにより、かしめ加工が施される部分の表面粗さ(Ra)を3.1μm以下とすることが好ましい。
なお、本発明におけるかしめ加工が施される部分とは、例えば、軸の端面や、軸の端面と周面との角部や、軸の転がり面として機能する部分以外の周面を指す。
なお、本発明におけるかしめ加工が施される部分とは、例えば、軸の端面や、軸の端面と周面との角部や、軸の転がり面として機能する部分以外の周面を指す。
本発明はまた、同心に配置されるサンギア及びリングギアと、前記サンギア及び前記リングギアの間に配置され、前記サンギア及び前記リングギアに噛み合うピニオンギアと、前記ピニオンギアの回転軸であるピニオンシャフトと、前記ピニオンギア及び前記ピニオンシャフトの間に転動自在に配置される転動体と、前記ピニオンシャフトがかしめにより固定されるキャリアと、を備えたプラネタリギア装置で使用され、前記キャリアに固定するためにかしめ加工が施される部分と、前記転動体が転がり接触する転がり面として機能する部分と、を備えたピニオンシャフトにおいて、C含有率が0.30質量%以上0.65質量%以下で、初析フェライト及びパーライト組織からなる鋼を素材として用いて構成され、前記かしめ加工が施される部分は、表層部のN含有率が0.25質量%以上0.60質量%以下で、前記転がり面として機能する部分は、表層部の残留オーステナイト量が15体積%以上30体積%以下であることを特徴とするピニオンシャフトを提供する。
本発明はさらに、同心に配置されるサンギア及びリングギアと、前記サンギア及び前記リングギアの間に配置され、前記サンギア及び前記リングギアに噛み合うピニオンギアと
、前記ピニオンギアの回転軸であるピニオンシャフトと、前記ピニオンギア及び前記ピニオンシャフトの間に転動自在に配置される転動体と、前記ピニオンシャフトがかしめにより固定されるキャリアと、を備えたプラネタリギア装置において、前記ピニオンシャフトは、C含有率が0.30質量%以上0.65質量%以下で、初析フェライト及びパーライト組織からなる鋼を素材として用いて構成され、前記キャリアに固定するためにかしめ加工が施される部分は、表層部のN含有率が0.25質量%以上0.60質量%以下で、前記転動体が転がり接触する転がり面として機能する部分は、表層部の残留オーステナイト量が15体積%以上30体積%以下であることを特徴とするプラネタリギア装置を提供する。
、前記ピニオンギアの回転軸であるピニオンシャフトと、前記ピニオンギア及び前記ピニオンシャフトの間に転動自在に配置される転動体と、前記ピニオンシャフトがかしめにより固定されるキャリアと、を備えたプラネタリギア装置において、前記ピニオンシャフトは、C含有率が0.30質量%以上0.65質量%以下で、初析フェライト及びパーライト組織からなる鋼を素材として用いて構成され、前記キャリアに固定するためにかしめ加工が施される部分は、表層部のN含有率が0.25質量%以上0.60質量%以下で、前記転動体が転がり接触する転がり面として機能する部分は、表層部の残留オーステナイト量が15体積%以上30体積%以下であることを特徴とするプラネタリギア装置を提供する。
本発明に係る軸の製造方法によれば、C含有率が0.30質量%以上0.65質量%以下で、初析フェライト及びパーライト組織からなる鋼を素材として用いて、かしめ加工が施される部分を含む全体に、その表層部のN含有率が0.25量%以上で0.60質量%以下となるように浸窒処理を施し、その後、転がり面となる部分に、その表層部の残留オーステナイト量が15体積%以上30体積%以下となるように高周波焼入れ及び焼戻しを施すことにより、有効肉厚の薄い軸を形成する場合であっても、必要な転がり疲れ寿命及びかしめ加工性を有する軸を製造できる。
本発明に係るピニオンシャフトによれば、本発明に係る軸の製造方法を用いて製造することにより、有効肉厚が薄い場合であっても、必要な転がり疲れ寿命及びかしめ加工性が得られる。
また、本発明に係るピニオンシャフトをキャリアにかしめ固定することにより、優れた転がり疲れ寿命を有するプラネタリギア装置が得られる。
本発明に係るピニオンシャフトによれば、本発明に係る軸の製造方法を用いて製造することにより、有効肉厚が薄い場合であっても、必要な転がり疲れ寿命及びかしめ加工性が得られる。
また、本発明に係るピニオンシャフトをキャリアにかしめ固定することにより、優れた転がり疲れ寿命を有するプラネタリギア装置が得られる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係るプラネタリギア装置の一例を示す分解斜視図である。図2は、図1に示すA−A断面図である。
