JP2007315386A - 騒音減衰ライナの製造方法、騒音減衰ライナ用有孔表側シートの製造方法および騒音減衰ライナアッセンブリ - Google Patents
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Abstract
【課題】所望の耐久性が得られ、抗力が低減され、周波数減衰範囲が拡大される騒音減衰ライナおよび該騒音減衰ライナを製造する方法を提供する。
【解決手段】例示的なライナアッセンブリ(22)は、複数の開口(32)を備える有孔表側シート(28)によって被覆されたセル構造体(26)を支持する裏当て板(24)を備える。複数の開口(32)の各々は、所望の音響性能をもたらすように決定された寸法を有する。
【選択図】図3
【解決手段】例示的なライナアッセンブリ(22)は、複数の開口(32)を備える有孔表側シート(28)によって被覆されたセル構造体(26)を支持する裏当て板(24)を備える。複数の開口(32)の各々は、所望の音響性能をもたらすように決定された寸法を有する。
【選択図】図3
Description
本発明は、一般的に、放出される騒音を低減させるライナアッセンブリに関する。さらに詳細には、本発明は、音響性能および運転性能が改良された音響ライナを製造する方法に関する。
航空機エンジンによって、運転中に、減衰および制御を必要とする騒音が生じる。航空機エンジンの運転によって生じたこの騒音は、多くの異なる周波数を有し、これらの周波数のいくつかは、放出された騒音の全体に対して不釣合いな大きい騒音の原因となる。従って、航空機エンジンを取り囲み、保護するハウジングには、騒音減衰ライナが設けられる。この騒音減衰ライナが、エンジンハウジング内に生じる全ての周波数を低減するか又は排除することになれば、理想的である。しかし、現実的な制限事項によって、一部の周波数の騒音の効率的な減衰は、他の騒音周波数の減衰を優先させることによって、低減されてしまう。
これらの理由から、騒音減衰ライナは、最も望ましくない周波数を最も効率的に減衰するように、周波数に合せて調整される。しかし、残念なことに、最も望ましくない周波数を効率的に減衰しなければならないことにより、他の騒音周波数の効果的な減衰が制限される。
従来の音響ライナは、裏側シートと複数の開口を備える表側シートとの間に挟まれたセル構造体を備える。これらの開口は、運転中、エンジンを通る流れに抗力をもたらす。この抗力は、全エンジン性能を阻害する。周知の改良として、セル構造体を覆う織メッシュライナの使用が挙げられる。この織メッシュは、騒音周波数の広い範囲にわたって、効果的な騒音減衰をもたらす。さらに、この織メッシュは、抗力を低減させる望ましい低周面摩擦係数をもたらす。しかし、織メッシュライナは、所望の耐久性が得られないので、法外な費用が掛かる保守の回数が増えるという欠点を有している。
従って、所望の耐久性が得られ、抗力が低減され、周波数減衰範囲が拡大される騒音減衰ライナおよびこのような騒音減衰ライナの製造方法を設計し、開発することが望まれる。
例示的なライナアッセンブリは、複数の開口を備える有孔表側シートによって被覆されたセル構造体を支持する裏当て板を備える。これらの複数の開口の各々は、所望の音響性能および空気流れ性能をもたらすように決定された寸法を有する。
例示的な騒音減衰構造体は、上記の有孔表側シートによって被覆された複数のセルを備える。有孔表側シートは、下に位置するセル構造体に音響エネルギを伝える複数の開口を備える。有孔表側シートの構造は、音響減衰性能を最大にすると共に、抗力を最小限に抑えるように製造される。有孔表側シートの開口は、空気流れに対する空気力学的な抗力を軽減する寸法を有する。
例示的なライナアッセンブリは、有孔表側シートの物理的な寸法を決定するために、選択された性能特性を利用する関係に従って、製造される。例示的なライナアッセンブリを製造する方法は、所望の非線形因子を選択するステップを含む。この非線形因子は、空気流れおよび圧力に応じる変化を考慮して、所望の音響レベルからの偏差を定量化するのに利用される。空気流れに対する抵抗も、ライナアッセンブリの構造を決定するように選択される性能特性である。この抵抗は、所望のライナアッセンブリの性能を評価するのに利用される性能指標である。
