JP2007307491A - 空気調節機 - Google Patents

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Abstract

【課題】前パネルの不用意な脱落を防止できる空気調節機を提供する。
【解決手段】前パネル50の裏面には、その上端近傍に左右に一対の突片51が設けられている。突片51は、本体10の正面に向けて突出する基部52と、この基部52の先端から上方に伸び出す第1の伸出部53とから成る。本体10の正面には、突片51に対応する位置に左右に一対の突片受け42が設けられている。突片受け42は、突片51を第1の伸出部53より受け入れる穴部44が形成されて、この穴部44より受け入れた突片51の第1の伸出部53の内面を支える第1の壁部43と、この第1の壁部43に形成された穴部44の下面に沿って形成されて、穴部44より受け入れた突片51の基部52の下面を支える第2の壁部45とから成る。
【選択図】図8

Description

本発明は、室内で床置きにされる空気調節機に関する。
室内の空気には、塵埃や花粉やタバコの煙や呼気等といったように、人体に不快又は有害とされる様々な物質が含まれている。特に近年では、住宅が高気密化されていることから、そのような有害物質が室内に滞り易い。そのため、旧来より部屋の窓を適宜開けて自然換気を行っていた。ところが、大気汚染のひどい地域や、花粉症を患っている人が居る家庭や職場では、自然換気を思いのまま行えないのが実情である。このような状況から、室内の空気を人工的に快適な状態に調節する空気調節機が広く一般に普及してきている。
空気調節機としては、室内の空気を浄化する機能(空気浄化機能)を主体的に持つ空気清浄機が代表的である。一般に、空気清浄機は、本体と、前パネルとより外殻が構成される。本体の正面にはフィルタ収納部が形成されていて、フィルタが収納されたフィルタ収納部を本体の正面から覆い隠すように、本体の正面に対し所定の隙間をあけて前パネルが取り付けられる。このような空気清浄機は、室内の適所で床上に置かれ、外部の空気である室内の空気を本体と前パネルとの隙間より導入してフィルタを通じて吸い込み、吸い込んだ空気を外部である室内へ吹き出す。その際、空気中に含まれる有害物質はフィルタによって捕集されたり、吸着されたり、分解されたりして取り除かれ、これにより空気が浄化される。
ところで、空気清浄機における空気浄化機能はフィルタの性能に大きく依存するわけであるが、そのフィルタの性能は使用に従って低下していく。そのため、一定期間ごとに、フィルタを手入れ(例えば清掃や洗浄)したり、交換したりして、メンテナンスする必要がある。そのフィルタのメンテナンスにあたっては、本体に取り付けられている前パネルを取り外さなければならないことから、従来一般の空気清浄機では、本体に対して前パネルが着脱可能になっている。
具体的には、従来の空気清浄機での前パネルの取付け構造は、以下のようになっている(例えば特許文献1参照)。図11、図12に示すように、本体10の正面には、フィルタ収納部13のすぐ上から左右に一対のパネル受け142が突出している。パネル受け142の上面は正面から見て逆台形に窪んでおり、その窪みの底に上方に向けて開口する穴部143が形成されている。一方、前パネル50の裏面には、パネル受け142に対応する位置で左右に一対の突片151が突出している。突片151は、その先端部分が下方に伸び出したフック形状をしている。そして、突片151の先端部分をパネル受け142の穴部143に挿入して係合させれば、前パネル50は、その自重によって突片151をパネル受け142に引掛けられた状態で支えられる。
また、前パネル50の裏面には、その下部の両側から左右に一対の弾性片55が突出している。弾性片55は、左右方向に弾性変形を許容し、その先端部分に断面三角形状で内向きの爪部56を有する。一方、本体10の正面には、弾性片55に対応する位置でフィルタ収納部13の両側から左右に一対の爪受け46が突出している。爪受け46には、弾性片55の爪部56を受け入れる穴部47が外向きに開口して形成されている。そして、上記したように突片151をパネル受け142に引掛けた後、前パネル50の下部を本体10に向けて押し付ければ、弾性片55の爪部56が爪受け46の穴部47に係合する。こうして、前パネル50が本体10に固定され、前パネル50の取付けが完了する。
