JP2007313215A - 金属製連繋索を使用した装身具 - Google Patents

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JP2007313215A
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Yasuji Nagoya
靖二 名古屋
Masami Tsushima
正美 対馬
Atsushi Obata
淳 小畑
Hidenao Kadowaki
秀直 門脇
Kentai Sakaki
賢泰 酒木
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TAZAKI SHINJIYU KK
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Abstract

【課題】金属製ワイヤなどでネックレス、ブレスレット、数珠等を製作した場合、クッション材のちぎれに
よる装飾部材の間にできる大きな隙間や髪の毛が引っ張られて痛みを感じる不快な装着感を解消し、耐久性
や強度に優れた装着感の良い金属製連繋索を使用した装身具を提供することにある。
【解決手段】本発明は従来の金属製ワイヤをチューブ状に製作したのち、その連繋索の内部に波状に加工し
た超弾性形状記憶合金製ワイヤを挿入することで連繋索上の装飾部材の動きを減少させ回転止めの効果を与
えることが可能となり、上記課題である装飾部材の隙間が開くことを防止し、髪の毛の絡みつきで引っ張ら
れて痛みを無くすことで外観も良く付け心地の良い装着感を達成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、金属製ワイヤをチューブ状に製作したものを装身具用連繋索として用い、貫通穴を持つ装飾部材
を連通させた装身具の製造方法に関する。
最近では合成繊維などの連糸より丈夫な金属製ワイヤなどの連繋索を使った装身具として特開2001−2
86313や特開2004−89589、特開2005−224413などの連繋索で製作したネックレスや
ブレスレット、数珠等多くの製品が提案されている。
従来の金属製ワイヤなどの連繋索では単線上にコイル状に密巻きにしたものや単線上に撚り線を巻いたものが
有る。
金属製ワイヤを使用する目的としては、引っ張り強度があり、切れにくく、伸びにくいので長期使用が
可能であると言う利点を生かしている。超弾性形状記憶合金などの場合、曲げ癖が付きにくく、形状を維持し、
柔軟性を向上させる効果もある。
一般的に金属製ワイヤはステンレス製の連繋索が多く使用されており、金属製ワイヤに伸縮性がないことか
ら真珠等の装飾部材を連通させる場合は、装飾部材と装飾部材の間に小さいドーナツ状又はそろばんのコマ状
の形状をしたゴム系のクッション材などが挿入され、伸縮性のない金属製ワイヤに柔軟性を持たせている。

