JP2007317130A - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】操作履歴及び実データを蓄積する情報処理装置において、不要な操作履歴と実データを自動的に削除する。
【解決手段】情報処理装置に、操作イベント取得手段により取得された操作イベントを保存する操作履歴保存手段と、実データ取得手段により取得された実データを保存する実データ保存手段と、操作イベント及び実データのうちのいずれか又は両方の不要度を算出するために参照される設定情報を保存する設定情報保存手段と、操作履歴保存手段に保存された操作イベント、実データ保存手段に保存された実データ、及び設定情報保存手段に保存された設定情報に基づき、操作イベント及び実データのうちのいずれか又は両方の不要度を算出する不要度算出手段と、不要度に従って、操作イベント及び実データのうちのいずれか又は両方を、操作履歴保存手段又は実データ保存手段から削除する不要データ削除手段と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、コンピュータ上での操作イベント及び使用したデータを蓄積・管理する技術に関するものである。
パソコン(Personal Computer)等のコンピュータ上でユーザにより行われた操作を示す操作イベントや、コンピュータで使用されたデータ(操作イベントと区別するために、これを実データと呼ぶ)を蓄積し、管理する従来の技術として、例えば非特許文献1に開示された技術がある。
このような従来技術を実現するためのコンピュータの機能構成例を図1に示す。図1に示すように、このコンピュータは、操作イベント取得部10、実データ取得部20、及び操作履歴保存部30を備えている。
操作イベント取得部10は、コンピュータ上での操作イベント(マウスイベント、キーボードイベント、ウィンドウ操作イベント、クリップボードへのコピー、スクリーンショット、Webページの閲覧、ファイルの作成・更新・削除、プリンタ出力等)を取得する。
また、実データ取得部20は、操作イベント中で、実データ(閲覧したWebページのコピー、クリップボードヘコピーしたデータ、スクリーンショットのデータ)を取り扱っている場合に、その実データを取得する。また、操作履歴保存部30は、操作イベント、実データを保存する機能部である。
このような機能を有するコンピュータ上で操作イベントが発生すると、操作イベント取得部10は、操作イベント情報を時刻とともに操作履歴保存部30に保存する。また、操作イベントで実データを扱っている場合は、実データ取得部20でその実データを取得し、操作履歴保存部30に保存する。操作履歴保存部30に保存されたデータは適宜利用することが可能である。
近藤秀樹,"NecoLogger:計算機を用いた日常的な活動支援のための履歴蓄積システム",ヒューマンインタフェースシンポジウム2004,2004.10.
しかしながら上述した従来技術には次のような問題点がある。
まず、従来技術では操作イベントと実データの情報を全て保存するので、コンピュータの操作が長時間に及ぶと保存するデータ量が非常に大きくなり、大容量のディスクが必要となる。また、全ての情報を保存しているため、保存されたデータの中から必要なデータを検索する場合に時間を要する。また、全文検索で事前にインデックスを作る場合においても、インデックス作成に時間を要する。
また、全ての操作イベントが保存され、基本的に永久に消されないため、コンピュータの操作者は監視されていると感じ、後日他の人に見られるのではないかと不安を感じるという問題もある。なお、操作イベントの履歴(操作履歴)はコンピュータのOSの機能を利用して削除することも可能であるが、操作イベントの内容を確認して消して良いか否かの判断を行いながら、手動で削除を行う必要があり、大きな手間がかかる。
更に、操作履歴保存部30に操作イベントの履歴と実データの両方が保存されているため、実データのみで検索をしたい場合に、操作イベントデータと実データの検索前の分離、または、検索後に実データであることの確認が必要となり、保存されたデータの利用に際しての利便性が低い。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、操作履歴及び実データを蓄積する情報処理装置において、操作者の要望に応じた不要な操作履歴と実データを自動的に削除する技術を提供することを目的とする。