本体10から前パネル50を取り外す際には、前パネル50の下部を本体10から手前に引けば、弾性片55の爪部56と爪受け46の穴部47との係合が外れる。そのまま前パネル50を持ち上げれば、突片151の先端部分とパネル受け142の穴部143との係合が外れる。これで、前パネル50が本体10から取り外される。
なお、空気調節機としては、上記した空気清浄機の他に、室内の空気の温度や湿度等を調整する機能を主体的に持ちながら空気浄化機能も併せ持つ空気調和機がある。空気調和機は、部屋の壁や天井等に設置される方式のものが主流ではあるが、室内の床上に置かれる方式のものもあり、その床置き方式の空気調和機の場合、上記した空気清浄機と同様の構成を含む。つまり、本体の正面にフィルタを収納し、本体の正面に対して所定の隙間をあけて前パネルが着脱可能に取り付けられる。
特開2003−90571号公報(段落0025−0026、図1、図7、図9)
ところで、上記した空気調節機は室内で床置きにされるため、人が通りすがりに足等を前パネル50にぶつけてしまうことが多い。その際、前パネル50に上方への衝撃が加えられた場合、前パネル50における弾性片55の爪部56と本体10における爪受け46の穴部47との係合が外れてしまい、これと同時に、前パネル50における突片151の先端部分と本体10におけるパネル受け142の穴部143との係合も外れてしまうことがある。その結果、本体10から前パネル50が不用意に脱落する事態に至る。このような事態は、そもそもフィルタのメンテナンスのために本体10から前パネル50を意図的に取り外す状況ではないことから、甚だ不都合である。
そこで本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、前パネルの不用意な脱落を防止できる空気調節機を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、本発明による空気調節機は、本体の正面に形成された凹部にフィルタが収納されるとともに、前記本体の正面に対して所定の隙間をあけつつ前記凹部を覆う前パネルが着脱可能に取り付けられ、外部の空気を前記隙間より導入して前記フィルタを通じて吸い込む空気調節機において、前記前パネルの裏面には、その上端近傍から前記本体の正面に向けて突出する基部と、この基部の先端から上方に伸び出す第1の伸出部と、から成る左右に一対の突片が設けられている。一方、前記本体の正面には、前記前パネルの前記突片を前記第1の伸出部より受け入れる穴部が形成されて、この穴部より受け入れた前記突片の前記第1の伸出部の内面を支える第1の壁部と、この第1の壁部に形成された前記穴部の下面に沿って形成されて、前記穴部より受け入れた前記突片の前記基部の下面を支える第2の壁部と、から成る左右に一対の突片受けが設けられている。
このような空気調節機では、意図的に、前パネルを持ち上げつつ、前パネルの下部を手前に引いて前パネルを前傾させるように回転させない限り、突片と突片受けとの係合が外れない。従って、人が足等を前パネルにぶつけてしまった場合では、前パネルに対して持上げ及び回転の作用は先ずは起こらないため、本体から前パネルが不用意に脱落することはない。
本発明の空気調節機によれば、前パネルの不用意な脱落を防止できる。
以下に、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳述する。先ず、本発明の第1実施形態の空気調節機について、空気清浄機を例に挙げて説明する。図1は第1実施形態である空気清浄機についてその構成要素の一部を分解して示す正面視での斜視図、図2はその空気清浄機の背面視での斜視図、図3はその空気清浄機の側面図、図4はその空気清浄機の本体を構成する前シェルの背面図、図5はその空気清浄機で用いるフィルタ押さえ枠の斜視図、図6はその空気清浄機における前パネルの取付け個所の一部を拡大して示す斜視図、図7はその空気清浄機における前パネルの取付け個所の他の一部を拡大して示す斜視図である。図8はその空気清浄機における前パネルの取付け個所の一部を拡大して示す断面図であって、前パネルの取付け手順も示している。
