JP2007308219A - レール清掃装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 手作業で広い範囲の清掃を可能とし、かつ清掃作業の効率を高めることにある。
【解決手段】 支点ピン2に回動可能に交差され、後端部がプレート4に摺動可能に連結され、かつ、先端側が対峙方向に折り曲げたレバー3,3と、各レバー3先端部に設けた側面清掃用ローラ8a,8aと、2つのレバー3,3の所要部位間に接続され、常時は清掃用ローラ8a,8aをレール両側面へ押し付ける圧縮バネ5と、支点ピン下部から突設されたアーム9に設けたウエス7bを巻き付けた正面清掃用ローラ8bと、常時は正面清掃用ローラ8bをレールの正面へ押し付ける圧縮バネ10と、圧縮バネ5のバネ力に抗する方向の外力を付与し、側面清掃用ローラ8a,8aをレールの両側面部から離反させる調整棒11と、装置全体を上下動させる操作棒12とを設けたレール清掃装置である。
【選択図】図1
【解決手段】 支点ピン2に回動可能に交差され、後端部がプレート4に摺動可能に連結され、かつ、先端側が対峙方向に折り曲げたレバー3,3と、各レバー3先端部に設けた側面清掃用ローラ8a,8aと、2つのレバー3,3の所要部位間に接続され、常時は清掃用ローラ8a,8aをレール両側面へ押し付ける圧縮バネ5と、支点ピン下部から突設されたアーム9に設けたウエス7bを巻き付けた正面清掃用ローラ8bと、常時は正面清掃用ローラ8bをレールの正面へ押し付ける圧縮バネ10と、圧縮バネ5のバネ力に抗する方向の外力を付与し、側面清掃用ローラ8a,8aをレールの両側面部から離反させる調整棒11と、装置全体を上下動させる操作棒12とを設けたレール清掃装置である。
【選択図】図1
Description
本発明は、エレベータかごをガイドするガイドレール等の清掃を行うレール清掃装置に関する。
通常、エレベータ用乾式レールの清掃は、洗い油による防錆油除去、防錆剤の塗布、その後の汚れ及び余剰防錆剤の拭き取り等が行われている。作業の時期としては、エレベータの据付時やレール交換時に行われ、その多くの作業は手作業であり、昇降行程が高い場合には非常に時間や労力を要する作業となる。
そこで、従来、清掃作業の効率化を図るために、図6に示すようなレール清掃装置が提案されている(特許文献1)。なお、図6(a)は同図(b)に示すH−H矢印方向からみた図、同図(b)は同図(a)に示すG−G矢印方向からみた概略断面図である。
同図において、101はエレベータかごをガイドするガイドレールであって、当該ガイドレール101の正面側から一体的、かつ、着脱可能にレール清掃装置102が装着される。
レール清掃装置102は、ガイドレール101のレール両側面部を囲むように上部及び下部にそれぞれほぼ凹形状をなすシャーシ103u及び103wが配置され、各シャーシ103u及び103wにはレール両側面部を挟み込んで上下方向に転動するようにガイドローラ104u,104u及び104w,104w(図7参照)が取り付けられている。
さらに、上部及び下部に配置された2つのシャーシ103u,103wの間にはガイドレール101のレール両側面部の奥行方向に転動可能な清掃用ローラ105,105が取り付けられている。なお、各清掃ローラ105の表面部には蛇行状の溝106が形成されている。
清掃用ローラ105,105は、奥行方向に転動する際、ガイドレール101の両側面部に付着している異物を除去する機能を持っている。そして、2つの清掃用ローラ105,105を囲むように受けカバー107が取り付けられている。受けカバー107は、上面を開口面とし、具体的に図示されていないが2つのシャーシ103u,103wに取り付けられている。受けカバー107は、清掃用ローラ105,105から落下してくる異物を受け取って一時的に貯留する機能を有する。なお、図7は図6受けカバー107を取り除いたときの模式図である。
実開平2−15978号公報
しかしながら、以上のようなレール清掃装置では、次のような問題が指摘されている。
ガイドローラ104u,104u及び104w,104wは遠隔操作器から供給される駆動電力を受けて転動しながら上下方向に移動するが、レール清掃装置102をガイドレール101の奥行方向に向かって進退移動させることが難しい。
