JP2007316926A - 通信中継装置 - Google Patents

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Makoto Shinkai
誠 新開
Tomoyuki Totani
智之 戸谷
Katsuyoshi Doi
克良 土居
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Abstract

【課題】コンテンツ視聴者の端末でコンテンツがどのように表示されているかをコンテンツ提供側で確認できるようにする。
【解決手段】通信中継装置はコンテンツサーバ装置のコンテンツを取得するコンテンツ取得部と、コンテンツ取得部で取得したコンテンツをコンテンツ視聴装置に送信するコンテンツ送信部と、コンテンツ送信部が送信するコンテンツの内容を出力するコンテンツ出力部と、コンテンツ視聴装置の能力を取得する能力取得部を備え、コンテンツ出力部は能力取得部が取得したコンテンツ視聴装置の能力に基づいてコンテンツの出力形式を変更して出力する。
【選択図】図2

Description

本発明は、映像や音声や静止画像などのコンテンツを送信し又は中継する通信装置に関する。
近年、xDSL(x Digital Subscriber Line)やFTTH(Fiber To The Home)といったブロードバンドの普及に伴い、一般家庭にも広くネットワークが浸透してきている。ホームネットワークにはPC(Personal Computer、パーソナルコンピュータ)だけでなく、テレビやDVD(Digital Versatile Disc)レコーダやHDD(Hard Disk Drive)レコーダなどの情報家電も接続され、例えば、DVDレコーダやHDDレコーダに録画されている映像をPCで観る、といった機器連携も実現されている。
なおxDSLとは、例えば、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)やSDSL(Symmetric Digital Subscriber Line)やRADSLやHDSLやVDSLなどのデジタル加入者線であり、単にSDLとも呼ばれる。
一方、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)といった携帯型情報端末が高性能になり、自宅のホームネットワーク内にある映像や音声などのデジタルコンテンツを、宅外から携帯型情報端末で視聴する、といったことも実現されている。その際には、当然ながら著作権やプライバシーの問題があるため、限定された人しか視聴できないようにユーザ認証や暗号化通信などを行う必要がある。また、携帯型情報端末はPCに比べて処理能力が劣るため、視聴できる映像や音声のフォーマットに制限があることが多く、ホームネットワーク内のコンテンツを視聴するためには、携帯型情報端末向けに映像や音声のフォーマットを変換する必要がある。
このような自宅外から携帯型情報端末を利用して、自宅のホームネットワーク内に存在するコンテンツの視聴を可能にした一例が、特許文献1に記載されている。特許文献1の例では、ユーザ認証、および端末に適したフォーマットでコンテンツ配信、を行うホームゲートウェイが開示されている。このようなゲートウェイを宅内に設置することにより、宅内のコンテンツを宅外から携帯型情報端末でセキュアに視聴することができる。
特開2002−132595号公報
しかし、宅内のコンテンツを宅外から視聴する状況を考えた場合、携帯電話やPDAを用いて外出先から自宅のコンテンツを見る、という状況以外にも、遠く離れた場所に住んでいる家族や親戚、友人などの親しい相手に自分のコンテンツを見せる、という状況も考えられる。このように、コンテンツの提供者(ここでは、自分自身や家族・親戚・友人等が宅外においてコンテンツを視聴することができるように、宅内からコンテンツを提供する装置を設置し運営する者)と視聴者が異なる場合、視聴者がどの端末でコンテンツを視聴するかは事前には分からないため、視聴者の端末でコンテンツがどのように表示されているかはコンテンツ提供者には分からなかった。
さらに、視聴リクエストがあった時点でフォーマットや解像度を視聴者の端末に合わせて変換するようにすれば、多くの端末で視聴可能なシステムを構築できる反面、画質は低下してしまうため、元のコンテンツを視聴した場合とは全く印象が変わってしまう可能性があった。例えば、高画質のコンテンツを大画面のテレビで視聴した場合と、低画質のコンテンツを携帯電話などの小さい画面で視聴した場合とでは、同じコンテンツを視聴していても受け取る印象や情報には明らかに差がある。結果として、コンテンツ提供者の伝えたい情報が視聴者に正しく伝わらない可能性があった。
本発明は、上記の課題に基づいて創案されたもので、コンテンツを提供する際、コンテンツ提供者の伝えたい情報がコンテンツ視聴者に正しく伝わる通信装置を提供することを目的とする。
(1)上記の課題を解決するため、本発明による通信装置は、コンテンツ視聴装置の能力を取得する能力取得部と、コンテンツデータを前記コンテンツ視聴装置に送信するコンテンツ送信部と、前記能力取得部が取得した能力に基づいて、前記コンテンツデータの出力形式を変換するコンテンツ変換部と、前記コンテンツ変換部によって変換されたコンテンツデータを、前記コンテンツ視聴装置とは異なる装置に対して出力するコンテンツ出力部とを備えることを特徴とする。
ここで、コンテンツ視聴装置の能力とは、例えば、再生可能なコンテンツデータの形式や、画面解像度や、画面サイズなどである。
この構成により、能力取得部がコンテンツ視聴装置の能力を取得し、この能力に基づいてコンテンツ変換部がコンテンツデータを変換し、コンテンツ出力部はこの変換されたコンテンツデータをコンテンツ視聴装置とは異なる装置に対して出力する。これにより、「異なる装置」は、コンテンツ視聴装置の能力に応じた形式・解像度・サイズなどでコンテンツを再生表示することができる。
本発明の通信装置は、他のコンテンツサーバ装置からコンテンツデータを受信してそれを中継してコンテンツ視聴装置等に送信するものであっても良いし、自身がコンテンツデータを保持していてそれをコンテンツ視聴装置等に送信するものであっても良い。
(2)また、本発明による通信装置では、前記能力取得部は、前記コンテンツ視聴装置の画面解像度を能力として取得し、前記コンテンツ変換部は、前記能力取得部が取得した画面解像度に基づいて前記コンテンツデータを変換することを特徴とする。
