JP2007312333A - 無線lan防爆型中継器、防爆型スイッチングハブ、防爆型無線通信手段、防爆型無線通信手段付きスイッチングハブ及び危険地区における通信システム - Google Patents

無線lan防爆型中継器、防爆型スイッチングハブ、防爆型無線通信手段、防爆型無線通信手段付きスイッチングハブ及び危険地区における通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】 製油所や石油化学工場等の広大な危険地区と非危険地区との間で、無線LANを経由することにより、大量のデータを安全かつ効率よく通信し、かつ、データ通信の信頼性の向上及び設置費用等の削減を可能とする無線LAN防爆型中継器、防爆型スイッチングハブ、防爆型無線通信手段、防爆型無線通信手段付きスイッチングハブ及び危険地区における通信システムの提供を目的とする。
【解決手段】 危険地区における通信システム10は、無線LANにより、送受信機との間を接続する無線LANアクセスポイント11を備えた無線LAN防爆型中継器1と、電気通信用ケーブル27を介して無線LAN防爆型中継器1と接続された防爆型スイッチングハブ2と、電気通信用ケーブル27を介して防爆型スイッチングハブ2と接続された防爆型無線通信手段3と、無線LANにより、計測室50の無線LANアクセスポイント51と通信する構成としてある。
【選択図】 図5

Description

本発明は、無線LAN(ローカルエリアネットワーク)防爆型中継器、防爆型スイッチングハブ、防爆型無線通信手段、防爆型無線通信手段付きスイッチングハブ及び危険地区における通信システムに関し、特に、危険物の製造および取扱いを行う製油所や石油化学工場等の広大な危険地区において、危険地区の製造設備と非危険地区の管理設備との間で、製造設備の運転データなどに関する大量のデータを、危険地区の無線LAN防爆型中継器、電気通信用ケーブル、防爆型スイッチングハブ、電気通信用ケーブル及び防爆型無線通信手段、並びに、非危険地区の無線LANアクセスポイントを経由することにより、安全かつ効率よく通信することを可能とする無線LAN防爆型中継器、防爆型スイッチングハブ、防爆型無線通信手段、防爆型無線通信手段付きスイッチングハブ及び危険地区における通信システムに関する。
製油所や石油化学工場等では、多くの製造設備が設置されており、これらのプラントを安全かつ効率よく稼働させるためには、これらの製造設備が所定期間(たとえば、次の定期点検時まで)正常に作動する必要がある。
このため、製造設備を適切に操作することは勿論、製造設備が正常に運転されていることを確認するとともに、異常が発生した際、早期に異常を検知し速やかに対処する必要がある。
特に、製油所や石油化学工場では、可燃性ガスや可燃性液体の蒸気(適宜、爆発性ガスと略称する。)が存在するおそれのある場所(本発明における危険地区)に、製造用電気計装設備やモーターなどの電動機が設置されている。これらの設備や機器は、一般的に、防爆構造となっており、爆発性ガスに対して点火能力を有する電気火花が発生しないか、たとえ発生しても周囲の爆発性ガスに引火しない構造としてある。
ところで、製油所や石油化学工場の危険地区は、通常、非常に広いため、点在する複数の製造設備に設けられた測定機器と、非危険地区に設けられた計測室内のコンピュータとを測定用ケーブルで接続し、製造設備の運転データなどを収集することは、測定用ケーブルの費用及びそれを敷設する費用を考慮すると、経済的な負担が大きいといった欠点があった。
このため、上記欠点を解決する技術が提案されてきた。
たとえば、危険場所に設置される防爆アンテナにおいて、アンテナ本体が送受信する電波を透過する材質で耐圧防爆構造とし、一端側が閉塞されると共に、他端側が開放の開口部を有する中空筒体からなる容器を形成し、容器の中空筒体内にアンテナ本体を収納し、アンテナを収納した容器が全閉容器に耐圧防爆構造を満足するように直接に全閉容器外壁面から略垂直に突設して接続される、防爆アンテナの技術が開示されている(特許文献1参照)。
この技術によれば、本質安全防爆構造を有する回路を構成するために、複数の阻止用コンデンサを直列接続する等の回路が不要となり、また、伝送線路のシードル線に対して接地工事を施す必要がなくなり、装置全体を簡略な構造とすることができる。
特許第3040068号公報
しかしながら、プラントをさらに高いレベルで安全かつ効率よく稼働させるためには、また、災害時などにおけるプラントの安全性をより向上させるためには、設備の運転データ,設備管理の履歴データ,現場操作作画情報,監視用画像情報,音響情報等の大量のデータを、危険地区と非危険地区との間で密に通信し、これらのデータにもとづいて精度よく管理する必要がある。これに対し、上記防爆アンテナの技術では、大量のデータを効率よく通信することができないため、上述した極めて重要な要求に応えることができないといった問題があった。
また、データ通信の信頼性を向上させたり、設置費用などの低減化といった要望に応える必要があった。
本発明は、上記問題を解決するために提案されたものであり、製油所や石油化学工場等の広大な危険地区と非危険地区との間で、無線LANを経由することにより、大量のデータを安全かつ効率よく通信し、かつ、データ通信の信頼性の向上及び設置費用等の削減を可能とする無線LAN防爆型中継器、防爆型スイッチングハブ、防爆型無線通信手段、防爆型無線通信手段付きスイッチングハブ及び危険地区における通信システムの提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の無線LAN防爆型中継器は、無線LANにより、送受信機との間で通信する無線LANアクセスポイントと、この無線LANアクセスポイントと接続された一又は二以上のアンテナと、前記無線LANアクセスポイントと接続された電気通信用ケーブルと、少なくとも一部に、前記アンテナが送受信する電波を透過する電波透過材料を使用し、かつ、前記無線LANアクセスポイント及びアンテナを収納し、耐圧防爆構造とした密閉容器を備えた構成としてある。
