JP2007320153A - 捕水部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板との間における気泡の発生を防止することができる捕水部材を提供する。
【解決手段】捕水部材1は、捕水剤層2と、粘着剤層3とを備える。捕水剤層2は、水分を吸収する多孔質部材である。粘着剤層3は、捕水剤層2と基板とを接着させる粘着剤の層であり、粘着剤層3には複数の孔4が設けられる。各孔4は、粘着剤層3が捕水剤層2を基板に接着させるときに空気を漏出させるための空間であり、粘着剤層3を貫通する。粘着剤層3は、捕水部材1を基板に接着するときに、基板との間に空気を巻き込んだとしても、孔4から捕水剤層2を介して空気を漏出させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、捕水部材に関し、特に、基板に貼り付けられる捕水部材に関する。
図9は、有機EL(Electroluminescence )ディスプレイ装置の構成例を示す模式的断面図である。図9に示すように、有機ELディスプレイ装置は、第1基板51および第2基板52を備え、基板間に有機EL素子(以下、OLED素子と記す。)53と、捕水部材101とを備える。平板である第1基板51上にOLED素子53が配置される。また、外周に沿って突き出るリム54が設けられて凹面が形成されている第2基板52上に捕水部材101が配置される。
図10は、従来の捕水部材を示す説明図である。図10(a)は、従来の捕水部材101の側面図である。従来の捕水部材101は、水分を吸収する捕水剤層102と、捕水剤層102と第2基板52とを接着する粘着剤層103とを備えている。このような構成の捕水部材は、例えば特許文献1に記載されている。図10(b)は、従来の捕水部材101を捕水剤層102側から観察した状態を示している。
図9および図10に示した各寸法の単位はmm(ミリメートル)である。捕水剤層の厚さは、例えば、0.15〜0.30mmである。また、粘着剤層の厚さは、例えば、0.03mmである。また、図9では、基板間の間隔が0.35mmであり、捕水部材全体の厚さが0.25mmである場合を例示している。また、図9では、捕水部材の幅が17.0mmである場合を示しているが、捕水部材の幅は、有機ELディスプレイ装置の大きさに応じて定めればよい。捕水部材101の上面とOLED素子53との間隔は非常に狭く、例えば、図9に示すように0.1mm程度である。なお、図9および図10に示した寸法の値は例示であり、各寸法は、図9および図10に示した値に限定されるわけではない。
図11は、捕水部材101を第2基板52に配置する工程の例を示す説明図である。捕水部材101は、粘着剤層103を下側にして搬送機121上に乗せられ、吸い上げ装置122の位置まで運ばれる。吸い上げ装置122は、捕水部材101を搬送機121から吸い上げ、吸い上げ装置122のアームを第2基板52まで移動させる。そして、捕水部材101を第2基板52上に配置する。
特開2003−77650号公報(段落0003、図7)
従来、捕水部材101を第2基板52上に配置するとき、捕水部材101が第2基板52との界面に空気を巻き込んでしまい、捕水部材101と第2基板52との界面に気泡が生じる場合があった。図12は、捕水部材101と第2基板52との界面に生じた気泡を示す説明図である。
既に説明したように、捕水部材101の上面とOLED素子53との間隔は非常に狭く、例えば、100μm(0.1mm)程度である。従って、図12に示すように、捕水部材101と第2基板52との間に気泡102が生じると、気泡が生じた箇所における捕水部材101が盛り上がり、OLED素子53に接触してしまう。すると、OLED素子53が有する陰極および陽極が短絡してしまったり、短絡状態から復旧したとしてもダークスポットが生じてしまうという問題が生じる。すなわち、捕水部材101と第2基板52との間に気泡102が生じると、歩留まりが悪化することになってしまう。
そこで、本発明は、基板との間における気泡の発生を防止することができる捕水部材を提供することを目的とする。