ここで、コンテンツ変換部は、例えば、能力取得部が取得した画面解像度と同じ解像度或いは近い解像度にコンテンツデータを変換する。
(3)また、本発明による通信装置では、前記能力取得部は、前記コンテンツ視聴装置の画面サイズを能力として取得し、前記コンテンツ変換部は、前記能力取得部が取得した画面サイズに基づいて前記コンテンツデータを変換することを特徴とする。
ここで、コンテンツ変換部は、例えば、能力取得部が取得した画面サイズと同じサイズ或いは近いサイズにコンテンツデータを変換する。
(4)また、本発明による通信装置は、コンテンツ視聴装置の能力を取得する能力取得部と、モニタリング装置の能力を管理するモニタリング装置管理部と、前記能力取得部が取得した能力に基づいて、コンテンツデータの出力形式を変換するコンテンツ変換部と、前記コンテンツ変換部が変換した後のコンテンツデータを前記コンテンツ視聴装置に送信するコンテンツ送信部と、前記能力取得部が取得した前記コンテンツ視聴装置の能力と前記モニタリング装置管理部が管理する前記モニタリング装置の能力とに基づいて、使用するモニタリング装置を選択するモニタリング装置選択部とを備え、前記コンテンツ送信部は、前記モニタリング装置選択部が選択したモニタリング装置に対してもコンテンツデータを送信することを特徴とするものである。
ここで、コンテンツ視聴装置やモニタリング装置の能力とは、例えば、再生表示可能なコンテンツデータの形式や、画面サイズや、画面解像度などである。
この発明による通信装置では、モニタリング装置管理部がモニタリング装置の能力を管理しており、能力取得部がコンテンツ視聴装置の能力を取得する。そして、コンテンツ変換部は、能力取得部が取得したコンテンツ視聴装置の能力に基づいてコンテンツデータを変換し、変換後のコンテンツデータをコンテンツ送信部が送信する。また、モニタリング装置選択部は、コンテンツ視聴装置の能力とモニタリング装置の能力とに基づいて、複数のモニタリング装置の中からモニタリングに使用するモニタリング装置を選択することができ、ここで選択されたモニタリング装置に対してコンテンツ送信部はコンテンツデータを送信する。これによって、コンテンツ視聴装置に近い形で、モニタリング装置でのコンテンツの表示を行なうことができ、ユーザは、モニタリング装置を見ることによってコンテンツ視聴装置でどのようにコンテンツが表示されているかを確認することができる。
なおモニタリング装置管理部は、例えば、内部のデータベースにおいてモニタリング装置の能力を管理しても良いし、或いは必要に応じてその都度モニタリング装置からその能力情報を得るようにしても良い。
(5)また、本発明による通信装置では、前記能力取得部は、前記コンテンツ視聴装置の画面解像度を能力として取得し、前記モニタリング装置管理部は、前記モニタリング装置の画面解像度を能力として管理し、前記モニタリング装置選択部は、前記能力取得部が取得した前記コンテンツ装置の画面解像度と前記モニタリング装置管理部が管理する前記モニタリング装置の画面解像度とに基づいて、モニタリング装置をコンテンツ送信先として選択することを特徴とする。
ここで、モニタリング装置選択部は、例えば、コンテンツ視聴装置の画面解像度に近い画面解像度を有するモニタリング装置を選択する。
(6)また、本発明による通信装置では、前記能力取得部は、前記コンテンツ視聴装置の画面サイズを能力として取得し、前記モニタリング装置管理部は、前記モニタリング装置の画面サイズを能力として管理し、前記モニタリング装置選択部は、前記能力取得部で取得した前記コンテンツ視聴装置の画面サイズと前記モニタリング装置管理部が管理する前記モニタリング装置の画面サイズとに基づいて、モニタリング装置をコンテンツ送信先として選択することを特徴とする。
ここで、モニタリング装置選択部は、例えば、コンテンツ視聴装置の画面サイズに近い画面サイズを有するモニタリング装置を選択する。
(7)また、本発明による通信装置は、(1)で述べた通信装置において、更に、モニタリング装置の能力を管理するモニタリング装置管理部と、前記能力取得部が取得した前記コンテンツ視聴装置の能力と前記モニタリング装置管理部が管理する前記モニタリング装置の能力とに基づいて、使用するモニタリング装置を選択するモニタリング装置選択部とを備え、前記コンテンツ送信部は、前記モニタリング装置選択部が選択したモニタリング装置に対してもコンテンツを送信することを特徴とするものである。つまり、(1)で述べた通信装置の構成と(4)で述べた通信装置の構成とを備える通信装置である。
(8)また、本発明による通信方法は、コンテンツ視聴装置の能力を取得する能力取得過程と、コンテンツデータを前記コンテンツ視聴装置に送信するコンテンツ送信過程と、前記能力取得過程で取得した能力に基づいて、前記コンテンツデータの出力形式を変換するコンテンツ変換過程と、前記コンテンツ変換過程において変換されたコンテンツデータを、前記コンテンツ視聴装置とは異なる装置に対して出力するコンテンツ出力過程とを含むことを特徴とするものである。
(9)また、本発明による通信方法は、コンテンツ視聴装置の能力を取得する能力取得過程と、モニタリング装置の能力を管理するモニタリング装置管理過程と、前記能力取得過程で取得した能力に基づいて、コンテンツデータの出力形式を変換するコンテンツ変換過程と、前記コンテンツ変換過程で変換した後のコンテンツデータを前記コンテンツ視聴装置に送信するコンテンツ送信過程と、前記能力取得過程で取得した前記コンテンツ視聴装置の能力と前記モニタリング装置管理過程で管理する前記モニタリング装置の能力とに基づいて、使用するモニタリング装置を選択するモニタリング装置選択過程と、前記モニタリング装置選択過程においてが選択したモニタリング装置に対してもコンテンツを送信する第2のコンテンツ送信過程とを含むことを特徴とするものである。
本発明によれば、能力取得部がコンテンツ視聴装置の能力を取得し、この能力に基づいてコンテンツ変換部がコンテンツデータを変換し、コンテンツ出力部はこの変換されたコンテンツデータをコンテンツ視聴装置とは異なる装置に対して出力する。これにより、「異なる装置」は、コンテンツ視聴装置の能力に応じた形式・解像度・サイズなどでコンテンツを再生表示することができる。