その為、ガイドレール101の奥行方向の清掃時には手作業による清掃が必要となる。しかし、ガイドレール101の上下方向に一定距離移動する毎に手作業で進退移動させる場合、非常に時間がかかる作業となる。また、ガイドレール101の奥行方向の清掃時、手の届く範囲でしか清掃できない問題がある。
また、ガイドローラ104u及び104wと清掃用ローラ105との回転方向が逆となっているので、清掃作業時の操作が難しく、かつ、ガイドレール101に付着されている異物を効率的に除去できない問題がある。
本発明は上記事情にかんがみてなされたもので、手作業で広い範囲にわたって清掃を可能とし、手作業による清掃作業の効率を高めるレール清掃装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るレール清掃装置は、支点軸に回動可能に交差され、後端部が互いにプレートに摺動可能に連結され、かつ、先端側が互いに向き合う方向に折り曲げられた2つのレバーと、各レバーの先端部にそれぞれ取り付けられ、前記レールの側面部を清掃するウエスを巻き付けた側面清掃用ローラと、前記支点軸よりも後方側となる前記2つのレバーの所要部位間に接続され、常時は前記2つの側面清掃用ローラを前記レールの両側面部へ押し付けるように作用する第1の弾性部材と、前記支点軸の下部から前方に突設されたアームに取り付けられ、前記レールの正面部を清掃するウエスを巻き付けた正面清掃用ローラと、前記アームに装着され、常時は前記正面清掃用ローラを前記レールの正面部へ押し付けるように作用する第2の弾性部材と、前記プレートに回動可能に取り付けられ、前記第1の弾性部材の弾性力に抗する方向の外力を付与し、前記2つの側面清掃用ローラを前記レールの両側面部から離反させるための調整部材と、
前記支点軸の下部に取り付けられ、前記レールに沿って前記清掃用ローラを上下動させる操作部材とを設けた構成である。
前記支点軸の下部に取り付けられ、前記レールに沿って前記清掃用ローラを上下動させる操作部材とを設けた構成である。
なお、上記構成において、2つのレバーを支持する支点軸に代わって長尺支点軸を設けると共に、この長尺支点軸に前記清掃用ローラの真下位置又は清掃用ローラを除いて前述したレール清掃装置を囲むように箱体を支持することにより、前記清掃用ローラで取り除いたレールの除去物を箱体に貯留する構成としてもよい。
また、前記清掃用ローラに代わって一端部が垂れ下がるようなスポンジを巻き付けたローラまたは矩形状のスポンジ清掃体を設けると共に、前記スポンジ付きローラまたはスポンジ清掃体の真下又は前記清掃用ローラを除いてレール清掃装置を囲むように支持された箱体内に配置され、洗い油又は防錆剤を満たした液槽を設け、前記スポンジの垂れ下がり部分を前記液槽内の洗い油又は防錆剤に浸し、レールの清掃を行う構成であってもよい。
さらに、清掃用ローラの外周面部に、先端部が鋭利で細いゴム部材又はスポンジ紐を螺旋状に巻き付けた構成であってもよい。
さらに、本発明は、前述した各構成のレール清掃装置を選択的に上下方向に複数段にわたって配列すれば、一回の作業で洗い油の塗布、防錆剤の塗布、拭き取り等の同時に行うことが可能である。
本発明によれば、手作業で広い範囲にわたって清掃することができ、手作業による清掃作業の効率を高めるレール清掃装置を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明に係るレール清掃装置の第1の実施形態を示す構成図である。
このレール清掃装置は、エレベータかごをガイドするガイドレール1の清掃に用いられるものであって、支点ピン(支点軸)2に2つのレバー3,3が交差、かつ、回動可能に支持されている。2つのレバー3,3の後端部はレバー操作プレート4の両端側に係合されている。すなわち、レバー操作プレート4の両端側には長孔4a,4aが形成され、これら長孔4a,4aには各レバー3,3の後端部が摺動可能に係合される。また、支点ピン2よりも後方となる2つのレバー3,3の所要部位間には圧縮バネ5が接続されている。
(第1の実施の形態)
図1は本発明に係るレール清掃装置の第1の実施形態を示す構成図である。
このレール清掃装置は、エレベータかごをガイドするガイドレール1の清掃に用いられるものであって、支点ピン(支点軸)2に2つのレバー3,3が交差、かつ、回動可能に支持されている。2つのレバー3,3の後端部はレバー操作プレート4の両端側に係合されている。すなわち、レバー操作プレート4の両端側には長孔4a,4aが形成され、これら長孔4a,4aには各レバー3,3の後端部が摺動可能に係合される。また、支点ピン2よりも後方となる2つのレバー3,3の所要部位間には圧縮バネ5が接続されている。