本発明の態様1は、基板に貼り付けられる捕水部材であって、水分を吸収する捕水剤層と、捕水剤層を基板に接着させる粘着剤層とを備え、粘着剤層に、捕水剤層を基板に接着させるときに空気を漏出可能な空間が設けられたことを特徴とする捕水部材を提供する。
本発明の態様2は、態様1において、粘着剤層が、捕水剤層を基板に接着させるときに、空気を漏出可能な空間から捕水剤層を介して空気を漏出させる捕水部材を提供する。
本発明の態様3は、態様2において、捕水剤層は、粘着剤層に設けられた空気を漏出可能な空間に対応する箇所に孔が設けられ、粘着剤層は、捕水剤層を基板に接着させるときに、空気を漏出可能な空間から捕水剤層の孔を介して空気を漏出させる捕水部材を提供する。
本発明の態様4は、態様1において、粘着剤層に設けられた空気を漏出可能な空間が、捕水部材自身の側面につながる捕水部材を提供する。
本発明の捕水部材によれば、基板との間における気泡の発生を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
[実施の形態1]図1は、本発明の第1の実施の形態の捕水部材を示す説明図である。図1(a)は、本発明の第1の実施の形態の捕水部材の側面図である。第1の実施の形態の捕水部材1は、捕水剤層2と、粘着剤層3とを備える。図1(b)は、本発明の第1の実施の形態の捕水部材1を粘着剤層3側から観察した状態を示す説明図である。
捕水剤層2は、水分を吸収する多孔質部材である。捕水剤層2は、例えば、PTFE(PolyTetra-Fluoro Ethylene:ポリテトラフルオロエチレン)に酸化カルシウム(CaO)を混入させた部材によって実現される。
粘着剤層3は、捕水剤層2と基板(有機ELディスプレイ装置の基板。図1において図示せず。)とを接着させる粘着剤の層である。図1(a),(b)に示すように、粘着剤層3には複数の孔4が設けられる。
粘着剤層3は、複数の孔4が形成されるようにして捕水剤層2に積層されればよい。
粘着剤層3に設けられた各孔4は、粘着剤層3が捕水剤層2を基板に接着させるときに空気を漏出させるための空間である。各孔4は、粘着剤層3を貫通する。
捕水部材1を基板に接着するときに、粘着剤層3と基板との界面に空気を巻き込んだとしても、その空気は粘着剤層3に設けられた孔4に導かれる。また、捕水剤層2は多孔質部材であるので、孔4から捕水剤層2を介して空気を漏出させる。すなわち、粘着剤層3は、捕水部材1を基板に接着するときに、基板との間に空気を巻き込んだとしても、孔4から捕水剤層2を介して空気を漏出させる。従って、図12に示すような気泡の発生を防止できる。
孔4の大きさは、0.5mmが好適であるが、0.5mmに限定されるわけではない。なお、「孔の大きさ」とは、孔4が円である場合には直径を意味し、孔4が多角形(三角形や四角形等)である場合には、最も長い辺の長さを意味し、孔4が楕円である場合には、長軸の長さを意味するものとする。
孔4の大きさが小さいと、孔4を形成しにくくなり、一方、孔4の大きさが大きいと、粘着剤層3の接着信頼性が低下する。以上の点を鑑みて、孔4の大きさは、50μm〜5mmとすることが好ましい。
また、孔4同士の間隔は、孔4の大きさの4倍とすることが好適であるが、そのような間隔に限定されるわけではない。ただし、孔4同士の間隔が狭いと、粘着剤層3の接着信頼性が低下し、一方、孔4同士の間隔が広いと、気泡の発生を抑える効果を得にくくなる。以上の点を鑑みて、孔4同士の間隔は、孔4の大きさの1〜10倍とすることが好ましい。
また、孔4の形状は、円形が好適であるが、三角形や四角形等の多角形や楕円形でもよい。また、孔4をスリット状に設けてもよい。
図2は、孔4が設けられる位置や孔4の形状の例を示す説明図である。図2(a)〜(c)は、図1(b)と同様に捕水部材1を粘着剤層3側から観察した状態を示している。図1(b)に示すように、孔4が粘着剤層3に均等に設けられるようにしてもよい。
