JP2007313285A - インプラント前窩形成用の補助具 - Google Patents

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Abstract

【課題】それ程熟練を要さずにインプラント窩よりも小さいインプラント前窩を形成することができること、そして、このインプラント前窩形成時には患者に殆ど負担を掛けることがなく、しかもインプラント前窩が存在することによって次の段階のインプラント窩の形成が安全で簡単に行え、結果としてインプラント技術をさらに発展させて、インプラント埋入を諦めていた歯科医や患者にもインプラント技術適用の機会を与えることができる補助具を提供すること。
【解決手段】インプラントが埋入されるインプラント窩を形成するために、これより小さいインプラント前窩を形成する補助具10であって、この補助具10を、直径が0.3mm〜1.4mmの範囲となる複数の前窩形成針11a〜11eによって構成したこと。
【選択図】図1

Description

本発明は、インプラントが埋入されるインプラント窩を形成するために、これより小さいインプラント前窩を形成するための補助具に関するものである。
歯を失ったときに、人工の歯根を顎骨に埋入して咀嚼や審美性の回復を図るインプラント治療がある。インプラント治療は、フィクスチャーと呼ばれるチタン製のスクリュータイプやコーンタイプのものを骨内に埋入して行われる。このフィクスチャーを埋入するための埋入窩の形成は、一般にドリルや例えば図12に示すようなオステオトームを使用して行われる。
このようなドリルやオステオトームを使用するインプラント窩の形成の従来技術としては、例えば特許文献1や特許文献2に見られる。
特開2003−52721号公報、要約、代表図等 特開2006−61377号公報、要約、代表図等
特許文献1には、「従来の口腔インプラント治療に用いるの骨のみは、基本的には上顎骨インプラント手術用に開発されたものであり、下顎骨の治療に当たっては危険性がある。下顎骨の治療にも安全に使える骨のみを開発すること」を目的とした「口腔インプラント治療用骨のみ」が提案されている。
この特許文献1に示された「口腔インプラント治療用骨のみ」は、図13にも示したように、「骨のみの棒状の作業端部以下の部分を屈曲させ、該屈曲背部に槌打用の窪みを設けた口腔インプラント治療用骨のみ」といった構成を有するものであるが、当該特許文献1の段落0017に記載されているように、「ハンドルと作業端が大きく屈曲しているので、上顎が邪魔になることなく作業が可能である。また、下顎骨は硬い骨質であるので、骨のみの先端は尖ったものが望ましい。さらに、強い槌打を行う際に、屈曲背面部に設けた窪みにより、槌打がずれることなく安全な作業が可能となる」ものである。
つまり、この特許文献1の骨のみは、図13に示すように、「強い槌打を行う」ものであり、そのために、「屈曲背部に槌打用の窪みを設けた」ものである。そして、この特許文献1に記載された術式によると、
a)適応症は骨頂から洞床底までの垂直骨量が5mm以上必要である。そして洞床底の挙上可能範囲は4mm以内を目標とすべきである。
b)最初に使用する骨のみは径1.6〜2.0mmで、洞床骨を1〜2mm残すところまで槌打する。
c)順次、骨のみの直径を太くする。
d)移植骨片の適量を挿填し、軽く槌打を繰り返し、圧縮、挙上する。
e)所定の位置(深さ)まで深度目盛りを見ながら槌打して、洞床底を押しあげる。
f)上顎にインプラントする場合は、径4mm以上の太めのインプラント体が望ましい。4mm
のインプラントを植立するときは初期固定をしっかりさせるために、骨のみの直径を小さめの径3.3〜3.8mmに止め、そして径4mmのインプラント体を槌打植立する。
ものである。
この特許文献1の治療方式の利点は、
1)上顎の素粗な骨に対し、骨ドリルを使うことなく、インプラント窩を形成することができる。
2)サイナスリフトの場合、限られた骨のみと器具ですむ。
3)骨を削除しない。
4)骨の圧縮(側圧)・緻密化、改造、拡大・拡幅が可能である。
5)骨へのダメージが少ない。
6)安全で操作が簡単。
であると考えられる。