このようにすると、無線LANを利用することにより、大量のデータを安全かつ効率よく通信することができる。また、光ケーブルの代わりに、電気通信用ケーブルを使用することにより、小型化及び軽量化を図ることができ、製造原価及び設置費用のコストダウンを図ることができる。
なお、送受信機は、携帯コンピュータ,防爆カメラ,現場確認をする運転員が持ち歩くモバイル機器などであり、送受信される情報としては、プラント運転データ,配管図に関する情報,操作方法に関する情報,プラント設計データ,機器のプロット表示に関する情報,運転操作要領書に関する情報,配管&計装ダイアグラムに関する情報,ボード運転操作自動化システムに関する情報,機器点検に関する情報,及び,画像情報などを挙げることができる。
また、好ましくは、前記アンテナをカージオイド型アンテナとするとよい。
このようにすると、電波出力をより大きくすることができる。さらに、無線LAN防爆型中継器の小型化及び軽量化を図るとともに、製造原価のコストダウンを図ることができる。
また、好ましくは、前記密閉容器が、一端が遮蔽され、他端が開放された、前記電波透過材料からなる筒部と、この筒部の前記他端と連結される基部を備え、前記筒部に前記アンテナを収納するとよい。
このようにすると、筒部の機械的強度を向上させることができ、かつ、アンテナの向きを自在に設定することができる。
また、好ましくは、前記密閉容器に、電源ユニットを収納するとよい。
電源ユニットとして、ACアダプタ、安定化電源、バッテリー、太陽電池などが用いられ、このような電源ユニットを収納することにより、一般的に使用される交流電源(たとえば、交流100V電源)を利用することができたり、あるいは、電源配線を敷設しなくてもすむので、設置費用のコストダウンを図ることができる。
また、好ましくは、前記電気通信用ケーブルが、防爆型スイッチングハブと接続されるとよい。
このようにすると、防爆型スイッチングハブの周囲に複数の無線LAN防爆型中継器を廉価な費用で配設することができ、通信可能エリアを効率よく拡張することができる。
上記目的を達成するため、本発明の防爆型スイッチングハブは、上記請求項1〜5のいずれかに記載された無線LAN防爆型中継器の電気通信用ケーブルと接続されたスイッチングハブと、前記電気通信用ケーブルと接続された雷サージ対策用の保安器と、前記スイッチングハブ及び保安器を収納し、耐圧防爆構造とした密閉容器を備えた構成としてある。
このようにすると、雷ノイズの悪影響を排除することができるとともに、複数の無線LAN防爆型中継器を自在に配置することができる。さらに、伝送路の一部に、電気通信用ケーブルを用いることにより、通信速度の向上及び他の機器からの電磁ノイズに影響されにくい安定した通信を行うことができる。
上記目的を達成するため、本発明の防爆型無線通信手段は、電気通信用ケーブルを介して、上記請求項6に記載されたスイッチングハブと接続され、非危険地区に設置された無線LANアクセスポイントと無線通信を行う、危険地区に設置された無線LANアクセスポイントと、この危険地区に設置された無線LANアクセスポイントと接続されたアンテナと、少なくとも一部に、前記アンテナが送受信する電波を透過する電波透過材料を使用し、かつ、前記危険地区に設置された無線LANアクセスポイント及びアンテナを収納し、耐圧防爆構造とした密閉容器を備えた構成としてある。
このようにすると、無線LANにより、非危険地区に設置された無線LANアクセスポイントと危険地区に設置された無線LANアクセスポイントとの間で、ブリッジ通信を行うことができ、ケーブルを敷設しなくてもすむので、設置費用のコストダウンを図ることができる。
上記目的を達成するため、本発明の防爆型無線通信手段付きスイッチングハブは、上記請求項1〜5のいずれかに記載された無線LAN防爆型中継器の電気通信用ケーブルと接続されたスイッチングハブと、前記電気通信用ケーブルと接続された雷サージ対策用の保安器と、前記スイッチングハブと接続され、非危険地区に設置された無線LANアクセスポイントと無線通信を行う、危険地区に設置された無線LANアクセスポイントと、この危険地区に設置された無線LANアクセスポイントと接続されたアンテナと、前記スイッチングハブ、保安器、危険地区に設置された無線LANアクセスポイント及びアンテナを収納し、耐圧防爆構造とした密閉容器を備えた構成としてある。
このようにすると、雷ノイズの悪影響を排除することができるとともに、複数の無線LAN防爆型中継器を自在に配置することができる。さらに、伝送路の一部に、電気通信用ケーブルを用いることにより、通信速度の向上及び他の機器からの電磁ノイズに影響されにくい安定した通信を行うことができる。また、無線LANにより、非危険地区に設置された無線LANアクセスポイントと危険地区に設置された無線LANアクセスポイントとの間で、ブリッジ通信を行うことができ、ケーブルを敷設しなくてもすむので、設置費用のコストダウンを図ることができる。
上記目的を達成するため、本発明の危険地区における通信システムは、危険地区における送受信機と、無線LANにより、送受信機との間で通信する無線LANアクセスポイントと、この無線LANアクセスポイントと接続されたアンテナと、前記無線LANアクセスポイントと接続された電気通信用ケーブルと、少なくとも一部に、前記アンテナが送受信する電波を透過する電波透過材料を使用し、かつ、前記無線LANアクセスポイント及びアンテナを収納し、耐圧防爆構造とした密閉容器を備え、前記危険地区に設置された無線LAN防爆型中継器と、前記無線LAN防爆型中継器の電気通信用ケーブルと接続されたスイッチングハブと、前記電気通信用ケーブルと接続された雷サージ対策用の保安器と、前記スイッチングハブ及び保安器を収納し、耐圧防爆構造とした密閉容器を備え、前記危険地区に設置された防爆型スイッチングハブと、電気通信用ケーブルを介して、前記スイッチングハブと接続され、非危険地区に設置された無線LANアクセスポイントと無線通信を行う、前記危険地区に設置された無線LANアクセスポイントと、前記危険地区に設置された無線LANアクセスポイントと接続されたアンテナと、少なくとも一部に、前記アンテナが送受信する電波を透過する電波透過材料を使用し、かつ、前記危険地区に設置された無線LANアクセスポイント及びアンテナを収納し、耐圧防爆構造とした密閉容器を備え、前記危険地区に設置された防爆型無線通信手段と、非危険地区に設置された無線LANサーバーと、この無線LANサーバーと接続され、無線LANにより、前記危険地区に設置された防爆型無線通信手段の無線LANアクセスポイントとの間で通信する、前記非危険地区に設置された無線LANアクセスポイントとを具備した構成としてある。