上記の目的は、操作イベントを取得する操作イベント取得手段と、操作イベントに関連して使用された実データを取得する実データ取得手段とを備えた情報処理装置であって、操作イベント取得手段により取得された操作イベントを保存する操作履歴保存手段と、実データ取得手段により取得された実データを保存する実データ保存手段と、操作イベント及び実データのうちのいずれか又は両方の不要度を算出するために参照される設定情報を保存する設定情報保存手段と、操作履歴保存手段に保存された操作イベント、実データ保存手段に保存された実データ、及び設定情報保存手段に保存された設定情報に基づき、操作イベント及び実データのうちのいずれか又は両方の不要度を算出する不要度算出手段と、不要度算出手段により算出された不要度に従って、操作イベント及び実データのうちのいずれか又は両方を、操作履歴保存手段又は実データ保存手段から削除する不要データ削除手段とを備えたことを特徴とする情報処理装置により解決される。
本発明によれば、従来技術の問題点が解決され、操作履歴及び実データを蓄積する情報処理装置において、操作者の要望に応じた不要な操作履歴と実データを自動的に削除する技術を提供できる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態における情報処理装置について説明する。本実施の形態では、情報処理装置として、CPU、メモリ等の記憶装置を備え、OS上でプログラムを動作させることにより処理を実行する一般的なコンピュータを想定している。ただし、本発明の情報処理装置はこのようなコンピュータに限定されるわけではなく、以下で説明する各機能部を実現可能な情報処理装置であればどのような装置でもよい。
(情報処理装置の構成)
図2に、本実施の形態における情報処理装置の機能構成例を示す。この情報処理装置は、操作イベント取得部10、実データ取得部20、操作履歴保存部31、実データ保存部32、操作者設定入力部110、操作者設定保存部120、不要度算出部130、不要度保存部140、不要データ削除部150、及びスケジューラ160を備えている。
操作イベント取得部10は、従来技術と同様に、情報処理装置上での操作イベントを取得する。また、実データ取得部20も従来技術と同様であり、操作イベントに応じた処理の中での実データを取得する。なお、操作イベントとしては、操作者による操作に基づくものの他、情報処理装置により自動的に実行される操作等も含まれる。
操作履歴保存部31は、操作イベント取得部10で取得された操作イベントの履歴(操作履歴)のみを保存する。また、実データ保存部32は、実データ取得部20で取得された実データのみを保存する。
操作者設定入力部110は、操作者の、操作イベントと実データの不要・必要の設定の入力を受け付け、操作者設定保存部120は操作者設定入力部110により入力された設定情報を保存する。
不要度算出部130は、操作履歴のデータ、実データ、操作者設定のデータから、保存されている操作履歴及び実データの不要度を算出する。また、不要度保存部140はその不要度を保存する。
不要データ削除部150は、不要度保存部140に保存された不要度を利用して、操作履歴データと実データを削除する。スケジューラ160は、不要度算出部130と不要データ削除部150の実行を制御する機能部である。
なお、本実施の形態の情報処理装置は、Webブラウザ等のアプリケーションを実行できる機能も有していることはいうまでもない。また、この情報処理装置を一般的なコンピュータで実現する場合、上記の各機能部は、本発明に係るプログラムをコンピュータ上で実行させることにより実現される。
この情報処理装置において操作者が操作を行うと、操作イベントが操作履歴保存部31に、実データが実データ保存部32に分離して保存される。また、操作者設定保存部120に、操作者の保存データの必要・不要に関する希望が保存される。そして、スケジューラ160からの指示により、不要度算出部130で、操作履歴データ、実データ、操作者設定情報から保存データの不要、必要(不要度)が自動的に計算され、不要データ削除部150で、不要な操作履歴データ、不要な実データが削除される。
(情報処理装置の操作時の動作)
以下、操作の具体例に基づき本実施の形態の情報処理装置の操作時の動作を説明する。ここでの操作の具体例として、以下のような操作イベントが発生した場合を想定する。
(1)2006/1/1 12:00:WebページAを閲覧開始。
(2)2006/1/1 12:05:閲覧していたWebページAを印刷。
(3)2006/1/1 12:07:WebページAの中のリンククリックによりWebページBの閲覧を開始。
(4)2006/1/1 12:08:WebページBは、操作者にとって重要な情報が含まれていなかったため、Webブラウザの「戻る」操作により、WebページAを表示。
(5)2006/1/1 12:09:WebページAの中のリンククリックによりWebページCの閲覧を開始。
(6)2006/1/1 12:11:WebページCに重要な情報があったため、コピー&ペースト操作を行った。
