JP2007317101A - 情報処理装置、画像処理装置、画像形成装置及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、画像処理装置、画像形成装置及び情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ソフトウェアの生産性、再利用性を向上させる。
【解決手段】 デバイスの状態を管理するデバイス状態管理クラスと、デバイス状態管理クラスを継承すると共に、画像処理として使用される機能毎に存在して、当該機能において複数の機種に共通している設定を行うクラス群と、当該クラス群に含まれるクラスを継承すると共に、機能毎に存在して、継承したクラスの機能において自装置の機種固有の設定を行うクラス群と、を備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、情報処理装置、画像処理装置、画像形成装置及び情報処理プログラムに関するものであり、特に機能について設定を行う技術に関するものである。
従来から、画像形成装置において、複数の機種が製品化されていた。このような画像形成装置では、機種毎に異なる機能を備えていると共に、機種毎に異なる処理を行うことも多い。このため画像処理装置を制御するソフトウェアは、機種毎に固有のものが作成されていた。
そして、近年、コンピュータ技術の発達とユーザからの要望により、画像形成装置に様々な機能が追加されていく傾向にある。にもかかわらず、開発期間は短縮する傾向にあるので、開発負担が増大している。
そこで、オブジェクト指向によるソフトウェアを、部品化する技術が注目されている。ソフトウェアを部品化することで、機能の追加又は変更を行う場合、ソフトウェア部品単位で変更すれば良く、ソフトウェア全体を修正する必要がなくなる。
例えば、特許文献1では、画像形成装置において転写バイアス制御値を演算するためのソフトウェアを、ソフトウェア部品で構成した。これにより、構成されたソフトウェア部品によっては、他の装置との間で共有することもできる。
特開2003−280411号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、他の装置と同じ機能のソフトウェア部品は複数の装置間で共有できるが、機種に依存する機能のソフトウェア部品は、複数の機種に利用することができず、開発負担を軽減できないという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ソフトウェアの生産性、再利用性を向上させた情報処理装置、画像処理装置、画像形成装置及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、機能に共通する情報を管理するデバイス管理手段と、前記デバイス管理手段を継承すると共に、前記機能毎に存在して、前記機能毎に複数の機種に共通している設定を行う共有機能処理手段と、前記共有機能処理手段を継承すると共に、前記機能毎に存在して、前記機能毎に自装置の機種固有の設定を行う固有機能処理手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記固有機能処理手段と情報の送受信が可能な経路管理手段と、前記経路管理手段を継承すると共に、前記固有機能処理手段を生成する経路作成手段と、をさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項3にかかる発明は、請求項2にかかる発明において、前記固有機能処理手段は、各機能について色毎に複数備えられ、対応する色における前記機能の設定を行うこと、を特徴とする。
また、請求項4にかかる発明は、請求項3にかかる発明において、前記経路作成手段は、色毎に備えられ、対応付けられた色で使用される機能の設定を行う前記固有機能処理手段を生成すること、を特徴とする。
また、請求項5にかかる発明は、請求項1乃至4のいずれか一つにかかる発明において、処理の要求を受け付け、該処理に必要な機能に対応する前記固有機能処理手段に対して、該機能に対して該処理に適した設定を要求する要求受付手段をさらに備え、前記固有機能処理手段は、前記要求受付手段からの要求に応じて、前記機能に対し前記処理に適した設定を行うこと、を特徴とする。
また、請求項6にかかる発明は、請求項5にかかる発明において、前記要求受付手段は、外部から処理の要求を受け付けた場合に生成されること、を特徴とする。
また、請求項7にかかる発明は、請求項1乃至6のいずれか一つにかかる発明において、前記共有機能処理手段は、前記機能において複数の機種に共通する設定を行う操作を有すること、を特徴とする。
また、請求項8にかかる発明は、請求項7に記載の発明において、前記共有機能処理手段は、前記操作として、画像データの入力処理を行うための操作を有すること、を特徴とする。
また、請求項9にかかる発明は、請求項7に記載の発明において、前記共有機能処理手段は、前記操作として、情報処理装置において処理が行われた画像データの出力処理を行うための操作を有すること、を特徴とする。
また、請求項10にかかる発明は、請求項1乃至9のいずれか一つにかかる発明において、前記固有機能処理手段は、前記機能において自装置の機種に固有の設定を行う操作情報を有すること、を特徴とする。
また、請求項11にかかる発明は、請求項1乃至10のいずれか一つにかかる発明において、前記経路作成手段は、前記情報処理装置が起動した時に前記固有機能処理手段を生成すること、を特徴とする。
また、請求項12にかかる発明は、請求項1乃至11のいずれか一つにかかる発明において、前記デバイス管理手段は、使用可能な機能に共通する情報として、前記機能の状態を管理していること、を特徴とする。
また、請求項13にかかる発明は、画像処理時に使用される機能に共通する情報を管理するデバイス管理手段と、前記デバイス管理手段を継承すると共に、前記機能毎に存在して、前記機能毎に複数の機種に共通している設定を行う共有機能処理手段と、前記共有機能処理手段を継承すると共に、前記機能毎に存在して、前記機能毎に自装置の機種固有の設定を行う固有機能処理手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項14にかかる発明は、請求項13にかかる発明において、前記固有機能処理手段と情報の送受信が可能な経路管理手段と、前記経路管理手段を継承すると共に、前記固有機能処理手段を生成する経路作成手段と、をさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項15にかかる発明は、請求項14にかかる発明において、前記固有機能処理手段は、各機能について色毎に複数備えられ、対応する色における前記機能の設定を色毎に行うこと、を特徴とする。
また、請求項16にかかる発明は、請求項13乃至15のいずれか一つにかかる発明において、処理の要求を受け付け、受け付けた該処理に必要な機能に対応する前記固有機能処理手段に対して、該機能に対して該処理に適した設定を要求する要求受付手段をさらに備え、前記固有機能処理手段は、前記要求受付手段からの要求に応じて、前記機能に対し前記処理に適した設定を行うこと、を特徴とする。
また、請求項17にかかる発明は、画像処理時に使用される機能に共通する情報を管理するデバイス管理手段と、前記デバイス管理手段を継承すると共に、前記機能毎に存在して、前記機能毎に複数の機種に共通している設定を行う共有機能処理手段と、前記共有機能処理手段を継承すると共に、前記機能毎に存在して、前記機能毎に自装置の機種固有の設定を行う固有機能処理手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項18にかかる発明は、請求項17にかかる発明において、前記固有機能処理手段と情報の送受信が可能な経路管理手段と、前記経路管理手段を継承すると共に、前記固有機能処理手段を生成する経路作成手段と、をさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項19にかかる発明は、請求項18にかかる発明において、前記固有機能処理手段は、各機能について色毎に複数備えられ、対応する色における前記機能の設定を色毎に行うこと、を特徴とする。
また、請求項20にかかる発明は、請求項17乃至19のいずれか一つにかかる発明において、処理の要求を受け付け、受け付けた該処理に必要な機能に対応する前記固有機能処理手段に対して、該機能に対して該処理に適した設定を要求する要求受付手段をさらに備え、前記固有機能処理手段は、前記要求受付手段からの要求に応じて、前記機能に対し前記処理に適した設定を行うこと、を特徴とする。
また、請求項21にかかる発明は、機能に対して設定を行う手段として、コンピュータを機能させるプログラムであって、機能に共通する情報を管理するデバイス管理手段と、前記デバイス管理手段を継承すると共に、前記機能毎に存在して、前記機能毎に複数の機種に共通している設定を行う共有機能処理手段と、前記共有機能処理手段を継承すると共に、前記機能毎に存在して、前記機能毎に自装置の機種固有の設定を行う固有機能処理手段と、としてコンピュータを機能させることを特徴とする。
請求項1にかかる発明によれば、デバイス管理手段が機能に共通する情報を管理し、共有機能処理手段が機種に共通する設定を行い、固有機能処理手段で機種に固有の設定を行うので、デバイス管理手段と共有機能処理手段を複数機種で共有化することができるので、ソフトウェアの生産性、再利用性を向上させるという効果を奏する。
また、請求項2にかかる発明によれば、経路作成手段が固有機能処理手段を生成するので、機能の追加、削除又は変更が行われた場合に経路作成手段に対して生成する固有機能処理手段を変更すれば生成する対象を変更できるので、複数の機種へのソフトウェアの生産性、再利用性を向上させるという効果を奏する。
また、請求項3にかかる発明によれば、固有機能処理手段は色毎に備えているので、機能の設定を色毎に行うことになり、当該機能について色毎に適切な設定を行うことができるという効果を奏する。
また、請求項4にかかる発明によれば、固有機能処理手段が色毎に生成されるので、当該機能について色毎に適切な設定を行うことができるという効果を奏する。
また、請求項5にかかる発明によれば、受け付けた処理に従って固有機能処理手段で適切な機能の設定を行うことができるという効果を奏する。