このようにすると、無線LANを利用することにより、大量のデータを安全かつ効率よく通信することができる。また、光ケーブルの代わりに、電気通信用ケーブルを使用することにより、小型化及び軽量化を図ることができ、製造原価及び設置費用のコストダウンを図ることができる。さらに、雷ノイズの悪影響を排除することができるとともに、複数の無線LAN防爆型中継器を自在に配置することができる。また、伝送路の一部に、電気通信用ケーブルを用いることにより、通信速度の向上及び他の機器からの電磁ノイズに影響されにくい安定した通信を行うことができる。さらに、無線LANにより、非危険地区に設置された無線LANアクセスポイントと危険地区に設置された無線LANアクセスポイントとの間で、ブリッジ通信を行うことができ、この分のケーブルを敷設しなくてもすむので、設置費用のコストダウンを図ることができる。
上記目的を達成するため、本発明の危険地区における通信システムは、危険地区における送受信機と、無線LANにより、送受信機との間で通信する無線LANアクセスポイントと、この無線LANアクセスポイントと接続されたアンテナと、前記無線LANアクセスポイントと接続された電気通信用ケーブルと、少なくとも一部に、前記アンテナが送受信する電波を透過する電波透過材料を使用し、かつ、前記無線LANアクセスポイント及びアンテナを収納し、耐圧防爆構造とした密閉容器を備え、前記危険地区に設置された無線LAN防爆型中継器と、前記無線LAN防爆型中継器の電気通信用ケーブルと接続されたスイッチングハブと、前記電気通信用ケーブルと接続された雷サージ対策用の保安器と、前記スイッチングハブと接続され、非危険地区に設置された無線LANアクセスポイントと無線通信を行う、危険地区に設置された無線LANアクセスポイントと、該無線LANアクセスポイントと接続されたアンテナと、前記スイッチングハブ、保安器、危険地区に設置された無線LANアクセスポイント及びアンテナを収納し、耐圧防爆構造とした密閉容器を備え、前記危険地区に設置された防爆型無線通信手段付きスイッチングハブと、非危険地区に設置された無線LANサーバーと、この無線LANサーバーと接続され、無線LANにより、前記危険地区に設置された防爆型無線通信手段付きスイッチングハブの無線LANアクセスポイントとの間で通信する、前記非危険地区に設置された無線LANアクセスポイントとを具備した構成としてある。
このようにしても、無線LANを利用することにより、大量のデータを安全かつ効率よく通信することができ、また、電気通信用ケーブルを使用することにより、小型化及び軽量化を図ることができ、製造原価及び設置費用のコストダウンを図ることができる。さらに、雷ノイズの悪影響を排除することができるとともに、通信速度の向上及び他の機器からの電磁ノイズに影響されにくい安定した通信を行うことができる。また、無線LANにより、非危険地区に設置された無線LANアクセスポイントと危険地区に設置された無線LANアクセスポイントとの間で、ブリッジ通信を行うことができ、設置費用のコストダウンを図ることができる。
以上のように、本発明の無線LAN防爆型中継器、防爆型スイッチングハブ、防爆型無線通信手段、防爆型無線通信手段付きスイッチングハブ及び危険地区における通信システムによれば、危険物の製造および取扱いを行う製油所や石油化学工場等の広大な危険地区において、危険地区の製造設備と非危険地区の管理設備との間で、製造設備の運転データなどに関する大量のデータを、無線LANを経由することにより、安全かつ効率よく通信することができ、プラントをさらに高いレベルで安全かつ効率よく稼働させることができ、また、災害時などにおけるプラントの安全性をより向上させることができる。
さらに、無線LAN防爆型中継器の小型化及び軽量化を図ることができ、製造原価及び設置費用のコストダウンを図ることができる。また、雷ノイズの悪影響を排除することができるとともに、複数の無線LAN防爆型中継器を自在に配置することができる。さらに、伝送路の一部に、電気通信用ケーブルを用いることにより、通信速度の向上及び他の機器からの電磁ノイズに影響されにくい安定した通信を行うことができる。また、無線LANにより、非危険地区に設置された無線LANアクセスポイントと危険地区に設置された無線LANアクセスポイントとの間で、ブリッジ通信を行うことができ、この分のケーブルを敷設しなくてもすむので、設置費用のコストダウンを図ることができる。
[無線LAN防爆型中継器]
図1は、本発明の一実施形態に係る無線LAN防爆型中継器の概略断面図を示している。
同図において、無線LAN防爆型中継器1は、無線LANアクセスポイント11、電源ユニット12、カージオイド型アンテナ13及び密閉容器14とからなっており、電気通信用ケーブル15及び電源ケーブル16が外部から接続されている。
(無線LANアクセスポイント)
無線LANアクセスポイント11は、無線LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)により、送受信機(図示せず)との間を接続する電波中継器であり、一般的に、有線LANとの接続機能を有している。この無線LANアクセスポイント11は、支柱と載置板とからなる保持部材111を介して、密閉容器14の基部143に収納された状態で取り付けられている。また、無線LANアクセスポイント11は、電気通信用ケーブル15が接続され、かつ、カージオイド型アンテナ13と接続されている。
無線LANアクセスポイント11と送受信機(たとえば、無線LANアダプタが取り付けられたコンピュータや送受信機能を有するPDA(個人情報端末)など)には、通常、ESSID(Extended Service Set Identifier)という識別子が割り当てられており、無線LANアクセスポイント11は、自身と同じESSIDを持つ送受信機との通信しか中継しない。これにより、同一エリア内に複数の送受信機が混在するような環境であっても、混信や無駄な通信を防ぐことができる。