ライナアッセンブリを製造する開示された例示的な方法は、まず、所望の非線形因子および所望の抵抗を選択することから、開始される。非線形因子は、エンジン運転条件の範囲の全体にわたって、所望の音響性能をもたらすように選択される。非線形因子が選択されると、抵抗値が選択される。抵抗値は、所定の空気流れにおいてライナによってもたらされる抵抗の大きさを表すスカラー量である。この抵抗は、所望の騒音周波数域内の騒音の減衰をもたらすように、適用される運転条件に合せて調整される。
所望の性能パラメータが選択された時点で、開口面積率が決定される。開口面積率が決定されると、複数の開口の直径が、所望の表側シートの材料の厚みと関連して、決定される。所望の開口面積率の値は、開口の寸法である直径と対応し、設計空間(design space)の境界を画定するように、グループ化される。画定された設計空間内における開口面積率および孔直径を表す各点は、ライナの所望の性能をもたらす。
従って、表側シートを本発明の方法に従って設計および構築して製造される例示的な音響ライナアッセンブリは、耐久性のある音響ライナアッセンブリの広範囲のエンジン運転条件の全体にわたって、音響性能を改良し、抗力の影響を低減させ、線形性を改良することができる。
図1を参照すると、例示的な航空機エンジンアッセンブリ10は、圧縮機モジュール12を備える。この圧縮機モジュール12は、入ってくる空気を圧縮し、その空気の一部を燃焼器モジュール14に送る。燃焼器モジュール14では、圧縮された空気が、燃料と混合され、次いで、燃焼され、タービンモジュール16内に導かれる高速度の空気流れを生成する。航空機エンジンアッセンブリ10の運転によって、かなりの減衰が必要とされるレベルの種々の周波数の騒音が生じる。エンジンアッセンブリ10は、ハウジング18内に少なくとも部分的に取り囲まれている。ハウジング18は、エンジンアッセンブリ10を保護し、空気流れを圧縮機モジュール12の内部および周囲に導く内側面20を画定している。ハウジング18の内側面20は、騒音減衰ライナ22を備える。これらの騒音減衰ライナ22は、エンジンアッセンブリ10によって生じた騒音の最も耳障りな成分を低減するために、所望の位置に配置されている。例示的なライナアッセンブリ22は、航空機エンジンアッセンブリと共に利用される例として記載されているが、他の用途においても、この例示的なライナアッセンブリ22の開示から利得が得られるだろう。
図2を参照すると、ライナアッセンブリ22は、セル構造体26を支持する裏当て板24を備える。例示的なセル構造体は、ハウジング18を通る騒音の伝播を低減し、阻止するように、セル構造体26に入ってくる音響エネルギを部分的に消散させる複数のセル30を備える。セル構造体26は、有孔表側シート28によって被覆されている。表側シート28は、下に位置するセル構造体26に音響エネルギを伝える複数の開口32を備える。例示的な表側シート28は、金属、プラスチック、複合物や、他の周知の材料から形成することができる。表側シート28の表面38は、ハウジング18の内側面20の一部をなす。ハウジング18の内側面20は、抗力を最小限に抑えるように、構成されている。
表側シート28の構造は、音響減衰性能を最大にすると共に抗力を最小限に抑えるように形成される。例示的な開口32は、直径を有する略丸孔である。開口32の数および直径は、所望の開口面積率をもたらすように決定される。開口面積率は、表面38の全面積に対する複数の開口32の全ての面積の比率である。開口面積率は、騒音減衰ライナアッセンブリ22の所望の性能をもたらすように決定される。