また、本発明によれば、モニタリング装置管理部がモニタリング装置の能力を管理しており、能力取得部がコンテンツ視聴装置の能力を取得する。そして、コンテンツ変換部は、能力取得部が取得したコンテンツ視聴装置の能力に基づいてコンテンツデータを変換し、変換後のコンテンツデータをコンテンツ送信部が送信する。また、モニタリング装置選択部は、コンテンツ視聴装置の能力とモニタリング装置の能力とに基づいて、複数のモニタリング装置の中からモニタリングに使用するモニタリング装置を選択することができ、ここで選択されたモニタリング装置に対してコンテンツ送信部はコンテンツデータを送信する。これによって、コンテンツ視聴装置に近い形で、モニタリング装置でのコンテンツの表示を行なうことができ、ユーザは、モニタリング装置を見ることによってコンテンツ視聴装置でどのようにコンテンツが表示されているかを確認することができる。
つまり、本発明によれば、コンテンツを提供する際、コンテンツ提供者の伝えたい情報がコンテンツ視聴者に正しく伝わる通信装置を提供できる。
(第1の実施の形態)
図1は本実施形態におけるシステムの全体図である。
通信中継装置101(通信装置)は、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置)110、RAM(Random Access Memory、ランダムアクセスメモリ)111、ROM(Read Only Memory、リードオンリーメモリ)112、エンコーダ113、デコーダ114、Ethernet(登録商標)端子115、Ethernet(登録商標)端子116、映像端子117、及び音声端子118で構成される。CPU・110は、ROM・112に記録されたプログラムをRAM・111に読み込んで後で説明する各種処理を実行する。エンコーダ113は映像、音声データのエンコードを行い、デコーダ114は映像、音声データのデコードを行う。Ethernet(登録商標)端子115および116は、ネットワークに接続されている各装置とデータの送受信を行うための端子である。Ethernet(登録商標)端子115はインターネット106と接続されており、またEthernet(登録商標)端子116はホームネットワーク105と接続されている。映像端子117と音声端子118はそれぞれ映像、音声を出力する端子であり、これらの端子を介して映像信号および音声信号がそれぞれ出力される。これら映像信号と音声信号はAV(オーディオ/ヴィジュアル)ケーブル120で接続されたディスプレイ107に伝達されるため、ユーザはディスプレイ107で映像および音声を視聴することができる。
コンテンツ視聴装置102は、コンテンツサーバ装置104が提供するコンテンツを視聴できる装置であり、本実施の形態においては携帯電話である。コンテンツ視聴装置102としては、他にも、PC、PDA、通信機能を持ったテレビなどが挙げられる。
モニタリング装置103は、コンテンツ視聴装置102と同様に、コンテンツサーバ装置104が提供するコンテンツを視聴できる装置であり、本実施の形態においてはテレビである。図1中にはモニタリング装置103は1つしか図示されていないが、ホームネットワーク105上には複数のモニタリング装置があっても良い。
コンテンツサーバ装置104は、記憶しているコンテンツデータを通信により提供する機能を持つ装置で、本実施の形態においてはPCである。コンテンツデータは映像や音声などのコンテンツをデジタル化して保存したもので、コンテンツ視聴装置102はこのコンテンツデータを処理してコンテンツを出力する。モニタリング装置103と同様に、図中にはコンテンツサーバ装置104は1つしか図示されていないが、ホームネットワーク105上には複数のコンテンツサーバ装置があっても良く、通信中継装置101自体がコンテンツサーバ装置104の機能を持つような構成も可能である。
なお、映像コンテンツのコンテンツデータは、例えば、MPEG−2,DivX,WMV,AVIなどといった形式でコード化されている。また、音声コンテンツのコンテンツデータは、例えば、WAV,MP3,AC3,WMAなどといった形式でコード化されている。
ホームネットワーク105は、宅内の装置をつなぐLAN(Local Area Network、ローカルエリアネットワーク)であり、本実施の形態においてはEthernet(登録商標)を用いる。このホームネットワーク105は、有線によって構築しても無線によって構築してもどちらでも良く、Ethernet(登録商標)以外に、Bluetooth、PLC(Power Line Communications、電力線通信)などを用いても構わない。
インターネット106(The Internet)は、世界中のネットワークを相互に接続したコンピュータネットワークであり、各家庭のホームネットワークや携帯電話のネットワークなどがインターネット106を介して接続される。
ディスプレイ107は、映像および音声を視聴するための装置であり、本実施の形態ではテレビである。通信中継装置101とはAVケーブル120で接続されている。
なお、本実施の形態では通信中継装置101はネットワークのインターフェースを2つ有しており、Ethernet(登録商標)端子115がインターネット106と接続され、Ethernet(登録商標)端子116がホームネットワーク105と接続されているが、ネットワークのインターフェースが1つであっても構わない。この場合、通信中継装置101が直接接続されるのはホームネットワーク105のみであり、ホームネットワーク105上にある図示されていないルータ経由でインターネット106と接続する。
図2は、通信中継装置101の内部の機能構成を示したブロック図である。通信中継装置101は、通信部201、リクエスト処理部202、能力取得部203、コンテンツ情報取得部204、コンテンツ取得部205、コンテンツ送信部206、コンテンツ変換部207、コンテンツ出力部208、モニタリング装置管理部209、モニタリング装置選択部210、視聴装置能力データベース211などで構成される。
通信部201は、ホームネットワークおよびインターネットに接続され、これらのネットワークに対してのデータ送信とこれらのネットワークからのデータ受信を行う。通信部201は、ハードウェアとしてはEthernet(登録商標)端子115(図1)およびEthernet(登録商標)端子116(図1)に相当し、一般的なNIC(Network Interface Card、ネットワーク・インタフェース・カード)で実現可能である。
