JP2007316279A - 状態切換機構 - Google Patents

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Naohiro Kato
尚宏 加藤
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Abstract

【解決手段】被写界の光学像は、撮像装置16によって捉えられる。撮像装置16の焦点を切り換える操作は、操作リング22によって受け付けられる。トーションばね18は、コイル部18aと、上方に屈曲する屈曲部18fが形成されたアーム部18bを有する。撮像装置16は、受光ユニットに螺入されたレンズユニットを有する。操作リング22は、係合部22iと凸状部22hとを有する。係合部22iは、レンズユニットと係合し、凸状部22hは、アーム部18bを押圧しつつアーム部18bの長さ方向に移動する。屈曲部18fの開放端側における角度は、屈曲部18fのコイル部18a側における角度よりも小さい。
【効果】操作リングの操作方向による節度感の相違が抑制される。
【選択図】図1

Description

この発明は、状態切換機構に関し、特にたとえばカメラ装置やカメラ付携帯通信端末に適用され、特定軸に沿ってベース部材に螺入される螺入部材を特定軸の回り方向に回転させることで、ベース部材と螺入部材との螺合状態を切り換える、状態切換機構に関する。
従来のこの種の機構の一例が、特許文献1に開示されている。この従来技術によれば、レンズが取り付けられたマクロ繰出し環の外周に雄ねじが形成される一方、ホルダの内周に雌ねじが形成される。マクロ繰出し環は、雄ねじと雌ねじとの螺合によってホルダに装着される。
キャビネットのリング収納部には、操作リングが収納される。マクロ繰出し環は、レンズ回転レバーを介して、この操作リングと連結される。操作リングには外方に突出する爪が設けられ、リング収納部の内壁には突起が形成される。
したがって、操作リングつまりマクロ繰出し環を回転させると、レンズが上下するとともに、爪が突起に接触する。これによって、撮影モードが通常撮影モードと接写撮影モードとの間で切り換えられ、モード切り換え時に節度感(クリック感)が生じる。
特開2004−163830号公報[G02B 7/105, 7/08, G03B 3/02, 13/32, 17/02]
しかし、マクロ繰出し環を回転させるために必要な外力が回転方向によって異なる場合、従来技術では、モード切り換え時に生じる節度感が相違する。このような節度感の相違は、操作者に違和感を覚えさせる。
それゆえに、この発明の主たる目的は、切り換え方向による節度感の相違を抑制することができる、状態切換機構を提供することである。
請求項1の発明に従う状態切換機構(10:実施例で相当する参照符号。以下同じ)は、特定軸(AX)に沿ってベース部材(16b)に螺入される螺入部材(16a, 16c)と、外力に従って特定軸(AX)の回り方向に変位する変位部材(22)と、螺入部材(16a, 16c)の近傍に固定されるコイル部(18a)、および特定軸(AX)の回り方向に沿ってコイル部(18a)から延出するアーム部(18b)を有するトーションばね(18)とを備え、変位部材(22)は、螺入部材(16a, 16c)と係合する係合部(22i)と、係合部(22i)と一体化してアーム部(18b)に沿う所定長さ範囲(L2)を移動する凸状部(22h)とを有し、アーム部(18b)は凸状部(22h)の移動を妨げるべく所定長さ範囲(L2)に対応して凸状部(22h)側に屈曲するアーチ状の屈曲部(18f)を有し、屈曲部(18f)は、コイル部(18a)側において第1角度を有する一方、開放端側において第1角度よりも小さい第2角度を有する。