図3を参照すると、ライナアッセンブリ22の断面において、セル構造体26を構成する種々のセル30内に音響エネルギを伝える開口32が示されている。開口32の直径34は、開口の数と共に、所望の開口面積率をもたらすように決定される。開口面積率は、複数の開口の数および直径と共に、ライナアッセンブリ22の騒音減衰および性能を調整するのに利用される。開口32の直径を小さくすると、ハウジングアッセンブリ18内の抗力が低減する。開口32の直径を大きくすると、抗力および空気流れを乱す乱流が大きくなり、その結果、エンジン性能の全体に悪影響を及ぼす。
例示的なライナアッセンブリ22は、表側シート28の物理的な寸法と関連して、選択された所望の性能特性を用いる関係に従って製造される。例示的なライナアッセンブリ22を製造する方法は、所望の非線形因子を選択するステップを含む。この非線形因子は、運転条件を示す空気流れおよび空気圧の範囲の全体にわたって、所望の音響性能をもたらすように選択される。非線形因子を「1」に近い値に低減させることが望ましい。ここで、「1」の値は、完全に線形で機能するライナを表す。
非線形因子は、理想的な線形ライナからの偏差の指標である。場合によっては、非線形値が増大される傾向にあるより高い圧力およびより高い空気流れでは、多少の非線形性を有することが望まれることもある。理解されるように、利用される非線形因子の特定の範囲は、特定の用途における所望のライナ性能を反映する。図示されている例示的なライナアッセンブリ22は、1.4〜1.6の所望の非線形因子をもたらすように調整される。
空気流れに対する抵抗も、ライナアッセンブリの構造を決定するのに用いられる性能特性である。この抵抗は、ライナアッセンブリの多くの物理的な因子を示す性能指標である。抵抗は、表側シート28を通る流れの所望の流速、この場合、105cm/秒における値が選択される。抵抗は、表側シート28内の圧力降下によって測定される空気流れに対する抵抗を示す値である。例示的なライナアッセンブリ22は、60〜80Rayl(cgs)の範囲内の抵抗をもたらすように構成されている。理解されるように、他の所望の抵抗をもたらすのに必要とされる他の抵抗範囲も、本発明の意図する範囲内に含まれる。
表側シートの表面38の表面仕上げも、性能に影響を及ぼす。この表面仕上げは、孔直径の寸法の関数として決定される。表側シートの表面38の表面仕上げは、等価砂粒粗さ(equivalent sand-grain roughness)で表される。等価砂粒粗さは、以下の関係式に従って、開口32の直径に関連する因子として、決定される。
(数1)
Ks=d×0.45σ (式1)
上式において、Ksは、インチで表される等価砂粒粗さであり、dは、インチで表される開口の直径であり、σは、開口面積率である。
(数1)
Ks=d×0.45σ (式1)
上式において、Ksは、インチで表される等価砂粒粗さであり、dは、インチで表される開口の直径であり、σは、開口面積率である。
例示的なライナアッセンブリ22は、0.032インチの公称直径を有する孔の場合、略0.000198インチの表面仕上げを含む。理解されるように、測定された表面仕上げは、表側シート28に設けられた開口の寸法および数を反映する。
本発明の方法は、孔の直径34の特定の範囲を決定するのに、表側シート28の所望の調整された性能値を利用する。本発明の方法は、ライナアッセンブリ22の所望の性能を特定することから開始される。例示的なライナアッセンブリ22の性能は、所望のライナ性能を示す非線形因子の範囲および抵抗値の範囲を選択することによって特定される。所望の音響性能値が選択されると、表側シート28の直径および厚みが、各判断基準を含む関係に従って、決定される。
図示される例では、非線形因子は、1.4〜1.6の値であり、抵抗は、60〜80Rayl(cgs)の抵抗R105である。理解されるように、非線形因子の値および抵抗の値は、選択されたライナ性能を示すものであり、例示的なライナアッセンブリは、他の所望の性能要件に従って、製造することもできる。
非線形因子は、抵抗値と共に、所望のパラメータの範囲内で、性能をもたらすのに必要な開口面積率(POA)を決定するのに、利用される。所望のライナ性能特性を示す選択された値を含む関係が、ライナアッセンブリの物理的な寸法を決定するのに、利用される。この関係は、これらの所望の寸法をもたらす周知の関係を利用する。これは、以下の実験的な関係式に従って、決定される。