特開2001−286313号公報 特開2004−89589号公報 特開2005−224413号公報
上記のような金属製ワイヤなどでネックレス、ブレスレット、数珠等を製作した場合、長期使用によりゴム
系のクッション材がちぎれて脱落してしまい、装飾部材の間に大きな隙間が開いたりする。また、隙間を無く
すために最初から詰めてネックレス等を製作すると柔軟性に欠けてしまう。装飾部材の貫通穴の直径と連繋索
の直径には隙間があることから、装飾部材が体の動きや振動に合わせて動いたり回転したりすることで装飾部
材同志の間に髪の毛が挟まって絡みつき、引っ張られて痛みを感じ不快な装着感となる。しかし、金属製ワイ
ヤは合成繊維などの連糸に比べ耐久性や強度に優れていることから、各種の装飾部材に対応ができる為、この
利点を生かした装着感の良い金属製連繋索を使用した装身具を提供することにある。
本発明は従来の金属製ワイヤの中芯を抜き、チューブ状に製作した連繋索の内部に波状に加工した超弾性形
状記憶合金製ワイヤを挿入しすることによりチューブ状に製作した連繋索表面に若干の凹凸を作り、その上か
ら貫通穴を持つ装飾部材を連通させることで、連繋索上の装飾部材の動きを減少させ回転止めの効果を与える
ことにより上記課題を解決したものである。
チューブ状に製作した金属製ワイヤからなる連繋索の内部に、波状に加工した超弾性形状記憶合金のワイヤ
を入れたことにより、例としてネックレスなどの場合では、首筋の後ろ側の装飾部材の動きが抑制されて無駄
な回転などの動きがなくなり装飾部材の横の移動も抑えられるため髪の毛よりも若干広い隙間で維持できるこ
とから髪の毛の絡みつきもなく引っ張られることがなくなったことで装着感の良いネックレスが完成した。
波状ワイヤが挿入されている部分の装飾部材はネックレスの連結具を解除し、直線にした状態でもずれるこ
とはなく、ゴム系のクッション材を挿入しなくても動きを抑制することができて、装飾部材の連繋索上の位置
を保持し、一定の微小な隙間を確保及び保持することで柔軟な装身具を製作することができた。
波状であるためにネックレスが自由な動きをしても装飾部材の一つ一つに内側から押し広げるような抵抗を
与えることが出きるので首の広さや大きさに関係なく追従し、曲線に合わせて対応することができて、きれい
なネックレスの形状を維持し、製作直後でも柔軟性を有し、全体のフォルムも理想的な形状にできた。
チューブ状に製作した金属製連繋索の形態として超弾性形状記憶合金やステンレスなどの素材で製作した複
数本を束にして螺旋状の密巻きにした中空撚り線や密巻きにしたコイル状線、又は中空の網状に加工された網
状線などに波状に加工した超弾性形状記憶合金ワイヤを挿入し、また挿入する波状ワイヤの長さを変え装飾材
の動く範囲を変更することでネックレスやブレスレット、数珠、アンクレット、ストラップなどの装身具製作
することができる。
金属製ワイヤでネックレスを製作した場合、髪の毛が挟まる理由を確かめるために装飾部材でネックレスと
して代表的な真珠を使用し各種実験を重ねた。
今回試験に使用したのは直径が約8mmの真珠でチョーカーサイズと言われる円周が約450mmのネック
レスを元に確認した。
上記ネックレスを環状に並べと外側に真珠と真珠の間が0.08mmほど隙間が開くことになり、反対にネッ
クレスの内側は素材同士が詰まって接しており、環状なった真珠の隙間に入った髪の毛は真珠が回転すると詰
まった方へ引き込まれて行くこととなり、そのときに髪の毛が引っ張られて痛みを感じることになる。
真珠のような球形状の装飾素材は体の動きに合わせて動き回転して隣り合う真珠の密な隙間に髪の毛を挟み、
巻き込んで行くことを確認した。
人の髪の毛の太さは一般的に平均で0.08mmと言われていることから真珠の隙間に挟まりやすいのである。

