JP2007316428A - 画像揺れ補正アタッチメント - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、光学レンズを有する撮像装置に装着することによって、簡易に装置の振れに起因する画像を揺れを補正する。
【解決手段】撮像機器に生じる振れを検出する振れ検出手段と、光学レンズに入射する光の屈折方向を変化させる光屈折手段と、光屈折手段を駆動させる駆動手段と、振れ検出手段で検出した振れを打ち消すように前記駆動手段を制御する制御手段とを有する本体部と、光学レンズの入射光路上に光屈折手段が配置されるように、本体部と撮像機器とを結合する結合部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ビデオカメラ、電子スチルカメラ、スチルカメラ等の光学レンズを有する装置に装着することによって、簡易に装置の振れに起因する画像を揺れを補正する画像揺れ補正アタッチメントに関する。
従来、撮像時の手振れを補正して、再生画像を見やすくするため、カメラ本体に画像揺れ補正装置を備えるビデオカメラ装置が知られている。この画像揺れ補正装置の1つとして、特許文献1に示されているプリズムを用いたものがある。
特許文献1で用いられるプリズムは、2枚のガラス板を特殊フィルムでできた伸縮自在の蛇腹でつなぎ、その中に2枚のガラス板とほぼ同一の光学屈折率の液体を注入して形成される。
このプリズムは、CCDイメージセンサに被写体像を導くレンズユニットの対物レンズとCCDイメージセンサとの間に設けられて、2枚のガラス板の各ガラス板において、ビデオカメラ本体の縦方向又は横方向のいずれかの各異なる方向に対する傾き角(以下、頂角と称する)を可変させて画像揺れを補正するものである。
特開平9−51469号公報
しかし、特許文献1に記載の画像揺れ補正装置では、ビデオカメラ装置等に備えることを前提としているので、利用者が画像揺れ補正機能部分のみを取り外し、他の光学レンズを備えた撮像装置等に用いることはできなかった。
そのため、全ての光学レンズを有する撮像装置で画像揺れ補正機能を利用するためには、利用者は全ての撮像装置に画像揺れ補正機能を有するものを用意する必要があり、費用が嵩むという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、光学レンズを有する撮像装置に装着することによって、簡易に装置の振れに起因する画像を揺れを補正する画像揺れ補正アタッチメントを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像揺れ補正アタッチメントの第1の特徴は、撮像機器に生じる振れを検出し、検出した振れ信号を出力する振れ検出手段と、光学レンズに入射する光の屈折方向を変化させる光屈折手段と、光屈折手段を駆動させる駆動手段と、振れ検出手段により出力された振れ信号に基づいて振れを打ち消すように駆動手段を制御する制御手段とを有する本体部と、光学レンズの入射光路上に光屈折手段が配置されるように、本体部と撮像機器とを結合する結合部とを備えたことを要旨とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像揺れ補正アタッチメントの第2の特徴は、撮像機器に生じる振れを検出し、検出した振れ信号を出力する振れ検出手段と、光学レンズに入射する光の屈折方向を変化させる2つの可動屈折素子と、2つの可動屈折素子をそれぞれ光軸まわりに独立して回動させる2つの回動手段と、振れ検出手段により出力された振れ信号に基づいて振れを打ち消すように前記2つの回動手段を回動制御する制御手段とを有する本体部と、光学レンズの入射光路上に2つの可動屈折素子が配置されるように、本体部と撮像機器とを結合させる結合部とを備えたことを要旨とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像揺れ補正アタッチメントの第3の特徴は、結合部が撮像機器の光学レンズの入射光側に備えた螺子に螺合する螺子を本体部の出射光側に備えることを要旨とする。