本実施形態での空気清浄機1は、大きくは、本体10と、前パネル50とより外殻が構成される。本体10は、全体として扁平な箱を垂直に立てたような形状であって、正面側の前シェル11と、背面側の後シェル12とを組み合わせて成る。前シェル11の正面にはフィルタ収納部13が形成され、後シェル12の上部には把手15と吹出口16が形成されている(図2参照)。吹出口16は縦長のスリットを複数個横に並べた形のものである。
フィルタ収納部13は、前シェル11に設けた概ね直方体状の凹部で、本体10の正面に開口する矩形のフィルタ出し入れ口14を有する。フィルタ収納部13の奥には、仕切り壁17を隔てて、モータ21とファン22から成る送風機20が配置される(図3、図4参照)。ファン22として、ターボファンを採用しているが、ファンの種類はこれに限定されない。プロペラファンを採用することも、クロスフローファンを採用することも可能である。ターボファンの場合、ファン径に比較して厚さを大きくとり、回転数を下げて騒音レベルを下げる工夫がなされている。モータ21としては、制御の容易性を重視して直流モータを採用することが好ましい。
仕切り壁17には、多数の孔からなる通気口23とファン22を囲む案内壁24とが形設されている(図4参照)。案内壁24は後シェル12の内面に接合されて、ファンケーシング25を構成する。ここでの案内壁24はインボリュート曲線状に形成されており、ファン22から送り出された空気を上部の吐出部26の方へと導く。この吐出部26は後シェル12の吹出口16に接合されている。
フィルタ収納部13に収納されるフィルタユニット30は、脱臭フィルタ31と集塵フィルタ32とが順に重ね合わされて構成される。ここでの脱臭フィルタ31は、長方形の枠にポリエステル製の不織布を取り付け、その上に活性炭を均一に分散配置し、その上から更にポリエステル製の不織布をかぶせたものである。脱臭フィルタ31は空気中の臭い成分であるアセトアルデヒドやアンモニアや酢酸等を吸着する役割を果たす。また、ここでの集塵フィルタ32は、いわゆるHEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルタであって、ポリエステル/ビニロン系不織布からなる骨材に電石加工したメルトブロー不織布(商品名「トレミクロン」:東レ株式会社製)を合わせて濾材とし、これを折り畳んだ上、その上下面にハイドロキシアパタイト加工した不織布からなる抗菌シートを重ねて熱圧着し、ホットメルト付き不織布からなる枠を溶着したものである。集塵フィルタ32は微細な塵埃を捕集する役割を果たす。
フィルタ収納部13の奥の仕切り壁17には、その周縁部に、集塵フィルタ32を受けるポリウレタン等のクッション(不図示)が設けられている。フィルタ収納部13へのフィルタユニット30の収納に際しては、そのクッションに集塵フィルタ32をあてがい、その上に脱臭フィルタ31を重ねた後、フィルタ出し入れ口14にフィルタ押さえ枠33を装着する。このフィルタ押さえ枠33によって、フィルタ収納部13からフィルタユニット30が脱落するのが防止される。
フィルタ押さえ枠33は、図5に示すように、概ね矩形の形状をしており、多数の矩形の通気孔34がマトリクス状に形成されている。フィルタ押さえ枠33の上縁には左右に一対の突起35が形設され、下縁には同じく左右に一対の突起36が形成されている。上縁の突起35が、フィルタ出し入れ口14の内面上部に形成された穴40(図6参照)に挿入された後、フィルタ押さえ枠33全体を弾性的に正面側に湾曲させた状態で、下縁の突起36が、フィルタ出し入れ口14の内面下部に形成された穴41(図7参照)に挿入される。フィルタ押さえ枠33全体の弾性的な湾曲を解くと、上縁の突起35と上部の穴40とが係合しつつ、下縁の突起36と下部の穴41とが係合した状態に維持され、これによりフィルタ押さえ枠33がフィルタ出し入れ口14に装着される。
前パネル50は、正面視での形状がフィルタ収納部13のフィルタ出し入れ口14と相似の矩形で、フィルタ出し入れ口14よりも寸法的に大きいものであって、本体10を構成する前シェル11の正面に対し所定の隙間をあけて取り付けられ、フィルタ出し入れ口14を完全に覆い隠す。前シェル11の正面と前パネル50の裏面との隙間により、空気導入口18が形成される。前パネル50を上から見ると、その中央が外向きにやや突出した湾曲形状をしている。