ネックレスの隙間においても上記の使用で連結具を解除し、直列に並べた場合、装飾部材の隙間が54箇所
発生することになり、全体で約4.32mmの隙間が開くこととなる。
糸の場合、装飾部材の穴の内側から糸の弾力と抵抗で真珠の回転が抑えられるためと長期使用などにより糸
に伸びが発生して隙間ができたことで髪の毛が挟まる等の絡みつきが軽減できたものと推測され、装着した状
態で首の後ろ側の真珠の動き又は回転を止め固定化することができれば髪の毛が挟まることがなくなることを
確認した。
本発明は金属製ワイヤを使って糸と同じように真珠の貫通穴の内面に抵抗を与える構造を考え出した。
図1は、チューブ状に製作した連繋索に波状ワイヤを入れて端面を固定した状態の正面図である。
図2は、装飾部材の動きや回転を防止するために必要な連繋索と波状ワイヤとかしめ部材などパーツの構成
図である。
波状ワイヤ1の素材は超弾性形状記憶合金製ワイヤを使用する方が望ましい。波状ワイヤのピッチは挿入する
装飾部材の単体径が小さいものに合わせるように約3mmとしたが、装飾部材の単体径に合わせて変えること
もできる。
チューブ状に製作した連繋索2の素材はステンレスや超弾性形状記憶合金などが使用でき、または金属では
ないが柔軟な細い樹脂チューブでも同様の効果を出すことができる。
かしめ部材は錆を防ぐためと塑性変形して固定しやすい材料を使用する。
図3はチューブ状に製作した連繋索であり、撚り線またはコイル線、網線の様に連繋索2は中心部がチュー
ブ状に空いておりその中に図4の様に波状ワイヤ1を挿入したところで、例としてネックレスを製作する場合、
先端から10mmから約100mm程度で挿入させ、その後図5の様にかしめ部材3を端面部に挿入し、連繋
索2と波状ワイヤ1の端面を揃えて同時にかしめ部材3の周りから圧着して塑性変形させてかしめる。
例えばブレスレットや数珠など比較的短い装身具を製作する場合はチューブ状に製作した連繋索の全長に合
わせて同じ長さの波状ワイヤ1を挿入して両端を同時にかしめ部材3の周りから圧着して塑性変形させてかし
めることもある。
これにより強固に固定され、かしめられた連繋索へ図6の様に真珠に代表される装飾部材4を連通して行く。
装飾部材4はあこや真珠や黒蝶真珠、白蝶真珠、淡水真珠、マベ真珠、水晶などの宝石、またはキュービッ
クジルコニアやクリスタルガラス、金属等装飾部材である。
連繋索内部は図7の様に波状ワイヤ1がある場所と無い場所に分かれる。
波状ワイヤ1がある場所は真珠を通すと抵抗が有り動きにくくなり、波状ワイヤ1が無い場所はスムーズの挿
入でき柔軟である。
最後に連繋索2の反対側にも波状ワイヤ1を挿入しかしめ部材3の周りから圧着して塑性変形させてかしめ
た後、連結具を付けて、環状のネックレスとなる。
図8からわかるとおり波状ワイヤはネックレスの連結具を中心にして連繋索の両端の端面から装飾部材の形
状又は大きさに合わせて10mmから100mm以内で挿入し、首筋の後ろ側は長くて200mm程度にあた
る部分の装飾部材の動きを制御するようにした。前面中心部は波状ワイヤ1は挿入されていないので柔軟に動
くことができる。
図10や図11の様に通常のネックレスと変わらない状態で装着でき、金属製ワイヤという引っ張りに強く、
形状が美しい金属製ワイヤであるため長期にわたって伸びることが無いので装飾部材どうしの隙間が出ないネ
ックレスであって、なおかつ装着感の良いネックレスとなった。
この発明はチューブ状に製作した金属製連繋索の中の波状ワイヤの挿入長さを変える事により装飾材の動く
範囲を変更し、ネックレス以外のブレスレット、数珠、アンクレット、ストラップなどの装身具に応用が可能
である。
金属製ワイヤの連繋索をネックレス製作に使用することができれば従来糸で製作することがほとんどであっ
たネックレス製作に選択肢が増して商品のバリエーションを増やすことができ、糸のような連糸類では不可能
であった切れにくく引っ張り強度も増した、しなやかな新たな商品の展開もできる。
本案考案波状ワイヤを入れて装飾部材を固定化した状態の断面図 パーツの構成図 チューブ状の金属製ワイヤの斜視図 図3に波状ワイヤを入れた状態の断面斜視図 図4の先端をかしめ部材で固定した状態の斜視図 図5に装飾部材を通した状態の斜視図 チューブ状ワイヤに波状ワイヤが入っている部分と入っていない部分の断面図 波状ワイヤが入っている部分を示したネックレス全体図 ネックレスを首輪状にしたときにできる隙間を示した断面図 ネックレスを装着した状態の斜視図 ネックレスを装着した状態の背面図
符号の説明
1 超弾性形状記憶合金製の波状ワイヤ
2 チューブ状の連繋索
3 かしめ部材
4 装飾部材(例真珠)
5 連結具

Claims (2)

  1. 金属製ワイヤをチューブ状に製作した連繋索であって、それを適宜長さに切断し、チューブ状の内部全体ま
    たは一部に波状に加工した超弾性形状記憶合金からなるワイヤを挿入したことを特徴とする金属製連繋索。
  2. 請求項1からなる金属製連繋索に貫通穴のある装飾部材を連通した装身具。
JP2006148594A 2006-05-29 2006-05-29 金属製連繋索を使用した装身具 Pending JP2007313215A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008102532A1 (ja) * 2007-02-21 2008-08-28 Syntec Corporation 線状部材、線状部材の製造方法および装身具
DE102010011954B3 (de) * 2010-03-18 2011-09-22 Eduard G. Fidel Gmbh Schmuckband

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WO2008102532A1 (ja) * 2007-02-21 2008-08-28 Syntec Corporation 線状部材、線状部材の製造方法および装身具
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