JP2007309422A - ボルトを用いた締結構造およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】シール性を高めることができるボルトを用いた締結構造を提供する。
【解決手段】ボルトを用いた締結構造1はボルト10と、ボルト10と螺合するボルト孔31と、ボルト孔31と連通し、かつ他の空間50まで連通する連通孔34とが設けられた被締結部材30と、ボルト孔31でボルト10とボルト孔31の螺合面の少なくとも一部に介在し、かつ連通孔34を充填するガスケット材40とを備える。ガスケット材40はボルト10の底面14とボルト孔31とで形成される空間32の容積よりも大きい容積を有する。
【選択図】図1
【解決手段】ボルトを用いた締結構造1はボルト10と、ボルト10と螺合するボルト孔31と、ボルト孔31と連通し、かつ他の空間50まで連通する連通孔34とが設けられた被締結部材30と、ボルト孔31でボルト10とボルト孔31の螺合面の少なくとも一部に介在し、かつ連通孔34を充填するガスケット材40とを備える。ガスケット材40はボルト10の底面14とボルト孔31とで形成される空間32の容積よりも大きい容積を有する。
【選択図】図1
Description
この発明は、ボルトを用いた締結構造およびその製造方法に関し、より特定的には、ボルトと被締結部材との間にガスケットを介在させるボルトを用いた締結構造およびその製造方法に関するものである。
従来、ボルトを用いた締結構造は、たとえば特開2001−317633号公報(特許文献1)、特開平7−279934号公報(特許文献2)、特開平10−184634号公報(特許文献3)に開示されている。
特開2001−317633号公報
特開平7−279934号公報
特開平10−184634号公報
従来、特許文献1ではボルト孔にボルトを液密に螺着してボルト挿通孔を閉塞する構造が開示されている。このような構造ではボルトとボルト孔の間に液体ガスケットを介在させた状態でボルトをボルト孔に挿入することにより充填材(液体ガスケット)が押出されて隙間を埋める。その際、ボルトが液密にされているとボルト孔底の空気や液体ガスケットが高圧になり、シーリング材が排除されてシール性が低下するという問題があった。
そこで、この発明は上述のような問題点を解決するためになされたものであり、シール性の高いボルトを用いた締結構造およびその製造方法を提供することを目的とする。
この発明に従ったボルトを用いた締結構造は、ボルトと、ボルトと螺合するボルト孔と、ボルト孔と連通し、かつ他の空間まで連通する連通孔とが設けられた被締結部材と、ボルト孔内でボルトとボルト孔の螺合面の少なくとも一部分に介在し、かつ、連通孔を充填するガスケット材とを備える。ガスケット材は、少なくともボルトをボルト孔に螺合させた状態でボルトの底面とボルト孔とで形成される空間の容積よりも大きな容積を有する。
このように構成されたボルトを用いた締結構造では、ボルトの締結時に連通孔を通じて空気およびガスケット材がボルト孔外部に逃げることができるため、ガスケット材が排除されることを防止できる。これによりシール性を確保することができる。また、ガスケット材が連通孔を塞ぐため、連通孔によるシール性低下を防止することが可能となる。
好ましくは、ボルトのヘッドと被締結部材との間に設けられた取付体をさらに備え、取付体はボルトのヘッドにより被締結部材に近づく方向に押圧される。
この発明に従ったボルトを用いた締結構造の製造方法は、ボルトの底面にガスケット材を付着させる工程と、底面にガスケット材が付着したボルトをボルト孔に螺合することにより、ガスケット材をボルト孔とボルトとの螺合面の少なくとも一部分に介在させながら被締結部材にボルトを締結する工程とを備える。
この発明に従った締結構造の製造方法は、ボルト孔にガスケット材を配置する工程と、ガスケット材が配置されたボルト孔にボルトを螺合させることによりガスケット材をボルト孔とボルトとの螺合面の少なくとも一部分に介在させながら被締結部材にボルトを締結する工程とを備える。