螺入部材(16a, 16c)は、特定軸(AX)に沿ってベース部材(16b)に螺入される。変位部材(22)は、外力に従って特定軸(AX)の回り方向に変位する。トーションばね(18)は、コイル部(18a)およびアーム部(18b)を有する。コイル部(18a)は螺入部材(16a, 16c)の近傍に固定され、アーム部部(18b)は特定軸(AX)の回り方向に沿ってコイル部(18a)から延出する。
変位部材(22)は、係合部(22i)と凸状部(22h)とを有する。係合部(22i)は、螺入部材(16a, 16c)と係合し、凸状部(22h)は、係合部(22i)と一体化してアーム部(18b)に沿う所定長さ範囲(L2)を移動する。アーム部(18b)はアーチ状の屈曲部(18f)を有する。この屈曲部(18f)は、凸状部(22h)の移動を妨げるべく所定長さ範囲(L2)に対応して凸状部(22h)側に屈曲する。屈曲部(18f)はまた、コイル部(18a)側において第1角度を有する一方、開放端側において第1角度よりも小さい第2角度を有する。
このように、螺入部材(16a, 16c)は特定軸(AX)に沿ってベース部材(16b)に螺入され、変位部材(22)の係合部(22i)は螺入部材(16a, 16c)と係合する。したがって、変位部材(22)が外力によって特定軸(AX)の回り方向に変位すると、螺入部材(16a, 16c)とベース部材(16b)との螺合状態が変化する。
また、凸状部(22h)は、係合部(22i)と一体化してアーム部(18b)の長さ方向に沿う所定長さ範囲(L2)を移動する一方、アーム部(18b)のアーチ状の屈曲部(18f)は、凸状部(22h)の移動を妨げるべく所定長さ範囲(L2)に対応して凸状部(22h)側に屈曲する。したがって、凸状部(22h)を所定長さ範囲(L2)の両端の間で変位させるときに節度感が発生する。
さらに、コイル部(18a)は螺入部材(16a, 16c)の近傍に固定され、アーム部(18b)は特定軸(AX)の回り方向に沿ってコイル部(18a)から延出し、開放端側における屈曲部(18f)の角度はコイル部(18a)側における屈曲部(18f)の角度よりも小さい。したがって、凸状部(22h)の変位方向による節度感の相違が抑制される。
請求項2の発明に従う状態切換機構は、請求項1に従属し、螺入部材(16a, 16c)は、特定軸(AX)の回り方向に螺旋状に延びる溝を有する第1ねじ(SC1)と、光学像を集束させるレンズ(16e)とを含み、特定軸(AX)はレンズの光軸に相当する。
請求項3の発明に従う状態切換機構は、請求項2に従属し、ベース部材(16b)は、第1ねじ(SC1)と螺合する第2ねじ(SC2)と、レンズ(16e)によって集束された光学像を受ける受光素子(16m)とを含む。
請求項4の発明に従う状態切換機構は、請求項3に従属し、第1ねじ(SC1)および第2ねじ(SC2)はそれぞれ雄ねじおよび雌ねじであり、受光素子(16m)は第2ねじを形成する孔(16n)を通して光学像を受ける。
請求項5の発明に従う状態切換機構は、請求項1ないし4のいずれかに従属し、螺入部材(16a, 16c)は特定軸(AX)の回り方向と交差して延びるレバー(16f)をさらに含み、係合部(22i)は特定軸(AX)の回り方向においてレバー(16f)を挟持する挟持部(22f, 22g)を有する。
請求項6の発明に従う状態切換機構は、請求項1ないし5のいずれかに従属し、変位部材を収納する収納部(20a)を表側に有し、螺入部材(16a, 16c)およびトーションばね(18)を保護するケース(20)をさらに備える。
請求項7の発明に従う状態切換機構は、請求項6に従属し、収納部(20a)は係合部(22i)および凸状部(22h)を裏側に貫通させる孔(20c, 20d)を有する。
この発明によれば、コイル部(18a)は螺入部材(16a, 16c)の近傍に固定され、アーム部(18b)は特定軸(AX)の回り方向に沿ってコイル部(18a)から延出し、開放端側における屈曲部(18f)の角度はコイル部(18a)側における屈曲部(18f)の角度よりも小さい。したがって、凸状部(22h)の変位方向(操作方向)による節度感の相違が抑制される。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