また、請求項6にかかる発明によれば、外部から受け付けた要求に応じて要求受付手段が生成されるので、受け付けた要求毎に必要な設定を制御できるという効果を奏する。
また、請求項7にかかる発明によれば、共有機能処理手段が機能において複数の機種に共通する設定を行う操作情報を有するので、当該機能を使用する際の処理が容易になるという効果を奏する。
また、請求項8にかかる発明によれば、当該操作を呼び出すことで、機種の異なる情報処理装置において入力処理で共通する設定を共有することで、機種毎に異なる入力処理のために変更が必要な範囲を限定できるので、機種毎の変更による影響を他の構成に及ぶのを抑えることができるという効果を奏する。
また、請求項9にかかる発明によれば、当該操作を呼び出すことで、機種の異なる情報処理装置において出力処理で共通する設定を共有することで、機種毎に異なる出力処理のために変更が必要な範囲を限定できるので、機種毎の変更による影響が他の構成に及ぶのを抑えることができるという効果を奏する。
また、請求項10にかかる発明によれば、固有機能処理手段が機能において自装置の機種に固有の設定を行う操作情報を有するので、当該機能を使用する際の処理が容易になるという効果を奏する。
また、請求項11にかかる発明によれば、情報処理装置が起動した時に固有機能処理手段を生成されるので、機能を使用する度に生成する必要が無く、迅速に処理を行うことが可能になるという効果を奏する。
また、請求項12にかかる発明によれば、デバイス管理手段が機能の状態を管理するので、処理の要求を受け付けた際に、機能が使用できるか否かなどの状態が確認できるので、待機するか否かなどの処理を行うための適切な判断が可能になるという効果を奏する。
また、請求項13にかかる発明によれば、デバイス管理手段が機能に共通する情報を管理し、共有機能処理手段が機種に共通する設定を行い、固有機能処理手段で機種に固有の設定を行うので、デバイス管理手段と共有機能処理手段を複数機種で共有化することができるので、ソフトウェアの生産性、再利用性を向上させるという効果を奏する。
また、請求項14にかかる発明によれば、経路作成手段が固有機能処理手段を生成するので、機能の追加、削除又は変更が行われた場合に経路作成手段に対して生成する固有機能処理手段を変更すれば生成する対象を変更できるので、複数の機種へのソフトウェアの生産性、再利用性を向上させるという効果を奏する。
また、請求項15にかかる発明によれば、固有機能処理手段は色毎に備えているので、機能の設定を色毎に行うことになり、当該機能について色毎に適切な設定を行うことができるという効果を奏する。
また、請求項16にかかる発明によれば、受け付けた処理に従って固有機能処理手段で適切な機能の設定を行うことができるという効果を奏する。
また、請求項17にかかる発明によれば、デバイス管理手段が機能に共通する情報を管理し、共有機能処理手段が機種に共通する設定を行い、固有機能処理手段で機種に固有の設定を行うので、デバイス管理手段と共有機能処理手段を複数機種で共有化することができるので、ソフトウェアの生産性、再利用性を向上させるという効果を奏する。
また、請求項18にかかる発明によれば、経路作成手段が固有機能処理手段を生成するので、機能の追加、削除又は変更が行われた場合に経路作成手段に対して生成する固有機能処理手段を変更すれば生成する対象を変更できるので、複数の機種へのソフトウェアの生産性、再利用性を向上させるという効果を奏する。
また、請求項19にかかる発明によれば、固有機能処理手段は色毎に備えているので、機能の設定を色毎に行うことになり、当該機能について色毎に適切な設定を行うことができるという効果を奏する。
また、請求項20にかかる発明によれば、受け付けた処理に従って固有機能処理手段で適切な機能の設定を行うことができるという効果を奏する。
また、請求項21にかかる発明によれば、デバイス管理手段が機能に共通する情報を管理し、共有機能処理手段が機種に共通する設定を行い、固有機能処理手段で機種に固有の設定を行うので、デバイス管理手段と共有機能処理手段を複数機種で共有化することができるので、ソフトウェアの生産性、再利用性を向上させるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる情報処理装置、画像処理装置、画像形成装置及び情報処理プログラムの最良な実施の形態を詳細に説明する。なお、本実施の形態では、この発明を画像形成装置に適用した場合について説明するが、本発明はこれに限らず、任意の機能を備えた各種装置に適用することができる。
また、本発明の一実施の形態として、画像形成装置であってコピー機能、ファクシミリ(FAX)機能、プリント機能、スキャナ機能及び入力画像(スキャナ機能による読み取り原稿画像やプリンタあるいはFAX機能により入力された画像)を配信する機能等を複合したいわゆるMFP(Multi Function Peripheral)と称される複合機に適用した例を示す。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態にかかる複合機100のブロック構成の概要を示す図である。本図に示すように複合機100の内部は、システム制御部101と、画像処理部102と、画像記憶部103と、アプリ制御部104と、操作部105と、表示部106と、読取部107と、印刷部108と、を備えている。また、これら各部は、バス等により接続されている。また、システム制御部101と、画像記憶部103と、アプリ制御部104と、を複合機100をコントロールする制御部10とする。また、画像処理部102と、印刷部108と、を印刷処理を行うエンジン部60とする。
システム制御部101は、後述するCPU等に含まれる構成とし、複合機100の各部を制御するシーケンスを実行する。また、システム制御部101は、図示しない記憶部に格納された情報処理プログラムを読み込むことで、後述するソフトウェア構成が形成される。
アプリ制御部104は、後述するCPU等に含まれる構成とし、複合機100が備えたアプリケーションの動作を制御する。また、制御するアプリケーションとしては、例えばコピーアプリ、スキャナアプリ、FAXアプリ、プリンタアプリ等とする。
画像記憶部103は、後述する読取部107で読み取られた画像データを記憶する。また、画像記憶部103に記憶される画像データは、読取部107から読み込まれた画像データに制限するものではなく、例えば、図示しないネットワークを介して入力処理された画像データでもよい。また、画像記憶部103は、本実施の形態においてはHDD(Hard Disk Drive)とするが、光ディスク、メモリカード、RAM(Random Access Memory)などの一般的に利用されているあらゆる記憶手段により構成することができる。
操作部105は、利用者からの操作を受け付け可能な構成とし、テンキー、スタートキー、ファンクションキー、ワンタッチキー等の各種操作キーやタッチパネルにより構成されている。
表示部106は、ユーザが操作部から入力した画像形成装置の動作に関する各種命令内容や、画像形成装置からユーザに用紙切れや、記録紙詰まり等の各種情報を表示するための装置であり、本実施の形態ではタッチパネルとする。読取部107は、画像情報に対して光走査を行い、画像情報としての読取処理を行う。
画像処理部102は、システム制御部101により形成されたソフトウェア構成に従って、画像データに対して画像処理を行う。なお、行われる画像処理の機能等については、後述する。
印刷部108は、画像記憶部103に記憶されている画像データを取得して記録紙に印刷する。
次に、複合機100が備えるハードウェア構成について詳述する。図2は、かかる複合機100のハードウェア構成を示すブロック図である。本図に示すように、この複合機100は、制御部10とエンジン部(Engine)60とスキャン部70とをPCI(Peripheral Component Interconnect)バスで接続した構成となる。制御部10は、複合機100全体の制御と描画、通信、操作パネル20からの入力を制御するコントローラである。
操作パネル20は、上述した表示部106に相当する液晶タッチパネル21と、上述した操作部105に相当するテンキー22やスタートキー23等の利用者からの操作を受け付けるキーとを、備えている。
エンジン部60は、PCIバスに接続可能なプリンタエンジン等であり、たとえば白黒プロッタ、1ドラムカラープロッタ、4ドラムカラープロッタ、スキャナまたはファックスユニット等である。なお、このエンジン部60は、プロッタ等のいわゆる印刷部108に加えて、誤差拡散やガンマ変換等の画像処理部102を含んでいる。
スキャン部70は、上述した読取部107に相当し、PCIバスに接続可能なイメージスキャナ(図示しない)等を備え、原稿に光を照射してその反射光を、光学系を介してイメージスキャナに入射することによって原稿を走査し、原稿の画像情報を読み取る。
制御部10は、CPU11と、ノースブリッジ(NB)13と、システムメモリ(MEM−P)12と、サウスブリッジ(SB)14と、ローカルメモリ(MEM−C)17と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)16と、ハードディスクドライブ(HDD)18とを有し、ノースブリッジ(NB)13とASIC16との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス15で接続した構成となる。また、MEM−P12は、ROM(Read Only Memory)12aと、RAM(Random Access Memory)12bとをさらに有する。これらが、図1で示したシステム制御部101と、画像処理部102と、アプリ制御部104と、画像記憶部103と、を実現するハードウェア構成となる。
CPU11は、複合機100の全体制御をおこなうものであり、NB13、MEM−P12及びSB14からなるチップセットを有し、このチップセットを介して他の機器と接続される。
NB13は、CPU11とMEM−P12、SB14、AGP15とを接続するためのブリッジであり、MEM−P12に対する読み書き等を制御するメモリコントローラと、PCIマスタ及びAGPターゲットとを有する。
MEM−P12は、後述するソフト構成を実現する情報処理プログラムやデータの格納用メモリ、情報処理プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリ等として用いるシステムメモリであり、ROM12aとRAM12bとからなる。ROM12aは、情報処理プログラムやデータの格納用メモリとして用いる読み出し専用のメモリであり、RAM12bは、情報処理プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリ等として用いる書き込み及び読み出し可能なメモリである。
