JP2007306310A - 画像処理装置、及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】より高度に機密情報を保護することができる画像処理装置を提供する。
【解決手段】画像処理装置は、所定の定型画像を表す定型画像データを予め保持している。画像処理装置は、取得した画像データが定型画像データを含むか否かを判定する。そして、画像データに定型画像データが含まれる場合には、画像データに基づく所定の処理を実行する。一方、画像データに定型画像データが含まれない場合には、所定の処理の実行が制限される。
【選択図】図4
【解決手段】画像処理装置は、所定の定型画像を表す定型画像データを予め保持している。画像処理装置は、取得した画像データが定型画像データを含むか否かを判定する。そして、画像データに定型画像データが含まれる場合には、画像データに基づく所定の処理を実行する。一方、画像データに定型画像データが含まれない場合には、所定の処理の実行が制限される。
【選択図】図4
Description
本発明は、複写機やプリンタ、スキャナなどの画像処理装置及びその制御方法に関し、特に、機密情報を保護するための技術に関する。
近年、機密情報の漏洩を防止するための機能を備える複写機、スキャナなどの画像処理装置が利用されるようになってきている。例えば、特許文献1には、予め定める文字や記号、地紋が印字された文書の複写が制限される複写機が開示されている。
特開2005−184497号公報
しかしながら、上記従来の画像処理装置では、機密情報の保護の観点において、十分な措置が取られているとは言えなかった。例えば、機密文書に上述した記号が印字されている場合であっても、当該記号が印字された箇所を被覆することで、容易に機密文書を複写することが可能となる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、より高度に機密情報を保護することができる画像処理装置、及びその制御方法を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る画像処理装置は、所定の定型画像を表す定型画像データを予め保持する定型画像記憶手段と、画像データを取得する取得手段と、前記画像データに前記定型画像データが含まれるか否かを判定する判定手段と、前記画像データに基づく所定の処理を実行する処理手段と、を備え、前記画像データに前記定型画像データが含まれない場合には、前記処理手段による前記所定の処理の実行は制限される。
また、上記課題を解決するために本発明に係る制御方法は、所定の定型画像を表す定型画像データを予め保持する画像処理装置を制御する方法であって、画像データを取得する取得ステップと、前記画像データに前記定型画像データが含まれるか否かを判定する判定ステップと、前記画像データに基づく所定の処理を実行する処理ステップと、を含み、前記画像データに前記定型画像データが含まれない場合には、前記処理ステップにおける前記所定の処理の実行は制限される。
本発明によれば、画像処理装置の処理に供される画像データが定型画像データを含んでいない場合には、当該画像データに基づく処理が実行されない。これによって、定型画像データを所有していないユーザによる画像処理装置の使用が制限され、当該ユーザによる機密情報の略取が抑制される。なお、所定の処理は、例えば、画像データに基づく用紙への画像形成や、画像データの他の情報処理装置への送信、画像データに対する画像処理などである。また、管理情報は、例えば、画像データの取得日時や、ユーザを識別するID情報、各画像データに対応して付されるID情報などを含む。
本発明の一態様では、前記定型画像データを含む前記画像データの取得頻度を示す履歴情報を保持する履歴情報記憶手段と、前記定型画像データを含む前記画像データが取得される度に前記履歴情報を更新し、前記定型画像データを含む前記画像データの取得頻度を計数する計数手段と、をさらに備え、前記定型画像記憶手段は、複数種類の前記定型画像データを予め保持し、前記計数手段は、前記定型画像データの種類毎に前記取得頻度を計数し、前記判定手段は、前記取得頻度に応じた順序で前記複数種類の定型画像データのいずれかが前記画像データに含まれるか否かを判定する。
この態様によれば、画像処理装置が、予め複数種類の定型画像データを保持している場合に、画像データが定型画像データを含んでいるか否かの判定をより効率的に行うことが出来る。例えば、過去に取得された画像データに含まれていた回数が最も多い定型画像データから順番に判定処理を行うことができる。
本発明の一態様によれば、前記画像データに対応するID情報を含む管理情報を取得する管理情報取得手段をさらに備え、前記画像データに対応するID情報が、前記取得手段によって取得された他の画像データのID情報と重複する場合には、前記処理手段による前記所定の処理の実行が制限される。
