JP2007308912A - Flush toilet bowl - Google Patents
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Abstract
Description
本願発明は、上方に開口したボウル状の便器本体の上端開口縁に内側へ突出したリム部を一体に形成し、リム部の下側で開口周方向に沿って流れる洗浄水がその勢いで便器本体の内面を伝って汚物を洗い流す水洗便器に関するものである。 The present invention integrally forms a rim portion projecting inwardly at an upper end opening edge of a bowl-shaped toilet body body opened upward, and the flushing water flowing along the circumferential direction of the opening below the rim portion vigorously The present invention relates to a flush toilet that flushes filth through the inner surface of the main body.
従来から、図4に示すように、上方に開口したボウル状の便器本体1の上端開口縁に内側へ突出したリム部2を一体に形成し、リム部2の下側で開口周方向に沿って洗浄水が流れる旋回路部3を設け、便器本体1の後部に設けられる吐出口9から前方に向けて吐出される洗浄水が、旋回路部3を流れる勢いで便器本体1の内面を伝って汚物を洗い流す水洗便器は知られている(特許文献1:特開2004−11413号公報)。ここでは、便器本体1の上端開口縁にリム部2が折曲板片状に形成され、リム部2とその下方で対向する棚状部4が便器本体1の内面に突設されており、リム部2と棚状部4との間が内方へ開放された溝状の旋回路部3となっている。
Conventionally, as shown in FIG. 4, a
したがって、この水洗便器においては、吐出口9から前方に向けて吐出される洗浄水が旋回路部3に沿って勢い良く流れ、その際、リム部2によって洗浄水の上方への飛散や溢水が防止されて、洗浄水は便器本体1の内面を勢い良く旋回しながら伝い流下して汚物を洗い流し、便器本体1の底部に設けられる排出口(図示せず)から除去される。また、この場合、旋回路部3は内方へ開放された溝状となっているので、その内部が汚れた際に清掃し易いものである。
しかしながら、上記従来例である水洗便器にあっては、リム部2が便器本体1の上端開口の全周にわたり同程度の突出度合で形成されている。そのため、便器本体1の上端開口の開口面積が全体的に小さくなり、男性小便用として尿を受け難くなる。また、リム部2の突出度合が必要以上に大きくなると、便器本体1に無駄な材料が使用されてコストアップにも繋がる。ところで、便器本体1の後部から前方に向け吐出される洗浄水は、便器本体1の前端部において旋回路部3内を流れる抵抗が最大となり、上方へと飛散や溢水し易いものであるが、便器本体1の側部においては、抵抗が小さく比較的スムーズに流れるものである。
However, in the flush toilet as the conventional example, the
本願発明は、上記背景技術に鑑みてなされたものであり、その課題は、洗浄水が旋回路部内を流れる際の抵抗に対応させてリム部の突出度合を最適とし、洗浄水の上方への飛散や溢水を効率良く防止して、便器本体の上端開口の開口面積が側方へと拡大されることで男性小便用として尿を受け易くすると共に、無駄な材料を削減してコストダウンにも繋げることのできる水洗便器を提供することである。 The present invention has been made in view of the above-mentioned background art, and its problem is to optimize the protrusion degree of the rim portion in accordance with the resistance when the washing water flows in the turning circuit portion, and to the upper side of the washing water. Efficiently prevents splashing and overflowing, and the opening area of the upper end opening of the toilet body is expanded to the side, making it easier to receive urine for men's urine, and reducing waste materials and reducing costs It is to provide a flush toilet that can be connected.
上記課題を解決するために、本願請求項1記載の発明は、上方に開口したボウル状の便器本体の上端開口縁に内側へ突出したリム部を一体に形成し、リム部の下側で開口周方向に沿って洗浄水が流れる旋回路部を設け、便器本体の後部から前方に向け吐出される洗浄水が旋回路部を流れる勢いで便器本体の内面を伝って汚物を洗い流す水洗便器であり、リム部の突出度合を、便器本体の側部から前端部にかけ徐々に大きくしてこの前端部で最大とし、同側部ではほとんど突出しないようになしたものである。
In order to solve the above-mentioned problems, in the invention described in
また、本願請求項2記載の発明は、前記水洗便器において、便器本体の上端開口縁にリム部を折曲板片状に形成し、リム部とその下方で対向する棚状部を便器本体の内面に突設し、リム部と棚状部との間を内方へ開放された溝状の旋回路部となしたことを特徴としている。 Further, in the flush toilet according to the present invention, the rim portion is formed in a bent plate shape at the upper end opening edge of the toilet body, and the rim portion and the shelf-like portion facing below the rim portion are formed on the toilet body. It is characterized in that it is a groove-shaped turning circuit portion that protrudes from the inner surface and opens inward between the rim portion and the shelf-like portion.