ここで、本実施形態における本体10に対しての前パネル50の取付け構造は、以下のようになっている。先ず、図1、図6、図8に示すように、前パネル50の裏面には、その上端近傍から左右に一対の突片51が突出している。この突片51は、前シェル11の正面に向けて突出する基部52と、この基部52の先端から上方に伸び出す第1の伸出部53とより構成される。つまり、本実施形態での突片51は、その先端部分が上方に伸び出したフック形状をしている。基部52は、その下側の先端角部が弧状に大きく面取りされている。第1の伸出部53は、その外面側(前シェル11に向く側)の先端角部が弧状に面取りされている。
一方、前シェル11の正面には、突片51に対応する位置でフィルタ収納部13のすぐ上から左右に一対の突片受け42が突出している。突片受け42は、内部空間を有する箱状のものであって、前パネル50に対向する壁部(以下、「第1の壁部」と記すことがある)43の下部には、矩形の穴部44が形成されている。その穴部44の下面に沿って、下側の壁部(以下、「第2の壁部」と記すことがある)45が配置されている。
また、図1、図7に示すように、前パネル50の裏面には、従来の前パネルの取付け構造と同じく、その下部の両側から左右に一対の弾性片55が突出している。一方、前シェル11の正面には、弾性片55に対応する位置で左右に一対の爪受け46が突出している。
このような構成のもと、図8(a)に示すように、前パネル50を前シェル11(本体10)に向けて前傾させた状態で、突片受け42の第1の壁部43に形成された穴部44に、突片51の第1の伸出部53の先端部分を挿入する。そのまま、図8(b)に示すように、前パネル50の前傾姿勢を戻すように前パネル50を押し上げながら回転させて、突片受け42の穴部44に突片51を第1の伸出部53より挿入していく。図8(c)に示すように、前パネル50が前シェル11の正面と対向する状態まで姿勢を戻されると、突片受け42の穴部44に突片51の基部52が挿通しつつ、突片受け42内に突片51の第1の伸出部53が完全に収容された格好になる。
そして、前パネル50への押上げ力を解けば、図8(d)に示すように、前パネル50は、その自重によって、突片51の第1の伸出部53の内面(前シェル11に向く面とは反対の面)が突片受け42の第1の壁部43に接触して支えられるとともに、突片51の基部52の下面が突片受け42の第2の壁部45に接触して支えられた状態で係合する。ここでは、突片51の基部52の下面が突片受け42の穴部44の下面によっても支えられる。その後、前パネル50の下部を本体10に向けて押し付ければ、弾性片55の爪部56が爪受け46の穴部47に係合する。こうして、前パネル50が本体10に固定され、前パネル50の取付けが完了する。
本体10から前パネル50を取り外す際には、上記の取付け動作とは逆の動作で、前パネル50の下部を前シェル11から手前に引けば、弾性片55の爪部56と爪受け46の穴部47との係合が外れる。そして、前パネル50を持ち上げつつ、そのまま前パネル50の下部を手前に引いて前パネル50を前傾させるように回転させれば、突片51と突片受け42との係合が外れ、突片51が突片受け42の穴部44から抜ける。これで、前パネル50が本体10から取り外される。
このような前パネル50の着脱に際しては、前パネル50を回転させるわけであるが、突片51の基部52における下側の先端角部が弧状に大きく面取りされているため、その回転の際、突片受け42の穴部44の下面や第2の壁部45に沿って円滑に回転できる。また、突片51の第1の伸出部53における外面側の先端角部が弧状に面取りされているため、その回転の際、前シェル11の正面に沿って円滑に回転できる。
ところで、図示はしないが、本体10の正面上部にはリモートコントローラ60からの入力信号を受ける受光部と、手動で運転設定を行うための操作キー、運転状態を表示する表示ランプ等が配置されている。
続いて、このような空気清浄機1の動作を説明する。フィルタユニット30をセットした状態で空気清浄機1を運転すると、モータ21によりファン22が回転し、前パネル50と前シェル11との間の空気導入口18から外部の空気である室内の空気が導入される。導入された空気は、フィルタ押さえ枠33の通気孔34を通じてフィルタユニット30に達し、脱臭フィルタ31でアセトアルデヒド、アンモニア、酢酸等の臭い成分を吸着された後、集塵フィルタ32で細かい塵埃まで捕集され、臭いや塵埃のない浄化された空気となって通気口23からファン22の中心に吸い込まれる。