しかしながら、この特許文献1の技術では、あくまでも「槌打」を条件にしていることから、患者への負担は、後述するような理由によって、非常に大きいと考えられる。また、この特許文献1の技術では、最初に使用する骨のみの径が1.6〜2.0mmであるということは、インプラントを埋入すべき骨が柔らかいことや、骨にある程度の厚さがあることを前提としており、硬い骨に対しては適用が困難であると考えられるだけでなく、最初の穴開けに際して、顎骨や神経、あるいは血管に多大な悪影響を与えることが十分あり得るとも考えられる。
ところで、特許文献2には、「精度良くフィクスチャー用の埋入窩を形成することが可能なインプラント用埋入窩形成治具を提供する」ことを目的とした「インプラント用埋入窩形成治具」が記載されている。この特許文献2の「インプラント用埋入窩形成治具」は、図14にも示すように、「先端部に円筒形状の小径部2及び小径部2より大径の大径部3が連続した形状を有するフィクスチャー1を取り付けるための埋入窩12を、顎骨13に形成するための二種類以上のオステオトームから構成されるインプラント用埋入窩形成治具」である。
そして、この特許文献2の「インプラント用埋入窩形成治具」では、最後に使用される第4のオステオトーム7の先端部形状は、上記小径部2と同径若しくは略同径の円筒状からなる第1形状部8、および上記大径部3と同一形状の第2形状部9が、先端部から遠位に向けて連続した形状となっている。一つ前に使用する第3のオステオトーム6の先端部形状は、上記小径部2と同径若しくは略同径の円筒形状であって上記第1形状部8よりも軸方向長さが長い」ものとしたものである。
しかしながら、この特許文献2の技術も、当該特許文献の段落0017に記載されているように、「まず、第1のオステオトーム4を骨13に打ち込んで小径の埋入窩12を形成する。続いて、第2のオステオトーム5を打ち込んで埋入窩12を拡径する。次に、第3のオステオトーム6を打ち込んで埋入窩12を一旦、円筒形状に成形する」というものであるから、「打ち込む」という作業によって、患者に非常に負担が掛かるものとなっている。また、本特許文献2で最初に使用する骨のみは、径2.1mm程度であるから、最初の穴開けに際して、顎骨や神経、あるいは血管に多大な悪影響を与えるとも考えられる。
つまり、以上の特許文献1においても、特許文献2においても、その基本とするところは、インプラント窩を形成するにあたって、細いものから順に太くなる「骨のみ」を使用するのであるが、その操作は「槌打」あるいは「打ち込み」であるため、その衝撃が患者の顎骨や体に大きく影響を与えることは十分考えられる。
特に、最初の一番細いものでも、直径が、1.6mm(特許文献1)〜2.1mm(特許文献2)であるということは、インプラントを埋入すべき骨が柔らかいことやドリルを使用することを前提としており、硬い骨や厚さの薄い骨に対しては適用が困難であると考えられるだけでなく、施術時の患者に対して、肉体的にも精神的にも大きな負担を掛けるものと考えられる。
一般に、顎骨内や近傍には神経が通っており、当然血管も存在しているが、これらの神経や血管は、存在する位置が患者の体質によって異なり、顎骨の厚さも人様々である。インプラント技術は、歯を無くした人への治療技術として非常に優れたものであっても、これを施術する歯科医は非常に少ない(本格的に取り組んでいる歯科医は3%程度と言われている)現状にあるが、その最大の原因は、非常に難しい技術であるからである。
このインプラント技術を難しくしているのは、上述した神経や血管が顎骨の内外に密集しており、これを一旦傷付けると、患者に大きな痛みを感じさせてしまうだけでなく、手術後マヒが発生して回復しにくいことがある。本発明者の検討によれば、このような事故になる最大の原因は、特許文献1や2の従来技術では、最初の一番細いものですら、直径が、1.6mm(特許文献1)〜2.1mm(特許文献2)もあることであることが解った。つまり、これだけの太さの「骨のみ」を使用すれば、余程熟練した人でないと神経や血管に大きな傷を付けてしまうのであり、まして「槌打」や「打ち込み」のように最初から大きな力を加えれば、神経や血管に傷を付けるだけでは済まず、顎骨の「骨折」や「離断」を発生させてしまいかねないのである。