本発明の画像揺れ補正アタッチメントによれば、光学レンズを有する撮像装置に装着することによって、簡易に装置の振れに起因する画像を揺れを補正することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。本実施形態では、光学レンズを有する撮像装置に装着することによって、撮像装置の振れに起因する画像の揺れを可動プリズムを用いて補正する画像揺れ補正アタッチメントを例に挙げて説明する。
図1は、本実施形態に係る画像揺れ補正アタッチメントの側面図である。本実施形態の画像揺れ補正アタッチメント200は、本体部201と結合部202を備え、例えば撮像装置であるビデオカメラ1の被写体を撮影するレンズ系3の前面に結合部202によって装着される。
この結合部202は雄螺子を有しており、この雄螺子がビデオカメラ1の光学レンズの入射光側に備えた雌螺子に螺合されることで本体部201とビデオカメラ1とが結合される。そのため、結合部202の雄螺子と合致する形状を有する雌螺子を有する全ての光学レンズを有する撮像装置に取り付け可能である。
図2は、本実施形態に係る画像揺れ補正アタッチメントの機能構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る画像揺れ補正アタッチメント200の本体部201は、固定プリズム9と、光軸1aを回転中心として独立的に回動可能な一対の可動プリズム10A、10Bと、この一対の可動プリズム10A、10Bをそれぞれ独立的に回動させるアクチュエータ4A,4Bと、手振れ等によるビデオカメラ1の角速度などにより振れを検出して手振れ信号を出力する手振れ検出部5と、手振れ検出部5からの手振れ信号に応じて振れを打ち消すようにアクチュエータ4A,4Bを回動制御するように制御信号を送信するCPU6と、CPU6からの制御信号に応じてアクチュエータ4A,4Bを駆動させるモータ駆動電子回路(MDE)7と、一対の可動プリズムの回転状態を検知するセンサ8A,8Bとを備える。
手振れ検出部5はジャイロ等の周知の角速度センサにより構成され、画像揺れ補正アタッチメントの縦方向と横方向とに検出面を向けて設けられて、それぞれ横揺れ方向と縦揺れ方向とに起因した角速度を検出する第1の角速度センサと第2の角速度センサとを有する。
また、本実施形態に係る画像揺れ補正アタッチメント200の本体部201は、図3(a)〜(c)に示すように、固定して設置された固定プリズム9と、光軸を回転中心として回動可能な一対の可動プリズム10A,10Bとを備えている。
固定プリズム9は図4に示すように、光軸1aに対して直交する第1の面9aと、第1の面9aに対して微小な角度の傾きを有して対向する第2の面9bとを形成した、アクリル等よりなるプリズムである。可動プリズム10A,10Bも同様の形状、材質である。
図5はアクチュエータとセンサの配置図で、図5(a)はレンズ系3に結合された画像揺れ補正アタッチメント200の本体部201の概略側面図、図5(b)は可動プリズム10Aのアクチュエータとセンサの配置図、図5(c)は可動プリズム10Bのアクチュエータとセンサの配置図である。アクチュエータとセンサとは本体部201に取り付けられている。そして、図5(b),(c)に示すように、アクチュエータ4Aとセンサ8Aは可動プリズム10A用であり、アクチュエータ4Bとセンサ8Bは可動プリズム10B用である。
アクチュエータ4A,4BはCPU6からの制御信号に応じて可動プリズム10A,10Bを回動させる。アクチュエータ4A,4Bは負荷トルクの小さい小型パルスモータや、小型リニアモータ、小型超音波モータ等により構成される。
センサ8A,8Bは小型フォトインタラプタ、MR素子、ホール素子等により構成され、可動プリズム10A,10Bの回動状態を検出して回動状態の情報をCPU6に出力する。
センサ8A,8Bとして小型フォトインタラプタを用いる場合には、パルスモータとの組で用い、可動プリズム10A,10Bの外周側をマスキングし、そのマスキング上にそれぞれ穴10a,10bを設ける。穴10a,10bは、可動プリズム10A,10Bが初期位置になったときにセンサ8A,8Bの位置に来るように設ける。