上式において、POAは、開口面積率であり、NLFは、選択された非線形因子であり、R105は、Rayl(cgs)で表される選択された抵抗値である。
開口面積率が決定されると、複数の開口32の各々の直径34が決定される。直径34は、選択された非線形因子および選択された抵抗値を考慮した関係に従って、決定される。この関係は、所望の性能をもたらすのに必要な表側シートの厚み36を仮定して、開口32の直径34を決定するのに、利用される。例示的なライナアッセンブリ22は、1.4〜1.6の範囲内のNLFおよび60〜80Rayl(cgs)の範囲内の抵抗値R105を有する性能をもたらすようにして、製造される。開口32の各々の直径は、以下の実験的な関係式に従って、決定される。
上式において、dは、インチで表される開口の直径であり、NLFは、非線形因子であり、R105は、Rayl(cgs)で表される抵抗値であり、tは、インチで表される表側シートの厚みであり、μは、ポアズ(poise)で表される絶対粘度である。
すでに決定された開口面積率と組み合わせたこの関係に従って決定される直径は、所望のライナ性能を示す選択された非線形因子および抵抗値をもたらす有孔表側シート28を特定する。直径34は、開口面積率を決定するのに利用したのと同じパラメータを利用して、決定される。従って、例示的な関係は、表側シート材料の厚みを考慮して必要とされる開口の直径34を決定するのに、利用することができる。
開口面積率および直径34は、選択された非線形因子および選択された抵抗値の範囲の上下限値の組合せの各々に対して、決定される。前述の例では、非線形因子は、1.4〜1.6の間にあるように選択され、抵抗R105は、60〜80Rayl(cgs)の間にあるように選択される。選択された設計の要件を満たし得る開口面積率と孔直径との組合せの範囲を定めるのに、これらの4つの点を用いる4つの組合せが決定される。選択された非線形因子と選択された抵抗値の所定の範囲に対して、所定の厚みに対してインチで表される直径を決定するために、上記の関係式の項と関連する以下の一般式を用いることができる。式2、式3の項を利用して、以下の関係式に従って、直径を厚みの関数として決定する。
(数4)
d=((C1)×t2)+((C2)×t)+C3 (式4)
上式において、dは、開口の直径であり、tは、表側シートの厚みであり、C1は、所望のNLF因子および抵抗値に基づいて決定される定数であり、C2は、所望のNLF因子および抵抗値に基づいて決定される他の定数であり、C3は、所望のNLF因子および抵抗値に基づいて決定されるさらに他の定数である。
(数4)
d=((C1)×t2)+((C2)×t)+C3 (式4)
上式において、dは、開口の直径であり、tは、表側シートの厚みであり、C1は、所望のNLF因子および抵抗値に基づいて決定される定数であり、C2は、所望のNLF因子および抵抗値に基づいて決定される他の定数であり、C3は、所望のNLF因子および抵抗値に基づいて決定されるさらに他の定数である。
例示的なライナアッセンブリ22では、NLFが1.4で、抵抗が80Rayl(cgs)の場合、開口面積率は、10.35%で、定数は、それぞれ、C1=−0.317、C2=0.0727、C3=0.00128である。これらの定数は、開口面積率を得るのに利用したのと同じ情報を利用して、決定される。これらの定数は、NLFおよび抵抗R105の選択された組合せに対して、直径を厚みに関連付けるのに、利用される。開口32の直径は、表側シートの対応する開口面積率の値である10.35%と対にされる。例示的な直径が、以下の関係に従って、0.020インチの厚みを有する例示的な表側シートに対して、決定される。
d=(−0.317×(0.020)2)+(0.0727×0.020)+0.00128