粘着剤層3と基板との界面に巻き込まれた空気は、捕水部材1の中央付近で気泡になりやすい。そこで、図2(a)に示すように、粘着剤層3の中央付近に孔4を設けて、粘着剤層3の両側の端部近辺には孔4を設けなくてもよい。あるいは、図2(b)に示すように、粘着剤層3の中央付近における孔4の密度を、粘着剤層3の両側の端部近辺における孔4の密度より高くしてもよい。
また、図2(c)は、孔4の形状を円形以外とした場合の例を示す。図2(c)に示すように、孔4の形状は四角形等の円形以外の形状であってもよい。また、スリット状の形状であってもよい。
図3は、第1の実施の形態の捕水部材1が接着された有機ELディスプレイ装置を示す模式的断面図である。有機ELディスプレイ装置は、平板である第1基板51と、外周に沿って突き出るリム54が設けられて凹面が形成されている第2基板52とを備える。そして、第1基板51上にOLED素子53を有し、第2基板52の凹んだ面に捕水部材1を有している。
既に説明したように、捕水部材1を第2基板52に接着するときに、粘着剤層3と第2基板52との界面に空気を巻き込んだとしても、その空気は粘着剤層3に設けられた孔4に導かれる。そして、捕水剤層2は多孔質部材であるので、粘着剤層3は、孔4から捕水剤層2を介して空気を漏出させる。従って、粘着剤層3と第2基板52との間における気泡の発生を防止することができる。その結果、捕水部材1がOLED素子53に接触してOLED素子53の陰極および陽極を短絡させてしまったり、ダークスポットを発生させてしまったりすることを防止して、歩留まりを改善することができる。
次に、第1の実施の形態の変形例について説明する。図1に示す捕水部材1は、粘着剤層3にのみ孔4が設けられていた。本変形例では、捕水剤層2にも孔が設けられる。図4は、第1の実施の形態の変形例を示す説明図である。図4(a)は本変形例の捕水部材の側面図である。図4(b)は、本変形例の捕水部材を捕水剤層2側から観察した状態を示す説明図である。
捕水剤層2には、粘着剤層3の孔4に対応する位置に孔が設けられる。この孔は、捕水剤層2を貫通する孔である。従って、図4(a)に示すように、捕水部材1が、孔によって貫通される。
図4に示す捕水部材1は、例えば、シート状の捕水剤層2に粘着剤層3を積層して、その後、捕水剤層2および粘着剤層3を貫通する孔を設ければよい。
本変形例においても、捕水剤層2および粘着剤層3を貫通する孔の大きさ、孔同士の間隔、および孔の形状は、既に説明した場合と同様である。なお、孔の大きさが大きくなると、捕水剤層2による捕水量が減少し、また捕水剤層2の剛性が減少してしわになりやすくなる。従って、既に述べたように、孔の大きさは5mm以下とすることが好ましい。
また、孔を角のある形状(三角形や四角形)とするときには、捕水剤層2および粘着剤層3を貫通する孔を設けるときにばりが出やすい。また、スリット状の孔とする場合には、捕水剤層2の剛性が減少してしわになりやすくなる。従って、孔の形状は、円形であることが特に好適である。
本変形例においても、粘着剤層3と基板との間における気泡の発生を防止することができる。その結果、捕水部材1がOLED素子に接触してOLED素子の陰極および陽極を短絡させてしまったり、ダークスポットを発生させてしまったりすることを防止して、歩留まりを改善することができる。また、シート状の捕水剤層2に粘着剤層3を積層して、その後、捕水剤層2および粘着剤層3を貫通する孔を設ければよいので、容易に製造できるという効果も得られる。
なお、第1の実施の形態、および第1の実施の形態の変形例の捕水部材を第2基板52(図3参照。)に配置するときには、例えば、図11に示す場合と同様に、吸い上げ装置122を用いて第2基板52に配置すればよい。また、他の方法によって、捕水部材を第2基板52に配置してもよい。
[実施の形態2]図5は、本発明の第2の実施の形態の捕水部材を示す説明図である。図5(a)は、本発明の第2の実施の形態の捕水部材の側面図である。第2の実施の形態の捕水部材11は、捕水剤層12と、粘着剤層13とを備える。図5(b)は、本発明の第2の実施の形態の捕水部材11を粘着剤層13側から観察した状態を示す説明図である。