各レバー3,3の先端側は互いに向き合う方向に折り曲げられ、当該レバー3,3の先端部にはそれぞれ例えば凹形状をなすローラ支持枠6a,6aが回動可能に取り付けられている。各ローラ支持枠6aには表面部にカーペット布地その他清掃の用をなす素材(ウエスと呼ぶ)7aを施した清掃用ローラ8aが回転可能に支持される。これら清掃用ローラ8a,8aは、ガイドレール1の両側面部の清掃の用に供される。
また、前記支点ピン2の下部には所定長さのアーム9が突設されている。このアーム9の先端部には例えば凹形状をなすローラ支持枠6bが取り付けられ、当該ローラ支持枠6bには表面部にウエス7bを施した清掃用ローラ8bが回転可能に支持される。清掃用ローラ8bはガイドレール1の正面部の清掃の用に供される。10は圧縮バネであって、支点ピン2とローラ支持枠6bとの間に介在され、清掃用ローラ8bをガイドレール1の正面部に押圧する機能を有する。
前記レバー操作プレート4の中間部位には調整部材としての調整棒11が回動可能に取り付けられている。調整棒11は2つの清掃用ローラ8a,8aのガイドレール両側面部への挟み込み及び離脱の際に用いられる。常時は圧縮バネ5のバネ力で2つのレバー3,3に取り付けられている清掃用ローラ8a,8aが所要の押圧力でガイドレール1の両側面部を押付けるが、調整棒11を図示(イ)矢印方向に引くことにより圧縮バネ5のバネ力に抗して2つのレバー3,3を広げることにより、清掃用ローラ8a,8aをガイドレール1の両側面部から離脱させる機能を有する。
また、前記支点ピン2の最下部には回動可能に操作部材としての操作棒12が取り付けられている。操作棒12はガイドレール1の上下方向にレール清掃装置を移動させる際に用いられる。
なお、操作棒12は所定長さの棒体を連結部材(図示せず)を介して複数本接続してもよい。
次に、以上のようなレール清掃装置の作用について説明する。
先ず、レール清掃装置におけるガイドレール1への取り付けは、調整棒11を図示(イ)矢印方向に引くように操作すると、圧縮バネ5のバネ力に抗して2つのレバー3,3の後端部がレバー操作プレート4の両端部の長孔4a,4aに沿って外側に摺動する。その結果、支点ピン2を介して2つのレバー3,3の先端部の間隔が広がり、それに伴ってローラ支持枠6a,6aに支持される清掃用ローラ8a,8aの間隔が広がるので、2つの清掃用ローラ8a,8aをガイドレール1の両側面部の奥行方向に進める。このとき、アーム9の先端部に支持される清掃用ローラ8bがガイドレール1の正面部に突き当るので、その当接タイミングをもって調整棒11の引きを停止する。
先ず、レール清掃装置におけるガイドレール1への取り付けは、調整棒11を図示(イ)矢印方向に引くように操作すると、圧縮バネ5のバネ力に抗して2つのレバー3,3の後端部がレバー操作プレート4の両端部の長孔4a,4aに沿って外側に摺動する。その結果、支点ピン2を介して2つのレバー3,3の先端部の間隔が広がり、それに伴ってローラ支持枠6a,6aに支持される清掃用ローラ8a,8aの間隔が広がるので、2つの清掃用ローラ8a,8aをガイドレール1の両側面部の奥行方向に進める。このとき、アーム9の先端部に支持される清掃用ローラ8bがガイドレール1の正面部に突き当るので、その当接タイミングをもって調整棒11の引きを停止する。
調整棒11の引きを停止させて元に戻すと、圧縮バネ5のバネ力によって清掃用ローラ8a,8aがガイドレール1の両側面部に所定の押圧力で押付けた状態となる。つまり、2つの清掃用ローラ8a,8aが圧縮バネ5のバネ力によりガイドローラ1の両側面部に、他の1つの清掃用ローラ8bが圧縮バネ10のバネ力によりガイドレール1の正面部にそれぞれ適度な押圧力で押付けるので、ガイドレール1の清掃可能な状態となる。
この状態において、操作棒12を用いて上下方向に操作すると、清掃用ローラ8a,8a,8bが回転移動することにより、ガイドレール1に沿って上下動しながらガイドレール1の両側面部及び正面部からなるレール3面を同時に清掃していく。このとき、長尺の操作棒12を使用すれば、ガイドレール1の上下方向の広い範囲にわたって清掃用ローラ8a,8a,8bを上下動させることが可能となり、ガイドレール1の清掃範囲も広くなり、清掃作業の効率を上げることができる。