上記の開口に対して、0.0026インチの公称直径が、決定される。開口の寸法が小さいと、所望の音響減衰性能が得られると共に、所望の表面仕上げが得られる。理解されるように、NLFおよび抵抗R105の他の組合せの場合、定数C1、C2、C3の値が変化する。例えば、8.86%〜11.86%の範囲内にある開口面積率を有する例示的なライナアッセンブリ22を製造することができる。NLFおよび抵抗R105のそれぞれの組合せによって、選択された性能をもたらす対応する開口面積率および直径の組合せが、得られる。
d=(−0.317×(0.020)2)+(0.0727×0.020)+0.00128
上記の開口に対して、0.0026インチの公称直径が、決定される。開口の寸法が小さいと、所望の音響減衰性能が得られると共に、所望の表面仕上げが得られる。理解されるように、NLFおよび抵抗R105の他の組合せの場合、定数C1、C2、C3の値が変化する。例えば、8.86%〜11.86%の範囲内にある開口面積率を有する例示的なライナアッセンブリ22を製造することができる。NLFおよび抵抗R105のそれぞれの組合せによって、選択された性能をもたらす対応する開口面積率および直径の組合せが、得られる。
例えば、NLFが1.6で、抵抗R105が80Rayl(cgs)の場合、表側シートの厚みと関連して決定される直径と組み合わせるために、8、86%の開口面積率が、必要とされる。さらに、これらの選択されたNLFの値および抵抗R105の値を用いて、式2、式3を決定することによって、定数であるC1=−0.360、C2=0.0826、C3=0.00146が、決定される。これらの特定された定数を利用して、所定の表側シートの厚み、この例では、0.02インチの厚みに対して、0.0029インチの直径が、決定される。
選択されたNLFが1.4で、抵抗R105が60Rayl(cgs)の場合、開口面積率は、11.86%であり、決定された定数は、それぞれ、C1=−0.341、C2=0.0784、C3=0.00138である。これらの定数を利用して、0.02インチの表側シートの厚みに対して、0.0028インチの直径が、決定される。
選択されたNLFが1.6で、抵抗R105が80Rayl(cgs)の場合、開口面積率は、10.14%と決定され、定数は、それぞれ、C1=−0.388、C2=0.0891、C3=0.00157である。10.14%の開口面積率に対応する0.02インチの厚みを有する表側シートの決定された直径は、0.0031インチである。異なる定数の値が、NLFの値および抵抗R105の値の選択された範囲の上下限値の組合せを利用することによって、決定され、これらの決定された定数の値は、対応する開口面積率およびインチで表される表側シートの厚みに関連する直径を決定するのに、利用される。
図4を参照すると、グラフ45は、金属製表側シート28が所望の性能をもたらし得る設計空間(design space)46を決定するため、特定の厚みに対して、開口32の必要とされる直径34と関連して利用される例示的な所望の開口面積率を示している。設計空間46は、選択されたNLFの値および抵抗R105の値に関連する所望の性能をもたらす0.02インチの厚みを備える表側シート28に対して、孔直径および開口面積率の範囲および組合せを示している。
例示的なグラフ45において、点48Aは、1.4の非線形因子および80Rayl(cgs)の抵抗値を利用して決定された開口面積率および直径を組み合わせることによって決定される。この点48Aは、10.35%の開口面積率および0.0026インチの孔直径34を表している。他の点48Bは、1.4の非線形因子および60Rayl(cgs)の抵抗値を利用して、決定される。この点48Bは、11.86%の開口面積率および0.0028インチの直径を表している。点48Cは、1.6の非線形因子および80Rayl(cgs)の抵抗値を利用して、決定され、10.14%の開口面積率および0.0032インチの直径34を表している。点48Dは、1.6の非線形因子および60Rayl(cgs)の抵抗値を利用して、決定され、8.86%の開口面積率および0.003インチの孔直径を表している。最終的な設計空間46は、所望の性能をもたらすように、0.020インチの厚みを有する金属製表側シートに適用される。理解されるように、選択されたNLFの値および抵抗R105の値が異なる場合、選択されたライナ性能をもたらす異なる設計空間が、画定されるだろう。
