JP2007317009A - メモリカード用ソケット - Google Patents

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Abstract

【課題】より小型かつより簡素な構成を備え、かつ製造コストの増大を抑制することが可能な、非接触通信機能を備えたメモリカード用ソケットを得る。
【解決手段】コイル状のアンテナ20を有する薄板状のメモリカードMCを挿抜可能に受け容れるカード受容部1aが形成されたケース2を備えるメモリカード用ソケット1において、ケース2のカバーシェル4の少なくとも一部をループ状の金属導体によって構成し、当該ループ状の金属導体がメモリカードMCのアンテナ20の2次アンテナ10として機能するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、非接触通信によって外部とのデータ授受を行うICカード機能を持たせたカード状の小型記憶媒体(以下メモリカードと記す)を挿抜可能に保持するためのメモリカード用ソケットに関するものである。
従来、ディジタルカメラや携帯電話機等の電子機器におけるデータ記憶手段として、カード型のハウジングにフラッシュメモリのような不揮発性メモリを内蔵したメモリカード(例えば、SDメモリカード(登録商標)やマルチメディアカード(登録商標)等)が普及してきた。
かかるメモリカードを挿抜自在に接続するためのメモリカード用ソケットとして、薄板状のメモリカードを受け容れるカード受容部が形成されたケースと、カード受容部内に挿入されたメモリカードに連動して当該メモリカードの挿抜方向に進退可能となるように当該カード受容部内に保持されたスライダと、を備え、カード受容部内に押し込まれたメモリカードを、スライダを介して当該カード受容部内の奥側に保持するメモリカード用ソケットが、知られている(例えば、特許文献1参照)。
かかるメモリカード用ソケットでは、メモリカードをカード受容部の奥側に押し込むとメモリカードがロックされ、再度奥側に押し込むとロックが解除される、所謂プッシュオン・プッシュオフ型のロック機構が装備されている。また、スライダは、カード受容部内で、コイルスプリング等の付勢手段によってカード挿入口側に付勢されている。
すなわち、メモリカードを装着する際には、メモリカードをカード受容部の最奥部まで押し込んで、メモリカードへの押力を解除すると、メモリカードを保持したスライダが付勢手段による付勢力によって押され、カード挿入口側に少し戻った位置(ロック位置)でロックされる。
一方、メモリカードを取り出す際には、メモリカードを一旦ロック位置よりも少し奥側に押し込んでメモリカードへの押力を解除すると、ロック機構によるスライダのロックが解除され、当該スライダが付勢手段による付勢力によって押し出されて、メモリカードがカード挿入口から外に露出する。
ところで、今後、非接触通信によって外部とのデータ授受を行うICカード機能を持たせたメモリカードが普及すると予測されている。かかるICカード機能付きのメモリカードには非接触通信用のアンテナが内蔵されるが、メモリカード自体が小型であるため内蔵アンテナも必然的に小型になり、通信距離の確保が重要な課題となる。特許文献2には、アンテナを内蔵したクレジットカード型のアダプタにICカード機能付きメモリカードを装着することで通信距離を確保する技術が開示されている。
特開2005−26016号公報 特開2002−279377号公報
しかしながら、上記特許文献2に記載されている従来例のようにクレジットカード型のアダプタを使用した場合、従来のメモリカード用ソケットには装着することができず、専用のソケットを新たに設計し直す必要があり、しかも、ソケットが大型化するとともに製造コストが大幅に増大するという問題があった。
そこで、本発明は、より小型かつより簡素な構成を備え、かつ製造コストの増大を抑制することが可能な、非接触通信機能を備えたメモリカード用ソケットを得ることを目的とする。
請求項1の発明にあっては、コイル状のアンテナを有する薄板状のメモリカードを挿抜可能に受け容れるカード受容部が形成されたケースを備えるメモリカード用ソケットにおいて、上記ケースの表壁または裏壁の一部をループ状の金属導体によって構成し、当該ループ状の金属導体が上記アンテナの2次アンテナとして機能するようにしたことを特徴とする。