小型フォトインタラプタは、赤外線発光ダイオードとフォトトランジスタとを備え、可動プリズム10A又は10Bが赤外線発光ダイオードとフォトトランジスタとの間に配置されるように設置する。
小型フォトインタラプタは、電源ON時に可動プリズム10A,10Bを回動させ、穴10a,10bを通過した赤外線発光ダイオードの光をフォトトランジスタで受光することにより原点位置を検出する。可動プリズム10A,10Bの回動状態の情報は、原点位置でのパルスをゼロとして回動時のパルス数をカウントすることにより得られる。
また、センサ8A,8BとしてMR素子又はホール素子を用いる場合には、穴10a,10bを設ける替わりに、可動プリズム10A,10Bにそれぞれ磁性体を取り付ける。
MR素子又はホール素子は、可動プリズム10A,10Bの回動と共に回動する磁性体による磁界の変化を検出することにより回動状態の情報を検出する。
ここで、プリズムによる像移動について説明する。図6(a)はプリズムによる光の屈折を説明する図、図6(b)は図6(a)においてプリズムを正面方向(a方向)から見た図である。図6(b)では図6(a)に示すプリズム11をαだけ回転させている。図6(a),(b)に示すように、入射した光はプリズム11によって屈折角i´で屈折され、その結果、被写体Aの像がP点方向に向かってA´にシフト(平行移動)する。
図6(a),(b)において、iはプリズム11のプリズム角、Lはプリズム長、δはプリズム高さ、δは最も薄い部分のプリズム高さ、Nは屈折率、θは像シフト角、αはプリズム回転角、Lαはプリズム回転量、vectoreは像シフト方向の単位ベクトル、vectorθは像シフト角ベクトルである。なお、添え字「vector」はベクトル量であることを表している。
ここで、
vectorθ=θvectore (数式1)
である。
また、プリズム角iが小さいと仮定すると、以下の(数式2)〜(数式4)が成立する。
i´=Ni (数式2)
θ=−(i−i´)=−(1−N)i (数式3)
i=−θ/(1−N) (数式4)
また、図6(a),(b)より、以下の(数式5)〜(数式7)が成立する。
δ=Ltani+δ (数式5)
L=(δ−δ)/tani (数式6)
α=(L/2)α (数式7)
次に、画像揺れ補正アタッチメント200の本体部201内の可動プリズム10A,10Bが回転していない初期状態について説明する。図7は初期状態の像シフトベクトルを示す図である。
図7において、vectorθvectorθvectorθはそれぞれ固定プリズム9、可動プリズム10A,10Bによる像シフトベクトルである。図7に示すように、vectorθvectorθの合成ベクトルをvectorθが打ち消すように固定プリズム9、可動プリズム10A,10Bの位置を設定する。これにより、固定プリズム9、可動プリズム10A,10Bの3枚で平行平板と等価となるため、本体部201の入射角と出射角とが同一となり、被写体の像は移動しない。
次に、可動プリズム10A,10Bが回転した場合の像移動について説明する。図8(a)は可動プリズムが回転した場合の像シフトベクトルを示す図、図8(b)は図8(a)の拡大図である。
図8(a)において、可動プリズム10A,10Bがそれぞれα,αだけ回転したときの像シフトベクトルをそれぞれvectorθ´,vectorθ´とする。なお、図8(a)に示す回転方向をα,αの+(プラス)方向とする。
また、
vectorθvectorθ´−vectorθ (数式8)
vectorθvectorθ´−vectorθ (数式9)
とする。
そして、図8(b)に示すように、被写体Aの像がA´に平行移動し、その像シフトベクトルはvectorθvectorθの合成ベクトルvectorθとなる。
ここで、vectorθの成分をθ,θとすると、以下の(数式10)〜(数式12)が成り立つ。
vectorθ=[θ,θ]=vectorθ(α,α) (数式10)
θ=θsinα−(1−cosα)θ (数式11)
θ=θsinα−(1−cosα)θ (数式12)
また、α,αを成分とするベクトルvectorαを考えると、以下の(数式13)〜(数式15)が成り立つ。
vectorα=[α,α]=vectorα(θ,θ) (数式13)