このプラネタリギア装置は、図1及び図2に示すように、外周面に歯部を有するサンギア1と内周面に歯部を有するリングギア2とが同心に配置され、このサンギア1及びリングギア2には、外周面に歯部を有する複数(図1においては3個)のピニオンギア3が噛み合うように構成されている。また、このピニオンギア3の回転軸であるピニオンシャフト4の一端面(かしめ加工が施される部分)4Aは、キャリア5にかしめ固定されている
。さらに、ピニオンギア3の内周面とピニオンシャフト4の外周面との間には、複数の針状ころ(転動体)6が転動自在に配置されており、ピニオンギア3の内周面とピニオンシャフト4の外周面とは、それぞれ転がり面として機能している。
図1は、本発明に係るプラネタリギア装置の一例を示す分解斜視図である。図2は、図1に示すA−A断面図である。
このプラネタリギア装置は、図1及び図2に示すように、外周面に歯部を有するサンギア1と内周面に歯部を有するリングギア2とが同心に配置され、このサンギア1及びリングギア2には、外周面に歯部を有する複数(図1においては3個)のピニオンギア3が噛み合うように構成されている。また、このピニオンギア3の回転軸であるピニオンシャフト4の一端面(かしめ加工が施される部分)4Aは、キャリア5にかしめ固定されている
。さらに、ピニオンギア3の内周面とピニオンシャフト4の外周面との間には、複数の針状ころ(転動体)6が転動自在に配置されており、ピニオンギア3の内周面とピニオンシャフト4の外周面とは、それぞれ転がり面として機能している。
さらに、ピニオンシャフト4には、その他端面4Bから軸方向に延びる潤滑油注入用溝4bと、この溝4bに連通して外周面4aに開口する給油孔4cが設けられている。そして、ピニオンシャフト4の他端面4Bから溝4bに注入された潤滑油が、給油孔4cを介して、ピニオンシャフト4の外周面4aとピニオンギア3の内周面3aとの間の転がり面に供給されるようになっている。
本実施形態では、ピニオンシャフト4を以下に示す手順で作製した。
まず、表1に示すC含有率の鋼に旋削加工を施して、ピニオンシャフトの所定形状(外径:8mm,軸方向長さ:35mm)に加工した。このとき、素材の焼きならしの条件を変えることにより、鋼の組織を調節した。また、ピニオンシャフトの有効肉厚はいずれも3mmとした。
まず、表1に示すC含有率の鋼に旋削加工を施して、ピニオンシャフトの所定形状(外径:8mm,軸方向長さ:35mm)に加工した。このとき、素材の焼きならしの条件を変えることにより、鋼の組織を調節した。また、ピニオンシャフトの有効肉厚はいずれも3mmとした。
次に、ピニオンシャフトの周面全体に対して、以下に示す条件で浸窒処理を施した後、790℃で1.5時間の拡散処理を施すか、又は、以下に示す条件で浸炭窒化処理を施した後、680℃で3時間の焼鈍処理を施した。なお、浸窒処理は、アンモニアガスを導入した炉内において、750℃で0.5〜2時間加熱保持することにより行った。また、浸炭窒化処理は、混合ガス(エンリッチガス+Rxガス+アンモニアガス)を導入した炉内において、850℃で3時間加熱保持することにより行った。
次に、ピニオンシャフトの転がり面として機能する外周面に対して、高周波焼入れ処理及び焼戻し処理を以下に示す条件で施した。なお、高周波焼入れ処理は、高周波加熱(周波数120kHz、電圧80kV、電流60A)により900〜950℃で2〜5秒加熱保持した後に、噴射冷却した。また、焼戻し処理は、180℃で2時間保持した後に冷却した。次に、ピニオンシャフトの外周面に対して仕上げ研削加工を施して、ピニオンシャフト4を完成させた。
このようにして得られたピニオンシャフト4の破壊検査用サンプルを用いて、芯部(熱処理の影響を受けずに、素材として用いた鋼と同様の部分)の組織と、かしめ加工が施される部分4Aをなす表層部のN含有率と、転がり面として機能する外周面4aをなす表層部の残留オーステナイト量と、を以下に示す手順で測定した。これらの結果を、表1に併せて示した。
なお、芯部の組織は、破壊検査用サンプルの切断面を研磨した後、光学顕微鏡を用いて、ピニオンシャフト4の表面から100μmの深さ位置での組織を観察し、その組織を構成する初析フェライトの面積率を算出した。
かしめ加工が施される部分4Aの表層部のN含有率は、破壊検査用サンプルの表層(
表面から100μm深さまでの部分)に存在するNを、電子線マイクロアナライザ(EPMA)を用いて測定した。
かしめ加工が施される部分4Aの表層部のN含有率は、破壊検査用サンプルの表層(
表面から100μm深さまでの部分)に存在するNを、電子線マイクロアナライザ(EPMA)を用いて測定した。
転がり面となる外周面4aの表層部の残留オーステナイト量は、破壊検査用サンプルの表層部(表面から200μm深さまでの部分)に存在する残留オーステナイト量を、X線回折装置を用いて測定した。
また、得られたピニオンシャフト4の破壊検査用サンプルを用いて、かしめ加工が施される部分4Aのかしめ加工性を評価した。この評価は、ピニオンシャフト4のかしめ加工が施される部分4Aに、通常の3倍のかしめ荷重(58.8MN)を加えることで行った