リクエスト処理部202は、通信部201を介して受信した宅外のコンテンツ視聴装置102からのリクエストを処理する。その際、リクエストを送信した宅外のコンテンツ視聴装置102が許可された相手かどうかの認証を行う。本実施の形態においては、認証の手法としてIDとパスワードを入力する手法を用いる。なお、リクエスト処理部202が受信するリクエストの種類としては、コンテンツリスト取得、コンテンツ取得、コンテンツ視聴停止の3つが挙げられる。リクエストの通信プロトコルとしては、HTTP(HyperText Transfer Protocol、ハイパーテキスト転送プロトコル)のGETメソッドを用いる。
能力取得部203は、リクエストを送信した宅外のコンテンツ視聴装置102の能力を取得し、保持する。コンテンツ視聴装置102の能力の種類としては、再生可能なフォーマット、画面解像度、画面サイズなどが挙げられる。本実施の形態においては、リクエストの通信プロトコルとしてHTTPを用いているため、例えばリクエスト処理部202が受信したリクエストのヘッダ内に含まれるUser−Agentフィールドを参照することによってコンテンツ視聴装置102の機種が特定できる。したがって、あらかじめ視聴装置能力データベース211にUser−Agent名と能力との対応情報を記録しておくことによって、上で特定されたコンテンツ視聴装置102の機種に基づいて視聴装置能力データベース211を参照してコンテンツ視聴装置102の能力を取得することができる。
なお、能力を取得する手法としては、コンテンツ視聴装置102側でリクエスト中に能力の情報をそのまま埋め込んでしまう手法や、能力取得部203が通信部201を介してコンテンツ視聴装置102に対して能力の問い合わせを行って能力の取得を行う手法など、他の手法を用いても構わない。
コンテンツ情報取得部204は、ホームネットワーク105に接続されたコンテンツサーバ装置104と通信部201を介して通信を行い、コンテンツサーバ装置104が保持しているコンテンツの属性情報を取得する。映像コンテンツに関する属性情報としては、例えば、フォーマットやビットレートや解像度などが挙げられる。音声コンテンツに関する属性情報としては、例えば、フォーマットやビットレートなどが挙げられる。コンテンツ情報取得部204がコンテンツの属性情報を取得する手段としては、UPnP(Universal Plug and Play、ユニバーサル・プラグ・アンド・プレイ)を用いる。UPnPを用いることによって、自動的に宅内にあるコンテンツサーバ装置104を発見するとともに、コンテンツ取得のためのアドレス情報や、コンテンツの名前やフォーマットなどといった情報も取得することができる。
コンテンツ取得部205は、通信部201を介して宅内にあるコンテンツサーバ装置104からコンテンツデータを取得する。このとき、通信プロトコルとしてはHTTPのGETメソッドを用いる。
コンテンツ送信部206は、コンテンツ取得部205で取得したコンテンツデータを、通信部201を介して宅外のコンテンツ視聴装置102に向けて送信する。また、コンテンツ視聴装置102に向けて送信しているコンテンツをモニタリングできるようにするために、同時にモニタリング装置103に向けてもコンテンツデータを送信することができる。本実施の形態においては、通信プロトコルとしてはHTTPのPOSTメソッドを用いるが、例えばストリーミングコンテンツについてはRTSP(Real Time Streaming Protocol、リアルタイム・ストリーミング・プロトコル)を用いて送信する構成も考えられる。または、HTTPのGETメソッドに対するレスポンスとしてコンテンツデータを送信することも可能である。
コンテンツ変換部207は、コンテンツ取得部205が取得したコンテンツデータのフォーマットやビットレートや解像度などを、送信対象のコンテンツ視聴装置102の能力に合わせて変換する。コンテンツ変換部207は、コンテンツ視聴装置102の能力を能力取得部203から取得する。コンテンツ変換部207で変換処理されたコンテンツデータは、コンテンツ送信部206からコンテンツ視聴装置102やモニタリング装置103に送信される。さらに、変換処理されたコンテンツデータは再度デコードされ、コンテンツ出力部208から出力される。コンテンツデータのエンコード処理およびデコード処理は、ハードウェアによる処理としてエンコーダ113(図1)およびデコーダ114(図1)を用いて実施されるが、CPU・110がエンコードプログラムあるいはデコードプログラムをROM・112(図1)から読み込んで実行する形でソフトウェア的に実現しても構わない。
コンテンツ出力部208は、デコードされたコンテンツの映像や音声を出力する。その際、能力取得部203から送信対象のコンテンツ視聴装置102の能力を取得し、その能力に応じて出力形式を変えることができる。このコンテンツ出力部208はハードウェアとしては映像端子117(図1)および音声端子118(図1)に相当し、一般的なRCA端子で実施する。
モニタリング装置管理部209は、通信部201を介してホームネットワーク上にあるモニタリング装置103(図1)と通信を行い、モニタリング装置103(図1)の能力情報を取得し、保持する。本実施の形態においては、通信プロトコルにはUPnPを用いる。通信によってモニタリング装置103(図1)の能力情報を取得する方法の代わりに、ユーザが明示的に登録・設定することによってモニタリング装置管理部209がモニタリング装置103(図1)の能力情報を得る構成でも構わない。
モニタリング装置選択部210は、登録されているモニタリング装置のうちのどの装置をモニタリングに使うかを選択する。本実施の形態では、モニタリング対象のコンテンツ視聴装置102の能力と近い能力を持つモニタリング装置103をモニタリング装置選択部210が選択するが、ユーザがモニタリング装置それぞれに優先度を設定し、一番優先度の高いものを選択するような構成でも構わない。
視聴装置能力データベース211は、コンテンツ視聴装置の能力情報が記録されたデータベースである。本実施の形態においてはUser−Agent名と能力情報の対応関係が登録されているため、能力取得部203は、受信したリクエストのヘッダに含まれるUser−Agentフィールドの値をもとに視聴装置能力データベース211を検索することにより、所望のコンテンツ視聴装置102の能力を参照できる。