(7)2006/1/1 12:20:Webブラウザを終了した。
このような操作を行う場合における情報処理装置の動作について次に説明する。なお、以下で示す番号は、上記の各操作の番号と対応するものである。
(1)12:00:操作イベント取得部10は、WebページAの閲覧イベントを操作履歴保存部31に保存し、実データ取得部20は、WebページAのコピーを実データ保存部32に保存する。
(2)12:05:操作イベント取得部10は、WebページAを印刷したというイベント情報を、操作履歴保存部31に保存する。
(3)12:07:操作イベント取得部10は、WebページAの閲覧終了を操作履歴保存部31に保存するとともに、(1)のWebページAの処理の場合と同様にして、WebページBの閲覧イベントを操作履歴保存部31に保存し、実データ取得部20が、WebページBのコピーを実データ保存部32に保存する。
(4)12:08:操作イベント取得部10は、WebページBの閲覧終了を操作履歴保存部31に保存する。また、操作イベント取得部10は、WebページAの閲覧イベントを操作履歴保存部31に保存する。実データ保存部は20は、このとき表示されたWebページAが既に保存されてものと同一であるか否かを確認し、同一であった場合、2重には保存はしない。本例では同一であったものとする。
(5)12:09:操作イベント取得部10は、WebページAの閲覧終了を操作履歴保存部31に保存するとともに、(1)のWebページAの処理の場合と同様にして、WebページCの閲覧イベントを操作履歴保存部31に保存し、実データ取得部20が、WebページCのコピーを実データ保存部32に保存する。
(6)12:11:操作イベント取得部10は、WebページC中の一部のデータがコピーされたことを、操作履歴保存部31に保存する。また、実データ保存部20は、コピーされたデータを実データ保存部32に保存する。
(7)12:20:操作イベント取得部10は、WebページCの閲覧終了を操作履歴保存部31に保存する。また、操作イベント取得部10は、Webブラウザが終了したことを、操作履歴保存部31に保存する。
このようにして、操作に応じた操作イベントが操作履歴保存部31に保存され、実データが実データ保存部32に保存される。上記の例で操作履歴保存部31に保存されるデータ内容例を図3に示し、実データ保存部32に保存されるデータ内容例を図4に示す。
(不要データの削除について)
次に、不要な保存データを削除するための動作について説明する。図5は、不要な保存データの削除に関する一連の動作を示すフローチャートである。
図5のフローチャートに示すように、まず、操作者が操作者設定情報を情報処理装置に入力し、操作者設定入力部110がその操作者設定情報を操作者設定保存部120に保存する(ステップ1)。
そして、スケジューラ160に設定された不要度算出タイミングで、不要度算出部130は、操作履歴保存部31のデータ、実データ保存部32のデータ、操作者設定保存部120のデータを用いて、不要データ又は必要データを指定する情報(不要度と呼ぶ)を算出する(ステップ2)。
その後、スケジューラ160に設定された不要データ削除タイミングで、不要データ削除部150が、不要度保存部140に保存された不要度に基づき、不要データの削除を行う(ステップ3)。
以下、各処理についてより詳細に説明する。
[設定情報の例]
ステップ1において操作者により設定される操作者設定情報の一例を図6に示す。
図6におけるAの設定情報は、より具体的にはURL等で指定されるものであり、WebページCについての操作イベントと実データは不要であることを示す。また、Bに示す設定情報は、キーワードXを含むWebページの操作イベントと実データは必要であることを示し、Cに示す設定情報は、キーワードYを含むWebページの操作イベントと実データが不要であることを示す。また、Dに示す設定情報は2005/1/1以前の操作履歴、実データともに不要であることを示す。
なお、図6に示す設定情報において、上にある設定情報はその下にある設定情報より優先度を高くすることができる。この場合、例えば、キーワードXを含むWebページの操作イベントと実データは、2005/1/1以前のものであっても必要であると判定される。
ステップ2における不要度算出タイミングとしては例えば、次のタイミングがある。
(a)情報処理装置の操作イベントがない状態が一定期間(たとえば、5分等)継続したとき。
(b)情報処理装置の操作者により、実行開始時刻が設定されている場合、その時刻になったとき。
(c) 情報処理装置の操作者により、強制的に実行するよう指示を受けたとき。
[不要度算出の例]