この実施例のカメラ付き携帯通信端末10は、折り畳み型を採用する。このような携帯通信端末10を形成する上側筐体の分解状態を、図1に示す。上側筐体は、下側ケース12,ホルダ部材14,撮像装置16,トーションばね18,上側ケース20,操作リング22,およびリングカバー24を備える。
ホルダ部材14は、撮像装置16およびトーションばね18を保持するべく、下側ケース12の長さ方向一方端近傍に載置される。操作リング22は、上側ケース20の長さ方向一方端に形成されたリング収納部20aに上側から装着される。リングカバー24は、リング収納部20aに装着された操作リング22の離脱を防止するべく、上側ケース20の表面に装着される。被写界の光学像は、光軸AXに沿って撮像装置16に入射される。
図2(A)および図2(B)を参照して、撮像装置16は、レンズユニット16a,受光ユニット16bおよび切換リング16cによって構成される。
レンズユニット16aは、高さ方向(光軸AXに沿う方向)に直交して切り出された断面が真円をなす円筒状のレンズホルダ16dを備える。レンズホルダ16dの高さ方向中央から下側は、螺旋状の雄ねじSC1が形成された外周面を有する。雄ねじSC1を形成する溝は、光軸AX回り方向に螺旋状に延びる。被写界の光学像を集束させるレンズ16eは、このようなレンズホルダ16dの筒内に装着される。レンズ16eの一方主面は被写界に面し、レンズ16eの他方主面は後述する受光素子16mに面する。レンズユニット16aを上方から眺めると、レンズ16eの一方主面および他方主面の各々の中心は、レンズホルダ16dを高さ方向に直交して切り出した断面の中心と一致する。このような複数の中心を結んだ直線は、光軸AXと重なる。
受光ユニット16bは、受光素子16mを保護するケース16kを備える。ケース16kの上面中央には、真円状の貫通孔16nが形成される。ケース16kを上方から眺めると、貫通孔16nの中心は受光素子16mの中心と一致する。これらの中心を結んだ直線もまた、光軸AXと重なる。ケース16kの上面にはまた、貫通孔16nに近接して2つの凸状部16iおよび16jが形成される。この凸状部16iおよび16jの機能については後述する。
ケース16kの上面の厚みは、レンズホルダ16dの高さのほぼ1/2である。また、貫通孔16nの内径は、レンズホルダ16dの高さ方向中央から下側の部分の外径とほぼ一致する。さらに、貫通孔16nの内周面には、螺旋状の雌ねじSC2が形成される。雌ねじSC2を形成する溝も、光軸AX回り方向に螺旋状に延びる。
したがって、レンズホルダ16dの雄ねじSC1を光軸AXに沿ってケース16kの雌ねじSC2に螺入することで、レンズユニット16aおよび受光ユニット16bが螺合される。受光ユニット16bに装着されたレンズユニット16aを上方から眺めたとき、レンズ16eの一方主面および他方主面の各々の中心は、受光素子16mの中心と一致する。
切換リング16cは、真円状の貫通孔16iを有する。切換リング16cの外周面には、光軸AX回り方向に直交して外方に突出するレバー16fと、貫通孔16iの中心に向かって凹む2つの凹状部16gおよび16hとが設けられる。切換リング16cは、レンズユニット16aが受光ユニット16bに装着された後に、レンズホルダ16dの高さ方向上端に装着(固定ないし一体化)される。こうして、撮像装置16が完成する。完成した撮像装置16を上方から眺めたとき、切換リング16cを形成する貫通孔16iの中心は光軸AXと重なる。
図3(A)および図3(B)を参照して、ケース16kの上面に形成された凸状部16iおよび16jは、切換リング16cの外周面に形成された凹状部16gおよび16hとそれぞれ係合する。切換リング16cを反時計回り方向に回転させると、凹状部16hの側面16qが凸状部16jに接触する。また、切換リング16cを時計回り方向に回転させると、凹状部16gの側面16pが凸状部16iに接触する。これによって、切換リング16cが光軸AXの回りを回転できる角度が“θ1”に制限される。