なお、無線LANアクセスポイント11は、通常、複数の送受信機との通信を中継するが、一つの送受信機との通信を中継してもよい。
(電源ユニット)
電源ユニット12は、ACアダプタとしてあり、電源ケーブル16が接続され、かつ、無線LANアクセスポイント11と接続されている。この電源ユニット12は、電源ケーブル16を介して、外部から交流100Vの電流を入力し、低電圧の直流電流に変換し、この直流電流を、無線LANアクセスポイント11に供給する。このようにすると、一般的に使用される交流電源(たとえば、交流100V電源)を利用することができ、外部に直流電源がない場合でも、容易に設置することができ、設置費用のコストダウンを図ることができる。
なお、電源ユニット12は、ACアダプタに限定されるものではなく、たとえば、停電時にバッテリーに自動的に切り替わる安定化電源などを用いてもよい。
(カージオイド型アンテナ)
カージオイド型アンテナ13は、無線LANアクセスポイント11と接続されている。このカージオイド型アンテナ13は、無線LANアクセスポイント11から電気信号を入力すると、この電気信号に応じた電波を発信し、かつ、電波を受信すると、受信した電波に応じた電気信号を無線LANアクセスポイント11に出力する。なお、本実施形態のカージオイド型アンテナ13は、電波を受信及び発信する構成としてあるが、受信又は発信のいずれか一方を行う構成としてもよい。
また、一般的に、カージオイド型アンテナ13は、電波を透過する樹脂によってモールド成形さており、支持板148に固定される。
カージオイド型アンテナ13は、ほぼカージオイド型の方向指向性を有しており、カージオイド型に広がるエリアをカバーし、カバーしたエリア方向からの電波を受信するとともに、カバーしたエリアに向けて電波を発信する。したがって、カージオイド型アンテナ13は、複数の送受信機をカバー可能な方向に向けて取り付けられる。なお、上記送受信機は、危険地区において、通常、運転員が持ち歩いたり、設置されたりしている。
また、カージオイド型アンテナ13は、他の種類のアンテナ(たとえば、ほぼ同じ範囲をカバーする平面アンテナなど)に比べて、小型化されている。これにより、無線LAN防爆型中継器1を小型化できるとともに、製造原価のコストダウンを図ることができる。さらに、密閉容器14の筒部141の小型化を図ることが可能となり、金属と比べて機械的強度の低い筒部141を小型化することにより、災害時に筒部141が破損するといった危険性を低減し安全性を向上させることができる。
また、本実施形態では、二つのカージオイド型アンテナ13を設けており、一つのカージオイド型アンテナ13を設ける場合より、約二倍のエリアをカバーすることができる。また、三つ以上のカージオイド型アンテナ13を多角形状に配設することにより、ほぼ全周方向のエリアをカバーすることができ、すなわち、広角エリアでの通信が可能となる。
(密閉容器)
密閉容器4は、カージオイド型アンテナ13を収納する筒部141と、無線LANアクセスポイント11及び電源ユニット12を収納する基部143と、筒部141を密閉した状態で基部143に固定するフランジ部142とからなっている。また、本実施形態の密閉容器14は、密封部材(シール部材)として、Oリング145及びガスケット146を備えた耐圧防爆構造としてある。
筒部141は、上板を有しかつ下端が開放されたほぼ円筒状としてあり、下端部には、円環状の鍔部141aが形成されている。筒部141の材料として、カージオイド型アンテナ13が送受信する電波を透過する電波透過材料、たとえば、耐圧ガラスや樹脂等が用いられる。なお、本実施形態では、耐熱強化ガラスが用いられている。
また、筒部141は、下部に円板状の支持板148が装入されており、この支持板148に、カージオイド型アンテナ13が取り付けられている。支持板148は、カージオイド型アンテナ13と無線LANアクセスポイント11を接続するケーブルを通すためのケーブル孔が形成されている。
なお、支持板148は、上記構造に限定されるものではなく、たとえば、無線LANアクセスポイント11などの状態を目視確認するための開口部が形成された構造としてもよい。また、支持板148の材料として、一般的に、樹脂が用いられる。
基部143は、上端部に円環状の鍔部143aが形成された、ほぼ有底円筒状の金属製容器であり、無線LANアクセスポイント11及び電源ユニット12を収納する。また、基部143は、下面に電気通信用ケーブル15と電源ケーブル16が挿入され、かつ、外部と基部143の内部を遮断する封止手段(図示せず)が設けられている。一般的に、この封止手段は、円筒状のゴムからなるケーブルパッキンが用いられる。このようにすると、基部143の内部は、外部に対して密閉された状態となり、たとえば、無線LANアクセスポイント11の内部で火花が発生しても、密閉容器14の外部に火花が飛び出さない構造とすることができる。
また、鍔部143aは、フランジ部142を螺着するための雌ねじが切られ、さらに、上面は、Oリング145のシール面として機能する面粗度に仕上げられている。
フランジ部142は、筒部141が装入される開口部の形成された金属製の円板としてあり、上記雌ねじに対応する位置に、ボルト144が挿入されるボルト孔が穿設されている。また、下面には、Oリング145が収納されるOリング溝が形成され、さらに、筒部141の鍔部141a及びガスケットホルダ147が嵌入される円環状の切欠がそれぞれ形成されている。すなわち、上方の切欠に鍔部141aが嵌入され、下方の切欠にガスケットホルダ147が嵌入される。
ガスケットホルダ147は、周縁部全周にわたって壁部が突出された金属製の円板としてあり、円形のガスケット146が載置される。このようにすると、ガスケット146は、周縁部上面が、筒部141の鍔部141aの下面及びフランジ部142の下方の切欠の段差面と当接し、かつ、周縁部下面が、ガスケットホルダ147の上面と当接して、筒部141及び基部143の内部空間と外部との間をシールする。また、Oリング145は、フランジ部142と基部143の鍔部143aとの隙間をシールする。