さらに、インプラントを埋入するためのインプラント窩を形成する、上記のような従来の技術では、歯根を包み込んでいた骨の、唇側及び口蓋側、あるいは舌側歯頸部付近のそれぞれの厚さが1mm以上であることが条件となっている。何故なら、インプラント体埋入後にインプラント体周囲にある程度(1mm以上)の厚味を有する骨が存在すれば、咬合圧に耐えるだけでなく、歯周病菌にも犯されにくいからである。このため、歯が抜けて長年経った人では骨が痩せ細ってインプラント窩を形成するに十分な骨がなく、勿論インプラントを確実に支える骨も少ないことから、「インプラント技術」を諦めざるを得ない実情にある。
そこで、本発明者等は、それ程熟練を要せず、患者にも負担を掛けないようにインプラント技術を発展させるにはどうしたらよいか、そして、今までであればインプラント埋入を諦めていた人もインプラント技術の恩恵に与ることができるようにするにはどうしたらよいか、について種々検討を重ねてきた結果、いきなりインプラント窩を形成するのではなく、その前段階としてのインプラント前窩を形成するようにすればよいことに気付き、本発明を完成したのである。
すなわち、本発明の目的とするところは、それ程熟練を要さずにインプラント窩よりも小さいインプラント前窩を形成することができること、そして、このインプラント前窩形成時には患者に殆ど負担を掛けることがなく、しかもインプラント前窩が存在することによって次の段階のインプラント窩の形成が安全で簡単に行え、結果としてインプラント技術をさらに発展させて、インプラント埋入を諦めていた歯科医や患者にもインプラント技術適用の機会を与えることができる補助具を提供することにある。
以上の課題を解決するために、まず、請求項1に係る発明の採った手段は、後述する最良形態の説明中で使用する符号を付して説明すると、
「インプラントが埋入されるインプラント窩を形成するために、これより小さいインプラント前窩を形成する補助具10であって、
この補助具10を、直径が0.3mm〜1.4mmの範囲となる複数の前窩形成針11a〜11eによって構成したことを特徴とするインプラント前窩形成用の補助具10」
である。
すなわち、この請求項1の発明は、インプラントが埋入されるインプラント窩を直接形成するのではなく、インプラント窩となるべきインプラント前窩をインプラント窩より小さなものとして形成する補助具10に関するものである。そして、この補助具10は、図1に示すように、特にその針部13の直径が0.3mm〜1.4mmの範囲となる複数のものからなるものであり、これらを一番細い第1前窩形成針11aから一番太い第5前窩形成針11eといったように使用していき、最終的に、目的としているインプラント窩を形成するためのインプラント前窩を形成するものである。
この補助具10では、その針部13の直径が0.3mm〜1.4mmの範囲となるようにする必要があるが、その理由は、まず針部13の直径が最小径である0.3mmより小さいと、インプラント前窩の形成が困難になるだけでなく、場合によっては、骨内でこの針部13が折れてしまう可能性が高くなるからである。また、針部13の直径が最大径である1.4mmより大きいと、厚さの薄い顎堤や固い骨に対しての施術が困難になり、インプラント前窩の形成時に、患者に精神的かつ肉体的な負担を大きく掛けることになるからである。
また、補助具10を構成している各第1前窩形成針11a〜第5前窩形成針11eは、非常に細いものであるため、その各本体部14を指で摘んで回転させながら揉み込むことを基本とするものである。つまり、図1に示す補助軸17やリーマーを使用したり、あるいは後述する超音波やレーザー光の物理的力を利用することはあり得るが、これらの第1前窩形成針11a〜第5前窩形成針11eは、「手揉み」を基本として使用されるものであり、「槌打ち形式」や「打ち込み形式」のものに比して、衝撃が少ない状態でインプラント前窩が形成できるものである。
この補助具10を使用するには、まず、図4に示すように、顎骨を包み込んでいる粘膜上から、あるいは粘膜弁を作った後にロングネックラウンドバーを当てて、顎骨の表面である皮質骨に、各第1前窩形成針11a等を通すための小さな穴を開ける。このとき、この穴の形成位置を確定するために、図10に示すようなガイド20を使用してもよい。