捕水剤層12は、第1の実施の形態で示した捕水剤層2と同様の捕水剤層である。すなわち、捕水剤層12は、水分を吸収する多孔質部材であり、例えば、PTFEに酸化カルシウムを混入させた部材によって実現される。
粘着剤層13は、捕水剤層12と基板(有機ELディスプレイ装置の基板。図5において図示せず。)とを接着させる粘着剤の層である。図5(a),(b)に示すように、粘着剤層13には、捕水部材11自身の側面につながる空間14が設けられる。以下、この空間14を漏出溝14と記す。
粘着剤層13は、漏出溝14が形成されるように粘着剤を捕水剤層12上に配置することによって設けられればよい。捕水剤層12上に配置された粘着剤同士の間の空間が漏出溝14となる。図5に示す例では、捕水剤層12上に粘着剤を縦方向および横方向それぞれに並べて配置することによって格子状の漏出溝14が形成された粘着剤層13を示している。
粘着剤層13に設けられた漏出溝14は、粘着剤層13が捕水剤層12を基板に接着させるときに空気を漏出させるための空間である。漏出溝14は、捕水部材11の側面につながっている。従って、捕水部材11を基板に接着するときに、粘着剤層13と基板との界面に空気を巻き込んだとしても、その空気は、漏出溝14から捕水部材11の側面に導かれる。すなわち、粘着剤層3は、捕水部材11を基板に接着するときに、基板との間に空気を巻き込んだとしても、漏出溝14から捕水部材11の側面に空気を漏出させる。従って、図12に示すような気泡の発生を防止できる。
捕水剤層12上に配置する粘着剤の間隔(すなわち、漏出溝14の幅)は、1〜3mmが好適であるが、1〜3mmに限定されるわけではない。ただし、粘着剤の間隔が狭いと、空気を漏出させにくくなり、一方、粘着剤の間隔が広いと、粘着剤層13の接着信頼性が低下する。以上の点を鑑みて、粘着剤の間隔(漏出溝14の幅)は、0.5〜10mmとすることが好ましい。
捕水剤層12上に配置する粘着剤の形状は、四角形が好適である。図5に示す例では、捕水剤層12上に配置する粘着剤の形状を四角形とした場合を示している。捕水剤層12上に配置する粘着剤の形状は、他の形状(例えば、三角形、円形、楕円形等)であってもよい。また、漏出溝14がスリット状になるように、粘着剤の形状を細長い矩形としてもよい。ただし、粘着剤層13の中心から捕水部材11の側面までの空気を通過させる経路の距離は最短であることが好ましく、また、漏出溝14の幅は均一であることが好ましい。従って、図5に示すように、捕水剤層12上に配置する粘着剤の形状を四角形にすることが好ましい。
捕水剤層12上に配置する粘着剤の大きさは、1〜3mmであることが好適であるが、1〜3mmに限定されるわけではない。なお、「捕水剤層12上に配置する粘着剤の大きさ」とは、配置される粘着剤が円形である場合には直径を意味し、多角形(三角形や四角形等)である場合には最も長い辺の長さを意味し、楕円である場合には長軸の長さを意味するものとする。また、漏出溝14をスリット状にするために粘着剤の形状を細長い矩形にする場合には、その幅(長手方向ではない方の幅)を意味するものとする。
捕水剤層12上に配置する粘着剤の大きさが小さいと粘着剤層13の接着信頼性が低下し、一方、捕水剤層12上に配置する粘着剤の大きさが大きいと気泡の発生を抑える効果を得にくくなる。以上の点を鑑みて、捕水剤層12上に配置する粘着剤の大きさは、0.5〜5mmであることが好ましい。
図6は、漏出溝14の例を示す説明図である。図6(a)〜(c)は、図5(b)と同様に捕水部材11を粘着剤層13側から観察した状態を示している。
図6(a)に示すように、スリット状に漏出溝14が形成されるように粘着剤層13を設けてもよい。また、図6(b)に示すように、捕水剤層12上に配置する粘着剤の形状を円形や三角形にしてもよい。三角形や円形の粘着剤同士の間の空間が漏出溝14となる。また、図6(c)に示すように、漏出溝14が曲がるように形成されたり、漏出溝14が枝分かれするように形成されたりするように、粘着剤層13を設けてもよい。いずれの場合であっても、漏出溝14が捕水部材11の側面につながっていることにより、空気を捕水部材11の側面に導くことができ、その結果、気泡の発生を防止できる。