SB14は、NB13とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。このSB14は、PCIバスを介してNB13と接続されており、このPCIバスには、ネットワークインターフェース(I/F)部等も接続される。
ASIC16は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGP15、PCIバス、HDD18及びMEM−C17をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC16は、PCIターゲット及びAGPマスタと、ASIC16の中核をなすアービタ(ARB)と、MEM−C17を制御するメモリコントローラと、ハードウェアロジック等により画像データの回転等をおこなう複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)と、エンジン部60との間でPCIバスを介したデータ転送をおこなうPCIユニットとからなる。
また、このASIC16には、PCIバスを介してFCU(Fax Control Unit)30、USB(Universal Serial Bus)40、IEEE1394(the Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)インターフェース50が接続される。
MEM−C17は、コピー用画像バッファ、符号バッファとして用いるローカルメモリであり、HDD(Hard Disk Drive)18は、画像データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。
AGP15は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレーターカード用のバスインターフェースであり、MEM−P12に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレーターカードを高速にするものである。
次に、本実施の形態にかかる複合機100を制御するクラス構成について説明する。図3は、本実施の形態にかかる複合機100を制御するクラス構成を示した図である。本図に示すように、複合機100は、要求受付ソフトウェア部品201と、画像経路ソフトウェア部品202と、デバイス制御ソフトウェア部品203と、を備えている。図3はオブジェクト指向のソフトウェア開発における、プログラム設計図の統一表記法である統一モデリング言語UMLを用いた表記である。
また、本図に示す複合機100の機種は、機種Aとする。この機種Aは、画像データの入力処理が行われた後、画像処理としてガンマ補正処理と、パターン出力処理と、変倍処理とを行い、画像処理が行われた後に出力処理を行う。
また、デバイス制御ソフトウェア部品203は、デバイス状態管理層203aと、共有機能処理層203bと、固有機能処理層203cとを、備えている。次に、これらの構成が備えるクラスについて説明する。
また、デバイス状態管理層203aに含まれる各クラスは、換言すればデバイス管理手段に相当する。また、共有機能処理層203bに含まれる各クラスは、換言すれば共有機能処理手段に相当する。また、固有機能処理層203cに含まれる各クラスは、換言すれば固有機能処理手段に相当する。
要求受付ソフトウェア部品201は、要求受付クラス210を備える。画像経路ソフトウェア部品202は、経路管理クラス220と、機種A_経路作成クラス221と、を備える。
デバイス状態管理層203aは、デバイス状態管理クラス240を備え、デバイス毎に実行中か否かなどを示した状態を管理する。
共有機能処理層203bは、デバイス状態管理クラス240を継承した入力処理クラス250と、ガンマ補正処理クラス251と、パターン出力処理クラス252と、変倍処理クラス253と、出力処理クラス254と、を備える。これらクラスは、機能毎に備えられるものであり、複数の機種に共通する機能毎の情報を管理する。この機能の情報としては、当該機能において複数の機種に共通する設定手順や設定パラメータ等とする。これにより、各機能において、複数の機種に共通する設定を行うことが可能になる。
固有機能処理層203cは、共有機能処理層203bが備える各クラスを継承した機種A_入力IF処理クラス260と、機種A_ガンマ補正処理クラス261と、機種A_パターン出力処理クラス262と、機種A_変倍処理クラス263と、機種A_出力IF処理クラス264と、を備える。これらクラスは、機能毎に備えられるものであり、機能毎の機種A固有の情報を管理する。機種A固有の情報は、機種Aに固有の設定手順や設定パラメータ等とする。これにより、各機能において、機種A固有の設定を行うことが可能となる。
各クラスを示す矩形は3段の区画を有し、上から、クラス名を示す名前区画、クラスが有するデータ(属性)を示す属性区画およびクラスが有する処理(操作)を示す操作区画と呼ばれる。たとえば、要求受付クラス210を示す矩形の名前区画は、かかるクラスのクラス名が「要求受付」であることを示し、属性区画は、かかるクラスが有する属性が、「色」であることを示し、操作区画は、かかるクラスが有する操作が、「準備要求()」と「準備終了通知()」であることを示している。
このように、各クラスは、データ(属性)を所持するための属性区画と、かかる属性の書き込みおよび読み出しをおこなう処理(操作)を所持するための操作区画とを有している。これらのクラスは、情報処理プログラムの一部として含まれるので、あらかじめROM12aに格納されたこのプログラムが実行されると、各クラスはRAM12bの所定領域に実体化され、属性区画に含まれる各データ(属性)がRAM12b上に展開される。したがって、クラスを実体化したインスタンスは、RAM12b上の各データ(属性)の書き込みおよび読み出しをすることが可能となる。
なお、属性や操作といったクラスの要素の左側に「−」記号を付した場合は、かかる要素は外部のクラスには非公開であることを示し、「+」記号を付した場合は、かかる要素は外部のクラスに公開されていることを示す。また、操作については「準備要求()」のように「()」記号を付することが通例であり、「(引数1,引数2)」のように、かかる操作に引き渡す引数を記述する場合もある。
また、クラス間が線で結ばれている場合は関係があることを示している。そして、これらクラスが実体化された場合(なお、実体化されたクラスをインスタンスという)、関係付けられたクラスのインスタンス(実態化されたクラス)が互いにメッセージを送受信し、協調動作する。これにより、複合機100の制御を実現する。なお、メッセージ送受信と協調動作の方法は実装依存となる。
次に、図3に示した各クラスについて説明する。要求受付クラス210は、外部から処理の要求を受け付けるクラスである。具体的には、この要求受付クラス210は、属性として、色210aを有し、操作として、準備要求()210bと、準備終了通知()210cを有する。なお、かかる要求受付クラス210を実体化したインスタンスが生成されると、色210aはRAM12b上に展開されるので、これらのデータ(属性)の書き込みおよび読み出しをすることが可能となる。なお、以下に示すクラスが有する属性も同様に、インスタンスが生成された場合に読み書きが可能となる。
色210aは、画像処理の対象となる色を保持する。この色210aは、例えばRGBにおいては赤、緑、青となる。なお、色の表現方法はRGBに制限するものではなく、CMYKを用いても良い。つまり、要求受付クラス210の実体化されたインスタンスは、利用者等から受け付けた画像処理の対象となる色毎に生成される。
準備要求()210bは、外部からの画像処理の要求を受け付けた場合、後述する機種A_経路作成クラス221を実体化したインスタンスの準備要求()220dを呼び出す。
準備終了通知()210cは、機種A_経路作成クラス221を実体化したインスタンスから、準備が終了した旨の通知を受け付け、外部に対して準備が終了した旨を通知する。
経路管理クラス220は、デバイス制御ソフトウェア部品203が有するクラスが実体化されたインスタンスとの間でメッセージの送受信をおこなうクラスである。具体的には、この経路管理クラス220は、属性として、色220a、状態220bおよびデバイス制御の数220cを有し、操作として、準備要求()220d及び準備終了通知()220eを有する。この経路管理クラス220は、機種A_経路作成クラス221の上位クラス(スーパークラス)であり、経路管理クラス220自体が実体化されることはないが、経路管理クラス220の属性および操作は、下位クラス(サブクラス)である機種A_経路作成クラス221に継承される。
色220aは、画像処理の対象となる色を保持する。この色220aは、例えばRGBにおいては赤、緑、青となる。なお、色の表現方法はRGBに制限するものではなく、CMYKを用いても良い。
状態220bは、経路管理インスタンス220Aの状態(例えば、待機中または実行中であるか等)を管理する。
デバイス制御の数220cは、デバイス制御ソフトウェア部品203に含まれるクラスを実体化したインスタンスのうち、経路管理インスタンス220Aが管理しているインスタンスの数を保持している。
準備要求()220dは、要求受付インスタンス210Aから呼び出され、デバイス状態管理クラス240を継承するクラスを実体化したインスタンスに対して受け付けた処理で使用される各機能について準備を要求する。
準備終了通知()220eは、デバイス状態管理クラス240を継承するクラスを実体化したインスタンスから呼び出され、要求受付インスタンス210Aを実体化したインスタンスの準備終了通知()210cを呼び出す。
機種A_経路作成クラス221は、経路管理クラス220を継承し、デバイス制御ソフトウェア部品203が有するクラスを制御する。例えば、機種A_経路作成クラス221を実体化した機種A_経路作成インスタンス221Aは、固有機能処理層203cの各クラスのインスタンスの生成を行う。つまり、機種A_経路作成クラス221と、後述する固有機能処理層203cの各クラスとの間を繋ぐ破線は、生成関係にあることを示している。つまり、機種A_経路作成インスタンス221Aが、固有機能処理層203cの有する各クラスのインスタンスを生成することで、生成されたインスタンスにより各機能の設定等が可能となる。これにより、複合機100で、これら機能を使用した画像処理が可能となる。