α=±cos−1(C/D)+α (数式14)
α=±cos−1{[(θ+θ)−θsinα]/θ} (数式15)
ここで、
A=(θ+θ) (数式16)
B=(θ+θ) (数式17)
C=[(θ+θ+(θ+θ+θ −θ ]/2θ
(数式18)
D=(A+B1/2 (数式19)
α =±cos−1(A/D) (Bの符号を選択) (数式20)
である。
図9は被写体平行移動の形態を示す図で、図9(a)は第2象限に移動した図、図9(b)は第1象限に移動した図、図9(c)は第3象限に移動した図、図9(d)は第4象限に移動した図である。
第1象限に移動する場合は図9(b)に示すように、θ>0,θ>0であるため、α>0,α>0である。また、第2象限に移動する場合は図9(a)に示すように、θ<0,θ>0であるため、α<0,α>0である。また、第3象限に移動する場合は図9(c)に示すように、θ<0,θ<0であるため、α<0,α<0である。また、第4象限に移動する場合は図9(d)に示すように、θ>0,θ<0であるため、α>0,α<0である。
次に、換算焦点距離とシフト量について説明する。図10(a)は換算焦点距離を説明する図、図10(b)はシフト量を説明する図である。
図10(a)において、Sは被写体Aからレンズ系3の第1主点までの距離、fはレンズ系3の焦点距離である。このとき換算焦点距離fは、レンズ系3の第2主点から被写体像14Aを結像するCCD部13までの距離であり、以下の(数式21),(数式22)で表される。
=f+S (数式21)
=f/S (数式22)
次に、図10(b)に示すように、画像揺れ補正アタッチメント200を挿入することによって被写体像14Aが被写体像14A´に移動し、その像シフト角をθとすると、シフト量Sは以下の(数式23)で表される。
S=ftanθ (数式23)
次に、手振れ補正について説明する。図11(a)は手振れによる被写体像の移動を説明する図、図11(b)は手振れ補正を説明する図である。
図11(a)に示すように、ビデオカメラ等の本体に対しレンズ系3が上方向に回転(図12の時計回り方向)すると、被写体Aは相対的に下方向に回転することになる。このため、被写体像14Aが被写体像14A´にずれる。ここで、vectorθは手振れ角ベクトルであり、手振れ角をθ、手振れ方向の単位ベクトルをvector(=−vectore)とすると、
vectorθ=θ vector (数式24)
である。
次に、図11(b)に示すように、レンズ系3の前方に画像揺れ補正アタッチメント200を挿入すると、画像揺れ補正アタッチメント200による像シフトベクトルvectorθと手振れ角ベクトルvectorθが以下の(数式25)に示す手振れ補正条件を満たすとき、被写体像14A´が被写体像14Aの位置に移動する。
vectorθ=−vectorθ (数式25)
次に、本実施形態の画像揺れ補正アタッチメントの動作について説明する。
センサ8A,8Bは、可動プリズム10A,10Bの回転状態を検出して回転状態の情報をCPU6に出力する。
手振れ検出部5は手振れによるビデオカメラ1の振れを検出し、これを手振れ信号としてCPU6に出力する。CPU6ではこの手振れ信号に基づいて、振れの大きさ及び方向を示す手振れ角ベクトルvectorθを以下の(数式25)により計算する。
vectorθ=(θ ,θ ) (数式26)
ここで、(数式25)より、
(θ,θ)=(−θ ,−θ ) (数式27)
となる。
そして、CPU6は、(数式13)〜(数式20)に基づいてベクトルvectorαを算出し、可動プリズム10A,10Bを回転角がα,αになるように制御信号をモータ駆動電子回路7に出力する。
そして、モータ駆動電子回路7は、CPU6からの制御信号に応じてアクチュエータ4A,4Bを駆動させ、アクチュエータ4A,4Bは、可動プリズム10A,10Bを回転角がα,αになるように回動させる。
本発明の実施の形態に係る画像揺れ補正アタッチメントによれば、可動プリズム10A,10Bを回動させることより手振れによる画像揺れを補正するので、簡単な構成で製造が容易な画像揺れ補正装置を提供することができる。