なお、ガスケットホルダ147及びガスケット146のほぼ中央に、カージオイド型アンテナ13と無線LANアクセスポイント11を接続するケーブルを通すためのケーブル孔が形成されている。また、本実施形態では、Oリング145やガスケット146を用いてシールする構成としてあるが、この構成に限定されるものではなく、たとえば、液状のシール剤や接着剤を用いてシールする構成としてもよい。
上記構成の無線LAN防爆型中継器1によれば、無線LANを利用することにより、大量のデータを安全かつ効率よく通信することができる。また、電気通信用ケーブルを使用することにより、光・電気変換器を設けなくてもすむので、小型化及び軽量化を図ることができ、製造原価及び設置費用のコストダウンを図ることができる。さらに、上記構成の密閉容器14によって、筒部141の機械的強度が向上するとともに、カージオイド型アンテナ13の向きを自在に設定することができる。
また、無線LAN防爆型中継器1は、電気通信用ケーブル15が、後述する防爆型スイッチングハブ2と接続されるとよい。このようにすると、防爆型スイッチングハブ2の周囲に複数の無線LAN防爆型中継器1を廉価な費用で配設することができ、通信可能エリアを効率よく拡張することができる。
[防爆型スイッチングハブ]
図2は、本発明の一実施形態に係る防爆型スイッチングハブの概略断面図を示している。
同図において、防爆型スイッチングハブ2は、スイッチングハブ24、保安器25及びこれらを収納する密閉容器23を備えている。
(スイッチングハブ)
スイッチングハブ24は、電源ケーブル28、一又は二以上の上記無線LAN防爆型中継器1の電気通信用ケーブル15、及び、外部機器(通常、防爆型無線通信手段3や他の防爆型スイッチングハブ2など)の電気通信用ケーブル27が接続されている。
また、本実施形態の防爆型スイッチングハブ2は、信号増幅機能を備えており、電気通信用ケーブル15,27による中継距離を、最大で100m程度とすることができる。したがって、中継距離が長い場合には、必要な分だけ防爆型スイッチングハブ2を電気通信用ケーブル15,27の間に接続することにより、遠方の無線LAN防爆型中継器1と接続することができる。
(保安器)
保安器25は、密閉容器23内において、電気通信用ケーブル15又は電気通信用ケーブル27と接続されており、また、スイッチングハブ24と接続されている。この保安器25は、セラミックアレスタやSPダイオードなどの雷防護素子が内蔵されており、雷サージに対して弱い電子機器を防護する。
(密閉容器)
密閉容器23は、金属製の上蓋21と箱部22とからなる矩形箱状としてあり、容器内部で発生した火花などが外部に漏れないように密封された耐圧防爆構造としてある。上蓋21は、耐圧ガラス212が内側から密封された状態で取り付けられており、周縁部には、ほぼ等間隔でボルト211が挿入される貫通孔が穿設されている。箱部22は、上部に、ボルト211に対応する位置に雌ねじの切られた矩形環状のフランジ部が形成され、さらに、側面に、複数のケーブルジョイント26が突設されている。このケーブルジョイント26は、ケーブルパッキンなどの封止手段によって、ケーブルが装入された状態で封止する。また、上蓋21と箱部22は、図示してないが、Oリングなどの密封部材によって密封されている。
上記構成の防爆型スイッチングハブ2によれば、雷ノイズの悪影響を排除することができるとともに、複数の無線LAN防爆型中継器1を自在に配置することができる。さらに、伝送路の一部に、電気通信用ケーブル15,27を用いることにより、通信速度の向上及び他の機器からの電磁ノイズに影響されにくい安定した通信を行うことができる。
[防爆型無線通信手段]
図3は、本発明の一実施形態に係る防爆型無線通信手段の概略断面図を示している。
同図において、防爆型無線通信手段3は、上記無線LAN防爆型中継器1と比較して、カージオイド型アンテナ13及び無線LANアクセスポイント11の代わりに、アンテナ33及び、電気通信用ケーブル27を介して防爆型スイッチングハブ2と接続される無線LANアクセスポイント31を備えた点が相違する。
したがって、図3において、図1と同様の構成部分については同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
無線LANアクセスポイント31は、通常、危険地区に設置されており、非危険地区に設置された無線LANアクセスポイント51と無線通信を行う構成としてある。
また、本実施形態のアンテナ33は、平面アンテナとしてあるが、これに限定されるものではない。
なお、その他の構成は、無線LAN防爆型中継器1とほぼ同様としてある。
上記構成の防爆型無線通信手段3によれば、無線LANにより、非危険地区に設置された無線LANアクセスポイント51と危険地区に設置された無線LANアクセスポイント31との間で、ブリッジ通信を行うことができ、ケーブルを敷設しなくてもすむので、設置費用のコストダウンを図ることができる。
[防爆型無線通信手段付きスイッチングハブ]
図4は、本発明の一実施形態に係る防爆型無線通信手段付きスイッチングハブの概略断面図を示している。
同図において、防爆型無線通信手段付きスイッチングハブ4は、上記防爆型無線通信手段3と比較して、アンテナ33、無線LANアクセスポイント31及び密閉容器14の代わりに、アンテナ43、スイッチングハブ24と接続される無線LANアクセスポイント41及び密閉容器44を備え、さらに、密閉容器44内にスイッチングハブ24と保安器25を収納した点が相違する。
したがって、図4において、図3と同様の構成部分については同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
無線LANアクセスポイント41は、通常、危険地区に設置されており、非危険地区に設置された無線LANアクセスポイント51と無線通信を行う構成としてある。また、無線LANアクセスポイント41は、密閉容器44に収納されたスイッチングハブ24と接続されている。