次に、図5に示すように、一般的なリーマーで、皮質骨のさらに内側にある海綿骨に、第1前窩形成針11a等の先端を入りやすくする穴を形成する。以上の段階まででは、海綿骨に割れや欠けを生じさせないことは勿論、神経や血管はもっと奥にあるためこれらに傷が付けられることはない。
そして、本発明に係る補助具10の出番となる。まず、皮質骨及び海綿骨の表面近傍に形成された穴を通して第1前窩形成針11aを揉み込みながら海綿骨内に挿入していくのである。この第1前窩形成針11aは、その針部13の直径が0.3mmであるため、粘膜や顎骨に付ける傷は非常に小さく、患者に傷みを感じさせたり大量に出血させたりすることがないだけでなく、その0.3mmという直径によって海綿骨を当該第1前窩形成針11aの周囲に無理なく押しのけて緻密な骨とすることになる。
特に、この第1前窩形成針11aは、その針部13の直径が0.3mmであって揉み込みながら使用されるため、仮にその先に血管や神経があったとしても、これらを避けることができるのであり、傷を付けたとしてもそれは非常に小さいものである。そして、傷付けられた血管や神経は、針部13の直径が0.3mmであって非常に小さいものであったから、その治りが早いだけでなく、海綿骨を当該第1前窩形成針11aの周囲に押しのけて緻密にすることも、海綿骨に悪影響を殆ど与えることなく無事なされるのである。
また、この第1前窩形成針11aによる施術時において、例えばその先に「上顎洞」があって施術すべき骨の高さが低かったり、骨の厚さが薄い場合でも、インプラント前窩の形成は、この状態の骨や上顎洞内の粘膜に悪影響を与えることなく行える。何故なら、この第1前窩形成針11aによる前窩形成は、これを揉み込むことによって行うのであり、「槌打」や「打ち込み」といった衝撃が加わる方法によっては行わず、しかも非常に細いものを使用しているからである。このことは、次の段階の前窩形成針11b等においても同様であり、特にインプラント埋入を諦めていた骨の薄いあるいは細い人にも適用できることを意味している。
この第1前窩形成針11aの進行によって、次の第2前窩形成針11bの進行がし易くなる穴が形成されるが、この穴の深さは、熟練者であれば指先で感ずる針部13の侵入量で、また非熟練者であれば第1前窩形成針11aの針部13に形成してある目盛りによって簡単に把握できることはいうまでもない。
次に、第1前窩形成針11aに代えて第2前窩形成針11bを使用するには、上述した第1前窩形成針11aの場合と同様に行えばよい。このときには、図6にも示したように、第1前窩形成針11aによって言わば「道」が形成されているから、比較的スムーズに第2前窩形成針11bの侵入はなされる。勿論、この第2前窩形成針11bによる血管、神経及び海綿骨に与えられる悪影響は、既に第1前窩形成針11aによる道ができていることから何もないのである。
以上のことを、最終的な第5前窩形成針11eまで実施することにより、図7の左側に示すようなインプラント前窩が完成する。後述する最良形態の補助具10では、第1前窩形成針11a〜第5前窩形成針11eの5段階の前窩形成針を使用しているが、これらの段階の内、中間を省略することは可能である。どの段階を省略するかは、患者の年齢や顎骨の状態を見て、施術する歯科医が自由に決めてよい。
以上のようにしてインプラント前窩が完成すれば、図7の右側に示すように、特許文献1や2に記載されているような一般的なオステオトームを使用して、インプラントの埋入に応じた内径のインプラント窩を形成すればよいのである。なお、形成されたインプラント窩については、図8に示すように、このインプラント窩内にドリルを挿入し、これでインプラントにあった形状にインプラント窩内を整え、図9に示すように、インプラント体を埋入すれば完了となるのである。
また、骨の細いあるいは薄い人でも、いままでのインプラント窩形成技術では骨が不足して不可能であったのであるが、本発明の補助具10を使用すれば薄い骨に対してもインプラント前窩を形成することが容易であるだけでなく、このインプラント前窩を形成する際に細い骨が周囲に広げられるから、このインプラント前窩を利用することにより、後にインプラント窩を形成することが可能になる。つまり、今までであればインプラント埋入を諦めていた人でも、このインプラント技術の恩恵に浴することができるのである。