図7は、第2の実施の形態の捕水部材11が接着された有機ELディスプレイ装置を示す模式的断面図である。有機ELディスプレイ装置は、平板である第1基板51と、外周に沿って突き出るリム54が設けられて凹面が形成されている第2基板52とを備える。そして、第1基板51上にOLED素子53を有し、第2基板52の凹んだ面に捕水部材11を有している。
既に説明したように、捕水部材11を第2基板52に接着するときに、粘着剤層13と第2基板52との界面に空気を巻き込んだとしても、粘着剤層13は、漏出溝14から捕水部材11の側面に空気を漏出させる。従って、粘着剤層13と第2基板52との間における気泡の発生を防止することができる。その結果、捕水部材11がOLED素子53に接触してOLED素子53の陰極および陽極を短絡させてしまったり、ダークスポットを発生させてしまったりすることを防止して、歩留まりを改善することができる。
また、上記の第2の実施の形態の説明では、図5(b)や図6に示すように、漏出溝14が形成された空間において捕水剤層12が露出する場合を示した。漏出溝14が形成された空間において捕水剤層12が露出しないように粘着剤層13を設けてもよい。図8は、捕水剤層12が露出しないように粘着剤層13を設けた場合の捕水部材の側面図である。図8に示すように、粘着剤層13に段差を設けることによって漏出溝14を形成することができる。段差を設けた結果、粘着剤層13において張り出した部分同士の間の空間が漏出溝14となる。なお、粘着剤層13において張り出した部分同士の間隔(漏出溝14の幅)や、張り出した部分の形状や大きさは、既に説明した場合と同様である。
第2の実施の形態の捕水部材を第2基板52(図7参照。)に配置するときには、例えば、図11に示す場合と同様に、吸い上げ装置122を用いて第2基板52に配置すればよい。また、他の方法によって、捕水部材を第2基板52に配置してもよい。
本発明は、例えば、有機ELディスプレイ装置に用いられる捕水部材に好適に適用される。
本発明の第1の実施の形態の捕水部材を示す説明図。 孔が設けられる位置や孔の形状の例を示す説明図。 第1の実施の形態の捕水部材が接着された有機ELディスプレイ装置を示す模式的断面図。 第1の実施の形態の変形例を示す説明図。 本発明の第2の実施の形態の捕水部材を示す説明図。 漏出溝の例を示す説明図。 第2の実施の形態の捕水部材が接着された有機ELディスプレイ装置を示す模式的断面図。 捕水剤層が露出しないように粘着剤層を設けた場合の捕水部材の側面図。 有機ELディスプレイ装置の構成例を示す模式的断面図。 従来の捕水部材を示す説明図。 捕水部材を第2基板に配置する工程の例を示す説明図。 捕水部材と第2基板との界面に生じた気泡を示す説明図。
符号の説明
1 捕水部材
2 捕水剤層
3 粘着剤層
4 孔
11 捕水部材
12 捕水剤層
13 粘着剤層
14 漏出溝
51 第1基板
52 第2基板
53 有機EL素子(OLED素子)

Claims (4)

  1. 基板に貼り付けられる捕水部材であって、
    水分を吸収する捕水剤層と、
    前記捕水剤層を基板に接着させる粘着剤層とを備え、
    前記粘着剤層に、前記捕水剤層を基板に接着させるときに空気を漏出可能な空間が設けられた
    ことを特徴とする捕水部材。
  2. 粘着剤層は、捕水剤層を基板に接着させるときに、空気を漏出可能な空間から捕水剤層を介して空気を漏出させる
    請求項1に記載の捕水部材。
  3. 捕水剤層は、粘着剤層に設けられた空気を漏出可能な空間に対応する箇所に孔が設けられ、
    粘着剤層は、捕水剤層を基板に接着させるときに、空気を漏出可能な空間から前記捕水剤層の孔を介して空気を漏出させる
    請求項2に記載の捕水部材。
  4. 粘着剤層に設けられた空気を漏出可能な空間は、捕水部材自身の側面につながる
    請求項1に記載の捕水部材。
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