この発明に従えば、シール性が確保されるボルトの締結構造を提供することを目的とする。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の実施の形態では同一または相当する部分については同一の参照符号を付し、その説明については繰返さない。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1に従ったボルトを用いた締結構造の断面図である。図1を参照して、この発明に従った締結構造1では、ボルト10が被締結部材30に締結されている。ボルト10はヘッド部11と、ヘッド部11に接続されるシャフト部12と、シャフト部12の表面に形成されたネジ山13と、ヘッド部11と反対側に位置する底面14とを有する。ヘッド部11では六角柱形状であり、この外周面をスパナ等で挟んでボルト10を回すことが可能である。なお、ヘッド部11には六角溝が形成され、この六角溝にヘキサゴンレンチを差込んでボルト10を回してもよい。
図1は、この発明の実施の形態1に従ったボルトを用いた締結構造の断面図である。図1を参照して、この発明に従った締結構造1では、ボルト10が被締結部材30に締結されている。ボルト10はヘッド部11と、ヘッド部11に接続されるシャフト部12と、シャフト部12の表面に形成されたネジ山13と、ヘッド部11と反対側に位置する底面14とを有する。ヘッド部11では六角柱形状であり、この外周面をスパナ等で挟んでボルト10を回すことが可能である。なお、ヘッド部11には六角溝が形成され、この六角溝にヘキサゴンレンチを差込んでボルト10を回してもよい。
さらに、ヘッド部11を手で回せるような蝶ナット形状とされていてもよい。
シャフト部12は軸方向に延びており、ヘッド部11よりも小径に構成される。シャフト部12は相手材に締結されることで延び、この延びに基づく軸力によりボルト10が被締結部材30に締結される。
シャフト部12は軸方向に延びており、ヘッド部11よりも小径に構成される。シャフト部12は相手材に締結されることで延び、この延びに基づく軸力によりボルト10が被締結部材30に締結される。
ネジ山13がシャフト部12の表面に設けられる。円柱形状のシャフト部12の表面に螺旋状に配置されるネジ山13は、一条のネジ山であってもよく、二条のネジ山であってもよい。また、右ネジおよび左ネジのいずれであってもよい。
底面14はガスケット材40と接触し、被締結部材30の最も深い部分に位置する。
被締結部材30はボルト孔31を有し、ボルト孔31の内周面にネジ山33が設けられる。ネジ山33はボルト10のネジ山33と噛み合い、ボルト10がボルト孔31から抜けるのを防止する働きがある。
被締結部材30はボルト孔31を有し、ボルト孔31の内周面にネジ山33が設けられる。ネジ山33はボルト10のネジ山33と噛み合い、ボルト10がボルト孔31から抜けるのを防止する働きがある。
ボルト孔31の底には空間32が設けられ、空間32はボルト孔31と底面14とで取囲まれた領域である。この領域にガスケット材40が充填されている。ガスケット材40は固体状、ゲル状またはゾル状であり、ボルト孔31および小径の連通孔34を液密に封止する役割を果たす。ガスケット材40の粘性は一定であってもよく、また空気に触れると粘性が上昇する(すなわち硬くなる)ものとされてもよい。ガスケット材40は無機物により構成される。ガスケット材40はボルト10のネジ山13とボルト孔31のネジ山33との間に介在し、これらの間の隙間を封止している。また、ガスケット材40は連通孔34から外部の空間50まではみ出している。なお、この実施の形態では連通孔34を完全にガスケット材40が充填しているが、これに限られず、連通孔34の一部分のみをガスケット材40が充填していてもよい。また、この実施の形態ではボルト10のネジ山13と、ボルト孔31のネジ山33との界面のうち、下部のみをガスケット材40で充填しているが、これに限られず、すべての界面をガスケット材40で充填してもよい。
ボルト孔31の底面がテーパ形状とされており、ボルト孔31の中央部に連通孔34が設けられる。なお、この形状に関しては特に限定されるものではなく、ボルト孔31の底面がテーパではなく平坦面であってもよい。この場合、底面はボルトの軸方向と直交するように延びる。また、連通孔34の位置はシャフト部12の中央でなく右側から左側にオフセットしていてもよい。この実施の形態では連通孔34の径はボルト孔31の径よりも小さいがこれに限られず、連通孔34の径がボルト孔31よりも大きくてもよい。
