JP2007315342A - 圧力変動制限手段と圧力変動制限手段を備えた燃料供給システム - Google Patents

圧力変動制限手段と圧力変動制限手段を備えた燃料供給システム Download PDF

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Abstract

【課題】確実に燃料脈動を減衰する燃料供給システムを提供する。
【解決手段】本発明は、燃料を噴射するインジェクタ4と、インジェクタに連通して設けられ、各インジェクタに燃料を供給する燃料分配管5と、前記燃料分配管に燃料を供給する燃料配管2と、を備えたエンジンの燃料供給システムにおいて、作用する圧力に応じて開口面積が変化する弁部を備えた圧力変動制限手段8を前記燃料配管に設け、前記弁部9bは、可撓性の材料からなり、前記燃料脈動による圧力作用時に開口状態を維持することを特徴とする燃料供給システムである。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料供給システム、特に燃料噴射時に発生する圧力脈動を抑制する圧力変動制限手段を備えた燃料供給システムに関するものである。
従来の燃料供給システムとして特許文献1に記載の技術がある。この技術は、。
電子制御式燃料噴射インジェクタを備えたエンジンを搭載した車両の燃料タンクからエンジンまでを繋ぐ燃料配管は、複数のコネクタを用いて前面パネルやボデー床下等に支持されている。
エンジンに取付けられ、各シリンダに燃料を供給するインジェクタを備えた燃料分配管は、燃料通路に接続して、燃料を貯留する連通管から複数個の円筒状ソケットを介してインジェクタに燃料を送り、余った燃料を燃料タンクに戻す燃料配管を持たない、いわゆるリターンレス配管が主流である。リターンレス配管が主流になるに伴って、インジェクタのスプールの往復運動に起因する脈動圧によって、燃料配管や関連部品が振動し、この振動がコネクタを通じて前面パネルやボデー床に伝播されてこれらを振動させ、運転者に耳ざわりな異音を伝えてしまうという問題がある。
このような振動を防止するために、容器内をダイアフラムで区画して、一方に燃料を供給し、他方は空気室として形成し、燃料の脈動をダイアフラムが空気室内の空気を収縮、膨張することで減衰する燃料ダンパ(パルセーションダンパ)を備えたものがある(特許文献1参照)。
また、燃料タンクに続く燃料配管と燃料分配管との接続部や、インジェクタに続く燃料配管と燃料分配管との接続部にオリフィスを設けて流路断面を絞り、燃料脈動の伝播を抑制する技術がある(特許文献2参照)。
特開平08−200178号公報 特開平09−170514号公報
しかしながら、特許文献1の従来技術では、燃料脈動を減衰しきれない場合に燃料ダンパを増加させる必要があり、コストアップやレイアウトの問題が生じる恐れがある。
また、特許文献2の技術では、オリフィス径により燃料流量が制限されてしまうため、特に必要燃料流量が多い場合に、必要流量を供給することができない恐れがある。
したがって、本発明の目的は、このような課題を解決しつつ、燃料脈動を減衰する燃料供給システムを提供することである。
本発明は、燃料を噴射するインジェクタと、各インジェクタに連通して設けられ、インジェクタに燃料を供給する燃料分配管と、前記燃料分配管に燃料を供給する燃料配管と、を備えたエンジンの燃料供給システムにおいて、作用する圧力に応じて開口面積が変化する弁部を備えた圧力変動制限手段を前記燃料配管に設け、前記弁部は、可撓性の材料からなり、前記燃料脈動による圧力作用時に開口状態を維持することを特徴とする燃料供給システムである。
本発明では、脈動発生時でも弁部は開口状態を維持するため、燃料配管への脈動の影響を制限するとともに、弁部で制限された燃料脈動は脈動抑制手段により効率良く減衰することができる。また、燃料脈動による圧力が作用しても弁部は開口状態を維持するため、燃料供給は可能であり、燃料供給量に制限を加える必要がない。
図1、図2は、本発明を適用したエンジンの燃料供給システムの構成図である。図1は、直列4気筒エンジンの燃料供給システムを示し、図2は、V型6気筒エンジンの燃料供給システムを示す。
1は燃料タンクであり、燃料タンク1内の燃料は、図示しないポンプにより燃料フィルタ1aを通過して燃料配管2に送られる。燃料配管2は、ゴム材や樹脂材からなる、防振性を備えたコネクタ3により車両の床下面等に固定される床下配管2aと、エンジンルーム内に配設されるエンコン配管2bとに大別される。エンコン配管2bは、シリンダ内に燃料を噴射するインジェクタ4に燃料を供給する燃料分配管5に接続する。
燃料分配管5は、有蓋円筒形状を有し、各インジェクタ4に連通して設けられ、V型エンジンの場合には各バンクに設けられる。また、燃料分配管5には、インジェクタ4の燃料噴射に伴って生じる燃料脈動を減衰する脈動抑制手段が備えられる。脈動抑制手段として、例えば、図1には、燃料分配管5に部分的に薄肉化した構成とすることで脈動を減衰する脈動低減チューブ6を設けた構成を示し、図2の場合には、各燃料分配管5に前述の燃料ダンパ7を設けた構成を示す。
さらに燃料分配管5近傍のエンコン配管2bに、本発明の特徴である圧力制限弁8を設置する。図3は、圧力制限弁8のエンコン配管2b中の配置図を示し、図4は、圧力制限弁8を構成する本体部9の詳細図であり、図5は、本体部9を内側からサポートするスリーブ10の詳細図を示す。
圧力制限弁8は、図3に示すようにエンコン配管2bの内面の所定位置に固定され、例えばエンコン配管2bの内面に形成された段部2cにより位置決めされる。圧力制限弁8は、前述のように本体部9とスリーブ10とから構成され、本体部9は、エンコン配管2bの内面に嵌合、固定される円筒状の嵌合部9aと、インジェクタ4の燃料噴射時の燃料の流れ方向下流に向かって徐々に縮径する円筒状の弁部9bとから構成される。