レンズユニット16aは雄ねじSC1および雌ねじSC2の螺合によって受光ユニット16bに装着され、切換リング16cはレンズユニット16aと一体化される。このため、切換リング16cを光軸AX回り方向に回動させることで、レンズユニット16aと受光ユニット16bとの螺合状態が変化し、これによってレンズ16eから受光素子16mまでの距離つまり焦点が切り換えられる。なお、切換リング16cが図3(A)に示す状態にあるとき、撮影モードは通常撮影モードに設定される。また、切換リング16cが図3(B)に示す状態にあるとき、撮影モードは接写撮影モードに設定される。
図4(A)および図4(B)を参照して、トーションばね18は、コイル部18a,第1アーム部18bおよび第2アーム部18cを有する。第1アーム部18bはコイル部18aの一方端から延出し、第2アーム部18cはコイル部18aの他方端から延出する。延出方向は、コイル部18aの長さ方向に直交する方向であり、第1アーム部18bおよび第2アーム部18dの間で互いに一致する。
第1アーム部18bは、第2アーム部18cよりも長い。第1アーム部18bは、第1アーム部18bの長さ方向およびコイル部18aの長さ方向の各々に直交するように外側(上側)に屈曲するフック18dを開放端側に有する。さらに、第2アーム部18cは、コイル部18aの長さ方向に沿うように内側に屈曲するフック18eを開放端側に有する。
第1アーム部18bの長さ方向中央には、フック18dの屈曲方向と同じ方向に膨らむアーチ状の屈曲部18fが形成される。図4(B)から分かるように、この屈曲部18fは、コイル部18a側端部において角度θ2を有する一方、フック18d側(開放端側)端部において角度θ2よりも小さい角度θ3を有する。換言すれば、コイル部18a側における屈曲部18fの曲率は、フック18d側における屈曲部18fの曲率よりも大きい。
図5を参照して、ホルダ部材14は、撮像装置16を収納するための第1収納部14aと、トーションばね18を収納するための第2収納部14bとを有する。
第1収納部14aの容積は、撮像装置16を形成するケース16kの体積とほぼ一致する。第1収納部14aは、ケース16kの上面のサイズと同じサイズを有する開口OP1を下面に有し、ケース16kの上面のサイズよりも小さいサイズを有する開口OP2を上面に有し、そして開口OP2と連通する開口OP3を側面の1つに有する。
第2収納部14bは、係止片14cおよび14dと押さえ14eとを有する。係止片14cはフック18dを係止するべく設けられ、係止片14dはフック18eを係止するべく設けられ、そして押さえ14eは第1アーム部18bのコイル部18a側端部を押さえるべく設けられる。
図6を参照して、下側ケース12の長さ方向一方端には、ホルダ部材14を載置するためのトレー部12aが形成される。また、下側ケース12の中央には、図示しないLCDモニタの画面を露出させるための矩形状の貫通孔12bが形成される。
図7(A)および図7(B)に示すように、撮像装置16は、ホルダ部材14の下方から第1収納部14aに収納される。撮像装置16の上部は、開口OP2およびOP3を通して露出する。トーションばね18は、撮像装置ホルダ14の側方から第2収納部14bに収納される。フック18dおよび18eは、係止片14cおよび14dによってそれぞれ係止される。第1アーム部18bのコイル部18a側端部は、押さえ14eによって押さえられる。このとき、コイル部18aはその長さ方向が光軸AX回り方向に交差(直交)する状態で固定され、アーム部18bは光軸AX回り方向に沿って延びる。アーム部18bに形成された屈曲部18fは、上方に膨らむ。
こうして撮像装置16およびトーションばね18が装着された後、ホルダ部材14は、下側ケース12のトレー部12aに図8に示す要領で載置される。撮像装置16およびトーションばね18は、上方に露出する。