請求項2の発明にあっては、上記ケースの表壁または裏壁の少なくとも一部を金属導体として、当該金属導体に上記メモリカードの電極と接触した接触端子の逃がし穴を形成するとともに、当該逃がし穴の周縁部としての上記ループ状の金属導体を2次アンテナとして機能させることを特徴とする。
請求項3の発明にあっては、上記ケースの表面側または裏面側の上記カード受容部の奥側となる部分に金属導体からなるアースシェルを設け、上記アースシェルに対してカード受容部の入口側に、間隙をもって上記ループ状の金属導体を設けて、当該ループ状の金属導体を2次アンテナとして機能させるとともに、上記間隙の少なくとも一部を、メモリカードの電極と接触した接触端子の逃がし部として形成したことを特徴とする。
請求項4の発明にあっては、上記ケースの表壁または裏壁を略矩形枠状に形成して、当該略矩形枠状の金属導体を2次アンテナとして機能させることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、上記ループ状の金属導体をメモリカードのアンテナ(内蔵アンテナ)に対する2次アンテナ(ブースタアンテナ)として機能させることで、メモリカードとリーダライタとの非接触通信性能(無線通信)を向上(特に通信距離を増大)させることができる。
また、ループ状の金属導体は剛性および強度を確保しやすく、ケースの一部として設けることができるため、ケースとは別に2次アンテナを設ける場合に比べて構成を簡素化でき、小型化や軽量化に資する。
請求項2の発明によれば、ケースに形成した接触端子の逃がし穴の周縁部を2次アンテナとして利用することで、ケースの構成を簡素化することができる。なお、この場合、逃がし穴は、複数の接触端子に共通の、一つの比較的大きな逃がし穴とするのが好適である。
請求項3の発明によれば、アースシェルを設けてグラウンド接続することで、ノイズ等の混入を抑制することができる。また、アースシェルとループ状の金属導体との間の間隙を利用して接触端子の逃がし部を形成することで、当該逃がし部と2次アンテナとを両立させた構成を、比較的簡素な構成として得ることができる。
請求項4の発明によれば、比較的大きな2次アンテナを構成できる分、非接触通信性能をより一層向上させることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1実施形態)図1は、本実施形態にかかるメモリカード用ソケットおよびメモリカードの斜視図、図2は、メモリカード用ソケットの分解斜視図である。
なお、以下の説明では、便宜上、メモリカードMCの電極8cが形成された表面側を上側、その裏面側を下側と規定する。
本実施形態にかかるメモリカード用ソケット1は、電子機器等(図示せず)に装備され、メモリカードMCを挿抜可能に装着するためのソケットとして機能するものである。装着状態では、メモリカードMCの表面または裏面に隔壁部を介して複数形成された略短冊状の電極8cと、メモリカード用ソケット1に設けられた複数の接触端子6との対応するもの同士が接触して導通し、電子機器等とメモリカードMCとの間でデータの授受が可能となる。
このメモリカード用ソケット1は、従来の非接触通信機能を有しないメモリカード用ソケットとほぼ同様の構成および機能を有するもので、メモリカードMCをカード挿入口1bからカード受容部1a内に挿入して押し込むことで当該メモリカードMCが所定の装着位置でロックされ、再度押し込むことでロックが解除されてメモリカードMCがカード受容部1aのカード挿入口1bから飛び出す、いわゆるプッシュオン・プッシュオフ機能を備えたものとして構成される。
また、このメモリカード用ソケット1は、図1および図2に示すように、基本的には、一側面(挿入方向手前側の前面)に細長い帯状のカード挿入口1bが形成された扁平な略角筒状に構成されたケース2と、ケース2のカード受容部1a内でカード挿入口1b側と奥側との間で進退可能に支持されるスライダ5(図2)と、スライダ5をカード受容部1a内でカード挿入口1b側に付勢する付勢機構としてのコイルスプリング7と、を備えて構成されている。なお、本実施形態では、カード受容部1aの奥壁部3bはベースシェル3の一部として形成されており、メモリカードMCの電極8cと接触する接触端子6を有するコンタクトブロックとして機能する。
ケース2は、絶縁性の樹脂を適宜に成形したベースシェル3と、ステンレススチール等の導電性を有しかつ熱伝導性の比較的良好な金属薄板を適宜に成形したカバーシェル4とを相互に結合して構成されている。