デバイス状態管理クラス240は、各機能に共通する情報を管理するクラスである。各機能に共通する情報の例としては、各機能の当該クラスが実体化されたインスタンスの状態等とする。具体的には、このデバイス状態管理クラス240は、属性として、状態240aを有し、操作として、準備要求()240bを有する。このデバイス状態管理クラス240は、共有機能処理層203b及び固有機能処理層203cに含まれるクラスの上位クラス(スーパークラス)であり、デバイス状態管理クラス240自体が実体化されることはないが、デバイス状態管理クラス240の属性および操作は、下位クラス(サブクラス)に継承される。
状態240aは、当該クラスを継承するクラスを実体化したインスタンスの状態(例えば、待機中または実行中であるか等)を管理する。
準備要求()240bは、機種A_経路作成インスタンス221Aから呼び出された場合、状態240aにより設定可能か否か判断し、設定可能と判断した場合、当該デバイス状態管理クラス240を継承するクラスを実体化したインスタンスが、当該インスタンスの有する機能の設定を行う。
入力処理クラス250は、画像データの入力処理時に、入力処理について複数の機種に共通する設定や制御を行うクラスである。具体的には、この入力処理クラス250は、属性として、入力画像サイズ250aおよび入力アドレス250bを有し、操作として、パラメータ計算設定()250cを有する。また、入力処理とは、複合機100の自動原稿送り装置(ADF)などから原稿の読取処理を行い、読取処理により得られたデータを複合機100で扱う画像形式への変換をする処理をいう。
入力画像サイズ250aは、入力する画像データのサイズを保持する。入力アドレス250bは、入力する画像データの入力元を特定するアドレスを保持する。
パラメータ計算設定()250cは、親クラスが備える準備要求()240bから呼び出され、入力処理について機種に共通する設定を行ったあと、後述する機種固有計算設定()260aを呼びだす。また、共有機能処理層203bの各クラスが備える操作‘パラメータ計算設定()’も同様に、各クラスが行う処理について機種に共通する設定を行うものとして、説明を省略する。なお、このパラメータ計算設定()は、呼び出しを容易にするためにデバイス状態管理クラスに定義しても良い。
ガンマ補正処理クラス251は、ガンマ補正処理について、複数の機種に共通する設定や制御を行うクラスである。具体的には、このガンマ補正処理クラス251は、属性として、ガンマテーブル251aを有し、操作として、パラメータ計算設定()251bを有する。
ガンマテーブル251aは、ガンマ計算に用いるテーブルを保持する。
パターン出力処理クラス252は、パターン出力処理について、複数の機種に共通する設定や制御(例えば、パラメータ計算)を行うクラスである。具体的には、このパターン出力処理クラス252は、属性として、出力モード252aおよびパターン種類252bを有し、操作として、パラメータ計算設定()252cを有する。
出力モード252aは、出力する画像データに対してパターンを出力するか否か、及び出力する場合にパターンを合成するか上書きするか判断するためのモード値を保持する。
パターン種類252bは、格子状やグラデーションなど出力するパターンの種類を保持する。
変倍処理クラス253は、変倍処理について、複数の機種に共通する設定や制御(例えば、パラメータ計算)を行うクラスである。具体的には、この変倍処理クラス253は、属性として、変倍率253aを有し、操作として、パラメータ計算設定()253bを有する。
変倍率253aは、画像データに対して変倍処理を行う際の変倍率を保持する。
出力処理クラス254は、画像データの出力処理時に、出力処理について複数の機種に共通する設定や制御を行うクラスである。具体的には、この出力処理クラス254は、属性として、出力方法254aを有し、操作として、パラメータ計算設定()254bを有する。
出力方法254aは、画像データに含まれる一画素あたりのビットの数を保持する。また、出力方法254aは、画像データをパッキングする場合に何画素単位でパッキングするかという出力時に必要な情報を保持する。
また、上述した入力処理クラス250、ガンマ補正処理クラス251、パターン出力処理クラス252、変倍処理クラス253及び出力処理クラス254は、固有機能処理層203cに含まれ、且つ線で結ばれている各クラスの上位クラス(スーパークラス)であり、入力処理クラス250、ガンマ補正処理クラス251、パターン出力処理クラス252、変倍処理クラス253及び出力処理クラス254自体が実体化されることはないが、これら各クラスの属性および操作は、下位クラス(サブクラス)に継承される。次に、固有機能処理層203cに含まれた各クラスについて説明する。
機種A_入力IF処理クラス260は、画像データの入力処理時に、入力処理について、機種Aに固有の設定や制御を行うクラスである。具体的には、この機種A_入力IF処理クラス260は、操作として、機種固有計算設定()260aを有する。
機種固有計算設定()260aは、親クラスが保持するパラメータ計算設定()から呼び出され、機種A固有の設定を行ったあと、機種A_経路作成インスタンス221Aの準備終了通知()220eを呼び出して、終了した旨を通知する。また、この機種固有計算設定()は、呼び出しを容易にするために共有機能処理層203bに含まれる各クラスで定義のみしていても良い。なお、固有機能処理層203cの各クラスが備える操作‘機種固有計算設定()’も同様とする。
機種A_ガンマ補正処理クラス261は、ガンマ補正処理について、機種Aに固有の設定や制御(例えば、機種Aに固有なパラメータ計算や、機種Aに固有なパラメータ設定)を行うクラスである。具体的には、この機種A_ガンマ補正処理クラス261は、操作として、機種固有計算設定()261aを有する。
機種A_パターン出力処理クラス262は、パターン出力処理について、機種Aに固有の設定や制御(例えば、機種Aに固有なパラメータ計算や、機種Aに固有なパラメータ設定)を行うクラスである。具体的には、この機種A_パターン出力処理クラス262は、操作として、機種固有計算設定()262aを有する。
機種A_変倍処理クラス263は、変倍処理について、機種Aに固有の設定や制御(例えば、機種Aに固有なパラメータ計算や、機種Aに固有なパラメータ設定)を行うクラスである。具体的には、この機種A_変倍処理クラス263は、操作として、機種固有計算設定()263aを有する。
機種A_出力IF処理クラス264は、画像処理が終了した後の画像データの出力処理時に、出力処理について、機種Aに固有の設定や制御を行うクラスである。具体的には、この機種A_出力IF処理クラス264は、操作として、機種固有計算設定()264aを有する。
図3に示すように、UMLクラス図においては、クラス間に何らかの関係がある場合には、それらのクラスを表す矩形の間が直線で結ばれる。また直線に付された数字はクラスの多重度を表す。多重度とは、直線で結ばれた他方のクラスのインスタンスと関連付けられて生成されるインスタンスの数のことである。
次に、要求受付クラス210と経路管理クラス220とのクラス関係について説明する。1個の経路管理インスタンス220Aは、0又は1個の要求受付インスタンス210Aと関連づけられる。
そして、経路管理クラス220と機種A_経路作成クラス221とのクラス関係について説明する。経路管理クラス220は、機種A_経路作成クラス221の上位クラス(スーパークラス)であり、機種A_経路作成クラス221は、経路管理クラス220の属性および操作を継承する。
次に、経路管理クラス220と、デバイス状態管理クラス240とのクラス関係について説明する。経路管理クラス220側に記された白抜きのひし形は集約関係をあらわしている。集約関係とは、あるクラスが別のクラスの一部として含まれる関係のことである。具体的には、画像処理について、複数の機能(デバイス等も含まれる)により一つの経路を形成するので、経路管理クラス220は、デバイス状態管理クラス240を集約する関係を有する。
また、1個の経路管理インスタンス220Aは、0個以上複数のデバイス状態管理クラス240を継承したクラスを実体化したインスタンスを管理する。このため、かかるデバイス状態管理クラス240を継承したクラスを実体化したインスタンスは、1個の経路管理インスタンス220Aに対して1個以上n個以下の範囲で存在する。
また、入力処理クラス250、ガンマ補正処理クラス251、パターン出力処理クラス252、変倍処理クラス253、出力処理クラス254は、デバイス状態管理クラス240を継承する。また、機種A_入力IF処理クラス260は入力処理クラス250を継承し、機種A_ガンマ補正処理クラス261はガンマ補正処理クラス251を継承し、機種A_パターン出力処理クラス262はパターン出力処理クラス252を継承し、機種A_変倍処理クラス263は変倍処理クラス253を継承し、機種A_出力IF処理クラス264は出力処理クラス254を継承する。
そして、複合機100に電源が投入された場合に、機種A_経路作成インスタンス221Aが生成される。そして、生成された機種A_経路作成インスタンス221Aが、機種A_入力IF処理インスタンス260A、機種A_ガンマ補正処理インスタンス261A、機種A_パターン出力処理インスタンス262A、機種A_変倍処理インスタンス263A及び機種A_出力IF処理インスタンス264Aを生成する。そして、要求受付インスタンス210Aは、外部から画像処理の要求を受け付ける度に生成され、すでに生成されている機種A_経路作成インスタンス221Aに対して画像処理を行うための設定を要求する。
このように、要求受付クラス210、経路管理クラス220、機種A_経路作成クラス221、デバイス状態管理クラス240、入力処理クラス250、ガンマ補正処理クラス251、パターン出力処理クラス252、変倍処理クラス253、出力処理クラス254、機種A_入力IF処理クラス260、機種A_ガンマ補正処理クラス261、機種A_パターン出力処理クラス262、機種A_変倍処理クラス263、機種A_出力IF処理クラス264の各インスタンスは、相互に関連し合い、協調して、画像処理に必要な機能を実現している。