ステップ2におけるWebページの不要度算出の例を次に説明する。以下の例では、前述した(1)〜(7)の操作で保存されたデータに対するWebページの操作イベントと実データの不要度算出を行うものとする。
また、ここでは、不要度算出部130が「閲覧開始から閲覧終了までの間に印刷イベントやコピーイベントが発生していた場合、そのWebページは必要であると判断し、閲覧時間が短い場合(例えば、2秒以下)については不要であると判断する」というアルゴリズムを実行するものとし、また、操作者設定情報保存部120には図6に示す設定情報が設定されており、不要度算出部130はこの設定情報に基づく動作を行うものとする。
不要度算出部130は、図3に示した操作履歴保存部31に保存されたデータを参照し、WebページAの閲覧イベントについて、閲覧開始(12:00)から閲覧終了(12:07)までの間に、印刷イベントがあるため、WebページAの操作イベントと実データは必要であると判断する。更に、実データ保存部32を参照してWebページAはキーワードYを含んでいないことをチェックし、最終的にWebページAの操作イベントと実データは必要であると判断する。
WebページBの操作イベントと実データについては、印刷イベント、コピーイベントがない、かつ、閲覧時間が短い(例えば、1秒)ため、不要と判断する。また、WebページBはキーワードXを含んでいないため、最終的にWebページBの操作イベントと実データは不要と判断する。
WebページCの操作イベントと実データは、コピーイベントがあるため、必要と判断されるが、操作者設定データにWebページCが不要となっているため、不要と判断される。
上記の判断の結果は不要度保存部140に保存される。上記の例の場合、(WebページA:必要、WebページB:不要、WebページC:不要)というデータが不要度保存部140に保存される。
その後、スケジューラ160からの指示に基づき、不要度データ削除部150は、上記の計算により不要度保存部140に保存されたデータ(WebページA:必要、WebページB:不要、WebページC:不要)を使って、WebページBとWebページCの操作履歴情報と実データを削除する。
上記の例で説明した技術によれば、不要データ削除後は、WebページAの閲覧イベントと実データのみを保存するディスク容量があればよい。また、検索や全文検索のためのインデックスを作成する場合、WebページAのみが対象となるので、WebページB、WebページCを含む場合より、時間を短縮できる。また、WebページCを削除したいという操作者の設定により、WebページCに関する履歴は削除されるので、他の人に見られた場合の不安も軽減できる。更に、スケジューラ160により自動的に不要データ削除が実行できるため、操作者は削除操作を意識しなくても良い。
なお、上記の例では不要データを操作履歴保存部31、実データ保存部32から削除しているが、削除するのではなく、不要データを他の保存部(フォルダ)に移動したり、不要データ群を1つのファイルにまとめる(圧縮する)こととしてもよい。この場合でも、必要なデータに対する検索や全文検索のためのインデックス作成の時間を短縮することができる。また、不要データを削除しないことにより、何かしらの事情で、不要と判断されたデータが必要になった場合に対応できるという利点がある。
また、上記の例では操作履歴と実データの両方を削除することとしているが、設定情報に基づき、操作履歴のみ、もしくは、実データのみを削除することとしてもよい。
(他の例)
上記の例において、Webページが必要であると判定するための発生イベント、及び不要であると判定するための閲覧時間を設定情報として操作者設定情報保存部120に保存し、その設定情報を参照して上記のアルゴリズムを実行することとしてもよい。このような不要度自動計算のための設定情報の例を図7に示す。図7において、Eの設定情報は、Webページ閲覧中に印刷イベントがある場合はそのWebページは必要であると判定することを意味する。また、Fの設定情報は、Webページ閲覧中に「F5」キーの押下げを検出した場合に、そのWebページは不要であると判定することを意味し、Gの設定情報は、Webページの閲覧時間が2秒以下である場合にそのWebページは不要であると判定することを意味する。
このような構成を採用することにより、操作者毎に設定を変更できるため、操作者毎に異なる要望に対応できる。また、不要なWebページを閲覧したときには、「F5」キーを押下げることにより当該Webページを保存データから削除できるので、操作者が操作を行っている中で、操作者が個々に不要と判断するWebページを削除できる。