ファン22の中心に吸い込まれた空気は、ファンブレードの間を通りファン22の外周からファンケーシング25の中に吐出される。ファンケーシング25の中に吐出された空気は案内壁24の内面に沿って吐出部26へと導かれ、吹出口16より外部である室内へ吹き出される。
このような空気清浄機1は、室内の適所で床置きにされるわけであるが、フィルタユニット30のメンテナンスのために、意図的に、前パネル50を持ち上げつつ、前パネル50の下部を手前に引いて前パネル50を前傾させるように回転させない限り、突片51と突片受け42との係合が外れない。そうすると、人が足等を前パネル50にぶつけてしまった場合では、前パネル50に対して持上げ及び回転の作用は先ずは起こらないため、本体10から前パネル50が不用意に脱落することはない。
次に、本発明の第2実施形態について、図9を参照しながら説明する。図9は第2実施形態の空気調節機である空気清浄機における前パネルの取付け個所の一部を拡大して示す断面図であって、前パネルの取付け手順も示している。
本実施形態では、第1実施形態と同様、前パネル50の裏面には、その上端近傍から左右に一対の突片51が突出している。但し、ここでの突片51は、前シェル11の正面に向けて突出する基部52と、この基部52の先端から上方に伸び出す第1の伸出部53と、更に、基部52の先端から下方に伸び出す第2の伸出部54とより構成される。つまり、本実施形態での突片51は、その先端部分が上下に伸び出したT字形状をしている。第2の伸出部54は、その外面側(前シェル11に向く側)の先端角部が弧状に大きく面取りされている。第1の伸出部53は、第1実施形態と同じく、その外面側の先端角部が弧状に面取りされている。
一方、前シェル11の正面には、第1実施形態と同様、突片51に対応する位置で左右に一対の突片受け42が突出している。但し、ここでの突片受け42では、第1の壁部43に形成された穴部44の下面よりも一段下がった位置に、第2の壁部45が配置されている。
また、第1実施形態と同様に、前パネル50の裏面には、その下部の両側から左右に一対の弾性片55が突出し、前シェル11の正面には、弾性片55に対応する位置で左右に一対の爪受け46が突出している。
このような構成のもと、図9(a)に示すように、前パネル50を前シェル11(本体10)に向けて前傾させた状態で、突片受け42の第1の壁部43に形成された穴部44に、突片51の第1の伸出部53の先端部分を挿入する。そのまま、図9(b)に示すように、前パネル50の前傾姿勢を戻すように前パネル50を押し上げながら回転させて、突片受け42の穴部44に突片51を第1の伸出部53より挿入していく。図9(c)に示すように、前パネル50が前シェル11の正面と対向する状態まで姿勢を戻されると、突片受け42の穴部44に突片51の基部52が挿通しつつ、突片受け42内に突片51の第1の伸出部53及び第2の伸出部54が完全に収容された格好になる。
そして、前パネル50への押上げ力を解けば、図9(d)に示すように、前パネル50は、その自重によって、突片51の第1の伸出部53の内面が突片受け42の第1の壁部43に接触して支えられるとともに、第2の伸出部54の下面が突片受け42の第2の壁部45に接触して支えられた状態で係合する。ここでは、突片51の第2の伸出部54の内面(前シェル11に向く面とは反対の面)が突片受け42の第1の壁部43に対向する格好になる。その後、前パネル50の下部を本体10に向けて押し付ければ、弾性片55の爪部56が爪受け46の穴部47に係合する。こうして、前パネル50が本体10に固定され、前パネル50の取付けが完了する。
本体10から前パネル50を取り外す際には、第1実施形態と同様に、上記の取付け動作とは逆の動作で行う。
このような前パネル50の着脱に際しても、前パネル50を回転させるわけであるが、突片51の第2の伸出部54における外面側の先端角部が弧状に大きく面取りされているため、その回転の際、突片受け42の穴部44の下面に沿って円滑に回転できる。また、第1実施形態と同じく、突片51の第1の伸出部53における外面側の先端角部が弧状に面取りされているため、その回転の際、前シェル11の正面に沿って円滑に回転できる。