図3は、視聴装置能力データベース211が保持するデータの構成およびデータ例を示す概略図である。図3に示すように、視聴装置能力データベース211のデータは表形式のデータであり、User−Agent名、再生可能フォーマット、画面解像度、画面サイズなどのデータ項目を含んでいる。ここに示すデータ例では、例えば、SH−0003というUser−Agent名は装置の機種に対応しており、この機種の装置は、MPEG2形式、3GPP形式、JPEG形式およびPNG形式のコンテンツデータが再生可能なフォーマットであり、その画面解像度は640ピクセル(横)×480ピクセル(縦)であり、その画面の対角線サイズが3インチ(約7.6センチメートル)であることが表現されている。
図4は、宅外のコンテンツ視聴装置102からアクセスがあった際の通信中継装置101の処理手順を示すフローチャートである。以下、図4のフローチャートに沿って説明する。
まずリクエスト処理部202は、アクセスしてきた宅外のコンテンツ視聴装置102のユーザ認証を行って許可された相手かどうかを判定する(ステップS301)。認証に失敗すると以後のステップS303およびS304の処理は行われず、リクエスト処理部202が認証失敗のレスポンスをコンテンツ視聴装置102に対して返信する(ステップS302)。
リクエスト処理部202が認証に成功した場合、次に、能力取得部203がコンテンツ視聴装置102の能力を取得する(ステップS303)。続いて、リクエスト処理部202は、コンテンツ視聴装置102からのリクエストの種類を判別して該当する部位にリクエストを受け渡す(ステップS304)。
具体的には、受信したリクエストがコンテンツリスト取得リクエストであればこのリクエストはコンテンツ情報取得部204に渡され、受信したリクエストがコンテンツ取得リクエストかコンテンツ視聴停止リクエストであればこのリクエストはコンテンツ取得部205に渡される。本実施の構成においてはリクエストにはHTTPのGETメソッドを用いており、ファイル名を指定したリクエストであればコンテンツ取得リクエスト、ファイル名を指定しないリクエストであればコンテンツリスト取得リクエスト、コンテンツ視聴中のリクエストであればコンテンツ視聴停止、と判別できる。以下、それぞれのリクエストを受け渡された際の各部位の動作について説明する。
図5は、通信中継装置101がコンテンツリスト取得リクエストを受信した際にコンテンツリスト取得を行う処理の手順を示すフローチャートである。
図5において、まず、コンテンツ情報取得部204は、リクエストに従って宅内のコンテンツサーバ装置104にあるコンテンツの属性情報を取得する(ステップS401)。
次にコンテンツ情報取得部204は取得したコンテンツ属性情報をコンテンツリストとして整形し(ステップS402)、更にコンテンツ情報取得部204はこの整形されたコンテンツリストをリクエスト元のコンテンツ視聴装置102に向けて通信部201を介して送信する(ステップS403)。本実施の形態の通信中継装置ではリクエストにはHTTPを用いており、コンテンツリストはHTML(HyperText Markup Language、ハイパーテキストマークアップ言語)形式に整形して送信される。
ここで、コンテンツ情報取得部204が上でコンテンツサーバ装置104から取得したコンテンツ属性情報について説明する。
図6は、コンテンツ属性情報の構成(データ構造)を示す概略図である。図示するように、コンテンツ属性情報は、コンテンツID、コンテンツ名、フォーマット、ビットレート、解像度、URIの各データ項目を有する。コンテンツIDは、コンテンツのファイル名などコンテンツを特定するための識別子である。コンテンツ名、はコンテンツのタイトルである。フォーマットは、コンテンツデータの形式を表す。ビットレートは、コンテンツデータのビットレート(1秒あたりのビット数など)である。解像度は、コンテンツの画面上の解像度である。そして、URI(Uniform Resource Identifier)は、コンテンツを取得するためのアドレスであり、所定の書式によってリソースを指し示す識別子である。
図7は、通信中継装置101がコンテンツ取得リクエストを受信した際にコンテンツ取得を行う処理の手順を示すフローチャートである。
宅外のコンテンツ視聴装置102側で視聴したいコンテンツが選択されると、コンテンツ視聴装置102から通信中継装置101にコンテンツ取得リクエストが送信され、これを受信した通信中継装置101側で以下の処理が行われる。
まず、コンテンツ取得部205は、宅内のコンテンツサーバ装置104からリクエストされたコンテンツのデータを取得し、コンテンツ変換部207にこのコンテンツのデータを受け渡す(ステップS501)。次にコンテンツ変換部207は、能力取得部203からコンテンツ視聴装置102の能力を取得し(ステップS502)、コンテンツ変換部207でコンテンツデータを変換する必要があるかどうか調べる(ステップS503)。そのままのコンテンツデータだとコンテンツ視聴装置102側でコンテンツを視聴できない場合など変換が必要な場合はコンテンツ変換部207でコンテンツデータの変換を行い(ステップS504)、変換されたコンテンツデータをコンテンツ送信部206がコンテンツ視聴装置102に送信する(ステップS505)。ステップS503における判断の結果として変換が不要であれば、コンテンツ変換部207はコンテンツデータをそのままコンテンツ送信部206に受け渡し、コンテンツ送信部206はコンテンツデータをコンテンツ視聴装置102に送信する(ステップS505)。以上の手順により、コンテンツ視聴装置102の能力に応じて、必要な場合にコンテンツデータの変換が行なわれるため、宅外のコンテンツ視聴装置102において宅内のコンテンツサーバ装置104にあるコンテンツを視聴することができる。
続いて、コンテンツ出力を行うため、上記のステップS504においてコンテンツを変換したかどうかに関わらず、コンテンツ出力部208は能力取得部203からコンテンツ視聴装置102の能力を取得する(ステップS506)。コンテンツ変換部207はコンテンツ送信部206に受け渡したコンテンツデータをデコードし、コンテンツ出力部208はデコードされたコンテンツをコンテンツ視聴装置102の能力に応じた出力形式で出力する(ステップS507)。具体的に、例えばコンテンツ視聴装置102の能力として解像度を考えると、コンテンツ出力部208は、出力先の装置の画面解像度に関わらず、コンテンツ視聴装置102の画面解像度と同じ解像度でコンテンツを出力することになる。以上の手順により、通信中継装置101に接続されているディスプレイ107を用いて、宅外のコンテンツ視聴装置の環境に近い形式でコンテンツをモニタリングすることができる。最後に、リクエスト処理部202はコンテンツ視聴停止のリクエストがあったかどうか調べ(ステップS508)、リクエストがあった場合にはその時点でコンテンツ取得部205はコンテンツ取得を終了する(フローチャートの「END」へ)。また、コンテンツ自体が終了したかどうかを調べ(ステップS509)、コンテンツが終了した時点でもコンテンツ取得部205はコンテンツ取得を終了する(フローチャートの「END」へ)。コンテンツ視聴停止のリクエストがなく、コンテンツも終了していない場合には、ステップS501へ戻り、コンテンツ取得部205は引き続きコンテンツ取得を行う。