なお、本実施形態の画像揺れ補正アタッチメントは、可動プリズムを用いて光学的に画像揺れ補正を行う装置について説明したが、本発明は、他の光学式画像揺れ補正アタッチメントにも適用できる。
例えば、可動プリズムを用いるもの以外の光学式画像揺れ補正アタッチメントとして、光学系の中の一部のレンズやCCDを光軸に対して垂直に移動させるものや液体プリズムの角度を変化させるもの等を用いて画像揺れを補正する画像揺れ補正アタッチメントがある。
また、振れ検出手段としてはジャイロから角加速度や角速度検出を検出する方法や画像の移動から検出するベクトル検出法等がある。
上記画像揺れ補正アタッチメントは、振れ検出手段から得られた情報を元に制御量算出手段で制御量を算出し、算出した制御量と駆動量検出手段により検出された駆動量とを基に、駆動手段を制御することにより、画像揺れ補正を行うことができる。
≪本実施形態の変形例≫
<変形例1>
画像揺れ補正アタッチメント200の本体部201は、図3に示すように、固定プリズム9、可動プリズム10A,10Bを備える構成のものを説明したが、固定プリズム9を削除してもよく、また、固定プリズムを1枚追加した構成としてもよい。図12は固定プリズムなしの本体部201を示す図で、図12(a)は正面図、図12(b)は平面図、図12(c)は側面図である。また、図13は固定プリズム2枚を備える本体部201を示す図で、図13(a)は正面図、図13(b)は平面図、図13(c)は側面図である。
図13の場合は、初期状態における画像揺れ補正アタッチメント200の本体部201の入射角と出射角とが同一となるように各プリズムの位置を調整する。その他の動作は図12、図13のいずれの場合も上記実施の形態と同様であり、同様の効果が得られる。
なお、図12の場合、可動プリズム10A、10Bの2枚のみを備える構成としているので、図8(b)から分かるように、初期状態では像シフト角θだけ像がずれているが、これは画像揺れ補正とは直接の関係はない。
ただし、固定プリズム9を削除した図12の場合は図3、図13の場合に比べて色収差による像ズレが大きくなる。即ち図3、図13の場合は、固定プリズム9により本体部201の入射角と出射角とが初期状態で同一となるように構成したが、これは画像揺れ補正時のプリズム作用による色収差の影響を最小限に抑え、色収差による像ズレ補正を低減するためである。これに対して、図12の場合は固定プリズム9を削除していることから、入射角と出射角とが初期状態で同一とならない。そのため、図3、図13の場合に比べて色収差による像ズレが大きくなる。その反面、図12に示す固定プリズムなしの構成では、画像揺れ補正アタッチメント200の本体部201の光軸方向の長さを短くして小型化することができる。
また、色収差による像ズレ抑制と小型化双方の効果をバランス良く両立して得られる選択も可能である。色収差による像ズレが図12の場合ほど大きくなく、図3及び図13の場合より画像揺れ補正アタッチメント200の本体部201を小型にする、つまり図12の場合と図3及び図13の場合において色収差による像ズレ量が中間となるように、固定プリズム9のプリズム角を調整することも可能である。これにより、色収差による像ズレの抑制と画像揺れ補正アタッチメント200の本体部201の小型化とのバランスを取ることができる。
また、図3、図12及び図13に示す実施形態における各プリズムを、単体にしてもよいし、複合プリズムにしてもよい。また、プリズム効果を有する平行板にしてもよい。図14(a)は単体プリズムを示す図、図14(b)は複合プリズムを示す図、図14(c)はプリズム効果を有する平行板を示す図である。
例えば可動プリズム10Aを、図14(b)に示すような、微小角度を有する2枚のプリズム10Aa,10Abを貼り合わせた複合プリズムとしてもよい。複合プリズムにすると、プリズム単体の角度を大きくすることができ、単体プリズムでは難しい微小角のプリズムを容易に製作することができる。
また、図14(c)に示すように、屈折率Nが例えばN=1.5からN=1.4に変化し、プリズム効果を有する平行板17を各プリズムに替えて用いてもよい。プリズムは傾き角の生産管理が必要となるが、平行板17であれば容易に加工することができる。