ベースシェル3は、平板状の基底壁部3a、カード受容部1aのメモリカードMCの挿入方向奥側の壁をなす奥壁部3b、および幅方向両側の壁をなす一対の側壁部3c,3dを備えており、側壁部3c,3dの外面には、カバーシェル4を係止するための係止爪3eが突設されている。
一方、カバーシェル4は、平板状の基底壁部4aの相互に対向する平行な一対の端辺に形成された突出部分を略直角に折り曲げて複数の側壁部4fを設けたものとして構成されており、側壁部4fに形成した係止穴4gをベースシェル3に設けた係止爪3に係止させることで、ベースシェル3の上側開口を覆うように取り付けられる。
これらベースシェル3とカバーシェル4とを一体化することで、カード受容部1aを有する略角筒状のケース2が形成される。ベースシェル3の奥壁部3bの他端側が、カード受容部1aの入口、すなわちカード挿入口1bとなり、メモリカードMCは、このカード挿入口1bを介してカード受容部1a内に挿入される。
スライダ5は、カード受容部1a内に、カード挿入口1b側と奥側との間で進退可能な状態で緩挿されている。このスライダ5は、奥壁部5a、角壁部5b、および側壁部5cを備えて、平面視で略L字状に形成されており、規定姿勢でカード受容部1a内に挿入されたメモリカードMCの先端面8aおよび切欠端面8b(図1)が、それぞれ奥壁部5aおよび角壁部5bの内壁と衝合するとともに、その状態でメモリカードMCが係止機構(図示せず)によってスライダ5に係止され、保持されるようになっている。したがって、メモリカードMCをカード受容部1a内に所定の姿勢で挿入すると、メモリカードMCはスライダ5に保持され、当該保持された状態のままカード受容部1a内でスライダ5と一体的に進退可能となる。なお、カバーシェル4の基底壁部4aの奥側部分には、スライダ5がカード受容部1a内の奥側に位置してメモリカードMCの電極8cに接触した接触端子6が撓んだ場合に、当該接触端子6がケース2(この場合カバーシェル4)と干渉(接触)するのを避けるための逃がし穴9が形成されている。この逃がし穴9は、複数の接触端子6がケース2に干渉する領域を繋げて、幅方向に長く伸びる一つの略矩形状の穴として形成されている。
カード受容部1a内におけるスライダ5の位置は、ハートカム機構(図示せず)と、スライダ5をカード挿入口1b側に付勢する付勢手段(コイルスプリング7)とを含む、公知のプッシュオン・プッシュプル機構によって制御される。ハートカム機構は、一例として、スライダ5およびケース2(例えばベースシェル3)のうちいずれか一方に固定した案内子と他方に形成したガイド溝とによって構成することができ、具体的には、少なくともガイド溝の所定区間を、案内子を逆行させず規定された順方向に案内する経路とし、かつ平面視で略ハート形に形成することで、メモリカードMCのプッシュオン・プッシュオフ機構を具現化することができる。
付勢手段としてのコイルスプリング7は、本実施形態では引張バネとして構成されており、ベースシェル3に設けられたカード挿入口1b側の突起3fと、スライダ5に設けられた奥側の突起5dとの間に懸架され、スライダ5に対してカード受容部1aの入口側、すなわちカード挿入口1b側に、付勢力を作用させている。
接触端子6は、カード受容部1aの奥側に設けられた樹脂等からなるコンタクトブロック(本実施形態ではベースシェル3の奥壁部3b)に固定され、カード受容部1a内で、その奥側からカード挿入口1b側に向けて延伸する。この接触端子6は、コンタクトブロックを貫通しており、そのカード挿入口1b側の端部はメモリカードMCの電極8cと接触する一方、その他端側は、電子機器に設けられた回路基板等に半田付けされる。なお、接触端子6は、コンタクトブロックにインサート成形によって固定してもよいし、コンタクトブロックに設けた小孔に嵌挿して固定してもよい。
ところで、図1に示すように、このメモリカードMCは、アンテナ(コイルアンテナ)20および送受信回路を内蔵しており、外部のリーダライタ(図示せず)との間での非接触(無線)通信機能を備えているが、本実施形態にかかるメモリカード用ソケット1は、このアンテナ20を介してのメモリカードMCの通信性能を向上させるべく、ケース2の一部をループ状の金属導体として、当該ループ状の金属導体をアンテナ20に対する2次アンテナ(ブースタアンテナ)10として機能させるようにしている。すなわち、本実施形態では、メモリカードMCがメモリカード用ソケット1に装着された状態でそのアンテナ20に対してリーダライタ側となる、ケース2の表壁または裏壁(本実施形態では、表壁としてのカバーシェル4)に、ループ状の金属導体からなる2次アンテナ10を設けることで、アンテナ20の電磁波を増幅し、メモリカードMCの通信性能を向上(特に通信距離を増大)させることができる。