図8はモニタリング先の追加処理の手順を示したフローチャートであり、このモニタリング先の追加処理はコンテンツ取得リクエスト受信時に通信中継装置101によって行われる。
まず、モニタリング装置管理部209が、ホームネットワーク105を検索し、モニタリング装置103の能力情報を取得し、この能力情報を管理する(ステップS601)。ここでホームネットワーク105の検索とは、例えば、モニタリング装置管理部209の制御に基づいて能力情報を問い合わせるためのブロードキャストメッセージをホームネットワーク105に送信し、このブロードキャストメッセージを受信した各モニタリング装置103が自己の能力情報を返送することによって行なう。
そして、モニタリンス装置管理部209が管理する上記の能力情報に基づき、モニタリング装置選択部210が、現在送信中のコンテンツを再生できるモニタリング装置103があるかどうか調べ(ステップS602)、該当するモニタリング装置103が見付からなかった場合にはモニタリング先を追加せずに処理を終了する。該当するモニタリング装置103が見付かった場合には、モニタリング装置選択部210が能力取得部203からコンテンツ視聴装置102の能力を取得し(ステップS603)、モニタリング装置管理部209は宅内のモニタリング装置103のうちコンテンツ視聴装置102の能力に最も能力の近い能力を有する装置に対してモニタリングの通知を行う(ステップS604)。通知したモニタリング装置103から応答(返事)があれば(ステップS605)、モニタリング装置選択部210はコンテンツ送信部206にモニタリング先を追加し(ステップS606)、これによって以後のコンテンツデータは宅外のコンテンツ視聴装置102と宅内のモニタリング装置103に同時に送信される。通知したモニタリング装置103から応答がない場合には(ステップS605)、モニタリング先を追加せずにこの処理を終了する。
以上の手順により、実際に視聴されているコンテンツを宅外のコンテンツ視聴装置102の能力に応じた近い環境でモニタリングすることができる。
図9はコンテンツ視聴停止を行う処理の手順を示すフローチャートである。コンテンツを視聴中のコンテンツ視聴装置102、あるいはモニタリング装置103からコンテンツ視聴停止リクエストを通信中継装置101が受け取ると以下の処理が行われる。
まず、リクエスト処理部202は、コンテンツ視聴停止リクエストがどの装置から送られたかを判別する(ステップS701)。コンテンツ視聴装置102からのリクエストであれば、コンテンツ送信部206はコンテンツ視聴装置102へのコンテンツデータの送信を停止するとともに、コンテンツ取得部205はコンテンツサーバ装置104からのコンテンツデータの取得を停止する(ステップS702)。ステップS701における判別の結果、リクエストがモニタリング装置103からのリクエストであれば、モニタリング処理だけを停止すればよいので、ステップS702の処理を行なわすにコンテンツデータの取得は継続する。続いて、コンテンツ送信部206はモニタリング先の設定があるかどうか調べ(ステップS703)、モニタリング先が設定されていればコンテンツ送信部206はモニタリング先の設定を削除する(ステップS704)。このステップS704の処理の結果、モニタリング装置103へのコンテンツデータの送信が停止する。ステップS703で調べた結果、モニタリング先が設定されていなければ、ステップS704の処理をスキップする。
上記の処理により、通信中継装置101がコンテンツ視聴装置102からコンテンツ視聴停止リクエストを受信したときには、コンテンツ視聴装置102およびモニタリング装置103へのコンテンツデータの送信が停止される。また、通信中継装置101がモニタリング装置103からコンテンツ視聴停止リクエストを受信したときには、そのモニタリング装置103へのコンテンツデータの送信が停止される。
続いて、より具体的なシーンについて説明を行なう。
ホームネットワークに通信中継装置、コンテンツサーバ装置、モニタリング装置A、モニタリング装置B、モニタリング装置Cが接続されており、ホームネットワーク上のコンテンツに宅外のコンテンツ視聴装置からアクセスする状況を考える。
ここで、図10は、これらのモニタリング装置およびコンテンツ視聴装置の能力を示す概略図である。
まず、宅外のコンテンツ視聴装置においてユーザがホームネットワーク上の通信中継装置のURL(Uniform Resource Locator、ユニフォーム・リソース・ロケータ)を入力し、コンテンツ視聴装置がインターネット経由でホームネットワークにアクセスする。通信中継装置がインターネット側からのこのアクセスを受けると、許可されたユーザかどうか確認するためアクセス元のコンテンツ視聴装置に対してユーザ認証を要求する。これに応じて、ユーザがコンテンツ視聴装置でユーザIDおよびパスワードを入力し、このユーザIDとパスワードによる認証が成功すると、通信中継装置はリクエスト中のヘッダ内のUser−Agentフィールドの値を取得する。例えば、アクセス元のコンテンツ視聴装置のUser−AgentヘッダがSH−0002であれば、図3に示した視聴装置能力データベースを参照することによって、このコンテンツ視聴装置の再生できるフォーマットが3GPP、JPEG、PNGであり、画面解像度が320×240、画面サイズが2インチ(約5.1センチメートル)であることが分かる。
続いて通信中継装置は、ホームネットワークのコンテンツ検索を行い、コンテンツサーバが保持しているコンテンツの情報を取得する。通信中継装置が得られたコンテンツリストをHTML形式に整形してコンテンツ視聴装置側に送信すると、コンテンツ視聴装置はそのコンテンツリストを自装置上で稼動するHTMLブラウザに表示させる。