。そして、各サンプルで1000個の評価を行って、かしめ加工が施される部分4Aにかしめ割れが発生しているか否かを確認し、1000個のうち全てにかしめ割れが発生していない場合を「○」とし、かしめ割れが発生したものが3個以下の場合を「△」とし、かしめ割れが発生したものが4個以上の場合を「×」として、表1に併せて示した。
また、得られたピニオンシャフト4の破壊検査用サンプルを用いて、かしめ加工が施される部分4Aのかしめ加工性を評価した。この評価は、ピニオンシャフト4のかしめ加工が施される部分4Aに、通常の3倍のかしめ荷重(58.8MN)を加えることで行った
。そして、各サンプルで1000個の評価を行って、かしめ加工が施される部分4Aにかしめ割れが発生しているか否かを確認し、1000個のうち全てにかしめ割れが発生していない場合を「○」とし、かしめ割れが発生したものが3個以下の場合を「△」とし、かしめ割れが発生したものが4個以上の場合を「×」として、表1に併せて示した。
次に、得られたピニオンシャフト4の寿命試験用サンプルと、SUJ2製でずぶ焼入れ及び焼戻しが施され、転がり面をなす表層部の硬さをHv650以上としたピニオンギア3及びころ6と、を上述したプラネタリギア装置に組み込んで、寿命試験を行った。
この寿命試験は、高温及び高速回転条件下(ラジアル荷重が5500Nで、回転速度が8000min-1で、潤滑油の温度を130℃とした条件下)でピニオンシャフト4を回転させることで行った。そして、ピニオンシャフト4の転がり面として機能する外周面4aに剥離が生じるまでの回転時間を寿命として、表1に示すNo.9の寿命を1とした時の比を、表1に併せて示した。
この寿命試験は、高温及び高速回転条件下(ラジアル荷重が5500Nで、回転速度が8000min-1で、潤滑油の温度を130℃とした条件下)でピニオンシャフト4を回転させることで行った。そして、ピニオンシャフト4の転がり面として機能する外周面4aに剥離が生じるまでの回転時間を寿命として、表1に示すNo.9の寿命を1とした時の比を、表1に併せて示した。
表1に示すように、素材をなす鋼のC含有率と、芯部の組織と、かしめ加工が施される部分4Aをなす表層部のN含有率と、転がり面として機能する外周面4aをなす表層部の残留オーステナイト量とが全て本発明範囲内のNo.1〜No.8では、それ以外のNo.9〜No.14と比べて、長寿命で、優れたかしめ加工性が得られた。
一方、No.9〜No.14では、素材をなす鋼のC含有率と、芯部の組織と、かしめ加工が施される部分4Aをなす表層部のN含有率と、外周面4aをなす表層部の残留オーステナイト量とのいずれかが本発明範囲ではなかったため、長寿命と優れたかしめ加工性の両方を得ることが出来なかった。
一方、No.9〜No.14では、素材をなす鋼のC含有率と、芯部の組織と、かしめ加工が施される部分4Aをなす表層部のN含有率と、外周面4aをなす表層部の残留オーステナイト量とのいずれかが本発明範囲ではなかったため、長寿命と優れたかしめ加工性の両方を得ることが出来なかった。
以上の結果から、ピニオンシャフト4を、C含有率が0.30質量%以上0.65量%以下で、初析フェライト及びパーライト組織からなる鋼を素材として用いて、周面全体に浸窒処理を施し、その後、転がり面となる外周面4aのみに高周波焼入れ及び焼戻しを施して作製し、かしめ加工が施される部分4Aをなす表層部のN含有率を0.25質量%以上0.60質量%以下とし、外周面4aをなす表層部の残留オーステナイト量を15積%以上30体積%以下とすることにより、ピニオンシャフト4の有効肉厚を薄く形成した場合であっても、長寿命で、優れたかしめ加工性が得られることを確認できた。
なお、本実施形態では、ピニオンシャフト4のかしめ加工が施される部分4Aとして、ピニオンシャフト4の一端面を本発明構成としたが、ピニオンシャフト4においてキャリア5にかしめ固定される部分を本発明構成とするのであればこれに限らない。例えば、ピニオンシャフトの外周面と端面との角部や、転がり面以外の外周面を本発明構成としてもよい。
1 サンギア
2 リングギア
3 ピニオンギア
4 ピニオンシャフト
4a 外周面(転がり面として機能する部分)
4b 潤滑油注入用溝
4c 供給孔
4A かしめ加工が施される部分
5 キャリア
6 ころ(転動体)
2 リングギア
3 ピニオンギア
4 ピニオンシャフト
4a 外周面(転がり面として機能する部分)
4b 潤滑油注入用溝
4c 供給孔
4A かしめ加工が施される部分
5 キャリア
6 ころ(転動体)
Claims (4)
- かしめ加工が施される部分と、転がり面として機能する部分と、を備えた軸の製造方法において、