この態様によれば、各画像データを識別する原稿ID情報が、複数の画像データに重複して付されることが抑制されるので、より厳格に機密情報を管理することができる。
本発明の一態様によれば、前記画像データが前記定型画像データを含む場合に、当該画像データの少なくとも一部を管理画像データとして抽出する抽出手段と、前記管理画像データを、前記管理情報に対応付けて記憶する管理画像記憶手段と、をさらに備える。
この態様によれば、管理情報とともに管理画像データを記憶するので、より厳格に機密情報が管理できるようになる。例えば、機密情報の漏洩が発覚した場合に、当該機密情報が本画像処理装置における処理に供されたか否かが判断でき、本画像処理装置の処理に供されたものである場合には、その日時、ユーザなどが特定される。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態である画像処理装置1の構成ブロック図である。画像処理装置1は、制御部11、記憶部12と、取得部13と、画像形成部14と、表示部15と、操作部16とを備えている。画像処理装置1は、例えば複写機であり、原稿画像を読み取って生成した原稿画像データに基づいて用紙への画像形成など所定の処理を実行する。
取得部13は、例えば、スキャナであり、CCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子によって原稿画像を読み取って、各画素の階調値を原稿画像データとして制御部11に出力する。
画像形成部14は、例えば電子写真式プリンタなどのプリンタエンジンであり、制御部11から入力される画像データに応じて、用紙上にトナー画像を形成する。
記憶部12は、例えば、ROM(Read Only Memory)や、フラッシュメモリ、ハードディスクなどを含んでいる。記憶部12は、制御部11が実行するプログラムを記憶するとともに、制御部11のワークメモリとしても機能する。
本実施の形態では、記憶部12には、複数種類の定型画像を表す定型画像データが予め格納されている。定型画像は、例えば、用紙上の文字の記載位置を文書作成者に案内するフォームや、絵柄や文字を描く範囲を案内する地模様などである。図2は、定型画像の例を示す図である。図2(a)の例では、用紙の周縁部に定型画像としての枠が描かれている。図2(b)の例では、用紙の上部に定型画像としての矩形が描かれている。なお、これらの定型画像には、定型画像の種類を識別するための定型画像識別情報(ここでは、「aaa」及び「bbb」)が記される定型画像識別領域と、原稿ID情報が記される原稿ID領域とが設けられている。この原稿ID情報は、例えば、各原稿画像に対応して付されるID番号である。
また、記憶部12は、定型画像を含む原稿画像が取得部13によって読み取られる回数示す履歴情報を、定型画像毎に保持している。図3は、履歴情報が格納された履歴テーブルの例を示す図である。この履歴テーブルでは、定型画像の定型画像識別情報に対応付けて、当該定型画像を含む原稿画像が読み取られた回数を示す履歴情報が格納されている。
制御部11は、例えば、CPU(Central Processing Unit)を含み、記憶部12に格納されているプログラムを実行し、画像処理装置1の全体を制御する。本実施の形態では、特に、取得部13が読み取った原稿画像に定型画像が含まれるか否かを判定し、その判定結果に応じて、原稿画像データに基づく所定の処理を選択的に実行する。この所定の処理は、例えば、原稿画像データに基づく画像を用紙上に形成する処理、すなわち原稿画像の複写に係る処理である。制御部11が実行する処理ついては後において詳細に説明する。
操作部16は、例えば、操作ボタンやタッチパネルであり、ユーザの操作内容を制御部11に出力する。
表示部15は、例えば、ディスプレイであり、制御部11から入力される指示に従ってユーザに対して情報を提示する。
ここで、制御部11が実行する処理について詳細に説明する。図4は、制御部11の機能ブロック図である。制御部11は、機能的には、判定部11aと、計数部11bと、管理情報取得部11cと、抽出格納部11dと、処理制御部11eと、画像読み出し部11fとを含んでいる。
判定部11aは、複数種類の定型画像データのいずれかが、取得部13から入力された原稿画像データに含まれているか否かを判定する。判定部11aは、過去に取得された原稿画像データに含まれていた回数に応じた順序で、判定対象とする定型画像データを順番に選択する。具体的には、判定部11aは、記憶部12に格納される履歴テーブルを参照して、原稿画像データに含まれる回数が最も多かった定型画像データを最初に選択する。そして、当該選択された定型画像データが原稿画像データに含まれているか否かを判定し、当該定型画像データが含まれていない場合には、次に回数の多い定型画像データを判定の対象とする。