図9(A)〜図9(C)を参照して、操作リング22は、真円状の貫通孔22aが形成されたリング本体22bを有する。リング本体22bの上面の或る位置には切換操作用の爪22cが設けられる。リング本体22bの下面には、フランジ22dが一体成形される。フランジ22dの外側面の或る位置には、係合部22iが一体成形される。
この係合部22iは、フランジ22dの厚みと同じ厚みを有し、かつフランジ22dの上面および下面と平行に突出する舌片22eと、リング本体22bの周方向に並んで舌片22eの下面から下方向に突出する2つの挟持部22fおよび22gとによって形成される。挟持部22fおよび22gの間隔は、図2(A)または図2(B)に示すレバー16fの幅に相当する。フランジ22dの下面の或る位置には、凸状部22hが形成される。この凸状部22hは、下に向かうにつれて外方に広がる。
図9(C)から分かるように、舌片22eの周方向一方端と凸状部22hの周方向一方端とがなす角度は“θ4”に相当し、舌片22eの周方向他方端と凸状部22hの周方向他方端とがなす角度は“θ5”に相当する。
図1および図10を参照して、上側ケース20の長さ方向一方端近傍には、真円状の透明窓W1が形成される。透明窓W1の大きさは、操作リング22を形成する貫通孔22aの大きさとほぼ一致する。上述したリング収納部20aは、このような透明窓W1の周辺に形成され、フランジ22dと嵌合する真円状の溝20bと、挟持部22fおよび22gを裏側に挿通させるための扇状の貫通孔20cと、凸状部22hを裏側に挿通させるための扇状の貫通孔20dとを有する。
図10から分かるように、貫通孔20cの周方向一方端と貫通孔20dの周方向一方端とがなす角度は“θ6”に相当し、貫通孔20cの周方向他方端と貫通孔20dの周方向他方端とがなす角度は“θ7”に相当する。角度θ6は上述の角度θ4に等しく、角度θ7は上述の角度θ5に等しい。また、貫通孔20cの周方向の長さL1は図3(A)または図3(B)に示す角度θ1に相当する距離よりも長く、貫通孔20dの周方向の長さL2は図4(A)または図4(B)に示す屈曲部18fの長さよりも長い。
図1から分かるように、透明窓W1は、上側ケース20を下側ケース12に装着したときに透明窓W1の中心が光軸AXと重なる位置に形成される。また、貫通孔20cは、上側ケース20を下側ケース12に装着したときに切換リング16cを形成するレバー16fを上方から覗くことができる位置に形成される。さらに、貫通孔20dは、上側ケース20を下側ケース12に装着したときにトーションばね18を形成する屈曲部18fを上方から覗くことができる位置に形成される。
リングカバー24は、真円状の貫通孔24aを有する。貫通孔24aの内径は、操作リング22を形成するリング本体22bの外径とほぼ一致する。貫通孔24aは、リングカバー24を上側ケース20に装着したときに貫通孔24aの中心が光軸AXと重ねる位置に形成される。
上側ケース20を下側ケース12に装着し、操作リング22をリング収納部20aに収納すると、切換リング16cのレバー16fが操作リング22の挟持部22fおよび22gによって挟持され、操作リング22の凸状部22hがトーションばね18の屈曲部18fに接触する。操作リング22がリング収納部20aに収納された状態でリングカバー24を上側ケース20に装着されると、リング本体22bが貫通孔24aを通して上方に露出する一方、フランジ22dがリングカバー24によって覆われる。これによって、操作リング22の離脱が防止される。
こうして上側ケース20に装着された操作リング22を光軸AX回り方向に摺動させると、挟持部22fおよび22gと係合するレバー16fが図3(A)に示す位置と図3(B)に示す位置との間で変位し、凸状部22hが図11(A)に示す位置と図11(C)に示す位置との間で変位する。