本願請求項1記載の発明である水洗便器においては、前方に向けて吐出される洗浄水が旋回路部に沿って勢い良く流れ、その際、リム部によって洗浄水の上方への飛散や溢水が防止されて、洗浄水は便器本体の内面を勢い良く旋回しながら伝い流下して汚物を洗い流すものである。
In the flush toilet which is the invention according to
そして、リム部の突出度合が、便器本体の側部から前端部にかけ徐々に大きくなってこの前端部で最大となり、同側部ではほとんど突出しないので、洗浄水が旋回路部内を流れる際の抵抗に応じ適合してリム部の突出度合は最適となっており、洗浄水の上方への飛散や溢水が効率良く防止される。しかも、この場合、便器本体の上端開口の開口面積は側方へと拡大され、男性小便用として尿を受け易くなり、無駄な材料が削減されてコストダウンにも繋がるものである。 And the degree of protrusion of the rim part gradually increases from the side part of the toilet body to the front end part and becomes the maximum at this front end part, and hardly protrudes at the same side part, so the resistance when washing water flows in the turning circuit part Accordingly, the degree of protrusion of the rim portion is optimum, and splashing and overflowing of the cleaning water can be efficiently prevented. Moreover, in this case, the opening area of the upper end opening of the toilet body is expanded to the side, making it easy to receive urine for male urine, reducing wasteful materials and reducing costs.
また、本願請求項2記載の発明である水洗便器においては、特に、リム部が折曲板片状に形成されてその材料は更に低減され、しかも、リム部とその下方で突設される棚状部との間が内方へ開放された溝状の旋回路部となるので、この旋回路部には洗浄水が規制されて沿い易くなり、洗浄水はスピードアップされて旋回の勢いが強化され、また、旋回路部の内部を清掃し易いものでもある。
In the flush toilet as claimed in
図1〜3は、本願の請求項1、2全てに対応した一実施形態を示している。この実施形態の水洗便器は、上方に開口したボウル状の便器本体1の上端開口縁に内側へ突出したリム部2を一体に形成し、リム部2の下側で開口周方向に沿って洗浄水が流れる旋回路部3を設け、便器本体1の後部から前方に向け吐出される洗浄水が旋回路部3を流れる勢いで便器本体1の内面を伝って汚物を洗い流すものである。そして、この場合、リム部2の突出度合を、便器本体1の側部1aから前端部1bにかけ徐々に大きくしてこの前端部1bで最大とし、同側部1aではほとんど突出しないようになしている。
1 to 3 show an embodiment corresponding to all of
また、この実施形態の水洗便器では、便器本体1の上端開口縁にリム部2を折曲板片状に形成し、リム部2とその下方で対向する棚状部4を便器本体1の内面に突設し、リム部2と棚状部4との間を内方へ開放された溝状の旋回路部3となしている。
Moreover, in the flush toilet of this embodiment, the rim |
以下、この実施形態の水洗便器をより具体的詳細に説明する。この実施形態の水洗便器は、図1に示すように、着座して使用することができる洋式便器である。便器本体1は上方に開口したボウル状であり、陶器或いはアクリル樹脂等の合成樹脂にて形成され、トイレルームの床面に設置固定されるものである。便器本体1の後端部上には局部洗浄装置5が設置され、この局部洗浄装置5には暖房式の便座6及び便蓋7が回動自在に支持されており、便座6及び便蓋7は必要に応じて便器本体1の上端開口上に載置される。
Hereinafter, the flush toilet of this embodiment will be described in more detail. As shown in FIG. 1, the flush toilet of this embodiment is a western-style toilet that can be used while sitting. The
便座6の裏面にはその前端及び後端付近の左右両側にゴム等でなる緩衝脚8が配設されており、便座6は同緩衝脚8を介して便器本体1の上端開口上に載置される。その際、緩衝脚8は、便器本体1の上端開口縁から比較的大きく突出されたリム部2上に当接支持される。また、便器本体1のボウル内にはその後部から、前記局部洗浄装置5のノズル(図示せず)が進退自在に突設されており、このノズルから噴出される温水によって、便座本体1上に載置される便座6に着座した人体の局部を洗浄することができる。