また、この実施の形態では連通孔34の内径は一定に構成されているが、これに限られるものではなく、連通孔34の内径が一定でなく、たとえば一方側から他方側へ向かうにつれて連通孔34の内径が変化していてもよい。連通孔34は図1では一直線上に延びているが、これに限られず、連通孔34は蛇行して延びていてもよい。また、ボルト孔31の内径もこの実施の形態では一定であるが、ボルト孔31がテーパ形状であり、奥に進むにつれて細くなるようなボルト孔31の形状を採用することも可能である。
ガスケット材40は連通孔34のすべてを充填している必要はなく、少なくとも連通孔34の一部分を充填していればよい。
被締結部材30とヘッド部11との間に取付体20が固定されている。取付体20はシャフト部12を受け入れる開口21を有する。
次に、図1で示す締結構造の製造方法について説明する。図2は図1で示す締結構造の一つの局面に従った製造方法を説明するための断面図である。図2を参照して、一つの局面に従った製造方法では、ボルト10の底面14にシーリング材としてのガスケット材40を付着させておく。ガスケット材40が底面14に付着しやすいようにするために、底面14に凹凸加工などが施されていてもよい。また、底面14にガスケット材40が溜まるための孔などが設けられていてもよい。底面14にガスケット材40が付着した状態でボルト10のネジ山13とボルト孔31のネジ山33とを螺合し、ボルト10を捩じ込んでいく。これにより、ガスケット材40がボルト孔31の底面35に近づき、ついにはガスケット材40が底面35に接触する。さらにボルト10を捩じ込むとガスケット材40が変形して、ガスケット材40の一部分はネジ山33とネジ山13との界面に広がり、また、ガスケット材40の一部は連通孔34を充填する。なお、ボルト孔31のネジ山33とボルト10のネジ山13との界面をガスケット材40が封止したとしても、ボルト孔31の底に残った空気は連通孔34から空間50側へ放出される。そのため、ボルト孔31の底部分が高圧になるのを防止することができる。
図3は、図1で示す締結構造の別の局面に従った製造方法を説明するための断面図である。図3を参照して、予め底面35に接触するようにガスケット材40を載置しておいてもよい。この状態でボルト孔31のネジ山33にボルト10のネジ山13を螺合させ、ボルト10を捩じ込んでいく。そして、底面14をガスケット材40に接触させ、さらにボルト10を捩じ込んでいけば、ガスケット材40が変形してガスケット材40がボルト10のネジ山13とボルト孔31のネジ山33との界面に広がる。これにより確実にボルト10をボルト孔31に螺合させることが可能となる。
すなわち、本発明に従ったボルトを用いた締結構造1は、ボルト10と、ボルト10と螺合するボルト孔31と、ボルト孔31と連通し、かつ他の空間50まで連通する連通孔34とが設けられた被締結部材30と、ボルト孔31内でボルト10とボルト孔31の螺合面の少なくとも一部分に介在し、かつ連通孔34を充填するガスケット材40とを備える。ガスケット材40は、少なくともボルト10をボルト孔31に螺合させた状態でボルト10の底面14とボルト孔31とで形成される空間32の容積よりも大きな容積を有する。締結構造1は、ボルト10のヘッド部11と被締結部材30との間に設けられた取付体20をさらに備える。取付体20はボルト10のヘッド部11により被締結部材30に近づく方向に押圧される。なお、ボルト孔31の底面35とボルト10の底面14とが接触していてもよく、接触していなくてもよい。
この発明に従った締結構造1の製造方法は、ボルト10の底面14にガスケット材40を付着させる工程と、底面14にガスケット材40が付着したボルト10をボルト孔31に螺合させることによりガスケット材40をボルト孔31とボルト10との螺合面の少なくとも一部分に介在させながら被締結部材30にボルト10を締結する工程とを備える。
また締結構造1の製造方法は、ボルト孔31にガスケット材40を配置する工程と、ガスケット材40が配置されたボルト孔31にボルト10を螺合させることによりガスケット材40をボルト孔31とボルト10との螺合面の少なくとも一部分に介在させながら被締結部材30にボルト10を締結する工程とを備える。
本発明によれば、連通路としての連通孔34を介して空気および液体のガスケット材40がボルト孔31外部に逃げることができるために、シーリング材としてのガスケット材40が排除されることが防がれ、シール性が確保される。また、液体のガスケット材40が連通孔34を塞ぐために、連通路としての連通孔34によるシール性低下を防止することが可能となる。