次に、図3で示した各クラスの操作の実行手順について例をあげて説明する。図4は、複合機100が画像処理の要求を受け付けた場合の処理の準備を行う操作の実行手順を示すUMLシーケンス図である。
ここで、UMLシーケンス図について説明しておく。図4の上部に並んだ矩形は、それぞれがクラスを実体化したインスタンスを示している。各インスタンスから下方に伸びた線は、各インスタンスが生存していることを示す線(ライフライン)であり、上方から下方に向かって時間が流れているものとみなされる。この線上に存在する細長い矩形は、当該のインスタンスが実際に活動している期間(活性期間)を示す。
各ライフラインの間を結ぶ横向きの矢印は、インスタンスに含まれる操作の実行を示す。具体的には、この矢印は、矢印の元のインスタンスが、矢印の先のインスタンスに含まれる操作を呼び出すことを示す。また、矢印が自分自身のインスタンスを指している場合は、インスタンスが自分に含まれる操作を自身で呼び出すことを意味する。
まず、利用者が複合機100でコピー機能などの実行を指示すると、要求受付インスタンス210Aが生成され、当該要求受付インスタンス210Aの準備要求()210bを呼び出す。
そして、図4に示すように、要求受付インスタンス210Aは、画像処理のための設定を行うために、機種A_経路作成インスタンス221Aの準備要求()220dを呼び出す(ステップS401)。準備要求()220dを呼び出された機種A_経路作成インスタンス221Aは、画像処理に必要なインスタンスに対して画像処理の準備を要求する。
具体的には、機種A_経路作成インスタンス221Aは、機種A_入力IF処理インスタンス260Aの準備要求()240bを呼び出す(ステップS402)。次に、機種A_経路作成インスタンス221Aは、機種A_ガンマ補正処理インスタンス261Aの準備要求()240bを呼び出す(ステップS403)。そして、機種A_経路作成インスタンス221Aは、機種A_パターン出力処理インスタンス262Aの準備要求()240bを呼び出す(ステップS404)。
さらに、機種A_経路作成インスタンス221Aは、機種A_変倍処理インスタンス263Aの準備要求()240bを呼び出す(ステップS405)。次に、機種A_経路作成インスタンス221Aは、機種A_出力IF処理インスタンス264Aの準備要求()240bを呼び出す(ステップS406)。
そして、準備要求()240bを呼び出された機種A_入力IF処理インスタンス260Aは、状態240aにより画像処理の準備が可能か否か判断する。そして、可能と判断した場合、機種A_入力IF処理インスタンス260Aは、自インスタンスが有するパラメータ計算設定()250cを呼び出す(ステップS407)。これにより、入力処理において、機種に共通の設定が行われる。
次に、パラメータ計算設定()250cが呼び出された機種A_入力IF処理インスタンス260Aは、機種に共通の設定を行ったあと、機種固有計算設定()260aを呼び出す(ステップS408)。これにより、入力処理において、機種Aに固有の設定が行われる。
そして、機種固有計算設定()260aが呼び出された機種A_入力IF処理インスタンス260Aは、機種Aに固有の設定を行ったあと、機種A_経路作成インスタンス221Aの準備終了通知()220eを呼び出す(ステップS409)。これにより、入力処理のための設定を終了したことが通知されたことになる。
次に、準備要求()240bを呼び出された機種A_ガンマ補正処理インスタンス261Aは、状態240aにより画像処理の準備か可能か否か判断する。そして、可能と判断した場合、機種A_ガンマ補正処理インスタンス261Aは、自インスタンスが有するパラメータ計算設定()251bを呼び出す(ステップS410)。これにより、ガンマ補正処理において、機種に共通の設定が行われる。
そして、パラメータ計算設定()251bが呼び出された機種A_ガンマ補正処理インスタンス261Aは、機種に共通の設定を行ったあと、機種固有計算設定()261aを呼び出す(ステップS411)。これにより、ガンマ補正処理において、機種Aに固有の設定が行われる。
次に、機種固有計算設定()261aが呼び出された機種A_ガンマ補正処理インスタンス261Aは、機種Aに固有の設定を行ったあと、機種A_経路作成インスタンス221Aの準備終了通知()220eを呼び出す(ステップS412)。これにより、ガンマ補正処理のための設定を終了したことが通知されたことになる。
そして、準備要求()240bを呼び出された機種A_パターン出力処理インスタンス262Aは、状態240aにより画像処理の準備か可能か否か判断する。そして、可能と判断した場合、機種A_パターン出力処理インスタンス262Aは、自インスタンスが有するパラメータ計算設定()252cを呼び出す(ステップS413)。これにより、パターン出力処理において、機種に共通の設定が行われる。
次に、パラメータ計算設定()252cが呼び出された機種A_パターン出力処理インスタンス262Aは、機種に共通の設定を行ったあと、機種固有計算設定()262aを呼び出す(ステップS414)。これにより、入力処理において、機種Aに固有の設定が行われる。
そして、機種固有計算設定()262aが呼び出された機種A_パターン出力処理インスタンス262Aは、機種Aに固有の設定を行ったあと、機種A_経路作成インスタンス221Aの準備終了通知()220eを呼び出す(ステップS415)。これにより、パターン出力処理のための設定を終了したことが通知されたことになる。
次に、準備要求()240bを呼び出された機種A_変倍処理インスタンス263Aは、状態240aにより画像処理の準備か可能か否か判断する。そして、可能と判断した場合、機種A_変倍処理インスタンス263Aは、自インスタンスが有するパラメータ計算設定()253bを呼び出す(ステップS416)。これにより、変倍処理において、機種に共通の設定が行われる。
そして、パラメータ計算設定()253bが呼び出された機種A_変倍処理インスタンス263Aは、機種に共通の設定を行ったあと、機種固有計算設定()263aを呼び出す(ステップS417)。これにより、変倍処理において、機種Aに固有の設定が行われる。
次に、機種固有計算設定()263aが呼び出された機種A_変倍処理インスタンス263Aは、機種Aに固有の設定を行ったあと、機種A_経路作成インスタンス221Aの準備終了通知()220eを呼び出す(ステップS418)。これにより、変倍処理のための設定を終了したことが通知されたことになる。
そして、準備要求()240bを呼び出された機種A_出力IF処理インスタンス264Aは、状態240aにより画像処理の準備か可能か否か判断する。そして、可能と判断した場合、機種A_出力IF処理インスタンス264Aは、自インスタンスが有するパラメータ計算設定()254bを呼び出す(ステップS419)。これにより、出力処理において、機種に共通の設定が行われる。
次に、パラメータ計算設定()254bが呼び出された機種A_出力IF処理インスタンス264Aは、機種に共通の設定を行ったあと、機種固有計算設定()264aを呼び出す(ステップS420)。これにより、出力処理において、機種Aに固有の設定が行われる。
そして、機種固有計算設定()264aが呼び出された機種A_出力IF処理インスタンス264Aは、機種Aに固有の設定を行ったあと、機種A_経路作成インスタンス221Aの準備終了通知()220eを呼び出す(ステップS421)。これにより、出力処理のための設定を終了したことが通知されたことになる。
次に、固有機能処理層203cに含まれるクラスを実体化したインスタンス全てから準備終了通知()220eが呼び出された機種A_経路作成インスタンス221Aは、要求受付インスタンス210Aの準備終了通知()210cを呼び出す(ステップS422)。
これにより、画像処理の準備が終了したことを、複合機100が認識できる。また、複合機100は、画像処理の準備終了通知の受信を、他動作におけるタイミング制御に使用することもできる。
なお、上述したインスタンスは、色毎に生成されるため、上述した処理も色毎に行われることになる。これにより、色毎に適切な設定が行われることになる。
そして、画像処理の準備が終了したあとに、複合機100に対して画像データが入力された場合、複合機100は、予め設定されたパラメータに基づいて画像処理を行った後に、画像処理が行われた画像データを出力する。
また、画像処理の例として、パターン出力の設定がなされている場合、複合機100は、設定されたパターンを、入力処理された画像データに対して合成又は上書き処理を行う。このように画像処理が行われた画像データは、複合機100から出力される。
以上のように、各ソフトウェア部品がメッセージを送受信することで複合機100の画像処理の準備が行われることになる。そして、画像処理の準備がソフトウェア上で行われているので、複合機100はハードウェアデバイスを用いて画像処理の制御を実現することができる。
次に、上述した複合機100のソフトウェア構成により制御される画像処理について説明する。図5は、複合機100が備える画像処理に関する構成と画像データの入出力を示す図である。本図に示すように、複合機100は、画像処理の機能毎に、画像処理モジュールを備えている。
本図に示すように複合機100は、画像処理モジュールとして、入力処理モジュール501、ガンマ補正処理モジュール502、パターン出力処理モジュール503、変倍処理モジュール504、出力処理モジュール505を有する。
入力処理モジュール501は、図1で示したブロック構成でいうと、原稿から読み取り処理を行った画像データに対して画像処理を行う場合、読取部107が相当する。なお、入力処理モジュール501は、HDDから読取処理を行う構成等でも良い。
ガンマ補正処理モジュール502は、図1で示したブロック図では、画像処理部102に含まれ、ガンマ補正を行うためのモジュールとする。
パターン出力処理モジュール503は、図1で示したブロック図では、画像処理部102に含まれ、例えば、画像データに対して格子やグラデーション模様のパターンを出力する。これにより、複合機100は、入力された画像データに対して合成や上書き等をするテスト印刷の機能として使用できる。また、パターン出力処理モジュール503では、パターン出力を行なわずに、後段の変倍処理モジュール504に出力することもできる。
変倍処理モジュール504は、図1で示したブロック図では、画像処理部102に含まれ、変倍処理を行うためのモジュールとする。