On the back surface of the
便器本体1のボウル内の後部片側には吐出口9が設けられており、洗浄水はこの吐出口9から前方に向けて吐出(A)され、旋回路部3に沿い旋回して流された後、その勢いを維持し渦巻き流(B)となって便器本体1の内面を伝い流下して汚物を洗い流し、便器本体1の底部に設けられる排出口(図示せず)から汚物と共に除去される。なお、便器本体1のボウル内を洗浄する洗浄水は、水道水がその圧力で吐出されてもよく、別途タンクに溜められた水がポンプ圧によって吐出されてもよい。
A
図2に示すように、便器本体1の上端開口は、その前側が略円弧状に形成され、その後側は略直線状に形成されている。そして、便器本体1の上端開口縁には、その前側及び後側に内側へ突出したリム部2が一体に形成されており、便器本体1の両側部1aにはリム部2が形成されていない。この場合、リム部2の突出度合は、便器本体1の両側部1aから前端部1bにかけ徐々に大きくなってこの前端部1bで最大となり、同両側部1aでは突出しないようになっている。
As shown in FIG. 2, the upper end opening of the
すなわち、図3(a)に示すように、便器本体1の側部1aではリム部2が突設されておらず、図3(b)に示すように、便器本体1の前端部1bではリム部2が最大の突出量で突設されている。なお、図3(a)に二点鎖線で示すように、便器本体1の側部1aでは、リム部2が若干の突出量で突設されてもよい。また、便器本体1の上端開口縁にリム部2は折曲板片状に形成されており、リム部2とその下方で対向する棚状部4が便器本体1の内面に突設され、リム部2と棚状部4との間が内方へ開放された溝状の旋回路部3となっている。
That is, as shown in FIG. 3 (a), the
洗浄水は溝状の旋回路部3にガイドされて旋回するものであり、その際、図3(a)に示すように、便器本体1の側部1aでは、洗浄水の流れる抵抗が小さくて洗浄水は上方へ飛散や溢水し難く、そのため、リム部2の突出量は小さくてもよい。しかしながら、図3(b)に示すように、便器本体1の前端部1bでは、洗浄水の流れる抵抗が大きくて洗浄水は上方へ飛散や溢水し易くなり、これを防止するために、リム部2の突出量を大きくしている。便器本体1の前端部1bにおいては、側部1aよりも周壁が外側へと大きく傾倒しており、洗浄水はより上方へ飛散や溢水し易いものであるが、大きく突出したリム部2がこれをも防止している。
The wash water is guided by the groove-shaped
また、この場合、リム部2の内側先端下側及び棚状部4の内外両端付近がR形状に形成されており、洗浄水はリム部2の内側先端から垂れ落ち難く、旋回路部3から棚状部4を伝ってスムーズに便器本体1の内面下方へと流下されるものである。そのため、旋回路部3内には汚れが付着し難く、汚れたとしても容易に清掃することができる。なお、図3に二点鎖線で示すように、便器本体1の棚状部4の下側で厚肉となる部位を中空状に形成してもよく、そうすることにより、更なる材料削減や軽量化が図られる。
Further, in this case, the lower side of the inner tip of the
したがって、この実施形態の水洗便器においては、吐出口9から前方に向けて吐出される洗浄水が旋回路部3に沿って勢い良く流れ、その際、リム部2によって洗浄水の上方への飛散や溢水が防止されて、洗浄水は便器本体1の内面を勢い良く旋回しながら伝い流下して汚物を洗い流すものである。
Therefore, in the flush toilet of this embodiment, the wash water discharged forward from the
そして、リム部2の突出度合が、便器本体1の両側部1aから前端部1bにかけ徐々に大きくなってこの前端部1bで最大となり、同両側部1aでは突出しないので、洗浄水が旋回路部3内を流れる際の抵抗に応じ適合して、リム部2の突出度合は不必要に大きくならず最適となっており、洗浄水の上方への飛散や溢水が効率良く防止される。しかも、この場合、便器本体1の上端開口の開口面積は中程から後側で両側方へと拡大されて、男性小便用として尿を受け易くなり、無駄な材料が削減されてコストダウンにも繋がるものである。
And since the protrusion degree of the rim |
また、この実施形態の水洗便器においては、リム部2が折曲板片状に形成されてその材料は更に低減されている。しかも、リム部2とその下方で突設される棚状部4との間が内方へ開放された溝状の旋回路部3となっており、そのため、この旋回路部3には洗浄水がガイド規制されて沿い易くなり、洗浄水はスピードアップされてその旋回の勢いが強化され、旋回路部3の内部を容易に清掃することもできる。
Moreover, in the flush toilet of this embodiment, the rim |
1 便器本体
1a 側部
1b 前端部
2 リム部
3 旋回路部
4 棚状部
DESCRIPTION OF
Claims (2)
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