例えば、図3の履歴テーブルでは、定型画像識別情報「aaa」の定型画像の取得回数が最も多いので、当該定型画像が最初に判定対象として選択される。そして、当該定型画像が原稿画像に含まれていない場合には、次に回数の多い定型画像(ここでは、定型画像識別情報「bbb」の定型画像)が選択され、原稿画像に含まれているが否かが判定される。
定型画像データが含まれるか否かの判定は、例えば、次のように実行される。まず、判定部11aは、原稿画像データを2値画像化し、2値化された原稿画像データにおいて有意な画素(例えば、オン画素)が連なる領域を連結画素領域として抽出する。次に、判定部11aは、抽出された連結画素領域の画像が定型画像と一致するか否かを判定する。例えば、判定部11aは、連結画素領域の画素と、それに対応する定型画像の画素の階調値との差が、0又は所定の範囲内であるか否かを判定する。そして、全ての画素の階調値の差が、0又は所定の範囲内であれば、当該連結画素領域の画像が定型画像と一致すると判断する。判定部11aは、複数の連結画素領域が存在する場合には、各連結画素領域についてこの処理を実行する。そして、定型画像と一致する連結画素領域(以下、定型画像領域とする)が原稿画像に存在する場合には、原稿画像データに定型画像データが含まれていると判断する。
なお、判定部11aは、各連結画素領域の特徴量(例えば、面積や周囲長など)と、定型画像の特徴量とが一致するか否かを判定してもよい。そして、一致する連結画素領域が存在する場合には、原稿画像データに定型画像データが含まれると判断してもよい。また、判定部11aは、予め原稿画像データに対して階調補正や、ノイズ除去、エッジ強調などの補正処理を行い、補正処理後の原稿画像データから連結画像領域を抽出してもよい。また、定型画像に描かれる図形や線、文字に応じて、他の画像処理を実行してもよい。例えば、判定部11aは、原稿画像の線を1画素の線に変換する細線化処理や、図形や文字の輪郭を全体的に膨張させる膨張処理などを実行することで、判定の正確性を向上してもよい。
計数部11bは、定型画像データを含む原稿画像データが取得部13から入力される度に履歴情報を更新することで、定型画像データを含む原稿画像データの取得回数を計数する。ここで、履歴情報は、上述したように、定型画像を含む原稿画像が取得部13によって読み取られる回数を示す情報であり、上述した履歴テーブルに格納されている。計数部11bは、判定部11aにおいて定型画像データが含まれていると判定される度に、当該定型画像データの履歴情報を増加させ、定型画像データ毎の取得回数を計数する。
管理情報取得部11cは、原稿画像データに定型画像データが含まれている場合に、原稿画像に関する管理情報を取得する。ここで、管理情報は、例えば、各ユーザを識別するID情報や、原稿画像が読み取られた日時の情報、各原稿画像を識別する原稿ID情報、原稿画像が含む定型画像の種類に対応した定型画像識別情報などである。この管理情報は、後述する抽出格納部11dの処理によって、原稿画像データの一部とともに、記憶部12に格納される。
管理情報取得部11cは、例えば、ユーザの操作によって操作部16から入力されるユーザのID情報を取得する。また、管理情報取得部11cは、例えば、予め日時を計時しておいて、取得部13が原稿画像を読み取った時刻又は日を日時情報として取得する。また、管理情報取得部11cは、原稿画像の定型画像識別領域に記された定型画像識別情報、及び原稿ID領域に記された原稿ID情報を認識し取得する。なお、管理情報取得部11cは、公知の文字認識処理によって原稿ID情報や定型画像識別情報を認識する。
抽出格納部11dは、原稿画像データに定型画像データが含まれている場合に、当該原稿画像データの一部(以下、管理画像データとする)を抽出し、管理情報に対応付けて記憶部12に格納する。具体的には、原稿画像における定型画像領域以外の領域(以下、非定型画像領域とする)の階調値のデータを非定型画像データとして原稿画像データから分離する。そして、非定型画像領域の少なくとも一部の領域を選択し、当該選択された領域の画素値のデータを管理画像データとして抽出する。ここで、選択される領域は、非定型画像領域において予め定められる領域(例えば、中心部の所定形状の領域)であってもよいし、所定の条件に合致する領域であってもよい。例えば、階調値が予め定める範囲内である領域を選択してもよい。なお、抽出格納部11dは、非定型画像領域の全域の階調値を管理画像データとしてもよい。