スイッチングハブ24は、保安器25及び電気通信用ケーブル15,27を介して、無線LAN防爆型中継器1及び防爆型スイッチングハブ2と接続されている。なお、本実施形態では、一つの無線LAN防爆型中継器1及び一つの防爆型スイッチングハブ2と接続されているが、これに限定されるものではなく、たとえば、一又は二以上の無線LAN防爆型中継器1及び/又は一又は二以上の防爆型スイッチングハブ2と接続される構成としてもよい。
密閉容器44は、密閉容器14と比べると、スイッチングハブ24及び保安器25を収納するために、径方向に大型化されているとともに、複数のケーブルジョイント26の突設された基部443を有している。
また、本実施形態のアンテナ43は、平面アンテナとしてあるが、これに限定されるものではない。
なお、その他の構成は、防爆型無線通信手段3とほぼ同様としてある。
上記構成の防爆型無線通信手段付きスイッチングハブ4によれば、雷ノイズの悪影響を排除することができるとともに、複数の無線LAN防爆型中継器1や防爆型スイッチングハブ2を自在に配置することができる。さらに、伝送路の一部に、電気通信用ケーブルを用いることにより、通信速度の向上及び他の機器からの電磁ノイズに影響されにくい安定した通信を行うことができる。また、無線LANにより、非危険地区に設置された無線LANアクセスポイント51と危険地区に設置された無線LANアクセスポイント41との間で、ブリッジ通信を行うことができ、ケーブルを敷設しなくてもすむので、設置費用のコストダウンを図ることができる。
[危険地区における通信システムの第一実施形態]
図5は、本発明の危険地区における通信システムの第一実施形態を説明するための概略ブロック図を示している。
同図において、危険地区における通信システム10は、危険地区に、複数の端末に設けられた送受信機(図示せず)と、上述した複数の無線LAN防爆型中継器1、防爆型スイッチングハブ2及び防爆型無線通信手段3が設置されている。なお、上記送受信機と無線LAN防爆型中継器1は、無線LANによって通信する。
上記無線LAN防爆型中継器1、防爆型スイッチングハブ2及び防爆型無線通信手段3は、危険地区における送受信機の配置状況などに応じて、様々な組合せが可能である。
本実施形態では、三つの組合せを用いており、第一の組合せは、防爆型無線通信手段3と防爆型スイッチングハブ2が電気通信用ケーブル27を介して接続され、防爆型スイッチングハブ2が、電気通信用ケーブル15を介して二つの無線LAN防爆型中継器1と接続されている。また、第二の組合せは、防爆型無線通信手段3と防爆型スイッチングハブ2が電気通信用ケーブル27を介して接続され、この防爆型スイッチングハブ2が、電気通信用ケーブル15を介して一つの無線LAN防爆型中継器1と接続され、さらに、電気通信用ケーブル27を介して第二の防爆型スイッチングハブ2と接続され、第二の防爆型スイッチングハブ2が、電気通信用ケーブル15を介して二つの無線LAN防爆型中継器1と接続されている。さらに、第三の組合せは、防爆型無線通信手段3と防爆型スイッチングハブ2が電気通信用ケーブル27を介して接続され、この防爆型スイッチングハブ2が、電気通信用ケーブル15を介して一つの無線LAN防爆型中継器1と接続され、さらに、電気通信用ケーブル27を介して第二及び第三の防爆型スイッチングハブ2と接続され、第二の防爆型スイッチングハブ2が、電気通信用ケーブル15を介して二つの無線LAN防爆型中継器1と接続され、第三の防爆型スイッチングハブ2が、電気通信用ケーブル15を介して一つの無線LAN防爆型中継器1と接続されている。
また、非危険地区の計測室50には、LAN(構内情報通信網)が設けられており、少なくとも無線LANサーバー5及び無線LANアクセスポイント51が、ケーブル53を介してハブ52と接続されている。なお、図示してないが、LANを構成する機器としては、上記の他に、たとえば、ナビゲータサーバー、モバイルDOS用サーバーなどが挙げられる。
上記非危険地区に設置された無線LANアクセスポイント51は、危険地区に設置された防爆型無線通信手段3の無線LANアクセスポイント31との間で、無線LANにより通信する。
上記構成の危険地区における通信システム10によれば、無線LANを利用することにより、大量のデータを安全かつ効率よく通信することができる。また、光ケーブルの代わりに、電気通信用ケーブル15,27を使用することにより、無線LAN防爆型中継器1、防爆型スイッチングハブ2及び防爆型無線通信手段3などの小型化及び軽量化を図ることができ、製造原価及び設置費用のコストダウンを図ることができる。さらに、雷ノイズの悪影響を排除することができるとともに、複数の無線LAN防爆型中継器1を自在に配置することができる。また、伝送路の一部に、電気通信用ケーブルを用いることにより、通信速度の向上及び他の機器からの電磁ノイズに影響されにくい安定した通信を行うことができる。さらに、無線LANにより、非危険地区に設置された無線LANアクセスポイント51と危険地区に設置された無線LANアクセスポイント31との間で、ブリッジ通信を行うことができ、この分のケーブルを敷設しなくてもすむので、設置費用のコストダウンを図ることができる。
[危険地区における通信システムの第二実施形態]
図6は、本発明の危険地区における通信システムの第二実施形態を説明するための概略ブロック図を示している。
同図において、危険地区における通信システム10aは、第一実施形態と比較して、防爆型無線通信手段3の代わりに、防爆型無線通信手段付きスイッチングハブ4を用いている点が相違する。すなわち、危険地区における通信システム10aは、危険地区に、複数の端末に設けられた送受信機(図示せず)と、上述した複数の無線LAN防爆型中継器1、防爆型スイッチングハブ2及び防爆型無線通信手段付きスイッチングハブ4が設置されている。
したがって、図6において、図5と同様の構成部分については同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
上記無線LAN防爆型中継器1、防爆型スイッチングハブ2及び防爆型無線通信手段付きスイッチングハブ4は、危険地区における送受信機の配置状況などに応じて、様々な組合せが可能である。