また、操作者設定保存部120に設定情報として保存されたキーワードで、Webページの必要・不要を判断するだけでなく、不要と判断されたWebページから名詞を抽出し、これらの名詞のうち、必要と判断されたWebページに含まれない名詞を、新たに不要なWebページを判断するキーワードとし、操作者設定保存部120に設定情報として保存することもできる。この場合、不要な実データを削除する前の時点、例えば、あるタイミングでの不要度算出が終了したすぐの時点で、上記の処理を行う。
逆に、必要と判断されたWebページから名詞を抽出し、これらの名詞のうち、不要なWebページに含まれない名詞を、新たに必要なWebページを判断するキーワードとして操作者設定保存部120に設定情報として保存することもできる。
更に、操作者設定保存部120に設定情報として保存されたキーワードを含むWebページを閲覧している操作(閲覧時間、キーボードイベント、マウスイベント、印刷イベント、コピーイベント、ペーストイベント、スクリーンキャプチャイベント)と同じパターンで操作して閲覧したWebページを必要と判断することもできる。
この場合、不要度算出の際に、不要度算出部130は、キーワードを含むWebページを閲覧している一連の操作内容を操作履歴保存部31から抽出し、その一連の操作内容とマッチする操作内容を持つWebページを必要と判定する。
また、閲覧開始から閲覧終了までの間の操作イベントだけで、そのWebページの必要・不要を判断するだけでなく、そのWebページの閲覧後の操作から判断する方法もある。例えば、あるWebページ閲覧後に、メール作成を行った場合で、作成したメールの文章に含まれる名詞が、前に閲覧していたWebページ中に含まれる場合は、前に閲覧していたWebページは必要であると判断する。このような処理も、操作履歴保存部31と実データ保存部32に保存された履歴データを参照することにより可能である。
また、Webページの必要・不要の判断基準として、第3者がランク付けした結果を利用する方法もある。例えば、サーチエンジンで検索した結果のリンクから閲覧したWebページの場合、サーチエンジンでのランキングが10位以上だったものは、ユーザの閲覧していた操作にかかわらず、必要と判断するという方法がある。
この場合、例えば、“サーチエンジンにおけるランキングが10位以上”という情報のみを操作者設定保存部120に設定情報として予め保存し、当該サーチエンジンにおけるランキングが10位以上の具体的なWebページ名は不要度算出の際に実データ保存部32に保存されたサーチエンジンサイトのデータから抽出する。
(実施の形態の効果について)
本実施の形態で説明した技術によれば、操作イベントが操作履歴保存部31に、実データが実データ保存部32に分離して保存されることにより、実データのみからの検索が容易になる。また、操作履歴のみからの検索も容易になる。また、保存された操作者の必要・不要という希望を考慮して保存データを自動的に削除できるため、削除する毎にデータ内容を確認する必要がなくなる。
また、操作履歴データ、実データから不要度算出に用いる設定情報を算出することも可能であるため、操作者が設定をしていない場合でも、再利用する価値のないデータを自動的に判断することができる。
また、不要データ削除部150が、不要度データを利用して自動的に不要データを削除するため、操作者は手動で操作しなくても良い。また、不要データが削除されるため、従来装置と比較すると大容量でないディスクでも利用できる。更に、不要データが削除されるため、短時間で検索を行うことができる。また、全文検索のためのインデックス作成に要する時間を短縮できる。
更に、操作履歴と実データの自動的な削除を操作者が制御することが出来るので、後日他の人に見られてしまうのではないかという不安を軽減できる。また、スケジューラ160が、不要度算出と不要データの削除のタイミングを制御できるため、操作者の実作業への影響を少なくすることができる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲内において、種々変更・応用が可能である。
従来技術における操作イベント及び実データを保存する装置の機能構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における情報処理装置の機能構成例を示す図である。 操作履歴保存部31に保存されるデータ内容例である。 実データ保存部32に保存されるデータ内容例である。 不要な保存データの削除に関する動作を示すフローチャートである。 操作者により設定される操作者設定情報の一例である。 操作者により設定される操作者設定情報の他の例である。
符号の説明
10 操作イベント取得部
20 実データ取得部
30 操作履歴保存部
31 操作履歴保存部
32 実データ保存部
110 操作者設定入力部
120 操作者設定保存部
130 不要度算出部
140 不要度保存部