一方、ガイドレール1からレール清掃装置を取り外すとき、前述同様に調整棒11を図示(イ)方向に引くことにより、2つのレバー3,3が多少広がり、それに伴って両清掃用ローラ8a,8aの間隔が広がるので、例えばガイドレール1から簡単に離脱させることができる。
従って、以上のような実施の形態によれば、簡単な操作でレール清掃装置のガイドレール1への取り付け及び取り外しを迅速に行うことができる。また、各レバー3,3の先端部に清掃用ローラ8aを支持するローラ支持枠8aが回動可能に取り付けているので、各清掃用ローラ8aがガイドレール1の両側面部に確実に面接触でき、清掃の効率を高めることができる。
また、長尺または連結式の操作棒12を用いて上下方向に操作すれば、ガイドレール1に沿ってレール清掃装置を上下動させることが可能となり、高所位置にあるガイドレール1であっても、離れた位置からガイドレール1を容易に清掃でき、清掃作業を効率的に進めることができる。
さらに、清掃用ローラ8a,8a,8bを用いて、ガイドレール1の両側面部及び正面部を清掃するので、ガイドレール1の両側面部だけでなく、ガイドレール1の正面部も同時に清掃でき、ガイドレール1の防錆効果を高めることができる。
(第2の実施の形態)
図2は本発明に係るレール清掃装置の第2の実施形態を示す構成図である。
この実施の形態におけるレール清掃装置は、基本的には図1とほぼ同様な構成であるので、同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、以下、異なる部分について説明する。なお、同図(a)は同図(b)に示すB−B矢印方向から見た図、同図(b)は同図(a)に示すA−A矢印方向から見た図である。
図2は本発明に係るレール清掃装置の第2の実施形態を示す構成図である。
この実施の形態におけるレール清掃装置は、基本的には図1とほぼ同様な構成であるので、同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、以下、異なる部分について説明する。なお、同図(a)は同図(b)に示すB−B矢印方向から見た図、同図(b)は同図(a)に示すA−A矢印方向から見た図である。
この実施の形態は、図1の構成に新たに清掃用ローラ8a,8a,8bによる清掃によってガイドレール1から除去されたレール付着物を一時的に貯留するための機能を付加した構成である。
具体的には、前述した支点ピン2に代えて、2つのレバー3,3の交差部分を貫通して上下方向に伸びる長尺支点ピン21が取り付けられ、当該長尺支点ピン21の上下端部に図2(a)に示すような断面凹形状の箱体22を固定される。箱体22内であって、清掃用ローラ8a,8a,8bの真下には清掃用ローラ8a,8a,8bで除去されたレール付着物等を取り込むように敷居(板体)23が取り付けられている。
従って、このような実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を奏する他、箱体22内の清掃用ローラ8a,8a,8bの真下近傍に敷居23を設けているので、清掃用ローラ8a,8a,8bで除去されたレール付着物等を箱体22に取り込んで蓄えることができる。その結果、ガイドレール1の清掃時にレール付着物等を落下させることが無くなり、作業下面となるエレベータ昇降路内を汚さずに清掃作業を行うことができる。
なお、長尺支点ピン21にレール清掃装置を囲むような箱体22を取り付けたが、例えばレール清掃装置を囲むことなく、長尺支点ピン21に清掃用ローラ8a,8a,8bの真下近傍位置に配置するように箱体を取り付け、清掃用ローラ8a,8a,8bの清掃によって落下してくるレール付着物を取り込むようにしてもよい。
(第3の実施の形態)
図3は本発明に係るレール清掃装置の第3の実施形態を示す構成図である。
この実施の形態におけるレール清掃装置は、基本的には図1とほぼ同様な構成であるので、同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、以下、異なる部分について説明する。なお、同図(a)は同図(b)に示すD−D矢印方向から見た図、同図(b)は同図(a)に示すC−C矢印方向から見た図である。
図3は本発明に係るレール清掃装置の第3の実施形態を示す構成図である。