本体部9は、可撓性の材料、例えばゴム材から構成され、嵌合部9aの内部に環状の鋼材を設け、エンコン配管2bとの嵌合を確実にしても良い。弁部9bは、先端部ほど肉厚が薄く構成され、外圧により変形しやすく、燃料が流通する弁部9bの開口径(面積)が変化するように構成される。つまり、燃料分配管5に燃料が供給される場合には、弁部9bの開口径は拡径し、燃料噴射に伴って生じる脈動圧が弁部9bに作用する場合には、開口径が縮径する。
ただし、弁部9bは脈動圧が作用しても常に所定の開口径を維持するように形成され、エンコン配管2bを閉止することはない。一方、燃料の流れに伴う圧力が弁部9bに作用すると、弁部9bの開口径は拡径して、より多くの燃料を流すことができる。ここで、弁部9bは、脈動圧作用時にも常に開口するように形成されるため、燃料供給時には弁部9bの開口径を大きく設定でき、所望の燃料流量を確保することができる。
スリーブ10は、本体部9に比して剛性が高い材料、例えば樹脂やバネ鋼等により構成され、本体部9の内面を支持するように、円筒部10aと弁部10bとを形成し、さらに円筒部10a上流端から外径方向に形成された鍔部10cとから構成される。鍔部10cは、エンコン配管2bの段部2cと本体部9の嵌合部9aとに挟持され、スリーブ10の位置決めを行う。弁部10bは、燃料の流れ方向から見て十字にスリット10dが形成され、弁部10bの剛性が調整される。スリーブ10は、本体部9の内側に接して配置されるため、本体部9の弁部9bが脈動により振動することを抑制し、脈動の伝播を防止することができる。
このように構成された圧力制限弁8は、図6に示すように、燃料が燃料分配管5内に導入される際に燃料の運動エネルギにより弁部9b、10bが拡径する方向に変位し、所望の燃料流量を確保することができる。一方、図7に示すように、インジェクタ4による燃料噴射に伴う燃料脈動が弁部9b、10bに作用すると、弁部9b、10bは縮径方向に変位する。ここで、弁部9b、10bの縮径量は、弁部9bに形成されたスリット10dの幅により規制される。つまり、スリット10dがなくなるまで縮径し、それ以上は縮径しない。
したがって、脈動により圧力制限弁8が燃料配管2内を閉止することはなく、脈動の圧力波の一部はさらに上流側(燃料タンク1側)に伝播するが、残りは、燃料分配管5内に留まることになり、燃料分配管5に備えられた脈動抑制手段6、7により効率的に減衰される。上流側に達する脈動圧は、その大きさが弁部9b、10bの開口径により制限されるため、他の構成部品を振動するようなことはない。また、脈動が発生しても弁部9bが閉止されないため、燃料の供給を継続することができる。
なお、これまでの実施形態の説明において、圧力制限弁8の構成を可曉性材料からなる本体部9と、本体部9より剛性の高い材料からなるスリーブ10とで構成されるとして説明してきたが、本体部9のみからなる構成としてもよい。
図8と図9は、圧力制限弁8の本体部9形状のバリエーションを示す構成図である。図8は、図4に示す圧力制限弁8に対して、本体部11の弁部11bにスリーブ10と同様のスリット11aを形成した構成である。スリット11aを設けることにより弁部11bの剛性を低下させることができる。一方、図9に示す構成は、弁部9bの剛性を高める構成で、図4に示す圧力制限弁8に対して、圧力制限弁12の弁部9bの先端部に燃料流れ方向に延出する環状の鍔部12aを追加した構成である。この構成では、弁部9bの肉厚を厚くすることなく、本体部の剛性を確保して、脈動による圧力が弁部9bに作用しても所望の開口径を確保することができる。
したがって、本発明は、燃料を噴射するインジェクタと、各インジェクタに連通して設けられ、インジェクタに燃料を供給する燃料分配管と、前記燃料分配管に燃料を供給する燃料配管と、を備えたエンジンの燃料供給システムにおいて、作用する圧力に応じて開口面積が変化する弁部を備えた圧力変動制限手段を前記燃料配管に設け、前記弁部は、可撓性の材料からなり、前記燃料脈動による圧力作用時に開口状態を維持することを特徴とする燃料供給システムであり、開口面積を可変とする圧力制限弁により燃料配管に作用する燃料脈動を制限し、脈動減衰手段による脈動減衰の効率を高めることができる。さらに弁部が、作用する圧力に応じて変形することで、開口面積が大きくなり、必要な燃料流量を確保することができる。圧力制限弁は、簡便な構成であるため、燃料供給システムのコストアップやレイアウト問題を生じることもない。
以上説明した実施形態に限定されることなく、その技術的思想の範囲内において種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明と均等であることは明白である。
本発明を適用する燃料供給システムの構成図である。 本発明を適用する他の燃料供給システムの構成図である。 圧力制限弁のエンコン配管中の配置図である。 圧力制限弁の本体部の詳細図である。 圧力制限弁のスリーブの詳細図である。 圧力制限弁の形状変化を説明する図である(燃料供給時)。 圧力制限弁の形状変化を説明する図である(脈動圧作用時)。 圧力制限弁の本体部の他の詳細図である。 圧力制限弁の本体部の他の詳細図である。
符号の説明
1:燃料タンク
2:燃料配管
2a:床下配管
2b:エンコン配管
3:コネクタ
4:インジェクタ
5:燃料分配管
6:脈動低減チューブ
7:燃料ダンパ
8、11、12:圧力制限弁
9:本体部
9a:嵌合部
9b:弁部
10:スリーブ
10a:円筒部
10b:弁部
10c:鍔部
10d:スリット