このとき、本実施形態では、カバーシェル4全体を金属導体によって形成し、このカバーシェル4の奥側に、上述したように、メモリカードMCの電極8cと接触した接触端子6の逃がし穴9を形成し、この逃がし穴9の周縁部となるループ状部分を2次アンテナ10としている。すなわち、カバーシェル4の基底壁部4aは、図2に示すように、奥辺に沿う奥側帯状部4bと、側辺に沿う横側帯状部4c,4dと、横側帯状部4c,4d間に架設される架設帯状部4eとを備えており、これらのうち、逃がし穴9の周縁部となる奥側帯状部4b、横側帯状部4c,4d(のうち奥側部分)、および架設帯状部4eからなるループ状領域が、2次アンテナ10を形成している。
以上の本実施形態によれば、メモリカードMCのアンテナ20に対応するループ状の金属導体からなる2次アンテナ(ブースタアンテナ)10を設けたため、メモリカードMCとリーダライタ(図示せず)との非接触通信性能を向上(特に通信距離を増大)させることができる。
また、ループ状の金属導体は剛性および強度を確保しやすく、2次アンテナ10をケース2の一部(本実施形態では、カバーシェル4の一部)として設けることができるため、ケース2とは別に2次アンテナを設ける場合に比べて構成を簡素化でき、小型化や軽量化を図ることができるという利点もある。
(第2実施形態)図3は、本実施形態にかかるメモリカード用ソケットの斜視図である。なお、本実施形態にかかるメモリカード用ソケット1Aは、上記第1実施形態にかかるメモリカード用ソケット1と同様の構成要素を備えている。よって、以下では、対応する構成要素については共通の符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態にかかるメモリカード用ソケット1Aのケース2Aは、上記第1実施形態にかかるカバーシェル4に替えて、カバーシェル4Aおよびアースシェル4Cを備えている点を除き、上記第1実施形態にかかるメモリカード用ソケット1のケース2とほぼ同様の構成を備えている。
アースシェル4Cは、ステンレススチール等の導電性を有しかつ熱伝導性の比較的良好な金属薄板から構成されており、奥側帯状部4bとその幅方向両端部からカード挿入口1b側に伸びる部分とを有して平面視で略U字状に形成されている。また、側壁部4fを有し、当該側壁部4fに形成した係止穴4gをベースシェル3に設けた係止爪3に係止させて、ベースシェル3の上側開口を覆うように取り付けられる点は、上記第1実施形態にかかるカバーシェル4と同様である。そして、このアースシェル4Cは、グラウンド接続して、その電位をグラウンドレベルに設定できるようにしてある。
このアースシェル4Cに対して、カード受容部1aの入口側、すなわちカード挿入口1b側となる部分に、間隙11をもってカバーシェル4Aが設けられている。なお、カバーシェル4Aは、アースシェル4Cとは電気的に絶縁されている。
カバーシェル4Aは、ステンレススチール等の導電性を有しかつ熱伝導性の比較的良好な金属薄板から構成されており、横側帯状部4c,4dおよび架設帯状部4eの他、入口側帯状部4hを備えており、これらがループ状(矩形枠状)に接続されて2次アンテナ(ブースタアンテナ)10Aが形成されている。このカバーシェル4Aに関しても、側壁部4fを有し、当該側壁部4fに形成した係止穴4gをベースシェル3に設けた係止爪3に係止させて、ベースシェル3の上側開口を覆うように取り付けられる点は、上記第1実施形態にかかるカバーシェル4と同様である。
アースシェル4Cとカバーシェル4Aとの間の間隙11の幅は、その中央部においてメモリカードMCの挿入方向に拡張されて略矩形の領域(12)が形成されており、この領域が、上記第1実施形態の逃がし穴9と同様にメモリカードMCの電極8cと接触した接触端子6を逃がす逃がし部12として機能するようにしてある。
以上の本実施形態によれば、上記第1実施形態と同様の効果に加えて、2次アンテナ10Aのループを比較的大きくとることができる分、通信性能のより一層の向上(通信距離のより一層の増大)を図ることができる。また、アースシェル4Cを設けてグラウンド接続することで、ノイズ等の混入を抑制することができる。また、アースシェル4Cとループ状の金属導体としてのカバーシェル4Aとの間の間隙11を接触端子6の逃がし部12として利用することで、逃がし部12と2次アンテナ10Aとを両立させた構成を、比較的簡素な構成として得ることができる。