出力処理モジュール505は、画像処理が行われた画像データに対して、出力処理するための画像形式に変換して、後段部への出力処理を行なう。また、出力処理モジュール505は、図1で示したブロックでいうと、印刷出力する場合は、印刷部108が相当する。なお、出力処理モジュール505は、HDDに対して書き込み処理を行う構成等でも良い。
これら各画像処理モジュールは、例えばレジスタのようなパラメータ設定部を備えている。そして、パラメータ設定部には、各モジュールが行なう画像処理を特徴づけるパラメータが設定される。これらパラメータが設定されることで、各モジュールは、設定されたパラメータに従って画像処理を行なう。
これらパラメータ設定は、上述した機種A_入力IF処理インスタンス260A、機種A_ガンマ補正処理インスタンス261A、機種A_パターン出力処理インスタンス262A、機種A_変倍処理インスタンス263A、機種A_出力IF処理インスタンス264Aにより行われる。これにより機種Aに適した画像処理が可能となる。
なお、パラメータ設定は、複合機100内で行うことに制限するものではなく、I2C(Inter-Integrated Circuit)バス等を介して行われた通信で設定されるものでもよい。これにより、複合機100に画像データが入力された場合、設定されているパラメータに基づいて画像処理を行なうことができる。
また、機種Aに対して新たな機能を追加した場合には、複合機100のクラス構成も変更される。図6は、図3で示した複合機100にシフト処理の機能を追加した複合機600のクラス構成を示した図である。なお、デバイス状態管理層601aは、デバイス状態管理層203aと同じ構成として、説明を省略する。
シフト処理クラス610は、画像データに対して行うシフト処理について、複数の機種に共通する設定や制御(例えば、パラメータ計算)を行うクラスである。具体的には、このシフト処理クラス610は、属性として、シフト幅610aを有し、操作として、パラメータ計算設定()610bを有する。シフト幅610aは、画像データを移行させるシフト幅を保持する。また、パラメータ計算設定()610bは、図3で説明したものと同様の処理を行うものとして、説明を省略する。
機種A_シフト処理クラス620は、シフト処理について、機種Aに固有の設定や制御(例えば、機種Aに固有なパラメータ計算や、機種Aに固有なパラメータ設定)を行うクラスである。具体的には、この機種A_シフト処理クラス620は、操作として、機種固有計算設定()620aを有する。また、機種固有計算設定()620aは、図3で説明したものと同様の処理を行うものとして、説明を省略する。
機種A_経路作成クラス630は、機種A_経路作成クラス221と異なる点として、機種A_シフト処理クラス620にインスタンスの生成も行う点とする。これによって、画像処理を行う際にシフト処理を可能とする。
つまり、複合機100に画像処理に関する機能を追加する場合、共有機能処理層601bに複数の機種に共通する機能を示すクラスを、デバイス状態管理クラス240を継承させた上で追加する。そして、固有機能処理層601cに機種に固有の機能の設定を行うクラスを、共有機能処理層601bに追加したクラスを継承させた上で追加する。さらに、機種A_経路作成クラス630に対して、固有機能処理層601cに追加したクラスのインスタンスを生成するように変更する。つまり、共通機能処理層601bと固有機能処理層601cのそれぞれに新たな機能を示すクラスの追加と、機種A経路作成クラスを変更するだけで、新たな機能が使用可能となる。
このように、本実施の形態においては、機種A_経路作成クラス630以外のクラスに対して変更を行うことなく、新たな機能を示すクラスを追加できるので、機能の追加する際の開発負担が軽減される。
図3及び図6で示した複合機100のクラス構成において、同様の機能を備える他機種で使用されるクラスも存在する。そこで、第1の実施の形態の変形例として、複合機の機種Bに適用した例について説明する。
図7は、第1の実施の形態の変形例にかかる機種Bの複合機700のクラス構成を示した図である。本図に示すように、機種Bは機種Aと比べて、ガンマ補正処理機能が削除され、フィルタ処理機能が追加されている。なお、第1の実施の形態と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略している。また、デバイス状態管理層701aは、デバイス状態管理層203aと同様の構成として、その説明を省略する。
本図に示すクラス構成は、図3で示したクラス構成と比べて、共有機能処理層701bにおいて、ガンマ補正処理クラス251が削除され、フィルタ処理クラス720が追加されている。
フィルタ処理クラス720は、画像データに対して行うフィルタ処理について、複数の機種に共通する設定や制御(例えば、パラメータ計算)を行うクラスである。具体的には、このフィルタ処理クラス720は、属性として、設定値720aを有し、操作として、パラメータ計算設定()720bを有する。設定値720aは、フィルタリングを行う際のパラメータを保持する。また、パラメータ計算設定()720bは、図3で説明したものと同様の処理を行うものとして、説明を省略する。
そして、共有機能処理層701bに含まれる入力処理クラス250と、パターン出力処理クラス252と、変倍処理クラス253と、出力処理クラス254は、機種Aの共有機能処理層203bに含まれるクラスと共通している。これは、当該共有機能処理層701bに含まれるクラスは、複数の機種に共通する設定や制御を行うクラスだからである。つまり、共有機能処理層701bに含まれるクラスは、機能が同一であれば複数の機種に使用することができる。
そして、固有機能処理層701cに含まれる機種B_入力IF処理クラス730と、機種B_フィルタ処理クラス731と、機種B_パターン出力処理クラス732と、機種B_変倍処理クラス733と、機種B_出力IF処理クラス734とは、共有機能処理層701bに含まれる各クラスを継承して、機種B固有の設定や制御を行うクラスとする。これらのクラスを備えることで、機種Bに適した画像処理が可能となる。なお機種固有計算設定()730a、731a、732a、733a、734aは、図3で説明した操作と同様の処理を行う操作であり、説明を省略する。
機種B_経路作成クラス710は、固有機能処理層701cに含まれる機種B_入力IF処理クラス730と、機種B_フィルタ処理クラス731と、機種B_パターン出力処理クラス732と、機種B_変倍処理クラス733と、機種B_出力IF処理クラス734のインスタンスを生成する。これにより、機種Bが行う画像処理に用いられる各機能に対して、適した設定等が行われることになる。
また、本実施の形態にかかる複合機100では、デバイス制御ソフトウェア部品および画像経路ソフトウェア部品のインスタンスが、複合機で扱われる画像データの色毎に存在する。これにより、それぞれのインスタンスにより色別に制御することができる。
また、インスタンスが扱う色は、RGB(赤、緑、青)毎又はCMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、黒)毎が考えられる。
また、本実施の形態とは異なるが、モノクロ画像形成装置の場合は、各クラスのインスタンスは1個ずつ生成される。このように、上述したクラス構成は、カラー画像形成装置またはモノクロ画像形成装置にかかわらず適用することができる。また、上述したソフトウェア構成は、画像処理の対象となる画像データが多色かモノクロかによらず画像処理を行うことができる。
上述した第1の実施の形態及びこの変形例に示すように、複数機種が同じ機能を備えている場合に、共有機能処理層に含まれるクラスが複数機種間で共有される。これにより、開発者が複数機種に搭載される機能を開発する際に、重複開発を抑止することができる。さらに、開発効率を向上させるとともに、開発期間の短縮化を図ることができる。そして、固有機能処理層に含まれるクラスで当該機種に最適の設定を行うため、機種毎に適した設定を行うことができる。
つまり、本実施の形態は、複合機100を含む画像処理装置を制御するためのソフトウェアシステムを部品化して、複数の独立したコンポーネントで構成することとした。これによりコンポーネント毎に開発が可能となった。また、コンポーネント単位で構成することで、他の機種等への再利用が容易となったので、ソフトウェアの生産性、再利用性を向上させることが可能となる。また、複数機種に対して本ソフトウェア部品を適用し、また機能の追加/削除や変更への対応を容易にする。また、ソフトウェアの開発効率を向上させることが可能となる。
本実施の形態にかかる複合機100では、共有機能処理層203bに含まれるクラスと、固有機能処理層203cに含まれるクラスとで構成されている。そして、固有機能処理層203cに含まれるクラスを実体化したインスタンスが、機種固有の設定を行うために、自インスタンスの機種固有計算設定()を呼び出している。これにより、外部から、機種固有の制御手法を隠蔽できる。これにより、外部からの制御が容易になる。
また、本実施の形態にかかる複合機100では、画像経路ソフトウェア部品202の機種A_経路作成クラス221が、固有機能処理層203cが有する各クラスの実体化を一括して管理している。これにより、デバイス制御ソフトウェア部品203に含まれる機能を示すクラスの追加、削除又は変更等が行われた場合、機種A_経路作成クラス221を修正するだけで対応できる。このように、デバイス制御ソフトウェア部品203のインスタンス生成に柔軟性を持たせることを可能とした。これにより、複合機100のように当該ソフト構成を備えた装置であれば、画像処理等の信号経路の組み合わせの変更を容易にする。
また、本実施の形態にかかる複合機100では、ソフト構成として、入力処理クラス250が含まれる。これにより、複合機100では、前段部からの画像入力処理を行なうことができ、複合機100での前段部の変更による影響を局所化できる。
また、本実施の形態にかかる複合機100では、ソフト構成として、出力処理クラス254が含まれる。これにより、複合機100では、画像処理が行われた画像データに対して、画像形式を変換したあと、後段部(例えば印刷部108、画像記憶部103)等により画像データを出力できる。このように、後段部の変更による影響を局所化できる。
また、本実施の形態に係る複合機100とは異なるが、画像形成装置のソフト構成として、共有機能処理層203bに、テスト印刷機能をもつクラスを含めることで、テスト印刷機能を容易に実現できる。このように、このようなソフト構成としたことで、テスト印刷機能を画像処理の機能と同等に扱うことができる。