なお、第1前窩形成針11aのように、針部13が非常に細いものについては、使い捨てにするのがよいようである。針部13が細いと、洗浄等の取り扱い時や使用状況によっては変形してしまう可能性が高いからである。
また、補助具10を構成している各第1前窩形成針11a〜第5前窩形成針11eは、その各本体部14を指で摘んで回転させながら揉み込むことを使用の基本とするものであったが、これに加えて、後述する超音波やレーザー光の物理的力を利用するとよい。これらの物理的力は、強度の設定あるいは調整が機械的に簡単に行えるものであり、「手揉み」だけだと経験が必要になるが、これらの物理的力を借りれば、「槌打ち形式」や「打ち込み形式」のものに比しても、衝撃が少ない状態で容易にインプラント前窩が形成できるものである。
以上の結果、この請求項1に係る補助具10は、それ程熟練を要さずにインプラント窩よりも小さいインプラント前窩を形成することができて、このインプラント前窩形成時には患者に殆ど負担を掛けることがないのである。そして、このようなインプラント前窩に対して、オステオトーム等を使用する次の段階のインプラント窩を形成すれば、このインプラント窩の形成が安全で簡単に行えるのである。
従って、この請求項1に係る補助具10は、それ程熟練を要さずにインプラント窩よりも小さいインプラント前窩を形成することができ、このインプラント前窩形成時には患者に殆ど負担を掛けることがなく、しかもインプラント前窩が存在することによって次の段階のインプラント窩の形成が安全で簡単に行え、結果としてインプラント技術をさらに発展させることができて、インプラントを諦めていた骨の細い人がインプラント技術の恩恵に浴することも可能にするものとなっているのである。
また、上記課題を解決するために、請求項2に係る発明の採った手段は、上記請求項1のそれについて、
「各前窩形成針11a〜11eの先端12を、円錐型、砲弾型、尖頭型、階段型、またはスクリュー型にすることによって尖らせたこと」
である。
すなわち、この請求項2に係る補助具10では、図2に示すように、各前窩形成針11a〜11eの先端12を、円錐型、砲弾型、尖頭型、階段型、またはスクリュー型にすることによって尖らせたのである。
図2の(1)は先端12を円錐型に尖らせた例を示し、図2の(2)は先端12を砲弾型に尖らせた例を示している。また、図2の(3)は先端12を尖頭型に尖らせた例を示しているが、「尖頭」とは頭部が尖った「ローソクの炎が延びた」ような形状を意味しており、図2の(1)や(2)の場合よりより一層尖ったものとしたものである。その他にも、先端部分に窪みを持たせた先端12とすることも可能である。
なお、図2の(2)に示した前窩形成針11a〜11eについては、その先端部分の半分を削り取って平面的な部分を作り出し、この平面的な部分の側端に位置する鋭角部分で、骨の削り取りが容易になるように実施してもよいものである。
また、図2の(4)は先端12を階段型に尖らせた例を示し、図2の(5)は先端12を階段型に尖らせて、かつ各階段が丸みを帯びたものにした例を示している。これらの場合には、その先端によって海綿骨の緻密度を、側方のみならず上方(先の方向)に対してもより高めることができるからである。さらに、図2の(6)は先端12をスクリュー型に尖らせた例を示しているが、この場合には、「揉み込み」操作をより一層確実になし得ると考えられる。
以上、いずれの場合も、補助具10を構成しているインプラント前窩等の各形成針の先端12を尖らせたのであるから、各第1前窩形成針11a等の揉み込みにより海綿骨内への侵入を確実に行えることになり、インプラント前窩の形成をより確実にするものである。
従って、この請求項2の補助具10では、上記請求項1のそれと同様な機能を発揮する他、揉み込み作業をより確実に行えるものとなっている。
さらに、上記課題を解決するために、請求項3に係る発明の採った手段は、上記請求項1または請求項2の補助具10について、
「各前窩形成針11a〜11eの本体部14に、滑り止め15若しくは回り止め16を形成したこと」
である。