レバー16fを図3(A)に示す位置から図3(B)に示す位置に移動させるとき、凸状部22hの尖端は、屈曲部18fの上面を開放端側端部からコイル部18a側端部に向かって摺動する。このとき、図11(A)に示すように、摺動抵抗R1とばね反力P1とによって操作加重WT1が発生する。第1アーム部18bは、凸状部22hの摺動に伴って図11(B)に示すように沈下する。レバー16fが図3(B)に示す位置に到達すると、凸状部22hもまた屈曲部18fのコイル部18a側端部に到達する。第1アーム部18bは、図11(C)に示すように元の姿勢に復帰する。
レバー16fを図3(B)に示す位置から図3(A)に示す位置に移動させるとき、凸状部22hの尖端は、屈曲部18fの上面をコイル部18a側端部から開放端側端部に向かって摺動する。このとき、図11(C)に示すように、摺動抵抗R2とばね反力P2とによって操作加重WT2が発生する。第1アーム部18bは、凸状部22hの摺動に伴って図11(B)に示すように沈下する。レバー16fが図3(A)に示す位置に到達すると、凸状部22hもまた屈曲部18fの開放端側端部に到達する。第1アーム部18bは、図11(A)に示すように元の姿勢に復帰する。
図4(B)に示すように、開放端側端部における屈曲部18fの角度θ3は、コイル部18a側端部における屈曲部18fの角度θ2よりも小さい。つまり、開放端側における屈曲部18fの曲率は、コイル部18a側における屈曲部18fの曲率よりも小さい。これによって、操作加重WT1は、操作加重WT2と一致する。
以上の説明から分かるように、被写界の光学像は、撮像装置16によって捉えられる。焦点を切り換えるための操作リング22は、外力に従って光軸AX回り方向に変位する。トーションばね18は、コイル部18aおよび第1アーム部18bを有する。コイル部18aはその長さ方向が光軸AX回り方向と交差(直交)する状態で固定され、第1アーム部18bは光軸AX回り方向に沿って延出する。
撮像装置16は、レンズユニット16aと受光ユニット16bとを含む。レンズユニット16aは、光軸AX回り方向に螺旋状に延びる溝を有する雄ねじSC1、および光学像を集束させるレンズ16eを含む。受光ユニット16bは、雄ねじSC1と螺合する雌ねじSC2、およびレンズ16eによって集束された光学像を雌ねじSC2を形成する貫通孔16nを通して受ける受光素子16mを含む。
操作リング22は、係合部22iと凸状部22hとを有する。係合部22iは、レンズユニット16aと係合する。凸状部22hは、係合部22iと一体化し、第1アーム部18bの長さ方向に沿って割り当てられた長さ範囲L2を移動する。
第1アーム部18bは、凸状部22hの移動を妨げるべく長さ範囲L2に対応して凸状部22h側に屈曲するアーチ状の屈曲部18fを有する。屈曲部18fは、コイル部18a側において角度θ2を有する一方、開放端側において角度θ2よりも小さい角度θ3を有する。
このように、レンズユニット16aの雄ねじSC1は受光ユニット16bの雌ねじSC2と螺合し、操作リング22の係合部22iはレンズユニット16aと係合する。したがって、操作リング22を操作することで焦点が切り換えられる。
また、凸状部22hは、係合部22iと一体化し、第1アーム部18bの長さ方向に沿って割り当てられた長さ範囲L2を移動する一方、第1アーム部18bのアーチ状の屈曲部18fは、凸状部22hの移動を妨げるべく長さ範囲L2に対応して凸状部22h側に屈曲する。したがって、凸状部22hを長さ範囲L2の両端の間で変位させるときに節度感が発生する。
さらに、コイル部18aは長さ方向が光軸AX回り方向と交差する状態で固定され、第1アーム部18bは光軸AX回り方向に沿って延出し、開放端側における屈曲部18fの角度θ3はコイル部18a側における屈曲部18fの角度θ2よりも小さい。したがって、凸状部22hの操作方向による節度感の相違が抑制される。
なお、この実施例では、係合部22iをレンズユニット16aと係合させるようにしているが、レンズユニット16aの回転を禁止する一方で受光ユニット16bの回転を許可するときは、係合部22iは受光ユニット16bと係合させる必要がある。