本実施形態では、三つの組合せを用いており、第一の組合せは、防爆型無線通信手段付きスイッチングハブ4が、電気通信用ケーブル15を介して二つの無線LAN防爆型中継器1と接続されている。また、第二の組合せは、防爆型無線通信手段付きスイッチングハブ4が、電気通信用ケーブル27を介して防爆型スイッチングハブ2と接続され、この防爆型スイッチングハブ2が、電気通信用ケーブル15を介して一つの無線LAN防爆型中継器1と接続され、さらに、電気通信用ケーブル27を介して第二の防爆型スイッチングハブ2と接続され、第二の防爆型スイッチングハブ2が、電気通信用ケーブル15を介して二つの無線LAN防爆型中継器1と接続されている。さらに、第三の組合せは、防爆型無線通信手段付きスイッチングハブ4が、電気通信用ケーブル15を介して一つの無線LAN防爆型中継器1と接続され、さらに、電気通信用ケーブル27を介して第二及び第三の防爆型スイッチングハブ2と接続され、第二の防爆型スイッチングハブ2が、電気通信用ケーブル15を介して二つの無線LAN防爆型中継器1と接続され、第三の防爆型スイッチングハブ2が、電気通信用ケーブル15を介して一つの無線LAN防爆型中継器1と接続されている。
上記非危険地区に設置された無線LANアクセスポイント51は、危険地区に設置された防爆型無線通信手段付きスイッチングハブ4の無線LANアクセスポイント41との間で、無線LANにより通信する。
上記構成の危険地区における通信システム10aによれば、危険地区における通信システム10とほぼ同様の効果を発揮でき、無線LANを利用することにより、大量のデータを安全かつ効率よく通信することができる。また、光ケーブルの代わりに、電気通信用ケーブル15,27を使用することにより、無線LAN防爆型中継器1、防爆型スイッチングハブ2及び防爆型無線通信手段付きスイッチングハブ4などの小型化及び軽量化を図ることができ、製造原価及び設置費用のコストダウンを図ることができる。
また、上記通信システム10,10aは、危険地区が製油所や石油化学プラントである場合には、複数の製造設備の運転データ,設備管理の履歴データ,現場操作作画情報,監視用画像情報,音響情報等の大量のデータを、危険地区と非危険地区との間で密に通信することができるので、これらのデータにもとづいてプラントを精度よく管理することができる。したがって、プラントをさらに高いレベルで安全かつ効率よく稼働させることが可能となるとともに、災害時などにおけるプラントの安全性をより向上させることができる。
また、危険地区内における現場業務や設備の保守管理業務において、計測室や事務室(非危険地区)と現場(危険地区)との間で、大量のデータ(情報)を容易に通信することができるので、これら業務の作業効率を大幅に向上させることができる。
以上、本発明の無線LAN防爆型中継器、防爆型スイッチングハブ、防爆型無線通信手段、防爆型無線通信手段付きスイッチングハブ及び危険地区における通信システムについて、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明に係る無線LAN防爆型中継器、防爆型スイッチングハブ、防爆型無線通信手段、防爆型無線通信手段付きスイッチングハブ及び危険地区における通信システムは、上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、危険地区における通信システム10は、防爆型無線通信手段3を用い、危険地区における通信システム10aは、防爆型無線通信手段付きスイッチングハブ4を用いた構成としてあるが、これに限定されるものではない。たとえば、防爆型無線通信手段3及び防爆型無線通信手段付きスイッチングハブ4を用いてもよい。
以上説明したように、本発明の無線LAN防爆型中継器、防爆型スイッチングハブ、防爆型無線通信手段、防爆型無線通信手段付きスイッチングハブ及び危険地区における通信システムは、製油所や石油化学工場などのプラントに限定されるものではなく、たとえば、防爆機器を必要とする装置産業全般に対して、有効に適用することができる。
本発明の一実施形態に係る無線LAN防爆型中継器の概略断面図を示している。 本発明の一実施形態に係る防爆型スイッチングハブの概略断面図を示している。 本発明の一実施形態に係る防爆型無線通信手段の概略断面図を示している。 本発明の一実施形態に係る防爆型無線通信手段付きスイッチングハブの概略断面図を示している。 本発明の危険地区における通信システムの第一実施形態を説明するための概略ブロック図を示している。 本発明の危険地区における通信システムの第二実施形態を説明するための概略ブロック図を示している。
符号の説明
1 無線LAN防爆型中継器
2 防爆型スイッチングハブ
3 防爆型無線通信手段
4 防爆型無線通信手段付きスイッチングハブ
5 無線LANサーバー
10,10a 危険地区における通信システム
11 無線LANアクセスポイント
12 電源ユニット
13 カージオイド型アンテナ
14 密閉容器
15 電気通信用ケーブル
21 上蓋
22 箱部
23 密閉容器
24 スイッチングハブ
25 保安器
26 ケーブルジョイント
27 電気通信用ケーブル
28 電源ケーブル
31 無線LANアクセスポイント
33 アンテナ
41 無線LANアクセスポイント
43 アンテナ
44 密閉容器
50 計測室
51 無線LANアクセスポイント
52 ハブ
53 ケーブル
111 保持部材
141 筒部
141a 鍔部
142 フランジ部
143 基部
143a 鍔部
144 ボルト
145 Oリング
146 ガスケット
147 ガスケットホルダ
148 支持板
211 ボルト
212 耐圧ガラス
443 基部

Claims (10)

  1. 無線LANにより、送受信機との間で通信する無線LANアクセスポイントと、
    この無線LANアクセスポイントと接続された一又は二以上のアンテナと、
    前記無線LANアクセスポイントと接続された電気通信用ケーブルと、
    少なくとも一部に、前記アンテナが送受信する電波を透過する電波透過材料を使用し、かつ、前記無線LANアクセスポイント及びアンテナを収納し、耐圧防爆構造とした密閉容器