すなわち、この請求項3の補助具10では、図2の(1)に示すように、各前窩形成針11a〜11eの本体部14に滑り止め15を形成するか、図2の(2)に示すように、各前窩形成針11a〜11eの本体部14に回り止め16を形成したのである。
補助具10を構成している第1前窩形成針11a等は、基本的にはこれらの本体部14を手指で掴んで回して使用するものであるため、その操作がし易くなくてはならない。その点、図2の(1)に示すような滑り止め15があれば、その「揉み込み操作」が確実になり、また、図2の(2)に示すような回り止め16があれば、これによって補助軸17に差し込んだときの回り止めが確実になって、補助軸17を回転させたときの揉み込みを確実にすることができるのである。
従って、この請求項3の補助具10によれば、上記請求項1または請求項2のそれと同様な機能を発揮する他、揉み込み操作を確実に行えるものとなっているのである。
以上説明した通り、本発明においては、
「インプラントが埋入されるインプラント窩を形成するために、これより小さいインプラント前窩を形成する補助具10であって、
この補助具10を、直径が0.3mm〜1.4mmの範囲となる複数の前窩形成針11a〜11eによって構成したこと」
にその構成上の主たる特徴があり、これにより、それ程熟練を要さずにインプラント窩よりも小さいインプラント前窩を形成することができ、しかもこのインプラント前窩形成時には患者に殆ど負担を掛けることがなく、インプラント技術をさらに発展させることができる補助具10を提供することができるのである。
また、この補助具10は、超音波やレーザー光の物理的力を利用することが簡単に行えるものであり、図11に示したような振動発生装置30に簡単に組み付けることができる。つまり、この振動発生装置30からの物理的力あるいは振動を借りれば、本発明に係る補助具10は、「槌打ち形式」や「打ち込み形式」のものに比しても、衝撃が少ない状態で容易にインプラント前窩が形成できるのである。
以上の結果、この請求項1に係る補助具10は、それ程熟練を要さずにインプラント窩よりも小さいインプラント前窩を形成することができて、このインプラント前窩形成時には患者に殆ど負担を掛けることがないのである。そして、このようなインプラント前窩に対して、オステオトーム等を使用する次の段階のインプラント窩を形成すれば、このインプラント窩の形成が安全で簡単に行えるのである。
次に、上記のように構成した各請求項に係る発明を、図面に示した最良の形態である補助具10について説明すると、図1には、本発明に係る補助具10が示してある。
この補助具10は、例えば、図2の(1)及び(2)に示したように、先端12と、この先端12に連続する針部13と、この針部13の端部に一体化した本体部14とからなる複数(本最良形態では図1に示したように5本)の前窩形成針11と、補助軸17からなっている。
本最良形態では、第1前窩形成針11a〜第5前窩形成針11eの各針部13の太さを、
第1前窩形成針11aについて;直径0.5mm
第2前窩形成針11bについて;直径0.7mm
第3前窩形成針11cについて;直径0.9mm
第4前窩形成針11dについて;直径1.2mm
第5前窩形成針11eについて;直径1.4mm
としてある。これらの針部13の太さについては、最小が直径0.5mmで、最大が直径1.4mmであれば、自由に変えられるものである。また、本数についても、最大と最小の直径が上記数値に限られるのであれば自由に決定することができ、最小本数は2本となる。
勿論、これらの第1前窩形成針11a等の材料としては金属が好ましく、先端12が図2の(1)〜(6)のように種々形成できて、海綿骨内に揉み込むことができる剛性が確保できるのであれば、合成樹脂材料で形成してもよいものである。
これらの第1前窩形成針11a〜第5前窩形成針11eは、その各本体部14を指で摘んで回しながら使用されるものであるから、図2の(1)に示したように、その本体部14の表面に滑り止め15を形成して実施する。この滑り止め15としては、例えばセレーション等のように細かい溝を多数形成して実施したり、ゴム貼りによって形成するようにしてもよい。