C含有率が0.30質量%以上0.65質量%以下で、初析フェライト及びパーライト組織からなる鋼を素材として用いて、かしめ加工が施される部分を含む全体に、その表層部のN含有率が0.25質量%以上0.60質量%以下となるように浸窒処理を施し、その後、転がり面として機能する部分に、その表層部の残留オーステナイト量が15体積%以上30体積%以下となるように高周波焼入れ及び焼戻しを施すことを特徴とする軸の製造方法。 - 同心に配置されるサンギア及びリングギアと、前記サンギア及び前記リングギアの間に配置され、前記サンギア及び前記リングギアに噛み合うピニオンギアと、前記ピニオンギアの回転軸であるピニオンシャフトと、前記ピニオンギア及び前記ピニオンシャフトの間に転動自在に配置される転動体と、前記ピニオンシャフトがかしめにより固定されるキャリアと、を備えたプラネタリギア装置で使用され、前記キャリアに固定するためにかしめ加工が施される部分と、前記転動体が転がり接触する転がり面として機能する部分と、を備えたピニオンシャフトにおいて、
C含有率が0.30質量%以上0.65質量%以下で、初析フェライト及びパーライト組織からなる鋼を素材として用いて構成され、
前記かしめ加工が施される部分は、表層部のN含有率が0.25質量%以上0.60質量%以下で、
前記転がり面として機能する部分は、表層部の残留オーステナイト量が15体積%以上30体積%以下であることを特徴とするピニオンシャフト。 - 前記鋼は、面積率が10%以上40%以下の初析フェライトを含む初析フェライト及びパーライト組織からなることを特徴とする請求項2に記載のピニオンシャフト。
- 同心に配置されるサンギア及びリングギアと、前記サンギア及び前記リングギアの間に配置され、前記サンギア及び前記リングギアに噛み合うピニオンギアと、前記ピニオンギアの回転軸であるピニオンシャフトと、前記ピニオンギア及び前記ピニオンシャフトの間に転動自在に配置される転動体と、前記ピニオンシャフトがかしめにより固定されるキャリアと、を備えたプラネタリギア装置において、
前記ピニオンシャフトは、
C含有率が0.30質量%以上0.65質量%以下で、初析フェライト及びパーライト組織からなる鋼を素材として用いて構成され、
前記キャリアに固定するためにかしめ加工が施される部分は、表層部のN含有率が0.25質量%以上0.60質量%以下で、
前記転動体が転がり接触する転がり面として機能する部分は、表層部の残留オーステナイト量が15体積%以上30体積%以下であることを特徴とするプラネタリギア装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006152533A JP2007321195A (ja) | 2006-05-31 | 2006-05-31 | 軸の製造方法、ピニオンシャフト、プラネタリギア装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006152533A JP2007321195A (ja) | 2006-05-31 | 2006-05-31 | 軸の製造方法、ピニオンシャフト、プラネタリギア装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2007321195A true JP2007321195A (ja) | 2007-12-13 |
Family
ID=38854268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006152533A Pending JP2007321195A (ja) | 2006-05-31 | 2006-05-31 | 軸の製造方法、ピニオンシャフト、プラネタリギア装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007321195A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114457229A (zh) * | 2022-01-28 | 2022-05-10 | 中国铁建重工集团股份有限公司 | 一种用于大型回转支承内齿圈的热加工方法 |
-
2006
- 2006-05-31 JP JP2006152533A patent/JP2007321195A/ja active Pending
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CN114457229A (zh) * | 2022-01-28 | 2022-05-10 | 中国铁建重工集团股份有限公司 | 一种用于大型回转支承内齿圈的热加工方法 |
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