この実施の形態におけるレール清掃装置は、基本的には図1とほぼ同様な構成であるので、同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、以下、異なる部分について説明する。なお、同図(a)は同図(b)に示すD−D矢印方向から見た図、同図(b)は同図(a)に示すC−C矢印方向から見た図である。
このレール清掃装置は、表面部にウエス7a,7a,7bを施した清掃用ローラ8a,8a,8bの代わりに、矩形状をなすスポンジ清掃体31又は矩形状をなすスポンジを巻き付けたスポンジ付きローラ8a',8a',8b'が設けられている。スポンジ清掃体31又はスポンジ付きローラ8a',8a',8b'はローラ支持枠6a,6a,6bに回転せずに固定され、スポンジ清掃体31の下部又はスポンジ付きローラ8a',8a',8b'の巻き付けスポンジ端部が下方に垂れ下がるように吊下されている。
一方、箱体21内の前記スポンジ清掃体31又はスポンジ付きローラ8a',8a',8b'の真下にはそれぞれ個別又は一体構成とした防錆剤,洗い油等の洗浄液32を適量分満たした液槽32,…が配置される。
前記スポンジ清掃体31の下部又はスポンジ付きローラ8a',8a',8b'の巻き付けスポンジ端部は液槽32,…内に満たされている洗浄液33に浸り、当該洗浄液33の浸透力を利用し、スポンジ清掃体31又はスポンジ付きローラ8a',8a',8b'を通してガイドレール1の両側面部及び表面部に塗布可能とする構成である。
従って、以上のような実施の形態によれば、スポンジ清掃体31の下部又はスポンジ付きローラ8a',8a',8b'のスポンジ端部が液槽32,…内の洗浄液33に浸った状態となっている。
よって、第1の実施の形態と同様の効果の他、スポンジ清掃体31又はスポンジ付きローラ8a',8a',8b'によるガイドレール1の清掃時、洗浄液33がスポンジ清掃体31又はスポンジ付きローラ8a',8a',8b'を通してガイドレール1の両側面部及び表面部に洗い油や防錆剤を塗布するので、ガイドレール1の防錆処理を施すことができる。しかも、離れた位置から操作棒12を用いて所定の操作を行うことにより、上下方向の広い範囲にわたってガイドレール1の防錆処理を行うことができる。
(第4の実施の形態)
図4は本発明に係るレール清掃装置の第4の実施形態を示す構成図である。
この実施の形態におけるレール清掃装置は、基本的には第1又は第2の実施の形態と同様な構成であるので、以下、異なる部分について説明する。なお、同図(a)は同図(b)に示すF−F矢印方向から見た図、同図(b)は同図(a)に示すE−E矢印方向から見た図である。
図4は本発明に係るレール清掃装置の第4の実施形態を示す構成図である。
この実施の形態におけるレール清掃装置は、基本的には第1又は第2の実施の形態と同様な構成であるので、以下、異なる部分について説明する。なお、同図(a)は同図(b)に示すF−F矢印方向から見た図、同図(b)は同図(a)に示すE−E矢印方向から見た図である。
この実施の形態は、ウエス7a,7a,7bを施した清掃用ローラ8a,8a,8bの表面部に先端部が鋭利で細いゴム部材又は細径のスポンジ紐41を螺旋状に巻き付け、ガイドレール1の付着物を掻き取るようにした構成である。その他の構成については図1又は図2と同様であるので省略する。
この実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を奏する他、清掃用ローラ8a,8a,8bの表面に巻き付けたゴム部材の先端鋭利部分又はスポンジ紐41により、ガイドレール1の両側面部及び正面部を清掃するので、レール1表面のしつこい汚れであっても掻き取るように剥ぎ取って除去することが可能となる。
(第5の実施の形態)
図5は本発明に係るレール清掃装置の第4の実施形態を示す構成図である。
この実施の形態におけるレール清掃装置は、上下方向に前述した各実施の形態のレール清掃装置を選択的に複数段配列した構成である。よって、各段のレール清掃装置については、各実施の形態と同様な構成であるので、同一部分には同一符号を付して説明する。
図5は本発明に係るレール清掃装置の第4の実施形態を示す構成図である。
この実施の形態におけるレール清掃装置は、上下方向に前述した各実施の形態のレール清掃装置を選択的に複数段配列した構成である。よって、各段のレール清掃装置については、各実施の形態と同様な構成であるので、同一部分には同一符号を付して説明する。