ここで、例えばコンテンツ視聴装置側でMPEG2形式の映像コンテンツを選択すると、コンテンツ取得リクエストがコンテンツ視聴装置から通信中継装置に送信される。
通信中継装置はこのコンテンツ取得リクエストを受け取り、該当するコンテンツを保持しているコンテンツサーバ装置からコンテンツデータを取得する。リクエスト元のコンテンツ視聴装置(User−Agent名が「SH−0002」)ではMPEG2形式のコンテンツデータを再生する能力がないため、通信中継装置はこのコンテンツ視聴装置で視聴可能な3GPP形式にコンテンツデータを変換し、変換されたコンテンツデータをコンテンツ視聴装置に送信する。これにより、コンテンツ視聴装置でコンテンツサーバにあるコンテンツを視聴することができる。
ここで、コンテンツ視聴装置でコンテンツがどのように表示されているかモニタリングするため、通信中継装置は送信しているコンテンツを接続されているディスプレイに表示する。その際、コンテンツ視聴装置で再生・表示されている状態を確認できるようにするため、取得したコンテンツ視聴装置の能力情報を用いてコンテンツ視聴装置の環境に近い形式で表示する。つまり、コンテンツ視聴装置の画面解像度が320×240であることが分かるので、ディスプレイにも320×240の解像度で表示する。
コンテンツ視聴装置の能力としては画面解像度以外にも、例えば画面サイズを用いることもできる。コンテンツ視聴装置の画面サイズが2インチ(約5.1センチメートル)であることが分かるので、通信中継装置に接続されているディスプレイの解像度、画面サイズが分かれば、このディスプレイ画面上での単位長さあたりのピクセル数がわかるため、コンテンツ画像を適切に拡大・縮小して、コンテンツ視聴装置での表示サイズと同じサイズで表示することができる。
また、User−Agent名からコンテンツ視聴装置の機種が一意に特定できるので、そのコンテンツ視聴装置の外観や画面を模して表示させるような工夫も本発明を利用した他の実施形態の1つと言える。
続いて、ホームネットワークにあるモニタリング装置のうち、現在送信しているコンテンツが再生可能であり、かつ、コンテンツ視聴装置の能力と近いものを選択して、モニタリング可能であることを通知する。図10に示したコンテンツ視聴装置能力の情報を利用することにより、3GPP形式のコンテンツを再生可能なのはモニタリング装置Bおよびモニタリング装置Cであり、画面解像度はモニタリング装置Cのほうがコンテンツ視聴装置に近いことがわかるため、モニタリング装置Cにモニタリング可能であることを通知する。能力の比較基準としては、例えばモニタリング装置の画面解像度をR1、コンテンツ視聴装置の画面解像度をR2、とすると、ABS(1−(R1/R2))の値が最も小さいモニタリング装置を選択すればよい。ここでABS(A)はAの絶対値を表す。モニタリング装置Cでは、モニタリング可能である旨およびコンテンツの情報が画面に表示され、この表示を見たユーザがモニタリングすることを選択する操作を行なうと、通信中継装置は送信しているコンテンツデータをコンテンツ視聴装置だけでなくモニタリング装置Cにも送信する。
また、PNG形式の画像コンテンツを視聴する場合、PNG形式のコンテンツはコンテンツ視聴装置でそのまま視聴できるため、通信中継装置はコンテンツデータの変換を行なわずにそのままコンテンツ視聴装置に送信する。また、ホームネットワークにあるモニタリング装置3つのうち、PNG形式のコンテンツを表示可能であるのはモニタリング装置Aおよびモニタリング装置Bであり、画面解像度はモニタリング装置Bのほうがコンテンツ視聴装置に近いため、モニタリング装置Bにモニタリング可能であることを通知し、ユーザはモニタリング装置Bでモニタリングを行うことができる。
図11は、モニタリング通知情報の構成(データ構造)を示す概略図である。このモニタリング通知情報は、通信中継装置からモニタリング装置に対してモニタリングを通知する際に送られる情報であり、コンテンツ名、コンテンツのフォーマット、コンテンツのビットレート、コンテンツの解像度、コンテンツのURIが含まれている。
以上、実施形態の説明では映像コンテンツ(動画および音声)、および画像コンテンツ(静止画など)を対象に説明したが、本発明はコンテンツの種類には依存しない。音声コンテンツやその他各種アプリケーションデータなどをコンテンツとした場合でも本発明を実施することが可能である。
なお、上述した実施形態における通信中継装置の処理機能全体あるいはその一部、コンテンツ視聴装置の処理機能全体あるいはその一部、およびモニタリング装置の処理機能全体あるいはその一部は、これらの機能実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時刻の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時刻プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、これまでに実施の形態に記載したように、本発明によれば、コンテンツを視聴する端末の能力に合わせてコンテンツをモニタリングできるため、実際に視聴している相手の端末でどのように表示されているかをコンテンツ提供側で確認することができる。そのため、コンテンツ提供者の伝えたい情報が視聴者に正しく伝わらない、という事態を回避することができる。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本発明の実施形態によるシステムの全体構成を示した概略図である。 本発明の実施形態による通信中継装置の構成を示したブロック図である。 本発明の実施形態による視聴装置能力データベースの構成およびデータ例を示した概略図である。 本発明の実施形態による通信中継装置におけるリクエスト(宅外のコンテンツ視聴装置からアクセス)受信時の動作フローを示したフローチャートである。 本発明の実施形態による通信中継装置におけるコンテンツリスト取得時の動作フローを示したフローチャートである。 本発明の実施形態によるコンテンツ属性情報のデータ構造を示した図である。 本発明の実施形態による通信中継装置におけるコンテンツ取得時の動作フローを示したフローチャートである。 本発明の実施形態による通信中継装置におけるモニタリング先追加時の動作フローを示したフローチャートである。 本発明の実施形態による通信中継装置におけるコンテンツ視聴停止時の動作フローを示したフローチャートである。 本発明の実施形態によるコンテンツ視聴装置およびモニタリング装置の能力を示した概略図である。 本発明の実施形態によるモニタリング通知情報のデータ構造を示した図である。