このような空気清浄機1においても、第1実施形態と同様、意図的に、前パネル50を持ち上げつつ、前パネル50の下部を手前に引いて前パネル50を前傾させるように回転させない限り、突片51と突片受け42との係合が外れないため、本体10から前パネル50が不用意に脱落することはない。しかも、本実施形態の場合、前パネル50を取り付けた状態では、突片51の第2の伸出部54の内面が突片受け42の第1の壁部43に対向する格好になっているため、前パネル50を十分に持ち上げないことには第2の伸出部54が穴部44まで達しない。従って、より一層前パネル50の不用意な脱落が防止される。
次に、本発明の第3実施形態について、図10を参照しながら説明する。図10は第3実施形態の空気調節機である空気清浄機における前パネルの取付け個所の一部を拡大して示す断面図であって、前パネルの取付け手順も示している。
本実施形態では、第2実施形態と同じく、前パネル50の裏面から突出する左右に一対の突片51は、基部52と、第1の伸出部53と、第2の伸出部54とより構成される。
一方、前シェル11の正面には、第1、第2実施形態と同様、突片51に対応する位置で左右に一対の突片受け42が突出している。但し、ここでの突片受け42は、第1、第2実施形態と同様に第1の壁部43に穴部44が形成されているが、下側の壁部が無い。
また、第1、第2実施形態と同様に、前パネル50の裏面からは左右に一対の弾性片55が突出し、前シェル11の正面からは左右に一対の爪受け46が突出している。
このような構成のもと、図10(a)に示すように、前パネル50を前シェル11(本体10)に向けて前傾させた状態で、突片受け42の第1の壁部43に形成された穴部44に、突片51の第1の伸出部53の先端部分を挿入する。そのまま、図10(b)に示すように、前パネル50の前傾姿勢を戻すように前パネル50を押し上げながら回転させて、突片受け42の穴部44に突片51を第1の伸出部53より挿入していく。図10(c)に示すように、前パネル50が前シェル11の正面と対向する状態まで姿勢を戻されると、突片受け42の穴部44に突片51の基部52が挿通しつつ、突片受け42内に突片51の第1の伸出部53及び第2の伸出部54が完全に収容された格好になる。
そして、前パネル50への押上げ力を解けば、図10(d)に示すように、前パネル50は、その自重によって、突片51の第1の伸出部53の内面が突片受け42の第1の壁部43に接触して支えられるとともに、突片51の基部52の下面が突片受け42の穴部44の下面に接触して支えられた状態で係合する。つまり、ここでの突片受け42の穴部44の下面は、突片51の基部52の下面を支えるための第1実施形態で言う第2の壁部として機能する。ここでは、突片51の第2の伸出部54の内面が突片受け42の第1の壁部43に対向する格好になる。その後、前パネル50の下部を本体10に向けて押し付ければ、弾性片55の爪部56が爪受け46の穴部47に係合する。こうして、前パネル50が本体10に固定され、前パネル50の取付けが完了する。
本体10から前パネル50を取り外す際には、第1、第2実施形態と同様に、上記の取付け動作とは逆の動作で行う。
このような空気清浄機1においても、第1、第2実施形態と同様、意図的に、前パネル50を持ち上げつつ、前パネル50の下部を手前に引いて前パネル50を前傾させるように回転させない限り、突片51と突片受け42との係合が外れないため、本体10から前パネル50が不用意に脱落することはない。しかも、本実施形態の場合も、前パネル50を十分に持ち上げないことには第2の伸出部54が穴部44まで達しないことから、より一層前パネル50の不用意な脱落が防止される。
その他本発明は上記の各実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。例えば、床置き方式の空気調和機にも適用できる。
本発明は、室内で床置きにされる空気調節機に有用である。