一具体例について説明すると、各段ごとの2つのレバー3,3の交差部分を貫通するように上下方向に伸びる長尺支点ピン41が取り付けられ、この長尺支点ピン41には図2(a)に示すような断面凹形状の箱体22を複数段にわたって順次固定する。
そして、レール清掃の手順に従い、上段部分には、第3の実施の形態で説明したように矩形状をなすスポンジ清掃体31又は矩形状をなすスポンジを巻き付けたスポンジ付きローラ8a',8a',8b'を使用する。これらスポンジ清掃体31の下部又はローラ8a',8a',8b'に巻き付けたスポンジ端部を垂れ下げ、真下に位置する箱体22内に設置される液槽32内に満たしている洗い油等の洗浄液33に浸す。
中段部分には、同様に第3の実施の形態で説明したように矩形状をなすスポンジ清掃体31又は矩形状をなすスポンジを巻き付けたスポンジ付きローラ8a',8a',8b'を使用する。これらスポンジ清掃体31の下部又はスポンジ付ローラ8a',8a',8b'に巻き付けたスポンジ端部を垂れ下げ、真下に位置する箱体22内に設置される液槽32内に満たす防錆剤等の洗浄液33に浸す。
さらに、下段部分には、第1実施の形態で説明したように表面にウエス7a,7a,7cを施した清掃用ローラ8a,8a,8bを使用し、ガイドレール1の表面に付着する防錆剤等の洗浄液33を拭き取るように構成する。
さらに、支持枠42に各段のレバー操作プレート4,…の中央部分を連結支持すると共に、支持枠42の下部に調整棒11を回動可能に取り付ける。これにより、各段のレバー3,3がガイドレール1から同時に離脱又は所定の押圧力が挟み込むようにする。
また、長尺支点ピン41の下端又は少なくとも下段の適宜な位置に操作棒12が回動可能に取り付けられている。
よって、通常、ガイドレール1の清掃手順は、清掃用油による清掃処理・防錆処理・拭き取りの順序で行われるが、最上段には洗い油を浸透させたスポンジ清掃体31又はスポンジ付ローラ8a',8a',8b'を配置し、中間段には防錆剤を浸透させたスポンジ清掃体31又はスポンジ付ローラ8a',8a',8b'を配置し、最下段にはウエス7a,7a,7cを施した清掃用ローラ8a,8a,8bを配置することにより、操作棒12を用いて、複数段のレール清掃装置をガイドレール1の下側から上方に移動するように操作すれば、一度の操作でガイドレール1の清掃手順に従う清掃用油による清掃処理・防錆処理・拭き取りの作業を実施でき、大幅に清掃作業の効率を上げることができる。
(その他の実施の形態)
(1) 第5の実施の形態では、レール清掃装置を上下方向に3段からなる配列構成としたが、例えば2段構成又は4段以上の配列構成であってもよく、さらに、各実施の形態で説明したレール清掃装置を適宜選択的に組合せて複数段の配列構成としてもよい。例えばガイドレール1の両側面部の清掃には第3の実施の形態で説明したスポンジ清掃体31又は矩形状をなすスポンジを巻き付けたスポンジ付ローラ8a',8a',8b'を使用し、ガイドレール1の正面部の清掃には第1の実施の形態で説明したウエス7bを施した清掃用ローラ8bを使用してもよい。
(1) 第5の実施の形態では、レール清掃装置を上下方向に3段からなる配列構成としたが、例えば2段構成又は4段以上の配列構成であってもよく、さらに、各実施の形態で説明したレール清掃装置を適宜選択的に組合せて複数段の配列構成としてもよい。例えばガイドレール1の両側面部の清掃には第3の実施の形態で説明したスポンジ清掃体31又は矩形状をなすスポンジを巻き付けたスポンジ付ローラ8a',8a',8b'を使用し、ガイドレール1の正面部の清掃には第1の実施の形態で説明したウエス7bを施した清掃用ローラ8bを使用してもよい。
これにより、ガイドレール1の清掃作業を効率的に進めることができる。
(2) また、レール清掃装置を囲むように箱体22を取り付けたが、例えばレール清掃装置を囲むことなく、清掃用8a,8a,8bの真下に清掃用ローラ8a,8a,8bにより除去されたレール表面の除去物を取り込むように箱体22を取り付けてもよい。液槽32についても箱体22内に設けたが、清掃用8a,8a,8bの真下に箱体22なしで独立した状態で配置する構成であってもよい。
その他、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。さらに、各実施の形態は可能な限り組み合わせて実施することが可能であり、その場合には組み合わせによる効果が得られる。