図5は、抽出格納部11dの処理の過程で生成される画像データを説明するための図である。図5(a)は予め定める定型画像の例を示す図である。同図には用紙の上部に定型画像としての矩形が描かれている。なお、この定型画像には原稿ID領域と、定型画像識別領域とが設けられている。図5(b)は、取得部13に読み取られる原稿画像の例を示す図である。同図には、図5(a)の定型画像とともに、絵柄と文字とが描かれている。なお、図5(b)では、原稿ID領域に原稿ID情報が記されている。
上述したように、抽出格納部11dは、原稿画像データから非定型画像データを分離する。図5(c)は、非定型画像データの例が表す図である。図5(c)には、図5(b)の原稿画像から矩形の定型画像が消去された結果、非定型画像領域に非定型画像データが表す絵柄及び文字が描かれている。
また、上述したように、抽出格納部11dは、非定型画像データから管理画像データを抽出する。図5(d)は、管理画像データの例が表す図である。抽出格納部11dが図5(c)の絵柄と文字のうち、画像中央部に描かれていた絵柄の画像データを管理画像データとして選択した結果、図5(d)には当該絵柄のみが描かれている。なお、上述したように、抽出格納部11dは、図5(d)の絵柄を表す管理画像データに替えて、図5(c)の絵柄と文字を表す非定型画像データを管理画像データとして抽出してもよい。
処理制御部11eは、原稿画像データが定型画像データを含む場合には、原稿画像データに基づく画像を用紙上に形成する、すなわち原稿画像の複写に係る処理を実行する。複写に係る処理においては、処理制御部11eは、原稿画像データに基づいて画像形成部14を駆動させるための信号を生成し、該信号を画像形成部14に出力する。一方、定型画像データが含まれない場合には、原稿画像データに基づく画像形成を行うことなく、例えば、定型画像が描かれる用紙の使用をユーザに促すメッセージを表示部15に表示する。
また、処理制御部11eは、判定部11aの判定結果に応じて、他の処理を選択的に実行してもよい。例えば、取得部13によって、カラーの原稿画像が定型画像を含む場合には、処理制御部11eは、原稿画像データに基づいて用紙上にカラー画像を形成する。一方、カラーの原稿画像が定型画像を含んでいない場合には、例えば、原稿画像データをグレースケールの画像として用紙上に形成してもよい。
また、処理制御部11eは、原稿画像の原稿ID情報が、過去に読み取られた他の原稿画像に重複して付されている場合には、当該原稿画像の複写を制限してもよい。この場合の処理は、例えば、次のように実行される。
処理制御部11eは、原稿画像データが定型画像データを含むと判定されると、原稿画像の原稿ID領域に記された原稿ID情報を認識し取得する。そして、既に記憶部12に格納されている管理画像データの中から、当該原稿ID情報と同じ原稿ID情報が対応付けられた管理画像データを検索する。その結果、同じ原稿ID情報の管理画像データが検出された場合には、この検出された管理画像データと、抽出格納部11dによって抽出された管理画像データとが同じものであるか否かを判定する。ここで、これらの管理画像データが相違する場合には、同じ原稿ID番号が、異なる原稿画像に重複して付されたものと判断して、原稿画像の複写を行わず、例えば、原稿ID情報が重複して付されている旨のメッセージを表示部15に表示する。一方、これらの管理画像データが同じである場合には、1つの原稿画像が再び複写に供されたものと判断して、原稿画像の複写を行う。
画像読み出し部11fは、ユーザが原稿ID情報を指定して原稿画像データの読み出しを指示した場合に、記憶部12から管理情報及び管理画像データを読み出し、表示部15に表示する。具体的には、画像読み出し部11fは、指示を受けた原稿ID情報に対応付けられる管理画像データ、及び定型画像識別情報を記憶部12から読み出す。そして、当該定型画像識別情報に対応する定型画像、及び当該管理画像データに基づいて表される画像を、表示部15に表示する。なお、抽出格納部11dの処理によって非定型画像データが管理画像データとして記憶部12に格納されている場合には、画像読み出し部11fは管理画像データによって表される画像と、定型画像とを合成して表示してもよい。これによって、元の原稿画像と同じ画像が表示部15に表示される。
ここで、制御部11が実行する処理の例について、図6に示すフローチャート図に基づいて説明する。
取得部13から原稿画像データが入力されると、判定部11aは、複数種類の定型画像データのいずれかが当該原稿画像データに含まれるか否かを判定する(S101)。この処理において、判定部11aは、過去に取得した原稿画像データに含まれていた回数に応じた順序で定型画像データを選択し、当該選択された定型画像データが原稿画像データに含まれるか否かを順次判定する。ここで、いずれの定型画像データも含まれていない場合には、処理制御部11eは、原稿画像が定型画像を含むものでないため複写を実行しない旨を、表示部15に表示する(S102)。