本発明の第1実施形態の空気調節機である空気清浄機についてその構成要素の一部を分解して示す正面視での斜視図である。 第1実施形態の空気清浄機の背面視での斜視図である。 第1実施形態の空気清浄機の側面図である。 第1実施形態の空気清浄機の本体を構成する前シェルの背面図である。 第1実施形態の空気清浄機で用いるフィルタ押さえ枠の斜視図である。 第1実施形態の空気清浄機における前パネルの取付け個所の一部を拡大して示す斜視図である。 第1実施形態の空気清浄機における前パネルの取付け個所の他の一部を拡大して示す斜視図である。 第1実施形態の空気清浄機における前パネルの取付け個所の一部を拡大して示す断面図である。 本発明の第2実施形態の空気調節機である空気清浄機における前パネルの取付け個所の一部を拡大して示す断面図である。 本発明の第3実施形態の空気調節機である空気清浄機における前パネルの取付け個所の一部を拡大して示す断面図である。 従来の空気清浄機についてその構成要素の一部を分解して示す正面視での斜視図である。 従来の空気清浄機における前パネルの取付け個所を拡大して示す断面図である。
符号の説明
1 空気清浄機
10 本体
11 前シェル
12 後シェル
13 フィルタ収納部
14 フィルタ出し入れ口
18 空気導入口
30 フィルタユニット
31 脱臭フィルタ
32 集塵フィルタ
33 フィルタ押さえ枠
42 突片受け
43 第1の壁部
44 穴部
45 第2の壁部
46 爪受け
47 穴部
50 前パネル
51 突片
52 基部
53 第1の伸出部
54 第2の伸出部
55 弾性片
56 爪部

Claims (6)

  1. 本体の正面に形成された凹部にフィルタが収納されるとともに、前記本体の正面に対して所定の隙間をあけつつ前記凹部を覆う前パネルが着脱可能に取り付けられ、外部の空気を前記隙間より導入して前記フィルタを通じて吸い込む空気調節機において、
    前記前パネルの裏面には、
    その上端近傍から前記本体の正面に向けて突出する基部と、
    この基部の先端から上方に伸び出す第1の伸出部と、から成る左右に一対の突片が設けられ、
    前記本体の正面には、
    前記前パネルの前記突片を前記第1の伸出部より受け入れる穴部が形成されて、この穴部より受け入れた前記突片の前記第1の伸出部の内面を支える第1の壁部と、
    この第1の壁部に形成された前記穴部の下面に沿って形成されて、前記穴部より受け入れた前記突片の前記基部の下面を支える第2の壁部と、から成る左右に一対の突片受けが設けられていることを特徴とする空気調節機。
  2. 前記突片には、前記基部の先端から下方に伸び出す第2の伸出部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の空気調節機。
  3. 本体の正面に形成された凹部にフィルタが収納されるとともに、前記本体の正面に対して所定の隙間をあけつつ前記凹部を覆う前パネルが着脱可能に取り付けられ、外部の空気を前記隙間より導入して前記フィルタを通じて吸い込む空気調節機において、
    前記前パネルの裏面には、
    その上端近傍から前記本体の正面に向けて突出する基部と、
    この基部の先端から上方に伸び出す第1の伸出部と、
    前記基部の先端から下方に伸び出す第2の伸出部と、から成る左右に一対の突片が設けられ、
    前記本体の正面には、
    前記前パネルの前記突片を前記第1の伸出部より受け入れる穴部が形成されて、この穴部より受け入れた前記突片の前記第1の伸出部の内面を支える第1の壁部と、
    この第1の壁部に形成された前記穴部の下面よりも下がった位置に形成されて、前記穴部より受け入れた前記突片の前記第2の伸出部の下面を支える第2の壁部と、から成る左右に一対の突片受けが設けられていることを特徴とする空気調節機。
  4. 前記突片の前記基部における下側の先端角部が弧状に面取りされていることを特徴とする請求項1に記載の空気調節機。
  5. 前記突片の前記第2の伸出部における外面側の先端角部が弧状に面取りされていることを特徴とする請求項2又は3に記載の空気調節機。
  6. 前記突片の前記第1の伸出部における外面側の先端角部が弧状に面取りされていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の空気調節機。
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