本発明の実施の形態に係る画像揺れアタッチメントの側面図である。 本発明の実施の形態に係る画像揺れ補正アタッチメントの機能構成を示すブロック図である。 画像揺れ補正アタッチメントが備えるプリズム部分の構成図で、(a)は正面図、(b)は図2(a)に示すB方向から見た断面図、(c)は図2(a)に示すA方向から見た断面図である。 画像揺れ補正アタッチメントが備える固定プリズムの斜視図である。 アクチュエータとセンサの配置図で、(a)はレンズ系3に結合された画像揺れ補正アタッチメント本体部の概略側面図、(b)は可動プリズム10Aのアクチュエータとセンサの配置図、(c)は可動プリズム10Bのアクチュエータとセンサの配置図である。 (a)はプリズムによる光の屈折を説明する図、(b)は(a)においてプリズムを正面方向から見た図である。 初期状態の像シフトベクトルを示す図である。 (a)は可動プリズムが回転した場合の像シフトベクトルを示す図、(b)は(a)の拡大図である。 被写体平行移動の形態を示す図で、(a)は第2象限に移動した図、(b)は第1象限に移動した図、(c)は第3象限に移動した図、(d)は第4象限に移動した図である。 (a)は換算焦点距離を説明する図、(b)はシフト量を説明する図である。 (a)は手振れによる被写体像の移動を説明する図、(b)は手振れ補正を説明する図である。 固定プリズムなしの画像揺れ補正アタッチメント本体部を示す図で、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は側面図である。 固定プリズム2枚を備える画像揺れ補正アタッチメント本体部を示す図で、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は側面図である。 (a)は単体プリズムを示す図、(b)は複合プリズムを示す図、(c)はプリズム効果を有する平行板を示す図である。
符号の説明
1…ビデオカメラ
1a…光軸
3…レンズ系
4A,4B…アクチュエータ
5…手振れ検出部
6…CPU(制御手段)
7…モータ駆動電子回路
8A,8B…センサ
9…固定プリズム
10A,10B…可動プリズム(可動屈折素子、光屈折手段)
200…画像揺れ補正アタッチメント
201…本体部
202…結合部

Claims (3)

  1. 光学レンズを有する撮像機器により撮像した画像の揺れを光学的に補正する画像揺れ補正アタッチメントであって、
    前記撮像機器に生じる振れを検出し、検出した振れ信号を出力する振れ検出手段と、前記光学レンズに入射する光の屈折方向を変化させる光屈折手段と、前記光屈折手段を駆動させる駆動手段と、前記振れ検出手段により出力された振れ信号に基づいて前記振れを打ち消すように前記駆動手段を制御する制御手段とを有する本体部と、
    前記光学レンズの入射光路上に光屈折手段が配置されるように、前記本体部と前記撮像機器とを結合する結合部と
    を備えたことを特徴とする画像揺れ補正アタッチメント。
  2. 光学レンズを有する撮像機器により撮像した画像の揺れを光学的に補正する画像揺れ補正アタッチメントであって、
    前記撮像機器に生じる振れを検出し、検出した振れ信号を出力する振れ検出手段と、前記光学レンズに入射する光の屈折方向を変化させる2つの可動屈折素子と、前記2つの可動屈折素子をそれぞれ光軸まわりに独立して回動させる2つの回動手段と、前記振れ検出手段により出力された振れ信号に基づいて前記振れを打ち消すように前記2つの回動手段を回動制御する制御手段とを有する本体部と、
    前記光学レンズの入射光路上に前記2つの可動屈折素子が配置されるように、前記本体部と前記撮像機器とを結合させる結合部と
    を備えたことを特徴とする画像揺れ補正アタッチメント。
  3. 前記結合部は、
    前記撮像機器の光学レンズの入射光側に備えた螺子に螺合する螺子を前記本体部の出射光側に備える
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像揺れ補正アタッチメント。
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