また、これらの各第1前窩形成針11a〜第5前窩形成針11eが、図1の下方、及び図3の(1)・(2)に示したような補助軸17を使用するのであれば、この補助軸17内に例えば半円状の穴を形成しておいて、この穴内に挿入される各本体部14に、図2の(2)に示したような回り止め16を形成し補助軸17に固定して実施すればよい。この補助軸17は、図1に示したような直線状のものは勿論、図3の(1)に示したような「クランク状」のものにしたり、図3の(2)に示したような円板状のものにすれば、奥歯のためのインプラント前窩を形成する際の作業を行い易くする。
さらに、この補助具10を使用する直前には、図10に示したようなガイド20を使用するとよい。このガイド20は、図10の(1)及び(2)に示したように、これから顎骨にインプラント前窩を形成するための位置を決めるのに役立つ複数のガイド穴21を形成したものであり、患者に合わせたものとして予め形成される。
以上のように構成した補助具10を、34才の男性患者に施術した例を以下に示すと、この患者は重度の歯周病を患っていた。そこで、歯周病の安定化と歯周組織再生を図るとともに、口腔衛生環境や咬合関係の向上を図り、特に左上1番にインプラントの埋入を行おうとした。
ところが、この患者の左上1番は、歯牙を喪失して20年以上経過したこともあって、歯槽骨吸収は著しく、歯槽頭部から3mm下方部の骨厚は2.8mm、6mm下方では3.2mmと、それぞれインプラント施術に十分な状態とはいえなかった。この患者に、特許文献1や2によるような通常の術式を適用すると、パーホレーション(穿孔)が起こり得ることは確実である。
そこで、本発明に係る補助具10による施術を試みるべく、患者の口腔内を洗浄し、粘膜、骨膜弁はできるだけ最低限に抑え、それらの侵襲、術中の感染防止に努めた。そして、手指の感覚だけで補助具10の使用を実施した。まず、図4に示したように、ラウンドバーにて骨頂部コンティカルボーン(皮質骨)に最小の穴(直径0.5mm)を開ける。次に、図5に示したように、ジッペラーリーマーを用いて海綿骨に規定のインプラント長、このケースでは13mmに合わせてインストルメントを所定の深さまで揉み込んだ。
そして、図6に示したように、補助具10の第1前窩形成針11a等を順に使用して、インプラント前窩を順次拡大していった。この際には、もう一方の手指の腹にて頬舌側の粘膜上から挟み込み、その感覚で骨体そのもののエキスパンションを確認する。その後は、図7に示したように、通常のオステオトームにて拡大を行い、図8に示したようにドリル調整を行い、図9に示したように、インプラントの埋入を完了した。
このケースでは、極度に歯槽骨が痩せてしまっており、歯槽頂部付近での骨の厚さが2.8mm程度しかないのにも拘わらず、頬側部と口蓋部に厚さ約1mmの骨厚を残すことができた。弁を元に戻して、単純縫合2カ所のみで終了した。
本発明に係る補助具10は、上述してきたように、これを「手揉み」して使用することが基本であるが、この「手揉み」の力に、超音波や圧縮空気を利用して発生させられる「振動」や、「レーザー光」による破壊力を付加して使用すると、なお一層操作性がよくなるものである。
例えば、図11には、本発明に係る補助具10に超音波振動を与える振動発生装置30が示してある。この振動発生装置30には、超音波発生のための電気的振動あるいは圧縮空気を作り出す機能があり、これらの電気的信号あるいは圧縮空気をホース32によってハンドピース33に送り込み、このハンドピース33によって超音波振動や圧縮空気による振動が作られる。すなわち、この振動発生装置30は、歯科治療で採用されている「超音波スケーラー」あるいは「エアースケーラー」に似た機能を持ったものである。
この振動発生装置30については、図11にも示すように、水タンク31を付設するとよい。本発明に係る補助具10は、口腔内で使用するものであり、口腔内の洗浄を行いながら作業するものである。そのため、この水タンク31内に水または生理的食塩水を貯留しておき、この水タンク31からの水または生理的食塩水の水滴あるいは霧状物を、上述したホース32を通して補助具10の先端部側に送り込むようにするのである。また、この超音波を利用した振動発生装置30については、そのハンドピース33内に超音波発生共振棒が内蔵されていることは言うまでもない。