他の設計空間52は、例示的なNLFの値および抵抗R105の値に対して所望のライナ性能をもたらすために、0.060インチの厚みを有する表側シートに必要とされる開口面積率および孔直径の組合せを示している。孔直径の範囲および寸法は、大きくなっているが、開口面積率は、例示的な設計空間46の場合に利用された薄い表側シート材料の開口面積率と実質的に同じである。点54A,54B,54C,54Dによって示される増大した孔直径および実質的に同じ開口面積率の組合せは、厚い表側シートに対して所望のライナ性能をもたらす。大きい直径の開口は、0.02インチの厚みを有する表側シートと比較して、実質的に同等の性能をもたらすように作用する。例示的な点54Aは、0.0045インチの孔直径34に対応し、点54Bは、0.0049インチの孔直径34に対応し、点45Cは、0.0055インチの孔直径34に対応し、点54Dは、0.005インチの孔直径34に対応する。
選択されたライナ性能をもたらすのに必要とされる孔直径は、表側シート28の厚みが異なると、変動する可能性があるが、表側シート厚みと関連する孔寸法の特定の範囲は、例示的なライナアッセンブリに適用される。所望の性能を得るには、孔直径は、表側シートの厚みの1/6倍以下である。孔直径は、設計空間52に対して設けられた厚い表側シートでは、大きくなるが、どのような孔直径も、厚みの1/6倍以下である。孔直径34は、表側シートの厚みの1/6倍以下であれば、例えば、表側シートの厚みの1/9倍よりも小さくてもよいし、またはさらに小さくてもよい。
本発明によるライナアッセンブリの製造方法は、まず、非線形因子および抵抗R105を選択することから、開始される。NLFは、エンジン運転条件の範囲の全体にわたって所望の音響性能をもたらすように選択される。NLFが決定されると、抵抗値が決定される。抵抗は、所望の騒音周波数域内の騒音を減衰させるように、適用される運転条件に合わせて調整される。開示された例では、抵抗は、105cm/秒の空気流れの流速における60〜80Rayl(cgs)の間の範囲内にある。所望のライナ性能をもたらす例示的なNLFの範囲は、1.4〜1.6の間である。
性能パラメータが選択された時点で、開口面積率が、式2によって表される例示的な関係を利用して、決定される。開口面積率が決定されると、開口の直径が、所望の表側シート材料の厚みと関連して、決定される。この直径は、NLFおよび抵抗R105の範囲の上下限値によって与えられる組合せの各々に対して、決定される。関連する直径および開口面積率の対は、設計空間の境界を画定する。画定された設計空間内における開口面積率と孔直径のどのような対も、ライナアッセンブリ22に対して、選択されたNLFおよび抵抗R105をもたらす。
従って、ライナアッセンブリを製造するこの例示的な方法は、耐久性を向上させる有孔表側シートをもたらすと共に、抵抗を低減させた所望の騒音減衰をもたらす選択されたNLFおよび抵抗値を有するライナアッセンブリをもたらす。さらに、複数の孔直径の各々の厚みに対する例示的な比率を表側シートの厚みの略1/6未満にすることによって、孔のない表側シートにおいて生じるのと実質的に同様の抗力を生じさせる比較的滑らかな表面が、得られる。表側シートを本発明の方法に従って設計かつ構築して製造された音響ライナアッセンブリは、耐久性のある音響ライナアッセンブリの広範囲のエンジン運転条件の全体にわたって、音響性能を改良し、抗力の影響を低減させ、線形性を改良することができる。
Claims (19)
- (a)セル構造体を裏当ての上に支持するステップと、
(b)音響エネルギを前記セル構造体に伝える複数の開口を備える有孔表側シートで、前記セル構造体を被覆するステップと、