また、この実施例では、カメラ付携帯通信端末を用いて説明しているが、螺合状態を切り換えるあらゆる装置にこの発明を適用できることは言うまでもない。
この実施例のカメラ付携帯通信端末の一部を示す分解斜視図である。 (A)は図1実施例に適用される撮像装置の一例を示す斜視図であり、(B)は(A)に示す撮像装置の分解斜視図である。 (A)は図2(A)に示す撮像装置の焦点切換動作の一例を示す図解図であり、(B)は図2(A)に示す撮像装置の焦点切換動作の他の一例を示す図解図である。 (A)は図1実施例に適用されるトーションばねの一例を示す斜視図であり、(B)は(A)に示すトーションばねを示す側面図である。 図1実施例に適用されるホルダ部材の一例を示す斜視図である。 図1実施例に適用される下側ケースの一例を示す斜視図である。 (A)は図1実施例の組み立て工程の一部を示す図解図であり、(B)は図1実施例の組み立て工程の他の一部を示す図解図である。 図1実施例の組み立て工程のその他の一部を示す図解図である。 (A)は図1実施例に適用される操作リングを示す上側斜視図であり、(B)は図1実施例に適用される操作リングを示す下側斜視図であり、(C)は図1実施例に適用される操作リングを示す上面図である。 図1実施例に適用される上側ケースの一部を示す部分拡大図である。 (A)は操作リングとトーションばねとの位置関係の一例を示す図解図であり、(B)は操作リングとトーションばねとの位置関係の他の一例を示す図解図であり、(C)は操作リングとトーションばねとの位置関係のその他の一例を示す図解図である。
符号の説明
10 …カメラ付携帯通信端末
12 …下側ケース
14 …ホルダ部材
16 …撮像装置
18 …トーションばね
20 …上側ケース
22 …操作リング

Claims (7)

  1. 特定軸に沿ってベース部材に螺入される螺入部材と、
    外力に従って前記特定軸の回り方向に変位する変位部材と、
    前記螺入部材の近傍に固定されるコイル部、および前記特定軸の回り方向に沿って前記コイル部から延出するアーム部を有するトーションばねとを備え、
    前記変位部材は、前記螺入部材と係合する係合部と、前記係合部と一体化して前記アーム部に沿う所定長さ範囲を移動する凸状部とを有し、
    前記アーム部は前記凸状部の移動を妨げるべく前記所定長さ範囲に対応して前記凸状部側に屈曲するアーチ状の屈曲部を有し、
    前記屈曲部は、前記コイル部側において第1角度を有する一方、開放端側において前記第1角度よりも小さい第2角度を有する、状態切換機構。
  2. 前記螺入部材は、前記特定軸の回り方向に螺旋状に延びる溝を有する第1ねじと、前記光学像を集束させるレンズとを含み、前記特定軸は前記レンズの光軸に相当する、請求項1記載の状態切換機構。
  3. 前記ベース部材は、前記第1ねじと螺合する第2ねじと、前記レンズによって集束された光学像を受ける受光素子とを含む、請求項2記載の状態切換機構。
  4. 前記第1ねじおよび前記第2ねじはそれぞれ雄ねじおよび雌ねじであり、
    前記受光素子は前記第2ねじを形成する孔を通して前記光学像を受ける、請求項3記載の状態切換機構。
  5. 前記螺入部材は前記特定軸の回り方向と交差して延びるレバーをさらに含み、
    前記係合部は前記特定軸の回り方向において前記レバーを挟持する挟持部を有する、請求項1ないし4のいずれかに記載の状態切換機構。
  6. 前記変位部材を収納する収納部を表側に有し、前記螺入部材および前記トーションばねを保護するケースをさらに備える、請求項1ないし5のいずれかに記載の状態切換機構。
  7. 前記収納部は前記係合部および前記凸状部を裏側に貫通させる孔を有する、請求項6記載の状態切換機構。
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