1…ガイドレール、2…支点ピン(支点軸)、3…レバー、4…レバー操作プレート、4a…長孔、5…圧縮バネ、6a,6b…ローラ支持枠、7a,7b…ウエス、8a,8b…清掃用ローラ、8a',8b'…スポンジ付きローラ、9…アーム、10…圧縮バネ、11…調整棒(調整部材)、12…操作棒(操作部材)、21,41…長尺支点ピン、22…箱体、23…敷居(板体)、31…スポンジ清掃体、32…液槽、33…洗浄液、
Claims (5)
- レールの清掃を行うレール清掃装置において、
支点軸に回動可能に交差され、後端部が互いにプレートに摺動可能に連結され、かつ、先端側が互いに向き合う方向に折り曲げられた2つのレバーと、
各レバーの先端部にそれぞれ取り付けられ、前記レールの両側面部を清掃するウエスを巻き付けた側面清掃用ローラと、
前記支点軸よりも後方側となる前記2つのレバーの所要部位間に接続され、常時は前記2つの側面清掃用ローラを前記レールの両側面部へ押し付けるように作用する第1の弾性部材と、
前記支点軸の下部から前方に突設されたアームに取り付けられ、前記レールの正面部を清掃するウエスを巻き付けた正面清掃用ローラと、
前記アームに装着され、常時は前記正面清掃用ローラを前記レールの正面部へ押し付けるように作用する第2の弾性部材と、
前記プレートに回動可能に取り付けられ、前記第1の弾性部材の弾性力に抗する方向の外力を付与し、前記2つの側面清掃用ローラを前記レールの両側面部から離反させるための調整部材と、
前記支点軸の下部に取り付けられ、前記レールに沿って前記清掃用ローラを上下動させる操作部材とを備えたことを特徴とするレール清掃装置。 - 請求項1に記載のレール清掃装置において、
前記2つのレバーを支持する支点軸に代わって長尺支点軸を設け、
この長尺支点軸には、前記請求項1のレール清掃装置の下部側又は前記清掃用ローラを除いて前記請求項1のレール清掃装置を囲むように箱体が支持され、前記清掃用ローラの清掃によって前記レールから取り除いた除去物を前記箱体に貯留することを特徴とするレール清掃装置。 - 請求項1又は請求項2に記載のレール清掃装置において、
前記清掃用ローラに代わって、一端部が垂れ下がるようなスポンジを巻き付けたローラまたは矩形状のスポンジ清掃体を設け、
前記スポンジ付きローラまたはスポンジ清掃体の真下又は前記清掃用ローラを除いて前記請求項1のレール清掃装置を囲むように支持された箱体内に配置され、洗い油又は防錆剤を満たした液槽を設け、
前記スポンジ付きローラまたはスポンジ清掃体のスポンジ垂れ下がり部分を前記液槽内の洗い油又は防錆剤に浸すようにしたことを特徴とするレール清掃装置。 - 請求項1又は請求項2に記載のレール清掃装置において、
前記清掃用ローラの外周面部に、先端部が鋭利で細いゴム部材又はスポンジ紐を螺旋状に巻き付けたことを特徴とするレール清掃装置。 - 前記各請求項に記載されるレール清掃装置を選択的に上下方向に複数段にわたって配列したことを特徴とするレール清掃装置。
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---|---|---|---|
JP2006136586A JP2007308219A (ja) | 2006-05-16 | 2006-05-16 | レール清掃装置 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011148568A (ja) * | 2010-01-20 | 2011-08-04 | Hitachi Building Systems Co Ltd | エレベータのガイドレール清掃装置 |
WO2019186826A1 (ja) * | 2018-03-28 | 2019-10-03 | 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 | エレベーターのシーブ軸部グリス清掃治具 |
JP2019182589A (ja) * | 2018-04-09 | 2019-10-24 | 三菱電機株式会社 | エレベータ用ガイドレール清掃装置 |
-
2006
- 2006-05-16 JP JP2006136586A patent/JP2007308219A/ja active Pending
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