    を備えたことを特徴とする無線LAN防爆型中継器。
  2. 前記アンテナをカージオイド型アンテナとしたことを特徴とする請求項1に記載の無線LAN防爆型中継器。
  3. 前記密閉容器が、一端が遮蔽され、他端が開放された、前記電波透過材料からなる筒部と、この筒部の前記他端と連結される基部を備え、
    前記筒部に前記アンテナを収納したことを特徴とする請求項1又は2に記載の無線LAN防爆型中継器。
  4. 前記密閉容器に、電源ユニットを収納したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の無線LAN防爆型中継器。
  5. 前記電気通信用ケーブルが、防爆型スイッチングハブと接続されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の無線LAN防爆型中継器。
  6. 上記請求項1〜5のいずれかに記載された無線LAN防爆型中継器の電気通信用ケーブルと接続されたスイッチングハブと、
    前記電気通信用ケーブルと接続された雷サージ対策用の保安器と、
    前記スイッチングハブ及び保安器を収納し、耐圧防爆構造とした密閉容器
    を備えたことを特徴とする防爆型スイッチングハブ。
  7. 電気通信用ケーブルを介して、上記請求項6に記載されたスイッチングハブと接続され、非危険地区に設置された無線LANアクセスポイントと無線通信を行う、危険地区に設置された無線LANアクセスポイントと、
    この危険地区に設置された無線LANアクセスポイントと接続されたアンテナと、
    少なくとも一部に、前記アンテナが送受信する電波を透過する電波透過材料を使用し、かつ、前記危険地区に設置された無線LANアクセスポイント及びアンテナを収納し、耐圧防爆構造とした密閉容器
    を備えたことを特徴とする防爆型無線通信手段。
  8. 上記請求項1〜5のいずれかに記載された無線LAN防爆型中継器の電気通信用ケーブルと接続されたスイッチングハブと、
    前記電気通信用ケーブルと接続された雷サージ対策用の保安器と、
    前記スイッチングハブと接続され、非危険地区に設置された無線LANアクセスポイントと無線通信を行う、危険地区に設置された無線LANアクセスポイントと、
    この危険地区に設置された無線LANアクセスポイントと接続されたアンテナと、
    前記スイッチングハブ、保安器、危険地区に設置された無線LANアクセスポイント及びアンテナを収納し、耐圧防爆構造とした密閉容器
    を備えたことを特徴とする防爆型無線通信手段付きスイッチングハブ。
  9. 危険地区における送受信機と、
    無線LANにより、送受信機との間で通信する無線LANアクセスポイントと、この無線LANアクセスポイントと接続されたアンテナと、前記無線LANアクセスポイントと接続された電気通信用ケーブルと、少なくとも一部に、前記アンテナが送受信する電波を透過する電波透過材料を使用し、かつ、前記無線LANアクセスポイント及びアンテナを収納し、耐圧防爆構造とした密閉容器を備え、前記危険地区に設置された無線LAN防爆型中継器と、
    前記無線LAN防爆型中継器の電気通信用ケーブルと接続されたスイッチングハブと、前記電気通信用ケーブルと接続された雷サージ対策用の保安器と、前記スイッチングハブ及び保安器を収納し、耐圧防爆構造とした密閉容器を備え、前記危険地区に設置された防爆型スイッチングハブと、
    電気通信用ケーブルを介して、前記スイッチングハブと接続され、非危険地区に設置された無線LANアクセスポイントと無線通信を行う、前記危険地区に設置された無線LANアクセスポイントと、前記危険地区に設置された無線LANアクセスポイントと接続されたアンテナと、少なくとも一部に、前記アンテナが送受信する電波を透過する電波透過材料を使用し、かつ、前記危険地区に設置された無線LANアクセスポイント及びアンテナを収納し、耐圧防爆構造とした密閉容器を備え、前記危険地区に設置された防爆型無線通信手段と、
    非危険地区に設置された無線LANサーバーと、
    この無線LANサーバーと接続され、無線LANにより、前記危険地区に設置された防爆型無線通信手段の無線LANアクセスポイントとの間で通信する、前記非危険地区に設置された無線LANアクセスポイントと
    を具備したことを特徴とする危険地区における通信システム。
  10. 危険地区における送受信機と、
    無線LANにより、送受信機との間で通信する無線LANアクセスポイントと、この無線LANアクセスポイントと接続されたアンテナと、前記無線LANアクセスポイントと接続された電気通信用ケーブルと、少なくとも一部に、前記アンテナが送受信する電波を透過する電波透過材料を使用し、かつ、前記無線LANアクセスポイント及びアンテナを収納し、耐圧防爆構造とした密閉容器を備え、前記危険地区に設置された無線LAN防爆型中継器と、
    前記無線LAN防爆型中継器の電気通信用ケーブルと接続されたスイッチングハブと、前記電気通信用ケーブルと接続された雷サージ対策用の保安器と、前記スイッチングハブと接続され、非危険地区に設置された無線LANアクセスポイントと無線通信を行う、危険地区に設置された無線LANアクセスポイントと、該無線LANアクセスポイントと接続されたアンテナと、前記スイッチングハブ、保安器、危険地区に設置された無線LANアクセスポイント及びアンテナを収納し、耐圧防爆構造とした密閉容器を備え、前記危険地区に設置された防爆型無線通信手段付きスイッチングハブと、
    非危険地区に設置された無線LANサーバーと、
    この無線LANサーバーと接続され、無線LANにより、前記危険地区に設置された防爆型無線通信手段付きスイッチングハブの無線LANアクセスポイントとの間で通信する、前記非危険地区に設置された無線LANアクセスポイントと
    を具備したことを特徴とする危険地区における通信システム。
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