また、本実施の形態にかかる複合機100において、画像経路ソフトウェア部品202が、画像処理の信号経路の組合せを複合機100の機種に応じて管理している。つまり、画像処理の信号経路を変更する場合に、変更された信号経路に該当する画像経路ソフトウェア部品を修正することで容易に対応することができる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態においては、上述したソフトウェア構成を複合機(画像形成装置)に適用した場合について説明した。しかしながら、上述したソフトウェア構成は、複合機に適用した場合に制限するものではない。そこで、第2の実施の形態においては、デジタルスチルカメラが、上述したソフトウェア構成を備えた場合について説明する。
図8は、第2の実施の形態にかかるデジタルスチルカメラ800のブロック構成の概要を示す図である。本図に示すようにデジタルスチルカメラ800の内部は、撮像部801と、操作部802と、制御部803と、表示部805と、画像記憶部806とを備えている。
撮像部801は、光学系と、CCDと、A/D変換部を有し、光学系により結像された被写体像をCCDにより電気信号に変換し、変換された電気信号をA/D変換部により画像データに変換し、後述する制御部803に出力する。
制御部803の内部にシステム制御部804と画像処理部807とを備え、デジタルスチルカメラ800が備えた各構成を制御する。
システム制御部804は、CPU等から構成され、デジタルスチルカメラ800の各部を制御するシーケンスを実行する。また、システム制御部804は、図示しない記憶部に格納された情報処理プログラムを読み込むことで、後述するソフトウェア構成が形成される。
画像処理部807は、システム制御部101により形成されたソフトウェア構成に従って、画像データに対して画像処理を行う。
画像記憶部806は、撮像された画像データ又は画像処理部807により画像処理が施された画像データを記憶する。また、画像記憶部806は、本実施の形態においてはフラッシュRAM(Random Access Memory)などの一般的に利用されているあらゆる記憶手段により構成することができる。
操作部802は、利用者からの撮像操作を受け付け可能な構成とし、各種操作キーにより構成されている。
表示部805は、撮像部801が出力した被写体像や、ユーザが操作部から入力したデジタルスチルカメラ800の動作に関する各種命令内容、を表示する装置であり、本実施の形態では液晶パネルとする。
本実施の形態にかかるデジタルスチルカメラ800は、撮像した画像データに対して画像処理を行う画像処理装置を備えた構成とする。つまり、デジタルスチルカメラは、画像処理を行うためのソフトウェア構成を備えている。
図9は、第2の実施の形態にかかるデジタルスチルカメラ800を制御するクラス構成を示す図である。以下の説明では、上述した第1の実施の形態と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略している。なお、デジタルスチルカメラ800の機種は、機種Cとする。
また、デバイス状態管理層901aは、デバイス状態管理層203aと同じなので説明を省略する。また、デジタルスチルカメラ800が、第1の実施の形態にかかる複合機100と同じ機能を備える場合、共有機能処理層901bは、第1の実施の形態にかかる共有機能処理層203bに含まれていた当該機能を示すクラスを備えている。
フィルタ処理クラス910は、画像データに対してノイズやモアレの除去、エッジ強調を行うフィルタ処理について、複数の機種に共通する設定や制御(例えば、パラメータ計算)を行うクラスである。具体的には、このフィルタ処理クラス910は、属性として、設定値910aを有し、操作として、パラメータ計算設定()910bを有する。設定値910aは、フィルタリングを行う際のパラメータを保持する。また、パラメータ計算設定()910bは、図3で説明したものと同様の処理を行うものとして、説明を省略する。
表示処理クラス911は、画像データの表示処理について、複数の機種に共通する設定や制御(例えば、パラメータ計算)を行うクラスである。具体的には、この表示処理クラス911は、属性として、表示サイズ911aを有し、操作として、パラメータ計算設定()911bを有する。表示サイズ911aは、表示部805に表示可能な画像データのサイズを保持する。また、パラメータ計算設定()911bは、図3で説明したものと同様の処理を行うものとして、説明を省略する。
機種C_入力IF処理クラス920は、画像データの入力処理時に、入力処理について、機種Cに固有の設定や制御を行うクラスである。具体的には、この機種C_入力IF処理クラス920は、操作として、機種固有計算設定()920aを有する。
機種固有計算設定()920aは、親クラスが保持するパラメータ計算設定()250cから呼び出され、機種C固有の設定を行ったあと、準備終了通知()220eを呼び出して、終了した旨を通知する。なお、固有機能処理層901cの各クラスが備える操作'機種固有計算設定()'も同様とする。
機種C_ガンマ補正処理クラス921は、ガンマ補正処理について、機種Cに固有の設定や制御(例えば、機種Cに固有なパラメータ計算や、機種Cに固有なパラメータ設定)を行うクラスである。具体的には、この機種C_ガンマ補正処理クラス921は、操作として、機種固有計算設定()921aを有する。
機種C_フィルタ処理クラス922は、フィルタ処理について、機種Cに固有の設定や制御(例えば、機種Cに固有なパラメータ計算や、機種Cに固有なパラメータ設定)を行うクラスである。具体的には、この機種C_フィルタ処理クラス922は、操作として、機種固有計算設定()922aを有する。
機種C_変倍処理クラス923は、変倍処理について、機種Cに固有の設定や制御(例えば、機種Cに固有なパラメータ計算や、機種Cに固有なパラメータ設定)を行うクラスである。具体的には、この機種C_変倍処理クラス923は、操作として、機種固有計算設定()923aを有する。
機種C_表示処理クラス924は、画像データを表示処理する際に、機種Cに固有の設定や制御(例えば、機種Cに固有なパラメータ計算や、機種Cに固有なパラメータ設定)を行うクラスである。具体的には、この機種C_表示処理クラス924は、操作として、機種固有計算設定()924aを有する。
上述したように、本実施の形態にかかるデジタルスチルカメラ800において、デバイス状態管理層901aと、共有機能処理層901bと、固有機能処理層901cとに上述したクラスを備えることで、他の機種とクラスを共通化すると共に、機種毎に適した処理を可能とする。
また、上述した複合機やデジタルスチルカメラなどの画像処理装置に、本発明のソフト構成を適用することに制限するものではなく、複数の機種を有する様々な装置に適用することができる。このような装置としては、例えば、音声再生装置、動画再生装置、動画録画装置などに対して適用できる。また、他の例として家電製品に対して適用しても良い。
なお、上述した実施形態の複合機又はデジタルスチルカメラで実行される情報処理プログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。
上述した実施の形態で実行される情報処理プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、上述した実施の形態にかかる情報処理プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、上述した実施の形態にかかる情報処理プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
上述した実施の形態で実行される情報処理プログラムは、上述した各部(要求受付ソフトウェア部品、画像経路ソフトウェア部品及びデバイス制御ソフトウェア部品)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記ROMから情報処理プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、要求受付ソフトウェア部品、画像経路ソフトウェア部品及びデバイス制御ソフトウェア部品が主記憶装置上に生成されるようになっている。
以上のように、本発明にかかる情報処理装置、画像処理装置、画像形成装置及び情報処理プログラムは、機能に対して設定する技術として有用であり、特に、機能を設定するためのソフトウェア部品を複数の異なる機種で使用する技術に適している。
第1の実施の形態にかかる複合機のブロック構成の概要を示す図である。 第1の実施の形態にかかる複合機のハードウェア構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態にかかる複合機を制御するクラス構成を示した図である。 第1の実施の形態にかかる複合機が画像処理の要求を受け付けた場合の処理の準備を行う操作の実行手順を示すUMLシーケンス図である。 第1の実施の形態にかかる複合機が備える画像処理に関する構成と画像データの入出力を示す図である。 図3で示した複合機にシフト処理の機能を追加した複合機のクラス構成を示した図である。 第1の実施の形態の変形例にかかる機種Bの複合機のクラス構成を示した図である。 第2の実施の形態にかかるデジタルスチルカメラのブロック構成の概要を示す図である。 第2の実施の形態にかかるデジタルスチルカメラを制御するクラス構成を示す図である。
符号の説明
10 制御部
11 CPU
12 MEM−P
12a ROM
12b RAM
13 NB
14 SB
15 AGPバス
16 ASIC
17 MEM−C
18 HDD
20 操作パネル
21 液晶タッチパネル
22 テンキー
23 スタートキー
30 FCU
40 USB
50 IEEE1394インターフェース
60 エンジン部
70 スキャン部
100、600、700 複合機
101 システム制御部
102 画像処理部
103 画像記憶部
104 アプリ制御部
105 操作部
106 表示部
107 読取部
108 印刷部
201 要求受付ソフトウェア部品
202、902 画像経路ソフトウェア部品
203、601,701、901 デバイス制御ソフトウェア部品
203a、601a、701a、901a デバイス状態管理層
203b、601b、701b、901b 共有機能処理層
203c、601c、701c、901c 固有機能処理層