符号の説明
101 通信中継装置
102 コンテンツ視聴装置
103 モニタリング装置
104 コンテンツサーバ装置
105 ホームネットワーク
106 インターネット
107 ディスプレイ
110 CPU
111 RAM
112 ROM
113 エンコーダ
114 デコーダ
115 Ethernet(登録商標)端子
116 Ethernet(登録商標)端子
117 映像端子
118 音声端子
120 AVケーブル
201 通信部
202 リクエスト処理部
203 能力取得部
204 コンテンツ情報取得部
205 コンテンツ取得部
206 コンテンツ送信部
207 コンテンツ変換部
208 コンテンツ出力部
209 モニタリング装置管理部
210 モニタリング装置選択部
211 視聴装置能力データベース

Claims (9)

  1. コンテンツ視聴装置の能力を取得する能力取得部と、
    コンテンツデータを前記コンテンツ視聴装置に送信するコンテンツ送信部と、
    前記能力取得部が取得した能力に基づいて、前記コンテンツデータの出力形式を変換するコンテンツ変換部と、
    前記コンテンツ変換部によって変換されたコンテンツデータを、前記コンテンツ視聴装置とは異なる装置に対して出力するコンテンツ出力部と
    を備えることを特徴とする通信装置。
  2. 前記能力取得部は、前記コンテンツ視聴装置の画面解像度を能力として取得し、
    前記コンテンツ変換部は、前記能力取得部が取得した画面解像度に基づいて前記コンテンツデータを変換する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記能力取得部は、前記コンテンツ視聴装置の画面サイズを能力として取得し、
    前記コンテンツ変換部は、前記能力取得部が取得した画面サイズに基づいて前記コンテンツデータを変換する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  4. コンテンツ視聴装置の能力を取得する能力取得部と、
    モニタリング装置の能力を管理するモニタリング装置管理部と、
    前記能力取得部が取得した能力に基づいて、コンテンツデータの出力形式を変換するコンテンツ変換部と、
    前記コンテンツ変換部が変換した後のコンテンツデータを前記コンテンツ視聴装置に送信するコンテンツ送信部と、
    前記能力取得部が取得した前記コンテンツ視聴装置の能力と前記モニタリング装置管理部が管理する前記モニタリング装置の能力とに基づいて、使用するモニタリング装置を選択するモニタリング装置選択部と、
    を備え、
    前記コンテンツ送信部は、前記モニタリング装置選択部が選択したモニタリング装置に対してもコンテンツデータを送信する
    ことを特徴とする通信装置。
  5. 前記能力取得部は、前記コンテンツ視聴装置の画面解像度を能力として取得し、
    前記モニタリング装置管理部は、前記モニタリング装置の画面解像度を能力として管理し、
    前記モニタリング装置選択部は、前記能力取得部が取得した前記コンテンツ装置の画面解像度と前記モニタリング装置管理部が管理する前記モニタリング装置の画面解像度とに基づいて、モニタリング装置をコンテンツ送信先として選択する
    ことを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
  6. 前記能力取得部は、前記コンテンツ視聴装置の画面サイズを能力として取得し、
    前記モニタリング装置管理部は、前記モニタリング装置の画面サイズを能力として管理し、
    前記モニタリング装置選択部は、前記能力取得部で取得した前記コンテンツ視聴装置の画面サイズと前記モニタリング装置管理部が管理する前記モニタリング装置の画面サイズとに基づいて、モニタリング装置をコンテンツ送信先として選択する
    ことを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
  7. 請求項1に記載の通信装置において、
    モニタリング装置の能力を管理するモニタリング装置管理部と、
    前記能力取得部が取得した前記コンテンツ視聴装置の能力と前記モニタリング装置管理部が管理する前記モニタリング装置の能力とに基づいて、使用するモニタリング装置を選択するモニタリング装置選択部と、
    を備え、
    前記コンテンツ送信部は、前記モニタリング装置選択部が選択したモニタリング装置に対してもコンテンツデータを送信する
    ことを特徴とする通信装置。
  8. コンテンツ視聴装置の能力を取得する能力取得過程と、
    コンテンツデータを前記コンテンツ視聴装置に送信するコンテンツ送信過程と、
    前記能力取得過程で取得した能力に基づいて、前記コンテンツデータの出力形式を変換するコンテンツ変換過程と、
    前記コンテンツ変換過程において変換されたコンテンツデータを、前記コンテンツ視聴装置とは異なる装置に対して出力するコンテンツ出力過程と
    を含むことを特徴とする通信方法。
  9. コンテンツ視聴装置の能力を取得する能力取得過程と、
    モニタリング装置の能力を管理するモニタリング装置管理過程と、
    前記能力取得過程で取得した能力に基づいて、コンテンツデータの出力形式を変換するコンテンツ変換過程と、
    前記コンテンツ変換過程で変換した後のコンテンツデータを前記コンテンツ視聴装置に送信するコンテンツ送信過程と、
    前記能力取得過程で取得した前記コンテンツ視聴装置の能力と前記モニタリング装置管理過程で管理する前記モニタリング装置の能力とに基づいて、使用するモニタリング装置を選択するモニタリング装置選択過程と、
    前記モニタリング装置選択過程においてが選択したモニタリング装置に対してもコンテンツデータを送信する第2のコンテンツ送信過程と、
    を含むことを特徴とする通信方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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