Claims (8)

  1. 燃料を噴射するインジェクタと、
    各インジェクタに連通して設けられ、インジェクタに燃料を供給する燃料分配管と、
    前記燃料分配管に燃料を供給する燃料配管と、
    を備えたエンジンの燃料供給システムにおいて、
    作用する圧力に応じて開口面積が変化する弁部を備えた圧力変動制限手段を前記燃料配管に設け、前記弁部は、可撓性の材料からなり、前記燃料脈動による圧力作用時に開口状態を維持することを特徴とする燃料供給システム。
  2. 前記弁部は、円筒状に形成され、燃料流れ方向下流側ほど縮径することを特徴とする請求項1に記載の燃料供給システム。
  3. 前記弁部の内面に沿って設置され、前記弁部より剛性の大きい材料からなるスリーブを設け、このスリーブは前記燃料脈動による圧力による前記弁部の変形を規制することを特徴とする請求項1または2に記載の燃料供給システム。
  4. 前記弁部は、前記燃料分配管への燃料供給時に作用する燃料圧力により開口面積を拡径し、前記インジェクタの燃料噴射時の燃料脈動による圧力により開口面積を縮径することを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の燃料供給システム。
  5. 前記圧力変動制限手段は、前記燃料分配管に近傍の前記燃料配管に設けられることを特徴とする請求項1に記載の燃料供給システム。
  6. 燃料を噴射するインジェクタに接続されて内燃機関に燃料を供給する燃料配管の内側に配設される圧力変動制限手段において、
    前記圧力変動制限手段は、燃料配管内に配設された状態でその上流側と下流側とを連通する開口部を有した可撓性材料からなる弁部を有し、
    前記弁部は、インジェクタの燃料噴射で生じる燃料脈動によって圧力が作用したときに、開口部の開口面積が変化するとともに、少なくとも所定の開口面積以上の開口状態を維持することを特徴とする圧力変動制限手段。
  7. 前記弁部は、円筒状に形成され、燃料流れ方向下流側ほど縮径することを特徴とする請求項6に記載の圧力変動制限手段。
  8. 前記弁部の開口部は、燃料の上流側から下流側への流れがあるときは拡径し、インジェクタの燃料噴射で生じる燃料脈動によって下流側から圧力が作用するときは縮径することを特徴とする請求項6または7に記載の圧力変動制限手段。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012526242A (ja) * 2009-05-13 2012-10-25 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 高圧ポンプ

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