(第3実施形態)図4は、本実施形態にかかるメモリカード用ソケットの斜視図である。なお、本実施形態にかかるメモリカード用ソケット1Bは、上記各実施形態にかかるメモリカード用ソケット1,1Aと同様の構成要素を備えている。よって、以下では、対応する構成要素については共通の符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態にかかるメモリカード用ソケット1Bのケース2Bは、上記第1実施形態にかかるカバーシェル4に替えて、カバーシェル4Bを備えている点を除き、上記第1実施形態にかかるメモリカード用ソケット1のケース2とほぼ同様の構成となっている。
カバーシェル4Bは、ステンレススチール等の導電性を有しかつ熱伝導性の比較的良好な金属薄板から構成されている。そして、このカバーシェル4Bの中央部には略矩形状の穴13が形成されており、当該穴13の周縁部としての、矩形枠状(ループ状)の部分(すなわち、奥側帯状部4b、横側帯状部4c,4d、および入口側帯状部4h)が2次アンテナ(ブースタアンテナ)10Bとして形成されている。
以上の本実施形態によれば、2次アンテナ10Bのループをさらに大きくとることができる分、通信性能のさらなる向上(通信距離のさらなる増大)を図ることができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、ケースの表壁あるいはカバーシェルの少なくとも一部をループ状の金属導体から構成した場合を例示したが、裏壁あるいはベースシェルの少なくとも一部をループ状の金属導体から構成してもよい。
また、ベースシェルや、カバーシェル、コンタクトブロック、スライダ等の各部品の形状や結合方法等についても、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。また、コンタクトブロックをカバーシェルおよびベースシェルと別体として構成してもよい。
本発明の第1実施形態にかかるメモリカード用ソケットおよびメモリカードの斜視図。 本発明の第1実施形態にかかるメモリカード用ソケットの分解斜視図。 本発明の第2実施形態にかかるメモリカード用ソケットおよびメモリカードの斜視図。 本発明の第3実施形態にかかるメモリカード用ソケットおよびメモリカードの斜視図。
符号の説明
1,1A,1B メモリカード用ソケット
1a カード受容部
1b カード挿入口(入口)
2,2A,2B ケース
3 ベースシェル
4,4A,4B カバーシェル
4C アースシェル
9 逃がし穴
10,10A,10B 2次アンテナ(ループ状の金属導体)
11 間隙
12 逃がし部

Claims (4)

  1. コイル状のアンテナを有する薄板状のメモリカードを挿抜可能に受け容れるカード受容部が形成されたケースを備えるメモリカード用ソケットにおいて、
    前記ケースの表壁または裏壁の一部をループ状の金属導体によって構成し、当該ループ状の金属導体が前記アンテナの2次アンテナとして機能するようにしたことを特徴とするメモリカード用ソケット。
  2. 前記ケースの表壁または裏壁の少なくとも一部を金属導体として、当該金属導体に前記メモリカードの電極と接触した接触端子の逃がし穴を形成するとともに、当該逃がし穴の周縁部としての前記ループ状の金属導体を2次アンテナとして機能させることを特徴とする請求項1に記載のメモリカード用ソケット。
  3. 前記ケースの表面側または裏面側の前記カード受容部の奥側となる部分に金属導体からなるアースシェルを設け、
    前記アースシェルに対してカード受容部の入口側に、間隙をもって前記ループ状の金属導体を設けて、当該ループ状の金属導体を2次アンテナとして機能させるとともに、
    前記間隙の少なくとも一部を、メモリカードの電極と接触した接触端子の逃がし部として形成したことを特徴とする請求項1に記載のメモリカード用ソケット。
  4. 前記ケースの表壁または裏壁を略矩形枠状に形成して、当該略矩形枠状の金属導体を2次アンテナとして機能させることを特徴とする請求項1に記載のメモリカード用ソケット。

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