150 不要データ削除部
160 スケジューラ

Claims (10)

  1. 操作イベントを取得する操作イベント取得手段と、操作イベントに関連して使用された実データを取得する実データ取得手段とを備えた情報処理装置であって、
    操作イベント取得手段により取得された操作イベントを保存する操作履歴保存手段と、
    実データ取得手段により取得された実データを保存する実データ保存手段と、
    操作イベント及び実データのうちのいずれか又は両方の不要度を算出するために参照される設定情報を保存する設定情報保存手段と、
    操作履歴保存手段に保存された操作イベント、実データ保存手段に保存された実データ、及び設定情報保存手段に保存された設定情報に基づき、操作イベント及び実データのうちのいずれか又は両方の不要度を算出する不要度算出手段と、
    不要度算出手段により算出された不要度に従って、操作イベント及び実データのうちのいずれか又は両方を、操作履歴保存手段又は実データ保存手段から削除する不要データ削除手段と
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 予め定めた不要度算出タイミングで不要度算出手段に不要度算出指示を行い、予め定めた不要データ削除タイミングで不要データ削除手段に不要データ削除指示を行うスケジューリング手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 不要度算出手段により不要と判断された実データから名詞を抽出し、抽出した名詞のうち、不要度算出手段により必要と判断された実データに含まれない名詞を、不要データを判断するための設定情報として設定情報保存手段に保存する手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 不要度算出手段により必要と判断された実データから名詞を抽出し、抽出した名詞のうち、不要度算出手段により不要と判定された実データに含まれない名詞を、必要データを判断するための設定情報として設定情報保存手段に保存する手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 不要度算出手段は、必要と判断した実データに関する操作イベントの履歴を用いて、他の実データの不要度を算出することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 不要度算出手段は、ある実データの不要度を、他の実データの内容を参照して算出することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 不要度算出手段は、サーチエンジンサイトから取得した閲覧ランキング情報に基づき不要度を算出することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 不要度算出手段により算出された不要度に従って、操作イベント及び実データのうちのいずれか又は両方を、操作履歴保存手段又は実データ保存手段から他の保存手段に移動する、もしくは、圧縮して保存することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  9. コンピュータを、
    操作イベントを取得する操作イベント取得手段、
    操作イベントに関連して使用された実データを取得する実データ取得手段、
    操作イベント取得手段により取得された操作イベントを操作履歴保存手段に保存する手段、
    実データ取得手段により取得された実データを実データ保存手段に保存する手段、
    操作イベント及び実データのうちのいずれか又は両方の不要度を算出するために参照される設定情報を設定情報保存手段から読み出す手段、
    操作履歴保存手段に保存された操作イベント、実データ保存手段に保存された実データ、及び設定情報保存手段に保存された設定情報に基づき、操作イベント及び実データのうちのいずれか又は両方の不要度を算出する不要度算出手段、
    不要度算出手段により算出された不要度に従って、操作イベント及び実データのうちのいずれか又は両方を、操作履歴保存手段又は実データ保存手段から削除する不要データ削除手段、
    として機能させるためのプログラム。
  10. コンピュータを、予め定めた不要度算出タイミングで不要度算出手段に不要度算出指示を行い、予め定めた不要データ削除タイミングで不要データ削除手段に不要データ削除指示を行うスケジューリング手段として更に機能させる請求項9に記載のプログラム。
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