210 要求受付クラス
210a 色
210b 準備要求()
210c 準備終了通知()
210A 要求受付インスタンス
220 経路管理クラス
220a 色
220b 状態
220c デバイス制御の数
220A 経路管理インスタンス
221、630 機種A_経路作成クラス
221A 機種A_経路作成インスタンス
240 デバイス状態管理クラス
240a 状態
240b 準備要求()
250 入力処理クラス
250a 入力画像サイズ
250b 入力アドレス
250c パラメータ計算設定()
251 ガンマ補正処理クラス
251a ガンマテーブル
251b パラメータ計算設定()
252 パターン出力処理クラス
252a 出力モード
252b パターン種類
252c パラメータ計算設定()
253 変倍処理クラス
253a 変倍率
253b パラメータ計算設定()
254 出力処理クラス
254a 出力方法
254b パラメータ計算設定()
260 機種A_入力IF処理クラス
260a 機種固有計算設定()
260A 機種A_入力IF処理インスタンス
261 機種A_ガンマ補正処理クラス
261a 機種固有計算設定()
261A 機種A_ガンマ補正処理インスタンス
262 機種A_パターン出力処理クラス
262a 機種固有計算設定()
262A 機種A_パターン出力処理インスタンス
263 機種A_変倍処理クラス
263a 機種固有計算設定()
263A 機種A_変倍処理インスタンス
264 機種A_出力IF処理クラス
264a 機種固有計算設定()
264A 機種A_出力IF処理インスタンス
501 入力処理モジュール
502 ガンマ補正処理モジュール
503 パターン出力処理モジュール
504 変倍処理モジュール
505 出力処理モジュール
610 シフト処理クラス
610a シフト幅
610b パラメータ計算設定()
620 機種A_シフト処理クラス
620a 機種固有計算設定()
710 機種B_経路作成クラス
720 フィルタ処理クラス
720a 設定値
720b パラメータ計算設定()
730 機種B_入力IF処理クラス
730a 機種固有計算設定()
731 機種B_フィルタ処理クラス
731a 機種固有計算設定()
732 機種B_パターン出力処理クラス
732a 機種固有計算設定()
733 機種B_変倍処理クラス
733a 機種固有計算設定()
734 機種B_出力IF処理クラス
734a 機種固有計算設定()
800 デジタルスチルカメラ
801 撮像部
802 操作部
803 制御部
804 システム制御部
805 表示部
806 画像記憶部
807 画像処理部
910 フィルタ処理クラス
910a 設定値
910b パラメータ計算設定()
911 表示処理クラス
911a 表示サイズ
911b パラメータ計算設定()
920 機種C_入力IF処理クラス
920a 機種固有計算設定()
921 機種C_ガンマ補正処理クラス
921a 機種固有計算設定()
922 機種C_フィルタ処理クラス
922a 機種固有計算設定()
923 機種C_変倍処理クラス
923a 機種固有計算設定()
924 機種C_表示処理クラス
924a 機種固有計算設定()

Claims (21)

  1. 機能に共通する情報を管理するデバイス管理手段と、
    前記デバイス管理手段を継承すると共に、前記機能毎に存在して、前記機能毎に複数の機種に共通している設定を行う共有機能処理手段と、
    前記共有機能処理手段を継承すると共に、前記機能毎に存在して、前記機能毎に自装置の機種固有の設定を行う固有機能処理手段と、
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記固有機能処理手段と情報の送受信が可能な経路管理手段と、
    前記経路管理手段を継承すると共に、前記固有機能処理手段を生成する経路作成手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記固有機能処理手段は、各機能について色毎に複数備えられ、対応する色における前記機能の設定を行うこと、
    を特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記経路作成手段は、色毎に備えられ、対応付けられた色で使用される機能の設定を行う前記固有機能処理手段を生成すること、
    を特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 処理の要求を受け付け、該処理に必要な機能に対応する前記固有機能処理手段に対して、該機能に対して該処理に適した設定を要求する要求受付手段をさらに備え、
    前記固有機能処理手段は、前記要求受付手段からの要求に応じて、前記機能に対し前記処理に適した設定を行うこと、
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  6. 前記要求受付手段は、外部から処理の要求を受け付けた場合に生成されること、
    を特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記共有機能処理手段は、前記機能において複数の機種に共通する設定を行う操作を有すること、
    を特徴とする請求項1乃至6のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  8. 前記共有機能処理手段は、前記操作として、画像データの入力処理を行うための操作を有すること、
    を特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記共有機能処理手段は、前記操作として、情報処理装置において処理が行われた画像データの出力処理を行うための操作を有すること、
    を特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  10. 前記固有機能処理手段は、前記機能において自装置の機種に固有の設定を行う操作を有すること、
    を特徴とする請求項1乃至9のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  11. 前記経路作成手段は、前記情報処理装置が起動した時に前記固有機能処理手段を生成すること、
    を特徴とする請求項1乃至10のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  12. 前記デバイス管理手段は、使用可能な機能に共通する情報として、前記機能の状態を管理していること、
    を特徴とする請求項1乃至11のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  13. 画像処理時に使用される機能に共通する情報を管理するデバイス管理手段と、
    前記デバイス管理手段を継承すると共に、前記機能毎に存在して、前記機能毎に複数の機種に共通している設定を行う共有機能処理手段と、
    前記共有機能処理手段を継承すると共に、前記機能毎に存在して、前記機能毎に自装置の機種固有の設定を行う固有機能処理手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  14. 前記固有機能処理手段と情報の送受信が可能な経路管理手段と、
    前記経路管理手段を継承すると共に、前記固有機能処理手段を生成する経路作成手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項13に記載の画像処理装置。
  15. 前記固有機能処理手段は、各機能について色毎に複数備えられ、対応する色における前記機能の設定を色毎に行うこと、
    を特徴とする請求項14に記載の画像処理装置。
  16. 処理の要求を受け付け、受け付けた該処理に必要な機能に対応する前記固有機能処理手段に対して、該機能に対して該処理に適した設定を要求する要求受付手段をさらに備え、
    前記固有機能処理手段は、前記要求受付手段からの要求に応じて、前記機能に対し前記処理に適した設定を行うこと、
    を特徴とする請求項13乃至15のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  17. 画像処理時に使用される機能に共通する情報を管理するデバイス管理手段と、
    前記デバイス管理手段を継承すると共に、前記機能毎に存在して、前記機能毎に複数の機種に共通している設定を行う共有機能処理手段と、
    前記共有機能処理手段を継承すると共に、前記機能毎に存在して、前記機能毎に自装置の機種固有の設定を行う固有機能処理手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  18. 前記固有機能処理手段と情報の送受信が可能な経路管理手段と、
    前記経路管理手段を継承すると共に、前記固有機能処理手段を生成する経路作成手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
  19. 前記固有機能処理手段は、各機能について色毎に複数備えられ、対応する色における前記機能の設定を色毎に行うこと、
    を特徴とする請求項18に記載の画像形成装置。
  20. 処理の要求を受け付け、受け付けた該処理に必要な機能に対応する前記固有機能処理手段に対して、該機能に対して該処理に適した設定を要求する要求受付手段をさらに備え、
    前記固有機能処理手段は、前記要求受付手段からの要求に応じて、前記機能に対し前記処理に適した設定を行うこと、
    を特徴とする請求項17乃至19のいずれか一つに記載の画像形成装置。
  21. 機能に対して設定を行う手段として、コンピュータを機能させるプログラムであって、
    機能に共通する情報を管理するデバイス管理手段と、
    前記デバイス管理手段を継承すると共に、前記機能毎に存在して、前記機能毎に複数の機種に共通している設定を行う共有機能処理手段と、
    前記共有機能処理手段を継承すると共に、前記機能毎に存在して、前記機能毎に自装置の機種固有の設定を行う固有機能処理手段と、
    としてコンピュータを機能させることを特徴とする情報処理プログラム。
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