(c)前記複数の開口の各々の開口寸法を、前記開口寸法と前記有孔表側シートの厚みとの関係に従って、決定するステップと、
を含むことを特徴とする騒音減衰ライナの製造方法。 - 所望の音響抵抗を得るように、前記有孔表側シートの厚みと関連させて、前記複数の開口の各々を寸法決めするステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の騒音減衰ライナの製造方法。
- ライナ性能の変化を示す非線形因子に関連させて、前記複数の開口の各々の寸法を決定するステップを含むことを特徴とする請求項2に記載の騒音減衰ライナの製造方法。
- 選択された非線形因子と、選択された抵抗値と、前記有孔表側シートの厚みと、の関係に従って、前記複数の開口の各々を寸法決めするステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の騒音減衰ライナの製造方法。
- 前記有孔表側シートの開口面積率が、8.5%よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の騒音減衰ライナの製造方法。
- 前記開口寸法が、前記有孔表側シートの厚みの1/6倍以下であることを特徴とする請求項1に記載の騒音減衰ライナの製造方法。
- 前記有孔表側シートの厚みが、少なくとも0.020インチで、前記開口寸法が、0.005インチ以下であることを特徴とする請求項4に記載の騒音減衰ライナの製造方法。
- 前記開口が、丸孔を含み、前記開口寸法が、直径を含むことを特徴とする請求項1に記載の騒音減衰ライナの製造方法。
- 前記有孔表側シートの表面が、0.0002インチ以下の等価砂粒粗さを含むことを特徴とする請求項1に記載の騒音減衰ライナの製造方法。
- (a)前記有孔表側シートの所望の開口面積率を決定するステップと、
(b)前記有孔表側シートの所望の厚みを決定するステップと、
(c)前記有孔表側シートに複数の孔を形成するステップと、を備えるとともに、前記複数の孔の各々が、非線形因子と抵抗値との間の関係に従って決定される直径を含む、
ことを特徴とする騒音減衰ライナ用有孔表側シートの製造方法。 - 前記複数の孔の各々の前記直径が、前記有孔表側シートの厚みを考慮して、決定されることを特徴とする請求項10に記載の騒音減衰ライナ用有孔表側シートの製造方法。
- 前記複数の孔の各々の前記直径が、前記有孔表側シートの厚みの1/6倍以下であることを特徴とする請求項11に記載の騒音減衰ライナ用有孔表側シートの製造方法。
- 前記複数の孔の各々の前記直径が、0.005インチ以下であることを特徴とする請求項10に記載の騒音減衰ライナ用有孔表側シートの製造方法。
- 前記有孔表側シートの前記厚みが、0.10インチ以下であることを特徴とする請求項10に記載の騒音減衰ライナ用有孔表側シートの製造方法。
- 音響エネルギを消散させるセル構造体と、
複数の開口の各々が0.005インチ以下の直径を有し、かつ第1の有孔表側シートの表面が0.0003インチの等価砂粒粗さ以下の表面仕上げを含む、第1の有孔表側シートと、
を備えることを特徴とする騒音減衰ライナアッセンブリ。 - 前記有孔表側シートの開口面積が、選択された所望の非線形因子および選択された所望の抵抗値をもたらすように決定された面積を含むことを特徴とする請求項15に記載の騒音減衰ライナアッセンブリ。
- 前記複数の開口の各々が、略0.004インチの直径を備えることを特徴とする請求項15に記載の騒音減衰ライナアッセンブリ。
- 前記複数の開口が、それぞれ、等距離で離間されることを特徴とする請求項15に記載の騒音減衰ライナアッセンブリ。
- 前記複数の開口が、前記表側シートの前記表面を実質的に横断して配置されることを特徴とする請求項15に記載の騒音減衰ライナアッセンブリ。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091104 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100330 |