本発明に係る補助具10を振動発生装置30のハンドピース33に取り付けるには、当該補助具10の上述した本体部14または周り止め16を、ハンドピース33の取付部に適した形状にしておけばよい。勿論、あらゆる形態の振動発生装置30に対して、本発明に係る補助具10の着脱が可能になるようにするために、振動発生装置30のハンドピース33及び補助具10とを連結するアダプタを用意しておくことも有効である。
また、この振動発生装置30としては、振動ではなくレーザー光を補助具10の先端から発することができるようなものを採用するようにしてもよい。この場合には、補助具10内にレーザー光を通す穴が必要になるだろうけれども、近年の技術では、補助具10の直径が「0.5mm」程度以上あれば可能になっているものである。
以上のように構成した補助具10は、歯を無くした人が入れ歯を固定するためのインプラント埋入に非常に役立つことは当然として、歯科医療においても多大な貢献をするものと考えられる。
インプラント技術は、非常に優れた技術ではあるが、ある統計によると、現状は歯科医師の約3%しか本格的に利用していないものである。その最大の理由は、「従来の技術」でも述べたように、それまでの術式が熟練を要するものであり、医療事故も多かったからである。
その点、本発明を利用すれば、それ程の熟練は必要ないし、血管や神経、あるいは海綿骨を傷めることも殆どないのであるから、インプラントを諦めていた骨の薄いあるいは細い人に対しても、インプラント埋入技術をより一層普及させることができて、歯科医療に大きく貢献できるものと期待している。
本発明に係る補助具の平面図である。 同補助具を構成している各第1前窩形成針の要部を拡大して示したもので、(1)は滑り止めを有するものの平面図、(2)は回り止めを有するものの平面図、(3)〜(6)は先端の形状の例を示す各部分拡大平面図である。 補助具を支持するための補助軸の他の例を例示するもので、(1)は正面図、(2)は斜視図である。 粘膜を通して皮質骨に穴を開けている状態の顎骨の部分断面図である。 皮質骨に穴を開けている状態の顎骨の部分断面図である。 本発明に係る補助具を使用して皮質骨にインプラント前窩を開けている状態の顎骨の部分断面図である。 従来技術によってインプラント前窩をインプラント窩にしている状態の顎骨の部分断面図である。 従来技術によってインプラント窩内を調整している状態の顎骨の部分断面図である。 従来技術によってインプラント窩にインプラントを埋入した状態の顎骨の部分断面図である。 ガイドを示すもので、(1)は顎骨あるいは粘膜上から外した状態を、(2)は顎骨あるいは粘膜上に嵌めた状態の上面図である。 本発明の補助具に振動などの力を与える振動発生装置の斜視図である。 従来のオステオトームを示す平面図である。 特許文献1に記載された骨のみの斜視図である。 従来の別のオステオトームを示す拡大平面図である。
符号の説明
10 補助具
11a 第1前窩形成針
11b 第2前窩形成針
11c 第3前窩形成針
11d 第4前窩形成針
11e 第5前窩形成針
12 先端
13 針部
14 本体部
15 滑り止め
16 回り止め
17 補助軸
20 ガイド
21 ガイド穴
30 振動発生装置
31 水タンク
32 ホース
33 ハンドピース

Claims (3)

  1. インプラントが埋入されるインプラント窩を形成するために、これより小さいインプラント前窩を形成する補助具であって、
    この補助具を、直径が0.3mm〜1.4mmの範囲となる複数の前窩形成針によって構成したことを特徴とするインプラント前窩形成用の補助具。
  2. 前記各前窩形成針の先端を、円錐型、砲弾型、尖頭型、階段型、またはスクリュー型にすることによって尖らせたことを特徴とする請求項1に記載のインプラント前窩形成用の補助具。
  3. 前記各前窩形成針の本体部に、滑り止め若しくは回り止めを形成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインプラント前窩形成用の補助具。
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