一方、定型画像データが含まれている場合には、計数部11bは、履歴テーブルにおいて、当該定型画像データの取得回数を示す履歴情報を1だけ増加させて更新する(S103)。また、管理情報取得部11cは、原稿画像に関する管理情報を取得する(S104)。ここで、管理情報は、各ユーザを識別するID情報や、原稿画像データが取得された日時情報、各原稿画像を識別する原稿ID情報、原稿画像が含む定型画像の種類に対応した定型画像識別情報である。
次に、抽出格納部11dは、原稿画像データの一部を管理画像データとして抽出し、管理情報に対応付けて記憶部12に格納する(S105)。ここで、管理画像データは、原稿画像データにおける非定型画像データ、又は非定型画像データの一部である。そして、処理制御部11eは、原稿画像データに基づいて画像形成部14を駆動させるための信号を生成し、該信号を画像形成部14に出力することで、原稿画像を複写する(S106)。
なお、上述したように、処理制御部11eは、S106において原稿画像データに基づく画像形成を実行する前に、原稿画像に対応付けられた原稿ID情報が、他の原稿画像に重複して付されていないかどうかを判定してもよい。そして、重複して付されていない場合にのみ、当該原稿画像データに基づく画像形成を実行してもよい。
以上説明した画像処理装置1によれば、定型画像を含む原稿画像についてのみ複写を行うので、定型画像が描画された用紙を所有しないユーザによる複写が制限され、機密情報の漏洩が抑制される。
なお、以上の説明では、画像処理装置1は複写機であるものとして説明したが、プリンタ、スキャナなどであってもよい。例えば、画像処理装置1がプリンタである場合において、原稿画像データに定型画像データが含まれない場合には、当該原稿画像データに基づく画像が描かれた用紙の出力が制限されてもよい。また、例えば、画像処理装置1がスキャナである場合において、原稿画像データに定型画像データが含まれない場合には、当該原稿画像データの他の情報処理装置への出力が制限されてもよい。
1 画像処理装置、11 制御部、12 記憶部、13 取得部、14 画像形成部、15 表示部、16 操作部。
Claims (5)
- 所定の定型画像を表す定型画像データを予め保持する定型画像記憶手段と、
画像データを取得する取得手段と、
前記画像データに前記定型画像データが含まれるか否かを判定する判定手段と、
前記画像データに基づく所定の処理を実行する処理手段と、を備え、
前記画像データに前記定型画像データが含まれない場合には、前記処理手段による前記所定の処理の実行は制限される、
ことを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1に記載の画像処理装置において、
前記定型画像データを含む前記画像データの取得頻度を示す履歴情報を保持する履歴情報記憶手段と、
前記定型画像データを含む前記画像データが取得される度に前記履歴情報を更新し、前記定型画像データを含む前記画像データの取得頻度を計数する計数手段と、をさらに備え、
前記定型画像記憶手段は、複数種類の前記定型画像データを予め保持し、
前記計数手段は、前記定型画像データの種類毎に前記取得頻度を計数し、
前記判定手段は、前記取得頻度に応じた順序で前記複数種類の定型画像データのいずれかが前記画像データに含まれるか否かを判定する、
ことを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1または2に記載の画像処理装置において、
前記画像データに対応するID情報を含む管理情報を取得する管理情報取得手段をさらに備え、
前記画像データに対応するID情報が、前記取得手段によって取得された他の画像データのID情報と重複する場合には、前記処理手段による前記所定の処理の実行が制限される、
ことを特徴とする画像処理装置。 - 請求項3に記載の画像処理装置において、
前記画像データが前記定型画像データを含む場合に、当該画像データの少なくとも一部を管理画像データとして抽出する抽出手段と、
前記管理画像データを、前記管理情報に対応付けて記憶する管理画像記憶手段と、をさらに備える、
ことを特徴とする画像処理装置。 - 所定の定型画像を表す定型画像データを予め保持する画像処理装置を制御する方法であって、
画像データを取得する取得ステップと、
前記画像データに前記定型画像データが含まれるか否かを判定する判定ステップと、
前記画像データに基づく所定の処理を実行する処理ステップと、を含み、
前記画像データに前記定型画像データが含まれない場合には、前記処理ステップにおける前記所定の処理の実行は制限される、
ことを特徴とする制御方法。
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