すなわち、袋底になったボルト孔にシールボルトや緩み止め塗布ボルトを締めた場合、シール材等による高気密性のために、空気や液体ガスケットが逃げ切れず圧縮され、機密性が保てないおそれがあった。これに対し、本発明では連通孔34から空気や液体ガスケットが逃げる。さらに、連通孔34には液体のガスケット材40が充填されるためシールし、油漏れなどを起こすことがない。また、ヘッド部11側へのガスケット材40のはみ出しを管理することで通常のボルトを用いてシールボルトの役割を果たすことができる。
(実施の形態2)
図4は、この発明の実施の形態2に従ったボルトを用いた締結構造の断面図である。図4を参照して、この発明の実施の形態2に従った締結構造1では取付体20が設けられていない点で、実施の形態1に従った締結構造1と異なる。ボルト10は、取付体20を被締結部材30に取付けるために用いられるものではなく、ボルト10が被締結部材30と螺合することでアンカーボルトとしての役割を果たす。たとえばボルト10にはフック60が設けられ、フック60に何らかの荷重が加わるような使われ方をする。なお、フック60は必ずしも設けられていなくてもよい。空間50は閉じられた空間または開かれた空間であってもよい。たとえば空間50内に変速機、エンジンなどの主要な部品が内蔵されていてもよい。
図4は、この発明の実施の形態2に従ったボルトを用いた締結構造の断面図である。図4を参照して、この発明の実施の形態2に従った締結構造1では取付体20が設けられていない点で、実施の形態1に従った締結構造1と異なる。ボルト10は、取付体20を被締結部材30に取付けるために用いられるものではなく、ボルト10が被締結部材30と螺合することでアンカーボルトとしての役割を果たす。たとえばボルト10にはフック60が設けられ、フック60に何らかの荷重が加わるような使われ方をする。なお、フック60は必ずしも設けられていなくてもよい。空間50は閉じられた空間または開かれた空間であってもよい。たとえば空間50内に変速機、エンジンなどの主要な部品が内蔵されていてもよい。
このように構成された、実施の形態2に従った締結構造1では、実施の形態1に従った締結構造1と同様の効果がある。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 締結構造、10 ボルト、11 ヘッド、12 シャフト、13,33 ネジ山、14 底面、20 取付体、21 開口、30 被締結部材、31 ボルト孔、32,50 空間、34 連通孔、40 ガスケット材、60 フック。
Claims (4)
- ボルトと、
前記ボルトと螺合するボルト孔と、前記ボルト孔と連通し、かつ、他の空間まで連通する連通孔とが設けられた被締結部材と、
前記ボルト孔内で前記ボルトと前記ボルト孔の螺合面の少なくとも一部に介在し、かつ前記連通孔を充填するガスケット材とを備え、
前記ガスケット材は、少なくとも前記ボルトを前記ボルト孔に螺合させた状態で前記ボルトの底面と前記ボルト孔とで形成される空間の容積よりも大きな容積を有する、ボルトを用いた締結構造。 - 前記ボルトのヘッドと前記被締結部材との間に設けられた取付体をさらに備え、
前記取付体は前記ボルトのヘッドにより前記被締結部材に近づく方向に押圧される、請求項1に記載のボルトを用いた締結構造。 - 請求項1に記載のボルトを用いた締結構造の製造方法であって、
前記ボルトの底面にガスケット材を付着させる工程と、
前記底面にガスケット材が付着したボルトを前記ボルト孔に螺合させることにより前記ガスケット材を前記ボルト孔と前記ボルトとの螺合面の少なくとも一部分に介在させながら前記被締結部材に前記ボルトを締結する、請求項1に記載のボルトを用いた締結構造の製造方法。 - 請求項1に記載のボルトを用いた締結構造の製造方法であって、
前記ボルト孔にガスケット材を配置する工程と、
前記ガスケット材が配置されたボルト孔に前記ボルトを螺合させることにより前記ガスケット材を前記ボルト孔と前記ボルトとの螺合面の少なくとも一部分に介在させながら前記被締結部材に前記ボルトを締結する工程とを備えた、請求項1に記載のボルトを用いた締結構造の製造方法。
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Legal Events
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